JPH04284812A - 空気中の酸素の富化方法および装置 - Google Patents
空気中の酸素の富化方法および装置Info
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- JPH04284812A JPH04284812A JP3073989A JP7398991A JPH04284812A JP H04284812 A JPH04284812 A JP H04284812A JP 3073989 A JP3073989 A JP 3073989A JP 7398991 A JP7398991 A JP 7398991A JP H04284812 A JPH04284812 A JP H04284812A
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- air
- adsorption chamber
- adsorbent
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- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、空気中の酸素を富化
する方法および装置に関する。
する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術および解決するべき課題】従来、空気中の
特定成分ガスを分離する方法、たとえば空気中の酸素を
分離する方法として、いわゆる深冷分離法が知られてい
る。この方法によれば、純度の高い酸素が得られるが、
その経済的規模は、数10トン/日の大量生産、大量消
費に限られている。
特定成分ガスを分離する方法、たとえば空気中の酸素を
分離する方法として、いわゆる深冷分離法が知られてい
る。この方法によれば、純度の高い酸素が得られるが、
その経済的規模は、数10トン/日の大量生産、大量消
費に限られている。
【0003】近年、これに代わる技術として、いわゆる
圧力変動式ガス吸着法(PSA法)が開発され、電気炉
、転炉などの精錬分野において、比較的高い酸素濃度を
必要とする場合によく用いられている。このPSA法に
おいては、吸着剤を充填した複数個の吸着槽、これらの
吸着槽を交互に加圧吸着モードと減圧再生モードに切り
換えるための多数の切り換え弁、ガスクーラ、レシーバ
、加圧装置などから成る複雑な装置を構成せねばならず
、また、その運転においても、時間的経過に合わせて上
記の多数の弁を切り換えるという複雑な操作が必要であ
る。
圧力変動式ガス吸着法(PSA法)が開発され、電気炉
、転炉などの精錬分野において、比較的高い酸素濃度を
必要とする場合によく用いられている。このPSA法に
おいては、吸着剤を充填した複数個の吸着槽、これらの
吸着槽を交互に加圧吸着モードと減圧再生モードに切り
換えるための多数の切り換え弁、ガスクーラ、レシーバ
、加圧装置などから成る複雑な装置を構成せねばならず
、また、その運転においても、時間的経過に合わせて上
記の多数の弁を切り換えるという複雑な操作が必要であ
る。
【0004】ところで、精錬あるいは溶断などの分野に
おいては、比較的高濃度の酸素を必要とし、これには上
記PSA法による酸素の分離が好適であるが、燃焼炉の
燃焼効率向上、曝気処理等の水処理効率向上、バイオイ
ンダストリー関連分野などにおいては、それほど高濃度
の酸素を必要とせず、そのため、かかる用途に用いる酸
素含有空気として、PSA法によって得られた高濃度酸
素をわざわざ空気で希釈して使用するという、無駄な操
作を加えなければならなかった。
おいては、比較的高濃度の酸素を必要とし、これには上
記PSA法による酸素の分離が好適であるが、燃焼炉の
燃焼効率向上、曝気処理等の水処理効率向上、バイオイ
ンダストリー関連分野などにおいては、それほど高濃度
の酸素を必要とせず、そのため、かかる用途に用いる酸
素含有空気として、PSA法によって得られた高濃度酸
素をわざわざ空気で希釈して使用するという、無駄な操
作を加えなければならなかった。
【0005】なお、空気中の酸素濃度を5%ないし10
%高める酸素富化のための方法としては、たとえば、特
公平2−44571号公報に記載された方法が提案され
ている。この公報に記載された方法は、酸素吸着用吸着
剤が充填された吸着剤充填室を複数個環状に配置しつつ
これらの吸着剤充填室を環状経路に沿って周回させると
ともに、上記環状経路に沿って配置されたガス供給部よ
りこのガス供給部配置領域に到達した吸着剤充填室の一
端に空気を供給し、この吸着剤充填室中の吸着剤に酸素
を吸着させる一方、上記環状経路における上記ガス供給
部とは異なる部位に設けた脱着ガス供給部からこの脱着
ガス供給部配置領域に到達した供給剤充填室の一端に加
熱した脱着ガスを供給し、これによって吸着剤に吸着さ
れている酸素をストリッピングして酸素富化ガスを得る
というものである。
%高める酸素富化のための方法としては、たとえば、特
公平2−44571号公報に記載された方法が提案され
ている。この公報に記載された方法は、酸素吸着用吸着
剤が充填された吸着剤充填室を複数個環状に配置しつつ
これらの吸着剤充填室を環状経路に沿って周回させると
ともに、上記環状経路に沿って配置されたガス供給部よ
りこのガス供給部配置領域に到達した吸着剤充填室の一
端に空気を供給し、この吸着剤充填室中の吸着剤に酸素
を吸着させる一方、上記環状経路における上記ガス供給
部とは異なる部位に設けた脱着ガス供給部からこの脱着
ガス供給部配置領域に到達した供給剤充填室の一端に加
熱した脱着ガスを供給し、これによって吸着剤に吸着さ
れている酸素をストリッピングして酸素富化ガスを得る
というものである。
【0006】しかしながら、上記公報に記載された従来
の酸素富化方法においては、次のような問題がある。第
一に、複数個の吸着剤充填室を環状に配置しつつこれを
支持し、かつこれらの吸着剤充填室を回転させるための
機構が必要であり、この機構それ自体きわめて複雑で大
掛かりなものとなり、それだけコストが高騰する。
