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JP7786775B1 - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム

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JP7786775B1
JP7786775B1 JP2025060785A JP2025060785A JP7786775B1 JP 7786775 B1 JP7786775 B1 JP 7786775B1 JP 2025060785 A JP2025060785 A JP 2025060785A JP 2025060785 A JP2025060785 A JP 2025060785A JP 7786775 B1 JP7786775 B1 JP 7786775B1
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Abstract

【課題】ユーザの状態に応じた行動を促すことでユーザの身体の状態を改善させることができる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】情報処理装置は、ユーザの心拍変動を取得する心拍変動取得部110Aと、取得された前記心拍変動に基づいて、前記心拍変動を改善させる改善行動を提示する提示部110Bと、を備える。
【選択図】図6

Description

開示の技術は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、ユーザの身体に関するデータに基づいて異常を判断するときの精度を従来に比べて向上させる情報処理装置が開示されている。この情報処理装置は、ユーザの身体に関して計測されたデータを含む計測データを取得する取得部と、取得された前記計測データと、当該計測データから前記ユーザの心拍数を推定するためにユーザごとに生成されたモデルとを用いて、将来の時点における当該ユーザの心拍数と、当該将来の時点において当該ユーザにとって正常な心拍数の範囲である正常範囲とを推定する推定部と、推定された前記将来の時点における心拍数、又は、前記将来の時点が到来したときに計測された前記ユーザの心拍数が、推定された前記将来の時点における心拍数の正常範囲外となる場合に、報知を行う報知部と、取得された前記計測データを用いて前記モデルを更新する更新部とを備える。
特開2020-119175号公報
ところで、人は、過集中等の原因により身体の状態(例えば、自律神経のバランス)が不調な状態に陥ると、ネガティブな感情を持ちやすくなることが知られている。しかし、人は、自身の身体の状態が不調であることに気付けない場合が多々あり、いつの間にかネガティブな感情を持ってしまっていることがあった。そのため、人が身体の状態が不調であることを感じる前に、休息を取らせて身体の状態を改善させるようにすることには、改善の余地があった。
開示の技術は、ユーザの状態に応じた行動を促すことでユーザの身体の状態を改善させることができる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
第1の態様に係る情報処理装置は、ユーザの心拍変動を取得する心拍変動取得部と、取得された前記心拍変動に基づいて、前記心拍変動を改善させる改善行動を提示する提示部と、を備える。
第2の態様に係る情報処理装置は、第1の態様に係る情報処理装置において、所定の時間毎の休息タイミングを設定する設定部を備え、前記心拍変動取得部は、設定された前記休息タイミングに計測された心拍変動を取得する。
第3の態様に係る情報処理装置は、第2の態様に係る情報処理装置において、前記ユーザから入力された作業の時間に関する情報を少なくとも含む作業計画を取得する計画取得部を備え、前記設定部は、取得された前記作業計画に従って前記休息タイミングを設定する。
第4の態様に係る情報処理装置は、第2の態様に係る情報処理装置において、心拍センサによって計測された前記ユーザの心拍数、及び取得された前記ユーザの心拍変動の少なくとも何れか一方を含む計測値に基づいて、前記休息タイミングが所定の回数だけ経過した際の前記ユーザの心理的な状態を評価する評価部を備え、前記提示部は、前記評価部による評価に基づいて、前記ユーザを休息させる休息行動を提示する。
第5の態様に係る情報処理装置は、第4の態様に係る情報処理装置において、前記提示部は、前記休息行動を提示する際に、前記ユーザからのフィードバック情報を含む教師データを用いて前記評価を入力することで前記休息行動が出力されるように学習させた学習済みモデルから出力された前記休息行動を提示する。
第6の態様に係る情報処理装置は、第4の態様に係る情報処理装置において、前記ユーザから前記ユーザが行った作業の実績記録を受け付ける実績受付部を備え、前記評価部は、前記計測値に加えて、前記実績受付部が受け付けた前記実績記録に基づいて、前記ユーザの感情を評価する。
第7の態様に係る情報処理装置は、第6の態様に係る情報処理装置において、前記提示部は、前記計測値、前記実績記録、及び前記ユーザの感情に基づく振り返り内容を推定することを指示するプロンプト文を生成AIに入力することによって生成された振り返り内容を、前記作業の振り返り内容を受け付ける際に提示する。
第8の態様に係る情報処理装置は、第6の態様又は第7の態様に係る情報処理装置において、前記ユーザの心理的な状態に基づく所定の問いかけに対する前記ユーザからの回答を記録する記録部を備え、前記提示部は、前記計測値、及び記録された前記回答に基づいて前記ユーザの心の状態を推定することを指示するプロンプト文を生成AIに入力することによって生成された前記ユーザの心の状態を提示する。
第9の態様に係る情報処理装置は、第1の態様から第7の態様の何れか1態様に係る情報処理装置において、前記提示部は、前記改善行動を提示する際に、前記ユーザからのフィードバック情報を含む教師データを用いて前記心拍変動を入力することで前記改善行動が出力されるように学習させた学習済みモデルから出力された前記改善行動を提示する。
第10の態様に係る情報処理装置は、第1の態様から第8の態様の何れか1態様に係る情報処理装置において、前記改善行動を提示する際に、前記ユーザから前記改善行動を実施するか否かの選択を受け付ける選択受付部を備える。
第11の態様に係る情報処理装置は、第10の態様に係る情報処理装置において、前記提示部は、前記改善行動を提示する際に、複数の前記改善行動を提示し、前記選択受付部は、前記改善行動を実施する選択を受け付ける際に、複数の前記改善行動の中から選択された改善行動を受け付ける。
第12の態様に係る情報処理装置は、第1の態様から第11の態様の何れか1態様に係る情報処理装置において、前記提示部は、前記改善行動によって前記心拍変動が改善されない場合、前記改善行動毎に設定される所定の回数に達するまで前記改善行動を提示する。
第13の態様に係る情報処理装置は、第1の態様から第12の態様の何れか1態様に係る情報処理装置において、前記提示部は、測定された前記ユーザの脳波情報に基づいて設定された前記ユーザの前記改善行動を提示する。
第14の態様に係る情報処理方法は、ユーザの心拍変動を取得し、取得された前記心拍変動に基づいて、前記心拍変動を改善させる改善行動を提示する、処理をコンピュータが実行する。
第15の態様に係る情報処理プログラムは、ユーザの心拍変動を取得し、取得された前記心拍変動に基づいて、前記心拍変動を改善させる改善行動を提示する、処理をコンピュータに実行させる。
開示の技術によれば、ユーザの状態に応じた行動を促すことでユーザの身体の状態を改善させることができる。
第1の実施形態に係る休息提案システムの構成の概略を示す図である。 第1の実施形態に係るウェアラブル端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るストレージの構成の一例を概略的に示す図である。 第1の実施形態に係るセンタサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る学習済みモデル記憶部の構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るウェアラブル端末の機能構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る休息提案処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るウェアラブル端末の表示画面の一例である。 第1の実施形態の変形例に係る補助端末の表示画面の一例である。 第1の実施形態に係る改善行動提案処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るウェアラブル端末の表示画面の一例である。 第1の実施形態に係る休息行動提案処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るウェアラブル端末の表示画面の一例である。 第1の実施形態に係る振り返り処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るウェアラブル端末の表示画面の一例である。 第2の実施形態に係る休息行動提案処理の流れの一例である。 第2の実施形態に係る問いかけ処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本実施形態に係る休息提案システム10について図面を参照して説明する。なお、各図面において、同一又は等価な構成要素には同一の参照符号を付与している。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。また、本開示は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の目的の範囲内において適宜変更を加えて実施することができる。
