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JP7768038B2 - 回転角検出装置 - Google Patents

回転角検出装置

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JP7768038B2
JP7768038B2 JP2022084060A JP2022084060A JP7768038B2 JP 7768038 B2 JP7768038 B2 JP 7768038B2 JP 2022084060 A JP2022084060 A JP 2022084060A JP 2022084060 A JP2022084060 A JP 2022084060A JP 7768038 B2 JP7768038 B2 JP 7768038B2
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Description

本発明は、回転角検出装置に関する。
従来、磁気抵抗素子又はホール素子を用いた回転角センサにより3相ブラシレスモータの回転角度を検出する回転角検出装置において、回転角センサによる検出角度の誤差を補正する技術が知られている。
例えば特許文献1に開示された回転角検出装置は、回転角センサの組み付け誤差により生じる角度誤差を補正する第1補正演算部、及び、巻線への通電による漏れ磁束による角度誤差を補正する第2補正演算部を備える。漏れ磁束による角度誤差は、ロータ磁極の極対数±1次の正弦波の合成波がノイズとして検出角度信号(シグナル)に重畳することにより生じる。
同様に、特許文献2に開示された回転角検出装置の制御回路は、バスバーを介したコイルへの給電に伴いバスバーまたはコイルから発生する外乱磁束に起因する誤差角度を回転角に対する補正角度として演算し、当該補正角度を使用して回転角を補正する。
特開2016-128772号公報 特開2017-143603号公報
特許文献1、2の従来技術は、回転角センサの温度が所定の基準温度であることを前提として、巻線電流に応じた補正角度を演算するものであり、温度変化を考慮していない。しかし、例えば自動車に搭載される回転角検出装置では、使用地域での外気温等の変化によって回転角センサの温度が変化する。すると、基準温度より高温側では、センサマグネットの磁束が低下することでS/N比が低下し、誤差の振幅が大きくなる。逆に基準温度より低温側ではS/N比が増加し、誤差の振幅が小さくなる。
したがって、実際の温度によらず基準温度を前提とした補正角度を一律に用いた場合、基準温度より高温側では補正が不足し、基準温度より低温側では補正をし過ぎることとなり、実際の回転角度に対する補正後検出角度の精度が低下する。すると、検出角度を用いたフィードバック制御によりモータの駆動を制御する装置においてトルクリップルが増大する。例えば電動パワーステアリング装置の操舵アシストモータの駆動装置では、モータのトルクリップルがハンドルに振動を与え、運転者の操舵フィーリングを悪化させるおそれがある。
本発明は上述の点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、回転角センサの温度が変化しても検出角度を精度良く補正する回転角検出装置を提供することにある。
本発明の一態様の回転角検出装置は、多相ブラシレス式のモータ(80)の回転角度をフィードバックして巻線(801、802)への通電を制御するモータ駆動装置(10)においてモータの回転角度を検出する。この回転角検出装置は、回転角センサ(301、302)と、一次誤差除去部(43)と、二次誤差除去部(45)と、回転角センサ温度推定部(44)と、角度補正演算部(46)と、を備える。
回転角センサは、基板に実装された二つ以上のホール素子(331-334)、及び、モータの回転軸であるシャフト(87)に固定された一つ以上のセンサマグネット(37)を含む。
