現状の3GPPの技術仕様には、DCにおけるSCG又はCAにおけるセカンダリセル(SCell)からユーザ装置がMBS受信を行うためのメカニズムが規定されていない。よって、DCにおけるSCG又はCAにおけるSCellからユーザ装置が効率的にMBS受信を行うことが困難である。
そこで、本開示は、DCにおけるSCG又はCAにおけるSCellからユーザ装置が効率的にMBS受信を行うことを可能とする通信方法を提供する。
図面を参照しながら、実施形態に係る移動通信システムについて説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(移動通信システムの構成)
図1は、実施形態に係る移動通信システムの構成を示す図である。移動通信システム1は、3GPP規格の第5世代システム(5GS:5th Generation System)に準拠する。以下において、5GSを例に挙げて説明するが、移動通信システムにはLTE(Long Term Evolution)システムが少なくとも部分的に適用されてもよい。移動通信システムには第6世代(6G)システムが少なくとも部分的に適用されてもよい。
移動通信システム1は、ユーザ装置(UE:User Equipment)100と、5Gの無線アクセスネットワーク(NG-RAN:Next Generation Radio Access Network)10と、5Gのコアネットワーク(5GC:5G Core Network)20とを有する。以下において、NG-RAN10を単にRAN10と呼ぶことがある。また、5GC20を単にコアネットワーク(CN)20と呼ぶことがある。
UE100は、移動可能な無線通信装置である。UE100は、ユーザにより利用される装置であればどのような装置であっても構わないが、例えば、UE100は、携帯電話端末(スマートフォンを含む)又はタブレット端末、ノートPC、通信モジュール(通信カード又はチップセットを含む)、センサ若しくはセンサに設けられる装置、車両若しくは車両に設けられる装置(Vehicle UE)、飛行体若しくは飛行体に設けられる装置(Aerial UE)である。
NG-RAN10は、基地局(5Gシステムにおいて「gNB」と呼ばれる)200を含む。gNB200は、基地局間インターフェイスであるXnインターフェイスを介して相互に接続される。gNB200は、1又は複数のセルを管理する。gNB200は、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。gNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として用いられる。「セル」は、UE100との無線通信を行う機能又はリソースを示す用語としても用いられる。1つのセルは1つのキャリア周波数に属する。
なお、gNBがLTEのコアネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)に接続することもできる。LTEの基地局が5GCに接続することもできる。LTEの基地局とgNBとが基地局間インターフェイスを介して接続されることもできる。
5GC20は、AMF(Access and Mobility Management Function)及びUPF(User Plane Function)300を含む。AMFは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う。AMFは、NAS(Non-Access Stratum)シグナリングを用いてUE100と通信することにより、UE100のモビリティを管理する。UPFは、データの転送制御を行う。AMF及びUPFは、基地局-コアネットワーク間インターフェイスであるNGインターフェイスを介してgNB200と接続される。
図2は、実施形態に係るUE100(ユーザ装置)の構成を示す図である。UE100は、受信部110、送信部120、及び制御部130を備える。受信部110及び送信部120は、gNB200との無線通信を行う無線通信部を構成する。
受信部110は、制御部130の制御下で各種の受信を行う。受信部110は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部130に出力する。
送信部120は、制御部130の制御下で各種の送信を行う。送信部120は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
制御部130は、UE100における各種の制御及び処理を行う。このような処理は、後述の各レイヤの処理を含む。制御部130は、少なくとも1つのプロセッサ及び少なくとも1つのメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPU(Central Processing Unit)とを含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。
図3は、実施形態に係るgNB200(基地局)の構成を示す図である。gNB200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。送信部210及び受信部220は、UE100との無線通信を行う無線通信部を構成する。バックホール通信部240は、CN20との通信を行うネットワーク通信部を構成する。
送信部210は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部210は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
受信部220は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部220は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部230に出力する。
制御部230は、gNB200における各種の制御及び処理を行う。このような処理は、後述の各レイヤの処理を含む。制御部230は、少なくとも1つのプロセッサ及び少なくとも1つのメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPUとを含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。
バックホール通信部240は、基地局間インターフェイスを介して隣接基地局と接続される。バックホール通信部240は、基地局-コアネットワーク間インターフェイスを介してAMF/UPF300と接続される。なお、gNBは、CU(Central Unit)とDU(Distributed Unit)とで構成され(すなわち、機能分割され)、両ユニット間はF1インターフェイスで接続されてもよい。
図4は、データを取り扱うユーザプレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。
ユーザプレーンの無線インターフェイスプロトコルは、物理(PHY)レイヤと、MAC(Medium Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、SDAP(Service Data Adaptation Protocol)レイヤとを有する。
PHYレイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100のPHYレイヤとgNB200のPHYレイヤとの間では、物理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。なお、UE100のPHYレイヤは、gNB200から物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)上で送信される下りリンク制御情報(DCI)を受信する。具体的には、UE100は、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を用いてPDCCHのブラインド復号を行い、復号に成功したDCIを自UE宛てのDCIとして取得する。基地局200から送信されるDCIには、RNTIによってスクランブルされたCRCパリティビットが付加されている。
MACレイヤは、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ:Hybrid Automatic Repeat reQuest)による再送処理、及びランダムアクセスプロシージャ等を行う。UE100のMACレイヤとgNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。gNB200のMACレイヤはスケジューラを含む。スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS:Modulation and Coding Scheme))及びUE100への割当リソースブロックを決定する。
