JPH04103290A - クロスカラー抑圧装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は１色復調信号に発生するクロスカッ−（輝度信
号の色信号への漏れ込み）を抑圧するクロスカラー抑圧
装置に関するものである。

従来の技術 近年、テレビジョン受像機の大型化にともない、映像を
よυ美しく再生するために、映像信号を輝度信号と色信
号に高精度に分離できる櫛形フィルタが用いられてｂる
。この櫛形フィルタを用いても、輝度信号が色信号に漏
れ込むクロスカラーを十分に減少させることは難しいた
め、このクロスカラーを抑圧することのできるクロスカ
ラー抑圧装置が重要視されている。

以下、図面を参照しながら、上述した従来のクロスカッ
−抑圧装置の一例について説明する。

第３図は従来のクロスカラー抑圧装置のブロック図を示
す。第３図において、１は櫛形フィルタ回路でちゃ、入
力映像信号ａを出力輝度信号すと色信号Ｃに分離する６
１１は帯域ろ波回路であり、色信号Ｃをより狭い帯域に
制限し、制限色信号ｄを出力する。２は色復調回路であ
り、制限色信号ｄｔ−復調し１色復調信号ｅ（Ｒ−Ｙ、
Ｂ−Ｙ、Ｇ−Ｙｔたは１．Ｑ信号）を出力する。３は色
飽和度制御回路であり、色復調信号ｅの振幅を色飽和度
制御電圧ｇに応じて可変し、出力色復調信号ｆを出力す
る。４は色飽和度調整ボリュームであシ、色飽和度制御
電圧ｇを出力して、色飽和度制御回路３′ｔ−制御する
。

このように構成されたクロスカラー抑圧装置について、
以下その動作について説明する。

まず、入力映像信号ａは櫛形フィルタｌに入力され、出
力輝度信号すと色信号Ｃに分離される。

色信号Ｃは帯域ろ波回路１１に入力され、よシ狭い帯域
に制限される。こうすることによシ、輝度信号の色信号
への漏れ込みが減少し、クロスカラーを軽減することが
でる。テレビジョン方式がＮＴＳＣ方式の場合、この帯
域ろ波回路１１の中心周波数は３、５８　Ｍｋｌｚ　、
、ＰＡＬ方式の場合は４．４３　Ｍ［（ｚである。

帯域ろ波回路１１の６力信号である制限色信号ｄは色復
調回路２に入力され、色復調信号ｅ（色差信Ｊｉｊまた
は１．Ｑ信号）に復調されて色飽和度制御回路３に入力
され、色復調信号ｅの振幅が色飽和度制御電圧ｇにより
コントロールされ、出力色復調信号ｆが出力される。色
飽和度制御電圧ｇは色飽和度調整ボリューム４により与
えられる。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、負傷′８Ｃの帯域
を狭く制限するため、色が変化する部分において信号変
化に時間がかかシ、復調色信号の変化部分のエツジがな
まり、不鮮明になってしまうという問題を有していた。

本発明は上記問題に鑑み、色信号の帯Ｖ、を制限するこ
となく、本来の色信号のエツジを鮮明に再現するととも
に、クロスカラーを軽減することのできるクロスカラー
抑圧装置を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段 上記問題を解決するために本発明のクロスカラー抑圧装
置は、映像信号の輝度信号と色信号を分離する櫛形フィ
ルタ回路と、この櫛形フィルタ回路で分離された輝度信
号から色搬送波付近の信号を抜き出す帯域ろ波回路と、
この出力を整流する整流回路と、この出力を平滑する平
滑回路と、この平滑された信号に応じて色復調信号の色
飽和度を可変する色飽和度制御回路を有し、輝度信号に
色搬送波付近の信号が多いときは色飽和度を下げること
で色復調信号に発生するクロスカッ−を抑圧するように
構成したものである。

さらに１本発明は、映像信号の輝度信号と色信号を分離
する櫛形フィルタ回路と、この櫛形フィルタ回路で分離
された輝度信号から色搬送波付近の信号を抜き出す帯域
ろ波回路と、この出力を整流する整流回路と、このａカ
を平滑する平滑回路と、上記櫛形フィルタ回路で分離さ
れた色搬送波信号の振幅を上記平滑された信号に応じて
可変する色信号補正回路と、この色信号補正回路から出
力される補正色信号を復調して得た色復調信号の色飽和
度を可変する色飽和度制御回路を有し、輝度信号に色搬
送波付近の信号が多めときは色搬送波信号の振幅を絞る
ことで色復調信号に発生するクロスカラーを抑圧するよ
うに構成したものである。

