JPH041070B2 - - Google Patents
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- JPH041070B2 JPH041070B2 JP58157769A JP15776983A JPH041070B2 JP H041070 B2 JPH041070 B2 JP H041070B2 JP 58157769 A JP58157769 A JP 58157769A JP 15776983 A JP15776983 A JP 15776983A JP H041070 B2 JPH041070 B2 JP H041070B2
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Description
本発明はカチオン電着塗装用防錆鋼板の製造方
法に関する。 一般に、自動車車体にはその内外面ともカチオ
ン電着塗装がなされ、外面については更にその上
に塗装が施される。ところで、近年この種の用途
に供される鋼板については、高度な耐食性の要求
が高まりつつあり、このため従来より使用されて
いる冷延鋼板に代えて耐食性の高い表面処理鋼板
を使用する傾向にある。従来このような表面処理
鋼板としては、亜鉛メツキ鋼板、Ni、Fe、Mn、
Al、Cr、Mo等の元素を1種又は2種以上含む亜
鉛合金メツキ鋼板、さらには多層メツキ鋼板等が
あるが、自動車車体内板の袋構造部や曲り部(ヘ
ミング部)には高度の耐食性が要求されるもので
あり、上記したような表面処理鋼板でもその耐食
性は十分なものと言い難い。このようなメチキ鋼
板に対し、特公昭45−24230号や特公昭47−6882
号等にみられるようなジンクリツチ系塗膜を施し
た防錆鋼板が研究開発されており、その代表的な
ものはジンクロメタルの名称で知られている。し
かし、この防錆被覆鋼板は高い耐食性が得られる
ものの、プレス成形等の加工部で皮膜の剥離を生
じる場合があり、自動車車体用材料の要求に応ず
べき鋼板としては十分満足し得るものとは言い難
い。一方、本件出願人による特願昭55−182112号
(特開昭57−108292号)において、亜鉛メツキ又
は合金化亜鉛メツキ鋼板を素材とし、これにクロ
メート皮膜と有機複合シリケート皮膜の2層皮膜
を形成した複合皮膜鋼板が提案されている。しか
し、この複合被覆鋼板は従来の表面処理鋼板に較
べ優れた耐食性と加工性とを有するものの、これ
を自動車車体用として使用した場合カチオン電着
塗料との密着性が悪く、塗装耐食性において十分
に満足し得るものとは言い難い。 本発明はこのような従来の欠点に鑑み研究開発
されたもので、高い耐食性、加工性とともに、カ
チオン電着塗料との良好な密着性を確保して優れ
た塗装耐食性が得られるカチオン電着塗装用防錆
鋼板の製造方法を提供せんとするものである。 このため本発明は、上記先願の複合被覆鋼板を
基礎とし、これを、耐食性とともにカチオン電着
塗料との良好な密着性を得さしめるように改良し
たものであり、その基本的特徴とするところは、
片面当りのメツキ付着量が1g/m2以上の亜鉛系
メツキ鋼板の表面に、Cr3+/Cr6+の割合が1/1
〜1/3に調整された塗布型クロメート処理液で
クロメート処理を施すことにより、片面当り付着
量1000mg/m2以下のクロメート皮膜を形成させ、
続いて水洗することなく有機複合シリケート溶液
で処理を行い、クロメート皮膜の上に、水分散性
シリカ/有機樹脂の固形分重量比が60/40〜10/
90で、且つエポキシ樹脂分を総固形分の25wt%
以上含有する有機複合シリケート皮膜を0.5〜4.0
g/m2の付着量で形成させ、しかる後100〜250℃
で鋼板を加熱処理するようにしたことにある。 以下、本発明の詳細を説明する。 本発明法における素材の鋼板としては耐食性に
優れた亜鉛系メツキ鋼板が用いられる。この亜鉛
メツキ鋼板としては、亜鉛メツキ鋼板、亜鉛−鉄
合金メツキ鋼板、亜鉛−ニツケル合金メツキ鋼
板、亜鉛−マンガン合金メツキ鋼板、亜鉛−アル
ミ合金メツキ鋼板、亜鉛−コバルト−クロム合金
メツキ鋼板、さらには、これら任意の鋼板のメツ
キ成分に、Ni、Fe、Mn、Mo、Co、Al、Cr等の
元素を1種又は2種以上添加したものを用いるこ
とができ、さらに上記したようなメツキのうち同
種又は異種のものを2層以上施した複合メツキ鋼
板であつてもよい。 これら亜鉛系メツキ鋼板のメツキ方法は電解方
法、溶融法、気相法等のうち実施可能ないずれの
方法を採用することもできる。ただ、本発明の対
象とするカチオン電着塗装用防錆鋼板は主として
自動車車体の用途に供せられるものであり、この
ような用途ではメツキされる冷延鋼板の材質を損
なわないようにすることが重要であるため、熱の
発生しない電気メツキが有利であるとういうこと
ができる。 本発明ではこの素材メツキが鋼板の耐食性に大
きな影響を与えるものであり、この意味で上記し
たメツキ鋼板のうち、耐食性のやや劣るZn単独
のメツキ鋼板に対し、Zn系合金メツキ、特にNi
−Zn、Fe−Zn、Zn−Mn、Zn−Al或はこれらの
メツキ成分に他の元素を1種又は2種以上加えた
メツキ鋼板を素材として使用することにより、鋼
板自体に高い耐食性が期待できる。 ここで各合金メツキについて説明すると、まず
Ni−Zn合金メツキは通常電解法で行われ、その
メツキ成分中のNi量は通常1〜90wt%、好まし
くは5〜30wt%である。Fe−Zn合金メツキは、
通常電解法、溶融法で行われ、そのメツキ成分中
のFe量は1〜70wt%、耐食性の観点から望まし
くは5〜35wt%である。Zn−Mn合金メツキは電
解法で行われ、メツキ成分中のMn量は20〜90wt
%、好ましくは30〜85wt%である。Zn−Al合金
メツキは通常溶融法で行われ、メツキ成分中の
Al量は2〜60wt%である。またZn−Co−Cr合金
メツキの場合、そのメツキ成分中の各成分は通常
Co量0.01〜15wt%、Cr量0.01〜1wt%程度であ
る。なお、2層以上のメツキの場合にも各層のメ
ツキ成分は上記したような範囲において選定され
る。 各メツキ鋼板ともメツキ付着量は片面当り1
g/m2以上必要であり、これを下回ると耐食性が
劣化する。また、このメツキ付着量は300g/m2
を超えても耐食性の大きな向上は期待できず却つ
てコスト高となる。まず上述したように電気メツ
キ法を用いる場合には、その付着量は5〜60g/
m2が好ましい。 本発明では、このような亜鉛系メツキ鋼板の表
面に、クロメート処理を施すことによりクロメー
ト皮膜を形成させる。このクロメート皮膜は、ク
ロム付着量(dry)として1000mg/m2以下とする
必要があり、1000mg/m2を超えるとクロメート皮
膜自体の剥離が生じ易くなり、プレス時に皮膜剥
離を生じてしまう。ただクロム付着量が1mg/m2
未満では皮膜が不均一となり好ましくない。クロ
メート皮膜の好ましい付着量は10〜200mg/m2で
ある。またクロメート皮膜には6価のCrが存在
したほうが好ましい。これはCr6+の作用により次
工程の有機複合シリケート処理による皮膜の架橋
が進み、皮膜が強化されるからである。またCr6+
