JP7780071B2 - 環状オレフィン共重合用触媒及び環状オレフィン共重合体の製造方法 - Google Patents
環状オレフィン共重合用触媒及び環状オレフィン共重合体の製造方法Info
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Description
環状オレフィン共重合用触媒は、メタロセン化合物と、アルキルアルミノキサン構造単位及びアルキルガロキサン構造単位を含むアルキルメタロキサン化合物とを含む。環状オレフィン共重合用触媒は、環状オレフィンと、エチレン及びα-オレフィンからなる群から選択される少なくとも1種のオレフィンとの共重合に用いられる。
環状オレフィン共重合用触媒は、メタロセン化合物の少なくとも1種を含む。メタロセン化合物は、1個又は2個のシクロペンタジエニルアニオンをη5-配位子として有する有機金属錯体である。メタロセン化合物を構成する金属としては、ジルコニウム、チタン、ハフニウム等の第4族元素、バナジウム、ニオブ、タンタル等の第5族元素を挙げることができる。メタロセン化合物を構成する金属は、重合活性の観点から、ジルコニウム及びチタンの少なくとも一方を含むことが好ましく、メタロセン化合物がジルコノセン又はチタノセンであることもまた好ましい。η5-配位子はシクロペンタジエニルアニオン自体に限られず、インデニルアニオン、ペンタメチルシクロペンタジエニルアニオン等の置換基を有するシクロペンタジエニルアニオンであってもよい。また2個のη5-配位子は任意の連結基で連結されていてもよい。メタロセン化合物は、η5-配位子に加えて水素原子又は置換基を有していてもよい。置換基としては塩素、臭素等のハロゲン原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基等のアルキル基、フェニル基等のアリール基、トリメチルシリル基等の置換シリル基、メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基等のアルコキシ基などが挙げられる。
CpnML(m-n) (1)
環状オレフィン共重合用触媒は、アルキルメタロキサン化合物の少なくとも1種を含む。アルキルメタロキサン化合物は、アルキルアルミノキサン構造単位と、アルキルガロキサン構造単位とを含む。アルキルメタロキサン化合物がアルキルアルミノキサン構造単位とアルキルガロキサン構造単位の両方を有することで、メタロセン化合物と組合せる場合に、環状オレフィンに由来する構成単位を含む共重合体を効率的に得ることができる。また、アルキルメタロキサン化合物は、溶媒に対する溶解性が低いことから、共重合により得られるポリマーの反応器への付着(ファウリング)を抑制することが期待できる。
環状オレフィン共重合用触媒が、アルキルメタロキサン化合物以外のその他の化合物を含む場合、そのアルキルメタロキサン化合物に対するアルキルメタロキサン化合物以外のその他の化合物の含有率は、例えば99重量%以下、好ましくは50重量%以下、より好ましくは30重量%以下、また例えば0.01重量%以上、好ましくは1重量%以上、より好ましくは5重量%以上である。
環状オレフィン共重合体の製造方法は、上述した環状オレフィン共重合用触媒と、環状オレフィンと、エチレン及びα-オレフィンの少なくとも1種とを接触させることを含む。環状オレフィン共重合用触媒を用いることで、所望の環状オレフィン共重合体を効率的に製造することができる。なお、環状オレフィン共重合体とは、環状オレフィンに由来する構造単位と、エチレン及びα-オレフィンの少なくとも1種に由来する構造単位とを含む共重合体を意味する。
(1)赤外線吸収(IR)スペクトル測定
赤外分光法によるIRスペクトルの測定は、サーモフィッシャーサイエンティフィック社製Nicolet iS5 FT-IRで行った。
(2)ガリウム(Ga)及びアルミニウム(Al)の含有率分析
アルキルメタロキサン化合物中のGa及びAlの含有率、誘導結合プラズマ(ICP)発光分光分析法により決定した。具体的には、アルキルメタロキサン化合物を塩酸で加水分解後に、GaとAlのそれぞれの標準試料を使用してSIIナノテク社製のICP発光分光分析装置(SPS3100)を用いて室温で測定した。
(3)炭素(C)及び水素(H)の含有率分析
