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JPH05168889A - 超音波を利用した液体混合方法 - Google Patents

超音波を利用した液体混合方法

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JPH05168889A
JPH05168889A JP3354318A JP35431891A JPH05168889A JP H05168889 A JPH05168889 A JP H05168889A JP 3354318 A JP3354318 A JP 3354318A JP 35431891 A JP35431891 A JP 35431891A JP H05168889 A JPH05168889 A JP H05168889A
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ultrasonic horn
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ultrasonic
oil
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忍 佐伯
Kazuhiro Kemizaki
千浩 検見崎
Yutaka Owada
豊 大和田
Toru Nakamura
徹 中村
Seiji Suzuki
清次 鈴木
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Dai Ichi High Frequency Co Ltd
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TOYO SEIYU KK
Dai Ichi High Frequency Co Ltd
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  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 第一液体(例えば植物油)中に少量の第二液
体(例えば水)を効率良く分散させる方法を提供する。 【構成】 第一液体を第一液体供給路2Aの開口2aか
ら超音波ホーン1Aの振動面1aに突き当てるように流
して、その第一液体に超音波振動を加え、同時にその位
置で超音波振動している第一液体中に、振動面1aの近
傍の第二液体供給路3Aの開口3aから第二液体を供給
し、第二液体を超音波振動によって微細な粒子状として
第一液体中に送り込むことにより、分散性を向上させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大量の第一液体の中
に、少量の第二液体を超音波を利用して混合する方法に
関し、特に、第一液体に対して非溶性の第二液体を分散
或いは乳化させる方法に好適な液体混合方法に関する。
【0002】なお、本明細書において、混合とは、互い
に溶解する二つの液体を混合する場合、互いに溶解しな
い二つの液体を分散或いは乳化させる場合の双方を含む
ものである。
【0003】
【従来の技術】従来より、食品工業、化学工業等におい
て、大量の第一液体に少量の第二液体を均一に混合させ
ることが行われており、その1例を植物油の精製を例に
とって説明する。植物油(例えば、大豆油、菜種油、コ
ーン油、綿実油、サンフラワー油等)の粗原油を脱ガム
する方法として、粗原油に2〜5%程度の水を加え、機
械的な撹拌機によって撹拌混合することにより、水を粗
原油中に微細な粒子として分散させ、油中の親水性のレ
シチンを水和凝集させ、その後遠心分離機等によって水
和凝集物を分離することにより粗原油中のガム(レシチ
ン)を分離する方法が採られている。このような脱ガム
方法において、脱ガムの程度は、粗原油に対する水の分
散性に依存しており、水を極めて小さい粒子として粗原
油中に均一に分散させることが、脱ガム率の向上に有効
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の機械
的な撹拌だけによる水の分散では、分散性向上に限度が
あり、その結果得られる脱ガム率は決して満足できるも
のではなかった。油精製工程において、脱ガム率が向上
することは、後工程の精製が容易となり、薬剤使用量の
節減が図れ、しかも油のロスが減少するため油の歩留り
が向上し、また、油と比較し高価であるレシチンの増産
が図れる等のため極めて望ましい。
【0005】脱ガム率の向上を図るには、粗原油に対す
る水の分散性を向上させればよい。そこで、粗原油に対
して水を混合した後、その混合液を超音波ホーンのとこ
