JP7711998B1 - 硬化性樹脂組成物及びその硬化物 - Google Patents
硬化性樹脂組成物及びその硬化物Info
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Abstract
【解決手段】多価アルコールに由来する構造を有する特定範囲の水酸基価の(メタ)アクリレート、および特定の多価イソシアネートから得られるウレタン(メタ)アクリレートと、異なる特定の範囲の数のアルキレンオキシド構造単位を有する(メタ)アクリレートの混合物とを含む組成物とする。
【選択図】 なし
Description
[1] 多価アルコールに由来する構造を有する水酸基価が90~300mgKOH/gの(メタ)アクリレート(a1)、脂肪族イソシアネート、架橋構造を持たない脂環式イソシアネート、芳香族のイソシアネート、およびそれらの水素添加物から選択される多価イソシアネート(a2)、ならびに任意にポリオール(a3)の反応で得られるウレタン(メタ)アクリレート(A)と、
アルキレンオキシド変性(メタ)アクリレート(B)と
を含み、前記アルキレンオキシド変性(メタ)アクリレート(B)は、
アルキレンオキシドの繰り返し単位数が、平均で、0~2.0である、(メタ)アクリレート(B1)、
任意に、アルキレンオキシドの繰り返し単位数が、平均で、3.0~5.0である、(メタ)アクリレート(B2)、および
アルキレンオキシドの繰り返し単位数が、平均で、6.0~8.0である、(メタ)アクリレート(B3)を含む、硬化性樹脂組成物。
[2] 前記アルキレンオキシド変性(メタ)アクリレート(B)は、下記式(1):
(式中、R1は、水素またはメチル基であり、トリメチロールプロパン残基、ビスフェノールA残基、またはエリスリトール残基であり、mは、2~3の整数であり、nは、0~8の整数である。)
で示される構造を有する、アルキレンオキシド変性(メタ)アクリレートを含み、
nの平均が0~2.0である、式(1)の(メタ)アクリレート(B1)を5~50質量%、
nの平均が3.0~5.0である、式(1)(メタ)アクリレート(B2)を20~90質量%、および
nの平均が6.0~8.0である、式(1)の(メタ)アクリレート(B3)を5~30質量%を含む。[1]に記載の硬化性樹脂組成物。
[3] 前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)が、多価アルコールに由来する構造を有する水酸基価が200~300mgKOH/gの(メタ)アクリレート(a1-2)、脂肪族イソシアネート、架橋構造を持たない脂環式イソシアネート、芳香族のイソシアネート、およびそれらの水素添加物から選択される多価イソシアネート(a2)、ならびに任意にポリオール(a3)の反応で得られるウレタン(メタ)アクリレート(A2)を含む、[1]または[2]に記載の硬化性樹脂組成物。
[4] 前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)が、
多価アルコールに由来する構造を有する水酸基価が110~180mgKOH/gの(メタ)アクリレート(a1-1)、脂肪族イソシアネート、架橋構造を持たない脂環式イソシアネート、芳香族のイソシアネート、およびそれらの水素添加物から選択される多価イソシアネート(a2)、ならびに任意にポリオール(a3)の反応で得られるウレタン(メタ)アクリレート(A1)を含む、[1]または[2]に記載の硬化性樹脂組成物。
[5] 前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)が、
多価アルコールに由来する構造を有する水酸基価が90~180mgKOH/gの(メタ)アクリレート(a1-1)、脂肪族イソシアネート、架橋構造を持たない脂環式イソシアネート、芳香族のイソシアネート、およびそれらの水素添加物から選択される多価イソシアネート(a2)、ならびに任意にポリオール(a3)の反応で得られるウレタン(メタ)アクリレート(A1)と、
多価アルコールに由来する構造を有する水酸基価が200~300mgKOH/gの(メタ)アクリレート(a1-2)、脂肪族イソシアネート、架橋構造を持たない脂環式イソシアネート、芳香族のイソシアネート、およびそれらの水素添加物から選択される多価イソシアネート(a2)、ならびに任意にポリオール(a3)の反応で得られるウレタン(メタ)アクリレート(A2)と
を含む、[1]または[2]に記載の硬化性樹脂組成物。
[6] 前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)が、
多価アルコールに由来する構造を有する水酸基価が110~180mgKOH/gの(メタ)アクリレート(a1-1)、脂肪族イソシアネート、架橋構造を持たない脂環式イソシアネート、芳香族のイソシアネート、およびそれらの水素添加物から選択される多価イソシアネート(a2)、ならびに任意にポリオール(a3)の反応で得られるウレタン(メタ)アクリレート(A1)と
多価アルコールに由来する構造を有する水酸基価が200~300mgKOH/gの(メタ)アクリレート(a1-2)、脂肪族イソシアネート、架橋構造を持たない脂環式イソシアネート、芳香族のイソシアネート、およびそれらの水素添加物から選択される多価イソシアネート(a2)、ならびに任意にポリオール(a3)の反応で得られるウレタン(メタ)アクリレート(A2)と
を含む、[1]または[2]に記載の硬化性樹脂組成物。
[7] 前記ウレタン(メタ)アクリレート(A1)と、前記ウレタン(メタ)アクリレート(A2)との質量比が、10:1~1:2である、[5]または[6]に記載の硬化性樹脂組成物。
[8] 前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)は、グリセリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、およびトリペンタエリスリトールからなる群より選ばれる少なくとも1種の多価アルコールに由来する構造を有する、[1]から[7]のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物。
[9] 前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)は、ジペンタエリスリトールおよびトリペンタエリスリトールのいずれか、または両方に由来する構造を有する、[8]に記載の硬化性樹脂組成物。
[10] 前記多価イソシアネート(a2)が、架橋構造を持たない脂環式イソシアネートである、[1]~[9]のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物。
[11] 前記脂環式イソシアネートが、イソホロンジイソシアネート、またはジシクロヘキシルメタンジイソシアネートである、[10]に記載の硬化性樹脂組成物。
[12] 前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)の水酸基価が、0.1~10mgKOH/gである、[1]~[11]のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物。
[13] 前記アルキレンオキシド変性(メタ)アクリレート(B)が、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレート、プロピレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレート、エチレンオキシド変性ビスフェノールAジアクリレート、プロピレンオキシド変性ビスフェノールAジアクリレート、エチレンオキシド変性ペンタエリスリトールテトラアクリレート、およびプロピレンオキシド変性ペンタエリスリトールテトラアクリレートから選択される、[1]~[12]のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物。
[14] 前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)および前記(メタ)アクリレート(B)の合計100質量部に対し、重合開始剤0.01~10質量部を含む、[1]~[13]のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物。
[15] 前記重合開始剤が、アゾ化合物系重合開始剤、および有機過酸化物系重合開始剤から選ばれる1以上の熱重合開始剤である、[14]に記載の硬化性樹脂組成物。
[16] 前記重合開始剤が、アセトフェノン系重合開始剤、ベンゾフェノン系重合開始剤、チオキサントン系重合開始剤、およびアシルホスフィン系重合開始剤からなる群から選ばれる1以上の光重合開始剤である、[14]に記載の硬化性樹脂組成物。
[17] 前記重合開始剤が、アゾ化合物系重合開始剤、および有機過酸化物から選ばれる熱および光兼用重合開始剤である、[14]に記載の硬化性樹脂組成物。
[18] 前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)および前記(メタ)アクリレート(B)の合計100質量部に対し、ベンゾトリアゾール系光安定剤、トリアジン系光安定剤、シアノアクリレート系光安定剤、およびヒンダードアミン系光安定剤からなる群のいずれか1以上を合計で0.1~15質量部含む、[1]~[17]のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物。
[19] [1]~[18]のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物を硬化した硬化層。
[20]無機または有機基材の全面、片面または一部に、[19]に記載の硬化層を有する、物品。
[21] [1]~[18]のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物を基材上に塗布し、前記硬化性樹脂組成物に対し活性エネルギー線を照射し、または前記硬化性樹脂組成物を加熱して、前記硬化性樹脂組成物を硬化させる、被覆層の形成方法。
本明細書における「水酸基価」とは、試料1g中の水酸基に相当する水酸化カリウムのmg数をいい、日本産業規格(JIS)K1557に記載するポリウレタン用ポリエーテル試験方法に従って、試料を無水フタル酸のピリジン溶液でエステル化し、その過剰の試薬を水酸化カリウム溶液で滴定することにより求める。また、本願明細書において、「水酸基価」は、平均値としての水酸基価を意味する。従って、例えば、「水酸基価が90mgKOH/gの(メタ)アクリレート」は、水酸基価の平均値が90mgKOH/gとなる同一または異なる水酸基価を有する(メタ)アクリレートの混合物を意味する。
また、本明細書において「多価アルコール」は、2官能以上の水酸基を持つ化合物を意味し、「多価アルコールに由来する構造を有する(メタ)アクリレート」とは、多価アルコールと、アクリル酸またはメタクリル酸などとの反応により得られ、当該多価アルコールの構造の一部を有する(メタ)アクリレートを意味する。例えば、ペンタエリスリトールは「多価アルコール」に該当し、この場合の「多価アルコールに由来する構造を有する(メタ)アクリレート」には、ペンタエリスリトールモノ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、及びペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレートが該当する。他方、例えば、「ラクトン」は「多価アルコール」に該当せず、「ラクトン変性(メタ)アクリレート」は、「多価アルコールに由来する構造を有する(メタ)アクリレート」に該当しない。
また、本明細書において、「(メタ)アクリル」との語は、アクリルおよびメタクリルの双方を包含する意味で用いる。よって、例えば、「(メタ)アクリル酸」との語は、アクリル酸およびメタクリル酸の双方またはいずれか一方を意味する。同様に、「(メタ)アクリレート」との語は、アクリレートおよびメタクリレートの双方またはいずれか一方を意味する。
また、本明細書における「ペンタエリスリトール(メタ)アクリレート」との用語は、ペンタエリスリトールモノ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、及びペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレートを総称する意味で用いられ、これら化合物の何れか1種又はこれらの2種以上の混合物を包含する。
また、本明細書における「ジペンタエリスリトール(メタ)アクリレート」との用語は、ジペンタエリスリトールモノ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、及びジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートを総称する意味で用いられ、これら化合物の何れか1種又はこれらの2種以上の混合物を包含する。「トリペンタエリスリトール(メタ)アクリレート」との用語も同様である。
