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JP7787001B2 - 分析用マイクロチップおよび分析システム - Google Patents

分析用マイクロチップおよび分析システム

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JP7787001B2 JP2022056869A JP2022056869A JP7787001B2 JP 7787001 B2 JP7787001 B2 JP 7787001B2 JP 2022056869 A JP2022056869 A JP 2022056869A JP 2022056869 A JP2022056869 A JP 2022056869A JP 7787001 B2 JP7787001 B2 JP 7787001B2
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Description

本発明は、液体試料の分析用マイクロチップおよび分析システムに関する。
基板に所望の流路の溝を彫り、蓋板と貼り合わせることで形成されるマイクロチップが血液などの液体試料の分析に用いられる。すなわち、微量の液体試料をマイクロチップ内の流路に導入し、流路の途中に設けられた反応場で抗体などと反応させて、その反応性、性状、または、液体試料中の成分等を分析することが知られている(例えば、特許文献1)。このようなマイクロチップを作製するには、流路となる溝を表面に形成した基材と、フィルムあるいは基材とを接着剤で貼り合わせる方法が知られている。
国際公開第2009/069656号
しかし、従来の分析技術では、分析対象の液体試料をマイクロチップに導入するまでの手順が複雑であり、作業者の負担となっていた。本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、マイクロチップを用いて液体試料と薬剤を混合し、分析する作業を効率化することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態は、以下の構成を採用した。すなわち、一実施形態に係る液体試料を分析する分析用マイクロチップは、装着部に装着された試料管から液体試料を流入させる流入部と、上流側で流入部と接続され、下流側で試料管に収容された液体試料を導引するための吸入口と接続される第1流路と、第1流路の流入部と吸入口との間に設けられ、第1流路に導引された液体試料に薬剤を混合する混合部と、混合部に接続され、混合部から流入される液体試料を分析するための第2流路と、第2流路の下流側に接続され、混合部から第2流路を経由して流入される液体試料を蓄積する廃液部と、第1流路を通じて流入部から混合部に液体試料が流入するときは第1流路を開くとともに、液体試料が混合部から第2流路に流入されるときには第1流路を閉じる開閉弁と、を備える。
ここで、流入部は、試料管の先端に設けられた挿通管が挿入される開口が形成されるようにしてもよい。開閉弁は、第1流路の流入部と混合部との間、および、吸入口と混合部との間に設けられるようにしてもよい。また、オイルが供給される供給口を有し、混合部に収容された液体試料は、供給口から供給されたオイルに押圧されて第2流路へ流出されるようにしてもよい。さらに、廃液部は、廃液部の内部から空気を排出するための開閉可能な通気口を有し、第1流路を通じて流入部から混合部に液体試料が流入するときは通気口が閉塞されるとともに、混合部に収容された液体試料が第2流路に流入されるときは通気口が開放されるようにしてもよい。混合部は、液体試料に薬剤を混合するための撹拌子を有するようにしてもよい。また、流入部から混合部を含む、液体試料が流入される流路内の、内面の少なくとも一部が親水化処理されているようにしてもよい。
本発明の他の形態は、分析用マイクロチップと、分析用マイクロチップの吸入口に接続され、試料管に収容された液体試料を流入部から第1流路を通じて混合部に導引する吸引
器と、廃液部の通気口を閉塞および開放する駆動体と、を備える分析システムである。
分析システムは、分析用マイクロチップの、第1流路を通じて流入部から混合部に液体試料が流入するときは第1流路を開くとともに、液体試料が混合部から第2流路に流入されるときには第1流路を閉じる開閉弁を制御する制御部を備えてもよい。制御部は、第1流路を通じて流入部から混合部に液体試料が流入するときは通気口を閉塞するとともに、混合部に収容された液体試料が第2流路に流入されるときには通気口を開放するように駆動体を制御してもよい。また、分析システムは、分析用マイクロチップの供給口に接続され、混合部から流出された液体試料の第2流路内の圧力を検出する圧力センサを有する供給器を備えてもよい。
本発明によれば、マイクロチップを用いて液体試料と薬剤を混合し、分析する作業を効率化できる。
実施形態に係るマイクロチップの構成の一例を示す図である。 ホルダと混合部との間を接続する流路、開閉弁を説明する図である。 空気吸引口と混合部との間を接続する流路、開閉弁を説明する図である。 試料管に収容された液体試料の混合部への導引を説明する図である。 混合部と接続される流路、測定流路を説明する図である。 混合部に収容された液体試料の廃液部への流入を説明する図である。 液体試料の混合部への導引と測定流路への流入を説明する図である。 開閉弁の開閉を説明する図である。 貫通孔の開閉を説明する図である。 実施形態に係る制御する分析システムの構成の一例を示す図である。 実施形態に係る分析システムの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 混合部の形状を説明する図である。
