JPH05291203A - アルミニウム系パターンの形成方法 - Google Patents
アルミニウム系パターンの形成方法Info
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- JPH05291203A JPH05291203A JP9087592A JP9087592A JPH05291203A JP H05291203 A JPH05291203 A JP H05291203A JP 9087592 A JP9087592 A JP 9087592A JP 9087592 A JP9087592 A JP 9087592A JP H05291203 A JPH05291203 A JP H05291203A
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- carbon
- resist
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 Al系材料層のドライエッチングにおける選
択性を向上させる。 【構成】 Al系多層膜7をNOCl(塩化ニトロシ
ル)/Cl2 混合ガスを用いてエッチングする。このと
き、レジスト・マスク8の分解生成物に由来して形成さ
れる炭素系ポリマーCClx にはニトロシル基(−N=
O)が導入され、強い化学結合と静電吸着力が付与され
てエッチング耐性が向上する。したがって、異方性加工
に必要な入射イオン・エネルギーと炭素系ポリマーの堆
積量が低減でき、レジスト選択性および下地選択性が向
上する他、パーティクル汚染やアフターコロージョンも
抑制できる。NO2 Cl(塩化ニトリル)/Cl2 混合
ガスによっても同様の効果が得られる。エッチング後に
フッ素系ガスによるプラズマ・クリーニングを行うこと
も有効である。
択性を向上させる。 【構成】 Al系多層膜7をNOCl(塩化ニトロシ
ル)/Cl2 混合ガスを用いてエッチングする。このと
き、レジスト・マスク8の分解生成物に由来して形成さ
れる炭素系ポリマーCClx にはニトロシル基(−N=
O)が導入され、強い化学結合と静電吸着力が付与され
てエッチング耐性が向上する。したがって、異方性加工
に必要な入射イオン・エネルギーと炭素系ポリマーの堆
積量が低減でき、レジスト選択性および下地選択性が向
上する他、パーティクル汚染やアフターコロージョンも
抑制できる。NO2 Cl(塩化ニトリル)/Cl2 混合
ガスによっても同様の効果が得られる。エッチング後に
フッ素系ガスによるプラズマ・クリーニングを行うこと
も有効である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造分野等
において適用されるアルミニウム(Al)系パターンの
形成方法に関し、特にAl系材料層のドライエッチング
においてレジスト選択性の向上、パーティクル汚染の低
減、アフターコロージョンの抑制等を図る方法に関す
る。
において適用されるアルミニウム(Al)系パターンの
形成方法に関し、特にAl系材料層のドライエッチング
においてレジスト選択性の向上、パーティクル汚染の低
減、アフターコロージョンの抑制等を図る方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の電極配線材料としては、A
l、あるいはこれに1〜2%のシリコン(Si)を添加
したAl−Si合金、さらにストレス・マイグレーショ
ン対策として0.5〜1%の銅(Cu)を添加したAl
−Si−Cu合金等のAl系材料が広く使用されてい
る。
l、あるいはこれに1〜2%のシリコン(Si)を添加
したAl−Si合金、さらにストレス・マイグレーショ
ン対策として0.5〜1%の銅(Cu)を添加したAl
−Si−Cu合金等のAl系材料が広く使用されてい
る。
【0003】Al系材料層のドライエッチングは、一般
に塩素系ガスを使用して行われている。たとえば、特公
昭59−22374号公報に開示されるBCl3 /Cl
2 混合ガスはその代表例である。Al系材料層のエッチ
ングにおいて主エッチング種として寄与する化学種はC
l* (塩素ラジカル)であり、自発的で極めて速やかな
エッチング反応を進行させる。しかし、Cl* のみでは
エッチングが等方的に進行するため、通常は入射イオン
・エネルギーをある程度高めた条件下でイオン・アシス
ト反応を進行させ、かつ入射イオンにスパッタされたレ
ジスト・マスクの分解生成物を側壁保護膜として利用す
ることで、高選択性を達成している。BCl3 は、Al
系材料層の表面の自然酸化膜を還元するために添加され
ている化合物であるが、上記入射イオンとしてBClx
+ を供給するという重要な役目も担っている。
に塩素系ガスを使用して行われている。たとえば、特公
昭59−22374号公報に開示されるBCl3 /Cl
2 混合ガスはその代表例である。Al系材料層のエッチ
ングにおいて主エッチング種として寄与する化学種はC
l* (塩素ラジカル)であり、自発的で極めて速やかな
エッチング反応を進行させる。しかし、Cl* のみでは
エッチングが等方的に進行するため、通常は入射イオン
・エネルギーをある程度高めた条件下でイオン・アシス
ト反応を進行させ、かつ入射イオンにスパッタされたレ
ジスト・マスクの分解生成物を側壁保護膜として利用す
ることで、高選択性を達成している。BCl3 は、Al
系材料層の表面の自然酸化膜を還元するために添加され
ている化合物であるが、上記入射イオンとしてBClx
+ を供給するという重要な役目も担っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に異方性を確保するためにある程度大きな入射イオン・
エネルギーを用いてレジスト・マスクをスパッタするプ
ロセスでは、必然的にレジスト選択性の低下が問題とな
る。典型的なプロセスにおけるレジスト選択比は、わず
かに2程度である。かかる選択性の低さは、微細な配線
パターンの加工においてレジスト・マスクとの寸法変換
差を発生させたり、異方性形状を劣化させること等の原
因となる。
に異方性を確保するためにある程度大きな入射イオン・
エネルギーを用いてレジスト・マスクをスパッタするプ
ロセスでは、必然的にレジスト選択性の低下が問題とな
る。典型的なプロセスにおけるレジスト選択比は、わず
かに2程度である。かかる選択性の低さは、微細な配線
パターンの加工においてレジスト・マスクとの寸法変換
差を発生させたり、異方性形状を劣化させること等の原
因となる。
【0005】その一方で、高度に微細化された半導体装
置のデザイン・ルールの下では、フォトリソグラフィに
おける解像度を向上させる観点からレジスト塗膜の膜厚
を薄くすることが要求されている。したがって、薄いレ