は補修作用があり、鋼板に傷がついた場合そこか
らの腐食を抑制する作用をする。 このような下地皮膜のためのクロメート処理
は、塗布型クロメート処理液で行う必要がある。 塗布型クロメート処理液は、部分的に還元され
たクロム酸溶液を主成分とし、必要に応じこれに
水分散性又は水溶性のアクリル樹脂等の有機樹脂
及び/又は数十〜数千Åのシリカ粒子(シリカゾ
ル、ヒユームドシリカ)を含有せしめたものであ
る。そして、上述したような皮膜中のCr6+を確保
するため塗布型クロメート処理液はCr3+/Cr6+の
割合を1/1〜1/3に調整する必要がある。ま
たPHは1.5〜4.0(より好ましくは2〜3)が好ま
しい。Cr3+/Cr6+の割合は一般の有機還元剤(例
えば糖類、アルコール類等)や無機還元剤を使用
して所定の割合に調節する。また塗布型クロメー
ト処理としては、ロールコーター法、浸漬法、ス
プレー法等、いずれの方法を使用してもよい。塗
布型クロメート処理では、クロメート処理後水洗
することなく乾燥して皮膜を得る。このように水
洗することなく乾燥するのは、通常行われる水洗
ではCr6+が除去されるため、Cr3+/Cr6+の割合を
そのまま安定して維持させ、次工程での有機複合
シリケート溶液で処理してシーリングを行わせる
ためである。 クロメート処理法としては塗布型以外に例えば
電解型がある。この電解型クロメート処理は、無
水クロム酸と硫酸、リン酸、フツ化物又はハロゲ
ン酸素酸等のアニオンの1種又は2種以上を含有
する浴で陰極電解処理を施し、水洗・乾燥して皮
膜の形成せしめるものである。 しかし、塗布型処理とこの電解型処理によるク
ロメート皮膜を比較すると、塗布型クロメートは
電解型クロメートと比較して皮膜中に6価クロム
を多く含有しているため耐食性が優れており、そ
の上、後述するように加熱処理した場合、皮膜が
緻密で且つ強固になるため、電解型クロメートに
較べより耐食性が良好になる。このため本発明で
は塗布型クロメート処理液でクロメート皮膜を形
成させる。 以上のようなクロメート皮膜形成後、有機複合
シリケート溶液で処理を行い、クロメート皮膜の
上に、水分散性シリカ/有機樹脂が60/40〜10/
90で、且つエポキシ樹脂分を総固形分の25wt%
以上含有する有機複合シリケート皮膜を形成させ
る。 有機複合シリケートは、水分散性シリカを必須
成分として、これに水溶性又は水分散性の有機高
分子樹脂をシラン化合物の存在下で混合して10℃
以上、沸点以下、好ましくは50〜90℃の温度範囲
で反応させることによつて得られる。水分散性シ
リカとは所謂シリカゾル又はコロイダルシリカと
呼ばれている粒子径数十〜数千Åのものである。
前記シラン化合物はシリカと有機樹脂との複合化
の際に反応促進剤として使用する。このシラン化
合物としては市販のシランカツプリング剤で良
く、例えばビニルトリエトキシシラン、ビニルト
リス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−グリ
シドオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メ
タクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、N
=β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシ
シラン等のトリアルコキシシラン化合物等をあげ
ることができる。 このような有機複合シリケートの皮膜を構成す
る水溶性又は水分散性の有機高分子樹脂として
は、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ポリエステル、アルキツド、エポキ
シ、アクリル共重合体等があげられるが、本発明
ではカチオン電着塗料との密着性を確保するため
エポキシ樹脂を総固形分の25wt%以上含有せし
めることを必要とする。エポキシ樹脂としては脂
肪酸変性エポキシ樹脂、多塩基性変性エポキシ樹
脂、アクリル樹脂変性エポキシ樹脂、アルキド樹
脂変性エポキシ樹脂、フエノール樹脂変性エポキ
シ樹脂、ポリブタジエン樹脂変性エポキシ樹脂、
アミン変性エポキシ樹脂等がある。以上の有機樹
脂を水溶化ないし水分散化するためにはアミン化
合物やアンモニアを添加すればよい。 本発明の採用するような系の被覆鋼板、即ちメ
ツキ原板+クロメート皮膜+有機複合シリケート
皮膜からなる系の鋼板では、カチオン電着塗料の
密着性は最上層の有機複合シリケート皮膜の性質
によつて決まる。本発明者等がカチオン電着塗装
後の密着性試験の剥離面の調査した結果、上記カ
チオン電着塗料の剥離は、有機複合シリケートの
凝集破壊、及び有機複合シリケートとカチオン電
着塗料との界面破壊によるものであることが判明
した。第1図a〜cはX線マイクロアナライザー
(XMA)によるチヤートを示すもので、このう
ち第1図aはNi−Znの30g/m2目付のメツキ原
板に塗布型クロメートを塗布した時のチヤート、
第1図bはその上に更に有機複合シリケートを塗
布した時のチヤートであり、両者を較べると、第
1図aのクロメート面では、Siのピークは僅かに
見られる程度であるのに対し、これに有機複合シ
リケートを塗布した第1図bではSiのピークは著
しい。第1図cはメツキ原板にクロメート及び有
機複合シリケートを塗布し、カチオン電着塗装
後、密着性試験によりテープ剥離した剥離面の
XMAチヤートを示すものであるが、このパター
ンは上記第1図bのパターン(有機複合シリケー
ト塗布面)とほぼ同じであり、このことからカチ
オン電着塗料の剥離は有機複合シリケートとの間
に界面剥離であることが判る。また、この時の剥
離面を操作型電子顕微鏡により調べた結果、有機
複合シリケートの凝集破壊も一部に見受けられ
た。このような傾向はメツキ原板の種類に関係が
なく見られるものである。 本発明ではこのような事実に基づき、有機複合
シリケートの成分とカチオン電着塗料の密着性と
の関係を検討した結果、有機複合シリケートにエ
ポキシ樹脂分を総固形分の25wt%以上含有せし
めることにより、良好な密着性が得られることを
見い出したものである。このようなカチオン電着
塗料密着性の向上は次のような理由によるもので
ある。第1に、カチオン電着塗料中にはエポキシ
樹脂が含まれ、したがつて有機複合シリケート中
にエポキシ樹脂分を一定量以上含ませることによ
りカチオン電着塗料中のエポキシ樹脂との間での
強い相互作用が得られ、カチオン電着塗料と有機
複合シリケートの界面での高い密着性が得られ
る。第2に、有機複合シリケート中にエポキシ樹
脂成分を一定量以上含むことにより、有機複合シ
リケート皮膜自体が強化され、凝集破壊が起こり
にくくなる。そしてこのような作用はエポキシ樹
脂分を総固形分の25wt%以上含有せしめること
により最も適切に得ることができる。 このように本発明では、有機複合シリケートは
25wt%以上のエポキシ樹脂分を含有するもので
あり、このためエポキシ複合シリケート単独又は
このエポキシ複合シリケートを含む2種以上の有
機複合シリケートが混合されて使用される。但
し、エポキシ複合シリケートの割合が他のシリケ
