JPH05200507A - 連続鋳造用ロングノズル - Google Patents
連続鋳造用ロングノズルInfo
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- JPH05200507A JPH05200507A JP3720692A JP3720692A JPH05200507A JP H05200507 A JPH05200507 A JP H05200507A JP 3720692 A JP3720692 A JP 3720692A JP 3720692 A JP3720692 A JP 3720692A JP H05200507 A JPH05200507 A JP H05200507A
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Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 タンディッシュ内の湯面近傍を水平方向に流
れる溶湯流を形成し、タンディッシュ内に溶融金属が滞
留する時間を長くすると共に、非金属介在物の浮上分離
を促進させる。 【構成】 このロングノズル10は、閉塞された下端部
11の近傍で、ノズル本体の側面12に上向きに傾斜し
た溶湯吐出口13a,13bを形成している。ノズル本
体の軸線に直角な方向に対する溶湯吐出口13a,13
bの上向き傾斜角度は、5〜30度の範囲に設定するこ
とが好ましい。取鍋20内の溶融金属50は、溶融金属
51の湯面近傍に向かった若干上向きの流れとして溶湯
吐出口13a,13bからタンディッシュ30内に流出
し、湯面近傍で水平方向に流動する溶湯流52となり、
溶湯静圧が小さな状態で非金属介在物が浮上分離する。
れる溶湯流を形成し、タンディッシュ内に溶融金属が滞
留する時間を長くすると共に、非金属介在物の浮上分離
を促進させる。 【構成】 このロングノズル10は、閉塞された下端部
11の近傍で、ノズル本体の側面12に上向きに傾斜し
た溶湯吐出口13a,13bを形成している。ノズル本
体の軸線に直角な方向に対する溶湯吐出口13a,13
bの上向き傾斜角度は、5〜30度の範囲に設定するこ
とが好ましい。取鍋20内の溶融金属50は、溶融金属
51の湯面近傍に向かった若干上向きの流れとして溶湯
吐出口13a,13bからタンディッシュ30内に流出
し、湯面近傍で水平方向に流動する溶湯流52となり、
溶湯静圧が小さな状態で非金属介在物が浮上分離する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タンディッシュに注湯
された溶鋼等の溶融金属から効率よく非金属介在物を浮
上分離させるロングノズルに関する。
された溶鋼等の溶融金属から効率よく非金属介在物を浮
上分離させるロングノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造法でスラブ等の鋳片を製造する
とき、取鍋に収容されている溶融金属は、タンディッシ
ュに一旦注湯された後、連鋳鋳型に鋳込まれている。タ
ンディッシュは、複数の連鋳鋳型に必要量の溶融金属を
供給する機能に加え、非金属介在物を浮上分離させるこ
とにも役立つ。この場合の非金属介在物としては、取鍋
内ですでに溶融金属に含まれている脱酸生成物,取鍋か
らタンディッシュに注湯される際に溶湯流の空気酸化に
よって生成されタンディッシュに持ち込まれる酸化物等
がある。
とき、取鍋に収容されている溶融金属は、タンディッシ
ュに一旦注湯された後、連鋳鋳型に鋳込まれている。タ
ンディッシュは、複数の連鋳鋳型に必要量の溶融金属を
供給する機能に加え、非金属介在物を浮上分離させるこ
とにも役立つ。この場合の非金属介在物としては、取鍋
内ですでに溶融金属に含まれている脱酸生成物,取鍋か
らタンディッシュに注湯される際に溶湯流の空気酸化に
よって生成されタンディッシュに持ち込まれる酸化物等
がある。
【0003】取鍋からタンディッシュに出湯される過程
において、非金属介在物の浮上は、出湯された溶融金属
の流動状態によって大きく作用される。なかでも、タン
ディッシュ内における溶融金属の滞留時間が非金属介在
物の浮上分離に与える影響が大きい。すなわち、図1に
示すように、取鍋から注湯された溶融金属が連鋳鋳型に
出湯される間でタンディッシュ内に滞留する時間が長く
なるほど、溶融金属から浮上分離する非金属介在物の量
が多くなる傾向を示す。
