JPH05328094A - 画像処理方法及びその装置 - Google Patents
画像処理方法及びその装置Info
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- JPH05328094A JPH05328094A JP4160200A JP16020092A JPH05328094A JP H05328094 A JPH05328094 A JP H05328094A JP 4160200 A JP4160200 A JP 4160200A JP 16020092 A JP16020092 A JP 16020092A JP H05328094 A JPH05328094 A JP H05328094A
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING OR CALCULATING; COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T11/00—2D [Two Dimensional] image generation
- G06T11/40—Filling a planar surface by adding surface attributes, e.g. colour or texture
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING OR CALCULATING; COUNTING
- G06V—IMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
- G06V30/00—Character recognition; Recognising digital ink; Document-oriented image-based pattern recognition
- G06V30/10—Character recognition
- G06V30/14—Image acquisition
- G06V30/1444—Selective acquisition, locating or processing of specific regions, e.g. highlighted text, fiducial marks or predetermined fields
- G06V30/1448—Selective acquisition, locating or processing of specific regions, e.g. highlighted text, fiducial marks or predetermined fields based on markings or identifiers characterising the document or the area
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- G—PHYSICS
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- G06V—IMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
- G06V30/00—Character recognition; Recognising digital ink; Document-oriented image-based pattern recognition
- G06V30/10—Character recognition
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- General Physics & Mathematics (AREA)
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- Image Analysis (AREA)
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 閉ループの内側と外側を確実に判定する。
【構成】 処理対象画素を含む周辺画素から成る第1の
ウインドウで主走査方向の第1の方向で走査し,画像デ
ータのパターンマッチングを行って処理対象画素が閉ル
ープ内であるか否かを示す第1の候補フラグを生成し,
次に,処理対象画素を含む周辺画素から成る第2のウイ
ンドウで主走査方向の第2の方向で走査し,画像データ
のパターンマッチングを行って処理対象画素が閉ループ
内であるか否かを示す第2の候補フラグを生成し,その
後,画像データと第1の候補フラグ及び(或いは)第2
の候補フラグとに基づいて,処理対象画素が閉ループ内
であるか否かを判別する。
ウインドウで主走査方向の第1の方向で走査し,画像デ
ータのパターンマッチングを行って処理対象画素が閉ル
ープ内であるか否かを示す第1の候補フラグを生成し,
次に,処理対象画素を含む周辺画素から成る第2のウイ
ンドウで主走査方向の第2の方向で走査し,画像データ
のパターンマッチングを行って処理対象画素が閉ループ
内であるか否かを示す第2の候補フラグを生成し,その
後,画像データと第1の候補フラグ及び(或いは)第2
の候補フラグとに基づいて,処理対象画素が閉ループ内
であるか否かを判別する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,デジタルコピー,ファ
クシミリ,イメージスキャナー,プリンター等に利用さ
れる画像処理方法及びその装置に関し,より詳細には,
画像データ中の閉ループを検出し,閉ループ内塗りつぶ
し信号等を発生する画像処理方法及びその装置に関す
る。
クシミリ,イメージスキャナー,プリンター等に利用さ
れる画像処理方法及びその装置に関し,より詳細には,
画像データ中の閉ループを検出し,閉ループ内塗りつぶ
し信号等を発生する画像処理方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年,画像処理技術の発展が目覚まし
く,複写機,ファクシミリ装置等の画像処理装置におい
ても,単に画像を複写或いは転送するだけでなく,画像
編集を行えるようにした装置が種々提案されている。こ
の種の画像編集機能の1つとして,例えば,カラーフェ
ルトペンを用いて原稿画像上に領域指定用のマークを記
載し,該マークで指定された領域に対してトリミング或
いはマスキング等の画像処理を施すものがある。
く,複写機,ファクシミリ装置等の画像処理装置におい
ても,単に画像を複写或いは転送するだけでなく,画像
編集を行えるようにした装置が種々提案されている。こ
の種の画像編集機能の1つとして,例えば,カラーフェ
ルトペンを用いて原稿画像上に領域指定用のマークを記
載し,該マークで指定された領域に対してトリミング或
いはマスキング等の画像処理を施すものがある。
【0003】このような画像処理装置では,一定濃度範
囲で描かれた領域指定用のマークを検出し,該マークで
囲まれた領域(以下,閉ループ内と記載する)に対応す
るマークエリア信号を生成し,このマークエリア信号に
基づいて,閉ループ内或いは閉ループ外を区別して,種
々の画像処理を実現している。
囲で描かれた領域指定用のマークを検出し,該マークで
囲まれた領域(以下,閉ループ内と記載する)に対応す
るマークエリア信号を生成し,このマークエリア信号に
基づいて,閉ループ内或いは閉ループ外を区別して,種
々の画像処理を実現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
画像処理方法及びその装置によれば,図53(a)に示
すように,主・副走査方向に対して,A方向,B方向,
C方向の何れの方向からも閉ループの影になって見えな
い部分は閉ループ内と見なされるという問題点があっ
た。
画像処理方法及びその装置によれば,図53(a)に示
すように,主・副走査方向に対して,A方向,B方向,
C方向の何れの方向からも閉ループの影になって見えな
い部分は閉ループ内と見なされるという問題点があっ
た。
【0005】また,図53(b)に示すように,2重の
閉ループ(マーク1及びマーク2)がある場合,内側の
閉ループは無視されて,外側の閉ループ内の全てが閉ル
ープ内と見なされるという問題点もあった。
閉ループ(マーク1及びマーク2)がある場合,内側の
閉ループは無視されて,外側の閉ループ内の全てが閉ル
ープ内と見なされるという問題点もあった。
【0006】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,閉ループの内側と外側を確実に判定できることを目
的とする。
て,閉ループの内側と外側を確実に判定できることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために,画像データ中の処理対象画素が閉ループ
内であるか否かを判定する画像処理方法において,処理
対象画素を含む周辺画素から成る第1のウインドウで主
走査方向の第1の方向で走査し,画像データのパターン
マッチングを行って処理対象画素が閉ループ内であるか
否かを示す第1の候補フラグを生成し,次に,処理対象
画素を含む周辺画素から成る第2のウインドウで主走査
方向の第2の方向で走査し,画像データのパターンマッ
チングを行って処理対象画素が閉ループ内であるか否か
を示す第2の候補フラグを生成し,その後,画像データ
と第1の候補フラグ及び(或いは)第2の候補フラグと
に基づいて,処理対象画素が閉ループ内であるか否かを
判別する画像処理方法を提供するものである。
成するために,画像データ中の処理対象画素が閉ループ
内であるか否かを判定する画像処理方法において,処理
対象画素を含む周辺画素から成る第1のウインドウで主
走査方向の第1の方向で走査し,画像データのパターン
マッチングを行って処理対象画素が閉ループ内であるか
否かを示す第1の候補フラグを生成し,次に,処理対象
画素を含む周辺画素から成る第2のウインドウで主走査
方向の第2の方向で走査し,画像データのパターンマッ
チングを行って処理対象画素が閉ループ内であるか否か
を示す第2の候補フラグを生成し,その後,画像データ
と第1の候補フラグ及び(或いは)第2の候補フラグと
に基づいて,処理対象画素が閉ループ内であるか否かを
判別する画像処理方法を提供するものである。
【0008】尚,前述した第1或いは第2のウインドウ
において特定パターンとマッチングした場合には,処理
対象画素の第2或いは第1の候補フラグと,処理対象画
素に隣接する画素の第1或いは第2の候補フラグとが一
致するか否かを判別し,判別結果に基づいて,処理対象
画素の第1或いは第2の候補フラグを決定することが望
ましい。或いは,第1或いは第2のウインドウにおいて
特定パターンとマッチングした場合には,第1或いは第
2のウインドウの走査方向について処理対象画素の1つ
手前の画素の第1或いは第2の候補フラグと,副走査方
向について処理対象画素の1つ手前の画素の第2或いは
第1の候補フラグとが一致するか否かを判別し,判別結
果に基づいて,処理対象画素の第1或いは第2の候補フ
ラグを決定することが望ましい。
において特定パターンとマッチングした場合には,処理
対象画素の第2或いは第1の候補フラグと,処理対象画
素に隣接する画素の第1或いは第2の候補フラグとが一
致するか否かを判別し,判別結果に基づいて,処理対象
画素の第1或いは第2の候補フラグを決定することが望
ましい。或いは,第1或いは第2のウインドウにおいて
特定パターンとマッチングした場合には,第1或いは第
2のウインドウの走査方向について処理対象画素の1つ
手前の画素の第1或いは第2の候補フラグと,副走査方
向について処理対象画素の1つ手前の画素の第2或いは
第1の候補フラグとが一致するか否かを判別し,判別結
果に基づいて,処理対象画素の第1或いは第2の候補フ
ラグを決定することが望ましい。
【0009】また,処理対象画素が閉ループ内であるか
否かの判別結果に基づいて,閉ループ内塗りつぶし信
号,閉ループ外塗りつぶし信号,閉ループ内領域信号,
閉ループ外領域信号のうち少なくとも1つの信号を生成
することが望ましい。また,副走査方向に連続する同じ
値の第1或いは第2の候補フラグの個数を連続個数情報
として計数し,処理対象画素の第1或いは第2の候補フ
ラグに従属させて保持し,第1或いは第2のウインドウ
において特定パターンとマッチングした場合には,処理
対象画素の走査方向に1つ手前の画素の第1或いは第2
の候補フラグに付属する連続個数情報と,処理対象画素
の副走査方向に1つ手前の画素の第1或いは第2の候補
フラグに付属する連続個数情報との比較結果に基づい
て,処理対象画素の第1或いは第2の候補フラグの値を
決定することが望ましい。
否かの判別結果に基づいて,閉ループ内塗りつぶし信
号,閉ループ外塗りつぶし信号,閉ループ内領域信号,
閉ループ外領域信号のうち少なくとも1つの信号を生成
することが望ましい。また,副走査方向に連続する同じ
値の第1或いは第2の候補フラグの個数を連続個数情報
として計数し,処理対象画素の第1或いは第2の候補フ
ラグに従属させて保持し,第1或いは第2のウインドウ
において特定パターンとマッチングした場合には,処理
対象画素の走査方向に1つ手前の画素の第1或いは第2
の候補フラグに付属する連続個数情報と,処理対象画素
の副走査方向に1つ手前の画素の第1或いは第2の候補
フラグに付属する連続個数情報との比較結果に基づい
て,処理対象画素の第1或いは第2の候補フラグの値を
決定することが望ましい。
【0010】また,本発明は上記の目的を達成するため
に,画像データ中の処理対象画素が閉ループ内であるか
否かを判定する画像処理方法において,処理対象画素を
含む周辺画素から成る第1のウインドウで主走査方向の
第1の方向で走査し,画像データのパターンマッチング
を行って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを示す
第1の候補フラグを生成し,次に,処理対象画素を含む
周辺画素から成る第2のウインドウで主走査方向の第2
の方向で走査し,画像データのパターンマッチングを行
って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを示す第2
の候補フラグを生成し,続いて,第1及び第2の候補フ
ラグとに基づいて,処理対象画素が閉ループ内であるか
否かを示す第3の候補フラグを生成し,その後,画像デ
ータと第3の候補フラグとに基づいて,処理対象画素が
閉ループ内であるか否かを判別する画像処理方法を提供
するものである。尚,処理対象画素が閉ループ内である
か否かの判別結果に基づいて,閉ループ内塗りつぶし信
号,閉ループ外塗りつぶし信号,閉ループ内領域信号,
閉ループ外領域信号のうち少なくとも1つの信号を生成
することが望ましい。
に,画像データ中の処理対象画素が閉ループ内であるか
否かを判定する画像処理方法において,処理対象画素を
含む周辺画素から成る第1のウインドウで主走査方向の
第1の方向で走査し,画像データのパターンマッチング
を行って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを示す
第1の候補フラグを生成し,次に,処理対象画素を含む
周辺画素から成る第2のウインドウで主走査方向の第2
の方向で走査し,画像データのパターンマッチングを行
って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを示す第2
の候補フラグを生成し,続いて,第1及び第2の候補フ
ラグとに基づいて,処理対象画素が閉ループ内であるか
否かを示す第3の候補フラグを生成し,その後,画像デ
ータと第3の候補フラグとに基づいて,処理対象画素が
閉ループ内であるか否かを判別する画像処理方法を提供
するものである。尚,処理対象画素が閉ループ内である
か否かの判別結果に基づいて,閉ループ内塗りつぶし信
号,閉ループ外塗りつぶし信号,閉ループ内領域信号,
閉ループ外領域信号のうち少なくとも1つの信号を生成
することが望ましい。
【0011】また,本発明は上記の目的を達成するため
に,画像データ中の処理対象画素が閉ループ内であるか
否かを判定する画像処理装置において,処理対象画素を
含む周辺画素から成る第1のウインドウで主走査方向の
第1の方向で走査し,画像データのパターンマッチング
を行って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを示す
第1の候補フラグを生成する第1候補フラグ生成手段
と,処理対象画素を含む周辺画素から成る第2のウイン
ドウで主走査方向の第2の方向で走査し,画像データの
パターンマッチングを行って処理対象画素が閉ループ内
であるか否かを示す第2の候補フラグを生成する第2候
補フラグ生成手段と,画像データと第1の候補フラグ及
び(或いは)第2の候補フラグとに基づいて,処理対象
画素が閉ループ内であるか否かを判別し,閉ループ内信
号或いは閉ループ外信号を発生する判別手段と,閉ルー
プ内信号或いは閉ループ外信号に基づいて,閉ループ内
或いは閉ループ外を塗りつぶした画像を記録する画像記
録手段とを備えた画像処理装置を提供するものである。
に,画像データ中の処理対象画素が閉ループ内であるか
否かを判定する画像処理装置において,処理対象画素を
含む周辺画素から成る第1のウインドウで主走査方向の
第1の方向で走査し,画像データのパターンマッチング
を行って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを示す
第1の候補フラグを生成する第1候補フラグ生成手段
と,処理対象画素を含む周辺画素から成る第2のウイン
ドウで主走査方向の第2の方向で走査し,画像データの
パターンマッチングを行って処理対象画素が閉ループ内
であるか否かを示す第2の候補フラグを生成する第2候
補フラグ生成手段と,画像データと第1の候補フラグ及
び(或いは)第2の候補フラグとに基づいて,処理対象
画素が閉ループ内であるか否かを判別し,閉ループ内信
号或いは閉ループ外信号を発生する判別手段と,閉ルー
プ内信号或いは閉ループ外信号に基づいて,閉ループ内
或いは閉ループ外を塗りつぶした画像を記録する画像記
録手段とを備えた画像処理装置を提供するものである。
【0012】尚,前述した構成に加えて,第1或いは第
2の候補フラグに付属して,副走査方向に同じ値が連続
した第1或いは第2の候補フラグの個数を計数した連続
