以下に、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各実施形態において、先行する実施形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の実施形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
本開示における第1実施形態について、図1を参照して説明する。第1実施形態は、本開示における空調装置を、車両に搭載され、車室内を空調対象空間とする車両用空調装置に適用した実施形態である。
図1に示すように、第1実施形態に係る空調装置1は、冷凍サイクル10と、室内空調ユニット20を有している。冷凍サイクル10は、圧縮機11、凝縮器12、膨張弁13及び蒸発器14を備える蒸気圧縮式冷凍機であり、空調装置1において、車室内の空調を行うために、車室内へ送風される空気である送風空気の温度を調整する。
本実施形態の冷凍サイクル10では、冷媒としてフロン系冷媒を用いており、高圧側冷媒圧力が冷媒の臨界圧力を超えない亜臨界冷凍サイクルを構成している。そして、冷凍サイクル10は、冷媒循環回路を構成している。冷媒循環回路では、冷媒が圧縮機11、凝縮器12、膨張弁13、蒸発器14、圧縮機11の順に流れて循環する。
圧縮機11は、図示しない電池から供給される電力によって駆動される電動圧縮機であり、冷凍サイクル10の冷媒を吸入して圧縮して吐出する。圧縮機11の電動モータは、図示しない制御装置によって制御される。圧縮機11は、ベルトによって駆動される固定容量圧縮機又は可変容量圧縮機であってもよい。
凝縮器12は、圧縮機11から吐出された高圧側冷媒(即ち、吐出冷媒)を放熱させて凝縮させる放熱部である。図1に示すように、凝縮器12は、室内空調ユニット20を構成する温風用通風路27の内部に配置されている。
従って、凝縮器12は、圧縮機11から吐出された高圧側冷媒と、温風用通風路27内部を送風される空気とを熱交換させることによって高圧側冷媒を凝縮させる。即ち、凝縮器12は、高圧側冷媒の有する熱を熱源として、温風用通風路27を流れる空気を加熱することができる。凝縮器12は加熱部の一例に相当する。
膨張弁13は、凝縮器12から流出した冷媒を減圧膨張させる減圧部である。膨張弁13は、電気式膨張弁である。電気式膨張弁は、絞り開度を変更可能に構成された弁体と、この弁体の開度を変化させる電動アクチュエータとを有して構成される電気式の可変絞り機構である。膨張弁13は、制御装置から出力される制御信号によって、その作動が制御される。
尚、凝縮器12から流出した冷媒を減圧させる減圧部は、電気式膨張弁でなくてもよい。減圧部として、例えば、固定絞りを採用することも可能である。具体的には、オリフィス、キャピラリチューブ、他の冷媒配管よりも径の細い冷媒配管等を採用してもよい。又、減圧部として温度感応式膨張弁を採用することも可能である。
蒸発器14は、膨張弁13から流出した冷媒と送風空気とを熱交換させて冷媒を蒸発させる蒸発部である。図1に示すように、蒸発器14は、室内空調ユニット20を構成する冷風用通風路28の内部に配置されている。
従って、蒸発器14は、冷風用通風路28の内部を送風される空気の熱を低圧側冷媒に吸熱させることで、冷風用通風路28を流れる空気を冷却することができる。即ち、蒸発器14は冷却用熱交換部の一例に相当する。蒸発器14で蒸発した気相冷媒は圧縮機11に吸入されて圧縮される。
尚、本実施形態に係る空調装置1の冷凍サイクル10としては、圧縮機11、凝縮器12、膨張弁13、蒸発器14を有する構成を採用していたが、この態様に限定されるものではない。冷凍サイクル10の構成機器として採用可能な機器であれば、冷凍サイクル10に配置することも可能であり、例えば、レシーバや気液分離器等を配置してもよい。更に、冷凍サイクル10の冷媒循環回路の構成に関しても、冷媒分岐部、冷媒合流部を複数設けた複雑な構成を採用しても良い。
次に、第1実施形態に係る空調装置1を構成する室内空調ユニット20について説明する。室内空調ユニット20は、温風用通風路27、冷風用通風路28といった空気通路を構成する空調ケーシング21を有している。換言すると、室内空調ユニット20は、空気通路形成部材である空調ケーシング21の内部に、凝縮器12、蒸発器14、遠心多翼ファンを有する送風機40を収容して構成されている。
空調ケーシング21は、モータケース22、スクロールケーシング24、温風用通風路27、冷風用通風路28を有している。モータケース22は、送風機40を構成するモータ50を収容している。第1実施形態に係るモータケース22は、スクロールケーシング24、温風用通風路27、冷風用通風路28から離れた位置に配置されており、複数の支持部材23aを介して一体的に固定されている。
モータケース22の上方には、スクロールケーシング24が配置されている。スクロールケーシング24は、送風機40のファン41を内部に収容しており、ファン41の回転により生じた空気の流れを、所定方向(温風用通風路27、冷風用通風路28側)へ向かうように案内する。