ートに対して95部対5部以上になると耐アルカリ
性が低下し、強アルカリ剤での脱脂後の耐食性が
悪くなるため好ましくない。しかし、このような
問題は有機複合シリケート塗布後、加熱処理を行
うことにより解消できる。また耐食性を考慮する
と、エポキシ複合シリケートはアクリル共重合体
の有機複合シリケートと混合されて使用されるこ
とが好ましい。 以上のような成分を含む有機複合シリケートに
おける水分散性シリカと水溶性又は水分散性の有
機樹脂との配合割合は、固形分の重量百分比で、
60:40〜10:90とする必要がある。また前記シラ
ン化合物の添加割合はシリカと有機樹脂の固形総
重量に対して0.5〜15wt%とすることが好ましい。 有機複合シリケート皮膜は、片面当りの付着量
(dry)が0.5g/m2〜4.0g/m2の範囲で選定され
る必要があり、より好ましくは1.0g/m2〜3.0
g/m2の範囲が適当である。付着量が0.5g/m2
以下では十分な耐食性が得られず、また4.0g/
m2以上ではスポツト溶接性が劣化するため好まし
くない。 また有機複合シリケート中には、モルブデン、
タングステン又はバナジウムの酵素酸若しくはそ
の塩、或いはチタニウム又はジルコニウムのアル
コキシレート化合物を添加することができる。こ
れらの添加剤の1種又は2種以上をシリカゾルと
有機樹脂の全固形分に対して14wt%以下、好ま
しくは0.2〜8wt%添加することにより耐食性合を
向上させることができる。さらに有機シリケート
溶液中にメラミン等の硬化剤を添加してもよい。 有機複合シリケートの塗布方式はロールコータ
ー方式、スプレー方式等、任意の方式を採用する
ことができ、塗布後乾燥して皮膜が形成される。 有機複合シリケート皮膜は、塗布−乾燥ままで
も所謂ジンクロメタルとほぼ同等の密着性とより
優れた耐食性とを有するが、加熱処理を行うこと
により更に耐食性を向上させることができ、裸耐
食性の如き要求に対して好適な鋼板とすることが
できる。この加熱処理は100〜250℃の範囲の温度
域で行われる。加熱温度が250℃を超えると、ク
ロメート皮膜にクラツクが入つたり或は有機複合
シリケート皮膜の一部が熱分解するなどして耐食
性が劣化するおそれがあり、従つて実用的には
250℃が加熱温度の上限とされる。加熱方式は所
定の温度が得られれば熱風乾燥、赤外線加熱、イ
ンダクシヨンヒーター等、いずれの方式でもよ
い。また加熱保持時間は数秒〜数分程度であり、
長時間の保持は経済的に不利となるだけでなく、
皮膜性能が劣化するおそれもあり好ましくない。 このような加熱処理による耐食性向上の理由と
して次の2点が考えられる。まず第1は下地の塗
布型クロメート皮膜の緻密化による耐食性の向上
効果があげられる。即ち加熱処理によりCr6+の還
元や脱水反応等の反応が起こり、緻密なクロミツ
ククロメート皮膜が形成されるものである。クロ
メート皮膜中にシリカ若しくは有機樹脂或はその
両者が含まれる場合には、加熱処理によりクロム
とそれら成分間で架橋反応が起こり、クロメート
皮膜がさらに緻密化して耐食性が増す。理由の第
2として有機複合シリケート自体の強化があげら
れる。即ち、本発明によるエポキシ複合シリケー
トの硬化率(重合速度)は温度に依存し、常温で
乾燥硬化させた場合、架橋密度が十分でなく、湿
潤環境で膨潤し易かつたり、耐アルカリ性が劣り
アルカリ脱脂で皮膜が劣化し易かつたりする。従
つてエポキシ樹脂分を総固形分の25wt%以上含
む本発明の有機複合シリケート皮膜の場合、その
エポキシ樹脂含有量と要求される耐食性に応じて
加熱処理を施すことが好ましい。また以上のよう
な2つの主たる理由に加え、上述したように下地
の塗布型クロメート皮膜にCr6+が多量に存在する
ため、加熱処理によつて、このCr6+が有機複合シ
リケート中の水酸基やカルボキシル基等の極性基
として反応し、さらに架橋が進んで耐食性が向上
する。 なお、本発明はメツキ皮膜+クロメート皮膜+
有機複合シリケート皮膜からなる複合皮膜を両面
又は片面に形成した鋼板をその対象とするもので
ある。 次に本発明の実施例を説明する。 自動車車体内面対応の鋼板として、第1表に示
すような異なるメツキ成分と皮膜付着量の表面処
理鋼板を製造し、これらにつき密着性及び耐食性
試験を行つた。また比較材として第2表に示す各
鋼板についても同様の試験を行つた。 各鋼板のメツキ成分は下記の通りであり、第1
表に示される各鋼板及び第2表中のクロムナート
皮膜及び有機複合シリケート皮膜を有する各鋼板
については、メツキ鋼板をアルカリ脱脂後、水
洗・乾燥し、これに塗布型クロメート処理液をロ
ールコーターで塗布し、乾燥後第2層として有機
複合シリケート処理液をロールコーターで塗布し
た。さらに乾燥後、必要に応じて加熱処理し空冷
した。 Ni−Zn合金電気メツキ……Ni含有量12% Fe−Zn合金電気メツキ……Fe含有量25% Mn−Zn合金電気メツキ……Mn含有量60% Zn−Al合金電気メツキ……Al含有量5% なお、塗布型クロメート処理条件及び有機複合
シリケート処理液の詳細は以下の通りである。 ●塗布型クローメート処理条件 Cr3+/Cr6+=2/3、PH=2.5(KOHでPH調
整)、固形分20g/のクロメート処理液を常
温でロールコーターにて塗布後乾燥した。 ●有機複合シリケート処理液 有機樹脂:シリカゾルの20:80、40:60、60:
40、80:20のアクリル複合シリケートとエポキ
シ複合シリケートをそれぞれ下記のように合成
し、それらを第1表及び第2表に示すような割
合に混合して有機複合シリケート(固形分20
%)を得た。 アクリル複合シリケートの合成 温度計、撹拌機、冷却器、滴下ロートを備
えた1の4つ口フラスコにイソプロピルア
ルコール180部を入れ、窒素置換の後フラス
コ内の温度を約85℃に調整し、エチルアクリ
レート140部、メチルメタクリレート68部、
スチレン15部、N−n−プロキシメチルアク
リルアミド15部、2−ヒドロキシエチルアク
リレート38部、アクリル酸24部からなる単量
体混合物を2、2′−アゾビス(2、4−ジメ
チルクレロ=トリル)6部よりなる触媒とと
もに約2時間を要して滴下する。滴下終了後
同温度でさらに5時間反応を続け、固形分63
%、酸価67の無色透明な樹脂溶液を得た。こ
のアクリル共重合体樹脂溶液500部に対して
38%アンモニア水45部を混合し、水を加えて
十分に撹拌することによつて固形分20%、PH
9.5のアクリル共重合体の水分散液を得た。
この水分散液300部をフラスコ中に仕込み、
室温下で十分に撹拌しながらコロイダルシリ
カ(日産化学工業(株)製、商品名「ストテツク
スN」)所定量を加え、次にγ−メタクリル
オキシプロピルトリメトキシシラン(信越化
学工業(株)製、商品名「KBM503」)1部を撹
拌下で滴下混合し、ついで85℃に加熱して同
温度にて2時間保持して反応せしめ、乳白色
で水分散性のアクリル複合シリケートを得
た。 エポキシ複合シリケートの合成 エポキシ当量950を持つビスフエノールA
タイプのエポキシ樹脂(シエル化学(株)製、商
品名「エピコート1004」)310部、アマニ油脂