の酸素富化方法においては、次のような問題がある。第
一に、複数個の吸着剤充填室を環状に配置しつつこれを
支持し、かつこれらの吸着剤充填室を回転させるための
機構が必要であり、この機構それ自体きわめて複雑で大
掛かりなものとなり、それだけコストが高騰する。
【0007】第二に、処理効率を高めるためには、環状
に配置するべき吸着剤充填室の数を多くする必要がある
が、そうすると、複数の吸着剤充填室が配置される環の
直径がそれだけ増大し、装置がより大掛かりとなって、
スペース効率がダウンする。
に配置するべき吸着剤充填室の数を多くする必要がある
が、そうすると、複数の吸着剤充填室が配置される環の
直径がそれだけ増大し、装置がより大掛かりとなって、
スペース効率がダウンする。
【0008】第三に、ガス供給部においても、また脱着
ガス供給部においても、いずれにしても、これら供給部
が設けられる領域に吸着剤充填室が到達し、ガス流路が
各吸着剤充填室の入口または出口と一致した時点におい
てのみ吸着または脱着操作がなされるから、最終的に排
出される酸素富化ガスが一様濃度および一様流量とはな
らない。それゆえ、上記公報に記載された方法は、一見
酸素富化を連続的に行えるように見えるが、厳密にいえ
ば、一様濃度および一様流量の酸素富化ガスを得ること
ができず、排出ガスの酸素濃度の平均値が高まるに過ぎ
ない。
ガス供給部においても、いずれにしても、これら供給部
が設けられる領域に吸着剤充填室が到達し、ガス流路が
各吸着剤充填室の入口または出口と一致した時点におい
てのみ吸着または脱着操作がなされるから、最終的に排
出される酸素富化ガスが一様濃度および一様流量とはな
らない。それゆえ、上記公報に記載された方法は、一見
酸素富化を連続的に行えるように見えるが、厳密にいえ
ば、一様濃度および一様流量の酸素富化ガスを得ること
ができず、排出ガスの酸素濃度の平均値が高まるに過ぎ
ない。
【0009】本願発明は、上記の事情のもとで考えださ
れたものであって、空気中の酸素を、より簡単な構成お
よび操作によって、連続的に富化することができる方法
および装置を提供することをその課題とする。
れたものであって、空気中の酸素を、より簡単な構成お
よび操作によって、連続的に富化することができる方法
および装置を提供することをその課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を採用した。まず、
本願の請求項1に記載した空気中の酸素の富化方法は、
横断面において隔壁によって多数個の吸着室に仕切られ
、両端に上記各吸着室の端部が開口するとともに、各吸
着室に窒素を吸着する吸着剤を存在させた処理ドラムを
その軸心周りに回転させ、かつ、次の操作を連続的に行
うことを含む。 a)上記処理ドラムの一端面の一部と対応して固定状に
設けた空気供給部より、空気を上記処理ドラム内に供給
し、酸素を非吸着ガスとして上記処理ドラムの他端より
富化発生させる第一の操作、および、 b)上記処理ドラムの他端面において、上記空気供給部
とドラム軸心方向に重ならない一部と対応して一定状に
設けた再生ガス供給部より、加熱した再生ガスを上記処
理ドラム内に供給し、これによって上記第一の操作後の
吸着室を再生する第二の操作。
め、本願発明では、次の技術的手段を採用した。まず、
本願の請求項1に記載した空気中の酸素の富化方法は、
横断面において隔壁によって多数個の吸着室に仕切られ
、両端に上記各吸着室の端部が開口するとともに、各吸
着室に窒素を吸着する吸着剤を存在させた処理ドラムを
その軸心周りに回転させ、かつ、次の操作を連続的に行
うことを含む。 a)上記処理ドラムの一端面の一部と対応して固定状に
設けた空気供給部より、空気を上記処理ドラム内に供給
し、酸素を非吸着ガスとして上記処理ドラムの他端より
富化発生させる第一の操作、および、 b)上記処理ドラムの他端面において、上記空気供給部
とドラム軸心方向に重ならない一部と対応して一定状に
設けた再生ガス供給部より、加熱した再生ガスを上記処
理ドラム内に供給し、これによって上記第一の操作後の
吸着室を再生する第二の操作。
【0011】そして、本願の請求項2に記載した方法は
、請求項1に記載した方法に加えて、次の操作をさらに
含む。 c)上記処理ドラムより他端面において、上記空気供給
部とドラム軸心方向に重ならず、ドラム回転方向と逆方
向に偏位する一部と対応して固定状に設けた冷却ガス供
給部より、冷却ガスを上記処理ドラム内に供給し、これ
によって上記第一の操作前の吸着室を冷却する第三の操
作。
、請求項1に記載した方法に加えて、次の操作をさらに
含む。 c)上記処理ドラムより他端面において、上記空気供給
部とドラム軸心方向に重ならず、ドラム回転方向と逆方
向に偏位する一部と対応して固定状に設けた冷却ガス供
給部より、冷却ガスを上記処理ドラム内に供給し、これ
によって上記第一の操作前の吸着室を冷却する第三の操
作。
【0012】上記吸着室に存在させる吸着剤としては、
常温で窒素を吸着できるものとして、たとえば5A型も
しくは13X型のゼオライトが用いられる。なお、この
ような吸着剤の吸着室内での存在のさせ方としては、顆
粒状とした上記吸着剤を隔壁によって仕切られる上記吸
着室内空間に充填させてもよいし(請求項3)、上記吸
着剤を、顆粒状または粉状として、吸着室を仕切る隔壁
の表面に担持させてもよいし(請求項4)、吸着室を仕
切る隔壁自体を、吸着剤をバインダーによって成形する
ことにより構成してもよい(請求項5)。
常温で窒素を吸着できるものとして、たとえば5A型も
しくは13X型のゼオライトが用いられる。なお、この
ような吸着剤の吸着室内での存在のさせ方としては、顆
粒状とした上記吸着剤を隔壁によって仕切られる上記吸
着室内空間に充填させてもよいし(請求項3)、上記吸
着剤を、顆粒状または粉状として、吸着室を仕切る隔壁
の表面に担持させてもよいし(請求項4)、吸着室を仕
切る隔壁自体を、吸着剤をバインダーによって成形する
ことにより構成してもよい(請求項5)。
【0013】上記のごとく5A型もしくは13X型のゼ
オライトは、空気中の窒素を吸着して、空気中の窒素比
