図1は、情報処理システム1000の各構成を説明するための図である。情報処理システム1000は、端末装置100、サーバ装置200およびAI(Artificial Intelligence)システム300を含んで構成される。図1に示す通り、端末装置100、サーバ装置200およびAI(Artificial Intelligence)システム300はネットワークNを介して通信可能である。ネットワークNとしては、例えば、インターネットが想定される。
端末装置100は、ユーザにより携帯可能であり、例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、および、携帯ゲーム機が採用され得る。また、端末装置100は、アプリケーションプログラムを含む各種のプログラムを記憶する。なお、実際は、複数の端末装置100がサーバ装置200と通信する。ただし、図1においては、説明のため、1個の端末装置100を抜粋して示す。
端末装置100は、現実空間における位置情報を取得可能に構成される。具体的には、端末装置100は、GPS(Global Positioning System)受信部を具備し、GPS信号を受信可能に構成される。以上のGPS信号には、水平面における端末装置100の位置を示す位置情報が含まれる。本実施形態では、現実空間Srの水平面における端末装置100の位置を、「ユーザ位置Pr」と記載する場合がある。以上のユーザ位置Prは、端末装置100を所持するユーザの位置を示すと推定できる。
サーバ装置200は、端末装置100がアプリケーションプログラムを実行する際に使用する各種の情報を当該端末装置100に提供する。具体的には、端末装置100およびサーバ装置200が協働することで、端末装置100において、ユーザの位置情報を利用するサービスであり、例えばユーザの位置情報を利用するゲーム(位置情報ゲームと呼ぶ)が実行可能になる。なお、図1においては、サーバ装置200が1個のサーバ装置で構成される例を示すが、サーバ装置200を複数個のサーバ装置(システム)で構成してもよい。
AIシステム300は、機械学習されたAIチャットボットとして機能する。具体的には、AIシステム300にプロンプト(後述の図8参照)が入力されると、当該プロンプトに対する回答(後述のヒント情報H)が生成される。本実施形態のAIシステム300は、API(Application Programming Interface)を介してプロンプトがサーバ装置200から入力されると、当該プロンプトに応じた回答を返信する。以上のAIシステム300は、複数個のコンピュータで構成される構成としてもよいし、1個のコンピュータで構成される構成としてもよい。
地図システム400は、例えば、ストリートビューを提供可能なシステムである。具体的には、地図システム400は、現実空間Srの各撮影位置Pxで撮影された現実画像Gxを、当該撮影位置Pxの位置情報に対応させて記憶する。地図システム400は、現実空間Srにおける撮影位置Pxを含む画像要求をサーバ装置200から受信すると、当該画像要求に含まれる撮影位置Pxに対応する現実画像Gxを返信する。以上の地図システム400は、複数個のコンピュータで構成される構成としてもよいし、1個のコンピュータで構成される構成としてもよい。
詳細には後述するが、本実施形態では、端末装置100において宝探しイベントが進行可能である。以上の宝探しイベントでは、サーバ装置200により宝位置Ptが決定され、当該宝位置Ptへユーザが移動することで宝アイテムを取得できる。ただし、宝位置Ptはユーザには原則秘匿され、ユーザはヒント情報Hを参考にして当該宝位置Ptまで移動する。以上のヒント情報Hは、宝位置Ptに関連する(当該宝位置Ptの周辺の)現実画像GxがAIシステム300により解析され生成される(後述の図6参照)。
また、端末装置100は、拡張現実AR(Augmented Reality)を表示可能なARモードに制御可能である。宝位置Ptにおいて端末装置100をARモードに切替えることで、拡張現実ARにおいて発見イベント(後述の図9(b)参照)が実行可能になる。以上の発見イベントにおいて、宝アイテムがユーザに付与される。以上の構成については詳細に後述する。
図2は、情報処理システム1000のハードウェア構成図である。上述した通り、情報処理システム1000は、端末装置100およびサーバ装置200を含む。端末装置100は、図2に示す通り、処理装置101、記憶装置102、通信装置103、表示装置104、GPS受信部105、加速方位センサ106およびカメラ107を含んで構成される。以上の各構成は、システムバスを介して通信可能に接続される。
処理装置101は、端末装置100の全体を制御する。以上の処理装置101は、単数または複数のプロセッサで構成され得る。具体的には、処理装置101は、例えばCPU(Central Processing Unit)、GPU(GraPhics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはASIC(APPlication SPecific Integrated Circuit)等の1種類以上のプロセッサで構成され得る。
記憶装置102は、基本プログラムおよびアプリケーションプログラムPGxを含む各種のプログラムを記憶する。記憶装置102としては、例えば半導体記録媒体および磁気記録媒体等の公知の記録媒体が採用され得る。また、記憶装置102を1個の記録媒体で構成してもよいし、複数個の記録媒体で構成してもよい。アプリケーションプログラムPGxは、事前にダウンロードされ、端末装置100にインストールされる。また、記憶装置102は、位置情報ゲームで使用する各種のゲームデータ(ユーザに付与されたアイテムを示すデータ、ユーザキャラクタのステータスを示すデータなど)を記憶する。
表示装置104は、表示パネル104aおよびタッチパネル104bを含んで構成される。 表示パネル104aは、例えば、有機EL(Electro Luminescence)で構成されるフラットディスプレイである。タッチパネル104bは、ユーザのタッチ操作を検知可能に構成される。具体的には、タッチパネル104bは、表示パネル104aに重ねて設けられ、表示パネル104aに表示された画像に対するタッチ操作を受け付ける。
GPS受信部105は、GPS衛星からGPS信号を受信する。加速方位センサ106は、方位を検知するコンパス、加速度センサおよびジャイロセンサを含む各種のセンサの組合せで構成される。通信装置103は、ネットワークNを介してサーバ装置200と通信する。カメラ107は、イメージセンサ等を含み、レンズから入射する入射光を電気信号に変換することで撮影画像を生成する。
サーバ装置200は、処理装置201、記憶装置202および通信装置203を含んで構成される。以上の各構成は、システムバスを介して通信可能に接続される。処理装置201は、サーバ装置200の全体を制御する。サーバ装置200の処理装置201は、上述の端末装置100の処理装置101と同様に、単数または複数のプロセッサで構成され得る。具体的には、処理装置201は、例えばCPU、GPU、DSP、FPGAまたはASIC等の1種類以上のプロセッサで構成され得る。
記憶装置202は、基本プログラムおよびゲーム管理用プログラムPGyを含む各種のプログラムを記憶する。サーバ装置200の記憶装置202としては、例えば、半導体記録媒体および磁気記録媒体等の公知の記録媒体が採用され得る。なお、記憶装置202を1個の記録媒体で構成してもよいし、複数個の記録媒体で構成してもよい。また、記憶装置202は、位置情報ゲームで使用する各種のゲームデータ(ユーザに付与されたアイテムを示すデータ、ユーザキャラクタのステータスを示すデータなど)をユーザの識別子に対応させて記憶する。通信装置203は、ネットワークNを介して端末装置100と通信する。
図3は、情報処理システム1の機能ブロック図である。図3に示す通り、本実施形態の情報処理システム1は、端末装置10、管理装置20、機械学習モデル30および地図システム40を含んで構成される。例えば、上述の端末装置100がアプリケーションプログラムPGxを実行することで、端末装置10として機能する。また、上述のサーバ装置200がゲーム管理用プログラムPGyを実行することで、管理装置20として機能する。同様にAIシステム300がプログラムを実行することで機械学習モデル30として機能し、地図システム400がプログラムを実行することで地図システム40として機能する。以上の各構成は、ネットワークNを介して通信可能である。
端末装置10は、通知手段11、表示制御手段12、モード制御手段13および受付手段14を含んで構成される。ただし、以上の構成(機能)を管理装置20が具備する構成としてもよい。
本実施形態の端末装置10は、現実空間Srの第1位置(以下「ユーザ位置Pr」)にいるユーザが、第2位置(宝位置Pt)に移動することで、第2位置に対応する特定イベント(宝アイテムの発見イベントなど)を進行可能にする。また、通知手段11は、第1位置にいるユーザに対し、第2位置に関連する現実空間Srを示す現実画像Gxの解析結果に応じた特定情報(ヒント情報H)を通知する。以上の構成については、図6を用いて詳細に後述する。
また、通知手段11は、第1位置から第2位置までの距離(図8に示すLt)に応じた特定情報を通知する。具体的には、通知手段11は、第1位置から第2位置までの距離が近いほど、当該第2位置をユーザが特定し易い特定情報を通知する。例えば、通知手段11は、第1位置から第2位置までの距離が予め定められた閾値(約300メートル)以上の場合、現実空間Srの第1範囲(解析範囲Ra1)における現実画像Gxの解析結果に応じた特定情報を通知し、第1位置から第2位置までの距離が閾値未満の場合、第1範囲より狭い第2範囲(解析範囲Ra2)における現実画像Gxの解析結果に応じた特定情報を通知する。以上の構成については、図7(a)および図7(b)を用いて詳細に後述する。
また、特定情報(ヒント情報H)は、現実画像Gxおよび指示用文字列Sxを含むプロンプトDxを機械学習モデル30に入力することで生成されるとともに、第1位置から第2位置までの距離に応じて、異なる指示用文字列Sxを用いて生成される(後述の図8参照)。なお、ユーザの予め定められた特定操作(後述の探索操作)を受け付ける受付手段14としてコンピュータ(端末装置10)を機能させるとともに、特定情報は、特定操作が受け付けられた回数(後述の失敗回数n)に応じて生成される構成としてもよい。以上の構成の具体例は、変形例として図15(a)(b-1)(b-2)を用いて詳細に説明する。
また、本実施形態の端末装置10は、現実空間Srにおけるユーザの位置(ユーザ位置Pr)に応じた仮想空間Svを表示する仮想空間モード(後述の図4参照)と、ユーザが撮影する現実空間Srに仮想のオブジェクト(図9(b)の宝画像Gtなど)が設けられた拡張現実ARを表示する拡張現実モード(ARモード)とを含む複数のモードに切替可能である。
端末装置10の表示制御手段12は、現実空間Srの特定位置(宝位置Pt)までユーザが移動すると拡張現実モードにおいて特定イベント(アイテムの取得イベント)を開始可能とし、拡張現実モードでは特定位置までの距離に応じて態様が変化する特定画像(図9(b)の距離画像Gd)を表示する一方、仮想空間モードでは特定画像を非表示にする。また、端末装置10のモード制御手段13は、拡張現実モードにおける特定イベント(宝アイテムの取得イベント)が終了した後に、仮想空間モードへ自動的に切替可能である。以上の構成については、図11を用いて詳細に後述する。
端末装置10の通知手段11は、特定位置(宝位置Ptなど)に対応づいている属性情報(位置属性)と、ユーザの属性情報(ユーザが所持するアイテムなど)とに基づいて、拡張現実モードにおいて、当該特定位置に関する情報を通知する。具体的には、通知手段11は、特定位置の属性情報に対応するオブジェクト(味方キャラクタ、アイテム)がユーザに関連付いている所持する場合、拡張現実モードにおいて、当該特定位置に関する情報(宝アイテムの種類など)を通知する。また、通知手段は11、ユーザの属性情報(望遠スキルキャラを所持しているか否か)に応じて、拡張現実モードにおいて、特定位置にユーザが位置しない場合であっても、当該特定位置に関する情報を通知する。例えば、通知手段11としては、端末装置100の表示装置104が機能する。以上の構成については、図11を用いて詳細に後述する。
端末装置10は、現実空間Srの対象範囲(Rt)における何れかの位置を特定位置(宝位置Pt)に決定可能とし、特定位置を秘匿しつつ、対象範囲をユーザに対して提示可能にする(後述の地図画像Gtを表示する)。以上の構成によれば、宝位置Ptを発見する楽しみをユーザに付与できる。以上の構成については、図5(b)を用いて詳細に後述する。
端末装置10は、現実空間Srにおける所定位置(イベントスポットves)にユーザが移動した場合、仮想空間モードでは所定イベント(通常アイテムの取得イベント)を開始可能である一方、拡張現実モードでは当該所定イベントを開始させず、現実空間Srにおける特定位置(宝位置Pt)にユーザが移動した場合、拡張現実モードでは特定イベント(宝アイテムの取得イベント)を開始可能である一方、仮想空間モードでは当該特定イベントを開始させない。以上の構成については、図10(a)を用いて詳細に後述する。