以下、図面を参照して、一実施の形態に係る液体試料の分析用マイクロチップを説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本マイクロチップは実施形態の構成には限定されない。また、本実施形態に開示される構成部品の寸法、材質、形状、相対配置などは、特に記載がない限り発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔実施形態1〕
図1は、本実施形態に係るマイクロチップ1の構成の一例を示す図である。図1においては、マイクロチップ1の全体構成を斜視する斜視図が例示される。本実施形態に係るマイクロチップ1は、分析対象の液体等が流出入する流路が形成された基材10を、上面側および下面側に接着させたフィルム材で挟むことで構成される。マイクロチップ1を構成する基材10のサイズは、例えば、100mm(X方向)×100mm(Y方向)×5mm(Z方向)である。
マイクロチップ1に流出入される液体等には、液体試料、当該液体試料と反応させる反応物質、洗浄液等が含まれる。液体試料は、マイクロチップ1内を通過させることのできる試料であれば特に制限されず、例えば、血液や尿などの生体から得られる液体試料またはその希釈液、植物や動物などの生体からの抽出液、河川や海や降雨などの天然に存在する水、洗浄液、廃液等が挙げられる。試料中の成分も特には制限されず、例えば、タンパク質、核酸、低分子化合物、糖等が例示される。
図1に示されるように、マイクロチップ1は、基材10と、ホルダ11と、空気吸引口60と、オイル供給口70とを備える。ホルダ11は、液体試料等が収容された試料管50等を基材10に装着させて保持するための構造体である。本実施形態では、ホルダ11は、「装着部」の一例に相当する。空気吸引口60は、ホルダ11に装着させた試料管50等に収容された液体試料等を基材10に設けられた流路に導引するための構造体である。本実施形態では、空気吸引口60は、「吸入口」の一例に相当する。オイル供給口70は、基材10の流路に導引された液体試料等を、当該試料を分析するための測定流路23へ流出させるためのオイル等が供給される構造体である。本実施形態では、オイル供給口70は、「供給口」の一例に相当する。空気吸引口60にはマイクロシリンジや吸引ポンプ等の吸引器が接続され、オイル供給口70には、ミネラルオイル等を供給するマイクロシリンジや送液ポンプ等の供給器が接続される。なお、図1では、ホルダ11、空気吸引口60、オイル供給口70が、基材10の同一面に設けられる形態を例示するが、ホルダ11が設けられる面を表面とすると、空気吸引口60およびオイル供給口70は、表面側に対向する裏面側に設けられてもよい。以下、基材10のホルダ11が設けられる側の面を表面として説明する。
基材10には、流路(21a、21b、21c、21d)で構成される第1流路と、流路22と、混合部14と、液体試料を分析するための測定流路23と、廃液部15とが形成される。本実施形態では、測定流路23が「第2流路」の一例に相当する。第1流路を構成する流路21aと流路21bとの間には開閉弁12、流路21cと流路21dとの間には開閉弁13が設けられる。開閉弁12は、流路21aの下流側、および、流路21bの上流側に接続され、流路21aと流路21bとの間の流路を開閉する。流路21bの下流側は混合部14に接続される。同様にして、開閉弁13は、流路21cの下流側および、流路21dの上流側に接続され、流路21cと流路21dとの間の流路を開閉する。開閉弁12および13は、例えば、2方弁である。なお、開閉弁12および13の構造および作用に限定はない。開閉弁12および13は、例えば、弾性を有する素材で形成することで、基材10の上面から上下方向に押圧可能なアクチュエータやエアシリンダーによって制御される駆動体で開閉されるものとしてもよい。アクチュエータは、圧電式、静電式、または電磁式等の作用により動作するものでもよい。例えば、開閉弁12および13は、ピエゾ素子の開閉動作で開閉されるものでもよい。流路21cの上流側は混合部14に接続され、流路21dの下流側は空気吸引口60に接続される。
流路22は、上流側でオイル供給口70と接続され、下流側で混合部14と接続される。流路22を通じて、オイル供給口70を介して供給されたミネラルオイル等が混合部14に導引される。混合部14は、測定流路23の上流側に接続される。測定流路23は、下流側で廃液部15に接続される。廃液部15には、廃液部15の内部から基材10の表面に貫通する貫通孔15a、15bが設けられる。
なお、混合部14の内面は、少なくともその一部が、親水化処理がなされていてもよい。これにより、液体試料の導引時に、混合部14内に気泡が残存することを抑制することができる。混合部14の内面において、親水化処理される部分は、特に制限されないが、混合部14の天井部や側壁部が親水化処理されていることが好ましい。親水化処理は、例えば、親水化剤処理、コロナ処理、プラズマ処理、エキシマ処理が挙げられるが、親水化剤処理であれば、処理後の時間経過による親水化効果の減弱が起こらないため好ましい。