また、本明細書における「グリセリン(メタ)アクリレート」の用語は、グリセリンモノ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレートを総称する意味で用いられ、これら化合物の何れか1種又はこれらの2種以上の混合物を包含する。
また、「多価イソシアネート」とは、1分子中に2つ以上のイソシアネート基を有する化合物を意味する。
また、本明細書における「イソシアネート(NCO)量」は、JIS K 1603-1 B法に従って、電位差測定装置により測定した値をいう。
また、本願明細書において、「アルキレンオキシド変性(メタ)アクリレート(B)」とは、少なくともアルキレンオキシド変性(メタ)アクリレートを含み、任意にアルキレンオキシド非変性(メタ)アクリレートも含み得る(メタ)アクリレートの混合物を意味するものとする。
また、本明細書における「分子量」は、重量平均分子量を意味し、本明細書では、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により測定した値をいう。
また、特記しない限り、本明細書において「分子量」は、重量平均分子量(昭和電工製SHODEX KF-806Mを用いてGPC法で測定)を意味する。
また、本明細書における「粘度」とは、JIS Z 8803に従って、BM型粘度計で測定した値をいう。
なお、特記しない限り、各種操作および物性等の測定は室温(20~25℃)/相対湿度40~60%の条件で行っている。
本発明は、その一の実施形態において、特定の水酸基価のウレタン(メタ)アクリレート(A)と、特定のアルキレンオキシド変性(メタ)アクリレート(B)とを含む、硬化性樹脂組成物に関する。
ウレタン(メタ)アクリレート(A)は、水酸基価が90~300mgKOH/gの(メタ)アクリレート(a1)、多価イソシアネート(a2)、及び任意に低分子のポリオール(a3)の反応で得られる。このような水酸基価の(メタ)アクリレート(a1)と、多価イソシアネート(a2)との反応では、ウレタン(メタ)アクリレート(A)の一分子あたりのウレタン結合の割合及び分子量が一定範囲となり、耐熱性および耐湿熱性に優れる硬化物を得ることができる。
例えば、水酸基価が90~180mgKOH/gの(メタ)アクリレート(b1)をペンタエリスリトールポリアクリレートで構成する場合、例えば、水酸基を1つ含むペンタエリスリトールトリアクリレート(水酸基価188mgKOH/g)と、ペンタエリスリトールモノアクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレート、およびペンタエリスリトールテトラアクリレートのいずれか1種以上との混合物とし、ペンタエリスリトールトリアクリレートを30~70%の範囲で含む(メタ)アクリレート混合物とすればよい。
また、グリセリンポリアクリレートで構成する場合、例えば、水酸基を1つ含むグリセリンジアクリレート(水酸基価280mgKOH/g)と、グリセリンモノアクリレート、およびグリセリントリアクリレートのいずれか1種以上との混合物とし、グリセリンジアクリレートを20~55%の範囲で含む(メタ)アクリレート混合物とすればよい。
また、ジペンタエリスリトールポリアクリレートで構成する場合、例えば、水酸基を1つ含むジペンタエリスリトールペンタアクリレート(水酸基価106mgKOH/g)と、水酸基数を2つ含むジペンタエリスリトールテトラアクリレート(水酸基価238mgKOH/g)と、ジペンタエリスリトールモノアクリレート、ジペンタエリスリトールジクリレート、ジペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペンタエリスリトールテトラクリレート、およびジペンタエリスリトールヘキサアクリレートのいずれか1種以上との混合物とし、ジペンタエリスリトールペンタアクリレートを5~85%、ジペンタエリスリトールテトラアクリレートを5~75%の範囲で含む(メタ)アクリレート混合物とすればよい。
また、トリペンタエリスリトールポリアクリレートで構成する場合、例えば、水酸基を2つ含むトリペンタエリスリトールヘキサアクリレート(水酸基価161mgKOH/g)と、トリペンタエリスリトールモノアクリレート、トリペンタエリスリトールジアクリレート、トリペンタエリスリトールトリアクリレート、トリペンタエリスリトールテトラアクリレート、トリペンタエリスリトールペンタアクリレート、トリペンタエリスリトールヘプタアクリレート、およびトリペンタエリスリトールオクタアクリレートのいずれか1種以上との混合物とし、トリペンタエリスリトールヘキサアクリレートを5~55%の範囲で含む(メタ)アクリレート混合物とすればよい。
また、グリセリンポリアクリレートで構成する場合、例えば、水酸基を1つ含むグリセリンジアクリレート(水酸基価280mgKOH/g)と、グリセリンモノアクリレート、およびグリセリントリアクリレートのいずれか1種以上との混合物とし、グリセリンジアクリレートを50~80%の範囲で含む(メタ)アクリレート混合物とすればよい。
また、ジペンタエリスリトールポリアクリレートで構成する場合、例えば、水酸基数を2つ含むジペンタエリスリトールテトラアクリレート(水酸基価238mgKOH/g)と、ジペンタエリスリトールモノアクリレート、ジペンタエリスリトールジクリレート、ジペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、およびジペンタエリスリトールヘキサアクリレートのいずれか1種以上との混合物とし、ジペンタエリスリトールテトラアクリレートを50~85%の範囲で含む(メタ)アクリレート混合物とすればよい。
また、トリペンタエリスリトールポリアクリレートで構成する場合、例えば、水酸基数を2つ含むトリペンタエリスリトールペンタアクリレート(水酸基価262mgKOH/g)と、トリペンタエリスリトールモノアクリレート、トリペンタエリスリトールジアクリレート、トリペンタエリスリトールトリアクリレート、トリペンタエリスリトールテトラアクリレート、トリペンタエリスリトールヘキサアクリレート、トリペンタエリスリトールヘプタアクリレート、およびトリペンタエリスリトールオクタアクリレートのいずれか1種以上との混合物とし、トリペンタエリスリトールペンタアクリレートを40~85%の範囲で含む(メタ)アクリレート混合物とすればよい。
ポリオールは、25℃の水に対する溶解度が3.0g/L以上のものが好ましく、3.5g/L以上のものが更に好ましく、4.0g/L以上のものがより好ましく、水といかなる比率でも溶解し得るものが特に好ましい。
ポリオールとしては、例えば、二価アルコール、三価アルコール、これらの縮合物が挙げられる。具体的には、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,3-ブタンジオール等のアルキレングリコール類;ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリコール類;グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン等のグリセリン及びグリセリン縮合物;1,2,4-ブタントリオール、1,2,5-ペンタントリオール、2-メチルプロパントリオール、2-メチル-1,2,4-ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン等のトリオール類等が挙げられる。
また、ポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリコール類の平均分子量は、好ましくは2000以下、より好ましくは1000以下、更に好ましくは400以下である。
上記ポリオール中でも、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブタンジオール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール(分子量400以下)、グリセリン、ジグリセリンがより好ましく、プロピレングリコール、1,3-ブタンジオール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール(分子量400以下)、およびグリセリンがより好ましい。また、硬化物の耐熱性および耐湿熱性硬度への影響が小さい点で低分子量(具体的には、分子量100以下、好ましくは分子量50~100)のポリオールが好ましい。
反応用組成物中の低分子のポリオール(a3)の含有量は、通常、0~10の範囲とすればよい。
水酸基のモル数の総和=((a1)の配合量/(a1)の水酸基当量)+((a3)の配合量/(a3)の水酸基当量)・・・(1)
(式中、水酸基当量は、分子量/水酸基数を意味する。)
イソシアネート基のモル数=(a2)の配合量/(a2)のイソシアネート当量・・・(2)
(式中、(a2)のイソシアネート当量は、分子量/イソシアネート基数を意味する。)
反応温度は、触媒によって異なるが、通常、50~120℃で行えばよい。
また、ウレタン(メタ)アクリレート(A1)との相溶性、ならびに高湿熱条件下での密着性及び透明性の点から、ウレタン(メタ)アクリレート(A1)の分子量は1,000~5,000が好ましく、1,200~4,000がより好ましい。
ウレタン(メタ)アクリレート(A1)とウレタン(メタ)アクリレート(A2)との質量比(A/B)は、特に制限はなく、例えば、1/5~9/1の範囲で組み合わせることができ、好ましくは、1/3~8/1がより好ましく、1/2~7/1がより好ましく、1/1~5/1が特に好ましい。
本発明の一の実施形態による硬化性樹脂組成物は、上述したウレタン(メタ)アクリレート(A)と共に、アルキレンオキシド変性(メタ)アクリレート(B)を含み、当該アルキレンオキシド変性(メタ)アクリレート(B)は、アルキレンオキシドの繰り返し単位数が、平均で、0~2.0である、(メタ)アクリレート(B1)と、任意に、アルキレンオキシドの繰り返し単位数が、平均で、3.0~5.0である、(メタ)アクリレート(B2)と、アルキレンオキシドの繰り返し単位数が、平均で、6.0~8.0である、(メタ)アクリレート(B3)とを含む。
これら特定の範囲のアルキレンオキシド付加数の(メタ)アクリレートを使用することで、耐熱密着性、耐湿熱密着性および耐湿熱透明性が良好になる理由は定かではないが、アルキレンオキシド付加数の少ない(メタ)アクリレートが基材へ浸透することでアンカー効果によって、密着性の耐久を向上させる一方で、付加数がより多い(メタ)アクリレートが活性エネルギー線硬化後の硬化物の内部応力を低減させることで密着性を向上させていると考えられる。
で示される、(メタ)アクリレートの混合物である。
式中、R1は、水素またはメチル基である。また、式中、Aは、トリメチロールプロパン残基、ビスフェノールA残基、またはペンタエリスリトール残基であり、好ましくは、 トリメチロールプロパン残基である。また、式中、mは、2~3の整数であり、好ましくは、2である。また、式中、nは、0~8の整数であり、好ましくは、0~7の整数である。
1-3.他の成分
熱重合開始剤としては、例えば、アゾ化合物系重合開始剤、有機過酸化物系重合開始剤、および無機過酸化物系重合開始剤が挙げられ、アゾ化合物系重合開始剤、および有機過酸化物系重合開始剤が好ましく、有機過酸化物系重合開始剤がより好ましい。光重合開始剤としては、例えば、アセトフェノン系重合開始剤、ベンゾフェノン系重合開始剤、アルキルフェノン系重合開始剤、チオキサントン系重合開始剤、キサントン系光重合開始剤、アシルホスフィン系重合開始剤、オキシム系重合開始剤、ベンゾイン化合物系重合開始剤、アントラセン化合物系重合開始剤、およびキノン化合物系重合開始剤が挙げられ、アセトフェノン系重合開始剤、ベンゾフェノン系重合開始剤、チオキサントン系重合開始剤、およびアシルホスフィン系重合開始剤が好ましい。熱および光兼用重合開始剤としては、アゾ化合物系重合開始剤、および有機過酸化物が挙げられる。
これら重合開始剤は、1種単独で、または2種以上組み合わせて用いることができ、例えば、アセトフェノン系光重合開始剤およびベンゾフェノン系光重合開始剤の組み合わせ、ならびにアセトフェノン系光重合開始剤およびチオキサントン系光重合開始剤の組み合わせが好ましい。
無機過酸化物系重合開始剤としては、例えば、過酸化水素、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム等の無機過酸化物が挙げられ、これらは単独で用いてもよいし2種以上併用してもよい。中でも、ベンゾイルパーオキシドが好ましい。
キサントン系光重合開始剤としては、例えば、キサントン、2-イソプロピルキサントン、2,4-ジメチルキサントン、2,4-ジエチルキサントン、2,4-ジクロロキサントン等が挙げられ、これらは単独で用いてもよいし2種以上併用してもよい。
レベリング剤は、本発明のコーティング剤中、0~0.5質量%の範囲で含むことが好ましく、0.01~0.3質量%の範囲で含むことがより好ましい。
酸化防止剤は、本発明のコーティング剤中、0~2質量%の範囲で含むことが好ましい。
増粘剤は、本発明の硬化性樹脂組成物中、0~5質量%の範囲で含むことが好ましい。