RLCレイヤは、MACレイヤ及びPHYレイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとgNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化等を行う。
SDAPレイヤは、コアネットワークがQoS(Quality of Service)制御を行う単位であるIPフローとAS(Access Stratum)がQoS制御を行う単位である無線ベアラとのマッピングを行う。なお、RANがEPCに接続される場合は、SDAPが無くてもよい。
図5は、シグナリング(制御信号)を取り扱う制御プレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。
制御プレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックは、図4に示したSDAPレイヤに代えて、RRC(Radio Resource Control)レイヤ及びNAS(Non-Access Stratum)レイヤを有する。
UE100のRRCレイヤとgNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のためのRRCシグナリングが伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとgNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッド状態にある。UE100のRRCとgNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がない場合、UE100はRRCアイドル状態にある。UE100のRRCとgNB200のRRCとの間の接続がサスペンドされている場合、UE100はRRCインアクティブ状態にある。
RRCレイヤの上位に位置するNASレイヤは、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。UE100のNASレイヤとAMF300aのNASレイヤとの間では、NASシグナリングが伝送される。
なお、UE100は、無線インターフェイスのプロトコル以外にアプリケーションレイヤ等を有する。
(MBSの概要)
実施形態に係るMBSの概要について説明する。MBSは、NG-RAN10からUE100に対してブロードキャスト又はマルチキャスト、すなわち、1対多(PTM:Point To Multipoint)でのデータ送信を可能とするサービスである。MBSのユースケース(サービス種別)としては、公安通信、ミッションクリティカル通信、V2X(Vehicle to Everything)通信、IPv4又はIPv6マルチキャスト配信、IPTV(Internet Protocol TeleVision)、グループ通信、及びソフトウェア配信等が想定される。
ブロードキャストサービスは、高信頼性のQoSを必要としないアプリケーションのために、特定のサービスエリア内のすべてのUE100に対してサービスを提供する。ブロードキャストサービスに用いるMBSセッションをブロードキャストセッションと呼ぶ。
マルチキャストサービスは、すべてのUE100に対してではなく、マルチキャストサービスに参加しているUE100のグループに対してサービスを提供する。マルチキャストサービスに用いるMBSセッションをマルチキャストセッションと呼ぶ。マルチキャストサービスによれば、ブロードキャストサービスに比べて、無線効率の高い方法でUE100のグループに対して同じコンテンツを提供できる。
図6は、実施形態に係るMBSトラフィック配信の概要を示す図である。
図6に示すように、MBSトラフィック(MBSデータ)は、単一のデータソース(アプリケーションサービスプロバイダ)から複数のUEに配信される。5Gコアネットワークである5G CN(5GC)20は、アプリケーションサービスプロバイダからMBSデータを受信し、MBSデータのコピーの作成(Replication)を行って配信する。
5GC20の観点からは、5GC共有MBSトラフィック配信(5GC Shared MBS Traffic delivery)及び5GC個別MBSトラフィック配信(5GC Individual MBS Traffic delivery)の2つのマルチキャスト配信方法が可能である。
5GC個別MBSトラフィック配信方法では、5GC20は、MBSデータパケットの単一コピーを受信し、UE100ごとのPDUセッションを介してそれらのMBSデータパケットの個別のコピーを個別のUE100に配信する。したがって、UE100ごとに1つのPDUセッションをマルチキャストセッションと関連付ける必要がある。
5GC共有MBSトラフィック配信方法では、5GC20は、MBSデータパケットの単一コピーを受信し、それらのMBSパケットの単一コピーをRANノード(すなわち、gNB200)に配信する。gNB200は、MBSトンネル接続を介してMBSデータパケットを受信し、それらを1つ又は複数のUE100に配信する。
RAN(5G RAN)10の観点からは、5GC共有MBSトラフィック配信方法における無線を介したMBSデータの送信には、PTP(Point-to-Point)及びPTM(Point-to-Multipoint)の2つの配信方法が可能である。PTPはユニキャストを意味し、PTMはマルチキャスト及びブロードキャストを意味する。
PTP配信方法では、gNB200は、MBSデータパケットの個別のコピーを無線で個々のUE100に配信する。他方、PTM配信方法では、gNB200は、MBSデータパケットの単一コピーを無線でUE100のグループに配信する。gNB200は、1つのUE100に対するMBSデータの配信方法としてPTM及びPTPのどちらを用いるかを動的に決定できる。
PTP配信方法及びPTM配信方法は主としてユーザプレーンに関するものである。MBSデータ配信の制御モードとしては、第1配信モード及び第2配信モードの2つの配信モードがある。図7は、実施形態に係る配信モードを示す図である。
図7に示すように、第1配信モード(Delivery mode 1)は、RRCコネクティッド状態のUE100が利用できる配信モードであって、高QoS要件のための配信モードである。第1配信モードは、MBSセッションのうちマルチキャストセッションに用いられる。但し、第1配信モードがブロードキャストセッションに用いられてもよい。第1配信モードは、RRCアイドル状態又はRRCインアクティブ状態のUE100も利用可能であってもよい。
実施形態において、第1配信モードにおけるMBS受信の設定は、UE固有(UE-dedicated)シグナリングにより行われる。例えば、第1配信モードにおけるMBS受信の設定は、gNB200からUE100にユニキャストで送信されるRRCメッセージであるRRC Reconfigurationメッセージ(又はRRC Releaseメッセージ)により行われる。
MBS受信の設定は、MBSデータを運ぶMBSトラフィックチャネルの設定に関するMBSトラフィックチャネル設定情報(以下、「MTCH設定情報」と呼ぶ)を含む。MTCH設定情報は、MBSセッションに関するMBSセッション情報と、このMBSセッションに対応するMBSトラフィックチャネルのスケジューリング情報とを含む。MBSトラフィックチャネルのスケジューリング情報は、MBSトラフィックチャネルの間欠受信(DRX)設定を含んでもよい。間欠受信設定は、オン期間(On Duration:受信期間)を定義するタイマ値(On Duration Timer)、オン期間を延長するタイマ値(Inactivity Timer)、スケジューリング間隔もしくはDRXサイクル(Scheduling Period、DRX Cycle)、スケジューリングもしくはDRXサイクルの開始サブフレームのオフセット値(Start Offset、DRX Cycle Offest)、オン期間タイマの開始遅延スロット値(Slot Offset)、再送時までの最大時間を定義するタイマ値(Retransmission Timer)、HARQ再送のDL割り当てまでの最小間隔を定義するタイマ値(HARQ RTT Timer)のいずれか一つ以上のパラメータを含んでもよい。
なお、MBSトラフィックチャネルは論理チャネルの一種であって、MTCHと呼ばれることがある。MBSトラフィックチャネルは、トランスポートチャネルの一種である下りリンク共有チャネル(DL-SCH)にマッピングされる。
第2配信モード(Delivery mode 2)は、RRCコネクティッド状態のUE100だけではなく、RRCアイドル状態又はRRCインアクティブ状態のUE100が利用できる配信モードであって、低QoS要件のための配信モードである。第2配信モードは、MBSセッションのうちブロードキャストセッションに用いられる。但し、第2配信モードは、マルチキャストセッションにも適用可能であってもよい。
第2配信モードにおけるMBS受信の設定は、ブロードキャストシグナリングにより行われる。例えば、第2配信モードにおけるMBS受信の設定は、gNB200からUE100にブロードキャストで送信される論理チャネル、例えば、ブロードキャスト制御チャネル(BCCH)及び/又はマルチキャスト制御チャネル(MCCH)により行われる。UE100は、例えば、技術仕様で予め規定された専用のRNTIを用いてBCCH及びMCCHを受信できる。BCCH受信用のRNTIがSI-RNTIであって、MCCH受信用のRNTIがMCCH-RNTIであってもよい。