一次誤差除去部は、回転角センサの検出角度(θo1、θo2)に含まれる、回転角センサの位置精度に起因する誤差を除去し、一次補正後検出角度(θp1、θp2)を算出する。二次誤差除去部は、巻線への通電による漏れ磁束に起因する誤差を除去するように角度誤差補正量(θ#1、θ#2)を算出する。回転角センサ温度推定部は、巻線への通電前における回転角センサの初期温度検出値(Temp_0)、及び、巻線に供給された電力積算値に応じて回転角センサの温度推定値(TempS_est1、TempS_est2)を算出し、二次誤差除去部に通知する。角度補正演算部は、一次補正後検出角度と角度誤差補正量とに基づき二次補正後検出角度(θm1、θm2)を算出する。
二次誤差除去部は、回転角センサの温度、及び、巻線に通電される電流の振幅及び位相に相関する量に応じて角度誤差補正量を算出する。3相モータの場合、「巻線に通電される電流の振幅及び位相に相関する量」は、q軸電流でもよく、3相電流でもよい。
本発明では、回転角センサの温度及び巻線電流相関量に応じて一次補正後検出角度を補正することで、回転角センサの温度が変化しても検出角度を精度良く補正することができる。したがって、二次補正後検出角度を用いたフィードバック制御によりモータの駆動を制御する装置においてトルクリップルが低減する。例えば電動パワーステアリング装置の操舵アシストモータの駆動装置では良好な操舵フィーリングが確保される。
一実施形態の回転角検出装置が適用されるコラム式EPSの構成図。 一実施形態の回転角検出装置が適用されるラック式EPSの構成図。 機電一体式モータの軸方向断面図。 図3のIV-IV線断面図。 一実施形態による、二系統の回転角度を系統毎に検出する回転角センサの模式図。 一実施形態による、図3のVI方向矢視による回転角センサの模式図。 一実施形態による二系統ECU(モータ駆動装置)のブロック図。 一実施形態による二系統マイコンの角度補正部のブロック図。 比較例による、一次補正後検出角度、角度誤差補正量、及び、二次補正後検出角度を説明する図。 一実施形態による、一次補正後検出角度、角度誤差補正量、及び、二次補正後検出角度を説明する図。 回転角センサ温度と角度誤差補正量との関係を示す概念図。 二系統の二次誤差除去部が実行する処理を示すフローチャート。 他の実施形態による、二系統共通の回転角度を検出する回転角センサの模式図。 他の実施形態によるマイコンの角度補正部のブロック図。
本発明による回転角検出装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態の回転角検出装置は、車両の電動パワーステアリング装置で操舵アシストモータへの通電を制御するモータ駆動装置において、モータの回転角度を検出する。本実施形態のモータは3相ブラシレスモータ、すなわち、多相ブラシレス式のモータである。「モータ駆動装置」としてのECUは、3相ブラシレスモータの回転角度をフィードバックして巻線への通電を制御する。
最初に図1~図5を参照し、電動パワーステアリング装置(以下「EPS」)及び操舵アシストモータの構成について説明する。図1にコラム式、図2にラック式のEPS90を含むステアリングシステム99の全体構成を示す。図1、図2には、モータ80の軸方向の一方側にECU10が一体に構成された「機電一体式モータ」800が図示されている。ただし、ECU10とモータ80とがハーネスで接続された「機電別体式」の構成であってもよい。本実施形態のモータ80は二組の3相巻線を有しており、ECU10は、二組の3相巻線に対応する二系統の駆動制御回路を含んでいる。
ステアリングシステム99は、ハンドル91、ステアリングシャフト92、ピニオンギア96、ラック軸97、車輪98、及び、EPS90等を含む。ステアリングシャフト92の上端にはハンドル91が接続されており、ステアリングシャフト92の下端には、ラック軸97に噛み合うピニオンギア96が設けられている。運転者がハンドル91を回転させると、ステアリングシャフト92の回転運動はピニオンギア96によってラック軸97の直線運動に変換される。ラック軸97の両端に連結された一対の車輪98は、ラック軸97の変位量に応じた角度に操舵される。
EPS90は、ECU10とモータ80とが一体に構成された機電一体式モータ800、操舵トルクセンサ93、及び、減速ギア94等を含む。操舵トルクセンサ93は、ステアリングシャフト92の途中に設けられ、運転者の操舵トルクを検出する。図1、図2に示す形態では、操舵トルクセンサ93が二重に検出した操舵トルクtrq1、trq2が二系統のECU10に対し系統毎に入力される。
