JP7728035B2 - 抗体による癌治療 - Google Patents
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Description
する。前記特異的結合分子は、ヒトアネキシンA1(Anx-A1)に結合し、特定の実施形態においては、前記特異的結合分子は抗体または抗体断片である。
そのうえ、癌による死亡の多くは、化学療法薬に耐性のできた癌によるものである。癌が薬剤耐性を獲得するしくみについては、ハウスマン(Housman)ら(Cancers 6: 1769-1792, 2014)において考察されている。そこに詳細に記載されているように、癌は、薬剤
の不活性化や代謝(または代謝活性化の防止)、薬剤の標的の変異や改変、ABCトランスポータを介した薬剤排出など、様々なメカニズムにより薬剤耐性を獲得しうる。かかるメカニズムによって、癌は多剤耐性(MDR)となりうる。下記に論じられているように、薬剤耐性は、白金系化学療法剤による治療にとって特に問題である。
はよいが、治療への耐性が発達するために大半は病気をぶり返し(特にシスプラチンの場合)、その結果治療は失敗する(シェン(Shen)ら、上記参照)。このように、白金系療法への耐性の発達は、今日の腫瘍学において重大な課題である。癌は、標的細胞における白金系化学療法剤の蓄積の減少(取り込みの削減および/または排出の増加により)、DNA修復経路の(再)活性化など、数々のメカニズムを介して白金系療法への耐性を発達させる。
の治療に効果的であることがわかった。
は、毎年5万5千人が乳癌と診断されている(男性における乳癌は300を超える)。乳癌の死亡率は他の多くの癌の死亡率よりも低いが、イギリスでは毎年1万1千人以上の死亡が乳癌に起因するものである。エストロゲン受容体、プロゲステロン受容体およびホルモン上皮成長因子受容体HER2の発現の無い乳癌(トリプルネガティブ乳癌として知られている)は、とりわけ治療が困難である。現代の乳癌治療薬の多くはこれらの受容体を標的にしているからである。本発明の特異的結合分子は、トリプルネガティブ乳癌などの乳癌の治療に効果的であることがわかり、この疾患に対する重要かつ新たな治療の選択肢を提供する。
Anx-A1に対する抗体が、ある精神状態、特に不安、強迫性障害(OCD)や関連する疾患の治療に有用であることも示されている(WO2013/088111)が、そうなるメカニズムはわかっていない。
WO2005/027965は、Anx-A1がアポトーシス細胞の表面に局在し、抗Anx-A1抗体がアポトーシスを監視するために使用できることを示している。前記文
献は、これに基づき、癌の監視および診断にかかる抗体が使用できることを教示している。前記文献はまた、アポトーシス細胞表面におけるAnx-A1の発現が、当該細胞に対する免疫応答を阻害することも教示している。これに基づき、前記文献はまた、アポトーシスが始まった細胞へのAnx-A1の免疫抑制効果をブロックして癌に対する免疫応答を刺激することにより、Anx-A1に結合する抗体が癌治療に使用できると推測している。
現し、放射免疫療法をその癌に向けて行う際に標的として使用できることを教示し、また、かかる療法が疾患の動物モデルの生存を向上することを示している。US2015/0086553は、抗Anx-A1抗体が癌治療や診断に使用されうることを示唆しているが、かかる治療がどのようになされるのかは教示していない。胃癌細胞株SNU-1へ抗Anx-A1 scFvを結合させることが示されている。ワング(Wang)ら(Biochem. BioPhys. Res. Commun.314: 565-570, 2004)は、癌におけるAnx-A1の発現と多剤
耐性との相関を示している。このように、癌を含むいくつかの疾患がAnx-A1の発現との関連を呈することが示されている。しかし、抗Anx-A1抗体が、併用治療せずに使用される場合特に、癌治療のために使用できることは、本発明以前に実証されていなかった。
(i)前記特異的結合分子は、相補性決定領域(CDR)VLCDR1、VLCDR2、VLCDR3、VHCDR1、VHCDR2、およびVHCDR3を含み、前記CDRそれぞれは以下のアミノ酸配列を有する。すなわち、
VLCDR1は、配列番号1、配列番号7または配列番号8に示す配列を有し、
VLCDR2は、配列番号2に示す配列を有し、
VLCDR3は、配列番号3に示す配列を有し、
VHCDR1は、配列番号4に示す配列を有し、
VHCDR2は、配列番号5に示す配列を有し、
VHCDR3は、配列番号6に示す配列を有するか、あるいは各配列において、その配列に対する配列同一性が少なくとも85%であるアミノ酸配列であり、および/または
(ii)前記特異的結合分子は、配列番号17の197~206位、220~224位、および227~237位のアミノ酸からなる不連続エピトープでAnx-A1に結合する。
たは立体配置は、特異的結合分子が結合するエピトープである。本発明に係る使用のための特異的結合分子が結合するAnx-A1エピトープは、以下に記載される。
て得られたヒトAnx-A1のアイソフォームは3つある。全長ヒトAnx-A1タンパク質は、ANXA1-002転写産物またはANXA1-003転写産物の翻訳から得られ、上記のように、そのアミノ酸配列は配列番号17に示すものである。ANXA1-004転写産物およびANXA1-006転写産物は全長ヒトAnx-A1タンパク質の断片をコードし、そのアミノ酸配列は、それぞれ配列番号18、19に示すものである。
本発明に係る使用のための特異的結合分子は、全長ヒトAnx-A1(すなわち、ANXA1-002転写産物またはANXA1-003転写産物がコードする、346個のアミノ酸のタンパク質である、配列番号17のAnx-A1)に結合する。特異的結合分子は、ANXA1-004転写産物またはANXA1-006転写産物がコードする断片のような、全長Anx-A1の特定の断片、部分、または変異体(variant)に結合しても
よい。
WO2018/146230に開示されている1つの抗体は、下記のCDR配列を有する
。
VLCDR1:RSSQSLENSNAKTYLN (配列番号1)、
VLCDR2:GVSNRFS (配列番号2)、
VLCDR3:LQVTHVPYT (配列番号3)、
VHCDR1:GYTFTNYWIG (配列番号4)、