第2配信モードにおいて、UE100は、次の3つの手順でMBSデータを受信してもよい。第1に、UE100は、gNB200からBCCH上で伝送されるSIB(MBS-SIB)によりMCCH設定情報を受信する。第2に、UE100は、MCCH設定情報に基づいてgNB200からMCCHを受信する。MCCHは、MTCH設定情報を伝送する。第3に、UE100は、MTCH設定情報に基づいて、MTCH(MBSデータ)を受信する。以下において、MTCH設定情報及び/又はMCCH設定情報をMBS設定情報と呼ぶことがある。
第1配信モード及び第2配信モードにおいて、UE100は、gNB200から割り当てられるグループRNTI(G-RNTI)を用いてMTCHを受信してもよい。G-RNTIは、MTCH受信用RNTIに相当する。
なお、ネットワークは、MBSセッションごとに異なるMBSサービスを提供できる。MBSセッションは、TMGI(Temporary Mobile Group Identity)、ソーススペシフィックIPマルチキャストアドレス(アプリケーション機能やアプリケーションサーバ等のソースユニキャストIPアドレスと、宛先アドレスを示すIPマルチキャストアドレスとから成る)、セッション識別子、及びG-RNTIのうち少なくとも1つにより識別される。TMGI、ソーススペシフィックIPマルチキャストアドレス、及びセッション識別子の少なくとも1つをMBSセッション識別子(MBSセッションID)と呼ぶ。TMGI、ソーススペシフィックIPマルチキャストアドレス、セッション識別子、及びG-RNTIを総括してMBSセッション情報と呼ぶ。
(移動通信システムの動作)
図8は、実施形態に係る第1動作シナリオを示す図である。第1動作シナリオは、UE100が2つの基地局(MN200A及びSN200B)と同時に通信するDCを行うシナリオである。MN200AはNR基地局(gNB)又はLTE基地局(eNB)であってもよい。MN(マスタノード)200Aはマスタ基地局と呼ばれてもよい。SN200BはNR基地局(gNB)又はLTE基地局(eNB)であってもよい。SN(セカンダリノード)200Bはセカンダリ基地局と呼ばれてもよい。
RRCコネクティッド状態にあるUE100は、バックホール(ネットワークインターフェイス)を介して互いに接続されたMN200A及びSN200Bのそれぞれのスケジューラから無線リソースが割り当てられ、MN200Aの無線リソース及びSN200Bの無線リソースを用いて無線通信を行う。MN200AとSN200との間のネットワークインターフェイスは、Xnインターフェイス又はX2インターフェイスであってもよい。MN200A及びSN200は、当該ネットワークインターフェイスを介して互いに通信する。
MN200Aは、コアネットワークとの制御プレーン接続を有していてもよい。MN200Aは、UE100の主たる無線リソースを提供する。MN200Aは、MCG201Aを管理する。MCG201Aは、MN200Aと対応付けられたサービングセルのグループである。MCG201AはPCellを有し、オプションで1つ以上のSCellを有する。
SN200Bは、コアネットワークとの制御プレーン接続を有していなくてもよい。SN200Bは、追加的な無線リソースをUE100に提供する。SN200Bは、SCG201Bを管理する。MCG201Aはプライマリ・セカンダリセル(PSCell)を有し、オプションで1つ以上のSCellを有する。
現状、MBSでは、DCの場合には、MN200Aが管理するMCG201AからUE100がMBS受信を行うことが想定されている。実施形態において、SN200Bが管理するSCG201BからUE100へのMBS送信を行う。具体的には、SN200Bは、MBSデータのマルチキャスト又はブロードキャストでの送信(PTM送信)をサポートする。UE100は、MN200A(MCG201A)及びSN200B(SCG201B)のいずれかからのMBS受信を行う。
図9は、実施形態に係る第2動作シナリオを示す図である。第2動作シナリオは、UE100が1つの基地局(gNB200)の複数のサービングセルと同時に通信するCAを行うシナリオである。当該複数のサービングセルは、PCell202Aと1つ以上のSCell202Bとを有する。
PCell202Aは、UE100のRRC接続の確立、再確立、又はハンドオーバ時にNASモビリティ情報をUE100に提供し、UE100のRRC接続の再確立又はハンドオーバ時にセキュリティ情報を提供する。SCell202Bは、PCell202Aと共にサービングセルのセットを形成する。
現状、MBSでは、CAの場合には、PCell202AからUE100がMBS受信を行うことが想定されている。実施形態において、SCell202BからUE100へのMBS送信を行う。具体的には、SCell202Bは、MBSデータのマルチキャスト又はブロードキャストでの送信(PTM送信)をサポートする。UE100は、PCell202A及びSCell202BのいずれかからMBS受信を行う。
以下において、DCにおけるSCG201B又はCAにおけるSCell202BからUE100が効率的にMBS受信を行うことを可能にするための動作について説明する。
図10は、実施形態に係る第1動作例を示す図である。第1動作例は、上述の第1動作シナリオ(DCを行うシナリオ)に関する動作例である。
ステップS11aにおいて、UE100は、図8に示すようなDCを開始する。例えば、MCG201A(MN200A)は、UE100に対してSCG201Bを設定し、SCG201Bをアクティブ化する。
ステップS12aにおいて、DCを行うUE100は、MCG201Aと通信する。ここで、UE100は、SCG201BからのMBS受信に関するMBS関連情報をMCG201Aと通信する。
ステップS13aにおいて、UE100は、SCG201BからのMBS受信を行う。ステップS13aは、ステップS12aの前に行われてもよい。
このように、DCを行うUE100は、SCG201BからのMBS受信に関するMBS関連情報をMCG201Aと通信する。これにより、UE100がMCG201A(MN200A)の管理下でSCG201Bから効率的にMBS受信を行うことが可能になる。
図11は、実施形態に係る第2動作例を示す図である。第2動作例は、上述の第2動作シナリオ(CAを行うシナリオ)に関する動作例である。
ステップS11bにおいて、UE100は、図9に示すようなCAを開始する。例えば、PCell202A(gNB200)は、UE100に対してSCell202Bを設定し、SCell202Bをアクティブ化する。
ステップS12bにおいて、CAを行うUE100は、PCell202Aと通信する。ここで、UE100は、SCell202BからのMBS受信に関するMBS関連情報をPCell202Aと通信する。
ステップS13bにおいて、UE100は、SCell202BからのMBS受信を行う。ステップS13bは、ステップS12bの前に行われてもよい。
このように、CAを行うUE100は、SCell202BからのMBS受信に関するMBS関連情報をPCell202Aと通信する。これにより、UE100がPCell202Aの管理下でSCell202Bから効率的にMBS受信を行うことが可能になる。
上述の第1動作例及び第2動作例において、MCG201A及びPCell202Aは同様な役割を果たし、SCell202B及びSCell202Bは同様な役割を果たす。以下において、DC及びCAを区別しないときは、MCG201A又はPCell202AをMCG201A/PCell202Aと記載し、SCell202B又はSCell202BをSCell202B/SCell202Bと記載する。また、ステップS11a及びS11bを区別しないときは単にステップS11と呼び、ステップS12a及びS12bを区別しないときは単にステップS12と呼び、ステップS13a及びS13bを区別しないときは単にステップS13と呼ぶ。
ステップS12は、UE100がMBS関連情報をMCG201A/PCell202Aから受信するステップであってもよい。UE100は、MCG201A/PCell202Aから、RRC Reconfigurationメッセージ、ページングメッセージ、SIB(BCCH)、MCCH、MAC制御要素(MAC CE)、又は下りリンク制御情報(DCI)により、MBS関連情報をMCG201A/PCell202Aから受信してもよい。
UE100が受信するMBS関連情報は、SCG201B/SCell202Bが提供するMBSセッションを示すMBSセッション情報と、当該MBSセッションが提供される周波数に関する周波数関連情報と、MBS受信の設定を示すMBS設定情報と、SCG201B/SCell202Bを示すセル識別情報と、のうち少なくとも1つを含んでもよい。これにより、UE100は、SCG201B/SCell202Bから円滑にMBS受信を行うことが可能になる。
