JPH04106669U - 水性塗装用ブース - Google Patents
水性塗装用ブースInfo
- Publication number
- JPH04106669U JPH04106669U JP1460191U JP1460191U JPH04106669U JP H04106669 U JPH04106669 U JP H04106669U JP 1460191 U JP1460191 U JP 1460191U JP 1460191 U JP1460191 U JP 1460191U JP H04106669 U JPH04106669 U JP H04106669U
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- JP
- Japan
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- water
- heating
- cooling
- coated
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- Pending
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- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
- Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】有機塗装のみを施すワークも、水性塗装を施す
ワークと同様に同一ラインを通貨するため、水性塗装用
の加温、冷却を施される課題を有した。 【構成】水性塗料を塗布されるワークと、有機系塗料を
塗布されるワークを混合して搬送する塗装ラインにおい
て、水性塗装されたワークを乾燥するための加温工程2
1、および加温工程21で加熱されたワークを冷却させ
る冷却工程22を、他の塗装工程と分岐させて別工程と
し、加温工程21および冷却工程22終了後再度分岐さ
れた工程に戻すことを特徴とする水性塗装用ブース。
ワークと同様に同一ラインを通貨するため、水性塗装用
の加温、冷却を施される課題を有した。 【構成】水性塗料を塗布されるワークと、有機系塗料を
塗布されるワークを混合して搬送する塗装ラインにおい
て、水性塗装されたワークを乾燥するための加温工程2
1、および加温工程21で加熱されたワークを冷却させ
る冷却工程22を、他の塗装工程と分岐させて別工程と
し、加温工程21および冷却工程22終了後再度分岐さ
れた工程に戻すことを特徴とする水性塗装用ブース。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】 この考案は、水性塗装用ブースに係る。更に詳細に
は、水性塗装を施すワークと、水性塗装以外の塗装例えば有機系塗装を施すワー
クとを同一塗装ラインで搬送させて塗装する塗装ラインに使用される水性塗装用
ブースに係る。
【0002】
【従来の技術】 従来の有機系塗料を使用する塗装ブースは、従来例のブー
スの概略図を表す図4に図示されるように、準備工程101、内板工程102、
補正工程103、自動機による有機系塗料静電気塗装工程104、中間乾燥をお
こなうブラッシュ工程105、次工程のベル自動機による遠心霧化の前工程補正
を行うソリッドクリア補正工程106、ベル自動機による遠心噴霧をおこなうソ
リッドクリアベル自動機工程107、品質確認工程108で行われていた。各工
程は6m〜8m等、ボデー寸法による。
【0003】
他方、近時水性塗料を使用する塗装が用いられるようになったが、水性塗料を
使用する場合は、一旦乾燥させる必要があり、図4に図示されるように従来の有
機系塗料を使用する従来のブースを使用するのは適さない。また、水性塗装を施
すワークが少ない場合、有機塗装を施されるワークと別個のブースを使用するこ
とは無駄となるので混合ラインが要求される。そこで、図5に図示されるような
水溶性塗装ブースが使用される。同ブースでは、準備工程101、内板工程10
2、補正工程103、自動機による有機系塗料静電気塗装工程104、水性塗料
ベル自動機による遠心霧化工程111、加温工程112、加温工程113、冷却
工程114、冷却工程115、次工程のベル自動機による遠心噴霧の前工程補正
を行うソリッドクリア補正工程106、ベル自動機による遠心噴霧を行うソリッ
ドクリアベル自動機工程107、品質確認工程108の工程で行われる。111
〜115が水性塗装工程である。121a、121bは遮蔽であり、乾燥工程1
12、113、冷却工程114、115と前後の他の工程を遮断させ、雰囲気を
区別する。しかしながら、同ブースは直線ラインからなるため、全体が長くなる
課題を有した。
【0004】
そこで、直線ラインの課題を解決するために、図6に図示されるようなUター
ンブースが提案されている。同ブースでは、準備工程101、内板工程102、
補正工程103、自動機による有機系塗料静電気塗装工程104、水性塗料のベ
ル動機による遠心噴霧工程111、加温工程112、加温工程113、冷却工程
114、冷却工程115、冷却工程116、次工程のベル自動機による遠心噴霧