VHCDR2:DIYPGGDYTNYNEKFKG (配列番号5)、および
VHCDR3:ARWGLGYYFDY (配列番号6)。
WO2018/146230に開示されている別の抗体は、下記のCDR配列を有する。
VLCDR1:RSSQSLENSNAKTYLN (配列番号7)、
VLCDR2:GVSNRFS (配列番号2)、
VLCDR3:LQVTHVPYT (配列番号3)、
VHCDR1:GYTFTNYWIG (配列番号4)、
VHCDR2:DIYPGGDYTNYNEKFKG (配列番号5)、および
VHCDR3:ARWGLGYYFDY (配列番号6)。
WO2018/146230に開示されている別の抗体は、下記のCDR配列を有する。
VLCDR1:RSSQSLENSNAKTYLN (配列番号8)、
VLCDR2:GVSNRFS (配列番号2)、
VLCDR3:LQVTHVPYT (配列番号3)、
VHCDR1:GYTFTNYWIG (配列番号4)、
VHCDR2:DIYPGGDYTNYNEKFKG (配列番号5)、および
VHCDR3:ARWGLGYYFDY (配列番号6)。
(i)相補性決定領域(CDR)VLCDR1、VLCDR2、VLCDR3、VHCDR1、VHCDR2、およびVHCDR3を含み、前記CDRそれぞれは以下のアミノ酸配列を有する。すなわち、
VLCDR1は、配列番号1、配列番号7または配列番号8に示す配列を有し、
VLCDR2は、配列番号2に示す配列を有し、
VLCDR3は、配列番号3に示す配列を有し、
VHCDR1は、配列番号4に示す配列を有し、
VHCDR2は、配列番号5に示す配列を有し、
VHCDR3は、配列番号6に示す配列を有するか、または、各配列において、その配列に対する配列同一性が少なくとも85%、少なくとも90%、または少なくとも95%である、アミノ酸配列であるか、および/または
(ii)配列番号17の197~206位、220~224位、および227~237位のアミノ酸からなる不連続エピトープでヒトAnx-A1に結合する。
2に対する配列同一性が少なくとも85%、少なくとも90%、または少なくとも95%であるアミノ酸配列であり、VLCDR3は、配列番号3に示す配列を有するか、あるいは配列番号3に対する配列同一性が少なくとも85%、少なくとも90%、または少なくとも95%であるアミノ酸配列であり、VHCDR1は、配列番号4に示す配列を有するか、あるいは配列番号4に対する配列同一性が少なくとも85%、少なくとも90%、または少なくとも95%であるアミノ酸配列であり、VHCDR2は、配列番号5に示す配列を有するか、あるいは配列番号5に対する配列同一性が少なくとも85%、少なくとも90%、または少なくとも95%であるアミノ酸配列であり、VHCDR3は、配列番号6に示す配列を有するか、あるいは配列番号6に対する配列同一性が少なくとも85%、少なくとも90%、または少なくとも95%であるアミノ酸配列である。特定の配列番号に対する配列同一性が少なくとも85%、少なくとも90%、または少なくとも95%(ただし配列同一性が100%未満)であるアミノ酸配列は、本明細書では当該配列番号の変異体として記載される。例えば、配列番号1に対する配列同一性が少なくとも85%であるが、配列番号1に対する配列同一性が100%未満であるアミノ酸配列は、配列番号1の変異体である。
VLCDR1は、配列番号1に示す配列を有し、
VLCDR2は、配列番号2に示す配列を有し、
VLCDR3は、配列番号3に示す配列を有し、
VHCDR1は、配列番号4に示す配列を有し、
VHCDR2は、配列番号5に示す配列を有し、
VHCDR3は、配列番号6に示す配列を有する。
る。あるいは、特異的結合分子は、非生物系において化学合成されてもよい。本発明に係る使用のための特異的結合分子を形成し得る、またはそれに含有され得るポリペプチドを作製するために、液相合成を用いてもよいし、固相合成を用いてもよい。当業者であれば、当該技術分野において一般的な手法のうち適切なものを用いて、特異的結合分子を容易に産生することができる。特に、特異的結合分子は、CHO細胞などの哺乳類細胞において、組み換え技術によって発現されてもよい。
なる)特異的結合分子は、当該技術分野における標準的な手法(例えば、抗体の遺伝子免疫など)で作られてもよく、必要なエピトープを有する抗体は、当該技術分野で公知のエピトープマッピングの標準的な手法により同定されてもよい。かかる手法の例としては、HDX、エピトープ切除、ペプチドパニング、X線共結晶解析、NMRなどがある(Clementi et al., Methods Mol. Biol. 1131: 427-446, 2014; Abbott et al., Immunology 142(4): 526-535, 2014)。特異的結合分子はまた、当該エピトープに結合することがわかっている既存の特異的結合分子を改変して(例えば、改変配列の発現により改変して)作製してもよく、当該エピトープに結合する分子を本明細書に記載の方法で同定してもよい。当該エピトープに結合する特異的結合分子はまた、当該エピトープ(例えば、本明細書に記載するもの)に結合することがわかっている抗体との競合により、または、本明細書に開示されているエピトープとそのエピトープ変異体との結合を比較することにより、同定してもよい(あるエピトープの変異体へ結合しなければ、それは当該エピトープへの特異的な結合を示唆する)。
して産生されてもよい。例えば、ポリヒスチジンタグがついた分子を、Ni2+イオンを用いて精製してもよい。特異的結合分子が抗体である実施形態においては、特異的結合分子は、プロテインG、プロテインA、プロテインA/G、またはプロテインLなどの抗体結合タンパク質を1つ以上用いるアフィニティクロマトグラフィによって単離されてもよい。あるいは、特異的結合分子は、例えばサイズ排除クロマトグラフィまたはイオン交換クロマトグラフィなどによって単離されてもよい。対照的に、化学合成(すなわち、非生物系の方法)によって産生された特異的結合分子は、単離された形態で産生され得る。したがって、単離されると考えられる本発明に係る使用のための特異的結合分子が、単離された分子を産生する様式で合成された場合には、特定の精製ステップまたは単離ステップは必要ではない。