<本実施形態の概要>
ASD(アスペルガー症候群)やADHD(注意欠如多動症)等の発達障害を有していたり、完璧主義者、仕事中毒(ワーカーホリック)、HSP(Highly Sensitive Person)といった特徴を有していたりする人々は、過集中により、燃え尽きやすい傾向がある。
過集中により、不調な状態に陥ると、様々な認知の歪みで苦労する。例えば、「完璧にできない」ことを、「全くダメ」であることと同一視してしまったり、一度の失敗経験を過度に一般化してしまったりする。また、ネガティブな情報に注目しやすく、ポジティブな面を見落としやすく、物事を極端に捉える白黒思考に陥ってしまうことがある。
そこで、本実施形態では、測定された心拍変動(HRV:Heart Rate Variability)から最適な休息を提案するように構成する。これにより、ユーザの身体の状態を、適切な判断ができるような状態へ回復させる。
ここで、心拍変動とは、心拍の一拍ごとの時間間隔(RRI:R-R Interval)の変動を表す値である。具体的には、心拍変動は、予め定められた期間におけるRRIの標準偏差(SDNN:Standard Deviation of the R-R interval)、及び/又は、連続する2つのRRIの差の二乗の平均値の平方根(rMSSD:root Mean Square of Successive R-R interval Differences)等で表される。本実施形態では、心拍変動によるユーザの身体の状態を評価する際の目安を、SDNNを用いて、以下の表1のように定める。なお、以下の説明において、心拍変動が良好であるとは、心拍変動の値が40ms以上であることを指す。
[第1の実施形態]
(休息提案システム)
図1は、第1の実施形態に係る休息提案システム10の構成の概略を示す図である。図1に示されるように、本実施形態の休息提案システム10は、ウェアラブル端末100、センタサーバ200、及び補助端末300を備える。ウェアラブル端末100、センタサーバ200、及び補助端末300は、ネットワークNを介して接続されている。ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、又はWAN(Wide Area Network)等が適用される。本実施形態では、ユーザがウェアラブル端末100、センタサーバ200、及び補助端末300を利用する場合について説明する。なお、複数のユーザが各々のウェアラブル端末100、及び補助端末300を利用して、休息提案システム10を利用するようにしてよい。換言すれば、センタサーバ200に対して、ウェアラブル端末100、及び補助端末300は複数あってもよい。ウェアラブル端末100は、「情報処理装置」の一例である。
ウェアラブル端末100は、ユーザが身体に装着した状態で用いる携帯用の端末である。ウェアラブル端末100の例としては、リストバンド型端末、腕時計型端末、クリップ型端末、眼鏡型端末、及び指輪型端末等であって、心拍センサを備え、無線による通信が可能な各種端末が挙げられる。以下では、ウェアラブル端末100として、腕時計型端末の一例であるスマートウォッチを適用した場合について説明する。
センタサーバ200は、ユーザの情報を管理するサーバである。センタサーバ200は、一例として、休息提案システム10の運営会社が管理する装置である。センタサーバ200の例としては、パーソナルコンピュータ及びサーバコンピュータ等の汎用の情報処理装置等が挙げられる。
補助端末300は、様々な情報を入出力可能なユーザが所有する情報端末である。補助端末300の例としては、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等の端末が挙げられる。補助端末300は、ウェアラブル端末100から入力することが困難な情報を入力する際に使用されたり、ウェアラブル端末100に表示させることが困難な情報を表示させたりする際に使用される端末である。以下では、補助端末300として、スマートフォンを適用した場合について説明する。
(ウェアラブル端末)
図2は、第1の実施形態に係るウェアラブル端末100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態のウェアラブル端末100は、CPU(Central Processing Unit)110、ROM(Read Only Memory)120、RAM(Random Access Memory)130、ストレージ140、通信I/F150、及び入出力I/F160を含んで構成される。各構成は、バス170を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU110は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。ROM120は、各種プログラム及び各種データを格納する。本実施形態のROM120は、提案プログラム121を含むデータを記憶している。なお、提案プログラム121は後述するストレージ140に記憶されていてもよい。RAM130は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。すなわち、CPU110は、ROM120又はストレージ140からプログラムを読み出し、RAM130を作業領域としてプログラムを実行する。
提案プログラム121は、後述する休息提案処理(図7参照)及び振り返り処理(図13参照)等を含む処理を実行するプログラムである。提案プログラム121が実行される際に、ウェアラブル端末100は、各種のハードウェア資源を用いて、当該提案プログラム121に基づく処理を実行する。
ストレージ140は、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)等により構成され、各種プログラム及び各種データを記憶している。図3は、第1の実施形態に係るストレージ140の構成の一例を概略的に示す図である。ストレージ140は、心拍データ141、心拍変動データ142、回答データ143、作業計画データ144、及び実績記録データ145を含むデータを記憶している。
心拍データ141は、後述する心拍センサ161で計測されたユーザの心拍数を示すデータである。心拍データ141には、一例として、1週間分のユーザの心拍数を示すデータが記憶されている。
心拍変動データ142は、心拍データ141に基づいて算出されたユーザの心拍変動を示すデータである。心拍変動データ142には、一例として、1週間分のユーザの心拍変動を示すデータが記憶されている。
回答データ143は、ユーザから受け付けた回答を示すデータである。回答データ143は、例えば、休息時間中のユーザの行動内容について回答されたアンケートのデータである。ユーザから受け付けた回答を示すデータは、「フィードバック情報」の一例である。
作業計画データ144は、ユーザによって入力された作業計画のデータである。作業計画は、具体的には、作業開始時間、作業終了時間、及び作業内容を含むユーザの作業計画を示すデータである。作業計画データ144には、一例として、勤務時間における1時間毎の作業内容が記憶されている。
実績記録データ145は、ユーザによって入力された1日の作業計画に対する実績を示すデータである。実績記録のデータは、具体的には、ユーザによって入力された、記録時点での作業の進捗状況、ユーザの感情の種類、感情の度合い、テキスト、及び音声等のデータである。なお、実績記録のデータは、ユーザが行った作業の実績が記録されたものであればよく、作業計画が必ずしも立てられていなくともよい。
通信I/F150は、他の装置と通信するためのインタフェースである。通信I/F150は、具体的には、ネットワークを介して、センタサーバ200、及び補助端末300等の各種装置と通信する。当該通信には、例えば、4G、5G、Wi-Fi(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)等の無線通信の規格が用いられる。なお、ウェアラブル端末100は、補助端末300を介してセンタサーバ200と通信するようにしてもよい。
また、入出力I/F160は、入出力のための装置と接続するためのインタフェースであり、各種の情報を入出力するために用いられる。本実施形態の入出力I/F160は、心拍センサ161、音声センサ162、及びディスプレイ163と接続される。