また、混合部14を気泡を抜けやすくする形状に設計することで、気泡の残存を防止することもできる。図12は、混合部14の形状を説明する図である。図12(a)、(b)には、円柱状に形成された混合部14が例示され、(c)、(d)には偏芯状に形成された混合部14、(e)、(f)には上部R状に形成された混合部14が例示される。図
12(b)は、図12(a)のCC#方向から視た断面図を表し、図12(d)は図12(c)のCC#方向から視た断面図を表し、図12(f)は図12(e)のCC#方向から視た断面図を表す。本実施形態では、図12(a)、(b)に示される円柱状に形成された混合部14を基本型として説明するが、(c)から(f)に示されるように偏芯型、上部R型の形状で形成されてもよい。流路21c方向へ混合部14内の空間を徐々に狭くした偏芯型や、混合部14の上部にRをつけてドーム状に形成された上部R型では、液体試料を導引する際に、混合部14の曲面状の壁面に沿った空気の流れが形成できる。この混合部14内に形成される空気の流れにより、混合部14内に残存する気泡の抜けを促すことが期待できる。
流路22を通じて、オイル供給口70を介して供給されたミネラルオイル等が混合部14に導引される。混合部14においては、流路(21a、21b)を通じて導引された液体試料と、当該液体試料の性状を分析するための試薬等とが混合される。このような試薬は、例えば、混合部14を挟むフィルム材等に予め塗布されている。なお、混合部14には、液体試料と試薬等とを撹拌するための撹拌子が設けられてもよい。撹拌子の動作は、例えば、磁力を利用した撹拌機構によって制御される。
混合部14において、オイル供給口70を介して供給されたミネラルオイル等は、例えば、試薬と混合された液体試料の上に重層される。液体試料は、例えば、重層されたミネラルオイル等の圧力により、測定流路23に押圧される。
測定流路23には、液体試料と反応する反応基質等が塗布されている。混合部14から押圧された液体試料は、測定流路23に塗布された反応基質等と反応しながら下流側の廃液部15に流入される。廃液部15においては、反応後の液体試料が蓄積される。
マイクロチップ1の基材10に形成される各流路、測定流路23、混合部14、廃液部15、各貫通孔は、刃物やレーザ光を用いて形成可能であるが、基材10の材質がプラスチックである場合には、射出成型で形成することもできる。射出成型の採用により、マイクロチップ1の品質の安定化、製作効率の向上等が期待できる。
液体試料中の成分や性状等は、例えば、混合部14から測定流路23に押圧されて流入される液体試料に対する流入圧を測定することで分析・評価が行われる。このような流入圧を検出するための圧力センサは、例えば、オイル供給口70を介してミネラルオイル等を供給する供給器に設けられる。液体試料分析用のマイクロチップ1の使用者は、圧力センサを介して検出された圧力の上昇変化の推移、減少変化の推移等を測定することで、分析対象の液体試料等の成分分析や性状評価が可能になる。
図2は、ホルダ11と混合部14との間を接続する流路21a、21b、開閉弁12を説明する図である。図2においては、図1のAA#で示される方向から視た断面図が例示される。図2に示されるように、ホルダ11内には、開口10aが形成され、試料管50を挿通する挿通管11aは、先端が上方に向くように設けられている。本実施形態におい
ては、挿通管11aおよび開口10aが「流入部」の一例に相当する。第1流路を構成する流路21aは上流側で開口10aに接続され、下流側で一点鎖線枠で囲まれた開閉弁12の入力端に接続される。流路21aは、例えば、基材10の裏面側に断面形状が凹状の溝として形成される。なお、流路21aの断面形状は、凹状に限定されず、例えば、U字状、V字状であってもよい。
なお、挿通管11aを含み、当該挿通管から混合部14に至る液体試料が流入する流路(第1流路、開閉弁12等)の内面は、少なくともその一部が、親水化処理がなされていてもよい。これにより、液体試料の導引時に、混合部14内に気泡が残存することを抑制
することができる。通管11aを含む混合部14に至る流路の内面において、親水化処理される部分は、特に制限されないが、当該流路の天井部や側壁部が親水化処理されていることが好ましい。親水化処理は、例えば、親水化剤処理、コロナ処理、プラズマ処理、エキシマ処理が挙げられるが、親水化剤処理であれば、処理後の時間経過による親水化効果の減弱が起こらないため好ましい。
同様にして、上流側で開閉弁12の出力端に接続される流路21bは、例えば、基材10の裏面側に所定形状の断面形状の溝として形成される。そして、流路21bは、裏面側を延伸して一点鎖線枠で囲まれた混合部14に接続される。なお、基材10に形成される混合部14は、所望の量(例えば、400から500μL)の液体試料を収容するのに十分な大きさであればよく、例えば、円柱状、角柱状等に形成される。
図3は、空気吸引口60と混合部14との間を接続する流路21c、21d、開閉弁13を説明する図である。図3においても、図1のAA#で示される方向から視た断面図が例示される。図3に示されるように、第1流路を構成する流路21cは、上流側では一点鎖線枠で囲まれた混合部14に接続され、下流側では一点鎖線枠で囲まれた開閉弁13の入力端に接続される。同様にして、上流側で開閉弁13の出力端に接続される流路21dは、下流側で空気吸引口60に接続される。流路21cおよび流路21dの断面形状は、流路21a等と同様である。
