JP7774381B2 - 乳化型化粧料 - Google Patents
乳化型化粧料Info
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例えば、特許文献1には、カルナバワックスより分別して得られる特定の樹脂組成物と、液状油及び粉体を含有する化粧料が、べたつきがなく滑らかに伸び広がる使用感と、優れた肌への密着感及び化粧持続性を備え、均一な化粧膜を形成して、優れた化粧効果を演出できることが記載されている。
(A)シリコーン系皮膜形成剤 0.1~30質量%、
(B)ポリシリコーン-15、
(C)成分(B)以外のエステル油 0.1~4質量%
を含有し、
成分(B)及び(C)の合計量に対する成分(A)の質量割合(A)/((B)+(C))が、0.25以上である乳化型化粧料に関する。
かかる皮膜形成剤としては、通常の化粧料に用いられるものであればいずれのものも使用することができ、25℃で固体状のものが好ましい。
成分(A)の皮膜形成剤としては、例えば、トリメチルシロキシケイ酸、フッ素変性シリコーン樹脂、アクリルシリコーン樹脂等が挙げられる。
成分(A-1)トリメチルシロキシケイ酸は、化粧持ちと仕上がりの観点から、質量平均分子量が1000~10000のものが好ましく、2000~9000のものがより好ましく、3000~6000のものがさらに好ましい。また、その性状は、25℃で液状、ガム状、ペースト状、固体状などのいずれでも良いが、得られる化粧持ちと仕上がりの観点から、固体状のものが好ましい。また、配合性の観点から、溶剤によって希釈された溶液や分散液であること、または、事前に混合して得られる溶液や分散液の状態で使用することも可能である。希釈又は分散させる溶剤としては、ジメチルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、イソドデカンから選ばれる1種又は2種以上が好ましく、揮発性のジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサンがより好ましい。なお、揮発性とは、35~87℃の引火点を有するものである。
R1 pSiO(4-p)/2 (1)
(式中、R1は炭素数1~8の炭化水素基、フェニル基、水酸基又は一般式-R2-Rf(R2は炭素数2~6の2価のアルキレン基を示し、Rfは炭素数1~8のパーフルオロアルキル基を示す)であって、水酸基及び一般式-R2-Rfを必須とする官能基から任意に選ばれ、pは平均数で1.0≦p≦1.8である)
で表される構造を有するものが好ましい。
フッ素変性シリコーン樹脂は、肌への付着性の観点から、分子内にシラノール基を有し、シラノール基中のOH基の割合が、樹脂質量に対して0.1~5質量%であるのが好ましく、0.5~5質量%がより好ましい。
このようなフッ素変性シリコーン樹脂としては、INCI名「トリフルオロプロピルジメチル/トリメチルシロキシシリケート(Trifluoropropyldimethyl/Trimethylsiloxysilicate)」である、XS66-B8226、XS66-C1191、XS66-B8636(以上、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)等の市販品を用いることができる。
カルボシロキサンデンドリマー構造を側鎖に有するビニル系重合体としては、シリコーンデンドリマー・アクリル共重合体等が挙げられ、例えば、特開平11-1530号公報、特開2000-63225号公報等に記載された製造方法に従って製造することができる。
本発明で用いられるカルボシロキサンデンドリマー構造を有するビニル系重合体の数平均分子量は、化粧持ちと仕上がりの観点から、3,000~2,000,000であるのが好ましく、5,000~800,000がより好ましい。
また、その性状は、化粧持ちと仕上がりの観点から、固体状であるのが好ましい。また、カルボシロキサンデンドリマー構造を有するビニル系重合体は、固体の状態で配合することができるが、溶剤に溶解して使用することもできる。溶剤としては、シリコーン油、炭化水素油が挙げられ、ジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、イソドデカンから選ばれる1種又は2種以上を用いることができる。
ポリシリコーン-15としては、パルソールSLX(DSM社製)等の市販品を用いることができる。
成分(B)の含有量は、塗布時のなじみの良さ、経時での二次付着を抑制し、肌の明るさを向上する観点から、含有量は、全組成中に0.05質量%以上であるのが好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、0.5質量%以上がさらに好ましく、20質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましく、8質量%以下がさらに好ましい。また、成分(B)の含有量は、全組成中に0.05~20質量%であるのが好ましく、0.1~10質量%がより好ましく、0.5~8質量%がさらに好ましい。
かかるエステル油としては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、不揮発性のエステル油が好ましい。ここで、不揮発性とは、35~87℃に引火点を有さないものであり、また、25℃で液状又はペースト状の、流動性を有するものが好ましい。
界面活性剤としては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されないが、化粧持ちの観点から、非イオン界面活性剤が好ましい。
非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロースエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、ポリオキシアルキレン・アルキル共変性シリコーン、ポリオキシアルキレン・フルオロアルキル共変性シリコーン等が挙げられる。