率を低下させ、その結果として酸素比率を向上させる役
割をはたす。こうして空気中の窒素を吸着させる第一の
操作は、したがって、比較的低温、すなわち、40℃以
下において行うのが好ましい。逆に上記の第一の操作に
よって窒素が吸着された状態にある吸着剤の再生を行う
第二の操作は、60℃以上の比較的高温で行われること
になる。なお、この第二の操作は、60℃以上、好まし
くは100℃で行われる。(請求項6)
オライトは、空気中の窒素を吸着して、空気中の窒素比
率を低下させ、その結果として酸素比率を向上させる役
割をはたす。こうして空気中の窒素を吸着させる第一の
操作は、したがって、比較的低温、すなわち、40℃以
下において行うのが好ましい。逆に上記の第一の操作に
よって窒素が吸着された状態にある吸着剤の再生を行う
第二の操作は、60℃以上の比較的高温で行われること
になる。なお、この第二の操作は、60℃以上、好まし
くは100℃で行われる。(請求項6)
【0014】ま
た、請求項2に記載した方法のように、第一の操作の前
に、吸着室を冷却する第三の操作を行う場合、上記の再
生操作を60℃以上の温度で行う関係上、この冷却操作
は、60℃より低い温度で行うことになる(請求項7)
。
た、請求項2に記載した方法のように、第一の操作の前
に、吸着室を冷却する第三の操作を行う場合、上記の再
生操作を60℃以上の温度で行う関係上、この冷却操作
は、60℃より低い温度で行うことになる(請求項7)
。
【0015】次に、請求項8に記載した空気中の酸素の
富化装置は、横断面において隔壁によって多数個の吸着
室に仕切られ、両端に上記各吸着室の端部が開口すると
ともに、各吸着室に窒素を吸着する吸着剤が存在させら
れ、かつ、軸心周りに回転させられる処理ドラムと、上
記処理ドラムの一端面の一部と対応して固定状に設けら
れ、空気を上記処理ドラム内に供給する空気供給部と、
上記処理ドラムの他端面において、上記空気供給部とド
ラム軸心方向に重ならない一部と対応して固定状に設け
られ、加熱した再生ガスを上記処理ドラム内に供給する
再生ガス供給部と、を備え、上記処理ドラムの他端面か
ら、酸素を非吸着ガスとして富化された酸素富化空気を
連続的に得るように構成したことを特徴とする。
富化装置は、横断面において隔壁によって多数個の吸着
室に仕切られ、両端に上記各吸着室の端部が開口すると
ともに、各吸着室に窒素を吸着する吸着剤が存在させら
れ、かつ、軸心周りに回転させられる処理ドラムと、上
記処理ドラムの一端面の一部と対応して固定状に設けら
れ、空気を上記処理ドラム内に供給する空気供給部と、
上記処理ドラムの他端面において、上記空気供給部とド
ラム軸心方向に重ならない一部と対応して固定状に設け
られ、加熱した再生ガスを上記処理ドラム内に供給する
再生ガス供給部と、を備え、上記処理ドラムの他端面か
ら、酸素を非吸着ガスとして富化された酸素富化空気を
連続的に得るように構成したことを特徴とする。
【0016】また、請求項9に記載した装置は、請求項
8の装置において、さらに、上記処理ドラムの他端面に
おいて、上記空気供給部とドラム軸心方向に重ならず、
ドラム回転方向と逆方向に変位する一部と対応して固定
状に設けられた、冷却ガスを上記処理ドラム内に供給す
る冷却ガス供給部を備えている。
8の装置において、さらに、上記処理ドラムの他端面に
おいて、上記空気供給部とドラム軸心方向に重ならず、
ドラム回転方向と逆方向に変位する一部と対応して固定
状に設けられた、冷却ガスを上記処理ドラム内に供給す
る冷却ガス供給部を備えている。
【0017】吸着室に存在させるべき吸着剤は上述と同
様、たとえば5A型もしくは13X型のゼオライトモレ
キュラーシーブが用いられる。この吸着剤の存在方法と
しては、上述と同様、各吸着室内に顆粒状の吸着剤を充
填してもよいし(請求項10)、顆粒状もしくは粉状の
吸着剤を、吸着室の内壁に担持させてもよいし(請求項
11)、吸着室を仕切る隔壁自体を、吸着剤をバインダ
ーとともに成形することによって構成してもよい(請求
項12)。
様、たとえば5A型もしくは13X型のゼオライトモレ
キュラーシーブが用いられる。この吸着剤の存在方法と
しては、上述と同様、各吸着室内に顆粒状の吸着剤を充
填してもよいし(請求項10)、顆粒状もしくは粉状の
吸着剤を、吸着室の内壁に担持させてもよいし(請求項
11)、吸着室を仕切る隔壁自体を、吸着剤をバインダ
ーとともに成形することによって構成してもよい(請求
項12)。
【0018】
【発明の作用および効果】本願発明方法あるいは装置に
おける上記処理ドラムは、要するに、その回転軸心と平
行に延びる多数本の通路状の吸着室の束を構成している
。そして、これらの吸着室の束は、処理ドラムの軸心周
りに旋回する。そして、一つの吸着室に着目すると、こ
の吸着室が上記空気供給部と重なりながら旋回する間、
この空気供給部からのガス(空気)流入を受ける。 この吸着室の一端から上記のようにして流入する常温空
気中の窒素は、この吸着室を通過する間に、吸着室内に
存在する吸着剤による吸着を受け、そして、この吸着室
の他端部からは、非吸着ガスとしての酸素が富化された
酸素富化空気が排出される。
おける上記処理ドラムは、要するに、その回転軸心と平
行に延びる多数本の通路状の吸着室の束を構成している
。そして、これらの吸着室の束は、処理ドラムの軸心周
りに旋回する。そして、一つの吸着室に着目すると、こ
の吸着室が上記空気供給部と重なりながら旋回する間、
この空気供給部からのガス(空気)流入を受ける。 この吸着室の一端から上記のようにして流入する常温空
気中の窒素は、この吸着室を通過する間に、吸着室内に
存在する吸着剤による吸着を受け、そして、この吸着室
の他端部からは、非吸着ガスとしての酸素が富化された
酸素富化空気が排出される。
【0019】上記のように、各吸着室は、多数本が束状
となっているため、上記空気供給部と重なって旋回する
吸着室は、複数となる。したがって、処理ドラムの他端
側からは、非吸着ガスとしての酸素によって富化された
酸素富化空気が、連続的に排出されることになる。上記