はそれぞれ、結果として得られるCDR配列の、配列番号1(または配列番号7もしくは配列番号8)および配列番号2~6に対する配列同一性が、上述したように、少なくとも85%または少なくとも90%であるという条件において、配列番号1(または配列番号7もしくは配列番号8)および配列番号2~6と比較して、2つ以下のアミノ酸の置換、付加、または欠失によって、改変されていてもよい。「置換、付加、または欠失」とは、置換、付加、および欠失を組み合わせたものも含む。したがって、特に、VLCDR1の配列は、配列番号1(または配列番号7もしくは配列番号8)の配列において1つまたは2つのアミノ酸が置換、付加、または欠失した配列であってもよく、VLCDR2の配列は、配列番号2の配列において1つのアミノ酸が置換、付加、または欠失した配列であってもよく、VLCDR3の配列は、配列番号3の配列において1つのアミノ酸が置換、付加、または欠失した配列であってもよく、VHCDR1の配列は、配列番号4の配列において1つのアミノ酸が置換、付加、または欠失した配列であってもよく、VHCDR2の配列は、配列番号5の配列において1つまたは2つのアミノ酸が置換、付加、または欠失した配列であってもよく、VHCDR3の配列は、配列番号6の配列において1つのアミノ酸が置換、付加、または欠失した配列であってもよく、好ましくは、配列番号1、配列番号7、または配列番号8における1つまたは2つのアミノ酸の置換は、その配列内の9位および/または11位において行われる。
、Trends Genet. 16, (6) pp. 276-277, 2000)が、2つ1組の配列アラインメントに用
いられてもよく、また、クラスタル・オメガ(Clustal Omega)(シーバース F(Sievers F)ら,Mol. Syst. Biol. 7:539, 2011)またはMUSCLE(エドガー R.C.(Edgar, R.C.), Nucleic Acids Res. 32(5):1792-1797, 2004)が、複数配列のアラインメントに用いられてもよいが、適切な他のプログラムが用いられてもよい。アラインメントは、2つ1組または複数のいずれで行われたとしても、局所的ではなく全体的に(すなわち、参照配列の全体にわたって)行われなければならない。
ne, Londonに記載されている。Fab断片は、抗体の抗原結合ドメインからなる。すなわち、個々の抗体は、それぞれが軽鎖およびそれに結合した重鎖のN末端部からなる2つのFab断片を含むものとみなされてもよい。したがって、Fab断片は、軽鎖全体と、これが結合する重鎖のVHドメインおよびCH1ドメインとを含む。抗体をパパインで消化することによって、Fab断片が得られてもよい。
らの分子は、通常、CDRループ構造を模倣し、抗原と相互作用する側鎖を有する、立体配置が制限された有機環である。
導または変性されたものである。ただし、本発明に係る使用のための抗体、またはその断片は、好ましくはヒト抗体またはヒト化抗体である。
をすべて克服することができ、その例として、患者の感作やHAMAが生じる可能性を回避または最小化することが挙げられる。
よく説明されている。このプロセスにおいて、上述したようなキメラ抗体が最初に作製される。したがって、抗体のヒト化においては、非ヒト定常ドメインは最初にヒト定常ドメインと置き換えられ、これによってヒト定常ドメインと非ヒト可変ドメインとを含むキメラ抗体が得られる。
片は、上述したように、ヒト化抗体から容易に得ることができる。
(i)配列番号13に示すアミノ酸配列、または、このアミノ酸配列に対する配列同一性が少なくとも70%(好ましくは、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%)であり、かつCDR配列VLCDR1~3それぞれの配列番号1、配列番号7または配列番号8、および配列番号2~3に対する配列同一性が少なくとも85%であるアミノ酸配列、を含むか、またはこのようなアミノ酸配列からなる、軽鎖と、
(ii)配列番号14に示すアミノ酸配列、あるいは、このアミノ酸配列に対する配列同一性が少なくとも70%(好ましくは、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%)であり、かつCDR配列VHCDR1~3それぞれの配列番号4~6に対する配列同一性が少なくとも85%であるアミノ酸配列、を含むか、またはこのようなアミノ酸配列からなる、重鎖と、を含む。
(i)配列番号15に示すアミノ酸配列、または、このアミノ酸配列に対する配列同一性が少なくとも70%(好ましくは、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%)であり、かつCDR配列VLCDR1~3それぞれの配列番号1、配列番号7または配列番号8、および配列番号2~3に対する配列同一性が少なくとも85%であるアミノ酸配列、を含むか、またはこのようなアミノ酸配列からなる、軽鎖と、
(ii)配列番号16に示すアミノ酸配列、あるいは、このアミノ酸配列に対する配列同一性が少なくとも70%(好ましくは、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%)であり、かつCDR配列VHCDR1~3それぞれの配列番号4~6に対する配列同一性が少なくとも85%であるアミノ酸配列、を含むか、またはこのようなアミノ酸配列からなる、重鎖と、を含む。
鎖と対になりうる。
基底細胞癌、移行上皮癌など)、肉腫、白血病、リンパ腫など、あらゆるタイプの癌を
、本発明に従って治療してもよい。
現する」とは、同じ由来元からの健康な組織と比べて高いレベルで、癌がAnx-A1を発現する、ということを意味する。すなわち、同じ由来元(source)からの健康な(つまり、非癌の)細胞と比べて高いレベルで、癌細胞がAnx-A1を発現する、ということである。「同じ由来元」とは、同じ組織ということを意味する。例えば、卵巣上皮細胞癌が健康な卵巣上皮組織と比べて高いレベルでAnx-A1を発現するなら、それはAnx-A1を過剰発現していると考えられるだろう。癌組織がAnx-A1を過剰に発現するかどうかについては、少なくとも2つの異なる組織(癌組織と健康な対照の組織)でAnx-A1で発現させて定量的な比較をする必要がある。この比較を行うために適切な技術であればどれを利用してもよいが、qPCRが最も適しているだろう。癌がAnx-A1を過剰発現しているかどうか判断することは、当業者にとって簡単なことであろう。特定の実施形態において、Anx-A1を過剰発現している癌と、健康な組織とで、Anx-A1の発現レベルの差異が統計学的に有意である。他の実施形態において、癌組織におけるAnx-A1の発現は、対応する健康な組織と比較して、少なくとも10%以上、20%以上、30%以上、40%以上、50%以上、60%以上、70%以上、80%以上、90%以上、または100%以上増加している。
