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JPH052740A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

Info

Publication number
JPH052740A
JPH052740A JP17881691A JP17881691A JPH052740A JP H052740 A JPH052740 A JP H052740A JP 17881691 A JP17881691 A JP 17881691A JP 17881691 A JP17881691 A JP 17881691A JP H052740 A JPH052740 A JP H052740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
layer
magnetic recording
tape
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17881691A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Koyama
▲のぼる▼ 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP17881691A priority Critical patent/JPH052740A/ja
Publication of JPH052740A publication Critical patent/JPH052740A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 最外層の磁気記録層12の緩和点をδu とし、
少なくとも一層の前記非磁性着色層11の緩和点をδd
したとき、 δu −δd >0 (但し、δd ≧0℃) であることを特徴とする磁気記録媒体41。 【効果】 高速ダビング方式によるダビングを行った場
合にも、十分な再生画像信号及び音声信号を得ることの
できる磁気記録媒体を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気テープ等の磁気記録
媒体に関するものである。
【0002】
【従来技術】近年、いわゆるAV(オーディオ・ビジュ
アル)時代の到来に伴い、パッケージ化された視覚メデ
ィアの需要、生産量は増大しており、特に大量の生ビデ
オや音楽、映画、アニメ、舞台等を収録したビデオ商品
が、市販製品として、或いはレンタルビデオとして、日
々大量に消費されている。
【0003】上記の音楽,映画等を収録したビデオ商品
を製作するためのダビング方式としてはリアルタイム方
式もあるが、時間及び費用がかかるという難点があるた
め、現在では例えばHSP(high speed printer)方
式、TMD(Thermal magneticduplication)方式のよ
うな高速ダビング方式が使用され始めている。
【0004】ところで、上記方式等によってダビングを
行う場合の問題点の一つとして、マザー・テープの情報
をコピーするためのブランク・テープのRF出力が十分
に高いものでないと、鮮明な画像等を再現し難いことが
あった。
【0005】しかし、上記のRF出力が十分に高い磁気
テープは、作成が困難である上に製作コストも高く実用
的ではなかった。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的は、高速ダビング方式によ
るダビングを行った場合にも、十分な再生画像信号及び
音声信号を得ることのできる磁気記録媒体に関するもの
である。
【0007】
【発明の構成及びその作用効果】即ち、本発明は、非磁
性支持体上に、1層以上の磁気記録層と、1層以上の非
磁性着色層とを有する磁気記録媒体において、最外層の
前記磁気記録層の緩和点をδu とし、少なくとも1層の
前記非磁性着色層の緩和点をδd としたとき、 δu −δd >0 (但し、δd ≧0℃) であることを特徴とする磁気記録媒体に係るものであ
る。
【0008】前記δu −δd は、5より大きいことが好
ましい。
【0009】更に、本発明は、非磁性支持体上に、1層
以上の磁気記録層と、1層以上の非磁性着色層とを有す
る磁気記録媒体において、最外層の前記磁気記録層の緩
和点をδu とし、少なくとも1層の前記非磁性着色層の
緩和点をδd としたとき、 δu −δd >0 (但し、δd ≧0℃) であり、かつ、前記非磁性着色層が前記磁気記録層とは
異なる色に着色されていることを特徴とする磁気記録媒
体に係るものでもある。
