JPH05110507A - 移動無線通信装置 - Google Patents
移動無線通信装置Info
- Publication number
- JPH05110507A JPH05110507A JP3267735A JP26773591A JPH05110507A JP H05110507 A JPH05110507 A JP H05110507A JP 3267735 A JP3267735 A JP 3267735A JP 26773591 A JP26773591 A JP 26773591A JP H05110507 A JPH05110507 A JP H05110507A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- identification information
- control
- channel
- user
- mobile radio
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W48/00—Access restriction; Network selection; Access point selection
- H04W48/18—Selecting a network or a communication service
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W8/00—Network data management
- H04W8/18—Processing of user or subscriber data, e.g. subscribed services, user preferences or user profiles; Transfer of user or subscriber data
- H04W8/183—Processing at user equipment or user record carrier
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W88/00—Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
- H04W88/02—Terminal devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Security & Cryptography (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 使用者が希望するシステムに対してのみ接続
が行なわれるようにし、これにより使用者の意志に反し
た接続上の不合理性を軽減する。 【構成】 使用者が接続を希望するシステムの識別情報
SIDA1〜SIDAmをID−ROM33に予め登録
しておき、待受状態に移行するためのイニシャライズ
時、待受状態に移行した後の着呼応答制御および発呼制
御時において、制御チャネルを介して基地局から送られ
たシステム識別情報SIDMを検出し、このシステム識
別情報SIDMを、上記ID−ROM33に登録されて
いる各識別情報SIDA1〜SIDAmと各々比較し
て、一致するSIDAが見付からなかった場合には、装
置をシステムに対し接続不可能な状態に設定するように
したものである。
が行なわれるようにし、これにより使用者の意志に反し
た接続上の不合理性を軽減する。 【構成】 使用者が接続を希望するシステムの識別情報
SIDA1〜SIDAmをID−ROM33に予め登録
しておき、待受状態に移行するためのイニシャライズ
時、待受状態に移行した後の着呼応答制御および発呼制
御時において、制御チャネルを介して基地局から送られ
たシステム識別情報SIDMを検出し、このシステム識
別情報SIDMを、上記ID−ROM33に登録されて
いる各識別情報SIDA1〜SIDAmと各々比較し
て、一致するSIDAが見付からなかった場合には、装
置をシステムに対し接続不可能な状態に設定するように
したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車無線電話
システムや携帯無線電話システムなどの移動無線通信シ
ステムで使用される移動無線通信装置に係わり、特に装
置が自身のサービスエリア内に存在するか否かを表示す
る機能を備えた移動無線通信装置に関する。
システムや携帯無線電話システムなどの移動無線通信シ
ステムで使用される移動無線通信装置に係わり、特に装
置が自身のサービスエリア内に存在するか否かを表示す
る機能を備えた移動無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動無線通信システムの一つとして、例
えばセルラ方式を採用した自動車無線電話システムが知
られている。この種のシステムは、例えば図10に示す
如く有線電話網NWに接続された制御局CSと、この制
御局CSに対しそれぞれ有線回線CL1〜CLnを介し
て接続された複数の基地局BS1〜BSnと、移動局と
しての複数の自動車電話装置MS1〜MSmとから構成
されている。上記各基地局BS1〜BSnは、それぞれ
異なるエリアにセルと呼ばれる無線ゾーンE1〜Enを
形成する。自動車電話装置MS1〜MSmは、自局が位
置している無線ゾーンの基地局に対し無線チャネルを介
して接続され、さらにこの基地局から制御局CSを介し
て有線電話網NWに接続される。そして、この状態で有
線電話網NWに接続された有線電話機と通話が可能とな
る。また、通話中に自動車電話装置MS1〜MSmが他
の無線ゾーンに移動した場合には、制御局CSの制御に
より無線チャネルが移動先の基地局の無線チャネルに切
換えられ、通話は継続される。すなわち、各自動車電話
装置MS1〜MSmは、自局が属するシステムが形成す
るサービスエリア内に存在している限り、近接する基地
局を介して他の電話機との間で通話が可能である。
えばセルラ方式を採用した自動車無線電話システムが知
られている。この種のシステムは、例えば図10に示す
如く有線電話網NWに接続された制御局CSと、この制
御局CSに対しそれぞれ有線回線CL1〜CLnを介し
て接続された複数の基地局BS1〜BSnと、移動局と
しての複数の自動車電話装置MS1〜MSmとから構成
されている。上記各基地局BS1〜BSnは、それぞれ
異なるエリアにセルと呼ばれる無線ゾーンE1〜Enを
形成する。自動車電話装置MS1〜MSmは、自局が位
置している無線ゾーンの基地局に対し無線チャネルを介
して接続され、さらにこの基地局から制御局CSを介し
て有線電話網NWに接続される。そして、この状態で有
線電話網NWに接続された有線電話機と通話が可能とな
る。また、通話中に自動車電話装置MS1〜MSmが他
の無線ゾーンに移動した場合には、制御局CSの制御に
より無線チャネルが移動先の基地局の無線チャネルに切
換えられ、通話は継続される。すなわち、各自動車電話
装置MS1〜MSmは、自局が属するシステムが形成す
るサービスエリア内に存在している限り、近接する基地
局を介して他の電話機との間で通話が可能である。
【0003】ところで、近年首都圏や大都市圏では、複
数の事業者が各々上記のようなシステムを構築して独立
してサービスを行なったり、また首都圏や大都市圏に限
らず地方の都市を中心とした地域でも、自動車無線電話
システムが構築されてサービスが行なわれるようになっ
てきている。すなわち、同様の規格を有する複数のシス
テムが同じ地域や異なる地域にそれぞれサービスエリア
を形成して無線通信サービスを提供するようになってい
る。
数の事業者が各々上記のようなシステムを構築して独立
してサービスを行なったり、また首都圏や大都市圏に限
らず地方の都市を中心とした地域でも、自動車無線電話
システムが構築されてサービスが行なわれるようになっ
てきている。すなわち、同様の規格を有する複数のシス
テムが同じ地域や異なる地域にそれぞれサービスエリア
を形成して無線通信サービスを提供するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、各システムは
一般に異なる事業者が運用していることが多く、料金体
系も異なることが多い。このため、使用者が常に自己が
属するシステムのサービスエリア、つまりホームエリア
内に位置していれば問題はないが、他のシステムのサー
ビスエリア内に移動していると種々の不具合が発生する
ことがあった。例えば、他のシステムのサービスエリア
内に位置している状態で着呼が発生すると、このシステ
ムが仮に利用したくないシステムであっても、装置が無
条件に着呼応答を行なってしまい、これによりシステム
に接続されてしまう。また、使用者が他のシステムのサ
ービスエリア内に存在していることに気付かずに発呼操
作を行なった場合にも、このシステムが利用したくない
システムであっても、装置はシステムに接続されてしま
う。このような場合、使用者には本人の意志とは関係な
く例えば割高な料金が請求されることになり、使用者に