ろに送り、その超音波ホーンによって超音波振動を与
え、水の分散性を向上させる提案が知られている〔例え
ば、J.Am.Oil Chem.Soc.66 89
6(July 1989)参照〕。しかしながら、この
ような超音波ホーンの使用により水の分散性は幾分向上
するが、依然として満足すべき程には向上しなかった。
【0006】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、粗原油に対して少量の水を混合する場合の
ように、第一液体に対して第二液体を混合する場合にお
いて、極めて均一な混合を可能とする液体混合方法を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、超音波ホ
ーンによる水の分散性向上を鋭意検討の結果、粗原油に
水を混合した後それに超音波振動を与えてもさほど分散
性は向上しないが、超音波ホーンによって超音波振動を
与えられている粗原油に、強い超音波振動を受けている
位置にて水を供給すると水の分散性が極めて向上するこ
とを見出し、本発明を完成した。
【0008】すなわち、本発明は、第一液体に少量の第
二液体を超音波を利用して混合する方法において、超音
波ホーンの振動面のところを通過するように第一液体を
供給し、同時にその超音波ホーンの振動面に近接した位
置で第一液体中に第二液体を供給することを特徴とする
液体混合方法を要旨とする。
【0009】ここで、第一液体に超音波ホーンによる超
音波振動を与えるには、第一液体を単に超音波ホーンの
振動面を横切って通過するように流してもよいが、効率
良く超音波振動を与えるには、超音波ホーンの振動面に
対向して開口するように第一液体供給路を設け、その開
口から第一液体を振動面に突き当たるように供給するこ
とが好ましい。一方、第二液体は、超音波ホーンの振動
面に対向して開口するように第二液体供給路を形成し、
その第二液体供給路から振動面に突き当たるように供給
するか、或いは、超音波ホーンにその振動面に開口する
ように第二液体供給路を形成し、その第二液体供給路を
通じて供給することが好ましい。第二液体供給路を超音
波ホーンとは別に設ける場合には、その開口を超音波振
動のエネルギーの高い部分に、従って、通常、超音波ホ
ーンの振動面から10mm以内の部分に、好ましくは、
5mm以内の部分に配置することが好ましい。
【0010】本発明に使用する第一液体、第二液体とし
ては、互いに溶解性のものであっても、非溶性のもので
あってもよい。また、第二液体としては、完全な液体の
みに限らず、粘稠な流動性のもの、液体に固体粒子を混
合したもの等としてもよい。
【0011】
【作用】上記構成のように本発明では超音波ホーンの振
動面のところで、超音波振動を与えられている第一液体
に第二液体が供給されており、従ってこの位置で初めて
第一液体と第二液体が出会って混合される。これによ
り、上記した文献に記載されている超音波ホーンを使用
した方法に比べ、第一液体中に第二液体がより微細な液
滴となって入り、混合性が向上する。すなわち、第二液
体が第一液体に対して非溶性の場合には、第二液体は極
めて微細な粒子となって第一液体中に分散し、分散性が
向上する。また、第二液体が第一液体に対して溶解性の
場合には、第二液体が極めて微細な粒子となって第一液
体中に混入することにより、両液体間の接触面積が増大
し、敏速に且つ均一に溶解する。
【0012】予め混合した第一液体と第二液体とを超音
波ホーンの振動面のところに通し、超音波振動を加えて
混合する場合よりも、超音波ホーンの振動面の近傍で第
二流体を第一流体に供給した場合の方が混合性が向上す
る理由は、次のように考えられる。すなわち、予め第一
液体と第二液体とを混合した場合には、第二液体はある
程度の大きさの液滴となって第一液体中に分散された状
態となっており、それに超音波ホーンによって超音波振
動を加えても液滴が割れにくく、特に植物油の粗原油中
に水を混入した場合のように水滴の周囲を凝集物が取り
囲んだ場合には水滴が割れにくく、このため微細な液滴
が得られにくいが、強い超音波振動を受けている部分で
第二液体を第一液体中に供給すると、吐出された第二液
体が超音波振動によって直ちに極めて微細な粒子とな
り、その状態で第一液体中に進入するためと考えられ
る。
【0013】本発明を植物油の精製に適用し、本発明方
法によって植物油の粗原油の中に少量の水を混合する
と、水が極めて微細な粒子となって粗原油中に分散し、
そのため、粗原油中にあるレシチンに水が出会う確率が
極めて多くなり、大部分のレチシンを水和凝集すること
ができ、その後、水和凝集物を除去することにより、脱
ガム率を従来よりも大幅にアップすることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の液体混合方法の具体的な実施
