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JP7732297B2 - 織編物およびその製造方法 - Google Patents

織編物およびその製造方法

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Description

本発明は、ソフトでふくらみ感のある風合いを有し、肌離れ性に優れた織編物及びその製法に関する。
従来、通常の織編物に比べ、しなやかでソフトな風合いを付与するために海島割繊糸を用いた織編物が用いられている(特許文献1参照)。染色加工で海成分を脱海することにより、細い島成分のフィラメントを発現させることで、非常にしなやかでソフトな織編物を得ることができる。しかし、衣料用としてはふくらみ感が不足しており、実際にはワイピングクロス等の非衣料用途使用に限定されていた。
また、ふくらみ感を得るために、海島割繊糸と高収縮糸との混繊糸を用いた織編物も提案されている(特許文献2参照)。本手法では高収縮糸を用い、糸長差を発現させることで、織編物にふくらみ感を付与することができるが、高収縮糸使用により曲げ硬い風合いにならざるを得ず、実際には厚地のスエード用途に限定されていた。
一方、島成分にバイメタル複合糸を用いた織編物も提案されている(特許文献3参照)。本手法では脱海後に島成分のバイメタル捲縮を発現させることで、ソフトでふくらみ感のある織編物を得ることができる。しかし、極細捲縮が織編物交錯点の空隙内に発現し、織編物表面がフラットになることで、肌に接触した際にべたっとした風合いにならざるを得ず、実際にはダウン用途に展開が限定されるものであった。
このように、海島割繊糸は織編物にソフトでしなやかな風合いを付与することはできるが、一般衣料に幅広く展開するためには、ふくらみ感、肌離れ性が不足しているものであった。
特開平4-236931号公報 特開2016-180189号公報 特開2020-105647号広報
本発明の目的は、ソフトでふくらみ感のある風合いを有し、肌離れ性に優れた織編物を提供することにある。
かかる課題を解決するため、本発明は次の構成を有する。
すなわち、本発明は、単糸繊度が0.5dtex以下の捲縮バイメタル複合糸を含む織編物であり、前記織編物表面の算術平均粗さSaが5μm以上、100μmである織編物である。
単糸繊度は、0.01dtex以上、0.4dtex以下であることが好ましい態様である。
バイメタル複合糸はポリエステルからなることが好ましい。
また本発明は、島成分がバイメタル複合糸である海島型割繊糸を用いて織編物を製編織した後、前記織編物の海成分を溶解し、前記バイメタル複合糸に捲縮を発現せしめ、次いでウォータージェットパンチ加工する織編物の製造方法である。
本発明によれば、従来得ることができなかった ソフトでふくらみ感のある風合いを有し、肌離れ性に優れた織編物を得ることができる。
本発明の織編物は、島成分がバイメタル複合糸である海島型割繊糸を含む織編物の海成分を溶解し、捲縮を発現したバイメタル複合糸を用いることで、ソフトでふくらみ感のある風合いを有する。島成分がバイメタル複合糸でない構成においては、捲縮を十分に発現できないので、ふくらみ感のある風合いを得ることができない。
本発明の脱海前の織編物においては、海島型割繊糸を経糸および緯糸全体の30質量%以上の混率で用いることが好ましい。また好ましくは経糸と緯糸それぞれの一部に海島型割繊糸を用いることが好ましく、さらには経糸および緯糸の全てを海島型割繊糸で構成することが好ましい。
海島型割繊糸を用いて脱海した織編物に肌離れ性を付与すべく、鋭意検討した結果、織編物の表面形状を変化させ、表面粗さの指標である算術平均粗さSaを5μm以上、100μm以下にすることが重要であることを見出した。算術平均粗さSaが5~100μmであることで、バイメタル捲縮糸と肌との接触を低減することができ、単糸繊度が細いにも関わらず、肌離れ性に優れた織編物を得ることが出来る。Saが5μm未満であると、べたっとした風合いになる。また、Saが100μmを超えると、凹凸が強すぎて、がさがさした風合いになる。さらに好ましいSaの範囲は10μm以上、50μm以下である。