可塑剤は、本発明の硬化性樹脂組成物中、0~10質量%の範囲で含むことが好ましい。
滑剤は、本発明の硬化性樹脂組成物中、0~1質量%の範囲で含むことが好ましい。
着色剤は、本発明の硬化性樹脂組成物中、0~2質量%の範囲で含むことが好ましい。
難燃剤は、は、本発明の硬化性樹脂組成物中、0~20質量%の範囲で含むことが好ましい。
帯電防止剤は、本発明の硬化性樹脂組成物中、0~5質量%の範囲で含むことが好ましい。
有機粒子は、本発明の硬化性樹脂組成物中、0~30質量%の範囲で含むことが好ましい。
重合溶媒としては、重合させる各単量体、生成する重合体前駆体、および必要に応じて重合開始剤その他の添加剤を溶解できるものであれば特に制限されず、メタノール、エタノール、イソプロパノール、テトラヒドロフラン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、2-メトキシエチルアセテート、ジエチレングリコールジメチルエーテル、1-メトキシ-2-プロパノール、1-メトキシ-2-プロピルアセテート、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、トルエン、酢酸エチル、乳酸エチル、乳酸メチル、ジメチルスルホキシド、水等を用いることができる。これらは単独で用いてもよいし2種以上併用してもよい。適度な溶解性を持ちポリカーボネートなどの基材を溶かしにくい点で、1-メトキシ―2―プロパノール(PGM)が好ましい。
また、有機塗膜成分100質量部に対して、通常10質量部から500質量部であり、好ましくは50質量部から300質量部である。コーティング剤の粘度は、使用時の温度(通常15~30℃)で、通常5~500mPa・sであり、好ましくは10~100mPa・sである。
コーティング剤は、塗工の際に、適当な粘度に調整するために溶剤で希釈してよく、希釈後の溶剤の含有量は、通常、コーティング剤中55~85質量%であり、好ましくは70~80質量%である。
紫外線を照射する場合、高圧水銀灯、メタルハライドランプ等の光源を備えた紫外線照射装置を使用することができる。紫外線の照射量は、好ましくは、照度30~2,000mW/cm2であり、積算光量として100~1000mJ/cm2である。硬化雰囲気は、空気雰囲気、不活性ガス(例えば、窒素、アルゴン)雰囲気のいずれであってもよい。電子線を照射する場合にも、市販の電子線照射装置を使用することができ、電子線の照射量は、好ましくは1~10Mradである。
重合条件は、特に制限されず、用いる重合開始剤の種類等によって適宜調節できるが、例えば、不活性ガス(好ましくは窒素)雰囲気下、は60~90℃の重合温度で、3~10時間反応させて行うことができる。
[合成例1]
温度計、還流冷却器、攪拌機、滴下ロート等を備えた反応容器に、ヘキサメチレンジイソシアネート(東ソー株式会社製HDI、イソシアネート量50%)を169.4g、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA、東亜合成株式会社製アロニックスM-305、ペンタエリスリトールジアクリレートの含有量が0%、ペンタエリスリトールモノアクリレートの含有量が0%、ペンタエリスリトールトリアクリレートの含有量が60%、ペンタエリスリトールテトラアクリレートの含有量が40%)を1428.7g、溶剤としてメチルエチルケトンを399.5g、重合禁止剤としてメトキノンを0.8g、反応触媒として無機ビスマス(日東化成株式会社製、ネオスタンU-600)を1.6g仕込み、70℃にて均一に撹拌しながら反応させ、残存イソシアネート基が0.1%となった時点で反応を終了し、ウレタンアクリレートA―1を得た。
得られたウレタンアクリレートA―1は、固形分80%、25℃での粘度は約100mPa・S、水酸基価は固形分で換算して29.2mgKOH/gであった。
温度計、還流冷却器、攪拌機、滴下ロート等を備えた反応容器に、ジシクロヘキシルメタン4,4―ジイソシアナート(H12MDI、エボニック社製VESTANT(登録商標))を249.3g、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA、東亜合成株式会社製アロニックスM-305、ペンタエリスリトールジアクリレートの含有量が0%、ペンタエリスリトールモノアクリレートの含有量が0%、ペンタエリスリトールトリアクリレートの含有量が60%、ペンタエリスリトールテトラアクリレートの含有量が40%)を1348.8g、溶剤としてメチルエチルケトンを399.5g、重合禁止剤としてメトキノンを0.8g、反応触媒として無機ビスマス(日東化成株式会社製、ネオスタンUー600)を1.6g仕込み、70℃にて均一に撹拌しながら反応させ、残存イソシアネート基が0.1%となった時点で反応を終了し、ウレタンアクリレートA―2を得た。
得られたウレタンアクリレートA―2は、固形分80%、25℃での粘度は約80mPa・S、水酸基価は固形分で換算して27.3mgKOH/gであった。
温度計、還流冷却器、攪拌機、滴下ロート等を備えた反応容器に、ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI、エボニック社製VESTANT(登録商標)、イソシアネート量32%)を568.9g、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(アロニックスM-933、東亜合成株式会社製、ペンタエリスリトールジアクリレートの含有量が30%、ペンタエリスリトールモノアクリレートの含有量が5%、ペンタエリスリトールトリアクリレートの含有量が50%、ペンタエリスリトールテトラアクリレートの含有量が15%)を1029.2g、溶剤としてメチルエチルケトンを399.5g、重合禁止剤としてメトキノンを0.8g、及び反応触媒として無機ビスマス(ネオスタンUー600、日東化成株式会社)を1.6g仕込み、70℃にて均一に撹拌しながら反応させ、残存イソシアネート基が0.1%となった時点で反応を終了し、ウレタンアクリレートA-3を得た。
得られたウレタンアクリレートA-3は、固形分80%、25℃での粘度は約350mPa・S、水酸基価は固形分で換算して28.5mgKOH/gであった。
温度計、還流冷却器、攪拌機、滴下ロート等を備えた反応容器に、イソホロンジイソシアネート(IPDI、エボニック社製VESTANT(登録商標)、イソシアネート量37.7%)を217.3g、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA、東亜合成株式会社製アロニックスM-305、ペンタエリスリトールジアクリレートの含有量が0%、ペンタエリスリトールモノアクリレートの含有量が0%、ペンタエリスリトールトリアクリレートの含有量が60%、ペンタエリスリトールテトラアクリレートの含有量が40%)を1380.7g、溶剤としてメチルエチルケトンを399.5g、重合禁止剤としてメトキノンを0.8g、及び反応触媒として無機ビスマス(日東化成株式会社製、ネオスタンUー600)を1.6g仕込み、70℃にて均一に撹拌しながら反応させ、残存イソシアネート基が0.1%となった時点で反応を終了し、ウレタンアクリレートA-4を得た。
得られたウレタンアクリレートA-4は、固形分80%、25℃での粘度は約110mPa・S、水酸基価は固形分で換算して27.6mgKOH/gであった。
温度計、還流冷却器、攪拌機、滴下ロート等を備えた反応容器に、イソホロンジイソシアネート(IPDI、エボニック社製VESTANT(登録商標)、イソシアネート量37.7%)を511.4g、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(アロニックスM-933、東亜合成株式会社製、ペンタエリスリトールジアクリレートの含有量が30%、ペンタエリスリトールモノアクリレートの含有量が5%、ペンタエリスリトールトリアクリレートの含有量が50%、ペンタエリスリトールテトラアクリレートの含有量が15%)を1086.7g、溶剤としてメチルエチルケトンを399.5g、重合禁止剤としてメトキノンを0.8g、及び反応触媒として無機ビスマス(日東化成株式会社製、ネオスタンUー600)を1.6g仕込み、70℃にて均一に撹拌しながら反応させ、残存イソシアネート基が0.1%となった時点で反応を終了し、ウレタンアクリレートA-5を得た。
得られたウレタンアクリレートA-5は、固形分80%、25℃での粘度は約400mPa・S、水酸基価は固形分で換算して40.8mgKOH/gであった。
温度計、還流冷却器、攪拌機、滴下ロート等を備えた反応容器に、イソホロンジイソシアネート(IPDI、エボニック社製VESTANT(登録商標)、イソシアネート量37.7%)を127.8g、水酸基価95mgKOH/gのジペンタエリスリトールアクリレート(DPHA、東亜合成株式会社製アロニックスM-403)を1470.2g、溶剤としてメチルエチルケトンを399.5g、重合禁止剤としてメトキノンを0.8g、及び反応触媒として無機ビスマス(日東化成株式会社製、ネオスタンUー600)を1.6g仕込み、70℃にて均一に撹拌しながら反応させ、残存イソシアネート基が0.1%となった時点で反応を終了し、ウレタンアクリレートA-6を得た。
得られたウレタンアクリレートA-6は、固形分80%、25℃での粘度は約110mPa・S、水酸基価は固形分で換算して13.7mgKOH/gであった。
温度計、還流冷却器、攪拌機、滴下ロート等を備えた反応容器に、ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI、エボニック社製VESTANT(登録商標)、イソシアネート量32%)を321.2g、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA、東亜合成株式会社製アロニックスM-305、ペンタエリスリトールジアクリレートの含有量が0%、ペンタエリスリトールモノアクリレートの含有量が0%、ペンタエリスリトールトリアクリレートの含有量が60%、ペンタエリスリトールテトラアクリレートの含有量が40%)を1276.9g、溶剤としてメチルエチルケトンを399.5g、重合禁止剤としてメトキノンを0.8g、及び反応触媒として無機ビスマス(日東化成株式会社製、ネオスタンUー600)を1.6g仕込み、70℃にて均一に撹拌しながら反応させ、残存イソシアネート基が0.1%となった時点で反応を終了し、ウレタンアクリレートA-7を得た。
得られたウレタンアクリレートA-7は、固形分80%、25℃での粘度は約140mPa・S、水酸基価は固形分で換算して5.2mgKOH/gであった。
温度計、還流冷却器、攪拌機、滴下ロート等を備えた反応容器に、ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI、エボニック社製VESTANT(登録商標)、イソシアネート量32%)を615.3g、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA、東亜合成株式会社製アロニックスM-933、ペンタエリスリトールジアクリレートの含有量が30%、ペンタエリスリトールモノアクリレートの含有量が5%、ペンタエリスリトールトリアクリレートの含有量が50%、ペンタエリスリトールテトラアクリレートの含有量が15%)を982.8g、溶剤としてメチルエチルケトンを399.5g、重合禁止剤としてメトキノンを0.8g、及び反応触媒として無機ビスマス(日東化成株式会社製、ネオスタンUー600)を1.6g仕込み、70℃にて均一に撹拌しながら反応させ、残存イソシアネート基が0.1%となった時点で反応を終了し、ウレタンアクリレートA-8を得た。
得られたウレタンアクリレートA-8は、固形分80%、25℃での粘度は約500mPa・S、水酸基価は固形分で換算して6.7mgKOH/gであった。
温度計、還流冷却器、攪拌機、滴下ロート等を備えた反応容器に、ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI、エボニック社製VESTANT(登録商標)、イソシアネート量32%)を595.5g、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMEG、三菱ケミカル株式会社製PTMG650、分子量650)を738.7g、溶剤としてメチルエチルケトンを399.5g、重合禁止剤としてメトキノンを0.8g、及び反応触媒として無機ビスマス(日東化成株式会社製、ネオスタンUー600)を1.6g仕込み、70℃にて均一に撹拌しながら2時間反応させた。その後、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2HEA、大阪有機工業株式会社製、水酸基価483mgKOH/g)、を263.9g添加し、3時間反応させ、残存イソシアネート基が0.1%となった時点で反応を終了し、ウレタンアクリレートA-9を得た。
得られたウレタンアクリレートA-9は、固形分80%、25℃での粘度は約2000mPa・S、水酸基価は固形分で換算して15mgKOH/gであった。なお、ウレタンアクリレートA-9は、特許第4204106号の実施例で使用されたウレタンアクリレートである。