端末装置10は、現実空間Srにおける所定位置(イベントスポットres)から予め定められた第1距離(約50メートル)までの範囲にユーザが移動した場合、仮想空間モードにおいて所定イベント(通常アイテムを取得するイベント)を開始可能とし、特定位置(宝位置Pt)から第1距離より短い第2距離(約10メートル)までの範囲にユーザが移動した場合、拡張現実モードにおいて特定イベント(宝アイテムの発見イベント)を開始可能とする。以上の構成については、図10(b-2)を用いて詳細に後述する。
図4は、端末装置10(表示パネル104a)に表示されるマップ画面Mpの具体例の模擬図である。以上のマップ画面Mpは、端末装置10の各モード(仮想空間モード、ARモード)のうち仮想空間モードにおいて表示される。マップ画面Mpには仮想空間Svが表示され、当該仮想空間Svにおいて位置情報ゲームが進行される。具体的には、位置情報ゲームでは、ユーザが現実空間Srを移動することで、仮想空間Svにおいて各種のイベント(アイテムの取得など)が進行可能になる。
仮想空間Svは、現実空間Srにおける地図情報およびユーザ位置Prに基づいて表示される。以上の地図情報は、例えば、管理装置20から端末装置10へ提供される。ただし、管理装置20が外部サーバから地図情報を取得し、当該地図情報が端末装置10へ転送される構成としてもよい。ユーザ位置Prは、上述のGPS信号を用いて特定される。
図4に示す通り、マップ画面Mpは、各種のオブジェクトを含んで構成される。具体的には、マップ画面Mpは、キャラクタ画像Gp、地表画像Ggおよびアイテム画像Gi(Giu、Gim)を含んで構成される。なお、図4の具体例では、マップ画面Mpに表示される各オブジェクトのうちの一部が抜粋して示される。
仮想空間Svにおける地表画像Ggは、現実空間Srにおける地表に対応する領域に表示される。以上の地表画像Ggは、現実空間Srにおける地図情報に基づいて表示される。具体的には、地表画像Ggには、現実空間Srにおける道路に対応する位置に道領域が表示される。また、地表画像Ggには、現実空間Srにおける海に対応する位置に海領域が表示され、現実空間Srにおける川に対応する位置に川領域が表示される。以上の地表画像Ggは、現実空間Srの地図を表すとも換言される。
キャラクタ画像Gpは、仮想空間Svにおけるユーザキャラクタを表す。図4に示す通り、キャラクタ画像Gpは、キャラクタ位置Pvに表示される。仮想空間Svにおけるキャラクタ位置Pvは、現実空間Srのユーザ位置Prに対応する。以上のキャラクタ画像Gp(キャラクタ位置Pv)は、地表画像Ggが表す現実空間Srの地図におけるユーザ位置Prを示すとも換言される。具体的には、GPS信号から特定されるユーザ位置Prの移動に伴い、仮想空間Svにおけるキャラクタ位置Pvが移動する。すなわち、現実空間Srにおけるユーザの移動に伴い、キャラクタ画像Gpが仮想空間Svを移動する。
マップ画面Mpにおける他の各オブジェクトは、予め定められた方法で仮想空間Svに配置される。具体的には、現実空間Srにおけるイベントスポットresの位置情報と当該イベントスポットresで開始可能なイベントの種類とが関連付けて(紐づけされて)記憶される。なお、本実施形態のイベントスポットresは、緯度および経度の組合せで規定される「点」であってもよいし、広さを有する「面」であってもよい。すなわち、本発明における「位置」とは、現実空間における「点」および「面」の双方を包含する概念である。
以下、説明のため、現実空間Srにおけるイベントスポットresに対応する仮想空間Svにおける位置を「イベントスポットves」と記載する場合がある。現実空間Srにおけるイベントスポットresに関連付けられたイベントは、当該イベントスポットresに対応する仮想空間Svにおけるイベントスポットvesにも関連付けられる。仮想空間Svにおける各イベントスポットvesには、当該イベントスポットvesに関連付けられたイベントに対応するオブジェクトが配置される。
本実施形態では、現実空間Srにおけるイベントスポットresから所定距離(例えば、約50メートル)までの領域が当該イベントスポットresに対応する選択可能範囲rsaに設定される。ユーザ位置Prが選択可能範囲rsa内に位置する場合、当該選択可能範囲rsaに対応するイベントスポットresのイベントが開始可能になる。
例えば、現実空間Srのイベントスポットresに対応する仮想空間Svにおけるイベントスポットvesにアイテム画像Giが表示される場合を想定する。以上の場合、当該イベントスポットresに対応する選択可能範囲rsa内にユーザ位置Prが位置する場合、当該アイテム画像Giを選択操作(タッチ操作)することで、アイテムの取得イベントが開始される。以上の取得イベントでは、選択操作されたアイテム画像Giに対応するアイテムがユーザに付与される。
アイテム画像Giがタッチ操作されアイテムが付与されると、当該アイテム画像Giがマップ画面Mpから非表示になり選択操作できなくなる。なお、予め定められた時間(例えば約24時間)が経過する毎に、新たなアイテム画像Giがマップ画面Mpに再配置される。
本実施形態では、通常アイテムおよび地図アイテムを含む各種のアイテムがユーザに付与される。アイテム画像Giのうち通常アイテム画像Giuは通常アイテムに対応する。また、アイテム画像Giのうち地図アイテム画像Gimは地図アイテムに対応する。図4の具体例では、各イベントスポットvesのうちイベントスポットves1に地図アイテム画像Gimが配置され、イベントスポットves2に通常アイテム画像Giuが配置された場合を想定する。例えば、通常アイテム画像Giuが選択操作されると、通常アイテムがユーザに付与される。通常アイテムは、例えば、他のアイテムを購入するために使用可能なゲーム内通貨などが想定される。ただし、通常アイテムは以上の例に限定されない。
地図アイテム画像Gimが選択操作されると、地図アイテムがユーザに付与される。詳細には後述するが、地図アイテムを取得すると、ユーザは宝探しイベントを開始可能になる。なお、地図アイテムをユーザに付与するための構成は以上の例に限定されない。例えば、予め定められた他のイベントをクリアした報酬として、地図アイテムがユーザに付与される構成としてもよい。以上の構成では、マップ画面Mpからは地図アイテムが取得できない構成としてもよい。
なお、以上の各オブジェクト(地表画像Ggなど)の態様(表示される領域および角度)は、キャラクタ位置Pvの移動に伴い変化する。すなわち、仮想空間Svにおける各オブジェクトの態様は、現実空間Srをユーザが移動すると変化する。具体的には、マップ画面Mpには、キャラクタ位置Pv(キャラクタ画像GP)を予め定められた視線方向から見た仮想空間Svが表示される。なお、以上の視線方向をユーザの操作に応じて変更可能な構成としてもよい。
図4に示す通り、仮想空間Svにおける各オブジェクトに加え、ボタンB1、2および地図表示ボタンBmがマップ画面Mpに表示される。以上の各ボタンB(1、2、m)は、マップ画面Mpにおける予め定められた位置に表示され、キャラクタ位置Pvが移動しても態様が変化しない。
以上の各ボタンのうちボタンB1が選択操作されると、オートモードを開始可能である。オートモードでは、アイテム画像Giをタッチ操作することなく、当該アイテム画像Giに応じたアイテムが自動で取得される。具体的には、オートモード中において選択可能範囲rsa内にユーザ位置Prが移動すると、当該選択可能範囲rsaに対応するイベントスポットvesに配置されたアイテム画像Giが自動で選択され、当該アイテム画像Giに応じたアイテムが自動で取得される。
以上の構成によれば、オートモードに設定することで、端末装置10の画面を視認しなくても(端末装置10を操作しなくても)、仮想空間Svにおいて各種のイベントを進行できる。したがって、ユーザが移動しながら端末装置10を操作して、他人の通行を妨げる不都合が抑制される。オートモード中にボタンB1が再度選択操作されると、オートモードが終了する。なお、ARモードではオートモードに設定できない。
各ボタンBのうちボタンB2が選択操作されると、マップ画面Mpがメニュー画面に切替えられる。ユーザは、メニュー画面を介して、各種のアイテムを使用できる。例えば、メニュー画面を介して、キャラクタのヒットポイントを回復するアイテムを使用できる。
地図表示ボタンBmが選択操作されると、マップ画面Mpに替えて後述の地図画面Mmが表示される(図5(b)参照)。地図画面Mmは、上述の宝探しイベントが進行する期間においてマップ画面Mpに表示される。なお、宝探しイベント中ではない期間においても、地図表示ボタンBmが表示される構成としてもよい。以上の構成では、宝探しイベント中ではない期間において地図表示ボタンBmが選択操作された場合、地図アイテムを取得することで宝探しイベントが開始できる旨のメッセージが表示される構成としてもよい。上述した通り、宝探しイベントでは、宝位置Ptが設定され、当該宝位置Ptへ到達することで宝アイテムがユーザに付与される。
ただし、宝位置Ptの具体的な位置は、原則、ユーザには秘匿される。例えば、図4の具体例は、宝位置Ptが設定されている場合を想定する。具体的には、正面から見て仮想空間Svの左奥側の仮想宝位置Pvtに対応するイベントスポットresが宝位置Ptに設定された場合を想定する。図4では、説明のため、仮想宝位置Pvtを示すが、実際のマップ画面Mpには仮想宝位置Pvtは表示されない。宝探しイベントでは、後述するヒント情報H(図5(b)参照)に基づいて宝位置Ptをユーザが推測する。
図5(a)は、宝位置Ptを設定するための構成を説明するための図である。図5(a)には、現実空間Srの一部分の地図が示される。また、図5(a)には、現実空間Srにおけるユーザ位置Prが示される。
本実施形態では、ユーザ位置Prから予め定められた距離(例えば約1キロメートル)までが対象範囲Rtに設定される。また、対象範囲Rtに位置する各イベントスポットresのうちの何れか1個が宝位置Ptに設定される。具体的には、管理装置20は、地図システム40から各イベントスポットresの口コミ情報を取得する。イベントスポットresの口コミ情報には、当該イベントスポットresに対する各ユーザの評価等が含まれる。以上の口コミ情報に基づいて、対象範囲Rt内の各イベントスポットresの何れかが宝位置Ptに設定される。
例えば、現実のイベントが実施されるイベントスポットresであるか否か、特定の時間帯に人が多く集まるイベントスポットresであるか否か…が口コミ情報により判定される。管理装置20は、以上の判定の結果に基づいて、対象範囲Rt内の各イベントスポットresの何れかを宝位置Ptに設定する。なお、以上の構成において、予め学習された機械学習モデルにより宝位置Ptが決定される構成を採用してもよい。具体的には、対象範囲Rt内の各イベントスポットresの位置情報および口コミ情報が機械学習モデルに入力され、宝位置Ptが決定される構成としてもよい。
本実施形態では、地図アイテムが取得された契機で、予め定められた確認画像がマップ画面Mpに表示される。以上の確認画像には「開始ボタン」および「中止ボタン」が表示される。確認画像における「開始ボタン」が選択操作されると、宝探しイベントが開始される。具体的には、「開始ボタン」が選択操作されると、地図アイテムが取得された時点におけるユーザ位置Pr(地図アイテムが配置されていたイベントスポットres)から約1キロメートルまでの範囲が対象範囲Rtに設定され、宝位置Ptが決定される。
一方、「中止ボタン」が選択操作されると、宝探しイベントは開始されず、宝位置Ptは決定されない。なお、マップ画面Mpにおける宝アイテムが選択操作された場合、宝探しイベントが開始されるか否かによらず(開始ボタンが選択操作されたか中止ボタンが選択操作されたかによらず)、当該宝アイテムがマップ画面Mpから非表示になる(再び選択操作できない)構成としてもよい。また、中止ボタンが選択操作された場合、宝アイテムがマップ画面Mpから非表示にならない(再び選択操作できる)構成としてもよい。また、地図アイテムを取得した直後に、宝探しイベントが自動で開始される構成としてもよい。
ただし、例えば電車に乗っているユーザが地図アイテムを取得した場合、当該地図アイテムを取得した場所の周辺で宝探しイベントを進行するのは難しい場合がある。以上の事情を考慮して、地図アイテムを取得した後に、当該地図アイテムを自由な時期にユーザが使用できる構成としてもよい。また、以上の構成において、地図アイテムを使用した時点におけるユーザ位置Prから約1キロメートルまでが対象範囲Rtに設定される構成としてもよい。なお、地図アイテムを自由な時期にユーザが使用できる構成において、地図アイテムが使用された時点におけるユーザ位置Prとは無関係に、当該地図アイテムを取得したイベントスポットvesから約1キロメートルまでが対象範囲Rtに設定される構成としてもよい。
図5(b)は、地図画面Mmの具体例の模擬図である。上述した通り、地図画面Mmは、マップ画面Mpにおける地図表示ボタンBm(図4参照)が選択操作された場合に表示される。地図画面Mmには、地図画像Gm、ヒント画像Gh、ARモード開始ボタンBaおよびリターンボタンBbを含む各種の画像が表示される。
地図画像Gmは、上述の対象範囲Rt(図5(a)参照)の地図を表示するための画像である。以上の地図画像Gmは、上述の地図情報に基づいて表示される。以上の地図画像Gmによれば、ユーザは対象範囲Rtを把握できる。ただし、図5(b)から理解される通り、地図画像Gmには宝位置Ptが示されない。ユーザは、宝探しイベントにおいて、地図画像Gmに表示された対象範囲Rtにおける宝位置Ptを後述のヒント情報Hを用いて推測する。なお、図5(b)の具体例では、地図画像Gmに対象範囲Rtにおける各施設(駅、道路を含む)の名称が表示されない構成を採用した。しかし、地図画像Gmに各施設の名称が表示される構成としてもよい。