個数情報を生成する連続個数生成手段を備え,第1或い
は第2候補フラグ生成手段は,ウインドウにおいて特定
パターンとマッチングした場合,処理対象画素の走査方
向に1つ手前の画素の第1或いは第2の候補フラグに付
属する連続個数情報と,処理対象画素の副走査方向に1
つ手前の画素の第1或いは第2の候補フラグに付属する
連続個数情報との比較結果に基づいて,処理対象画素の
第1或いは第2の候補フラグの値を決定することが望ま
しい。
2の候補フラグに付属して,副走査方向に同じ値が連続
した第1或いは第2の候補フラグの個数を計数した連続
個数情報を生成する連続個数生成手段を備え,第1或い
は第2候補フラグ生成手段は,ウインドウにおいて特定
パターンとマッチングした場合,処理対象画素の走査方
向に1つ手前の画素の第1或いは第2の候補フラグに付
属する連続個数情報と,処理対象画素の副走査方向に1
つ手前の画素の第1或いは第2の候補フラグに付属する
連続個数情報との比較結果に基づいて,処理対象画素の
第1或いは第2の候補フラグの値を決定することが望ま
しい。
【0013】また,本発明は上記の目的を達成するため
に,画像データ中の処理対象画素が閉ループ内であるか
否かを判定する画像処理装置において,処理対象画素を
含む周辺画素から成る第1のウインドウで主走査方向の
第1の方向で走査し,画像データのパターンマッチング
を行って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを示す
第1の候補フラグを生成する第1候補フラグ生成手段
と,処理対象画素を含む周辺画素から成る第2のウイン
ドウで主走査方向の第2の方向で走査し,画像データの
パターンマッチングを行って処理対象画素が閉ループ内
であるか否かを示す第2の候補フラグを生成する第2候
補フラグ生成手段と,画像データと第1の候補フラグ及
び(或いは)第2の候補フラグとに基づいて,処理対象
画素が閉ループ内であるか否かを判別し,閉ループ内信
号或いは閉ループ外信号を発生する判別手段と,画像パ
ターンを発生するパターン発生手段と,閉ループ内信号
或いは閉ループ外信号,及び,画像パターンとに基づい
て,閉ループ内或いは閉ループ外を画像パターンで塗り
つぶした画像を記録する画像記録手段とを備えた画像処
理装置を提供するものである。
に,画像データ中の処理対象画素が閉ループ内であるか
否かを判定する画像処理装置において,処理対象画素を
含む周辺画素から成る第1のウインドウで主走査方向の
第1の方向で走査し,画像データのパターンマッチング
を行って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを示す
第1の候補フラグを生成する第1候補フラグ生成手段
と,処理対象画素を含む周辺画素から成る第2のウイン
ドウで主走査方向の第2の方向で走査し,画像データの
パターンマッチングを行って処理対象画素が閉ループ内
であるか否かを示す第2の候補フラグを生成する第2候
補フラグ生成手段と,画像データと第1の候補フラグ及
び(或いは)第2の候補フラグとに基づいて,処理対象
画素が閉ループ内であるか否かを判別し,閉ループ内信
号或いは閉ループ外信号を発生する判別手段と,画像パ
ターンを発生するパターン発生手段と,閉ループ内信号
或いは閉ループ外信号,及び,画像パターンとに基づい
て,閉ループ内或いは閉ループ外を画像パターンで塗り
つぶした画像を記録する画像記録手段とを備えた画像処
理装置を提供するものである。
【0014】また,本発明は上記の目的を達成するため
に,画像データ中の処理対象画素が閉ループ内であるか
否かを判定する画像処理装置において,処理対象画素を
含む周辺画素から成る第1のウインドウで主走査方向の
第1の方向で走査し,画像データのパターンマッチング
を行って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを示す
第1の候補フラグを生成する第1候補フラグ生成手段
と,処理対象画素を含む周辺画素から成る第2のウイン
ドウで主走査方向の第2の方向で走査し,画像データの
パターンマッチングを行って処理対象画素が閉ループ内
であるか否かを示す第2の候補フラグを生成する第2候
補フラグ生成手段と,画像データと第1の候補フラグ及
び(或いは)第2の候補フラグとに基づいて,処理対象
画素が閉ループ内であるか否かを判別し,閉ループ内信
号或いは閉ループ外信号を発生する判別手段と,閉ルー
プ内信号或いは閉ループ外信号に基づいて,閉ループ内
或いは閉ループ外を特定の色で塗りつぶした画像を記録
するカラー画像記録手段とを備えた画像処理装置を提供
するものである。
に,画像データ中の処理対象画素が閉ループ内であるか
否かを判定する画像処理装置において,処理対象画素を
含む周辺画素から成る第1のウインドウで主走査方向の
第1の方向で走査し,画像データのパターンマッチング
を行って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを示す
第1の候補フラグを生成する第1候補フラグ生成手段
と,処理対象画素を含む周辺画素から成る第2のウイン
ドウで主走査方向の第2の方向で走査し,画像データの
パターンマッチングを行って処理対象画素が閉ループ内
であるか否かを示す第2の候補フラグを生成する第2候
補フラグ生成手段と,画像データと第1の候補フラグ及
び(或いは)第2の候補フラグとに基づいて,処理対象
画素が閉ループ内であるか否かを判別し,閉ループ内信
号或いは閉ループ外信号を発生する判別手段と,閉ルー
プ内信号或いは閉ループ外信号に基づいて,閉ループ内
或いは閉ループ外を特定の色で塗りつぶした画像を記録
するカラー画像記録手段とを備えた画像処理装置を提供
するものである。
【0015】
【作用】本発明の画像処理方法及びその装置は,それぞ
れ主走査方向の異なる方向で走査して生成した処理対象
画素が閉ループ内であるか否かを示す2つの候補フラグ
(第1の候補フラグ及び第2の候補フラグ)に基づい
て,処理対象画素が閉ループ内であるか否かを判別す
る。
れ主走査方向の異なる方向で走査して生成した処理対象
画素が閉ループ内であるか否かを示す2つの候補フラグ
(第1の候補フラグ及び第2の候補フラグ)に基づい
て,処理対象画素が閉ループ内であるか否かを判別す
る。
【0016】
【実施例】以下,本発明の画像処理方法及びその装置を
適用したデジタル複写機を例として,〔実施例1〕,
〔実施例2〕,〔実施例3〕,〔実施例4〕,〔実施例
5〕,〔実施例6〕,〔各実施例の効果〕の順序で図面
を参照して詳細に説明する。
適用したデジタル複写機を例として,〔実施例1〕,
〔実施例2〕,〔実施例3〕,〔実施例4〕,〔実施例
5〕,〔実施例6〕,〔各実施例の効果〕の順序で図面
を参照して詳細に説明する。
【0017】〔実施例1〕実施例1では,処理対象画素
を含む周辺画素から成る第1のウインドウで主走査方向
の第1の方向で走査し,画像データのパターンマッチン
グを行って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを示
す第1の候補フラグを生成し,次に,処理対象画素を含
む周辺画素から成る第2のウインドウで主走査方向の第
2の方向で走査し,画像データのパターンマッチングを
行って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを示す第
2の候補フラグを生成し,その後,画像データと第1の
候補フラグ及び(或いは)第2の候補フラグとに基づい
て,処理対象画素が閉ループ内であるか否かを判別す
る。
を含む周辺画素から成る第1のウインドウで主走査方向
の第1の方向で走査し,画像データのパターンマッチン
グを行って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを示
す第1の候補フラグを生成し,次に,処理対象画素を含
む周辺画素から成る第2のウインドウで主走査方向の第
2の方向で走査し,画像データのパターンマッチングを
行って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを示す第
2の候補フラグを生成し,その後,画像データと第1の
候補フラグ及び(或いは)第2の候補フラグとに基づい
て,処理対象画素が閉ループ内であるか否かを判別す
る。
【0018】以下,実施例1の画像処理方法及びその装
置について, デジタル複写機の概要 画像処理方法の概要 画像処理回路の構成及び動作 の順に説明する。
置について, デジタル複写機の概要 画像処理方法の概要 画像処理回路の構成及び動作 の順に説明する。
【0019】デジタル複写機の概要 図1は,実施例1のデジタル複写機1の外観図を示す。
原稿台2にセットされた原稿(図示せず)はCCDライ
ンセンサ(図示せず)によって400dpiの画素に分
解されて読み取られる。主走査方向の読み取りは,CC
Dラインセンサによって電子的に行われ,副走査方向の
読み取りは,CCDラインセンサと原稿との相対的な位
置移動により行われる。
原稿台2にセットされた原稿(図示せず)はCCDライ
ンセンサ(図示せず)によって400dpiの画素に分
解されて読み取られる。主走査方向の読み取りは,CC
Dラインセンサによって電子的に行われ,副走査方向の
読み取りは,CCDラインセンサと原稿との相対的な位
置移動により行われる。
【0020】図2は,実施例1のデジタル複写機1にお
ける原稿からコピーまでの画像データの流れを示すため
の概略ブロック図である。先ず,原稿画像は,CCDラ
インセンサを含む画像読取部10において画素に分解さ
れて読み取られ,増幅器によって増幅され,A/D変換
器によってデジタル信号として量子化される。ここで,
画像データは6ビット64階調(0〜63)の階調値と
して画像処理部20へ送出される。
ける原稿からコピーまでの画像データの流れを示すため
の概略ブロック図である。先ず,原稿画像は,CCDラ
インセンサを含む画像読取部10において画素に分解さ
れて読み取られ,増幅器によって増幅され,A/D変換
器によってデジタル信号として量子化される。ここで,
画像データは6ビット64階調(0〜63)の階調値と
して画像処理部20へ送出される。
【0021】画像処理部20では,画像の白を階調値0
に変換し,黒を階調値63に変換する処理(所謂,白黒
変換)や,シェーディング補正,MTF補正等の画像処
理の他に,本発明による閉ループ内であるか否かの判別
処理が画像データに対して施された後,画像書込部30
へ画像データを送出する。
に変換し,黒を階調値63に変換する処理(所謂,白黒
変換)や,シェーディング補正,MTF補正等の画像処
理の他に,本発明による閉ループ内であるか否かの判別
処理が画像データに対して施された後,画像書込部30
へ画像データを送出する。
【0022】画像書込部30は,電子写真方式によるレ
ーザープリンタであり,画像データに基づいて400d
piでコピー画像を再生する。尚,40は画像読取部1
0,画像処理部20,及び,画像書込部30を制御する
制御部を示す。
ーザープリンタであり,画像データに基づいて400d
piでコピー画像を再生する。尚,40は画像読取部1
0,画像処理部20,及び,画像書込部30を制御する
制御部を示す。
【0023】図3は,原稿と主・副走査方向の関係を示
し,特に断らない限り,以下,主走査方向をx,副走査
方向をyとする。また,l1 ,l2 ‥‥等は,それぞれ
主走査ライン(或いは,単に走査ライン)と呼ぶ。尚,
原稿上に輪郭線文字で書かれた文字『A』は原稿上の画
像である。
し,特に断らない限り,以下,主走査方向をx,副走査
方向をyとする。また,l1 ,l2 ‥‥等は,それぞれ
主走査ライン(或いは,単に走査ライン)と呼ぶ。尚,
原稿上に輪郭線文字で書かれた文字『A』は原稿上の画
像である。
【0024】図4は,図3の原稿に対する再生画像を示
し,原稿上の輪郭線文字『A』に対して再生画像は輪郭
の内部が塗りつぶされた文字『A』となっている。この
ように原稿上の閉ループ内を塗りつぶしたり,閉ループ
内の領域信号を発生することが本発明の実施に依ってい
る。
し,原稿上の輪郭線文字『A』に対して再生画像は輪郭
の内部が塗りつぶされた文字『A』となっている。この
ように原稿上の閉ループ内を塗りつぶしたり,閉ループ
内の領域信号を発生することが本発明の実施に依ってい
る。
【0025】図5は,原稿上の閉ループ画像を読み取
り,x方向及びy方向の画素に分解し,画素単位に画像
濃度の黒は「1」,白は「0」と2値化した画像データ
のようすを示す図である。但し,ここでは図を見やすく
するために白を表すデータ「0」の記入を省略する。即
ち,同図では,各区画が画素を示し,画素内の「1」は
その画素が黒であることを示し,何も記入していない画
素は白を示す。実際の読取から書込みの過程では,図5
のような2次元の画像データが同時に得られるものでは
なく,主走査ライン毎に,しかも1ライン内でも主走査
方向(図中の矢印A方向)に画素毎に順次に画像データ
が得られ,1ラインの画像データが終了すると,y方向
に次のラインの画像データが同様に主走査方向に画素順
次に得られる。尚,同図に示すように画像データをその
濃度に応じて2値化することは公知であるので詳細な説
明を省略する。
り,x方向及びy方向の画素に分解し,画素単位に画像
濃度の黒は「1」,白は「0」と2値化した画像データ
のようすを示す図である。但し,ここでは図を見やすく
するために白を表すデータ「0」の記入を省略する。即
ち,同図では,各区画が画素を示し,画素内の「1」は
その画素が黒であることを示し,何も記入していない画
素は白を示す。実際の読取から書込みの過程では,図5
のような2次元の画像データが同時に得られるものでは
なく,主走査ライン毎に,しかも1ライン内でも主走査
方向(図中の矢印A方向)に画素毎に順次に画像データ
が得られ,1ラインの画像データが終了すると,y方向
に次のラインの画像データが同様に主走査方向に画素順
次に得られる。尚,同図に示すように画像データをその
濃度に応じて2値化することは公知であるので詳細な説
明を省略する。
【0026】画像処理方法の概要 次に,図6〜図17を参照して,図5の画像データに対
して,閉ループ内を検出し,閉ループ内塗りつぶし画像
データ及び閉ループ内領域信号を発生する画像処理方法
を説明する。
して,閉ループ内を検出し,閉ループ内塗りつぶし画像
データ及び閉ループ内領域信号を発生する画像処理方法
を説明する。
【0027】図6は,閉ループ内の候補である画素を検
出し,候補である場合に第1の候補フラグに「1」を設
定するため方法を示した第1の候補フラグ設定処理のフ
ローチャートである。初期状態(即ち,画像データ入力
前)では,第1候補フラグβ(以下,β或いはフラグβ
と記載する)は「0」である。先ず,データ入力におい
て,2値化された画像データDがライン毎に,且つ,画
素順次に図5の矢印B方向に入力される(S101)。
このように主走査方向と逆方向にデータを入力するの
は,単位処理回路全体の構成を簡単化するためであり,
矢印B方向に画像データを得ることは後述する回路で説
明するように,ラインメモリへのデータの書込みと,読
み出しの順を逆にすることによって容易に得られる。
出し,候補である場合に第1の候補フラグに「1」を設
定するため方法を示した第1の候補フラグ設定処理のフ
ローチャートである。初期状態(即ち,画像データ入力
前)では,第1候補フラグβ(以下,β或いはフラグβ
と記載する)は「0」である。先ず,データ入力におい
て,2値化された画像データDがライン毎に,且つ,画
素順次に図5の矢印B方向に入力される(S101)。
このように主走査方向と逆方向にデータを入力するの
は,単位処理回路全体の構成を簡単化するためであり,
矢印B方向に画像データを得ることは後述する回路で説
明するように,ラインメモリへのデータの書込みと,読
み出しの順を逆にすることによって容易に得られる。
【0028】画素順に矢印B方向に入力された画像デー
タDは,D=1であるか否かにより処理が異なる(S1
02)。D=1の場合には,βの値は「β=β-y」とな
る(S106)。ここで,β-yは現在の処理対象画素に
隣接してy方向に1画素以前の画素のβの値を示し,例
えば,図5において,処理対象画素が(x15,y2 )で
あるとすると,β-yは(x15,y1 )の画素のβの値で
ある。尚,このβ-yの初期状態もβ-y=0である。
タDは,D=1であるか否かにより処理が異なる(S1
02)。D=1の場合には,βの値は「β=β-y」とな
る(S106)。ここで,β-yは現在の処理対象画素に
隣接してy方向に1画素以前の画素のβの値を示し,例
えば,図5において,処理対象画素が(x15,y2 )で
あるとすると,β-yは(x15,y1 )の画素のβの値で
ある。尚,このβ-yの初期状態もβ-y=0である。
【0029】一方,D≠1の場合は,パターンマッチン
グ処理1(以下,パターンマッチング処理をPMと記載
する)へ進む。PM1では,図7(a)に示すような画
像データのパターンマッチングを行う(S103)。同
図のハッチングで示した画素が処理対象画素であり,以
降の図においても同様にハッチング部が処理対象画素を
示すものとする。また,画素内の数字「0」或いは
「1」は2値化された画像データを示し,×印は「0」
或いは「1」の何れかを示している。
グ処理1(以下,パターンマッチング処理をPMと記載
する)へ進む。PM1では,図7(a)に示すような画
像データのパターンマッチングを行う(S103)。同
図のハッチングで示した画素が処理対象画素であり,以
降の図においても同様にハッチング部が処理対象画素を
示すものとする。また,画素内の数字「0」或いは
「1」は2値化された画像データを示し,×印は「0」
或いは「1」の何れかを示している。
【0030】PM1において,図7(a)のように自分
自身及び1つ上の画素が共に「0」の場合には,S10
6へ進み,βの値は「β=β-y」となる。一方,図7
(a)のパターンと一致しない場合には,S104へ進
む。
自身及び1つ上の画素が共に「0」の場合には,S10
6へ進み,βの値は「β=β-y」となる。一方,図7
(a)のパターンと一致しない場合には,S104へ進
む。
【0031】PM2は,図7(b)に示すパターンマッ
チングを行う(S104)。一致した場合には,処理対
象画素のβの値は「β=β+x」になる(S107)。β
+xは現在の処理対象画素に隣接して1画素右側の画素の
βの値を示し,初期状態はβ+x=0である。一方,パタ