において、非金属介在物の浮上は、出湯された溶融金属
の流動状態によって大きく作用される。なかでも、タン
ディッシュ内における溶融金属の滞留時間が非金属介在
物の浮上分離に与える影響が大きい。すなわち、図1に
示すように、取鍋から注湯された溶融金属が連鋳鋳型に
出湯される間でタンディッシュ内に滞留する時間が長く
なるほど、溶融金属から浮上分離する非金属介在物の量
が多くなる傾向を示す。
【0004】非金属介在物の浮上分離を促進させること
により、連鋳鋳型に清浄な溶融金属が送り込まれ、清浄
度の高いスラブが製造される。たとえば、Alキルド鋼
等を連続鋳造するとき、鋳片中に残留するアルミナクラ
スター等の非金属介在物は、鋳片の品質を著しく阻害す
る。アルミナクラスター等の非金属介在物は、取鍋内に
含まれている脱酸生成物,取鍋→タンディッシュ間での
溶鋼の再酸化により生じるアルミナ等に由来するもので
ある。この種の非金属介在物を連鋳鋳型内で浮上分離さ
せることには限界があり、タンディッシュ内で非金属介
在物を浮上分離させた後の清浄な溶鋼を連鋳鋳型に送り
込むように、従来から種々の手段が提案されている。
により、連鋳鋳型に清浄な溶融金属が送り込まれ、清浄
度の高いスラブが製造される。たとえば、Alキルド鋼
等を連続鋳造するとき、鋳片中に残留するアルミナクラ
スター等の非金属介在物は、鋳片の品質を著しく阻害す
る。アルミナクラスター等の非金属介在物は、取鍋内に
含まれている脱酸生成物,取鍋→タンディッシュ間での
溶鋼の再酸化により生じるアルミナ等に由来するもので
ある。この種の非金属介在物を連鋳鋳型内で浮上分離さ
せることには限界があり、タンディッシュ内で非金属介
在物を浮上分離させた後の清浄な溶鋼を連鋳鋳型に送り
込むように、従来から種々の手段が提案されている。
【0005】たとえば、特開平1−224152号公報
では、タンディッシュの内部に堰を設け、非金属介在物
の浮上分離に有効な溶融金属の流れを形成させることが
紹介されている。また、特開昭63−157745号公
報では、堰を設けたタンディッシュ内に不活性ガスを吹
込むことによって非金属介在物の浮上分離を促進させる
ことが提案されている。
では、タンディッシュの内部に堰を設け、非金属介在物
の浮上分離に有効な溶融金属の流れを形成させることが
紹介されている。また、特開昭63−157745号公
報では、堰を設けたタンディッシュ内に不活性ガスを吹
込むことによって非金属介在物の浮上分離を促進させる
ことが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】タンディッシュ内部に
堰を設けることによって、溶融金属の滞留時間が長くな
り、その分だけ多量の非金属介在物が浮上分離する。し
かし、タンディッシュの内部は、溶融金属による過酷な
侵食に晒されることから、頻繁なライニングの張替え作
業が必要とされる。この点、タンディッシュ内部に堰等
の突起物があると、張替え作業が面倒なものとなる。
堰を設けることによって、溶融金属の滞留時間が長くな
り、その分だけ多量の非金属介在物が浮上分離する。し
かし、タンディッシュの内部は、溶融金属による過酷な
侵食に晒されることから、頻繁なライニングの張替え作
業が必要とされる。この点、タンディッシュ内部に堰等
の突起物があると、張替え作業が面倒なものとなる。
【0007】また、タンディッシュに注湯された溶融金
属による侵食は、溶融金属の流れに対して障害物となる
堰の部分で大きくなっている。そのため、タンディッシ
ュ本体に比較して堰の溶損が激しく、堰本来の機能を確
保することからライニング作業自体も一層頻繁になる。
属による侵食は、溶融金属の流れに対して障害物となる
堰の部分で大きくなっている。そのため、タンディッシ
ュ本体に比較して堰の溶損が激しく、堰本来の機能を確
保することからライニング作業自体も一層頻繁になる。
【0008】不活性ガスの吹込みによって非金属介在物
の浮上分離を促進させる方法においても、ガス吹込み管
の損傷が避けられない。また、ガス吹込みのために、余
分な設備を付設する必要が生じる。
の浮上分離を促進させる方法においても、ガス吹込み管
の損傷が避けられない。また、ガス吹込みのために、余
分な設備を付設する必要が生じる。
【0009】このように、従来の方法は、施工,補修,
保守等の作業性が悪く、或いは余分な設備負担を必要と
することから、実用的なものではない。しかも、非金属
介在物が湯面に浮上することを促進させるための補助的