UE100がMCG201A/PCell202Aから受信するMBS関連情報は、SCG201B/SCell202BにおけるMBSセッションの開始を示すセッション開始通知であってもよい。これにより、UE100は、SCG201B/SCell202BにおけるMBSセッションの開始に合わせて、SCG201B/SCell202BにおけるMBS受信を開始可能になる。UE100がMCG201A/PCell202Aから受信するMBS関連情報は、SCG201B/SCell202BにおけるMBSセッションの変更を示すセッション変更情報(セッション変更通知)、又はMBSセッションの停止を示すセッション停止通知であってもよい。MBSセッションの停止は、セッション変更情報として通知されてもよい。
UE100がMCG201A/PCell202Aから受信するMBS関連情報は、SCG201B/SCell202BにおけるMTCHに関するMTCH設定情報であってもよい。これにより、UE100は、SCG201B/SCell202BからMTCH設定情報を受信しなくても、SCG201B/SCell202BからMTCHを受信可能になる。ここで、DCの場合において、MCG201A(MN200A)が送信するMTCH設定情報は、SCG201B(SN200B)から取得されたものであってもよい。すなわち、SCG201Bを管理するSN200Bは、MCG201Aを管理するMN200Aに対して、ネットワークインターフェイス(XnもしくはX2など)を用いてMTCH設定情報を送信してもよい。
UE100がMCG201A/PCell202Aから受信するMBS関連情報は、SCG201B/SCell202BにおけるMCCHに関するMCCH設定情報であってもよい。これにより、UE100は、SCG201B/SCell202BからMCCH設定情報を受信しなくても、SCG201B/SCell202BからMCCHを受信可能になる。ここで、DCの場合において、MCG201A(MN200A)が送信するMCCH設定情報は、SCG201B(SN200B)から取得されたものであってもよい。すなわち、SCG201Bを管理するSN200Bは、MCG201Aを管理するMN200Aに対して、ネットワークインターフェイス(XnもしくはX2など)を用いてMCCH設定情報を送信してもよい。以下において、MTCH設定情報及び/又はMCCH設定情報をMBS設定情報と呼ぶことがある。
UE100がMCG201A/PCell202Aから受信するMBS関連情報は、SCG201B/SCell202BにおけるMBS受信の設定を示すMBS設定情報がSCG201B/SCell202Bから送信されることを示す通知情報であってもよい。これにより、UE100は、SCG201B/SCell202BのMBS設定情報がMCG201A/PCell202Aから提供されないことを認識可能になる。
ステップS12は、UE100がMBS関連情報をMCG201A/PCell202Aに送信するステップであってもよい。UE100は、RRCメッセージ、MAC CE、PDCP Control PDU(Protocol Data Unit)、又は上りリンク制御情報(UCI)により、MBS関連情報をMCG201A/PCell202Aに送信してもよい。
UE100がMCG201A/PCell202Aに送信するMBS関連情報は、UE100が受信している又は受信に興味を持つMBSセッションを示すMBSセッション情報と、当該MBSセッションが提供される周波数に関する周波数関連情報と、UE100がMBS受信及びユニキャスト受信のどちらを優先するかを示す優先情報と、のうち少なくとも1つを含んでもよい。これにより、UE100のMBSに対する興味についてMCG201A/PCell202Aが把握可能になる。
UE100がMCG201A/PCell202Aに送信するMBS関連情報は、UE100が受信している又は受信に興味を持つMBSセッションに関するMBS興味通知(MBS Interest Indication:MII)であってもよい。MIIは、UE100が受信している又は受信に興味を持つMBSセッションを示すMBSセッション情報と、当該MBSセッションが提供される周波数に関する周波数関連情報と、UE100がMBS受信及びユニキャスト受信のどちらを優先するかを示す優先情報と、のうち少なくとも1つを含む。
UE100は、UE100が受信している又は受信に興味を持つMBSセッションをMCG201Aが提供する場合、MIIをMCG201Aに送信してもよい。或いは、UE100は、UE100が受信している又は受信に興味を持つMBSセッションをSCG201B/SCell202Bが提供する場合、当該MBSセッションをSCG201B/SCell202Bが提供することを示すMIIをMCG201A/PCell202Aに送信してもよい。
DCの場合において、MCG201A(MN200A)がUE100から受信したMBS関連情報(例えば、MII)は、SCG201B(SN200B)と共有されることが望ましい。そのため、MCG201Aを管理するMN200Aは、SCG201Bを管理するSN200Bに対して、ネットワークインターフェイス(XnもしくはX2など)を用いて、UE100から受信したMBS関連情報(例えば、MII)を送信してもよい。
UE100がMCG201A/PCell202Aに送信するMBS関連情報は、UE100がSCG201B/SCell202BからMBS受信を行うためにMCG201A/PCell202Aとの通信を中断するタイミング(以下、「MBS受信ギャップ」と呼ぶ)を示すMBS受信ギャップ情報であってもよい。これにより、UE100は、MCG201A/PCell202Aとの接続を維持しながら、MBS受信ギャップを用いてSCG201B/SCell202Bから効率的にMBS受信を行うことが可能になる。
UE100がMCG201A/PCell202Aに送信するMBS関連情報は、UE100がSCG201B/SCell202B(もしくはMCG201A/PCell202A)からMBSデータ再送を受信するための情報であってもよい。当該情報は、PDCPレイヤが受信に成功及び/又は失敗したパケットを示すものであって、例えば、PDCP Status Reportであってもよい。PDCP Status Reportは、FMC(First missing packet:最初に受信失敗したパケットのシーケンス番号情報)とBitmap(FMC以降のパケット受信の成功/失敗を示すビットマップ情報)とのいずれか一つ以上を含んでもよい。当該情報は、MN200AとSCell202Bとの間で共有されてもよい(MN200AはSN200Bに当該情報を送信してもよい)。
図12は、実施形態に係る第3動作例を示す図である。第3動作例は、DC又はCAを行うシナリオにおいて、UE100がSCG201B/SCell202Bの物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)を監視する動作例である。
ステップS21において、UE100は、DC又はCAを開始する。
ステップS22において、SCG201B/SCell202BにおいてMBS受信を行うUE100は、SCG201B/SCell202BでMBS受信を行うためのRNTIを用いて、SCG201B/SCell202BにおけるPDCCHを監視する。MBS受信を行うためのRNTIをMBS受信用RNTIと呼ぶ。MBS受信用RNTIは、MTCHを受信するためのMTCH用RNTIと、MCCHを受信するためのMCCH用RNTIと、MCCH変更通知を受信するための変更通知用RNTIと、のうち少なくとも1つであってもよい。
ステップS23において、SCG201B/SCell202Bが非アクティブ化される。例えば、UE100は、SCG201B/SCell202Bが非アクティブ化指示をMAC CEによりMCG201A/PCell202Aから受信することに応じて、SCG201B/SCell202Bを非アクティブ化する。
ステップS24において、UE100は、SCG201B/SCell202Bが非アクティブ化されても、MBS受信用RNTIを用いて、SCG201B/SCell202BにおけるPDCCHの監視を継続する。
これにより、SCG201B/SCell202Bが非アクティブ化されても、UE100がSCG201B/SCell202BにおけるMBS受信を継続することが可能になる。
図13は、実施形態に係る第4動作例を示す図である。第4動作例は、DCを行うシナリオにおいてUE100がMIIを送信する動作例である。
ステップS31において、UE100は、DCを開始する。
ステップS32において、UE100は、UE100が受信している又は受信に興味を持つMBSセッションを提供するセルグループ(CG)をMCG201A及びSCG201Bの中から特定する。
ステップS33において、UE100は、ステップS32で特定したセルグループに対して、当該MBSセッションに関するMIIを送信する。
これにより、UE100がSCG201BからMBSデータを受信し得る前提下において、適切なCGに対してMIIを送信できる。
図14は、実施形態に係る第5動作例を示す図である。第5動作例は、DCを行うシナリオにおいてMN200A及びSN200Bが相互に通信する動作例である。
ステップS41において、UE100は、DCを開始する。
