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JP7790076B2 - 緊急制動システム - Google Patents

緊急制動システム

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JP7790076B2 JP2021166731A JP2021166731A JP7790076B2 JP 7790076 B2 JP7790076 B2 JP 7790076B2 JP 2021166731 A JP2021166731 A JP 2021166731A JP 2021166731 A JP2021166731 A JP 2021166731A JP 7790076 B2 JP7790076 B2 JP 7790076B2
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Description

本発明は、緊急制動システムに関し、特に、衝突可能性を検知したことに基づいて、車両の緊急制動を有効にする自動制動装置を備える緊急制動システムに関する。
従来、衝突可能性を検知したことに基づいて、車両の緊急制動を有効にする自動制動装置を備える緊急制動システムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、衝突可能性を検知したことに基づいて、車両の緊急制動を有効にする自動ブレーキ制御装置が開示されている。自動ブレーキ制御装置は、自車両と障害物との衝突可能性が高い場合には、ブレーキユニットに対して自車両を制動させる自動ブレーキ制御を自動で実行させるように構成されている。
特開2013-124047号公報
しかしながら、上記特許文献1の自動ブレーキ制御装置では、自動ブレーキ制御による車両の制動の解除後、運転手がブレーキユニットの操作をしていなかった場合、車両が運転手の意思によらず動いてしまうという不都合がある。このため、上記特許文献1の自動ブレーキ制御装置では、自動ブレーキ制御による車両の制動の解除後の障害物との衝突可能性が高まるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、車両の緊急制動の解除後の障害物との衝突可能性を抑制することが可能な緊急制動システムを提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における緊急制動システムは、車両進行方向において障害物との衝突可能性を検知したことに基づいて、車両の緊急制動を有効にする自動制動装置と、自動制動装置が車両の緊急制動を有効にした場合において、自動制動装置による緊急制動を解除した後、緊急制動を解除した後において運転手によりブレーキが操作されていないか、または、緊急制動を解除してから第1所定時間経過していない場合に、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに、保持するシフト切替装置とを備える。
この発明の一の局面による緊急制動システムでは、上記のように、自動制動装置が車両の緊急制動を有効にした場合において、自動制動装置による緊急制動を解除した後、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに、保持するかまたは切り替えるシフト切替装置を備える。これにより、自動制動装置による車両の緊急制動の解除後、運転手がブレーキの操作をしていなかった場合でも、車両が運転手の意思によらず動いてしまうことを抑制することができる。その結果、自動制動装置による車両の緊急制動の解除後の障害物との衝突可能性を抑制することができる。
また、シフト切替装置が、緊急制動を解除した後において運転手によりブレーキが操作されていない場合に、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに保持するように構成されていることにより、運転手によるブレーキ操作がされていないことに起因して障害物に向かって車両が再度進むことを防止することができるので、車両と障害物との衝突をより一層確実に回避することができる。また、シフト切替装置が、緊急制動を解除してから第1所定時間経過していない場合に、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに保持するように構成されていることにより、運転手が平静を取り戻してブレーキ操作が可能となるまでの間、車輪に伝達される駆動力を遮断することができるので、車両と障害物との衝突をより確実に回避することができる。
上記一の局面による緊急制動システムにおいて、好ましくは、シフト切替装置は、自動制動装置が車両の緊急制動を有効にした場合、自動制動装置による緊急制動を有効にする際、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替えるとともに、緊急制動を解除した後においてシフト位置をニュートラルまたはパーキングに保持するように構成されている。
このように構成すれば、自動制動装置による緊急制動を有効にする際、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替えることにより、緊急制動を有効にした際に車輪に伝達される駆動力を遮断することができるので、車両と障害物との衝突を効果的に回避することができる。また、緊急制動を解除した後においてシフト位置をニュートラルまたはパーキングに保持することにより、緊急制動からの復帰の際も車両と障害物との衝突を効果的に回避することができる。これらの結果、緊急制動の際だけでなく緊急制動からの復帰の際にも車両と障害物との衝突をより効果的に回避することができるので、車両と障害物との衝突をより確実に回避することができる。
上記一の局面による緊急制動システムにおいて、好ましくは、シフト切替装置は、緊急制動を解除した後において運転手によりブレーキが操作されるか、または、第1所定時間経過したことに基づいて、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替える前のシフト位置に戻すように構成されている。
このように構成すれば、車両と障害物との衝突をより確実に回避した状態でシフト位置を元に戻すことができるので、シフト位置を元に戻した場合における車両と障害物との衝突をより確実に回避することができる。
上記緊急制動を有効にする際および緊急制動を解除した後の両方でシフト位置をニュートラルまたはパーキングにするシフト切替装置を備える緊急制動システムにおいて、好ましくは、自動制動装置は、緊急制動を有効にするとともに、シフト切替装置にシフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替えさせる緊急シフト切替信号を送信した後、所定条件を満たしたことに基づいて、緊急制動を解除するように構成されている。
このように構成すれば、所定条件を満たさなければ緊急制動から復帰することができないので、安全な状態で緊急制動から復帰することができる。
上記所定条件を満たしたことに基づいて、緊急制動を解除する自動制動装置を備える緊急制動システムにおいて、好ましくは、所定条件とは、障害物との衝突可能性が回避されたこと、緊急制動を有効にしてから第2所定時間経過したこと、または、車両が停止してから第3所定時間経過したことである。
このように構成すれば、障害物との衝突が回避された比較的安全な状態で緊急制動から復帰することができるので、緊急制動後の障害物との衝突をより一層効果的に回避することができる。
また、他の局面による緊急制動システムは、以下のような構成を備えている。
(付記項1)
他の局面における緊急制動システムは、車両進行方向において障害物との衝突可能性を検知したことに基づいて、車両の緊急制動を有効にする自動制動装置と、自動制動装置が車両の緊急制動を有効にする際、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替えるシフト切替装置とを備える。
他の局面による緊急制動システムでは、上記のように、自動制動装置が車両の緊急制動を有効にする際、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替えるシフト切替装置を設ける。これにより、車両を緊急制動させる際、車輪に伝達される駆動力を遮断することができる。その結果、制動装置のみにより車両を緊急制動させる場合と比較して、制動距離を短くすることができるので、障害物との衝突をより効果的に回避することができる。