流路21cの上流側は、基材10の表面側に所定形状の断面形状の溝として形成され、混合部14に接続される。基材10の表面側に形成された流路21cは、当該基材を表面側から裏面側に縦断し、基材10の裏面側に所定形状の断面形状の溝として形成された下流側の流路21cに接続される。混合部14と接続される流路21cの上流側を表面側に形成することで、混合部14に液体試料を導引する際に空気を優先的に抜くことができる。上流側で開閉弁13の出力端に接続される流路21dは、基材10の裏面側に所定形状の断面形状の溝として形成され、基材10の表面側に設けられた空気吸引口60と接続される。
図4は、試料管50に収容された液体試料Z1の混合部14への導引を説明する図である。図4に示されるように、液体試料Z1が収容された試料管50の挿通管11aは、ホルダ11に設けられた開口10aに挿通される。ここで、第1流路の下流側(流路21dの下流側)の空気吸引口60には吸引ポンプやマイクロシリンジ等の吸引器が接続されているものとする。また、第1流路に設けられた開閉弁12、13はそれぞれ開状態に制御され、廃液部15に設けられた貫通穴15a、15bはそれぞれ閉状態に制御されている
ものとする。
図4に示される流路21a、開閉弁12、流路21bで構成された混合部14に至る流路は、空気吸引口60に接続された吸引器の吸引により陰圧状態になり、試料管50に収容された液体試料Z1が開口10aを介して流路21aに導引される。そして、流路21aに導引された液体試料Z1は、開状態の開閉弁12、流路21bを通じて、混合部14内に導引される。
吸引器の吸引により、混合部14の液体試料が収容される空間では、裏面側に形成された流路21bから表面側に形成された流路21cに向かって空気が吸引される。そして、吸引器の空気の吸引によって陰圧状態となった混合部14では、液体試料Z1が基材10の裏面に形成された流路21bを通じて、当該混合部の空間に導引され、下方側(裏面側)から上方側(表面側)に向かって蓄積されることになる。なお、吸引器による吸引は、混合部14の空間に所望量の液体試料Z1が収容されたことを契機として停止される。
次に、流路22、混合部14、測定流路23、廃液部15を説明する。図5は、混合部14と接続される流路22、測定流路23を説明する図である。図5においては、図1のBB#で示される方向から視た断面図が例示される。図5に示されるように、流路22は、例えば、基材10の裏面側に所定形状の断面形状を有する溝として形成され、上流側では表面に設けられたオイル供給口70に接続される。流路22の下流側は、基材10を裏面側から表面側に縦断し、混合部14の表面側に接続される。測定流路23は、上流側で混合部14の裏面側に接続され、所定形状の断面形状を有する溝として基材10の裏面側に形成される。
図5において、オイル供給口70にはミネラルオイルZ2を供給するマイクロシリンジや送液ポンプ等の供給器が接続されているものとする。図5に示されるように、オイル供給口70を介して供給されたミネラルオイルZ2は、流路22を通じて、一点鎖線枠で囲まれた混合部14の上方側(表面側)から液体試料が収容される空間に流入されることになる。例えば、混合部14の液体試料が収容される空間において、既に液体試料が蓄積されている場合には、流路22を通じて流入されたミネラルオイルZ2が当該液体試料の上に重層されることになる。このため、混合部14に蓄積された液体試料は、重層されたミネラルオイルZ2からの圧力により下方側(裏面側)に押圧され、当該混合部の裏面側で接続される測定流路23に流出することになる。
図6は、混合部14に収容された液体試料Z1の廃液部15への流入を説明する図である。図6においても、図1のBB#で示される方向から視た断面図が例示される。図6に示されるように、測定流路23は、基材10の裏面側に所定形状の断面形状を有する溝として形成され、上流側においては混合部14の下方側(裏面側)に接続される。そして、測定流路23の下流側は、基材10の下方側(裏面側)から廃液部15に接続される。なお、基材10に形成される廃液部15は、混合部14に蓄積された液体試料Z1を蓄積するのに十分な空間を有する大きさであればよい。廃液部15には、空気口として、基材10の裏面側に形成された空間内から、表面側に貫通して開口するとともに、閉塞可能な貫通孔15a、15bが設けられる。本実施形態では、貫通孔15a、15bは、「通気口」の一例に相当する。なお、貫通孔15a、15bの閉塞方法、すなわち、開閉のための構造および作用に限定はない。貫通孔15a、15bは、例えば、弾性を有する素材を、基材10の上面から上下方向に押圧可能なアクチュエータやエアシリンダーによって制御される駆動体で開閉されるものとしてもよい。アクチュエータは、圧電式、静電式、または電磁式等の作用により動作するものでもよい。例えば、貫通孔15a、15bは、ピエゾ素子等により開閉可能な弁によって開閉されてもよい。また、貫通孔15a、15bに覆いかぶさるように、可撓性のフィルム等を固定してもよい。空気吸引口60からの吸引により廃液部15が陰圧状態となった場合には、フィルム等が貫通孔15a、15bに張り付き陰圧状態を保持する。一方、オイル供給口70からミネラルオイル等が供給され、廃液部15が陽圧状態となった場合には、フィルム等の一部がめくれて、廃液部15内の空気を外部に逃がすことができる。