ECU10は、力行動作時、操舵トルクtrq1、trq2に基づいて、モータ80が所望のアシストトルクを発生するようにモータ80の駆動を制御する。コラム式EPSでは、モータ80が出力したアシストトルクは、減速ギア94を介してステアリングシャフト92に伝達される。ラック式EPSでは、モータ80が出力したアシストトルクは、減速ギア94を介してラック97に伝達される。またECU10は、回生動作時、逆入力やハンドル操作によりモータ80に発生した逆起電力のエネルギーを電源に回生させる。
各系統の回転角センサ301、302はモータ80の回転角度θ1、θ2を検出する。ECU10は、モータ80の回転角度θ1、θ2を用いてモータ80の通電を制御する。具体的にECU10は、モータ80の回転角度θ1、θ2から換算された電気角を用い、3相電流をdq軸電流に変換する座標変換演算等を行う。回転角センサ301、302の詳細な構成については、図5等を参照して後述する。
図3、図4に機電一体式モータ800の概略構成を示す。なお、図3及び図4において各要素の縮尺は必ずしも整合していない。図3の下側はモータ80の出力軸が設けられるフロント側に相当し、図3の上側はコネクタが設けられるリア側に相当する。モータ80は、回転軸であるシャフト87を中心として回転する。ECU10は、モータ80のリア側においてシャフト87の中心軸Oに対して同軸に配置されている。
モータ80は、モータケース83に収容されたステータ84及びロータ86を含む。モータケース83は、底部831及び筒部832からなる略有底筒状に形成されている。筒部832の開口側にはリアフレーム88が設けられている。
ステータ84は、モータケース83の筒部832の内側に固定された鉄製のステータコア845に二組の3相巻線801、802が巻回されている。ステータコア845は積層鋼板等で構成されている。ECU10からモータ線851、852を介して3相巻線801、802へ通電されることで、ステータ84に回転磁界が形成される。
ロータ86は、鉄製のロータコア865の外周に複数の磁石866が設けられている。ロータコア865は積層鋼板等で構成されている。ロータ86は、ステータ84に形成される回転磁界により、シャフト87を中心として回転する。ロータ86に固定されたシャフト87は、モータケース83の底部831に保持されたフロント軸受873、及び、リアフレーム88に保持されたリア軸受874により回転可能に支持されている。シャフト87のリア側端面にはセンサマグネット37が固定されている。本実施形態ではセンサマグネット37の数は一つである。
図4に例示する構成では、ロータ86の磁石866の数Pが10、ステータ84のスロット数Sが12であり、「10P12S」と表される。10個の磁石866は、周方向にN極とS極とが交互に配置された5対の磁極対を構成する。つまり、この構成での磁極対の数は5である。なお、モータの磁石数Pやスロット数Sはこれに限らず、適宜設定されてよい。
リアフレーム88はECU10の基板13を支持するとともに、基板13に実装された素子の発熱を受容するヒートシンクとしても機能する。基板13の両面には二系統の駆動制御回路を構成するスイッチング素子、マイコン、ASIC、コイル、コンデンサ等の素子が実装されている。基板は一枚に限らず、二枚以上が積層して設けられてもよい。
特に注目する素子として、基板13のモータ側の面に、複数のホール素子が内蔵されたホールIC330がセンサマグネット37と対向するように配置されている。図5を参照して後述するように、ホールIC330に内蔵された複数のホール素子とセンサマグネット37とは、二系統の回転角センサ301、302を構成する。
カバー20は樹脂材料で形成され、天板部21及び外筒部22を有する有底の円筒状を呈しており、ECU10の基板13を覆う。例えば外筒部22の下端は、リアフレーム88に形成された環状溝に挿入されて接着されている。天板部21には、電源ケーブルが接続される電源系コネクタ23、及び、信号ケーブルが接続される信号系コネクタ24が設けられている。