ステップS42において、MN200Aは、SN200Bと通信する。MN200Aは、UE100が受信している又は受信に興味を持つMBSセッションに関するMIIを取得し、当該MIIをSN200Bに送信してもよい。或いは、SN200BがUE100のMIIを取得する場合、MN200Aは、当該MIIをSN200Bから受信してもよい。ステップS42は、ステップS41の前に行われてもよい。
ステップS43において、MCG201A(MN200A)又はSCG201B(SN200B)は、UE100に対するMBS送信を行う。
このように、MCG201A(MN200A)及びSCG201B(SN200B)がMBSに対するUE100の興味を共有することにより、当該MBS興味を考慮してUE100と効率的な通信を行うことが可能になる。
図15は、実施形態に係る第6動作例を示す図である。第6動作例は、DCを行うシナリオにおいてMN200A及びSN200Bが相互に通信する動作例である。
ステップS51において、UE100は、DCを開始する。
ステップS52において、SN200Bは、MN200Aと通信する。SN200Bは、SCG201BにおいてUE100がMBS受信を行うための設定を示すMBS設定情報をMN200Aに送信する。
ステップS53において、SN200Bは、UE100に対するMBS送信を行う。
このように、SN200BのMBS設定情報をMN200Aと共有することにより、MN200Aは、当該MBS設定情報を考慮してUE100と効率的な通信を行うことが可能になる。例えば、MN200Aは、SN200BのMBS設定情報を考慮して、スケジューリング、又はSCG201B/SCell202Bのアクティブ化/非アクティブ化制御を行う。MN200Aは、SN200BのMBS設定情報をUE100に送信してもよい。
(実施例)
次に、上述の実施形態を前提として、第1実施例乃至第9実施例について説明する。これらの実施例は、別個独立して実施する場合に限らず、2以上の実施例を組み合わせて実施してもよい。また、以下の各実施例の動作フローにおいて、必ずしもすべてのステップを実行する必要は無く、一部のステップのみを実行してもよい。また、以下の各実施例の動作フローにおいて、ステップの順番を変更してもよい。以下の実施例において、MCG201AをMN200Aと読み替え、SCG201BをSN200Bと読み替え、PCell202Aを基地局(gNB200)と読み替えてもよい。
(1)第1実施例
図16は、第1実施例を示す図である。ここでは、DC又はCAが開始されており、UE100がSCG201B/SCell202Bから提供予定のMBSセッションの開始を待っているものとする。
ステップS101において、MCG201A/PCell202Aは、SCG201B/SCell202Bが提供予定のMBSセッション開始を検知する。CAの場合、PCell202A及びSCell202Bが同一gNB200に属するため、SCell202Bが提供予定のMBSセッション開始をgNB200が把握できる。DCの場合、MCG201A(MN200A)は、AMF300(コアネットワーク)から、及び/又はSN200Bからセッション開始情報を得てもよい。
ステップS102において、MCG201A/PCell202Aは、SCG201B/SCell202BのMBSセッション開始を、RRC Reconfigurationメッセージ、ページングメッセージ、SIB、又はMCCHによりUE100へ通知する。当該通知(セッション開始通知)は次の情報のうち少なくとも1つを含む。
・MBSセッション情報
SCG201B/SCell202Bが提供予定のMBSセッションを示す情報であって、例えば、セッションID、TMGI、ソーススペシフィックIPマルチキャストアドレス、G-RNTIなどである。
・周波数関連情報
例えば、SCG201B/SCell202Bが提供予定のMBSセッションが提供される周波数(キャリア周波数)を示す周波数情報、当該MBSセッションが提供される帯域幅部分(BWP)を示すBWP情報、及び当該MBSセッションが提供されるCFR(Common Frequency Resource)を示すCFR情報のうち少なくとも1つである。
・SCG201B/SCell202BのMBS設定情報
例えば、SCG201B/SCell202BのMCCH設定情報及びMTCH設定情報のうち少なくとも1つである。
・SCG201B/SCell202Bのセル識別情報
例えば、SCG201B/SCell202BのセルID又はセルインデックスである。SCG201Bについては、PSCellのセルID又はセルインデックスであってもよい。
ステップS103において、UE100は、セッション開始通知の受信に伴い、SCG201B/SCell202BにおけるMBS受信を開始する。例えば、UE100は、SCG201B/SCell202BにおけるMBS受信を行うための受信機(受信回路、RF回路)をオン状態に切り替えてもよい。すなわち、UE100は、MCG201A/PCell202AからSCG201B/SCell202Bのセッション開始通知を受信するまで、SCG201B/SCell202BにおけるMBS受信を行うための受信機をオフ状態にしていてもよい。これにより、UE100の消費電力が削減される。或いは、UE100は、受信機をオン状態に維持しながら、MCG201A/PCell202AからSCG201B/SCell202Bのセッション開始通知の受信に応じて、MBS用RNTIを用いてSCG201B/SCell202Bに対するPDCCH監視を開始してもよい。
ステップS104において、UE100は、MCG201A/PCell202Aから受信したセッション開始通知に基づいて、SCG201B/SCell202BからMTCH(MBSデータ)を受信する。
このように、第1実施例によれば、MCG201A/PCell202Aは、SCG201B/SCell202BのMBSセッション開始をUE100に通知する。これにより、UE100がSCG201B/SCell202BにおけるMBS受信を効率的に行うことができる。
なお、MCG201A/PCell202Aは、SCG201B/SCell202Bのセッション変更又はセッション停止をUE100に通知してもよい。これにより、UE100は、SCG201B/SCell202Bのセッション変更又はセッション停止を把握可能になる。このようなセッション変更通知又はセッション停止通知は、上述のセッション開始通知と同様な方法で送信され、上述のセッション開始通知と同様な情報要素を含んでもよい。
MCG201A/PCell202Aは、SCG201B/SCell202BのMBS-SIBが変更になったこと(もしくは、SCG201B/SCell202BのMBS-SIBのvalue tag)をUE100に通知してもよい。これにより、UE100は、SCG201B/SCell202BのMBS-SIBの変更を把握可能になる。
(2)第2実施例
図17は、第2実施例を示す図である。ここでは、DC又はCAが開始されているものとする。
ステップS201において、SCG201B/SCell202Bは、自身のMBS設定情報をMCG201A/PCell202Aと共有する。例えば、SCG201B(SN200B)は、自身のMBS設定情報をMCG201A(MN200A)に送信する。SCG201B(SN200B)は、自身のMBS設定に変更があったこと、又はMN200Aからの問い合わせがあったことをトリガとして、自身のMBS設定情報をMCG201A(MN200A)に送信してもよい。
SCG201B(SN200B)は、当該MBS設定情報をMCG201A(MN200A)から送信することをMCG201A(MN200A)に要求してもよい。MCG201A(MN200A)は、当該要求を受入れる場合、その旨の応答をSCG201B(SN200B)に送信してもよい。
ステップS202において、SCG201B/SCell202Bは、MBS-SIBにて、SCG201B/SCell202BのMCCH(MTCH設定情報)がMCG201A/PCell202Aから送信される旨をUE100に通知してもよい。ここで、SCG201B/SCell202Bは、MBS-SIBにて、MCG201A/PCell202AのMCCH設定情報を送信してもよい。これにより、UE100がMCG201A/PCell202AのMCCHを円滑に受信できる。
MCCH設定情報は、MCCHに関する設定、例えば、repetition period、offset、first subframe、duration、modification period、scheduling info(on-duration、DRX inactivity timer、scheduling period、start offset)のうち少なくとも1つを含む。当該MCCH設定情報は、MCG201A/PCell202AのMCCHの周波数、MCG201A/PCell202AのMCCHを提供するセルのID、MCG201A/PCell202AのMCCHのBWP情報/CFR情報、MBSセッション情報のうち少なくとも1つを含んでもよい。
UE100は、SCG201B/SCell202BからのMBS-SIBの受信に応じて、当該MBS-SIBに基づくMCG201A/PCell202AのMCCHの監視を開始してもよい。