混合部14に収容された液体試料Z1は、オイル供給口70を介して供給されたミネラルオイル等の圧力により、当該混合部の裏面側で上流側が接続される測定流路23に押圧されて流出される。混合部14から測定流路23に流出された液体試料Z1は、例えば、測定流路23に塗布された反応基質等と反応しながら下流側の廃液部15に蓄積されることになる。
液体試料中の成分や性状等を分析する際には、廃液部15に設けられた貫通孔15a、15bを開状態とすることで、ミネラルオイル等によって押圧された液体試料Z1が流入する経路上の空気を、当該貫通孔を通じて排出できる。このため、混合部14から、測定流路23に流入された反応後の液体試料Z3を廃液部15の空間内に導引することができ
る。
図7は、液体試料Z1の混合部14への導引と測定流路23への流入を説明する図である。図4を用いて説明したように、ホルダ11に装着された試料管50から、液体試料Z1を混合部14に導引する際には、第1流路に形成された開閉弁12、13のそれぞれを開状態として当該第1流路内を陰圧状態にする。第1流路内は、空気吸引口60に接続された吸引ポンプやマイクロシリンジ等の吸引器の吸引により陰圧状態に制御される。
しかしながら、混合部14と測定流路23を通じて接続される廃液部15には、当該廃液部の空間内から表面側に貫通する貫通孔15a、15bが設けられている。貫通孔15a、15bが開状態である場合には、当該貫通孔、測定流路23を通じて混合部14内に外部から空気が流入することになる。本実施形態のマイクロチップ1においては、後述するように、試料管50から液体試料Z1を混合部14に導引する際には、貫通孔15a、15bの状態を閉状態に制御する。これにより、混合部14に導引される液体試料Z1への不要な空気の混入を抑止することが可能になる。
同様にして、図5、図6で説明したように、液体試料Z1を混合部14から測定流路23、廃液部15に流入させるために、廃液部15の空間内から表面側に貫通する貫通孔15a、15bが開状態に制御される。しかしながら、混合部14と流路21bを通じて接続される開閉弁12、および、流路21cを通じて接続される開閉弁13が開状態である場合には、混合部14から押圧された液体試料Z1が第1流路内に逆流することになる。本実施形態のマイクロチップ1においては、後述するように、混合部14から液体試料Z1を測定流路23に押圧する際には、第1流路に形成された開閉弁12、13の状態を閉状態に制御する。これにより、混合部14から測定流路23に液体試料Z1が押圧されるときには、第1流路への不要な逆流を防止することができる。圧力センサを介して検出された圧力の上昇変化の推移、減少変化の推移等を測定する使用者においては、逆流によって生じる不要な測定不良を招くこともない。
図8は、開閉弁12、13の開閉を説明する図である。図8においては、図1のAA#で示される方向から視た断面図が例示される。図8に示されるように、開閉弁12、13は、ポリジメチルシロキサン(PDMS)樹脂等のシリコン樹脂等で構成される弾性体12b、13bをダイヤフラムとするダイヤフラムバルブ構造によって構成される。但し、図8に示されるバルブ構造は、開閉弁12、13の構造形態の一例であり、分析対象の液体試料の性状や測定方法等によって適宜の構造形態が採用できる。以下、開閉弁12を説明例とする。開閉弁13では、対応する流路や構造体を適宜に読み替えればよい。
開閉弁12の構造においては、基材10に対して表面側から裏面側に向かい掘り込みによって形成されたガイド12aが設けられる。ガイド12aにしたがって弾性体12bで構成されたダイヤフラムを装着することで、弾性体12bの外縁部位が基材10に掘り込まれた面によって支持される。また、開閉弁12において、当該開閉弁に接続される流路21aと流路21bとを接続する内部の流路には、基材10の表面側に突出する凸状構造12cが設けられる。開閉弁12の内部の流路を流れる液体試料Z1は、当該凸状構造を経由して、上流側の流路21aから下流側の流路21bに流入される。
ガイド12aにしたがって載置された弾性体12bを、アクチュエータ等の駆動体を介して上方側(表面側)から下方側(裏面側)に押圧することで、当該弾性体の下面側が開閉弁12の内部流路に設けられた凸状構造12cに接着される。これにより、内部流路の上流側(流路21a側)と下流側(流路21b側)との間は遮蔽されて、開閉弁12の状態は閉状態に制御される。また、弾性体12bに対する押圧を解放することで、開閉弁12の状態は開状態に制御される。
図9は、貫通孔15a、15bの開閉を説明する図である。図9(a)には、廃液部15における貫通孔15a、15bを斜視する斜視図、図9(b)には開状態における廃液部15の断面図、図9(c)には閉状態における廃液部15の断面図が例示される。図9(a)から(c)に示されるように、貫通孔15a、15bは、マイクロチップ1の基材10の裏面側に形成された廃液部15の空間内から、表面側に貫通するように形成されている。
