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JPH05107803A - トナー用樹脂 - Google Patents

トナー用樹脂

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Publication number
JPH05107803A
JPH05107803A JP3266221A JP26622191A JPH05107803A JP H05107803 A JPH05107803 A JP H05107803A JP 3266221 A JP3266221 A JP 3266221A JP 26622191 A JP26622191 A JP 26622191A JP H05107803 A JPH05107803 A JP H05107803A
Authority
JP
Japan
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molecular weight
weight
toner
parts
resin
Prior art date
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Granted
Application number
JP3266221A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3210701B2 (ja
Inventor
Koichi Ito
弘一 伊藤
Motoji Inagaki
元司 稲垣
Masahiro Ito
昌宏 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP26622191A priority Critical patent/JP3210701B2/ja
Priority to TW82100533A priority patent/TW252145B/zh
Publication of JPH05107803A publication Critical patent/JPH05107803A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3210701B2 publication Critical patent/JP3210701B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コピーマシン、プリンター等での印刷の高速
化を可能とする定着性、非オフセット性、耐ブロッキン
グ性ならびに画像特性に優れたトナーを構成するトナー
用樹脂を得る。 【構成】 スチレン系モノマーおよびビニル系モノマー
から合成されたスチレン系共重合体もしくは該共重合体
の混合物よりなるトナー用樹脂であり、ゲルパーミェー
ションクロマトグラフィーにより測定されたクロマトグ
ラムにおいて、分子量103 〜7×104 の領域および
分子量105 〜2×106 の領域のそれぞれに少なくと
も1つ以上の極大値を有し、最大分子量の極大値を示す
分子量分布の分子量5×105 以上の領域に肩を有する
とともに、120℃における溶融粘度が3×103 〜1
5 Pa・S、ガラス転移温度が50〜68℃、酸価が
0.5〜20mgKOH/gである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法、静電印刷
法等に用いられる非オフセット性、定着性、耐ブロッキ
ング性ならびに画像特性に優れたトナー用樹脂に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真法、静電印刷法の代表的な画像
形成工程は、光電導性絶縁層を一様に帯電させ、その絶
縁層を露光させた後、露光された部分上の電荷を消散さ
せることによって電気的な潜像を形成し、該潜像に電荷
を持った微粉末のトナーを付着させることにより可視化
させる現像工程、得られた可視像を転写紙等の転写材に
転写させる転写工程、加熱あるいは加圧により永久定着
させる定着工程からなる。
【0003】このような電子写真法あるいは静電印刷法
に使用されるトナーおよびトナー用樹脂としては、上記
各工程において様々な性能が要求される。例えば、現像
工程においては、電気的な潜像にトナーを付着させるた
めに、トナーおよびトナー用樹脂は温度、湿度等の周囲
の環境に影響されることなくコピー機に適した帯電量を
保持しなくてはならない。また、熱ローラー定着方式に
よる定着工程においては、熱ローラーに付着しない非オ
フセット性、紙への定着性が良好でなくてはならない。
さらに、コピー機内での保存中にトナーがブロッキング
しない耐ブロッキング性も要求される。
【0004】従来、トナー用樹脂としては、スチレンア
クリル系樹脂が多用されており、線状タイプの樹脂と架
橋タイプの樹脂が使用されている。線状タイプの樹脂で
は、高分子量体と低分子量体とを混合し、定着性や非オ
フセット性等を改良した樹脂等が知られている。また、