本発明の織編物においては、バイメタル複合糸の単糸繊度が0.5dtex以下であることで、ソフトでかつ織編物の表面形状を変化させやすくすることが可能になる。ここでバイメタル複合糸の単糸繊度が0.5dtexを超えると、表面形状を変化させた織編物は硬く、がさがさした風合いになる。より好ましい単糸繊度は0.01dtex以上0.4dtex以下である。
また、本発明の織編物においては、バイメタル複合糸のトータル繊度が20~250dtexであることがふくらみ感とソフト感を両立し好ましい。
本発明の織編物においては、バイメタル複合糸として、例えばポリエステル系やポリアミド系の複合糸を用いることができるが、ふくらみ感に優れる点からポリエステル系バイメタル複合糸が好ましい。さらに、一方の成分がポリトリメチレンテレフタレートまたはポリブチレンテレフタレートであり、他方の成分がポリエチレンテレフタレートであるバイメタル複合糸が、捲縮形態が細かくなり、織編物の表面形状を変化させやすいため、さらに好ましい。
バイメタル複合糸の断面は、丸型、三角型、扁平型、六角型、L型、C型、T型、W型、八葉型、ドッグボーン型、中空型、偏心芯鞘型などから任意に選択することができる。
また、本発明の織編物には、本発明の目的が損なわれない範囲内であれば、常法の吸水加工、撥水加工、紫外線遮蔽あるいは抗菌剤、抗ウイルス剤、消臭剤、防虫剤、再帰反射剤等の機能を付与する各種加工を付加適用してもよい。
本発明の織編物は、島成分がバイメタル複合糸である海島型割繊糸を用いて織編物を製編織し、織編物段階で海島型複合糸の海成分を溶解(以下脱海ということがある)することにより得ることができる。
バイメタル複合糸の二つの成分の質量複合比としては、捲縮を十分に発現させるために、3:7~7:3であることが好ましい。より好ましい質量複合比は4:6~6:4である。
また、海島型割繊糸の海成分としては、島成分がポリエステルの場合、2種類の島成分ポリエステルのいずれに対しても脱海処理速度(アルカリ減量速度)が5倍以上速いポリエステルであることが好ましい。より好ましくは8倍以上速いポリエステルであり、さらに好ましくは10倍以上速いポリエステルである。2種類の島成分ポリエステルのいずれに対してもアルカリ減量速度比を5倍以上とすることにより、脱海処理における、不完全脱海(海成分の溶出が不完全で島部が融着した状態)を回避しやすくなり、染色斑や起毛斑等の欠点が少ない優れた織編物が得られやすくなる。
具体的に2種類の島成分ポリエステルとしては、公知のいずれのポリエステルを組み合わせても良い。例えば、ポリエチレンテレフタレート(以下、PETと称す)、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート(以下、PBTと称す)、ポリ乳酸などの脂肪族ポリエステル等が挙げられる。また、これらのポリエステルは、ジオール成分および酸成分の一部が各々、20モル%以下、より好ましくは10モル%以下の割合で他のエステル結合の形成が可能な共重合成分を含むものであってもよい。共重合可能な化合物として、例えばイソフタル酸、コハク酸、シクロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、ダイマ酸、セバシン酸、5-ナトリウムスルホイソフタル酸などのジカルボン酸類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどのジオール類を挙げることができる。これらのポリエステルは艶消剤、難燃剤、帯電防止剤、顔料などの添加物を含有していても構わない。
海成分ポリエステルは、海島型割繊糸の繊維表面を形成するため、安定した工程通過性を維持する強度も必要であるが、5-ナトリウムスルホイソフタル酸やポリエチレングリコールの共重合量を多くしすぎると原糸強度が低下する。そのため、5-ナトリウムスルホイソフタル酸の共重合量は1.5モル%以上10モル%以下、ポリエチレングリコールの共重合量は2質量%以上15質量%以下が好ましい。さらには5-ナトリウムスルホイソフタル酸の共重合量は2モル%以上8モル%以下、ポリエチレングリコールの共重合量は4質量%以上12質量%以下がより好ましい。
