JP7790076B2 - 緊急制動システム - Google Patents
緊急制動システムInfo
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Description
また、シフト切替装置が、緊急制動を解除した後において運転手によりブレーキが操作されていない場合に、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに保持するように構成されていることにより、運転手によるブレーキ操作がされていないことに起因して障害物に向かって車両が再度進むことを防止することができるので、車両と障害物との衝突をより一層確実に回避することができる。また、シフト切替装置が、緊急制動を解除してから第1所定時間経過していない場合に、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに保持するように構成されていることにより、運転手が平静を取り戻してブレーキ操作が可能となるまでの間、車輪に伝達される駆動力を遮断することができるので、車両と障害物との衝突をより確実に回避することができる。
他の局面における緊急制動システムは、車両進行方向において障害物との衝突可能性を検知したことに基づいて、車両の緊急制動を有効にする自動制動装置と、自動制動装置が車両の緊急制動を有効にする際、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替えるシフト切替装置とを備える。
上記他の局面による緊急制動システムにおいて、好ましくは、自動制動装置は、障害物との距離が車両の速度に対応して設定された第1距離しきい値以下であり、車両の速度が障害物との距離に対応して設定された第1速度しきい値以上であり、かつ、運転手のアクセル操作量が所定アクセル操作量以上であることに基づく障害物との衝突可能性の検知に基づいて、車両の緊急制動を有効にするように構成されているとともに、シフト切替装置は、自動制動装置が車両の緊急制動を有効にする際、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替えさせる制御を行うように構成されている。
この場合、好ましくは、自動制動装置は、第1距離しきい値よりも大きい第2距離しきい値以下であり、かつ、第1速度しきい値よりも大きい第2速度しきい値以上であることに基づく障害物との衝突可能性の検知に基づいて、車両の緊急制動を有効にするように構成されているとともに、シフト切替装置は、自動制動装置が車両の緊急制動を有効にする際、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替えさせる制御を行うように構成されている。
上記他の局面による緊急制動システムにおいて、好ましくは、シフト切替装置は、緊急制動が行われた後、運転手のブレーキ操作が行われたことに基づいて、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替える前のシフト位置に戻すように構成されている。
上記他の局面による緊急制動システムにおいて、好ましくは、自動制動装置は、シフト切替装置にシフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替えさせる緊急シフト切替信号を送信する制御を行う自動制動用制御部を含み、シフト切替装置は、自動制動用制御部から取得した緊急シフト切替信号に基づいて、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替える制御を行うシフト切替用制御部を含む。
図1~図6を参照して、緊急制動システム10の構成について説明する。緊急制動システム10は、駆動用モータを備えずエンジンを備えるガソリン車などの車両100の衝突を回避するためのシステムである。
第1実施形態の緊急制動システム10では、衝突回避性能を向上させるため、自動制動装置1による自動制動だけでなく、シフト切替装置2によりシフト位置を切り替えることによりエンジンから車輪への駆動力の伝達が遮断されている。すなわち、シフト切替装置2は、自動制動装置1が車両100の緊急制動を有効にする際、シフト位置をN位置に切り替えるように構成されている。
また、第1実施形態の緊急制動システム10では、シフト切替装置2は、自動制動装置1が車両100の緊急制動を有効にした場合において、自動制動装置1による緊急制動を解除した後、シフト位置をN位置に保持するように構成されている。すなわち、緊急制動システム10では、衝突回避性能を向上させるため、自動制動装置1による自動制動から復帰する際、シフト切替装置2によりシフト位置を切り替えたシフト位置を保持することによってエンジンから車輪への駆動力の伝達が遮断される。