肪酸95部、桐油脂肪酸95部、キシレン15部を
フラスコに入れ、窒素を通じながら徐々に加
熱し、240℃まで上昇させた後、冷却し70℃
まで下つて時にエチレングリコールモノエチ
ルエーテル200部を加え、固形分70%、酸化
54の油変性エポキシ樹脂溶液を得た。 この油変性エポキシ樹脂溶液から上記Aの
場合と同様な方式でエポキシ複合シリケート
を得た。 耐食性試験は、三菱石油社製防錆油ダイヤモン
ドPA920Nを比較材共々塗油し、1日放置後、日
本パーカランジング社製ボンデライト3004の標準
条件でリン酸処理を行つた後行つた。 耐食性試験としては、 → | | | | | | | ―5%NaCl浸漬 ↓ 95%RH湿潤 ↓ 乾 燥 40℃ 30分 50℃ 60分 60℃ 30分(移行時間も含む) 以上を1サイクルとしたサイクルテストで行
い、250、500及び1000回の各サイクルで各供試材
の赤錆発生面積を評価した。 また密着性試験は、リン酸処理後の供試材を日
本ペイント社製カチオン電着塗料U−50で20μ膜
厚の電着塗装を行つた後、1次密着性及び2次密
着性を試験した。1次密着性試験は、各供試材塗
膜面に1mm間隔で100個のゴバン目を刻み、接着
テープをこのゴバン目に貼着・剥離することによ
り行い、また2次密着性試験は、電着塗装後各供
試材を40℃の温水(純水)に120時間浸漬した後
取り出し、その後30分以内に上記と同様1mm間隔
のゴバン目を刻み、このゴバン目に接着テープを
貼着・剥離することにより行つた。 以上の耐食性試験及び密着性試験の結果を、第
3表及び第4表に示す。これらの表からも明らか
なように、本発明材は比較材に比べ、高度の耐食
性とカチオン電着塗料との密着性とを兼ね備えた
性質を有していることが判る。第2表及び第4表
においてNo.1〜No.4、No.9〜No.11は有機複合シリ
ケート皮膜の総固形分中のエポキシ樹脂の割合の
範囲を、No.5及びNo.6は有機複合シリケート皮膜
の付着量の範囲を、No.7はクロメート皮膜の付着
量の範囲を、No.12〜No.18は加熱温度の影響を、ま
たNo.20はメツキ付着量の範囲をそれぞれ調べたも
のであり、これらから明らかなように、本発明の
範囲を逸脱する方法により得られた鋼板では、耐
食性、密着性、スポツト溶接性、成形性(プレス
時の皮膜剥離等)のいずれか1つ以上に問題があ
り、自動車車体用の如き防錆鋼板としては不向き
であるということができる。また本発明材のなか
にあつても、有機複合シリケート中のエポキシ樹
脂分の比率が大きい程、カチオン電着塗料との密
着性が向上していることが判る。 第2図に、皮膜中エポキシ樹脂割合と2次密着
性との関係について本実施例により得られた結果
を示す。これによればエポキシ樹脂分が25wt%
以上(焼付温度160℃)で良好な密着性を示して
いる。なお60℃焼付では、リン酸塩処理後のアル
カリ脱脂による皮膜劣化に起因するとみられる密
着性の低下傾向がある。また、第3図に、焼付温
度と耐食性の関係について本実施例によつて得ら
れた結果を示す。これによれば焼付温度100〜250
℃で良好な耐食性を示している。
法に関する。 一般に、自動車車体にはその内外面ともカチオ
ン電着塗装がなされ、外面については更にその上
に塗装が施される。ところで、近年この種の用途
に供される鋼板については、高度な耐食性の要求
が高まりつつあり、このため従来より使用されて
いる冷延鋼板に代えて耐食性の高い表面処理鋼板
を使用する傾向にある。従来このような表面処理
鋼板としては、亜鉛メツキ鋼板、Ni、Fe、Mn、
Al、Cr、Mo等の元素を1種又は2種以上含む亜
鉛合金メツキ鋼板、さらには多層メツキ鋼板等が
あるが、自動車車体内板の袋構造部や曲り部(ヘ
ミング部)には高度の耐食性が要求されるもので
あり、上記したような表面処理鋼板でもその耐食
性は十分なものと言い難い。このようなメチキ鋼
板に対し、特公昭45−24230号や特公昭47−6882
号等にみられるようなジンクリツチ系塗膜を施し
た防錆鋼板が研究開発されており、その代表的な
ものはジンクロメタルの名称で知られている。し
かし、この防錆被覆鋼板は高い耐食性が得られる
ものの、プレス成形等の加工部で皮膜の剥離を生
じる場合があり、自動車車体用材料の要求に応ず
べき鋼板としては十分満足し得るものとは言い難
い。一方、本件出願人による特願昭55−182112号
(特開昭57−108292号)において、亜鉛メツキ又
は合金化亜鉛メツキ鋼板を素材とし、これにクロ
メート皮膜と有機複合シリケート皮膜の2層皮膜
を形成した複合皮膜鋼板が提案されている。しか
し、この複合被覆鋼板は従来の表面処理鋼板に較
べ優れた耐食性と加工性とを有するものの、これ
を自動車車体用として使用した場合カチオン電着
塗料との密着性が悪く、塗装耐食性において十分
に満足し得るものとは言い難い。 本発明はこのような従来の欠点に鑑み研究開発
されたもので、高い耐食性、加工性とともに、カ
チオン電着塗料との良好な密着性を確保して優れ
た塗装耐食性が得られるカチオン電着塗装用防錆
鋼板の製造方法を提供せんとするものである。 このため本発明は、上記先願の複合被覆鋼板を
基礎とし、これを、耐食性とともにカチオン電着
塗料との良好な密着性を得さしめるように改良し
たものであり、その基本的特徴とするところは、
片面当りのメツキ付着量が1g/m2以上の亜鉛系
メツキ鋼板の表面に、Cr3+/Cr6+の割合が1/1
〜1/3に調整された塗布型クロメート処理液で
クロメート処理を施すことにより、片面当り付着
量1000mg/m2以下のクロメート皮膜を形成させ、
続いて水洗することなく有機複合シリケート溶液
で処理を行い、クロメート皮膜の上に、水分散性
シリカ/有機樹脂の固形分重量比が60/40〜10/
90で、且つエポキシ樹脂分を総固形分の25wt%
以上含有する有機複合シリケート皮膜を0.5〜4.0
g/m2の付着量で形成させ、しかる後100〜250℃
で鋼板を加熱処理するようにしたことにある。 以下、本発明の詳細を説明する。 本発明法における素材の鋼板としては耐食性に
優れた亜鉛系メツキ鋼板が用いられる。この亜鉛
メツキ鋼板としては、亜鉛メツキ鋼板、亜鉛−鉄
合金メツキ鋼板、亜鉛−ニツケル合金メツキ鋼
板、亜鉛−マンガン合金メツキ鋼板、亜鉛−アル
ミ合金メツキ鋼板、亜鉛−コバルト−クロム合金
メツキ鋼板、さらには、これら任意の鋼板のメツ
キ成分に、Ni、Fe、Mn、Mo、Co、Al、Cr等の
元素を1種又は2種以上添加したものを用いるこ
とができ、さらに上記したようなメツキのうち同
種又は異種のものを2層以上施した複合メツキ鋼
板であつてもよい。 これら亜鉛系メツキ鋼板のメツキ方法は電解方
法、溶融法、気相法等のうち実施可能ないずれの
方法を採用することもできる。ただ、本発明の対
象とするカチオン電着塗装用防錆鋼板は主として
自動車車体の用途に供せられるものであり、この
ような用途ではメツキされる冷延鋼板の材質を損
なわないようにすることが重要であるため、熱の
発生しない電気メツキが有利であるとういうこと
ができる。 本発明ではこの素材メツキが鋼板の耐食性に大
きな影響を与えるものであり、この意味で上記し