図1に示すように、スクロールケーシング24の下方側における中央部分には、第1吸込口25aが形成されている。又、スクロールケーシング24の上方側における中央部分には、第2吸込口25bが形成されている。そして、スクロールケーシング24には、温風用通風路27及び冷風用通風路28の端部が接続されている。
従って、第1実施形態において、スクロールケーシング24の内部で、送風機40のファン41が回転することで、第1吸込口25aから吸い込まれた空気を温風用通風路27に送り出すことができる。同様に、スクロールケーシング24の内部でファン41が回転することで、第2吸込口25bから吸い込まれた空気を冷風用通風路28に送り出すことができる。
図1に示すように、第1実施形態に係るスクロールケーシング24の内部には、スクロール側仕切26が形成されている。スクロール側仕切26は、スクロールケーシング24の内側面において、ファン41の周りの空間を上下に区画するように形成されている。
温風用通風路27は、送風機40によってスクロールケーシング24の内部から送風された空気が流れる空気通路の一つであり、冷凍サイクル10の凝縮器12を内部に有している。従って、温風用通風路27を流れる空気は、凝縮器12にて高圧側冷媒の熱によって加熱され、温風Wwとなる。
温風用通風路27の他端側には、温風吹出口27aが形成されている。温風吹出口27aは、図示しないダクト等を介して、車室内に接続されている。従って、温風用通風路27内部を流れる空気は凝縮器12にて加熱され、温風Wwとして、温風吹出口27aから車室内に供給される。従って、温風用通風路27は温風通路の一例に相当する。
尚、温風用通風路27に沿うように、冷却空気案内部30としてのモータ冷却用通路30aが形成されている。モータ冷却用通路30aの具体的構成については後に詳細に説明する。
冷風用通風路28は、送風機40によってスクロールケーシング24の内部から送風された空気が流れる空気通路の一つであり、冷凍サイクル10の蒸発器14を内部に有している。従って、冷風用通風路28を流れる空気は、蒸発器14における低圧側冷媒との熱交換によって冷却され、冷風Wcとなる。
又、冷風用通風路28は、温風用通風路27の上面部分を形成するように配置された通風路仕切29によって区画されており、温風用通風路27の上方において、温風用通風路27に沿うように配置されている。そして、冷風用通風路28の他端側には、冷風吹出口28aが形成されている。冷風吹出口28aは、図示しないダクト等を介して、車室内に接続されている。これにより、冷風用通風路28内部を流れる空気は蒸発器14にて冷却され、冷風Wcとして、冷風用通風路28から車室内に供給される。従って、冷風用通風路28は冷風通路の一例に相当する。
次に、空調装置1における送風機40の構成について説明する。送風機40は、遠心多翼ファンで構成されたファン41をモータ50にて駆動する電動送風機として構成されている。送風機40は、図示しない制御装置から出力される制御信号によって、回転数(即ち、送風能力)が制御される。
第1実施形態に係る送風機40は、第1吸込口25aから空気を吸い込んで、温風用通風路27に向かって送風すると同時に、第2吸込口25bから空気を吸い込んで、冷風用通風路28に向かって送風する。即ち、第1実施形態に係る送風機40は、2方向吸込みの2層ファンとして構成されている。
送風機40のファン41は、円筒形状を為しており、その周面に複数のファンブレード42を有している。各ファンブレード42は、円筒形状を為すファン41の周面において、所定の間隔をあけて配置されている。
第1実施形態に係るファン41には、図1に示すように、ファン内仕切43が配置されている。ファン内仕切43は、円筒形状をなすファン41の内部を上方領域と下方領域に区分するように、円板状に形成されている。
従って、ファン41を回転させた場合、ファン41におけるファン内仕切43よりも下方部分によって、空調ケーシング21外部の空気を第1吸込口25aから吸い込み、温風側吸込空気Aswとして温風用通風路27に対して送風することができる。又、ファン41におけるファン内仕切43よりも上方部分によって、空調ケーシング21外部の空気を第2吸込口25bから吸い込み、冷風側吸込空気Ascとして冷風用通風路28に対して送風することができる。
そして、送風機40を構成するモータ50は、本体部51と、出力軸52とを有している。本体部51は、ロータ及びステータ等を有しており、電力供給によって駆動力を発生させる。従って、空調装置1では、空調運転に伴い送風機40による送風を行った場合、モータ50の本体部51に廃熱が生じる。
出力軸52は、モータ50の本体部51で生じた駆動力が出力される出力軸である。出力軸52には、上述したファン41が取り付けられており、出力軸52の回転に伴ってファン41も回転するように構成されている。
ここで、上述したように、空調装置1において、空調運転に伴って送風空気を送風する際には、送風機40の作動が必要となる為、モータ50の本体部51等を冷却する必要がある。
本開示に係る空調装置1においては、モータ50等を冷却する為の構成として、冷却空気案内部30を有している。図1に示すように、第1実施形態においては、冷却空気案内部30として、モータ冷却用通路30aが形成されている。
