JPH051654A - 内燃機関点火制御装置 - Google Patents
内燃機関点火制御装置Info
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- JPH051654A JPH051654A JP3156723A JP15672391A JPH051654A JP H051654 A JPH051654 A JP H051654A JP 3156723 A JP3156723 A JP 3156723A JP 15672391 A JP15672391 A JP 15672391A JP H051654 A JPH051654 A JP H051654A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、高精度の周期計測電子進角制御
が可能な内燃機関点火制御装置を得る。 【構成】 クランク軸に設けられて一定クランク角のピ
ッチを有するパルス信号Pを生成するパルス信号発生器
6と、第1の基準位置に対応した補正基準位置を起点に
パルス信号Pを計数して補正基準位置信号ST′を生成す
るカウンタ8と、気筒識別信号SC、基準位置信号ST
及び補正基準位置信号ST′に基づいて各気筒に対する
点火時期を演算制御するマイコン5Aとを備え、カム軸に
同期した気筒識別信号SC及び基準位置信号STとクラ
ンク軸に同期したパルス信号Pとに基づいて高精度の補
正基準位置を求め、この補正基準位置を起点とした補正
基準位置信号ST′に基づいて点火時期制御を行う。
が可能な内燃機関点火制御装置を得る。 【構成】 クランク軸に設けられて一定クランク角のピ
ッチを有するパルス信号Pを生成するパルス信号発生器
6と、第1の基準位置に対応した補正基準位置を起点に
パルス信号Pを計数して補正基準位置信号ST′を生成す
るカウンタ8と、気筒識別信号SC、基準位置信号ST
及び補正基準位置信号ST′に基づいて各気筒に対する
点火時期を演算制御するマイコン5Aとを備え、カム軸に
同期した気筒識別信号SC及び基準位置信号STとクラ
ンク軸に同期したパルス信号Pとに基づいて高精度の補
正基準位置を求め、この補正基準位置を起点とした補正
基準位置信号ST′に基づいて点火時期制御を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、クランク軸の回転に
同期した基準位置信号に基づいて各気筒の点火時期(点
火コイルの通電及び遮断)を制御する内燃機関点火制御
装置に関し、特に基準位置信号の高精度化を実現させた
内燃機関点火制御装置に関するものである。
同期した基準位置信号に基づいて各気筒の点火時期(点
火コイルの通電及び遮断)を制御する内燃機関点火制御
装置に関し、特に基準位置信号の高精度化を実現させた
内燃機関点火制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数の気筒によって駆動される
クランク軸及びこのクランク軸に連動するカム軸を有す
る内燃機関においては、各気筒の点火時期及び燃料噴射
等を制御するために、内燃機関の回転に同期した基準位
置信号が用いられる。基準位置信号は、クランク軸の回
転角度(以下、クランク角という)に対応した基準位置を
示しており、基準位置信号発生器は、クランク軸又はク
ランク軸に連動するカム軸に設けられている。
クランク軸及びこのクランク軸に連動するカム軸を有す
る内燃機関においては、各気筒の点火時期及び燃料噴射
等を制御するために、内燃機関の回転に同期した基準位
置信号が用いられる。基準位置信号は、クランク軸の回
転角度(以下、クランク角という)に対応した基準位置を
示しており、基準位置信号発生器は、クランク軸又はク
ランク軸に連動するカム軸に設けられている。
【0003】図3は従来の内燃機関点火制御装置を示す
ブロック図であり、図において、1はカム軸(図示せず)
に設けられて気筒識別信号SCを生成する気筒識別信号
発生器、2はカム軸に設けられて所定のクランク角に対
応した第1及び第2の基準位置を示す基準位置信号ST
を生成する基準位置信号発生器、3及び4は気筒識別信
号SC及び基準位置信号STをそれぞれ処理して送出す