心拍センサ161は、ウェアラブル端末100を装着しているユーザの心拍数を測定するセンサである。心拍センサ161は、光学式、静電容量式、及び電気式等のいずれの方式の心拍センサであってもよい。心拍センサ161で測定された心拍数は、心拍データ141に記憶される。
音声センサ162は、ユーザの音声を検出することにより、ユーザからの音声による入力を受け付ける。音声センサ162は、例えば、スマートウォッチに搭載される小型のマイクロフォンである。
ディスプレイ163は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ及び有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等である。また、本実施形態のディスプレイ163は、抵抗膜方式及び静電容量方式等のタッチパネルを備え、ユーザの接触操作により、ユーザからの指示が入力される。
(センタサーバ)
図4は、第1の実施形態に係るセンタサーバ200のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。センタサーバ200は、いわゆるコンピュータである。センタサーバ200のCPU210、ROM220、RAM230、ストレージ240、通信I/F250、入出力I/F260、及びバス270の機能は、上述したウェアラブル端末100のCPU110、ROM120、RAM130、ストレージ140、通信I/F150、入出力I/F160、及びバス170の機能と同様である。以下、上述したウェアラブル端末100と異なる部分について説明する。
ROM220は、サーバプログラム221を含むデータを記憶している。サーバプログラム221は、各種の処理を実行するプログラムである。サーバプログラムは、例えば、後述するユーザデータベース241に記憶されているデータを教師データとして、後述する学習済みモデル記憶部242に記憶される機械学習モデルを学習させる処理を実行する。
ストレージ240は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD等により構成され、ユーザデータベース241、学習済みモデル記憶部242、及び大規模言語モデル243を含むデータを記憶している。
ユーザデータベース241は、ユーザの情報を記憶するデータベースである。ユーザデータベース241は、具体的には、ウェアラブル端末100、及び補助端末300から送信されるユーザの情報を記憶する。本実施形態のユーザデータベース241には、上述したストレージ140に記憶されている各種のデータが蓄積されている。
また、ユーザデータベース241には、ユーザの脳波を測定することによって設定されたα波及びθ波の少なくとも一方を促進する活動が記憶されている。α波及びθ波の少なくとも一方を促進する活動は、例えば、深呼吸、瞑想、音楽鑑賞、及び軽い運動等である。ユーザデータベース241には、一例として、医療機関、自宅等において測定されたユーザの脳波データに基づく行動が記憶されている。具体的には、ユーザの脳波を測定しながら上述した行動を行った際に、α波及びθ波の少なくとも一方が促進される効果が認められた行動が記憶されている。また、ユーザデータベース241には、心拍変動の数値の段階に応じて上述した行動が分類されて記憶される。一例として、心拍変動が「20ms以上30ms未満」である場合の行動として「ゆっくり鼻で腹式呼吸」が記憶され、心拍変動が「20ms未満」である場合の行動として、「目をつむりゆっくり鼻で腹式呼吸」が記憶される。以下、α波を促進する活動をα波促進活動とも称し、θ波を促進する活動をθ波促進活動とも称する。なお、本実施形態では、α波促進活動を適用した例について説明するが、本開示の技術は、α波促進活動及びθ波促進活動の少なくとも一方が適用されていればよい。α波促進活動及びθ波促進活動は、「改善行動」の一例である。脳波データは、「脳波情報」の一例である。
学習済みモデル記憶部242には、ユーザデータベース241に記憶されている各種のデータを含むデータを教師データとして学習させた学習済みモデルが記憶されている。教師データには、例えば、回答データ143に記憶されているユーザのアンケートの回答を記録したデータが含まれる。
図5は、第1の実施形態に係る学習済みモデル記憶部242の構成の一例を示すブロック図である。学習済みモデル記憶部242には、改善行動提案モデル242Aと、休息行動提案モデル242Bとが記憶されている。
改善行動提案モデル242Aは、ユーザの心拍変動を入力することで、当該ユーザに推奨されるα波促進活動を出力する学習済みモデルである。また、休息行動提案モデル242Bは、ユーザの感情の状態の評価を入力することで、当該ユーザに推奨される休息行動を出力する学習済みモデルである。休息行動は、例えば、座禅、相談、及び感情の入力等である。なお、学習済みモデル記憶部242に記憶されている学習済みモデルは、ディープラーニングがなされたニューラルネットワークの他、例えばサポートベクタマシン(SVM:Support Vector Machine)、畳み込みニューラルネットワーク(CNN:Convolutional Neural Network)、およびリカレントニューラルネットワーク(RNN:Recurrent Neural Network)等の既知の学習手法からなるものであってよい。
大規模言語モデル243には、既知の技術に基づいて構築された大規模言語モデル(LLM:Large Language Model)が記憶されている。大規模言語モデル243は、命令文(以下、プロンプト文とも称する)が入力されることにより、生成された生成文を出力する。本実施形態の大規模言語モデル243は、ユーザデータベース241に記憶されているデータを参照して生成文を生成する。なお、センタサーバ200は、外部のサーバが有する大規模言語モデルを利用するようにしてもよい。大規模言語モデルは、「生成AI(Artificial Intelligence)」の一例である。
(補助端末)
補助端末300は、センタサーバ200と同様に、図示しないCPU、ROM、RAM、ストレージ、入出力インタフェース、及びディスプレイ等を含んで構成されている。
本実施形態の補助端末300は、ユーザから作業計画の入力を受け付け、受け付けた作業計画を示す作業計画データをセンタサーバ200に対して送信する。なお、補助端末300は、作業計画データをウェアラブル端末100に対して送信するようにしてもよい。
(ウェアラブル端末の機能構成)
図6は、第1の実施形態に係るウェアラブル端末100の機能構成の一例を示すブロック図である。図6に示されるように、本実施形態のウェアラブル端末100は、CPU110が、提案プログラム121を実行することで、心拍変動取得部110A、提示部110B、計画取得部110C、設定部110D、評価部110E、実績受付部110F、選択受付部110G、及び記録部110Hとして機能する。
心拍変動取得部110Aは、心拍変動を取得する機能を有する。本実施形態の心拍変動取得部110Aは、ストレージ140に記憶されている心拍データ141から心拍変動を算出し、算出された心拍変動を取得する。また、心拍変動取得部110Aは、取得した心拍変動を心拍変動データ142に記憶させる。
提示部110Bは、α波促進活動を提示する機能を有する。提示部110Bは、心拍変動取得部110Aが取得した心拍変動に基づいて選択されるα波促進活動を提示する。本実施形態の提示部110Bは、取得した心拍変動を改善行動提案モデル242Aに入力することにより出力されるα波促進活動の提案をディスプレイ163に表示させる。なお、提示部110Bは、ルールベースで選択されたα波促進活動を提示するようにしてもよい。提示部110Bは、例えば、脳波を測定した際にα波の値が高いと判定されたα波促進活動を提案する。
また、提示部110Bは、休息行動を提示する機能を有する。提示部110Bは、後述する評価部110Eの評価に基づいて決定される休息行動を提示する。本実施形態の提示部110Bは、評価部110Eの評価を休息行動提案モデル242Bに入力することによって出力される休息行動の提案をディスプレイ163に表示させる。なお、提示部110Bは、ルールベースで選択された休息行動を提示するようにしてもよい。提示部110Bは、例えば、感情の状態の評価毎に分類された休息行動を提案する。
また、提示部110Bは、振り返り内容を提示する機能を有する。本実施形態の提示部110Bは、ユーザデータベース241に記憶されているユーザの情報を参照して回答を生成する大規模言語モデル243に所定のプロンプト文を入力することで生成された振り返り内容をディスプレイ163に表示させる。
計画取得部110Cは、作業計画を取得する機能を有する。本実施形態の計画取得部110Cは、センタサーバ200から作業計画データを取得する。なお、計画取得部110Cは、ウェアラブル端末100に入力された作業計画データを取得してもよいし、補助端末300に入力された作業計画データを補助端末300から取得するようにしてもよい。
設定部110Dは、休息タイミングを設定する機能を有する。設定部110Dは、計画取得部110Cが取得した作業計画に従って、所定の時間毎の休息タイミングを設定する。また、設定部110Dは、設定されたタイミングで休息の通知をする。本実施形態の設定部110Dは、作業を開始してから25分経過したタイミングで休息の通知を行う。作業を開始してから25分は、「所定の時間」の一例である。