架橋タイプの樹脂では、架橋化により分子量分布を広く
し、定着性と非オフセット性の改良が行われている。特
に、線状タイプの樹脂の研究が進んでおり、樹脂の分子
量のコントロールにより定着性、非オフセット性を改良
する試みが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コピー
機による印刷の高速化は年々進んでおり、これに対して
低分子量体の分子量のさらなる低下により定着性の向上
が試みられているが、低分子化されたトナー用樹脂を使
用したトナーは機械的な強度が弱く、高速印刷でのキャ
リアとの摩擦帯電中のトナーが過粉砕され、印刷後の画
像にガブリが生じる等の画像特性に問題を有している。
【0006】この点に関して、特公平3−48506号
公報に記載されているように、比較的高分子量の重合体
を混合してトナーの過粉砕を抑制し、超高分子量の重合
体を混合して非オフセット性を改良するとともに、低分
子量の重合体を混合して定着性を改良しようとする試み
が行われている。しかし、比較的高分子量の重合体と超
高分子量の重合体を混合しているため、定着性について
は十分満足できるものではない。そこで、本発明の目的
は、定着性と非オフセット性とのバランスに優れ、耐ブ
ロッキング性ならびに画像特性に優れたトナー用樹脂を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、このよう
な状況に鑑み、トナー用樹脂について鋭意検討した結
果、トナー用樹脂の分子量と粘度とのバランスをとるこ
とにより非オフッセット性および定着性に優れ、それら
のバランスを良好となし得ることを、さらにトナー用樹
脂の酸価をコントロールすることによって画像特性を向
上させ得ることを見出し、本発明に到達したものであ
る。
【0008】すなわち、本発明のトナー用樹脂は、スチ
レン系モノマーおよびビニル系モノマーから合成された
スチレン系共重合体もしくは該共重合体の混合物よりな
り、ゲルパーミェーションクロマトグラフィーにより測
定されたクロマトグラムにおいて、分子量103 〜7×
104 の領域に少なくとも1つ以上の極大値を有し、分
子量105 〜2×106 の領域に少なくとも1つ以上の
極大値を有し、最大分子量の極大値を示す分子量分布の
分子量5×105 以上の領域に肩を有するとともに、1
20℃における溶融粘度が3×103 〜105 Pa・
S、ガラス転移温度が50〜68℃、酸価が0.5〜2
0mgKOH/gであることを特徴とするものである。
【0009】本発明のスチレン系共重合体に用いられる
スチレン系モノマーとしては、スチレン、o−メチルス
チレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α
−メチルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメ
チルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−tert
−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n
−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n
−デンシルスチレン、p−n−ドデシルスチレン、p−
メトキシスチレン、p−フェニルスチレン、3,4−ジ
クロシルスチレン等が挙げられる。
【0010】また、本発明のビニル系モノマーとして
は、上記スチレン系モノマーを含み、ラジカル重合が可
能なモノマーであればよい。例えば、アクリル酸、アク
リル酸エチル、アクリル酸メチル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸プロピル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、メ
タアクリル酸、メタアクリル酸エチル、メタアクリル酸
メチル、メタアクリル酸n−ブチル、メタアクリル酸イ
ソブチル、メタアクリル酸プロピル、メタアクリル酸2
−エチルヘキシル、メタアクリル酸ステアリル、メタア
クリル酸ジメチルアミノエチル、メタアクリル酸ジエチ
ルアミノエチル、マレイン酸、マレイン酸ブチル、マレ
イン酸メチル、マレイン酸ジメチル、フマル酸、フマル
酸ブチル、フマル酸ジブチル、フマル酸ジイソブチル、
フマル酸ジメチル、フマル酸ジエチル等が挙げられる。
【0011】さらに、本発明においては、分子量を調整
するために連鎖移動剤を使用することもできる。連鎖移
動剤としては、α−メチルスチレンダイマー、n−ドデ
シルメルカプタン、チオグリコール酸2−エチルヘキシ
ル、n−オクチルメルカプタン等が挙げられる。
【0012】上記のような成分から得られた本発明のス
チレン系共重合体は、ゲルパーミェーションクロマトグ
ラフィーによって測定されたクロマトグラムにおいて、
分子量103 〜7×104 の領域および分子量105
2×106 の領域の夫々に少なくとも1つ以上の極大値