たメツキ鋼板のうち、耐食性のやや劣るZn単独
のメツキ鋼板に対し、Zn系合金メツキ、特にNi
−Zn、Fe−Zn、Zn−Mn、Zn−Al或はこれらの
メツキ成分に他の元素を1種又は2種以上加えた
メツキ鋼板を素材として使用することにより、鋼
板自体に高い耐食性が期待できる。 ここで各合金メツキについて説明すると、まず
Ni−Zn合金メツキは通常電解法で行われ、その
メツキ成分中のNi量は通常1〜90wt%、好まし
くは5〜30wt%である。Fe−Zn合金メツキは、
通常電解法、溶融法で行われ、そのメツキ成分中
のFe量は1〜70wt%、耐食性の観点から望まし
くは5〜35wt%である。Zn−Mn合金メツキは電
解法で行われ、メツキ成分中のMn量は20〜90wt
%、好ましくは30〜85wt%である。Zn−Al合金
メツキは通常溶融法で行われ、メツキ成分中の
Al量は2〜60wt%である。またZn−Co−Cr合金
メツキの場合、そのメツキ成分中の各成分は通常
Co量0.01〜15wt%、Cr量0.01〜1wt%程度であ
る。なお、2層以上のメツキの場合にも各層のメ
ツキ成分は上記したような範囲において選定され
る。 各メツキ鋼板ともメツキ付着量は片面当り1
g/m2以上必要であり、これを下回ると耐食性が
劣化する。また、このメツキ付着量は300g/m2
を超えても耐食性の大きな向上は期待できず却つ
てコスト高となる。まず上述したように電気メツ
キ法を用いる場合には、その付着量は5〜60g/
m2が好ましい。 本発明では、このような亜鉛系メツキ鋼板の表
面に、クロメート処理を施すことによりクロメー
ト皮膜を形成させる。このクロメート皮膜は、ク
ロム付着量(dry)として1000mg/m2以下とする
必要があり、1000mg/m2を超えるとクロメート皮
膜自体の剥離が生じ易くなり、プレス時に皮膜剥
離を生じてしまう。ただクロム付着量が1mg/m2
未満では皮膜が不均一となり好ましくない。クロ
メート皮膜の好ましい付着量は10〜200mg/m2で
ある。またクロメート皮膜には6価のCrが存在
したほうが好ましい。これはCr6+の作用により次
工程の有機複合シリケート処理による皮膜の架橋
が進み、皮膜が強化されるからである。またCr6+
は補修作用があり、鋼板に傷がついた場合そこか
らの腐食を抑制する作用をする。 このような下地皮膜のためのクロメート処理
は、塗布型クロメート処理液で行う必要がある。 塗布型クロメート処理液は、部分的に還元され
たクロム酸溶液を主成分とし、必要に応じこれに
水分散性又は水溶性のアクリル樹脂等の有機樹脂
及び/又は数十〜数千Åのシリカ粒子(シリカゾ
ル、ヒユームドシリカ)を含有せしめたものであ
る。そして、上述したような皮膜中のCr6+を確保
するため塗布型クロメート処理液はCr3+/Cr6+の
割合を1/1〜1/3に調整する必要がある。ま
たPHは1.5〜4.0(より好ましくは2〜3)が好ま
しい。Cr3+/Cr6+の割合は一般の有機還元剤(例
えば糖類、アルコール類等)や無機還元剤を使用
して所定の割合に調節する。また塗布型クロメー
ト処理としては、ロールコーター法、浸漬法、ス
プレー法等、いずれの方法を使用してもよい。塗
布型クロメート処理では、クロメート処理後水洗
することなく乾燥して皮膜を得る。このように水
洗することなく乾燥するのは、通常行われる水洗
ではCr6+が除去されるため、Cr3+/Cr6+の割合を
そのまま安定して維持させ、次工程での有機複合
シリケート溶液で処理してシーリングを行わせる
ためである。 クロメート処理法としては塗布型以外に例えば
電解型がある。この電解型クロメート処理は、無
水クロム酸と硫酸、リン酸、フツ化物又はハロゲ
ン酸素酸等のアニオンの1種又は2種以上を含有
する浴で陰極電解処理を施し、水洗・乾燥して皮
膜の形成せしめるものである。 しかし、塗布型処理とこの電解型処理によるク
ロメート皮膜を比較すると、塗布型クロメートは
電解型クロメートと比較して皮膜中に6価クロム
を多く含有しているため耐食性が優れており、そ
の上、後述するように加熱処理した場合、皮膜が
緻密で且つ強固になるため、電解型クロメートに
較べより耐食性が良好になる。このため本発明で
は塗布型クロメート処理液でクロメート皮膜を形
成させる。 以上のようなクロメート皮膜形成後、有機複合
シリケート溶液で処理を行い、クロメート皮膜の
上に、水分散性シリカ/有機樹脂が60/40〜10/
90で、且つエポキシ樹脂分を総固形分の25wt%
以上含有する有機複合シリケート皮膜を形成させ
る。 有機複合シリケートは、水分散性シリカを必須
成分として、これに水溶性又は水分散性の有機高
分子樹脂をシラン化合物の存在下で混合して10℃
以上、沸点以下、好ましくは50〜90℃の温度範囲
で反応させることによつて得られる。水分散性シ
リカとは所謂シリカゾル又はコロイダルシリカと
呼ばれている粒子径数十〜数千Åのものである。
前記シラン化合物はシリカと有機樹脂との複合化
の際に反応促進剤として使用する。このシラン化
合物としては市販のシランカツプリング剤で良
く、例えばビニルトリエトキシシラン、ビニルト
リス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−グリ
シドオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メ
タクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、N
=β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシ
シラン等のトリアルコキシシラン化合物等をあげ
ることができる。 このような有機複合シリケートの皮膜を構成す
る水溶性又は水分散性の有機高分子樹脂として
は、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ポリエステル、アルキツド、エポキ
シ、アクリル共重合体等があげられるが、本発明
ではカチオン電着塗料との密着性を確保するため
エポキシ樹脂を総固形分の25wt%以上含有せし
めることを必要とする。エポキシ樹脂としては脂
肪酸変性エポキシ樹脂、多塩基性変性エポキシ樹
脂、アクリル樹脂変性エポキシ樹脂、アルキド樹
脂変性エポキシ樹脂、フエノール樹脂変性エポキ
シ樹脂、ポリブタジエン樹脂変性エポキシ樹脂、
アミン変性エポキシ樹脂等がある。以上の有機樹
脂を水溶化ないし水分散化するためにはアミン化
合物やアンモニアを添加すればよい。 本発明の採用するような系の被覆鋼板、即ちメ
ツキ原板+クロメート皮膜+有機複合シリケート
皮膜からなる系の鋼板では、カチオン電着塗料の
密着性は最上層の有機複合シリケート皮膜の性質
によつて決まる。本発明者等がカチオン電着塗装
後の密着性試験の剥離面の調査した結果、上記カ
チオン電着塗料の剥離は、有機複合シリケートの
凝集破壊、及び有機複合シリケートとカチオン電
着塗料との界面破壊によるものであることが判明
した。第1図a〜cはX線マイクロアナライザー
(XMA)によるチヤートを示すもので、このう
ち第1図aはNi−Znの30g/m2目付のメツキ原