とっては非常に不合理だった。
一般に異なる事業者が運用していることが多く、料金体
系も異なることが多い。このため、使用者が常に自己が
属するシステムのサービスエリア、つまりホームエリア
内に位置していれば問題はないが、他のシステムのサー
ビスエリア内に移動していると種々の不具合が発生する
ことがあった。例えば、他のシステムのサービスエリア
内に位置している状態で着呼が発生すると、このシステ
ムが仮に利用したくないシステムであっても、装置が無
条件に着呼応答を行なってしまい、これによりシステム
に接続されてしまう。また、使用者が他のシステムのサ
ービスエリア内に存在していることに気付かずに発呼操
作を行なった場合にも、このシステムが利用したくない
システムであっても、装置はシステムに接続されてしま
う。このような場合、使用者には本人の意志とは関係な
く例えば割高な料金が請求されることになり、使用者に
とっては非常に不合理だった。
【0005】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、使用者が希望するシステ
ムに対してのみ接続が行なわれるようにし、これにより
使用者の意志に反した接続上の不合理性を軽減すること
ができる移動無線通信装置を提供することにある。
で、その目的とするところは、使用者が希望するシステ
ムに対してのみ接続が行なわれるようにし、これにより
使用者の意志に反した接続上の不合理性を軽減すること
ができる移動無線通信装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数の移動無線通信システムによりそれぞ
れ形成される複数のサービスエリアで選択的に使用され
る移動無線通信装置において、上記複数の移動無線通信
システムのうち接続を希望するシステムの識別情報が記
憶された識別情報記憶手段と、システム判定手段とを備
えている。そして、このシステム判定手段により、所定
の制御手順中に基地局から送られるシステム識別情報を
検出し、この検出されたシステム識別情報に対応する識
別情報が上記識別情報記憶手段に存在するか否かを判定
し、この判定結果に応じてシステムに対する接続を許可
するか否かを可変設定するようにしたものである。
に本発明は、複数の移動無線通信システムによりそれぞ
れ形成される複数のサービスエリアで選択的に使用され
る移動無線通信装置において、上記複数の移動無線通信
システムのうち接続を希望するシステムの識別情報が記
憶された識別情報記憶手段と、システム判定手段とを備
えている。そして、このシステム判定手段により、所定
の制御手順中に基地局から送られるシステム識別情報を
検出し、この検出されたシステム識別情報に対応する識
別情報が上記識別情報記憶手段に存在するか否かを判定
し、この判定結果に応じてシステムに対する接続を許可
するか否かを可変設定するようにしたものである。
【0007】また本発明は、システム判定手段により、
検出されたシステム識別情報に対応するシステム識別情
報が識別情報記憶手段に存在するか否かを判定し、この
判定結果に応じてシステムに対する接続動作を許可する
か否かを設定するとともに、上記判定結果もしくは上記
接続動作を許可するか否かの設定結果を表わす情報を表
示することも特徴とする。
検出されたシステム識別情報に対応するシステム識別情
報が識別情報記憶手段に存在するか否かを判定し、この
判定結果に応じてシステムに対する接続動作を許可する
か否かを設定するとともに、上記判定結果もしくは上記
接続動作を許可するか否かの設定結果を表わす情報を表
示することも特徴とする。
【0008】
【作用】この結果本発明によれば、例えば利用を希望す
るシステムの識別情報を予め識別情報記憶手段に記憶し
ておくことにより、利用を希望しないシステムのサービ
スエリア内に自装置が入り込んだとしても、このシステ
ムからの着呼に無条件に応答してシステムに接続されて
しまったり、また使用者が知らずに発呼操作を行なって
システムに接続されてしまうといった不具合は確実に防
止される。このため、使用者の意志に関係なく割高な料
金が請求されるといった不合理性を軽減することが可能
となる。
るシステムの識別情報を予め識別情報記憶手段に記憶し
ておくことにより、利用を希望しないシステムのサービ
スエリア内に自装置が入り込んだとしても、このシステ
ムからの着呼に無条件に応答してシステムに接続されて
しまったり、また使用者が知らずに発呼操作を行なって
システムに接続されてしまうといった不具合は確実に防
止される。このため、使用者の意志に関係なく割高な料
金が請求されるといった不合理性を軽減することが可能
となる。
【0009】また本発明によれば、受信検出されたシス
テム識別情報に対応するシステム識別情報が識別情報記
憶手段に存在するか否かの判定結果もしくは接続動作を
許可するか否かの設定結果を表わす情報が表示されるの
で、使用者は例えば発呼操作を行なっても接続されない
場合などにおいて、その理由を明確に知ることができ
る。
テム識別情報に対応するシステム識別情報が識別情報記
憶手段に存在するか否かの判定結果もしくは接続動作を
許可するか否かの設定結果を表わす情報が表示されるの
で、使用者は例えば発呼操作を行なっても接続されない
場合などにおいて、その理由を明確に知ることができ
る。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。図1は本発
明の一実施例における自動車電話装置の構成を示す回路
ブロック図である。この自動車電話装置は、送信系、受
信系および制御系に大別される。尚、40は電源回路で
あり、バッテリ41の出力を基に装置に必要な動作電圧
Vccを生成する。
明の一実施例における自動車電話装置の構成を示す回路
ブロック図である。この自動車電話装置は、送信系、受
信系および制御系に大別される。尚、40は電源回路で
あり、バッテリ41の出力を基に装置に必要な動作電圧
Vccを生成する。
【0011】送信系は、送話器としてのマイクロホン1
1と、音声符号器(SPCOD)12と、誤り訂正符号
器(CHCOD)13と、ディジタル変調器(MOD)
14と、乗算器15と、電力増幅器(PA)16と、高
周波スイッチ回路(SW)17と、アンテナ18とから
構成される。音声符号器12では、マイクロホン11か
ら出力された送話信号の符号化が行なわれる。また誤り
訂正符号器13では、上記音声符号器12から出力され
たディジタル化送話信号および後述する制御回路30か
ら出力されるディジタル化制御信号の誤り訂正符号化が
行なわれる。ディジタル変調器14では、上記誤り訂正
符号器13から出力されたディジタル化送信信号に応じ
た変調信号が発生される。乗算器15では、この変調信
号が周波数シンセサイザ31から出力された局部発振信
号とミキシングされ、これにより無線周波信号に周波数
変換される。そして電力増幅器16では、上記乗算器1
5から出力された無線送信信号が所定の送信電力に増幅
される。高周波スイッチ17は、制御回路30から指定
された送信タイムスロットの期間だけ導通状態となり、
この期間に上記電力増幅器16から出力された無線送信
信号をアンテナ18に供給してこのアンテナ18から図
示しない基地局に向けて送出する。
1と、音声符号器(SPCOD)12と、誤り訂正符号
器(CHCOD)13と、ディジタル変調器(MOD)
14と、乗算器15と、電力増幅器(PA)16と、高
周波スイッチ回路(SW)17と、アンテナ18とから
構成される。音声符号器12では、マイクロホン11か
ら出力された送話信号の符号化が行なわれる。また誤り
訂正符号器13では、上記音声符号器12から出力され
たディジタル化送話信号および後述する制御回路30か
ら出力されるディジタル化制御信号の誤り訂正符号化が
行なわれる。ディジタル変調器14では、上記誤り訂正
符号器13から出力されたディジタル化送信信号に応じ
た変調信号が発生される。乗算器15では、この変調信
号が周波数シンセサイザ31から出力された局部発振信
号とミキシングされ、これにより無線周波信号に周波数
変換される。そして電力増幅器16では、上記乗算器1
5から出力された無線送信信号が所定の送信電力に増幅
される。高周波スイッチ17は、制御回路30から指定
された送信タイムスロットの期間だけ導通状態となり、
この期間に上記電力増幅器16から出力された無線送信
信号をアンテナ18に供給してこのアンテナ18から図
示しない基地局に向けて送出する。
【0012】これに対し受信系は、受信機(RX)21
と、ディジタル復調器(DEM)22と、誤り訂正復号
器(CHDEC)23と、音声復号器(SPDEC)2
4と、受話器としてのスピーカ25とから構成される。
と、ディジタル復調器(DEM)22と、誤り訂正復号
器(CHDEC)23と、音声復号器(SPDEC)2
4と、受話器としてのスピーカ25とから構成される。
【0013】受信機21では、上記アンテナ18および
高周波スイッチ17により受信された受信高周波信号
を、中間周波信号またはベースバンド信号に直接周波数