ヒント画像Ghは、ヒント情報Hを表示する。以上のヒント情報Hは、宝位置Ptを推測するためのヒントであり、機械学習モデル30により生成される。詳細には図6を用いて後述するが、宝位置Ptに関連する位置(例えば、宝位置Ptの周辺)において撮影された現実画像Gxを含むプロンプトDxが機械学習モデル30に入力され、ヒント情報Hが生成される。例えば、図5(b)の具体例では、「レンガ造りの建物」が含まれる現実画像Gx、および、「海」が含まれる現実画像Gxが機械学習モデル30に入力された場合を想定する。以上の場合、図5(b)に示す通り、「レンガ造りの建物を探して!海の近くに宝物は埋まっているよ!」というヒント情報Hが生成され得る。
地図画面MmにおけるARモード開始ボタンBaが選択操作されると、仮想現実ARを表示するARモードが開始される。ARモードに切り替えることで、宝アイテムが取得される発見イベントが開始可能になる。一方、リターンボタンBbが選択操作されると、仮想空間モードが開始されマップ画面Mpに戻る。なお、本実施形態では、仮想空間モード(マップ画面Mp)から直接はARモードに切替えることができない構成を採用した。ただし、例えばマップ画面MpにARモード開始ボタンBaを設け、仮想空間モードからARモードへ直接切替えることができる構成としてもよい。
図6は、ヒント情報Hを生成するための構成の具体例を説明するための図である。地図画面Mm(ヒント情報Hを含む)が表示される契機(地図表示ボタンBmが選択操作された契機)で、管理装置20は、地図システム40から宝位置Ptに関連する現実画像Gxを取得する(図6のSa1)。例えば、管理装置20は、宝位置Ptの周辺において撮影した現実画像Gxを取得する。また、管理装置20は、地図システム40から取得した現実画像Gxを含むプロンプトDxを作成する。
図6に示す通り、プロンプトDxには、上述の現実画像Gxに加え、指示用文字列Sxが含まれる。以上の指示用文字列Sxは、プロンプトDxに含まれる現実画像Gxを用いてヒント情報Hを機械学習モデル30に生成させるための指示である。以上のプロンプトDxが機械学習モデル30に入力されると(図6のSa2)、機械学習モデル30は、当該プロンプトDxに基づいて、ヒント情報Hを生成する(S6のSa3)。
なお、プロンプトDxには現実画像Gxおよび指示用文字列Sx以外が含まれる。例えば、現実画像Gxが撮影された位置(後述の図7(a)に示す撮影位置Px)および宝位置Ptの口コミ情報がプロンプトDxに含まれ得る。以上の口コミ情報は、例えば、地図システム40から取得される。以上の構成によれば、ヒント情報Hに口コミ情報が反映される場合がある。例えば、「宝位置Ptは昼頃に混雑する」という口コミ情報がプロンプトDxに含まれる場合を想定する。以上の場合、ヒント情報Hには「昼頃に人がたくさん集まる場所へ行ってみよう」という文字列が含まれ得る。
以上の本実施形態によれば、地図システム40から取得した現実画像Gxを用いて機械学習モデル30によりヒント情報Hが生成される。したがって、例えば、全てのヒント情報Hを開発者が自力で作成する構成と比較して、ヒント情報Hを作成するための作業時間が短縮されるという利点がある。
詳細には後述するが、本実施形態では、ユーザ位置Prから宝位置Ptまでの距離(以下、単に「距離Lt」と記載する)が近いほど、宝位置Ptをユーザが容易に特定できるヒント情報Hが生成され易い。具体的には、以下で説明する通り、距離Ltに応じてプロンプトDxに含まれる現実画像Gxの種類が変化する(図7(b)参照)。また、距離Ltに応じてプロンプトDxに含まれる指示用文字列Sxが変化する(図8参照)。
図7(a)および図7(b)は、ヒント情報Hを生成する際に用いる現実画像Gxの具体例を説明するための図である。以上の図7(a)および図7(b)は、現実空間Srを鉛直方向下向きに見下ろした場合を想定する。図7(a)および図7(b)には、ユーザ位置Prおよび宝位置Ptが示される。また、図7(a)および図7(b)には、各撮影位置Px(1~5)が示される。以上の撮影位置Pxから撮影した現実画像Gxは、地図システム40から取得可能である。
本実施形態では、ユーザ位置Prから宝位置Ptまでの距離Ltに応じて、ヒント情報Hを生成する際に用いる現実画像Gxが変化する。具体的には、宝位置Ptから予め定められた距離までの範囲(後述のRa1、Ra2、Ra3)が解析範囲Raに設定される。また、解析範囲Raの内側にある撮影位置Pxにおける現実画像Gxを用いてプロンプトDxが作成されヒント情報Hが生成される。
以上の構成において、ヒント情報Hが生成される時点における距離Ltが近いほど、解析範囲Raが狭くなる(Ra1(約100メートル)→Ra2(約50メートル)→Ra3(約10メートル)の順に変化する)。すなわち、ユーザ位置Prから宝位置Ptまでの距離Ltが近いほど、ヒント情報Hを生成する際に用いられる現実画像Gxが当該宝位置Ptの周囲に限定される(宝位置Ptから遠い撮影位置Pxの現実画像Gxが除外される)。
図7(a)は、ユーザ位置Prから宝位置Ptまでの距離Ltが約300メートルより離れている場合を想定する。距離Ltが約300メートルより離れている場合(Lt>300メートル)、宝位置Ptから約100メートルまでが解析範囲Ra1に設定される。図7(a)の具体例では、各撮影位置Pxのうち撮影位置Px1および撮影位置Px2が解析範囲Ra1の内側に位置し、撮影位置Px5が解析範囲Ra1の外側に位置する場合を想定する。
以上の場合、撮影位置Px1の現実画像Gxおよび撮影位置Px2の現実画像Gxがヒント情報Hを作成する際に用いられ得る。一方、宝位置Ptから遠い撮影位置Px5の現実画像Gxはヒント情報Hを作成する際に用いられない。詳細には図7(b)を用いて説明するが、本実施形態では、解析範囲Raが狭いほど(距離Ltが近いほど)、宝位置Ptに近い撮影位置Pxにおける撮影画像Gxからヒント情報Hが生成されるため、宝位置Ptを特定可能なヒント情報Hが生成され易い。
本実施形態では、解析範囲Raに位置する各撮影位置Pxから予め定められた個数の撮影位置Pxがランダムに決定され、当該撮影位置Pxの現実画像Gxおよび宝位置Ptの現実画像Gxを用いてヒント情報Hが生成される。ただし、撮影位置Pxを決定するための方法は以上の例に限定されない。例えば、各撮影位置Pxにおける口コミ情報に基づいて、撮影位置Pxが決定される構成としてもよい。
現実画像Gxを用いて生成されたヒント情報Hには、当該現実画像Gxが撮影された撮影位置Px(解析範囲Raの一部)を示唆する情報が含まれ得る。したがって、上述の本実施形態によれば、解析範囲Raの位置(方角)を推測可能なヒント情報Hが生成され、解析範囲Raの外側にいるユーザを、当該解析範囲Ra(宝位置Pt)側へ誘導することができる。ただし、解析範囲Raの内側の撮影位置Pxで撮影された現実画像Gxからヒント情報Hを生成した場合であっても、当該撮影位置Pxによっては、ユーザが不要な遠回りをする事態が生じ得る。
例えば、図7(a)には、宝位置Ptへ到達するためにユーザが進むべき方角(宝位置Ptの方角)における範囲Rdが示される。以上の範囲Rdとしては、ユーザ位置Prおよび宝位置Ptを通る直線を2等分線とし、当該ユーザ位置Prを頂点とする角(例えば、角度45°の角)を形成する各線分の内側の領域が採用され得る。図7(a)の具体例では、解析範囲Raにおける各撮影位置Px(1~4)のうち、撮影位置Px1および撮影位置Px2は範囲Rdの内側に位置するが、撮影位置Px4は範囲Rdの外側に位置する場合を想定する。以上の場合、仮に、撮影位置Px4を用いてヒント情報Hが生成された場合、撮影位置Px4まで遠回りをして宝位置Ptへユーザが移動する不都合が生じ易い。
以上の事情を考慮して、本実施形態では、解析範囲Raのうち範囲Rdの内側に位置する撮影位置Pxにおける撮影画像Gxからヒント情報Hを生成する構成を採用した。例えば、図7(a)の具体例では、解析範囲Raにおける各撮影位置Pxのうち撮影位置Px4で撮影された現実画像Gxは、ヒント情報Hを生成する際に使用されない。以上の本実施形態によれば、ユーザが遠回りをして宝位置Ptへ移動するヒント情報Hが生成され難くなる。
また、仮に、ユーザ位置Prから見て宝位置Ptの奥側に位置する撮影位置Px(例えば、図7(a)のPx3)の現実画像Gxからヒント情報Hが生成され得る構成を想定する。以上の構成のヒント情報Hでは、ユーザによっては、宝位置Ptを通り過ぎてしまう不都合が生じ得る。以上の事情を考慮して、本実施形態では、解析範囲Raにおける各撮影位置Pxのうちユーザ位置Prから見て宝位置Ptの手前側に位置する撮影位置Pxの現実画像Gxからヒント情報Hが生成される構成を採用した。
具体的には、ユーザ位置Prおよび宝位置Ptを通る直線と直交し、且つ、当該宝位置Ptを通る直線(図7(a)の直線B)から見て当該ユーザ位置Pr側に位置する撮影位置Pxの現実画像Gxからヒント情報Hを生成する構成を採用した。例えば、図7(a)の具体例では、解析範囲Raにおける各撮影位置Pxのうち撮影位置Px3は、ユーザ位置Prから見て直線B(宝位置Pt)より奥側にある。したがって、撮影位置Px3の現実画像Gxは、ヒント情報Hを生成する際に用いられない。以上の本実施形態によれば、ユーザが遠回りをして宝位置Ptまで移動するヒント情報Hが生成される不都合が抑制される。
図7(b)は、ヒント情報Hを生成する際に用いる現実画像Gxの詳細な具体例を説明するための図である。本実施形態では、ユーザ位置Prから宝位置Ptまでの距離Ltが近いほど、当該宝位置Ptをユーザが特定し易いヒント情報Hが生成される。例えば、上述の図7(a)の具体例では、ユーザ位置Prから宝位置Ptまでの距離Ltが約300メートルより遠い場合を想定した。以上の場合、宝位置Ptから約100メートルまでが解析範囲Ra1になる。
一方、図7(b)の具体例では、ユーザ位置Prから宝位置Ptまでの距離Ltが100メートル~51メートルまでの場合を想定する。以上の場合、宝位置Ptから約10メートルまでが解析範囲Ra3になる。すなわち、ユーザ位置Prが宝位置Ptに近づくと、解析範囲Raが狭くなる。したがって、ユーザ位置Prが宝位置Ptに近づくと、ヒント情報Hを生成する際に用いられる現実画像Gxが当該宝位置Ptに近い撮影位置Pxの現実画像Gxに限定される。
例えば、上述の図7(a)の具体例では、解析範囲Ra1の内側に撮影位置Px1および撮影位置Px2の双方が位置する場合を想定する。以上の場合、撮影位置Px1における現実画像Gx1および撮影位置Px2における現実画像Gx2の双方がヒント情報Hを生成する際に用いられ得る。一方、図7(b)の具体例では、撮影位置Px2が解析範囲Ra3の内側に位置し、撮影位置Px1が解析範囲Ra3の外側に位置する場合を想定する。以上の場合、撮影位置Px2における現実画像Gx2はヒント情報Hを生成する際に用いられるが、撮影位置Px2より宝位置Ptから遠い撮影位置Px1における現実画像Gx1は用いられない。
図7(b)には、撮影位置Px1における現実画像Gx1および撮影位置Px2における現実画像Gx2の具体例の模擬図が示される。図7(a)および図7(b)の具体例では、撮影位置Px1における現実画像Gx1には、「レンガ造りの建物」が含まれる場合を想定する。また、撮影位置Px2における現実画像Gx2には、「海」が含まれる場合を想定する。
以上の場合、ユーザ位置Prから宝位置Ptまでの距離Ltが約300メートルより遠い図7(a)の具体例では、現実画像Gx1および現実画像Gx2の双方からヒント情報Hが生成されるため、例えば「レンガ造りの建物」という文字列および「海」という文言の双方がヒント情報Hに含まれ得る。以上のヒント情報Hでは、宝位置Ptが「レンガ造りの建物」(撮影位置Px1)の近くであるのか「海」(撮影位置Px2)の近くであるのかが特定できない場合がある。
一方、ユーザ位置Prから宝位置Ptまでの距離Ltが約100メートルより近い図7(b)の具体例では、現実画像Gx1および現実画像Gx2のうち現実画像Gx2のみからヒント情報Hが生成される。したがって、例えば「レンガ造りの建物」という文字列および「海」という文言のうち「海」という文言のみがヒント情報Hに含まれ得る。以上のヒント情報Hからは、宝位置Ptが「海」(撮影位置Px2)の近くにある旨が特定される。
以上の本実施形態によれば、ユーザ位置Prから宝位置Ptまでの距離Ltが近いほど、宝位置Ptを具体的に特定できるヒント情報Hが生成され易い。したがって、ユーザが宝位置Ptの付近に到達したにもかかわらず、その後に当該宝位置Ptから離れてしまうという事態が抑制される。すなわち、ユーザを宝位置Ptまで適切に誘導できる。
図8は、ヒント情報Hを機械学習モデル30に生成させるためのプロンプトDxの具体例を説明するための図である。上述した通り、本実施形態では、ユーザ位置Prから宝位置Ptまでの距離Ltが近いほど、解析範囲Raが当該宝位置Pt付近に限定され、当該宝位置Ptを特定可能なヒント情報Hが生成され易い構成を採用した(上述の図7(a)および図7(b)参照)。本実施形態では、以上の構成に加え、ユーザ位置Prから宝位置Ptまでの距離Ltに応じて、プロンプトDxの指示用文字列Sxが切替わる構成を採用した。以上の構成について、以下で詳細に説明する。