な手段に止まり、タンディッシュ内における溶融金属の
滞留時間を長くすることに関してはあまり有効な手段で
はない。
保守等の作業性が悪く、或いは余分な設備負担を必要と
することから、実用的なものではない。しかも、非金属
介在物が湯面に浮上することを促進させるための補助的
な手段に止まり、タンディッシュ内における溶融金属の
滞留時間を長くすることに関してはあまり有効な手段で
はない。
【0010】本発明は、このような問題を解消すべく案
出されたものであり、取鍋からタンディッシュに溶融金
属を注湯するロングノズルに工夫を加えることにより、
余分な設備負担を招くことなく、タンディッシュ内にお
ける溶融金属の滞留時間を長くし、非金属介在物の浮上
分離を効果的に行うことを目的とする。
出されたものであり、取鍋からタンディッシュに溶融金
属を注湯するロングノズルに工夫を加えることにより、
余分な設備負担を招くことなく、タンディッシュ内にお
ける溶融金属の滞留時間を長くし、非金属介在物の浮上
分離を効果的に行うことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の連続鋳造用ロン
グノズルは、その目的を達成するため、取鍋からタンデ
ィッシュに溶融金属を注湯するロングノズルであって、
前記取鍋の底壁に装着され、前記タンディッシュ内に臨
ませた下端部が閉塞され、下端近傍の側面に上向きの溶
湯吐出口が穿設されていることを特徴とする。溶湯吐出
口は、5〜30度の上向き角度で下端近傍のノズル側面
に形成することが好ましい。
グノズルは、その目的を達成するため、取鍋からタンデ
ィッシュに溶融金属を注湯するロングノズルであって、
前記取鍋の底壁に装着され、前記タンディッシュ内に臨
ませた下端部が閉塞され、下端近傍の側面に上向きの溶
湯吐出口が穿設されていることを特徴とする。溶湯吐出
口は、5〜30度の上向き角度で下端近傍のノズル側面
に形成することが好ましい。
【0012】
【作 用】以下、図面を参照しながら、本発明をその作
用と共に具体的に説明する。本発明に従ったロングノズ
ル10は、図2に示すように、取鍋20の底壁に設けた
溶湯流出孔21に上端が接続されており、タンディッシ
ュ30内に下端を臨ませている。タンディッシュ30の
底壁には適宜の個数で注湯孔31a,31bが穿設さ
れ、それぞれの注湯孔31a,31bに浸漬ノズル32
a,32bが接続されている。そして、浸漬ノズル32
a,32bは、それぞれの連鋳鋳型40a,40bの上
部に配置されている。
用と共に具体的に説明する。本発明に従ったロングノズ
ル10は、図2に示すように、取鍋20の底壁に設けた
溶湯流出孔21に上端が接続されており、タンディッシ
ュ30内に下端を臨ませている。タンディッシュ30の
底壁には適宜の個数で注湯孔31a,31bが穿設さ
れ、それぞれの注湯孔31a,31bに浸漬ノズル32
a,32bが接続されている。そして、浸漬ノズル32
a,32bは、それぞれの連鋳鋳型40a,40bの上
部に配置されている。
【0013】ロングノズル10は、図3に示すように閉
塞された下端部11の近傍で、ノズル本体の側面12に
溶湯吐出口13a,13bを穿設し、ノズル孔14と外
部とを連通させている。溶湯吐出口13a,13bは、
単数又は複数の何れであっても良いが、タンディッシュ
20内で広い範囲にわたって溶融金属の流動状態を生起
させる上から2個以上が好ましい。複数の溶湯吐出口1
3a,13bを設ける場合、ノズル本体の側面12に円
周方向に関して等間隔で溶湯吐出口13a,13bを配
置する。
塞された下端部11の近傍で、ノズル本体の側面12に
溶湯吐出口13a,13bを穿設し、ノズル孔14と外
部とを連通させている。溶湯吐出口13a,13bは、
単数又は複数の何れであっても良いが、タンディッシュ
20内で広い範囲にわたって溶融金属の流動状態を生起
させる上から2個以上が好ましい。複数の溶湯吐出口1
3a,13bを設ける場合、ノズル本体の側面12に円
周方向に関して等間隔で溶湯吐出口13a,13bを配
置する。
【0014】溶湯吐出口13a,13bは、ノズル本体
の軸線と直角な方向に対し角度αで上向きに傾斜してい
る。上向き傾斜角度αは、タンディッシュ20に送り込
まれた溶融金属の流動状態を考慮して、5〜30度の範
囲で設定されることが好ましい。
の軸線と直角な方向に対し角度αで上向きに傾斜してい
る。上向き傾斜角度αは、タンディッシュ20に送り込
まれた溶融金属の流動状態を考慮して、5〜30度の範