(付記項2)
上記他の局面による緊急制動システムにおいて、好ましくは、自動制動装置は、障害物との距離が車両の速度に対応して設定された第1距離しきい値以下であり、車両の速度が障害物との距離に対応して設定された第1速度しきい値以上であり、かつ、運転手のアクセル操作量が所定アクセル操作量以上であることに基づく障害物との衝突可能性の検知に基づいて、車両の緊急制動を有効にするように構成されているとともに、シフト切替装置は、自動制動装置が車両の緊急制動を有効にする際、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替えさせる制御を行うように構成されている。
このように構成すれば、障害物との距離および車両の速度だけでなく運転手のアクセル操作量を加えて障害物との衝突可能性を検知することにより、障害物との距離に比べて運転手のアクセル操作量が過剰である場合の障害物との衝突可能性を検知することができるので、運転手のアクセルの誤操作を検知することができる。ここで、アクセルの誤操作が生じる場合とは、運転手がブレーキと間違えてアクセルを踏み込んだ場合、運転手がシフト操作を誤ったことに気付かずにアクセルを踏み込んだ場合、および、運転手が障害物に気付かずにアクセルを踏み込んだ場合などである。
(付記項3)
この場合、好ましくは、自動制動装置は、第1距離しきい値よりも大きい第2距離しきい値以下であり、かつ、第1速度しきい値よりも大きい第2速度しきい値以上であることに基づく障害物との衝突可能性の検知に基づいて、車両の緊急制動を有効にするように構成されているとともに、シフト切替装置は、自動制動装置が車両の緊急制動を有効にする際、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替えさせる制御を行うように構成されている。
このように構成すれば、障害物との距離が第2距離しきい値以下であり、かつ、車両の速度が第2速度しきい値以上である際の障害物との衝突可能性を検知することにより、アクセル操作量に関わらず比較的速度が出た状態で、車両と障害物とが接近していることを検知することができるので、走行中の車両と障害物との衝突可能性を検知することができる。その結果、走行中において車両と障害物との衝突可能性を検知した場合でも、自動制動装置が車両の緊急制動を有効にする際、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替えることにより、制動距離を短くすることができるので、障害物との衝突をより効果的に回避することができる。
(付記項4)
上記他の局面による緊急制動システムにおいて、好ましくは、シフト切替装置は、緊急制動が行われた後、運転手のブレーキ操作が行われたことに基づいて、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替える前のシフト位置に戻すように構成されている。
このように構成すれば、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替える前のシフト位置に戻すために、運転手のブレーキ操作が行われたことが必要であることにより、運転手がブレーキ操作可能な状態であることを確認した上で、シフト位置を戻すことができる。その結果、シフト位置を戻した場合でも車両が障害物に衝突しないように運転手がブレーキ操作を適宜行うことができるので、安全な状態で緊急制動から復帰することができる。また、後ろを走行している後続車両がいる場合でも、シフト位置を戻すことにより、緊急制動前と同じ走行を行うことができるので、緊急制動に起因する後続車両との衝突をより効果的に回避することができる。
(付記項5)
上記他の局面による緊急制動システムにおいて、好ましくは、自動制動装置は、シフト切替装置にシフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替えさせる緊急シフト切替信号を送信する制御を行う自動制動用制御部を含み、シフト切替装置は、自動制動用制御部から取得した緊急シフト切替信号に基づいて、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替える制御を行うシフト切替用制御部を含む。
このように構成すれば、自動制動用制御部およびシフト切替用制御部に処理を分散させることができるので、シフト切替用制御部のみで緊急制動の判断およびシフト切替の判断の処理を行う場合と比較して、シフト切替用制御部の処理負荷を軽減することができる。
第1実施形態による緊急制動システムを含むシステム全体の構成を概略的に示したブロック図である。 トランスミッション装置の4つの谷部を有するディテントプレートの構造を示した図である。 第1実施形態による緊急制動システムを搭載した車両が後進で車庫に入庫する状態を示した図である。 第1実施形態による緊急制動システムを搭載した車両が誤って後進で車庫から出庫しようとする状態を示した図である。 第1実施形態による緊急制動システムを搭載した車両が障害物(通行人)に気付かずに出庫する状態を示した図である。 第1実施形態による緊急制動システムを搭載した車両が前方を走行する車両に気付かずに接近した状態を示した図である。 第1実施形態による緊急制動システムの緊急制動処理を示したフローチャートである。 第2実施形態による緊急制動システムを含むシステム全体の構成を概略的に示したブロック図である。 トランスミッション装置の2つの谷部を有するディテントプレートの構造を示した図である。 第2実施形態による緊急制動システムの緊急制動処理を示したフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1~図6を参照して、緊急制動システム10の構成について説明する。緊急制動システム10は、駆動用モータを備えずエンジンを備えるガソリン車などの車両100の衝突を回避するためのシステムである。
図1に示すように、緊急制動システム10は、自動制動装置1と、シフト切替装置2とを備えている。
自動制動装置1は、いわゆるAEB(Autonomous Emergency Braking)装置である。自動制動装置1は、車両進行方向Mv(図3など参照)において障害物101(図3など参照)との衝突可能性を検知したことに基づいて、車両100(図3など参照)の緊急制動を有効にするように構成されている。ここで、緊急制動とは、障害物101と衝突しないような目標加速度を設定するとともに、目標加速度に基づいて、車両100の加速度を制御するような制動を示す。なお、緊急制動は、最大限の制動を行ってもよい。
自動制動装置1は、制御部1aと、通信部1bとを含んでいる。制御部1aは、自動制動用制御部1aである。
自動制動用制御部1aは、ECU(Erectronic Control Unit)である。自動制動用制御部1aは、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などのメモリを有する記憶部とを有している。通信部1bは、ネットワークを介して他の機器と通信を行うように構成されている。
通信部1bは、LIN(Local Interconnect Network)またはCAN(Controller Area Network)により他の機器と通信可能に構成されている。通信部1bは、センサ20と、制動装置30と、シフト切替装置2と通信可能である。
ここで、センサ20は、カメラ20aと、ソナー(超音波計測部)20bとを有している。カメラ20aは、車両100の周囲(たとえば、前方、後方および側方)を撮影可能に構成されている。自動制動装置1は、通信部1bを介してLINにより、車両100の周囲の撮影結果を取得するように構成されている。ソナー20bは、車両100の周囲(たとえば、前方、後方および側方)に超音波を発することにより、障害物101および障害物101との距離を計測可能に構成されている。自動制動装置1は、通信部1bを介してLINにより、障害物101および障害物101との距離の計測結果を取得するように構成されている。