図9(c)に示されるように、PDMS等のシリコン樹脂等で構成される弾性体15cを、アクチュエータ等の駆動体を介して、基材10の表面に開口する貫通孔15a、15bの開口面に押圧させることで、当該貫通孔が閉塞される。弾性体15cの開口面への密着により、貫通孔15a、15bを介した空気の流入・排出が抑制され、当該貫通孔の開口が閉状態に制御される。また、図9(b)に示されるように、駆動体による弾性体15cの押圧を解放し、貫通孔15a、15bの開口面に接着させた弾性体15cを当該開口面から離間させることで、当該貫通孔は開状態に制御される。マイクロチップ1においては、貫通孔15a、15bを介した空気の流入・排出の制御が可能になる。
(分析システム)
図10は、本実施形態に係る分析システム100の構成の一例を示す図である。本実施形態に係る分析システム100は、制御ユニット80を備え、当該制御ユニットを介して、マイクロチップ1に形成された開閉弁12、13の開閉、貫通孔15a、15bの開閉を制御する。本実施形態において、制御ユニット80は「制御部」の一例に相当する。また、分析システム100の制御ユニット80は、空気吸引口60に接続された吸引器の吸引および停止、オイル供給口70に接続された供給器のオイル供給および停止を制御する。そして、制御ユニット80は、供給器に設けられた圧力センサを介して検出されたセンサ検出値を測定する。
図10に示されるように、分析システム100には、マイクロチップ1に形成された開閉弁12のガイド12aに装着された弾性体12bを駆動するためのアクチュエータ16aが含まれる。同様にして、分析システム100には、開閉弁13のガイド13aに装着された弾性体13bを駆動するためのアクチュエータ16bが含まれる。また、分析システム100には、廃液部15に設けられた貫通孔15a、15bの各開口面に接着する弾性体15cを駆動するためのアクチュエータ16cが含まれる。そして、分析システム100には、空気吸引口60に接続される吸引ポンプ等の吸引器61、オイル供給口70に接続される送液ポンプ等の供給器71が含まれる。なお、供給器71には、圧力センサ72が設けられる。圧力センサ71は、例えば、供給器71から供給されたミネラルオイル等に押圧されて、混合部14から測定流路23に流出する液体試料Z1の当該測定流路内の圧力を検出する。
制御ユニット80は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ、
RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等のメモリ、外部機器との通信インターフェースを備えるマイコンユニットである。メモリには、例えば、オペレーティングシステム(OS:Operating System)、各種プログラム、各種テーブル等が格納される。また、制御ユニット80は、デジタルI/O、アナログI/O等の入出力端子を備える。
制御ユニット80の入出力端子には、アクチュエータ16a、16b、16cのそれぞれを制御するための制御線が接続され、当該入出力端子を介して各アクチュエータを駆動するための制御信号(CNT_16aからCNT_16c)が出力される。同様にして、当該入出力端子には、吸引器61、供給器71を制御するための制御線が接続され、当該
入出力端子を介して吸引器61の吸引・停止、供給器71の供給・停止を制御するための制御信号(CNT_61、CNT_71)が出力される。なお、制御ユニット80の入出力端子には、圧力センサ72で検出されたセンサ検出値を入力するための信号線が接続される。
上記の各制御信号は、例えば、アクティブステータスまたは非アクティブステータスを表す2値のステータス信号である。例えば、開閉弁12のアクチュエータ16aは、制御信号CNT_16aのアクティブステータスのときに、弾性体12bを押圧し、開閉弁12の状態を開状態に制御する。また、開閉弁12のアクチュエータ16aは、制御信号CNT_61の非アクティブステータスのときに弾性体12bへの押圧を解放し、開閉弁12の状態を開状態に制御する。開閉弁13のアクチュエータ16b、貫通孔15a、15bのアクチュエータ16cにおいても、同様の論理ステータスで制御される。また、吸引器61は、制御信号CNT_61のアクティブステータスのときに吸引を実行し、非アクティブステータスのときに吸引を停止する。同様にして、供給器71は、制御信号CNT_71のアクティブステータスのときにミネラルオイル等の送液を実行し、非アクティブステータスのときに送液を停止する。以下、アクティブステータスを“ON状態”、非アクティブステータスを“OFF状態”ともいう。
なお、上記した制御信号によるステータス制御の形態は一例であり、各アクチュエータ、吸引器61、供給器71の制御形態に応じて適宜に設定される。少なくとも、開閉弁12、13の開閉、貫通孔15a、15bの開閉、吸引器61の吸引および停止、供給器71のオイル供給および停止を制御できればよい。
(処理の流れ)
図11は、本実施形態に係る分析システム100の処理の流れの一例を示すフローチャートである。図11の処理は、液体試料Z1が収容された試料管50の、マイクロチップ1のホルダ11への装着後に実行される。また、図11の処理は、制御ユニット80によって提供される。