のようにして吸着剤による窒素吸着ならびにこれに伴う
非吸着ガスとしての酸素の富化操作を終えた吸着室は、
さらに旋回して、その他端部が再生ガス供給部と重なり
ながら旋回することになる。このとき、吸着室は、再生
ガス供給部からの加熱した再生ガスの流入を受け、この
再生ガスは、吸着室内の吸着剤の窒素脱着を行い、繰り
返し巡ってくる空気供給部からの空気供給に備える。
となっているため、上記空気供給部と重なって旋回する
吸着室は、複数となる。したがって、処理ドラムの他端
側からは、非吸着ガスとしての酸素によって富化された
酸素富化空気が、連続的に排出されることになる。上記
のようにして吸着剤による窒素吸着ならびにこれに伴う
非吸着ガスとしての酸素の富化操作を終えた吸着室は、
さらに旋回して、その他端部が再生ガス供給部と重なり
ながら旋回することになる。このとき、吸着室は、再生
ガス供給部からの加熱した再生ガスの流入を受け、この
再生ガスは、吸着室内の吸着剤の窒素脱着を行い、繰り
返し巡ってくる空気供給部からの空気供給に備える。
【0020】このように、一つの吸着室に着目すれば、
この吸着室は、空気供給部から流入した空気中の窒素の
吸着剤による吸着ならびにその結果として生じる非吸着
ガスとしての酸素の富化操作と、再生ガス供給部から流
入する再生ガスによる吸着剤の再生操作とを、ドラムの
軸心周りに回転している間、繰り返し受けることになる
。そして、この吸着室は、多数本が束状となっているこ
とから、常に複数本の吸着室の一端が空気供給部と重な
りながら旋回し、したがって、空気供給部と対応する処
理ドラムの他端からは、非吸着ガスとしての酸素によっ
て富化された酸素富化空気がほぼ一様の濃度によってし
かも連続的に排出されることになる。
この吸着室は、空気供給部から流入した空気中の窒素の
吸着剤による吸着ならびにその結果として生じる非吸着
ガスとしての酸素の富化操作と、再生ガス供給部から流
入する再生ガスによる吸着剤の再生操作とを、ドラムの
軸心周りに回転している間、繰り返し受けることになる
。そして、この吸着室は、多数本が束状となっているこ
とから、常に複数本の吸着室の一端が空気供給部と重な
りながら旋回し、したがって、空気供給部と対応する処
理ドラムの他端からは、非吸着ガスとしての酸素によっ
て富化された酸素富化空気がほぼ一様の濃度によってし
かも連続的に排出されることになる。
【0021】また、請求項2に記載の方法のように、再
生ガスによる吸着室の再生操作と、吸着剤による非吸着
ガスの富化操作との間に、吸着室を冷却する操作を挿入
すると、上述の酸素の富化操作における吸着剤の吸着作
用がより効率的に行われることになるため、酸素富化の
効率がより高まる。
生ガスによる吸着室の再生操作と、吸着剤による非吸着
ガスの富化操作との間に、吸着室を冷却する操作を挿入
すると、上述の酸素の富化操作における吸着剤の吸着作
用がより効率的に行われることになるため、酸素富化の
効率がより高まる。
【0022】このように、本願発明の空気中の酸素の富
化方法および装置によれば、簡単な構成により、コスト
安く、酸素を一様濃度に富化した酸素富化空気を連続的
に得ることができる。とりわけ、本願発明において用い
る処理ドラムは、その断面全域に多数個の吸着室の束が
形成されているから、スペース効率がきわめて高まり、
全体としてコンパクトな構成をもつ装置であっても、富
化処理空気量を飛躍的に高めることができるという効果
がある。
化方法および装置によれば、簡単な構成により、コスト
安く、酸素を一様濃度に富化した酸素富化空気を連続的
に得ることができる。とりわけ、本願発明において用い
る処理ドラムは、その断面全域に多数個の吸着室の束が
形成されているから、スペース効率がきわめて高まり、
全体としてコンパクトな構成をもつ装置であっても、富
化処理空気量を飛躍的に高めることができるという効果
がある。
【0023】
【実施例の説明】以下、本願発明の実施例を、図面を参
照しつつ具体的に説明する。図1は、本願発明を実施す
るための装置の第一の実施例を示す。符号1で示す円筒
形の処理ドラムは、水平状の中心軸心周りに回転可能で
あり、その内部は、図2または図3に詳示するように、
横断面において隔壁2…によって多数個の吸着室4に仕
切られている。この処理ドラム1の横断面は、その軸心
方向に一様となっており、したがってこの処理ドラム1
はその内部に、軸心方向と平行に延びる多数個の通路3
…の束を構成することになる。各通路3…内には、吸着
剤5が存在させられ、それぞれ独立した吸着室4として
機能する。ドラム内部をこのような吸着室4に仕切るた
めの具体的手法としては、図2に示されているように、
正六角形断面の空間が隔壁2…によって密集させられて
いる、いわゆるハニカム構造を採用してもよいし、また
、図3に示すように、一定内径の細管3′を密状に束ね
ることによってもよい。このように細管3′を束ねる場
合には、細管3′の内部と、細管の外周が協働して形成
するすきまとが、ともに上記吸着室として機能する通路
を形成する。さらには、図示は省略するが、いわゆるコ
ルゲート構造を採用することもできる。なお、処理ドラ
ム1を構成する材料としてはなんら限定されず、適当な
金属あるいは適当な樹脂によって形成することができる
。
照しつつ具体的に説明する。図1は、本願発明を実施す
るための装置の第一の実施例を示す。符号1で示す円筒
形の処理ドラムは、水平状の中心軸心周りに回転可能で
あり、その内部は、図2または図3に詳示するように、
横断面において隔壁2…によって多数個の吸着室4に仕
切られている。この処理ドラム1の横断面は、その軸心
方向に一様となっており、したがってこの処理ドラム1
はその内部に、軸心方向と平行に延びる多数個の通路3
…の束を構成することになる。各通路3…内には、吸着
剤5が存在させられ、それぞれ独立した吸着室4として
機能する。ドラム内部をこのような吸着室4に仕切るた
めの具体的手法としては、図2に示されているように、
正六角形断面の空間が隔壁2…によって密集させられて
いる、いわゆるハニカム構造を採用してもよいし、また