また、制動装置30は、制動機構30aと、制御部30bと、通信部30cとを有している。制動機構30aは、車両100を制動させるための機構(たとえば、ブレーキペダルおよびブレーキパッドなど)を有している。制御部30bは、CPUと、ROMおよびRAMなどのメモリを有する記憶部とを有している。通信部30cは、ネットワークを介して他の機器と通信を行うように構成されている。通信部30cは、LINまたはCANにより他の機器と通信可能に構成されている。自動制動装置1は、通信部1bを介してCANにより、ブレーキペダルの操作量などを取得するように構成されている。自動制動装置1は、通信部1bを介してCANにより、緊急制動を行う際の制動機構30aによる操作量を送信するように構成されている。
また、自動制動装置1は、エンジンECUなどとも通信部1bを介して通信可能である。自動制動装置1は、エンジンECUなどから車両状態を取得可能に構成されている。車両状態とは、車両100の速度、車両100の車両進行方向Mv(前方および後方)、および、アクセル操作量などといった車両100の状態を示す。ここで、車両100の速度およびアクセル操作量の各々は、エンジンECUから取得される。車両100の車両進行方向Mvは、シフト切替装置2から取得される。
シフト切替装置2は、運転手(運転者)がシフトスイッチ(またはシフトレバー)などの操作部40aを介してシフトの切替操作を行った場合に、トランスミッション装置50に対する電気的なシフト切替制御を行うシフトバイワイヤ(SBW)である。シフト切替装置2では、運転手のシフト操作に対応したP(パーキング)位置、R(リバース)位置、N(ニュートラル)位置およびD(ドライブ)位置のいずれかのシフト位置にトランスミッション装置50が切り替えらえる。
シフト切替装置2は、モータ2a、伝達機構2bと、制御部2cと、通信部2dとを含んでいる。制御部2cは、シフト切替用制御部2cである。
モータ2aは、後述するディテントプレート50a(図2参照)を駆動させるためのモータである。モータ2aは、永久磁石をロータの表面に組み込んだ表面磁石型(SPM)の三相モータである。伝達機構2bは、モータ2aの駆動力をディテントプレート50aに伝達するように構成されている。伝達機構2bは、減速機構部(図示せず)と、出力軸(図示せず)とを含んでいる。
シフト切替用制御部2cは、CPUと、ROMおよびRAMなどのメモリを有する記憶部とを有している。通信部2dは、ネットワークを介して他の機器と通信を行うように構成されている。通信部2dは、LINまたはCANにより他の機器と通信可能に構成されている。通信部2dは、シフトスイッチ装置40と、トランスミッション装置50と、自動制動装置1と通信可能である。
ここで、シフトスイッチ装置40は、操作部40aと、制御部40bと、通信部40cとを有している。操作部40aは、運転手が操作するシフトスイッチ(またはシフトレバー)である。制御部40dは、CPUと、ROMおよびRAMなどのメモリを有する記憶部とを有している。通信部40cは、ネットワークを介して他の機器と通信を行うように構成されている。通信部40cは、LINまたはCANにより他の機器と通信可能に構成されている。シフト切替装置2は、通信部2dを介してCANにより、操作部40aのシフト位置を取得するように構成されている。
また、トランスミッション装置50は、自動変速切替機構(オートトランスミッション)により構成されている。トランスミッション装置50は、ディテントプレート50aと、ディテントスプリング50bと、変速機構部50cと、制御部50dと、通信部50eとを有している。
図2に示すように、ディテントプレート50aは、シフト位置(P位置、R位置、N位置およびD位置)に対応するように設けられた複数(4つ)の谷部V1、谷部V2、谷部V3および谷部V4(複数の谷部)を有している。ディテントスプリング50bは、P位置、R位置、N位置およびD位置のそれぞれに対応する回動角度位置でディテントプレート50aを保持するように構成されている。変速機構部50cは、P位置、R位置、N位置およびD位置のそれぞれに対応するギヤに変速するための機構である。
図1に示すように、制御部50dは、CPUと、ROMおよびRAMなどのメモリを有する記憶部とを有している。通信部50eは、ネットワークを介して他の機器と通信を行うように構成されている。通信部50eは、LINまたはCANにより他の機器と通信可能に構成されている。シフト切替装置2は、通信部2dを介してCANにより、変速機構部50cのシフト位置などを取得するように構成されている。シフト切替装置2は、通信部2dを介してCANにより、シフトスイッチ装置40から取得したシフト位置に変速機構部50cを切り替えるための信号をトランスミッション装置50に送信するように構成されている。
(緊急制動制御)
第1実施形態の緊急制動システム10では、衝突回避性能を向上させるため、自動制動装置1による自動制動だけでなく、シフト切替装置2によりシフト位置を切り替えることによりエンジンから車輪への駆動力の伝達が遮断されている。すなわち、シフト切替装置2は、自動制動装置1が車両100の緊急制動を有効にする際、シフト位置をN位置に切り替えるように構成されている。
具体的には、自動制動用制御部1aは、車両進行方向Mvにおいて障害物101との衝突可能性を検知したことに基づいて、車両100の緊急制動を有効にするとともに、シフト切替装置2にシフト位置をN位置に切り替えさせる緊急シフト切替信号を送信する制御を行うように構成されている。シフト切替用制御部2cは、自動制動用制御部1aから取得した緊急シフト切替信号に基づいて、シフト位置をN位置に切り替える制御を行うように構成されている。
自動制動装置1は、緊急制動を有効にするとともに、シフト切替装置2にシフト位置をN位置に切り替えさせる緊急シフト切替信号を送信した後、所定条件を満たしたことに基づいて、緊急制動を解除するように構成されている。ここで、所定条件とは、障害物101との衝突可能性が回避されたこと、緊急制動を有効にしてから第1所定時間(特許請求の範囲の「第2所定時間」の一例)経過したこと、または、車両が停止してから第2所定時間(特許請求の範囲の「第3所定時間」の一例)経過したことである。
(復帰制御)
また、第1実施形態の緊急制動システム10では、シフト切替装置2は、自動制動装置1が車両100の緊急制動を有効にした場合において、自動制動装置1による緊急制動を解除した後、シフト位置をN位置に保持するように構成されている。すなわち、緊急制動システム10では、衝突回避性能を向上させるため、自動制動装置1による自動制動から復帰する際、シフト切替装置2によりシフト位置を切り替えたシフト位置を保持することによってエンジンから車輪への駆動力の伝達が遮断される。
このように、シフト切替装置2は、自動制動装置1が車両100の緊急制動を有効にした場合、自動制動装置1による緊急制動を有効にする際、シフト位置をN位置に切り替えるとともに、緊急制動を解除した後においてシフト位置をN位置に保持するように構成されている。
具体的には、シフト切替装置2は、緊急制動を解除した後において運転手によりブレーキが操作されていない場合に、シフト位置をN位置に保持するように構成されている。すなわち、シフト切替装置2は、緊急制動を解除した後において運転手によりブレーキが操作されていないことに基づいて、シフト位置をN位置に切り替える前のシフト位置に戻さないように構成されている。
また、シフト切替装置2は、緊急制動を解除した後において運転手によりブレーキが操作されたことに基づいて、シフト位置をN位置に切り替える前のシフト位置に戻すように構成されている。すなわち、自動制動用制御部1aは、緊急制動を解除した後において運転手によりブレーキが操作されたことに基づいて、シフト切替装置2によるシフト位置の切り替えを終了するシフト切替終了信号をシフト切替装置2に送信するように構成されている。シフト切替用制御部2cは、自動制動用制御部1aから取得したシフト切替終了信号に基づいて、シフト位置を元に戻す制御を行うように構成されている。
(誤発進抑制のための緊急制動制御および復帰制御)
以下において、具体的なシチュエーションに基づいて緊急制動制御および復帰制御について説明する。まず、誤発進抑制のための緊急制動制御および復帰制御の具体的なシチュエーションについて説明する。
〈第1シチュエーション〉
図3に示す第1シチュエーションは、車庫などに後ろ向きに入庫する場合を示している。この場合、車両100はシフト位置をR位置にした状態で後退する。そして、運転手がブレーキを踏もうとしたが、誤ってアクセルを踏んでしまい、障害物101(車庫の壁)に向かって加速してしまう、という事象が考えられる。