評価部110Eは、ユーザの感情の状態を評価する機能を有する。本実施形態の評価部110Eは、心拍データ141に記憶されている心拍数、及び心拍変動取得部110Aが取得した心拍変動に基づいてユーザの感情の状態を評価する。感情の状態は、例えば、高揚感、憤り、及び哀しみ等である。感情の状態は、「心理的な状態」の一例である。
実績受付部110Fは、実績記録のデータを受け付ける機能を有する。本実施形態の実績受付部110Fは、音声センサ162からの音声入力、及びディスプレイ163が備えるタッチパネルに対する接触操作等により、実績記録のデータを受け付ける。なお、実績受付部110Fは、補助端末300から実績記録のデータを受け付けるようにしてもよい。
選択受付部110Gは、α波促進活動を実行するか否かの選択を受け付ける。本実施形態の選択受付部110Gは、音声センサ162からの音声入力、及びディスプレイ163が備えるタッチパネルに対する接触操作等により、α波促進活動を実行するか否かの選択を受け付ける。
記録部110Hは、ユーザの回答を記録する機能を有する。本実施形態の記録部110Hは、ユーザが回答したアンケートのデータを回答データ143に記憶させる。
<作用>
次に、心拍変動に応じてユーザに休息を提案する処理について、図7から図11を用いて説明する。
(休息提案処理)
図7は、第1の実施形態に係る休息提案処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態の休息提案処理は、ウェアラブル端末100のCPU110がROM120又はストレージ140から提案プログラム121を読み出して、RAM130に展開して実行することによって実行される。休息提案処理は、作業計画で定めた所定の作業時間が経過するまで繰り返し実行される処理である。休息提案処理は、短い休息の際に改善行動を提案し、長い休息の際に休息行動を提案する処理である。ここで、短い休息は、作業の合間に設定される1分間から10分間程度の休息である。また、長い休息は、短い休息が複数回設定された後に設定される10分間から25分間程度の休息である。
図7のステップS100において、CPU110は、作業計画を取得する。CPU110は、具体的には、センタサーバ200から作業計画を示す作業計画データを取得する。
ステップS101において、CPU110は、短い休息のタイミングを設定する。CPU110は、ステップS100で取得した作業計画データに従って、作業時間が25分を経過したタイミングで所定の時間(例えば、5分間)の短い休息を取るというスケジュールを設定する。
ステップS102において、CPU110は、設定されたタイミングに短い休息の通知を行う。CPU110は、ステップS101で設定されたタイミングに短い休息をとるように通知する。CPU110は、例えば、「ゆっくり鼻で腹式呼吸をしましょう」というメッセージをディスプレイ163に表示させる。
ステップS103において、CPU110は、心拍変動を取得する。CPU110は、ステップS102で短い休息の通知をしたタイミングから所定の時間(例えば、1分間)に計測された心拍数から心拍変動を取得する。
ステップS104において、CPU110は、心拍変動の数値は良好であるか否かを判定する。CPU110は、心拍変動の数値は良好であると判定した場合(ステップS104:YES)、ステップS106に進む。一方、CPU110は、心拍変動の数値は良好ではないと判定した場合(ステップS104:NO)、ステップS105に進む。なお、CPU110は、心拍変動の数値は良好であると判定した場合、「良好です!自由に過ごしましょう。」というメッセージをディスプレイ163に表示させる。ここで、CPU110は、例えば、心拍変動が、40ms以上の場合に良好であると判定し、40ms未満の場合に良好でないと判定する。
ステップS105において、CPU110は、後述する改善行動提案処理を実行する。
ステップS106において、CPU110は、アンケートを受け付ける。CPU110は、具体的には、ステップS101で設定された所定の時間が経過した後にアンケートを受け付ける。CPU110は、例えば、実施したα波促進活動に対する評価、短い休息中の行動等に関するアンケートの回答内容をユーザから受け付け、回答データ143に記憶させる。
ステップS107において、CPU110は、実績記録を受け付ける。CPU110は、具体的には、音声センサ162によってユーザから作業計画に対する進捗状況を音声で受け付け、ディスプレイ163に表示されたユーザの感情の状態をタッチパネルによって受け付ける。CPU110は、例えば、後述する図8Aに示される画面をディスプレイ163に表示させることで、実績記録を受け付ける。なお、CPU110は、後述する図8Bに示される画面を補助端末300が備えるディスプレイに表示させて、補助端末300から実績記録のデータを受け付けるようにしてもよい。以下同様に、ウェアラブル端末100が受け付ける情報は、補助端末300から受け付けるようにしてよい。
ステップS108において、CPU110は、短い休息の回数が所定の回数に到達したか否かを判定する。CPU110は、例えば、短い休息の回数が4回に達したか否かを判定する。CPU110は、短い休息の回数が所定の回数に到達したと判定した場合(ステップS108:YES)、ステップS109に進む。一方、CPU110は、短い休息の回数が所定の回数に到達していないと判定した場合(ステップS108:NO)、ステップS102に戻る。
ステップS109において、CPU110は、長い休息の通知を行う。CPU110は、具体的には、所定の作業時間が経過した後に、長い休息の通知を行う。CPU110は、例えば、短い休憩の回数が所定の回数に到達した後、所定の作業時間が経過したタイミングで「ゆっくりと休息しましょう」というメッセージをディスプレイ163に表示させる。
(表示画面)
図8Aは、第1の実施形態に係るウェアラブル端末100の表示画面の一例である。図8Aに示されるように、ウェアラブル端末100のディスプレイ163には、通知領域G10、感情選択領域G11、感情度合指定領域G12、及び録音ボタンG13が表示されている。また、ディスプレイ163の表示画面は、全体が薄い赤色の背景色で表示されている。
通知領域G10には、指示の内容が表示されている。通知領域G10には、一例として、「実績を記録してください。」というメッセージが表示されている。
感情選択領域G11には、感情を選択可能なアイコンが表示されている。ユーザは、表示されているアイコンに対するタップ操作等によりユーザの現在の感情に最も近いアイコンを選択することができる。本実施形態では、ポジティブな感情を示すアイコンからネガティブな感情を示すアイコンまで、5段階で感情の状態示すアイコンが表示されている。
感情度合指定領域G12には、感情の度合いを数値で指定することが可能なスライドバーが表示されている。ユーザは表示されているスライドバーに対するスライド操作等によって、ユーザの感情の度合いに最も近い数値を指定することができる。本実施形態では1から100までの範囲の数値を指定することができる。
録音ボタンG13は、録音を開始するためのボタンである。ユーザは、表示されている録音ボタンに対するタップ操作等により、音声の録音をすることができる。なお、録音ボタンG13が押下された後、録音ボタンG13を、録音を停止するための停止ボタンに変更して表示させるようにしてもよい。
(変形例)
図8Bは、第1の実施形態の変形例に係る補助端末300の表示画面の一例である。変形例では、補助端末300から入力された実績記録が受け付けられる。図8Bに示されるように、補助端末300のディスプレイには、感情選択領域G11、感情度合指定領域G12、録音ボタンG13、通知領域G20、心拍変動表示領域G21、及び文字入力領域G22が表示されている。なお、感情選択領域G11、感情度合指定領域G12、及び録音ボタンG13は、図8Aと同様であるため、詳細な説明は省略する。
図8Bの通知領域G20には、指示の内容が表示されている。通知領域G20には、一例として、赤色の背景色に重畳して「ひと休み」のメッセージが表示されている。
心拍変動表示領域G21には、計測されたユーザの心拍変動の数値と、心拍変動の周りに円形の輪郭線とが表示される。図8Bに示されるように、心拍変動表示領域G21には、心拍変動の数値として「19」が表示されており、「19」の周りには赤色の円形の輪郭線が表示されている。
文字入力領域G22は、テキストを入力可能な領域である。ユーザは、文字入力領域G22に対するタップ操作等により表示される文字入力画面から文字入力を行うことができる。また、入力された文字は、文字入力領域G22に表示されるようにしてよい。なお、文字入力領域G22には、録音されたユーザの音声を文字起こししたテキストが入力されるようにしてもよい。
このように、通知領域G20の背景色が赤色で表示され、心拍変動表示領域G21の円形の輪郭線が赤色で表示されることにより、「19」という心拍変動の数値は注意が必要な値であることが示されている。なお、本実施形態において心拍変動の数値「19」は、「かなり不調」であると評価される値である。また、通知領域G20の背景色、及び心拍変動表示領域G21の円形の輪郭線に使用される色は、心拍変動の数値、又は通知するメッセージに応じて変更してよい。使用される色は、例えば、青色、黄色、緑色、及び白色等である。