るためのインタフェース、5は気筒識別信号SC及び基
準位置信号STに基づいて各気筒に対する点火時期を演
算制御するマイクロコンピュータ(以下、マイコンとい
う)である。
ブロック図であり、図において、1はカム軸(図示せず)
に設けられて気筒識別信号SCを生成する気筒識別信号
発生器、2はカム軸に設けられて所定のクランク角に対
応した第1及び第2の基準位置を示す基準位置信号ST
を生成する基準位置信号発生器、3及び4は気筒識別信
号SC及び基準位置信号STをそれぞれ処理して送出す
るためのインタフェース、5は気筒識別信号SC及び基
準位置信号STに基づいて各気筒に対する点火時期を演
算制御するマイクロコンピュータ(以下、マイコンとい
う)である。
【0004】通常、気筒識別信号発生器1及び基準位置
信号発生器2は、クランク軸の2回転に対して1回転す
るカム軸に設けられており、各気筒毎の基準位置に対応
した気筒識別信号SC及び基準位置信号STを発生する
ようになっている。例えば、カム軸と一体に回転する円
板に、所定クランク角に対応した円弧状のスリットを基
準位置として気筒数だけ設けると共に、特定気筒に対応
したスリットを別に設け、各スリットをフォトカプラ等
で検出した後に波形整形処理すればよい。
信号発生器2は、クランク軸の2回転に対して1回転す
るカム軸に設けられており、各気筒毎の基準位置に対応
した気筒識別信号SC及び基準位置信号STを発生する
ようになっている。例えば、カム軸と一体に回転する円
板に、所定クランク角に対応した円弧状のスリットを基
準位置として気筒数だけ設けると共に、特定気筒に対応
したスリットを別に設け、各スリットをフォトカプラ等
で検出した後に波形整形処理すればよい。
【0005】図4は気筒識別信号SC及び基準位置信号
STの一例を示す波形図であり、例えば、#1〜#4か
らなる4気筒に対して生成された場合を示している。こ
こでは、気筒識別信号SCは#1気筒及び#4気筒に対
応して生成されており、基準位置信号STの立ち下がり
及び立ち上がりで示される第1及び第2の基準位置は、
それぞれ、B(上死点TDCより手前)5°及びB75°とな
っている。
STの一例を示す波形図であり、例えば、#1〜#4か
らなる4気筒に対して生成された場合を示している。こ
こでは、気筒識別信号SCは#1気筒及び#4気筒に対
応して生成されており、基準位置信号STの立ち下がり
及び立ち上がりで示される第1及び第2の基準位置は、
それぞれ、B(上死点TDCより手前)5°及びB75°とな
っている。
【0006】次に、図4を参照しながら、図3に示した
従来の内燃機関点火制御装置の動作について説明する。
マイコン5は、気筒識別信号発生器1及び基準位置信号
発生器2から、各インタフェース3及び4を介して、気
筒識別信号SC及び基準位置信号STを取り込み、各気
筒毎の第1の基準位置B5°及び第2の基準位置B75°
を検出する。そして、各基準位置B5°又はB75°を基
準として、その時点の運転状態(内燃機関の回転数や負
荷等)に応じて最適となるように、タイマ制御により点
火時期及び燃料噴射等の制御位置を決定する。
従来の内燃機関点火制御装置の動作について説明する。
マイコン5は、気筒識別信号発生器1及び基準位置信号
発生器2から、各インタフェース3及び4を介して、気
筒識別信号SC及び基準位置信号STを取り込み、各気
筒毎の第1の基準位置B5°及び第2の基準位置B75°
を検出する。そして、各基準位置B5°又はB75°を基
準として、その時点の運転状態(内燃機関の回転数や負
荷等)に応じて最適となるように、タイマ制御により点
火時期及び燃料噴射等の制御位置を決定する。
【0007】例えば、低速(低負荷)運転時には点火時期
を遅角側に制御し、高速(高負荷)運転時には、点火時期
を進角側に制御(電子進角)する。又、内燃機関の起動初
期等の制御不安定運転領域においては、各気筒に対し、
第2の基準位置B75°を強制通電開始時期とし、第1の
基準位置B5°を強制点火時期とする。これにより、気
筒内で爆発燃焼を起こすだけの放電エネルギを得るため
の通電時間が確保され、又、運転領域に応じて所定トル
クを発生させるタイミングで爆発が起こり、最小限の内