、図3に示すように、一定内径の細管3′を密状に束ね
ることによってもよい。このように細管3′を束ねる場
合には、細管3′の内部と、細管の外周が協働して形成
するすきまとが、ともに上記吸着室として機能する通路
を形成する。さらには、図示は省略するが、いわゆるコ
ルゲート構造を採用することもできる。なお、処理ドラ
ム1を構成する材料としてはなんら限定されず、適当な
金属あるいは適当な樹脂によって形成することができる
。
【0024】各吸着室4の平均内径は、この内部に存在
させるべき吸着剤の態様によって適当に設定すればよい
が、後記するように、処理の連続性を担保するためには
、できるだけ細いことが望ましく、たとえば1ないし5
0mm、好ましくは5〜20mmの範囲で、適当に設定
すればよい。また、処理ドラム1の長さも、吸着室4に
存在させるべき吸着剤の性質、あるいは能力によって適
当に設定すればよいが、ドラム直径とドラム長さとの比
は1:10から10:1の範囲で適当に変更することが
できる。
させるべき吸着剤の態様によって適当に設定すればよい
が、後記するように、処理の連続性を担保するためには
、できるだけ細いことが望ましく、たとえば1ないし5
0mm、好ましくは5〜20mmの範囲で、適当に設定
すればよい。また、処理ドラム1の長さも、吸着室4に
存在させるべき吸着剤の性質、あるいは能力によって適
当に設定すればよいが、ドラム直径とドラム長さとの比
は1:10から10:1の範囲で適当に変更することが
できる。
【0025】上記吸着室4の内部には、常温で窒素を吸
着するに適当な吸着剤5が存在させられる。このような
窒素を吸着するための吸着剤としては、5A型もしくは
13X型のゼオライトモレキュラーシーブが適当である
。なお、この吸着剤5を各吸着室4内に存在させるため
の手法としては、図2または図3に示されているように
、1mm径ないし数mm径の顆粒状とした上述のゼオラ
イトモレキュラーシーブを充填するほか、さらに粒径を
小さくした吸着剤を、適当な接着手段によって各吸着室
4の内壁に担持させるようにしてもよい。さらには、吸
着室4自体を形成する隔壁を、吸着剤を適当なバインダ
ーで固めて成形して構成してもよい。
着するに適当な吸着剤5が存在させられる。このような
窒素を吸着するための吸着剤としては、5A型もしくは
13X型のゼオライトモレキュラーシーブが適当である
。なお、この吸着剤5を各吸着室4内に存在させるため
の手法としては、図2または図3に示されているように
、1mm径ないし数mm径の顆粒状とした上述のゼオラ
イトモレキュラーシーブを充填するほか、さらに粒径を
小さくした吸着剤を、適当な接着手段によって各吸着室
4の内壁に担持させるようにしてもよい。さらには、吸
着室4自体を形成する隔壁を、吸着剤を適当なバインダ
ーで固めて成形して構成してもよい。
【0026】上記処理ドラム1を回転させるための手段
としては、たとえば、図1に示されているように、回転
可能に支持した処理ドラム1の側方に、モータなどの回
転駆動源6を設け、処理ドラム1の外周と、上記回転駆
動源6の出力軸に取り付けたプーリとの間に無端ベルト
7を掛け回すなどすればよい。
としては、たとえば、図1に示されているように、回転
可能に支持した処理ドラム1の側方に、モータなどの回
転駆動源6を設け、処理ドラム1の外周と、上記回転駆
動源6の出力軸に取り付けたプーリとの間に無端ベルト
7を掛け回すなどすればよい。
【0027】上記処理ドラム1の一端面には、その一部
を覆うようにして空気供給部8が図示しない適当なフレ
ームに支持させることにより固定状に設けられる。本実
施例においては、図1に示されているように、処理ドラ
ム1の一端面のうち、中心角約200°の扇形の領域を
覆うようにして、上記空気供給部8が設けられている。 本実施例においては、処理ドラム1の外径と対応する外
径をもつ有底円筒型のハウジングを、その開口側を処理
ドラム1の一端の外周部に対して適当な気密シールを施
しつつ対向させるとともに、このハウジング9の内部空
間を半径方向に延びる隔壁10によって、中心角約20
0°の領域と、中心角約160°の領域とに分け、上記
中心角約200°の領域を、空気供給部8として利用す
るようにしている。この空気供給部8には、ブロワ11
によって発生させられた空気流が、パイプ12を介して
常温で導入される。なお、上記ハウジング9のうち、中
心角160°の領域は、再生ガス排出部13として利用
されるが、これについてはさらに後述する。
を覆うようにして空気供給部8が図示しない適当なフレ
ームに支持させることにより固定状に設けられる。本実
施例においては、図1に示されているように、処理ドラ
ム1の一端面のうち、中心角約200°の扇形の領域を
覆うようにして、上記空気供給部8が設けられている。 本実施例においては、処理ドラム1の外径と対応する外
径をもつ有底円筒型のハウジングを、その開口側を処理
ドラム1の一端の外周部に対して適当な気密シールを施
しつつ対向させるとともに、このハウジング9の内部空
間を半径方向に延びる隔壁10によって、中心角約20
0°の領域と、中心角約160°の領域とに分け、上記
中心角約200°の領域を、空気供給部8として利用す
るようにしている。この空気供給部8には、ブロワ11
によって発生させられた空気流が、パイプ12を介して
常温で導入される。なお、上記ハウジング9のうち、中
心角160°の領域は、再生ガス排出部13として利用
されるが、これについてはさらに後述する。
【0028】一方、上記処理ドラム1の他端において、
上記空気供給部8と処理ドラム1の軸心方向に重ならな
い領域を覆う再生ガス供給部14が設けられる。本実施
例においては、上記中心角約200°の扇形をした空気
供給部8と重ならない、中心角約160°の扇形をした
再生ガス供給部14を設けている。そのためには、上記
処理ドラム1の一端側に設けた有底円筒型ハウジングと
同様の形態をした有底円筒型ハウジング15を、処理ド
ラム1の他端側に固定状に設けるとともに、このハウジ
ング15の内部空間を隔壁16によって区画した中心角