温度計、還流冷却器、攪拌機、滴下ロート等を備えた反応容器に、2官能のヘキサメチレンジイソシアネート系プレポリマー(HDI系プレポリマー、旭化成株式会社製デュラネートA201H、イソシアネート量15.8%)を645.6g、水酸基価163mgKOH/gのラクトン変性アクリレート(LA、ダイセル株式会社製プラクセルFA2D)を952.5g、溶剤としてメチルエチルケトンを399.5g、重合禁止剤としてメトキノンを0.8g、及び反応触媒として無機ビスマス(日東化成株式会社製、ネオスタンUー600)を1.6g仕込み、70℃にて均一に撹拌しながら反応させた。残存イソシアネート基が0.1%となった時点で反応を終了し、ウレタンアクリレートA―10を得た。
得られたウレタンアクリレートA―10は、固形分80%、25℃での粘度は約1200mPa・S、水酸基価は固形分で換算して11.3mgKOH/gであった。なお、ウレタンアクリレートA-10は、特許第7452588号の実施例で使用されたウレタンアクリレートである。
温度計、還流冷却器、攪拌機、滴下ロート等を備えた反応容器に、ノルボルネンジイソシアナート(大成ファインケミカル社にて合成、イソシアネート量47.1%)を210.9g、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA、東亜合成株式会社製アロニックスM-305、ペンタエリスリトールジアクリレートの含有量が0%、ペンタエリスリトールモノアクリレートの含有量が0%、ペンタエリスリトールトリアクリレートの含有量が60%、ペンタエリスリトールテトラアクリレートの含有量が40%)を1387.1g、溶剤としてメチルエチルケトンを399.5g、重合禁止剤としてメトキノンを0.8g、及び反応触媒として無機ビスマス(日東化成株式会社製、ネオスタンUー600)を1.6g仕込み、70℃にて均一に撹拌しながら反応させ、残存イソシアネート基が0.1%となった時点で反応を終了し、ウレタンアクリレートA―11を得た。
得られたウレタンアクリレートA-11は、固形分80%、25℃での粘度は約110mPa・S、水酸基価は固形分で換算して15.3mgKOH/gであった。なお、ウレタンアクリレートA―11は、特許6481302の実施例で使用されたウレタンアクリレートである。
温度計、還流冷却器、攪拌機、滴下ロート等を備えた反応容器に、1,3,ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン(H6XDI、三井化学株式会社製タケネート(登録商標)600、イソシアネート量43.3%)を303.6g、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA、東亜合成株式会社製アロニックスM-933、ペンタエリスリトールジアクリレートの含有量が30%、ペンタエリスリトールモノアクリレートの含有量が5%、ペンタエリスリトールトリアクリレートの含有量が50%、ペンタエリスリトールテトラアクリレートの含有量が15%)を567.3g、水酸基価95mgKOH/gのジペンタエリスリトールアクリレート(DPHA、東亜合成株式会社製アロニックスM-403)を727.1g、溶剤としてメチルエチルケトンを399.5g、重合禁止剤としてメトキノンを0.8g、及び反応触媒として無機ビスマス(日東化成株式会社製、ネオスタンUー600)を1.6g仕込み、70℃にて均一に撹拌しながら反応させ、残存イソシアネート基が0.1%となった時点で反応を終了し、ウレタンアクリレートA―12を得た。
得られたウレタンアクリレートA-12は、固形分80%、25℃での粘度は約400mPa・S、水酸基価は固形分で換算して16.4mgKOH/gであった。なお、ウレタンアクリレートA―12は、特許7024558の実施例で使用されたウレタンアクリレートである。
温度計、還流冷却器、攪拌機、滴下ロート等を備えた反応容器に、ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI、エボニック社製VESTANT(登録商標)、イソシアネート量32%)を535.4g、水酸基価310mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(東亜合成株式会社製アロニックスM-926)を1062.7g、溶剤としてメチルエチルケトンを399.5g、重合禁止剤としてメトキノンを0.8g、及び反応触媒として無機ビスマス(日東化成株式会社製ネオスタンUー600)を1.6g仕込み、70℃にて均一に撹拌しながら反応させ、残存イソシアネート基が0.1%となった時点で反応を終了し、ウレタンアクリレートA―13を得た。
得られたウレタンアクリレートA-13は、固形分80%、25℃での粘度は約4800mPa・S、水酸基価は固形分で換算して64.2mgKOH/gであった。
温度計、還流冷却器、攪拌機、滴下ロート等を備えた反応容器に、ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI、エボニック社製VESTANT(登録商標)、イソシアネート量32%)を127.8g、水酸基価50mgKOH/gのジペンタエリスリトールアクリレート(DPHA、新中村化学工業株式会社製NKエステルA-9550)を1470.2g、溶剤としてメチルエチルケトンを399.5g、重合禁止剤としてメトキノンを0.8g、及び反応触媒として無機ビスマス(日東化成株式会社製、ネオスタンUー600)を1.6g仕込み、70℃にて均一に撹拌しながら反応させ、残存イソシアネート基が0.1%となった時点で反応を終了し、ウレタンアクリレートA―14を得た。
得られたウレタンアクリレートA-14は、固形分80%、25℃での粘度は約110mPa・S、水酸基価は固形分で換算して13.7mgKOH/gであった。
UA:ウレタンアクリレート
PEA:ペンタエリスリトールアクリレート
DPHA:ジペンタエリスリトールアクリレート
HDI:ヘキサメチレンジイソシアネート
H12MDI:ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート
H6XDI:1,3,ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン
IPDI:イソホロンジイソシアネート
LA:ラクトン変性アクリレート
HEA:2-ヒドロキシエチルアクリレート
NBDI:ノルボルネンジイソシアナート
SEA:ソルビトールEO変性アクリレート
OH価50mgKOH/g DPHA:新中村化学工業株式会社製、NKエステルA-9550
OH価95mgKOH/g DPHA:東亜合成株式会社製アロニックスM-403
OH価115mgKOH/g PEA:東亜合成株式会社製アロニックスM-305
OH価280mgKOH/g PEA:東亜合成株式会社製アロニックスM-933
OH価310mgKOH/g SEA:東亜合成株式会社製アロニックスM-926
PTMEG:ポリテトラメチレンエーテルグリコール(三菱ケミカル株式会社製PTMG650、分子量650)
OH価163mgKOH/g LA:ダイセル株式会社製プラクセルFA2D
OH価483mgKOH/g HEA:大阪有機工業株式会社製2-ヒドロキシエチルアクリレート、水酸基価483mgKOH/g
HDI(NCO%:50%):東ソー株式会社製HDI(イソシアネート量50%)
H12MDI(NCO%:32):エボニック社製VESTANAT(登録商標)(イソシアネート量32%)
IPDI(NCO%:37.7):エボニック社製VESTANAT(登録商標)(イソシアネート量37.7%)
H6XDI(NCO%:43.8):三井化学株式会社製タケネート(登録商標)600(イソシアネート量43.8%)
2官能HDI(NCO%:15.8):2官能のヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)系プレポリマー(旭化成株式会社製、デュラネートA-201H)
NBDI(NCO%:47.1):大成ファイン株式会社合成(イソシアネート量47.1%)
[合成例9]
温度計、還流冷却器、攪拌機、滴下ロート等を備えた反応容器に、トリメチロールプロパン(東京化成工業株式会社製、分子量134.2)を134g、苛性カリウムを0.3g、溶剤としてトルエンを134g仕込んだ。140℃にて均一に撹拌しながら、エチレンオキシド(分子量44)44gを徐々に反応容器内に吹き込みながら反応させた。反応後、酢酸にて中和を行い、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパンを得た。
得られたエチレンオキシド変性トリメチロールプロパン178g、アクリル酸216g、パラトルエンスルホン酸30g、ハイドロキノン0.45g、溶剤としてトルエン400gを別の反応容器に投入し、空気を吹き込みながら110℃に加熱し反応を行った。脱水反応で生じた水は反応中に随時除去した。反応後、アルカリ洗浄、水洗浄を行い、空気を吹き込みながらトルエンを減圧下で回収し、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-1を得た。
得られたB-1について、以下の条件で1H-HMR、13C-NMR、およびHPLCによって分析を行ったところ、エチレンオキシドの付加数は、0.9であった。
装置:日本電子社製ECX-400
測定溶媒:重クロロホルム
測定濃度:1重量%
測定温度 50℃
積算回数 16回
装置:日本電子社製ECX-400
測定溶媒:重クロロホルム
測定濃度:5重量%
測定温度:室温
積算回数 4096回
装置:SHIMADZU LC-10A
検出器:UV 254nm
カラム:GLサイエンス イナートシルODS-2(4.6×150mm)
カラム温度:40℃
溶離液:アセトニトリル/0.1%リン酸=60/40
流量:0.6ml/分
サンプル注入量:2μl
サンプル濃度:1wt%
温度計、還流冷却器、攪拌機、滴下ロート等を備えた反応容器に、トリメチロールプロパン(東京化成工業株式会社製 分子量134.2)を134g、苛性カリウムを0.3g、溶剤としてトルエンを134g仕込んだ。140℃にて均一に撹拌しながら、エチレンオキシド(分子量44)176gを徐々に反応容器内に吹き込みながら反応させた。反応後、酢酸にて中和を行い、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパンを得た。
得られたエチレンオキシド変性トリメチロールプロパンを310g、アクリル酸を216g、パラトルエンスルホン酸を30g、ハイドロキノンを0.45g、溶剤としてトルエンを600g別の反応容器に投入し、空気を吹き込みながら110℃に加熱し反応を行った。脱水反応で生じた水は反応中に随時除去した。反応後、アルカリ洗浄、水洗浄を行い、空気を吹き込みながらトルエンを減圧下で回収し、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-2を得た。
得られたB-2について、上述した条件で1H-HMR、13C-NMR、およびHPLCによって分析を行ったところ、エチレンオキシドの付加数3.7であった。
温度計、還流冷却器、攪拌機、滴下ロート等を備えた反応容器に、トリメチロールプロパン(東京化成工業株式会社製 分子量134.2)を134g、苛性カリウムを0.3g、溶剤としてトルエンを134g仕込んだ。140℃にて均一に撹拌しながら、エチレンオキシド(分子量44)308gを徐々に反応容器内に吹き込みながら反応させた。反応後、酢酸にて中和を行い、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパンを得た。
得られたエチレンオキシド変性トリメチロールプロパンを442g、アクリル酸を216g、パラトルエンスルホン酸を30g、ハイドロキノンを0.45g、溶剤としてトルエンを800g別の反応容器に投入し、空気を吹き込みながら110℃に加熱し反応を行った。脱水反応で生じた水は反応中に随時除去した。反応後、アルカリ洗浄、水洗浄を行い、空気を吹き込みながらトルエンを減圧下で回収し、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-3を得た。
得られたB-3について、1H-HMR、13C-NMR、HPLCによって分析を行ったところ、エチレンオキシドの付加数6.4であった。
温度計、還流冷却器、攪拌機、滴下ロート等を備えた反応容器に、トリメチロールプロパン(東京化成工業株式会社製 分子量134.2)を178g、アクリル酸を216g、パラトルエンスルホン酸を30g、ハイドロキノンを0.45g、溶剤としてトルエンを400g投入し、空気を吹き込みながら110℃に加熱し反応を行った。脱水反応で生じた水は反応中に随時除去した。反応後、アルカリ洗浄、水洗浄を行い、空気を吹き込みながらトルエンを減圧下で回収し、エチレンオキシド非変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-4を得た。
得られたB-4のエチレンオキシドの付加数は、0である。
EO変性TMPTA:エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレート
[実施例1]
ウレタンアクリレートA-1(ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は29.2mgKOH/g)を60gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-1(エチレンオキシドの付加数は、0.9)を10gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-2(エチレンオキシドの付加数3.7)25gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-3(エチレンオキシドの付加数6.4)5gと、紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)8g、光安定剤としてヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)1gと、光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO) 5gとを混合、撹拌し、希釈剤として、1-メトキシ―2―プロパノール(PGM)を114g添加して固形分50.0%の硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1(ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は29.2mgKOH/g)を80gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-1(エチレンオキシドの付加数は、0.9)5gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-2(エチレンオキシドの付加数3.7)12.5gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-3(エチレンオキシドの付加数6.4)2.5gと、紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)8g、光安定剤としてヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)1gと、光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO) 5gとを混合、撹拌し、1-メトキシ―2―プロパノール(PGM)を114g添加して固形分50.0%の硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1(ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は29.2mgKOH/g)を20gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-1(エチレンオキシドの付加数は、0.9)20gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-2(エチレンオキシドの付加数3.7)50gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-3(エチレンオキシドの付加数6.4)10gと、紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)8g、光安定剤としてヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)1gと、光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO) 5gとを混合、撹拌し、1-メトキシ―2―プロパノール(PGM)を114g添加して固形分50.0%の硬化性組成物を調製した。
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ウレタンアクリレートA-1(ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は29.2mgKOH/g)を60gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-1(エチレンオキシドの付加数は、0.9)18gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-2(エチレンオキシドの付加数3.7)12gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-3(エチレンオキシドの付加数6.4)10gと、紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)8g、光安定剤としてヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)1gと、光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO) 5gとを混合、撹拌し、1-メトキシ―2―プロパノール(PGM)を114g添加して固形分50.0%の硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1(ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は29.2mgKOH/g)を60gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-1(エチレンオキシドの付加数は、0.9)4gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-2(エチレンオキシドの付加数3.7)32gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-3(エチレンオキシドの付加数6.4)4gと、紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)8g、光安定剤としてヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)1gと、光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO) 5gとを混合、撹拌し、1-メトキシ―2―プロパノール(PGM)を114g添加して固形分50.0%の硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1(ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は29.2mgKOH/g)を60gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-1(エチレンオキシドの付加数は、0.9)4gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-2(エチレンオキシドの付加数3.7)26gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-3(エチレンオキシドの付加数6.4)10gと、紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)8g、光安定剤としてヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)1gと、光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO) 5gとを混合、撹拌し、1-メトキシ―2―プロパノール(PGM)を114g添加して固形分50.0%の硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1(ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は29.2mgKOH/g)を60gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-1(エチレンオキシドの付加数は、0.9)18gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-2(エチレンオキシドの付加数3.7)18gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-3(エチレンオキシドの付加数6.4)4gと、紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)8g、光安定剤としてヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)1gと、光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO) 5gとを混合、撹拌し、1-メトキシ―2―プロパノール(PGM)を114g添加して固形分50.0%の硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1(ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は29.2mgKOH/g)を100gと、紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)8g、光安定剤としてヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)1gと、光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO) 5gとを混合、撹拌し、1-メトキシ―2―プロパノール(PGM)を114g添加して固形分50.0%の硬化性組成物を調製した。
エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-1(エチレンオキシドの付加数は、0.9)30gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-2(エチレンオキシドの付加数3.7)60gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-3(エチレンオキシドの付加数6.4)10gと、紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)8g、光安定剤としてヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)1gと、光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO) 5gとを混合、撹拌し、1-メトキシ―2―プロパノール(PGM)を114g添加して固形分50.0%の硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1(ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は29.2mgKOH/g)を60gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-1(エチレンオキシドの付加数は、0.9)10gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-2(エチレンオキシドの付加数3.7)30gと、紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)8g、光安定剤としてヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)1gと、光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO) 5gとを混合、撹拌し、1-メトキシ―2―プロパノール(PGM)を114g添加して固形分50.0%の硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1(ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は29.2mgKOH/g)を60gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-2(エチレンオキシドの付加数3.7)30gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-3(エチレンオキシドの付加数6.4)10gと、紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)8g、光安定剤としてヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)1gと、光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO) 5gとを混合、撹拌し、1-メトキシ―2―プロパノール(PGM)を114g添加して固形分50.0%の硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1(ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は29.2mgKOH/g)を60gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-1(エチレンオキシドの付加数は、0.9)24gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-3(エチレンオキシドの付加数6.4)16gと、紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)8g、光安定剤としてヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)1gと、光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO) 5gとを混合、撹拌し、1-メトキシ―2―プロパノール(PGM)を114g添加して固形分50.0%の硬化性組成物を調製した。
