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JPH05106681A - 流体封入防振支持装置 - Google Patents

流体封入防振支持装置

Info

Publication number
JPH05106681A
JPH05106681A JP29220491A JP29220491A JPH05106681A JP H05106681 A JPH05106681 A JP H05106681A JP 29220491 A JP29220491 A JP 29220491A JP 29220491 A JP29220491 A JP 29220491A JP H05106681 A JPH05106681 A JP H05106681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
fluid
external extension
case
passage length
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29220491A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3059550B2 (ja
Inventor
Toshio Isono
敏雄 磯野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marugo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Marugo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Marugo Rubber Industries Ltd filed Critical Marugo Rubber Industries Ltd
Priority to JP29220491A priority Critical patent/JP3059550B2/ja
Publication of JPH05106681A publication Critical patent/JPH05106681A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3059550B2 publication Critical patent/JP3059550B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 流体室間を連通するオリフィス通路の通路長
を変えて振動体の振動数変化に対応する。 〔構成〕 ケース10と、このケース10内に軸装され
る軸12との間に間隔を隔てて軸方向直角な二つのゴム
弾性体からなる側壁14と、この側壁14間を前記軸1
2を含む水平面に沿って直角に架橋する同じくゴム弾性
体からなる隔壁16とを張装してこの隔壁16の上下に
複数の密封空間を隔成し、これら空間内に流体を封入し
て複数の流体室18、20を形成するとともに、これら
流体室18、20間をオリフィス通路22で連通させた
流体封入防振支持装置において、前記オリフィス通路2
2に外部延長通路30を挿設するとともに、この外部延
長通路30内にこの通路長を連続的に変更する通路長変
更機構40を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動体を防振支持する
流体封入防振支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴム弾性体からなる防振支持装置を流体
を封入した複数の流体室を形成してこれら流体室間をオ
リフィス通路で連通させた流体封入型にすれば高い減衰
性が得られることが知られており、最近では、この種の
防振支持装置は流体封入型へと変わってきているのが趨
勢である。ところが、振動体の振動数は加振周波数や重
量に基づく固有振動数等によって異なるから、この流体
封入防振支持装置もこの振動数変化に対応できるもので
なければならない。このため、従来は、流体室間を連通
するオリフィス通路に絞り弁等を設けてその断面形状を
変えることで対処していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、絞り弁方式の
ものは、流体の流動抵抗が変わるだけで、移動する流体
容積(重量)はほとんど変わらないから、損失係数等の
ピーク周波数の高さは変わってもその位置(周波数域)
はあまり変わらないという欠点がある。本発明は、この
ような課題に対処するものであり、要するに、通路長が
変更できるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、ケースと、このケース内に軸装される軸との間に間
隔を隔てて軸方向直角な二つのゴム弾性体からなる側壁
と、この側壁間を前記軸を含む水平面に沿って直角に架
橋する同じくゴム弾性体からなる隔壁とを張装してこの
隔壁の上下に複数の密封空間を隔成し、これら空間内に
流体を封入して複数の流体室を形成するとともに、これ
ら流体室間をオリフィス通路で連通させた流体封入防振
支持装置において、前記オリフィス通路に外部延長通路
を挿設するとともに、この外部延長通路内にこの通路長
を連続的に変更する通路長変更機構を設けたことを特徴
とするものである。
【0005】
【作用】上記の手段をとることにより、即ち、外部延長
通路内の通路長変更機構を調整することで、オリフィス
通路を移動する流体重量が変わり、その結果、ピーク振
動数を調整できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明に係る流体封入防振支持装置の縦断
面図、図2は図1のa−a断面図、図3は同じくb−b
断面図であるが、この流体封入防振支持装置はケース1
0と、このケース10内に軸装される軸12との間に間
隔を隔てて軸方向直角な二つのゴム弾性体からなる側壁
14と、この側壁14間を前記軸12を含む水平面に沿
って直角に架橋する同じくゴム弾性体からなる隔壁16
とを張装してこの隔壁16の上下に複数の密封空間を隔
成し、これら空間内に流体を封入して複数の流体室1
8、20を形成したものである。
【0007】上方の流体室18と下方の流体室20とは
オリフィス通路22で連通されるが、ここでは、隔壁1
6の両端とケース10の内周との間にそれぞれ間隙24
を設けるとともに、これら間隙24が上方の流体室18
と仕切られてケース10の内周に沿って半円形に形成さ
れる半円通路26を通って連続するように隔壁16の両
端に半円形リング28を架橋する。これにより、下方の
流体室20の流体は間隙24から半円通路26を通って
出入りするが、このままでは上方の流体室18には出入
りできない。このため、これら間隙24及び半円通路2
6からなるオリフィス通路22に外部延長通路30を挿
設し、これによって上方の流体室18と連通させる。
【0008】外部延長通路30はケース10の上方にサ
ブケース32を接続し、このザブケース32内に間を仕
切り壁34で仕切られ、前記した半円通路26と交叉す
るように設けられた二つの昇降通路36、38で構成さ