作用 本発明は上記した構成によって、出力輝度信号に含まれ
る色信号に近い成分（ＮＴＳＣ方式の場合は３、５８　
ＭＨｚ付近の成分）を帯域ろ波回路で取シ出し、それを
整流回路を通し平滑回路で平滑して直流電圧として取シ
出し、この電圧を色飽和度制御電圧に加えて１色飽和度
制御回路で色復調信号の色飽和度を可変するか、または
５負傷号補正回路により色搬送波信号の振幅を制御して
から色復調し、色飽和度制御回路でこの色復調信号の色
飽和度を可変するかし、出力輝度信号に含まれる色信号
に近い成分が多い場合は色飽和度を抑えてクロスカラー
を低減する。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。

第１図は本発明の第１の実施例におけるクロスカラー％
圧装置のブロック図を示す。第１図において、１は櫛形
フィルター回路、２は色復調回路、３は色飽和度制御回
路、４は色飽和度調整ボリュームであシ、これ１らは従
来例と同じものである。

５は加算回路であυ、色飽和度調整ボリューム４で得ら
れた色飽和度調整電圧ｍと後述のバッファ回路９から出
力された色飽和度補正信８ｋを加算し、色飽和度制御電
圧ｇとして色飽和度制御回路３へ出力する。６は帯域ろ
波回路であシ、出力輝度信号すに含まれる色信号に近い
成分（ＮＴＳＣ方式では３．５８　ＭＨｚ付近、　ＰＡ
Ｌ方式では４．４３　ＭＨｚ付近）を抜き出し、検出輝
度信号りを出力する。７は全波整流回路であり、検出輝
度信号りを全波整流し整流輝度信号１７に出力する。８
は平滑回路であり、整流輝度信９ｉを平滑し、平滑輝度
信号ｊを出力する。９はバッファ回路であり、平滑輝度
信号ｊのインピーダンスを下げ色飽和度補正信９ｋを出
力する。

このように構成されたクロスカラー抑圧装置について、
以下第１図を用いてその動作を説明する。

まず、入力映像信号ａは櫛形フィルタ回路１に入力され
、出力輝度信号すと色信号Ｃに分離される。出力輝度信
号すは帯域ろ波回路６に入力され、色搬送波付近（ＮＴ
ＳＣ方式では３．５８　ＭＨｚ　）の周波数成分が分離
され検出輝度信号りとなる。この信号は全波整流回路７
に入力され、全波整流され整流輝度信号ｉとなる。これ
を平滑回路８に入力し平滑すると、色搬送波付近の周波
数成分の大きさや量に応じた電圧が得られる。この信号
が平滑輝度信号ｊである。この平滑輝度信号ｊはバッフ
ァ回路９に通し、抵インピーダンスに変換して色飽和度
補正信９ｋを得る。この色飽和度補正信号には加算回路
５によυ色飽和度調整ボリューム４からの色飽和度調整
電圧ｍと加算されて色飽和度制御電圧ｇとなり、色飽和
度制御回路３に入力される。

また、色信号Ｃは色復調回路２に入力されて色復調され
、色差信号（Ｒ−Ｙ、　Ｂ−Ｙ、　Ｇ−Ｙまたは１．Ｑ
信号）に変換され、色復調信号ｅを得る。

この色復調信号ｅは色飽和度制御回路３に入力され、先
はどの色飽和度制御電圧ｇに応じて色復調信号ｅの振動
が制御され、出力色復調信号ｆを出力する。ここで、輝
度信号すに色搬送波信号の周波数信号の周波数に近い成
分が多い場合や、その成分が大きい場合は色飽和度を下
げるように制御することで、輝度信号に色搬送波信号に
近い成分があるときに生じるクロスカラー成分を低減で
きることとなる。

以上のように本実施例によれば、出力輝度信号に含まれ
る色信号に近い成分（ＮＴＳＣ方式の場合は３．５８■
Ｉｚ付近の成分）を帯域ろ波回路６で取υ出し、それを
全波整流回路７を通し平滑回路８で平滑することで、直
流電圧として取り出し、バッファ回路９を通した後、こ
の電圧を色飽和度調整電圧に加算回路５で加え、得られ
た色飽和度制御電圧により色飽和度制御回路３において
色飽和度を制御するので、出力輝度信号に含まれる色搬
送波信号に近い周波数成分が多い場合は色飽和度を抑え
ることでクロスカラーを低減することができる。また、
従来例のように色信号に帯域ろ波回路がないため、色信
号のエツジがほやけることなく、鮮明に再現することが
できる。

第２図は本発明の第２の実施例におけるクロスカッ−抑
圧装置のブロック図を示す。第２図において、１は櫛形
フィルタ回路、２は色復調回路、３は色飽和度制御回路
、４は色飽和度調整ボリュームであり、これらは従来例
と同じものである。

