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JPH0511016U - 傾斜角度検出器 - Google Patents

傾斜角度検出器

Info

Publication number
JPH0511016U
JPH0511016U JP5742891U JP5742891U JPH0511016U JP H0511016 U JPH0511016 U JP H0511016U JP 5742891 U JP5742891 U JP 5742891U JP 5742891 U JP5742891 U JP 5742891U JP H0511016 U JPH0511016 U JP H0511016U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
tilt angle
support
weight
reed switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5742891U
Other languages
English (en)
Inventor
健治 花井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP5742891U priority Critical patent/JPH0511016U/ja
Publication of JPH0511016U publication Critical patent/JPH0511016U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】電気的な機構を使用することなく、検出する傾
斜角度の調節が容易に行えることを目的としている。 【構成】平板状の支持体1が収納ボックス内に収納され
ており、その支持体1に振り子アーム2が軸支されてい
る。その振り子アーム2の上端部には磁石4が固定され
る。該磁石4は、三枚の扇形の磁石板が積層されてな
り、夫々の磁石板は要部を中心軸として相互に且つ水平
に摺動可能となっている。また、前記振り子アーム2の
下端部には、前記磁石4の重さに対するカウンタウェイ
トとなる重り5が固定されている。またリードスイッチ
6が、前記磁石4と離間して対向可能な位置で該支持体
1に配設されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、計測する物体の傾斜角度や加速度等を検出するために使用される傾 斜角度検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、計測する物体の傾斜角度や加速度を検出する検出器としては、例えば次 のようなものが知られている。 これは、上端部を支点にして回動自在に軸支された振り子アームに、その下端 部へ磁石を固着して振り子を形成し、さらに前記磁石と対向可能な位置にリード スイッチを配設せしめた構造であって、前記振り子が所定の傾斜角度以内にある ときには、その磁石の磁界がリードスイッチに作用してその両リード片を異極に 磁化せしめ、もって該両リード片が引き合い接触してスイッチがオンとなり、ま た、前記振り子が所定の傾斜角度以上にあると、該磁石がリードスイッチから遠 ざかって該磁石による磁界の影響が減少し、もって両リード片が離間してスイッ チがオフとなる。このリードスイッチのオン/オフによって、該計測する物体の 傾斜角度や加速度を検出していた。
【0003】 そして、前記所定の傾斜角度を調節するときは、振り子の支点と磁石との距離 ,磁石とリードスイッチとの距離,磁石の磁力の強さ,及びリードスイッチの感 動値等を変更することにより行われていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の検出器では、前記のように設定パラメータが多く、 しかも磁石自身が振り子の重りの役目もしているため、前記検出したい角度を調 節しようとして前記支点と磁石との距離や,磁石の磁力の強さ等を選択する際に 該磁石の重量も考慮に入れる必要があり、前記傾斜角度の調節作業が煩雑になる という問題がある。
【0005】 また、リードスイッチの外周に電磁石を配設し、該電磁石に供給する電流量を 変更することで前記所定の傾斜角度の調節をする方法もあるが、これは電気的な 機構を必要とするという問題がある。 本考案は、上記のような問題点に着目してなされたもので、電気的な機構を使 用することなく、検出する傾斜角度の調節が容易に行える検出器を提供すること を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の傾斜角度検出器は、支持体と、該支持体 に軸支され該支持体表面と離間対向して回動可能な振り子アームと、前記軸支部 以外の位置で前記振り子アームに別々に取り付けられた重り,及び磁石と、前記 磁石と対向可能な位置で前記支持体に配設されるリードスイッチとを備えたこと 特徴としている。
【0007】 前記磁石は、リードスイッチと対向可能な部分を、回動方向に拡縮可能にす るとよい。
【0008】
【作用】
検出する傾斜角度を設定するとき、振り子の支点と磁石との距離や磁石の磁力 を、該磁石の重量を考慮することなく選択し、その後に振り子の揺動防止や振れ 量を調整するために必要な重さを、重りの重量や該重りの振り子アームへの固定 位置によって調節する。