モータ冷却用通路30aは、送風機40によって送風される送風空気の一部(以下、モータ冷却空気Acという)を、モータケース22に収容されたモータ50に案内し、モータ50を冷却した送風空気を温風用通風路27へ案内する。モータ冷却用通路30aは、室内空調ユニット20において、温風用通風路27の下側部分に接続するように形成された支持部材23aの内部に形成されている。
図1に示すように、第1実施形態に係るモータ冷却用通路30aの一端部は、温風用通風路27において、凝縮器12よりも送風空気流れの上流側の位置に接続されている。一方、モータ冷却用通路30aの他端側は、モータケース22におけるモータ50の配設位置の周辺に接続されている。
従って、温風用通風路27を流れる送風空気のうち、凝縮器12で加熱される前の送風空気が、温風用通風路27からモータ冷却用通路30a内部に流入して、モータ冷却空気Acとして流れる。モータ冷却用通路30aを通過したモータ冷却空気Acは、モータケース22内に収容されているモータ制御回路55を介して、モータ50の本体部51へ導かれ、本体部51を冷却するように流れる。
モータ制御回路55は、制御装置からの制御信号に基づいて、モータ50の回転数(即ち、送風能力)を制御する為の制御回路である。モータ制御回路55についても、送風機40の送風動作に伴って冷却する必要が生じる為、モータ冷却空気Acによる冷却対象に該当する。
そして、モータケース22の上部においては、出力軸52の周辺が開放されており、外部と連通している。従って、モータケース22の内部において、本体部51を冷却したモータ冷却空気Acは、出力軸52の周辺を介して、モータケース22の上方に位置する第1吸込口25aへ流出する。こうして、流出したモータ冷却空気Acは、第1吸込口25aを介して、スクロールケーシング24に吸い込まれ、温風用通風路27へ送風される。
このように、第1実施形態に係る空調装置1によれば、モータ冷却用通路30aにより、モータ50の本体部51に対して、モータ冷却空気Acを案内することによって、モータ50を冷却することができる。そして、空調装置1は、モータ50の排熱で温められたモータ冷却空気Acを、凝縮器12にて加熱される空気として、温風用通風路27に流入させることができる。これにより、空調装置1は、モータ50の排熱を有効に活用することで、温風Wwを供給する際の暖房負荷を軽減することができる。
又、空調装置1によれば、送風機40は2方向吸込みの2層ファンとして構成されている為、モータ50の排熱で温められたモータ冷却空気Acが冷風用通風路28に流入することを抑制することができる。即ち、空調装置1によれば、モータ50の排熱の影響で、冷風Wcとする為の冷却負荷が上昇することを抑制することができる。
又、第1実施形態においては、冷却対象の一つであるモータ制御回路55がモータケース22の内部に配置されており、モータ冷却用通路30aによってモータ50に向かって流れるモータ冷却空気Acの経路上に位置している。従って、空調装置1によれば、モータ冷却空気Acによって、モータ制御回路55を冷却して、モータ制御回路55の排熱の影響についても抑制することができる。
そして、第1実施形態に係る空調装置1において、モータ冷却用通路30aの端部は、温風用通風路27のうち、送風空気の流れに関して凝縮器12の上流側に位置するように接続されている。これにより、モータ冷却用通路30aは、凝縮器12で温められる前の送風空気を、モータ冷却空気Acとして、モータケース22内部へ案内することができ、モータ冷却空気Acによるモータ50等の冷却能力を担保することができる。
以上説明したように、第1実施形態に係る空調装置1によれば、冷却空気案内部30としてのモータ冷却用通路30aにより、モータ50を冷却したモータ冷却空気Acを温風用通風路27に案内することができる。これにより、空調装置1は、冷風用通風路28を流れる送風空気に対するモータ50の排熱の影響を抑えることができる。又、空調装置1によれば、モータ50の排熱を吸熱したモータ冷却空気Acを温風用通風路27側に案内することによって、凝縮器12にて送風空気を加熱する際の熱負荷を軽減することができる。
又、第1実施形態においては、モータ制御回路55がモータケース22の内部にて、モータ50に向かって流れるモータ冷却空気Acがあたるように配置されている。従って、空調装置1によれば、モータ冷却空気Acによって、モータ制御回路55を冷却して、モータ制御回路55の排熱の影響についても抑制することができる。
更に、第1実施形態に係る空調装置1では、冷却空気案内部30として、モータ冷却用通路30aが採用されている。モータ冷却用通路30aは、温風用通風路27に沿って取り付けられる支持部材23aの内部に形成されており、温風用通風路27における送風空気の流れに関して凝縮器12の上流側と、モータケース22の内部とを接続している。これにより、空調装置1は、凝縮器12で加熱される前の送風空気を、モータ冷却空気Acとして利用することができ、モータ50等の冷却性能を担保することができる。
(第2実施形態)
次に、上述した実施形態と異なる第2実施形態について、図2を参照して説明する。第1実施形態では、送風機40として、2方向吸込みの2層ファンを採用していた。この点、第2実施形態では、1方向吸込みの2層ファンを送風機40として採用した構成としている。その他の基本的構成等については、上述した実施形態と同様である為、再度の説明を省略する。