囲で設定されることが好ましい。
【0015】ロングノズル10を装着した取鍋20から
溶融金属50をタンディッシュ30に送り込むとき、ノ
ズル孔14を下降した溶融金属50は、下端部11の内
面に衝突した後、上向き傾斜角度αに対応して若干上向
きの方向成分をもった流れとして溶湯吐出口13からタ
ンディッシュ30に送り出される。このとき、取鍋20
からタンディッシュ30までの溶鋼静圧及び落下エネル
ギーは、溶湯吐出口13から流出する溶融金属を浮上流
に転換させることに作用する。
溶融金属50をタンディッシュ30に送り込むとき、ノ
ズル孔14を下降した溶融金属50は、下端部11の内
面に衝突した後、上向き傾斜角度αに対応して若干上向
きの方向成分をもった流れとして溶湯吐出口13からタ
ンディッシュ30に送り出される。このとき、取鍋20
からタンディッシュ30までの溶鋼静圧及び落下エネル
ギーは、溶湯吐出口13から流出する溶融金属を浮上流
に転換させることに作用する。
【0016】ロングノズル10から吐出される溶融金属
は、タンディッシュ30内の溶融金属51の湯面に向か
って流出し、図2に矢印で示した溶湯流52がタンディ
ッシュ30内に生じる。溶湯流52は、溶融金属51の
湯面に近いところを水平方向に流れ、加わる溶融金属5
1の静圧が小さなものである。そのため、溶融金属51
に比較して比重が小さい非金属介在物は、吐出された溶
融金属から容易に浮上分離される。その結果、タンディ
ッシュ30の注湯孔31a,31bに、非金属介在物が
除去された清浄な溶融金属51が供給される。
は、タンディッシュ30内の溶融金属51の湯面に向か
って流出し、図2に矢印で示した溶湯流52がタンディ
ッシュ30内に生じる。溶湯流52は、溶融金属51の
湯面に近いところを水平方向に流れ、加わる溶融金属5
1の静圧が小さなものである。そのため、溶融金属51
に比較して比重が小さい非金属介在物は、吐出された溶
融金属から容易に浮上分離される。その結果、タンディ
ッシュ30の注湯孔31a,31bに、非金属介在物が
除去された清浄な溶融金属51が供給される。
【0017】これに対し、ノズル本体の軸線方向に対し
て直角に溶湯吐出口16を形成した従来のロングノズル
15を使用して取鍋20からタンディッシュ30に溶融
金属50を流出させるとき、図4に示すように下向きの
方向成分をもった溶湯流55が生じる。溶湯流55は、
タンディッシュ30内にある溶融金属51の比較的深い
ところを流れるため、加わる溶融金属51の静圧が大き
くなる。したがって、比重差によって浮上しようとする
非金属介在物の上昇が抑制される。
て直角に溶湯吐出口16を形成した従来のロングノズル
15を使用して取鍋20からタンディッシュ30に溶融
金属50を流出させるとき、図4に示すように下向きの
方向成分をもった溶湯流55が生じる。溶湯流55は、
タンディッシュ30内にある溶融金属51の比較的深い
ところを流れるため、加わる溶融金属51の静圧が大き
くなる。したがって、比重差によって浮上しようとする
非金属介在物の上昇が抑制される。
【0018】また、溶湯流55の流出先が注湯孔31
a,31bに比較的近い位置にあるため、タンディッシ
ュ30内に長く滞留することなく、浸漬ノズル31a,
31bから連鋳鋳型40a,40bに流出する。その結
果、連鋳鋳型40a,40b内の溶融金属は、多量の非
金属介在物を含む清浄度が低いものになる。
a,31bに比較的近い位置にあるため、タンディッシ
ュ30内に長く滞留することなく、浸漬ノズル31a,
31bから連鋳鋳型40a,40bに流出する。その結
果、連鋳鋳型40a,40b内の溶融金属は、多量の非
金属介在物を含む清浄度が低いものになる。
【0019】タンディッシュ30内における溶湯流52
と溶湯流55との対比から明らかなように、本発明に従
ったロングノズル10は、非金属介在物の浮上分離を促
進させると共に、タンディッシュ30内に溶融金属51
を長時間滞留させることにも有効である。その結果、清
浄度の高い溶融金属を連鋳鋳型40a,40bに注湯す
ることが可能となる。
と溶湯流55との対比から明らかなように、本発明に従
ったロングノズル10は、非金属介在物の浮上分離を促
進させると共に、タンディッシュ30内に溶融金属51
を長時間滞留させることにも有効である。その結果、清
浄度の高い溶融金属を連鋳鋳型40a,40bに注湯す
ることが可能となる。
【0020】ロングノズル10は、溶湯吐出口13a,
13bを形成した側面12をタンディッシュ30の短辺