れ、この昇降通路36、38の分岐点にはこの外部延長
通路30の通路長を変える通路長変更機構40が組み込
まれる。通路長変更機構40は一方(図1で左側)の昇
降通路36内に収容されるリング部42とスリーブ部4
4からなる変更体41で構成され、スリーブ部44の一
部には欠落孔46があき、この欠落孔46の時計回り方
向後端には左側昇降通路36一杯に張り出す堰48が設
けられたものであり、分岐点に軸装される支持軸50に
固嵌されている。支持軸50は外部アクチュエータ52
等で回転させられるようになっており、支持軸50が回
転すると、変更体41の欠落孔46及び堰48もその位
置(位相)が変わる。
【0009】仕切り壁34のうち、変更体41のスリー
ブ部44の内部と接している部分には貫通孔54が形成
されており、この貫通孔54から他方(図1で右側)の
昇降通路38が始まって半円通路26に至っている。右
側昇降通路38が半円通路26に交叉する個所には前記
した半円リング28に出入孔56が形成されており、こ
の出入孔56によって右側昇降通路38は上方の流体室
18と連通している。尚、この出入孔56の前後には半
円通路26と連絡しないように閉塞部58が設けられて
おり、右側昇降通路38と半円通路26とは連絡するこ
とはない。このような構成により、下方の流体室20と
上方の流体室18とは間隙24及び半円通路26からな
るオリフィス通路22と左側昇降通路36及び右側昇降
通路38からなる外部延長通路30とによって連通する
ことになる。
【0010】以上において、変更体41を調整すると、
外部延長通路30の通路長が連続的に変化する。図4〜
図6はその状態を示す要部断面図であるが、例えば、下
方の流体室20を出た流体はオリフィス通路22から左
側昇降通路36を上昇してこの通路36に設けられてい
るスリーブ部44の欠落孔46からスリーブ部44内に
入る。スリーブ部44内に入った流体は貫通孔54を通
って右側昇降通路38を下降し、この通路38の終端に
設けられる出入孔56を通って上方の流体室18へ入
る。このとき、変更体41の支持軸50を回して欠落孔
46及び堰48の位置を変えることで、外部延長通路3
0の通路長が連続的に変わる(図5は通路長が最長のと
きで、図6は最短のときを示す)。尚、この変更体41
の調整は振動体の加振周波数や固有振動数を検出してこ
れに対応するよう外部アクチュエータ52で自動的に操
作するのが通常であるが、手動で調整してもよい。
【0011】一方、以上の通路長変更機構40は外部延
長通路30の断面形状も変えられる絞り機構60も併有
しているのが望ましい。即ち、前記した堰48の裏側に
肉厚の絞り体62を装設しておき、この絞り体62を左
側昇降通路36内に出入させるのである。図7はこの状
態を示す要部断面図であるが、変更体41を回して絞り
体62を左側昇降通路36内に入り込ませると、その断
面形状が小さくなり、流動抵抗が生じて絞り機能を発揮
する。
【0012】図8は通路長変更機構40の他の実施例を
示す要部縦断面図であるが、右側昇降通路38にもリン
グ部64と欠落孔66が形成されたスリーブ部68とか
らなる変更体70をその欠落孔66の位相を左側昇降通
路36に設けられるスリーブ部44の欠落孔46と同じ
にして支持軸50に嵌着したものである。そして、支持
軸50によって両変更体41、70を連動して動かす。
これによると、片側の昇降通路36だけに変更体41を
設けたものよりも二倍の通路長がとれる。
【0013】
【発明の効果】以上、本発明は、オリフィス通路に外部
延長通路を挿設するとともに、この外部延長通路に通路
長変更機構を設けることで、移動する流体重量を変える
ことができる。従って、ピーク周波数の位置を変えるこ
とができ、振動体の振動数変化に対応できる。即ち、通
路長を長くすればするほど、ピーク周波数の位置は低周
波側に移動する。又、通路長変更機構に絞り機構を追加
すれば流動抵抗も変わるから、ピーク周波数の高さも変
更できる。即ち、流動抵抗を大きくすればするほど、ピ
ークの山は小さくなる。そして、この場合、通路長変更
機構はオリフィス通路とは別にこれに外部延長通路を継
ぎ足し、この中に組み込むものであるから、その設計が
自由であり、且つ、通路長全体を長くとれる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】通路長変更機構を組み込んだ流体封入防振支持
装置の縦断面図である。
【図2】図1のa−a断面図である。
【図3】図1のb−b断面図である。
【図4】通路長変更機構の要部断面図である。
【図5】通路長変更機構の要部断面図である。
【図6】通路長変更機構の要部断面図である。
【図7】通路長変更機構の要部断面図である。
【図8】通路長変更機構の他の実施例を示す要部縦断面
図である。
【符号の説明】
10 ケース 12 軸 14 側壁 16 隔壁 18 流体室 20 流体室 22 オリフィス通路 30 外部延長通路 40 通路長変更機構 60 絞り機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、このケース内に軸装される軸
    との間に間隔を隔てて軸方向直角な二つのゴム弾性体か
    らなる側壁と、この側壁間を前記軸を含む水平面に沿っ
    て直角に架橋する同じくゴム弾性体からなる隔壁とを張
    装してこの隔壁の上下に複数の密封空間を隔成し、これ
    ら空間内に流体を封入して複数の流体室を形成するとと
    もに、これら流体室間をオリフィス通路で連通させた流
    体封入防振支持装置において、前記オリフィス通路に外
    部延長通路を挿設するとともに、この外部延長通路内に
    この通路長を連続的に変更する通路長変更機構を設けた
    ことを特徴とする流体封入防振支持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の通路長変更機構に通路断面形
    状を変更する絞り機構を併設したことを特徴とする流体
    封入防振支持装置。
JP29220491A 1991-10-12 1991-10-12 流体封入防振支持装置 Expired - Lifetime JP3059550B2 (ja)

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003038301A1 (de) * 2001-10-31 2003-05-08 ZF Lemförder Metallwaren AG Hydraulisch dämpfendes gummilager
DE102013200858A1 (de) * 2013-01-21 2014-07-24 Zf Friedrichshafen Ag Hydrobuchse

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FR2630176B1 (fr) 1988-04-19 1993-08-27 Hutchinson Manchons de liaison antivibratoires hydrauliques

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