ジスト塗膜にもとづく高解像度と、このレジスト塗膜か
ら形成されるレジスト・マスクを介した高精度エッチン
グとを両立させることが困難となりつつある。
置のデザイン・ルールの下では、フォトリソグラフィに
おける解像度を向上させる観点からレジスト塗膜の膜厚
を薄くすることが要求されている。したがって、薄いレ
ジスト塗膜にもとづく高解像度と、このレジスト塗膜か
ら形成されるレジスト・マスクを介した高精度エッチン
グとを両立させることが困難となりつつある。
【0006】この問題に対処するため、従来からレジス
ト・マスクの表面に反応生成物を堆積させる方法が提案
されている。たとえば、第33回集積回路シンポジウム
講演予稿集(1987年),p.114にはエッチング
・ガスとしてSiCl4 を用いるプロセスが報告されて
いる。これは、レジスト・マスクの表面をSiで被覆す
ることにより、該レジスト・マスクのエッチング耐性を
高めようとするものである。
ト・マスクの表面に反応生成物を堆積させる方法が提案
されている。たとえば、第33回集積回路シンポジウム
講演予稿集(1987年),p.114にはエッチング
・ガスとしてSiCl4 を用いるプロセスが報告されて
いる。これは、レジスト・マスクの表面をSiで被覆す
ることにより、該レジスト・マスクのエッチング耐性を
高めようとするものである。
【0007】また、Proceedings of t
he 11th Symposium on Dry
Process,p.45(1989)には、BBr3
を用いるプロセスが報告されている。これは、レジスト
・マスクの表面を蒸気圧の低いCBrx で被覆すること
により、該レジスト・マスクのエッチング耐性を一層高
めようとするものである。このCBrx によるレジスト
・マスクの保護メカニズム等については、月刊セミコン
ダクターワールド1990年12月号,p103〜10
7(プレスジャーナル社刊)に詳述されており、レジス
ト選択比として約5の値が報告されている。
he 11th Symposium on Dry
Process,p.45(1989)には、BBr3
を用いるプロセスが報告されている。これは、レジスト
・マスクの表面を蒸気圧の低いCBrx で被覆すること
により、該レジスト・マスクのエッチング耐性を一層高
めようとするものである。このCBrx によるレジスト
・マスクの保護メカニズム等については、月刊セミコン
ダクターワールド1990年12月号,p103〜10
7(プレスジャーナル社刊)に詳述されており、レジス
ト選択比として約5の値が報告されている。
【0008】しかし、上記のレベルでレジスト選択比を
達成するためには、SiやCBrxをかなり多量に堆積
させることが必要となり、実際の製造ラインではパーテ
ィクル・レベルを悪化させる虞れが大きい。そこで本発
明は、上述の諸問題を解決し、パーティクル汚染を抑制
しながら高いレジスト選択性が達成可能なAl系パター
ンの形成方法を提供することを目的とする。
達成するためには、SiやCBrxをかなり多量に堆積
させることが必要となり、実際の製造ラインではパーテ
ィクル・レベルを悪化させる虞れが大きい。そこで本発
明は、上述の諸問題を解決し、パーティクル汚染を抑制
しながら高いレジスト選択性が達成可能なAl系パター
ンの形成方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のAl系パターン
の形成方法は、上述の目的を達成するために提案される
ものであり、分子内にニトロシル基もしくはニトリル基
の少なくとも一方の官能基とハロゲン原子とを有するハ
ロゲン化合物を含むエッチング・ガスを用いて基板上の
Al系材料層をエッチングすることを特徴とする。
の形成方法は、上述の目的を達成するために提案される
ものであり、分子内にニトロシル基もしくはニトリル基
の少なくとも一方の官能基とハロゲン原子とを有するハ
ロゲン化合物を含むエッチング・ガスを用いて基板上の
Al系材料層をエッチングすることを特徴とする。
【0010】本発明はまた、前記エッチング・ガスがさ
らに放電解離条件下でプラズマ中にイオウを放出し得る
イオウ系化合物を含むことを特徴とする。
らに放電解離条件下でプラズマ中にイオウを放出し得る
イオウ系化合物を含むことを特徴とする。
【0011】本発明はさらに、前記Al系材料層のエッ
チングを終了した後、前記基板を加熱しながらフッ素系
化合物を含む処理ガスを用いてプラズマ処理を行うこと
を特徴とする。
チングを終了した後、前記基板を加熱しながらフッ素系
化合物を含む処理ガスを用いてプラズマ処理を行うこと
を特徴とする。
【0012】
【作用】本発明のポイントは、炭素系ポリマー自身の膜
質を強化することにより、その堆積量を減少させても十
分に高いレジスト選択性を達成する点にある。炭素系ポ
リマー自身の膜質を強化する方法として、本発明では分
子中にニトロシル基(−N=O)もしくはニトリル基
(−NO2 )の少なくとも一方の官能基とハロゲン原子
とを有するハロゲン化合物を使用する。
質を強化することにより、その堆積量を減少させても十
分に高いレジスト選択性を達成する点にある。炭素系ポ
リマー自身の膜質を強化する方法として、本発明では分
子中にニトロシル基(−N=O)もしくはニトリル基
(−NO2 )の少なくとも一方の官能基とハロゲン原子
とを有するハロゲン化合物を使用する。
【0013】これらの化合物は、分子内にハロゲン原子
を含むことから、原理的には単独でもAl系材料層のエ
ッチング・ガスを構成することができる。しかし、本発
明のエッチング反応系における上記ハロゲン化合物の重
要な作用は、上記の各官能基がN原子が正電荷、O原子
が負電荷を帯びるごとく分極した構造をとることがで
き、高い重合促進活性を有することである。つまり、か
かる官能基もしくはこれに由来する原子団がプラズマ中
に存在することにより、炭素系ポリマーの重合度が上昇
し、イオン入射やラジカルの攻撃に対する耐性を高める
ことができる。また、炭素系ポリマーに上述の官能基が
導入されると、単に−CX2 −(Xはハロゲン原子を表
す。)の繰り返し構造からなる従来の炭素系ポリマーよ
りも化学的,物理的安定性が増すことも、近年の研究に
より明らかとなっている。これは、2原子間の結合エネ
ルギーを比較すると、C−N結合(770kJ/mo
l)がC−C結合(607kJ/mol)より大きいこ
とからも直観的に理解される。さらに、上述のような官
能基の導入により炭素系ポリマーの極性が増大し、エッ
チング中は負に帯電しているウェハに対してその静電吸
着力が高まることによっても、炭素系ポリマーの表面保
護効果は向上する。
を含むことから、原理的には単独でもAl系材料層のエ
ッチング・ガスを構成することができる。しかし、本発
明のエッチング反応系における上記ハロゲン化合物の重