ーンと一致しない場合には,βの値は「β=バーβ+x」
となる(S105)。バーβ+xはβ+xの値の反転を意味
する。また,ここまでのパターンマッチングで明らかな
ようにPM2において一致しないのは図7(c)のよう
なパターンの場合のみである。
チングを行う(S104)。一致した場合には,処理対
象画素のβの値は「β=β+x」になる(S107)。β
+xは現在の処理対象画素に隣接して1画素右側の画素の
βの値を示し,初期状態はβ+x=0である。一方,パタ
ーンと一致しない場合には,βの値は「β=バーβ+x」
となる(S105)。バーβ+xはβ+xの値の反転を意味
する。また,ここまでのパターンマッチングで明らかな
ようにPM2において一致しないのは図7(c)のよう
なパターンの場合のみである。
【0032】上記のフローチャートにおいて,或る1画
素に対するβの値が決定すると,再びS101のデータ
入力に戻って,図5の矢印B方向に1つ隣の画素につい
て,同様にβの値を求める。この動作を1ラインについ
て行い,1ラインが終了すると次のラインについて行
う。これを1画像データ分について行う。
素に対するβの値が決定すると,再びS101のデータ
入力に戻って,図5の矢印B方向に1つ隣の画素につい
て,同様にβの値を求める。この動作を1ラインについ
て行い,1ラインが終了すると次のラインについて行
う。これを1画像データ分について行う。
【0033】図8は,図5の画像データに対して,図6
の第1の候補フラグ設定処理を施した場合のβの結果を
示す図である。例えば,(x18,y1 )では,D=1で
あるのでβ=0になる。また,(x16,y2 )では,P
M2で不一致(即ち,図7(c)のパターン)となるの
で,β=バーβ+x=1になる。
の第1の候補フラグ設定処理を施した場合のβの結果を
示す図である。例えば,(x18,y1 )では,D=1で
あるのでβ=0になる。また,(x16,y2 )では,P
M2で不一致(即ち,図7(c)のパターン)となるの
で,β=バーβ+x=1になる。
【0034】図9は,閉ループ内の候補である画素を検
出し,候補である場合に第2の候補フラグに「1」を設
定するため方法を示した第2の候補フラグ設定処理のフ
ローチャートである。初期状態では,第2候補フラグα
(以下,α或いはフラグαと記載する)は「0」であ
る。先ず,データ入力において,2値化された画像デー
タDがライン毎に,且つ,画素順次に図5の矢印A方向
に入力される(S201)。この時,処理対象画素の入
力に同期して,先に求めた処理対象画素に対応するβ
(第1の候補フラグ)の値も読み出され,αの決定に使
用される。
出し,候補である場合に第2の候補フラグに「1」を設
定するため方法を示した第2の候補フラグ設定処理のフ
ローチャートである。初期状態では,第2候補フラグα
(以下,α或いはフラグαと記載する)は「0」であ
る。先ず,データ入力において,2値化された画像デー
タDがライン毎に,且つ,画素順次に図5の矢印A方向
に入力される(S201)。この時,処理対象画素の入
力に同期して,先に求めた処理対象画素に対応するβ
(第1の候補フラグ)の値も読み出され,αの決定に使
用される。
【0035】先ず,画像データDが入力されると,D=
1であるか否かが判定され(S202),D=1の場合
には,αの値は「α=α-y」となる(S206)。ここ
で,α-yは現在の処理対象画素に隣接してy方向に1画
素以前の画素のαの値である。
1であるか否かが判定され(S202),D=1の場合
には,αの値は「α=α-y」となる(S206)。ここ
で,α-yは現在の処理対象画素に隣接してy方向に1画
素以前の画素のαの値である。
【0036】一方,D≠1の場合は,PM3へ進む。P
M3では,図10(a)に示すような画像データのパタ
ーンマッチングを行う(S203)。ここで,パターン
が一致した場合には,S206へ進み,αの値は「α=
α-y」となる。一方,パターンが一致しない場合には,
S204へ進む。
M3では,図10(a)に示すような画像データのパタ
ーンマッチングを行う(S203)。ここで,パターン
が一致した場合には,S206へ進み,αの値は「α=
α-y」となる。一方,パターンが一致しない場合には,
S204へ進む。
【0037】PM4は,図10(b)に示すパターンマ
ッチングを行う(S204)。一致した場合には,処理
対象画素のαの値は「α=α-x」になる(S207)。
ここで,α-xは現在の処理対象画素に隣接して主走査方
向に1画素以前,即ち,処理対象画素の1つ左側の画素
のαの値を示し,初期状態はα-x=0である。一方,パ
ターンと一致しない場合には,αの値は「α=β」とな
る(S205)。また,ここまでのパターンマッチング
で明らかなようにPM4において一致しないのは図10
(c)のようなパターンの場合のみである。
ッチングを行う(S204)。一致した場合には,処理
対象画素のαの値は「α=α-x」になる(S207)。
ここで,α-xは現在の処理対象画素に隣接して主走査方
向に1画素以前,即ち,処理対象画素の1つ左側の画素
のαの値を示し,初期状態はα-x=0である。一方,パ
ターンと一致しない場合には,αの値は「α=β」とな
る(S205)。また,ここまでのパターンマッチング
で明らかなようにPM4において一致しないのは図10
(c)のようなパターンの場合のみである。
【0038】上記のようにして,画素順に,またライン
順にαの値を求める。図11は,図5の画像データに対
して,図9の第2の候補フラグ設定処理を施した場合の
αの結果を示す図である。例えば,(x3 ,y2 )で
は,D=1であるのでα=α-y=0になる。また,(x
4 ,y2 )では,図10(c)のパターンとなるので,
α=β=1になる。また,(x8 ,y4 )では,PM4
でパターンと一致するので,α=α-x=1になる。
順にαの値を求める。図11は,図5の画像データに対
して,図9の第2の候補フラグ設定処理を施した場合の
αの結果を示す図である。例えば,(x3 ,y2 )で
は,D=1であるのでα=α-y=0になる。また,(x
4 ,y2 )では,図10(c)のパターンとなるので,
α=β=1になる。また,(x8 ,y4 )では,PM4
でパターンと一致するので,α=α-x=1になる。
【0039】図11において,少なくとも閉ループの内
部の画素では全てα=1が得られる。また,閉ループの
外部の画素では全てα=0が得られている。また,閉ル
ープを構成する原画像データに相当する画素のαの値は
0または1である。従って,αの値と画像データとの簡
単な論理演算により,閉ループ内領域信号,閉ループ外
領域信号,閉ループ内塗りつぶし信号を作成することが
できる。例えば,α・バーD(・はAND論理)は閉ル
ープ内領域を示し,また,α+D(+はOR論理)は閉
ループ内塗りつぶしを示す。
部の画素では全てα=1が得られる。また,閉ループの
外部の画素では全てα=0が得られている。また,閉ル
ープを構成する原画像データに相当する画素のαの値は
0または1である。従って,αの値と画像データとの簡
単な論理演算により,閉ループ内領域信号,閉ループ外
領域信号,閉ループ内塗りつぶし信号を作成することが
できる。例えば,α・バーD(・はAND論理)は閉ル
ープ内領域を示し,また,α+D(+はOR論理)は閉
ループ内塗りつぶしを示す。
【0040】図12及び図13は,画像データに関連す
る信号のタイムチャートを示す。図12に示すXSYN
Cは主走査ライン同期信号,XGは主走査方向のデータ
有効期間を示すゲート信号である。XGの立上がりは図
3の原稿の左端に対応し,立下がりは原稿の右端に対応
し,XG=1の期間が画像データ有効期間である。ま
た,図13に示すCKは主走査方向の画素クロックを示
し,Dは2値化された画像データである。
る信号のタイムチャートを示す。図12に示すXSYN
Cは主走査ライン同期信号,XGは主走査方向のデータ
有効期間を示すゲート信号である。XGの立上がりは図
3の原稿の左端に対応し,立下がりは原稿の右端に対応
し,XG=1の期間が画像データ有効期間である。ま
た,図13に示すCKは主走査方向の画素クロックを示
し,Dは2値化された画像データである。
【0041】画像処理回路の構成及び動作 次に,前述した画像処理方法を実行する画像処理回路の
構成及び動作について具体的に説明する。図14は,第
1の候補フラグ設定処理及び第2の候補フラグ設定処理
を実行する画像処理回路のブロック図を示し,100
は,βを求める第1候補フラグ処理回路で出力Y=βで
ある。200は,αを求める第2候補フラグ処理回路で
出力Y1 =αである。また,Y0 =D,Y2 =α+D,
Y3 =α・バーDである(但し,+はOR,・はAND
を示す)。
構成及び動作について具体的に説明する。図14は,第
1の候補フラグ設定処理及び第2の候補フラグ設定処理
を実行する画像処理回路のブロック図を示し,100
は,βを求める第1候補フラグ処理回路で出力Y=βで
ある。200は,αを求める第2候補フラグ処理回路で
出力Y1 =αである。また,Y0 =D,Y2 =α+D,
Y3 =α・バーDである(但し,+はOR,・はAND
を示す)。
【0042】信号D,XSYNC,CK,XGは図12
及び図13と同じ信号であり,信号YGは副走査方向の
データ有効期間を示す信号で,YG=1の期間が有効期
間である。
及び図13と同じ信号であり,信号YGは副走査方向の
データ有効期間を示す信号で,YG=1の期間が有効期
間である。
【0043】図15は,第1候補フラグ処理回路100
の内部ロジック図である。図において,101,10
2,104,105はRAMであり,Di はデータ入力
端子,D0 はデータ出力端子,Aはアドレス端子群,バ
ーWEはライトイネーブル端子である。103,10
6,109,110はセレクタであり,S=「0」の場
合はY=A,またS=「1」の場合はY=Bになる。1
07はアップカウンタであり,XG=「1」の期間中に
クロックCKを初期値=「0」からカウントアップす
る。108はダウンカウンタであり,XG=「1」の期
間中にクロックCKを初期値=「M」からカウントダウ
ンする。ここで初期値Mはアップカウンタ107の最大
カウント値Mである。換言すれば,図3の原稿右端に対
応するx方向画像アドレス値Mなる値である。111は
Dタイプフリップフロップである。112,113はA
NDゲートである。300はパターンマッチングにより
フラグβを求める第1候補フラグ検出器である。
の内部ロジック図である。図において,101,10
2,104,105はRAMであり,Di はデータ入力
端子,D0 はデータ出力端子,Aはアドレス端子群,バ
ーWEはライトイネーブル端子である。103,10
6,109,110はセレクタであり,S=「0」の場
合はY=A,またS=「1」の場合はY=Bになる。1
07はアップカウンタであり,XG=「1」の期間中に
クロックCKを初期値=「0」からカウントアップす
る。108はダウンカウンタであり,XG=「1」の期
間中にクロックCKを初期値=「M」からカウントダウ
ンする。ここで初期値Mはアップカウンタ107の最大
カウント値Mである。換言すれば,図3の原稿右端に対
応するx方向画像アドレス値Mなる値である。111は
Dタイプフリップフロップである。112,113はA
NDゲートである。300はパターンマッチングにより
フラグβを求める第1候補フラグ検出器である。
【0044】以上の構成において,その動作を説明す
る。Dタイプフリップフロップ111の出力信号a,b
はa=バーbの関係で互いに1ライン毎に「0」と
「1」とに反転トグル動作を行う。例えば,a=「0」
のラインにおいては,セレクタ109ではY=Aであ
り,従ってRAM101,104のアドレスAはアップ
カウンタ107の出力信号Auが与えられ,A=Auと
なる。また,ゲート112により信号cが発生し,RA
M101,104に与えられる。一方,このときb=
「1」であるので,セレクタ110ではY=Bであり,
従ってRAM102,105のアドレスAはダウンカウ
ンタ108の出力信号Adが与えられ,A=Adとな
る。また,ゲート113の作用により信号dは発生せ
ず,ROM102,105に対するライトイネーブル
(バーWE)は発生しない。
る。Dタイプフリップフロップ111の出力信号a,b
はa=バーbの関係で互いに1ライン毎に「0」と
「1」とに反転トグル動作を行う。例えば,a=「0」
のラインにおいては,セレクタ109ではY=Aであ
り,従ってRAM101,104のアドレスAはアップ
カウンタ107の出力信号Auが与えられ,A=Auと
なる。また,ゲート112により信号cが発生し,RA
M101,104に与えられる。一方,このときb=
「1」であるので,セレクタ110ではY=Bであり,
従ってRAM102,105のアドレスAはダウンカウ
ンタ108の出力信号Adが与えられ,A=Adとな
る。また,ゲート113の作用により信号dは発生せ
ず,ROM102,105に対するライトイネーブル
(バーWE)は発生しない。
【0045】結局,a=「0」のラインにおいては,R
AM101,104はアドレスがカウントアップされな
がらの書込み動作を行い,RAM102,105はアド
レスがカウントダウンされながらの読み出し動作を行
う。逆に,a=「1」(b=「0」)のラインにおいて
は,RAM101,104はアドレスがカウントダウン
されながらの読み出し動作を行い,RAM102,10
5はアドレスがカウントアップされながらの書込み動作
を行うことになる。
AM101,104はアドレスがカウントアップされな
がらの書込み動作を行い,RAM102,105はアド
レスがカウントダウンされながらの読み出し動作を行
う。逆に,a=「1」(b=「0」)のラインにおいて
は,RAM101,104はアドレスがカウントダウン
されながらの読み出し動作を行い,RAM102,10
5はアドレスがカウントアップされながらの書込み動作
を行うことになる。
【0046】RAM101,102には2値化された画
像データDが入力されているので,これらのRAMの読
み出し出力は,1ライン前に書込んだ画像データDを,
図5に示した矢印B方向に読み出した画像データDであ
る。セレクタ103によりa=「0」の場合は,セレク
ト端子SはS=b=「1」になるのでY=Bがセレクト
される。従って,セレクタ103の出力Yは入力画像デ
ータDに対し,1ライン遅れで,且つ,図5の矢印B方
向に順次に発生する画像データDということになる。こ
のYが図6のデータ入力(S101)に対応する。
像データDが入力されているので,これらのRAMの読
み出し出力は,1ライン前に書込んだ画像データDを,
図5に示した矢印B方向に読み出した画像データDであ
る。セレクタ103によりa=「0」の場合は,セレク
ト端子SはS=b=「1」になるのでY=Bがセレクト
される。従って,セレクタ103の出力Yは入力画像デ
ータDに対し,1ライン遅れで,且つ,図5の矢印B方
向に順次に発生する画像データDということになる。こ
のYが図6のデータ入力(S101)に対応する。
【0047】詳細は後述するが第1候補フラグ検出器3
00では,図6のフローチャートのS103〜S104
で示した「D=1」の判定,及び,「PM1」,「PM
2」のパターンマッチング処理を行い,βの値を決定し
て出力端子Yに出力する。
00では,図6のフローチャートのS103〜S104
で示した「D=1」の判定,及び,「PM1」,「PM
2」のパターンマッチング処理を行い,βの値を決定し
て出力端子Yに出力する。
【0048】RAM104,105及びセレクタ106
の組合せは,RAM101,102及びセレクタ103
の組合せと同様の動作を行う。従って,セレクタ106
の出力Yは,第1候補フラグ検出器300の出力信号e
に対して1ライン遅れで,且つ,図5の矢印A方向に順
次に発生するフラグデータである。Yが矢印A方向にな
るのは,RAM104,105への入力信号eが図5の
矢印B方向のためである。結局,第1候補フラグ検出器
300の出力Yは,入力画像データDに対してDより2
ライン遅れで,且つ,Dに同期して図5の矢印A方向に
出力される第1候補フラグβを表す信号である。
の組合せは,RAM101,102及びセレクタ103
の組合せと同様の動作を行う。従って,セレクタ106
の出力Yは,第1候補フラグ検出器300の出力信号e
に対して1ライン遅れで,且つ,図5の矢印A方向に順
次に発生するフラグデータである。Yが矢印A方向にな
るのは,RAM104,105への入力信号eが図5の
矢印B方向のためである。結局,第1候補フラグ検出器
300の出力Yは,入力画像データDに対してDより2
ライン遅れで,且つ,Dに同期して図5の矢印A方向に
出力される第1候補フラグβを表す信号である。
【0049】図16は,第1候補フラグ検出器300の
内部ロジック図である。図において,301,311は
FiFo(First In First Out)ラ
インメモリであり,例えば,NEC製μPD42505
C等が利用でき,クロック信号CKに同期して入力デー
タDi を順次メモリに書込む一方で,既に書込まれたデ
ータをクロック信号CKに同期して書込み順序と同一の
順序で読み出す機能を持つものである。本実施例では,
FiFoラインメモリ301,311を1ラインのデジ
タル遅延線として使用する。即ち,入力データDi に対
し出力DO は,1ライン遅延し,且つ,Di に同期して
Di と同じ順に読み出される。例えば,図8でDi が
(x5 ,y4 )の場合,Do は(x5 ,y3 )が出力さ
れる。本実施例では,このようなデジタル遅延線として
の動作を行うため,及び,図面の簡単化のため,FiF
oラインメモリ301,311に与える他の制御信号
(例えば,WCK,RCK等)を省略してある。尚,3
02,312はDタイプフリップフロップである。30
3〜310はそれぞれゲート論理である。
内部ロジック図である。図において,301,311は
FiFo(First In First Out)ラ
インメモリであり,例えば,NEC製μPD42505
C等が利用でき,クロック信号CKに同期して入力デー
タDi を順次メモリに書込む一方で,既に書込まれたデ
ータをクロック信号CKに同期して書込み順序と同一の
順序で読み出す機能を持つものである。本実施例では,
FiFoラインメモリ301,311を1ラインのデジ
タル遅延線として使用する。即ち,入力データDi に対
し出力DO は,1ライン遅延し,且つ,Di に同期して
Di と同じ順に読み出される。例えば,図8でDi が