変換するためのミキシング動作が行なわれる。ディジタ
ル復調器22では、上記受信機21から出力された受信
ディジタル信号に対するビット同期およびフレーム同
期、つまりワード同期がとられるとともに、ディジタル
復調が行なわれる。そして、上記ワード同期により得ら
れた同期信号は制御回路30に供給される。誤り訂正復
号器23では、上記ディジタル復調器22から出力され
たディジタル復調信号の誤り訂正復号化が行なわれる。
この誤り訂正復号化により得られる信号は、ディジタル
受話信号とディジタル制御情報とからなり、このうちデ
ィジタル受話信号は音声復号器24に入力され、またデ
ィジタル制御情報はチャネル設定や通話などの種々制御
のために制御回路30に取り込まれる。上記音声復号器
24では、上記ディジタル通話信号の復号化処理が行な
われる。そして、この復号化処理により元に戻されたア
ナログの受話信号は、スピーカ25から拡声出力され
る。
高周波スイッチ17により受信された受信高周波信号
を、中間周波信号またはベースバンド信号に直接周波数
変換するためのミキシング動作が行なわれる。ディジタ
ル復調器22では、上記受信機21から出力された受信
ディジタル信号に対するビット同期およびフレーム同
期、つまりワード同期がとられるとともに、ディジタル
復調が行なわれる。そして、上記ワード同期により得ら
れた同期信号は制御回路30に供給される。誤り訂正復
号器23では、上記ディジタル復調器22から出力され
たディジタル復調信号の誤り訂正復号化が行なわれる。
この誤り訂正復号化により得られる信号は、ディジタル
受話信号とディジタル制御情報とからなり、このうちデ
ィジタル受話信号は音声復号器24に入力され、またデ
ィジタル制御情報はチャネル設定や通話などの種々制御
のために制御回路30に取り込まれる。上記音声復号器
24では、上記ディジタル通話信号の復号化処理が行な
われる。そして、この復号化処理により元に戻されたア
ナログの受話信号は、スピーカ25から拡声出力され
る。
【0014】一方制御系は、制御回路(CONT)30
と、周波数シンセサイザ(SYN)31と、システム識
別情報メモリ(ID−ROM)33と、制御データメモ
リ(RAM)34と、コンソールユニット(CU)35
と、表示駆動回路36と、液晶表示器(LCD)37と
から構成される。周波数シンセサイザ31は、制御回路
30により指定された制御、通話および同期用の各チャ
ネル周波数に対応する局部発振信号を発生する。
と、周波数シンセサイザ(SYN)31と、システム識
別情報メモリ(ID−ROM)33と、制御データメモ
リ(RAM)34と、コンソールユニット(CU)35
と、表示駆動回路36と、液晶表示器(LCD)37と
から構成される。周波数シンセサイザ31は、制御回路
30により指定された制御、通話および同期用の各チャ
ネル周波数に対応する局部発振信号を発生する。
【0015】ID−ROM33は例えばE2 PROMか
らなり、例えば図8に示すごとくシステム識別情報SI
DAの登録エリアを有している。このSIDA登録エリ
アには、使用者が利用を希望する複数のシステムの識別
情報SIDA1〜SIDAmが予め記憶してある。RA
M34は、ダイヤルキーにより入力された電話番号情報
や、基地局から各種制御チャネルを介して送られたシス
テム識別情報などの制御情報を必要に応じて一時記憶す
るために使用される。コンソールユニット35には、ダ
イヤルキーや発呼要求キーなどのキーパッドが設けられ
ている。LCD表示器37は、表示駆動回路36により
駆動されるもので、ダイヤルキーにより入力された電話
番号などとともに、後述するシステム判定手段の判定結
果を表わす情報を表示するために使用される。
らなり、例えば図8に示すごとくシステム識別情報SI
DAの登録エリアを有している。このSIDA登録エリ
アには、使用者が利用を希望する複数のシステムの識別
情報SIDA1〜SIDAmが予め記憶してある。RA
M34は、ダイヤルキーにより入力された電話番号情報
や、基地局から各種制御チャネルを介して送られたシス
テム識別情報などの制御情報を必要に応じて一時記憶す
るために使用される。コンソールユニット35には、ダ
イヤルキーや発呼要求キーなどのキーパッドが設けられ
ている。LCD表示器37は、表示駆動回路36により
駆動されるもので、ダイヤルキーにより入力された電話
番号などとともに、後述するシステム判定手段の判定結
果を表わす情報を表示するために使用される。
【0016】ところで、制御回路30は例えばマイクロ
コンピュータを主制御部として備えたもので、装置の初
期設定、発着呼および通話に係わる一連の制御などの通
常の制御機能に加えて、システム判定手段30aを備え
ている。このシステム判定手段30aは、制御チャネル
の受信時にこの制御チャネルを介して基地局から送られ
るシステム識別情報SIDMを検出し、このSIDMを
上記ID−ROM33に予め記憶されている各システム
識別情報SIDAn(n=1〜m)とそれぞれ比較す
る。そして、SIDMに一致するSIDAが見付かった
場合には、自装置が現在位置しているシステムに対する
参加を許可する。一方、SIDMに一致するSIDAが
見付からなかった場合には、自装置が現在位置している
システムに対する参加を不許可として、その旨をLCD
表示器37に表示させる。次に、以上のように構成され
た装置の動作を制御回路30の制御手順に従って説明す
る。図2はそのメインルーチンを示すフローチャートで
ある。
コンピュータを主制御部として備えたもので、装置の初
期設定、発着呼および通話に係わる一連の制御などの通
常の制御機能に加えて、システム判定手段30aを備え
ている。このシステム判定手段30aは、制御チャネル
の受信時にこの制御チャネルを介して基地局から送られ
るシステム識別情報SIDMを検出し、このSIDMを
上記ID−ROM33に予め記憶されている各システム
識別情報SIDAn(n=1〜m)とそれぞれ比較す
る。そして、SIDMに一致するSIDAが見付かった
場合には、自装置が現在位置しているシステムに対する
参加を許可する。一方、SIDMに一致するSIDAが
見付からなかった場合には、自装置が現在位置している
システムに対する参加を不許可として、その旨をLCD
表示器37に表示させる。次に、以上のように構成され
た装置の動作を制御回路30の制御手順に従って説明す
る。図2はそのメインルーチンを示すフローチャートで
ある。
【0017】図示しない電源スイッチが投入されると、
制御回路30は先ずステップ2aによりリセット動作を
実行する。すなわち、図3に示すごとく先ずステップ3
aで回路各部の状態がリセットされ、続いてステップ3
bによりロック状態の設定監視が行なわれる。ロック状
態とは、第三者による装置の不正使用を防止するための
ものであり、ロック状態の設定操作が行なわれると装置
はロック状態となって、以後特定のキー操作が行なわれ
ない限り使用不可能になる。なお、このロック状態が設
定されている状態でLCD表示器37には「LOCK」
が表示される(ステップ3c)。一方、ロック状態の設
定が行なわれなかった場合には、LCD表示器37には
ステップ3dにて「NOSVC」が表示される。
制御回路30は先ずステップ2aによりリセット動作を
実行する。すなわち、図3に示すごとく先ずステップ3
aで回路各部の状態がリセットされ、続いてステップ3
bによりロック状態の設定監視が行なわれる。ロック状
態とは、第三者による装置の不正使用を防止するための
ものであり、ロック状態の設定操作が行なわれると装置
はロック状態となって、以後特定のキー操作が行なわれ
ない限り使用不可能になる。なお、このロック状態が設
定されている状態でLCD表示器37には「LOCK」
が表示される(ステップ3c)。一方、ロック状態の設
定が行なわれなかった場合には、LCD表示器37には
ステップ3dにて「NOSVC」が表示される。
【0018】そうしてリセットが完了すると、制御回路
30は次にステップ2bによりイニシャライズ動作を実
行する。すなわち、図4に示すごとく先ずステップ4a
でイニシャライズ用の複数の制御チャネル(Dチャネ
ル)をスキャンし、これにより受信電界強度が最も大き
いチャネルと次に大きいチャネルをそれぞれ選択する。
そして、ステップ4bにおいて上記受信電界強度が最も
大きいDチャネルに対するビット同期およびフレーム同
期、つまりワード同期を確立するための制御を行なう。
この制御により一定時間内にワード同期が確立される
と、ステップ4cに移行して、ここで上記Dチャネルを
介して基地局から送られた制御情報中からシステム識別
情報SIDMを検出する。なお、上記ステップ4bおよ
びステップ4cにおいて、それぞれ一定時間内にワード
同期が確立できなかったり、またシステム識別情報が検
出できなかった場合には、ステップ4dに移行してここ
で受信電界強度が次に大きいDチャネルを選択し、この
Dチャネルについて上記ステップ4b〜4eの制御を行
なう。
30は次にステップ2bによりイニシャライズ動作を実