【0010】本発明においては、前記非磁性着色層が白
色顔料、着色顔料又は着色染料のうちの少なくとも一つ
を含有することが好ましい。
【0011】本発明者は、高速ダビングを行った場合に
おいても、十分な再生画像信号及び音声信号を得ること
のできる磁気記録媒体について鋭意研究し、各層の緩和
点を調整することによって、磁気記録層の構成を変える
ことなく十分な上記信号の再生が可能となることを見出
し、本発明に到達したものである。
【0012】一般的に、高分子材料は弾性と粘性の両方
の性質を所有しているが、荷重による変形,その変形速
度,温度などにより弾性,粘性の大きさ及びその割合が
変わることが知られている。
【0013】ところで、レオロジー分野における高分子
材料の動的粘弾性の測定は、通常、材料に正弦波的歪み
の刺激を加えたときの応力の応答を調べることにより、
概略次のようにして行われる。
【0014】材料に刺激としての正弦波的歪み(ε*
を加えた時、この歪み(ε* )に対しδだけ位相が進ん
だ応力(σ* )が生じるが、この正弦波的応力の応答
(σ* )を測定することにより複素弾性率Ε* (iω)
を求める。〔Ε* (iω)=σ* (t)/ε* (t)、
i=虚数単位、ω=2πf角振動数、t=時間。〕
【0015】この複素弾性率Ε* (iω)は、Ε* (i
ω)=Ε’(ω)+iΕ”(ω)で示され、Ε”/Ε’
は tanδに等しい。ここで、 Ε’(ω):単位大きさの正弦的歪みを加えたときに生
ずる歪みと同位相の応力成分の大きさを示し、「貯蔵弾
性率」と呼ばれている。 Ε”(ω):歪みよりπ/2位相が進んだ応力成分で
「損失弾性率」と呼ばれている。 Ε”/Ε’= tanδ である。この tanδは緩和点と呼ばれ、例えばガラス転
移点にも似た高分子材料固有の特性である。
【0016】この緩和点の測定に関しては、粘弾性測定
装置、特に強制振動型の直読式弾性計の普及により一定
周波数または数水準の周波数の下で弾性率の温度依存性
が容易に求められるようになり、測定結果は温度依存性
の形で提示されることが多くなった。(高分子固体の粘
弾性的挙動とその測定法の概要については、例えば、日
本化学会編,新実験化学講座,高分子化学〔II〕,1978
年度版,丸善株式会社第 679〜 716頁に記載されてい
る。)
【0017】なお、高分子材料の緩和点の測定は、市販
の動的粘弾性自動測定器、例えば(株)東洋ボールドウ
イン製のレオバイブロンDDV−II−EA(商品名)に
より容易に測定することができる。
【0018】本発明者は、磁気記録層の緩和点δu と非
磁性着色層の緩和点δd とが磁気記録媒体の電磁変換特
性にどのような影響を及ぼすかについて研究していたと
ころ、δu 及びδd を特定の範囲に調整することによっ
て、磁気記録層の構成を変えることなく再生出力が顕著
に上昇する磁気記録媒体を形成することができた。
【0019】上記の高性能な磁気記録媒体が得られる理
由は明確ではないが、上記δu をδd よりも大きくし、
かつ、δd ≧0とすることによって前記の非磁性着色層
の弾性が最外層の磁性層の弾性よりも小さくなるため、
いわゆるクッション的な効果が発生し、高速ダビング時
にはミラー・マザー・テープとの摺接が良好となり、転
写特性が向上する。また、再生時における磁気ヘッドと
この磁気記録媒体との接触が、ヘッド叩き等を起こすこ
となく円滑に行われることがその理由であると思われ
る。
【0020】本発明において、磁気記録層に用いられる
強磁性粉末としては、γ−Fe2 3 、Co含有γ−F
2 3 、Co被着γ−Fe2 3 、Fe3 4 、Co
含有Fe3 4 、Co被着Fe3 4 、Co含有磁性F
eOx( 3/2>x>4/3 )、CrO2 等の酸化物磁性体
が挙げられる。また、バリウムフェライト等の六方晶フ
ェライト、窒化鉄も使用される。
【0021】上記の他、強磁性金属粉末も使用可能であ
り、この例としてはFe、Ni、Coをはじめ、Fe−
Al系、Fe−Al−Ca系、Fe−Al−Ni系、F
e−Al−Zn系、Fe−Al−Co系、Fe−Ni
系、Fe−Ni−Co系、Fe−Ni−Si−Al−M
n系、Fe−Ni−Si−Al−Zn系、Fe−Al−
Si系、Fe−Ni−Zn系、Fe−Ni−Mn系、F
e−Ni−Si系、Fe−Mn−Zn系、Fe−Co−
Ni−P系、Co−Ni系等、Fe、Ni、Co等を主
成分とするメタル磁性粉等が挙げられ、更にこれらの金
属磁性体に添加剤としてCu、Cr等の元素またはこれ
らの化合物を含ませてもよい。
【0022】前記の磁気記録層及び前記非磁性着色層に
は、必要に応じて潤滑剤(例えばシリコーンオイル、グ
ラファイト、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、