図7のステップS110において、CPU110は、後述する休息行動提案処理を実行する。そして、CPU110は、ステップS101に戻る。なお、CPU110は、所定の作業時間が経過した際に、休息提案処理を終了して、後述する振り返り処理(図13参照)に進むようにしてよい。
(改善行動提案処理)
次に、短い休息の際にユーザの心拍変動を改善させる改善行動を提案する改善行動提案処理について説明する。図9は、第1の実施形態に係る改善行動提案処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態の改善行動提案処理は、ステップS105(図7参照)で実行される処理である。
図9のステップS200において、CPU110は、脳波に基づいて設定されたα波促進活動を提案する。CPU110は、具体的には、ステップS103(図7参照)で取得された心拍変動を、センタサーバ200の学習済みモデル記憶部242に記憶されている改善行動提案モデル242Aに入力する。そして、CPU110は、改善行動提案モデル242Aから出力されたα波促進活動を取得する。そして、CPU110は、取得したα波促進活動の提案をディスプレイ163に表示させる。
ステップS201において、CPU110は、α波促進活動を実施するか否かの選択を受け付ける。CPU110は、例えば、後述する図10(A)及び図10(B)等に示される画面をディスプレイ163に表示させる。CPU110は、α波促進活動を実施する選択を受け付けた場合(ステップS201:実施する)、ステップS202に進む。一方、CPU110は、α波促進活動を実施しない選択を受け付けた場合(ステップS201:実施しない)、改善行動提案処理を終了し、ステップS106(図7参照)に進む。
(表示画面)
図10(A)は、計測された心拍変動が「20ms以上30ms未満」の場合に表示される表示画面の一例である。ウェアラブル端末100のディスプレイ163には、通知領域G30、及び選択領域G31が表示されている。また、ディスプレイ163の表示画面は、全体が黄色の背景色で表示されている。
通知領域G30には、α波促進活動を提案するメッセージが表示される。通知領域G30には、一例として、「ゆっくり鼻で腹式呼吸をしましょう」というメッセージが表示されている。
選択領域G31には、α波促進活動を実施することを選択する実施ボタンG32と、α波促進活動を実施しないことを選択するスキップボタンG33とが表示されている。実施ボタンG32には「呼吸」の文字が表示され、ユーザは、実施ボタンG32に対するタップ操作等により、α波促進活動を実施することを選択することができる。また、スキップボタンG33には「スキップ」の文字が表示され、ユーザは、スキップボタンG33に対するタップ操作等により、α波促進活動を実施しないことを選択することができる。
図10(B)は、計測された心拍変動が「20ms未満」の場合に表示される表示画面の一例である。以下、図10(A)との相違点について説明する。図10(B)のディスプレイ163の表示画面は、全体が薄い赤色の背景色で表示されている。
通知領域G30には、一例として、「目をつむり ゆっくり鼻で腹式呼吸をしましょう」というメッセージが表示されている。
図10(A)及び図10(B)に示されるように、計測された心拍変動の数値に応じて提案するα波促進活動が変更されて表示されている。また、計測された心拍変動の数値に応じて背景色が変更されて表示されている。このように、計測された心拍変動に応じて、背景色を変えることで、ユーザに対して休息する必要性を訴えることができ、ユーザに休息をとることを促すことができる。なお、ディスプレイ163の表示画面の背景色に使用される色は、心拍変動の数値、又は通知するメッセージ等に応じて変更してよい。使用される色は、例えば、薄い緑色、橙色、水色、及び白色等である。
図9のステップS202において、CPU110は、所定時間経過後に心拍変動を取得する。CPU110は、具体的には、α波促進活動の種類毎に設定される時間が経過した後の心拍変動を取得する。CPU110は、例えば、鼻による腹式呼吸を始めて1分が経過した後の心拍変動を取得する。
ステップS203において、CPU110は、心拍変動の数値は良好であるか否かを判定する。CPU110は、心拍変動の数値は良好であると判定した場合(ステップS203:YES)、改善行動提案処理を終了し、ステップS106(図7参照)に進む。一方、CPU110は、心拍変動の数値は良好ではないと判定した場合(ステップS203:NO)、ステップS204に進む。なお、CPU110は、心拍変動の数値は良好であると判定した場合、「良好です!自由に過ごしましょう。」というメッセージをディスプレイ163に表示させる。
ステップS204において、CPU110は、α波促進活動の提案回数は所定の回数に到達したか否かを判定する。CPU110は、α波促進活動の種類毎に設定される回数(例えば、3回)に到達したか否かを判定する。CPU110は、α波促進活動の提案回数は所定の回数に到達したと判定した場合(ステップS204:YES)、改善行動提案処理を終了し、ステップS106(図7参照)に進む。一方、CPU110は、α波促進活動の提案回数は所定の回数に到達していなと判定した場合(ステップS204:NO)、ステップS200に戻る。なお、所定の回数は、過去のデータや専門家の知見等に基づいて設定されるようにしてよい。
(休息行動提案処理)
次に、長い休息の際にユーザの心拍変動に応じた休息行動を提案する休息行動提案処理について説明する。図11は、第1の実施形態に係る休息行動提案処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態の休息行動提案処理は、ステップS110(図7参照)で実行される処理である。
図11のステップS300において、CPU110は、心拍数及び心拍変動を取得する。CPU110は、具体的には、ストレージ140に記憶されている心拍データ141から直近の心拍数を取得し、心拍変動データ142から直近の心拍変動を取得する。なお、CPU110は、心拍数を所定の時間計測し、計測した心拍数から心拍変動を取得するようにしてもよい。取得した心拍数及び心拍変動は、「計測値」の一例である。
ステップS301において、CPU110は、心拍数及び心拍変動に基づいて感情の状態を評価する。ここで、感情の状態は、身体の状態(例えば、自律神経のバランス)に伴う感情の傾向を示すものである。CPU110は、具体的には、ステップS300で取得した心拍数及び心拍変動に基づいて、ユーザの感情の状態を評価する。
本実施形態では、ユーザの感情の状態の評価は、心拍数及び心拍変動の数値に応じて行う。例えば、ユーザの月平均の心拍変動が50ms以上である場合、以下の表2のように定める。
CPU110は、例えば、ユーザの心拍数が「95」で、心拍変動の数値が「28」である場合、ユーザの感情の状態を「哀しみ」であると評価する。
ステップS302において、CPU110は、評価の結果に基づく休息行動を提案する。CPU110は、具体的には、ステップS301の評価の結果を、センタサーバ200の学習済みモデル記憶部242に記憶されている休息行動提案モデル242Bに入力する。そして、CPU110は、休息行動提案モデル242Bから出力された休息行動を取得する。そして、CPU110は、取得された休息行動の提案をディスプレイ163に表示させる。CPU110は、例えば、後述する図12(A)から図12(D)に示される画面をディスプレイ163に表示させる。
(表示画面)
図12(A)から図12(D)は、評価の結果に基づいてウェアラブル端末100のディスプレイ163に表示される表示画面の一例である。
図12(A)は、感情の状態の評価が「良好」である場合に表示される表示画面の一例である。ディスプレイ163の表示画面の背景色は、薄い緑色で表示されている。また、ディスプレイ163には、「良好です! 10分自由に休みましょう」というメッセージが表示されている。このように、ユーザの自由な休息を提案することが示されている。
図12(B)、感情の状態の評価が「高揚感、興奮、テンションが高い」である場合に表示される表示画面の一例である。ディスプレイ163の表示画面の背景色は、橙色で表示されている。また、ディスプレイ163には、「10分座禅をしましょう」というメッセージが表示されている。このように、ユーザを少し落ち着かせるような休息行動を提案することが示されている。
図12(C)は、感情の状態の評価が「憤り、立腹、怒り」である場合に表示される表示画面の一例である。ディスプレイ163の表示画面の背景色は、薄い赤色で表示されている。また、ディスプレイ163には、「25分座禅をしましょう」というメッセージが表示されている。このように、ユーザをしっかりと落ち着かせるような休息行動を提案することが示されている。
図12(D)は、感情の状態の評価が「哀しみ、落胆、寂しさ、失望」である場合に表示される表示画面の一例である。ディスプレイ163の表示画面の背景色は、水色で表示されている。また、ディスプレイ163には、「感情を録音しましょう」というメッセージと、録音ボタンG13が表示されている。このように、ユーザの感情を発散させるような行動を提案することが示されている。