燃機関動作が保証される。
を遅角側に制御し、高速(高負荷)運転時には、点火時期
を進角側に制御(電子進角)する。又、内燃機関の起動初
期等の制御不安定運転領域においては、各気筒に対し、
第2の基準位置B75°を強制通電開始時期とし、第1の
基準位置B5°を強制点火時期とする。これにより、気
筒内で爆発燃焼を起こすだけの放電エネルギを得るため
の通電時間が確保され、又、運転領域に応じて所定トル
クを発生させるタイミングで爆発が起こり、最小限の内
燃機関動作が保証される。
【0008】しかしながら、クランク軸及びカム軸がタ
イミングベルト等で結合しているため、各信号発生器1
及び2が設けられているカム軸がクランク軸の回転に確
実に同期しているとは限らず、基準位置信号STに誤差
が生じてしまう。そこで、基準位置信号発生器2をクラ
ンク軸に設けることも考えられるが、構造上の理由から
制限があるうえ、クランク軸が各気筒の1サイクルに対
して2回転するため1つの基準位置信号パルスが2つ気
筒に同時に対応してしまい、気筒識別手段を別に設ける
必要が生じる。
イミングベルト等で結合しているため、各信号発生器1
及び2が設けられているカム軸がクランク軸の回転に確
実に同期しているとは限らず、基準位置信号STに誤差
が生じてしまう。そこで、基準位置信号発生器2をクラ
ンク軸に設けることも考えられるが、構造上の理由から
制限があるうえ、クランク軸が各気筒の1サイクルに対
して2回転するため1つの基準位置信号パルスが2つ気
筒に同時に対応してしまい、気筒識別手段を別に設ける
必要が生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の内燃機関点火制
御装置は以上のように、カム軸に設けられた基準位置信
号発生器2からの基準位置信号STのみに基づいて第1
及び第2の基準位置B5°及びB75°を検出しているの
で、誤差が生じてしまい高精度に制御することができな
いという問題点があった。
御装置は以上のように、カム軸に設けられた基準位置信
号発生器2からの基準位置信号STのみに基づいて第1
及び第2の基準位置B5°及びB75°を検出しているの
で、誤差が生じてしまい高精度に制御することができな
いという問題点があった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、正確な補正基準位置を検出する
ことにより、高精度の周期計測電子進角制御が可能な内
燃機関点火制御装置を得ることを目的とする。
ためになされたもので、正確な補正基準位置を検出する
ことにより、高精度の周期計測電子進角制御が可能な内
燃機関点火制御装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る内燃機関
点火制御装置は、クランク軸に設けられて一定クランク
角のピッチを有するパルス信号を生成するパルス信号発
生器と、第1の基準位置に対応した補正基準位置を起点
にパルス信号を計数して補正基準位置信号を生成するカ
ウンタと、気筒識別信号、基準位置信号及び補正基準位
置信号に基づいて各気筒に対する点火時期を演算制御す
るマイコンとを備えたものである。
点火制御装置は、クランク軸に設けられて一定クランク
角のピッチを有するパルス信号を生成するパルス信号発
生器と、第1の基準位置に対応した補正基準位置を起点
にパルス信号を計数して補正基準位置信号を生成するカ
ウンタと、気筒識別信号、基準位置信号及び補正基準位
置信号に基づいて各気筒に対する点火時期を演算制御す
るマイコンとを備えたものである。
【0012】
【作用】この発明においては、カム軸に設置された各信
号発生器からの気筒識別信号及び基準位置信号と、クラ
ンク軸に設置されたパルス信号発生器からのパルス信号
とにより、高精度の補正基準位置を求め、この補正基準
位置を起点とした補正基準位置信号に基づいて点火時期
制御を行う。
号発生器からの気筒識別信号及び基準位置信号と、クラ
ンク軸に設置されたパルス信号発生器からのパルス信号
とにより、高精度の補正基準位置を求め、この補正基準
位置を起点とした補正基準位置信号に基づいて点火時期
制御を行う。
【0013】又、この発明においては、マイコンが、安