海島型割繊糸の海成分/島成分の質量比率は、複合形態の安定性、製糸性、生産性の点から、10/90~50/50が好ましい。海成分の質量比率が低すぎる場合は複合異常が発生し分割不良を生じたり、分散形態が正常であっても海成分の溶解不良による分割不良が発生しやすい。逆に海成分の質量比率が50%を越えると、生産性が低下する。海成分/島成分の質量比率は20/80~30/70であることがより好ましい。
上記したような海島型割繊糸を製糸するにあたっては、紡糸および延伸工程を連続して行う方法、未延伸糸として一旦巻取った後延伸する方法などいずれのプロセスも適用できる。このようにして製造した海島型割繊糸は、公知の製織編方法を用いて、織編物にすることができる。織編組織としては公知の如何なる組織をも適用できるが、組織の工夫により畝を形成する方法は、バイメタル複合糸の捲縮によるふくらみ感が得にくくなる場合がある。好ましくは、織物は平、ツイル、マット、サテン等、編物は天竺、スムース、ハーフ、デンビー、サテン、アトラス等の比較的プレーンな組織にして、脱海後に織編物の表面形状を変化させることで、織編物に表面粗さを付与することが好ましい。
製織に用いられる織機は、一般に使用される普通織機や、レピア、ウオータージェットルーム、エアージエットルームの機種など、特に限定されることなく採用できる。なかでも、緯糸に張力のかかり過ぎないエアージエットルームが好ましい態様である。
編物に用いられる編機は、丸編み機、トリコット機、ラッセル機、緯編機等特に限定されることなく採用できる。
製編織された織編物には、海島型割繊糸の海成分を脱海する処理を施し、島成分のバイメタル複合糸に捲縮を発現せしめる。脱海する際に、バイメタル複合糸に捲縮が発現しても、脱海した後に、捲縮を発現させるための熱処理工程を施してもよい。脱海工程としては、織編物にアルカリ減量を施すことが好ましい。減量としては、海成分を全部除去する程度の処理が好ましい。例えば、30~100℃の水酸化ナトリウム水溶液(NaOH:0.1~10g/L)に織編物を浸漬する方法が挙げられる。なお、アルカリ減量としては、基本的に公知の方法、装置を採用することができるが、繊維表面を均一に脱海できることから、液流染色機による脱海方法が好ましい。
また、脱海によりバイメタル複合糸に捲縮が発現した場合であっても、より強い捲縮を付与するためには、脱海処理後に、熱処理を施すことも好ましい態様である。具体的には、液流染色機により、120℃以上のリラックス処理を付与することで、より強い捲縮を付与することができる。
そして、織編物の表面形状を変化させ、算術平均粗さSaが5~100μmの表面とするため、織編物にウォータージェットパンチ加工を施す。ウォータージェットパンチ加工の水圧を調整することにより、バイメタル複合糸の捲縮が乱れ、絡み合い、肌離れ性の良い本発明の表面粗さを付与することができる。好ましい水圧は50~150kg/cmである。
その後、染色加工を施してもよい。染色加工工程は、一般の織編物の染色工程及び条件に準じて行うことができる。
以上のように本発明の織編物は、脱海後に織編物の表面形状を変化させることにより、ソフトでふくらみ感のある風合いを有し、肌離れ性に優れる。
本発明の織編物は、例えばパンツ、コート、ジャケット、シャツ、スカート等に幅広く用いられ、特に皮革代替素材として好適に用いられる。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
1.算術平均粗さSa
ISO 25178に従い以下の条件で測定した。
試料サイズ:10cm×10cm(無加重でステージに固定)
装置:株式会社キーエンス製 VR-3200
測定領域:18mm×24mm
補正:うねり除去(補正の強さ=5)
フィルター設定
フィルター種別:ガウシアン
S-フィルター:なし
F-オペレーション:なし
L-フィルター:なし
N数:10点測定し平均値を算術平均高さとする。
2.ソフト感
織編物を親指と人差し指と中指で撫でる官能評価にて、ソフト感が大変優れている、ソフト感が優れている、ソフト感がやや不足している、ソフト感が不足してがさがさした風合いである、の4段階で評価し、無作為に選んだ10人の評価の平均に近いものを結果とした。
3.ふくらみ感
織編物を親指と人差し指と中指で撫でる官能評価にて、ふくらみ感が大変優れている、ふくらみ感が優れている、ふくらみ感がやや不足している、ふくらみ感が不足しペーパーライクな風合いである、の4段階で評価し、無作為に選んだ10人の評価の平均に近いものを結果とした。