行する。すなわち、図4に示すごとく先ずステップ4a
でイニシャライズ用の複数の制御チャネル(Dチャネ
ル)をスキャンし、これにより受信電界強度が最も大き
いチャネルと次に大きいチャネルをそれぞれ選択する。
そして、ステップ4bにおいて上記受信電界強度が最も
大きいDチャネルに対するビット同期およびフレーム同
期、つまりワード同期を確立するための制御を行なう。
この制御により一定時間内にワード同期が確立される
と、ステップ4cに移行して、ここで上記Dチャネルを
介して基地局から送られた制御情報中からシステム識別
情報SIDMを検出する。なお、上記ステップ4bおよ
びステップ4cにおいて、それぞれ一定時間内にワード
同期が確立できなかったり、またシステム識別情報が検
出できなかった場合には、ステップ4dに移行してここ
で受信電界強度が次に大きいDチャネルを選択し、この
Dチャネルについて上記ステップ4b〜4eの制御を行
なう。
【0019】さて、そうしてシステム識別情報SIDM
が検出されると、制御回路30はステップ4eによるシ
ステム判定処理を実行する。図9はその処理手順および
処理内容を示すフローチャートである。すなわち、まず
ステップ9aでn=1を初期設定したのち、ステップ9
bによりID−ROM33からSIDA1を読出し、ス
テップ9cで上記Dチャネルにより受信されたシステム
識別情報SIDMと比較する。そして、この比較の結果
SIDMがSIDA1と一致しなければ、ステップ9d
でnの値をインクリメントしたのち、ステップ9eでm
<nになったか否かを判定し、なっていなければステッ
プ9bに戻って次のシステム識別情報SIDA2をID
−ROM33から読出す。そして、受信された上記SI
DMをこのSIDA2と比較する。以後、SIDMに一
致するSIDAが見付かるまで上記比較処理を繰り返
す。
が検出されると、制御回路30はステップ4eによるシ
ステム判定処理を実行する。図9はその処理手順および
処理内容を示すフローチャートである。すなわち、まず
ステップ9aでn=1を初期設定したのち、ステップ9
bによりID−ROM33からSIDA1を読出し、ス
テップ9cで上記Dチャネルにより受信されたシステム
識別情報SIDMと比較する。そして、この比較の結果
SIDMがSIDA1と一致しなければ、ステップ9d
でnの値をインクリメントしたのち、ステップ9eでm
<nになったか否かを判定し、なっていなければステッ
プ9bに戻って次のシステム識別情報SIDA2をID
−ROM33から読出す。そして、受信された上記SI
DMをこのSIDA2と比較する。以後、SIDMに一
致するSIDAが見付かるまで上記比較処理を繰り返
す。
【0020】この状態で、いま仮にID−ROM33に
登録中のSIDAの中に、SIDMと一致するものが見
付かったとする。そうすると、制御回路30はいまDチ
ャネルを受信中のシステムは使用者が利用を希望するシ
ステムの一つであると判断し、ステップ9fに移行して
ここでこのシステムへの参加を許可し、続いてPチャネ
ルの選択処理へ移行する。
登録中のSIDAの中に、SIDMと一致するものが見
付かったとする。そうすると、制御回路30はいまDチ
ャネルを受信中のシステムは使用者が利用を希望するシ
ステムの一つであると判断し、ステップ9fに移行して
ここでこのシステムへの参加を許可し、続いてPチャネ
ルの選択処理へ移行する。
【0021】これに対し、ID−ROM33に登録中の
全てのSIDAがSIDMと一致しなかった場合には、
制御回路30は、現在Dチャネルを受信しているシステ
ムは使用者が利用を希望しないシステムであると判断
し、ステップ9eからステップ9gへ移行する。そし
て、このステップ9gで上記システムには参加不可と認
定し、ステップ9hでLCD表示器37にその旨の情報
を表示させてイニシャライズ処理に復帰する。このとき
LCD表示器37に表示する情報としては、例えば装置
が使用不可能な状態であることを表わす「NOSVC」
が用いられる。
全てのSIDAがSIDMと一致しなかった場合には、
制御回路30は、現在Dチャネルを受信しているシステ
ムは使用者が利用を希望しないシステムであると判断
し、ステップ9eからステップ9gへ移行する。そし
て、このステップ9gで上記システムには参加不可と認
定し、ステップ9hでLCD表示器37にその旨の情報
を表示させてイニシャライズ処理に復帰する。このとき
LCD表示器37に表示する情報としては、例えば装置
が使用不可能な状態であることを表わす「NOSVC」
が用いられる。
【0022】すなわち、使用者が利用を希望しないシス
テムのサービスエリア内に自装置が存在している限り、
装置は使用不可能な状態を保持する。したがって、この
状態で仮にシステムの基地局から着呼信号が到来して
も、また発呼操作が行なわれても、装置は着呼動作およ
び発呼動作を実行することはなく、これにより利用を希
望しないシステムに接続される不具合は生じない。
テムのサービスエリア内に自装置が存在している限り、
装置は使用不可能な状態を保持する。したがって、この
状態で仮にシステムの基地局から着呼信号が到来して
も、また発呼操作が行なわれても、装置は着呼動作およ
び発呼動作を実行することはなく、これにより利用を希
望しないシステムに接続される不具合は生じない。
【0023】上記システム判定において、現在受信中の
システムは使用者が利用を希望するシステムであると判
断されると、制御回路30は続いてステップ2cに移行
してここで待受動作を行なうための制御チャネル(Pチ
ャネル)の選択制御を実行する。すなわち、図5に示す
ごとく先ずステップ5aで複数のPチャネルをスキャン
し、これにより受信電界強度が最も大きいチャネルと、
次に大きいチャネルをそれぞれ選択する。次に、ステッ
プ5bで上記受信電界強度が最大のPチャネルに対しビ
ット同期およびフレーム同期、つまりワード同期を確立
するための制御を実行する。そして、一定時間内にワー
ド同期が確立されると、ステップ5cに移行して、ここ
で上記Pチャネルを介して基地局から送られた制御情報
の中からシステム識別情報SIDMを検出するための動
作を行ない、一定時間内に検出されると以後待受動作状
態(ステップ2d)に移行する。
システムは使用者が利用を希望するシステムであると判
断されると、制御回路30は続いてステップ2cに移行
してここで待受動作を行なうための制御チャネル(Pチ
ャネル)の選択制御を実行する。すなわち、図5に示す
ごとく先ずステップ5aで複数のPチャネルをスキャン
し、これにより受信電界強度が最も大きいチャネルと、
次に大きいチャネルをそれぞれ選択する。次に、ステッ
プ5bで上記受信電界強度が最大のPチャネルに対しビ
ット同期およびフレーム同期、つまりワード同期を確立
するための制御を実行する。そして、一定時間内にワー
ド同期が確立されると、ステップ5cに移行して、ここ
で上記Pチャネルを介して基地局から送られた制御情報
の中からシステム識別情報SIDMを検出するための動
作を行ない、一定時間内に検出されると以後待受動作状
態(ステップ2d)に移行する。
【0024】なお、上記ステップ5bおよびステップ5
cにおいて、それぞれ一定時間内にワード同期が確立さ
れなかった場合や、一定時間内にシステム識別情報が検
出されなかった場合には、ステップ5dで受信電界強度
が次に大きいPチャネルを選択し、このPチャネルにつ
いてワード同期の確立およびシステム識別情報の検出を
行なう。また、上記ステップ5cにおいて、Pチャネル
から検出したシステム識別情報SIDMが、前記イニシ
ャライズ時にDチャネルから検出されたシステム識別情
報SIDMと一致しなかった場合には、Pチャネルの選
択を放棄してそのままイニシャライズ制御(ステップ2
b)に戻る。
cにおいて、それぞれ一定時間内にワード同期が確立さ
れなかった場合や、一定時間内にシステム識別情報が検
出されなかった場合には、ステップ5dで受信電界強度
が次に大きいPチャネルを選択し、このPチャネルにつ
いてワード同期の確立およびシステム識別情報の検出を
行なう。また、上記ステップ5cにおいて、Pチャネル
から検出したシステム識別情報SIDMが、前記イニシ
ャライズ時にDチャネルから検出されたシステム識別情
報SIDMと一致しなかった場合には、Pチャネルの選
択を放棄してそのままイニシャライズ制御(ステップ2
b)に戻る。
【0025】さて、上記待受動作状態において、Pチャ
ネルを介して基地局から着呼信号が到来したとする。そ
うすると、制御回路30はステップ2eに移行し、ここ
で着呼応答制御を実行する。すなわち、制御回路30は
図6に示すごとく、先ずステップ6aで通話チャネルを
確立するために使用するアクセスチャネルと呼ばれる複
数の制御チャネル(Aチャネル)をスキャンし、受信電
界強度が最も大きいチャネルと、次に大きいチャネルを
それぞれ選択する。そして、この選択されたAチャネル
に対しワード同期を確立するための動作をステップ6b
で行ない、一定時間内にワード同期が確立されると、ス
テップ6cに移行してここで上記Aチャネルを介して基