ステップS203において、MCG201A/PCell202Aは、MBS-SIBにて、MCG201A/PCell202AのMCCHがSCG201B/SCell202BのMBS設定情報(MTCH設定情報)を含んでいることをUE100に通知してもよい。ここで、MCG201A/PCell202Aは、MBS-SIBにて、SCG201B/SCell202BのMBS提供周波数、SCG201B/SCell202BのMBSを提供するセルのID、SCG201B/SCell202BのMBS提供BWP/CFR情報、MBSセッション情報のうち少なくとも1つをUE100に通知してもよい。
ステップS204において、MCG201A/PCell202Aは、SCG201B/SCell202BのMBS設定情報(MTCH設定情報)をMCCHで送信する。当該MBS設定情報は、例えば、SCG201B/SCell202Bの各MTCHの情報(例えば、MBSセッション情報、G-RNTI、MTCH scheduling info(DRX設定))と、当該MBSセッションを提供する隣接セルリストとを含む。当該MBS設定は、SCG201B/SCell202BのMBS提供周波数、SCG201B/SCell202BのMBSを提供するセルのID、SCG201B/SCell202BのMBS提供BWP/CFR情報のうち少なくとも1つを含んでもよい。
UE100は、MCG201A/PCell202A上のMCCHを取得し、MCCHで取得したMBS設定情報(MTCH設定情報)に基づいて、SCG201B/SCell202BのMTCH(MBSデータ)を受信する(ステップS205)。
このように、第2実施例によれば、MCG201A/PCell202AがSCG201B/SCell202BのMBS設定情報(MTCH設定情報)をUE100に通知することにより、UE100がSCG201B/SCell202BにおけるMBS受信を効率的に行うことができる。例えば、UE100は、MCCH受信に関し、MCG201A/PCell202AについてのみMCCHを監視すればよく、SCG201B/SCell202BのMCCHを監視する必要が無いため、UE100の消費電力を削減できる。
(3)第3実施例
図18は、第3実施例を示す図である。ここでは、DC又はCAが開始されているものとする。
ステップS301において、MCG201A/PCell202Aは、MBS-SIB(又はMCCH)にて、SCG201B/SCell202Bが提供するMBSセッションのMBS設定情報がSCG201B/SCell202Bから送信されることをUE100に通知する。ここで、MCG201A/PCell202Aは、MBS-SIB(又はMCCH)にて、SCG201B/SCell202BのMCCH設定情報をUE100に通知してもよい。また、MCG201A/PCell202Aは、SCG201B/SCell202BのMCCHの周波数情報、SCG201B/SCell202BのMCCHを提供するセルのID、SCG201B/SCell202BのMCCHのBWP/CFR情報、MBSセッション情報のうち少なくとも1つをUE100に通知してもよい。
ステップS302において、UE100は、MCG201A/PCell202A上のMBS-SIB(MCCH設定情報)を受信してもよい。UE100は、ステップS301でSCG201B/SCell202BのMCCH設定情報をMCG201A/PCell202Aから取得している場合、MCG201A/PCell202A上のMBS-SIBを受信しなくてもよい。
ステップS303において、UE100は、ステップS301又はS302で取得したMCCH設定情報に基づいて、MCG201A/PCell202A上のMCCH(MTCH設定情報)を受信する。
ステップS304において、UE100は、ステップS303で取得したMTCH設定情報に基づいて、SCG201B/SCell202B上のMTCH(MBSデータ)を受信する。
このように、第3実施例によれば、MCG201A/PCell202Aは、SCG201B/SCell202BのMBS設定情報がSCG201B/SCell202Bから送信されることをUE100に通知する。これにより、UE100は、SCG201B/SCell202BにおけるMBS受信を効率的に行うことができる。
(4)第4実施例
図19は、第4実施例を示す図である。ここでは、DC又はCAが開始されているものとする。
ステップS401において、UE100は、SCG201B/SCell202Bから提供されているMBSセッションを受信している又は受信に興味がある。
ステップS402において、UE100は、SCG201B/SCell202Bから提供されているMBSセッションを受信している又は受信に興味があることを示すMIIをMCG201A/PCell202Aに送信する。例えば、MIIは、MBSセッション情報、SCG201B/SCell202Bの周波数・セルID、SCG201B/SCell202BでのMBSセッション受信を優先するか否か(例えば、MCG201A/PCell202Aで同サービスを受信できるか否か)の情報のうち少なくとも1つを含む。
ステップS403において、MCG201A/PCell202Aは、UE100からのMIIに基づいて、SCG201B/SCell202Bのアクティブ化/非アクティブ化制御を行う。例えば、MCG201A/PCell202Aは、UE100が受信している又は受信に興味があるMBSセッションを提供するSCG201B/SCell202Bのセルを、非アクティブ化しない又はアクティブ化するように制御する。
MCG201A/PCell202Aは、UE100からのMIIに基づいて、UE100がMCG201A/PCell202AでMBS受信を行うための新たなセッション又は無線ベアラをUE100に設定してもよい。MCG201A/PCell202Aは、UE100からのMIIに基づいて、UE100のハンドオーバ制御を行ってもよい。
このように、第4実施例によれば、UE100は、SCG201B/SCell202Bから提供されているMBSセッションを受信している又は受信に興味があることを示すMIIをMCG201A/PCell202Aに送信する。これにより、MCG201A/PCell202Aは、SCG201B/SCell202BについてのUE100のMBS興味を考慮して適切な通信制御を行うことが可能になる。
(5)第5実施例
図20は、第5実施例を示す図である。ここでは、DC又はCAが開始されているものとする。
ステップS501において、SCG201B/SCell202Bから提供されているMBSセッションを受信している又は受信に興味があるUE100は、SCG201B/SCell202BからのMBS受信を行うためのMBS受信ギャップ(MBS受信ギャップパターン)を決定する。MBS受信ギャップは、SCG201B/SCell202BでMTCHがスケジューリングされているタイミングであってもよい。MBS受信ギャップは、UE100におけるRF切り替え(受信機の周波数切り替え)のための切り替え時間を含んでもよい。
ステップS502において、UE100は、決定したMBS受信ギャップを示す受信ギャップ情報を含むメッセージをMCG201A/PCell202Aに送信する。受信ギャップ情報は、受信ギャップパターンをその開始タイミング及びビットマップパターンで示す情報であってもよい。受信ギャップ情報を含むメッセージは、SCG201B/SCell202BのセルのID及び周波数の情報等を含んでもよい。受信ギャップ情報は、UE100が設定を要求するMBS受信ギャップを示す情報であってもよい。当該メッセージを受信したMCG201A/PCell202Aは、受信ギャップ情報に基づいて、例えばRRC ReconfigurationメッセージによりMBS受信ギャップをUE100に設定してもよい。
ステップS503において、MCG201A/PCell202Aは、MBS受信ギャップにおいてUE100へのスケジューリングを行わないようにスケジューリング制御を行う。具体的には、MCG201A/PCell202Aは、UE100がSCG201B/SCell202BからのMBS受信を行うタイミング(MBS受信ギャップ)において、UE100とのユニキャスト通信を行わないように制御する。
ステップS504において、UE100は、MBS受信ギャップにおいてSCG201B/SCell202BからのMBS受信を行う。例えば、UE100は、MBS受信ギャップにおいて、SCG201B/SCell202BからMTCH上で伝送されるMBSデータを受信する。
このように、第5実施例によれば、UE100は、SCG201B/SCell202BからのMBS受信を行うためのMBS受信ギャップ(MBS受信ギャップパターン)をMCG201A/PCell202Aに通知する。これにより、UE100の受信機の数が不十分である場合でも、MCG201A/PCell202Aとの接続を維持しながらSCG201B/SCell202BからのMBS受信を行うことが可能になる。