定な運転領域での補正基準位置を起点に第1及び第2の
基準位置に対応して補正された第3及び第4の基準位置
を求め、第3及び第4の基準位置に対応する計数値をカ
ウンタにプリセットし、補正基準位置信号により示され
る第3及び第4の基準位置に基づいて各気筒の点火時期
を演算制御する。
定な運転領域での補正基準位置を起点に第1及び第2の
基準位置に対応して補正された第3及び第4の基準位置
を求め、第3及び第4の基準位置に対応する計数値をカ
ウンタにプリセットし、補正基準位置信号により示され
る第3及び第4の基準位置に基づいて各気筒の点火時期
を演算制御する。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例を示すブロック図であ
り、5Aはマイコン5に対応しており、1〜4は前述と同
様のものである。6はクランク軸に設けられて一定クラ
ンク角のピッチを有するパルス信号Pを生成するパルス
信号発生器、7はパルス信号Pを処理して送出するため
のインタフェースである。パルス信号発生器6は、例え
ば、クランク軸と一体のリングギアの歯に対向配置され
た電磁ピックアップからなっている。
する。図1はこの発明の一実施例を示すブロック図であ
り、5Aはマイコン5に対応しており、1〜4は前述と同
様のものである。6はクランク軸に設けられて一定クラ
ンク角のピッチを有するパルス信号Pを生成するパルス
信号発生器、7はパルス信号Pを処理して送出するため
のインタフェースである。パルス信号発生器6は、例え
ば、クランク軸と一体のリングギアの歯に対向配置され
た電磁ピックアップからなっている。
【0015】8は安定な運転領域(後述する)での第1の
基準位置B5°に対応した補正基準位置を起点にパルス
信号Pを計数して補正基準位置信号ST′を生成するカ
ウンタであり、パルス信号Pがクロック入力端子Cに印
加されている。又、カウンタ8は、イネーブル入力端子
PEに基準位置検出信号Dが印加されるとパルス信号P
の計数を開始し、その後、プリセット入力端子PSに入
力された計数値に達する毎にキャリー信号を反転して補
正基準位置信号ST′として出力する。
基準位置B5°に対応した補正基準位置を起点にパルス
信号Pを計数して補正基準位置信号ST′を生成するカ
ウンタであり、パルス信号Pがクロック入力端子Cに印
加されている。又、カウンタ8は、イネーブル入力端子
PEに基準位置検出信号Dが印加されるとパルス信号P
の計数を開始し、その後、プリセット入力端子PSに入
力された計数値に達する毎にキャリー信号を反転して補
正基準位置信号ST′として出力する。
【0016】9はマイコン5Aの入力端子及びカウンタ8
のイネーブル入力端子PEに接続された切換回路であ
り、不安定な運転領域(始動時等)においては基準位置信
号STをマイコン5Aに入力すると共に、安定な運転領域
(アイドリングや通常運転時)においては、気筒識別信号
SC及び基準位置信号STに基づいて、特定気筒の第1
の基準位置B5°に対応した基準位置検出信号Dをカウ
ンタ8のイネーブル入力端子PEに入力する。切換回路
9は、機能的にマイコン5Aに含まれてもよい。
のイネーブル入力端子PEに接続された切換回路であ
り、不安定な運転領域(始動時等)においては基準位置信
号STをマイコン5Aに入力すると共に、安定な運転領域
(アイドリングや通常運転時)においては、気筒識別信号
SC及び基準位置信号STに基づいて、特定気筒の第1
の基準位置B5°に対応した基準位置検出信号Dをカウ
ンタ8のイネーブル入力端子PEに入力する。切換回路
9は、機能的にマイコン5Aに含まれてもよい。
【0017】この場合、マイコン5Aは、カウンタ8のプ
リセット入力端子PSに所定の計数値を入力する機能
と、運転領域に応じて切換回路9を切換える機能とを有
しており、各気筒に対する点火時期を、不安定な運転領
域においては気筒識別信号SC及び基準位置信号STに
基づいてバイパス制御し、安定な運転領域においては気
筒識別信号SC及び補正基準位置信号ST′に基づいて
演算制御する。
リセット入力端子PSに所定の計数値を入力する機能
と、運転領域に応じて切換回路9を切換える機能とを有