このため、自動制動装置1は、障害物101との距離が車両100の速度に対応して設定された第1距離しきい値以下であり、車両100の速度が障害物101との距離に対応して設定された第1速度しきい値以上であり、かつ、運転手のアクセル操作量が所定アクセル操作量以上であることに基づく障害物101との衝突可能性の検知に基づいて、車両100の緊急制動を有効にするように構成されている。また、シフト切替装置2は、自動制動装置1が車両100の緊急制動を有効にする際、シフト位置をN位置に切り替えさせる制御を行うように構成されている。ここで、障害物101との距離が車両100の速度に対応して設定された第1距離しきい値以下であるとは、たとえば、車両100の速度が時速10km/hで障害物101との距離が2m以下、車両100の速度が時速5km/hで障害物101との距離が1m以下といった設定が考えられる。また、車両100の速度が障害物101との距離に対応して設定された第1速度しきい値以上とは、障害物101との距離が2mで車両100の速度が時速10km/h以上、障害物101との距離が1mで車両100の速度が時速5km/h以上といった設定が考えられる。
具体的には、自動制動用制御部1aは、障害物101との距離が第1距離しきい値以下であり、車両100の速度が第1速度しきい値以上であり、かつ、運転手のアクセル操作量が所定アクセル操作量以上であることに基づく障害物101との衝突可能性の検知に基づいて、制動装置30に緊急制動信号を送信する制御を行うように構成されている。また、自動制動用制御部1aは、シフト切替装置2にシフト位置をN位置に切り替えさせる緊急シフト切替信号を送信する制御を行うように構成されている。シフト切替用制御部2cは、自動制動用制御部1aから取得した緊急シフト切替信号に基づいて、シフト位置をN位置に切り替える制御を行うように構成されている。
また、緊急制動システム10では、衝突が回避された場合には、緊急制動制御を終了するとともに、緊急制動制御からの復帰制御が行われる。
すなわち、自動制動装置1は、緊急制動を有効にするとともに、シフト切替装置2にシフト位置をN位置に切り替えさせる緊急シフト切替信号を送信した後、所定条件を満たしたことに基づいて、緊急制動を解除するように構成されている。ここで、所定条件とは、障害物101との衝突可能性が回避されたことである。衝突可能性が回避されたとは、障害物101との距離が第1距離しきい値を超えており、車両100の速度が第1速度しきい値未満であり、かつ、運転手のアクセル操作量が所定アクセル操作量未満であることを示す。
具体的には、自動制動用制御部1aは、緊急制動を有効にするとともに、シフト切替装置2にシフト位置をN位置に切り替えさせる緊急シフト切替信号を送信した後、所定条件を満たしたことに基づいて、緊急制動を解除する緊急制動解除信号を制動装置30に送信する制御を行うように構成されている。
ここで、シフト切替装置2は、緊急制動解除信号が送信された後、運転手によるブレーキ操作が検知されていない場合、シフト位置をN位置に保持するように構成されている。
また、自動制動装置1は、緊急制動解除信号を送信した後、運転手によるブレーキ操作を検知したことに基づいて、シフト切替終了信号をシフト切替装置2に送信するように構成されている。シフト切替装置2は、シフト切替終了信号を取得したことに基づいて、シフト位置をN位置に切り替える前のシフト位置に戻すように構成されている。具体的には、シフト切替用制御部2cは、自動制動用制御部1aからシフト切替終了信号を取得したことに基づいて、シフト位置をN位置に切り替える前のシフト位置に戻す制御(この場合ではR位置に戻す制御)を行うように構成されている。
〈第2シチュエーション〉
また、第1シチュエーションの別例の第2シチュエーションとして、車庫などに前向きに入庫する場合が考えられる。この場合、車両100はシフト位置をD位置にした状態で前進する。そして、運転手が駐車するためにブレーキを踏もうとしたが、誤ってアクセルを踏んでしまい、障害物101(車庫の壁)に向かって加速してしまう、という事象が考えられる。この場合においても、緊急制動システム10では、第1シチュエーションと同様の制御が行われることにより、障害物101との衝突が回避される。そして、緊急制動からの復帰の際、シフト切替装置2では、運転手によるブレーキ操作が検知されていない場合に、シフト位置がN位置に保持される。これにより、復帰した際に、車両100と障害物101とが衝突することをより確実に回避することができるので、安全に緊急制動から復帰することができる。
〈第3シチュエーション〉
また、図4に示す第3シチュエーションとして、車庫などから前向きに出庫する場合が考えられる。この場合、車両100はシフト位置をD位置にした状態で発進するが、運転手がシフト操作を誤りシフト位置をR位置にした状態で車両100を発進させることが考えられる。そして、運転手が発進するためにアクセルを踏むと、障害物101(車庫の壁)に向かって加速してしまう、という事象が考えられる。この場合においても、緊急制動システム10では、第1シチュエーションと同様の制御が行われることにより、障害物101との衝突が回避される。そして、緊急制動からの復帰の際、シフト切替装置2では、運転手によるブレーキ操作が検知されていない場合に、シフト位置がN位置に保持される。これにより、復帰した際に、車両100と障害物101とが衝突することをより確実に回避することができるので、安全に緊急制動から復帰することができる。
〈第4シチュエーション〉
また、第3シチュエーションの別例の第4シチュエーションとして、車庫などから後ろ向きに出庫する場合が考えられる。この場合、車両100はシフト位置をR位置にした状態で発進するが、運転手がシフト操作を誤りシフト位置をD位置にした状態で車両100を発進させることが考えられる。そして、運転手が発進するためにアクセルを踏むと、障害物101(車庫の壁)に向かって加速してしまう、という事象が考えられる。この場合においても、緊急制動システム10では、第1シチュエーションと同様の制御が行われることにより、障害物101との衝突が回避される。そして、緊急制動からの復帰の際、シフト切替装置2では、運転手によるブレーキ操作が検知されていない場合に、シフト位置がN位置に保持される。これにより、復帰した際に、車両100と障害物101とが衝突することをより確実に回避することができるので、安全に緊急制動から復帰することができる。
〈第5シチュエーション〉
また、図5に示す第5シチュエーションとして、車庫などから前向きに出庫する場合が考えられる。この場合、車両100はシフト位置を正しくD位置にした状態で発進するが、運転手が障害物101(通行人)に気付かず車両100を発進させることが考えられる。そして、運転手が発進するためにアクセルを踏むと、障害物101(通行人)に向かって加速してしまう、という事象が考えられる。この場合においても、緊急制動システム10では、第1シチュエーションと同様の制御が行われることにより、障害物101との衝突が回避される。そして、緊急制動からの復帰の際、シフト切替装置2では、運転手によるブレーキ操作が検知されていない場合に、シフト位置がN位置に保持される。これにより、復帰した際に、車両100と障害物101とが衝突することをより確実に回避することができるので、安全に緊急制動から復帰することができる。
〈第6シチュエーション〉
また、第5シチュエーションの別例の第6シチュエーションとして、車庫などから後ろ向きに出庫する場合が考えられる。この場合、車両100はシフト位置を正しくR位置にした状態で発進するが、運転手が障害物101(通行人)に気付かず車両100を発進させることが考えられる。そして、運転手が発進するためにアクセルを踏むと、障害物101(通行人)に向かって加速してしまう、という事象が考えられる。この場合においても、緊急制動システム10では、第1シチュエーションと同様の制御が行われることにより、障害物101との衝突が回避される。そして、緊急制動からの復帰の際、シフト切替装置2では、運転手によるブレーキ操作が検知されていない場合に、シフト位置がN位置に保持される。これにより、復帰した際に、車両100と障害物101とが衝突することをより確実に回避することができるので、安全に緊急制動から復帰することができる。
〈通常走行の際の緊急制動制御および復帰制御〉
次に、通常走行の際の緊急制動制御および復帰制御の具体的なシチュエーションについて説明する。
〈第7シチュエーション〉