第2実施形態に係る空調装置1において、室内空調ユニット20の空調ケーシング21は、第1実施形態と同様に、モータケース22と、スクロールケーシング24と、温風用通風路27、冷風用通風路28を有している。
第2実施形態におけるモータケース22は、スクロールケーシング24の底部を構成するように配置されており、第1実施形態と同様に、送風機40のモータ50及びモータ制御回路55を収容している。モータケース22のモータ収容部23には、モータ50の本体部51が配置されている。
図2に示すように、第2実施形態におけるスクロールケーシング24は、モータケース22の上方側に配置されており、送風機40のファン41を内部に収容している。そして、第2実施形態に係るスクロールケーシング24の上面における中央部分には、吸込口25が形成されている。
次に、第2実施形態に係る送風機40の構成について、図2を参照して説明する。上述したように、第2実施形態に係る送風機40は、1方向吸込みの2層ファンとして構成されている。この為、第2実施形態に係る送風機40では、ファン41の構成が第1実施形態と相違している。
第2実施形態に係るファン41は、上述した第1実施形態と同様に、円筒形状に形成されており、その周面に複数のファンブレード42を所定の間隔をあけて有している。図2に示すように、第2実施形態に係るファン41では、ファン内仕切43に代えて、分離仕切43aが配置されている。
分離仕切43aは、ファン41の回転中心(即ち、出力軸52の軸心)を中心として軸対称になっており、下方に向かうにつれて回転中心から離れるようにフレア状に広がった筒形状に構成されている。分離仕切43aの下端は、上下方向に関して、スクロールケーシング24におけるスクロール側仕切26と同じ位置に位置している。
ファンボス44は、ファン41の下部を構成し、モータ50の上方を覆うように形成されている。ファンボス44はファン41と出力軸52を連結している。ファンボス44の端部はファン41(即ち、複数のファンブレード42)の下方側の境界を定めている。
このような構成を有する第2実施形態に係るファン41を回転させると、吸込口25から吸い込まれた吸込空気の一部を、分離仕切43aの内側を介して送風し、吸込口25から吸い込まれた吸込空気の他の部分を、分離仕切43aの外側周辺を介して送風する。
図2に示すように、吸込口25のうち、分離仕切43aの内側を介して吸い込まれた空気は、分離仕切43aの内側表面とファンボス44との間を介して、温風用通風路27に対して送風される。即ち、分離仕切43aの内側を介して吸い込まれた空気は、温風側吸込空気Aswに相当する。温風用通風路27に流入した温風側吸込空気Aswについては、第1実施形態と同様に流れ、温風吹出口27aから車室内に供給される。
そして、吸込口25のうち、分離仕切43aの外側周辺を介して吸い込まれた空気は、分離仕切43aの外側表面に沿って流れ、冷風用通風路28に対して送風される。即ち、分離仕切43aの外側周辺を介して吸い込まれた空気は、冷風側吸込空気Ascに相当する。冷風用通風路28に流入した冷風側吸込空気Ascは、第1実施形態と同様に流れ、冷風吹出口28aから車室内に供給される。
第2実施形態に係る空調装置1においては、冷却空気案内部30として、モータ冷却用通路30aが採用されている。第2実施形態に係るモータ冷却用通路30aは、室内空調ユニット20において、温風用通風路27の下側部分に沿って形成されており、モータケース22の内部に形成されている。
図2に示すように、第2実施形態に係るモータ冷却用通路30aの一端部は、温風用通風路27において、凝縮器12よりも送風空気流れの上流側の位置に接続されている。一方、モータ冷却用通路30aの他端側は、モータ収容部23の周辺に位置している。
従って、温風用通風路27を流れる送風空気のうち、凝縮器12で加熱される前の送風空気が、温風用通風路27からモータ冷却用通路30a内部に流入して、モータ冷却空気Acとして流れる。モータ冷却用通路30aを通過したモータ冷却空気Acは、モータケース22内に収容されているモータ制御回路55を介して、モータ50の本体部51を冷却するように流れる。そして、モータ収容部23の周辺から吹き出されて本体部51を冷却したモータ冷却空気Acは、本体部51の周辺を介して、温風用通風路27へ送風される。
このように、第2実施形態に係る空調装置1によれば、モータ冷却用通路30aにより、モータ50の本体部51に対して、モータ冷却空気Acを案内することによって、モータ50を冷却することができる。そして、空調装置1は、モータ50の排熱で温められたモータ冷却空気Acを、凝縮器12にて加熱される空気として、温風用通風路27に流入させることができる。これにより、空調装置1は、モータ50の排熱を有効に活用することで、温風Wwを供給する際の暖房負荷を軽減することができる。
又、空調装置1によれば、送風機40は1方向吸込みの2層ファンとして構成されている為、モータ50の排熱で温められたモータ冷却空気Acが冷風用通風路28に流入することを抑制することができる。即ち、空調装置1によれば、モータ50の排熱の影響で、冷風Wcとする為の冷却負荷が上昇することを抑制することができる。