図12(A)から図12(C)に示されるように、評価の結果に応じて異なるメッセージを表示させることで、ユーザの感情の状態に沿った休息行動の提案をすることができる。また、図12(D)に示されるように、休息行動の代わりにユーザの感情の発散を求めるようにしてもよい。
図11のステップS303において、CPU110は、アンケートを受け付ける。CPU110は、例えば、ユーザから実施した休息行動に対する評価、長い休息中の行動等に関するアンケートの回答内容を受け付け、回答データ143に記憶させる。そして、CPU110は、休息行動提案処理を終了し、ステップS102(図7参照)に戻る。
(振り返り処理)
次に、所定の作業時間が経過した際に一日の振り返りを受け付ける振り返り処理について説明する。図13は、第1の実施形態に係る振り返り処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図13のステップS400において、CPU110は、心拍変動及び感情の履歴を表示させる。CPU110は、具体的には、心拍変動データ142に記憶されている心拍変動と、実績記録データ145に記録されたユーザの感情の履歴をディスプレイ163に表示させる。CPU110は、例えば、後述する図14に示される画面をディスプレイ163に表示させる。
図14は、第1の実施形態に係るウェアラブル端末100の表示画面の一例である。図14に示されるように、心拍変動の時系列グラフG40、及び複数の感情アイコンG41が表示されている。
時系列グラフG40は、心拍変動データ142に記憶されている心拍変動の数値を時系列に沿って繋いだグラフである。
感情アイコンG41は、感情の状態を示すアイコンである。本実施形態では、実績記録が記録された時点におけるユーザの感情の状態を示す感情アイコンG41が、時系列グラフG40の軌跡に沿って表示されている。
このように、時系列グラフG40、及び複数の感情アイコンG41が表示されることで、ユーザは、一日の心拍変動の変化と、感情の状態の変化を一覧することができる。また、ユーザは、心拍変動の変化と感情の状態の変化との関連性を観察することができ、自身の感情の状態を改善させることができる。
図13のステップS401において、CPU110は、ユーザの情報に基づいて生成された振り返り内容を取得する。CPU110は、具体的には、大規模言語モデル243にプロンプト文を入力することで生成された振り返り内容を取得する。CPU110は、例えば、「作業計画、計測結果、実績記録、感情入力等に基づいて振り返り内容(感謝、褒める、改善)を類推してください。」というプロンプト文を大規模言語モデル243に入力することで生成された生成文を取得する。なお、プロンプト文は、作業計画を含んでいなくてもよい。
ステップS402において、CPU110は、取得した振り返り内容が入力された入力欄を表示する。CPU110は、具体的には、ステップS401で取得した振り返り内容が入力された振り返り内容を入力する入力欄をディスプレイ163に表示させる。本実施形態の振り返り内容は、「感謝したこと」、「自分を褒めること」、及び「改善すること」の3項目である。なお、振り返り内容は、上述した項目に限らない。また、ユーザは、入力欄の内容を編集することができる。
ステップS403において、CPU110は、振り返り内容を受け付ける。CPU110、具体的には、ステップS402で表示した入力欄に入力されている振り返り内容を受け付ける。そして、CPU110は、振り返り処理を終了する。
(第1の実施形態のまとめ)
第1の実施形態のウェアラブル端末100は、取得された心拍変動に基づいて、α波促進活動を提示する。そのため、本実施形態のウェアラブル端末100によれば、ユーザの状態に応じた行動を促すことでユーザの身体の状態を改善させることができる。換言すれば、過集中などにより、交感神経が優位になって乱れた呼吸を改善し、ユーザの身体の状態(例えば、自律神経のバランス)を整えることができる。
第1の実施形態のウェアラブル端末100は、取得された作業計画に従って、所定の時間毎に設定された休息タイミングに計測された心拍変動を取得する。そのため、本実施形態のウェアラブル端末100によれば、ユーザに計画的な休息を促し、ユーザが不調を感じる前にユーザの身体の状態を改善させることができる。
第1の実施形態のウェアラブル端末100は、心拍数及び心拍変動に応じたユーザの感情の状態の評価に基づいて休息行動を提示する。そのため、本実施形態のウェアラブル端末100によれば、効果的にユーザの身体の状態を改善させることができる。
第1の実施形態のウェアラブル端末100は、回答データ143に記憶されたユーザからのアンケートの回答を含む教師データを用いて学習された休息行動提案モデル242Bから出力された休息行動を提示する。そのため、本実施形態のウェアラブル端末100によれば、休息行動の提案精度を向上させることができる。
第1の実施形態のウェアラブル端末100は、作業計画、計測結果、実績記録、及び感情入力等を含むプロンプト文を入力することによって、大規模言語モデル243で生成された振り返り内容を、ユーザから振り返り内容を受け付ける際に提示する。そのため、本実施形態のウェアラブル端末100によれば、ユーザは客観的な視点から自身の身体の状態を理解することができ、ユーザの身体の状態、思考パターン、及び行動パターン等の改善を促すことができる。
第1の実施形態のウェアラブル端末100は、回答データ143に記憶されたユーザからのアンケートの回答を含む教師データを用いて学習された改善行動提案モデル242Aから出力されたα波促進活動を提示する。そのため、本実施形態のウェアラブル端末100によれば、α波促進活動の提案精度を向上させることができる。
第1の実施形態のウェアラブル端末100は、α波促進活動を提示する際に、当該α波促進活動を実施するか否かの選択を受け付ける。そのため、本実施形態のウェアラブル端末100によれば、提示されたα波促進活動がユーザの状況や好みに合わない場合、ユーザは提示されたα波促進活動を実施しないことを選択できる。
第1の実施形態のウェアラブル端末100は、提示されたα波促進活動によって心拍変動の数値が良好と判定されない場合、α波促進活動毎に設定される所定の回数に達するまで、当該α波促進活動を提示する。そのため、本実施形態のウェアラブル端末100によれば、α波促進活動を効果的に実施する共に、際限なく実施し続けることを防止することができ、ユーザの作業時間の圧迫を防ぐことができる。
第1の実施形態のウェアラブル端末100は、事前に各α波促進行動を実行している際のユーザの脳波を測定することによって設定された、α波の測定結果の値が他のα波促進活動と比べて高いα波促進活動を提示する。そのため、本実施形態のウェアラブル端末100によれば、ユーザにとって効果的なα波促進活動を提案することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態のウェアラブル端末100は、休息行動を提案する際に、実績記録を用いてユーザの感情の状態を評価する。また、ウェアラブル端末100は、ユーザの感情の状態に応じてコーチングを実施する。以下、第1の実施形態との相違点について説明する。
提示部110Bは、問いかけを提示する機能を有する。提示部110Bは、ユーザの感情の状態に応じた問いかけを実施する。
また、提示部110Bは、心理状態を提示する機能を有する。本実施形態の提示部110Bは、ユーザデータベース241に記憶されているユーザの情報を参照して回答を生成する大規模言語モデル243に所定のプロンプト文を入力することで生成された振り返り内容をディスプレイ163に表示させる。
評価部110Eは、心拍数、及び心拍変動に加えて、実績記録に基づいてユーザの感情の状態を評価する。本実施形態の評価部110Eは、実績受付部110Fが受け付けた音声、テキスト、感情の度合い等からユーザの感情の状態を推定する。なお、音声及びテキストからの感情の状態の推測については、既知の技術を用いるようにしてよい。
記録部110Hは、問いかけに対する回答を記録する機能を有する。本実施形態の記録部110Hは、提示部110Bが提示した問いかけに対するユーザの回答を回答データ143に記憶させる。
(休息行動提案処理)
図15は、第2の実施形態に係る休息行動提案処理の流れの一例である。本実施形態の休息行動提案処理は、ステップS110(図7参照)で実行される処理である。
図15のステップS500において、CPU110は、実績記録からユーザの感情を推定する。CPU110は、具体的には、実績記録データ145に記憶されている実績記録からユーザの感情を推定する。
ステップS501において、CPU110は、心拍数及び心拍変動を取得する。ステップS501は、ステップS300(図11参照)と同様の処理であるため、詳細な説明は省略する。