元素分析装置(Perkin Elmer社製「2400II」)を用いて、CH元素分析を行い、炭素原子と水素原子の含有率を算出した。
(1)NMR測定
NMRスペクトルは、Varian社製NMR(600MHz)により、重1,1,2,2-テトラクロロエタンを用い、溶媒のピークを基準として測定した。ピーク面積の定量を行う13C-NMRスペクトル測定は、NOEを消去するプロトンゲーテッドデカップリングにより行った。共重合体中のコモノマー含量は、Macromolecules,vol.35,No.26,9640-9647(2002)及びMacromol.Chem.Phys.,203,159-165(2002)の帰属を参考に行った。
(2)分子量測定
分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて標準ポリスチレン換算の重量平均分子量及び数平均分子量を求めた。具体的にはo―ジクロロベンゼンを溶媒として、東ソー社製HLC-8321GPC/HTを用いて測定した。
アルキルメタロキサン化合物(以下、MMGOと略記することがある)の合成
温度計及び回転子を備え、減圧乾燥後に内部を窒素置換した300mLの4つ口フラスコに、トリメチルガリウムのトルエン溶液を30mL(トリメチルガリウムとして121mmol含む)及び脱水トルエンを90mL加え、-5℃に冷却して撹拌した。次いで、一晩窒素で脱気した脱酸素水2.28g(127mmol)をシリンジポンプで吐出量を5.0μL/分に調整して滴下し、-5℃のまま窒素雰囲気下で15時間撹拌を続けた。その後、0℃に昇温してトリメチルアルミニウムのトルエン溶液(シグマアルドリッチ社製)74mL(トリメチルアルミニウムとして148mmol含む)をゆっくりと約3時間かけて滴下し、0℃を維持したままさらに2時間撹拌を続けた。60℃に昇温して10時間反応させた。その後、グラスフィルター(G4)でろ過した後に脱水トルエン、脱水ヘキサンで洗浄して減圧下で乾燥を5時間行うことで11.8gの白色固体を得た。収率は、アルミニウム換算で82%であった。
IR:2941cm-1、1214cm-1、651cm-1
元素分析値 C:31.0%、H:6.81%、Ga:2.4%、Al:27.9%
温度計及び回転子を備え、減圧乾燥後に内部を窒素置換した200mLのオートクレーブに、製造例1で得られたMMGOを0.281g(GaとAlの総モルは3mmol)と、脱水トルエン20mLと、シクロペンテン7.9mLとを加えて30℃に昇温後、内温が安定した後に二塩化ジルコノセンのトルエン溶液を1.8mL(二塩化ジルコノセンとして0.5μmol含む)加えた。直ちにエチレンを導入してオートクレーブ内をエチレンにて置換し、ゲージ圧で圧力0.2MPaに加圧した。圧力0.2MPaを維持しながら30℃で30分重合反応を行った後、塩酸とメタノールの混合液に重合液を投入し、生成したポリマーを析出させた。減圧下、60℃で乾燥したところ0.268gのポリマーを得た。得られた共重合ポリマーについて、NMR測定により、シクロペンテン含量(シクロペンテン含量;0.40mol%)を算出した。結果を表1に示す。なお、表中の-は未添加であることを示す。
温度計及び回転子を備え、減圧乾燥後に内部を窒素置換した200mLのオートクレーブに、製造例1で得られたMMGOを0.281g(GaとAlの総モルは3mmol)と、脱水トルエン18mLと、シクロペンテン7.9mLと、トリエチルガリウム(TEG)のトルエン溶液2.5mL(トリエチルガリウムとして0.232mmol含む)とを加えた。30℃に昇温後、内温が安定した後に二塩化ジルコノセンのトルエン溶液を1.8mL(二塩化ジルコノセンとして0.5μmol含む)加えた。直ちにエチレンを導入してオートクレーブ内を置換し、ゲージ圧で圧力0.2MPaに加圧した。圧力0.2MPaを維持しながら30℃で10分重合反応を行った後、塩酸とメタノールの混合液に重合液を投入し、生成したポリマーを析出させた。減圧下、60℃で乾燥したところ1.01gのポリマーを得た。得られた共重合ポリマーについて、NMR測定により、シクロペンテン含量(シクロペンテン含量;1.2mol%)を算出した。結果を表1に示す。