態様を図面を参照して説明する。図1は本発明の実施に
使用する装置の1例を示す概略断面図であり、1Aは、
先端に平坦な振動面1aを有する超音波ホーンである。
この超音波ホーン1Aとしては、一般に使われるものを
使用でき、例えばチタン合金製のものが好適である。2
Aはその超音波ホーン1Aの振動面1aに第一液体が突
き当たるように供給する第一液体供給路である。この第
一液体供給路2Aの先端の開口2aは、超音波ホーン1
Aの振動面1aに近接して対向するように設けられてお
り、且つ振動面1aよりも小径に作られている。
【0015】3Aはその第一液体供給路2A内に設けら
れた第二液体供給路であり、先端が複数に分岐し、且つ
第一液体供給路2Aの先端の開口2aとほぼ同一レベル
位置に開口3aを有している。図2に示すように複数の
開口3aは開口2a内に適当に分布して設けられてい
る。この開口3aは第二液体を霧化し第一液体中に均一
に混合できるよう、小径とすることが好ましい。なお、
第二液体供給用の開口3aの個数は適宜増減可能であ
り、1個でも良いが、好ましくは同一円周上に均等間隔
に3個以上とするのが良い。開口3aと振動面1aとの
間隔は、開口3a内の第二液体に強い超音波振動を与え
ることができるように定められるもので、例えば3mm
程度が好適である。4は、超音波ホーン1Aによって超
音波振動を与えられ、第二液体を分散された第一液体を
案内する案内管であり、その周囲には、案内管4の上端
を越えた第一液体を捕集して、次の工程に送るための配
管(図示せず)が配置されている。
【0016】次に、上記構成の装置を用いた液体混合方
法を説明する。超音波ホーン1Aが超音波振動している
状態で、第一液体供給路2Aを通して第一液体(例え
ば、植物油の粗原油)が供給され、開口2aから超音波
ホーン1Aの振動面1aに突き当たり、超音波振動を加
えられると共にその周囲に流れ出る。同時に第二液体供
給路3Aを通して第二液体(例えば、水)が供給され、
複数の開口3aから、超音波振動している第一液体内に
混入される。これによって少量の第二液体が第一液体中
に極めて良好に分散し、混合される。その後、第二液体
を混合した第一液体は、案内管4の上端から排出され、
次工程に送られる。
【0017】以上に示した超音波ホーン1Aによる第二
液体の混合において、超音波ホーン1Aの振動面1aと
開口2a、3aとの間隔は、第一液体及び第二液体に超
音波振動を効率よく与えるためには狭い方が望ましい
が、あまり狭くすると原油の流れに対する抵抗が大きく
なり好ましくない。これらを考慮して、通常は1〜10
mmとすることが好ましく、更に好ましくは3〜5mm
程度である。また、超音波ホーン1Aの発振出力は高い
ほど良く、第一液体の通過点で超音波のエネルギー密度
は、単位面積当たり50W/cm2 程度の出力が好まし
く、また周波数は20〜50KHz程度が実用上望まし
い。
【0018】図3は本発明の液体混合方法の実施に用い
る他の装置を示す概略断面図であり、1Bは、先端に平
坦な振動面1bを有する超音波ホーンである。この超音
波ホーン1Bは、その内部に第二液体供給路3Bを備え
ており、その先端に、振動面1bに開口する第二液体供
給用の複数の開口3bが形成されている。この開口3b
も第二液体の分散性を向上させるためには小径のものと
することが好ましいが、場合によっては1個の開口を用
いてもよい。2Bは、その超音波ホーン1Bの振動面1
aに第一液体が突き当たるように供給する第一液体供給
路であり、その先端に、超音波ホーン1Bの振動面1b
に近接して対向するように且つそれよりも小径の開口2
bが形成されている。4は図1の実施例における案内管
と同一のものであり、その上端を越えて排出された第一
液体が次工程に送られるようになっている。
【0019】この実施例においても、第一液体供給路2
Bを通して第一液体が供給され、開口2bから超音波ホ
ーン1Bの振動面1aに突き当たり、超音波振動を加え
られると共にその周囲に流れ出る。同時に超音波ホーン
1B内の第二液体供給路3Bを通して第二液体が供給さ
れ、超音波振動している第一液体内に混入され、これに
よって少量の第二液体を第一液体中に極めて良好に分散
させ、混合することができる。なお、この場合において
も、振動面1bと開口2bとの間隔、超音波ホーンの出
力、周波数等は図1の実施例と同様である。
【0020】次に、図1に示す装置を用いて植物油の粗
原油に水を混合し、且つ第二液体供給路3Aの開口3a
の個数を変えた場合について、脱ガムの実験を行った
(実施例1〜4)。ここで、試料として大豆の粗原油
(りん分773ppm)を用い、その大豆粗原油を50
0ml/minの流量で第一液体供給路2Aに流し、第
二液体供給路3Aには水を、粗原油の3%に当たる15