以下において、具体的なシチュエーションに基づいて緊急制動制御および復帰制御について説明する。まず、誤発進抑制のための緊急制動制御および復帰制御の具体的なシチュエーションについて説明する。
図3に示す第1シチュエーションは、車庫などに後ろ向きに入庫する場合を示している。この場合、車両100はシフト位置をR位置にした状態で後退する。そして、運転手がブレーキを踏もうとしたが、誤ってアクセルを踏んでしまい、障害物101(車庫の壁)に向かって加速してしまう、という事象が考えられる。
また、第1シチュエーションの別例の第2シチュエーションとして、車庫などに前向きに入庫する場合が考えられる。この場合、車両100はシフト位置をD位置にした状態で前進する。そして、運転手が駐車するためにブレーキを踏もうとしたが、誤ってアクセルを踏んでしまい、障害物101(車庫の壁)に向かって加速してしまう、という事象が考えられる。この場合においても、緊急制動システム10では、第1シチュエーションと同様の制御が行われることにより、障害物101との衝突が回避される。そして、緊急制動からの復帰の際、シフト切替装置2では、運転手によるブレーキ操作が検知されていない場合に、シフト位置がN位置に保持される。これにより、復帰した際に、車両100と障害物101とが衝突することをより確実に回避することができるので、安全に緊急制動から復帰することができる。
また、図4に示す第3シチュエーションとして、車庫などから前向きに出庫する場合が考えられる。この場合、車両100はシフト位置をD位置にした状態で発進するが、運転手がシフト操作を誤りシフト位置をR位置にした状態で車両100を発進させることが考えられる。そして、運転手が発進するためにアクセルを踏むと、障害物101(車庫の壁)に向かって加速してしまう、という事象が考えられる。この場合においても、緊急制動システム10では、第1シチュエーションと同様の制御が行われることにより、障害物101との衝突が回避される。そして、緊急制動からの復帰の際、シフト切替装置2では、運転手によるブレーキ操作が検知されていない場合に、シフト位置がN位置に保持される。これにより、復帰した際に、車両100と障害物101とが衝突することをより確実に回避することができるので、安全に緊急制動から復帰することができる。
また、第3シチュエーションの別例の第4シチュエーションとして、車庫などから後ろ向きに出庫する場合が考えられる。この場合、車両100はシフト位置をR位置にした状態で発進するが、運転手がシフト操作を誤りシフト位置をD位置にした状態で車両100を発進させることが考えられる。そして、運転手が発進するためにアクセルを踏むと、障害物101(車庫の壁)に向かって加速してしまう、という事象が考えられる。この場合においても、緊急制動システム10では、第1シチュエーションと同様の制御が行われることにより、障害物101との衝突が回避される。そして、緊急制動からの復帰の際、シフト切替装置2では、運転手によるブレーキ操作が検知されていない場合に、シフト位置がN位置に保持される。これにより、復帰した際に、車両100と障害物101とが衝突することをより確実に回避することができるので、安全に緊急制動から復帰することができる。
また、図5に示す第5シチュエーションとして、車庫などから前向きに出庫する場合が考えられる。この場合、車両100はシフト位置を正しくD位置にした状態で発進するが、運転手が障害物101(通行人)に気付かず車両100を発進させることが考えられる。そして、運転手が発進するためにアクセルを踏むと、障害物101(通行人)に向かって加速してしまう、という事象が考えられる。この場合においても、緊急制動システム10では、第1シチュエーションと同様の制御が行われることにより、障害物101との衝突が回避される。そして、緊急制動からの復帰の際、シフト切替装置2では、運転手によるブレーキ操作が検知されていない場合に、シフト位置がN位置に保持される。これにより、復帰した際に、車両100と障害物101とが衝突することをより確実に回避することができるので、安全に緊急制動から復帰することができる。
また、第5シチュエーションの別例の第6シチュエーションとして、車庫などから後ろ向きに出庫する場合が考えられる。この場合、車両100はシフト位置を正しくR位置にした状態で発進するが、運転手が障害物101(通行人)に気付かず車両100を発進させることが考えられる。そして、運転手が発進するためにアクセルを踏むと、障害物101(通行人)に向かって加速してしまう、という事象が考えられる。この場合においても、緊急制動システム10では、第1シチュエーションと同様の制御が行われることにより、障害物101との衝突が回避される。そして、緊急制動からの復帰の際、シフト切替装置2では、運転手によるブレーキ操作が検知されていない場合に、シフト位置がN位置に保持される。これにより、復帰した際に、車両100と障害物101とが衝突することをより確実に回避することができるので、安全に緊急制動から復帰することができる。