地局から送られるシステム識別情報SIDMを検出する
ための動作を行なう。
ネルを介して基地局から着呼信号が到来したとする。そ
うすると、制御回路30はステップ2eに移行し、ここ
で着呼応答制御を実行する。すなわち、制御回路30は
図6に示すごとく、先ずステップ6aで通話チャネルを
確立するために使用するアクセスチャネルと呼ばれる複
数の制御チャネル(Aチャネル)をスキャンし、受信電
界強度が最も大きいチャネルと、次に大きいチャネルを
それぞれ選択する。そして、この選択されたAチャネル
に対しワード同期を確立するための動作をステップ6b
で行ない、一定時間内にワード同期が確立されると、ス
テップ6cに移行してここで上記Aチャネルを介して基
地局から送られるシステム識別情報SIDMを検出する
ための動作を行なう。
【0026】このステップ6cにおいて、一定時間内に
システム識別情報SIDMが検出されると、制御回路3
0は次にステップ6eによるシステム判定処理を実行す
る。このときの判定処理にも、前記図9で説明した処理
手順が用いられる。すなわち、ここではAチャネルを介
して送られたシステム識別情報を基に、いま自装置が存
在しているサービスエリアのシステムが、使用者が利用
を希望するシステムであるか否かが判定される。したが
って、待受動作中に自装置が例えばホームエリアから利
用を希望しない他のシステムのサービスエリア内に移動
した場合には、この着呼発生時点でシステムの再判定が
行なわれ、これにより装置は使用が不可能な状態に設定
される。したがって、上記利用を希望しないシステムか
らの着呼に対し、装置が無条件に応答して接続される不
具合は防止される。
システム識別情報SIDMが検出されると、制御回路3
0は次にステップ6eによるシステム判定処理を実行す
る。このときの判定処理にも、前記図9で説明した処理
手順が用いられる。すなわち、ここではAチャネルを介
して送られたシステム識別情報を基に、いま自装置が存
在しているサービスエリアのシステムが、使用者が利用
を希望するシステムであるか否かが判定される。したが
って、待受動作中に自装置が例えばホームエリアから利
用を希望しない他のシステムのサービスエリア内に移動
した場合には、この着呼発生時点でシステムの再判定が
行なわれ、これにより装置は使用が不可能な状態に設定
される。したがって、上記利用を希望しないシステムか
らの着呼に対し、装置が無条件に応答して接続される不
具合は防止される。
【0027】一方、上記システム判定において、いま自
装置が存在しているサービスエリアのシステムが、使用
者が利用を希望するシステムであると判定された場合に
は、制御回路30はステップ6fに移行して、ここで着
呼応答信号を上記Aチャネルを介して基地局へ返送す
る。そして、この着呼応答信号の返送後に、ステップ6
gにより基地局からの通話チャネル指定信号の到来を待
ち、通話チャネル指定信号が受信されると、ショーテン
ドバーストを送信してタイムアライメントの設定を行な
ったのち、ステップ6hにおいて上記通話チャネル指定
信号により指定された通話チャネル(DTチャネル)を
捕捉し設定する。そして、この状態で呼出信号の受信待
ち状態となる(ステップ2f)。この状態で呼出信号が
受信されると、例えば図示しないサウンダからリンガ音
が発生され、以後制御回路30は使用者の応答待ち状態
(ステップ2g)になる。そして、このリンガ音により
着呼の発生を認識した使用者がオフフック操作して応答
すると、制御回路30はステップ2hに移行して以後通
話制御を実行する。
装置が存在しているサービスエリアのシステムが、使用
者が利用を希望するシステムであると判定された場合に
は、制御回路30はステップ6fに移行して、ここで着
呼応答信号を上記Aチャネルを介して基地局へ返送す
る。そして、この着呼応答信号の返送後に、ステップ6
gにより基地局からの通話チャネル指定信号の到来を待
ち、通話チャネル指定信号が受信されると、ショーテン
ドバーストを送信してタイムアライメントの設定を行な
ったのち、ステップ6hにおいて上記通話チャネル指定
信号により指定された通話チャネル(DTチャネル)を
捕捉し設定する。そして、この状態で呼出信号の受信待
ち状態となる(ステップ2f)。この状態で呼出信号が
受信されると、例えば図示しないサウンダからリンガ音
が発生され、以後制御回路30は使用者の応答待ち状態
(ステップ2g)になる。そして、このリンガ音により
着呼の発生を認識した使用者がオフフック操作して応答
すると、制御回路30はステップ2hに移行して以後通
話制御を実行する。
【0028】なお、上記ステップ2fおよびステップ2
gで終話操作が行なわれた場合には、制御回路30はス
テップ2iに移行してここで通話チャネルによる受信状
態を解除し、かつステップ2jで送信系の動作を停止さ
せたのち、イニシャライズ動作に復帰する。また、上記
ステップ2f、2gおよび2hの状態で、フェージング
などの影響により受信電界強度が所定時間以上連続して
所定レベル以下に低下すると、制御回路30はステップ
2jに移行して、ここで送信系の動作を停止させたのち
イニシャライズ動作に復帰する。
gで終話操作が行なわれた場合には、制御回路30はス
テップ2iに移行してここで通話チャネルによる受信状
態を解除し、かつステップ2jで送信系の動作を停止さ
せたのち、イニシャライズ動作に復帰する。また、上記
ステップ2f、2gおよび2hの状態で、フェージング
などの影響により受信電界強度が所定時間以上連続して
所定レベル以下に低下すると、制御回路30はステップ
2jに移行して、ここで送信系の動作を停止させたのち
イニシャライズ動作に復帰する。
【0029】一方、前記待受動作状態(ステップ2d)
において、発呼要求キーが操作されるかまたは音声ダイ
ヤルにより発呼要求が発生したとする。そうすると制御
回路30は、ステップ2kに移行してここで発呼制御を
次のように実行する。図7はその制御手順および制御内
容を示すフローチャートである。
において、発呼要求キーが操作されるかまたは音声ダイ
ヤルにより発呼要求が発生したとする。そうすると制御
回路30は、ステップ2kに移行してここで発呼制御を
次のように実行する。図7はその制御手順および制御内
容を示すフローチャートである。
【0030】すなわち、制御回路30は先ずステップ7
aで発呼受付け時間を計時するためのタイマをスタート
させる。この発呼受付け時間は例えば12秒に設定され
ている。制御回路30は次にステップ7bで複数のAチ
ャネルをスキャンし、これにより受信電界強度が最も大
きいチャネルと、次に大きいチャネルをそれぞれ選択す
る。そして、ステップ7cで上記Aチャネルに対しワー
ド同期を確立するための制御を行なう。
aで発呼受付け時間を計時するためのタイマをスタート
させる。この発呼受付け時間は例えば12秒に設定され
ている。制御回路30は次にステップ7bで複数のAチ
ャネルをスキャンし、これにより受信電界強度が最も大
きいチャネルと、次に大きいチャネルをそれぞれ選択す
る。そして、ステップ7cで上記Aチャネルに対しワー
ド同期を確立するための制御を行なう。
【0031】そして、一定時間内にワード同期が確立さ
れると、制御回路30はこのAチャネルを介して基地局
から送られるシステム識別情報SIDMの検出を行な
い、システム識別情報SIDMが検出されると、ステッ
プ7eによりシステム判定処理を実行する。このときの
判定処理にも、前記図9で説明した処理手順が用いられ
る。すなわち、この場合も前記着呼応答制御の場合と同
様に、Aチャネルを介して送られたシステム識別情報を
基に、いま自装置が存在しているサービスエリアのシス
テムが、使用者が利用を希望するシステムであるか否か
が判定される。したがって、待受動作中に自装置が例え
ばホームエリアから利用を希望しない他のシステムのサ
ービスエリア内に移動した場合には、この発呼操作が行
なわれた時点でシステムの再判定が行なわれ、これによ
り装置は使用が不可能な状態に設定される。したがっ
て、利用を希望しないシステムに対し発呼接続が行なわ
れる不具合は防止される。
れると、制御回路30はこのAチャネルを介して基地局
から送られるシステム識別情報SIDMの検出を行な
い、システム識別情報SIDMが検出されると、ステッ
プ7eによりシステム判定処理を実行する。このときの
判定処理にも、前記図9で説明した処理手順が用いられ
る。すなわち、この場合も前記着呼応答制御の場合と同
様に、Aチャネルを介して送られたシステム識別情報を
基に、いま自装置が存在しているサービスエリアのシス
テムが、使用者が利用を希望するシステムであるか否か
が判定される。したがって、待受動作中に自装置が例え
ばホームエリアから利用を希望しない他のシステムのサ
ービスエリア内に移動した場合には、この発呼操作が行
なわれた時点でシステムの再判定が行なわれ、これによ
り装置は使用が不可能な状態に設定される。したがっ
て、利用を希望しないシステムに対し発呼接続が行なわ
れる不具合は防止される。
【0032】一方、上記ステップ7eでいま自装置が存