板に塗布型クロメートを塗布した時のチヤート、
第1図bはその上に更に有機複合シリケートを塗
布した時のチヤートであり、両者を較べると、第
1図aのクロメート面では、Siのピークは僅かに
見られる程度であるのに対し、これに有機複合シ
リケートを塗布した第1図bではSiのピークは著
しい。第1図cはメツキ原板にクロメート及び有
機複合シリケートを塗布し、カチオン電着塗装
後、密着性試験によりテープ剥離した剥離面の
XMAチヤートを示すものであるが、このパター
ンは上記第1図bのパターン(有機複合シリケー
ト塗布面)とほぼ同じであり、このことからカチ
オン電着塗料の剥離は有機複合シリケートとの間
に界面剥離であることが判る。また、この時の剥
離面を操作型電子顕微鏡により調べた結果、有機
複合シリケートの凝集破壊も一部に見受けられ
た。このような傾向はメツキ原板の種類に関係が
なく見られるものである。 本発明ではこのような事実に基づき、有機複合
シリケートの成分とカチオン電着塗料の密着性と
の関係を検討した結果、有機複合シリケートにエ
ポキシ樹脂分を総固形分の25wt%以上含有せし
めることにより、良好な密着性が得られることを
見い出したものである。このようなカチオン電着
塗料密着性の向上は次のような理由によるもので
ある。第1に、カチオン電着塗料中にはエポキシ
樹脂が含まれ、したがつて有機複合シリケート中
にエポキシ樹脂分を一定量以上含ませることによ
りカチオン電着塗料中のエポキシ樹脂との間での
強い相互作用が得られ、カチオン電着塗料と有機
複合シリケートの界面での高い密着性が得られ
る。第2に、有機複合シリケート中にエポキシ樹
脂成分を一定量以上含むことにより、有機複合シ
リケート皮膜自体が強化され、凝集破壊が起こり
にくくなる。そしてこのような作用はエポキシ樹
脂分を総固形分の25wt%以上含有せしめること
により最も適切に得ることができる。 このように本発明では、有機複合シリケートは
25wt%以上のエポキシ樹脂分を含有するもので
あり、このためエポキシ複合シリケート単独又は
このエポキシ複合シリケートを含む2種以上の有
機複合シリケートが混合されて使用される。但
し、エポキシ複合シリケートの割合が他のシリケ
ートに対して95部対5部以上になると耐アルカリ
性が低下し、強アルカリ剤での脱脂後の耐食性が
悪くなるため好ましくない。しかし、このような
問題は有機複合シリケート塗布後、加熱処理を行
うことにより解消できる。また耐食性を考慮する
と、エポキシ複合シリケートはアクリル共重合体
の有機複合シリケートと混合されて使用されるこ
とが好ましい。 以上のような成分を含む有機複合シリケートに
おける水分散性シリカと水溶性又は水分散性の有
機樹脂との配合割合は、固形分の重量百分比で、
60:40〜10:90とする必要がある。また前記シラ
ン化合物の添加割合はシリカと有機樹脂の固形総
重量に対して0.5〜15wt%とすることが好ましい。 有機複合シリケート皮膜は、片面当りの付着量
(dry)が0.5g/m2〜4.0g/m2の範囲で選定され
る必要があり、より好ましくは1.0g/m2〜3.0
g/m2の範囲が適当である。付着量が0.5g/m2
以下では十分な耐食性が得られず、また4.0g/
m2以上ではスポツト溶接性が劣化するため好まし
くない。 また有機複合シリケート中には、モルブデン、
タングステン又はバナジウムの酵素酸若しくはそ
の塩、或いはチタニウム又はジルコニウムのアル
コキシレート化合物を添加することができる。こ
れらの添加剤の1種又は2種以上をシリカゾルと
有機樹脂の全固形分に対して14wt%以下、好ま
しくは0.2〜8wt%添加することにより耐食性合を
向上させることができる。さらに有機シリケート
溶液中にメラミン等の硬化剤を添加してもよい。 有機複合シリケートの塗布方式はロールコータ
ー方式、スプレー方式等、任意の方式を採用する
ことができ、塗布後乾燥して皮膜が形成される。 有機複合シリケート皮膜は、塗布−乾燥ままで
も所謂ジンクロメタルとほぼ同等の密着性とより
優れた耐食性とを有するが、加熱処理を行うこと
により更に耐食性を向上させることができ、裸耐
食性の如き要求に対して好適な鋼板とすることが
できる。この加熱処理は100〜250℃の範囲の温度
域で行われる。加熱温度が250℃を超えると、ク
ロメート皮膜にクラツクが入つたり或は有機複合
シリケート皮膜の一部が熱分解するなどして耐食
性が劣化するおそれがあり、従つて実用的には
250℃が加熱温度の上限とされる。加熱方式は所
定の温度が得られれば熱風乾燥、赤外線加熱、イ
ンダクシヨンヒーター等、いずれの方式でもよ
い。また加熱保持時間は数秒〜数分程度であり、
長時間の保持は経済的に不利となるだけでなく、
皮膜性能が劣化するおそれもあり好ましくない。 このような加熱処理による耐食性向上の理由と
して次の2点が考えられる。まず第1は下地の塗
布型クロメート皮膜の緻密化による耐食性の向上
効果があげられる。即ち加熱処理によりCr6+の還
元や脱水反応等の反応が起こり、緻密なクロミツ
ククロメート皮膜が形成されるものである。クロ
メート皮膜中にシリカ若しくは有機樹脂或はその
両者が含まれる場合には、加熱処理によりクロム
とそれら成分間で架橋反応が起こり、クロメート
皮膜がさらに緻密化して耐食性が増す。理由の第
2として有機複合シリケート自体の強化があげら
れる。即ち、本発明によるエポキシ複合シリケー
トの硬化率(重合速度)は温度に依存し、常温で
乾燥硬化させた場合、架橋密度が十分でなく、湿
潤環境で膨潤し易かつたり、耐アルカリ性が劣り
アルカリ脱脂で皮膜が劣化し易かつたりする。従
つてエポキシ樹脂分を総固形分の25wt%以上含
む本発明の有機複合シリケート皮膜の場合、その
エポキシ樹脂含有量と要求される耐食性に応じて
加熱処理を施すことが好ましい。また以上のよう
な2つの主たる理由に加え、上述したように下地
の塗布型クロメート皮膜にCr6+が多量に存在する
ため、加熱処理によつて、このCr6+が有機複合シ
リケート中の水酸基やカルボキシル基等の極性基
として反応し、さらに架橋が進んで耐食性が向上
する。 なお、本発明はメツキ皮膜+クロメート皮膜+
有機複合シリケート皮膜からなる複合皮膜を両面
又は片面に形成した鋼板をその対象とするもので
ある。 次に本発明の実施例を説明する。 自動車車体内面対応の鋼板として、第1表に示
すような異なるメツキ成分と皮膜付着量の表面処
理鋼板を製造し、これらにつき密着性及び耐食性
試験を行つた。また比較材として第2表に示す各
鋼板についても同様の試験を行つた。 各鋼板のメツキ成分は下記の通りであり、第1
表に示される各鋼板及び第2表中のクロムナート
皮膜及び有機複合シリケート皮膜を有する各鋼板
については、メツキ鋼板をアルカリ脱脂後、水
洗・乾燥し、これに塗布型クロメート処理液をロ
ールコーターで塗布し、乾燥後第2層として有機
複合シリケート処理液をロールコーターで塗布し
た。さらに乾燥後、必要に応じて加熱処理し空冷
した。 Ni−Zn合金電気メツキ……Ni含有量12% Fe−Zn合金電気メツキ……Fe含有量25% Mn−Zn合金電気メツキ……Mn含有量60% Zn−Al合金電気メツキ……Al含有量5% なお、塗布型クロメート処理条件及び有機複合