きれば、つまり薬が癌に対して効果が無い(無くなる)場合、その癌は化学療法薬に対して耐性があると考えてよい。ハウスマン(Housman)ら(上記参照)に詳細に記載されて
いるように、癌は、薬剤の不活性化や代謝(または代謝活性化の防止)、薬剤の標的の変異や改変、ABCトランスポータを介した薬剤排出など、様々なメカニズムにより薬剤耐性を獲得しうる。癌が薬剤に耐性があるかどうかを識別する方法は当該技術分野において知られている。例えば、ワング(Wang)ら(Genes & Diseases 2: 219-221, 2015)およ
びヴォルム&エファース(Volm & Efferth)(Front. Oncol. 5: 282, 2015)の教示を参照。いずれもここに参照することにより本明細書に援用する。かかる方法は、エクスビボ(生体外)で細胞集団に与える薬剤の効果を試験し、感受性マーカー/耐性マーカーについて癌細胞を遺伝子スクリーニングすることを含む。
ポータ多剤耐性タンパク質(MDR1)、多剤耐性関連タンパク質1(MRP1)、および乳癌耐性たんぱく質(BCRP)の発現によって媒介されてもよい。3つはすべて幅広い基質特異性を有し、それらを発現させる細胞から、多数の異なるクラスの化学療法剤を排出することができる。
投与形態などによって決まってもよい。
十分な量であるかどうかは、医師/獣医によって決定されてもよい。
害剤(イマチニブなど)、または他の化学療法剤やこれまでに述べた薬剤などを使用してもよい。
えば、30%まで、50%まで、75%まで、または100%まで)であることが好ましい。増殖低下のレベルについても同様であることが好ましい。
実施例1―細胞の増殖に対する抗体の効果
材料
細胞株MCF7、細胞株MCF―7/TAMR7、細胞株A2780、細胞株A2780cis、細胞株A2780ADR、細胞株HCT116、細胞株Caco-2、細胞株SW480、細胞株COR-L23、細胞株COR-L23.5010、細胞株MIA-PaCa-2、細胞株PANC-1、および細胞株BxPC-3は、Public Health England Culture Collectionsから入手した。細胞株HCC1806は、ATCCから入手し
た。MCF7は、エストロゲン受容体とプロゲステロン受容体とに陽性であるヒト乳腺癌細胞株である。MCF-7/TAMR7は、MCF7のタモキシフェン耐性誘導体である。HCC1806は、トリプルネガティブヒト乳癌細胞株である。A2780は、ヒト卵巣癌細胞株であり、A2780cisは、シスプラチン耐性ヒト卵巣癌細胞株(A2780由来)である。A2780ADRは、アドリアマイシン耐性ヒト卵巣癌細胞株(A2780由来)である。MIA PaCa-2は、ヒト膵癌細胞株である。BxPC-3は、
ヒト膵臓腺癌細胞株である。PANC-1は、ヒト膵臓類上皮癌細胞株である。Caco-2は、ヒト結腸直腸腺癌(colorectal carcinoma)細胞株である。HCT116は、ヒト結腸直腸癌細胞株である。SW480は、ヒト結腸直腸腺癌(colorectal adenocarcinoma)細胞株である。COR-L23は、ヒト肺大細胞癌細胞株である。COR-L23
.5010は、COR-L23のアドリアマイシン耐性誘導体である。
L1M2H4抗Anx-A1抗体およびL2M2H2抗Anx-A1抗体は、WO2018/146230に開示され、配列は本明細書に記載されている。L1M2H4抗体は、配列番号13に示すアミノ酸配列を有する軽鎖と、配列番号14に示すアミノ酸配列を有する重鎖とを有する。L2M2H2抗体は、配列番号15に示すアミノ酸配列を有する軽鎖と、配列番号16に示すアミノ酸配列を有する重鎖とを有する。
抗Anx-A1抗体ab65844は、アブカム(Abcam)社(英国)から入手した。前記抗体は、ヒトAnx-A1アミノ酸3-24(配列番号30)に結合するポリクローナルウサギ抗体である。このエピトープ配列は、Ca2+非存在下でAnx-A1のコアのポケット内で結合する、Anx-A1のN末端領域の一部を形成する。これは上述
した通りである。
細胞培養
初期増殖アッセイにおいて、細胞を下記培地で培養した。DMEM+グルタマックス、10%のFBS+ペニシリン/ストレプトマイシン(MCF7、MIA PaCa-2、
HCC1806)、PRMI1640+2mMのL-glu,10%のFBS+ペニシリン/ストレプトマイシン(BxPc-3、A2780)。A2780cisおよびA2780ADRは、A2780と同一の増殖培地で培養されたが、様々な培養の段階で、薬剤耐性を維持するためにそれぞれの薬剤を含有した(すなわち、A2780cisはシスプラチンを、A2780ADRはアドリアマイシンを含有した)。
さらなる増殖アッセイにおいて、細胞を下記培地、下記条件下で培養した。
MCF7、HCC1806、MIA PaCa-2、PANC-1を、10%のFBS
、1%のペニシリン/ストレプトマイシン、および1%のL-グルタミンを含有するDMEM中で培養。
MCF7/TAMR7を、1%のFBS、1%のペニシリン/ストレプトマイシン、1
%のL-グルタミン、および1%のインスリンを含有するフェノールレッド不含のDMEM/F12中で培養。
A2780、COR-L23,COR-L23.5010、およびBxPC-3を、10%のFBS、1%のペニシリン/ストレプトマイシン、および1%のL-グルタミンを含有するRPMI中で培養。
HCT116を、10%のFBS、1%のペニシリン/ストレプトマイシン、および1%のL-グルタミンを含有するMcCoy’s5A中で培養。
SW480を、10%のFBS、1%のペニシリン/ストレプトマイシン、および1%のL-グルタミンを含有するL-15中で培養。