(x5 ,y4 )の場合,Do は(x5 ,y3 )が出力さ
れる。本実施例では,このようなデジタル遅延線として
の動作を行うため,及び,図面の簡単化のため,FiF
oラインメモリ301,311に与える他の制御信号
(例えば,WCK,RCK等)を省略してある。尚,3
02,312はDタイプフリップフロップである。30
3〜310はそれぞれゲート論理である。
【0050】以上の構成において,図6のフローチャー
トに対応させて第1候補フラグ検出器300の動作を説
明する。入力信号Dは,例えば,図7に示す処理対象画
素に対応し,FiFoラインメモリ301の出力D0 は
処理対象画素の上側の画素に対応し,Dタイプフリップ
フロップ302の出力Qは処理対象画素の右側の画素に
対応している。ゲート303はS103のPM1に対応
し,ゲート306はS102のD=1の判定でYes,
又はPM1でYesの場合にβ=β-yに向かうフローに
対応している。ゲート307はβ=β-yを発生するもの
で,後述するようにゲート311の出力Do がβ-yに対
応している。ゲート304はS104のPM2に対応
し,ゲート308はβ=β+xを発生する。後述するよう
にゲート312の出力Qはβ+xに対応している。ゲート
305はPM2でNoの場合,即ち,図7(c)のパタ
ーンに対応し,ゲート309はβ=バーβ+xを発生す
る。ゲート310の出力がβに対応し,信号Yとして出
力される。信号Yがβであることから明らかなように,
ゲート311の出力Do はβ-yであり,ゲート311の
出力Do はβ+xであり,ゲート312の出力Qはβ+x,
またバーQはバーβ+xである。
トに対応させて第1候補フラグ検出器300の動作を説
明する。入力信号Dは,例えば,図7に示す処理対象画
素に対応し,FiFoラインメモリ301の出力D0 は
処理対象画素の上側の画素に対応し,Dタイプフリップ
フロップ302の出力Qは処理対象画素の右側の画素に
対応している。ゲート303はS103のPM1に対応
し,ゲート306はS102のD=1の判定でYes,
又はPM1でYesの場合にβ=β-yに向かうフローに
対応している。ゲート307はβ=β-yを発生するもの
で,後述するようにゲート311の出力Do がβ-yに対
応している。ゲート304はS104のPM2に対応
し,ゲート308はβ=β+xを発生する。後述するよう
にゲート312の出力Qはβ+xに対応している。ゲート
305はPM2でNoの場合,即ち,図7(c)のパタ
ーンに対応し,ゲート309はβ=バーβ+xを発生す
る。ゲート310の出力がβに対応し,信号Yとして出
力される。信号Yがβであることから明らかなように,
ゲート311の出力Do はβ-yであり,ゲート311の
出力Do はβ+xであり,ゲート312の出力Qはβ+x,
またバーQはバーβ+xである。
【0051】図17は,第2候補フラグ処理回路200
の内部ロジック図である。図において,201,202
はFiFoラインメモリであり,図16の場合と同様に
デジタル遅延線として使用している。203,204は
ゲート論理を示し,400はパターンマッチングにより
第2候補フラグαを求める第2候補フラグ検出器であ
る。入力信号Dは画像データであり,入力信号βは第1
候補フラグ処理回路100の出力Yと同一信号である。
第1候補フラグ検出器300(図16参照)の動作から
明らかなように入力信号βは入力信号Dに対して2ライ
ン分の遅延が発生している。この遅延分を補償するため
にFiFoラインメモリ201,202で入力信号Dを
2ライン分だけ遅延させた後,第2候補フラグ検出器4
00に入力している。従って,第2候補フラグ検出器4
00における入力Dと入力βは,同一画素に対応する画
像データDと第1候補フラグβである。
の内部ロジック図である。図において,201,202
はFiFoラインメモリであり,図16の場合と同様に
デジタル遅延線として使用している。203,204は
ゲート論理を示し,400はパターンマッチングにより
第2候補フラグαを求める第2候補フラグ検出器であ
る。入力信号Dは画像データであり,入力信号βは第1
候補フラグ処理回路100の出力Yと同一信号である。
第1候補フラグ検出器300(図16参照)の動作から
明らかなように入力信号βは入力信号Dに対して2ライ
ン分の遅延が発生している。この遅延分を補償するため
にFiFoラインメモリ201,202で入力信号Dを
2ライン分だけ遅延させた後,第2候補フラグ検出器4
00に入力している。従って,第2候補フラグ検出器4
00における入力Dと入力βは,同一画素に対応する画
像データDと第1候補フラグβである。
【0052】第2候補フラグ検出器400で求められた
第2候補フラグαは信号Y1 として出力される。信号Y
0 は信号Y1 と同一画素の画像データである。ゲート2
03によりY2 =Y0 +Y1 (+はOR)が出力され,
また,ゲート204によりY3 =Y1 ・バーY0 (・は
AND)が出力される。
第2候補フラグαは信号Y1 として出力される。信号Y
0 は信号Y1 と同一画素の画像データである。ゲート2
03によりY2 =Y0 +Y1 (+はOR)が出力され,
また,ゲート204によりY3 =Y1 ・バーY0 (・は
AND)が出力される。
【0053】図18は,第2候補フラグ検出器400の
内部ロジック図である。図において,401,411は
デジタル遅延線として使用するFiFoラインメモリ,
402,412はDタイプフリップフロップである。4
03〜410はそれぞれゲート論理である。
内部ロジック図である。図において,401,411は
デジタル遅延線として使用するFiFoラインメモリ,
402,412はDタイプフリップフロップである。4
03〜410はそれぞれゲート論理である。
【0054】以上の構成において,図9のフローチャー
トに対応させて第2候補フラグ検出器400の動作を説
明する。入力信号Dは,例えば,図10の処理対象画素
に対応し,FiFoラインメモリ401の出力D0 は処
理対象画素の上側の画素に対応し,Dタイプフリップフ
ロップ402の出力Qは処理対象画素の左側の画素に対
応している。ゲート403はS203のPM3に対応
し,ゲート406はS202のD=1の判定でYes,
又はPM3でYesの場合にα=α-yに向かうフローに
対応している。ゲート407はα=α-yを発生するもの
で,後述するようにゲート411の出力Do がα-yに対
応している。ゲート404はS204のPM4に対応
し,ゲート408はα=α-xを発生する。後述するよう
にゲート412の出力Qはα-xに対応している。ゲート
405はPM4でNoの場合,即ち,図10(c)のパ
ターンに対応し,ゲート409はα=βを発生する。
尚,ゲート409の入力信号βは第1候補フラグ検出器
300で求めた第1候補フラグβである。ゲート40
7,408,409の各出力はゲート410でORさ
れ,ゲート410の出力が第2候補フラグαに対応し,
信号Yとして出力される。信号Yがαであることから明
らかなように,ゲート411の出力Do はα-yであり,
ゲート411の出力Do はα-xである。
トに対応させて第2候補フラグ検出器400の動作を説
明する。入力信号Dは,例えば,図10の処理対象画素
に対応し,FiFoラインメモリ401の出力D0 は処
理対象画素の上側の画素に対応し,Dタイプフリップフ
ロップ402の出力Qは処理対象画素の左側の画素に対
応している。ゲート403はS203のPM3に対応
し,ゲート406はS202のD=1の判定でYes,
又はPM3でYesの場合にα=α-yに向かうフローに
対応している。ゲート407はα=α-yを発生するもの
で,後述するようにゲート411の出力Do がα-yに対
応している。ゲート404はS204のPM4に対応
し,ゲート408はα=α-xを発生する。後述するよう
にゲート412の出力Qはα-xに対応している。ゲート
405はPM4でNoの場合,即ち,図10(c)のパ
ターンに対応し,ゲート409はα=βを発生する。
尚,ゲート409の入力信号βは第1候補フラグ検出器
300で求めた第1候補フラグβである。ゲート40
7,408,409の各出力はゲート410でORさ
れ,ゲート410の出力が第2候補フラグαに対応し,
信号Yとして出力される。信号Yがαであることから明
らかなように,ゲート411の出力Do はα-yであり,
ゲート411の出力Do はα-xである。
【0055】前述した画像処理回路の構成及び動作によ
って,第1候補フラグβ及び第2候補フラグαが求めら
れる。また,第2候補フラグαと画像データDとから閉
ループ内領域信号や,閉ループ内塗りつぶし信号を得る
ことができる。例えば,閉ループ内塗りつぶし信号Y2
に基づいて,図2の画像書込部30で画像を記録するこ
とにより閉ループ内塗りつぶし画像を得ることができ
る。
って,第1候補フラグβ及び第2候補フラグαが求めら
れる。また,第2候補フラグαと画像データDとから閉
ループ内領域信号や,閉ループ内塗りつぶし信号を得る
ことができる。例えば,閉ループ内塗りつぶし信号Y2
に基づいて,図2の画像書込部30で画像を記録するこ
とにより閉ループ内塗りつぶし画像を得ることができ
る。
【0056】尚,上述の回路の説明では,フリップフロ
ップ,カウンタ,RAM,FiFoラインメモリ等の初
期状態の設定については,回路動作の説明を簡単に行う
目的から省略したが,信号XG,YG,XSYNC,C
K等により,それぞれ適当な初期状態が設定されること
は勿論である。
ップ,カウンタ,RAM,FiFoラインメモリ等の初
期状態の設定については,回路動作の説明を簡単に行う
目的から省略したが,信号XG,YG,XSYNC,C
K等により,それぞれ適当な初期状態が設定されること
は勿論である。
【0057】図19は,候補フラグ信号Y1 (図17の
出力Y1 と同じ)と画像データY0(即ち,画像データ
D)と,画像パターンを発生するパターン発生器501
とにより,閉ループ内を特定の画像パターンで塗りつぶ
した画像データを得る手段を示している。この出力信号
Y4 に基づいて画像記録を行うことによって,例えば,
図20(a)のような閉ループ原稿画像に対して,同図
(b)のように文字「A」(即ち,画像パターン
「A」)で閉ループ内が塗りつぶされた再生画像を得る
ことができる。尚,502,503はそれぞれゲート論
理である。
出力Y1 と同じ)と画像データY0(即ち,画像データ
D)と,画像パターンを発生するパターン発生器501
とにより,閉ループ内を特定の画像パターンで塗りつぶ
した画像データを得る手段を示している。この出力信号
Y4 に基づいて画像記録を行うことによって,例えば,
図20(a)のような閉ループ原稿画像に対して,同図
(b)のように文字「A」(即ち,画像パターン
「A」)で閉ループ内が塗りつぶされた再生画像を得る
ことができる。尚,502,503はそれぞれゲート論
理である。
【0058】また,カラー複写機のように複数色の記録
が可能な装置においては,信号Y0と信号Y3 とを異な
る色で記録することにより, 閉ループの枠と閉ループ内
部とを異なる色で記録した画像を得ることも可能であ
る。更に, 閉ループの外側を異なる色で記録した画像を
得ることもできる。
が可能な装置においては,信号Y0と信号Y3 とを異な
る色で記録することにより, 閉ループの枠と閉ループ内
部とを異なる色で記録した画像を得ることも可能であ
る。更に, 閉ループの外側を異なる色で記録した画像を
得ることもできる。
【0059】〔実施例2〕次に,図21〜図25を参照
して,実施例2の画像処理方法及びその装置について説
明する。図21は,実施例2の第1の候補フラグ設定処
理のフローチャートである。実施例1の第1の候補フラ
グ設定処理との差異は,図6のS106の「β=β-y」
なる処理が,図21ではS306で「β=α-y」となっ
ていることである。
して,実施例2の画像処理方法及びその装置について説
明する。図21は,実施例2の第1の候補フラグ設定処
理のフローチャートである。実施例1の第1の候補フラ
グ設定処理との差異は,図6のS106の「β=β-y」
なる処理が,図21ではS306で「β=α-y」となっ
ていることである。
【0060】図22は,実施例2の第2の候補フラグ設
定処理のフローチャートである。実施例1の第2の候補
フラグ設定処理との差異は,図9のS202,S20
3,S206が省略されていることである。
定処理のフローチャートである。実施例1の第2の候補
フラグ設定処理との差異は,図9のS202,S20
3,S206が省略されていることである。
【0061】図21及び図22の具体的な回路である第
1候補フラグ処理回路及び第2候補フラグ処理回路の構
成については,実施例1の図14〜図18に幾らかの変
更を加えることにより実現できるが,図14〜図18と
共通の部分が多いのでここでは回路図を省略し,図25
に第2候補フラグ検出器のみを示す。
1候補フラグ処理回路及び第2候補フラグ処理回路の構
成については,実施例1の図14〜図18に幾らかの変
更を加えることにより実現できるが,図14〜図18と
共通の部分が多いのでここでは回路図を省略し,図25
に第2候補フラグ検出器のみを示す。
【0062】図23及び図24は,図21及び図22の
フローチャートに対応するβ及びαの求め方を示す説明
図である。尚,原稿画像は図5と同一である。
フローチャートに対応するβ及びαの求め方を示す説明
図である。尚,原稿画像は図5と同一である。
【0063】先ず,図21において第1候補フラグβを
求める処理について説明する。ここでは,y3 ラインま
でαが求まり,y4 ラインのβを求める場合とする。例
えば,(x18,y4 )はD=1であるので,β=α-y=
0となる。(x15,y4 )はPM1で一致するので,β
=α-y=1となる。(x11,y4 )はPM2で不一致な
ので,β=バーβ+x=0となる。(x10,y4 )はPM
2で一致するので,β=β+x=0となる。(x7 ,
y4 )はPM1で一致するので,β=α-y=1となる。
このようにして図27のようにy4 ラインのβが求めら
れる。
求める処理について説明する。ここでは,y3 ラインま
でαが求まり,y4 ラインのβを求める場合とする。例
えば,(x18,y4 )はD=1であるので,β=α-y=
0となる。(x15,y4 )はPM1で一致するので,β
=α-y=1となる。(x11,y4 )はPM2で不一致な
ので,β=バーβ+x=0となる。(x10,y4 )はPM
2で一致するので,β=β+x=0となる。(x7 ,
y4 )はPM1で一致するので,β=α-y=1となる。
このようにして図27のようにy4 ラインのβが求めら
れる。
【0064】先ず,図22においてy4 ラインの第2候
補フラグαを求める処理について説明する。例えば,
(x2 ,y4 )はPM4で不一致なので,α=β=0と
なる。(x3 ,y4 )はPM4で不一致なので,α=β
=1となる。(x4 ,y4 )はPM4で一致するので,
α=α-x=1となる。(x5 ,y4 )はPM4で一致す
るので,α=α-x=1となる。このようにして図28の
ようにy4 ラインのαが求められる。
補フラグαを求める処理について説明する。例えば,
(x2 ,y4 )はPM4で不一致なので,α=β=0と
なる。(x3 ,y4 )はPM4で不一致なので,α=β
=1となる。(x4 ,y4 )はPM4で一致するので,
α=α-x=1となる。(x5 ,y4 )はPM4で一致す
るので,α=α-x=1となる。このようにして図28の
ようにy4 ラインのαが求められる。
【0065】y4 ラインのαが求められると,次に,y
5 ラインのβが図23で示したように求められる。以上
の処理をy4 →y5 →y6 ‥‥と繰り返すことにより,
最終的に全画像に対する候補フラグαが得られる。αは
少なくと閉ループ内の画素ではα=1で,閉ループ外の
画素ではα=0が得られる。このαと画像データDとか
ら,閉ループ内領域信号や,閉ループ内塗りつぶし信号
が得られる。
5 ラインのβが図23で示したように求められる。以上
の処理をy4 →y5 →y6 ‥‥と繰り返すことにより,
最終的に全画像に対する候補フラグαが得られる。αは
少なくと閉ループ内の画素ではα=1で,閉ループ外の
画素ではα=0が得られる。このαと画像データDとか
ら,閉ループ内領域信号や,閉ループ内塗りつぶし信号
が得られる。
【0066】図25は,実施例2の第2候補フラグ検出
器の内部ロジック図である。601,606はDタイプ
フリップフロップ,602〜605はそれぞれゲート論
理である。入力画像データDは処理対象画素に対応し,
601の出力Qは処理対象画素の左隣の画素に対応す
る。ゲート602はS204(図22参照)のPM4に
対応し,ゲート603はPM4で一致した場合にα=α
-xを発生する。ゲート604はPM4で不一致の場合に
α=βを発生する。ORゲート605の出力がフラグα
であり,信号Yとして出力される。Dタイプフリップフ
ロップ606の入力Dがαであるので出力Qはα-xであ
り,ゲート603に入力される。
器の内部ロジック図である。601,606はDタイプ
フリップフロップ,602〜605はそれぞれゲート論
理である。入力画像データDは処理対象画素に対応し,
601の出力Qは処理対象画素の左隣の画素に対応す
る。ゲート602はS204(図22参照)のPM4に
対応し,ゲート603はPM4で一致した場合にα=α
-xを発生する。ゲート604はPM4で不一致の場合に
α=βを発生する。ORゲート605の出力がフラグα
であり,信号Yとして出力される。Dタイプフリップフ
ロップ606の入力Dがαであるので出力Qはα-xであ
り,ゲート603に入力される。
【0067】〔実施例3〕図26〜図28を参照して,
実施例3の画像処理方法及びその装置について説明す
る。図26は,実施例3の第2の候補フラグ設定処理の
フローチャートである。図27は,S503のPM5に
対応するデータパターンである。
実施例3の画像処理方法及びその装置について説明す
る。図26は,実施例3の第2の候補フラグ設定処理の
フローチャートである。図27は,S503のPM5に
対応するデータパターンである。
【0068】図28は,実施例3の第2候補フラグ検出
器の内部ロジック図である。図において,701はFi
Foラインメモリ,702,712はDタイプフリップ
フロップ,703〜711はゲート論理である。尚,そ
の他の構成は,実施例1と共通につき図示及び説明を省
略する。
器の内部ロジック図である。図において,701はFi