又、第2実施形態においては、冷却対象の一つであるモータ制御回路55がモータケース22の内部に配置されており、モータ冷却用通路30aによってモータ50に向かって流れるモータ冷却空気Acの経路上に位置している。従って、空調装置1によれば、モータ冷却空気Acによって、モータ制御回路55を冷却して、モータ制御回路55の排熱の影響についても抑制することができる。
そして、第2実施形態に係る空調装置1においても、モータ冷却用通路30aの端部は、温風用通風路27のうち、送風空気の流れに関して凝縮器12の上流側に位置するように接続されている。これにより、モータ冷却用通路30aは、凝縮器12で温められる前の送風空気を、モータ冷却空気Acとして、モータケース22内部へ案内することができ、モータ冷却空気Acによるモータ50等の冷却能力を担保することができる。
以上説明したように、第2実施形態に係る空調装置1によれば、送風機40として、1方向吸込みの2層ファンを採用した場合でも、上述した実施形態と共通の構成及び作動から奏される作用効果を同様に得ることができる。
(第3実施形態)
続いて、上述した実施形態と異なる第3実施形態について、図3を参照して説明する。第3実施形態では、空調装置1における送風機40として、第1ファン41a及び第2ファン41bを有する送風機40を採用している。その他の基本的構成等については、上述した実施形態と同様である為、再度の説明を省略する。
第3実施形態に係る空調装置1における送風機40は、モータ50の本体部51の上方及び下方から出力軸52が延出している。本体部51の下方側から延出する出力軸52には、第1ファン41aが取り付けられている。一方、本体部51の上方側から延出する出力軸52には、第2ファン41bが取り付けられている。
第1ファン41a、第2ファン41bは、それぞれ円筒形状を為し、その周面に所定の間隔をあけて複数のファンブレード42を配置して構成されている。従って、第1ファン41a、第2ファン41bは、出力軸52の軸方向に沿って空気を吸い込み、出力軸52から離れる方向に送風することができる。
第1ファン41aを収容するスクロールケーシング24の下面には、第1吸込口25aが形成されている。従って、第1ファン41aを回転させることにより、第1吸込口25aから空気を吸い込み、温風側吸込空気Aswとして温風用通風路27へ送風することができる。
一方、第2ファン41bを収容するスクロールケーシング24の上面には、第2吸込口25bが形成されている。従って、第2ファン41bを回転させることにより、第2吸込口25bから空気を吸い込み、冷風側吸込空気Ascとして冷風用通風路28へ送風することができる。
第3実施形態に係るモータケース22は、第1ファン41aを収容するスクロールケーシング24と、第2ファン41bを収容するスクロールケーシング24の間に配置されている。
第3実施形態に係る空調装置1においても、冷却空気案内部30として、モータ冷却用通路30aが採用されている。第3実施形態に係るモータ冷却用通路30aは、室内空調ユニット20において、温風用通風路27の上側部分に沿って形成されており、モータケース22の内部に形成されている。
図3に示すように、第3実施形態に係るモータ冷却用通路30aの一端部は、温風用通風路27において、凝縮器12よりも送風空気流れの上流側の位置に接続されている。一方、モータ冷却用通路30aの他端側は、モータ収容部23の周辺に位置している。
従って、温風用通風路27を流れる送風空気のうち、凝縮器12で加熱される前の送風空気が、温風用通風路27からモータ冷却用通路30a内部に流入して、モータ冷却空気Acとして流れる。モータ冷却用通路30aを通過したモータ冷却空気Acは、モータケース22内に収容されているモータ制御回路55を介して、モータ50の本体部51を冷却するように流れる。そして、モータ収容部23の周辺から吹き出されて本体部51を冷却したモータ冷却空気Acは、本体部51の周辺を介して、温風用通風路27へ送風される。
このように、第3実施形態に係る空調装置1によれば、モータ冷却用通路30aにより、モータ50の本体部51に対して、モータ冷却空気Acを案内することによって、モータ50を冷却することができる。そして、空調装置1は、モータ50の排熱で温められたモータ冷却空気Acを、凝縮器12にて加熱される空気として、温風用通風路27に流入させることができる。これにより、空調装置1は、モータ50の排熱を有効に活用することで、温風Wwを供給する際の暖房負荷を軽減することができる。
又、空調装置1によれば、送風機40は第1ファン41a、第2ファン41bを有するダブルファンとして構成されている為、モータ50の排熱で温められたモータ冷却空気Acが冷風用通風路28に流入することを抑制することができる。即ち、空調装置1によれば、モータ50の排熱の影響で、冷風Wcとする為の冷却負荷が上昇することを抑制することができる。
又、第3実施形態においては、冷却対象の一つであるモータ制御回路55がモータケース22の内部に配置されており、モータ冷却用通路30aによってモータ50に向かって流れるモータ冷却空気Acの経路上に位置している。従って、空調装置1によれば、モータ冷却空気Acによって、モータ制御回路55を冷却して、モータ制御回路55の排熱の影響についても抑制することができる。