シリケート処理液の詳細は以下の通りである。 ●塗布型クローメート処理条件 Cr3+/Cr6+=2/3、PH=2.5(KOHでPH調
整)、固形分20g/のクロメート処理液を常
温でロールコーターにて塗布後乾燥した。 ●有機複合シリケート処理液 有機樹脂:シリカゾルの20:80、40:60、60:
40、80:20のアクリル複合シリケートとエポキ
シ複合シリケートをそれぞれ下記のように合成
し、それらを第1表及び第2表に示すような割
合に混合して有機複合シリケート(固形分20
%)を得た。 アクリル複合シリケートの合成 温度計、撹拌機、冷却器、滴下ロートを備
えた1の4つ口フラスコにイソプロピルア
ルコール180部を入れ、窒素置換の後フラス
コ内の温度を約85℃に調整し、エチルアクリ
レート140部、メチルメタクリレート68部、
スチレン15部、N−n−プロキシメチルアク
リルアミド15部、2−ヒドロキシエチルアク
リレート38部、アクリル酸24部からなる単量
体混合物を2、2′−アゾビス(2、4−ジメ
チルクレロ=トリル)6部よりなる触媒とと
もに約2時間を要して滴下する。滴下終了後
同温度でさらに5時間反応を続け、固形分63
%、酸価67の無色透明な樹脂溶液を得た。こ
のアクリル共重合体樹脂溶液500部に対して
38%アンモニア水45部を混合し、水を加えて
十分に撹拌することによつて固形分20%、PH
9.5のアクリル共重合体の水分散液を得た。
この水分散液300部をフラスコ中に仕込み、
室温下で十分に撹拌しながらコロイダルシリ
カ(日産化学工業(株)製、商品名「ストテツク
スN」)所定量を加え、次にγ−メタクリル
オキシプロピルトリメトキシシラン(信越化
学工業(株)製、商品名「KBM503」)1部を撹
拌下で滴下混合し、ついで85℃に加熱して同
温度にて2時間保持して反応せしめ、乳白色
で水分散性のアクリル複合シリケートを得
た。 エポキシ複合シリケートの合成 エポキシ当量950を持つビスフエノールA
タイプのエポキシ樹脂(シエル化学(株)製、商
品名「エピコート1004」)310部、アマニ油脂
肪酸95部、桐油脂肪酸95部、キシレン15部を
フラスコに入れ、窒素を通じながら徐々に加
熱し、240℃まで上昇させた後、冷却し70℃
まで下つて時にエチレングリコールモノエチ
ルエーテル200部を加え、固形分70%、酸化
54の油変性エポキシ樹脂溶液を得た。 この油変性エポキシ樹脂溶液から上記Aの
場合と同様な方式でエポキシ複合シリケート
を得た。 耐食性試験は、三菱石油社製防錆油ダイヤモン
ドPA920Nを比較材共々塗油し、1日放置後、日
本パーカランジング社製ボンデライト3004の標準
条件でリン酸処理を行つた後行つた。 耐食性試験としては、 → | | | | | | | ―5%NaCl浸漬 ↓ 95%RH湿潤 ↓ 乾 燥 40℃ 30分 50℃ 60分 60℃ 30分(移行時間も含む) 以上を1サイクルとしたサイクルテストで行
い、250、500及び1000回の各サイクルで各供試材
の赤錆発生面積を評価した。 また密着性試験は、リン酸処理後の供試材を日
本ペイント社製カチオン電着塗料U−50で20μ膜
厚の電着塗装を行つた後、1次密着性及び2次密
着性を試験した。1次密着性試験は、各供試材塗
膜面に1mm間隔で100個のゴバン目を刻み、接着
テープをこのゴバン目に貼着・剥離することによ
り行い、また2次密着性試験は、電着塗装後各供
試材を40℃の温水(純水)に120時間浸漬した後
取り出し、その後30分以内に上記と同様1mm間隔
のゴバン目を刻み、このゴバン目に接着テープを
貼着・剥離することにより行つた。 以上の耐食性試験及び密着性試験の結果を、第
3表及び第4表に示す。これらの表からも明らか
なように、本発明材は比較材に比べ、高度の耐食
性とカチオン電着塗料との密着性とを兼ね備えた
性質を有していることが判る。第2表及び第4表
においてNo.1〜No.4、No.9〜No.11は有機複合シリ
ケート皮膜の総固形分中のエポキシ樹脂の割合の
範囲を、No.5及びNo.6は有機複合シリケート皮膜
の付着量の範囲を、No.7はクロメート皮膜の付着
量の範囲を、No.12〜No.18は加熱温度の影響を、ま
たNo.20はメツキ付着量の範囲をそれぞれ調べたも
のであり、これらから明らかなように、本発明の
範囲を逸脱する方法により得られた鋼板では、耐
食性、密着性、スポツト溶接性、成形性(プレス
時の皮膜剥離等)のいずれか1つ以上に問題があ
り、自動車車体用の如き防錆鋼板としては不向き
であるということができる。また本発明材のなか
にあつても、有機複合シリケート中のエポキシ樹
脂分の比率が大きい程、カチオン電着塗料との密
着性が向上していることが判る。 第2図に、皮膜中エポキシ樹脂割合と2次密着
性との関係について本実施例により得られた結果
を示す。これによればエポキシ樹脂分が25wt%
以上(焼付温度160℃)で良好な密着性を示して
いる。なお60℃焼付では、リン酸塩処理後のアル
カリ脱脂による皮膜劣化に起因するとみられる密
着性の低下傾向がある。また、第3図に、焼付温
度と耐食性の関係について本実施例によつて得ら
れた結果を示す。これによれば焼付温度100〜250
℃で良好な耐食性を示している。
【表】
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【表】
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【表】
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第1図イないしハはカチオン電着塗料の剥離部
調査のため行つたX線マイクロアナライザーのチ
ヤートを示すものである。第2図は皮膜中エポキ
シ樹脂割合と2次密着性との関係について本実施
例により得られた結果を示すものである。第3図
は焼付温度と耐食性の関係について本実施例によ
つて得られた結果を示すものである。
調査のため行つたX線マイクロアナライザーのチ
ヤートを示すものである。第2図は皮膜中エポキ
シ樹脂割合と2次密着性との関係について本実施
例により得られた結果を示すものである。第3図
は焼付温度と耐食性の関係について本実施例によ
つて得られた結果を示すものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 片面当りのメツキ付着量が1g/m2以上の亜
鉛系メツキ鋼板の表面に、Cr3+/Cr6+の割合が
1/1〜1/3に調整された塗布型クロメート処
理液でクロメート処理を施すことにより、片面当
り付着量1000mg/m2以下のクロメート皮膜を形成
させ、続いて水洗することなく有機複合シリケー
ト溶液で処理を行い、クロメート皮膜の上に、水
分散性シリカ/有機樹脂の固形分重量比が60/40
〜10/90で、且つエポキシ樹脂分を総固形分の
25wt%以上含有する有機複合シリケート皮膜を
0.5〜4.0g/m2の付着量で形成させ、しかる後
100〜250℃で鋼板を加熱処理することを特徴とす