次に、通常走行の際の緊急制動制御および復帰制御の具体的なシチュエーションについて説明する。
図6に示す第7シチュエーションとして、車両100が前進走行している際に、障害物101(車両)に気付くことなく前進する場合を示している。この場合、運転手がブレーキを踏むことにより減速を行わなければ、障害物101(車両)に向かって前進してしまう、という事象が考えられる。
また、第7シチュエーションの別例の第8シチュエーションとして、車両100が後進走行している際に、障害物101(車両)に気付くことなく後進する場合が考えられる。この場合、運転手がブレーキを踏むことにより減速を行わなければ、障害物101(車両)に向かって後進してしまう、という事象が考えられる。この場合においても、緊急制動システム10では、第7シチュエーションと同様の制御が行われることにより、障害物101との衝突が回避される。そして、緊急制動からの復帰の際、シフト切替用制御部2cでは、運転手によるブレーキ操作が検知されていない場合に、シフト位置をN位置に保持する制御が行われる。これにより、復帰した際に、車両100と障害物101とが衝突することをより確実に回避することができるので、安全に緊急制動から復帰することができる。
以下に、図7を参照して、第1~第8シチュエーションで行われる緊急制動処理について説明する。緊急制動処理は、緊急制動の際、および、緊急制動からの復帰の際の両方において、車両100と障害物101との衝突を回避するための処理である。なお、緊急制動の際、車両100と障害物101との衝突を回避するため、自動制動装置1による緊急制動と、シフト切替装置2によるシフト切替とが並行して行われる。以下では、第1~第8シチュエーションのうち第1シチュエーションを一例として示して緊急制動処理を説明する。
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
次に、図8~図10を参照して、第2実施形態の緊急制動システム210について説明する。詳細には、ガソリン車などの車両100を対象とする第1実施形態の緊急制動システム10とは異なり、第2実施形態の緊急制動システム210では、ハイブリッド車および電気自動車などの車両100を対象とする。なお、第2実施形態において、上記第1実施形態と同様の構成に関しては、同じ符号を付して説明を省略する。
第2実施形態の緊急制動システム210では、衝突回避性能を向上させるため、自動制動装置1による自動制動だけでなく、シフト切替装置202によりシフト位置を切り替えることによりエンジンから車輪への駆動力が遮断されている。すなわち、シフト切替装置202は、自動制動装置1が車両100の緊急制動を有効にする際、シフト位置をP位置に切り替えるように構成されている。
また、第2実施形態の緊急制動システム210では、シフト切替装置202は、自動制動装置1が車両100の緊急制動を有効にした場合において、自動制動装置1による緊急制動を解除した後、シフト位置をP位置に保持するように構成されている。すなわち、緊急制動システム210では、衝突回避性能を向上させるため、自動制動装置1による自動制動から復帰する際、シフト切替装置202によりシフト位置を切り替えたシフト位置を保持することによってエンジンから車輪への駆動力の伝達が遮断される。
以下において、第1実施形態において例示した第1~第8シチュエーションに基づいて第2実施形態の緊急制動制御について説明する。まず、誤発進抑制のための緊急制動制御の具体的なシチュエーションについて説明する。
第1シチュエーション(図3参照)において、自動制動装置1は、障害物101との距離が車両100の速度に対応して設定された第1距離しきい値以下であり、車両100の速度が障害物101との距離に対応して設定された第1速度しきい値以上であり、かつ、運転手のアクセル操作量が所定アクセル操作量以上であることに基づく障害物101との衝突可能性の検知に基づいて、車両100の緊急制動を有効にするように構成されている。また、シフト切替装置202は、自動制動装置1が車両100の緊急制動を有効にする際、シフト位置をP位置に切り替えさせる制御を行うように構成されている。
また、第2~第6シチュエーションにおいて、緊急制動システム210では、上記第1シチュエーションと同様の制御が行われることにより、障害物101との衝突が回避される。そして、緊急制動からの復帰の際、シフト切替装置202では、運転手によるブレーキ操作が検知されていない場合に、シフト位置がP位置に保持される。これにより、復帰した際に、車両100と障害物101とが衝突することをより確実に回避することができるので、安全に緊急制動から復帰することができる。