図6に示す第7シチュエーションとして、車両100が前進走行している際に、障害物101(車両)に気付くことなく前進する場合を示している。この場合、運転手がブレーキを踏むことにより減速を行わなければ、障害物101(車両)に向かって前進してしまう、という事象が考えられる。
このため、自動制動装置1は、第1距離しきい値よりも大きい第2距離しきい値以下であり、かつ、第1速度しきい値よりも大きい第2速度しきい値以上であることに基づく障害物101との衝突可能性の検知に基づいて、車両100の緊急制動を有効にするように構成されている。また、シフト切替装置2は、自動制動装置1が車両100の緊急制動を有効にする際、シフト位置をN位置に切り替えさせる制御を行うように構成されている。ここで、第2距離しきい値以下とは、たとえば、車両100の速度が時速40km/hで障害物101との距離が20m以下といった設定が考えられる。また、第2速度しきい値以上とは、障害物101との距離が20mで車両100の速度が時速40km/h以上といった設定が考えられる。
具体的には、自動制動用制御部1aは、障害物101との距離が第2距離しきい値以下であり、かつ、車両100の速度が第2速度しきい値以上であることに基づく障害物101との衝突可能性の検知に基づいて、制動装置30に緊急制動信号を送信する制御を行うように構成されている。また、自動制動用制御部1aは、シフト切替装置2にシフト位置をN位置に切り替えさせる緊急シフト切替信号を送信する制御を行うように構成されている。シフト切替用制御部2cは、自動制動用制御部1aから取得した緊急シフト切替信号に基づいて、シフト位置をN位置に切り替える制御を行うように構成されている。
また、緊急制動システム10では、衝突が回避された場合には、緊急制動を終了するとともに、緊急制動制御から復帰制御が行われる。
すなわち、自動制動装置1は、緊急制動を有効にするとともに、シフト切替装置2にシフト位置をN位置に切り替えさせる緊急シフト切替信号を送信した後、所定条件を満たしたことに基づいて、緊急制動を解除するように構成されている。ここで、所定条件とは、障害物101との衝突可能性が回避されたことである。衝突可能性が回避されたとは、障害物101との距離が第2距離しきい値以上であり、かつ、車両100の速度が第2速度しきい値以下であることを示す。
具体的には、自動制動用制御部1aは、緊急制動を有効にするとともに、シフト切替装置2にシフト位置をN位置に切り替えさせる緊急シフト切替信号を送信した後、所定条件を満たしたことに基づいて、緊急制動を解除する緊急制動解除信号を制動装置30に送信する制御を行うように構成されている。
ここで、シフト切替装置2は、緊急制動解除信号を送信した後、運転手によるブレーキ操作を検知していない場合に、シフト位置をN位置に保持するように構成されている。
また、自動制動装置1は、緊急制動解除信号を送信した後、運転手によるブレーキ操作を検知したことに基づいて、シフト切替終了信号をシフト切替装置2に送信するように構成されている。シフト切替装置2は、シフト切替終了信号を取得したことに基づいて、シフト位置をN位置に切り替える前のシフト位置に戻すように構成されている。具体的には、シフト切替用制御部2cは、自動制動用制御部1aからシフト切替終了信号を取得したことに基づいて、シフト位置をN位置に切り替える前のシフト位置に戻す制御(この場合ではD位置に戻す制御)を行うように構成されている。
〈第8シチュエーション〉
また、第7シチュエーションの別例の第8シチュエーションとして、車両100が後進走行している際に、障害物101(車両)に気付くことなく後進する場合が考えられる。この場合、運転手がブレーキを踏むことにより減速を行わなければ、障害物101(車両)に向かって後進してしまう、という事象が考えられる。この場合においても、緊急制動システム10では、第7シチュエーションと同様の制御が行われることにより、障害物101との衝突が回避される。そして、緊急制動からの復帰の際、シフト切替用制御部2cでは、運転手によるブレーキ操作が検知されていない場合に、シフト位置をN位置に保持する制御が行われる。これにより、復帰した際に、車両100と障害物101とが衝突することをより確実に回避することができるので、安全に緊急制動から復帰することができる。
(緊急制動処理)
以下に、図7を参照して、第1~第8シチュエーションで行われる緊急制動処理について説明する。緊急制動処理は、緊急制動の際、および、緊急制動からの復帰の際の両方において、車両100と障害物101との衝突を回避するための処理である。なお、緊急制動の際、車両100と障害物101との衝突を回避するため、自動制動装置1による緊急制動と、シフト切替装置2によるシフト切替とが並行して行われる。以下では、第1~第8シチュエーションのうち第1シチュエーションを一例として示して緊急制動処理を説明する。
第1シチュエーションでは、まず、運転手が、車両100の駐車位置を決定する。運転手は、駐車位置に後ろ向き駐車を行うため、車両100を駐車位置に進入しやすい位置に移動させる。運転手は、シフト位置をD位置からR位置に切り替える。運転手は、アクセルを操作して車両100を後進させる。そして、運転手は、駐車位置に車両100を停止させる際、ブレーキを操作するのではなく、誤ってアクセルを操作してしまう。
ステップS1において、自動制動用制御部1aにより、障害物101に衝突可能性があるか否かが判断される。すなわち、自動制動用制御部1aにより、障害物101との距離が第1距離しきい値以下であり、車両100の速度が第1速度しきい値以上であり、かつ、運転手のアクセル操作量が所定アクセル操作量以上であるか否かが判断される。衝突可能性があると判断された場合にはステップS2に進み、衝突可能性がない場合にはステップS1を繰り返す。
ステップS2において、自動制動用制御部1aにより、シフト切替用制御部2cに対して緊急シフト切替信号が送信される。そして、ステップS3において、自動制動用制御部1aにより、制動装置30に対して緊急シフト切替信号が送信されるとともに、ステップS11において、シフト切替用制御部2cにより、シフト位置がR位置からN位置に切り替えられる。
ステップS4において、自動制動用制御部1aにより、所定条件を満たしたか否かが判断される。ここで、所定条件を満たした場合にはステップS5に進み、所定条件を満たしていない場合にはステップS4を繰り返す。ステップS5において、自動制動用制御部1aにより、制動装置30に対して緊急制動終了信号が送信される。
ステップS6において、自動制動用制御部1aにより、ブレーキ操作が検知されたか否かが判断される。ブレーキ操作が検知された場合にはステップS7に進み、ブレーキ操作が検知されない場合にはステップS6を繰り返す。この際、シフト切替装置2においてシフト位置がN位置に保持されている。ステップS7において、自動制動用制御部1aにより、シフト切替用制御部2cに対してシフト切替終了信号(終了信号)が送信される。そして、ステップS12において、シフト切替用制御部2cにより、シフト位置が元のシフト位置に戻される。すなわち、第1シチュエーションでは、R位置に戻される。そして、緊急制動処理が終了する。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、緊急制動システム10は、自動制動装置1が車両100の緊急制動を有効にした場合において、自動制動装置1による緊急制動を解除した後、シフト位置をN位置に保持するシフト切替装置2を備えている。これにより、自動制動装置1による車両100の緊急制動の解除後の運転手がブレーキの操作をしていなかった場合でも、車両100が運転手の意思によらず動いてしまうことを抑制することができる。この結果、自動制動装置1による車両100の緊急制動の解除後の障害物101との衝突可能性を抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、シフト切替装置2は、自動制動装置1が車両100の緊急制動を有効にした場合、自動制動装置1による緊急制動を有効にする際、シフト位置をN位置に切り替えるとともに、緊急制動を解除した後においてシフト位置をN位置に保持するように構成されている。これにより、自動制動装置1による緊急制動を有効にする際、シフト位置をN位置に切り替えることにより、緊急制動を有効にした際に車輪に伝達される駆動力を遮断することができるので、車両100と障害物101との衝突を効果的に回避することができる。