を有し、最大高分子量の極大値を示す分子量分布におい
て分子量5×105 以上の領域に肩を有することが必要
である。分子量103〜7×104 の領域に極大値を有
する分子量分布の重合体は、トナーの定着性を改良する
ものであり、分子量105 〜2×106 の領域に極大値
を有する分子量分布の重合体は、トナーの非オフセット
性を改良するとともに、トナーの過粉砕を防止するもの
である。また、分子量5×105 以上の領域に肩を有す
る分子量分布の重合体は、トナーの非オフセット性を改
良するものである。
【0013】なお、本発明における最大高分子量の極大
値を示す分子量分布において分子量5×105 以上の領
域に有する肩とは、極大値および極小値を除く変曲点の
箇所を意味するものであり、6×105 〜2×106
領域に肩を有するものが好ましく、特に、6×105
106 の領域のものが定着性と非オフセット性のバラン
スに優れており、より好ましいものである。
【0014】また、本発明のスチレン系共重合体では、
分子量103 〜7×104 の領域と分子量105 〜2×
106 の領域との比率は、75:35〜90:10の範
囲であることがトナー特性の点で好ましい。これは、分
子量105 〜2×106 の領域との比率が10未満で
は、その分子量分布に肩が存在しなくなり、非オフセッ
ト性が損なわれるためである。
【0015】さらに、本発明のトナー用樹脂では、12
0℃における溶融粘度が3×103〜105 Pa・S
で、酸価が0.5〜20mgKOH/gで、ガラス転移
温度が50〜68℃あることが必要である。これは、こ
の範囲の溶融粘度の樹脂を用いることにより、トナーの
定着性に優れるとともに、トナーの過粉砕を防止できる
ためであり、樹脂の酸価を上記範囲内でコントロールす
ることによって、トナーの画像ガブリが防止され画像特
性に優れるためである。また、樹脂のガラス転移温度が
上記範囲とすることによって、トナーの耐ブロッキング
性に優れるためである。
【0016】本発明においては、トナー用樹脂の製造方
法は特に限定されるものではなく、それぞれの分子量分
布を有する重合体を混合して、押出機やミキサー等で溶
融混練してもよいし、懸濁重合法、溶液重合法、乳化重
合法、塊状重合法等の重合法あるいはこれらを組合せた
方法等で製造してもよい。
【0017】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を具体的に説明
する。実施例において、ガラス転移温度(Tg)は、示
差型熱量計によって昇温速度10℃/minで測定した
チャートのベースラインと、Tg近傍の吸熱カーブの接
線の交点の温度で求めた。溶融粘度は、1.0mmφ×
10mmのノズルを有するフローテスター(島津製作所
社製CFT−500)を用いて、30Kgfの荷重下、
昇温速度3℃/minの等速昇温下で測定した。酸価
は、トルエン溶媒中でKOHによる適定法により求め
た。分子量は、東ソー社製HCL−8020により測定
し、ポリスチレン換算により求めた。
【0018】定着性、非オフセット性は、複写速度を自
由に変えることの可能な複写機を使用して、複写速度を
70枚/分に設定して評価した。画像特性は、同様の複
写機を使用して、5000枚複写後の画像のガブリ発生
により評価した。耐ブロッキング性は、トナー50gを
サンプル瓶に投入し、50℃に保った熱風乾燥機に入れ
約48時間放置後、取出したサンプル瓶を逆さにしとき
のトナーの凝集状態により評価した。
【0019】実施例1 スチレンとアクリル酸n−ブチルの重量比が85:15
で、固形分が14.3%、重量平均分子量が10000
00であるエマルジョン1400重量部を、蒸留塔、撹
拌機ならびに温度計を備えた反応容器に投入し、撹拌回
転数を100rpmとして撹拌し、脱イオン水800重
量部にポリビニルアルコール6.4重量部と硫酸ナトリ
ウム8重量部とを溶解したものを投入した。次いで、ス
チレン696重量部、アクリル酸エステル104重量部
およびα−メチルスチレンダイマー16重量部を反応容
器に投入し、撹拌回転数を300r.p.mとして容器
内温度を40℃として約1時間撹拌混合を行った。次
に、過酸化ベンゾイル16重量部を反応容器に投入し、
容器内温度を90℃まで上昇させ懸濁重合を約3時間行
った。懸濁重合終了後、リービッヒ冷却管を備え付けシ
リコーン系消泡剤(信越化学工業社製KM−70)を添
加し、容器内温度を100℃まで上昇させ残存モノマー
を除去した。その後、容器内温度を90℃まで冷却し、
苛性ソーダ16重量部を反応容器に投入し約30分間保
持した。さらに、反応系内を室温まで冷却した後、樹脂
を取出し50℃で約12時間乾燥を行った。
【0020】得られた樹脂は、酸価が1.5mgKOH
/g、120℃の溶融粘度が1.8×104 Pa・S、
ガラス転移温度が64.5℃であった。また、ゲルパー
ミェーションクロマトグラフィーによる分子量分布は、
分子量8.5×105 のところに極大値を有し、このピ
ークが最大分子量であり、この分布の分子量1.39×
106 のところに肩を有していた。さらに、分子量1.