しており、各気筒に対する点火時期を、不安定な運転領
域においては気筒識別信号SC及び基準位置信号STに
基づいてバイパス制御し、安定な運転領域においては気
筒識別信号SC及び補正基準位置信号ST′に基づいて
演算制御する。
【0018】図2は図1の動作を説明するための波形図
である。ここでは、リングギアの歯数を120とし、パルス
信号PのピッチΔθを3°、補正基準位置信号ST′の
第3の基準位置B5°′から次の気筒の第4の基準位置B
75°′まで(クランク角110°に対応)の計数値を37、第
4の基準位置B75°′から第3の基準位置B5°′まで
(クランク角70°に対応)の計数値を23としている。
である。ここでは、リングギアの歯数を120とし、パルス
信号PのピッチΔθを3°、補正基準位置信号ST′の
第3の基準位置B5°′から次の気筒の第4の基準位置B
75°′まで(クランク角110°に対応)の計数値を37、第
4の基準位置B75°′から第3の基準位置B5°′まで
(クランク角70°に対応)の計数値を23としている。
【0019】補正基準位置信号ST′は、初期設定され
た補正基準位置θ0を起点として計数されたパルス信号
Pの計数値に基づいて生成される。尚、補正基準位置θ
0は、安定な運転領域で特定気筒(例えば、#1)の第1の
基準位置B5°を検出してから最初のパルス信号Pの立
ち下がりタイミングにより初期設定される。
た補正基準位置θ0を起点として計数されたパルス信号
Pの計数値に基づいて生成される。尚、補正基準位置θ
0は、安定な運転領域で特定気筒(例えば、#1)の第1の
基準位置B5°を検出してから最初のパルス信号Pの立
ち下がりタイミングにより初期設定される。
【0020】次に、図2を参照しながら、図1に示した
この発明の一実施例の動作について説明する。まず、エ
ンジン始動時等の不安定な運転領域においては、回転変
動が大きく、クランク角に正確に対応したパルス信号P
が得られないため、カウンタ8は作動せず、切換回路9
は基準位置信号STをマイコン5Aに入力する。従って、
マイコン5Aは、従来と同様に、気筒識別信号SC及び基
準位置信号STに基づいて点火制御を行う。
この発明の一実施例の動作について説明する。まず、エ
ンジン始動時等の不安定な運転領域においては、回転変
動が大きく、クランク角に正確に対応したパルス信号P
が得られないため、カウンタ8は作動せず、切換回路9
は基準位置信号STをマイコン5Aに入力する。従って、
マイコン5Aは、従来と同様に、気筒識別信号SC及び基
準位置信号STに基づいて点火制御を行う。
【0021】次に、アイドリング運転状態に入り、回転
変動が極めて少ない安定な運転領域になると、パルス信
号Pが安定するので、パルス信号Pの計数値をクランク
角に対応させるために、補正基準位置θ0の初期設定を
行う。即ち、安定な運転領域であることを判定すると、
マイコン5Aは、切換回路9をカウンタ8側に切換えると
共に、カウンタ8の計数値を1にプリセットし、カウン
タ8に基準位置検出信号Dが入力されるのを待つ。
変動が極めて少ない安定な運転領域になると、パルス信
号Pが安定するので、パルス信号Pの計数値をクランク
角に対応させるために、補正基準位置θ0の初期設定を
行う。即ち、安定な運転領域であることを判定すると、
マイコン5Aは、切換回路9をカウンタ8側に切換えると
共に、カウンタ8の計数値を1にプリセットし、カウン
タ8に基準位置検出信号Dが入力されるのを待つ。
【0022】切換回路9は、特定気筒に対する第1の基
準位置B5°を検出した時点で基準位置検出信号Dを生
成し、カウンタ8のイネーブル入力端子PEに印加す
る。これにより、カウンタ8は、クロック入力端子Cに
印加されるパルス信号Pの計数を開始するが、計数値1
がプリセットされているため、パルス信号Pの最初の立
ち下がりタイミング(補正基準位置θ0)で、補正基準位置
信号ST′を立ち下げる。
準位置B5°を検出した時点で基準位置検出信号Dを生
成し、カウンタ8のイネーブル入力端子PEに印加す
る。これにより、カウンタ8は、クロック入力端子Cに
印加されるパルス信号Pの計数を開始するが、計数値1
がプリセットされているため、パルス信号Pの最初の立