約160°の領域を、再生ガス供給部14として利用し
ている。
上記空気供給部8と処理ドラム1の軸心方向に重ならな
い領域を覆う再生ガス供給部14が設けられる。本実施
例においては、上記中心角約200°の扇形をした空気
供給部8と重ならない、中心角約160°の扇形をした
再生ガス供給部14を設けている。そのためには、上記
処理ドラム1の一端側に設けた有底円筒型ハウジングと
同様の形態をした有底円筒型ハウジング15を、処理ド
ラム1の他端側に固定状に設けるとともに、このハウジ
ング15の内部空間を隔壁16によって区画した中心角
約160°の領域を、再生ガス供給部14として利用し
ている。
【0029】この再生ガス供給部14には、ブロワ17
で発生させられた空気流が、加熱器18によって加熱さ
れた後、パイプ19を介して導入されるようになってい
る。上記加熱器18としては、燃焼炉あるいはボイラな
どの廃熱を利用した熱交換器として構成すると好適であ
る。
で発生させられた空気流が、加熱器18によって加熱さ
れた後、パイプ19を介して導入されるようになってい
る。上記加熱器18としては、燃焼炉あるいはボイラな
どの廃熱を利用した熱交換器として構成すると好適であ
る。
【0030】上記処理ドラム1の他端側の有底円筒型ハ
ウジング15内の再生ガス供給部14以外の中心角約2
00°の扇形の領域は、酸素富化空気の排出部20とし
て用いられる。なお、処理ドラム1の一端側の空気供給
部8と他端側の再生ガス供給部14は、上述のように、
処理ドラム1の軸心方向に互いに重ならないように形成
するのが原則ではあるが、この処理ドラム1内を通過す
るガス(空気)流速、および、処理ドラム1の回転速度
を考慮して、互いに図1に示す位置に対して軸心周り方
向にやや変位し、若干重なり部分が形成されてもよい場
合がある。
ウジング15内の再生ガス供給部14以外の中心角約2
00°の扇形の領域は、酸素富化空気の排出部20とし
て用いられる。なお、処理ドラム1の一端側の空気供給
部8と他端側の再生ガス供給部14は、上述のように、
処理ドラム1の軸心方向に互いに重ならないように形成
するのが原則ではあるが、この処理ドラム1内を通過す
るガス(空気)流速、および、処理ドラム1の回転速度
を考慮して、互いに図1に示す位置に対して軸心周り方
向にやや変位し、若干重なり部分が形成されてもよい場
合がある。
【0031】以上の構成において、処理ドラム1を所定
の速度で回転させつつ、空気供給部8より処理ドラム1
の一端から常温の空気流を流す一方、処理ドラム1の他
端側再生ガス供給部14から処理ドラム1内に加熱され
た吸着剤再生用空気流を流す。空気供給部8から処理ド
ラム1内に供給された空気は、各吸着室4を通過する間
に、窒素が吸着剤5に吸着され、その結果として処理ド
ラム1の他端側排出部20からは、非吸着ガスとしての
酸素が富化されたガス(酸素富化空気)が排出され、こ
の酸素富化空気は、パイプ21を介して送られ、たとえ
ば、支燃ガスとして利用に供される。
の速度で回転させつつ、空気供給部8より処理ドラム1
の一端から常温の空気流を流す一方、処理ドラム1の他
端側再生ガス供給部14から処理ドラム1内に加熱され
た吸着剤再生用空気流を流す。空気供給部8から処理ド
ラム1内に供給された空気は、各吸着室4を通過する間
に、窒素が吸着剤5に吸着され、その結果として処理ド
ラム1の他端側排出部20からは、非吸着ガスとしての
酸素が富化されたガス(酸素富化空気)が排出され、こ
の酸素富化空気は、パイプ21を介して送られ、たとえ
ば、支燃ガスとして利用に供される。
【0032】処理ドラム1を構成する多数の吸着室4は
、中心角約200°の扇形をした空気供給部8と対応し
て旋回している間、継続して空気供給部8からの空気供
給を受けつつ、吸着剤による上述の酸素富化作用を行う
。上記空気供給部8で覆われる領域には、多数本の吸着
室4…がカバーされるので、処理ドラム1が回転してい
るにもかかわらず、一定量の空気が、連続的かつ効率的
に酸素富化作用を受け、その結果、充分な量の酸素富化
空気を、連続的に生成することができる。
、中心角約200°の扇形をした空気供給部8と対応し
て旋回している間、継続して空気供給部8からの空気供
給を受けつつ、吸着剤による上述の酸素富化作用を行う
。上記空気供給部8で覆われる領域には、多数本の吸着
室4…がカバーされるので、処理ドラム1が回転してい
るにもかかわらず、一定量の空気が、連続的かつ効率的
に酸素富化作用を受け、その結果、充分な量の酸素富化
空気を、連続的に生成することができる。
【0033】処理ドラム1の回転に伴って、上記空気供
給部8で覆われる領域をはずれ、再生ガス供給部で覆わ
れる領域に到達した吸着室4…には、次に、加熱された
再生空気が、逆方向に流通させられる。この場合におい
ても、中心角約160°の領域を回転する間継続して上
述の吸着室4内の吸着剤5は、加熱再生空気による再生
作用を受ける。すなわち、上記酸素富化作用領域におい
て吸着剤に吸着された窒素は、高温の再生空気に接触す
ることによって吸着剤から脱着させられ、その結果とし
て吸着剤5は、再び効率的に窒素を吸着することが可能
なように再生されるのである。
給部8で覆われる領域をはずれ、再生ガス供給部で覆わ
れる領域に到達した吸着室4…には、次に、加熱された
再生空気が、逆方向に流通させられる。この場合におい
ても、中心角約160°の領域を回転する間継続して上
述の吸着室4内の吸着剤5は、加熱再生空気による再生
作用を受ける。すなわち、上記酸素富化作用領域におい
て吸着剤に吸着された窒素は、高温の再生空気に接触す
ることによって吸着剤から脱着させられ、その結果とし
て吸着剤5は、再び効率的に窒素を吸着することが可能
なように再生されるのである。
【0034】なお、窒素の脱着に必要なエネルギは、熱
ロスやゼオライトモレキュラーシーブ以外への熱伝達を
考慮して、理論値の数倍ないし数十倍が必要である。そ
のため、加熱再生ガスの温度は、60℃以上、好ましく
は100℃以上とするべきである。
ロスやゼオライトモレキュラーシーブ以外への熱伝達を