図11において、処理の開始後、第1流路に接続される開閉弁12および13を開状態にする(ステップS1)と処理はステップS2に進む。制御ユニット80は、OFF状態の制御信号(CNT_16aおよびCNT_16b)をアクチュエータ16aおよび16bに出力する。開閉弁12および13では、弾性体12bおよび13bへの押圧が解放され、内部流路の上流側と下流側とが接続される。ステップS2では、廃液部15に設けられた貫通孔15a、15bの開口を遮蔽すると処理はステップS3に進む。制御ユニット80は、ON状態の制御信号(CNT_16c)をアクチュエータ16cに出力する。貫通孔15a、15bは、アクチュエータ16cの駆動によって押圧された弾性体15cにより、基材10の表面側に形成された貫通孔の開口面が閉塞される。
ステップS3では、空気吸引口60に接続された吸引器61の吸引が開始されると、処理はステップS4に進む。制御ユニット80は、ON状態の制御信号(CNT_61)を吸引器61に出力する。吸引器61の吸引開始により、第1流路内は陰圧状態になり、ホルダ11に装着された試料管50の液体試料は、第1流路を構成する流路21a、21bを通じて混合部14内に収容される。
ステップS4では、所定量の液体試料Z1が混合部14内に収容されているか否かが判定される。基材10に形成される混合部14の容量は既知である。したがって、吸引器61の吸引時間、吸入圧等の駆動条件と、第1流路を構成する流路21a、21bを通じて混合部14内に流入する液体試料Z1の流入量とを予め対応付けておけばよい。ステップS4において、所定量の液体試料Z1が混合部14内に収容されていると判定される場合
には(ステップS4、“Yes”)、処理はステップS5に進み、そうでない場合には(ステップS4、“Yes”)、ステップS4に戻る。ステップS5では、OFF状態の制御信号(CNT_61)が吸引器61に出力されて、吸引動作が停止されると、処理はステップS6に進む。なお、吸引動作の停止とステップS6の開始は同時でもよい。
ステップS6では、第1流路に接続される開閉弁12および13を閉状態にすると処理はステップS7に進む。制御ユニット80は、ON状態の制御信号(CNT_16aおよびCNT_16b)をアクチュエータ16aおよび16bに出力する。開閉弁12および13では、弾性体12bおよび13bが押圧され、それぞれの内部流路に設けられた凸状構造12c、13cに弾性体12bおよび13bが接着される。これにより、内部流路の上流側と下流側との間は遮蔽されて、開閉弁12、13が閉状態になる。ステップS7では、廃液部15に設けられた貫通孔15a、15bの開口が開放されると処理はステップS8に進む。制御ユニット80は、OFF状態の制御信号(CNT_16c)をアクチュエータ16cに出力する。貫通孔15a、15bは、アクチュエータ16cの駆動によって弾性体15cの押圧が開放される。
ステップS8では、オイル供給口70に接続された供給器71のミネラルオイル等の送液が開始されると、処理はステップS9に進む。制御ユニット80は、ON状態の制御信号(CNT_71)を供給器71に出力する。供給器71の送液開始により、混合部14に収容された液体試料Z1は、供給されたミネラルオイル等の圧力により、測定流路23に押圧されて流出される。混合部14から測定流路23に流出された液体試料Z1は、例えば、測定流路23に塗布された反応基質等と反応しながら下流側の廃液部15に蓄積される
ステップS9では、供給器71に設けられた圧力センサ72で検出されたセンサ検出値が取得されると、処理はS10に進む。制御ユニット80は、例えば、一定のサンプリング周期でセンサ検出値を取得する。そして、制御ユニット80は、取得したセンサ検出値とサンプリングされた時刻情報とを関連付けてメモリの所定の領域に記憶する。
ステップS10では、圧力センサ72の検出値に基づく液体試料の成分や性状に関する測定が終了したか否かが判定される。ステップS10において、上記測定が終了したと判定される場合には(ステップS10、“Yes”)、処理はステップS11に進み、そうでない場合には(ステップS10、“NO”)、ステップS10に戻る。ステップS11では、供給器71のミネラルオイル等の送液を停止させる。制御ユニット80は、OFF状態の制御信号(CNT_71)を供給器71に出力する。ステップS11の処理後、本ルーチンを一旦終了させる。
以上、説明したように、本実施形態に係るマイクロチップ1は、ホルダ11に装着された試料管50から、開口10aを介して液体試料Z1を流入させる第1流路を基材10に形成できる。第1流路は、流路(21a、21b、21c、21d)で構成され、当該第1流路の下流側で、試料管50に収容された液体試料Z1を導引するための空気吸引口60を接続させることができる。また、マイクロチップ1は、第1流路の流路21bと流路21cとの間に、第1流路に導引された液体試料Z1に薬剤を混合するための混合部14を形成できる。混合部14は、液体試料Z1を分析するための測定流路23に上流側に接続されるように形成できる。測定流路23の下流側には、液体試料を蓄積する廃液部15が形成できる。そして、本実施形態に係るマイクロチップ1は、第1流路を通じて混合部14に液体試料Z1が流入するときは第1流路を開き、当該液体試料が混合部14から測定流路23に流入されるときには、第1流路を閉じる開閉弁12、13を設けることができる。これにより、混合部14から測定流路23に液体試料Z1が押圧されるときには、第1流路への不要な逆流を防止できる。測定流路23に流入された液体試料Z1の分析に
おいては、第1流路側への逆流によって生じる不要な測定不良を招くこともない。