在しているサービスエリアのシステムが、使用者が利用
を希望するシステムであると判定されると、制御回路3
0はステップ7fで発呼意志の確認を行なう。ここで発
呼意志があるか否かの判定は、発呼フラグが“1”であ
るか“0”であるかにより行なわれる。発呼フラグは、
相手先の電話番号が入力されたのちに「SEND」キー
が押された場合に“1”にセットされる。上記ステップ
7fで発呼意志有りと判定されると、制御回路30はス
テップ7gで発信制御チャネル(Aチャネル)を捕捉し
て設定する。そして、上記捕捉された発信制御チャネル
を使用して、先に使用者が入力した相手先の電話番号に
対応する情報を含む発呼信号を基地局に向けて送出する
(ステップ7h)。なお、一定時間以内に発信制御チャ
ネルが捕捉できない場合には、ステップ7kで捕捉失敗
と判断してステップ7fに戻る。
在しているサービスエリアのシステムが、使用者が利用
を希望するシステムであると判定されると、制御回路3
0はステップ7fで発呼意志の確認を行なう。ここで発
呼意志があるか否かの判定は、発呼フラグが“1”であ
るか“0”であるかにより行なわれる。発呼フラグは、
相手先の電話番号が入力されたのちに「SEND」キー
が押された場合に“1”にセットされる。上記ステップ
7fで発呼意志有りと判定されると、制御回路30はス
テップ7gで発信制御チャネル(Aチャネル)を捕捉し
て設定する。そして、上記捕捉された発信制御チャネル
を使用して、先に使用者が入力した相手先の電話番号に
対応する情報を含む発呼信号を基地局に向けて送出する
(ステップ7h)。なお、一定時間以内に発信制御チャ
ネルが捕捉できない場合には、ステップ7kで捕捉失敗
と判断してステップ7fに戻る。
【0033】上記発呼信号を送出すると制御回路30
は、ステップ7iに移行してここで発呼応答信号の返送
監視を行なう。そして、基地局から発呼応答信号が返送
されると、Aチャネルのスロット同期を確立したのち、
ショーテンドバーストを送信してタイムアライメントを
設定し、しかるのちステップ7jに移行する。そして、
このステップ7jにおいて、上記発呼応答信号により指
定された通話チャネル(DTチャネル)を捕捉するため
の制御を行ない、このDTチャネルの捕捉に成功すれ
ば、以後通話状態(ステップ2h)に移行する。なお、
上記ステップ7iおよびステップ7jにおいて、それぞ
れ一定時間内に発呼応答信号の返送が検出されなかった
り、またDTチャネルの捕捉に失敗すると、イニシャラ
イズ動作に復帰する。
は、ステップ7iに移行してここで発呼応答信号の返送
監視を行なう。そして、基地局から発呼応答信号が返送
されると、Aチャネルのスロット同期を確立したのち、
ショーテンドバーストを送信してタイムアライメントを
設定し、しかるのちステップ7jに移行する。そして、
このステップ7jにおいて、上記発呼応答信号により指
定された通話チャネル(DTチャネル)を捕捉するため
の制御を行ない、このDTチャネルの捕捉に成功すれ
ば、以後通話状態(ステップ2h)に移行する。なお、
上記ステップ7iおよびステップ7jにおいて、それぞ
れ一定時間内に発呼応答信号の返送が検出されなかった
り、またDTチャネルの捕捉に失敗すると、イニシャラ
イズ動作に復帰する。
【0034】このように本実施例では、使用者が接続を
希望するシステムの識別情報SIDA1〜SIDAmを
ID−ROM33に予め登録しておき、待受状態に移行
するためのイニシャライズ時、待受状態に移行した後の
着呼応答制御および発呼制御時において、制御チャネル
を介して基地局から送られたシステム識別情報SIDM
を検出し、このシステム識別情報SIDMを、上記ID
−ROM33に登録されている各識別情報SIDA1〜
SIDAmと各々比較している。そして、一致するSI
DAが見付からなかった場合には、装置をシステムに対
し接続不可能な状態に設定するようにしている。
希望するシステムの識別情報SIDA1〜SIDAmを
ID−ROM33に予め登録しておき、待受状態に移行
するためのイニシャライズ時、待受状態に移行した後の
着呼応答制御および発呼制御時において、制御チャネル
を介して基地局から送られたシステム識別情報SIDM
を検出し、このシステム識別情報SIDMを、上記ID
−ROM33に登録されている各識別情報SIDA1〜
SIDAmと各々比較している。そして、一致するSI
DAが見付からなかった場合には、装置をシステムに対
し接続不可能な状態に設定するようにしている。
【0035】したがって本実施例であれば、利用を希望
しないシステムのサービスエリアに存在する状態では、
装置はシステムに対し接続不可能な状態に設定される。
このため、自装置が利用を希望しないシステムのサービ
スエリア内に入り込んだとしても、このシステムからの
着呼に無条件に応答してシステムに接続されてしまった
り、また使用者が知らずに発呼操作を行なってシステム
に接続されてしまうといった不具合は確実に防止され
る。したがって、使用者の意志に関係なく割高な料金が
請求されるといった不合理性を軽減することができる。
しないシステムのサービスエリアに存在する状態では、
装置はシステムに対し接続不可能な状態に設定される。
このため、自装置が利用を希望しないシステムのサービ
スエリア内に入り込んだとしても、このシステムからの
着呼に無条件に応答してシステムに接続されてしまった
り、また使用者が知らずに発呼操作を行なってシステム
に接続されてしまうといった不具合は確実に防止され
る。したがって、使用者の意志に関係なく割高な料金が
請求されるといった不合理性を軽減することができる。
【0036】また本実施例ではエリアの判定を、イニシ
ャライズ時ばかりでなく着呼応答制御時および発呼制御
時にもそれぞれ行なうようにしたので、イニシャライズ
終了後の待受動作中に装置が例えばホームエリアから利
用を希望しないシステムのサービスエリア内へ移動した
場合でも、装置を接続不可能な状態に設定することがで
きる。
ャライズ時ばかりでなく着呼応答制御時および発呼制御
時にもそれぞれ行なうようにしたので、イニシャライズ
終了後の待受動作中に装置が例えばホームエリアから利
用を希望しないシステムのサービスエリア内へ移動した
場合でも、装置を接続不可能な状態に設定することがで
きる。
【0037】さらに本実施例であれば、装置が利用を希
望しないシステムのサービスエリアに存在している状態
で、接続不可能であることを表わす表示を行なったの
で、話者は例えば発呼操作を行なった場合に接続されな
い理由を明確に知ることができ、これにより装置の故障
などと明確に識別することができる。
望しないシステムのサービスエリアに存在している状態
で、接続不可能であることを表わす表示を行なったの
で、話者は例えば発呼操作を行なった場合に接続されな
い理由を明確に知ることができ、これにより装置の故障
などと明確に識別することができる。
【0038】ちなみに、利用を希望しないシステムの識
別情報を予めID−ROMに登録しておき、制御チャネ
ルにより受信されたシステム識別情報を、上記ID−R
OMに登録されているシステム識別情報と比較して、両
識別情報が一致した場合には接続不可能な状態に設定す
る方式も考えられる。しかるにこのような方式では、シ
ステムの新規参入等により利用したくないシステムが増
えた場合に、その都度ID−ROMへのシステム識別情
報の登録を変更しなければならず、極めて面倒である。
また、変更を行なわずに放置しておくと、自装置が上記
新規なシステムのサービスエリアに入り込んだ場合に、
着呼発生や発呼操作に応じて本人の意志に関係なく装置
がシステムに接続されてしまうことになる。これに対し
本発明の装置では、先に述べたように利用を希望するシ
ステムの識別情報を登録するようにしているので、シス
テムが新規参入しても上記のような面倒な操作や接続上
の不具合は生じない。
別情報を予めID−ROMに登録しておき、制御チャネ
ルにより受信されたシステム識別情報を、上記ID−R
OMに登録されているシステム識別情報と比較して、両
識別情報が一致した場合には接続不可能な状態に設定す
る方式も考えられる。しかるにこのような方式では、シ
ステムの新規参入等により利用したくないシステムが増
えた場合に、その都度ID−ROMへのシステム識別情
報の登録を変更しなければならず、極めて面倒である。
また、変更を行なわずに放置しておくと、自装置が上記
新規なシステムのサービスエリアに入り込んだ場合に、
着呼発生や発呼操作に応じて本人の意志に関係なく装置
がシステムに接続されてしまうことになる。これに対し
本発明の装置では、先に述べたように利用を希望するシ
ステムの識別情報を登録するようにしているので、シス
テムが新規参入しても上記のような面倒な操作や接続上
の不具合は生じない。
【0039】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例では装置が利用を希望
しないシステムのサービスエリア内に入っていることが
検出された場合のみその旨を表示するようにしたが、希
望するシステムのサービスエリアに入っていることが検