図5を参照し、二系統の回転角度を系統毎に検出する回転角センサ301、302の構成について説明する。図5の下側には、シャフト87のリア側端面に固定されたセンサマグネット37、及び基板13に実装されたホールIC330の側面もしくは断面を示す。図5の上側には、基板13の上面から視たホールIC330を示す。図5は模式的な図であり、実際の部品の寸法比を反映したものではない。
第1系統の駆動制御演算に用いられるモータ回転角度を第1回転角度θ1とし、第2系統の駆動制御演算に用いられるモータ回転角度を第2回転角度θ2とする。なお、後述の角度補正で用いる段階別記号をここでは考慮しない。ホールIC330には、第1回転角度θ1を検出する二つのホール素子331、332の組と、第2回転角度θ2を検出する二つのホール素子333、334の組とが中心軸Oに同軸に収容されている。
ホール素子331-334は、ホール効果を利用し、巻線801、802の通電により生成される磁場に比例した電圧信号を出力する。モータ80の回転に伴って磁場が周期的に変化するため、ホール素子331-334が出力する電圧信号は正弦波状に変化する。互いに位相が90°ずれた電圧信号を「sin信号及びcos信号」と表す。sin信号及びcos信号が処理されることで、モータ80の回転角度が検出される。互いに直交配置された二つのホール素子331、332により第1回転角度θ1が検出される。互いに直交配置された二つのホール素子333、334により第2回転角度θ2が検出される。
一つの回転角センサは、組をなす二つ以上のホール素子、及び、一つのセンサマグネット37を含むように構成される。本実施形態では、センサマグネット37は二系統の回転角センサ301、302に共通に含まれる。第1系統の回転角センサ301は、ホール素子331、332及びセンサマグネット37を含む。第2系統の回転角センサ302は、ホール素子333、334及びセンサマグネット37を含む。
次に図6、図7を参照し、二系統ECU10及びモータ80の電気的構成について説明する。第1系統及び第2系統の構成要素の符号、又は、電流や角度の記号の末尾に、それぞれ「1」及び「2」を付す。二系統は冗長的に設けられており、一方の系統が故障した場合、他方の正常な系統でモータ80の駆動を継続することができる。
図6に示すように、モータ80は、二組の3相巻線801、802を有する二重巻線モータである。二組の3相巻線801、802は電気的特性が同等であり、共通のステータに互いに例えば電気角30[deg]ずらして配置されている。これに応じて、振幅が等しく位相が30[deg]ずれた3相電流が巻線801、802に通電される。
「モータ駆動装置」としてのECU10は、二系統の「電力変換器」としてのインバータ701、702、及び、「演算器」としてのマイコン401、402を備える。インバータ701、702は、モータ80の二組の3相巻線801、802に通電する。マイコン401、402は、各系統のインバータ701、702に指令する駆動信号を互いに独立して演算する。
また、ECU10は、プリドライバが設けられたASIC等を有し、図示しないCPU、ROM、RAM、I/O、及び、これらの構成を接続するバスライン等を備えている。ECU10は、予め記憶されたプログラムをCPUで実行することによるソフトウェア処理や、専用の電子回路によるハードウェア処理による制御を実行する。
インバータ701、702は、U相、V相、W相の各相上下アームのスイッチング素子がブリッジ接続されて構成されている。スイッチング素子として、例えばMOSFETが用いられる。インバータ701、702は、電圧指令に基づいて各スイッチング素子が動作することで、直流電力を3相交流電力に変換し、二組の3相巻線801、802に供給する。第1系統のインバータ701は、3相巻線801のU1、V1、W1端子に接続されており、第2系統のインバータ702は、3相巻線802のU2、V2、W2端子に接続されている。
図7の構成例では、二系統のインバータ701、702が二つの直流電源601、602に個別に接続されている。他の構成例では、二系統のインバータ701、702が一つの直流電源に並列に接続されてもよい。インバータ701、702の入力側には、入力電圧を平滑化する平滑コンデンサ661、662が設けられている。