ち下がりタイミング(補正基準位置θ0)で、補正基準位置
信号ST′を立ち下げる。
【0023】これと同時に、マイコン5Aは、カウンタ8
をリセットすると共に、次の気筒の第4の基準位置B75
°′に対応する計数値37をカウンタ8のプリセット入力
端子PSに印加する。従って、カウンタ8は、基準位置
検出信号Dが入力された補正基準位置θ0(即ち、第3の
基準位置B5°′)からパルス信号Pの計数値が37に達し
た時点で補正基準位置信号ST′を立ち上げ第4の基準
位置B75°′とする。
をリセットすると共に、次の気筒の第4の基準位置B75
°′に対応する計数値37をカウンタ8のプリセット入力
端子PSに印加する。従って、カウンタ8は、基準位置
検出信号Dが入力された補正基準位置θ0(即ち、第3の
基準位置B5°′)からパルス信号Pの計数値が37に達し
た時点で補正基準位置信号ST′を立ち上げ第4の基準
位置B75°′とする。
【0024】又、同様に、マイコン5Aは、カウンタ8を
リセットすると共に、第3の基準位置B5°′に対応す
る計数値23をカウンタ8のプリセット入力端子PSに印
加する。従って、カウンタ8は、第4の基準位置B75
°′からパルス信号Pの計数値が23に達した時点で、補
正基準位置信号ST′を立ち下げ第3の基準位置B5
°′とする。以下、第3及び第4の基準位置B5°′及びB75
°′で交互に反転する補正基準位置信号ST′が生成さ
れ、通常の運転領域に入っても連続的に生成される。
リセットすると共に、第3の基準位置B5°′に対応す
る計数値23をカウンタ8のプリセット入力端子PSに印
加する。従って、カウンタ8は、第4の基準位置B75
°′からパルス信号Pの計数値が23に達した時点で、補
正基準位置信号ST′を立ち下げ第3の基準位置B5
°′とする。以下、第3及び第4の基準位置B5°′及びB75
°′で交互に反転する補正基準位置信号ST′が生成さ
れ、通常の運転領域に入っても連続的に生成される。
【0025】こうして得られた補正基準位置信号ST′
は、補正基準位置θ0を起点として、クランク軸の回転と
完全に同期しているため、ノイズ等を無視すれば、第3
及び第4の基準位置B5°′及びB75°′の検出誤差は
全く生じない。マイコン5Aは、補正基準位置θ0以降のパ
ルス信号Pの立ち下がりタイミングが各3°のクランク
角に対応することに基づいて、計数値の情報をマイコン
5A内のメモリに格納し、交互にプリセット入力端子PS
に出力する。そして、第3及び第4の基準位置B5°′
及びB75°′に基づいて各気筒の点火制御を行う。
は、補正基準位置θ0を起点として、クランク軸の回転と
完全に同期しているため、ノイズ等を無視すれば、第3
及び第4の基準位置B5°′及びB75°′の検出誤差は
全く生じない。マイコン5Aは、補正基準位置θ0以降のパ
ルス信号Pの立ち下がりタイミングが各3°のクランク
角に対応することに基づいて、計数値の情報をマイコン
5A内のメモリに格納し、交互にプリセット入力端子PS
に出力する。そして、第3及び第4の基準位置B5°′
及びB75°′に基づいて各気筒の点火制御を行う。
【0026】このように、マイコン5Aは、カム軸に設置
された各信号発生器1及び2からの気筒識別信号SC及
び基準位置信号STと、クランク軸に設置されたパルス
信号発生器6からのパルス信号Pとに基づいて、補正基
準位置θ0を起点として補正された第3及び第4の基準
位置B5°′及びB75°′を求め、これらに基づいて高
精度の点火制御及びその他の制御を行うことができる。
された各信号発生器1及び2からの気筒識別信号SC及
び基準位置信号STと、クランク軸に設置されたパルス
信号発生器6からのパルス信号Pとに基づいて、補正基
準位置θ0を起点として補正された第3及び第4の基準
位置B5°′及びB75°′を求め、これらに基づいて高
精度の点火制御及びその他の制御を行うことができる。
【0027】又、マイコン5Aに入力される補正基準位置
信号ST′の波形は、従来の基準位置信号STと同一の
形態なので、マイコン5A内での演算処理を変化させる必
要がなく、従来と同様のソフトウェアを兼用することが
でき、特にコストアップを招くこともない。