考慮して、理論値の数倍ないし数十倍が必要である。そ
のため、加熱再生ガスの温度は、60℃以上、好ましく
は100℃以上とするべきである。
【0035】なお、上記処理ドラム1を、直径350m
m、長さ200mmとするとともに、吸着室4…を、平
均内径5mmのハニカム構造とするとともに、この吸着
室4に、12kgの5A型ゼオライトを充填し、かつ、
この処理ドラム1を2.2分/回転の速度で回転させつ
つ、270°の中心角をもつ扇形の空気供給部8から6
Nm3 /Hの空気を導入させるとともに、60℃に加
熱した再生空気を2Nm3 /Hの流量で再生ガス供給
部14から流入させた場合、ガス排出部20より30容
量%の酸素濃度のガスが4Nm3 /H得られた。
m、長さ200mmとするとともに、吸着室4…を、平
均内径5mmのハニカム構造とするとともに、この吸着
室4に、12kgの5A型ゼオライトを充填し、かつ、
この処理ドラム1を2.2分/回転の速度で回転させつ
つ、270°の中心角をもつ扇形の空気供給部8から6
Nm3 /Hの空気を導入させるとともに、60℃に加
熱した再生空気を2Nm3 /Hの流量で再生ガス供給
部14から流入させた場合、ガス排出部20より30容
量%の酸素濃度のガスが4Nm3 /H得られた。
【0036】図4は、本願発明を実施するための装置の
第二の実施例を示す。図1の例に比較してこの第二の実
施例の異なる点は、酸素富化空気の一部を再生ガスとし
て用いている点であり、その余の構成は、第一の実施例
と同様である。このようにすると、再生ガス中の窒素分
圧が、単に空気を再生ガスとして利用する場合に比較し
て低くなっているので、吸着剤からの窒素の脱着がより
速やかに行われる。だだし、この場合、酸素富化空気の
収量が、再生ガスとして利用される分減じられることに
なる。
第二の実施例を示す。図1の例に比較してこの第二の実
施例の異なる点は、酸素富化空気の一部を再生ガスとし
て用いている点であり、その余の構成は、第一の実施例
と同様である。このようにすると、再生ガス中の窒素分
圧が、単に空気を再生ガスとして利用する場合に比較し
て低くなっているので、吸着剤からの窒素の脱着がより
速やかに行われる。だだし、この場合、酸素富化空気の
収量が、再生ガスとして利用される分減じられることに
なる。
【0037】図5は、本願発明を実施するための装置の
第三の実施例を示す。上記第一および第二の実施例にお
いては、処理ドラム1の端部の領域を二つに分け、一方
を酸素富化操作用として、他方を吸着剤再生操作用とし
て用いているのに対し、この第三の実施例においては、
処理ドラム1の端部の領域を三つの領域に分け、処理ド
ラム1が回転する間に、各吸着室4が、吸着剤再生操作
領域を終えて酸素富化操作領域に入る前に、吸着剤冷却
操作を受けるように構成している。
第三の実施例を示す。上記第一および第二の実施例にお
いては、処理ドラム1の端部の領域を二つに分け、一方
を酸素富化操作用として、他方を吸着剤再生操作用とし
て用いているのに対し、この第三の実施例においては、
処理ドラム1の端部の領域を三つの領域に分け、処理ド
ラム1が回転する間に、各吸着室4が、吸着剤再生操作
領域を終えて酸素富化操作領域に入る前に、吸着剤冷却
操作を受けるように構成している。
【0038】すなわち、処理ドラム1の両端部に設ける
有底円筒型のハウジング9,15を、隔壁10,16に
よって所定の中心角をもつ三つの扇形の領域に分割する
とともに、処理ドラム1の他端側の有底円筒型ハウジン
グ15内に形成した第三の領域に、冷却ガスを導入する
ようにしている。図5に表れているように、冷却ガスは
、酸素富化ガスの一部を循環利用している。図5におい
て符号22は、処理ドラム1の出口側から排出される温
められた冷却ガスを再び冷却するためのガスクーラを示
す。また、この実施例においては、再生ガスとして、上
述の冷却作用を終えた冷却排ガスを一部を利用し、これ
を加熱して用いている。
有底円筒型のハウジング9,15を、隔壁10,16に
よって所定の中心角をもつ三つの扇形の領域に分割する
とともに、処理ドラム1の他端側の有底円筒型ハウジン
グ15内に形成した第三の領域に、冷却ガスを導入する
ようにしている。図5に表れているように、冷却ガスは
、酸素富化ガスの一部を循環利用している。図5におい
て符号22は、処理ドラム1の出口側から排出される温
められた冷却ガスを再び冷却するためのガスクーラを示
す。また、この実施例においては、再生ガスとして、上
述の冷却作用を終えた冷却排ガスを一部を利用し、これ
を加熱して用いている。
【0039】したがって、この実施例においては、窒素
吸着による酸素富化操作を終えた吸着室4が、加熱再生
空気による吸着剤の再生操作を受けた後、常温での酸素
富化操作に備えるために、冷却ガスによる吸着剤の冷却
操作を受けることになる。このように構成すると、吸着
剤による窒素吸着作用がより能率的に行われるため、空
気の酸素富化効率がより高まる効果がある。なお、冷却
のためのガス温度としては、再生ガス温度より低くすべ
きことは当然であり、60℃より低い温度とするべきで
ある。
吸着による酸素富化操作を終えた吸着室4が、加熱再生
空気による吸着剤の再生操作を受けた後、常温での酸素
富化操作に備えるために、冷却ガスによる吸着剤の冷却
操作を受けることになる。このように構成すると、吸着
剤による窒素吸着作用がより能率的に行われるため、空
気の酸素富化効率がより高まる効果がある。なお、冷却
のためのガス温度としては、再生ガス温度より低くすべ
きことは当然であり、60℃より低い温度とするべきで
ある。
【図1】本願発明を実施するために用いる装置の第一の
実施例を示す略示構成図である。
実施例を示す略示構成図である。
【図2】
【図3】処理ドラムの拡大断面図である。
【図4】本願発明を実施するために用いる装置の第二の
実施例を示す略示構成図である。
実施例を示す略示構成図である。
【図5】本願発明を実施するために用いる装置の第三の
実施例を示す略示構成図である。
実施例を示す略示構成図である。
1 処理ドラム
4 吸着室
5 吸着剤
8 空気供給部
14 再生ガス供給部