図8に示す通り、距離Ltが300メートルより遠い場合、解析範囲Ra1(約100メートル)が設定され、解析範囲Ra1のうち範囲Rd(上述の図7(a)参照)の撮影位置Pxにおける現実画像Gxを含むプロンプトDxが作成される。また、以上のプロンプトDxには、例えば、「撮影位置Px(位置情報)で撮影された現実画像Gxを用いて、ユーザ位置Pr(位置情報)から見た宝位置Pt(位置情報)の方角がわかる宝位置Ptへ行くためのヒントを生成してください」という指示用文字列Sxが含まれる。以上のプロンプトDx(指示用文字列Sx)からは、宝位置Ptの具体的な場所は特定し難いが、進むべき方角が特定されるヒント情報Hが生成され易い。例えば、図8に示す通り「…(東西南北)の方向にありそう。」というヒント情報Hが生成され得る。
図8に示す通り、距離Ltが300メートル以上かつ101メートル以下の場合、解析範囲Ra2(約50メートル)が設定され、解析範囲Ra2のうち範囲Rdの撮影位置Pxにおける現実画像Gxを含むプロンプトDxが作成される。また、以上のプロンプトDxには、例えば、「撮影位置Pxで撮影された現実画像Gxを用いて、ユーザ位置Prから見た宝位置Ptの方角、および、宝位置Ptまたは撮影位置Pxから見える風景がわかる宝位置Ptへ行くためのヒントを生成してください」という指示用文字列Sxが含まれる。
以上のプロンプトDx(指示用文字列Sx)からは、宝位置Ptに到達するために進むべき方角が特定されるヒント情報Hが生成され易い(上述の距離Ltが300メートルより遠い場合のプロンプトDxと同様)。また、以上のヒント情報Hには宝位置Ptまたは撮影位置Px(宝位置Ptの周辺)から見える風景(例えば、海)の情報が含まれ、当該風景から宝位置Ptを特定できる場合がある。したがって、距離Ltが101メートル以上で300メートル以下の場合、距離Ltが300メートルより遠い場合と比較して、宝位置Ptを特定可能なヒント情報Hが生成され易い。例えば、宝位置Ptにおける現実画像Gxに「海」が含まれる場合、「…海が見える場所へ行こう。」というヒント情報Hが生成され得る。
図8に示す通り、距離Ltが51メートル以上で100メートル以下の場合、解析範囲Ra3(約10メートル)が設定され、解析範囲Ra3のうち範囲Rdの撮影位置Pxにおける現実画像Gxを含むプロンプトDxが作成される。また、以上のプロンプトDxには、例えば、「撮影位置Pxで撮影された現実画像Gxを用いて、ユーザ位置Prから見た宝位置Ptの方角、宝位置Ptまたは撮影位置Pxから見える風景、および、宝位置Ptまたは撮影位置Pxがある施設がわかる宝位置Ptへ行くためのヒントを生成してください」という指示用文字列Sxが含まれる。
以上のプロンプトDx(指示用文字列Sx)からは、宝位置Ptに到達するために進むべき方角および宝位置Ptまたは撮影位置Pxから見える風景に加え、宝位置Ptまたは撮影位置Pxがある施設を推測できるヒント情報Hが生成され易い。したがって、距離Ltが51メートル以上で100メートル以下の場合、距離Ltが100メートルより遠い場合と比較して、宝位置Ptを特定可能なヒント情報Hが生成され易い。例えば、撮影位置Pxにおける現実画像Gxに「レンガ造りの建物」が含まれる場合、「…レンガ造りの建物が目印だよ。」というヒント情報Hが生成され得る。以上のプロンプトDx(指示用文字列Sx)によれば、ユーザ位置Prから宝位置Ptまでの距離Ltが近いほど、当該宝位置Ptを特定可能なヒント情報Hが生成され易いという効果は格別に顕著である。
ところで、機械学習モデル30によりヒント情報Hが生成される構成では、宝位置Ptからユーザを遠ざけるヒント情報Hが生成される可能性が完全には排除されない。例えば、機械学習モデル30が生成したヒント情報Hを、宝位置Ptに既に到達しているユーザに対して通知する構成を想定する。以上の構成では、せっかく宝位置Ptに到達したユーザを、当該宝位置Ptから遠ざけるヒント情報Hが生成される不都合が生じ得る。
以上の不都合を抑制するため、本実施形態では、宝位置Ptまでの距離Ltが予め定められた距離以下である場合、機械学習モデル30が生成したヒント情報Hに替えて、予め定められたヒント情報Hが表示される構成を採用した。具体的には、図8に示す通り、宝位置Ptまでの距離Ltが50メートル以下の場合、「宝は目の前だよ!ARモードで探そう。」というヒント情報Hが表示される。
すなわち、仮に宝位置Ptに対応するイベントスポットvesにアイテム画像Giが設けられたとした場合、当該アイテム画像Giの選択可能範囲rsa(約50メートル)までユーザ移動すると、「宝は目の前だよ!ARモードで探そう。」というヒント情報Hが通知される。以上のヒント情報Hは機械学習モデル30により生成されたものではなく、予め定められている。以上の構成によれば、上述の不都合が抑制される。ただし、以上のヒント情報Hが表示される距離Ltは以上の例(約50メートル)に限定されない。例えば、宝位置Ptまでの距離Ltが50メートルより近い距離(例えば、約30メートル)の場合に、上述のヒント情報Hが通知される構成としてもよい。
図9(a)は、ARモードにおいて表示されるAR画面Marの具体例の模擬図である。図9(a)に示す通り、AR画面Marには、端末装置10のカメラで撮影されている現実空間Srにおける各オブジェクトGrが含まれる。
端末装置10は、ARモードが開始されると、撮影画像に含まれる各オブジェクトGrの種類を識別する。具体的には、端末装置10は、撮影画像に含まれる各オブジェクトGrをセグメンテーション(区分け)する。以上のセグメンテーションにはAI技術が採用され得る。例えば、学習済みのFCN(Fully Convolutional Networks:全層畳み込みネットワーク)を用いて、撮影画像における各オブジェクトがセグメンテーションされる(例えば、特開2022-29169号公報に記載の技術が採用され得る)。図9(a)の具体例では、各オブジェクトGrから床オブジェクトGrgおよび壁オブジェクトGrwを含む各オブジェクトGrが識別された場合を想定する。
ARモードに切替えた直後では、各オブジェクトGrを識別するための処理(以下「識別処理」)は完了していない。また、ARモードに切替えた直後では、各オブジェクトGrを識別するための撮影範囲が十分でない場合がある。以上の事情を考慮して、ARモードに切替えられた直後において、例えば「ゆっくりと周囲を撮影してください」というメッセージが表示される構成を採用してもよい。以上のメッセージは、識別処理が完了した契機で非表示になる。なお、本実施形態では、識別処理が完了するまでは後述の探索操作が受け付けられない。
図9(a)に示す通り、AR画面Marには、仮想オブジェクトとしてシャベル画像Gsが表示される。以上のシャベル画像Gsは、拡張現実ARにおいてユーザの前方に表示される。また、AR画面Marには、ボタンBdおよびボタンBeが表示される。ボタンBeが選択操作されると、ARモードが終了し、AR画面Mar(拡張現実AR)がマップ画面Mp(仮想空間Sv)に切替えられる。
AR画面MarにおけるボタンBdが選択操作(タッチ操作)されると、シャベル画像Gsが拡張現実ARにおける床オブジェクトを掘る動作をする。仮に、ユーザ位置Prが宝位置Ptに位置する場合、ボタンBdが選択操作されると、拡張現実ARにおいて宝箱画像Gtを発掘する発見イベントが開始される(後述の図9(b)参照)。一方、ユーザ位置Prが宝位置Ptに位置しない場合、ボタンBdが選択操作されると、仮想現実ARにおけるオブジェクトに弾かれるシャベル画像Gsが表示される。以下、発見イベントを開始するための操作(図9(a)の具体例ではボタンBdの選択操作)を「探索操作」と記載する場合がある。
図9(a)に示す通り、AR画面Marには、距離画像Gdが表示される。距離画像Gdは、ユーザ位置Prから宝位置Ptまでの距離Ltに応じた態様で表示される。具体的には、距離画像Gdは、図9(a)に示す通り、初期位置Ta、目的位置TbおよびキャラクタCを含んで構成される。以上のキャラクタCの距離画像Gdにおける表示位置は、ユーザ位置Prから宝位置Ptまでの距離Ltに応じて変化する。
例えば、宝位置Ptまでの距離Ltが約50メートルより遠い場合、キャラクタCは距離画像Gdの初期位置Taに表示される。一方、距離Ltが50メートルより近い場合、初期位置Taより目的位置Tb側にキャラクタCが表示される。具体的には、宝位置Ptまでの距離Ltの変化に連動してキャラクタCが移動し、距離Ltが近いほど目的位置Tbの近くにキャラクタCが表示される。
以上の距離画像Gdによれば、ARモードにおいてユーザが宝位置Ptへ早期に到達し易くなる。仮に、ARモードにおいて距離画像Gdが表示されない構成を想定する。以上の構成では、ARモードで現実空間Srを撮影しながらユーザが長時間移動する事態が生じ、他の通行人の迷惑になるという不都合が想定される。本実施形態によれば、以上の不都合を抑制できる。
図9(b)は、ARモードにおいて表示されるAR画面Marの他の具体例の模擬図である。図9(b)の具体例は、ユーザ位置Prが宝位置Ptに到達し、探索操作が実行され(ボタンBdが選択操作され)発見イベントが開始された場合を想定する。
本実施形態では、ユーザ位置Prおよび宝位置Ptが一致しない場合であっても、宝位置Ptから予め定められた距離までの範囲にユーザ位置Prがある場合、発見イベントを開始可能である。例えば、宝位置Ptから約10メートルまでの範囲が当該宝位置Ptの選択可能範囲rsaに設定される。宝位置Ptの選択可能範囲rsaにユーザ位置Prがある場合、探索操作に応じて発見イベントが開始される。
なお、宝位置Ptにユーザが到達すると距離画像GdのキャラクタCが目的位置Tbまで移動する構成に替えて、宝位置Ptの選択可能範囲rsaにユーザが到達した時点でキャラクタCが目的位置Tbまで移動する構成を採用してもよい。詳細には後述するが、選択可能範囲rsaは、宝位置Ptに付与された位置属性(図12(a)参照)に応じて可変に設定される。
発見イベントでは、拡張現実ARに各種の仮想オブジェクト(宝箱画像Gtなど)が表示される。例えば、図9(b)の具体例における発見イベントでは、床オブジェクトGrgに穴画像Gaが重畳して表示される。また、以上の発見イベントでは、穴画像Gaから出現する宝箱画像Gtが表示され、宝箱画像Gtの上側にメッセージ画像Gmが表示される。なお、詳細には後述するが、本実施形態では、宝位置Ptの位置属性に応じて、発見イベントの種類(表示される仮想オブジェクトの種類)が変化する。
発見イベントにおけるメッセージ画像Gmには、当該発見イベントでユーザに付与される宝アイテムに関する情報が表示される。具体的には、図9(b)に示す通り、メッセージ画像Gmには、ユーザに付与される宝アイテムの名称が表示される。図9(b)の具体例では、「ご当地アイテムX」が取得された場合を想定する。ARモードで取得可能な宝アイテムは、仮想空間モード(マップ画面Mp)においては取得できない限定アイテムである。なお、メッセージ画像Gmに表示される情報は以上の例に限定されない。例えば、ユーザに付与される宝アイテムの使用方法がメッセージ画像Gmに表示される構成としてもよい。
図9(b)に示す通り、発見イベントが開始された以降において、各ボタンB(d、e)がグレーアウトして表示され選択操作ができなくなる。具体的には、発見イベントが開始され、メッセージ画像Gmを含む各オブジェクトが予め定められた時間(例えば、約5秒間)にわたり表示されると、その後、ARモードが終了し、AR画面Mar(仮想空間AR)がマップ画面Mp(仮想空間Sv)に自動で切替えられる。以上の構成によれば、例えば、発見イベントの終了後に、ARモードを手動で終了する必要がある構成と比較して、宝位置Ptにユーザが立止まる時間が短縮される。したがって、ユーザが他の通行人を妨げる不都合が抑制されるという利点がある。
また、上述した通り、ARモードでは端末装置10により現実空間Srを撮影するために、ユーザは端末装置10の画面を視認し続ける必要がある。したがって、ARモードでは周囲を十分に確認できないため、ARモードでユーザが長距離を移動すると、他の通行人の妨げになる事態が生じ易いという事情がある。以上の事情を考慮して、本実施形態は、ユーザが長距離を移動する場合は仮想空間モードでゲームが進行され、宝位置Ptの周辺に限定してARモードでゲームが進行される構成を採用した。以上の構成について、以下で詳細に説明する。
図10は、各アイテム(通常アイテム、宝アイテム)を取得するための条件の具体例を説明するための図である。上述した通り、本実施形態では、通常アイテムおよび宝アイテムを含む各種のアイテムをユーザは取得可能である。ただし、ARモードであるか仮想空間モードであるかに応じて、取得可能なアイテムが変化する。
例えば、図10に示す通り、各アイテムのうち通常アイテムは仮想空間モードにおいて取得可能である。具体的には、通常アイテム(通常アイテム画像Giu)は、仮想空間Srを表すマップ画面Mp(上述の図4参照)に配置される。また、通常アイテムの選択可能範囲rsa内にユーザが移動することで、当該通常アイテムを取得可能になる。
一方、通常アイテムはARモードにおいては取得できない。具体的には、ARモードにおけるAR画面Marにおいて通常アイテムは非表示になる。すなわち、AR画面Marにおいて表示される拡張現実ARに、通常アイテムが配置されたイベントスポットresが含まれる場合であっても、当該通常アイテムはAR画面Marには表示されない。