ポリエーテル変性シリコーンとしては、例えば、SH3771M、SH3772M、SH3773M、SH3775M、SH3749、DC5200(以上、東レ・ダウコーニング社製)、KF-6011、KF-6012、KF-6013、KF-6015、KF-6016、KF6017、KF-6004(以上、信越化学工業社製)等の市販品を用いることができる。
2種以上の非イオン界面活性剤から構成される混合界面活性剤のHLBは、次のようにして求められる。混合界面活性剤のHLBは、各非イオン界面活性剤のHLB値をその配合比率に基づいて相加算平均したものである。
HLBxは、非イオン界面活性剤XのHLB値を示す。
Wxは、HLBxの値を有する非イオン界面活性剤Xの重量(g)
着色顔料としては、通常の化粧料に用いられるもので、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化アルミニウム、黄酸化鉄、黒酸化鉄、ベンガラ、紺青、群青、酸化クロム、水酸化クロム等の金属酸化物、マンガンバイオレット、チタン酸コバルト等の金属錯体、さらにカーボンブラック等の無機顔料;赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色405号、赤色505号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色401号、青色1号、青色404号等の合成有機顔料;β-カロチン、カラメル、パプリカ色素等の天然有機色素等が挙げられ、これらの着色顔料の複合体、これらの着色顔料とパール顔料とを組み合わせた複合顔料などが挙げられる。処理されるパール顔料としては、例えば、雲母、金雲母、タルク、シリカ、セリサイト、マイカ、ガラス、カオリン、オキシ塩化ビスマス、酸化セリウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、板状アルミナ粉末等の天然又は合成の無機粉体が挙げられる。複合顔料の具体例としては、酸化チタン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、酸化鉄被覆雲母チタン、酸化鉄被覆合成金雲母、酸化クロム被覆雲母チタン、酸化チタン被覆ガラス末、酸化鉄被覆ガラス末、酸化チタン内包ガラス末、酸化鉄内包ガラス末等が挙げられる。
着色顔料としては、酸化チタン、黄酸化鉄、黒酸化鉄、ベンガラから選ばれる少なくとも1種又は2種以上が好ましく、少なくとも酸化チタン、黄酸化鉄、黒酸化鉄、ベンガラを含むことがより好ましい。
疎水化処理としては、例えば、シリコーン処理、アルキル処理、アルキルシラン処理、金属石鹸処理、水溶性高分子処理、アミノ酸処理、アシル化アミノ酸処理、レシチン処理、有機チタネート処理、ポリオール処理、アクリル樹脂処理、メタクリ樹脂処理、ウレタン樹脂処理、フッ素化合物処理等の表面処理が挙げられる。なかでも、肌への付きがよく、二次付着性を抑制する観点から、シリコーン処理、アルキルシラン処理、アミノ酸処理、アシル化アミノ酸処理を1種又は2種以上含むことが好ましく、少なくともシリコーン処理を含むことがより好ましい。
着色顔料を疎水化処理するには、通常の方法により、行うことができる。
また、液状、乳液液、ペースト状、クリーム状、ジェル状、固形状等の剤型にすることができる。
本発明の乳化型化粧料は、化粧品、医薬部外品、医薬品用途として用いることができ、例えば、化粧下地、ファンデーション、コンシーラー、ほお紅、アイシャドウ、マスカラ、アイライナー、アイブロウ、オーバーコート剤、口紅等のメイクアップ化粧料;日やけ止め乳液、日焼け止めクリーム等の紫外線防御化粧料などとして適用することができる。メイクアップ化粧料として好適である。
表1に示す組成の油中水型乳化化粧料(下地化粧料)を製造し、肌に塗布したときのなじみ、肌に塗布し、4時間後のマスクへの二次付着のなさ、肌に塗布し、4時間後の肌の明るさを評価した。結果を表1に併せて示す。
25℃において、成分(A)、(B)、(C)を含む油相成分に粉体成分を添加して分散させた後、水相成分を添加してホモミキサーで撹拌することにより、油中水型乳化化粧料を製造した。
専門評価者5名により、各化粧料を肌に塗布したときのなじみ、その上からファンデーション(ソフィーナ アルブラン トランスクリアホワイト ファンデーションUV パウダー)を塗布した後にマスク(プリーツ型マスク、材質:不織布)を着用し、4時間後のマスクへの二次付着のなさ、及び肌の明るさを、以下の基準で官能評価した。結果は5名の合計点で示した。
5;非常になじみがよい。
4;なじみがよい。
3;ややなじみがよい。
2;あまりなじみがよくない。
1;全くなじみがよくない。
5;マスクにファンデーションがついていない。
4;マスクにファンデーションがほとんどついていない。
3;マスクにファンデーションがあまりついていない。
2;マスクにファンデーションがついている。
1;マスクにファンデーションが多くついている。
5;化粧肌が明るく見える。
4;化粧肌がやや明るく見える。
3;化粧肌があまり明るく見えない。
2;化粧肌が明るく見えない。
1;化粧肌がまったく明るく見えない。
Claims (2)
- 次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)シリコーン系皮膜形成剤 0.5~6質量% 、
(B)ポリシリコーン-15 0.1~10質量%、
(C)成分(B)以外の、25℃で液状又はペースト状のエステル油 0.1~4質量%、
(D)非イオン界面活性剤 0.1~2質量%
を含有し、
成分(B)及び(C)の合計量に対する成分(A)の質量割合(A)/((B)+(C)) が、0.25以上2以下である乳化型化粧料。 - 成分(A)が、少なくともトリメチルシロキシケイ酸を含む請求項1記載の乳化型化粧料。
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