なお、UE100がMBS受信ギャップ(MBS受信ギャップパターン)をMCG201A/PCell202Aに通知することに代えて、SCG201B/SCell202BがMTCH設定情報(MTCHスケジューリング情報)をMCG201A/PCell202Aに通知してもよい。これにより、MCG201A/PCell202Aは、SCG201B/SCell202Bからの通知により、SCG201B/SCell202BがMBS送信を行うタイミングを把握し、当該タイミングにおいてUE100とのユニキャスト通信を行わないように制御することが可能である。
或いは、UE100がMBS受信ギャップ(MBS受信ギャップパターン)をMCG201A/PCell202Aに通知することに代えて、UE100がSCG201B/SCell202Bから取得したMTCH設定情報(MTCHスケジューリング情報)をMCG201A/PCell202Aに転送してもよい。これにより、MCG201A/PCell202Aは、UE100から転送された情報により、SCG201B/SCell202BがMBS送信を行うタイミングを把握し、当該タイミングにおいてUE100とのユニキャスト通信を行わないように制御することが可能である。
(6)第6実施例
図21は、第6実施例に係るUE100のMACエンティティ(MAC entity)の動作を示す図である。図21は、MACレイヤの技術仕様(TS38.321)の変更例を示している。
UE100に設定されたSCell202Bは、PCell202Aの制御により非アクティブ化されることがある。一般的なCAにおける動作では、UE100は、非アクティブ化されたSCell202BのPDCCHの監視を行わない。また、UE100は、非アクティブ化されたSCell202Bに対する物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)送信及びランダムアクセスチャネル(RACH)送信を行わない。しかしながら、一般的なCAにおけるSCell202Bのアクティブ化/非アクティブ化はユニキャスト通信を想定したものである。MBSがCAをサポートする場合、SCell202Bのアクティブ化/非アクティブ化とは独立してMBS受信を可能とすることが望ましい。
例えば、UE100がSCell202BにおけるPDCCHの監視を全く行わないとすると、MTCHを受信するためのグループRNTI(G-RNTI)を用いたPDCCH監視も行わないため、UE100がMTCHを受信できない。ここで、G-RNTIは、MTCH用RNTIに相当する。
また、UE100がSCell202BにおけるPUCCH送信を全く行わないとすると、MBS受信におけるHARQフィードバックをSCell202Bに対して行うことができない。さらに、UE100がSCell202BにおけるRACH送信を全く行わないとすると、オンデマンドでのシステム情報要求(On-demand SI request)をSCell202Bに対して行うことができず、MBS-SIBの送信をSCell202Bに要求できない。
第6実施例では、図21に示すように、UE100は、設定された各SCell202B(each configured SCell)について、当該SCell202Bが非アクティブ化された場合(if the SCell is deactivated)、次の動作を行う。
・UE100のMACエンティティは、興味のあるMBS-SIBのためのオンデマンドSI要求を除き、当該SCell202BでのRACHの送信を行わない(not transmit on RACH on the SCell, except for on-demand SI request for MBS-SIB of interest)。換言すると、UE100は、SCell202Bが非アクティブ化された場合でも、興味のあるMBS-SIBのためのオンデマンドSI要求を行う場合は当該SCell202Bに対するRACHの送信が許容される。
・UE100のMACエンティティは、興味のあるMBS受信のためのG-RNTI、MCCH-RNTI、及びNotification-RNTIを除き、当該SCell202BでのPDCCHの監視を行わない(not monitor the PDCCH on the SCell, except for G-RNTI, MCCH-RNTI, Notification-RNTI for MBS reception of interest)。MCCH-RNTIはMCCH用RNTIに相当し、Notification-RNTIは変更通知用RNTIに相当する。換言すると、UE100は、SCell202Bが非アクティブ化された場合でも、興味のあるMBS受信のためのG-RNTI、MCCH-RNTI、及びNotification-RNTIを用いて当該SCell202BのPDCCHを監視することが許容される。
・UE100のMACエンティティは、MBS受信のためのHARQフィードバックを除き、当該SCell202BでのPUCCHの送信を行わない(not transmit PUCCH on the SCell, except for HARQ feedback for MBS reception)。換言すると、UE100は、SCell202Bが非アクティブ化された場合でも、MBS受信のためのHARQフィードバックを行う場合は当該SCell202Bに対するPUCCHの送信が許容される。
このような動作はCAに関する動作であるが、DCについても同様な動作を適用できる。DCの場合は、上述の動作におけるSCell202BをSCG201B(又はSCG201BのPSCell)と読み替える。
図22は、第6実施例を示す図である。ここでは、PDCCH監視に関する動作について主として説明する。
ステップS601において、UE100は、SCG201B/SCell202Bから提供されているMBSセッションを受信している又は受信に興味がある。
ステップS602において、UE100は、G-RNTI、MCCH-RNTI、及びNotification RNTIを用いて、SCG201B/SCell202BのPDCCH(DCI)を監視する。UE100は、MBS-SIB受信のためのSI-RNTIをさらに監視してもよい。
ステップS603において、MCG201A/PCell202Aは、例えばSCG201B/SCell202Bの非アクティブ化指示をUE100及びSCG201B/SCell202Bに送信することにより、SCG201B/SCell202Bを非アクティブ化する。
ステップS604において、UE100は、SCG201B/SCell202Bが非アクティブ化されても、G-RNTI、MCCH-RNTI、Notification RNTI、及びSI-RNTIを用いたPDCCH監視を継続し、SCG201B/SCell202BからDCIを受信する。
ステップS605において、UE100は、PDCCH監視により受信するDCIに基づいて、SCG201B/SCell202BからMTCH(MBSデータ)を受信する。
このように、第5実施例によれば、UE100は、SCG201B/SCell202Bが非アクティブ化されても、G-RNTI、MCCH-RNTI、Notification RNTI、及びSI-RNTIを用いたPDCCH監視を継続する。これにより、MBSの受信継続性を向上させることが可能になる。
(7)第7実施例
図23は、第7実施例を示す図である。ここでは、DCの場合の動作について説明する。
ステップS701において、UE100(RRCレイヤ)は、MIIを生成する。UE100が生成するMIIは、RRCメッセージであるものとする。
ステップS702において、UE100(RRCレイヤ)は、興味のあるMBSセッションがMCG201Aから提供されているのか、又はSCG201Bから提供されているのかを判定する。
ステップS703及びS704において、UE100は、興味のあるMBSセッションが提供されているCGに対してMIIを送信する。例えば、UE100のRRCレイヤは、当該CGに対応するMACエンティティに対してMIIを渡す。
UE100のRRCレイヤは、当該CGに対応するシグナリング無線ベアラ(SRB)によりMIIを送信する。例えば、UE100のRRCレイヤは、興味のあるMBSセッションがMCG201Aにより提供されている場合(ステップS702:NO)、ステップS703において、SRB1によりMIIをMCG201Aに送信する。SRB1は、UE100とMCG201A(MN200A)との間に確立されるSRBである。一方、UE100のRRCレイヤは、興味のあるMBSセッションがSCG201Bにより提供されている場合(ステップS702:YES)、ステップS704において、SRB3によりMIIをSCG201Bに送信する。SRB3は、UE100とSCG201B(SN200B)との間に確立されるSRBである。
なお、両方のCGが興味のあるMBSセッションを提供している場合(例えば、TMGI#1はMCG201Aで提供され、TMGI#2はSCG201Bで提供されている場合)、UE100は、両方のCGに対してMIIを送信してもよい。ここで、UE100は、同一メッセージ(のコピー)を両CGに送信してもよい。UE100は、別々のメッセージ(TMGI#1関連のみ/TMGI#2関連のみ等)をそれぞれ対応するCGに送信してもよい。