Caco-2を、10%のFBS、1%のペニシリン/ストレプトマイシン、1%のL-グルタミン、および1%の非必須アミノ酸溶液を含有するMEM中で培養。
さらに、COR-L23.5010を、アドリアマイシンの存在下で培養し、薬剤耐性を維持させた。細胞株はすべて、37℃で、5%のCO2を含む雰囲気中で培養した。
細胞の増殖は、細胞代謝活性を測定するためにMTT比色アッセイを用いて測定した。このアッセイでは、NADPH依存性細胞酸化還元酵素が、黄色テトラゾリウム色素、つまりMTTを、還元して不溶性紫色ホルマザン生成物とし、分光光度計を用いて500~600nmでの吸光度を測定することによって、これを定量する。ホルマザンの量は、細胞増殖のレベルに比例し、急速に分裂する細胞は、より高いレベルのMTTを還元する。アッセイは3回行った。細胞は、100μLの最終体積で播種した。
初期増殖アッセイにおいて、細胞は下記の密度で播種した。1×105/mL(MCF7、MIA PaCa-2、およびn=2のA2780cis)、2×105/mL(A
2780、A2780ADR、およびn=1のA2780cis)、5×104/mL(HCC1806)および2.5×104/mL(BxPC-3)。
さらなる増殖アッセイにおいて、細胞は下記の密度で播種した。
MCF7、HCC1806、A2780、A2780、A2780cis、COR-L23、およびHCT116の細胞を、5×103/ウェルずつ播種し、
MCF7/TAMR7、COR-L23.5010、SW480、Caco-2、MIA PaCa-2、BxPC-3、およびPANC-1の細胞を、1×104/ウェルずつ播種した。
そして細胞をアッセイ前に24時間培養し、その後細胞増殖を測定した。細胞増殖は、下記プロトコルのうちの一つにしたがって測定した。
(a)抗体非存在下(コントロールとして)、抗体(L1M2H4またはL2M2H2
)を1μM加えて、または抗体(L1M2H4またはL2M2H2)を10μM加えて、48時間培養した。MTTアッセイは、最大3回別々に、様々な癌細胞株で行われた(初期増殖アッセイ)。または、
(b)抗体非存在下、または2.5μM、5μM、7.5μM、または10μMの濃度の抗体存在下で72時間培養した。このプロトコルで用いられた抗体は、L1M2H4(本明細書においてはMDX-124とも称される),市販の抗Anx-A1抗体ab65844、およびアイソタイプコントロールとしての非Anx-A1特異的IgG(サーモフィッシャーサイエンティフィック社、米国、カタログ番号31154)であった(さらなる増殖アッセイ)。
コントロール培養の細胞数は、増殖アッセイ用のベースラインカウントと定められた。抗体がある培養の細胞のカウントは、ベースラインを基準に標準化し、ベースライン値のパーセンテージとして提示した(“生存率”と称する)。細胞増殖アッセイ結果の統計的な分析は、マン・ホイットニーのU検定を用いて行われた。
ELISAは、標準的なELISA技術を用いてThe Antibody Company社(英国)によって行われた。25μg/mlの全長Anx-A1またはAnx-A1 N末端ペプチド
(Anx-A1アミノ酸2-26、配列番号31に対応)、およびコーティング緩衝液(1mM CaCl2を添加した45mM Na2CO3、pH9.6)を用いて、4℃で17時間、ELISAプレートをコーティングした。その後、ブロッキング緩衝液(1mM
CaCl2、10mM HEPES、2%w/v BSA)を用いて、室温で1.5時間
、プレートのブロッキングを行った。
次いで、一次抗体(ab65844)をプレートに加えた。抗体は、プレートの全体に4倍希釈で2回塗布した。すなわち、1μg/mlの濃度から始まって、最後は2.38×10-7μg/mlの濃度とした。0.1 BSAを添加した洗浄緩衝液(10mM HEPES,150mM NaCl、0.05%(v/v) Tween-20、および1mM CaCl2)で抗体を希釈した。一次抗体を、プレートに室温で1時間添加した後、
洗浄緩衝液を用いてプレートを洗浄した。
次いで、検出抗体を加えた。検出には、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)結合ヤギ抗ウサギ抗体(メルク社、ドイツ、カタログ番号AP156P)を、1:3000に希釈して用いた。これを、室温で1時間、ELISAプレートに加えた。その後、再度、洗浄緩衝液を用いてELISAプレートを洗浄した。
次に、比色用基質であるOPD(o-フェニレンジアミン二塩酸塩、シグマ・アルドリッチ社、P4664)をプレートに加えた。OPD溶液を製造者の説明書にしたがって作製し、リン酸-クエン酸緩衝液(pH5)を用いた0.4mg/ml OPD溶液を得た
。使用直前に、OPD溶液100mlあたり40μlの30% H2O2を加えた。その
後、得られたOPD溶液100μlを、プレートの各ウェルに加えた。
室温、暗所で20分間、プレートをインキュベートし、その後、50μlの3M H2
SO4を加えて反応を停止させた。H2SO4の添加直後に、プレートの492nmにおける吸光度を読み取った。
市販の抗Anx-A1抗体ab65844をELISAによって調べ、その報告されたエピトープの結合を確認した。このアッセイは、抗体ab65844は全長Anx-A1にも、N末端Anx-A1ペプチドにも結合することを示し(データは示していない)、ヒトAnx-A1(配列番号30)のアミノ酸3-24の報告されたエピトープが正しいことを示している。
初めの増殖アッセイは、48時間にわたって増殖を測定し、2つの抗体、すなわち抗体
L1M2H4と抗体L2M2H2の、当該細胞株への効果を、抗体が無い状態での(すなわち、上記のプロトコル(a)を用いた)インキュベーションと比較した。
乳癌細胞株についてのこれら増殖アッセイの結果を図1および図2に示す。図示されたように、L1M2H4抗体は、10μMで統計的に有意な効果(p<0.001)を有し、MCF7細胞の増殖を低減した。ただしこれはn=1である。HCC1806細胞株において、L2M2H2抗体もまた、10μMで、十分に有意に増殖を減少させた(p<0.05)(n=2)。