6×104 のところに極大値を有していた。
【0021】次に、得られた樹脂91重量部、カーボン
ブラック5重量部、苛電制御剤(オリエント化学社製ボ
ントロンS−34)1重量部と低分子量ポリプロピレン
ワックス3重量部をヘンシェルミキサーで混合し、13
0℃の条件下で二軸押出機で混練した。その後、粒径が
10〜20μmとなるまで微粉砕と分級を繰り返してト
ナーを得た。得られたトナーは、定着性、非オフセット
性、耐ブロッキング性に優れ、画像もカブリがなく鮮明
であり画像特性にも優れていた。
【0022】実施例2 スチレンとアクリル酸n−ブチルの重量比が65:35
で、固形分が14.3%、重量平均分子量が59000
0であるエマルジョン1752重量部、脱イオン水75
0重量部、ポリビニルアルコール6重量部および硫酸ナ
トリウム7.5重量部を溶解したものを反応容器に投入
した。次いで、スチレン645重量部、アクリル酸エチ
ル97.5重量部、メタクリル酸7.5重量部、α−メ
チルスチレンダイマー15重量部および過酸化ベンゾイ
ル60重量部を反応容器に投入し、実施例1と同一の方
法にて懸濁重合を行った。
【0023】得られた樹脂は、酸価が5.3mgKOH
/g、120℃の溶融粘度が3.0×104 Pa・S、
ガラス転移温度が62.0℃であった。また、ゲルパー
ミェーションクロマトグラフィーによる分子量分布は、
分子量4.8×105 のところに極大値を有し、このピ
ークが最大分子量であり、この分布の分子量7.0×1
5 のところに肩を有していた。さらに、分子量1.5
8×104 のところに極大値を有していた。
【0024】次に、得られた樹脂を実施例1と同様の方
法でトナーを得た。得られたトナーは、定着性、非オフ
セット性、耐ブロッキング性に優れ、特に、定着性と非
オフセット性のバランスが良好であった。また、画像も
カブリがなく鮮明であり画像特性にも優れていた。
【0025】実施例3 スチレンとアクリル酸n−ブチルの重量比が85:15
で、固形分が14.3%、重量平均分子量が1.2×1
6 であるエマルジョン1960重量部、脱イオン水7
20重量部、ポリビニルアルコール5.8重量部および
硫酸ナトリウム7.2重量部を溶解したものを反応容器
に投入した。次いで、スチレン590重量部、アクリル
酸エチル108重量部、メタクリル酸21.6重量部、
α−メチルスチレンダイマー14.4重量部および過酸
化ベンゾイル57.6重量部を反応容器に投入し、実施
例1と同一の方法にて懸濁重合を行った。
【0026】得られた樹脂は、酸価18.3mgKOH
/g、120℃の溶融粘度が4.0×104 Pa・S、
ガラス転移温度が66.0℃であった。また、ゲルパー
ミェーションクロマトグラフィーによる分子量分布は、
分子量1.0×106 のところに極大値を有し、このピ
ークが最大分子量であり、この分布の分子量1.5×1
6 のところに肩を有していた。さらに、分子量1.8
8×104 のところに極大値を有していた。
【0027】次に、得られた樹脂を実施例1と同様の方
法でトナーを得た。得られたトナーは、定着性、非オフ
セット性、耐ブロッキング性に優れ、画像もカブリがな
く鮮明であり画像特性にも優れていた。
【0028】実施例4 実施例2で用いたエマルジョン1050重量部、脱イオ
ン水850重量部、ポリビニルアルコール6.8重量部
および硫酸ナトリウム8.5重量部を溶解したものを反
応容器に投入した。次いで、スチレン722重量部、ア
クリル酸n−ブチル128重量部、α−メチルスチレン
ダイマー12.8重量部および過酸化ベンゾイル42.