Foラインメモリ,702,712はDタイプフリップ
フロップ,703〜711はゲート論理である。尚,そ
の他の構成は,実施例1と共通につき図示及び説明を省
略する。
【0069】以上の構成において,図26の第2の候補
フラグ設定処理について説明する。先ず,画像データD
が入力されると,PM4で,図10(b)に示すパター
ンマッチングを行う(S501,S502)。パターン
と一致しない場合には,αの値は「α=β」となる(S
507)。一致した場合には,PM5で,図27に示す
パターンマッチングを行う(S503)。ここで,一致
しない場合には,S506で「α-x=β」であるか否か
判定し,Yesの場合にはS507へ進み,Noの場合
には「α=0」とする(S508)。
フラグ設定処理について説明する。先ず,画像データD
が入力されると,PM4で,図10(b)に示すパター
ンマッチングを行う(S501,S502)。パターン
と一致しない場合には,αの値は「α=β」となる(S
507)。一致した場合には,PM5で,図27に示す
パターンマッチングを行う(S503)。ここで,一致
しない場合には,S506で「α-x=β」であるか否か
判定し,Yesの場合にはS507へ進み,Noの場合
には「α=0」とする(S508)。
【0070】一方,S502において,一致した場合に
は,「α-x=β」であるか否か判定し,Yesの場合に
はS507へ進み,Noの場合には「α=α-x」とする
(S504,S505)。
は,「α-x=β」であるか否か判定し,Yesの場合に
はS507へ進み,Noの場合には「α=α-x」とする
(S504,S505)。
【0071】このような構成及び動作によって,実施例
3でも実施例1と同様の効果が得られる。
3でも実施例1と同様の効果が得られる。
【0072】〔実施例4〕次に,図29〜図37を参照
して,実施例4の画像処理方法について説明する。実施
例4では,先ず,第1候補フラグβ,第2候補フラグα
を求め,このβ及びαの結果から最終的な第3候補フラ
グγを求めるものである。
して,実施例4の画像処理方法について説明する。実施
例4では,先ず,第1候補フラグβ,第2候補フラグα
を求め,このβ及びαの結果から最終的な第3候補フラ
グγを求めるものである。
【0073】図29は,第1の候補フラグ設定処理のフ
ローチャートを示し,βは実施例1と同様に図5の矢印
B方向に画素順に求める。図30は,図29のS607
の「β=γ-y’処理」の詳細フローである。図31は,
第2の候補フラグ設定処理のフローチャートを示し,α
は実施例1と同様に図5の矢印A方向に画素順に求め
る。図32は,図31のS807の「α=γ-y”処理」
の詳細フローである。図33は,β及びαからγを求め
る第3の候補フラグ設定処理のフローチャートである。
尚,各フローチャートの流れは,実施例1と略同様であ
るのでステップ毎の詳細な説明を省略する。
ローチャートを示し,βは実施例1と同様に図5の矢印
B方向に画素順に求める。図30は,図29のS607
の「β=γ-y’処理」の詳細フローである。図31は,
第2の候補フラグ設定処理のフローチャートを示し,α
は実施例1と同様に図5の矢印A方向に画素順に求め
る。図32は,図31のS807の「α=γ-y”処理」
の詳細フローである。図33は,β及びαからγを求め
る第3の候補フラグ設定処理のフローチャートである。
尚,各フローチャートの流れは,実施例1と略同様であ
るのでステップ毎の詳細な説明を省略する。
【0074】実施例4において,候補フラグβ,αは共
に2ビットで表現されるフラグデータであり,“00”
は閉ループ外,“11”は閉ループ内,“01”は閉ル
ープ外から閉ループ内への変化,“10”は閉ループ内
殻へ外への変化をそれぞれ表す。また,γは,1ビット
のフラグデータであり,閉ループ外なら“0”,閉ルー
プ内なら“1”となる。
に2ビットで表現されるフラグデータであり,“00”
は閉ループ外,“11”は閉ループ内,“01”は閉ル
ープ外から閉ループ内への変化,“10”は閉ループ内
殻へ外への変化をそれぞれ表す。また,γは,1ビット
のフラグデータであり,閉ループ外なら“0”,閉ルー
プ内なら“1”となる。
【0075】図34〜図36は,図29〜図33のフロ
ーチャートの動作を示すための説明図である。
ーチャートの動作を示すための説明図である。
【0076】先ず,図34において,y2 ラインまでγ
が求められているとする。この時,y3 ラインのβは図
34に示すようになる。例えば,(x17,y3 )では,
PM2(図29のS604)に対して,Noであり,更
にB+x=00(図29のS605)に対して,Yesで
あるので,β=10(図29のS606)となる。
が求められているとする。この時,y3 ラインのβは図
34に示すようになる。例えば,(x17,y3 )では,
PM2(図29のS604)に対して,Noであり,更
にB+x=00(図29のS605)に対して,Yesで
あるので,β=10(図29のS606)となる。
【0077】図35において,y2 ラインまでγが求め
られているとする。この時,y3 ラインのαは図35に
示すようになる。例えば,(x4 ,y3 )では,PM3
(図31のS803)に対して,Yesであるので,α
=γ-y”(図31のS807)になる。このα=γ-y”
は,図32のS901において,γ-y=0に対してNo
である(即ち,(x4 ,y2 )のγの値はγ=1)の
で,α=11となる。
られているとする。この時,y3 ラインのαは図35に
示すようになる。例えば,(x4 ,y3 )では,PM3
(図31のS803)に対して,Yesであるので,α
=γ-y”(図31のS807)になる。このα=γ-y”
は,図32のS901において,γ-y=0に対してNo
である(即ち,(x4 ,y2 )のγの値はγ=1)の
で,α=11となる。
【0078】図34,図35に示すように,y3 ライン
のβ及びαが求められると,図33のフローチャートに
よって,図36のy3 ラインのようにγが求められる。
例えば,(x3 ,y3 )では,β=11,α=01であ
るので,γ=1となる。
のβ及びαが求められると,図33のフローチャートに
よって,図36のy3 ラインのようにγが求められる。
例えば,(x3 ,y3 )では,β=11,α=01であ
るので,γ=1となる。
【0079】このようにライン毎にβ及びαを求め,そ
の結果からγを求めることにより,ライン毎にγが求ま
り,最終的に画像全体についてγが求まる。従って,実
施例4では,前述した動作によって実施例1と同様の効
果を得ることができる。
の結果からγを求めることにより,ライン毎にγが求ま
り,最終的に画像全体についてγが求まる。従って,実
施例4では,前述した動作によって実施例1と同様の効
果を得ることができる。
【0080】図37は,最終的な第3候補フラグγと画
像データD’(D’は画像データDを遅延したデータ)
とから,閉ループ塗りつぶし信号Y2 ,閉ループ内領域
信号Y3 を得る論理を示す図である。尚,801,80
2はそれぞれゲート論理である。
像データD’(D’は画像データDを遅延したデータ)
とから,閉ループ塗りつぶし信号Y2 ,閉ループ内領域
信号Y3 を得る論理を示す図である。尚,801,80
2はそれぞれゲート論理である。
【0081】〔実施例5〕次に,図38〜図41を参照
して,実施例5の画像処理方法について説明する。実施
例5は,実施例1と比較するとパターンマッチングを行
う場合のデータパターンの形状(換言すれば,ウインド
ウの形状)を変えて,パターンマッチング処理の数を更
に増やしたものである。先ず,図38の第1の候補フラ
グ設定処理のフローチャートにより,図5の矢印B方向
に走査して,第1候補フラグβを求め,次に,図40の
第2の候補フラグ設定処理のフローチャートにより,図
5の矢印A方向に走査して,第2候補フラグαを求める
ものである。
して,実施例5の画像処理方法について説明する。実施
例5は,実施例1と比較するとパターンマッチングを行
う場合のデータパターンの形状(換言すれば,ウインド
ウの形状)を変えて,パターンマッチング処理の数を更
に増やしたものである。先ず,図38の第1の候補フラ
グ設定処理のフローチャートにより,図5の矢印B方向
に走査して,第1候補フラグβを求め,次に,図40の
第2の候補フラグ設定処理のフローチャートにより,図
5の矢印A方向に走査して,第2候補フラグαを求める
ものである。
【0082】図38において,S1201では,図5の
矢印B方向に走査して画像データDを画素順次に入力す
る。S1202のPM6では,図39(a)に示すパタ
ーンマッチングを行う。S1203のPM7では,図3
9(b)に示すパターンマッチングを行う。S1204
のPM8では,図39(c)に示すパターンマッチング
を行う。S1205のPM9では,図39(d)に示す
パターンマッチングを行う。S1206のPM10で
は,図39(e)に示すパターンマッチングを行う。S
1207のPM11では,図39(f)に示すパターン
マッチングを行う。S1208のPM12では,図39
(g)に示すパターンマッチングを行う。S1210の
PM13では,図39(h)に示すパターンマッチング
を行う。S1208のPM12でNoの場合(即ち,パ
ターンと一致しない場合)には,図39(i)のパター
ンの場合であり,S1210のPM13でNoの場合
(即ち,パターンと一致しない場合)には,図39
(j)のパターンの場合である。
矢印B方向に走査して画像データDを画素順次に入力す
る。S1202のPM6では,図39(a)に示すパタ
ーンマッチングを行う。S1203のPM7では,図3
9(b)に示すパターンマッチングを行う。S1204
のPM8では,図39(c)に示すパターンマッチング
を行う。S1205のPM9では,図39(d)に示す
パターンマッチングを行う。S1206のPM10で
は,図39(e)に示すパターンマッチングを行う。S
1207のPM11では,図39(f)に示すパターン
マッチングを行う。S1208のPM12では,図39
(g)に示すパターンマッチングを行う。S1210の
PM13では,図39(h)に示すパターンマッチング
を行う。S1208のPM12でNoの場合(即ち,パ
ターンと一致しない場合)には,図39(i)のパター
ンの場合であり,S1210のPM13でNoの場合
(即ち,パターンと一致しない場合)には,図39
(j)のパターンの場合である。
【0083】また,S1209のβ+x=α-yの判定は,
処理対象画素に対して走査方向(図5のB方向)に1つ
手前の第1候補フラグβ+xと,処理対象画素に対して副
走査方向に1つ手前の画素の第2候補フラグα-yとが一
致するか否かの判定を示し,その結果によって処理対象
画素の第1候補フラグβの求め方が異なるものである。
処理対象画素に対して走査方向(図5のB方向)に1つ
手前の第1候補フラグβ+xと,処理対象画素に対して副
走査方向に1つ手前の画素の第2候補フラグα-yとが一
致するか否かの判定を示し,その結果によって処理対象
画素の第1候補フラグβの求め方が異なるものである。
【0084】また,S1211のβ=α-yでは,第1候
補フラグβとして,処理対象画素に対して副走査方向に
1つ手前の画素の第2候補フラグα-yの値を設定する。
S1212のβ=α+x-yでは,第1候補フラグβとし
て,処理対象画素に対して走査方向に1つ手前で,且
つ,処理対象画素に対して副走査方向に1つ手前の画
素,即ち,処理対象画素に斜めに隣接する画素の第2候
補フラグα+x-yの値を設定する。S1213のβ=β+x
では,第1候補フラグβとして,処理対象画素に対して
走査方向に1つ手前の第1候補フラグβ+xの値を設定す
る。S1214のβ=バーβ+xでは,第1候補フラグβ
として,処理対象画素に対して走査方向に1つ手前の第
1候補フラグβ+xの値を反転させた値を設定する。
補フラグβとして,処理対象画素に対して副走査方向に
1つ手前の画素の第2候補フラグα-yの値を設定する。
S1212のβ=α+x-yでは,第1候補フラグβとし
て,処理対象画素に対して走査方向に1つ手前で,且
つ,処理対象画素に対して副走査方向に1つ手前の画
素,即ち,処理対象画素に斜めに隣接する画素の第2候
補フラグα+x-yの値を設定する。S1213のβ=β+x
では,第1候補フラグβとして,処理対象画素に対して
走査方向に1つ手前の第1候補フラグβ+xの値を設定す
る。S1214のβ=バーβ+xでは,第1候補フラグβ
として,処理対象画素に対して走査方向に1つ手前の第
1候補フラグβ+xの値を反転させた値を設定する。
【0085】図40において,S1301では,図5の
矢印A方向に走査して画像データDを画素順次に入力す
る。S1302のPM14では,図41(a)に示すパ
ターンマッチングを行う。S1303のPM15では,
図41(b)に示すパターンマッチングを行う。S13
04のPM16では,図41(c)に示すパターンマッ
チングを行う。S1305のPM17では,図41
(d)に示すパターンマッチングを行う。S1306で
は,第2候補フラグαとして,先に求めた処理対象画素
の第1候補フラグβの値を設定する。S1307では,
第2候補フラグαとして,処理対象画素に対して副走査
方向に1つ手前の画素の第2候補フラグα-yの値を設定
する。S1308では,第2候補フラグαとして,処理
対象画素に対して走査方向(図5の矢印A方向)に1つ
手前で,且つ,副走査方向に1つ手前の画素,即ち,処
理対象画素に斜めに隣接する画素の第2候補フラグα
-x-yの値を設定する。S1309では,処理対象画素に
対して走査方向(図5の矢印A方向)に1つ手前の画素
の第2候補フラグα-xの値を設定する。
矢印A方向に走査して画像データDを画素順次に入力す
る。S1302のPM14では,図41(a)に示すパ
ターンマッチングを行う。S1303のPM15では,
図41(b)に示すパターンマッチングを行う。S13
04のPM16では,図41(c)に示すパターンマッ
チングを行う。S1305のPM17では,図41
(d)に示すパターンマッチングを行う。S1306で
は,第2候補フラグαとして,先に求めた処理対象画素
の第1候補フラグβの値を設定する。S1307では,
第2候補フラグαとして,処理対象画素に対して副走査
方向に1つ手前の画素の第2候補フラグα-yの値を設定
する。S1308では,第2候補フラグαとして,処理
対象画素に対して走査方向(図5の矢印A方向)に1つ
手前で,且つ,副走査方向に1つ手前の画素,即ち,処
理対象画素に斜めに隣接する画素の第2候補フラグα
-x-yの値を設定する。S1309では,処理対象画素に
対して走査方向(図5の矢印A方向)に1つ手前の画素
の第2候補フラグα-xの値を設定する。
【0086】上記の第1の候補フラグ設定処理及び第2
の候補フラグ設定処理によって,最終的に,第2候補フ
ラグαは,閉ループの内側で「1」,外側で「0」とな
る。このαと,画像データDとから閉ループ内塗りつぶ
し信号や,閉ループ内領域信号が得られる。
の候補フラグ設定処理によって,最終的に,第2候補フ
ラグαは,閉ループの内側で「1」,外側で「0」とな
る。このαと,画像データDとから閉ループ内塗りつぶ
し信号や,閉ループ内領域信号が得られる。
【0087】〔実施例6〕実施例6の画像処理方法は,
処理対象画素を含む周辺画素から成る第1のウインドウ
で主走査方向の第1の方向で走査し,画像データのパタ
ーンマッチングを行って処理対象画素が閉ループ内であ
るか否かを示す第1の候補フラグを生成し,次に,処理
対象画素を含む周辺画素から成る第2のウインドウで主
走査方向の第2の方向で走査し,画像データのパターン
マッチングを行って処理対象画素が閉ループ内であるか
否かを示す第2の候補フラグを生成する。その後,画像
データと第1の候補フラグ及び(或いは)第2の候補フ
ラグとに基づいて,処理対象画素が閉ループ内であるか
否かを判別する。但し,この時,副走査方向に連続する
同じ値の第1の候補フラグの個数を連続個数情報として
計数し,処理対象画素の第1の候補フラグに従属させて
保持し,第1のウインドウにおいて特定パターンとマッ
チングした場合には,処理対象画素の走査方向に1つ手
前の画素の第1の候補フラグに付属する連続個数情報
と,処理対象画素の副走査方向に1つ手前の画素の第1
の候補フラグに付属する連続個数情報との比較結果に基
づいて,処理対象画素の第1の候補フラグの値を決定す
るものである。
処理対象画素を含む周辺画素から成る第1のウインドウ
で主走査方向の第1の方向で走査し,画像データのパタ
ーンマッチングを行って処理対象画素が閉ループ内であ
るか否かを示す第1の候補フラグを生成し,次に,処理
対象画素を含む周辺画素から成る第2のウインドウで主
走査方向の第2の方向で走査し,画像データのパターン
マッチングを行って処理対象画素が閉ループ内であるか
否かを示す第2の候補フラグを生成する。その後,画像
データと第1の候補フラグ及び(或いは)第2の候補フ
ラグとに基づいて,処理対象画素が閉ループ内であるか
否かを判別する。但し,この時,副走査方向に連続する
同じ値の第1の候補フラグの個数を連続個数情報として
計数し,処理対象画素の第1の候補フラグに従属させて
保持し,第1のウインドウにおいて特定パターンとマッ
チングした場合には,処理対象画素の走査方向に1つ手
前の画素の第1の候補フラグに付属する連続個数情報
と,処理対象画素の副走査方向に1つ手前の画素の第1
の候補フラグに付属する連続個数情報との比較結果に基
づいて,処理対象画素の第1の候補フラグの値を決定す
るものである。
【0088】図42は,原稿上の閉ループ画像を読み取
り,x方向及びy方向の画素に分解し,画素単位に画像
濃度の黒は「1」,白は「0」と2値化した画像データ
のようすを示す図である。実際の読取から書込みの過程
では,図42のような2次元の画像データが同時に得ら
れるものではなく,主走査ライン毎に,しかも1ライン
内でも主走査方向(図中の矢印A方向)に画素毎に順次
に画像データが得られ,1ラインの画像データが終了す
ると,y方向に次のラインの画像データが同様に主走査
方向に画素順次に得られる。尚,同図に示すように画像
データをその濃度に応じて2値化することは公知である
ので詳細な説明を省略する。
り,x方向及びy方向の画素に分解し,画素単位に画像
濃度の黒は「1」,白は「0」と2値化した画像データ
のようすを示す図である。実際の読取から書込みの過程
では,図42のような2次元の画像データが同時に得ら