の前工程補正を行うソリッドクリア補正工程106、ベル自動機による遠心噴霧
を行うソリッドクリアベル自動機工程107、品質確認工程108の工程で行わ
れる。111〜116が水性塗装工程である。同ブースでは、Uターン部分を伸
縮させることで時間設定が変更可能となる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 Uターンタイプの従来例ではUターン部
分を伸縮させることで時間設定の変更が可能となるが、加温、冷却工程を省略す
るすることではない。しかるに、有機系塗料では過剰に時間をかけて加熱すると
塗膜に悪影響がでる。そして、同従来例では有機塗装のみを施すワークも、水性
塗装を施すワークと同様に同一ラインを通過するため、水性塗装用の加温、冷却
を施される課題を有した。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この考案は、水性塗料を塗布されるワーク
と、有機系塗料を塗布されるワークを混合して搬送する塗装ラインにおいて、水
性塗装されたワークを乾燥するための加温工程、および加温工程で加熱されたワ
ークを冷却させる冷却工程を、他の塗装工程と分岐させて別工程とし、加温工程
および冷却工程終了後再度分岐された工程に戻すことを特徴とする水性塗装用ブ
ースを、提供する。
【0007】
【作用】 水性塗料を塗布されるワークは、水性塗料塗布後、メインライン
から分岐され、水性塗装されたワークを乾燥するための加温工程、および加温工
程で加熱されたワークを冷却させる冷却工程を、他の塗装工程と分岐させて別工
程とし、加温工程および冷却工程終了後再度分岐された工程に戻される。
【0008】
有機系塗料を塗布されるワークは、加温工程、冷却工程を経ることなくメイン
ラインを搬送される。
【0009】
【実施例】 この考案の実施例のブース概略平面図を表す図1、他の実施例
のブース一部拡大概略平面図を表す図2、他の実施例のブース一部拡大概略正面
図を表す図3に従って説明する。
【0010】
11は、ブースにおける準備工程、12は内板工程、13は補正工程、14は
自動機による有機系塗料静電気塗装工程、15は水性塗料のベル自動機による遠
心噴霧工程、16は引出工程フラッシュ、17はクリアソリッド補正工程、18
はクリアソリッドベル工程、19は確認工程である。これら11〜19の工程で
塗装ラインのメインラインAを形成する。準備工程11では、塗装準備のための
作業を行う。内板工程12では、ボデー内板部の塗装を行う。補正工程13では
、自動機で塗布が充分おこなえない部位に補正塗装を行う。有機系塗料静電気塗
装工程14では、有機系塗料を塗装するワークに対して自動機により塗装を行う
。遠心噴霧工程15では、水性塗料を塗布するワークに対してベル自動機による
遠心噴霧により水性塗料を塗布する。クリアソリッド補正工程17では次工程の
ベル自動機による遠心噴霧の前工程補正を行う。クリアソリッドベル工程では、
ベル自動機による遠心噴霧を行う。確認工程19では、品質確認を行う。
【0011】
21は加温工程、22は冷却工程である。両者で塗装ラインの加温冷却ライン
Bを形成する。加温工程21では、水性塗料を塗布されたワークに加熱を加え水
分乾燥をおこない、冷却工程22では、加温工程21で加熱されたワークを冷却
させる。加温冷却ラインBは、引出工程16においてメインラインAから分岐さ
れ、冷却工程22は加温工程に続いて設けられ再度引出工程に戻される。
【0012】
次に、実施例の作用について説明する。水性塗料を塗布されるワークの場合は
、ライン上を移動されることで、準備工程11、内板工程12、補正工程13、
を経て有機系塗料静電気塗装工程14に至るが、同工程で有機系塗装塗布を行う
ことなく次工程の水性塗料のベル自動機による遠心噴霧工程15で水性塗装をお
こなう。ついで、引出工程フラッシュ16で、メインラインAを離れ加温冷却ラ
インBへと移動される。そして、加温工程21において加熱され水分は乾燥され
る。乾燥後、冷却工程22でワークは冷却される。冷却後ワークは再度引出工程
フラッシュ16においてメインラインAに復帰される。ついで、クリアソリッド
補正工程17、クリアソリッドベル工程18を通過させ、確認工程19で確認作
業をおこなう。
【0013】
有機系塗料を塗布するワークの場合は、ライン上を移動されることで、準備工
程11、内板工程12、補正工程13、を経て有機系塗料静電気塗装工程14に
至り、同工程で自動機により有機系塗料の塗布を行う。ついで、引出工程フラッ
シュ16で、加温冷却ラインBへと移動させることなく、クリアソリッド補正工
程17へ搬送され、補正塗布される。ついで、クリアソリッドベル工程18を自
動塗布させ、確認工程19で確認作業をおこなう。
【0014】
したがって、水性塗装をほどこされるワークは加温冷却ラインBへと移動され
るが、有機系塗料を塗布されるワークは、加温冷却ラインBへは搬送されない。
【0015】
図1、図2に図示される実施例では、メインラインAと加温冷却ラインBは同
一平面上に設置されるが、図3に図示されるように、メインラインA上に立体的
に加温冷却ラインBを設置させた場合は、引出工程フラッシュ16でワークをト
ラバーサあるいは移載機で上部の加温冷却ラインBに移動あるいは戻す。図3に
図示されるように立体的に加温ラインを設置した場合は、よりスペースを省略化
でき、また加温工程21の加熱の影響をメインラインが受けるのを少なくするこ
とが可能である。
【0016】
【考案の効果】 水性塗装をほどこされるワークは加温冷却ラインBへと移
動されるが、有機系塗料を塗布されるワークは、加温冷却ラインBへは搬送され
ない。そのため、有機系塗料を塗布されたワークへの乾燥時間が長いと品質への
影響が生じるのを最小限とすることが可能である。
【0017】
さらに、従来のラインに比しメインラインを短縮することが可能である。その
ため、ブース内の空調エアを一方から送る場合、ブースを短縮することが可能と
なるため、送風するエアを減少させることが可能である。
【0018】
さらに、メインラインと加温冷却ラインとは別ラインとなっているため、メイ
ンラインのブース内の空気が、加温工程の加熱の影響を受けにくく品質の管理が
容易となり、安全性を確保できる。
【0019】
メインラインと、加温冷却ラインが別個に分かれるため、生産タクトを変化さ
せても水性用ワークの帯留時間の調整のみで有機溶剤系ワークは生産減すること
がなく、噴き付工程全体への影響が少なく、また既設のブース改造も容易である
。
【図1】 この考案の実施例の平面概略図
【図2】 他の実施例の一部拡大平面概略図
【図3】 他の実施例の一部拡大正面概略図
【図4】 従来例の平面概略図
【図5】 従来例の平面概略図
【図6】 従来例の平面概略図
11 加温工程
12 冷却工程
A メインライン
B 加温冷却ライン
Claims (1)
- 【請求項1】 水性塗料を塗布されるワークと、有機系
塗料を塗布されるワークを混合して搬送する塗装ライン
において、水性塗装されたワークを乾燥するための加温
工程、および加温工程で加熱されたワークを冷却させる
冷却工程を、他の塗装工程と分岐させて別工程とし、加
温工程および冷却工程終了後再度分岐された工程に戻す
ことを特徴とする水性塗装用ブース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1460191U JPH04106669U (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 水性塗装用ブース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1460191U JPH04106669U (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 水性塗装用ブース |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04106669U true JPH04106669U (ja) | 1992-09-14 |
Family
ID=31902083
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1460191U Pending JPH04106669U (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 水性塗装用ブース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04106669U (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11154892B2 (en) | 2016-12-14 | 2021-10-26 | Dürr Systems Ag | Coating device for applying coating agent in a controlled manner |
| US11167297B2 (en) | 2016-12-14 | 2021-11-09 | Dürr Systems Ag | Print head for the application of a coating agent |
| US11167308B2 (en) | 2016-12-14 | 2021-11-09 | Dürr Systems Ag | Print head for the application of a coating agent on a component |
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| US11975345B2 (en) | 2016-12-14 | 2024-05-07 | Dürr Systems Ag | Coating installation and corresponding coating method |
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-
1991
- 1991-02-21 JP JP1460191U patent/JPH04106669U/ja active Pending
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