5重量部を反応容器に投入し、実施例1と同一の方法に
て懸濁重合を行った。
【0029】得られた樹脂は、酸価が1.0mgKOH
/g、120℃の溶融粘度が2.1×104 Pa・S、
ガラス転移温度が61.0℃であった。また、ゲルパー
ミェーションクロマトグラフィーによる分子量分布は、
分子量4.8×105 のところに極大値を有し、このピ
ークが最大分子量であり、この分布の分子量7.0×1
5 のところに肩を有していた。さらに、分子量3.2
8×104 のところに極大値を有していた。
【0030】次に、得られた樹脂を実施例1と同様の方
法でトナーを得た。得られたトナーは、定着性、非オフ
セット性、耐ブロッキング性に優れ、特に、定着性と非
オフセット性のバランスが良好であった。また、画像も
カブリがなく鮮明であり画像特性にも優れていた。
【0031】実施例5 スチレン240重量部、アクリル酸n−ブチル60重量
部、2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルパーオキシ
シクロヘキシル)プロパン0.3重量部を混合し、蒸留
塔、撹拌機ならびに温度計を備えた反応容器に投入し、
2 置換を1時間行った後、撹拌回転数を50rpmに
保ち、N2 ガスを流しながら容器内温度92℃まで上昇
させ、塊状重合によりこれらのビニル重合体の70%ま
で重合させた後、キシレン457重量部を投入し容器内
温度を140℃まで上昇させた。次いで、キシレン68
重量部、スチレン312重量部、アクリル酸n−ブチル
80重量部、メタクリル酸8重量部、α−メチルスチレ
ンダイマー9.8重量部とアゾビスイソブチルニトリル
29.4重量部の混合物を約6時間かけて滴下し、溶液
重合をおこなった。懸濁重合終了後、50mmHg以下
の高真空下でキシレンを除去し、脱溶剤が完了したとこ
ろで冷却して固形樹脂を得た。
【0032】得られた樹脂は、酸価8.4mgKOH/
g、120℃の溶融粘度が8.0×103 Pa・S、ガ
ラス転移温度が58.0℃であった。また、ゲルパーミ
ェーションクロマトグラフィーによる分子量分布は、分
子量5.8×105 のところに極大値を有し、このピー
クが最大分子量であり、この分布の分子量1.35×1
6 のところに肩を有していた。さらに、分子量4.0
×103 のところに極大値を有していた。
【0033】次に、得られた樹脂を実施例1と同様の方
法でトナーを得た。得られたトナーは、定着性、非オフ
セット性、耐ブロッキング性に優れ、画像もカブリがな
く鮮明であり画像特性にも優れていた。
【0034】実施例6 スチレン、アクリル酸n−ブチル、メタクリル酸の重量
比が78:20:2であり、重量平均分子量が8.0×
105 である共重合体5重量部、重量平均分子量が7.
0×105 である共重合体20重量部と、スチレンとア
クリル酸n−ブチルとの重量比が78:12であり、重
量平均分子量が6.0×105 である共重合体70重量
部とを混合して、固形樹脂を得た。
【0035】得られた樹脂は、酸価が3.2mgKOH
/g、120℃の溶融粘度が8.0×104 Pa・S、
ガラス転移温度が55.0℃であった。また、ゲルパー
ミェーションクロマトグラフィーによる分子量分布は、
分子量5.8×105 のところに極大値を有し、このピ
ークが最大分子量であり、この分布の分子量8.0×1
5 のところに肩を有していた。さらに、分子量5.8
×104 のところに極大値を有していた。
【0036】次に、得られた樹脂を実施例1と同様の方
法でトナーを得た。得られたトナーは、定着性、非オフ
セット性、耐ブロッキング性に優れ、特に、定着性と非
オフセット性のバランスが良好であった。また、画像も
カブリがなく鮮明であり画像特性にも優れていた。
【0037】比較例1 スチレンとアクリル酸n−ブチルの重量比が80:20
で、重量平均分子量が4.0×105 であるエマルジョ
ンを用いた以外は、実施例1と同一の方法にて固形樹脂
を得た。
【0038】得られた樹脂は、酸価が1.2mgKOH
/g、120℃の溶融粘度が1.0×104 Pa・S、
ガラス転移温度が63.5℃であった。また、ゲルパー
ミェーションクロマトグラフィーによる分子量分布は、
分子量3.0×105 のところに極大値を有し、このピ
ークが最大分子量であり、この分布の分子量4.0×1
5 のところに肩を有していた。さらに、分子量1.2
×104 のところに極大値を有していた。
【0039】次に、得られた樹脂を実施例1と同様の方
法でトナーを得た。得られたトナーは、定着性、耐ブロ
ッキング性、画像特性には優れていたが、非オフセット
性に劣っていた。
【0040】比較例2 スチレンとアクリル酸n−ブチルの重量比が80:20
で、重量平均分子量が2.6×106 であるエマルジョ
ン3500重量部を用いた以外は、実施例2と同一の方
法にて固形樹脂を得た。
【0041】得られた樹脂は、酸価が3.5mgKOH
/g、120℃の溶融粘度が1.0×105 Pa・S、
ガラス転移温度が70.0℃であった。また、ゲルパー
ミェーションクロマトグラフィーによる分子量分布は、
分子量2.45×106 のところに極大値を有し、この
ピークが最大分子量であり、この分布の分子量2.6×
106 のところに肩を有していた。さらに、分子量1.