一方、図10に示す通り、各アイテムのうち宝アイテムはARモードにおいて取得可能である。具体的には、宝アイテムは、拡張現実ARを表すAR画面Marにおける発見イベントで取得可能である(上述の図9(b)参照)。一方、宝アイテムは仮想空間モードにおいては取得できない。具体的には、仮想空間モードにおけるマップ画面Mpでは宝アイテム(宝位置Pt)は表示されない。また、宝アイテム(宝位置Pt)の選択可能範囲rsaにユーザが位置する場合であっても、仮想空間モードでは発見イベントは開始されず、当該宝アイテムを取得できない。
以上の構成によれば、ユーザは、仮想空間モードで通常アイテムを取得しつつ宝位置Ptまで移動し、宝位置PtにおいてARモードに切替えて宝アイテムを取得することになる。したがって、ARモードで長距離をユーザが移動するという不都合が抑制される。
ただし、通常アイテムの選択可能範囲rsaが狭い場合、通常アイテム(res)の近くを通過する必要がある。したがって、通常アイテムの選択可能範囲rsaが狭い場合、通常アイテムを取得しつつ宝位置Ptまで移動するための経路が複雑になり易い。宝位置Ptまで移動する経路が複雑な場合、現実空間Srにおけるユーザの動線が不自然になり易いという不都合がある。
例えば、図10(b-1)は、本実施形態の対比例における宝位置Ptまでの経路Kの具体例を説明するための図である。以上の対比例では、通常アイテムの選択可能範囲rsaが宝アイテムの選択可能範囲rsa(約10メートル)と略共通であると仮定する。また、図10(b-1)の具体例は、ユーザ位置Prから選択可能範囲rsa1および選択可能範囲rsa2を経由して宝位置Pt(選択可能範囲rsa3)まで移動する経路Kを想定する。以上の対比例における経路Kは、宝位置Ptへ到達するまでにユーザが進行方向を複数回変更する必要があり複雑である。したがって、現実空間Srにおけるユーザの動線が不自然になる不都合が生じ得る。
以上の不都合を抑制するため、本実施形態では、通常アイテムの選択可能範囲rsaを宝アイテムの選択可能範囲rsaより広い構成を採用した。具体的には、通常アイテムの選択可能範囲rsaは、当該通常アイテムが配置されたイベントスポットresから約50メートルの範囲である。一方、宝アイテムの選択可能範囲rsaは、当該宝アイテムが配置されたイベントスポットres(宝位置Pt)から約10メートルの範囲である(ただし、後述する通り、宝アイテムの選択可能範囲rsaは宝位置Ptの位置属性に応じて変化し得る)。
図10(b-2)は、本実施形態における宝位置Ptまでの経路Kの具体例を説明するための図である。図10(b-2)の具体例は、上述の対比例における図10(b-1)の具体例と同様に、各通常アイテムの各選択可能範囲rsa(1、2)を介して宝位置Pt(rsa3)まで移動する経路Kを想定する。図10(b-2)に示す通り、本実施形態によれば、宝アイテムの選択可能範囲rsa3より通常アイテムの選択可能範囲rsa(1、2)が広いため、経路Kが略直線になる。以上の説明から理解される通り、本実施形態によれば、現実空間Srにおけるユーザの動線が不自然になる不都合が上述の対比例と比較して抑制される。
なお、宝アイテムの選択可能範囲rsaが通常アイテムの選択可能範囲rsaと同様に約50メートルの構成としてもよい。以上の構成であっても、本実施形態と同様に、通常アイテムを取得しつつ宝位置Ptまで移動するための経路が複雑になる不都合が抑制される。ただし、以上の構成では、宝アイテムが簡単に発見できるため、宝探しイベントの面白味が損なわれるという新たな不都合が生じる。本実施形態によれば、以上の不都合が抑制される。ただし、本発明は、宝アイテムの選択可能範囲rsaと通常アイテムの選択可能範囲rsaとが共通の構成を排除するものではない。
以上の本実施形態によれば、ユーザが長距離を移動する場合は仮想空間モードでゲームが進行され、宝位置Ptの周辺に限定してARモードでゲームが進行される。また、本実施形態では、以上の構成に加え、ARモードに必要以上に切替えられ難い構成を採用した。したがって、ユーザが他の通行人を妨げ難くなるという効果は格別に顕著になる。以上の構成について、図11を用いて以下で詳細に説明する。
図11は、ユーザが宝アイテムを発見するまでの具体例を説明するための図である。図11には、各時点におけるモード(仮想空間モードなど)が示される。なお、以下において説明のため、上述の地図画面Mmが表示されるモードを「地図画面モード」と記載する場合がある。以上の地図画面モードは、仮想空間Svおよび拡張現実ARが表示されないモードであるとも換言される。具体的には、地図画面モード中にユーザが移動したとしても端末装置10の画面は原則変化しない。また、図11には、上述の距離画像Gd(図9(a)参照)が表示される期間が示される。さらに、図11には、ユーザUが移動する期間が矢印で示される。
宝イベントでは、宝アイテムを取得できる宝位置PtをユーザUが予想する。図11の具体例では、宝位置Ptであると予想した位置(以下、単に「予想位置」と記載する場合がある)へ時点t1においてユーザUが到達した場合を想定する。また、図11の具体例では、時点t1までの期間において、通常アイテムを取得可能な仮想空間モードでユーザUが移動した場合を想定する。
宝アイテムはARモードで取得できる。また、地図画面モードで表示される地図画面MmにおけるARモード開始ボタンBa(上述の図5(b)参照)を選択操作することで、ARモードに切替え可能である。また、仮想空間モードのマップ画面Mpにおける地図表示ボタンBm(上述の図4参照)を選択操作することで、地図画面Mmを表示できる(地図画面モードに切替え可能である)。以上の構成では、仮想空間モードでゲームを進行してきたユーザUは、宝アイテムを取得するために、一旦、地図画面モードに切替えた後にARモードへ切替えることになる。
上述した通り、地図画面モードでは、宝位置Ptを推測するためのヒント情報Hが表示される(図5(b)参照)。以上の構成では、ARモードへ移行する前の地図画面モードにおいて、ユーザUはヒント情報Hを確認することになる。すなわち、ユーザUは、ヒント情報Hから推測される宝位置Ptが予想位置(現在地)と実際に一致しているか否かをARモードに切替えることなく確認できる。仮に、現在地が宝位置Ptではない(予想がはずれていた)旨をヒント情報Hから察知した場合、ユーザUは、ARモードへ切替えることなく、再度仮想空間モードに切替えて、他の場所へ移動できる。
図11の具体例では、時点t1において到達した予想位置が宝位置Ptではない旨をヒント情報HからユーザUが察知した場合を想定する。以上の場合、ARモードに切替えることなく、ヒント情報Hから他の予想位置を決定し、当該予想位置へユーザUが移動することになる。
図11の具体例では、その後の時点t2において、他の予想位置にユーザUが到達した場合を想定する。以上の場合、ユーザUは、仮想空間モードから地図画面モードに再度切替える。また、図11の具体例では、地図画面モードのヒント情報Hに基づいて、時点t2における現在地が宝位置Ptである可能性があるとユーザUが判断した場合を想定する。以上の場合、地図画面モードから宝アイテムを取得可能なARモードへ切替えられる。
図11に示す通り、ARモードでは上述の距離画像Gdが表示される。また、距離画像Gdによれば、ユーザの現在地から宝位置Ptまでの距離が約50メートルより遠いか否かが直ちに把握できる。具体的には、距離画像Gdの初期位置TaにキャラクタCが位置する場合、ユーザの現在地から宝位置Ptまでの距離が約50メートルより遠い旨が把握される(図9(a)参照)。
図11の具体例では、時点t2において到達した予想位置が宝位置Ptから約50メートル以上離れていた場合を想定する。以上の場合、ARモードに切替えた直後に、現在地から宝位置Ptまでの距離が約50メートルより遠い旨を距離画像GdからユーザUが把握する。現在地から宝位置Ptまでの距離が約50メートルより遠い旨を把握したユーザUは、ARモードから再び仮想空間モードに切替えて、他の予想位置へ移動することになる。以上の構成によれば、例えばARモードに切替えた直後に宝位置Ptまでの距離が把握できない構成と比較して、宝位置Ptの遠方で長時間にわたりARモードでゲームが進行される不都合が抑制される。
図11の具体例では、その後の時点t3において、さらに他の予想位置にユーザUが到達した場合を想定する。以上の場合、ユーザUは、仮想空間モードから地図画面モードに再度切替える。また、図11の具体例では、地図画面モードのヒント情報Hに基づいて、現在地が宝位置Ptである可能性があるとユーザUが判断した場合を想定する。以上の場合、地図画面モードから宝アイテムを取得可能なARモードへ切替えられる。
また、図11の具体例では、時点t3において到達した予想位置が宝位置Ptから約50メートルまでの範囲内に位置する場合を想定する。上述した通り、ユーザUは、現在地から約50メートルまでの範囲内に宝位置Ptがある旨を距離画像Gdから把握できる。具体的には、現在地から約50メートルまでの範囲内に宝位置Ptがある場合、距離画像GdのキャラクタCが初期位置Taより目的位置Tb側に表示される。
ユーザUは、ARモードにおいて、距離画像GdのキャラクタCが目的位置Tbに近づく方向に移動する。また、キャラクタCが目的位置Tbに到達した場合(ユーザが宝位置Ptの選択可能範囲rsa内に移動した場合)、ユーザUは探索操作を実行する。以上の探索操作に応じて発見イベントが開始される。ARモードにおいて発見イベントが開始されると、宝アイテムがユーザUに付与され、仮想空間モードに自動で切替えられる。
以上の本実施形態によれば、ARモードで遊技が進行される期間が必要最小限になり易い。したがって、ユーザが他の通行人を妨げる不都合が抑制される。なお、距離画像Gdが仮想空間モードにおいても表示される構成としてもよい。以上の構成では、本実施形態と同様に、ARモードが長期化する不都合が抑制される。
ただし、仮想空間モードにおいても距離画像Gdが表示される構成では、宝位置Ptが簡単に予想でき、宝探しイベントの面白味が低減するという新たな不都合が生じ得る。また、仮想空間モードにおいても距離画像Gdが表示される構成では、仮想空間モードでユーザが移動している期間において、距離画像Gdを当該ユーザが注視してしまう不都合が生じ得る。仮想空間モードおよびARモードのうちARモードのみにおいて距離画像Gdが表示される本実施形態では、ARモードが長期化する不都合を抑制しつつ、以上の各不都合を抑制できるという利点がある。
図12(a)は、ARモードにおいて宝アイテムを取得するための条件の具体例を説明するための図である。上述した通り、宝位置Ptには位置属性(深海属性など)が付与される。本実施形態では、ユーザの属性(所持しているアイテムなど)と宝位置Ptの位置属性との組合せに応じて、宝アイテムを取得可能な場合と取得不可能な場合とがある。
宝位置Ptに付与される位置属性は、「属性なし」「深海属性」「水属性」「飛行属性」「遠方属性」を含む。管理装置20は、上述の対象範囲Rt(図5(a)参照)から宝位置Ptを決定し、当該宝位置Ptにおける地図情報(陸地、海、河川…)に基づいて、当該宝位置Ptの位置属性を決定する。例えば、宝位置Ptが陸地の場合、当該宝位置Ptの位置属性を「属性なし」に決定する。
また、宝位置Ptが海の場合、当該宝位置Ptの位置属性が「深海属性」に決定され、宝位置Ptが河川の場合、当該宝位置Ptの位置属性が「水属性」に決定される。さらに、宝位置Ptが陸地の場合の一部において、当該宝位置Ptの位置属性が「飛行属性」または「遠方属性」に決定される。例えば、宝位置Ptが高層施設または山頂付近の場合、当該宝位置Ptの位置属性は「遠方属性」に決定される。また、予め定められたイベントスポットres(例えば、飛行場)が宝位置Ptに決定された場合、当該宝位置Ptの位置属性が「飛行属性」に決定される。
図12(a)の具体例では、宝位置Pt1(X1,Y1)の位置属性が「属性なし」の場合を想定する。また、宝位置Pt2(X2,Y2)の位置属性が「深海属性」であり、宝位置Pt3(X3,Y3)の位置属性が「水属性」であり、宝位置Pt4(X4,Y4)の位置属性が「飛行属性」であり、宝位置Pt5(X5,Y5)の位置属性が「遠方属性」である場合を想定する。
図12(a)には、各宝位置Ptの位置属性に加え、当該宝位置Ptにおいて宝アイテムを取得するために必要なユーザの属性が示される。また、上述した通り、宝位置Ptの位置属性に応じて、当該宝位置Ptの選択可能範囲rsa(発見イベントを開始可能な範囲)が変化する場合がある。図12(a)には、各宝位置Ptの選択可能範囲rsaが示される。さらに、宝位置Ptの位置属性に応じて、当該宝位置Ptにおける発見イベントが変化する。図12(a)には、各宝位置Ptにおいて開始される各発見イベントの概要が示される。
図12(a)に示す通り、宝位置Ptの位置属性が「属性なし」の場合、ユーザが宝位置Ptに到達すると、当該ユーザの属性にかかわらず宝アイテムを取得できる。また、位置属性が「属性なし」の場合の発見イベントでは、拡張現実ARの床オブジェクトから宝箱が出現し、宝アイテムがユーザに付与される。なお、上述の図9(b)は、位置属性が「属性なし」の場合の発見イベントの具体例を示す。位置属性が「属性なし」の宝位置Ptの選択可能範囲rsaは、宝位置Ptから約10メートルまでの範囲に設定される。