卵巣癌細胞株A2780の増殖アッセイの結果を、図3に示す。図示されたように、L1M2H4抗体とともにインキュベーションすると、10μMで、十分に有意な増殖の減少が見られた(p<0.01)(n=2)。シスプラチン耐性卵巣癌細胞株、A2780cis(図4)では、L1M2H4抗体とともにインキュベーションすると、1μM(p<0.001)および10μM(p<0.01)で、統計的に有意な増殖の減少が見られ(n=2)、L2M2H2抗体を使用すると10μMで、十分に有意な増殖の減少が見られた(p<0.05)(n=3)。アドリアマイシン耐性の卵巣癌細胞株A2780ADRの増殖アッセイの結果を、図5に示す。L2M2H2抗体は、これら細胞の増殖に対して有意な効果を有していた。
膵臓癌細胞株の増殖アッセイの結果を、図6および図7に示す。
前記増殖アッセイを繰り返し、72時間かけて増殖を測定した。これらアッセイは、本発明のある抗体(L1M2H4,MDX-124としても知られる)の効果を、非特異的IgGコントロールの増殖に対する効果と比較し、記載のある場合は市販の抗Anx-A1抗体ab65844の増殖に対する効果と比較した。抗体非存在下での増殖に対する比較も行い、ベースラインとして使用した。実験はすべて3回行った(MDX-124とIgGコントロールについて3回行い、ab65844も調べられた場合については、この抗体を用いた実験は2回行った。)
MDX-124はまた、5μMおよび7.5μMの濃度、ならびに10μMの濃度で、MCD7/TAMR7の細胞の生存率に統計的に有意な減少を引き起こすことがわかった。P値はそれぞれ、5μMおよび7.5μMの濃度でP<0.01、10μMの濃度でP<0.05であった。これらの結果はMDX-124が、トリプルネガティブ細胞株と、ホルモン受容体陽性細胞株との両方で、乳癌細胞の増殖を阻害する効果が高いことを示している。この抗体はまた、薬剤耐性乳癌に対しても効果がある。この効果は、MDX-124に対して特異的であり、抗Anx-A1抗体すべてに見られるわけではない。
1抗体すべてに見られるわけではない。
れ図16および図17示す。どちらの例でも、MDX-124は増殖にほぼ半分という有意の減少を引き起こし、一方で非特異的IgGが生存率に引き起こす減少は大幅に小さい。非特異的IgGコントロールと比較して、MDX-124は、抗体濃度が5μMおよび10μMの時MIA PaCa-2の細胞の生存率に統計的に有意な減少を引き起こすこ
とがわかり、P値は<0.05であった。非特異的IgGコントロールと比較して、MDX-124は、調べられた濃度のすべてにおいて、PANC-1の細胞の生存率に統計的に有意な減少を引き起こすことがわかり、P値は<0.05(抗体濃度が2.5μMの時)、または<0.001(調べられた抗体濃度すべてで)であった。
MDX-124に暴露することにより、乳癌(トリプルネガティブ細胞株、ホルモン受容体陽性細胞株、および薬剤耐性細胞株を含む)、大腸癌、卵巣癌、肺癌、および膵臓癌からの細胞株の増殖が有意に減少した。
MDX-124の癌細胞増殖への影響は、抗体特異的であり、つまり同じ標的(Anx-A1)に対してすべての抗体が同じ影響を有するとは限らない。これは、ab65844が調べられた細胞株のいずれの増殖も有意に減少させることが無く、むしろ多くの場合、増殖を増大させたという事実によって示されている。MDX-124を使用した場合に見られた増殖の有意な減少を、非特異的IgGコントロールが起こすことも無かった。
HDX解析は、L1M2H4抗体を用いて、ドイツ、チュービンゲン大学の自然科学医学研究所(Natural and Medical Sciences Institute)(NMI)にて行った。
抗体―抗原複合体形成および水素―重水素交換
抗体-抗原サンプルの5つのアリコート、および抗体を伴わない抗原の5つのアリコートを、下記のように調製した:0.8μLのAnx-A1(41μM)と、1.8μLの抗体(38.7μM)またはHEPES緩衝液(10mM HEPES,1mM CaCl2,150mM NaCl、pH7.4)をそれぞれと、1μLのHEPES緩衝液と、
0.5μLのCaCl2(8mM)とを混合し、10分間20℃でインキュベートした。
8.5μLのHEPES緩衝液を添加して、塩含有量を調整した。この抗体-抗原複合体を0℃で一晩、その後15℃で2時間、凍結乾燥させて、水分をできるだけ取り除いた。10個の凍結乾燥アリコートを、HDX交換とLC-MS分析まで-20℃で凍結した。各抗体-抗原複合体と、抗体を伴わない抗原とは、アリコート一つずつを12.5μlのH2O中で可溶化し、その他を12.5μLのD2Oで可溶化した。各アリコートを分析直前に別々に調製し、アリコートを下記時間インキュベートした。
0分間(H2O標準サンプル);
5分間、70分間、360分間、および24時間(D2O重水素交換動的サンプル)。
用意したて(freshly prepared)のクエンチング溶液12.5μLを加えて、前記交換をクエンチした(塩酸グアニジンを0.8M、TCEPを0.4M、100mMの蟻酸アンモニウム緩衝液、pH2.5)。
クエンチング溶液添加直後、0.35μLのペプシン(100μM)を加え、20℃で2分間消化を行った。アリコートをすぐに-20℃に予め冷却されたオートサンプラーバイアルに入れ、予め冷却された注射器を介して液体クロマトグラフィ質量分析(LC-MS)に注入した。
得られたペプチド混合物を、逆相高速液体クロマトグラフィ(HPLC、RSLC3000 LC, Thermo Scientific Dionex, Idstein, Germany)を使用して前処理せずに注入して分離した
。サンプルの分離には、LCカラム(ACQUITY UPLC BEH300 C18 1.7 μm 1x50mm Thermo Scientific Dionex, Idstein, Germany)を使用した。空試験運転と、カラム洗浄運転と
を、連続したサンプル運転中に行った。
クロマトグラフィによる分離は、ほぼ均一濃度の勾配を31分間使用して行った。溶離液Aは、0.1%蟻酸を含む水であり、溶離液Bは、0.1%蟻酸を含むアセトニトリルであった。最適化した20分の直線勾配を、傾斜を変えて、0℃までの温度で次のように適用した(分/%B):0/8、3/8、11.9/20、31.9/20、33/99、34/99、35/8。手動注入を行った。注入量は、体積20μLのサンプルループを使用して、25.35μLであった。流速は40μL/minであった。HPLCの溶離液は、QTOF型の質量分析計(MaXis HD、ブルカー(Bruker)社)に直接注