そして、第3実施形態に係る空調装置1においても、モータ冷却用通路30aの端部は、温風用通風路27のうち、送風空気の流れに関して凝縮器12の上流側に位置するように接続されている。これにより、モータ冷却用通路30aは、凝縮器12で温められる前の送風空気を、モータ冷却空気Acとして、モータケース22内部へ案内することができ、モータ冷却空気Acによるモータ50等の冷却能力を担保することができる。
以上説明したように、第3実施形態に係る空調装置1によれば、送風機40として、第1ファン41a、第2ファン41bを有するダブルファンを採用した場合でも、上述した実施形態と共通の構成及び作動から奏される作用効果を同様に得ることができる。
(第4実施形態)
次に、上述した実施形態と異なる第4実施形態について、図4を参照して説明する。第4実施形態では、送風機40として、1方向吸込みのシロッコファンを採用した構成している。その他の基本的構成等については、上述した実施形態と同様である為、再度の説明を省略する。
第4実施形態に係る室内空調ユニット20は、上述した第2実施形態と同様の構成である。図4に示すように、第4実施形態に係る室内空調ユニット20は、モータケース22、スクロールケーシング24、温風用通風路27、冷風用通風路28を有しており、スクロールケーシング24の内部には、スクロール側仕切26が形成されている。
又、第4実施形態に係る空調装置1においても、冷却空気案内部30として、モータ冷却用通路30aが採用されている。第4実施形態に係るモータ冷却用通路30aは、第2実施形態と同様に、室内空調ユニット20において、温風用通風路27の下側部分に沿って形成されており、モータケース22の内部に形成されている。
そして、第4実施形態に係る送風機40において、ファン41は、円筒形状に形成されており、その周面に複数のファンブレード42を所定の間隔をあけて有している。図4に示すように、第4実施形態に係るファン41では、ファン内仕切43及び分離仕切43aのいずれも配置されていない。
このような構成を有する第4実施形態に係る空調装置1において、送風機40を作動させ、ファン41を回転させると、吸込口25を介して、室内空調ユニット20外部の空気がスクロールケーシング24内部に吸い込まれる。
スクロールケーシング24内部に吸い込まれた吸込空気Asの一部は、ファン41の下側部分によって、温風用通風路27に向かって送風される。温風用通風路27を流れる送風空気は、凝縮器12によって加熱され、温風Wwとして車室内に供給される。
又、スクロールケーシング24内部に吸い込まれた吸込空気Asの他の一部は、ファン41の上側部分によって、冷風用通風路28に向かって送風される。冷風用通風路28を流れる送風空気は、蒸発器14によって冷却され、冷風Wcとして車室内に供給される。
ここで、第4実施形態に係るモータ冷却用通路30aの一端部は、第2実施形態と同様に、温風用通風路27において、凝縮器12よりも送風空気流れの上流側の位置に接続されている。一方、モータ冷却用通路30aの他端側は、モータ収容部23の周辺に位置している。
従って、温風用通風路27を流れる送風空気のうち、凝縮器12で加熱される前の送風空気が、温風用通風路27からモータ冷却用通路30a内部に流入して、モータ冷却空気Acとして流れる。モータ冷却用通路30aを通過したモータ冷却空気Acは、モータケース22内に収容されているモータ制御回路55を介して、モータ50の本体部51を冷却するように流れる。そして、モータ収容部23の周辺から吹き出されて本体部51を冷却したモータ冷却空気Acは、本体部51の周辺を介して、温風用通風路27へ送風される。
このように、第4実施形態に係る空調装置1によれば、モータ冷却用通路30aにより、モータ50の本体部51に対して、モータ冷却空気Acを案内することによって、モータ50を冷却することができる。そして、空調装置1は、モータ50の排熱で温められたモータ冷却空気Acを、凝縮器12にて加熱される空気として、温風用通風路27に流入させることができる。これにより、空調装置1は、モータ50の排熱を有効に活用することで、温風Wwを供給する際の暖房負荷を軽減することができる。
又、空調装置1によれば、モータ50の排熱で温められたモータ冷却空気Acが冷風用通風路28に流入することを抑制することができる。即ち、空調装置1によれば、モータ50の排熱の影響で、冷風Wcとする為の冷却負荷が上昇することを抑制することができる。
又、第4実施形態においても、冷却対象の一つであるモータ制御回路55がモータケース22の内部に配置されており、モータ冷却用通路30aによってモータ50に向かって流れるモータ冷却空気Acの経路上に位置している。従って、空調装置1によれば、モータ冷却空気Acによって、モータ制御回路55を冷却して、モータ制御回路55の排熱の影響についても抑制することができる。
そして、第4実施形態に係る空調装置1においても、モータ冷却用通路30aの端部は、温風用通風路27のうち、送風空気の流れに関して凝縮器12の上流側に位置するように接続されている。これにより、モータ冷却用通路30aは、凝縮器12で温められる前の送風空気を、モータ冷却空気Acとして、モータケース22内部へ案内することができ、モータ冷却空気Acによるモータ50等の冷却能力を担保することができる。