６は帯域ろ波回路、７は全波整流回路、８は平滑回路、
９はバッファ回路であり、これらは第１の実施例と同じ
ものである。ｌＯは色信号補正回路であり、色信号Ｃの
振幅をバッファ回路９から出力される色飽和度補正信号
ｋに応じて制御する。

このように構成されたクロスカッ−抑圧装置について、
以下その動作につめて説明する。

まず、出力輝度信号すから色飽和度補正信号ｋを乍るま
では第１の実施例と同様であるが、本実施例では、この
色飽和度補正信号ｋｔ−色信号補正回路ｌＯに入力し、
色信号補正回路ｌＯにおいて、色信号Ｃの振幅を制御す
ることで、色飽和度を変化させる点が異なっている。つ
まり、輝度信号すに色搬送波に近い周波数成分が多いと
きや大きいときは復訓前の色信号Ｃの振幅を抑えること
で復調後の色飽和度を下げ、クロスカラーを低減する。

このようにコントロールされた色信号は補正色信号ｎと
して出力され、色復調回路２によシ復調され、色飽和度
制御回路３によシ色飽和度が調整された後、出力色復調
信号ｆとして出力される。

以上のように、色信号補正回路を設け、これにより色飽
和度補正信号に応じて色付Ｊ８（色搬送波信号）の振幅
を制御することで、クロスカラーを低減することができ
る。また２従来例のように色信号に帯域ろ波回路がない
ため、色付Ｊ８のエツジがぼやけることなく、鮮明に再
現することができる。

なお、これら実施例において、バッファ回路９を設けた
が、これは実際の回路においてはなくてもよめ。また、
全波整流回路７は半波整流回路でもよい、また、色信号
の帯域ろ波回路は削除したが、これを従来例と同様に挿
入してもよい。この場合、帯域ろ波特性は従来より広帯
域にする。

また、第１の実施例において色飽和度補正信号にと色飽
和度調整電圧ｍを加算回路５で加算して色飽和度を制御
し九が、これは、加′Ｊ＄回路を削除し１色飽和度制御
回路を新たにもづ一つ設け、色飽和度補正信号にと色飽
和度訳を電圧ｍを独立にそれぞれの回路に入力して制御
してもよい。

発明の効果 以上のように本発明によれば、出力輝度信号に含まれる
色信号に近い成分を帯域ろ波回路で取シ畠し、得られた
電圧を色飽和度制御電圧に加えて、色飽和度制御回路で
色復調信号の色飽和度を可変するか、または色信号補正
回路によシ色搬送波信を為 ることにより、クロスカッ−を低減することができる。

また、色信号に帯域ろ波回路が不要となシ、色信号のエ
ツジがぼやけることなく、鮮明に再現することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例におけるクロスカッ−抑
圧装置のブロック図、第２図は本発明の第２の実施例に
おけるクロスカラー抑圧装置のブロック図、第３図は従
来のクロスカラー抑圧装置のブロック図である。 ｌ・・・櫛形フィルタ回路、２・・・色復調回路、３・
・・色飽和度制御回路、４・・・色飽和度調整ボリュー
ム、５・・・加算回路、６・・・帯域ろ波回路、７・・
・全波整流回路、８・・・平滑回路、９・・・バッファ
回路、１０・・・色信号補正回路。 代理人　　　　森　　　本　　　義　　　弘？ 聾（トＱ（−（・ψ・−噸に

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、映像信号の輝度信号と色信号を分離する櫛形フィル
   タ回路と、この櫛形フィルタ回路で分離された輝度信号
   から色搬送波付近の信号を抜き出す帯域ろ波回路と、こ
   の出力を整流する整流回路と、この出力を平滑する平滑
   回路と、この平滑された信号に応じて色復調信号の色飽
   和度を可変する色飽和度制御回路を有し、輝度信号に色
   搬送波付近の信号が多いときは色飽和度を下げることで
   色復調信号に発生するクロスカラーを抑圧するように構
   成したクロスカラー抑圧装置。 ２、映像信号の輝度信号と色信号を分離する櫛形フィル
   タ回路と、この櫛形フィルタ回路で分離された輝度信号
   から色搬送波付近の信号を抜き出す帯域ろ波回路と、こ
   の出力を整流する整流回路と、この出力を平滑する平滑
   回路と、上記櫛形フィルタ回路で分離された色搬送波信
   号の振幅を上記平滑された信号に応じて可変する色信号
   補正回路と、この色信号補正回路から出力される補正色
   信号を復調して得た色復調信号の色飽和度を可変する色
   飽和度制御回路を有し、輝度信号に色搬送波付近の信号
   が多いときは色搬送波信号の振幅を絞ることで色復調信
   号に発生するクロスカラーを抑圧するように構成したク
   ロスカラー抑圧装置。