また、本実施形態に係るマイクロチップ1は、試料管50の先端に設けられた挿通管11aが挿入される開口10aを基材10に形成できる。液体試料Z1を分析する際の、試料管50のキャップを外し、マイクロピペットを用いて液体試料Z1をリザーバータンクに分注する等の準備作業が簡略化され、試料管50に収容された液体試料Z1を溢すこともない。
また、本実施形態に係るマイクロチップ1は、混合部14の上流側にミネラルオイル等を流入させるためのオイル供給口70を接続させることができる。ミネラルオイル等の流入によって押圧された混合部14内の液体試料Z1を、測定流路23に流出できる。
また、本実施形態に係るマイクロチップ1は、廃液部15の内部から基材10の表面側に貫通する貫通孔15a、15bが形成できる。混合部14内の液体試料Z1を、測定流路23に押圧する際に、混合部14から廃液部15に至る流路内の空気を貫通孔15a、15bを介して外部に排出できる。混合部14から測定流路23に流入された液体試料Z1への不要な空気の混入を抑止できる。
1・・マイクロチップ、10・・基材、10a・・開口、11・・ホルダ、11a・・挿通管、12,13・・開閉弁、12a,13a・・ガイド、12b,13b・・弾性体、12c,13c・・凸状構造、14・・混合部、15・・廃液部、15a,15b・・貫通孔、15c・・弾性体、16a,16b,16c・・アクチュエータ、21a,21b,21c,21d・・流路(第1流路)、22・・流路、23・・測定流路(第2流路)、50・・試料管、60・・空気吸引口、61・・吸引器、70・・オイル供給口、71・・供給器、72・・圧力センサ、80・・制御ユニット、100・・分析システム、Z1・・液体試料、Z2・・ミネラルオイル、Z3・・反応後の液体試料

Claims (11)

  1. 液体試料を分析する分析用マイクロチップであって、
    前記液体試料を収容する試料管を装着する装着部と、
    前記装着部に装着された試料管から前記液体試料を流入させる流入部と、
    上流側で前記流入部と接続され、下流側で前記試料管に収容された液体試料を導引するための吸入口と接続される第1流路と、
    前記第1流路の前記流入部と前記吸入口との間に設けられ、前記第1流路に導引された前記液体試料に薬剤を混合する混合部と、
    前記混合部に接続され、前記混合部から流入される前記液体試料を分析するための第2流路と、
    前記第2流路の下流側に接続され、前記混合部から前記第2流路を経由して流入される液体試料を蓄積する廃液部と、
    前記第1流路を通じて前記流入部から前記混合部に前記液体試料が流入するときは前記第1流路を開くとともに、前記液体試料が前記混合部から前記第2流路に流入されるときには前記第1流路を閉じる開閉弁と、
    を備える分析用マイクロチップ。
  2. 前記流入部は、前記試料管の先端に設けられた挿通管が挿入される開口が形成されている、請求項1に記載の分析用マイクロチップ。
  3. 前記開閉弁は、前記第1流路の前記流入部と前記混合部との間、および、前記吸入口と前記混合部との間に設けられる、請求項1に記載の分析用マイクロチップ。
  4. オイルが供給される供給口を有し、
    前記混合部に収容された液体試料は、前記供給口から供給された前記オイルに押圧されて前記第2流路へ流出される、請求項1または2に記載の分析用マイクロチップ。
  5. 前記廃液部は、前記廃液部の内部から空気を排出するための開閉可能な通気口を有し、
    前記第1流路を通じて前記流入部から前記混合部に液体試料が流入するときは前記通気口が閉塞されるとともに、前記混合部に収容された液体試料が前記第2流路に流入されるときは前記通気口が開放される、請求項1から3の何れか一項に記載の分析用マイクロチップ。
  6. 前記混合部は、前記液体試料に薬剤を混合するための撹拌子を有する、請求項1から4の何れか一項に記載の分析用マイクロチップ。
  7. 前記流入部から混合部を含む、前記液体試料が流入される流路内の、内面の少なくとも一部が親水化処理されている請求項1から6の何れか一項に記載の分析用マイクロチップ。
  8. 請求項1から7の何れか一項に記載の分析用マイクロチップと、
    前記分析用マイクロチップの吸入口に接続され、試料管に収容された液体試料を流入部から第1流路を通じて混合部に導引する吸引器と、
    廃液部の通気口を閉塞および開放する駆動体と、
    を備える分析システム。
  9. 前記分析用マイクロチップの、第1流路を通じて流入部から混合部に液体試料が流入するときは前記第1流路を開くとともに、前記液体試料が前記混合部から第2流路に流入されるときには前記第1流路を閉じる開閉弁を制御する制御部を備える、請求項8に記載の
    分析システム。
  10. 前記制御部は、前記第1流路を通じて前記流入部から前記混合部に液体試料が流入するときは前記通気口を閉塞するとともに、前記混合部に収容された液体試料が前記第2流路に流入されるときには前記通気口を開放するように前記駆動体を制御する、請求項9に記載の分析システム。
  11. 前記分析用マイクロチップの供給口に接続され、前記混合部から流出された前記液体試料の第2流路内の圧力を検出する圧力センサを有する供給器を備える、請求項8から10の何れか一項に記載の分析システム。
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