れるものではなく,主走査ライン毎に,しかも1ライン
内でも主走査方向(図中の矢印A方向)に画素毎に順次
に画像データが得られ,1ラインの画像データが終了す
ると,y方向に次のラインの画像データが同様に主走査
方向に画素順次に得られる。尚,同図に示すように画像
データをその濃度に応じて2値化することは公知である
ので詳細な説明を省略する。
【0089】図43〜図46は,図42の画像データに
対して閉ループ内を検出して,閉ループ内塗りつぶし信
号Y0 及び閉ループ内領域信号Y1 を発生する方法を説
明するための図である。
対して閉ループ内を検出して,閉ループ内塗りつぶし信
号Y0 及び閉ループ内領域信号Y1 を発生する方法を説
明するための図である。
【0090】図43は,閉ループ内の候補である画素を
検出し,候補である場合に第1の候補フラグに「1」を
設定するため方法を示した第1の候補フラグ設定処理の
フローチャートである。ここで,βは閉ループ内の第1
候補フラグであり,Cはβに付属する7ビットのカウン
タの計数値である。また,αは閉ループ内の第2候補フ
ラグであり,αの求め方は後述する図45のフローチャ
ートによる。β,C,αの初期値,即ち,画像走査以前
の値はいずれも「0」である。
検出し,候補である場合に第1の候補フラグに「1」を
設定するため方法を示した第1の候補フラグ設定処理の
フローチャートである。ここで,βは閉ループ内の第1
候補フラグであり,Cはβに付属する7ビットのカウン
タの計数値である。また,αは閉ループ内の第2候補フ
ラグであり,αの求め方は後述する図45のフローチャ
ートによる。β,C,αの初期値,即ち,画像走査以前
の値はいずれも「0」である。
【0091】β,C,αの求め方としては,ライン毎に
先ず,図43のフローチャートにより1ラインの各画素
についてフラグβとカウント値Cを求める。次にそのラ
インについて,矢印B方向とは逆の方向(即ち,図42
の矢印A方向)について,図45のフローチャートによ
り各画素についてフラグαを求める。フラグβ,α共に
閉ループ内の候補である場合に「1」である。
先ず,図43のフローチャートにより1ラインの各画素
についてフラグβとカウント値Cを求める。次にそのラ
インについて,矢印B方向とは逆の方向(即ち,図42
の矢印A方向)について,図45のフローチャートによ
り各画素についてフラグαを求める。フラグβ,α共に
閉ループ内の候補である場合に「1」である。
【0092】先ず,図43のデータ入力において,2値
化された画像データDがライン毎に,且つ,画素順次に
図42の矢印B方向に入力される(S1401)。画素
順に矢印B方向に入力された画像データDは,S140
2のPM21へ進む。PM21では,図44(a)に示
すような画像データのパターンマッチングを行う(S1
402)。同図のハッチングで示した画素が処理対象画
素であり,以降の図においても同様にハッチング部が処
理対象画素を示すものとする。また,画素内の数字
「0」或いは「1」は2値化された画像データを示し,
×印は「0」或いは「1」の何れかを示している。
化された画像データDがライン毎に,且つ,画素順次に
図42の矢印B方向に入力される(S1401)。画素
順に矢印B方向に入力された画像データDは,S140
2のPM21へ進む。PM21では,図44(a)に示
すような画像データのパターンマッチングを行う(S1
402)。同図のハッチングで示した画素が処理対象画
素であり,以降の図においても同様にハッチング部が処
理対象画素を示すものとする。また,画素内の数字
「0」或いは「1」は2値化された画像データを示し,
×印は「0」或いは「1」の何れかを示している。
【0093】PM21において,図44(a)のように
自分自身及び1つ上の画素が共に「1」の場合には,S
1408へ進み,βの値は「β=α-y」,Cの値は「C
=C’」となる。ここで,α-yは処理対象画素に隣接し
てy方向(即ち,副走査方向)に1ライン以前の位置の
画素のαの値を示す。また,C’は以下のような規則に
よるカウント値である。 Cy <127の場合,C’=C-y+1 Cy =127の場合,C’=C-y ここで,C-yは処理対象画素に隣接してy方向に1画素
以前の画素のカウント値である。一方,図44(a)の
パターンと一致しない場合には,S1403のPM22
へ進む。
自分自身及び1つ上の画素が共に「1」の場合には,S
1408へ進み,βの値は「β=α-y」,Cの値は「C
=C’」となる。ここで,α-yは処理対象画素に隣接し
てy方向(即ち,副走査方向)に1ライン以前の位置の
画素のαの値を示す。また,C’は以下のような規則に
よるカウント値である。 Cy <127の場合,C’=C-y+1 Cy =127の場合,C’=C-y ここで,C-yは処理対象画素に隣接してy方向に1画素
以前の画素のカウント値である。一方,図44(a)の
パターンと一致しない場合には,S1403のPM22
へ進む。
【0094】PM22は,図44(b)に示すパターン
マッチングを行う(S1403)。一致した場合には,
処理対象画素のβの値は「β=β+x」,Cの値は「C=
C+x」になる(S1409)。β+xは現在の処理対象画
素に隣接して1画素右側の画素のβの値を示し,C+xは
現在の処理対象画素に隣接して1画素右側の画素のカウ
ント値を示す。一方,パターンと一致しない場合には,
S1404のPM23へ進む。
マッチングを行う(S1403)。一致した場合には,
処理対象画素のβの値は「β=β+x」,Cの値は「C=
C+x」になる(S1409)。β+xは現在の処理対象画
素に隣接して1画素右側の画素のβの値を示し,C+xは
現在の処理対象画素に隣接して1画素右側の画素のカウ
ント値を示す。一方,パターンと一致しない場合には,
S1404のPM23へ進む。
【0095】PM23は,図44(c)に示すパターン
マッチングを行う(S1404)。一致した場合には,
処理対象画素のβの値は「β=バーβ+x」,Cの値は
「C=0」になる(S1410)。ここで,バーβ+xは
現在の処理対象画素に隣接して1画素右側の画素のβの
値の反転した値を示す。一方,パターンと一致しない場
合には,S1405のPM24へ進む。
マッチングを行う(S1404)。一致した場合には,
処理対象画素のβの値は「β=バーβ+x」,Cの値は
「C=0」になる(S1410)。ここで,バーβ+xは
現在の処理対象画素に隣接して1画素右側の画素のβの
値の反転した値を示す。一方,パターンと一致しない場
合には,S1405のPM24へ進む。
【0096】PM24は,図44(d)に示すパターン
マッチングを行う(S1405)。一致した場合には,
S1409へ進み,パターンと一致しない場合には,S
1406のPM25へ進む。
マッチングを行う(S1405)。一致した場合には,
S1409へ進み,パターンと一致しない場合には,S
1406のPM25へ進む。
【0097】PM25は,図44(e)に示すパターン
マッチングを行う(S1406)。一致した場合には,
S1408へ進み,パターンと一致しない場合には,S
1407へ進む。尚,PM25において,一致しない場
合には図44(f)に示すパターンに対応している。
マッチングを行う(S1406)。一致した場合には,
S1408へ進み,パターンと一致しない場合には,S
1407へ進む。尚,PM25において,一致しない場
合には図44(f)に示すパターンに対応している。
【0098】S1407では,現在の処理対象画素に隣
接して1画素右側の画素のカウント値C+xと,処理対象
画素に隣接してy方向に1画素以前の画素のカウント値
C-yとを比較し,「C+x≦C-y」がYesならばS14
09へ進み,NoならばS1408へ進む。
接して1画素右側の画素のカウント値C+xと,処理対象
画素に隣接してy方向に1画素以前の画素のカウント値
C-yとを比較し,「C+x≦C-y」がYesならばS14
09へ進み,NoならばS1408へ進む。
【0099】上記のフローチャートにおいて,或る1画
素に対するβの値が決定すると,再びS1401のデー
タ入力に戻って,図42の矢印B方向に1つ隣の画素に
ついて,同様にβの値を求める。この動作を1ラインに
ついて行い,1ラインが終了すると次のラインについて
行う。これを1画像データ分について行う。
素に対するβの値が決定すると,再びS1401のデー
タ入力に戻って,図42の矢印B方向に1つ隣の画素に
ついて,同様にβの値を求める。この動作を1ラインに
ついて行い,1ラインが終了すると次のラインについて
行う。これを1画像データ分について行う。
【0100】図45は,閉ループ内の候補である画素を
検出し,候補である場合に第2の候補フラグに「1」を
設定するため方法を示した第2の候補フラグ設定処理の
フローチャートである。先ず,データ入力において,2
値化された画像データDがライン毎に,且つ,画素順次
に図5の矢印A方向に入力される(S1501)。この
時,処理対象画素の入力に同期して,先に求めた処理対
象画素に対応するβ(第1の候補フラグ)の値も読み出
され,αの決定に使用される。
検出し,候補である場合に第2の候補フラグに「1」を
設定するため方法を示した第2の候補フラグ設定処理の
フローチャートである。先ず,データ入力において,2
値化された画像データDがライン毎に,且つ,画素順次
に図5の矢印A方向に入力される(S1501)。この
時,処理対象画素の入力に同期して,先に求めた処理対
象画素に対応するβ(第1の候補フラグ)の値も読み出
され,αの決定に使用される。
【0101】画素順に矢印A方向に入力された画像デー
タDは,S1502のPM26へ進む。PM26では,
図46に示すような画像データのパターンマッチングを
行う。ここで,一致すると,αの値は「α=α-y」とな
る(S1504)。一方,一致しない場合には,「α=
β」となる(S1503)。 上記のようにして,画素
順に,またライン順にαの値を求める。
タDは,S1502のPM26へ進む。PM26では,
図46に示すような画像データのパターンマッチングを
行う。ここで,一致すると,αの値は「α=α-y」とな
る(S1504)。一方,一致しない場合には,「α=
β」となる(S1503)。 上記のようにして,画素
順に,またライン順にαの値を求める。
【0102】図47は,図42の画像データに対して,
図43の第1の候補フラグ設定処理及び図45の第2の
候補フラグ設定処理施した後の結果を示す図である。第
1の候補フラグ設定処理でβを求めてから,第2の候補
フラグ設定処理によりαを求める処理をライン毎に繰り
返すことによって,ラインy0 〜y2 までの各画素のα
の値は図47に示すようになる。例えば,(x15,
y3 )はPM21に対してYesであるので,β=α-y
=0になる。(x12,y3 )はPM23に対してYes
であるので,β=バーβ+x=1になる。(x11,y3 )
はPM24に対してYesであるので,β=β+x=1に
なる。図47のラインy3 のようにβが求まれば,y3
についてもαを求めることができる。
図43の第1の候補フラグ設定処理及び図45の第2の
候補フラグ設定処理施した後の結果を示す図である。第
1の候補フラグ設定処理でβを求めてから,第2の候補
フラグ設定処理によりαを求める処理をライン毎に繰り
返すことによって,ラインy0 〜y2 までの各画素のα
の値は図47に示すようになる。例えば,(x15,
y3 )はPM21に対してYesであるので,β=α-y
=0になる。(x12,y3 )はPM23に対してYes
であるので,β=バーβ+x=1になる。(x11,y3 )
はPM24に対してYesであるので,β=β+x=1に
なる。図47のラインy3 のようにβが求まれば,y3
についてもαを求めることができる。
【0103】図48は,図47から更に処理が進んでラ
インY8 までαが求まった状態を示す。この時,ライン
y9 は図示の如くβが求められる。例えば,(x9 ,y
9 )はPM23に対してYesであるので,β=バーβ
+x=1になる。(x2 ,y9)はPM24に対してYe
sであるので,β=β+x=1になる。ここで,(x1,
y9 )は図44(f)にパターンマッチングしている。
即ち,PM25に対してNoであるので「C+x≦C-y」
の判定の対象となる。C+xは(x9 ,y9 )でβ=バー
β+xの時点で,C=0にセットされたカウント値がその
まま移動してきいるので,この場合C+x=0である。一
方,C-yは(x1 ,y8 )でのCの値であり,これをC
1 とし, (x1 ,y7 )でのCの値をC2 とすると,C
1 =C2+1である。更に,(x1 ,y6 )でのCの値
をC3 とすると,C1 =C2 +1=(C3 +1)+1=
C3 +2である。更に,(x1 ,y5 )でのCの値をC
4とすると,C1 =C4 +3となる。結局,(x1 ,y
0 )でのCの値をC9 (=0)とすると,C1 =C9 +
8=0+8=8となる。従って,C-y=C1 =8であ
り,「C+x≦C-y」に対してNoとなるので,β=α-y
=0になる。
インY8 までαが求まった状態を示す。この時,ライン
y9 は図示の如くβが求められる。例えば,(x9 ,y
9 )はPM23に対してYesであるので,β=バーβ
+x=1になる。(x2 ,y9)はPM24に対してYe
sであるので,β=β+x=1になる。ここで,(x1,
y9 )は図44(f)にパターンマッチングしている。
即ち,PM25に対してNoであるので「C+x≦C-y」
の判定の対象となる。C+xは(x9 ,y9 )でβ=バー
β+xの時点で,C=0にセットされたカウント値がその
まま移動してきいるので,この場合C+x=0である。一
方,C-yは(x1 ,y8 )でのCの値であり,これをC
1 とし, (x1 ,y7 )でのCの値をC2 とすると,C
1 =C2+1である。更に,(x1 ,y6 )でのCの値
をC3 とすると,C1 =C2 +1=(C3 +1)+1=
C3 +2である。更に,(x1 ,y5 )でのCの値をC
4とすると,C1 =C4 +3となる。結局,(x1 ,y
0 )でのCの値をC9 (=0)とすると,C1 =C9 +
8=0+8=8となる。従って,C-y=C1 =8であ
り,「C+x≦C-y」に対してNoとなるので,β=α-y
=0になる。
【0104】また,(x0 ,y9 )は,図44(f)に
パターンマッチングするため,PM25に対してNoと
なり,「C+x≦C-y」の判定の対象となる。この場合,
C+xは(x1 ,y9 )のCの値であり,C+x=8+1=
9である。一方,C-yは(x1 ,y8 )の値であり,C
-y=8である。従って,「C+x≦C-y」に対してYes
であるのでβ=β+x=0になる。このようにして,図4
8のラインy9 のようにβが求まる。
パターンマッチングするため,PM25に対してNoと
なり,「C+x≦C-y」の判定の対象となる。この場合,
C+xは(x1 ,y9 )のCの値であり,C+x=8+1=
9である。一方,C-yは(x1 ,y8 )の値であり,C
-y=8である。従って,「C+x≦C-y」に対してYes
であるのでβ=β+x=0になる。このようにして,図4
8のラインy9 のようにβが求まる。
【0105】図49は,更に処理が進んでラインy10ま
でαが求まった状態を示す。例えば,図48のラインy
9 のβに対し,図49ではラインy9 のαの値が図示の
如く求められている。例えば,(x2 ,y9 )では,P
M26に対してYesであるのでα=α-x=0になる
(但し,(x2 ,y9 )のβの値は1であった)。(x
2 ,y9 )でα=0になると,(x3 ,y9 )でもPM
26に対してYesであるのでα=α-x=0になり,結
局,ラインy9 のαは図示したようになる。次に,ライ
ンy10のβを求め,更にαを求めるとy0 〜y10のαの
値は図49に示すようになる。
でαが求まった状態を示す。例えば,図48のラインy
9 のβに対し,図49ではラインy9 のαの値が図示の
如く求められている。例えば,(x2 ,y9 )では,P
M26に対してYesであるのでα=α-x=0になる
(但し,(x2 ,y9 )のβの値は1であった)。(x
2 ,y9 )でα=0になると,(x3 ,y9 )でもPM
26に対してYesであるのでα=α-x=0になり,結
局,ラインy9 のαは図示したようになる。次に,ライ
ンy10のβを求め,更にαを求めるとy0 〜y10のαの
値は図49に示すようになる。
【0106】図49において,αの値は,図42の入力
画像データD=1で囲まれた閉ループ内が「α=1」で
あり,また,閉ループ外は「α=0」である。即ち,第
2候補フラグα=1が閉ループ内を示す,α=0が閉ル
ープ外を示す候補フラグである。図49では,D=1の
画像データ部分がα=0となっているが,これは閉ルー
プの形状によって,たまたま全てα=0となったもの
で,閉ループの形状によってはD=1の画像部分はα=
0の場合もあれば,α=1の場合もあり,また,α=0
とα=1とが混在する場合もある。
画像データD=1で囲まれた閉ループ内が「α=1」で
あり,また,閉ループ外は「α=0」である。即ち,第
2候補フラグα=1が閉ループ内を示す,α=0が閉ル
ープ外を示す候補フラグである。図49では,D=1の
画像データ部分がα=0となっているが,これは閉ルー
プの形状によって,たまたま全てα=0となったもの
で,閉ループの形状によってはD=1の画像部分はα=
0の場合もあれば,α=1の場合もあり,また,α=0
とα=1とが混在する場合もある。
【0107】図50は,第1候補フラグβ及びこれに付
属するカウンタ値Cのビット構成を示す説明図である。
b7 の1ビットがフラグβであり,b6 〜b0 (b6 が
MSB)の7ビットがカウンタ値Cである。
属するカウンタ値Cのビット構成を示す説明図である。
b7 の1ビットがフラグβであり,b6 〜b0 (b6 が
MSB)の7ビットがカウンタ値Cである。
【0108】図51は,第2候補フラグαと,画像デー
タDとにより,閉ループ内塗りつぶし信号Y0 ,閉ルー
プ内領域信号Y1 ,閉ループ外領域信号Y2 を発生する
論理を示す説明図である。
タDとにより,閉ループ内塗りつぶし信号Y0 ,閉ルー
プ内領域信号Y1 ,閉ループ外領域信号Y2 を発生する
論理を示す説明図である。
【0109】〔各実施例の効果〕前述したように実施例
1により第1候補フラグβ及び第2候補フラグαの求め
方を示し,実施例2及び実施例3により第1候補フラグ
β及び第2候補フラグαの求め方の変形例を示し,ま
た,実施例4では第1候補フラグβ及び第2候補フラグ