以上説明したように、第4実施形態に係る空調装置1によれば、送風機40として、1方向吸込みのシロッコファンを採用した場合でも、上述した実施形態と共通の構成及び作動から奏される作用効果を同様に得ることができる。
(第5実施形態)
続いて、上述した実施形態と異なる第5実施形態について、図5を参照して説明する。第5実施形態では、第4実施形態の変形例であり、スクロールケーシング24内部におけるスクロール側仕切26が省略された態様である。その他の基本的構成等については、上述した実施形態と同様である為、再度の説明を省略する。
第5実施形態に係る空調装置1によれば、スクロール側仕切26が省略された構成であっても、第4実施形態と同様に、吸込空気Asを温風用通風路27、冷風用通風路28のそれぞれに送風することができる。即ち、吸込口25を介して、スクロールケーシング24内部に吸い込まれた吸込空気Asの一部は、ファン41の下側部分によって、温風用通風路27に送風され、吸込空気Asの他の一部は、ファン41の上側部分によって、冷風用通風路28に送風される。
そして、第5実施形態においても、冷却空気案内部30として、モータ冷却用通路30aが採用されており、室内空調ユニット20において、温風用通風路27の下側部分に沿って形成されており、モータケース22の内部に形成されている。
従って、第5実施形態に係る空調装置1においては、吸込空気As、温風Ww、冷風Wc、モータ冷却空気Acの流れとして、第4実施形態と同様の流れを実現することができる。つまり、第5実施形態に係る空調装置1によれば、冷却空気案内部30を活用することで、第4実施形態と同様の効果を発揮させることができる。
以上説明したように、第5実施形態に係る空調装置1によれば、送風機40として、1方向吸込みのシロッコファンを採用し、スクロール側仕切26を省略した場合でも、上述した実施形態と共通の構成及び作動から奏される作用効果を同様に得ることができる。
(第6実施形態)
次に、上述した実施形態と異なる第6実施形態について、図6を参照して説明する。第6実施形態では、冷却空気案内部30として、ファンボス開口30bを採用した構成としている。その他の基本的構成等については、上述した実施形態と同様である為、再度の説明を省略する。
第6実施形態に係る室内空調ユニット20は、上述した第2実施形態等と同様の構成である。図6に示すように、第6実施形態に係る室内空調ユニット20は、モータケース22、スクロールケーシング24、温風用通風路27、冷風用通風路28を有している。
そして、第6実施形態に係る送風機40において、ファン41は、円筒形状に形成されており、その周面に複数のファンブレード42を所定の間隔をあけて有している。図6に示すように、第6実施形態に係るファン41では、ファン内仕切43及び分離仕切43aのいずれも配置されていないが、ファンボス44が配置されている。
上述したように、ファンボス44は、ファン41の下部に配置されており、モータ50の上方部分を覆うように形成されている。ファンボス44の端部は、ファン41(即ち、複数のファンブレード42)の下方側の境界を定めている。
第6実施形態に係る空調装置1では、冷却空気案内部30として、ファンボス開口30bが形成されている。ファンボス開口30bは、ファンボス44において、ファン41の回転中心まわりの複数個所に開口形成されている。各ファンボス開口30bは、モータ50の本体部51側の空間(即ち、モータ50における本体部51の配設位置)と、ファン41内部にてファンボス44上方側の空間とを連通している。
このような構成を有する第6実施形態に係る空調装置1において、送風機40を作動させ、ファン41を回転させると、吸込口25を介して、室内空調ユニット20外部の空気がスクロールケーシング24内部に吸い込まれる。
スクロールケーシング24内部に吸い込まれた吸込空気Asの一部は、ファン41の下側部分によって、温風用通風路27に向かって送風される。温風用通風路27を流れる送風空気は、凝縮器12によって加熱され、温風Wwとして車室内に供給される。
ここで、第6実施形態に係る空調装置1では、ファンボス44にファンボス開口30bが形成されている。この為、スクロールケーシング24内部に吸い込まれた吸込空気Asの一部は、モータ冷却空気Acとして、ファンボス開口30bを介して、モータ50の本体部51にあたる。これにより、ファンボス開口30bを介して流入したモータ冷却空気Acによって、モータ50の本体部51を冷却することができる。
又、本体部51を冷却したモータ冷却空気Acは、ファン41の下側部分によって、温風用通風路27に向かって送風される。そして、第4実施形態において、モータ制御回路55は、モータケース22の上面側に配置されており、本体部51を冷却したモータ冷却空気Acがあたるように配置されている。従って、第6実施形態においても、モータ制御回路55を冷却することが可能となっている。