壁に対向させて、タンディッシュ30内に配置すること
が好ましい。この配置によって、溶融金属51の湯面近
傍を流れる溶湯流52は、ロングノズル10から短辺壁
に至る広範囲にわたり、タンディッシュ30の長手方向
と平行な長い水平流に転じる。その結果、非金属介在物
の浮上分離は、一層促進される。
13bを形成した側面12をタンディッシュ30の短辺
壁に対向させて、タンディッシュ30内に配置すること
が好ましい。この配置によって、溶融金属51の湯面近
傍を流れる溶湯流52は、ロングノズル10から短辺壁
に至る広範囲にわたり、タンディッシュ30の長手方向
と平行な長い水平流に転じる。その結果、非金属介在物
の浮上分離は、一層促進される。
【0021】溶湯吐出口13a,13bの上向き傾斜角
度αは、水平方向を主体とする溶湯流52による非金属
介在物の浮上分離作用を高める上で、5〜30度の範囲
で設定することが好ましい。この範囲に上向き傾斜角度
αを維持するとき、タンディッシュ30の広範囲にわた
り有効な溶湯流52が形成される。そして、溶湯流52
がタンディッシュ30の短辺壁に沿って下降し注湯孔3
1a,31bに至る滞留時間の長い流れとなる。
度αは、水平方向を主体とする溶湯流52による非金属
介在物の浮上分離作用を高める上で、5〜30度の範囲
で設定することが好ましい。この範囲に上向き傾斜角度
αを維持するとき、タンディッシュ30の広範囲にわた
り有効な溶湯流52が形成される。そして、溶湯流52
がタンディッシュ30の短辺壁に沿って下降し注湯孔3
1a,31bに至る滞留時間の長い流れとなる。
【0022】上向き傾斜角度αが5度未満であると、溶
湯吐出口13a,13bを上向きに傾斜させた作用が小
さくなる。すなわち、吐出された溶融金属の流れは、下
向きの流れを主体とする図4に示した溶湯流55に近
く、溶融金属51の湯面に向かった流れが少なくなる。
その結果、非金属介在物は、浮上分離することなく、溶
融金属に随伴されて連鋳鋳型40a,40bに送り込ま
れる。
湯吐出口13a,13bを上向きに傾斜させた作用が小
さくなる。すなわち、吐出された溶融金属の流れは、下
向きの流れを主体とする図4に示した溶湯流55に近
く、溶融金属51の湯面に向かった流れが少なくなる。
その結果、非金属介在物は、浮上分離することなく、溶
融金属に随伴されて連鋳鋳型40a,40bに送り込ま
れる。
【0023】他方、30度を超える上向き傾斜角度αで
は、溶湯吐出口13a,13bを出た溶融金属は、すで
にタンディッシュ30内にある溶融金属51が抵抗とし
て働き、ロングノズル10の近傍で直ちに下降流に転じ
易い。そのため、タンディッシュ30の広範囲にわたる
溶湯流52が形成されず、非金属介在物が浮上分離する
十分な機会が得られない。そのため、溶融金属は、清浄
度の低い状態のままで連鋳鋳型40a,40bに送り込
まれ易い。ただし、この場合でも、底部に単孔の溶湯吐
出口を設けた従来のロングノズルに比較すると、非金属
介在物の浮上分離に格段の開きがある。
は、溶湯吐出口13a,13bを出た溶融金属は、すで
にタンディッシュ30内にある溶融金属51が抵抗とし
て働き、ロングノズル10の近傍で直ちに下降流に転じ
易い。そのため、タンディッシュ30の広範囲にわたる
溶湯流52が形成されず、非金属介在物が浮上分離する
十分な機会が得られない。そのため、溶融金属は、清浄
度の低い状態のままで連鋳鋳型40a,40bに送り込
まれ易い。ただし、この場合でも、底部に単孔の溶湯吐
出口を設けた従来のロングノズルに比較すると、非金属
介在物の浮上分離に格段の開きがある。
【0024】
【実施例】2個の溶湯吐出口13a,13bを形成した
ロングノズル10を使用し、低炭素Alキルド鋼を8ト
ン/分の注入速度でタンディッシュ30に流出させた。
なお、ロングノズル10としては、溶湯吐出口13a,
13bの上向き傾斜角度αを15度に設定したものを使
用した。また、上向き傾斜角度αを付けることなく溶湯
吐出口16を穿設したロングノズル15(図4)を従来
例として、45度の上向き傾斜角度αで溶湯吐出口13
a,13bを形成したロングノズル10を比較例として
使用した。何れの例においても、同一形状及び同一寸法
のタンディッシュ10を使用した。
ロングノズル10を使用し、低炭素Alキルド鋼を8ト
ン/分の注入速度でタンディッシュ30に流出させた。
なお、ロングノズル10としては、溶湯吐出口13a,
13bの上向き傾斜角度αを15度に設定したものを使