温度計及び回転子を備え、減圧乾燥後に内部を窒素置換した200mLのオートクレーブに、製造例1で得られたMMGOを0.281g(GaとAlの総モルは3mmol)と、脱水トルエン20mLと、シクロペンテン7.9mLと、トリメチルアルミニウム(TMA)のトルエン溶液0.11mL(トリメチルアルミニウムとして0.22mmol含む)とを加えた。30℃に昇温後、内温が安定した後に二塩化ジルコノセンのトルエン溶液を1.8mL(二塩化ジルコノセンとして0.5μmol含む)加えた。直ちにエチレンを導入してオートクレーブ内を置換し、ゲージ圧で圧力0.2MPaに加圧した。圧力0.2MPaを維持しながら30℃で10分重合反応を行った後、塩酸とメタノールの混合液に重合液を投入し、生成したポリマーを析出させた。減圧下、60℃で乾燥したところ1.05gのポリマーを得た。得られた共重合ポリマーについて、NMR測定により、シクロペンテン含量(シクロペンテン含量;0.96mol%)を算出した。結果を表1に示す。
温度計及び回転子を備え、減圧乾燥後に内部を窒素置換した200mLのオートクレーブに、メチルアルミノキサン(MAO:東ソー・ファインケム社製、TMAO-212)のトルエン溶液を3.8mL(Al原子基準で3mmol)と、脱水トルエン17mLと、シクロペンテン7.9mLとを加えて30℃に昇温後、内温が安定した後に二塩化ジルコノセンのトルエン溶液を1.8mL(二塩化ジルコノセンとして0.5μmol含む)加えた。直ちにエチレンを導入してオートクレーブ内を置換し、ゲージ圧で圧力0.2MPaに加圧した。圧力0.2MPaを維持しながら30℃で10分重合反応を行った後、塩酸とメタノールの混合液に重合液を投入し、生成したポリマーを析出させた。減圧下、60℃で乾燥したところ0.366gのポリマーを得た。得られた共重合ポリマーについて、NMR測定により、シクロペンテン含量(シクロペンテン含量;3.4mol%)を算出した。結果を表1に示す。
温度計及び回転子を備え、減圧乾燥後に内部を窒素置換した200mLのオートクレーブに、メチルアルミノキサン(MAO:東ソー・ファインケム社製、TMAO-212)のトルエン溶液を3.8mL(Al原子基準で3mmol)と、脱水トルエン13mLと、シクロペンテン7.9mLと、トリエチルガリウム(TEG)のトルエン溶液2.5mL(トリエチルガリウムとして0.232mmol含む)とを加えた。30℃に昇温後、内温が安定した後に二塩化ジルコノセンのトルエン溶液を1.8mL(二塩化ジルコノセンとして0.5μmol含む)加えた。直ちにエチレンを導入してオートクレーブ内を置換し、ゲージ圧で圧力0.2MPaに加圧した。圧力0.2MPaを維持しながら30℃で10分重合反応を行った後、塩酸とメタノールの混合液に重合液を投入し、生成したポリマーを析出させた。減圧下、60℃で乾燥したところ0.276gのポリマーを得た。得られた共重合ポリマーについて、NMR測定により、シクロペンテン含量(シクロペンテン含量;1.6mol%)を算出した。結果を表1に示す。
温度計及び回転子を備え、減圧乾燥後に内部を窒素置換した200mLのオートクレーブに、製造例1で得られたMMGOを0.281g(GaとAlの総モルは3mmol)と、脱水トルエン19mLと、シクロペンテン7.9mLとを加えて30℃に昇温後、内温が安定した後にペンタメチルシクロペンタジエニルチタニウムトリクロリドのトルエン溶液を3.2mL(ペンタメチルシクロペンタジエニルチタニウムトリクロリドとして0.5μmol含む)加えた。直ちにエチレンを導入してオートクレーブ内を置換し、ゲージ圧で圧力0.2MPaに加圧した。圧力0.2MPaを維持しながら30℃で30分重合反応を行った後、塩酸とメタノールの混合液に重合液を投入し、生成したポリマーを析出させた。減圧下、60℃で乾燥したところ0.335gのポリマーを得た。得られた共重合ポリマーについて、NMR測定により、シクロペンテン含量(シクロペンテン含量;22mol%)を算出した。結果を表2に示す。なお、表中の-は未添加であることを示す。