出された場合にもその旨を表示するようにしてもよい。
また、利用を希望しないシステムのサービスエリア内に
入っている状態で、発呼操作が行なわれた場合には、接
続不可能である旨をLCD表示器や発光ダイオードなど
により視覚表示するとともに、アラーム音等を発生させ
るようにしてもよい。
のではない。例えば、上記実施例では装置が利用を希望
しないシステムのサービスエリア内に入っていることが
検出された場合のみその旨を表示するようにしたが、希
望するシステムのサービスエリアに入っていることが検
出された場合にもその旨を表示するようにしてもよい。
また、利用を希望しないシステムのサービスエリア内に
入っている状態で、発呼操作が行なわれた場合には、接
続不可能である旨をLCD表示器や発光ダイオードなど
により視覚表示するとともに、アラーム音等を発生させ
るようにしてもよい。
【0040】さらに、装置が利用を希望しないシステム
のサービスエリア内に入っている状態で着呼が発生した
場合、または発呼操作が行なわれた場合には、装置を無
条件に接続不可能な状態に設定するのではなく、一旦そ
の旨を表示して使用者のキー入力を待ち、この状態で使
用者が接続不許可を入力するかまたは一定時間内に入力
操作を何も行なわない場合にはそのまま接続不可能な状
態を設定し、一方使用者が接続許可を入力した場合には
接続動作を実行するように構成してもよい。
のサービスエリア内に入っている状態で着呼が発生した
場合、または発呼操作が行なわれた場合には、装置を無
条件に接続不可能な状態に設定するのではなく、一旦そ
の旨を表示して使用者のキー入力を待ち、この状態で使
用者が接続不許可を入力するかまたは一定時間内に入力
操作を何も行なわない場合にはそのまま接続不可能な状
態を設定し、一方使用者が接続許可を入力した場合には
接続動作を実行するように構成してもよい。
【0041】また、前記実施例では自動車電話装置を例
にとって説明したが、携帯無線電話装置やコードレス電
話機、さらにはMCAシステムなどの他の移動無線通信
システムで使用される移動端末装置に適用してもよい。
さらに、ディジタル変調方式を採用した移動無線通信装
置以外に、アナログ変調方式を採用した移動無線通信装
置や、ディジタル変調方式とアナログ変調方式とを選択
的に使用するいわゆるデュアルモードの移動無線通信装
置にも同様に適用可能である。
にとって説明したが、携帯無線電話装置やコードレス電
話機、さらにはMCAシステムなどの他の移動無線通信
システムで使用される移動端末装置に適用してもよい。
さらに、ディジタル変調方式を採用した移動無線通信装
置以外に、アナログ変調方式を採用した移動無線通信装
置や、ディジタル変調方式とアナログ変調方式とを選択
的に使用するいわゆるデュアルモードの移動無線通信装
置にも同様に適用可能である。
【0042】その他、装置の構成や制御回路の制御手順
および制御内容、システム判定の時機、利用を希望する
システムの識別情報を記憶するための手段の種類や構
成、識別情報の登録数、表示手段の種類や構成、表示形
態等についても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施できる。
および制御内容、システム判定の時機、利用を希望する
システムの識別情報を記憶するための手段の種類や構
成、識別情報の登録数、表示手段の種類や構成、表示形
態等についても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施できる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、複数の移
動無線通信システムのうち接続を希望するシステムの識
別情報が記憶された識別情報記憶手段と、システム判定
手段とを備えている。そして、このシステム判定手段に
より、所定の制御手順中に基地局から送られるシステム
識別情報を検出し、この検出されたシステム識別情報に
対応する識別情報が上記識別情報記憶手段に存在するか
否かを判定し、その判定結果に応じてシステムに対する
接続動作を許可するか否かを可変設定するようにしたも
のである。
動無線通信システムのうち接続を希望するシステムの識
別情報が記憶された識別情報記憶手段と、システム判定
手段とを備えている。そして、このシステム判定手段に
より、所定の制御手順中に基地局から送られるシステム
識別情報を検出し、この検出されたシステム識別情報に
対応する識別情報が上記識別情報記憶手段に存在するか
否かを判定し、その判定結果に応じてシステムに対する
接続動作を許可するか否かを可変設定するようにしたも
のである。
【0044】したがって本発明によれば、使用者が希望
するシステムに対してのみ接続を行なうことができ、こ
れにより使用者の意志に反した接続上の不合理性を軽減
することができる移動無線通信装置を提供することがで
きる。
するシステムに対してのみ接続を行なうことができ、こ
れにより使用者の意志に反した接続上の不合理性を軽減
することができる移動無線通信装置を提供することがで
きる。
【図1】本発明の一実施例における自動車電話装置の構
成を示す回路ブロック図。
成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した装置の制御回路におけるメインル
ーチンを示すフローチャート。
ーチンを示すフローチャート。
【図3】図2に示したフローチャート中のリセット動作
の手順およびその内容を示すフローチャート。
の手順およびその内容を示すフローチャート。
【図4】図2に示したフローチャート中のイニシャライ
ズ動作の手順およびその内容を示すフローチャート。
ズ動作の手順およびその内容を示すフローチャート。
【図5】図2に示したフローチャート中のPチャネルの
選択動作に係わる制御手順およびその内容を示すフロー
チャート。
選択動作に係わる制御手順およびその内容を示すフロー
チャート。
【図6】図2に示したフローチャート中の着呼応答制御
の制御手順およびその制御内容を示すフローチャート。
の制御手順およびその制御内容を示すフローチャート。
【図7】図2に示したフローチャート中の発生制御の制
御手順およびその制御内容を示すフローチャート。
御手順およびその制御内容を示すフローチャート。
【図8】図1に示した装置のID−ROMの記憶エリア
の概略構成を示す図。
の概略構成を示す図。
【図9】図4、図6および図7に示したフローチャート
中のシステム判定処理の手順およびその内容を示すフロ
ーチャート。
中のシステム判定処理の手順およびその内容を示すフロ
ーチャート。
【図10】セルラ方式を採用した自動車電話システムの
概略構成図。
概略構成図。
NW…有線電話網、CS…制御局、CL,CL1〜CL
n…有線回線、BS1,BS2,…基地局、MS1,M
S2,…移動局、E1,E2,…無線ゾーン、11…マ
イクロホン、12…音声符号器(SPCOD)、13…
誤り訂正符号器(CHCOD)、14…ディジタル変調
器(MOD)、15…乗算器、16…送信電力増幅器
(PA)、17…高周波スイッチ(SW)、18…アン
テナ、21…受信機(RX)、22…ディジタル復調器
(DEMOD)、23…誤り訂正復号器(CHDE
C)、24…音声復号器(SPDEC)、25…スピー
カ、30…制御回路(CONT)、31…周波数シンセ
サイザ(SYN)、33…システム識別情報メモリ(I
D−ROM)、34…制御データメモリ(RAM)、3
5…コンソールユニット(CU)、36…表示駆動回
路、37…LCD表示器、40…電源回路、41…バッ
テリ、30a…システム判定手段。
n…有線回線、BS1,BS2,…基地局、MS1,M
S2,…移動局、E1,E2,…無線ゾーン、11…マ
イクロホン、12…音声符号器(SPCOD)、13…
誤り訂正符号器(CHCOD)、14…ディジタル変調
器(MOD)、15…乗算器、16…送信電力増幅器
(PA)、17…高周波スイッチ(SW)、18…アン
テナ、21…受信機(RX)、22…ディジタル復調器
(DEMOD)、23…誤り訂正復号器(CHDE
C)、24…音声復号器(SPDEC)、25…スピー
カ、30…制御回路(CONT)、31…周波数シンセ
サイザ(SYN)、33…システム識別情報メモリ(I
D−ROM)、34…制御データメモリ(RAM)、3
5…コンソールユニット(CU)、36…表示駆動回
路、37…LCD表示器、40…電源回路、41…バッ
テリ、30a…システム判定手段。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の移動無線通信システムによりそれ
ぞれ形成される複数のサービスエリアで選択的に使用さ
れる移動無線通信装置において、 前記複数の移動無線通信システムのうち接続を希望する
システムの識別情報が記憶された識別情報記憶手段と、 所定の制御手順中に基地局から送られるシステム識別情
報を検出し、この検出されたシステム識別情報に対応す
るシステム識別情報が前記識別情報記憶手段に存在する
か否かを判定し、この判定結果に応じてシステムに対す