ステップS502において、CPU110は、ユーザの感情、心拍数、及び心拍変動に基づいて感情の状態を評価する。CPU110は、具体的には、ステップS500で推定されたユーザの感情と、心拍数及び心拍変動に基づく感情の状態とが一致するか否かを評価する。CPU110は、例えば、推定されたユーザの感情と、心拍数及び心拍変動に基づく感情の状態とが一致する場合は、一致したユーザの感情をユーザの本来の感情であると評価する。また、CPU110は、推定されたユーザの感情と、心拍数及び心拍変動に基づく感情の状態とが一致しない場合は、ユーザに認知の歪みが生じている可能性があると評価する。なお、CPU110は、ユーザに認知の歪みが生じている可能性があると評価した場合、感情の状態が「憤り」であると評価された場合と同様の処理を行ってよい。そのため、ユーザに認知の歪みが生じており、ストレスを自覚できず、過労やバーンアウトにつながってしまうことを予防することができる。
ステップS503において、CPU110は、ユーザの感情の度合いは閾値以上であるか否かを判定する。CPU110は、具体的には、実績記録データ145に記録されている直近のユーザの感情の度合いが閾値(例えば、70以上)以上であるか否かを判定する。CPU110は、ユーザの感情の度合いは閾値以上であると判定した場合(ステップS503:YES)、ステップS504に進む。一方、CPU110は、ユーザの感情の度合いは閾値以上ではないと判定した場合(ステップS503:NO)、ステップS505に進む。
ステップS504において、CPU110は、後述する問いかけ処理を実施する。そして、CPU110は、ステップS505に進む。
ステップS505において、CPU110は、評価の結果に基づく休息行動を提案する。CPU110は、例えば、以下の表3に示されるような休息行動を提案する。
CPU110は、例えば、ユーザの感情の状態が「憤り」であると評価されていて、感情の度合いが「65」である場合、「深呼吸をしましょう」というメッセージを表示させる。
ステップS506において、CPU110は、アンケートを受け付ける。ステップS506は、ステップS303(図11参照)と同様の処理であるため、詳細な説明は省略する。そして、CPU110は、休息行動提案処理を終了し、ステップS102(図7参照)に戻る。
次に、ユーザに対して簡易的なコーチングを行う問いかけ処理について説明する。図16は、第2の実施形態に係る問いかけ処理の流れの一例を示すフローチャートである。問いかけ処理は、一例として、ステップS504(図15参照)で実行される処理である。なお、問いかけ処理は、ユーザの選択により実行されるようにしてもよい。
図16のステップS600において、CPU110は、感情の状態に応じた問いかけを表示する。CPU110は、具体的には、ステップS502で評価した感情の状態に応じた問いかけをディスプレイ163に表示させる。CPU110は、例えば、以下の表4に示されるような問いかけを表示させる。なお、表4において、丸の記号は問いかけを表示させることを示し、三角の記号は、問いかけを表示させてもよいことを示している。
CPU110は、例えば、ユーザの感情の状態が「哀しみ」であると評価されている場合、「何がありましたか?」、「何を考えましたか?」という問い合わせを行い、感情の度合いが90以上である場合に、「どんな行動をとりましたか?」という問い合わせを行う。
ステップS601において、CPU110は、問いかけに対する回答を記録する。CPU110は、例えば、ディスプレイ163に録音ボタンG13を表示させ、ユーザの音声による回答を記録する。
ステップS602において、CPU110は、ユーザの情報及びユーザの回答に基づいて生成されたユーザの心理状態を取得する。CPU110は、具体的には、大規模言語モデル243にプロンプト文を入力することで生成された心理状態を取得する。CPU110は、例えば、「作業計画、計測結果、実績記録、感情入力、問い合わせに対する回答等に基づいて、今の自分の心の状態を類推してください。」というプロンプト文を大規模言語モデル243に入力することで生成された生成文を取得する。なお、プロンプト文には、少なくとも計測結果、及び問い合わせに対する回答を含んでいればよい。
ステップS603において、CPU110は、取得した心理状態を表示させる。CPU110は、具体的には、ステップS602で取得した生成文をディスプレイ163に表示させる。そして、CPU110は、問いかけ処理を終了する。
(第2の実施形態のまとめ)
第2の実施形態のウェアラブル端末100は、ユーザの心拍数及び心拍変動に加えて、実績記録データ145に記憶されている実績記録からユーザの感情の状態を評価する。そのため、本実施形態のウェアラブル端末100によれば、ユーザの感情の状態をより正確に捉えることができる。
第2の実施形態のウェアラブル端末100は、作業計画、計測結果、実績記録、感情入力、及び問い合わせに対する回答等を含むプロンプト文を入力することによって、大規模言語モデル243で生成されたユーザの心の状態を提示する。そのため、本実施形態のウェアラブル端末100によれば、ユーザは自身の状態を客観的に理解することができ、ユーザの身体の状態、思考パターン、及び行動パターン等の改善を促すことができる。
[その他の実施形態]
上記の実施形態では、センタサーバ200が、学習済みモデル、及び大規模言語モデルを備えている場合について説明したが、これに限らない。学習済みモデル及び大規模言語モデルは、ウェアラブル端末100、又は補助端末300に備えられていてもよい。例えば、ウェアラブル端末100が学習済みモデル及び大規模言語モデルを備えている場合、上述した各種の処理を実行する際に通信する必要がなく、通信環境が整っていない場合でも機能させることができる。なお、ウェアラブル端末100、又は補助端末300は、大規模言語モデルを備える代わりに、大規模言語モデル243を蒸留することによって学習された小規模言語モデル(SLM:Small Language Model)を備えるようにしてもよい。
上記の実施形態では、ユーザが振り返り内容を確認する場合について説明した。しかし、これに限らず、ユーザの支援者(例えば、カウンセラー、及びコーチャー等)が、ユーザの振り返り内容、実績記録のデータ等を確認できるようにしてよい。支援者は、自身の端末からセンタサーバ200と通信することにより、ユーザ毎の振り返り内容、実績記録のデータ等を閲覧することができる。そのため、本実施形態の休息提案システム10によれば、支援者が効果的にユーザを支援することができる。
また、ウェアラブル端末100は、ユーザの身体の状態が不調である場合に、支援者に通知するようにしてよい。ウェアラブル端末100は、例えば、ユーザの身体の状態が「かなり不調である」と評価される場合に、支援者に通知する。そのため、本実施形態のウェアラブル端末100によれば、ユーザが支援者の支援を必要とする場合に支援者に報知することができるため、適切なタイミングでユーザを支援することができる。
上記の実施形態では、ウェアラブル端末100は、取得された作業計画に従って、休息タイミングを設定していた。しかし、これに限らず、ウェアラブル端末100は、作業開始から所定の時間毎に休息タイミングを設定するようにしてよい。そのため、本実施形態のウェアラブル端末100によれば、ユーザの身体の状態を定期的にモニタリングすることができるため、ユーザが不調を感じる前にユーザの身体の状態を改善させることができる。
上記の実施形態では、ウェアラブル端末100は、感情の状態の評価が「憤り、立腹、怒り」である場合や、感情の度合いが高い場合に、「25分の座禅をする」といった長い休息の提案をしていた。しかし、これに限らず、ウェアラブル端末100は、例えば、ユーザのニーズに応じて、作業計画の時間をずらさないように「5分座禅をして、5分自由に過ごす」、「10分座禅をする」等、時間を調整した休息行動を提案するようにしてよい。本実施形態のウェアラブル端末100によれば、作業計画をずらさずに休息できるため、作業計画を守ることに対するユーザの心理的負担を減らすことができる。
上記の実施形態では、ウェアラブル端末100は、改善行動提案処理のステップS201(図9参照)において、α波促進活動を実施するか否かの選択を受け付けていた。しかし、これに限らず、本実施形態のウェアラブル端末100は、ステップS201でα波促進活動の実施を受け付ける際に、複数のα波促進活動の中から選択されたα波促進活動を受け付けるようにしてよい。複数のα波促進活動は、例えば、上述した表3に示されるような行動である。また、ウェアラブル端末100は、ユーザに最も適したα波促進活動から順に提示するようにしてよい。ウェアラブル端末100は、例えば、ユーザのα波、及びθ波の少なくとも一方が最も高まると設定されている行動を初めに提案する。なお、補助端末300に提案するα波促進活動がリストとして表示されるようにしてもよい。補助端末300に提案するα波促進活動がリストとして表示される場合、ユーザに最も適したα波促進活動から順に上部から表示させるか、又は、最も適したα波促進活動を強調して表示させるようにしてよい。本実施形態のウェアラブル端末100によれば、ユーザがユーザの状況にあったα波促進活動を選択することができる。
その他、上記実施形態で説明した休息提案システム10、ウェアラブル端末100、センタサーバ200、及び補助端末300の構成は、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更してもよい。
また、上記実施形態で説明したプログラムの処理の流れも、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