要な作用は、上記の各官能基がN原子が正電荷、O原子
が負電荷を帯びるごとく分極した構造をとることがで
き、高い重合促進活性を有することである。つまり、か
かる官能基もしくはこれに由来する原子団がプラズマ中
に存在することにより、炭素系ポリマーの重合度が上昇
し、イオン入射やラジカルの攻撃に対する耐性を高める
ことができる。また、炭素系ポリマーに上述の官能基が
導入されると、単に−CX2 −(Xはハロゲン原子を表
す。)の繰り返し構造からなる従来の炭素系ポリマーよ
りも化学的,物理的安定性が増すことも、近年の研究に
より明らかとなっている。これは、2原子間の結合エネ
ルギーを比較すると、C−N結合(770kJ/mo
l)がC−C結合(607kJ/mol)より大きいこ
とからも直観的に理解される。さらに、上述のような官
能基の導入により炭素系ポリマーの極性が増大し、エッ
チング中は負に帯電しているウェハに対してその静電吸
着力が高まることによっても、炭素系ポリマーの表面保
護効果は向上する。
【0014】このように、炭素系ポリマー自身の膜質が
強化されることにより、異方性加工に必要な入射イオン
・エネルギーを低減させることができ、レジスト選択性
を向上させることができる。これにより、比較的薄いフ
ォトレジスト塗膜からも十分に実用に耐えるエッチング
・マスクが形成できるようになり、加工寸法変換差の発
生を防止できる一方で、フォトリソグラフィにおける高
解像度を犠牲にせずに済む。また、高異方性、高選択性
を達成するために必要な炭素系ポリマーの堆積量を低減
できるので、従来技術に比べてパーティクル汚染を減少
させることができる。また、炭素系ポリマーに取り込ま
れる形で存在する残留塩素も減少するので、アフターコ
ロージョン耐性も向上する。
強化されることにより、異方性加工に必要な入射イオン
・エネルギーを低減させることができ、レジスト選択性
を向上させることができる。これにより、比較的薄いフ
ォトレジスト塗膜からも十分に実用に耐えるエッチング
・マスクが形成できるようになり、加工寸法変換差の発
生を防止できる一方で、フォトリソグラフィにおける高
解像度を犠牲にせずに済む。また、高異方性、高選択性
を達成するために必要な炭素系ポリマーの堆積量を低減
できるので、従来技術に比べてパーティクル汚染を減少
させることができる。また、炭素系ポリマーに取り込ま
れる形で存在する残留塩素も減少するので、アフターコ
ロージョン耐性も向上する。
【0015】さらに、入射イオン・エネルギーの低減は
当然、下地選択性の向上にもつながるので、たとえばA
l系材料層の下地の層間絶縁膜のスパッタを減少させ、
そのパターン側壁部への再付着等を抑制することができ
る。したがって、再付着物に取り込まれる形で存在する
残留塩素も減少し、このことによってもアフターコロー
ジョンを効果的に抑制することが可能となる。
当然、下地選択性の向上にもつながるので、たとえばA
l系材料層の下地の層間絶縁膜のスパッタを減少させ、
そのパターン側壁部への再付着等を抑制することができ
る。したがって、再付着物に取り込まれる形で存在する
残留塩素も減少し、このことによってもアフターコロー
ジョンを効果的に抑制することが可能となる。
【0016】本発明は、以上のような考え方を基本とし
ているが、さらに一層の低汚染化と低ダメージ化を目指
す方法も提案する。その方法とは、上記のエッチング・
ガスに、さらに放電解離条件下でプラズマ中にイオウ
(S)を放出できるイオウ系化合物を添加することであ
る。この場合、エッチング反応生成物である炭素系ポリ
マーに加え、Sも側壁保護に利用できるようになる。S
は、条件にもよるが、基板(ウェハ)がおおよそ室温以
下に温度制御されていればその表面に堆積し、おおよそ
90℃以上に加熱されれば容易に昇華するので、自身が
パーティクル汚染源となる虞れがない。
ているが、さらに一層の低汚染化と低ダメージ化を目指
す方法も提案する。その方法とは、上記のエッチング・
ガスに、さらに放電解離条件下でプラズマ中にイオウ
(S)を放出できるイオウ系化合物を添加することであ
る。この場合、エッチング反応生成物である炭素系ポリ
マーに加え、Sも側壁保護に利用できるようになる。S
は、条件にもよるが、基板(ウェハ)がおおよそ室温以
下に温度制御されていればその表面に堆積し、おおよそ
90℃以上に加熱されれば容易に昇華するので、自身が
パーティクル汚染源となる虞れがない。
【0017】また、このSの一部はさらにニトロシル基
もしくはニトリル基から放出されるNと反応し、種々の
窒化イオウ系化合物を生成する。上記窒化イオウ系化合
物の主体をなし、本発明者が特に側壁保護効果を期待す
る化合物は、ポリチアジル(SN)x である。ポリチア
ジルの単結晶状態における性質,構造等については、
J.Am.Chem.Soc.,Vol.29,p.6
358〜6363(1975)に詳述されている。常圧
下では208℃、減圧下では140〜150℃付近まで
安定に存在するポリマー状物質である。したがって、通
常のドライエッチングが行われるウェハ温度条件下では
該ウェハ上に堆積し、イオンの垂直入射面ではスパッタ
除去過程と競合することによりエッチング速度を低下さ
せ、パターン側壁部では側壁保護の役割を果たす。しか
も、(SN)x の結晶中では、S−N−S−N−…の繰
り返し共有結合からなる主鎖が互いに平行に配向してい
る。したがって、この(SN)x を主体とする窒化イオ
ウ系化合物は、F* 等の侵入を有効に阻止することがで
きる。また、条件により加速されたイオンが入射したと
しても、結合角や立体配座の変化等に由来していわゆる
スポンジ効果が発揮され、イオン衝撃を吸収もしくは緩
和することができる。つまり、単体のSの堆積物よりも
側壁保護効果が大きく、またイオン衝撃に対する緩衝性
も高いのである。さらに、(SN)x は減圧下で140
〜150℃付近まで加熱すれば容易に分解または昇華
し、完全に除去することができる。
もしくはニトリル基から放出されるNと反応し、種々の
窒化イオウ系化合物を生成する。上記窒化イオウ系化合
物の主体をなし、本発明者が特に側壁保護効果を期待す
る化合物は、ポリチアジル(SN)x である。ポリチア
ジルの単結晶状態における性質,構造等については、
J.Am.Chem.Soc.,Vol.29,p.6
358〜6363(1975)に詳述されている。常圧
下では208℃、減圧下では140〜150℃付近まで
安定に存在するポリマー状物質である。したがって、通
常のドライエッチングが行われるウェハ温度条件下では
該ウェハ上に堆積し、イオンの垂直入射面ではスパッタ
除去過程と競合することによりエッチング速度を低下さ
せ、パターン側壁部では側壁保護の役割を果たす。しか
も、(SN)x の結晶中では、S−N−S−N−…の繰