用した。また、上向き傾斜角度αを付けることなく溶湯
吐出口16を穿設したロングノズル15(図4)を従来
例として、45度の上向き傾斜角度αで溶湯吐出口13
a,13bを形成したロングノズル10を比較例として
使用した。何れの例においても、同一形状及び同一寸法
のタンディッシュ10を使用した。
【0025】取鍋20からタンディッシュ30を経て低
炭素Alキルド鋼を連鋳鋳型40a,40bに鋳込み、
断面1325mm×250mmの鋳片を製造した。得ら
れた鋳片における非金属介在物の分散状態を調査した。
図5は、非金属介在物の量を非金属介在物指数で表した
グラフである。図5から明らかなように、上向き傾斜角
度α=15度の溶湯吐出口13a,13bを形成したロ
ングノズル10を使用して連鋳を行った場合、製造され
た鋳片に採り込まれている非金属介在物が大幅に減少し
ていることが判る。
炭素Alキルド鋼を連鋳鋳型40a,40bに鋳込み、
断面1325mm×250mmの鋳片を製造した。得ら
れた鋳片における非金属介在物の分散状態を調査した。
図5は、非金属介在物の量を非金属介在物指数で表した
グラフである。図5から明らかなように、上向き傾斜角
度α=15度の溶湯吐出口13a,13bを形成したロ
ングノズル10を使用して連鋳を行った場合、製造され
た鋳片に採り込まれている非金属介在物が大幅に減少し
ていることが判る。
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の連続鋳
造用ロングノズルは、タンディッシュ内における溶融金
属の流動状態を、湯面近傍で且つ水平方向を主体とする
流れにしている。そのため、タンディッシュに送り込ま
れた溶融金属に加わる溶湯静圧が小さく、非金属介在物
の浮上分離が促進される。また、タンディッシュ内に生
じた溶湯流は比較的広範囲にわたり、溶融金属をタンデ
ィッシュ内に長時間滞留させる。これによっても、非金
属介在物の浮上分離が行われる。そのため、連鋳鋳型に
鋳込まれる溶融金属に含まれている非金属介在物が少な
く、清浄度の高い鋳片が製造される。しかも、ライニン
グ耐火物に悪影響を及ぼす溶湯流を生起させる堰をタン
ディッシュ内部に設けたり、タンディッシュ内の溶融金
属に不活性ガスを吹き込むことを必要とせず、単にロン
グノズルの交換だけで既存の設備を使用することができ
る。
造用ロングノズルは、タンディッシュ内における溶融金
属の流動状態を、湯面近傍で且つ水平方向を主体とする
流れにしている。そのため、タンディッシュに送り込ま
れた溶融金属に加わる溶湯静圧が小さく、非金属介在物
の浮上分離が促進される。また、タンディッシュ内に生
じた溶湯流は比較的広範囲にわたり、溶融金属をタンデ
ィッシュ内に長時間滞留させる。これによっても、非金
属介在物の浮上分離が行われる。そのため、連鋳鋳型に
鋳込まれる溶融金属に含まれている非金属介在物が少な
く、清浄度の高い鋳片が製造される。しかも、ライニン
グ耐火物に悪影響を及ぼす溶湯流を生起させる堰をタン
ディッシュ内部に設けたり、タンディッシュ内の溶融金
属に不活性ガスを吹き込むことを必要とせず、単にロン
グノズルの交換だけで既存の設備を使用することができ
る。
【図1】 タンディッシュ内の溶融金属滞留時間と非金
属介在物浮上率との関係を示すグラフ
属介在物浮上率との関係を示すグラフ
【図2】 本発明に従ったロングノズルを組み込んだ連
鋳用注湯部
鋳用注湯部
【図3】 本発明に従ったロングノズル
【図4】 従来のロングノズルを組み込んだ連鋳用注湯
部
部
【図5】 溶湯吐出口の上向き傾斜角度が鋳片の非金属
介在物指数に与える影響を示したグラフ
介在物指数に与える影響を示したグラフ
10 ロングノズル 11 閉塞された下端
部 12 ノズル本体の側面 13a,13b 溶湯
吐出口 20 取鍋 30 タンディッシュ 50 溶融金属 52 タンディッシュ
内の溶湯流 α 溶湯吐出口の上向き傾斜角度
部 12 ノズル本体の側面 13a,13b 溶湯
吐出口 20 取鍋 30 タンディッシュ 50 溶融金属 52 タンディッシュ
内の溶湯流 α 溶湯吐出口の上向き傾斜角度
Claims (2)
- 【請求項1】 取鍋からタンディッシュに溶融金属を注
湯するロングノズルであって、前記取鍋の底壁に装着さ
れ、前記タンディッシュ内に臨ませた下端部が閉塞さ
れ、下端近傍の側面に上向きの溶湯吐出口が穿設されて
いることを特徴とする連続鋳造用ロングノズル。 - 【請求項2】 請求項1記載の溶湯吐出口は、5〜30