信号ST′の波形は、従来の基準位置信号STと同一の
形態なので、マイコン5A内での演算処理を変化させる必
要がなく、従来と同様のソフトウェアを兼用することが
でき、特にコストアップを招くこともない。
【0028】尚、上記実施例では、カウンタ8のプリセ
ット計数値を1にして補正基準位置θ0を初期設定した
が、基準位置検出信号Dが生成されてから最初のパルス
信号Pの立ち下がりを検出する別のハードウェア手段を
用いてもよい。
ット計数値を1にして補正基準位置θ0を初期設定した
が、基準位置検出信号Dが生成されてから最初のパルス
信号Pの立ち下がりを検出する別のハードウェア手段を
用いてもよい。
【0029】又、4気筒の場合を例にとって説明した
が、6気筒以上の任意の複数気筒に対して適用できるこ
とは言うまでもない。又、第4の基準位置は、B75°′
に限らず、プリセット計数値により任意の基準位置に設
定できる。
が、6気筒以上の任意の複数気筒に対して適用できるこ
とは言うまでもない。又、第4の基準位置は、B75°′
に限らず、プリセット計数値により任意の基準位置に設
定できる。
【0030】更に、パルス信号発生器6としてリングギ
アを用いたが、同様のパルス信号Pを発生するものであ
れば他の手段を用いてもよく、クランク軸の1回転の間
に発生するパルス数も120パルスに限定されることはな
い。
アを用いたが、同様のパルス信号Pを発生するものであ
れば他の手段を用いてもよく、クランク軸の1回転の間
に発生するパルス数も120パルスに限定されることはな
い。
【0031】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、クラン
ク軸に設けられて一定クランク角のピッチを有するパル
ス信号を生成するパルス信号発生器と、第1の基準位置
に対応した補正基準位置を起点にパルス信号を計数して
補正基準位置信号を生成するカウンタと、気筒識別信
号、基準位置信号及び補正基準位置信号に基づいて各気
筒に対する点火時期を演算制御するマイコンとを備え、
カム軸に同期した気筒識別信号及び基準位置信号とクラ
ンク軸に同期したパルス信号とに基づいて高精度の補正
基準位置を求め、この補正基準位置を起点とした補正基
準位置信号に基づいて点火時期制御を行うようにしたの
で、高精度の周期計測電子進角制御が可能な内燃機関点
火制御装置が得られる効果がある。
ク軸に設けられて一定クランク角のピッチを有するパル
ス信号を生成するパルス信号発生器と、第1の基準位置
に対応した補正基準位置を起点にパルス信号を計数して
補正基準位置信号を生成するカウンタと、気筒識別信
号、基準位置信号及び補正基準位置信号に基づいて各気
筒に対する点火時期を演算制御するマイコンとを備え、
カム軸に同期した気筒識別信号及び基準位置信号とクラ
ンク軸に同期したパルス信号とに基づいて高精度の補正
基準位置を求め、この補正基準位置を起点とした補正基
準位置信号に基づいて点火時期制御を行うようにしたの
で、高精度の周期計測電子進角制御が可能な内燃機関点
火制御装置が得られる効果がある。
【0032】又、この発明によれば、安定な運転領域で
の補正基準位置を起点に第1及び第2の基準位置に対応
して補正された第3及び第4の基準位置を求め、第3及
び第4の基準位置に対応する計数値をカウンタにプリセ
ットし、補正基準位置信号により示される第3及び第4
の基準位置に基づいて各気筒の点火時期を演算制御する
ようにしたので、高精度の周期計測電子進角制御が可能
な内燃機関点火制御装置が得られる効果がある。
の補正基準位置を起点に第1及び第2の基準位置に対応
して補正された第3及び第4の基準位置を求め、第3及
び第4の基準位置に対応する計数値をカウンタにプリセ
ットし、補正基準位置信号により示される第3及び第4
の基準位置に基づいて各気筒の点火時期を演算制御する
ようにしたので、高精度の周期計測電子進角制御が可能
な内燃機関点火制御装置が得られる効果がある。
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の装置の動作を説明するための波形図であ
る。
る。
【図3】従来の内燃機関点火制御装置を示すブロック図
である。
である。