第1系統インバータ701からモータ80への3相電流経路には、3相電流Iu1、Iv1、Iw1を検出する電流センサ751が設けられている。第2系統インバータ702からモータ80への3相電流経路には、3相電流Iu2、Iv2、Iw2を検出する電流センサ752が設けられている。
各系統のマイコン401、402は、角度補正部470及びモータ駆動制御部48を含む。第1系統マイコン401及び第2系統マイコン402の構成は同様であるため、主に代表として第1系統マイコン401について説明する。マイコン内部の各要素には共通の符号を付し、電流や角度の記号末尾には各系統の数字を付す。
第1系統の角度補正部470は、回転角センサ301の検出角度θo1に含まれる誤差を除去し、補正後検出角度θm1をモータ駆動制御部48に出力する。角度補正のための情報として、角度補正部470は、モータ駆動制御部48からdq軸電流Id1、Iq1を取得する。或いは破線矢印で示すように、角度補正部470は、電流センサ751から独自に3相電流Iu1、Iv1、Iw1を取得してもよい。また角度補正部470は、巻線801への通電前における回転角センサ301の初期温度検出値Temp_0を初期温度センサ76から取得する。初期温度センサ76として、例えば外気温センサや基板温度センサが用いられる。
さらに第1系統及び第2系統の角度補正部470は互いに情報を通信する。これらの詳細に関しては図8を参照して後述する。本実施形態による回転角検出装置50は、回転角センサ301、302と、各系統のマイコン401、402のうちの角度補正部470とから構成される。回転角検出装置50は、3相ブラシレスモータ80の回転角度をフィードバックして巻線801、802への通電を制御するECU10においてモータ80の回転角度を検出する。
第1系統のモータ駆動制御部48は操舵トルクセンサ93から操舵トルクtrq1を取得し、電流センサ751から3相電流Iu1、Iv1、Iw1を取得する。また、モータ駆動制御部48は、角度補正部470から補正後検出角度θm1を取得する。モータ駆動制御部48は、補正後検出角度θm1から換算した電気角を用いて3相電流Iu1、Iv1、Iw1をdq軸電流Id1、Iq1に変換する。モータ駆動制御部48は、電流フィードバック制御により、インバータ701に指令する駆動信号を演算する。
次に図8を参照し、角度補正部470の詳細な構成について説明する。図7と同様に、第1系統マイコン401及び第2系統マイコン402の角度補正部470の構成は同様であるため、主に代表として第1系統の角度補正部470について説明する。
角度補正部470は、一次誤差除去部43、回転角センサ温度推定部44、二次誤差除去部45、及び角度補正演算部46を含む。ここで、「角度補正部470」は、角度補正に関する包括的なブロックを示す名称であり、「角度補正演算部46」は、角度補正部470における最終的な補正後検出角度θm1を演算する部分を示す名称である。
一次誤差除去部43は、回転角センサ301の検出角度θo1に含まれる「回転角センサ301の位置精度に起因する誤差」を除去し、一次補正後検出角度θp1を算出する。位置精度に起因する誤差には、ホールIC330及びセンサマグネット37の部品単体の誤差や、組み付け時における中心ずれ、平行度のずれ等の組み付け誤差がある。一次誤差除去部43の機能は、特許文献1(特開2016-128772号公報、対応US公報:US2016/02020087A1)に準ずる。
回転角センサ温度推定部44は、巻線801への通電前における回転角センサ301の初期温度検出値Temp_0、及び、巻線801に供給された電力積算値に応じて回転角センサ301の温度推定値TempS_est1を算出し、二次誤差除去部45に通知する。
また、例えば回転角センサ温度推定部44は、巻線801に通電されるdq軸電流Id1、Iq1を取得し、電流振幅を算出する。或いは回転角センサ温度推定部44は、3相電流Iu1、Iv1、Iw1から電流振幅を算出してもよい。回転角センサ温度推定部44は、巻線抵抗と電流振幅の二乗との積(RI2)から電力積算値を算出し、ジュール熱に換算する。さらに回転角センサ温度推定部44は、伝達関数を用いた数式モデルにより巻線801から回転角センサ301への伝熱による温度上昇を推定する。そして回転角センサ温度推定部44は、初期温度検出値Temp_0に温度上昇分を加えて回転角センサ301の温度推定値TempS_est1を算出する。