4,肌離れ性
織編物を腕の上を滑らせる官能評価にて、肌離れ性が大変優れている、肌離れ性が優れている、肌離れ性がやや不足している、肌離れ性が不足しべたっとした風合いである、の4段階で評価し、無作為に選んだ10人の評価の平均に近いものを結果とした。
<実施例1>
2種類の島成分ポリマーとしてPBT(島1成分)及びPET(島2成分)、海成分ポリマーとして5-ナトリウムスルホイソフタル酸8.0モル%及びポリエチレングリコールを10質量%共重合したポリエチレンテレフタレートを別々に溶融し、島成分がサイドバイサイド型の海島型複合形態を形成すべく24島の口金に流入させた。海/島1/島2成分の質量比は20/40/40とした。紡速3000m/minで巻取り、70dtex-12フィラメントの24島の海島型複合糸を得た。
この糸を経糸及び緯糸に用いて、平組織でエアージエット織機を用い、生機密度(経糸:170本/2.54cm、緯糸:130本/2.54cm)で製織した。
次に、得られた製織生地を98℃拡布連続精練のあと、1質量%90℃苛性ソーダ水溶液中に浸漬して脱海加工することで、織物を構成しているポリエステルフィラメントに捲縮を発現させた。なお、海島型複合糸は56dtex-288フィラメント(単糸繊度:0.19dtex)となった。その後、130℃リラックス処理、180℃の中間セット、100kg/cmの圧力でウォータージェットパンチ加工を実施した後、130℃染色、160℃仕上げセットを施し、織物を得た。
得られた織物は、加工密度(経糸:240本/2.54cm、緯糸:170本/2.54cm)であり、算術平均粗さSaは22μmであった。また、ソフト性、ふくらみ感に大変優れ、かつ肌離れ性にも大変優れた織物であった。
<実施例2>
実施例1において60kg/cmの圧力でウォータージェットパンチ加工を実施した以外は同様にして織物を得た。
得られた織物は、加工密度(経糸:238本/2.54cm、緯糸:166本/2.54cm)であり、算術平均粗さSaは9μmであった。また、ソフト性、ふくらみ感に大変優れ、かつ肌離れ性にも優れた織物であった。
<実施例3>
実施例1と同様の方法で海島型複合糸を得て、シングル丸編み機を用いて46ゲージ天竺を製編した。
次に、得られた製編生地を98℃拡布連続精練のあと、1質量%90℃苛性ソーダ水溶液中に浸漬して脱海加工することで、編物を構成しているポリエステルフィラメントに捲縮を発現させた。なお、海島型複合糸は56dtex-288フィラメント(単糸繊度:0.19dtexとなった。その後、130℃リラックス処理、180℃の中間セット、130kg/cmの圧力でウォータージェットパンチ加工を実施した後、130℃染色、160℃仕上げセットを施し、編物を得た。
得られた編物は、加工密度(ウェル:85本/2.54cm、コース:49本/2.54cm)であり、算術平均粗さSaは88μmであった。また、ソフト性に優れ、ふくらみ感かつ肌離れ性に大変優れた編物であった。
<比較例1>
100kg/cmの圧力でウォータージェットパンチ加工を実施する工程を除く以外は、実施例1と同様の方法で織物を得た。
得られた織物は、加工密度(経糸:232本/2.54cm、緯糸:162本/2.54cm)であり、算術平均粗さSaは1μmであった。また、ソフト性、ふくらみ感に大変優れてはいたが、肌離れ性が不足し、べたっとした風合いであった。
<比較例2>
2種類のポリマーとしてPBT(島1成分)及びPET(島2成分)を別々に溶融し、サイドバイサイド型の複合形態を形成すべく72島の口金に流入させた。島1/島2成分の質量比は50/50とした。紡速3000m/minで巻取り、56dtex-72フィラメント(単糸繊度:0.78dtex)を得た。
この糸を経糸及び緯糸に用いて、平組織でエアージエット織機を用い、生機密度(経糸:170本/2.54cm、緯糸:130本/2.54cmで製織した。
次に、得られた製織生地を98℃拡布連続精練のあと、130℃で液流リラックス、180℃の中間セット、100kg/cmの圧力でウォータージェットパンチ加工を実施した後、130℃染色、160℃仕上げセットを施し、織物を得た。