具体的には、宝位置Ptの位置属性が「属性なし」の場合、端末装置10が撮影する拡張現実ARに床オブジェクトが含まれる場合(地面が撮影されている場合)、発見イベントが開始可能になる。なお、端末装置10が撮影する拡張現実ARに床オブジェクトが含まれるか否かを判断するための構成は適宜に変更できる。例えば、上述の識別処理により床オブジェクトが識別されたか否かを判断してもよい。また、探索操作が実行された時点における端末装置10の姿勢が床オブジェクトを撮影可能な姿勢であるか否かを判断し、撮影可能な姿勢である場合に発見イベントが開始可能な構成としてもよい。端末装置10の姿勢は、上述の加速方位センサ106により検知可能である。
宝位置Ptの位置属性が「深海属性」の場合、宝位置Ptから約70メートルまでの範囲が選択可能範囲rsaに設定される。すなわち、宝位置Ptが陸地の場合(rsa=約10メートル)より、宝位置Ptが海の場合、選択可能範囲rsaは広くなる。以上の構成によれば、ユーザが海に近づきすぎる事態が抑制される。なお、宝位置Ptは、海のうち陸地から50メートルより遠い位置には設定されない。端末装置10が撮影する拡張現実ARに海が含まれる場合、発見イベントが開始可能になる。
本実施形態では、船アイテムがユーザに付与される。以上の船アイテムは、予め定められた契機でレベルがアップする。例えば、ユーザが移動した歩数に応じて、船アイテムのレベルがアップする。宝位置Ptの位置属性が「深海属性」の場合、ユーザが宝位置Ptに到達すると、当該ユーザが所持する船アイテムのレベル(以下、単に「船レベル」と記載する)に応じて、宝アイテムを取得可能な場合と取得不可能な場合とがある。
具体的には、宝位置Ptの位置属性が「深海属性」の場合、船レベルが最大値であれば、発見イベントが開始され宝アイテムがユーザに付与される。以上の発見イベントでは、海から出現する宝箱(仮想オブジェクト)が表示される(後述の図13(c)参照)。一方、船レベルが最大値より小さい場合、宝位置Ptにユーザが到達しても発見イベントは開始されず、宝アイテムは付与されない。
例えば、船レベルが数値N(「N」は船レベルの最大値より小さい数値)未満の場合、宝位置Ptにおいて特別なイベントは開始されない。一方、船レベルが最大値より小さいが数値Nよりは大きい場合、拡張現実ARの宝位置Ptにおいて報知イベントが開始される。以上の報知イベントは、宝位置Ptに宝が隠されている旨をユーザに報知するためのイベントである(後述の図13(b)参照)。
宝位置Ptの位置属性が「水属性」の場合、宝位置Ptから約70メートルまでが選択可能範囲rsaに設定される。すなわち、宝位置Ptが陸地の場合(rsa=約10メートル)より、宝位置Ptが河川の場合、選択可能範囲rsaは広くなる。以上の構成によれば、ユーザが河川に近づきすぎる事態が抑制される。端末装置10が撮影する拡張現実ARに河川が含まれる場合、発見イベントが開始可能になる。
本実施形態では、複数種類の味方キャラクタをユーザに付与可能である。以上の味方キャラクタには、水泳スキルキャラクタ、飛行スキルキャラクタ、望遠スキルキャラクタおよび炎属性キャラクタが含まれる。以上の味方キャラクタは、ゲームを進行させることで取得できる。宝位置Ptの位置属性が「水属性」の場合、味方キャラクタのうち水泳スキルキャラクタをユーザが所持していると、発見イベントが開始可能になる。以上の発見イベントでは、拡張現実ARにおいて河川を流れる宝箱(仮想オブジェクト)が表示される。
また、水泳スキルキャラクタを所持している場合に加え、船レベルが数値N以上の場合、および、ユーザが特殊アイテムを所持する場合であっても、位置属性が「水属性」の宝位置Ptにおいて上述の発見イベントを開始可能であり、宝アイテムがユーザに付与される。以上の特殊アイテムは、例えば、特別なイベント(例えば、後述のヒント付与イベント)をクリアした場合にユーザに付与される。一方、水泳スキルキャラクタおよび特殊アイテムの何れもユーザが所持せず、且つ、船レベルが数値N未満の場合、発見イベントは開始されず、宝アイテムを取得できない。
図12(a)に示す通り、宝位置Ptの位置属性が「飛行属性」の場合、宝位置Ptから約50メートルまでが選択可能範囲rsaに設定される。また、端末装置10が撮影する拡張現実ARに空が含まれる場合、発見イベントが開始可能になる。具体的には、端末装置10の姿勢が空を撮影可能な姿勢であるか否かが判断され、撮影可能な姿勢である場合に発見イベントが開始可能になる。
宝位置Ptの位置属性が「飛行属性」の場合、味方キャラクタのうち飛行スキルキャラクタをユーザが所持していると、発見イベントが開始可能になる。以上の発見イベントでは、拡張現実ARの空に浮かぶ宝箱を取得する飛行スキルキャラクタが表示される。一方、ユーザが飛行スキルキャラクタを所持しない場合、宝位置Ptにおいて発見イベントは開始されない。
宝位置Ptの位置属性が「遠方属性」の場合、味方キャラクタのうち望遠スキルキャラクタをユーザが所持していると、発見イベントが開始可能になる。具体的には、現実空間Srにおけるユーザの位置によらず、端末装置10が撮影する拡張現実ARに当該宝位置Pt(高層施設、山頂)が含まれる場合、発見イベントが開始可能になる。以上の発見イベントでは、拡張現実ARにおける宝位置Pt(例えば山頂)に宝箱が拡大して表示される。一方、ユーザが望遠スキルキャラクタを所持しない場合、発見イベントは開始されない。ただし、望遠スキルキャラクタを所持しない場合であっても、発見イベントにおける宝箱と比較して小さな宝箱が拡張現実ARにおける宝位置Ptに表示される。
また、味方キャラクタのうち望遠スキルキャラクタをユーザが所持していると、宝位置Ptの位置属性が「遠方属性」以外の場合であっても、宝位置Ptに関する情報がユーザにARモードにおいて通知される。図12(b)は、望遠スキルキャラクタをユーザが所持している場合のAR画面Marに表示される距離画像Gdの具体例である。図12(b)の具体例は、宝位置Ptの位置属性が「遠方属性」以外の場合を想定する。また、図12(b)の具体例は、宝位置Ptの選択可能範囲rsaにユーザが位置しない場合を想定する。以上の場合、距離画像Gdに通知画像Gmtが表示される。以上の通知画像Gmtには、宝位置Ptに関する情報が表示される。例えば、宝位置Ptの施設の名称が通知画像Gdに表示される。
なお、通知画像Gdに表示される情報は以上の例に限定されない。例えば、宝位置Ptで取得可能な宝アイテムの種類が通知画像Gdに表示される構成としてもよい。また、望遠スキルキャラクタをユーザが所持している場合、宝位置Ptの選択可能範囲rsaにユーザが位置しない場合であっても、ARモードにおいて通知画像Gdが表示されるとともに発見イベントを開始可能(宝アイテムを取得可能)な構成としてもよい。
図12(a)に説明を戻す。本実施形態の管理装置20は、宝探しイベントにおいて、宝位置Ptに加えヒント位置Phを設定する場合がある。以上のヒント位置Phでは、ARモード(拡張現実)においてヒント付与イベントを開始可能である。以上のヒント付与イベントでは、宝アイテムは付与されないが、特別なヒント情報Hがユーザに報知される。例えば、ヒント付与イベントでは、宝位置Ptを直接特定できるヒント情報H(例えば、宝位置Ptが設定された施設の名称)が報知される。なお、ヒント付与イベントにおいて報知されたヒント情報Hは、その後の宝探しイベントにおいて、地図画面Mm(ヒント画像Gh)に表示される構成としてもよい。
具体的には、管理装置20は、対象範囲Rtにおける宝位置Pt以外の位置をヒント位置Phに設定する。ヒント位置Phから予め定められた距離(例えば約10メートル)までの範囲にユーザが移動し、ARモードにおいて探索操作が受け付けられると、ヒント付与イベントが開始される。
ただし、ユーザが炎属性キャラクタを所持していることを条件にヒント付与イベントが開始される。以上のヒント付与イベントでは、予め定められたオブジェクト(床オブジェクト、壁オブジェクト)にヒント情報Hが表示される。具体的には、拡張現実ARのオブジェクトにヒント情報Hを示す文字列を炎であぶり出す炎属性キャラクタが表示される。なお、ユーザの属性(所持している味方キャラクタなど)によらず、ヒント付与イベントを開始可能な構成としてもよい。
図13(a)は、AR画面Marの他の具体例を説明するための図である。図13(a)は、宝位置Ptが海上に設定された場合を想定する。以上の場合、上述の図12(a)で説明した通り、宝位置Ptの位置属性は「深海属性」になる。また、図13(a)の具体例は、宝位置Ptにユーザが位置する場合を想定する。上述した通り、宝位置Ptにユーザが位置する場合、距離画像Gdの目的位置(右側端部)にキャラクタCが位置する。
図13(a)は、発見イベントを開始させるための探索操作が受け付けられた直後の期間を想定する。ただし、図13(a)の具体例は、発見イベントの開始条件(上述の図12(a)参照)をユーザの属性が満たしていない場合を想定する。具体的には、ユーザの船レベルが数値N未満の場合を想定する。以上の場合、宝位置Ptにユーザが位置する場合であっても、発見イベントは開始されない。
発見イベントの開始条件が満たされていない期間において、探索操作が受け付けられると、メッセージ画像Gm0がAR画面Marに表示される。例えば、宝位置Ptの選択可能範囲rsaにユーザが到達していない場合、探索操作に応じてメッセージ画像Gm0が表示される。また、宝位置Ptの位置属性が「深海属性」であり、ユーザの船レベルが数値N未満の場合、探索操作に応じてメッセージ画像Gm0が表示される。以上のメッセージ画像Gm0は、予め定められた時間(例えば、約3秒間)にわたり表示され、宝アイテムを発見できない旨のメッセージを表示する。なお、メッセージ画像Gm0が表示される期間においては、新たな探索操作が受付けられない構成が好適である。
図13(b)は、AR画面Marのさらに他の具体例を説明するための図である。図13(b)の具体例は、図13(a)の具体例と同様に、宝位置Ptの位置属性が「深海属性」であり、当該宝位置Ptにユーザが位置する場合を想定する。ただし、図13(b)の具体例は、ユーザの船レベルが数値N以上で最大値未満の場合を想定する。以上の場合、探索操作に応じて上述の報知イベントが開始される(図12(a)参照)。
図13(b)の具体例は、報知イベント中の期間を想定する。宝位置Ptの位置属性が「深海属性」の場合の報知イベントでは、宝位置Ptに船画像Gs1が表示され、船画像Gs1の上側にメッセージ画像Gm1が表示される。以上のメッセージ画像Gm1は、拡張現実ARにおける宝位置Ptを報知するためのメッセージを表示する。ただし、メッセージ画像Gm1では、宝アイテムの具体的な名称は報知されない。
ただし、上述した通り、ユーザの船レベルが最大値未満の場合、発見イベントは開始されず、宝アイテムは取得できない。以上の船画像Gs1およびメッセージ画像Gm1は、予め定められた時間(例えば、約5秒間)にわたり表示され、その後、非表示になる。なお、報知イベントにおいて、発見イベントを開始するための条件(船レベルを最大値にすること)がユーザに報知される構成としてもよい。
図13(c)は、AR画面Marのさらに他の具体例を説明するための図である。図13(c)は、図13(a)および図13(b)の具体例と同様に、宝位置Ptの位置属性が「深海属性」であり、当該宝位置Ptにユーザが位置する場合を想定する。ただし、図13(c)の具体例は、ユーザの船レベルが最大値である場合を想定する。以上の場合、探索操作に応じて上述の発見イベントが開始される(図12(a)参照)。
図13(c)は、発見イベント中の期間を想定する。宝位置Ptの位置属性が「深海属性」の場合の発見イベントでは、宝箱を海の中から引き上げる船画像Gs2が宝位置Ptに表示され、船画像Gs2の上側にメッセージ画像Gm2が表示される。以上のメッセージ画像Gm2は、ユーザに付与された宝アイテムに関する情報を表示する。例えば、メッセージ画像Gm2は、宝アイテムの名称を表示する。上述した通り、拡張現実ARにおける発見イベントが終了すると、ARモードが自動で終了して仮想空間モード(マップ画面Mp)に切替わる。
図14(a)は、端末装置10が実行するARモード処理のフローチャートである。端末装置10は、ARモードにおいて、ARモード処理を実行する。なお、ARモード処理の各ステップは、端末装置10および管理装置20が協働して実行してもよいし、管理装置20が実行してもよい。
ARモード処理を開始すると、端末装置10は、上述の識別処理を実行し、距離画像Gdを含むAR画面Marを表示開始する(S101)。その後、端末装置10は、ボタンBdの選択操作(探索操作)が受付けられていないか否かを判定する(S102)。探索操作が受け付けられていない場合(S102:Yes)、端末装置10は、ボタンBeの選択操作(ARモードを終了するための操作)が受付けられたか否かを判定する(S103)。端末装置10は、探索操作またはARモードを終了するための操作が受け付けられるまで、ステップS102およびステップS103を繰返し実行する。
ARモードを終了するための操作が受け付けられた場合(S103:Yes)、端末装置10は、AR画面Marに表示される距離画像Gdを含む各種の画像を非表示にして(S104)、マップ画面Mpを表示して(S105)、ARモード処理を終了する。一方、探索操作が受け付けられた場合(S102:No)、端末装置10は、判定用情報を管理装置20へ送信する(S106)。以上の判定用情報には、発見イベントの開始条件が満たされているか否かを判定するための各種の情報が含まれる。例えば、判定用情報には、ユーザ位置Pr、ユーザの属性(所持しているアイテムなど)、端末装置10の姿勢が特定される情報が含まれる。