る接続動作を許可するか否かを設定するためのシステム
判定手段とを具備したことを特徴とする移動無線通信装
置。 - 【請求項2】 システム判定手段は、検出されたシステ
ム識別情報に対応するシステム識別情報が識別情報記憶
手段に存在するか否かを判定し、この判定結果に応じて
システムに対する接続動作を許可するか否かを設定する
とともに、前記判定結果もしくは前記接続動作を許可す
るか否かの設定結果を表わす情報を表示することを特徴
とする請求項1に記載の移動無線通信装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3267735A JPH05110507A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 移動無線通信装置 |
| EP19920309373 EP0538014A3 (en) | 1991-10-16 | 1992-10-14 | Radio telecommunication apparatus with a plurality of system identification informations |
| KR1019920019028A KR970000563B1 (ko) | 1991-10-16 | 1992-10-16 | 이동무선통신장치 |
| CA002080709A CA2080709C (en) | 1991-10-16 | 1992-10-16 | Radio telecommunication apparatus using system identification number |
| US08/841,305 US6006107A (en) | 1991-10-16 | 1997-04-30 | Radio telecommunication apparatus and method having stored system identification numbers |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3267735A JPH05110507A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 移動無線通信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05110507A true JPH05110507A (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=17448850
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3267735A Pending JPH05110507A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 移動無線通信装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0538014A3 (ja) |
| JP (1) | JPH05110507A (ja) |
| KR (1) | KR970000563B1 (ja) |
| CA (1) | CA2080709C (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5475862A (en) * | 1993-01-19 | 1995-12-12 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson | Improved registration in cellular radio telecommunications systems |
| EP0641137A3 (de) * | 1993-08-27 | 1995-09-13 | Siemens Ag | Verfahren und Anordnung zum Beschränken des Zugriffs zu einem Mobilfunksystem. |
| GB2282934B (en) * | 1993-10-13 | 1998-02-25 | Kai Leung Yung | Radio communication system |
| CA2132497A1 (en) * | 1993-10-26 | 1995-04-27 | Arata Obayashi | Radio telecommunication apparatus |
| AU678310B2 (en) * | 1993-10-26 | 1997-05-22 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | A system and method for routing messages in radio communication systems |
| US5517673A (en) * | 1994-09-20 | 1996-05-14 | Ericsson Inc. | Systems and methods for cellular radiotelephone system access without system identification comparison |
| CN1052842C (zh) * | 1995-03-28 | 2000-05-24 | 明碁电脑股份有限公司 | 具答录机功能的移动电话 |
| US5909652A (en) * | 1995-04-18 | 1999-06-01 | Casio Computer Co., Ltd. | Radio communication system and radio communication terminal |
| FI106496B (fi) * | 1995-06-15 | 2001-02-15 | Nokia Mobile Phones Ltd | Solukkoverkon matkapuhelimen monitasoinen kotialuehinnoittelu |
| US6334052B1 (en) | 1997-03-07 | 2001-12-25 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Subscription-based mobile station idle mode cell selection |
| US6094581A (en) * | 1997-06-10 | 2000-07-25 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson | Tailored hierarchical cell structures in a communications system |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4916728A (en) * | 1988-07-25 | 1990-04-10 | Gte Mobilnet Incorporated | Cellular telephone unit with prioritized frequency acquisition |
| US5020091A (en) * | 1989-12-26 | 1991-05-28 | Motorola Inc. | Automatic new radiotelephone system registration notification |
-
1991
- 1991-10-16 JP JP3267735A patent/JPH05110507A/ja active Pending
-
1992
- 1992-10-14 EP EP19920309373 patent/EP0538014A3/en not_active Ceased
- 1992-10-16 CA CA002080709A patent/CA2080709C/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-10-16 KR KR1019920019028A patent/KR970000563B1/ko not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0538014A3 (en) | 1993-10-06 |
| KR930009273A (ko) | 1993-05-22 |
| CA2080709A1 (en) | 1993-04-17 |
| CA2080709C (en) | 2000-12-19 |
| KR970000563B1 (ko) | 1997-01-13 |
| EP0538014A2 (en) | 1993-04-21 |
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