炭素原子数12〜20の一塩基性脂肪酸(例えばステアリン
酸)や、炭素原子総数13〜40個の脂肪酸エステル等)、
研磨剤(例えばα−Al2 3 )、帯電防止剤(例えば
カーボンブラック、グラファイト)、分散剤(粉レシチ
ン)等を添加してよい。
【0023】また、磁気記録層及び非磁性着色層に用い
るバインダとしては、平均分子量が約10000 〜200000の
ものがよく、例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、
塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−ア
クリロニトリル共重合体、ポリ塩化ビニル、ウレタン樹
脂、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、ポリアミ
ド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘導体(セ
ルロースアセテートブチレート、セルロースダイアセテ
ート、セルローストリアセテート、セルロースプロピオ
ネート、ニトロセルロース等)、スチレン−ブタジエン
共重合体、ポリエステル樹脂、各種の合成ゴム系、フェ
ノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、
フェノキシ樹脂、シリコン樹脂、アクリル系反応樹脂、
高分子量ポリエステル樹脂とイソシアネートプレポリマ
ーの混合物、ポリエステルポリオールとポリイソシアネ
ートの混合物、尿素ホルムアルデヒド樹脂、低分子量グ
リコール/高分子量ジオール/イソシアネートの混合
物、及びこれらの混合物等が例示される。
【0024】これらのバインダは、−SO3 M、−OS
3 M、−COOM及び−PO(OM’)2 からなる群
より選ばれた少なくとも1種の極性基(但し、Mは水素
原子或いはNa、K、Li等のアルカリ金属原子を表
し、また、M’は水素原子、Na、K、Li等のアルカ
リ金属原子或いはアルキル基である。)を含有するのが
磁性粉等の分散性の点で好ましい。
【0025】上記バインダの物性及び配合比を調整する
ことによって、本発明に係る緩和点δu 及びδd を制御
することが可能である。例えば塩化ビニル系共重合体及
びポリウレタン樹脂の混合系をバインダとして用いる場
合には、塩化ビニル系共重合体のTgは50〜80℃のもの
を使用することが好ましく、更には60〜75℃のものが好
ましい。またポリウレタン樹脂については、Tgが−10
〜60℃のものを使用することが好ましく、更には−5〜
30℃のものが好ましい。
【0026】また、バインダの配合比については、塩化
ビニル系共重合体とポリウレタン樹脂との比率は重量比
で0:10〜10:0、更に好ましくは1:9〜9:1であ
る。
【0027】非磁性着色層には上記のバインダの他、ア
ルミナ,酸化チタン等の白色顔料、酸化クロム等の緑色
顔料、クロムイエロー,酸化チタン等の黄色顔料、ベン
ガラ等の赤色顔料等が含有される。これらの顔料の粒径
は0.1 〜10μmがよく、0.1〜2μmであるのが一層好
ましい。
【0028】非磁性着色層には、上記顔料に代え、或い
は併用して、フタロシアニン染料、アゾ染料、アントラ
キノン染料、インジゴイド染料、ニトロおよびニトロソ
染料、キノリン染料、メチン染料、チアゾール染料、キ
ノンイミン染料、アジン染料、オキサジン染料、チアジ
ン染料、アゾイツク染料、ジフェニルメタン染料、トリ
フェニルメタン染料、キサンテン染料、アクリジン染
料、酸化染料、硫化染料、フタレイン染料、アミノケト
ン染料、オキシケトン染料等を含有させることができ
る。
【0029】上記の非磁性着色層における顔料又は染料
の含有割合は、バインダ100 重量部当り 100〜10000 重
量部とするのがよく、 300〜3000重量部が更によい。ま
た、膜厚は0.1 〜10μmがよく、0.5 〜6μmが一層好
ましい。
【0030】非磁性支持体は透明であって、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレン−2,6 −ナフタレート
等のポリエステル類、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン類、セルローストリアセテート、セルロースダイアセ
テート等のセルロース誘導体、ポリアミド、ポリカーボ
ネート等のプラスチックが構成材料として挙げられる。
また、Cu,Al,Zn等の金属、ガラス、窒化硼素、
Siカーバイト等のセラミック等も使用できる。この支
持体の厚みは約3〜100 μm程度がよく、一層好ましく
は5〜50μmである。