一方、スクロールケーシング24内部に吸い込まれた吸込空気Asの他の一部は、ファン41の上側部分によって、冷風用通風路28に向かって送風される。冷風用通風路28を流れる送風空気は、蒸発器14により冷却され、冷風Wcとして車室内に供給される。
このように、第6実施形態に係る空調装置1によれば、ファンボス開口30bにより、モータ50の本体部51に対して、モータ冷却空気Acを案内することによって、モータ50を冷却することができる。そして、空調装置1は、モータ50の排熱で温められたモータ冷却空気Acを、凝縮器12にて加熱される空気として、温風用通風路27に流入させることができる。これにより、空調装置1は、モータ50の排熱を有効に活用することで、温風Wwを供給する際の暖房負荷を軽減することができる。
又、空調装置1によれば、モータ50の排熱で温められたモータ冷却空気Acが冷風用通風路28に流入することを抑制することができる。即ち、空調装置1によれば、モータ50の排熱の影響で、冷風Wcとする為の冷却負荷が上昇することを抑制することができる。
又、第6実施形態においても、冷却対象の一つであるモータ制御回路55がモータケース22に配置されており、モータ冷却用通路30aによってモータ50に向かって流れるモータ冷却空気Acの経路上に位置している。従って、空調装置1によれば、モータ冷却空気Acによって、モータ制御回路55を冷却して、モータ制御回路55の排熱の影響についても抑制することができる。
以上説明したように、第6実施形態に係る空調装置1によれば、冷却空気案内部30として、ファンボス開口30bを採用した場合でも、上述した実施形態と共通の構成及び作動から奏される作用効果を同様に得ることができる。
(第7実施形態)
続いて、上述した実施形態と異なる第7実施形態について、図7を参照して説明する。第7実施形態では、モータ制御回路55の位置関係を変更した場合について、第2実施形態の構成を基にして説明する。
第7実施形態では、モータ制御回路55の位置関係を除いて、上述した第2実施形態と同様の構成としている。即ち、第7実施形態に係る冷凍サイクル10、室内空調ユニット20、送風機40の基本的構成等については、上述した実施形態と同様である為、再度の説明を省略する。
第7実施形態に係る空調装置1においては、モータ制御回路55は、温風用通風路27の内部に配置されている。モータ制御回路55は、温風用通風路27における送風空気の流れに関して、ファン41が有する複数のファンブレード42の外周よりも下流側で、凝縮器12よりも上流側に配置されている。
ここで、図7に示すように、第7実施形態に係るモータ冷却用通路30aの一端部は、温風用通風路27において、凝縮器12よりも送風空気流れの上流側の位置に接続されている。一方、モータ冷却用通路30aの他端側は、モータ収容部23の周辺に位置している。
従って、温風用通風路27を流れる送風空気のうち、凝縮器12で加熱される前の送風空気が、温風用通風路27からモータ冷却用通路30a内部に流入して、モータ冷却空気Acとして流れる。モータ冷却用通路30aを通過したモータ冷却空気Acは、モータケース22内部を流れ、モータ50の本体部51を冷却する。そして、モータ収容部23の周辺から吹き出されて本体部51を冷却したモータ冷却空気Acは、本体部51の周辺を介して、温風用通風路27へ送風される。温風用通風路27を流れるモータ冷却空気Acは、凝縮器12により温められ、温風Wwとして車室内に供給される。又、モータ制御回路55は、ファン41から送られて温風用通風路27を流れる風で冷却される。
このように、第7実施形態に係る空調装置1によれば、モータ冷却用通路30aの内部にモータ制御回路55を配置する構成を採用しない場合でも、モータ50と同様に、モータ制御回路55を冷却することができる。
以上説明したように、第7実施形態に係る空調装置1によれば、モータ冷却用通路30a内にモータ制御回路55が配置されていない場合でも、上述した実施形態と共通の構成及び作動から奏される作用効果を同様に得ることができる。
(他の実施形態)
本開示は上述の実施形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で、以下のように種々変形可能である。
(a)上述した実施形態においては、加熱部の一例として、冷凍サイクル10の凝縮器12を採用しているが、この態様に限定されるものではない。加熱部としては、温風用通風路27を流れる送風空気を加熱できる構成であれば、種々の装置を採用することができる。例えば、電力供給により発熱する電気ヒータや、熱媒体の有する熱を熱源として送風空気を加熱するヒータコアを加熱部として採用することも可能である。
(b)又、上述した実施形態においては、冷却用熱交換部の一例として、冷凍サイクル10の蒸発器14を採用しているが、この態様に限定されるものではない。冷却用熱交換部としては、冷風用通風路28を流れる送風空気から吸熱して冷却できる構成であれば、種々の装置を採用することができる。例えば、送風空気の有する熱を熱媒体に吸熱させて冷却するクーラコアを、冷却用熱交換部として採用することも可能である。
(c)そして、上述した実施形態の説明では、各図に示すように上下方向を記載して説明しているが、ファンとモータや熱交換器等との位置関係や吸込方向等に上下方向を限定するものではなく、前後方向や左右方向としてもよい。