JPH05296514A - 地下室付き住宅の通風機構 - Google Patents
地下室付き住宅の通風機構Info
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- JPH05296514A JPH05296514A JP4101054A JP10105492A JPH05296514A JP H05296514 A JPH05296514 A JP H05296514A JP 4101054 A JP4101054 A JP 4101054A JP 10105492 A JP10105492 A JP 10105492A JP H05296514 A JPH05296514 A JP H05296514A
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Landscapes
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、太陽エネルギーや風力エネルギー
や雨水エネルギーや地熱エネルギー等の自然エネルギー
を利用して、室内温度調節を積極的に行い、冷暖房に使
用する人工エネルギーの節約の技術に関する。 【構成】 地下室10を具備し、一階にサンルームBを
配置した住宅において、地下室10とサンルームBとの
間に開閉シャッター11を設け、外気及び室内空気が、
該開閉シャッター11の開閉により通気可能とした。
や雨水エネルギーや地熱エネルギー等の自然エネルギー
を利用して、室内温度調節を積極的に行い、冷暖房に使
用する人工エネルギーの節約の技術に関する。 【構成】 地下室10を具備し、一階にサンルームBを
配置した住宅において、地下室10とサンルームBとの
間に開閉シャッター11を設け、外気及び室内空気が、
該開閉シャッター11の開閉により通気可能とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽エネルギーや風力
エネルギーや雨水エネルギーや地熱エネルギー等の自然
エネルギーを利用して、室内温度調節を積極的に行い、
冷暖房に使用する人工エネルギーの節約の技術に関す
る。
エネルギーや雨水エネルギーや地熱エネルギー等の自然
エネルギーを利用して、室内温度調節を積極的に行い、
冷暖房に使用する人工エネルギーの節約の技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の住宅における室温調節は、夏期は
エアコンディショナーやクーラーを運転し、冬期はガス
ヒーターや石油ヒーター等を用いており、すべて人工エ
ネルギーを浪費していたのである。
エアコンディショナーやクーラーを運転し、冬期はガス
ヒーターや石油ヒーター等を用いており、すべて人工エ
ネルギーを浪費していたのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は自然環境の破
壊を阻止し、自然との調和を図ることを目的とし、出来
るだけ人工エネルギーの浪費を抑えて、太陽熱や地中の
熱を有効に利用し、住宅の室温調節を行うものである。
その為に、地下室を設けて、地中熱の恒温性を利用し、
冷暖房のエネルギーの節約をするものである。
壊を阻止し、自然との調和を図ることを目的とし、出来
るだけ人工エネルギーの浪費を抑えて、太陽熱や地中の
熱を有効に利用し、住宅の室温調節を行うものである。
その為に、地下室を設けて、地中熱の恒温性を利用し、
冷暖房のエネルギーの節約をするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、地下室10を具備し、一階に
サンルームBを配置した住宅において、地下室10とサ
ンルームBとの間に開閉シャッター11を設け、外気及
び室内空気が、該開閉シャッター11の開閉により通気
可能としたものである。
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、地下室10を具備し、一階に
サンルームBを配置した住宅において、地下室10とサ
ンルームBとの間に開閉シャッター11を設け、外気及
び室内空気が、該開閉シャッター11の開閉により通気
可能としたものである。
【0005】
【作用】次に作用を説明する。夏期には昼間も夜間も、
開閉シャッター11を開けることなく室内温度調節を行
う。冬期も夜間は開閉シャッター11を開けることなく
室内温度調節を行う。図4に示す如く、冬期の昼間は、
室内を暖房して温度の低下した空気を、室内空気循環ダ
クト35に案内し、開放した開閉シャッター11からサ
ンルームBを経て、通風空間Cに案内し、再度太陽電池
付設屋根7の裏側で太陽熱を吸引させるのである。
開閉シャッター11を開けることなく室内温度調節を行
う。冬期も夜間は開閉シャッター11を開けることなく
室内温度調節を行う。図4に示す如く、冬期の昼間は、