【0031】なお、支持体上に非磁性着色層及び磁性層
を形成する場合、前者の層の塗布乾燥後に後者の層を積
み重ねる方式(いわゆるウエット・オン・ドライ塗布方
式)と、乾燥されていない湿潤状態にある層の上に次の
層を同時または逐次重ねて塗布する方式(いわゆるウエ
ット・オン・ウエット塗布方式=湿潤重層塗布方式)と
があるが、膜付き,表面性からみてウエット・オン・ウ
エット重層塗布方式による同時重層塗布を行うのがよ
い。磁性塗料にはイソシアネート系の硬化剤を添加する
のが好ましく、非磁性着色層用塗料にもそうした硬化剤
を添加する方がよい場合がある。
【0032】上記各成分を用いて形成した磁気記録媒体
の例を図1に示す。透明な非磁性支持体10上に、ウエッ
ト・オン・ウエット方式を用いて非磁性着色層11及び磁
気記録層12がこの順に塗設されている。
【0033】図3は、従来の単層テープ及び本発明に係
る重層テープの緩和点の測定例を示す図である。本図か
ら明らかなように、単層テープにおいては単一の緩和点
1 しか表れないが、本発明の重層テープにおいては、
1'(最外層起因)及びP2 (下層起因)の複数の緩和
点が存在する。
【0034】図3に示す如く、従来の単層テープにおい
ては、バインダのガラス転移点や配合比率を変えてもそ
の緩和点は一つしか現れず、例えば緩和点が60℃よりも
高いものにおいては、テープの弾性が強くなりすぎてヘ
ッドとの摺接不良による出力低下が発生し、また、緩和
点を20℃と低くしてしまうと走行耐久性が著しく低下し
てしまうこととなる。即ち、単層テープにおいては、緩
和点としては50〜70℃の範囲でしか設定できないのであ
る。
【0035】しかし、一方本発明においては、少なくと
も1層の磁気記録層及び少なくとも1層の非磁性着色層
を有する重層構造であり、また非磁性着色層の緩和点を
自由に設定できる為に、図3に示す如く、最外層は走行
耐久性の為に高い弾性の物性を付与し、下層に弾性の低
い非磁性着色層を設けることにより、ヘッドとの摺接の
良好な磁気記録媒体を得ることが容易となるのである。
【0036】この磁気記録媒体41の磁気記録層12の緩和
点δuと、非磁性着色層11の緩和点δd は δu −δd >0(但し、δd ≧0℃) の関係にある。このδu −δd は好ましくは、 δu −δd >5 であり、更に好ましくは δu −δd >10 である。また、δd ≧10℃が好ましく、δd ≧20℃が更
に好ましい。
【0037】上記のδu −δd が0又はそれよりも小さ
い場合は、弾性が高くなり過ぎて磁気ヘッドとの摺接状
態が悪くなり、出力が低下する。また、δd が0℃未満
の場合は、ドラムへの貼り付き等が起こり走行耐久性が
低下する。
【0038】また、図1に示す磁気記録媒体41がテープ
であるとき、磁気記録層12の側13からテープを観た場合
は磁気記録層12の色(通常は黒褐色)が見えるが、逆の
方向14からテープを観ると、透明支持体10を通して非磁
性着色層11の色(例えば白色)が見えることになる。
【0039】非磁性着色層11が白色顔料及び着色顔料を
含有するように構成しておけば、方向14から観たとき
に、磁気記録層12の色(通常は黒褐色)が白色顔料によ
って遮断若しくは弱められるから、非磁性着色層11の色
が磁気記録層12とは明確に区別して認識可能となる。こ
の場合、非磁性着色層11の色は着色顔料に白色が混った
パステル調にすることができる。
【0040】上記したようにテープを構成し、これをパ
ンケーキの形態で版権を有する正当なダビング業者に提
供する。このようにすればテープカセットに収納したと
き、他のテープに海賊版業者がダビングしたものと比較
して、上記の方向13と14とで色が異なるかどうかの判別
によって容易に海賊版か否かを判定することができる。
換言すれば、海賊版だと、非磁性着色層11がないため方
向13と14で観察される色が同じである。
【0041】そして、本発明に基く図1のテープは、海
賊版の製造業者が生テープに加工して類似品を製造しよ
うとしても、製造は極めて困難である。従って、模倣は
防止される。しかも、上記した色の選択により、テープ
のメーカー独自の色に着色可能でもある。
【0042】特に、テープカセットのケース本体に加工
するのと異なり、カセット本体内に収容されるテープ自
体に加工を施し、識別力を持たせているので、模倣者は
ビデオテープ自体を加工せねばならない。
【0043】上記したテープ(後述のテープも同様であ
るが)においては、上記の色の違いを次のような範囲と
するのが好ましい。即ち、テープ41の色をテープ表面13
と裏面14から、カラーアナライザー(村上色彩社製CM
S−1200)で測色し、L* 、a* 、b* を求め、色差Δ
* abを計算する。(これについてはCIE(Commissi
on Internationale de l'Eclairage)1976年推奨の表色
系:CIELABで示される)。そして、この色差ΔE
* abについて、テープ裏面14側とテープ表面13側との差
{ΔE* ab(裏面)−ΔE* ab(表面)}が5.0 以上更
には10.0以上、100.0 以下となるように構成するのがよ
い。
【0044】また、図1のテープによれば、非磁性着色
層11を磁気記録層12とは別に設けているので、磁気記録
層12に顔料等を添加する場合に比べて、上記した色の判
別時にコントラストがよく、かつ磁気記録層12の電磁変
換特性にも悪影響を与えることはない。しかも、非磁性
着色層11は外面に露出していないので、走行系との摺擦
により剥落することがない。また、磁気記録層12と支持
体10との間にあって、下引き的な効果もあり、磁気記録
層12の接着強度が向上する。
【0045】図2は、他のテープの例を示すものであ
る。この例では、図1のテープと比べて、非磁性着色層
11を2層とし、下層11aとして着色顔料層、上層11bと
して白色顔料層としている。これによって着色顔料層11
aの色が白色顔料層11bによって一層強調され、磁気記
録層12の色の影響を十分に遮断でき、磁気記録層12の色
とのコントラストが一層良好となる。また、図2のよう
な場合には、着色層11aを用いずに、支持体自体に着色
を施しておいてもよい。
【0046】なお、上記の層11a、11bにおいては各顔
料の含有割合は層11a、11b共にバインダ100 重量部当
り 400〜3000重量部が好ましい。各層の厚みは層11a、
11b共に0.5 〜4.0 μmがよい。また上記した構成以外
に、各層とも他の異なる顔料層の組み合せとしてもよ
い。
【0047】
【実施例】次に、本発明に基くテープ及びテープカセッ
トを具体的な例について更に詳述する。
【0048】以下に示す成分、割合、操作順序等は、本
発明の精神から逸脱しない範囲において種々変更しう
る。なお、下記の例において「部」はすべて重量部であ
る。
【0049】先ず、支持体である厚さ14.0μmのポリエ
チレンテレフタレートベースフィルム上に非磁性着色層
及び磁性層を次の要領で形成した。
【0050】 〈非磁性着色層用の塗料の組成〉 顔料(A) (下記表−1参照) 100部 顔料又は染料(B)(下記表−1参照) B部 スルホン酸金属塩含有塩化ビニル系樹脂 X部 (日本ゼオン社製のMR−110 ) (Tg≒65〜70℃) スルホン酸金属塩含有ポリエステルポリウレタン樹脂 Y部 (東洋紡績株式会社製 UR8700)(Tg≒−5〜0℃) シクロヘキサノン 30部 メチルエチルケトン 20部 トルエン 20部 上記した塗料成分を混練、分散した。そして、表−1に
示されるような顔料(A)、(B)を用いて、表−1に
示される着色層(a)〜(d)を作成した。
【0051】 〈磁性塗料Iの組成〉 強磁性粉末Co−γ−Fe2 3 100部 (Hc:700 Oe、比表面積=40m2/g) α−Al2 3 5部 スルホン酸金属塩含有塩ビ系樹脂 10部 (日本ゼオン社製のMR−110 ) スルホン酸金属塩含有ポリエステルポリウレタン樹脂 5部 (東洋紡績株式会社製 UR8700) カーボンブラック 1部 ミリスチン酸 0.5部 ステアリン酸 1.5部 ブチルステアレート 1部 シクロヘキサノン 100部 メチルエチルケトン 100部 トルエン 100部 上記磁性塗料成分を混練分散した後、日本ポリウレタン
工業(株)製のコロネートL5部を添加して磁性塗料と
した。
【0052】〈磁性塗料IIの組成〉磁性塗料Iの強磁性
粉末に代えて強磁性粉末:コバルト変性Fe3 4 (H
c=700 Oe、比表面積=40m2/g)を用いた以外は磁
性塗料Iと同様にして、磁性塗料IIを調製した。
【0053】〈磁性塗料III の組成〉磁性塗料Iの強磁
性粉末に代えて強磁性板状六方晶系フェライト(Hc=
1000Oe、比表面積=55m2/g)を用いた以外は磁性塗
料Iと同様にして、磁性塗料III を調製した。
【0054】〈磁性塗料IVの組成〉磁性塗料Iの強磁性
粉末に代えて強磁性酸化クロム(Hc=700 Oe、比表
面積=30m2/g)を用いた以外は磁性塗料Iと同様にし
て、磁性塗料IVを調製した。
【0055】以上の各塗料を用い、下記表−2に示すよ
うな層構成のものを厚さ14.0μmの支持体の上にウエッ
ト・オン・ウエット方式で塗布し、1/2インチ巾の試
料テープを作成した。同表で、「実」は実施例を、
「比」は比較例を示す(以下、同様)。各例の性能評価
の結果を表−3に示す。