Claims (12)
- 【請求項1】 横断面において隔壁によって多数個の
吸着室に仕切られ、両端に上記各吸着室の端部が開口す
るとともに、各吸着室に窒素を吸着する吸着剤を存在さ
せた処理ドラムをその軸心周りに回転させ、かつ、以下
の操作を連続的に行うことを含むことを特徴とする、空
気中の酸素の富化方法。 a)上記処理ドラムの一端面の一部と対応して固定状に
設けた空気供給部より、空気を上記処理ドラム内に供給
し、酸素を非吸着ガスとして上記処理ドラムの他端より
富化発生させる第一の操作、および、 b)上記処理ドラムの他端面において、上記空気供給部
とドラム軸心方向に重ならない一部と対応して固定状に
設けた再生ガス供給部より、加熱した再生ガスを上記処
理ドラム内に供給し、これによって上記第一の操作後の
吸着室を再生する第二の操作。 - 【請求項2】 次の操作をさらに含むことを特徴とす
る、請求項1に記載の方法。 c)上記処理ドラムの他端面において、上記空気供給部
とドラム軸心方向に重ならず、ドラム回転方向と逆方向
に偏位する一部と対応して固定状に設けた冷却ガス供給
部より、冷却ガスを上記処理ドラム内に供給し、これに
よって上記第一の操作前の吸着室を冷却する第三の操作
。 - 【請求項3】 上記吸着室が、隔壁によって仕切られ
る空間に上記吸着剤を充填して構成されている、請求項
1または2の方法。 - 【請求項4】 上記吸着室が、吸着室を仕切る隔壁に
上記吸着剤を担持させて構成されている、請求項1また
は2の方法。 - 【請求項5】 上記吸着室が、吸着室を仕切る隔壁自
体を上記吸着剤を成形・加工して構成されている、請求
項1または2の方法。 - 【請求項6】 上記第一の操作を40℃以下、上記第
二の操作を60℃以上の温度でそれぞれ行う、請求項1
の方法。 - 【請求項7】 上記第一の操作を40℃以下、上記第
二の操作を60℃以上、上記第三の操作を60℃より低
い温度で行う、請求項2の方法。 - 【請求項8】 横断面において隔壁によって多数個の
吸着室に仕切られ、両端に上記各吸着室の端部が開口す
るとともに、各吸着室に窒素を吸着する吸着剤が存在さ
せられ、かつ、軸心周りに回転させられる処理ドラムと
、上記処理ドラムの一端面の一部と対応して固定状に設
けられ、空気を上記処理ドラム内に供給する空気供給部
と、上記処理ドラムの他端面において、上記空気供給部
とドラム軸心方向に重ならない一部と対応して固定状に
設けられ、加熱した再生ガスを上記処理ドラム内に供給
する再生ガス供給部と、を備え、上記処理ドラムの他端
面から、酸素を非吸着ガスとして富化された酸素富化空
気を連続的に得るように構成したことを特徴とする、空
気中の酸素の富化装置。 - 【請求項9】 上記処理ドラムの他端面において、上
記空気供給部とドラム軸心方向に重ならず、ドラム回転
方向と逆方向に変位する一部と対応して固定状に設けら
れ、冷却ガスを上記処理ドラム内に供給する冷却ガス供
給部をさらに備える請求項8の装置。 - 【請求項10】 上記吸着室が、隔壁によって仕切ら
れる空間に上記吸着剤を充填して構成されている、請求
項8または9の装置。 - 【請求項11】 上記吸着室が、吸着室を仕切る隔壁
に上記吸着剤を担持させて構成されている、請求項8ま
たは9の装置。 - 【請求項12】 上記吸着室が、吸着室を仕切る隔壁
自体を上記吸着剤を成形・加工して構成されている、請
求項8または9の装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3073989A JPH04284812A (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | 空気中の酸素の富化方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3073989A JPH04284812A (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | 空気中の酸素の富化方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04284812A true JPH04284812A (ja) | 1992-10-09 |
Family
ID=13534032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3073989A Pending JPH04284812A (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | 空気中の酸素の富化方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04284812A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1301147C (zh) * | 2002-07-31 | 2007-02-21 | 株式会社西部技研 | 吸附式除湿机 |
| EP2641980A1 (en) * | 2008-03-18 | 2013-09-25 | JFE Steel Corporation | Method for separating blast furnace gas |
-
1991
- 1991-03-12 JP JP3073989A patent/JPH04284812A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1301147C (zh) * | 2002-07-31 | 2007-02-21 | 株式会社西部技研 | 吸附式除湿机 |
| EP2641980A1 (en) * | 2008-03-18 | 2013-09-25 | JFE Steel Corporation | Method for separating blast furnace gas |
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