るカチオン電着塗装用防錆鋼板の製造方法。 2 クロメート皮膜及び有機複合シリケート皮膜
を、鋼板の片面にのみ形成することを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載のカチオン電着塗装用
防錆鋼板の製造方法。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15776983A JPS6050180A (ja) | 1983-08-31 | 1983-08-31 | カチオン電着塗装用防錆鋼板 |
| US06/644,765 US4659394A (en) | 1983-08-31 | 1984-08-27 | Process for preparation of highly anticorrosive surface-treated steel plate |
| KR1019840005244A KR890002953B1 (ko) | 1983-08-31 | 1984-08-28 | 고내식성 표면처리강판의 제조방법 |
| CA000462190A CA1256054A (en) | 1983-08-31 | 1984-08-30 | Process for preparation of highly anticorrosive surface-treated steel plate |
| AU32542/84A AU563176B2 (en) | 1983-08-31 | 1984-08-30 | Anti-corrosive surface-treatment for steel plates |
| FR848413552A FR2551464B1 (fr) | 1983-08-31 | 1984-08-31 | Procede de preparation d'une tole d'acier a surface traitee hautement resistante a la corrosion |
| GB08422103A GB2147826B (en) | 1983-08-31 | 1984-08-31 | Process for preparation of highly anticorrosive surface-treated steel plate |
| DE3432118A DE3432118A1 (de) | 1983-08-31 | 1984-08-31 | Verfahren zur herstellung einer hochantikorrosiven oberflaechenbehandelten stahlplatte |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15776983A JPS6050180A (ja) | 1983-08-31 | 1983-08-31 | カチオン電着塗装用防錆鋼板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6050180A JPS6050180A (ja) | 1985-03-19 |
| JPH041070B2 true JPH041070B2 (ja) | 1992-01-09 |
Family
ID=15656904
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15776983A Granted JPS6050180A (ja) | 1983-08-31 | 1983-08-31 | カチオン電着塗装用防錆鋼板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6050180A (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63143265A (ja) * | 1986-12-05 | 1988-06-15 | Kawasaki Steel Corp | 焼付硬化性に優れた有機被覆鋼板の製造方法 |
| US4775600A (en) * | 1986-03-27 | 1988-10-04 | Nippon Kokan Kabushiki Kaisha | Highly corrosion-resistant surface-treated steel plate |
| JPS6335798A (ja) * | 1986-07-31 | 1988-02-16 | Nippon Steel Corp | カチオン電着塗装用有機複合鋼板 |
| JPS63317696A (ja) * | 1987-02-19 | 1988-12-26 | Nippon Steel Corp | 加工性、耐食性に優れた複合めっき鋼板 |
| JPS63283935A (ja) * | 1987-05-18 | 1988-11-21 | Nippon Steel Corp | 有機複合鋼板 |
| JPH01127084A (ja) * | 1987-11-11 | 1989-05-19 | Nippon Steel Corp | 鮮映性及び耐クレータリング性に優れた表面処理鋼板の製造法 |
| JPH01177377A (ja) * | 1987-12-30 | 1989-07-13 | Nippon Steel Corp | クロメート処理鋼板 |
| CA2027685C (en) * | 1989-10-16 | 1998-12-29 | Kenji Takao | Organic composite coated steel strip having improved corrosion resistance and weldability |
| JP2722938B2 (ja) * | 1992-04-20 | 1998-03-09 | 住友金属工業株式会社 | 外装用有機複合亜鉛系めっき鋼板 |
| US7077895B2 (en) | 2001-10-30 | 2006-07-18 | Kansai Paint Co., Ltd. | Coating compound for forming titanium oxide film, method for forming titanium oxide film and metal susbstrate coated with titanium oxide film |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6033192B2 (ja) * | 1980-12-24 | 1985-08-01 | 日本鋼管株式会社 | 耐食性、塗料密着性、塗装耐食性のすぐれた複合被覆鋼板 |
-
1983
- 1983-08-31 JP JP15776983A patent/JPS6050180A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6050180A (ja) | 1985-03-19 |
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