り返し共有結合からなる主鎖が互いに平行に配向してい
る。したがって、この(SN)x を主体とする窒化イオ
ウ系化合物は、F* 等の侵入を有効に阻止することがで
きる。また、条件により加速されたイオンが入射したと
しても、結合角や立体配座の変化等に由来していわゆる
スポンジ効果が発揮され、イオン衝撃を吸収もしくは緩
和することができる。つまり、単体のSの堆積物よりも
側壁保護効果が大きく、またイオン衝撃に対する緩衝性
も高いのである。さらに、(SN)x は減圧下で140
〜150℃付近まで加熱すれば容易に分解または昇華
し、完全に除去することができる。
【0018】この他、プラズマ中にF* 等のハロゲン・
ラジカルが存在している場合には、上記(SN)x のS
原子上にハロゲン原子が結合したハロゲン化チアジルも
生成し得る。また、F* の生成量を制御するために水素
系ガスが添加されている場合には、チアジル水素も生成
し得る。さらに、条件によっては分子内のS原子数とN
原子数が不均衡な環状窒化イオウ化合物、あるいはこれ
ら環状窒化イオウ化合物のN原子上にH原子が結合した
イミド型化合物等も生成可能である。
ラジカルが存在している場合には、上記(SN)x のS
原子上にハロゲン原子が結合したハロゲン化チアジルも
生成し得る。また、F* の生成量を制御するために水素
系ガスが添加されている場合には、チアジル水素も生成
し得る。さらに、条件によっては分子内のS原子数とN
原子数が不均衡な環状窒化イオウ化合物、あるいはこれ
ら環状窒化イオウ化合物のN原子上にH原子が結合した
イミド型化合物等も生成可能である。
【0019】いずれにしても、上述の窒化イオウ系化合
物は、通常のウェハ温度条件下ではウェハ上に堆積可能
であり、ウェハを加熱すれば除去される。本発明では、
かかるSおよび窒化イオウ系化合物の堆積が期待できる
ことにより、入射イオン・エネルギーを一層低減でき、
低ダメージ化を徹底することができる。また、これによ
り炭素系ポリマーの堆積量を相対的に減少させることが
でき、パーティクル汚染やアフターコロージョンをより
効果的に減少させることができる。
物は、通常のウェハ温度条件下ではウェハ上に堆積可能
であり、ウェハを加熱すれば除去される。本発明では、
かかるSおよび窒化イオウ系化合物の堆積が期待できる
ことにより、入射イオン・エネルギーを一層低減でき、
低ダメージ化を徹底することができる。また、これによ
り炭素系ポリマーの堆積量を相対的に減少させることが
でき、パーティクル汚染やアフターコロージョンをより
効果的に減少させることができる。
【0020】本発明では、さらにアフターコロージョン
対策を徹底させる方法も提案する。すなわち、Al系材
料層のエッチングが終了した後、基板(ウェハ)を加熱
しながらフッ素系化合物を含む処理ガスを用いてプラズ
マ処理を行う。これにより、パターン近傍に残留する残
留塩素がフッ素に置換されると共に、残留塩素を結合も
しくは吸蔵している側壁保護物質の蒸気圧がプラズマ輻
射熱やウェハの直接加熱等により高められ、脱離し易く
なる。したがって、エッチング後のウェハに水分が吸着
しても、残留塩素を電解質とする局部電池が形成されに
くくなり、Al系パターンの腐食を抑制することができ
る。
対策を徹底させる方法も提案する。すなわち、Al系材
料層のエッチングが終了した後、基板(ウェハ)を加熱
しながらフッ素系化合物を含む処理ガスを用いてプラズ
マ処理を行う。これにより、パターン近傍に残留する残
留塩素がフッ素に置換されると共に、残留塩素を結合も
しくは吸蔵している側壁保護物質の蒸気圧がプラズマ輻
射熱やウェハの直接加熱等により高められ、脱離し易く
なる。したがって、エッチング後のウェハに水分が吸着
しても、残留塩素を電解質とする局部電池が形成されに
くくなり、Al系パターンの腐食を抑制することができ
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
する。
する。
【0022】実施例1 本実施例は、バリヤメタル,Al−1%Si層,反射防
止膜が順次積層されてなるAl系多層膜を、NOCl
(塩化ニトロシル)/Cl2 混合ガスを用いてエッチン
グした例である。このプロセスを、図1(a),
(b),(d)を参照しながら説明する。
止膜が順次積層されてなるAl系多層膜を、NOCl
(塩化ニトロシル)/Cl2 混合ガスを用いてエッチン
グした例である。このプロセスを、図1(a),
(b),(d)を参照しながら説明する。
【0023】まず、一例として図1(a)に示されるよ
うに、SiO2 層間絶縁膜1上に厚さ約0.13μmの
バリヤメタル4、厚さ約0.3μmのAl−1%Si層
5、厚さ約0.1μmのTiON反射防止膜6が順次積
層されてなるAl系多層膜7が形成され、さらにこの上
にレジスト・マスク8が形成されたウェハを準備した。
ここで、上記バリヤメタル4は、下層側から順に、厚さ
約0.03μmのTi層2と厚さ約0.1μmのTiO
N層3が順次積層されたものである。
うに、SiO2 層間絶縁膜1上に厚さ約0.13μmの
バリヤメタル4、厚さ約0.3μmのAl−1%Si層
5、厚さ約0.1μmのTiON反射防止膜6が順次積
層されてなるAl系多層膜7が形成され、さらにこの上
にレジスト・マスク8が形成されたウェハを準備した。
ここで、上記バリヤメタル4は、下層側から順に、厚さ
約0.03μmのTi層2と厚さ約0.1μmのTiO
N層3が順次積層されたものである。
【0024】このウェハを、RFバイアス印加型の有磁
場マイクロ波プラズマ・エッチング装置にセットし、一
例として下記の条件で上記Al系多層膜7をエッチング
した。 NOCl流量 30SCCM Cl2 流量 90SCCM ガス圧 2Pa(=15mTor
r) マイクロ波パワー 900W(2.45GHz) RFバイアス・パワー 30W(13.56MHz) ウェハ温度 常温 ここで、NOClは単独でもエッチング・ガスを構成で
きなくはないが、分子内にCl原子を1個しか持たない
ため、実用的なエッチング速度を得るためにCl2 と併
用しているのである。
場マイクロ波プラズマ・エッチング装置にセットし、一
例として下記の条件で上記Al系多層膜7をエッチング
した。 NOCl流量 30SCCM Cl2 流量 90SCCM ガス圧 2Pa(=15mTor
r) マイクロ波パワー 900W(2.45GHz) RFバイアス・パワー 30W(13.56MHz) ウェハ温度 常温 ここで、NOClは単独でもエッチング・ガスを構成で
きなくはないが、分子内にCl原子を1個しか持たない
ため、実用的なエッチング速度を得るためにCl2 と併
用しているのである。
【0025】この過程では、ECR放電によりCl2 お
よびNOClから解離生成するCl * を主エッチング種
とするラジカル反応が、Clx + ,N+ ,NO+ ,NO
Cl + 等のイオンにアシストされる機構でエッチングが
進行し、Al系多層膜7はAlClx ,TiClx 等の
形で除去された。またこれと同時に、レジスト・マスク
8の分解生成物に由来してCClx が生成し、さらにニ
トロシル基がその構造中に取り込まれて強固な炭素系ポ
リマーが生成した。この炭素系ポリマーは、RFバイア
ス・パワーが低いために生成量こそ従来プロセス程多く
はないが、パターン側壁部に堆積して図1(b)に示さ
れるような側壁保護膜9を形成し、少量でも高いエッチ
ング耐性を発揮し、異方性加工に寄与した。この結果、
良好な異方性形状を有するAl系配線パターン7aが形
成された。ただし、図中、パターニング後の各材料層
は、対応する元の材料層の符号に添字aを付して表して
ある。
よびNOClから解離生成するCl * を主エッチング種
とするラジカル反応が、Clx + ,N+ ,NO+ ,NO
Cl + 等のイオンにアシストされる機構でエッチングが
進行し、Al系多層膜7はAlClx ,TiClx 等の
形で除去された。またこれと同時に、レジスト・マスク
8の分解生成物に由来してCClx が生成し、さらにニ
トロシル基がその構造中に取り込まれて強固な炭素系ポ
リマーが生成した。この炭素系ポリマーは、RFバイア
ス・パワーが低いために生成量こそ従来プロセス程多く
はないが、パターン側壁部に堆積して図1(b)に示さ
れるような側壁保護膜9を形成し、少量でも高いエッチ
ング耐性を発揮し、異方性加工に寄与した。この結果、
良好な異方性形状を有するAl系配線パターン7aが形
成された。ただし、図中、パターニング後の各材料層
は、対応する元の材料層の符号に添字aを付して表して
ある。
【0026】さらに、上記の程度のRFバイアス・パワ
ーでは下地のSiO2 層間絶縁膜1がスパッタされてパ
ターン側壁部に再付着することもなく、アフターコロー
ジョンの早期発生が抑制された。なお、本実施例におけ
るAl系多層膜7のエッチング速度は約950nm/
分、対レジスト選択比は約5であった。
ーでは下地のSiO2 層間絶縁膜1がスパッタされてパ
ターン側壁部に再付着することもなく、アフターコロー
ジョンの早期発生が抑制された。なお、本実施例におけ
るAl系多層膜7のエッチング速度は約950nm/
分、対レジスト選択比は約5であった。
【0027】エッチング終了後、このウェハを上記エッ
チング装置に付属のプラズマ・アッシング装置に搬送
し、通常の条件でO2 プラズマ・アッシングを行った。
この結果、図1(d)に示されるように、レジスト・マ
スク8と側壁保護膜9が燃焼除去された。本実施例のプ
ロセスでは炭素系ポリマーの生成量が少ないため、ウェ
ハ処理数を重ねてもパーティクル・レベルが悪化するこ
とはなかった。
チング装置に付属のプラズマ・アッシング装置に搬送
し、通常の条件でO2 プラズマ・アッシングを行った。
この結果、図1(d)に示されるように、レジスト・マ
スク8と側壁保護膜9が燃焼除去された。本実施例のプ
ロセスでは炭素系ポリマーの生成量が少ないため、ウェ
ハ処理数を重ねてもパーティクル・レベルが悪化するこ
とはなかった。
【0028】実施例2 本実施例は、同じAl系多層膜をNOBr(臭化ニトロ
シル)/Cl2 混合ガスを用いてエッチングした例であ
る。本実施例におけるエッチング条件は、NOClに代
えてNOBrを用いた他は、すべて実施例1と同じであ
る。ただし、NOBrは常温で液体物質であるため、H
eガス・バブリングにより気化させた後、エッチング・
チャンバへ導入した。
シル)/Cl2 混合ガスを用いてエッチングした例であ
る。本実施例におけるエッチング条件は、NOClに代
えてNOBrを用いた他は、すべて実施例1と同じであ
る。ただし、NOBrは常温で液体物質であるため、H
eガス・バブリングにより気化させた後、エッチング・
チャンバへ導入した。
【0029】このエッチング過程では、CClx 、CB
rx 、およびこれらにニトロシル基が取り込まれた炭素
系ポリマーが生成し、これらの堆積物により側壁保護膜
9が形成された。特に、本実施例ではハロゲンとしてB
rが関与していることにより、レジスト・マスク8の表
面がCBrx により保護されるため、レジスト選択比は
実施例1よりも向上し、約6となった。また、BrはS
iに対する反応性も低いため、下地のSiO2 層間絶縁
膜1に対する選択性も実施例1に比べて向上した。
rx 、およびこれらにニトロシル基が取り込まれた炭素
系ポリマーが生成し、これらの堆積物により側壁保護膜
9が形成された。特に、本実施例ではハロゲンとしてB
rが関与していることにより、レジスト・マスク8の表
面がCBrx により保護されるため、レジスト選択比は
実施例1よりも向上し、約6となった。また、BrはS
iに対する反応性も低いため、下地のSiO2 層間絶縁
膜1に対する選択性も実施例1に比べて向上した。
【0030】実施例3 本実施例は、同じAl系多層膜をNOCl/S2 Cl2
混合ガスを用いてエッチングした例である。まず、前出
の図1(a)に示したウェハを有磁場マイクロ波プラズ
マ・エッチング装置にセットし、一例として下記の条件
でAl系多層膜7をエッチングした。
混合ガスを用いてエッチングした例である。まず、前出
の図1(a)に示したウェハを有磁場マイクロ波プラズ
マ・エッチング装置にセットし、一例として下記の条件
でAl系多層膜7をエッチングした。
【0031】 NOCl流量 50SCCM S2 Cl2 流量 70SCCM ガス圧 2Pa(=15mTor
r) マイクロ波パワー 900W(2.45GHz) RFバイアス・パワー 15W(13.56MHz) ウェハ温度 0℃(エタノール系冷媒使
用) ここで、上記のウェハ冷却は、ウェハ載置電極に埋設さ
れた冷却配管に、装置外部に設置されるチラーからエタ
ノール系冷媒を供給し循環させることにより行った。
r) マイクロ波パワー 900W(2.45GHz) RFバイアス・パワー 15W(13.56MHz) ウェハ温度 0℃(エタノール系冷媒使
用) ここで、上記のウェハ冷却は、ウェハ載置電極に埋設さ
れた冷却配管に、装置外部に設置されるチラーからエタ
ノール系冷媒を供給し循環させることにより行った。
【0032】このエッチング過程では、CClx やニト
ロシル基を含む炭素系ポリマーの他、S2 Cl2 から解
離生成するS、およびこのSとニトロシル基から供給さ
れるNとが反応して生成する窒化イオウ系化合物も側壁
保護膜9の構成成分として寄与した。したがって、図1
(b)に示されるように、実施例1よりさらにRFバイ
アス・パワーを下げた条件でも、良好な異方性形状を有
するAl系配線パターン7aを形成することができた。
本実施例におけるAl系多層膜7のエッチング速度は、
ウェハ冷却および堆積物の増加により実施例1よりも僅
かに低下して約900nm/分となったが、対レジスト
選択比は約9に向上した。これにより、レジスト・マス
ク8の膜厚の減少やエッジの後退は、ほとんど認められ
なくなった。また、Sの堆積が期待できる分だけ炭素系
ポリマーの生成量を低減できたこと、および低バイアス
化により下地選択性が向上し、SiO2 層間絶縁膜1の
スパッタ再付着が抑制されたこと等の理由により、アフ
ターコロージョン耐性も大幅に向上した。
ロシル基を含む炭素系ポリマーの他、S2 Cl2 から解
離生成するS、およびこのSとニトロシル基から供給さ
れるNとが反応して生成する窒化イオウ系化合物も側壁
保護膜9の構成成分として寄与した。したがって、図1
(b)に示されるように、実施例1よりさらにRFバイ
アス・パワーを下げた条件でも、良好な異方性形状を有
するAl系配線パターン7aを形成することができた。
本実施例におけるAl系多層膜7のエッチング速度は、
ウェハ冷却および堆積物の増加により実施例1よりも僅
かに低下して約900nm/分となったが、対レジスト
選択比は約9に向上した。これにより、レジスト・マス
ク8の膜厚の減少やエッジの後退は、ほとんど認められ
なくなった。また、Sの堆積が期待できる分だけ炭素系
ポリマーの生成量を低減できたこと、および低バイアス
化により下地選択性が向上し、SiO2 層間絶縁膜1の
スパッタ再付着が抑制されたこと等の理由により、アフ
ターコロージョン耐性も大幅に向上した。
【0033】エッチング終了後にO2 プラズマ・アッシ
ングを行ったところ、図1(d)に示されるように、レ
ジスト・マスク8と側壁保護膜9は速やかに除去され
た。ここで、側壁保護膜9には炭素系ポリマー、S、窒
化イオウ系化合物等が含まれているが、これらはプラズ
マ輻射熱や反応熱により昇華・分解する他、O* による
燃焼反応によっても除去され、何らウェハ上にパーティ
クル汚染を残すことはなかった。
ングを行ったところ、図1(d)に示されるように、レ
ジスト・マスク8と側壁保護膜9は速やかに除去され
た。ここで、側壁保護膜9には炭素系ポリマー、S、窒
化イオウ系化合物等が含まれているが、これらはプラズ
マ輻射熱や反応熱により昇華・分解する他、O* による
燃焼反応によっても除去され、何らウェハ上にパーティ
クル汚染を残すことはなかった。
【0034】実施例4 本実施例は、同じAl系多層膜を、NOBr/S2 Cl
2 混合ガスを用いてエッチングした例である。まず、図
1(a)に示されるウェハを有磁場マイクロ波プラズマ
・エッチング装置にセットし、一例として下記の条件で
Al系多層膜7をエッチングした。
2 混合ガスを用いてエッチングした例である。まず、図
1(a)に示されるウェハを有磁場マイクロ波プラズマ
・エッチング装置にセットし、一例として下記の条件で
Al系多層膜7をエッチングした。
【0035】 NOBr流量 30SCCM S2 Cl2 流量 90SCCM ガス圧 2Pa(=15mTor
r) マイクロ波パワー 900W(2.45GHz) RFバイアス・パワー 10W(13.56MHz) ウェハ温度 0℃(エタノール系冷媒使
用) このエッチング過程では、エッチング反応系にBrを関
与させることにより、実施例3よりもRFバイアス・パ
ワーを下げているにもかかわらず良好な異方性加工を行
うことができた。レジスト選択比は実施例3よりもさら
に向上し、約10となった。また、下地のSiO2 層間
絶縁膜1に対する選択性やアフターコロージョン耐性も
向上した。
r) マイクロ波パワー 900W(2.45GHz) RFバイアス・パワー 10W(13.56MHz) ウェハ温度 0℃(エタノール系冷媒使
用) このエッチング過程では、エッチング反応系にBrを関
与させることにより、実施例3よりもRFバイアス・パ
ワーを下げているにもかかわらず良好な異方性加工を行
うことができた。レジスト選択比は実施例3よりもさら
に向上し、約10となった。また、下地のSiO2 層間
絶縁膜1に対する選択性やアフターコロージョン耐性も
向上した。
【0036】実施例5 本実施例は、同じAl系多層膜をNO2 Cl(塩化ニト
リル)/S2 Cl2 混合ガスを用いてエッチングした
後、CF4 /O2 混合ガスを用いてプラズマ処理を行っ
た例である。このプロセスを、図1(a),(b),
(c),(d)を参照しながら説明する。
リル)/S2 Cl2 混合ガスを用いてエッチングした
後、CF4 /O2 混合ガスを用いてプラズマ処理を行っ
た例である。このプロセスを、図1(a),(b),
(c),(d)を参照しながら説明する。
【0037】まず、図1(a)に示されるウェハを有磁
場マイクロ波プラズマ・エッチング装置にセットし、一
例として下記の条件でAl系多層膜7をエッチングし
た。 NO2 Cl流量 50SCCM S2 Cl2 流量 70SCCM ガス圧 2Pa(=15mTor
r) マイクロ波パワー 900W(2.45GHz) RFバイアス・パワー 15W(13.56MHz) ウェハ温度 0℃(エタノール系冷媒使
用) このエッチング過程では、ニトリル基もしくはこれが一
部分解したニトロシル基の導入により強化された炭素系
ポリマーと、S2 Cl2 から解離生成するSと、窒化イ
オウ系化合物とが混合してなる側壁保護膜9が形成され
ながら、異方的にエッチングが進行した。
場マイクロ波プラズマ・エッチング装置にセットし、一
例として下記の条件でAl系多層膜7をエッチングし
た。 NO2 Cl流量 50SCCM S2 Cl2 流量 70SCCM ガス圧 2Pa(=15mTor
r) マイクロ波パワー 900W(2.45GHz) RFバイアス・パワー 15W(13.56MHz) ウェハ温度 0℃(エタノール系冷媒使
用) このエッチング過程では、ニトリル基もしくはこれが一
部分解したニトロシル基の導入により強化された炭素系
ポリマーと、S2 Cl2 から解離生成するSと、窒化イ
オウ系化合物とが混合してなる側壁保護膜9が形成され
ながら、異方的にエッチングが進行した。
【0038】次に、ウェハを上記エッチング装置に付属
の後処理チャンバへ搬送し、一例として下記の条件でプ
ラズマ処理を行った。 CF4 流量 100SCCM O2 流量 50SCCM ガス圧 10Pa(=75mTor
r) マイクロ波パワー 900W(2.45GHz) RFバイアス・パワー 0W(13.56MHz) ウェハ温度 100℃ このプラズマ処理により、図1(c)に示されるよう
に、側壁保護膜9が速やかに除去された。この除去の機
構は、炭素系ポリマーに関してはO* による燃焼、フッ
素置換による蒸気圧の上昇等であり、Sおよび窒化イオ
ウ系化合物に関してはウェハ加熱による昇華・分解、O
* による燃焼、F* によるSFx の形成等である。
の後処理チャンバへ搬送し、一例として下記の条件でプ
ラズマ処理を行った。 CF4 流量 100SCCM O2 流量 50SCCM ガス圧 10Pa(=75mTor
r) マイクロ波パワー 900W(2.45GHz) RFバイアス・パワー 0W(13.56MHz) ウェハ温度 100℃ このプラズマ処理により、図1(c)に示されるよう
に、側壁保護膜9が速やかに除去された。この除去の機
構は、炭素系ポリマーに関してはO* による燃焼、フッ
素置換による蒸気圧の上昇等であり、Sおよび窒化イオ
ウ系化合物に関してはウェハ加熱による昇華・分解、O
* による燃焼、F* によるSFx の形成等である。
【0039】なお、このプラズマ処理により、レジスト
・マスク8に吸蔵もしくは結合されているClもFに置
換された。
・マスク8に吸蔵もしくは結合されているClもFに置
換された。
【0040】続いて、通常のO2 プラズマ・アッシング
を行い、図1(d)に示されるようにレジスト・マスク
8を除去した。レジスト・アッシング後のウェハを試験
的に大気開放したが、72時間後でもアフターコロージ
ョンの発生は認められなかった。
を行い、図1(d)に示されるようにレジスト・マスク
8を除去した。レジスト・アッシング後のウェハを試験
的に大気開放したが、72時間後でもアフターコロージ
ョンの発生は認められなかった。
【0041】実施例6 本実施例は、同じAl系多層膜をNOBr/S2 Cl2
混合ガスを用いてエッチングした後、CF4 /O2 混合
ガスを用いてプラズマ処理を行った例である。本実施例
では、図1(a)に示されるウェハを有磁場マイクロ波
プラズマ・エッチング装置にセットし、実施例4と同じ
条件でAl系多層膜7をエッチングした後、実施例5と
同じ条件でプラズマ処理を行った。
混合ガスを用いてエッチングした後、CF4 /O2 混合
ガスを用いてプラズマ処理を行った例である。本実施例
では、図1(a)に示されるウェハを有磁場マイクロ波
プラズマ・エッチング装置にセットし、実施例4と同じ
条件でAl系多層膜7をエッチングした後、実施例5と
同じ条件でプラズマ処理を行った。
【0042】このプロセスでは、エッチング時にBr系
化学種を用いてレジスト選択比の高いエッチングを行っ
ているため、炭素系ポリマーの堆積量が一層減少した。
レジスト・アッシング後のウェハを試験的に大気開放し
たが、96時間後でもアフターコロージョンの発生は認
められなかった。
化学種を用いてレジスト選択比の高いエッチングを行っ
ているため、炭素系ポリマーの堆積量が一層減少した。
レジスト・アッシング後のウェハを試験的に大気開放し
たが、96時間後でもアフターコロージョンの発生は認
められなかった。
【0043】以上、本発明を6例の実施例にもとづいて
説明したが、本発明はこれらの実施例に何ら限定される
ものではない。たとえば、塩化ニトロシルには上述のN
OClの他、NOCl2 (二塩化ニトロシル)やNOC
l3 (三塩化ニトロシル)の存在が知られている。ま
た、臭化ニトロシルにも同様に二臭化物、三臭化物の存
在が知られている。また、分子内にClとBrの双方を
有するようなニトロシル化合物も存在可能である。これ
らの化合物は、いずれも本発明で使用することができ
る。
説明したが、本発明はこれらの実施例に何ら限定される
ものではない。たとえば、塩化ニトロシルには上述のN
OClの他、NOCl2 (二塩化ニトロシル)やNOC
l3 (三塩化ニトロシル)の存在が知られている。ま
た、臭化ニトロシルにも同様に二臭化物、三臭化物の存
在が知られている。また、分子内にClとBrの双方を
有するようなニトロシル化合物も存在可能である。これ
らの化合物は、いずれも本発明で使用することができ
る。
【0044】ニトリル化合物としては、上述のNO2 C
lの他、NO2 Br等も使用することができる。ところ
で、上述の各実施例で塩化物と臭化物とを採り上げたこ
とから、フッ化ニトロシル(NOF)やフッ化ニトリル
(NO2 F)を使用することも容易に類推される。しか
し、これらの化合物から生成するF* はAlやTiと化
合して蒸気圧の低いAlFx ,TiFx 等を生成させ、
エッチング速度を低下させたりパーティクル・レベルを
悪化させたりする可能性が高いので、レジスト・マスク
の耐熱性を劣化させない範囲でウェハを加熱する等の考
慮が必要である。
lの他、NO2 Br等も使用することができる。ところ
で、上述の各実施例で塩化物と臭化物とを採り上げたこ
とから、フッ化ニトロシル(NOF)やフッ化ニトリル
(NO2 F)を使用することも容易に類推される。しか
し、これらの化合物から生成するF* はAlやTiと化
合して蒸気圧の低いAlFx ,TiFx 等を生成させ、
エッチング速度を低下させたりパーティクル・レベルを
悪化させたりする可能性が高いので、レジスト・マスク
の耐熱性を劣化させない範囲でウェハを加熱する等の考
慮が必要である。
【0045】放電放電解離条件下でプラズマ中にイオウ
を放出し得るイオウ系化合物としては、上記のS2 Cl
2 の他、S3 Cl2 ,SCl2 等の塩化イオウ、S3 B
r2,S2 Br2 ,SBr2 等の臭化イオウ、H2 S等
を使用することができる。S 2 F2 ,SF2 ,SF4 ,
S2 F10等のフッ化イオウもSを放出することができる
が、いずれもF* を生成するので前述のような考慮が必
要である。
を放出し得るイオウ系化合物としては、上記のS2 Cl
2 の他、S3 Cl2 ,SCl2 等の塩化イオウ、S3 B
r2,S2 Br2 ,SBr2 等の臭化イオウ、H2 S等
を使用することができる。S 2 F2 ,SF2 ,SF4 ,
S2 F10等のフッ化イオウもSを放出することができる
が、いずれもF* を生成するので前述のような考慮が必
要である。
【0046】本発明で使用するエッチング・ガスには、
スパッタリング効果,希釈効果,冷却効果等を期待する
意味で、Ar,He等の希ガスが適宜添加されていても
良い。プラズマ処理に用いるガスとしては、上述のCF
4 /O2 混合ガス以外にも、NF3 /O2 混合ガス等を
用いることができる。
スパッタリング効果,希釈効果,冷却効果等を期待する
意味で、Ar,He等の希ガスが適宜添加されていても
良い。プラズマ処理に用いるガスとしては、上述のCF
4 /O2 混合ガス以外にも、NF3 /O2 混合ガス等を
用いることができる。
【0047】さらに、サンプル・ウェハの構成、使用す
るエッチング装置、エッチング条件等は、適宜変更可能
であることは言うまでもない。
るエッチング装置、エッチング条件等は、適宜変更可能
であることは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明ではAl系材料層のエッチングにおいてニトロシル基
またはニトリル基の少なくとも一方を含むハロゲン化合
物を添加したエッチング・ガスを使用することにより、
炭素系ポリマーの膜質を強化し、その堆積量を減少させ
ても高異方性、高選択性を達成することが可能となる。
したがって、加工寸法変換差の発生を防止し、アフター
コロージョン耐性を大幅に向上させることができる。ま
た、上記ハロゲン化合物を放電解離条件下でSを放出し
得るイオウ系化合物と併用すれば、更なる高選択化、低
汚染化、低ダメージ化等を図ることができる。しかも、
側壁保護に寄与したSは容易に昇華除去できるため、パ
ーティクル汚染の原因とはならない。
明ではAl系材料層のエッチングにおいてニトロシル基
またはニトリル基の少なくとも一方を含むハロゲン化合
物を添加したエッチング・ガスを使用することにより、
炭素系ポリマーの膜質を強化し、その堆積量を減少させ
ても高異方性、高選択性を達成することが可能となる。
したがって、加工寸法変換差の発生を防止し、アフター
コロージョン耐性を大幅に向上させることができる。ま
た、上記ハロゲン化合物を放電解離条件下でSを放出し
得るイオウ系化合物と併用すれば、更なる高選択化、低
汚染化、低ダメージ化等を図ることができる。しかも、
側壁保護に寄与したSは容易に昇華除去できるため、パ
ーティクル汚染の原因とはならない。
【0049】したがって、本発明は微細なデザイン・ル
ールにもとづいて設計され、高集積度、高性能、高信頼
性を要求される半導体装置の製造に極めて有効である。
ールにもとづいて設計され、高集積度、高性能、高信頼
性を要求される半導体装置の製造に極めて有効である。
【図1】本発明を適用したプロセス例をその工程順にし
たがって示す概略断面図であり、(a)はAl系多層膜
上にレジスト・マスクが形成された状態、(b)は側壁
保護膜が形成されながら異方性形状を有するAl系配線
パターンが形成された状態、(c)は側壁保護膜が除去
された状態、(d)はレジスト・マスクがアッシング除
去された状態をそれぞれ表す。
たがって示す概略断面図であり、(a)はAl系多層膜
上にレジスト・マスクが形成された状態、(b)は側壁
保護膜が形成されながら異方性形状を有するAl系配線
パターンが形成された状態、(c)は側壁保護膜が除去
された状態、(d)はレジスト・マスクがアッシング除
去された状態をそれぞれ表す。
1 ・・・SiO2 層間絶縁膜 2 ・・・Ti層 3 ・・・TiON層 4 ・・・バリヤメタル 5 ・・・Al−1%Si層 6 ・・・TiON反射防止膜 7 ・・・Al系多層膜 7a・・・Al系配線パターン 8 ・・・レジスト・マスク 9 ・・・側壁保護膜
Claims (3)
- 【請求項1】 分子内にニトロシル基もしくはニトリル
基の少なくとも一方の官能基とハロゲン原子とを有する
ハロゲン化合物を含むエッチング・ガスを用いて基板上
のアルミニウム系材料層をエッチングすることを特徴と
するアルミニウム系パターンの形成方法。 - 【請求項2】 分子内にニトロシル基もしくはニトリル
基の少なくとも一方の官能基とハロゲン原子とを有する
ハロゲン化合物と、放電解離条件下でプラズマ中にイオ
ウを放出し得るイオウ系化合物とを含むエッチング・ガ
スを用いて基板上のアルミニウム系材料層をエッチング
することを特徴とするアルミニウム系パターンの形成方
法。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の前記ア
ルミニウム系材料層のエッチングを終了した後、前記基
板を加熱しながらフッ素系化合物を含む処理ガスを用い
てプラズマ処理を行うことを特徴とするアルミニウム系
パターンの形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9087592A JPH05291203A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | アルミニウム系パターンの形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9087592A JPH05291203A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | アルミニウム系パターンの形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05291203A true JPH05291203A (ja) | 1993-11-05 |
Family
ID=14010668
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9087592A Withdrawn JPH05291203A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | アルミニウム系パターンの形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05291203A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002025713A1 (en) * | 2000-09-25 | 2002-03-28 | Research Institute Of Innovative Technology For The Earth | Gas compositions for cleaning the interiors of reactors as well as for etching films of silicon-containing compounds |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP9087592A patent/JPH05291203A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002025713A1 (en) * | 2000-09-25 | 2002-03-28 | Research Institute Of Innovative Technology For The Earth | Gas compositions for cleaning the interiors of reactors as well as for etching films of silicon-containing compounds |
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| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990706 |