入した。質量分析計は陽イオンモードで動作し、スプレー電圧は1.9kV、キャピラリ温度は275℃、SレンズRF電圧は55Vであった。
データは、ソフトウェアHDExaminer2.40 beta1、64ビット(SierraAnalytics、米国カリフォルニア州モデスト市)を使用して解析した。簡単に言うと、異なる交換時点(exchange time points)を含む未処理データセットと、各時点について抗体を伴うAnx-A1の分析と抗体を伴わないAnx-A1の分析とを検討した。Anx-A1配列情報と、対応する保持時間と荷電を併記した消化性ペプチド(peptic peptides)の配列リストとを使用して、前記ソフトウェアにより、重水素交換されたペプチド
と、重水素交換されていないペプチドとを識別し、重水素化ペプチドと非重水素化ペプチドとの重心質量の違いとしてペプチドごとの重水素取り込みを算出する。重複するペプチド情報(重複するペプチドの個々の質量シフト)を使用して、エピトープ領域を手動でさらに限定した。
HDExaminerを使用した初期データ評価の後、統計的に妥当な重水素取り込みについて個々の消化性ペプチド(peptic peptides)を手動で検証した。いくつかの重複
するペプチドの場合、エピトープ領域は、重水素取り込みのあるペプチドのN末端部分お
よびC末端部分をカバーする、重水素取り込み無しのHDXデータを用いて、さらに限定した。全実験は、2回繰り返した。1回目の実験では、潜在的なエピトープ領域が識別されたが、統計的に妥当な重水素取り込みもまた、N末端を含む非常に長いペプチド中に観察された。構造的な観点からは、これはややフレキシブルである。2回目の実験では、エピトープ領域を確定可能であったが、N末端は重水素取り込みを示さなかった。
配列中の下線の領域は、抗体が結合するエピトープを指す。
MAMVSEFLKQAWFIENEEQEYVQTVKSSKGGPGSAVSPYPTFNPSSDVAALHKAIMVKGVDEATIIDILTKRNNAQRQQIKAAYLQETGKPLDETLKKALTGHLEEVVLALLKTPAQFDADELRAAMKGLGTDEDTLIEILASRTNKEIRDINRVYREELKRDLAKDITSDTSGDFRNALLSLAKGDRSEDFGVNEDLADSDARALYEAGERRKGTDVNVFNTILTTRSYPQLRRVFQKYTKYSKHDMNKVLDLELKGDIEKCLTAIVKCATSKPAFFAEKLHQAMKGVGTRHKALIRIMVSRSEIDMNDIKAFYQKMYGISLCQAILDETKGDYEKILVALCGGN(配列番号17)
方法
忍容性試験
クラウン・バイオサイエンス社(米国)により、忍容性試験がなされた。マウスに2週間のあいだ、週1回、MDX-124を1mg/kg、10mg/kg、または29mg/kg、投与した。各マウスの体重を、実験期間中毎日測定した。体重の減少は、抗体のマウスに対する毒性を示すものと考えられよう。
クラウン・バイオサイエンス社(米国)により、マウスを使用した実験がなされた。使用されるマウスは、8~9週齢の雌のBALB/cマウスであった。使用された乳癌モデルには、ルシフェラーゼ発現マウス乳癌細胞株4T1-Lucが使用された。細胞株は、ATCCから入手し、10%のFBSと、2mMのL-グルタミンと、2μg/mlのピューロマイシンを含有するRPMI培地で培養した。
マウスは毛をそり、72時間後に個々のマウスの識別のためのトランスポンダ・チップを埋め込んだ。毛をそった後すぐにと、その後は腫瘍を接種するまで毎日、ベパンテンクリームを塗った。
各マウスには、まず、100μlのPBSに懸濁された4T1-Luc細胞を5×104個接種した。接種は、0日目に、マウスにガス麻酔をしながら、乳腺皮下脂肪(左下側、下から2番目の乳腺皮下脂肪)内に行った。接種部位の皮膚は、接種前に70%エタノールで消毒した。
た。電子ノギスを使用して、各腫瘍を二次元で測定するために、生物発光イメージングが用いられた。腫瘍体積は、式0.5(L×W2)を用いて推定した。式中、Lは腫瘍長さ、Wは腫瘍幅である。平均値腫瘍体積が50~60mm3に達した時に、治療を開始した。最初の腫瘍の測定の後、ベパンテンクリームを再度腫瘍のまわりの領域に塗った。ベパンテンクリームは、その後毎日塗った。
マウスは、グループ間で平均腫瘍体積が一定になるように、1グループに12体ずつ4グループに分けた。治療は、毎週投与することで行った。4つのマウスのグループうち、コントロールのグループには、媒質のみ(PBS)を投与した。3つ実験グループは、PBS中1mg/kg、10mg/kg、または25mg/kgのMDX-124の投与量
を摂取した。各投与は、10ml/kgの体積で静脈内に投与した。治療は、最長3週間継続した。週3回の腫瘍の測定は、治療開始後も継続した。マウスの体重測定は、治療前は週3回、治療開始後は毎日行った。
MDX-124がマウスにとってもともと毒性があるかどうかを調べるために、忍容性試験を行った。マウスに抗体を投与し、その体重を監視した。明らかな体重減少はどのマウスにも見られず(データ示していない)、これは調査したどの投与量でも、抗体はマウスに対して毒性が無かったことを示している。
MDX-124の抗癌効果を、乳癌のマウスモデルで調べた。調べたマウスの各グループの平均腫瘍体積を、図20に示す。0日目の腫瘍細胞の接種の後、最初の投与量(treatment dose)を、12日目にすべてのグループに投与した。図示されたように、調査17日目までに、MDX-124で治療されたマウスには、媒質で治療されたコントロールのマウスと比べて、腫瘍体積に有意の減少が見られた。コントロールグループにおいて益々腫瘍が成長する傾向は、19日目まで継続した。MDX-124で治療したグループでは腫瘍体積の減少がみられたが、これはまた、これらのグループの相対腫瘍体積の減少と対応していた(図21参照)。
12日目の腫瘍体積を、ベースラインの腫瘍体積(つまり、相対腫瘍体積100%)と定義する。19日目までに、MDX-124で治療されたマウスの腫瘍は、約2.5倍のサイズに増大していた。コントロールのマウスの腫瘍は、約3.3倍のサイズに増大していた。これは、MDX-124での治療の結果、19日目までに、コントロールと比較して腫瘍の成長を約3分の1減少させたことを意味し、この抗体の抗癌効果を示している。異なる3つの濃度(1mg/kg、10mg/kgおよび25mg/kg)で抗体をマウスに投与したが、これらの治療投薬法のどれも、腫瘍の成長には同じような効果を有した(すなわち、投与された抗体の量を増やしても、治療の効果が上りはしなかったように見える)。