【0009】 また、回動方向に拡縮可能な磁石を使用した場合には、該磁石の拡縮させる量 を選択することにより、磁石とリードスイッチとの対向可能な傾斜角度が変更さ れて前記所定角度の調節がされる。このときにも、該磁石の重量を考慮する必要 がなく、該重りだけによって振り子の振れ量が調節される。
【0010】
【実施例】
本考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。 まず構成を説明すると、図1に示すように、平板状の支持体1が図示しない収 納ボックス内に収納されており、その支持体1に対して振り子アーム2が、その 中央部を支点3として該支持体1の表面に沿って回動可能に軸支されている。
【0011】 その振り子アーム2の上端部には磁石4が固定されている。その磁石4は、図 2に示すように三枚の扇形の磁石板4aが積層されてなり、夫々の磁石板4aは 要部4bを中心軸として相互に且つ水平に摺動可能となって、回動方向に拡縮可 能となっている。 また、前記振り子アーム2の下端部には、前記磁石4の重さに対するカウンタ ウェイトとなる重り5が固定されて、前記振り子アーム2の軸を上下に保持して いる。
【0012】 さらに、リードスイッチ6が、前記磁石4と離間して対向可能な位置で該支持 体1に配設され、また該リードスイッチ6の両端子6a,6bは図示しないブザ ー等の表示器に接続されている。 前記構成の角度検出器は、図1に示されるように、支持体1が傾いていない状 態においては、リードスイッチ6と磁石4とが離間して重なっているため、該磁 石4の磁界の影響によってリードスイッチ6の両リード片を異極に磁化せしめ、 よって該両リード片が引き合い接触してスイッチがオンとなっている。
【0013】 また、前記支持体1が、図3に示されるように所定傾斜角度θだけ傾斜すると 、該磁石4とリードスイッチ6とが離れて該磁石4の磁界の影響が減少し、もっ て両リード片が離間してスイッチがオフとなり、検出したい傾斜角度が検出され る。 前記傾斜角度検出器によって検出する傾斜角度を変更したいときには、磁石4 の2枚の磁石板4aを夫々回動方向に摺動することで拡縮させて調節する。例え ば、図3に示された傾斜角度以上の角度を検出したければ、図3において点線で 描かれた位置まで2枚の磁石板4aを張り出させて、該磁石4とリードスイッチ 6との対向可能な傾斜角度を広げる。もちろん、一方の回動方向にのみ磁石板4 aを張り出させてもよい。
【0014】 前記構成の傾斜角度検出器Kは、例えば、図4及び図5に示されるように、移 動式クレーン7の転倒防止のために該移動式クレーン7の4本のアウトリガー7 aに夫々装着して使用してもよい。なお、前記アウトリガー7aに夫々図示しな いロードセルが配設されている。 前記のように傾斜角度検出器K及びロードセル8をアウトリガー7に配設した クレーン7では、図6に示すように、ジブ7bの旋回等,クレーン7を作動させ ている間、ロードセル8によって各アウトリガー7aの接地反力が絶えず計測さ れて前もって記憶されている定格荷重と比較演算され、4点の荷重バランスや荷 重変化情報が荷重コントローラ9を介して表示器10に表示されると共に、前記 荷重バランスが崩れて転倒の恐れがある場合にはスピーカ11等から警報を発し 、さらには動作停止が行われる。
【0015】 前記ロードセル8による計測と共に、傾斜角度検出器Kによって各アウトリガ ー7aが所定の傾斜角度以内かどうかが計測される。これは、1本のアウトリガ ー7aのみが不等沈下を起こしているときには前記ロードセル8を使用した荷重 計測では計測出来ないが、その不等沈下を傾斜角度検出器Kで検出して該クレー ン7の転倒を防止するものである。なお、12は傾斜角度検出器Kからの信号を 制御する傾斜角度コントローラである。
【0016】 前記各アウトリガー7aの傾斜角度の検出角度は、前記のように磁石板4aの 拡縮させる量だけで簡単に調節できる。 なお、前記実施例における磁石4は、形状が回動方向に拡縮可能となっている が、回動方向に張出具合が違う一定形状の磁石板を複数用意しておき、検出した い傾斜角度に合わせて磁石4自体を取り替えて、該磁石5を回動方向に拡縮可能 としてもよい。
【0017】 この場合、振り子の揺動は重り5によって抑えられているため、該磁石4の形 状を選択する場合に軽い磁石4が使用できるなど、該磁石4の重さを考慮する必 要がない。 なお、前記磁石4は扇形をしているが、リードスイッチ6と対向可能な部分だ けを回動方向に張り出し可能な形状にする等、他の形状であってもよい。
【0018】 また、前記実施例では、振り子アーム2に対して磁石4と重り5とを支点3を 挟んで相互に反対側に取り付けているが、図7に示すように、振り子アーム2の 上端部を支持体1に回動自在に軸支させ下端部に円弧形状の磁石4を取り付け、 さらに該振り子アーム2の中途部に重り5を取り付けて振り子部分を形成しても よい。
【0019】 この場合にも前記実施例と同様に、支持体1の傾斜に従って磁石4とリードス イッチ6とが離れて、該支持体1の傾斜角度が所定角度を越えるとスイッチがオ フとなる。 前記検出したい傾斜角度を変更する場合、例えば前記傾斜角度を大きくしたい ときには、該円弧状の磁石4を円弧が長い別の磁石と取り替えたり、該磁石4を 円弧方向に張り出して調節する。
【0020】 なお、前記実施例では、磁石4が振り子アーム2の下端部に固定されているが 、重り5を振り子アーム2の下端部に取り付け、磁石4を振り子アーム2の中途 部に固定すると共に、リードスイッチ6を該磁石4近傍へ対向可能に配設する等 、該磁石4と重り5の取り付け位置を変更しても構わない。 さらに、前記両実施例の傾斜角度検出器では、計測する物体の傾斜角度を検出 するために使用されているが、計測する物体の加速度を検出するために使用され てもよい。