温度計及び回転子を備え、減圧乾燥後に内部を窒素置換した200mLのオートクレーブに、製造例1で得られたMMGOを0.281g(GaとAlの総モルは3mmol)と、脱水トルエン17mLと、シクロペンテン7.9mLとを加えて30℃に昇温後、内温が安定した後に二塩化チタノセンのトルエン溶液を4.6mL(二塩化チタノセンとして0.5μmol含む)加えた。直ちにエチレンを導入してオートクレーブ内を置換し、ゲージ圧で圧力0.2MPaに加圧した。圧力0.2MPaを維持しながら30℃で10分重合反応を行った後、塩酸とメタノールの混合液に重合液を投入し、生成したポリマーを析出させた。減圧下、60℃で乾燥したところ0.130gのポリマーを得た。得られた共重合ポリマーについて、NMR測定により、シクロペンテン含量(シクロペンテン含量;0.55mol%)を算出した。結果を表2に示す。
温度計及び回転子を備え、減圧乾燥後に内部を窒素置換した200mLのオートクレーブに、製造例1で得られたMMGOを0.281g(GaとAlの総モルは3mmol)と、脱水トルエン16mLと、シクロペンテン7.9mLと、トリエチルガリウム(TEG)のトルエン溶液2.5mL(トリエチルガリウムとして0.232mmol含む)とを加えた。30℃に昇温後、内温が安定した後にペンタメチルシクロペンタジエニルチタニウムトリクロリドのトルエン溶液を3.2mL(ペンタメチルシクロペンタジエニルチタニウムトリクロリドとして0.5μmol含む)加えた。直ちにエチレンを導入してオートクレーブ内を置換し、ゲージ圧で圧力0.2MPaに加圧した。圧力0.2MPaを維持しながら30℃で10分重合反応を行った後、塩酸とメタノールの混合液に重合液を投入し、生成したポリマーを析出させた。減圧下、60℃で乾燥したところ0.206gのポリマーを得た。得られた共重合ポリマーについて、NMR測定により、シクロペンテン含量(シクロペンテン含量;20mol%)を算出した。結果を表2に示す。
温度計及び回転子を備え、減圧乾燥後に内部を窒素置換した200mLのオートクレーブに、メチルアルミノキサン(MAO:東ソー・ファインケム社製、TMAO-212)のトルエン溶液を4.0mL(Al原子基準で3mmol)と、脱水トルエン15mLと、シクロペンテン7.9mLとを加えて30℃に昇温後、内温が安定した後にペンタメチルシクロペンタジエニルチタニウムトリクロリドのトルエン溶液を3.2mL(ペンタメチルシクロペンタジエニルチタニウムトリクロリドとして0.5μmol含む)加えた。直ちにエチレンを導入してオートクレーブ内を置換し、ゲージ圧で圧力0.2MPaに加圧した。圧力0.2MPaを維持しながら30℃で10分重合反応を行った後、塩酸とメタノールの混合液に重合液を投入し、生成したポリマーを析出させた。減圧下、60℃で乾燥したところ0.03gのポリマーを得た。得られた共重合ポリマーについて、NMR測定により、シクロペンテンは含まれてなかった。結果を表2に示す。
温度計及び回転子を備え、減圧乾燥後に内部を窒素置換した200mLのオートクレーブに、メチルアルミノキサン(MAO:東ソー・ファインケム社製、TMAO-212)のトルエン溶液を4.8mL(Al原子基準で3.2mmol)と、脱水トルエン12mLと、シクロペンテン7.9mLと、トリエチルガリウム(TEG)のトルエン溶液2.5mL(トリエチルガリウムとして0.232mmol含む)とを加えた。30℃に昇温後、内温が安定した後にペンタメチルシクロペンタジエニルチタニウムトリクロリドのトルエン溶液を3.2mL(ペンタメチルシクロペンタジエニルチタニウムトリクロリドとして0.5μmol含む)加えた。直ちにエチレンを導入してオートクレーブ内を置換し、ゲージ圧で圧力0.2MPaに加圧した。圧力0.2MPaを維持しながら30℃で10分重合反応を行った後、塩酸とメタノールの混合液に重合液を投入し、生成したポリマーを析出させた。減圧下、60℃で乾燥したところ0.022gのポリマーを得た。得られた共重合ポリマーについて、NMR測定により、シクロペンテン含量(シクロペンテン含量;0.34mol%)を算出した。結果を表2に示す。
アルキルメタロキサン化合物(触媒成分H)の合成
温度計及び回転子を備え、減圧乾燥後に内部を窒素置換した200mLの4つ口フラスコに、トリメチルガリウムを4.3mL(トリメチルガリウムとして43mmol含む)、トリメチルアルミニウムのトルエン溶液(シグマアルドリッチ社製)22mL(トリメチルアルミニウムとして43mmol含む)及び脱水トルエンを60mL加え、-5℃に冷却して撹拌した。次いで、一晩窒素で脱気した脱酸素水0.790g(43.9mmol)をシリンジポンプで吐出量を5.0μL/分に調整して滴下し、-5℃のまま窒素雰囲気下で15時間撹拌を続けた。その後室温まで昇温し、さらに60℃に昇温して10時間反応させた。得られたスラリーをグラスフィルターでろ過することでろ別して、乾燥させることにより白色の粉末を3.2g得た。収率は、Al換算で97%であった。