度の上向き角度で下端近傍のノズル側面に形成されてい
ることを特徴とする連続鋳造用ロングノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3720692A JPH05200507A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 連続鋳造用ロングノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3720692A JPH05200507A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 連続鋳造用ロングノズル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05200507A true JPH05200507A (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=12491117
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3720692A Withdrawn JPH05200507A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 連続鋳造用ロングノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05200507A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007039052A1 (de) * | 2005-10-04 | 2007-04-12 | Sms Demag Ag | Tauchausguss für flüssige metalle, insbesondere für stahlwerkstoffe |
| JP2019181547A (ja) * | 2018-04-16 | 2019-10-24 | 日本製鉄株式会社 | 連続鋳造方法 |
| JP2022189431A (ja) * | 2021-06-11 | 2022-12-22 | 日本製鉄株式会社 | 鋼の連続鋳造方法 |
| WO2024232222A1 (ja) | 2023-05-10 | 2024-11-14 | Jfeスチール株式会社 | 連続鋳造用ノズル、連続鋳造装置、タンディッシュ、および、連続鋳造方法 |
-
1992
- 1992-01-28 JP JP3720692A patent/JPH05200507A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007039052A1 (de) * | 2005-10-04 | 2007-04-12 | Sms Demag Ag | Tauchausguss für flüssige metalle, insbesondere für stahlwerkstoffe |
| JP2019181547A (ja) * | 2018-04-16 | 2019-10-24 | 日本製鉄株式会社 | 連続鋳造方法 |
| JP2022189431A (ja) * | 2021-06-11 | 2022-12-22 | 日本製鉄株式会社 | 鋼の連続鋳造方法 |
| WO2024232222A1 (ja) | 2023-05-10 | 2024-11-14 | Jfeスチール株式会社 | 連続鋳造用ノズル、連続鋳造装置、タンディッシュ、および、連続鋳造方法 |
| KR20250168556A (ko) | 2023-05-10 | 2025-12-02 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 연속 주조용 노즐, 연속 주조 장치, 턴디시, 및, 연속 주조 방법 |
| EP4667133A1 (en) | 2023-05-10 | 2025-12-24 | JFE Steel Corporation | Nozzle for continuous casting, continuous casting apparatus, tundish, and continuous casting method |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |