JP7801525B1 - 単軸押出機用スクリュー、および単軸押出機 - Google Patents
単軸押出機用スクリュー、および単軸押出機Info
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Abstract
【解決手段】
混練部に混練部品を備えた単軸押出機に使用されるスクリューであって、前記混練部品が螺旋状のフライトと、溝と、前記溝内に設ける複数の凸部を備え、前記溝は、楕円体形状の一部を切り取る形状の曲面が、前記楕円体形状の長軸を前記フライトのねじれ角方向に配置して、多数連続して接続する形状をなし、前記凸部は、前記溝の曲面の間の接続部の稜線として形成し、前記凸部の稜線は、前記フライトより低い高さを有し、前記フライトと前記溝の曲面が交わる曲線は、前記フライトから見て凹状の円弧が連続して接続する形状であることを特徴とする単軸押出機用スクリュー。
【選択図】図3
Description
特許文献2では、後述のシリンダーの溝との相互作用による樹脂の転がり効果を生じさせるとともに、長楕円形の前記傾斜角γを大きい角度に並べることで、自掃性がよく、かつ大きい押し込み効果が得られることが開示されている。
また、特許文献2は、第1図に開示される帯域Bを前記第2図の構造として前記傾斜角βを小さい角度とした上で、押出機のシリンダー3には前記スクリューの溝をまたぐよう軸線方向に設けられた複数の溝10を設けることで、第2図に図示されるように、スクリューの溝状凹陥部9aから十分な押し込み効果を与えられ第2の溝状凹陥部9bに樹脂材料が前進して移動するとともに、前記溝状凹陥部9aの樹脂材料は、溝底が浅くなる前記溝状凹陥部9aと溝状凹陥部9bの接触部からシリンダーの溝10にも流れた後に前記溝状凹陥部9bに流れることで、樹脂材料が転がり回転作用をうけて添加剤が急速に樹脂に包まれて混練が進むことが開示されている。
しかし、特許文献2は、スクリューの溝状凹陥部とシリンダーに設ける溝における樹脂材料の転がり回転作用という局所的な混練を得るものであるため、樹脂材料に局所的に発生するせん断熱が高く、結果、樹脂材料が高温に伴う焼け・劣化を生じる問題があった。さらに、シリンダーに特別な溝を設ける必要があるため、第1図のシリンダー2およびシリンダー4の中間にシリンダー3を接続して設けるように特殊な押出機が必要であり、また各シリンダーの接続部の樹脂材料の流路側は接続にともなうわずかな段差が生じるために、段差部分に対流した樹脂材料によっては、樹脂焼けや樹脂劣化が生じやすい問題があった。
なお、特許文献3の図4に記載されるねじり角βとγは、特許文献2の第2図における傾斜角βとγと逆の記載となり、また角度の基準がスクリュー特許文献2ではスクリューの軸方向ではなく、前記軸方向の直角を基準としているが、特許文献3の段落[0025]から、凹凸底面がねじり角γに並び、多数の前記凹凸底面を有する溝のひとつひとつは、スクリューの軸の直角方向に傾いていることが解り、特許文献3の図4に記載されるものは、特許文献2の第2図と同じ形状であることが解る。
特許文献3では、前記形状の要部を、他の要部2bとともに設けることで均一な混練ができるとあるが、要部2cが設けられるスクリューの排出側、いわゆるスクリューの計量部は、特許文献1および特許文献2のようなスクリュー中間に設けられる混練部とは異なり、すべての溶融が完了した樹脂材料が流れる区間であるため、溶融と加熱により粘度が低下した樹脂材料では十分な混練力を得ることができるものではなかった。
(1)混練部に混練部品を備えた単軸押出機に使用されるスクリューであって、前記混練部品が螺旋状のフライトと、溝と、前記溝内に設ける複数の凸部を備え、前記溝は、楕円体形状の一部を切り取る形状の曲面が、前記楕円体形状の長軸を前記フライトのねじれ角方向に配置して、多数連続して接続する形状をなし、前記溝内には、前記溝の曲面の間の接続部の稜線として形成する凸部を複数設け、前記凸部は、隣り合う前記フライトの間に渡って形成される円弧状の稜線であって、前記凸部の稜線は、前記フライトより低い高さを有し、前記スクリューの円周方向における前記混練部品を平面に展開した図において、前記フライトと前記溝の曲面が交わる曲線は、前記フライト側に凹む円弧が連続して接続する形状であることを特徴とする単軸押出機用スクリュー、
(2)(1)に記載の凸部の稜線が、ねじれ角の直交方向に伸びるよう前記フライトの間に渡って形成される稜線または前記溝の幅方向中央における前記稜線の接線がねじれ角に直交する稜線であることを特徴とする単軸押出機用スクリュー、
である。
また、本発明の単軸押出機は、前記単軸押出機用スクリューを備えることを特徴とする単軸押出機である。
図1に本発明の単軸押出機用スクリュー(以下、「スクリュー」ともいう)を備えた単軸押出機の断面図を示す。図1が示すように、単軸押出機1は、内部が空洞となったシリンダー2とシリンダー内に収容されたスクリュー3を有し、単軸押出機が備えるモーターおよび減速機9の回転動力は、減速機出力軸とスクリュー3がスクリュー接続部91で接続することで前記スクリュー3に伝達され、スクリュー3が回転する。
スクリュー3は、順方向の螺旋状のフライト5と谷部6を有し、回転動力によりスクリューを順方向に回転させることで、ホッパー4から定量供給される熱可塑性樹脂を含む原料(以下、「原料」ともいう)を、シリンダーに巻かれたヒーター8により加熱されたシリンダー2と谷部6の間の流路に螺旋の順方向に送りながら、スクリュー軸方向の下流94へと移送する。シリンダー2と谷部6の間で移送される原料は、下流方向へ移送されるに伴い、シリンダーに巻かれたヒーター8からの熱、ならびに原料とシリンダー及び原料とスクリューのせん断熱により加温されて原料中の熱可塑性樹脂(以下、「樹脂」ともいう)が溶融して原料は可塑化され移動し、混練され、下流に設置するダイス10を通り混練物が熱可塑性樹脂組成物として吐出される。
第1実施形態の単軸押出機用スクリューが備える混練部品7の投影図を図2に、またスクリュー円周方向における混練部品7を平面に展開した図を、図3(a)に示す。
また、図3(a)の展開図における、ねじれ角80方向に図示する仮想線L-L’の断面の概念図を図3(b)に、また図3(a)の展開図における、ねじれ角80に対して直交する方向に図示する仮想線M-M’の断面の概念図を図3(c)に示す。
なお、図3(a)は一条の螺旋状のフライトである混練部品7を示した展開図であり、図3(a)は図の上部と下部が円周方向に接続するものであり、仮想線L-L’は溝21のねじれ角80方向に見た幅の中央を通る線である。
図3(b)は、図3(a)のL-L’の断面図であり、フライト20も仮想線で図示する。また、図3(b)ではフライト20までの凸部22も仮想線で図示する。
図3(b)と(c)は、上が押出機のスクリューのシリンダー側の方向であり、下がスクリューの軸中心方向にあたり、また、図3(b)と(c)は概念図であって、スクリューの円周方向に展開した図3(a)に対応している。
図3(c)は、図3(a)の図の中央の凸部22に沿うよう図示した前記M-M’断面の断面図であり、曲面23のもっとも深い断面も、仮想線で図示する。
また、本実施形態では、図3(a)および(c)に示すように、仮想線M-M’上に、凸部22と、曲面23の最も幅広く最も深い箇所が並ぶよう、凸部間の距離を調整したものを例示する。
前記溝21は、図3(a)に示すように、長軸34を前記螺旋状のフライトのねじれ角80の方向に配置する楕円体形状の一部を切り取る形状の曲面23が、各曲面23の前記長軸34が前記螺旋状のフライトのねじれ角80の方向に並ぶよう多数連続して接続する形状をなし、それぞれの曲面23の間の接続部には、接続部の稜線として前記凸部22が設けられる。
なお、ねじれ角80とは、スクリュー軸方向を基準として螺旋状のフライトが傾く角度で定義され、図3において図の左をスクリュー軸方向の下流94、右をスクリュー軸方向の上流95とする。
また、本明細書における楕円体形状とは、長軸を有し、長軸を含む垂直断面および中心を含み長軸に直交する垂直断面が楕円状または円状、並びに表面が曲面で構成される形状を指し、具体的には回転楕円体や歪楕円体等が挙げられる。
また、前記溝21における各曲面23はそれぞれが楕円体形状の下部表面の一部を切り取った形状の曲面である。
なお、第1実施形態において開示する各曲面23は、いずれも深さ、幅、およびねじれ角方向への長さとも同じ形状である曲面であり、曲面がもっとも深い箇所はねじれ角80方向およびねじれ角80の直交方向から見て中心がもっとも深い箇所となる。
また、前記曲面23は長軸34をねじれ角80方向に配置した楕円体形状の曲面であるため、曲面の中心、つまり曲面のもっとも深い部分から、ねじれ角80方向への曲率の変化とねじれ角80の直交方向への曲率の変化を比較した場合、ねじれ角80方向への曲率の変化が緩やかに変化する曲面となる。
また、図3(c)に示すように、ねじれ角80に対して直交する方向に沿った垂直断面(仮想線M-M’の断面)において、前記凸部22はスクリューの軸中心に向かって凸となる左右対称な円弧状の形状を示す。
また、図3(b)に示すように、前記凸部22は、スクリューの軸中心から見てフライト20より低い高さを有するよう、中心から切り上がる2つの曲面23の間の接続部、つまり頂点として溝21の内部に設けられる。また、図3(c)に示すように、フライト20から前記凸部22にかけての溝深さは、曲面23の溝深さより浅い凸部となる。
なお、本明細書において、溝の幅および曲面の幅は、ねじれ角に対して直交する方向の幅を意味する。
前記混練部品7は、円柱状のスクリュー母材に対して先端に円弧状のR形状の刃を有する切削具により、図4(a)に図示するように楕円体形状の長軸34をねじれ角80方向に並べ、それぞれの楕円体形状が重なり合うよう切削することで作製される。
具体的には、先端に円弧状のR形状の刃を有する切削具を、その刃をねじれ角80の直交方向と平行となるようセットし、図4(b)に図示するように、ねじれ角80方向から見て凸部22の中間の位置が最も深くなる円弧状の切削曲面81(a)となるよう、ねじれ角80方向に切削具の掘り深さを変化させながらねじれ角80方向に切削していくことで、前記楕円体形状の長軸34がねじれ角80方向に並び、掘り深さの変化に伴い掘る幅も変化するため、図4(a)および(b)に図示するような楕円体形状の下部表面の一部を切り取る形状の切削曲面81(a)が形成される。この際、切削具のR形状と掘る長さを調整することで図4(a)に図示する楕円体の形状の切削を行うことができる。
その後、同様の手順で図4(a)および(b)に図示するように、前記楕円が重なる位置から切削を開始し、切削曲面81(b)も掘り進めることで、各切削曲面81(a)と81(b)の間にねじれ角80に直交する稜線として凸部22が作製される。以下、同様に切削曲面を設けることで、楕円体形状の下部表面の一部を切り取りねじれ角80に直交する稜線を有する形状の曲面が多数連続して接続する溝21となり、切削を行わなかった箇所はフライト20を形成する。
第1実施形態の単軸押出機用スクリューが備える混練部品7の作用効果について、図5を元に、以下に説明する。図5(a)および図5(b)は、図3(a)および図3(b)に原料の流れを矢印で図示した図であり、図5(c)は図3(c)に図示した図である。また、図5(b)および図5(c)では、混練部品7の外周に位置するシリンダー2を追記して示し、図5(b)はフライト20と、フライト20に伸びる凸部22も仮想線で図示している。
なお、図5(a)はスクリュー円周方向における第1実施形態の混練部品7を平面に展開した図を示し、図5(b)は、図3(a)に記載した溝21のねじれ角80方向に見た幅の中心を通る位置に記載した仮想線L-L’における断面図であり、図5(c)は図3(a)にねじれ角80に対して直交する方向に図示したM-M’断面の概念図である。
前記凸部の中央22(a)は、図5(b)に示すように、フライト20より低いが、原料の流路が狭くなるよう切り上がりおよび切り下がりの形状となる曲面の間の稜線であるため、図5(b)に記載する凸部前後の原料の流れを示す矢印のように、下流に向かってシリンダー2と曲面23の底部の間を流れる原料が、凸部の手前の切り上がる曲面上に沿って流動して凸部の中央22(a)とシリンダー2の間の狭い流路へ流れ込む際に、凸部の手前では原料が圧縮されながら撹拌されるために原料が位置交換し、その後、圧縮された原料は凸部22を超えると直ちに隣接する流路へ開放される。
また、ねじれ角80に沿って螺旋方向に流動する原料が、凸部22において圧縮および開放される際に溝の幅方向にも広がることで、ゆるやかな圧縮と開放を複数回繰り返して三次元的な原料の位置交換および拡散を行うため、従来のスクリューのような原料の局所的な高いせん断発熱を生じることがなく、最終的に均一な熱可塑性樹脂組成物を得ることができる。
第2実施形態の単軸押出機用スクリューが備える混練部品7を、スクリュー円周方向における平面に展開した図として図6(a)に示す。
図6(a)の展開図における、ねじれ角80方向に図示する仮想線L-L’の断面の概念図を図6(b)に、また図6(a)の展開図における、ねじれ角80に対して直交する方向に図示する仮想線M-M’の断面の概念図を図6(c)に示す。
なお、 図6(a)は一条の螺旋状のフライトである混練部品7を示した展開図であり、図6(a)は図の上部と下部が円周方向に接続するものである。
図6(b)は、図6(a)に記載する溝21のねじれ角80方向に見た幅の中央を通るよう記載した仮想線L-L’における断面図であり、フライト20も仮想線で図示する。また、図6(b)では、フライト20までの凸部32も仮想線で図示する。
図6(b)と(c)は、上が押出機のスクリューのシリンダー側の方向であり、下がスクリューの軸に向かう方向にあたり、また、図6(b)と(c)は概念図であって、スクリューの円周方向に展開した図6(a)に対応している。
図6(c)は、図6(a)の凸部32(b)とその左右のフライト20が交わる点に沿うよう記載した仮想線M-M’における断面図であり、M-M’断面の奥に位置する凸部32(b)の稜線も示し、また2種類の深さの異なる曲面33(a)、33(b)も仮想線で図示する。
なお、図6(b)では、前記深い曲面33(a)におけるもっとも深い部分を仮想線Nで示し、また図6(c)におけるもっとも深い部分を仮想線N’として示している。
一方、第2実施形態における曲面33は深さが異なるが、いずれの曲面33とも第1実施形態と同様、長軸をフライトのねじれ角80方向に配置する楕円体形状の一部を切り取る形状として設け、各曲面は長軸34が前記螺旋状のフライトのねじれ角80の方向に並ぶよう多数連続して接続し、各曲面の接続部が凸部32となるため、図6(a)に示すように、ねじれ角80方向にみて溝21の幅方向の中央における凸部32の稜線の接線82(a)および82(b)は、いずれもねじれ角80に対して直交する。
また、図6(a)および図6(c)に示すように、溝21における各曲面33、稜線である凸部32、およびフライト20が曲面33と交わる曲線24は、第1実施形態と同様、左右対称の形状となり、図6(c)に示すようにねじれ角80に直交する方向に沿った垂直断面から見た凸部32の形状はスクリューの軸中心に向かって凸の左右対称な円弧の形状となる。
第2実施形態における混練部品7も、第1実施形態と同様、シリンダーと混練部品の溝の間に設けられる原料の流路において、凸部の手前における原料の圧縮に伴い位置交換し、隣接する凸部の下流側の曲面33も、幅方向においても深さ方向においても連続的に変化するため、凸部32を越え隣接する流路に開放された原料は幅方向にも深さ方向にも流速変化を伴い拡散する流れとなり、効率よく原料を拡散することができる。
また、溝のフライトと曲面が交わる曲線24は、第1実施形態と同様、溝21の流路の幅が凸部32周辺では狭く、凸部と隣接する凸部の中間では広くなるよう緩やかな曲線として形成されているため、原料は流路の幅の変化とともに流路方向を変化する蛇行した流れとなるため、前記流れにおける流路幅の変化および流路方向の変化に伴う原料の位置交換がなされるとともに、図6(c)に示す円弧状の凸部32とフライト20間の流路は左右が狭い流路となることで三次元的な原料の位置交換が行われる。
第2実施形態の混練部品7は、第1実施形態と同様、ねじれ角80に沿って螺旋方向に流動する原料が、凸部32を何度も通り、そのたびに複雑な位置交換による分配および拡散を行うため、均一に混練され、その結果、混練部を通過した原料は均一となるとともに、ゆるやかな圧縮と開放を複数回繰り返して三次元的な原料の位置交換および拡散を行うため、従来のスクリューのような原料の局所的な高いせん断発熱を発生することなく、均一な熱可塑性樹脂組成物を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
また、混練部品のフライトのねじれ角は、25~80°とすることが好ましい。25°以上とすることで混練に必要な原料を螺旋方向に安定して押し出す流動が得られ、80°以下とすることでフライトにより原料を下流側に効率よく搬送することすることができる。
また、前記溝におけるフライトに渡って設けられる凸部の幅が溝の幅の最小値となるが、前記幅の最大値と幅の最小値との比は、1.1~3.0とすることが好ましい。1.1以上とすることで、樹脂温度の上昇を抑えることができ、また3.0以下とすることでフライトと曲面が交わる曲線に沿った流動変化および幅の変化に伴う位置交換および凸部による混練および拡散を得ることができる。
また、前記曲面は、第1実施形態および第2実施形態に示すように、曲面におけるねじれ角に直交する幅が同じである曲面を接続することが好ましいが、上記の溝の最大幅の範囲で、1:1~1:3の範囲で幅を変えた曲面を組み合わせても良い。
また、本発明の単軸押出機は、図1に図示すように、円筒状のシリンダーを備え、上流側のホッパー4とシリンダー2とを連通する垂直な孔を設けたものであればよいが、別途、図1に図示するように、原料中のガスの脱気や水分の除去のために真空ベント92を設けるよう、さらにシリンダー2に連通する垂直の孔を設けてもよい。
前記円筒状のシリンダーの断面形状は、混練部品の溝内の原料に一定方向の流動を与えて局所的なせん断発熱を伴うことなく混練性および拡散性を高める点から円状が好ましいが、任意に多角形としても良い。また、混練部12における前記シリンダー2の内壁は平滑であることが好ましいが、任意に溝形状を設けても良い。
特に、本発明のスクリュー3および単軸押出機1は、徐々に圧縮および開放を加えて混練し、混練した熱可塑性樹脂組成物を分配および拡散させて均一とする機構であるため、複数の材料を混練して拡散し、熱可塑性樹脂とする用途においても、好適な混練を行うことができ、また局所的な温度上昇を生じないため、例えば界面活性剤のような添加剤を顔料および樹脂とともに好適に混練することができる。
また、本発明の単軸押出機1は、高吐出量の混練を行う目的で、高回転数のスクリュー回転数で混練を行った際も、前記混練部品の構造により、原料の発熱を抑えた好適な混練を行うことができる。
2 シリンダー
3 スクリュー
4 ホッパー
5 スクリューフライト
6 スクリュー溝
7 混練部品
8 ヒーター
9 モーターおよび減速機
10 ダイス
11 供給部
12 混練部
13 計量部
20 フライト
21 溝
22 凸部
23 曲面
24 フライトと曲面が交わる曲線
32 凸部
33 曲面
34 長軸
80 ねじれ角
81 切削曲面
82 稜線の接線
91 スクリュー接続部
92 真空ベント
94 スクリュー軸方向の下流
95 スクリュー軸方向の上流
Claims (3)
- 混練部に混練部品を備えた単軸押出機に使用されるスクリューであって、
前記混練部品が螺旋状のフライトと、溝と、前記溝内に設ける複数の凸部を備え、
前記溝は、楕円体形状の一部を切り取る形状の曲面が、前記楕円体形状の長軸を前記フライトのねじれ角方向に配置して、多数連続して接続する形状をなし、
前記溝内には、前記溝の曲面の間の接続部の稜線として形成する凸部を複数設け、
前記凸部は、隣り合う前記フライトの間に渡って形成される円弧状の稜線であって、
前記凸部の稜線は、前記フライトより低い高さを有し、
前記スクリューの円周方向における前記混練部品を平面に展開した図において、前記フライトと前記溝の曲面が交わる曲線は、前記フライト側に凹む円弧が連続して接続する形状である
ことを特徴とする単軸押出機用スクリュー。
- 請求項1記載の凸部の稜線が、
ねじれ角の直交方向に伸びるよう前記フライトの間に渡って形成される稜線
または前記溝の幅方向中央における前記稜線の接線がねじれ角に直交する稜線である
ことを特徴とする単軸押出機用スクリュー。
- 請求項1または2に記載される単軸押出機用スクリューを備える単軸押出機。
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