表中の数値の単位は、特に明示しない限り、gである。
ウレタンアクリレートA-1に代え、ウレタンアクリレートA-2(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は27.3mgKOH/g)を用いた以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1に代え、ウレタンアクリレートA-3(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は28.5mgKOH/g)を用いた以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1に代え、ウレタンアクリレートA-4(イソホロンジイソシアネート(IPDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は27.6mgKOH/g)を用いた以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1に代え、ウレタンアクリレートA-5(イソホロンジイソシアネート(IPDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は40.8mgKOH/g)を用いた以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1を60g混合することに代え、ウレタンアクリレートA-6(イソホロンジイソシアネート(IPDI)と、水酸基価95mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は13.7mgKOH/g)を60g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1を60g混合することに代え、ウレタンアクリレートA-7(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は5.2mgKOH/g)を60g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1を60g混合することに代え、ウレタンアクリレートA-8(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は6.7mgKOH/g)を60g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-1(エチレンオキシドの付加数は、0.9)を10g混合することに代え、アルキレンオキシド非変性(メタ)アクリレートB-4を10g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1に代え、ウレタンアクリレートA-9(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMEG)と、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2HEA)から合成。水酸基価は483mgKOH/g)を用いた以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1に代え、ウレタンアクリレートA-10(ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)系プレポリマーと、ラクトン変性アクリレートをから合成。水酸基価は11.3mgKOH/g)を用いた以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1に代え、ウレタンアクリレートA-11(ノルボルネンジイソシアナートと、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレートから合成。水酸基価は15.3mgKOH/g)を用いた以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-12(1,3,ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン(H6XDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレートと、水酸基価95mgKOH/gのジペンタエリスリトールアクリレートとから合成。水酸基価は16.4mgKOH/g)を100gと、紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系光安定剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)8g、光安定剤としてヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)1gと、光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO)5gとを混合、撹拌し、1-メトキシ―2―プロパノール(PGM)を114g添加して固形分50.0%の硬化性組成物を調製した。
表中の数値の単位は、特に明示しない限り、gである。
ウレタンアクリレートA-1を60g混合することに代え、ウレタンアクリレートA-1(ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は29.2mgKOH/g)を30gと、ウレタンアクリレートA-3(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は28.5mgKOH/g)を30g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1を60g混合することに代え、ウレタンアクリレートA-1(ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は29.2mgKOH/g)を54gと、ウレタンアクリレートA-3(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は28.5mgKOH/g)を6g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1を60g混合することに代え、ウレタンアクリレートA-1(ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は29.2mgKOH/g)を6gと、ウレタンアクリレートA-3(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は28.5mgKOH/g)を54g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1を60g混合することに代え、ウレタンアクリレートA-1(ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は29.2mgKOH/g)を40gと、ウレタンアクリレートA-3(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は28.5mgKOH/g)を40g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1を60g混合することに代え、ウレタンアクリレートA-1(ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は29.2mgKOH/g)を10gと、ウレタンアクリレートA-3(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は28.5mgKOH/g)を10g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1を60g混合することに代え、ウレタンアクリレートA-2(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は27.3mgKOH/g)を30gと、ウレタンアクリレートA-3(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は28.5mgKOH/g)を30g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1を60g混合することに代え、ウレタンアクリレートA-3(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は28.5mgKOH/g)を30gと、ウレタンアクリレートA-4(イソホロンジイソシアネート(IPDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は27.6mgKOH/g)を30g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1を60g混合することに代え、ウレタンアクリレートA-2(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は27.3mgKOH/g)を30gと、ウレタンアクリレートA-5(イソホロンジイソシアネート(IPDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は40.8mgKOH/g)を30g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1を60g混合することに代え、ウレタンアクリレートA-4(イソホロンジイソシアネート(IPDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は27.6mgKOH/g)を30gと、ウレタンアクリレートA-5(イソホロンジイソシアネート(IPDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は40.8mgKOH/g)を30g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1を60g混合することに代え、ウレタンアクリレートA-5(イソホロンジイソシアネート(IPDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は40.8mgKOH/g)を30gと、ウレタンアクリレートA-6(イソホロンジイソシアネート(IPDI)と、水酸基価95mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は13.7mgKOH/g)を30g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1を60g混合することに代え、ウレタンアクリレートA-5(イソホロンジイソシアネート(IPDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は40.8mgKOH/g)を50gと、ウレタンアクリレートA-6(イソホロンジイソシアネート(IPDI)と、水酸基価95mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は13.7mgKOH/g)を10g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1を60g混合することに代え、ウレタンアクリレートA-5(イソホロンジイソシアネート(IPDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は