二次誤差除去部45は、回転角センサ301の温度推定値TempS_est1、及び、巻線801に通電されるq軸電流Iq1を取得する。q軸電流Iq1は、「巻線に通電される電流の振幅及び位相に相関する量」に相当する。以下、「巻線に通電される電流の振幅及び位相に相関する量」を省略して「巻線電流相関量」と記す。巻線電流相関量として、q軸電流Iq1に代えて3相電流Iu1、Iv1、Iw1が取得されてもよい。
特に二系統構成の二次誤差除去部45は、自系統角度誤差補正量算出部455及び加算器456を有する。自系統角度誤差補正量算出部455は、回転角センサ301の温度と、q軸電流Iq1等の巻線電流相関量とに基づき、巻線801への通電による漏れ磁束に起因する誤差を除去するように、自系統の角度誤差補正量θ#1を算出する。以上の構成は第2系統野の角度補正部470についても同様である。
ここで、漏れ磁束に起因する誤差の説明は特許文献1に準ずる。つまり、回転角センサ301、302が実装される実装面上において径方向外側に配置されたモータ線851、852に電流が流れることにより漏れ磁束が発生する。この漏れ磁束により、回転角センサ301、302の検出角度θo1、θo2に誤差が生じる。ただし、特許文献1の従来技術では、回転角センサの温度を考慮せず、巻線電流のみに基づいて角度補正値を算出している。これに対し本実施形態の二次誤差除去部45は、巻線電流に加え、回転角センサ301、302の温度に基づいて角度誤差補正量θ#1、θ#2を算出する。その技術的意義については図9~図11を参照して後述する。
図6に示すような二重巻線式モータでは、各系統の巻線801、802に流れる電流による漏れ磁束の合計が回転角センサ301、302に影響を及ぼす。そのため、二系統のマイコン401、402は、自系統の角度誤差補正量θ#1、θ#2を互いに通信して共有する。そして、各系統の二次誤差除去部45の加算器456は、二系統の角度誤差補正量θ#1、θ#2を合算して合計角度誤差補正量θ#sumを算出する。
なお、二系統のマイコン401、402に主従関係が設定されており、例えばマスター側のマイコンで算出した合計角度誤差補正量θ#sumをスレーブ側に通信することも可能である。ただし本実施形態では、二系統がいずれも独立して合計角度誤差補正量θ#sumを算出することで、一方のマイコンが故障した場合に、他方のマイコンで角度補正を継続することができる。
角度補正演算部46は、一次補正後検出角度θp1と合計角度誤差補正量θ#sumとに基づき二次補正後検出角度θm1を算出し、モータ駆動制御部48に出力する。なお、一系統の構成では、合計角度誤差補正量θ#sumでなく自系統の角度誤差補正量θ#1が用いられる。また、合計角度誤差補正量θ#sumには自系統の角度誤差補正量θ#1が含まれるから、包括的に言えば、角度補正演算部46は、一次補正後検出角度と角度誤差補正量とに基づき二次補正後検出角度を算出する。
また、具体的に図10のように角度誤差補正量が算出される場合、角度補正演算部46は一次補正後検出角度θp1から合計角度誤差補正量θ#sumを差し引いて二次補正後検出角度θm1を算出する。ただし、角度誤差補正量の符号を反転して定義し、角度補正演算部46は一次補正後検出角度θp1に合計角度誤差補正量θ#sumを加算して二次補正後検出角度θm1を算出するようにしてもよい。このような加減算の変更等を含め、「一次補正後検出角度と角度誤差補正量とに基づき、」と表現する。
図9~図11を参照し、本実施形態の効果を比較例と対比しつつ説明する。図9に示す比較例は、特許文献1、2の従来技術に相当するものであり、回転角センサの温度によらず、巻線に通電されるq軸電流のみによって検出角度が補正される。この部分では、単純化のため一系統構成を前提として説明する。回転角センサの符号や記号末尾の数字の記載を省略する。