Claims (21)
- ヒトAnx-A1に結合する抗体又はその抗原結合断片を含む、対象における癌の治療に使用するための医薬組成物であって、
前記抗体又はその抗原結合断片は、相補性決定領域(CDR)VLCDR1、VLCDR2、VLCDR3、VHCDR1、VHCDR2、およびVHCDR3を含み、
VLCDR1は、配列番号1、配列番号7もしくは配列番号8に示す配列、またはその配列内の9位および/または11位における保存的アミノ酸置換を含む改変型配列を有し、
VLCDR2は、配列番号2に示す配列を有し、
VLCDR3は、配列番号3に示す配列を有し、
VHCDR1は、配列番号4に示す配列を有し、
VHCDR2は、配列番号5に示す配列を有し、
VHCDR3は、配列番号6に示す配列を有する、
医薬組成物。 - VLCDR1は、配列番号1に示す配列を有し、
VLCDR2は、配列番号2に示す配列を有し、
VLCDR3は、配列番号3に示す配列を有し、
VHCDR1は、配列番号4に示す配列を有し、
VHCDR2は、配列番号5に示す配列を有し、
VHCDR3は、配列番号6に示す配列を有する、請求項1に記載の医薬組成物。 - VLCDR1は、配列番号8に示す配列を有し、
VLCDR2は、配列番号2に示す配列を有し、
VLCDR3は、配列番号3に示す配列を有し、
VHCDR1は、配列番号4に示す配列を有し、
VHCDR2は、配列番号5に示す配列を有し、
VHCDR3は、配列番号6に示す配列を有する、請求項1に記載の医薬組成物。 - (i)前記抗体またはその抗原結合断片は、ヒト化されているか、または、
(ii)前記抗体がモノクローナル抗体であるか、あるいは前記抗原結合断片が、Fab抗原結合断片、Fab'抗原結合断片、もしくはF(ab')2抗原結合断片、またはscFv分子である、
請求項1から3のいずれか一項に記載の医薬組成物。 - 前記抗体またはその抗原結合断片は、
(i)配列番号9または配列番号10に示すアミノ酸配列、あるいは、これらのアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、軽鎖可変領域と、
(ii)配列番号11または配列番号12に示すアミノ酸配列、あるいは、これらのアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、重鎖可変領域と、を含む、請求項4に記載の医薬組成物。 - 前記抗体はモノクローナル抗体であり、前記モノクローナル抗体は、
(i)配列番号13に示すアミノ酸配列、または、このアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖と、
(ii)配列番号14に示すアミノ酸配列、または、このアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖とを含む、請求項5に記載の医薬組成物。 - 前記抗体はモノクローナル抗体であり、前記モノクローナル抗体は、
(i)配列番号15に示すアミノ酸配列、または、このアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖と、
(ii)配列番号16に示すアミノ酸配列、または、このアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖とを含む、請求項5に記載の医薬組成物。 - 前記癌はAnx-A1を発現する、請求項1~7のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- Anx-A1は、前記癌の細胞の表面に発現する、請求項8に記載の医薬組成物。
- 前記癌は1つ以上の化学療法剤に対して耐性がある、請求項1~9のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記癌は、
(i)多剤耐性であるか、
(ii)白金系化学療法剤に対して耐性があるか、および/もしくは
(iii)シスプラチン、アドリアマイシン、ならびに/または、タモキシフェンに対して耐性がある、
請求項10に記載の医薬組成物。 - 前記治療はさらに、前記対象に対して第2の治療薬を投与することを含む、請求項1~11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記第2の治療薬は化学療法剤である、請求項12に記載の医薬組成物。
- 前記化学療法剤は、細胞障害性薬剤である、請求項13に記載の医薬組成物。
- 前記対象はヒトである、請求項1~14のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記癌は、乳癌、大腸癌、卵巣癌、肺癌、および膵臓癌から選択される、請求項1~15のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 対象における癌の治療のための薬剤の製造における医薬組成物の使用であって、前記医薬組成物は、請求項1~7のいずれか一項で定義されるものである、使用。
- 前記癌は、請求項8~11および16のいずれか一項で定義されるものであり、前記治療は、請求項12~14のいずれか一項で定義されるものであり、ならびに/または、前記対象は、請求項15で定義されるものである、請求項17に記載の使用
- 請求項1~7のいずれか一項で定義される医薬組成物と、化学療法剤とを含むキット。
- 請求項1~7のいずれか一項で定義される医薬組成物と、対象における癌の治療において、別々に、同時にもしくは逐次的に使用するための、第2の治療薬とを含む製品。
- 前記癌は、請求項8~11および16のいずれか一項で定義されるものであり、前記第2の治療薬は、請求項13または14で定義されるものであり、ならびに/または、前記対象は、請求項15で定義されるものである、請求項20に記載の製品。
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