IR:2944cm-1、1215cm-1、643cm-1
元素分析値 C:26.1%、H:6.81%、Ga:5.1%、Al:34.7%
温度計及び回転子を備え、減圧乾燥後に内部を窒素置換した200mLのオートクレーブに、製造例2で得られたMMGOを0.221g(GaとAlの総モルは3mmol)と、脱水トルエン35mLと、2-ノルボルネンとトルエンの溶液12mL(2-ノルボルネンとして49mmol含む)とを加えて70℃に昇温後、内温が安定した後にペンタメチルシクロペンタジエニルチタニウムトリクロリドのトルエン溶液を3.2mL(ペンタメチルシクロペンタジエニルチタニウムトリクロリドとして0.5μmol含む)加えた。直ちにエチレンを導入してオートクレーブ内をエチレンにて置換し、ゲージ圧で圧力0.2MPaに加圧した。圧力0.2MPaを維持しながら70℃で30分重合反応を行った後、塩酸とメタノールの混合液に重合液を投入し、生成したポリマーを析出させた。減圧下、60℃で乾燥したところ0.082gのポリマーを得た。得られた共重合ポリマーについて、NMR測定により、2-ノルボルネン含量(2-ノルボルネン;11.3mol%)を算出した。結果を表3に示す。
温度計及び回転子を備え、減圧乾燥後に内部を窒素置換した200mLのオートクレーブに、メチルアルミノキサン(MAO:東ソー・ファインケム社製、TMAO-212)のトルエン溶液を4.8mL(Al原子基準で3.0mmol)と、脱水トルエン30mLと、2-ノルボルネンとトルエンの溶液12mL(2-ノルボルネンとして49mmol含む)とを加えて70℃に昇温後、内温が安定した後にペンタメチルシクロペンタジエニルチタニウムトリクロリドのトルエン溶液を3.2mL(ペンタメチルシクロペンタジエニルチタニウムトリクロリドとして0.5μmol含む)加えた。直ちにエチレンを導入してオートクレーブ内をエチレンにて置換し、ゲージ圧で圧力0.2MPaに加圧した。圧力0.2MPaを維持しながら70℃で30分重合反応を行った後、塩酸とメタノールの混合液に重合液を投入し、生成したポリマーを析出させた。減圧下、60℃で乾燥したところ0.020gのポリマーを得た。得られた共重合ポリマーについて、NMR測定により、2-ノルボルネン含量(2-ノルボルネン;11.4mol%)を算出した。結果を表3に示す。
Claims (5)
- メタロセン化合物と、アルキルアルミノキサン構造単位及びアルキルガロキサン構造単位を含むアルキルメタロキサン化合物と、第13族元素を含むアルキル金属化合物とを含み、
環状オレフィンと、エチレン及びα-オレフィンの少なくとも1種との共重合に用いられる環状オレフィン共重合用触媒。 - 前記メタロセン化合物が、下記式(1)で表される請求項1に記載の環状オレフィン共重合用触媒。
CpnML(m-n) (1)
(式中、Cpは置換基を有していてもよいシクロペンタジエニル基を表す。Mは第4族又は第5族の遷移金属原子を表す。Lは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、アラルキル基、アミド基、ジケトナト基、シリル基、及びシリルアルキル基からなる群から選択される少なくとも1種を表す。mは遷移金属Mの原子価を表し、nは1又は2を表す) - 前記メタロセン化合物がジルコニウム及びチタンの少なくとも一方を含む請求項1又は2に記載の環状オレフィン共重合用触媒。
- 前記アルキルメタロキサン化合物は、アルキルアルミノキサン構造単位数に対するアルキルガロキサン構造単位数の比が0.001以上1.7以下である請求項1から3のいずれか1項に記載の環状オレフィン共重合用触媒。
- 請求項1から4のいずれか1項に記載の環状オレフィン共重合用触媒と、環状オレフィンと、エチレン及びα-オレフィンの少なくとも1種とを接触させることを含む環状オレフィン共重合体の製造方法。
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