管理装置20は、上述の判定用情報を受信すると、発見イベントの開始条件が満たされているか否かを判定し、判定結果を示す結果情報を端末装置10へ送信する。端末装置10は、以上の結果情報を受信すると(S107)、当該結果情報が「発見」(発見イベントの開始条件を満たしている)であるか否かを判定する(S108)。結果情報が「発見」ではない場合(S108:No)、端末装置10は、上述のメッセージ画像Gm0(図13(a)参照)またはメッセージ画像Gm1(図13(b)参照)を表示し、ステップS102に処理を戻す。
結果情報が「発見」である場合(S108:Yes)、端末装置10は、発見時処理(S109)を実行し、上述のステップS104に処理を進める。発見時処理では、ARモードにおいて発見イベント(上述の図9(b)および図13(c)参照)が実行され、宝アイテムが付与される。発見時処理が終了すると、上述のステップS104およびステップS105が自動で実行され、ARモードが終了して仮想空間モードに切替わる。
図14(b)は、管理装置20が実行するヒント生成処理のフローチャートである。管理装置20は、端末装置10において地図画面Mmが表示される契機で(地図表示ボタンBmが選択操作された契機で)、ヒント生成処理を実行する。以上のヒント生成処理では、ヒント情報Hが生成される。なお、ヒント生成処理の各ステップは、端末装置10および管理装置20が協働して実行してもよいし、端末装置10が実行してもよい。
ヒント生成処理を開始すると、管理装置20は、上述の距離Ltを算出する(S201)。具体的には、端末装置10の位置情報(ユーザ位置Pr)および宝位置Ptから、距離Ltが算出される。その後、管理装置20は、直前のステップS201で算出した距離Ltと宝位置Ptとに応じて解析範囲Ra(100メートル、50メートル、10メートル)を決定する(S202)。
管理装置20は、直前のステップS202で決定した解析範囲Raにおける撮影位置Pxの現実画像Gxを地図システム40から取得する(S203)。具体的には、解析範囲Raにおける各撮影位置Pxのうちの何れか1個以上がランダムに選択され、選択された撮影位置Pxの現実画像Gxが取得される。ただし、各撮影位置Pxの口コミ情報が地図システム40から取得され、当該口コミ情報に基づいて、現実画像Gxが取得される撮影位置Px(例えば、人気の撮影位置)が決定される構成としてもよい。
管理装置20は、現実画像Gxを取得した撮影位置Pxおよび宝位置Ptの口コミ情報を地図システム40から取得する(S204)。管理装置20は、宝位置Ptの位置情報、ステップS203で取得した現実画像Gx、ステップS204で取得した口コミ情報を含むプロンプトDxを作成し、機械学習モデル30に送信する(S205)。上述した通り、以上のプロンプトDxには、距離Ltに応じた指示用文字列Sxが含まれる。
機械学習モデル30にプロンプトDxが送信されると、当該プロンプトDxを用いて生成されたヒント情報Hが管理装置20で受信される(S206)。管理装置20は、ヒント情報Hを受信すると、当該ヒント情報Hを端末装置10へ送信し(S207)、ヒント生成処理を終了する。端末装置10は、管理装置20から受信したヒント情報Hを地図画面Mmに表示する。
<変形例>
以上の各形態は多様に変形される。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は適宜に併合され得る。
(1)各形態において、ヒント情報Hを機械学習モデル30に生成させるためのプロンプトDxの具体例は、上述の図8に示す例に限定されない。図15(a)は、変形例におけるプロンプトDxの具体例を説明するための図である。
上述の図8に示す実施形態では、ユーザ位置Prから宝位置Ptまでの距離Ltに応じて、プロンプトDxの指示用文字列Sxが切替わる構成を採用した。一方、図15(a)に示す変形例では、距離Ltに替えて、ユーザが特定操作を実行した回数に応じてプロンプトDxの指示用文字列Sxが切替わる。具体的には、ARモードにおける宝位置Pt以外での探索操作(宝アイテムを取得するための操作)の回数(以下「失敗回数n」)に応じてプロンプトDxの指示用文字列Sxが切替わる構成を採用した。
なお、宝アイテムが付与された場合、失敗回数nは「0回」にリセットされる。また、宝アイテムが取得されたか否かによらず、ARモードが終了した契機で失敗回数nがリセットされる構成としてもよい。ただし、宝アイテムが取得されなかった場合、ARモードが終了した契機で失敗回数nがリセットされない構成としてもよい。
例えば、失敗回数nが10回未満の場合を想定する(n<10)。以上の場合、図15(a)に示す通り、「撮影位置Px(位置情報)で撮影された現実画像Gxを用いて、ユーザ位置Pr(位置情報)から見た宝位置Pt(位置情報)の方角がわかる宝位置Ptへ行くためのヒントを生成してください」という指示用文字列SxがプロンプトDxに含まれる。また、失敗回数nが10~14回(10≦n≦14)の場合、「撮影位置Pxで撮影された現実画像Gxを用いて、ユーザ位置Prから見た宝位置Ptの方角、および、宝位置Ptまたは撮影位置Pxから見える風景がわかる宝位置Ptへ行くためのヒントを生成してください」という指示用文字列SxがプロンプトDxに含まれる。さらに、失敗回数nが15~20回(15≦n≦20)の場合、「撮影位置Pxで撮影された現実画像Gxを用いて、ユーザ位置Prから見た宝位置Ptの方角、宝位置Ptまたは撮影位置Pxから見える風景、および、宝位置Ptまたは撮影位置Pxがある施設がわかる宝位置Ptへ行くためのヒントを生成してください」という指示用文字列SxがプロンプトDxに含まれる。
以上の変形例のプロンプトDxによれば、失敗回数nが多いほど、宝位置Ptを特定し易いヒント情報Hが生成される。ただし、失敗回数nが多いほど宝位置Ptを特定し易いヒント情報Hが生成される構成では、宝位置Ptではないと分かっていながら、失敗回数nを増加させるために、探索操作を繰返すという不正行為の余地が残る。以上の事情を考慮して、以上の不正行為が抑制される構成を採用してもよい。例えば、予め定められた回数(例えば5回)の探索操作が短期間(例えば、約5分間)に連続して実行された場合、その後、予め定められた時間(例えば約30分間)が経過するまでは、新たな探索操作が受け付けられない構成を採用してもよい。
また、上述の図8に示す実施形態では、ユーザ位置Prから宝位置Ptまでの距離Ltに応じて、現実画像Gxが取得される解析範囲Raが切替わる構成を採用した。一方、図15(a)の変形例では、距離Ltおよび失敗回数nによらず、解析範囲Raが変化しない。具体的には、解析範囲Raが宝位置Ptから約50メートルまでの範囲で固定される。
また、図15(a)の変形例では、失敗回数nによらず共通の現実画像GxからプロンプトDxが作成される構成を採用した。すなわち、プロンプトDxのうち指示用文字列Sxのみが変化する構成を採用した。以上の変形例によれば、共通の現実画像Gxから複数種類のヒント情報Hを生成できる。したがって、地図システム40から現実画像Gxを取得する回数を抑制しつつ、複数種類のヒント情報Hを作成できるという利点がある。
ただし、当該変形例において、失敗回数nに応じて、解析範囲Raが変化する構成としてもよい。例えば、失敗回数nが10回未満の場合に上述の解析範囲Ra1の現実画像GxからプロンプトDxが作成され、失敗回数nが10~14回の場合に上述の解析範囲Ra2の現実画像GxからプロンプトDxが作成され、失敗回数nが15~20回の場合に上述の解析範囲Ra3の現実画像GxからプロンプトDxが作成される構成としてもよい。
なお、上述の図8に示す実施形態においても、解析範囲Raが距離Ltによらず一定の構成としてもよい。具体的には、距離Ltによらず共通の現実画像GxからプロンプトDxが作成される構成としてもよい。また、各形態(図8、図15(a))において、プロンプトDxにおける指示用文字列Sxを固定しつつ、距離Ltに応じて解析範囲Ra(現実画像Gx)が変化する構成としてもよい。
さらに、図15(a)の変形例において、失敗回数nが予め定められた回数(例えば、21回)に達した場合、宝位置Ptが具体的に特定される情報がユーザに報知される構成としてもよい。以上の構成としては、例えば、仮想空間モードのマップ画面Mpにおける宝位置Ptに対応する位置に、特定の画像(例えば、宝箱を表す画像)が表示される構成が考えられる。また、ARモードのAR画面Marにおいて、拡張現実ARにおける宝位置Ptに特定の画像が表示される構成としてもよい。
図15(b-1)および図15(b-2)は、以上の変形例における距離画像Gdの具体例を説明するための図である。当該変形例においても、上述の実施形態(図9(a)および図9(b)参照)と同様に、AR画面Marに距離画像Gdが表示され、宝位置Ptまでの距離がユーザに示唆される。
また、当該変形例では、失敗回数nが予め定められた回数(例えば10回)に達した契機で、距離画像Gdにヒント画像Gmhが表示される。以上のヒント画像Gmhは、宝位置Ptを特定するためのヒントを表示する。例えば、ユーザ位置Prから宝位置Ptまでの距離Ltが予め定められた距離(例えば、約50メートル)より遠い場合、その旨がヒント画像Gmhにより報知される。
図15(b-1)の具体例は、ユーザ位置Prから宝位置Ptまでの距離Ltが約50メートルより遠い場合の距離画像Gd(ヒント画像Gmh)の模擬図である。以上の場合、図15(b-1)に示す通り、距離画像GdのキャラクタCは初期位置Taに表示される。また、ユーザ位置Prから宝位置Ptまでの距離Ltが約50メートルより遠い場合、距離画像Gdのヒント画像Gmhに「この近くにはないよ」というメッセージ(ヒント)が表示される。
また、ユーザ(端末装置10)の進行方向に応じたメッセージが距離画像Gdのヒント画像Gmhに表示される。例えば、図15(b-2)の具体例は、ユーザが宝位置Ptとは別の方向へ移動している場合を想定する。以上の場合、距離画像Gdのヒント画像Gmhに「そっちじゃないよ!」というメッセージが表示される。また、ユーザが宝位置Ptの方向へ移動している場合、距離画像Gdのヒント画像Gmhに「その方向が怪しいよ」というメッセージが表示される。なお、ユーザの進行方向は、例えば、ユーザ位置Prの時間変化(GPSコンパス)により特定可能である。ただし、ユーザが移動中に端末装置10を注視してしまう不都合を抑制する観点から、距離Ltが約50メートルより遠い期間では、ヒント画像Gmhの表示が「この近くにはないよ」で固定される構成が好適である。
(2)各形態において、プロンプトDxを変化させる「特定操作」の一例として探索操作(失敗回数n)を採用したが、ユーザの他の操作を「特定操作」として採用してもよい。例えば、所定のアイテムを使用するための操作の回数(当該アイテムの使用個数)が多いほど、宝位置Ptが特定し易いヒント情報Hが生成されるプロンプトDxに(現実画像Gxおよび指示用文字列Sxの双方または何れか一方が)変化してもよい。また、ARモードに切替えるための操作(ARモード開始ボタンBaの選択操作)の回数が多いほど、宝位置Ptが特定し易いヒント情報Hが生成されるプロンプトDxに変化してもよい。
(3)各形態において、宝位置Ptの決定方法は上述の例に限定されない。例えば、他のユーザが宝位置Ptを決定可能な構成としてもよい。具体的には、宝アイテムを所持しているユーザUaは、自身が決めた位置に当該宝アイテムを隠すイベントを開始可能な構成を想定する。以上の構成において、宝アイテムを隠した位置が宝位置Ptに設定され得る。また、他のユーザUbが地図アイテムを使用した場合、当該宝位置Ptが決定されると、当該宝位置Ptに関するヒント情報Hが生成される。他のユーザUbは、当該宝位置Ptに到達することで、ユーザUaが隠した宝アイテムを取得可能になる。
なお、ユーザUaが宝アイテムを隠す際に、予め定められたメッセージの何れか(またはユーザUaが作成した自由なメッセージ)を当該宝アイテムに設定可能な構成としてもよい。以上の構成では、ユーザUbが当該宝アイテムを発見した際に、ユーザUaにより設定されたメッセージが当該ユーザUbに対して表示される。
(4)各形態において、ヒント情報Hが表示される契機は上述の例に限定されない。例えば、仮想空間モードのマップ画面Mpにヒント要求ボタンを表示する構成を想定する。以上の構成において、当該ヒント要求ボタンが選択操作された契機でヒント情報Hがマップ画面Mpに予め定められた時間(例えば、約1分間)にわたり表示される構成としてもよい。また、ユーザ位置Prから宝位置Ptまでの距離Ltが予め定められた距離に達した契機で、ヒント情報Hが表示される構成としてもよい。例えば、上述の図8に示す実施形態において、距離Ltに応じて解析範囲Raが切替わった契機で、マップ画面Mpにヒント情報Hが予め定められた時間(例えば、約1分間)にわたり自動で表示される構成としてもよい。
上述の図15(a)の変形例において、失敗回数nが予め定められた回数(例えば、指示用文字列Sxが切替わる回数)に達した契機でヒント情報Hが予め定められた時間(例えば、約1分間)にわたりAR画面Marに表示される構成としてもよい。さらに、ARモードにおいて探索操作が実行された位置と宝位置Ptとの位置関係に応じて、ヒント情報Hが表示される構成としてもよい。例えば、探索操作を実行した位置から宝位置Ptまでの距離が予め定められた距離(例えば約15メートル)より近い場合、ヒント画像Gmhに「おしい!」というヒント情報Hが表示される構成としてもよい。
(5)各形態において、宝探しイベントが開始された直後はヒント情報Hが表示されず、予め定められた表示条件を満たした後にヒント情報Hが表示可能になる構成してもよい。以上の表示条件としては、例えば、上述の失敗回数nが予め定められた回数(例えば10回)に達することが想定される。