40.8mgKOH/g)を10gと、ウレタンアクリレートA-6(イソホロンジイソシアネート(IPDI)と、水酸基価95mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は13.7mgKOH/g)を50g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1を60g混合することに代え、ウレタンアクリレートA-7(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は5.2mgKOH/g)を30gと、ウレタンアクリレートA-8(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は6.7mgKOH/g)を30g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1を60g混合することに代え、ウレタンアクリレートA-7(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は5.2mgKOH/g)を10gと、ウレタンアクリレートA-8(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は6.7mgKOH/g)を50g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1を60g混合することに代え、ウレタンアクリレートA-7(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は5.2mgKOH/g)を50gと、ウレタンアクリレートA-8(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は6.7mgKOH/g)を10g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1を60g混合することに代え、ウレタンアクリレートA-7(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は5.2mgKOH/g)を30gと、ウレタンアクリレートA-8(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は6.7mgKOH/g)を30g混合し、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-1(エチレンオキシドの付加数は、0.9)に代え、アルキレンオキシド非変性(メタ)アクリレートB-4を混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-2(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は27.3mgKOH/g)を50gと、ウレタンアクリレートA-3(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は28.5mgKOH/g)を50gと、紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系光安定剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)8g、光安定剤としてヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)1gと、光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO) 5gとを混合、撹拌し、1-メトキシ―2―プロパノール(PGM)を114g添加して固形分50.0%の硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-4(イソホロンジイソシアネート(IPDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は27.6mgKOH/g)を40gと、ウレタンアクリレートA-5(イソホロンジイソシアネート(IPDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は40.8mgKOH/g)を20gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-1(エチレンオキシドの付加数は、0.9)を28gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-2(エチレンオキシドの付加数3.7)を8gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-3(エチレンオキシドの付加数6.4)4gと、紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系光安定剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)8g、光安定剤としてヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)1gと、光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO) 5gとを混合、撹拌し、1-メトキシ―2―プロパノール(PGM)を114g添加して固形分50.0%の硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-4(イソホロンジイソシアネート(IPDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は27.6mgKOH/g)を40gと、ウレタンアクリレートA-5(イソホロンジイソシアネート(IPDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は40.8mgKOH/g)を20gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-1(エチレンオキシドの付加数は、0.9)を22gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-2(エチレンオキシドの付加数3.7)を4gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-3(エチレンオキシドの付加数6.4)14gと、紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系光安定剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)8g、光安定剤としてヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)1gと、光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO) 5gとを混合、撹拌し、1-メトキシ―2―プロパノール(PGM)を114g添加して固形分50.0%の硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-4(イソホロンジイソシアネート(IPDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は27.6mgKOH/g)を40gと、ウレタンアクリレートA-5(イソホロンジイソシアネート(IPDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は40.8mgKOH/g)を20gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-1(エチレンオキシドの付加数は、0.9)を4gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-2(エチレンオキシドの付加数3.7)を12gと、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートB-3(エチレンオキシドの付加数6.4)24gと、紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系光安定剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)8g、光安定剤としてヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)1gと、光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO) 5gとを混合、撹拌し、1-メトキシ―2―プロパノール(PGM)を114g添加して固形分50.0%の硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1を60g混合することに代え、ウレタンアクリレートA-13(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価310mgKOH/gのソルビトールEO変性アクリレートから合成。水酸基価は64.2mgKOH/g)を30gと、ウレタンアクリレートA-4(イソホロンジイソシアネート(IPDI)と、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は27.6mgKOH/g)を30g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1を60g混合することに代え、ウレタンアクリレートA-14(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価50mgKOH/gのジペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は mgKOH/g)を30gと、ウレタンアクリレートA-5(イソホロンジイソシアネート(IPDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は13.7mgKOH/g)を30g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-1を60g混合することに代え、ウレタンアクリレートA-13(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価310mgKOH/gのソルビトールEO変性アクリレートから合成。水酸基価は64.2mgKOH/g)を30gと、ウレタンアクリレートA-14(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、水酸基価50mgKOH/gのジペンタエリスリトールアクリレート(PEA)から合成。水酸基価は11.8mgKOH/g)を30g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-9(ジシクロヘキシルメタン4、4―ジイソシアナート(H12MDI)と、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMEG)と、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2HEA)から合成。水酸基価は483mgKOH/g)を24gと、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)B-5を25gと、トリス(2-アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート(TAIC)B-6を62gと、紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系光安定剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)8g、光安定剤としてヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)1gと、光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO) 5gとを混合、撹拌し、1-メトキシ―2―プロパノール(PGM)を114g添加して固形分50.0%の硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-11(ノルボルネンジイソシアナートと、水酸基価115mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレートから合成。水酸基価は15.3mgKOH/g)を91gと、エチレンオキシド(10mol)付加ビスフェノールAジアクリレート B-10を9gと、紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系光安定剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)8g、光安定剤としてヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)1gと、光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO) 5gとを混合、撹拌し、1-メトキシ―2―プロパノール(PGM)を114g添加して固形分50.0%の硬化性組成物を調製した。