αの他に第3候補フラグγの求め方を示し,実施例5で
はパターンマッチングを行う場合のデータパターンの形
状の他の例を示し,更に,実施例6では第1候補フラグ
β及び第2候補フラグαの他にカウンタ値Cを用いた方
法を示した。これらの各実施例は,図52に示すよう
に,複数の閉ループが接触している場合(同図
(a)),閉ループが多重になっている場合(同図
(b)),ループの一部が開いていて閉ループとなって
いない場合(同図(c)),凹凸のある複雑な形状の閉
ループの場合等に対する応答(各フラグの値)が若干異
なるだけで,例えば,図5の閉ループに対しては,ルー
プ内はいずれもα(または,γ)は「1」になるもので
ある。換言すれば,閉ループの内側と外側を確実に判定
することができる。
1により第1候補フラグβ及び第2候補フラグαの求め
方を示し,実施例2及び実施例3により第1候補フラグ
β及び第2候補フラグαの求め方の変形例を示し,ま
た,実施例4では第1候補フラグβ及び第2候補フラグ
αの他に第3候補フラグγの求め方を示し,実施例5で
はパターンマッチングを行う場合のデータパターンの形
状の他の例を示し,更に,実施例6では第1候補フラグ
β及び第2候補フラグαの他にカウンタ値Cを用いた方
法を示した。これらの各実施例は,図52に示すよう
に,複数の閉ループが接触している場合(同図
(a)),閉ループが多重になっている場合(同図
(b)),ループの一部が開いていて閉ループとなって
いない場合(同図(c)),凹凸のある複雑な形状の閉
ループの場合等に対する応答(各フラグの値)が若干異
なるだけで,例えば,図5の閉ループに対しては,ルー
プ内はいずれもα(または,γ)は「1」になるもので
ある。換言すれば,閉ループの内側と外側を確実に判定
することができる。
【0110】以上,本発明の実施例について説明した
が,本発明はこれらの実施例に限らず種々の変化が可能
であることは勿論である。例えば,フラグβ或いはαを
求めるフローチャートは種々の変形が可能であるし,ま
た,パターンマッチングのパターン形状も種々の変形が
可能である。更に,各候補フラグを求めるフローチャー
トを実現するロジック図も種々の変形が可能である。ま
た,カウンタ値Cのビット数も7ビットに限定するもの
ではない。
が,本発明はこれらの実施例に限らず種々の変化が可能
であることは勿論である。例えば,フラグβ或いはαを
求めるフローチャートは種々の変形が可能であるし,ま
た,パターンマッチングのパターン形状も種々の変形が
可能である。更に,各候補フラグを求めるフローチャー
トを実現するロジック図も種々の変形が可能である。ま
た,カウンタ値Cのビット数も7ビットに限定するもの
ではない。
【0111】前述したように各実施例は,入力画像デー
タにライン単位或いは画素単位に同期してフラグβ,
α,或いはγを求めるものである。従って,フレームメ
モリのような大容量のメモリは不必要であり,リアルタ
イム処理が可能であり,ハードウェア化も容易という特
徴もある。
タにライン単位或いは画素単位に同期してフラグβ,
α,或いはγを求めるものである。従って,フレームメ
モリのような大容量のメモリは不必要であり,リアルタ
イム処理が可能であり,ハードウェア化も容易という特
徴もある。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像処理方
法は,画像データ中の処理対象画素が閉ループ内である
か否かを判定する画像処理方法において,処理対象画素
を含む周辺画素から成る第1のウインドウで主走査方向
の第1の方向で走査し,画像データのパターンマッチン
グを行って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを示
す第1の候補フラグを生成し,次に,処理対象画素を含
む周辺画素から成る第2のウインドウで主走査方向の第
2の方向で走査し,画像データのパターンマッチングを
行って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを示す第
2の候補フラグを生成し,その後,画像データと第1の
候補フラグ及び(或いは)第2の候補フラグとに基づい
て,処理対象画素が閉ループ内であるか否かを判別する
ため,閉ループの内側と外側を確実に判定することがで
きる。
法は,画像データ中の処理対象画素が閉ループ内である
か否かを判定する画像処理方法において,処理対象画素
を含む周辺画素から成る第1のウインドウで主走査方向
の第1の方向で走査し,画像データのパターンマッチン
グを行って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを示
す第1の候補フラグを生成し,次に,処理対象画素を含
む周辺画素から成る第2のウインドウで主走査方向の第
2の方向で走査し,画像データのパターンマッチングを
行って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを示す第
2の候補フラグを生成し,その後,画像データと第1の
候補フラグ及び(或いは)第2の候補フラグとに基づい
て,処理対象画素が閉ループ内であるか否かを判別する
ため,閉ループの内側と外側を確実に判定することがで
きる。
【0113】また,本発明の画像処理方法は,画像デー
タ中の処理対象画素が閉ループ内であるか否かを判定す
る画像処理方法において,処理対象画素を含む周辺画素
から成る第1のウインドウで主走査方向の第1の方向で
走査し,画像データのパターンマッチングを行って処理
対象画素が閉ループ内であるか否かを示す第1の候補フ
ラグを生成し,次に,処理対象画素を含む周辺画素から
成る第2のウインドウで主走査方向の第2の方向で走査
し,画像データのパターンマッチングを行って処理対象
画素が閉ループ内であるか否かを示す第2の候補フラグ
を生成し,続いて,第1及び第2の候補フラグとに基づ
いて,処理対象画素が閉ループ内であるか否かを示す第
3の候補フラグを生成し,その後,画像データと第3の
候補フラグとに基づいて,処理対象画素が閉ループ内で
あるか否かを判別するため,閉ループの内側と外側を確
実に判定することができる。
タ中の処理対象画素が閉ループ内であるか否かを判定す
る画像処理方法において,処理対象画素を含む周辺画素
から成る第1のウインドウで主走査方向の第1の方向で
走査し,画像データのパターンマッチングを行って処理
対象画素が閉ループ内であるか否かを示す第1の候補フ
ラグを生成し,次に,処理対象画素を含む周辺画素から
成る第2のウインドウで主走査方向の第2の方向で走査
し,画像データのパターンマッチングを行って処理対象
画素が閉ループ内であるか否かを示す第2の候補フラグ
を生成し,続いて,第1及び第2の候補フラグとに基づ
いて,処理対象画素が閉ループ内であるか否かを示す第
3の候補フラグを生成し,その後,画像データと第3の
候補フラグとに基づいて,処理対象画素が閉ループ内で
あるか否かを判別するため,閉ループの内側と外側を確
実に判定することができる。
【0114】また,本発明の画像処理装置は,画像デー
タ中の処理対象画素が閉ループ内であるか否かを判定す
る画像処理装置において,処理対象画素を含む周辺画素
から成る第1のウインドウで主走査方向の第1の方向で
走査し,画像データのパターンマッチングを行って処理
対象画素が閉ループ内であるか否かを示す第1の候補フ
ラグを生成する第1候補フラグ生成手段と,処理対象画
素を含む周辺画素から成る第2のウインドウで主走査方
向の第2の方向で走査し,画像データのパターンマッチ
ングを行って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを
示す第2の候補フラグを生成する第2候補フラグ生成手
段と,画像データと第1の候補フラグ及び(或いは)第
2の候補フラグとに基づいて,処理対象画素が閉ループ
内であるか否かを判別し,閉ループ内信号或いは閉ルー
プ外信号を発生する判別手段と,閉ループ内信号或いは
閉ループ外信号に基づいて,閉ループ内或いは閉ループ
外を塗りつぶした画像を記録する画像記録手段とを備え
たため,閉ループの内側と外側を確実に判定することが
できる。
タ中の処理対象画素が閉ループ内であるか否かを判定す
る画像処理装置において,処理対象画素を含む周辺画素
から成る第1のウインドウで主走査方向の第1の方向で
走査し,画像データのパターンマッチングを行って処理
対象画素が閉ループ内であるか否かを示す第1の候補フ
ラグを生成する第1候補フラグ生成手段と,処理対象画
素を含む周辺画素から成る第2のウインドウで主走査方
向の第2の方向で走査し,画像データのパターンマッチ
ングを行って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを
示す第2の候補フラグを生成する第2候補フラグ生成手
段と,画像データと第1の候補フラグ及び(或いは)第
2の候補フラグとに基づいて,処理対象画素が閉ループ
内であるか否かを判別し,閉ループ内信号或いは閉ルー
プ外信号を発生する判別手段と,閉ループ内信号或いは
閉ループ外信号に基づいて,閉ループ内或いは閉ループ
外を塗りつぶした画像を記録する画像記録手段とを備え
たため,閉ループの内側と外側を確実に判定することが
できる。
【0115】また,本発明の画像処理装置は,画像デー
タ中の処理対象画素が閉ループ内であるか否かを判定す
る画像処理装置において,処理対象画素を含む周辺画素
から成る第1のウインドウで主走査方向の第1の方向で
走査し,画像データのパターンマッチングを行って処理
対象画素が閉ループ内であるか否かを示す第1の候補フ
ラグを生成する第1候補フラグ生成手段と,処理対象画
素を含む周辺画素から成る第2のウインドウで主走査方
向の第2の方向で走査し,画像データのパターンマッチ
ングを行って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを
示す第2の候補フラグを生成する第2候補フラグ生成手
段と,画像データと第1の候補フラグ及び(或いは)第
2の候補フラグとに基づいて,処理対象画素が閉ループ
内であるか否かを判別し,閉ループ内信号或いは閉ルー
プ外信号を発生する判別手段と,画像パターンを発生す
るパターン発生手段と,閉ループ内信号或いは閉ループ
外信号,及び,画像パターンとに基づいて,閉ループ内
或いは閉ループ外を画像パターンで塗りつぶした画像を
記録する画像記録手段とを備えたため,閉ループの内側
と外側を確実に判定することができる。
タ中の処理対象画素が閉ループ内であるか否かを判定す
る画像処理装置において,処理対象画素を含む周辺画素
から成る第1のウインドウで主走査方向の第1の方向で
走査し,画像データのパターンマッチングを行って処理
対象画素が閉ループ内であるか否かを示す第1の候補フ
ラグを生成する第1候補フラグ生成手段と,処理対象画
素を含む周辺画素から成る第2のウインドウで主走査方
向の第2の方向で走査し,画像データのパターンマッチ
ングを行って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを
示す第2の候補フラグを生成する第2候補フラグ生成手
段と,画像データと第1の候補フラグ及び(或いは)第
2の候補フラグとに基づいて,処理対象画素が閉ループ
内であるか否かを判別し,閉ループ内信号或いは閉ルー
プ外信号を発生する判別手段と,画像パターンを発生す
るパターン発生手段と,閉ループ内信号或いは閉ループ
外信号,及び,画像パターンとに基づいて,閉ループ内
或いは閉ループ外を画像パターンで塗りつぶした画像を
記録する画像記録手段とを備えたため,閉ループの内側
と外側を確実に判定することができる。
【0116】また,本発明の画像処理装置は,画像デー
タ中の処理対象画素が閉ループ内であるか否かを判定す
る画像処理装置において,処理対象画素を含む周辺画素
から成る第1のウインドウで主走査方向の第1の方向で
走査し,画像データのパターンマッチングを行って処理
対象画素が閉ループ内であるか否かを示す第1の候補フ
ラグを生成する第1候補フラグ生成手段と,処理対象画
素を含む周辺画素から成る第2のウインドウで主走査方
向の第2の方向で走査し,画像データのパターンマッチ
ングを行って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを
示す第2の候補フラグを生成する第2候補フラグ生成手
段と,画像データと第1の候補フラグ及び(或いは)第
2の候補フラグとに基づいて,処理対象画素が閉ループ
内であるか否かを判別し,閉ループ内信号或いは閉ルー
プ外信号を発生する判別手段と,閉ループ内信号或いは
閉ループ外信号に基づいて,閉ループ内或いは閉ループ
外を特定の色で塗りつぶした画像を記録するカラー画像
記録手段とを備えたため,閉ループの内側と外側を確実
に判定することができる。
タ中の処理対象画素が閉ループ内であるか否かを判定す
る画像処理装置において,処理対象画素を含む周辺画素
から成る第1のウインドウで主走査方向の第1の方向で
走査し,画像データのパターンマッチングを行って処理
対象画素が閉ループ内であるか否かを示す第1の候補フ
ラグを生成する第1候補フラグ生成手段と,処理対象画
素を含む周辺画素から成る第2のウインドウで主走査方
向の第2の方向で走査し,画像データのパターンマッチ
ングを行って処理対象画素が閉ループ内であるか否かを
示す第2の候補フラグを生成する第2候補フラグ生成手
段と,画像データと第1の候補フラグ及び(或いは)第
2の候補フラグとに基づいて,処理対象画素が閉ループ
内であるか否かを判別し,閉ループ内信号或いは閉ルー
プ外信号を発生する判別手段と,閉ループ内信号或いは
閉ループ外信号に基づいて,閉ループ内或いは閉ループ
外を特定の色で塗りつぶした画像を記録するカラー画像
記録手段とを備えたため,閉ループの内側と外側を確実
に判定することができる。
【図1】実施例1のデジタル複写機の外観図を示す説明
図である。
図である。
【図2】実施例1のデジタル複写機における原稿からコ
ピーまでの画像データの流れを示すための概略ブロック
図である。
ピーまでの画像データの流れを示すための概略ブロック
図である。
【図3】原稿と主・副走査方向の関係を示す説明図であ
る。
る。
【図4】図3の原稿に対する再生画像を示す説明図であ
る。
る。
【図5】原稿上の閉ループ画像を読み取って2値化した
後の画像データを示す説明図である。
後の画像データを示す説明図である。
【図6】実施例1の第1の候補フラグ設定処理のフロー
チャートである。
チャートである。
【図7】図6のパターンマッチングで使用するパターン
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図8】図5の画像データに対して,第1の候補フラグ
設定処理を施した場合のβの結果を示す図である。
設定処理を施した場合のβの結果を示す図である。
【図9】実施例1の第2の候補フラグ設定処理のフロー
チャートである。
チャートである。
【図10】図9のパターンマッチングで使用するパター
ンを示す説明図である。
ンを示す説明図である。
【図11】図5の画像データに対して,第2の候補フラ
グ設定処理を施した場合のβの結果を示す図である。
グ設定処理を施した場合のβの結果を示す図である。
【図12】画像データに関連する信号のタイムチャート
をである。
をである。
【図13】画像データに関連する信号のタイムチャート
をである。
をである。
【図14】実施例1の第1の候補フラグ設定処理及び第
2の候補フラグ設定処理を実行する画像処理回路のブロ
ック図である。
2の候補フラグ設定処理を実行する画像処理回路のブロ
ック図である。
【図15】実施例1の第1候補フラグ処理回路の内部ロ
ジック図である。
ジック図である。
【図16】実施例1の第1候補フラグ検出器の内部ロジ
ック図である。
ック図である。
【図17】実施例1の第2候補フラグ処理回路の内部ロ
ジック図である。
ジック図である。
【図18】実施例1の第2候補フラグ検出器の内部ロジ
ック図である。
ック図である。
【図19】閉ループ内を特定の画像パターンで塗りつぶ
した画像データを得る手段示す説明図である。
した画像データを得る手段示す説明図である。
【図20】閉ループ内が特定の画像パターンで塗りつぶ
された再生画像を示す説明図である。
された再生画像を示す説明図である。
【図21】実施例2の第1の候補フラグ設定処理のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図22】実施例2の第2の候補フラグ設定処理のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図23】図21及び図22のフローチャートに対応す
るβ及びαの求め方を示す説明図である。
るβ及びαの求め方を示す説明図である。
【図24】図21及び図22のフローチャートに対応す
るβ及びαの求め方を示す説明図である。
るβ及びαの求め方を示す説明図である。
【図25】実施例2の第2候補フラグ検出器の内部ロジ
ック図である。
ック図である。
【図26】実施例3の第2の候補フラグ設定処理のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図27】図26のパターンマッチングで使用するパタ
ーンを示す説明図である。
ーンを示す説明図である。
【図28】実施例3の第2候補フラグ検出器の内部ロジ
ック図である。
ック図である。
【図29】実施例4の第1の候補フラグ設定処理のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図30】図29の「β=γ-y’処理」のフローチャー
トである。
トである。
【図31】実施例4の第2の候補フラグ設定処理のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図32】図31の「α=γ-y”処理」のフローチャー
トである。
トである。
【図33】実施例4の第3の候補フラグ設定処理のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図34】図29〜図33のフローチャートの動作を示
すための説明図である。
すための説明図である。
【図35】図29〜図33のフローチャートの動作を示
すための説明図である。
すための説明図である。
【図36】図29〜図33のフローチャートの動作を示
すための説明図である。
すための説明図である。