また、上記実施形態でCPUがソフトウェア(プログラム)を読み込んで実行した各処理を、CPU以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。
また、上記実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
また、上記実施形態では、情報処理のプログラムがROMに予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。プログラムは、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、プログラムは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。本開示はプログラムならびにプログラム製品にも適用できる。
10 休息提案システム
100 ウェアラブル端末
110A 心拍変動取得部
110B 提示部
110C 計画取得部
110D 設定部
110E 評価部
110F 実績受付部
110G 選択受付部
110H 記録部
121 提案プログラム
140 ストレージ
141 心拍データ
142 心拍変動データ
143 回答データ
144 作業計画データ
145 実績記録データ
161 心拍センサ
162 音声センサ
163 ディスプレイ
200 センタサーバ
221 サーバプログラム
240 ストレージ
241 ユーザデータベース
242 モデル記憶部
242A 改善行動提案モデル
242B 休息行動提案モデル
243 大規模言語モデル
300 補助端末

Claims (18)

  1. ユーザの心拍変動を取得する心拍変動取得部と、
    取得された前記心拍変動を入力することにより出力される改善行動であって、所定の脳波を促進させる前記改善行動を提示する提示部と、
    を備え、
    前記改善行動は、事前に前記ユーザが所定の行動を行った際の脳波情報を測定することによって設定された前記行動である
    情報処理装置。
  2. 所定の時間毎の休息タイミングを設定する設定部と、
    設定された前記休息タイミングに計測されたユーザの心拍変動を取得する心拍変動取得部と、
    取得された前記心拍変動に基づいて、前記心拍変動を改善させる改善行動を提示する提示部と、
    心拍センサによって計測された前記ユーザの心拍数、及び取得された前記ユーザの前記心拍変動の少なくとも何れか一方を含む計測値に基づいて、前記休息タイミングが所定の回数だけ経過した際の前記ユーザの心理的な状態を評価する評価部と、
    を備え、
    前記提示部は、前記評価部による評価に基づいて、前記ユーザを休息させる休息行動を提示する、
    情報処理装置。
  3. 所定の時間毎の休息タイミングを設定する設定部を備え、
    前記心拍変動取得部は、設定された前記休息タイミングに計測された心拍変動を取得する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記ユーザから入力された作業の時間に関する情報を少なくとも含む作業計画を取得する計画取得部を備え
    前記設定部は、取得された前記作業計画に従って前記休息タイミングを設定する
    請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 心拍センサによって計測された前記ユーザの心拍数、及び取得された前記ユーザの前記心拍変動の少なくとも何れか一方を含む計測値に基づいて、前記休息タイミングが所定の回数だけ経過した際の前記ユーザの心理的な状態を評価する評価部を備え、
    前記提示部は、前記評価部による評価に基づいて、前記ユーザを休息させる休息行動を提示する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記提示部は、前記休息行動を提示する際に、前記評価を入力することで前記休息行動が出力されるように、前記ユーザからのフィードバック情報を含む教師データを用いて学習させた学習済みモデルから出力された前記休息行動を提示する、
    請求項2又は5に記載の情報処理装置。
  7. 前記ユーザから前記ユーザが行った作業の実績記録を受け付ける実績受付部を備え、
    前記評価部は、前記計測値に加えて、前記実績受付部が受け付けた前記実績記録に基づいて、前記ユーザの感情を評価する、
    請求項2又は5に記載の情報処理装置。
  8. 前記提示部は、
    前記計測値、前記実績記録、及び前記ユーザの感情に基づく振り返り内容を推定することを指示するプロンプト文を生成AIに入力することによって生成された振り返り内容を、前記作業の振り返り内容を受け付ける際に提示する、
    請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記ユーザの心理的な状態に基づく所定の問いかけに対する前記ユーザからの回答を記録する記録部を備え、
    前記提示部は、前記計測値、及び記録された前記回答に基づいて前記ユーザの心の状態を推定することを指示するプロンプト文を生成AIに入力することによって生成された前記ユーザの心の状態を提示する、
    請求項2又は5に記載の情報処理装置。
  10. 前記提示部は、前記改善行動を提示する際に、前記心拍変動を入力することで前記改善行動が出力されるように、前記ユーザからのフィードバック情報を含む教師データを用いて学習させた学習済みモデルから出力された前記改善行動を提示する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  11. 前記改善行動を提示する際に、前記ユーザから前記改善行動を実施するか否かの選択を受け付ける選択受付部を備える、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  12. 前記提示部は、前記改善行動を提示する際に、複数の前記改善行動を提示し、
    前記選択受付部は、前記改善行動を実施する選択を受け付ける際に、複数の前記改善行動の中から選択された改善行動を受け付ける、
    請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記提示部は、前記改善行動によって前記心拍変動が改善されない場合、前記改善行動毎に設定される所定の回数に達するまで前記改善行動を提示する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  14. 前記改善行動は、事前に前記ユーザが所定の行動を行った際の脳波情報を測定することによって設定された前記行動である、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  15. ユーザの心拍変動を取得し、
    取得された前記心拍変動を入力することにより出力される改善行動であって、所定の脳波を促進させる前記改善行動を提示し、
    前記改善行動は、事前に前記ユーザが所定の行動を行った際の脳波情報を測定することによって設定された前記行動である、
    処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
  16. ユーザの心拍変動を取得し、
    取得された前記心拍変動を入力することにより出力される改善行動であって、所定の脳波を促進させる前記改善行動を提示し、
    前記改善行動は、事前に前記ユーザが所定の行動を行った際の脳波情報を測定することによって設定された前記行動である、
    処理をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
  17. 所定の時間毎の休息タイミングを設定し、
    設定された前記休息タイミングに計測されたユーザの心拍変動を取得し、
    取得された前記心拍変動に基づいて、前記心拍変動を改善させる改善行動を提示し、
    心拍センサによって計測された前記ユーザの心拍数、及び取得された前記ユーザの前記心拍変動の少なくとも何れか一方を含む計測値に基づいて、前記休息タイミングが所定の回数だけ経過した際の前記ユーザの心理的な状態を評価し、
    前記ユーザの心理的な状態の評価に基づいて、前記ユーザを休息させる休息行動を提示する、
    処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
  18. 所定の時間毎の休息タイミングを設定し、
    設定された前記休息タイミングに計測されたユーザの心拍変動を取得し、
    取得された前記心拍変動に基づいて、前記心拍変動を改善させる改善行動を提示し、
    心拍センサによって計測された前記ユーザの心拍数、及び取得された前記ユーザの前記心拍変動の少なくとも何れか一方を含む計測値に基づいて、前記休息タイミングが所定の回数だけ経過した際の前記ユーザの心理的な状態を評価し、
    前記ユーザの心理的な状態の評価に基づいて、前記ユーザを休息させる休息行動を提示する、
    処理をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
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