ウレタンアクリレートA-12(1,3,ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン(H6XDI)と、水酸基価280mgKOH/gのペンタエリスリトールアクリレートと、水酸基価95mgKOH/gのジペンタエリスリトールアクリレートとから合成。水酸基価は16.4mgKOH/g)を100gと、紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系光安定剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)8g、光安定剤としてヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)1gと、光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO) 5gとを混合、撹拌し、1-メトキシ―2―プロパノール(PGM)を114g添加して固形分50.0%の硬化性組成物を調製した。
光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO)5gを混合することに代え、2,2’-アゾビス(イソブチロニル)(富士フイルム和光純薬株式会社製を5g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO)5gを混合することに代え、ベンゾイルパーオキシド(日油株式会社製ナイパーBO)を5g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO)5gを混合することに代え、α-ヒドロキシアルキルフェノン(IGM RESINS社製Omnirad184)を5g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO)5gを混合することに代え、α-ヒドロキシアルキルフェノン(IGM RESINS社製Omnirad184)を4gと、ベンゾフェノン(松垣薬品工業株式会社製)2gを混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO)5gを混合することに代え、α-ヒドロキシアルキルフェノン(IGM RESINS社製Omnirad184)を4gと、チオキサトン(IGM RESINS社製Omnirad DETX)2gを混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
光重合開始剤としてモノアシルホスフィンオキシド系の光重合開始剤(IGM RESINS社製OmniradTPO)8gを混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)を8g、光安定剤としてヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)を1g混合することに代え、トリアジン系紫外線吸収剤(BASF社製Tinuvin400)を6g、およびヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)を1g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)を8g、光安定剤としてヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)を1g混合することに代え、シアノアクリレート系光安定剤(BASF社製Uvinul3035)を6g、およびヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)を1g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)を8g、光安定剤としてヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)を1g混合することに代え、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)を1g、およびヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)を1g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
紫外線吸収剤としてベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)を8g、光安定剤としてヒンダードアミン系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)を1g混合することに代え、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(大塚化学株式会社製RUVA-93)を14g、およびヒンダードアミン系系光安定剤(株式会社ADEKA製アデカスタブLA―87)を1g混合した以外は、実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
[サンプル作製方法]
実施例及び比較例で作製した樹脂組成物を、PETフィルム(東洋紡株式会社製コスモシャインA4360:厚み100μm)上にバーコーターで塗工し、80℃で1分間の予備乾燥を行った。次に、空気下で紫外線照射装置(へレウス株式会社製ライトハンマー10)を用いて500mJ/cm2(照度1,500mW/cm2)の照射量となるよう紫外線照射を行い、膜厚5μmの被覆層を作製した。
上記で製造した被複層について、100mm×150mmの試験片を作成した。続いて試験片を、温度120℃に設定した恒温恒湿試験機の中に500時間静置後に試験片を取り出した。試験後の試験片について、カッターナイフを用いて硬化膜表面に、1mm×1mmの大きさの碁盤目を100マス作製し、碁盤目上にセロハンテープを貼り付け後剥がすことで、硬化膜が剥離せずに残った碁盤目の数から、以下の評価基準で評価を行った。
A:硬化膜の剥離無し
B:剥離しなかった碁盤目の数「70~99/100」
C:剥離しなかった碁盤目の数「30~69/100」
D:剥離しなかった碁盤目の数30未満
上記で製造した被複層について、100mm×150mmの試験片を作成した。続いて試験片を、温度85℃、湿度85%RHに設定した恒温恒湿試験機(株式会社いすゞ製作所製、HPCF-288-40)の中に1000時間静置後に試験片を取り出した。耐湿熱性試験後の試験片について、ヘイズメーター(NDH-5000、日本電色工業株式会社製)を用いて、ヘイズ測定を行い、試験前後のヘイズを以下の基準で評価した。
A:ΔHAZE=2以下
B:ΔHAZE=2~4
C:ΔHAZE=4~6
D:ΔHAZE=6以上
透明性の試験時と同様の試験条件で耐湿熱性試験を行った試験片について、カッターナイフを用いて硬化膜表面に、1mm×1mmの大きさの碁盤目を100マス作製し、碁盤目上にセロハンテープを貼り付け後剥がすことで、硬化膜が剥離せずに残った碁盤目の数から、以下の評価基準で評価を行った。
A:硬化膜の剥離無し
B:剥離しなかった碁盤目の数「70~99/100」
C:剥離しなかった碁盤目の数「30~69/100」
D:剥離しなかった碁盤目の数30未満
Claims (13)
- (1)多価アルコールに由来する構造を有する水酸基価が90~180mgKOH/gの(メタ)アクリレート(a1-1)、脂肪族イソシアネート、橋かけ構造を持たない脂環式イソシアネート、芳香族のイソシアネート、およびそれらの水素添加物から選択される多価イソシアネート(a2)、ならびに任意にポリオール(a3)の反応で得られるウレタン(メタ)アクリレート(A1)と、
多価アルコールに由来する構造を有する水酸基価が200~300mgKOH/gの(メタ)アクリレート(a1-2)、脂肪族イソシアネート、橋かけ構造を持たない脂環式イソシアネート、芳香族のイソシアネート、およびそれらの水素添加物から選択される多価イソシアネート(a2)、ならびに任意にポリオール(a3)の反応で得られるウレタン(メタ)アクリレート(A2)とを含む、ウレタン(メタ)アクリレート(A)と、
(2)アルキレンオキシド変性トリ(メタ)アクリレート(B)と
を含み、前記アルキレンオキシド変性トリ(メタ)アクリレート(B)は、
アルキレンオキシドの繰り返し単位数が、平均で、0~2.0である、(メタ)アクリレート(B1)、
アルキレンオキシドの繰り返し単位数が、平均で、3.0~5.0である、(メタ)アクリレート(B2)、および
アルキレンオキシドの繰り返し単位数が、平均で、6.0~8.0である、(メタ)アクリレート(B3)を含む、硬化性樹脂組成物。 - 前記(メタ)アクリレート(B1)を5~50質量%、
前記(メタ)アクリレート(B2)を20~90質量%、および
前記(メタ)アクリレート(B3)を5~30質量%を含む、請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。 - 前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)が、多価アルコールに由来する構造を有する水酸基価が110~180mgKOH/gの(メタ)アクリレート(a1-1)、脂肪族イソシアネート、橋かけ構造を持たない脂環式イソシアネート、芳香族のイソシアネート、およびそれらの水素添加物から選択される多価イソシアネート(a2)、ならびに任意にポリオール(a3)の反応で得られるウレタン(メタ)アクリレート(A1)を含む、請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
- 前記ウレタン(メタ)アクリレート(A1)と、前記ウレタン(メタ)アクリレート(A2)との質量比が、10:1~1:2である、請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
- 前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)は、グリセリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、およびトリペンタエリスリトールからなる群より選ばれる少なくとも1種の多価アルコールに由来する構造を有する、請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
- 前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)は、ジペンタエリスリトールおよびトリペンタエリスリトールのいずれか、または両方に由来する構造を有する、請求項5に記載の硬化性樹脂組成物。
- 前記多価イソシアネート(a2)が、橋かけ構造を持たない脂環式イソシアネートである、請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
- 前記脂環式イソシアネートが、イソホロンジイソシアネート、またはジシクロヘキシルメタンジイソシアネートである、請求項7に記載の硬化性樹脂組成物。
- 前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)の水酸基価が、0.1~10mgKOH/gである、請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
- 前記アルキレンオキシド変性トリ(メタ)アクリレート(B)が、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレート、およびプロピレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレートから選択される、請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
- 請求項1~10のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物を硬化した硬化層。
- 基材の全面、片面または一部に、請求項11に記載の硬化層を有する、物品。
- 請求項1~10のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物を基材上に塗布し、前記硬化性樹脂組成物に対し活性エネルギー線を照射し、または前記硬化性樹脂組成物を加熱して、前記硬化性樹脂組成物を硬化させる、被覆層の形成方法。
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