室内を暖房して温度の低下した空気を、室内空気循環ダ
クト35に案内し、開放した開閉シャッター11からサ
ンルームBを経て、通風空間Cに案内し、再度太陽電池
付設屋根7の裏側で太陽熱を吸引させるのである。
【0006】また、春や秋の如く、暖房や冷房の必要が
なく、外気そのままの温度が快適な場合には、図6に示
す如く、開閉シャッター11を開放し、各室の窓を開け
て、外気と風をそのまま室内に通過させるのである。こ
の場合において、最も風が通過しにくい地下室10に、
通風が出来るように、サンルームBに連通した開閉シャ
ッター11を開放するのである。
なく、外気そのままの温度が快適な場合には、図6に示
す如く、開閉シャッター11を開放し、各室の窓を開け
て、外気と風をそのまま室内に通過させるのである。こ
の場合において、最も風が通過しにくい地下室10に、
通風が出来るように、サンルームBに連通した開閉シャ
ッター11を開放するのである。
【0007】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は本発明の雨水
利用の室温調節機構を具備した住宅の正面断面図、図2
は夏期の昼間における冷房状態の正面断面図、図3は夏
期の夜間の冷房状態の正面断面図、図4は冬期の昼間に
おける暖房状態の正面断面図、図5は冬期の夜間に於け
る暖房状態の正面断面図、図6は春期・秋期において、
外気を直接に室内に取り入れる場合の風の流れを示す正
面断面図である。
利用の室温調節機構を具備した住宅の正面断面図、図2
は夏期の昼間における冷房状態の正面断面図、図3は夏
期の夜間の冷房状態の正面断面図、図4は冬期の昼間に
おける暖房状態の正面断面図、図5は冬期の夜間に於け
る暖房状態の正面断面図、図6は春期・秋期において、
外気を直接に室内に取り入れる場合の風の流れを示す正
面断面図である。
【0008】図1において住宅の室温調節機構の全体構
成から説明する。住宅は二階立てで地下室10を具備し
ている。また室外にガレージGを配置し、ガレージGの
上にテラス5を構成している。またガレージGの地中
に、本発明の要部を構成する室温冷却加熱水槽3を埋設
している。該室温冷却加熱水槽3内は水が貯留されてお
り、該水はテラス5や太陽電池付設屋根7やソーラーシ
ステム屋根6に降った雨水を貯留すべく構成している。
しかし雨水でなく水道水を貯留しても良いことは勿論で
ある。
成から説明する。住宅は二階立てで地下室10を具備し
ている。また室外にガレージGを配置し、ガレージGの
上にテラス5を構成している。またガレージGの地中
に、本発明の要部を構成する室温冷却加熱水槽3を埋設
している。該室温冷却加熱水槽3内は水が貯留されてお
り、該水はテラス5や太陽電池付設屋根7やソーラーシ
ステム屋根6に降った雨水を貯留すべく構成している。
しかし雨水でなく水道水を貯留しても良いことは勿論で
ある。
【0009】またガレージGの天井部分にはガレージ雨
水貯蔵タンク1が構成されており、該ガレージ雨水貯蔵
タンク1にも雨水を貯水し、自家用車12の洗車に使用
すべく構成している。屋根は南側に面して傾斜した屋根
に構成しており、該屋根を3部分に別けて、両側には太
陽電池付設屋根7・7を設け、中央には太陽熱温水器1
4を配置したソーラーシステム屋根6に構成している。
室内は、二階には浴室18と各家族の寝室と個室を設
け、1階にはリビングLとトイレ9を設けている。また
地下室10はピアノの練習室等を構成している。
水貯蔵タンク1が構成されており、該ガレージ雨水貯蔵
タンク1にも雨水を貯水し、自家用車12の洗車に使用
すべく構成している。屋根は南側に面して傾斜した屋根
に構成しており、該屋根を3部分に別けて、両側には太
陽電池付設屋根7・7を設け、中央には太陽熱温水器1
4を配置したソーラーシステム屋根6に構成している。
室内は、二階には浴室18と各家族の寝室と個室を設
け、1階にはリビングLとトイレ9を設けている。また
地下室10はピアノの練習室等を構成している。
【0010】該住宅の外壁はすべて断熱壁29により被
覆しており、内部からの熱が逃げないように、外部から
の熱が断熱されるように構成している。該断熱壁29は
地下室10の下面の周囲にも、また室温冷却加熱水槽3
の周囲にも、すべて被覆配置されている。更にリビング
Lの窓も、断熱構造とする必要があり、断熱シャッター
4を設けている。また太陽電池付設屋根7と断熱壁29
の間に通風空間Cを構成し、該通風空間に通ずるサンル
ームBに通風窓28を設けて、室温調節に利用してい
る。
覆しており、内部からの熱が逃げないように、外部から
の熱が断熱されるように構成している。該断熱壁29は
地下室10の下面の周囲にも、また室温冷却加熱水槽3
の周囲にも、すべて被覆配置されている。更にリビング
Lの窓も、断熱構造とする必要があり、断熱シャッター
4を設けている。また太陽電池付設屋根7と断熱壁29
の間に通風空間Cを構成し、該通風空間に通ずるサンル
ームBに通風窓28を設けて、室温調節に利用してい
る。
【0011】また図1に示す如く、各部屋に至るよう
に、各室の床部分には各室換気パイプ23・24・25
が配置されており、連通換気パイプ33に連通してい
る。また各室の天井部分には各室換気パイプ21・22
・26が配置されており、連通換気パイプ34に連通し
ている。また連通換気パイプ33には開閉バルブ17と
モータ駆動ファン16が配置されている。また連通換気
パイプ34には開閉バルブ13と強制駆動ファン15が
配置されている。また風見鶏風車19により駆動される
送風ファン20が通風空間Cの上端に配置されている。
に、各室の床部分には各室換気パイプ23・24・25
が配置されており、連通換気パイプ33に連通してい
る。また各室の天井部分には各室換気パイプ21・22
・26が配置されており、連通換気パイプ34に連通し
ている。また連通換気パイプ33には開閉バルブ17と
モータ駆動ファン16が配置されている。また連通換気
パイプ34には開閉バルブ13と強制駆動ファン15が
配置されている。また風見鶏風車19により駆動される
送風ファン20が通風空間Cの上端に配置されている。
【0012】また3部分に分けた屋根の中の中央の屋根
に設けた太陽熱温水器14の温水を室温冷却加熱水槽3
内の温水熱交換パイプ8に送る温水循環パイプ48が、
縦壁の内部に往復2本配置されている。該構成により、
冬期の昼間の弱い太陽により暖められた温水が温水循環
パイプ48を介して、室温冷却加熱水槽3内の温水熱交
換パイプ8に供給され、室温冷却加熱水槽3内の貯水を
暖めるのである。また地下室10とサンルームBとの間
に開閉シャッター11を設けて、冬期の昼間の暖房と、
春期・秋期の通風の際に開き、温度調節を行っている。
に設けた太陽熱温水器14の温水を室温冷却加熱水槽3
内の温水熱交換パイプ8に送る温水循環パイプ48が、
縦壁の内部に往復2本配置されている。該構成により、
冬期の昼間の弱い太陽により暖められた温水が温水循環
パイプ48を介して、室温冷却加熱水槽3内の温水熱交
換パイプ8に供給され、室温冷却加熱水槽3内の貯水を
暖めるのである。また地下室10とサンルームBとの間
に開閉シャッター11を設けて、冬期の昼間の暖房と、
春期・秋期の通風の際に開き、温度調節を行っている。
【0013】以上のような構成において、図2により夏
期の昼間の温度調節について説明する。夏期の昼間は合
歓の木32と糸瓜棚27が強い日差しを遮る。屋根裏の
通風空間Cにおいて熱せられた空気は、棟部分に設けた
送風ファン20により風見鶏風車19の力で排出され
る。部屋内の暑い空気は、各部屋の床部分に開口された
各室換気パイプ23・24・25に吸引されて、連通換
気パイプ33から強制駆動ファン15により集められ、
熱交換パイプ2の内部に強制送風される。該熱交換パイ
プ2は蛇行しており、長時間、室温冷却加熱水槽3内の
貯留水との間で熱交換がされて、室温冷却加熱水槽3の
低温貯水により冷却され、再度開閉バルブ13から、連
通換気パイプ34を経て、各部屋の天井部分の各室換気
パイプ21・22・26に供給される。該各室換気パイ
プ21・22・26から部屋内に送られ冷房を行う。該
冷却モードの場合には、開閉バルブ17が閉鎖されて、
モータ駆動ファン16も停止されている。
期の昼間の温度調節について説明する。夏期の昼間は合
歓の木32と糸瓜棚27が強い日差しを遮る。屋根裏の
通風空間Cにおいて熱せられた空気は、棟部分に設けた
送風ファン20により風見鶏風車19の力で排出され
る。部屋内の暑い空気は、各部屋の床部分に開口された
各室換気パイプ23・24・25に吸引されて、連通換
気パイプ33から強制駆動ファン15により集められ、
熱交換パイプ2の内部に強制送風される。該熱交換パイ
プ2は蛇行しており、長時間、室温冷却加熱水槽3内の
貯留水との間で熱交換がされて、室温冷却加熱水槽3の
低温貯水により冷却され、再度開閉バルブ13から、連
通換気パイプ34を経て、各部屋の天井部分の各室換気
パイプ21・22・26に供給される。該各室換気パイ
プ21・22・26から部屋内に送られ冷房を行う。該
冷却モードの場合には、開閉バルブ17が閉鎖されて、
モータ駆動ファン16も停止されている。
【0014】また図2において室温冷却加熱水槽3の床
部分を構成するハニカムパネル又はコンクリートブロッ
クの中空層30には、水が注入されて、該ハニカムパネ
ル又はコンクリートブロックの中空層30は伝熱床とな
っており、恒温性の地熱を室温冷却加熱水槽3に伝熱し
て、貯水を低温に保つべく構成している。逆に言えば、
熱交換パイプ2により暖められた貯水の熱がハニカムパ
ネル又はコンクリートブロックの中空層30に構成した
伝熱床を介して地中に放出される。
部分を構成するハニカムパネル又はコンクリートブロッ
クの中空層30には、水が注入されて、該ハニカムパネ
ル又はコンクリートブロックの中空層30は伝熱床とな
っており、恒温性の地熱を室温冷却加熱水槽3に伝熱し
て、貯水を低温に保つべく構成している。逆に言えば、
熱交換パイプ2により暖められた貯水の熱がハニカムパ
ネル又はコンクリートブロックの中空層30に構成した
伝熱床を介して地中に放出される。
【0015】次に図3において、夏期の夜間について説
明する。この場合にも、サンルームBや通風空間C内の
熱っせられた空気は、風見鶏風車19と送風ファン20
により排出される。この場合には通風窓28が開放され
ている。また開閉シャッター11は閉鎖されている。ハ
ニカムパネル又はコンクリートブロックの中空層30の
部分に水が注入されて、伝熱床を構成している点は同じ
である。
明する。この場合にも、サンルームBや通風空間C内の
熱っせられた空気は、風見鶏風車19と送風ファン20
により排出される。この場合には通風窓28が開放され
ている。また開閉シャッター11は閉鎖されている。ハ
ニカムパネル又はコンクリートブロックの中空層30の
部分に水が注入されて、伝熱床を構成している点は同じ
である。
【0016】次に図4において、冬期の昼間の温度調節
について説明する。この場合には、合歓の木32と糸瓜
棚27は落葉し、太陽の日差しは直接に建物にふりそそ
ぐ。そして、太陽により暖められたサンルームBと通風
空間Cの空気は、開閉バルブ17が開いて、モータ駆動
ファン16が回転することにより、強制的に連通換気パ
イプ33から各室換気パイプ23・24・25に供給さ
れる。そして各部屋の床部分に開口した各室換気パイプ
23・24・25から各室に入る。逆に室内の冷えた空
気は、部屋の天井部分の各室換気パイプ21・22・2
6から吸引されて、連通換気パイプ34を経て、強制駆
動ファン15により強制送風され、地下室10の下面の
室内空気循環ダクト35から開閉シャッター11の下に
吐出される。該開閉シャッター11は開放されているの
で、冷えた空気が開閉シャッター11からサンルームB
に入り、また通風空間Cへと循環される。
について説明する。この場合には、合歓の木32と糸瓜
棚27は落葉し、太陽の日差しは直接に建物にふりそそ
ぐ。そして、太陽により暖められたサンルームBと通風
空間Cの空気は、開閉バルブ17が開いて、モータ駆動
ファン16が回転することにより、強制的に連通換気パ
イプ33から各室換気パイプ23・24・25に供給さ
れる。そして各部屋の床部分に開口した各室換気パイプ
23・24・25から各室に入る。逆に室内の冷えた空
気は、部屋の天井部分の各室換気パイプ21・22・2
6から吸引されて、連通換気パイプ34を経て、強制駆
動ファン15により強制送風され、地下室10の下面の
室内空気循環ダクト35から開閉シャッター11の下に
吐出される。該開閉シャッター11は開放されているの
で、冷えた空気が開閉シャッター11からサンルームB
に入り、また通風空間Cへと循環される。
【0017】また冬期の昼間においては、同時にソーラ
ーシステム屋根6に設けられた太陽熱温水器14の温水
が温水循環パイプ48から温水熱交換パイプ8に送られ
て、室温冷却加熱水槽3内の貯水を暖める。そして夜間
の暖房の為の熱を室温冷却加熱水槽3に溜めるのであ
る。即ち、夜間は、室温冷却加熱水槽3内の温水によ
り、各室の天井部分の各室換気パイプ21・22・26
から集められ、連通換気パイプ34を経て、開放された
開閉バルブ13から、熱交換パイプ2に送られてくる空
気を暖めるのである。該暖められた空気は、強制駆動フ
ァン15により強制的に各室換気パイプ23・24・2
5に送られて、各部屋の床部分から室内に冷たい空気と
なって出て行くのである。この場合には、ハニカムパネ
ル又はコンクリートブロックの中空層30には空気を流
入し、断熱床として、室温冷却加熱水槽3内の熱が地中
に逃げないように構成している。
ーシステム屋根6に設けられた太陽熱温水器14の温水
が温水循環パイプ48から温水熱交換パイプ8に送られ
て、室温冷却加熱水槽3内の貯水を暖める。そして夜間
の暖房の為の熱を室温冷却加熱水槽3に溜めるのであ
る。即ち、夜間は、室温冷却加熱水槽3内の温水によ
り、各室の天井部分の各室換気パイプ21・22・26
から集められ、連通換気パイプ34を経て、開放された
開閉バルブ13から、熱交換パイプ2に送られてくる空
気を暖めるのである。該暖められた空気は、強制駆動フ
ァン15により強制的に各室換気パイプ23・24・2
5に送られて、各部屋の床部分から室内に冷たい空気と
なって出て行くのである。この場合には、ハニカムパネ
ル又はコンクリートブロックの中空層30には空気を流
入し、断熱床として、室温冷却加熱水槽3内の熱が地中
に逃げないように構成している。
【0018】次に図6において、春期と秋期の室内通風
状態を説明する。即ち、夏期や冬期には、外気の温度が
通常の生活可能な温度帯以上や以下であるので、一旦温
度を生活可能温度帯に変更する為に、温度調節機構が必
要なのである。しかし、春期や秋期においては、外気の
温度がそのまま生活可能温度帯であるので、これを室内
に取り入れることが出来るのである。この場合におい
て、地下室10への外気の取り入れが困難となるのであ
る。
状態を説明する。即ち、夏期や冬期には、外気の温度が
通常の生活可能な温度帯以上や以下であるので、一旦温
度を生活可能温度帯に変更する為に、温度調節機構が必
要なのである。しかし、春期や秋期においては、外気の
温度がそのまま生活可能温度帯であるので、これを室内
に取り入れることが出来るのである。この場合におい
て、地下室10への外気の取り入れが困難となるのであ
る。
【0019】本発明においては、このような春期や秋期
の地下室10への温度取り入れの為に、サンルームBに
連通した地下室10を構成し、該サンルームBと地下室
10の間に、開閉シャッター11を配置したのである。
該開閉シャッター11は、春期と秋期に開放すると共
に、冬期の昼間の温度調節の際においても開放するので
ある。
の地下室10への温度取り入れの為に、サンルームBに
連通した地下室10を構成し、該サンルームBと地下室
10の間に、開閉シャッター11を配置したのである。
該開閉シャッター11は、春期と秋期に開放すると共
に、冬期の昼間の温度調節の際においても開放するので
ある。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、冬期の昼間は、室
内を暖房して温度の低下した空気を、室内空気循環ダク
ト35に案内し、開放した開閉シャッター11からサン
ルームBを経て、通風空間Cに案内し、再度太陽電池付
設屋根7の裏側で太陽熱を吸引させるのである。これに
より、一旦室内の暖房により冷えた空気を、再度サンル
ームBと通風空間Cに循環して温度を戻すことが可能で
あり、別に人工エネルギーにより温度上昇することな
く、太陽エネルギーにより暖めることが出来るので、自
然エネルギー利用の冷暖房機構を構成することが出来た
のである。
ような効果を奏するのである。即ち、冬期の昼間は、室
内を暖房して温度の低下した空気を、室内空気循環ダク
ト35に案内し、開放した開閉シャッター11からサン
ルームBを経て、通風空間Cに案内し、再度太陽電池付
設屋根7の裏側で太陽熱を吸引させるのである。これに
より、一旦室内の暖房により冷えた空気を、再度サンル
ームBと通風空間Cに循環して温度を戻すことが可能で
あり、別に人工エネルギーにより温度上昇することな
く、太陽エネルギーにより暖めることが出来るので、自
然エネルギー利用の冷暖房機構を構成することが出来た
のである。
【0021】また、春や秋の如く、暖房や冷房の必要が
なく、外気そのままの温度が快適な場合には、図6に示
す如く、開閉シャッター11を開放し、各室の窓を開け
て、外気と風をそのまま室内を通過させるのである。こ
の場合において、最も風が通過しにくい地下室10に、
通風が出来るように、サンルームBに連通した開閉シャ
ッター11を開放するのである。これにより、地下室1
0は外気が取り入れ難いという不具合を解消し、地下室
10でありながら、十分な外気を通過させることが出来
るのである。
なく、外気そのままの温度が快適な場合には、図6に示
す如く、開閉シャッター11を開放し、各室の窓を開け
て、外気と風をそのまま室内を通過させるのである。こ
の場合において、最も風が通過しにくい地下室10に、
通風が出来るように、サンルームBに連通した開閉シャ
ッター11を開放するのである。これにより、地下室1
0は外気が取り入れ難いという不具合を解消し、地下室
10でありながら、十分な外気を通過させることが出来
るのである。
【図1】本発明の雨水利用の室温調節機構を具備した住
宅の正面断面図。
宅の正面断面図。
【図2】夏期の昼間における冷房状態の正面断面図。
【図3】夏期の夜間の冷房状態の正面断面図。
【図4】冬期の昼間における暖房状態の正面断面図。
【図5】冬期の夜間に於ける暖房状態の正面断面図であ
る。
る。
【図6】春期・秋期において、外気を直接に室内に取り
入れる場合の風の流れを示す正面断面図である。
入れる場合の風の流れを示す正面断面図である。
B サンルーム C 通風空間 2 熱交換パイプ 3 室温冷却加熱水槽 4 断熱シャッター 6 ソーラーシステム屋根 7 太陽電池付設屋根 11 開閉シャッター 35 室内空気循環ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河戸 隆 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 渡辺 幸次 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 田中 孝雄 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 地下室10を具備し、一階にサンルーム