次に、第7および第8シチュエーションにおける緊急制動制御および復帰制御ついて説明する。
第7シチュエーション(図6を参照)において、自動制動装置1は、第1距離しきい値よりも大きい第2距離しきい値以下であり、かつ、第1速度しきい値よりも大きい第2速度しきい値以上であることに基づく障害物101との衝突可能性の検知に基づいて、車両100の緊急制動を有効にするように構成されている。また、シフト切替装置202は、自動制動装置1が車両100の緊急制動を有効にする際、シフト位置をP位置に切り替えさせる制御を行うように構成されている。
また、第8シチュエーションにおいて、緊急制動システム210では、第7シチュエーションと同様の制御が行われることにより、障害物101との衝突が回避される。そして、緊急制動からの復帰の際、シフト切替装置202では、運転手によるブレーキ操作が検知されていない場合に、シフト位置がP位置に保持される。これにより、復帰した際に、車両100と障害物101とが衝突することをより確実に回避することができるので、安全に緊急制動から復帰することができる。なお、第2実施形態のその他の構成は、第1実施形態の構成と同様であるので説明を省略する。
以下に、図10を参照して、第1~第8シチュエーションで行われる緊急制動処理について説明する。緊急制動処理は、緊急制動の際、および、緊急制動からの復帰の際の両方において、車両100と障害物101との衝突を回避するための処理である。なお、緊急制動の際、車両100と障害物101との衝突を回避するため、自動制動装置1による緊急制動と、シフト切替装置202によるシフト切替とが並行して行われる。以下では、第1実施形態と同様に、第1~第8シチュエーションのうち第1シチュエーションを一例として示して緊急制動処理を説明する。
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
今回開示された上記実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
2、202 シフト切替装置
100 車両
101 障害物
Mv 車両進行方向
Claims (5)
- 車両進行方向において障害物との衝突可能性を検知したことに基づいて、車両の緊急制動を有効にする自動制動装置と、
前記自動制動装置が前記車両の前記緊急制動を有効にした場合において、前記自動制動装置による前記緊急制動を解除した後、前記緊急制動を解除した後において運転手によりブレーキが操作されていないか、または、前記緊急制動を解除してから第1所定時間経過していない場合に、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに、保持するシフト切替装置とを備える、緊急制動システム。 - 前記シフト切替装置は、前記自動制動装置が前記車両の前記緊急制動を有効にした場合、前記自動制動装置による前記緊急制動を有効にする際、前記シフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替えるとともに、前記緊急制動を解除した後において前記シフト位置をニュートラルまたはパーキングに保持するように構成されている、請求項1に記載の緊急制動システム。
- 前記シフト切替装置は、前記緊急制動を解除した後において運転手によりブレーキが操作されるか、または、前記第1所定時間経過したことに基づいて、前記シフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替える前の前記シフト位置に戻すように構成されている、請求項1または2に記載の緊急制動システム。
- 前記自動制動装置は、前記緊急制動を有効にするとともに、前記シフト切替装置に前記シフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替えさせる緊急シフト切替信号を送信した後、所定条件を満たしたことに基づいて、前記緊急制動を解除するように構成されている、請求項2または3に記載の緊急制動システム。
- 前記所定条件とは、前記障害物との衝突可能性が回避されたこと、前記緊急制動を有効にしてから第2所定時間経過したこと、または、前記車両が停止してから第3所定時間経過したことである、請求項4に記載の緊急制動システム。
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Patent Citations (2)
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