図9、図10の各上段、中段、下段の図は一式の関連図として扱われる。上段に、漏れ磁束に起因する角度誤差が除去される前の一次補正後検出角度を示し、下段に、漏れ磁束に起因する角度誤差が除去された後の二次補正後検出角度を示す。上段及び下段の横軸は直接的には時間である。ただし、回転速度が一定であると仮定して時間は角度に換算されるため、横軸を換算角度として括弧内に併記する。中段には検出角度に対する角度誤差補正量のマップを示す。上段の一次補正後検出角度から中段マップの角度誤差補正量を差し引いた値が下段の二次補正後検出角度となる。
図9中段の角度誤差補正量マップは、例えば標準環境温度(25℃)等の基準温度STにおける4次成分(1点鎖線)と6次成分(2点鎖線)との合成波で表される。4次及び6次の次数は、特許文献1の式(14)にて「磁極対数n=5」としたときの(n±1)次に相当する。なお、特許文献1の式(14)におけるcos波の位相差(a±θu1)は0と仮定する。合成波の振幅は、基準温度STにおけるセンサマグネット37の磁束に基づいて決定される。
図9の上段で、基準温度STにおける一次補正後の実検出角度(実線)は、誤差の無い理想検出角度の直線Bに4次及び6次成分のうねりが重畳した波形で表される。うねりは、検出角度信号(シグナル)に対するノイズに相当する。一次補正後検出角度からマップの角度誤差補正量を差し引くと、基準温度STにおける二次補正後検出角度(実線)は理想検出角度の直線Bに一致する。つまり、基準温度STの環境下では、比較例の技術により回転角センサの検出角度が精度良く補正される。
次に、回転角センサの温度が基準温度STから乖離している場合を想定する。基準温度STより高い温度(例えば60~80℃)を「高温HT」と記し、基準温度STより低い温度(例えば-30~-10℃)を「低温LT」と記す。センサマグネット37の磁束は温度が高いほど低下する傾向にある。そのため、図9の上段において、高温HTでは実検出角度(長破線)のS/N比が基準温度STより低下し、誤差の振幅が大きくなる。低温LTでは実検出角度(短破線)のS/N比が基準温度STより増加し、誤差の振幅が小さくなる。
このように、回転角センサの温度に応じて誤差の振幅が変化するにもかかわらず、比較例では、基準温度STを前提とした角度誤差補正量を一律に用いている。その結果、高温HTでは補正が不足し、二次補正後の実検出角度(長破線)に一次補正後検出角度と同じ向きのノイズが残る。逆に、低温LTでは補正をし過ぎるため、二次補正後の実検出角度(短破線)に一次補正後検出角度と逆向きのノイズが発生する。
ここで、特定の製品が常に高温環境で使用される場合や常に低温環境で使用される場合には、使用温度に応じて最適な基準温度STを調整することも考えられる。しかし、季節や天候によって低温域から高温域までの広い範囲で使用温度が変化する場合が有り得る。例えば図1に示すコラム式EPSでは、空調された車室の近くにモータ80が設置されるため、回転角センサ301、302の温度が比較的安定する。一方、図2に示すラック式EPSでは、路面の近くにモータ80が露出しているため、夏のアスファルトや冬の雪道の温度の影響を回転角センサ301、302が受けやすい。
したがって、実際の温度によらず基準温度STを前提とした角度誤差補正量を一律に用いる比較例では、回転角センサの温度変化によって、理想検出角度に対する二次補正後検出角度の精度が低下する。すると、EPS90のモータ駆動装置10において、検出角度を用いたフィードバック制御によりモータ80のトルクリップルが増大し、運転者の操舵フィーリングを悪化させるおそれがある。
そこで本実施形態では、図10の中段のマップに示すように、回転角センサの温度に応じて、角度誤差補正量の振幅を変更する。高温HTでは基準温度STよりも角度誤差補正量の振幅が大きく設定され、低温LTでは基準温度STよりも角度誤差補正量の振幅が小さく設定される。
詳しくは図11に示すように、二次誤差除去部45は、回転角センサ温度推定部44から取得した回転角センサ温度推定値TempS_estに応じて、同一の巻線電流Iqに対する角度誤差補正量の振幅を設定する。対比として比較例では、回転角センサ301、302の温度変化によらず、角度誤差補正量の振幅は一定に設定される。
図10の上段に示す高温HT及び低温LTの一次補正後検出角度は図9と同じである。なお、基準温度STの一次補正後検出角度の図示を省略する。本実施形態では、温度に応じた角度誤差補正量が一次補正後検出角度から差し引かれるため、図10の下段に示す高温HT及び低温LTの二次補正後検出角度は、いずれも誤差の無い理想検出角度の直線Bに一致する。