また、緊急制動を解除した後においてシフト位置をN位置に保持することにより、緊急制動からの復帰の際も車両100と障害物101との衝突を効果的に回避することができる。これらの結果、緊急制動の際だけでなく緊急制動からの復帰の際にも車両100と障害物101との衝突をより効果的に回避することができるので、車両100と障害物101との衝突をより確実に回避することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、シフト切替装置2は、緊急制動を解除した後において運転手によりブレーキが操作されていない場合に、シフト位置をN位置に保持するように構成されている。これにより、シフト切替装置2が、緊急制動を解除した後において運転手によりブレーキが操作されていない場合に、シフト位置をN位置に保持するように構成されていることにより、運転手によるブレーキ操作がされていないことに起因して障害物101に向かって車両100が再度進むことを防止することができるので、車両100と障害物101との衝突をより一層確実に回避することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、シフト切替装置2は、緊急制動を解除した後において運転手によりブレーキが操作されたことに基づいて、シフト位置をN位置に切り替える前のシフト位置に戻すように構成されている。これにより、車両100と障害物101との衝突をより確実に回避した状態でシフト位置を元に戻すことができるので、シフト位置を元に戻した場合における車両100と障害物101との衝突をより確実に回避することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、自動制動装置1は、緊急制動を有効にするとともに、シフト切替装置2にシフト位置をN位置に切り替えさせる緊急シフト切替信号を送信した後、所定条件を満たしたことに基づいて、緊急制動を解除するように構成されている。これにより、所定条件を満たさなければ緊急制動から復帰することができないので、安全な状態で緊急制動から復帰することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、所定条件とは、障害物101との衝突可能性が回避されたことである。これにより、障害物101との衝突が回避された比較的安全な状態で緊急制動から復帰することができるので、緊急制動後の障害物101との衝突をより一層効果的に回避することができる。
[第2実施形態]
次に、図8~図10を参照して、第2実施形態の緊急制動システム210について説明する。詳細には、ガソリン車などの車両100を対象とする第1実施形態の緊急制動システム10とは異なり、第2実施形態の緊急制動システム210では、ハイブリッド車および電気自動車などの車両100を対象とする。なお、第2実施形態において、上記第1実施形態と同様の構成に関しては、同じ符号を付して説明を省略する。
図8および図9を参照して、緊急制動システム210の構成について説明する。緊急制動システム210は、ハイブリッド車および電気自動車などの駆動用モータを備える車両100の衝突を回避するためのシステムである。
図8に示すように、緊急制動システム210は、自動制動装置1と、シフト切替装置202とを備えている。
シフト切替装置202は、運転手(運転者)がシフトスイッチ(またはシフトレバー)などの操作部40aを介してシフトの切替操作を行った場合に、トランスミッション装置250に対する電気的なシフト切替制御を行うシフトバイワイヤ(SBW)である。シフト切替装置202では、運転手のシフト操作に対応したP(パーキング)位置、および、非P(非パーキング)位置のいずれかのシフト位置にトランスミッション装置250が切り替えらえる。
シフト切替装置202は、モータ2aと、伝達機構2bと、制御部202cと、通信部2dとを含んでいる。制御部202cは、シフト切替用制御部202cである。
また、トランスミッション装置250は、ディテントプレート250aと、ディテントスプリング50bと、ロック機構部250cと、制御部50dと、通信部50eとを有している。
ディテントプレート250aは、シフト位置(P位置および非P位置)に対応するように設けられた複数(2つ)の谷部V1および谷部V2を有している(図9参照)。ディテントスプリング50bは、P位置および非P位置のそれぞれに対応する回動角度位置でディテントプレート250aを保持するように構成されている。ロック機構部250cは、P位置の場合には駆動用モータからの駆動力が車輪に伝達されないように、トランスミッション装置250をロックするように構成されている。ロック機構部250cは、非P位置の場合には駆動用モータからの駆動力が車輪に伝達されるように、トランスミッション装置250のロックを解除するように構成されている。
(緊急制動制御)
第2実施形態の緊急制動システム210では、衝突回避性能を向上させるため、自動制動装置1による自動制動だけでなく、シフト切替装置202によりシフト位置を切り替えることによりエンジンから車輪への駆動力が遮断されている。すなわち、シフト切替装置202は、自動制動装置1が車両100の緊急制動を有効にする際、シフト位置をP位置に切り替えるように構成されている。
具体的には、自動制動用制御部1aは、車両進行方向Mvにおいて障害物101との衝突可能性を検知したことに基づいて、車両100の緊急制動を有効にするとともに、シフト切替装置202にシフト位置をP位置に切り替えさせる緊急シフト切替信号を送信する制御を行うように構成されている。シフト切替用制御部202cは、自動制動用制御部1aから取得した緊急シフト切替信号に基づいて、シフト位置をP位置に切り替える制御を行うように構成されている。
(復帰制御)
また、第2実施形態の緊急制動システム210では、シフト切替装置202は、自動制動装置1が車両100の緊急制動を有効にした場合において、自動制動装置1による緊急制動を解除した後、シフト位置をP位置に保持するように構成されている。すなわち、緊急制動システム210では、衝突回避性能を向上させるため、自動制動装置1による自動制動から復帰する際、シフト切替装置202によりシフト位置を切り替えたシフト位置を保持することによってエンジンから車輪への駆動力の伝達が遮断される。
このように、シフト切替装置202は、自動制動装置1が車両100の緊急制動を有効にした場合、自動制動装置1による緊急制動を有効にする際、シフト位置をP位置に切り替えるとともに、緊急制動を解除した後においてシフト位置をP位置に保持するように構成されている。
具体的には、シフト切替装置202は、緊急制動を解除した後において運転手によりブレーキが操作されていない場合に、シフト位置をP位置に保持するように構成されている。すなわち、シフト切替装置202は、緊急制動を解除した後において運転手によりブレーキが操作されていないことに基づいて、シフト位置をP位置に切り替える前のシフト位置に戻さないように構成されている。
また、シフト切替装置202は、緊急制動を解除した後において運転手によりブレーキが操作されたことに基づいて、シフト位置をP位置に切り替える前のシフト位置に戻すように構成されている。すなわち、自動制動用制御部1aは、緊急制動を解除した後において運転手によりブレーキが操作されたことに基づいて、シフト切替装置202によるシフト位置の切り替えを終了するシフト切替終了信号をシフト切替装置202に送信するように構成されている。シフト切替用制御部2cは、自動制動用制御部1aから取得したシフト切替終了信号に基づいて、シフト位置を元に戻す制御を行うように構成されている。
(誤発進抑制のための緊急制動制御および復帰制御)
以下において、第1実施形態において例示した第1~第8シチュエーションに基づいて第2実施形態の緊急制動制御について説明する。まず、誤発進抑制のための緊急制動制御の具体的なシチュエーションについて説明する。
〈第1シチュエーション〉
第1シチュエーション(図3参照)において、自動制動装置1は、障害物101との距離が車両100の速度に対応して設定された第1距離しきい値以下であり、車両100の速度が障害物101との距離に対応して設定された第1速度しきい値以上であり、かつ、運転手のアクセル操作量が所定アクセル操作量以上であることに基づく障害物101との衝突可能性の検知に基づいて、車両100の緊急制動を有効にするように構成されている。また、シフト切替装置202は、自動制動装置1が車両100の緊急制動を有効にする際、シフト位置をP位置に切り替えさせる制御を行うように構成されている。