このように、第7実施例によれば、UE100は、興味のあるMBSセッションが提供されているCGに対してMIIを送信する。例えば、UE100は、興味のあるMBSセッションがSCG201Bにより提供されている場合、SRB3によりMIIをSCG201Bに送信する。これにより、MIIを適切な送信先に対して送信することが可能になる。
(8)第8実施例
図24は、第8実施例を示す図である。ここでは、DCの場合の動作について説明する。
ステップS801において、MCG201Aは、UE100のMII(MBS興味情報)を取得する。例えば、MCG201Aは、UE100からMIIを受信する、又はAMF300(コアネットワーク)からMIIを取得する。
ステップS802において、MCG201A(MN200A)は、UE100の興味のあるMBSセッションがSCG201B(SN200B)から提供されていることを認識する。ここで、SN200Bが提供しているMBSセッションの情報は、AMF300(コアネットワーク)、及び/又はSN200Bから提供されてもよい。当該MBSセッションの情報は、OAM(Operation Administration and Maintenance)で設定されてもよい。MCG201A(MN200A)は、当該MBSセッションが提供されている周波数の情報からSCG201B(SN200B)を特定してもよい。
ステップS803において、MCG201A(MN200A)は、UE100のMIIをSCG201B(SN200B)に送信する。当該MIIは、MN200AからSN200Bに送信されるXnメッセージ(基地局間通信メッセージ)に含まれていてもよい。当該Xnメッセージは、DC開始時に用いるSN Additionメッセージ、及び/又はDC開始後のSCG201B(SN200B)の設定変更に用いるSN Modificationメッセージであってもよい。MIIは、これらのメッセージ内にUE contextとして含まれていてもよい。Xnメッセージは、X2メッセージであってもよい。
なお、MIIは、上述のように、MBSセッション情報(セッションID、TMGI、G-RNTIなど)、MBS周波数情報、BWP(CFR)情報、MBSとunicastとの優先情報のうち少なくとも1つを含む。MII又はXnメッセージは、コアネットワークのMB-UPF(Multicast Broadcast User Plane Function)関連のMBSトンネル識別子、及びUE識別子(XnAP UE-ID等)のうち少なくとも1つを含んでもよい。
ステップS804において、SCG201B(SN200B)は、MCG201A(MN200A)から受信したXnメッセージ(MII)に基づいて、MBS送信及びユニキャスト通信のスケジューリングを行う。例えば、SCG201B(SN200B)は、スケジューリングにより、UE100に対してマルチキャストを避けてユニキャスト通信リソースを割り当てる等の動作を行う。SCG201B(SN200B)は、当該Xnメッセージ(MII)に基づいて、RRC Reconfigurationメッセージ又はMCG201A経由で、UE100に対してMBS設定情報を送信してもよい。
このように、第8実施例によれば、MCG201A(MN200A)は、UE100のMIIをSCG201B(SN200B)に送信する。これにより、SCG201B(SN200B)は、UE100のMBS興味を考慮してUE100の通信制御(スケジューリング等)を適切に行うことが可能になる。
(9)第9実施例
図25は、第9実施例を示す図である。ここでは、DCの場合の動作について説明する。
ステップS901において、SCG201Bは、UE100のMII(MBS興味情報)を取得する。例えば、SCG201Bは、UE100からMIIを受信する、又はAMF300(コアネットワーク)からMIIを取得する。
ステップS902において、SCG201B(SN200B)は、UE100のMIIをMCG201A(MN200A)に送信する。SCG201B(SN200B)は、UE100からMIIが通知されたこと、又はMN200Aからの問い合わせがあったことをトリガとして、MIIをMCG201A(MN200A)に送信してもよい。
当該MIIは、SN200BからMN200Aに送信されるXnメッセージ(基地局間通信メッセージ)に含まれていてもよい。当該Xnメッセージは、SN200Bの設定変更に関するgNB Configuration Updateメッセージ、SN Additionメッセージに対する応答メッセージ、及び/又はSN Modificationメッセージに対する応答メッセージであってもよい。MIIは、これらのメッセージ内にUE contextとして含まれていてもよい。MII及びXnメッセージに含まれる情報については、上述の第8実施例と同様である。なお、Xnメッセージは、X2メッセージであってもよい。
ステップS903において、MCG201A(MN200A)は、SCG201B(SN200B)から受信したXnメッセージ(MII)に基づいて、SCG201B/SCell202Bのアクティブ化/非アクティブ化制御を行う。MCG201A(MN200A)は、当該Xnメッセージ(MII)に基づいて、UE100がMCG201A/PCell202AでMBS受信を行うための新たなセッション又は無線ベアラをUE100に設定してもよい。
(その他の実施形態)
上述の実施形態及び実施例において、DCは、マルチコネクティビティ(MC)であってもよい。MCにおいて、UE100は2つもしくは3つ以上の基地局と同時に通信を行う。例えば、1つのマスタ基地局(MN)と2つのセカンダリ基地局(SN)と、同時に3つの基地局との通信を行う。
上述の実施形態及び実施例において、gNB200(MN200A、SN200B)がCUとDUとで構成され(すなわち、機能分割され)、両ユニット間がF1インターフェイスで接続される場合、UE100のMIIを取得したCUは、当該MIIをF1インターフェイス上でDUに通知してもよい。これにより、DUに設けられるスケジューラは、MIIを考慮したスケジューリングを行うことが可能になる。
上述の各動作フローは、別個独立に実施する場合に限らず、2以上の動作フローを組み合わせて実施可能である。例えば、1つの動作フローの一部のステップを他の動作フローに追加してもよいし、1つの動作フローの一部のステップを他の動作フローの一部のステップと置換してもよい。
上述の実施形態及び実施例において、基地局がNR基地局(gNB)である一例について説明したが基地局がLTE基地局(eNB)又は6G基地局であってもよい。また、基地局は、IAB(Integrated Access and Backhaul)ノード等の中継ノードであってもよい。基地局は、IABノードのDUであってもよい。また、ユーザ装置は、IABノードのMT(Mobile Termination)であってもよい。
UE100又はgNB200が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROM又はDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。また、UE100又はgNB200が行う各処理を実行する回路を集積化し、UE100又はgNB200の少なくとも一部を半導体集積回路(チップセット、SoC:System on a chip)として構成してもよい。
本開示で使用されている「に基づいて(based on)」、「に応じて(depending on)」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」、「のみに応じて」を意味しない。「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」及び「に少なくとも部分的に基づいて」の両方を意味する。同様に、「に応じて」という記載は、「のみに応じて」及び「に少なくとも部分的に応じて」の両方を意味する。また、「取得する(obtain/acquire)」は、記憶されている情報の中から情報を取得することを意味してもよく、他のノードから受信した情報の中から情報を取得することを意味してもよく、又は、情報を生成することにより当該情報を取得することを意味してもよい。「含む(include)」、「備える(comprise)」、及びそれらの変形の用語は、列挙する項目のみを含むことを意味せず、列挙する項目のみを含んでもよいし、列挙する項目に加えてさらなる項目を含んでもよいことを意味する。また、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。さらに、本開示で使用されている「第1」、「第2」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。本開示において、例えば、英語でのa,an,及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含むものとする。
以上、図面を参照して実施形態について詳しく説明したが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
本願は、日本国特許出願第2021-119144号(2021年7月19日出願)の優先権を主張し、その内容の全てが本願明細書に組み込まれている。