ml/minの流量で供給する連続操作を行い、得られ
た水分散液から遠心分離機によってガムを除去した。評
価方法は、ガムを除去した後の脱ガム油に含まれている
りん(P)の量を分析することにより判定し、りんの値
が少ないほど良好な脱ガムがされていることになる。
【0021】また、比較のため、従来の攪拌機を用いて
水を粗原油中に攪拌、分散させた場合(比較例1)並び
に、攪拌後の粗原油を超音波ホーンの振動面に供給して
超音波振動を与えた場合(比較例2)についても実験を
行った。この実施例及び比較例の結果を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】同様の実験を、図3に示す装置を用い、且
つ試料として大豆粗原油(りん分745ppm)を用い
て行った。その結果を表2に示す。
【0024】
【表2】
【0025】上記表1及び表2の結果から明らかなよう
に、超音波ホーンの振動面近傍で超音波振動を与えなが
ら粗原油と水とを混合させた場合(実施例1〜8)に
は、機械的な混合を行う場合或いはその後超音波ホーン
による振動を付与する場合に比べ、油中のりん値が大幅
に低下している。これにより、粗原油に対する水の分散
性が大幅に向上したことが分かる。
【0026】以上に本発明の液体混合方法を植物油の粗
原油に水を分散させる場合に適用した実施例1〜8を示
したが、本発明の液体混合方法はこの場合に限らず、種
々の場合に適用可能であり、また、その際使用する第一
液体と第二液体とは互いに溶解性のものであっても非溶
性のものであってもよい。例えば、注射液製造工程にお
いて、蒸留水と薬剤を混合する場合、脂肪乳剤製造工程
において、水と脂肪とを混合する場合等に本発明を適用
することにより、良好な混合を得ることができる。ま
た、磁性粉を微粒化させるために本発明を適用すること
も可能である。すなわち、第一流体として水を超音波ホ
ーンの振動面のところに通し、その振動面近傍で、第二
流体として粗磁性粉を含んだ水を第一流体中に供給する
ことにより、粗磁性粉を微粒化すると共に第一流体中に
均一に混合させることができる。また同様に、微粒セラ
ミック製造工程において、第一流体としての水と、第二
流体としての粗粒セラミックを含んだ水との混合に、本
発明を適用することができ、これにより、粗粒セラミッ
クの微粒化を行うことができる。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
従来法に比較し、第一液体に対して少量の第二液体を極
めて効率良く混合することができるという効果を有して
いる。このため、例えば、本発明を植物油の脱ガム工程
に適用すると、水を粗原油中に極めて微細に且つ均一に
分散させることが可能となり、脱ガム率を大幅に向上さ
せることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施に用いる装置の1例の要部を
示す概略断面図
【図2】上記装置における第一液体供給路の開口2a及
びその中に配置された第二液体供給路の開口3aの概略
平面図
【図3】本発明方法の実施に用いる装置の他の例の要部
を示す概略断面図
【符号の説明】
1A、1B 超音波ホーン 1a、1b 振動面 2A、2B 第一液体供給路 2a、2b 開口 3A、3B 第二液体供給路 3a、3b 開口 4 案内管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大和田 豊 神奈川県川崎市川崎区殿町2丁目8番3号 第一高周波工業株式会社内 (72)発明者 中村 徹 千葉県千葉市作草部町559 (72)発明者 鈴木 清次 神奈川県横浜市保土ヶ谷区上菅田町432− 18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一液体に少量の第二液体を超音波を利
    用して混合する方法において、超音波ホーンの振動面の
    ところを通過するように第一液体を供給し、同時にその
    超音波ホーンの振動面に近接した位置で第一液体中に第
    二液体を供給することを特徴とする液体混合方法。
  2. 【請求項2】 前記第二液体の供給を、超音波ホーンに
    形成した第二液体供給路を通じて行うことを特徴とする
    請求項1記載の液体混合方法。
  3. 【請求項3】 第一液体と第二液体とが互いに溶解しな
    い液体であることを特徴とする請求項1又は2記載の液
    体混合方法。
  4. 【請求項4】 第一液体が植物油の粗原油であり、第二
    液体が水であることを特徴とする請求項1又は2記載の
    液体混合方法。
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