Bを配置した住宅において、地下室10とサンルームB
との間に開閉シャッター11を設け、外気及び室内空気
が、該開閉シャッター11の開閉により通気可能とした
ことを特徴とする地下室付き住宅の通風機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4101054A JPH05296514A (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 地下室付き住宅の通風機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4101054A JPH05296514A (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 地下室付き住宅の通風機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05296514A true JPH05296514A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14290406
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4101054A Pending JPH05296514A (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 地下室付き住宅の通風機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05296514A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07305363A (ja) * | 1994-05-16 | 1995-11-21 | Misawa Homes Co Ltd | 地下室付き建物 |
| WO2012105134A1 (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-09 | Hayashi Toru | 地中熱と太陽熱を利用した空調システム |
| JP2013092307A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Toru Hayashi | 地中熱と太陽熱を利用した空調システム。 |
| US20130244563A1 (en) * | 2009-07-09 | 2013-09-19 | Yahoo! Inc. | Integrated building based air handler for server farm cooling system |
| WO2018128148A1 (ja) * | 2017-01-04 | 2018-07-12 | グエン チー カンパニー リミテッド | 空調装置 |
-
1992
- 1992-04-21 JP JP4101054A patent/JPH05296514A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07305363A (ja) * | 1994-05-16 | 1995-11-21 | Misawa Homes Co Ltd | 地下室付き建物 |
| US20130244563A1 (en) * | 2009-07-09 | 2013-09-19 | Yahoo! Inc. | Integrated building based air handler for server farm cooling system |
| WO2012105134A1 (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-09 | Hayashi Toru | 地中熱と太陽熱を利用した空調システム |
| EP2764297A4 (en) * | 2011-09-12 | 2016-02-10 | Yahoo Inc | AIR PROCESSING DEVICE BASED ON AN INTEGRATED HOUSING FOR A SERVERFARM COOLING SYSTEM |
| JP2013092307A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Toru Hayashi | 地中熱と太陽熱を利用した空調システム。 |
| WO2018128148A1 (ja) * | 2017-01-04 | 2018-07-12 | グエン チー カンパニー リミテッド | 空調装置 |
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