【0021】 その加速度の検出では、該傾斜角度検出器を設置した物体に過度な加速度が加 わった場合に振り子が大きく振れ、その傾斜角度が設定した傾斜角度を越えて磁 石4がリードスイッチ6から遠ざかと、該リードスイッチ6に及ぼす磁界に強さ が弱くなり、もってリードスイッチ6の両リード片が離れてオフとなり所定の加 速度が検出される。
【0022】 前記加速度を検出する場合も、磁石4の回動方向への拡縮させる量の調節で前 記検出する加速度を調節するか、または、前記磁石4をそのままにして、振り子 アーム2に固定された重り5の重量や取り付け位置を変更することで該振り子の 振れ量を変え、該検出する加速度を調節する。 なお、前記使用実施例は、一例であるので該振り子アーム2に受圧板を取り付 けて風力検出器として使用する等、他の目的に使用することは勿論構わない。
【0023】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案の角度検出器では、リードスイッチを作動さ せる磁石と振り子の重りとを別々に取り付けたことで、感度調整をするために振 り子の支点と磁石との距離や磁石の磁力等を変更する際、振り子の振れ量は重り だけで調整可能となるため、該磁石の重さを考慮することなく該磁石の磁力や取 り付け位置が選択可能となって検出器の感度調整が容易となる。
【0024】 また、磁石の形状を回動方向に拡縮可能にすれば、該磁石の拡縮させる量だけ で前記感度調整ができて、さらに該検出器の感度調整が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる角度検出器の第1実施例を示す
正面図である。
【図2】第1実施例で使用される磁石を示す図である。
【図3】支持体が傾斜した状態を示す正面図である。
【図4】角度検出器を装着したクレーンを示す図であ
る。
【図5】アウトリガーに角度検出器を装着した図を示す
側面図である。
【図6】4本のアウトリガーに設置された角度検出器及
びロードセルのシステム構成図である。
【図7】本考案に係わる角度検出器の第2実施例を示す
正面図である。
【符号の説明】
1 支持体 2 振り子アーム 4 磁石 5 重り 6 リードスイッチ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体と、該支持体に軸支され該支持体
    表面と離間対向して回動可能な振り子アームと、前記軸
    支部以外の位置で前記振り子アームに別々に取り付けら
    れた重り,及び磁石と、前記磁石と対向可能な位置で前
    記支持体に配設されたリードスイッチとを備えたこと特
    徴とする傾斜角度検出器。
  2. 【請求項2】 前記磁石において、該リードスイッチと
    対向可能な部分を、回動方向に拡縮可能にしたことを特
    徴とする請求項1記載の傾斜角度検出器。
JP5742891U 1991-07-23 1991-07-23 傾斜角度検出器 Pending JPH0511016U (ja)

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JP5742891U JPH0511016U (ja) 1991-07-23 1991-07-23 傾斜角度検出器

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JPH0511016U true JPH0511016U (ja) 1993-02-12

Family

ID=13055388

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JP5742891U Pending JPH0511016U (ja) 1991-07-23 1991-07-23 傾斜角度検出器

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JP (1) JPH0511016U (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999030110A1 (fr) * 1997-12-09 1999-06-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Detecteur d'inclinaison
JP2004184247A (ja) * 2002-12-04 2004-07-02 Forestry & Forest Products Research Institute 動揺計測装置
JP2005104610A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Hitachi Ltd エレベータの調速機
JP2006168908A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Hitachi Ltd エレベータの調速機
KR20240153677A (ko) * 2023-04-17 2024-10-24 주식회사 현대에버다임 아우트리거의 들림량 증폭 구조를 갖는 측정장치

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