また、宝探しイベントが開始されてからのユーザの移動歩数が予め定められた歩数(例えば、5000歩)に達することをヒント情報Hの表示条件として採用してもよい。また、仮想空間Sv(マップ画面Mp)に特殊アイテムを配置し、当該特殊アイテムを取得することをヒント情報Hの表示条件としてもよい。以上の構成において、予め定められた個数以上の特殊アイテムを取得することをヒント条件Hの表示条件としてもよい。
例えば、特殊アイテムとして、予め定められた文字列を表示する石板アイテムを採用した構成を想定する。以上構成では、全ての石板アイテムを取得し、各石板アイテムの文字列を組合わせることで、1個のヒント情報Hが表示される。さらに、ARモードにおいて宝位置Pt以外の予め定められた位置で探索操作が実行された場合、特殊アイテムが取得される場合がある構成としてもよい。
(6)各形態において、探索操作は上述の例(ボタンBdの選択操作)に限定されない。例えば、AR画面Marに表示される拡張現実ARのオブジェクトの選択操作を探索操作として採用してもよい。以上の構成としては、例えば、拡張現実ARのオブジェクト(例えば、床オブジェクト、壁オブジェクト、海オブジェクト…)のうち宝位置Ptが位置するオブジェクトが選択操作(探索操作)された場合、宝アイテムの発見イベントが開始される構成が考えられる。
また、端末装置10の位置情報および向きに加え、周囲の明るさを検知可能な照度センサを設ける構成を想定する。以上の照度センサは、端末装置10の各面のうち表示パネル104aが設けられる表面とは逆側(裏面側)に設けられる。したがって、仮に、裏面が床に接する様に端末装置10を置いた場合、照度センサにおいて光が殆ど検知されなくなる。以上の構成において、宝位置Ptで照度センサにより光が殆ど検知されなくなった後に、光が検知される様になった場合、発見イベントが開始される構成としてもよい。以上の構成では、宝位置Ptに端末装置10を置いた後に、当該端末装置10を持ち上げるユーザの動作が探索操作になる。なお、ARモードにおいて照度センサで光が殆ど検知されなくなった場合、予め定められた画像(例えば、地面を掘るシャベル画像Gs)が表示される構成としてもよい。
(7)各形態において、宝アイテムは適宜に変更できる。例えば、マップ画面Mpにおいても入手可能なアイテムを宝アイテムとして採用してもよい。
さらに、ユーザが宝アイテムを発見するまでの過程の内容(発見に要した時間など)に応じて、当該ユーザに付与される宝アイテムの種類が変化する構成としてもよい。例えば、宝探しイベントを開始してから宝アイテムが発見されるまでの時間が短いほど、ユーザに有利な宝アイテムが付与される構成としてもよい。また、宝探しイベントを開始してから宝アイテムが発見されるまでのユーザの歩数が少ないほど、ユーザに有利な宝アイテムが付与される構成としてもよい。なお、宝探しイベントを開始してから宝アイテムが発見されるまでの時間が長いほど有利な宝アイテムが付与される構成としてもよいし、宝探しイベントを開始してから宝アイテムが発見されるまでの歩数が多いほど、有利な宝アイテムが付与される構成としてもよい。
ただし、仮に、宝アイテムを取得しなければゲームにおける他のイベントを進行できない構成を想定する。以上の構成では、ARモードを使いこなせないユーザ(例えば、低年齢のユーザ)は、宝探しイベントを含む殆どのイベントが進行できないという不都合が生じ得る。以上の事情を考慮して、宝アイテムを取得しなくても、他のイベントを進行できる構成が好適である。
(8)各形態において、拡張現実ARに表示される仮想オブジェクトは、上述の例に限定されない。例えば、予め定められたキャラクタが仮想オブジェクトとして表示される構成としてもよい。以上の構成において、ARモードにおいて当該キャラクタを選択操作した場合、ヒント情報Hが表示される構成としてもよい。以上のキャラクタは、ARモードにおいて失敗回数nが予め定められた回数に達した契機で出現する構成としてもよい。
ARモードにおいて、宝位置Ptの発見を補助する仮想オブジェクトが表示される構成としてもよい。例えば、ARモードにおいて、ユーザが移動した経路に予め定められた仮想オブジェクト(例えば、足跡を表すオブジェクト)が表示される構成としてもよい。さらに、ARモードにおいて、探索操作を実行済みの位置に予め定められた仮想オブジェクト(目印オブジェクト)が表示される構成としてもよい。
(9)各形態において、地図画面モードにおいて、宝位置Ptの発見を補助する画像が表示される構成としてもよい。例えば、宝探しイベント中におけるユーザの移動経路が地図画像Gmに表示される構成としてもよい。また、探索操作を実行済みの位置が地図画像Gmに表示される構成してもよい。同様に、仮想空間モードにおいて、宝位置Ptの発見を補助する画像が表示される構成としてもよい。例えば、宝探しイベント中におけるユーザの移動経路がマップ画面Mpに表示される構成としてもよい。また、探索操作を実行済みの位置がマップ画面Mpに表示される構成してもよい。
(10)各形態において、宝探しイベントを中断可能な構成としてもよい。また、宝探しイベントが中断された場合、地図アイテムMmが消費される構成としてもよいし、地図アイテムMmが消費されない構成としてもよい。さらに、宝探しイベント中断された後に、宝探しイベントが再開された場合、ユーザの現在地に応じて新たな宝位置Ptが決定される構成としてもよいし、中断された以前における宝位置Ptが再度設定される構成としてもよい。
(11)各形態において、宝位置Ptの位置属性は適宜に変更できる。また、宝位置Ptの位置属性の決定方法は以上の例に限定されない。例えば、現実の地図情報(陸地、海、河川…)とは無関係に宝位置Ptの位置属性が決定される構成としてもよい。例えば、陸地の宝位置Ptの位置属性が「深海属性」に決定され得る構成としてもよい。また、以上の構成において、宝位置Ptの位置属性に応じた画像が地図情報とは無関係にマップ画面Mp(仮想空間Sv)に表示される構成としてもよい。例えば、陸地の宝位置Ptの位置属性が「深海属性」に決定され場合を想定する。以上の場合において、当該宝位置Ptに対応する仮想空間Svに海を表す画像が表示される構成としてもよい。
(12)各形態において、仮想空間モード(マップ画面Mp)において宝位置Ptが示唆される構成としてもよい。例えば、上述した通り、対象範囲Rtの各イベントスポットresの何れかが宝位置Ptに決定される。以上の構成において、対象範囲Rtの各イベントスポットresのうち宝位置Pt以外のイベントスポットresの何れか1個以上が候補位置Pkに決定される構成を想定する。また、以上の構成において、宝位置Ptに対応するイベントスポットvesおよび各候補位置Pkに対応する各イベントスポットvesに、共通の候補地アイコンが表示される構成を想定する。
以上の構成では、ヒント情報Hを参考にして、各候補地アイコンに対応する各イベントスポットresのうちの何れが宝位置Ptに設定されたかをユーザは予想する。さらに、以上の構成において、候補地アイコン(候補位置Pk)の選択可能範囲rsa(約50メートル)にユーザが位置することを条件に、探索操作を受け付け可能なARモードに切替えることができる構成としてもよい。すなわち、地図画面Mmを介してARモードに切替え可能な位置が候補位置Pkの周辺に限定される構成としてもよい。
(13)各形態において、ヒント情報Hが生成される時期は適宜に変更できる。例えば、上述の実施形態では、表示される直前にヒント情報Hが生成される構成を採用した。以上の構成に替えて、ヒント情報Hが事前に生成される構成としてもよい。例えば、宝探しイベントが開始された直後において、距離Ltが301メートル以上であった場合を想定する。以上の場合、解析範囲Ra1における現実画像Gxを用いてヒント情報Hを宝探しイベントが開始された直後に生成する。以上の構成では、距離Ltが301メートル以上である期間において、地図画面Mmが表示される毎に、宝探しイベントが開始された直後に生成したヒント情報Hが繰返し表示される。
以上の構成によれば、地図画面Mmを表示する際にヒント情報Hを生成する必要がないため、地図画面Mmを直ちに表示できるという利点がある。また、地図画面Mmが表示される毎にヒント情報Hが新たに生成される構成と比較して、機械学習モデル30にヒント情報Hを生成させる回数が抑制される。また、以上の構成では、距離Ltが300メートル以下になった契機で、解析範囲Ra2における現実画像Gxを用いてヒント情報Hが生成され、距離Ltが100メートル以下になった契機で、解析範囲Ra3における現実画像Gxを用いてヒント情報Hが生成される。
(14)各形態では、位置情報ゲームに適用した本発明の具体例を説明した。しかし、本発明を位置情報ゲーム以外に適用してもよい。例えば、予め定められた場所(例えば店舗)へユーザが到達するための地図サービス、ユーザの移動実績(移動歩数、移動距離)を測定して当該ユーザの健康を管理可能とするサービス、各ユーザをマッチングするためのマッチングサービス、および、ユーザの歩数に応じてポイントが付与される歩数計ポイントサービスに本発明は適用され得る。
上述した各実施形態は、適宜構成を組み合わせよいし、他の構成に置き換え、構成の一部削除、構成の一部変更してもよい。また、本明細書に記載されていない出願時点で公知の技術を適宜採用してもよい。
<付記:本実施形態の態様例の作用、効果のまとめ>
<第1態様>
本態様のプログラム(PGx、PGy)は、現実空間(Sr)におけるユーザの位置(ユーザ位置Pr)に応じた仮想空間(Sr)を表示する仮想空間モードと、ユーザが撮影する現実空間に仮想のオブジェクトが設けられた拡張現実(AR)を表示する拡張現実モードとを含む各種のモードにコンピュータ(端末装置10)を制御可能なプログラムであって、コンピュータを現実空間の特定位置(宝位置Pt)までユーザが移動すると拡張現実モードにおいて特定イベント(発見イベント)を開始可能とし、拡張現実モードでは特定位置までの距離(Lt)に応じて態様が変化する特定画像(距離画像Gd)を表示する一方、仮想空間モードでは特定画像を非表示にする表示制御手段(12)として機能させる。本態様によれば、サービスの興趣性が向上する。
<第2態様>
本態様のプログラムは、コンピュータを、特定位置に対応づいている属性情報(位置属性)と、ユーザの属性情報(ユーザが所持するアイテムなど)とに基づいて、拡張現実モードにおいて、当該特定位置に関する情報(取得可能な宝アイテムの名称、宝アイテムを取得可能な位置である旨)を通知する通知手段(11)として機能させる。本態様によれば、サービスの興趣性が向上する。
<第3態様および第4態様>
本態様のプログラムは、通知手段は、特定位置の属性情報に対応するオブジェクト(味方キャラクタ、特殊アイテム、船アイテム)をユーザが所持する場合、当該特定位置に関する情報を通知する。また、通知手段は、ユーザの属性情報に応じて(望遠スキルキャラクタを所持する場合)、特定位置にユーザが位置しない場合であっても、当該特定位置に関する情報を通知可能である。本態様によれば、サービスの興趣性が向上する。
<第5態様>
本態様のプログラムは、コンピュータが、現実空間の対象範囲(Rt)における何れかの位置を特定位置に決定可能とし、特定位置を秘匿しつつ、対象範囲をユーザに対して提示可能にする(図5b)参照)。本態様によれば、サービスの興趣性が向上する。
<第6態様>
本態様のプログラムは、コンピュータが、現実空間における所定位置(通常アイテムのイベントスポットves)にユーザが移動した場合、仮想空間モードでは所定イベント(通常アイテムの取得イベント)を開始可能である一方、拡張現実モードでは当該所定イベントを開始させず、現実空間における特定位置にユーザが移動した場合、拡張現実モードでは特定イベント(発見イベント)を開始可能である一方、仮想空間モードでは当該特定イベントを開始させない(図10参照)。本態様によれば、サービスの興趣性が向上する。
<第7態様>
本態様のプログラムは、コンピュータが、現実空間における所定位置から予め定められた第1距離(約50メートル)までの範囲にユーザが移動した場合、仮想空間モードにおいて所定イベントを開始可能とし、特定位置から第1距離より短い第2距離(約10メートル)までの範囲にユーザが移動した場合、拡張現実モードにおいて特定イベントを開始可能とする。本態様によれば、サービスの興趣性が向上する。
<第8態様>
本態様のプログラムは、コンピュータを、拡張現実モードにおける特定イベントが終了した後に、仮想空間モードへ自動的に切替可能なモード制御手段(13)として機能させる。本態様によれば、サービスの興趣性が向上する。
<第9態様>
本態様の情報処理システム(1)は、現実空間におけるユーザの位置に応じた仮想空間を表示する仮想空間モードと、ユーザが撮影する現実空間に仮想のオブジェクトが設けられた拡張現実を表示する拡張現実モードとを含む各種のモードにコンピュータを制御可能な情報処理システムであって、現実空間の特定位置までユーザが移動すると拡張現実モードにおいて特定イベントを開始可能とし、拡張現実モードでは特定位置までの距離に応じて態様が変化する特定画像を表示する一方、仮想空間モードでは特定画像を非表示にする表示制御手段を具備する。本態様によれば、第1態様と同様な効果が奏せられる。
なお、上述のプログラムで構成した課題解決手段(例えば、付記に記載の各構成等)は、適宜、装置、システム、方法、情報記録媒体等に転用することができる。