得られた織物は、加工密度(経糸:234本/2.54cm、緯糸:164本/2.54cm)であり、算術平均粗さSaは3μmであった。また、ふくらみ感に大変優れてはいたが、ソフト感が不足しがさがさした風合いであり、かつ肌離れ性がやや不足していた。
<比較例3>
島成分ポリマーとしてPET、海成分ポリマーとして5-ナトリウムスルホイソフタル酸8.0モル%及びポリエチレングリコールを10質量%共重合したポリエチレンテレフタレートを別々に溶融し、24島の口金に流入させた。海/島成分の質量比は20/80とした。紡速3000m/minで巻取り、70dtex-12フィラメントの24島の海島糸を得た。
この糸を経糸及び緯糸に用いて、平組織でエアージエット織機を用い、生機密度(経糸:170本/2.54cm、緯糸:130本/2.54cmで製織した。
次に、得られた製織生地を98℃拡布連続精練のあと、1質量%90℃苛性ソーダ水溶液中に浸漬して脱海加工することで、海島糸は56dtex-288フィラメント(単糸繊度:0.19dtex)となった。その後、180℃の中間セット、100kg/cmの圧力でウォータージェットパンチ加工を実施した後、130℃染色、160℃仕上げセットを施し、織物を得た。
得られた織物は、加工密度(経糸:202本/2.54cm、緯糸:151本/2.54cm)であり、算術平均粗さSaは32μmであった。また、ソフト性、肌離れ性には優れていたが、ふくらみ感が不足し、ペーパーライクな風合いであった。
<比較例4>
2種類の島成分ポリマーとしてPBT(島1成分)及びPET(島2成分)、海成分ポリマーとして5-ナトリウムスルホイソフタル酸8.0モル%及びポリエチレングリコールを10質量%共重合したポリエチレンテレフタレートを別々に溶融し、島成分がサイドバイサイド型の海島型複合形態を形成すべく24島の口金に流入させた。海/島1/島2成分の質量比は20/40/40とした。その後、紡速3000m/minで巻取り、70dtex-12フィラメントの24島の海島型複合糸、及び250dtex-48フィラメントの24島の海島型複合糸を得た。
また、比較例2と同様の条件で56dtex-72フィラメント(単糸繊度:0.77dtexを得た。
上記2種類の糸を経糸及び緯糸に2本交互で用いて、マット組織でエアージエット織機を用い、生機密度(経糸:170本/2.54cm、緯糸:130本/2.54cm)で製織した。
次に、得られた製織生地を98℃拡布連続精練のあと、1質量%90℃苛性ソーダ水溶液中に浸漬して脱海加工することで、織物を構成しているポリエステルフィラメントに捲縮を発現させた。なお、該海島型複合糸は56dtex-288フィラメント(単糸繊度:0.19dtex)となった。その後、180℃の中間セット、130℃染色、160℃仕上げセットを施し、製品とした。
得られた織物は、加工密度(経糸:222本/2.54cm、緯糸:153本/2.54cm)であり、算術平均高さSaは168μmであった。また、肌離れ性に優れていたが、ふくらみ感はやや不足し、ソフト感が不足してがさがさした風合いであった。

Claims (6)

  1. 単糸繊度が0.5dtex以下の捲縮バイメタル複合糸を含む織編物であり、前記織編物表面の算術平均粗さSaが5μm以上、100μm以下であり、前記織編物は平、ツイル、マット、サテン、天竺、スムース、ハーフ、デンビー、サテン、およびアトラスからなる群より選ばれた組織である織編物。
  2. 前記単糸繊度が、0.01dtex以上、0.4dtex以下である請求項1に記載の織編物。
  3. 前記バイメタル複合糸がポリエステルからなる請求項1または2に記載の織編物。
  4. 前記織編物がウォータージェットパンチ加工を施すことにより得られたものである請求項1または2に記載の織編物。
  5. 島成分がバイメタル複合糸である海島型割繊糸を用いて織編物を製編織した後、前記織編物の海成分を溶解し、前記バイメタル複合糸に捲縮を発現せしめ、次いでウォータージェットパンチ加工する請求項1または2に記載の織編物の製造方法。
  6. 前記バイメタル複合糸がポリエステルからなる請求項記載の織編物の製造方法。
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