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】(a).RF−出力(1) :カラービデオノ
イズメーター「Shibasoku 925 D/1」を用い、日本ビ
クター社製「HR−S 700」デッキでリファレンステー
プに対する値で示した。
【0060】(b).RF−出力(2) :高速スプリンター
(SONY Magnescale Model HSP5000R)で録画したも
のを(但し*は小谷電機Τ−700 TMDを用いて録画し
た)上記RF出力(1) と同様に測定した。
【0061】(c).エンベロープ測定:走行系のテンショ
ンを低下させたデッキを用い、各テープのEPモード
(長時間モード)でのRF出力のエンベロープ波形をオ
シロスコープで観察し、波形の幅の一番広い部分と一番
狭い部分の比を%で示した。
【0062】(d).走行耐久性 常温,常湿(20℃.25%RH)においてテープの400 pa
ss走行させた際、 ○:400 pass問題なく走行。 △:350 〜400 passの間に走行不良が生じる。 ×:100 〜200 passの間に走行不良または停止。 ××: 0〜100 passの間に走行不良または停止。
【0063】(e).緩和点測定:東洋ボールドウイン
(株)製レオバイブロンDDV−II−EAを用い、測定
温度範囲−50〜 100℃,昇温速度2℃,周波数11Hzで各
テープの緩和点を測定。
【0064】次に、以上に得られた各テープについて、
テープの色を表側と裏側から、カラーアナライザー(村
上色彩社製CMS−1200)で測色し、L* 、a* 、b*
を求め、色差ΔE* abを計算した(これについてはCI
E(CommissionInternationale de l'Eclairage)1976
年推奨の表色系:CIELABで示される)。結果を下
記表−4に示した。
【0065】
【0066】
【0067】以上の結果から、本発明に基づく磁気テー
プは、重層構造により緩和点を複数設定することが可能
であるため、走行耐久性等を低下させることなく高速ダ
ビング時におけるミラー・マザー・テープとの転写特性
が良好となり、RF出力(2)が高くなり、しかも、エン
ベロープ測定の結果から明らかなように、ヘッドとの摺
接が良好であるためにRF出力(1) も高い。従って、高
速ダビング方式によるダビングを行った場合にも、十分
な再生画像信号及び音声信号を得ることのできる磁気テ
ープを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基く磁気テープの一例の断面図であ
る。
【図2】本発明に基く磁気テープの他の例の断面図であ
る。
【図3】単層及び重層テープの緩和点の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 非磁性支持体 11 非磁性着色層 12 磁気記録層 13 (表側からの)方向 14 (裏側からの)方向 41 磁気テープ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体上に、1層以上の磁気記録
    層と、1層以上の非磁性着色層とを有する磁気記録媒体
    において、最外層の前記磁気記録層の緩和点をδu
    し、少なくとも1層の前記非磁性着色層の緩和点をδd
    としたとき、 δu −δd >0 (但し、δd ≧0℃) であることを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記δu 及びδd が次式 δu −δd >5 を満足する請求項1に記載の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 非磁性支持体上に、1層以上の磁気記録
    層と、1層以上の非磁性着色層とを有する磁気記録媒体
    において、最外層の前記磁気記録層の緩和点をδu
    し、少なくとも1層の前記非磁性着色層の緩和点をδd
    としたとき、 δu −δd >0 (但し、δd ≧0℃) であり、かつ、前記非磁性着色層が前記磁気記録層とは
    異なる色に着色されていることを特徴とする磁気記録媒
    体。
  4. 【請求項4】 前記非磁性着色層が、白色顔料、着色顔
    料又は着色染料のうちの少なくとも一つを含有する請求
    項1〜3項のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
JP17881691A 1991-06-24 1991-06-24 磁気記録媒体 Pending JPH052740A (ja)

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