具体的には、自動制動用制御部1aは、障害物101との距離が第1距離しきい値以下であり、車両100の速度が第1速度しきい値以上であり、かつ、運転手のアクセル操作量が所定アクセル操作量以上であることに基づく障害物101との衝突可能性の検知に基づいて、制動装置30に緊急制動信号を送信する制御を行うように構成されている。また、自動制動用制御部1aは、シフト切替装置202にシフト位置をP位置に切り替えさせる緊急シフト切替信号を送信する制御を行うように構成されている。シフト切替用制御部202cは、自動制動用制御部1aから取得した緊急シフト切替信号に基づいて、シフト位置をP位置に切り替える制御を行うように構成されている。
また、緊急制動システム210では、衝突が回避された場合には、緊急制動を終了するとともに、緊急制動からの復帰制御が行われる。
すなわち、自動制動装置1は、緊急制動を有効にするとともに、シフト切替装置202にシフト位置をP位置に切り替えさせる緊急シフト切替信号を送信した後、所定条件を満たしたことに基づいて、緊急制動を解除するように構成されている。
具体的には、自動制動用制御部1aは、緊急制動を有効にするとともに、シフト切替装置202にシフト位置をP位置に切り替えさせる緊急シフト切替信号を送信した後、所定条件を満たしたことに基づいて、緊急制動を解除する信号を制動装置30に送信する制御を行うように構成されている。
ここで、シフト切替装置202は、緊急制動解除信号が送信された後、運転手によるブレーキ操作が検知されていない場合、シフト位置をP位置に保持するように構成されている。
また、自動制動装置1は、緊急制動解除信号を送信した後、運転手によるブレーキ操作を検知したことに基づいて、シフト切替終了信号をシフト切替装置202に送信するように構成されている。シフト切替装置202は、シフト切替終了信号を取得したことに基づいて、シフト位置をP位置に切り替える前のシフト位置に戻すように構成されている。具体的には、シフト切替用制御部202cは、自動制動用制御部1aからシフト切替終了信号を取得したことに基づいて、シフト位置をP位置に切り替える前のシフト位置に戻す制御(この場合では非P位置に戻す制御)を行うように構成されている。
〈第2~第6シチュエーション〉
また、第2~第6シチュエーションにおいて、緊急制動システム210では、上記第1シチュエーションと同様の制御が行われることにより、障害物101との衝突が回避される。そして、緊急制動からの復帰の際、シフト切替装置202では、運転手によるブレーキ操作が検知されていない場合に、シフト位置がP位置に保持される。これにより、復帰した際に、車両100と障害物101とが衝突することをより確実に回避することができるので、安全に緊急制動から復帰することができる。
〈通常走行の際の緊急制動制御および復帰制御〉
次に、第7および第8シチュエーションにおける緊急制動制御および復帰制御ついて説明する。
〈第7シチュエーション〉
第7シチュエーション(図6を参照)において、自動制動装置1は、第1距離しきい値よりも大きい第2距離しきい値以下であり、かつ、第1速度しきい値よりも大きい第2速度しきい値以上であることに基づく障害物101との衝突可能性の検知に基づいて、車両100の緊急制動を有効にするように構成されている。また、シフト切替装置202は、自動制動装置1が車両100の緊急制動を有効にする際、シフト位置をP位置に切り替えさせる制御を行うように構成されている。
具体的には、自動制動用制御部1aは、障害物101との距離が第2距離しきい値以下であり、かつ、車両100の速度が第2速度しきい値以上であることに基づく障害物101との衝突可能性の検知に基づいて、制動装置30に緊急制動信号を送信する制御を行うように構成されている。また、自動制動用制御部1aは、シフト切替装置202にシフト位置をP位置に切り替えさせる緊急シフト切替信号を送信する制御を行うように構成されている。シフト切替用制御部202cは、自動制動用制御部1aから取得した緊急シフト切替信号に基づいて、シフト位置をP位置に切り替える制御を行うように構成されている。
また、緊急制動システム210では、衝突が回避された場合には、緊急制動を終了するとともに、緊急制動からの復帰制御が行われる。
すなわち、自動制動装置1は、緊急制動を有効にするとともに、シフト切替装置202にシフト位置をP位置に切り替えさせる緊急シフト切替信号を送信した後、所定条件を満たしたことに基づいて、緊急制動を解除するように構成されている。
具体的には、自動制動用制御部1aは、緊急制動を有効にするとともに、シフト切替装置202にシフト位置をP位置に切り替えさせる緊急シフト切替信号を送信した後、所定条件を満たしたことに基づいて、緊急制動を解除する信号を制動装置30に送信する制御を行うように構成されている。
ここで、シフト切替装置202は、緊急制動解除信号を送信した後、運転手によるブレーキ操作を検知していない場合に、シフト位置をP位置に保持するように構成されている。
また、自動制動装置1は、緊急制動解除信号を送信した後、運転手によるブレーキ操作を検知したことに基づいて、シフト切替終了信号をシフト切替装置202に送信するように構成されている。シフト切替装置202は、シフト切替終了信号を取得したことに基づいて、シフト位置をP位置に切り替える前のシフト位置に戻すように構成されている。具体的には、シフト切替用制御部202cは、自動制動用制御部1aからシフト切替終了信号を取得したことに基づいて、シフト位置をP位置に切り替える前のシフト位置に戻す制御(この場合では非P位置に戻す制御)を行うように構成されている。
〈第8シチュエーション〉
また、第8シチュエーションにおいて、緊急制動システム210では、第7シチュエーションと同様の制御が行われることにより、障害物101との衝突が回避される。そして、緊急制動からの復帰の際、シフト切替装置202では、運転手によるブレーキ操作が検知されていない場合に、シフト位置がP位置に保持される。これにより、復帰した際に、車両100と障害物101とが衝突することをより確実に回避することができるので、安全に緊急制動から復帰することができる。なお、第2実施形態のその他の構成は、第1実施形態の構成と同様であるので説明を省略する。
(緊急制動処理)
以下に、図10を参照して、第1~第8シチュエーションで行われる緊急制動処理について説明する。緊急制動処理は、緊急制動の際、および、緊急制動からの復帰の際の両方において、車両100と障害物101との衝突を回避するための処理である。なお、緊急制動の際、車両100と障害物101との衝突を回避するため、自動制動装置1による緊急制動と、シフト切替装置202によるシフト切替とが並行して行われる。以下では、第1実施形態と同様に、第1~第8シチュエーションのうち第1シチュエーションを一例として示して緊急制動処理を説明する。
第1シチュエーションでは、まず、運転手が、車両100の駐車位置を決定する。運転手は、駐車位置に後ろ向き駐車を行うため、車両100を駐車位置に進入しやすい位置に移動させる。運転手は、シフト位置を非P位置に保持させる。運転手は、アクセルを操作して車両100を後進させる。そして、運転手は、駐車位置に車両100を停止させる際、ブレーキを操作するのではなく、誤ってアクセルを操作してしまう。
ステップS1~S7は、第1実施形態のステップS1~S7と同じ処理であるので、説明を省略する。ステップS211において、シフト切替用制御部202cにより、シフト位置が非P位置からP位置に切り替えられる。ステップS212において、シフト切替用制御部202cにより、シフト位置が元のシフト位置に戻される。すなわち、第1シチュエーションでは、非P位置に戻される。そして、緊急制動処理が終了する。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、緊急制動システム210は、自動制動装置1が車両100の緊急制動を有効にした場合において、自動制動装置1による緊急制動を解除した後、シフト位置をP位置に保持するシフト切替装置202を備えている。これにより、自動制動装置1による車両100の緊急制動の解除後、障害物101との衝突可能性を抑制することができる。なお、第2実施形態のその他の効果は、第1実施形態の効果と同様であるので、説明を省略する。
[変形例]