【図4】図3の装置の動作を説明するための波形図であ
る。
る。
1 気筒識別信号発生器
2 基準位置信号発生器
5A マイコン
6 パルス信号発生器
8 カウンタ
SC 気筒識別信号
ST 基準位置信号
ST′ 補正基準位置信号
B5° 第1の基準位置
B75° 第2の基準位置
B5°′ 第3の基準位置
B75°′ 第4の基準位置
Δθ ピッチ
θ0 補正基準位置
P パルス信号
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の気筒により駆動されるクランク軸
及びこのクランク軸に連動するカム軸を有する内燃機関
の点火制御装置であって、前記カム軸に設けられて気筒
識別信号を生成する気筒識別信号発生器と、前記カム軸
に設けられて所定のクランク角に対応した第1及び第2
の基準位置を示す基準位置信号を生成する基準位置信号
発生器と、前記クランク軸に設けられて一定クランク角
のピッチを有するパルス信号を生成するパルス信号発生
器と、前記第1の基準位置に対応した補正基準位置を起
点に前記パルス信号を計数して補正基準位置信号を生成
するカウンタと、前記気筒識別信号、前記基準位置信号
及び前記補正基準位置信号に基づいて前記気筒の各々に
対する点火時期を演算制御するマイコンと、を備えた内
燃機関点火制御装置。 - 【請求項2】 マイコンは、安定な運転領域での補正基
準位置を起点に第1及び第2の基準位置に対応して補正
された第3及び第4の基準位置を求め、前記第3及び第
4の基準位置に対応する計数値をカウンタにプリセット
し、補正基準位置信号により示される前記第3及び第4
の基準位置に基づいて各気筒の点火時期を演算制御する
ことを特徴とする請求項1の内燃機関点火制御装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3156723A JPH051654A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 内燃機関点火制御装置 |
| KR1019920010942A KR950009974B1 (ko) | 1991-06-27 | 1992-06-23 | 내연기관 점화제어장치 |
| US07/904,582 US5263450A (en) | 1991-06-27 | 1992-06-26 | Control apparatus for a multi-cylinder internal combustion engine |
| DE4221308A DE4221308C2 (de) | 1991-06-27 | 1992-06-29 | Regelvorrichtung zur Regelung einer Mehrzylinder-Brennkraftmaschine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3156723A JPH051654A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 内燃機関点火制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH051654A true JPH051654A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=15633927
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3156723A Pending JPH051654A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 内燃機関点火制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH051654A (ja) |
-
1991
- 1991-06-27 JP JP3156723A patent/JPH051654A/ja active Pending
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