68×104 のところに極大値を有していた。
【0042】次に、得られた樹脂を実施例1と同様の方
法でトナーを得た。得られたトナーは、非オフセット
性、耐ブロッキング性、画像特性には優れていたが、定
着性に劣っていた。
【0043】比較例3 実施例2のエマルジョン276.5重量部を用いた以外
は、実施例2と同一の方法にて固形樹脂を得た。
【0044】得られた樹脂は、酸価が5.8mgKOH
/g、120℃の溶融粘度が2.0×103 Pa・S、
ガラス転移温度が56.0℃であった。また、ゲルパー
ミェーションクロマトグラフィーによる分子量分布は、
分子量4.8×105 のところに極大値を有し、このピ
ークが最大分子量であった。しかし、この分布には肩は
存在しなっかた。さらに、分子量1.8×104 のとこ
ろに極大値を有していた。
【0045】次に、得られた樹脂を実施例1と同様の方
法でトナーを得た。得られたトナーは、定着性、耐ブロ
ッキング性には優れていたが、非オフセット性に劣り、
画像にはカブリがあり鮮明な画像は得られなかった。
【0046】比較例4 スチレンとアクリル酸n−ブチルの重量比が70:30
で、重量平均分子量が1.61×106 であるエマルジ
ョン1752重量部、スチレン525重量部、アクリル
酸n−ブチル225重量部を用いた以外は、実施例1と
同一の方法にて懸濁重合を行った。
【0047】得られた樹脂は、酸価が1.5mgKOH
/g、120℃の溶融粘度が2.1×104 Pa・S、
ガラス転移温度が41.5℃であった。また、ゲルパー
ミェーションクロマトグラフィーによる分子量分布は、
分子量1.42×106 のところに極大値を有し、この
ピークが最大分子量であり、この分布の分子量1.6×
106 のところに肩を有していた。さらに、分子量1.
48×104 のところに極大値を有していた。
【0048】次に、得られた樹脂を実施例1と同様の方
法でトナーを得た。得られたトナーは、定着性、非オフ
セット性、画像特性には優れていたが、耐ブロッキング
性に劣っていた。
【0049】
【発明の効果】本発明のトナー用樹脂は、分子量、粘
度、酸価、ガラス転移温度をコントロールすることによ
り、定着性、非オフセット性、耐ブロッキング性ならび
に画像特性に極めて優れたトナーを提供できるものであ
り、またコピーマシン、プリンター等での印刷の高速化
を可能とできるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン系モノマーおよびビニル系モノ
    マーから合成されたスチレン系共重合体もしくは該共重
    合体の混合物よりなり、ゲルパーミェーションクロマト
    グラフィーにより測定されたクロマトグラムにおいて、
    分子量103〜7×104 の領域に少なくとも1つ以上
    の極大値を有し、分子量105 〜2×106 の領域に少
    なくとも1つ以上の極大値を有し、最大分子量の極大値
    を示す分子量分布の分子量5×105 以上の領域に肩を
    有するとともに、120℃における溶融粘度が3×10
    3 〜105 Pa・S、ガラス転移温度が50〜68℃、
    酸価が0.5〜20mgKOH/gであることを特徴と
    するトナー用樹脂。
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