今回開示された上記実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1実施形態では、シフト切替装置2は、車両100の緊急制動からの復帰の際、シフト位置をN位置に保持する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、シフト切替装置は、車両の緊急制動から復帰する際、シフト位置をP位置に切り替えてもよい。
また、第1実施形態では、シフト切替装置2は、自動制動装置1が車両100の緊急制動を有効にする際、シフト位置をN位置に切り替えるとともに、緊急制動からの復帰の際、シフト位置をN位置に保持する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、シフト切替装置は、自動制動装置が車両の緊急制動を有効にする際、シフト位置をP位置に切り替えるとともに、緊急制動からの復帰の際、シフト位置をP位置に保持してもよい。
また、第1実施形態では、シフト切替装置2は、緊急制動を解除した後において運転手によりブレーキが操作されていない場合に、シフト位置をN位置に保持するように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、シフト切替装置は、緊急制動を解除してから所定時間(特許請求の範囲の「第1所定時間」の一例)経過していない場合に、シフト位置をN位置またはP位置に保持するように構成されていてもよい。これにより、運転手が平静を取り戻してブレーキ操作が可能となるまでの間、車輪に伝達される駆動力を遮断することができるので、車両と障害物との衝突をより確実に回避することができる。
また、第2実施形態では、シフト切替装置202は、緊急制動を解除した後において運転手によりブレーキが操作されていない場合に、シフト位置をP位置に保持するように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、シフト切替装置は、緊急制動を解除してから所定時間(特許請求の範囲の「第1所定時間」の一例)経過していない場合に、シフト位置をP位置に保持するように構成されていてもよい。
また、第1実施形態では、シフト切替装置2は、緊急制動を解除した後において運転手によりブレーキが操作されたことに基づいて、シフト位置をN位置に切り替える前のシフト位置に戻すように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、シフト切替装置は、緊急制動を解除した後において所定時間(特許請求の範囲の「第1所定時間」の一例)経過したことに基づいて、シフト位置をN位置に切り替える前のシフト位置に戻すように構成されていてもよい。
また、第2実施形態では、シフト切替装置202は、緊急制動を解除した後において運転手によりブレーキが操作されたことに基づいて、シフト位置をP位置に切り替える前のシフト位置に戻すように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、シフト切替装置は、緊急制動を解除した後において所定時間(特許請求の範囲の「第1所定時間」の一例)経過したことに基づいて、シフト位置をP位置に切り替える前のシフト位置に戻すように構成されていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、所定条件とは、障害物101との衝突可能性が回避されたことである例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、所定条件は、緊急制動を有効にしてから所定時間(特許請求の範囲の「第2所定時間」の一例)経過したこと、または、車両が停止してから所定時間(特許請求の範囲の「第3所定時間」の一例)経過したことであってもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、所定条件とは、障害物101との衝突可能性が回避されたことである例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、所定条件は、障害物との衝突可能性が回避されただけでなく、シフト位置の切り替えが行われたことを加えてもよい。
また、上記第1実施形態では、シフト切替装置2は、自動制動装置1が車両100の緊急制動を有効にする際、シフト位置をN位置に切り替える例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、シフト切替装置は、自動制動装置が車両の緊急制動を有効にする際、シフト位置をP位置に切り替えてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、センサ20は、カメラ20aと、ソナー20bとを有している例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、センサは、ビーコンなどを有していてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、シフト切替用制御部2c(202c)は、自動制動用制御部1aから取得した緊急シフト切替信号に基づいて、シフト位置をN位置(P位置)に切り替える制御を行うように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、シフト切替用制御部は、緊急制動を行うことを自動制動用制御部を介することなく直接判断した判断結果に基づいて、シフト位置をN位置(P位置)に切り替える制御を行うように構成されていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、説明の便宜上、自動制動用制御部1aおよびシフト切替用制御部2c(202c)の制御処理を、処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明した例について示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、自動制動用制御部およびシフト切替用制御部の制御処理を、イベント単位で処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
1 自動制動装置
2、202 シフト切替装置
100 車両
101 障害物
Mv 車両進行方向

Claims (5)

  1. 車両進行方向において障害物との衝突可能性を検知したことに基づいて、車両の緊急制動を有効にする自動制動装置と、
    前記自動制動装置が前記車両の前記緊急制動を有効にした場合において、前記自動制動装置による前記緊急制動を解除した後、前記緊急制動を解除した後において運転手によりブレーキが操作されていないか、または、前記緊急制動を解除してから第1所定時間経過していない場合に、シフト位置をニュートラルまたはパーキングに、保持するシフト切替装置とを備える、緊急制動システム。
  2. 前記シフト切替装置は、前記自動制動装置が前記車両の前記緊急制動を有効にした場合、前記自動制動装置による前記緊急制動を有効にする際、前記シフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替えるとともに、前記緊急制動を解除した後において前記シフト位置をニュートラルまたはパーキングに保持するように構成されている、請求項1に記載の緊急制動システム。
  3. 前記シフト切替装置は、前記緊急制動を解除した後において運転手によりブレーキが操作されるか、または、前記第1所定時間経過したことに基づいて、前記シフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替える前の前記シフト位置に戻すように構成されている、請求項1または2に記載の緊急制動システム。
  4. 前記自動制動装置は、前記緊急制動を有効にするとともに、前記シフト切替装置に前記シフト位置をニュートラルまたはパーキングに切り替えさせる緊急シフト切替信号を送信した後、所定条件を満たしたことに基づいて、前記緊急制動を解除するように構成されている、請求項2または3に記載の緊急制動システム。
  5. 前記所定条件とは、前記障害物との衝突可能性が回避されたこと、前記緊急制動を有効にしてから第2所定時間経過したこと、または、前記車両が停止してから第3所定時間経過したことである、請求項4に記載の緊急制動システム。
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