【図37】第3候補フラグと画像データとから閉ループ
塗りつぶし信号及び閉ループ内領域信号を得る論理を示
す説明図である。
塗りつぶし信号及び閉ループ内領域信号を得る論理を示
す説明図である。
【図38】実施例5の第1の候補フラグ設定処理のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図39】図38のパターンマッチングで使用するパタ
ーンを示す説明図である。
ーンを示す説明図である。
【図40】実施例5の第2の候補フラグ設定処理のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図41】図40のパターンマッチングで使用するパタ
ーンを示す説明図である。
ーンを示す説明図である。
【図42】原稿上の閉ループ画像を読み取って2値化し
た後の画像データを示す説明図である。
た後の画像データを示す説明図である。
【図43】実施例6の第1の候補フラグ設定処理のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図44】図43のパターンマッチングで使用するパタ
ーンを示す説明図である。
ーンを示す説明図である。
【図45】実施例6の第2の候補フラグ設定処理のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図46】図45のパターンマッチングで使用するパタ
ーンを示す説明図である。
ーンを示す説明図である。
【図47】図42の画像データに対して,第1の候補フ
ラグ設定処理及び第2の候補フラグ設定処理施した後の
結果を示す図である。
ラグ設定処理及び第2の候補フラグ設定処理施した後の
結果を示す図である。
【図48】ラインY8 までαが求まって状態を示す説明
図である。
図である。
【図49】ラインY10までαが求まって状態を示す説明
図である。
図である。
【図50】第1候補フラグβ及びこれに付属するカウン
タ値Cのビット構成を示す説明図である。
タ値Cのビット構成を示す説明図である。
【図51】第2候補フラグαと,画像データDとによ
り,閉ループ内塗りつぶし信号Y0,閉ループ内領域信
号Y1 ,閉ループ外領域信号Y2 を発生する論理を示す
説明図である。
り,閉ループ内塗りつぶし信号Y0,閉ループ内領域信
号Y1 ,閉ループ外領域信号Y2 を発生する論理を示す
説明図である。
【図52】各実施例の効果を示すための説明図である。
【図53】従来の画像処理方法及びその装置の問題点を
示すための説明図である。
示すための説明図である。
1 デジタル複写機 10 画像読取部 20 画像
処理部 30 画像書込部 40 制御
部 100 第1候補フラグ処理回路 200 第2候補フラグ処理回路 300 第1候補フラグ検出器 400 第2候補フラグ検出器 501 パターン発生器
処理部 30 画像書込部 40 制御
部 100 第1候補フラグ処理回路 200 第2候補フラグ処理回路 300 第1候補フラグ検出器 400 第2候補フラグ検出器 501 パターン発生器
Claims (10)
- 【請求項1】 画像データ中の処理対象画素が閉ループ
内であるか否かを判定する画像処理方法において,処理
対象画素を含む周辺画素から成る第1のウインドウで主
走査方向の第1の方向で走査し,画像データのパターン
マッチングを行って処理対象画素が閉ループ内であるか
否かを示す第1の候補フラグを生成し,次に,処理対象
画素を含む周辺画素から成る第2のウインドウで主走査
方向の第2の方向で走査し,画像データのパターンマッ
チングを行って処理対象画素が閉ループ内であるか否か
を示す第2の候補フラグを生成し,その後,画像データ
と第1の候補フラグ及び(或いは)第2の候補フラグと
に基づいて,処理対象画素が閉ループ内であるか否かを
判別することを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項2】 前記第1或いは第2のウインドウにおい
て特定パターンとマッチングした場合には,処理対象画
素の第2或いは第1の候補フラグと,処理対象画素に隣
接する画素の第1或いは第2の候補フラグとが一致する
か否かを判別し,判別結果に基づいて,処理対象画素の
第1或いは第2の候補フラグを決定することを特徴とす
る請求項1記載の画像処理方法。 - 【請求項3】 前記第1或いは第2のウインドウにおい
て特定パターンとマッチングした場合には,前記第1或
いは第2のウインドウの走査方向について処理対象画素
の1つ手前の画素の第1或いは第2の候補フラグと,副
走査方向について処理対象画素の1つ手前の画素の第2
或いは第1の候補フラグとが一致するか否かを判別し,
判別結果に基づいて,処理対象画素の第1或いは第2の
候補フラグを決定することを特徴とする請求項1記載の
画像処理方法。 - 【請求項4】 画像データ中の処理対象画素が閉ループ
内であるか否かを判定する画像処理方法において,処理
対象画素を含む周辺画素から成る第1のウインドウで主
走査方向の第1の方向で走査し,画像データのパターン
マッチングを行って処理対象画素が閉ループ内であるか
否かを示す第1の候補フラグを生成し,次に,処理対象
画素を含む周辺画素から成る第2のウインドウで主走査
方向の第2の方向で走査し,画像データのパターンマッ
チングを行って処理対象画素が閉ループ内であるか否か
を示す第2の候補フラグを生成し,続いて,第1及び第
2の候補フラグとに基づいて,処理対象画素が閉ループ
内であるか否かを示す第3の候補フラグを生成し,その
後,画像データと第3の候補フラグとに基づいて,処理
対象画素が閉ループ内であるか否かを判別することを特
徴とする画像処理方法。 - 【請求項5】 処理対象画素が閉ループ内であるか否か
の判別結果に基づいて,閉ループ内塗りつぶし信号,閉
ループ外塗りつぶし信号,閉ループ内領域信号,閉ルー
プ外領域信号のうち少なくとも1つの信号を生成するこ
とを特徴とする請求項1,2,3または4記載の画像処
理方法。 - 【請求項6】 副走査方向に連続する同じ値の第1或い
は第2の候補フラグの個数を連続個数情報として計数
し,処理対象画素の第1或いは第2の候補フラグに従属
させて保持し,前記第1或いは第2のウインドウにおい
て特定パターンとマッチングした場合には,処理対象画
素の走査方向に1つ手前の画素の第1或いは第2の候補
フラグに付属する連続個数情報と,処理対象画素の副走
査方向に1つ手前の画素の第1或いは第2の候補フラグ
に付属する連続個数情報との比較結果に基づいて,処理
対象画素の第1或いは第2の候補フラグの値を決定する
請求項1記載の画像処理方法。 - 【請求項7】 画像データ中の処理対象画素が閉ループ
内であるか否かを判定する画像処理装置において,処理
対象画素を含む周辺画素から成る第1のウインドウで主
走査方向の第1の方向で走査し,画像データのパターン
マッチングを行って処理対象画素が閉ループ内であるか
否かを示す第1の候補フラグを生成する第1候補フラグ
生成手段と,処理対象画素を含む周辺画素から成る第2
のウインドウで主走査方向の第2の方向で走査し,画像
データのパターンマッチングを行って処理対象画素が閉
ループ内であるか否かを示す第2の候補フラグを生成す
る第2候補フラグ生成手段と,画像データと第1の候補
フラグ及び(或いは)第2の候補フラグとに基づいて,
処理対象画素が閉ループ内であるか否かを判別し,閉ル
ープ内信号或いは閉ループ外信号を発生する判別手段
と,前記閉ループ内信号或いは閉ループ外信号に基づい
て,閉ループ内或いは閉ループ外を塗りつぶした画像を
記録する画像記録手段とを備えたことを特徴とする画像
処理装置。 - 【請求項8】 前記第1或いは第2の候補フラグに付属
して,副走査方向に同じ値が連続した第1或いは第2の
候補フラグの個数を計数した連続個数情報を生成する連
続個数生成手段を備え,前記第1或いは第2候補フラグ
生成手段は,前記ウインドウにおいて特定パターンとマ
ッチングした場合,処理対象画素の走査方向に1つ手前
の画素の第1或いは第2の候補フラグに付属する連続個
数情報と,処理対象画素の副走査方向に1つ手前の画素
の第1或いは第2の候補フラグに付属する連続個数情報
との比較結果に基づいて,処理対象画素の第1或いは第
2の候補フラグの値を決定する請求項7記載の画像処理
装置。 - 【請求項9】 画像データ中の処理対象画素が閉ループ
内であるか否かを判定する画像処理装置において,処理
対象画素を含む周辺画素から成る第1のウインドウで主
走査方向の第1の方向で走査し,画像データのパターン
マッチングを行って処理対象画素が閉ループ内であるか
否かを示す第1の候補フラグを生成する第1候補フラグ
生成手段と,処理対象画素を含む周辺画素から成る第2
のウインドウで主走査方向の第2の方向で走査し,画像
データのパターンマッチングを行って処理対象画素が閉
ループ内であるか否かを示す第2の候補フラグを生成す
る第2候補フラグ生成手段と,画像データと第1の候補
フラグ及び(或いは)第2の候補フラグとに基づいて,
処理対象画素が閉ループ内であるか否かを判別し,閉ル
ープ内信号或いは閉ループ外信号を発生する判別手段
と,画像パターンを発生するパターン発生手段と,前記
閉ループ内信号或いは閉ループ外信号,及び,画像パタ
ーンとに基づいて,閉ループ内或いは閉ループ外を画像
パターンで塗りつぶした画像を記録する画像記録手段と
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項10】 画像データ中の処理対象画素が閉ルー
プ内であるか否かを判定する画像処理装置において,処
理対象画素を含む周辺画素から成る第1のウインドウで
主走査方向の第1の方向で走査し,画像データのパター
ンマッチングを行って処理対象画素が閉ループ内である
か否かを示す第1の候補フラグを生成する第1候補フラ
グ生成手段と,処理対象画素を含む周辺画素から成る第
2のウインドウで主走査方向の第2の方向で走査し,画
像データのパターンマッチングを行って処理対象画素が
閉ループ内であるか否かを示す第2の候補フラグを生成
する第2候補フラグ生成手段と,画像データと第1の候
補フラグ及び(或いは)第2の候補フラグとに基づい
て,処理対象画素が閉ループ内であるか否かを判別し,
閉ループ内信号或いは閉ループ外信号を発生する判別手
段と,前記閉ループ内信号或いは閉ループ外信号に基づ
いて,閉ループ内或いは閉ループ外を特定の色で塗りつ
ぶした画像を記録するカラー画像記録手段とを備えたこ
とを特徴とする画像処理装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4160200A JPH05328094A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 画像処理方法及びその装置 |
| US08/067,110 US5444543A (en) | 1992-05-27 | 1993-05-26 | Method and apparatus for detecting a closed-loop area of an image |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4160200A JPH05328094A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 画像処理方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05328094A true JPH05328094A (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=15709966
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4160200A Pending JPH05328094A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 画像処理方法及びその装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5444543A (ja) |
| JP (1) | JPH05328094A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114565924A (zh) * | 2022-02-09 | 2022-05-31 | 南京红松信息技术有限公司 | 一种基于像素提取的矩形标志位的检测方法 |
Families Citing this family (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6786420B1 (en) | 1997-07-15 | 2004-09-07 | Silverbrook Research Pty. Ltd. | Data distribution mechanism in the form of ink dots on cards |
| US6618117B2 (en) | 1997-07-12 | 2003-09-09 | Silverbrook Research Pty Ltd | Image sensing apparatus including a microcontroller |
| US6985207B2 (en) | 1997-07-15 | 2006-01-10 | Silverbrook Research Pty Ltd | Photographic prints having magnetically recordable media |
| US7551201B2 (en) | 1997-07-15 | 2009-06-23 | Silverbrook Research Pty Ltd | Image capture and processing device for a print on demand digital camera system |
| US6690419B1 (en) | 1997-07-15 | 2004-02-10 | Silverbrook Research Pty Ltd | Utilising eye detection methods for image processing in a digital image camera |
| AUPO850597A0 (en) | 1997-08-11 | 1997-09-04 | Silverbrook Research Pty Ltd | Image processing method and apparatus (art01a) |
| US7110024B1 (en) | 1997-07-15 | 2006-09-19 | Silverbrook Research Pty Ltd | Digital camera system having motion deblurring means |
| US6879341B1 (en) | 1997-07-15 | 2005-04-12 | Silverbrook Research Pty Ltd | Digital camera system containing a VLIW vector processor |
| AUPO802797A0 (en) | 1997-07-15 | 1997-08-07 | Silverbrook Research Pty Ltd | Image processing method and apparatus (ART54) |
| US6624848B1 (en) | 1997-07-15 | 2003-09-23 | Silverbrook Research Pty Ltd | Cascading image modification using multiple digital cameras incorporating image processing |
| AUPP702098A0 (en) | 1998-11-09 | 1998-12-03 | Silverbrook Research Pty Ltd | Image creation method and apparatus (ART73) |
| AUPQ056099A0 (en) | 1999-05-25 | 1999-06-17 | Silverbrook Research Pty Ltd | A method and apparatus (pprint01) |
| US7233699B2 (en) * | 2002-03-18 | 2007-06-19 | National Instruments Corporation | Pattern matching using multiple techniques |
| CN111986313B (zh) * | 2020-08-21 | 2024-09-17 | 浙江商汤科技开发有限公司 | 回环检测方法及装置、电子设备和存储介质 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4912487A (en) * | 1988-03-25 | 1990-03-27 | Texas Instruments Incorporated | Laser scanner using focusing acousto-optic device |
-
1992
- 1992-05-27 JP JP4160200A patent/JPH05328094A/ja active Pending
-
1993
- 1993-05-26 US US08/067,110 patent/US5444543A/en not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114565924A (zh) * | 2022-02-09 | 2022-05-31 | 南京红松信息技术有限公司 | 一种基于像素提取的矩形标志位的检测方法 |
| CN114565924B (zh) * | 2022-02-09 | 2024-06-07 | 南京红松信息技术有限公司 | 一种基于像素提取的矩形标志位的检测方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5444543A (en) | 1995-08-22 |
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