このように本実施形態では、回転角センサの温度及び巻線電流相関量に応じて一次補正後検出角度を補正することで、回転角センサの温度が変化しても検出角度を精度良く補正することができる。したがって、二次補正後検出角度を用いたフィードバック制御によりモータ80の駆動を制御するECU10においてトルクリップルが低減する。特にEPS90の操舵アシストモータ80を駆動するECU10では良好な操舵フィーリングが確保される。
図12のフローチャートを参照し、二系統のマイコン401、402を備える回転角検出装置において各系統の二次誤差除去部45が実行する処理について説明する。フローチャートの説明で記号「S」はステップを示す。ここでは、第1系統を自系統、第2系統を他系統とし、第1系統の二次誤差除去部45の視点で説明する。第2系統の二次誤差除去部45も同様の処理を行う。
第1系統の二次誤差除去部45は、S1で自系統の回転角センサ温度推定値TempS_est1、及び、自系統の巻線801に通電されるq軸電流Iq1を取得する。S2で第1系統の二次誤差除去部45は、自系統の角度誤差補正量θ#1を算出する。マイコン401、402の系統間通信が正常の場合、S3でYESと判断され、S4に移行する。S4で第1系統の二次誤差除去部45は、系統間通信により他系統(すなわち第2系統)の角度誤差補正量θ#2を取得する。この処理による信号の矢印が図8に表される。
S6で第1系統の二次誤差除去部45は、二系統の角度誤差補正量を合算して合計角度誤差補正量θ#sum(=θ#1+θ#2)を算出する。このとき、第2系統の二次誤差除去部45も同様に合計角度誤差補正量θ#sumを算出する。両系統で二重に合計角度誤差補正量θ#sumを算出するため、一方の系統のマイコンが故障した場合でも他方の正常系統のマイコンにより適切な角度補正を継続することができる。
一方、マイコン401、402の系統間通信が異常の場合、S3でNOと判断され、S5に移行する。S5で第1系統の二次誤差除去部45は、共有不能な他系統(すなわち第2系統)の角度誤差補正量θ#2を自系統の角度誤差補正量θ#1で代替する。そのためS6で第1系統の二次誤差除去部45は、自系統の角度誤差補正量θ#1を2倍して合計角度誤差補正量θ#sumを算出する。これにより、系統間通信が異常の場合でも適切な角度補正を継続することができる。
図12のルーチンは所定の演算周期で繰り返される。モータ80の駆動制御中、回転角センサ301、302の温度や巻線801、802に通電される電流量の変化に伴って、合計角度誤差補正量θ#sumも随時変化する。このように本実施形態では、回転角センサ301、302の温度が変化しても検出角度を精度良く補正することができる。
また、系統間通信の異常が一時的なものである場合、通信が正常復帰した時点で二系統の情報を共有する処理に戻すことが可能である。ただし、制御のハンチングを防ぐ立場から、例えば前回の通信異常の判断から所定時間が経過するまでは自系統での代替処理を継続するようにしてもよい。これにより、角度補正制御の安定化が図られる。
(その他の実施形態)
(a)図5に例示される回転角センサ301、302は、二系統の回転角度を系統毎に検出する。図8に例示されるマイコン401、402の角度補正部470は、系統毎の検出角度θo1、θo2に基づき、二次補正後検出角度θm1、θm2を算出する。これに対し図13、図14に、二系統共通の回転角度を検出する回転角センサ30、及び、共通の検出角度度θoに基づき、二次補正後検出角度θmを算出する角度補正部470の構成を示す。図13、図14に関する注記は、それぞれ図5、図8に準ずる。なお、適用されるモータ80自体の構成は、図3、図4、図6が援用される。
図13に示すように、ホールIC335には、一つの回転角度θoを検出する、互いに直交配置された二つのホール素子331、332が収容されている。回転角センサ30は、二つのホール素子331、332及びセンサマグネット37を含む。図14に示すように、マイコン40の角度補正部470は、検出角度θoを補正して二次補正後検出角度θmを演算する。モータ駆動制御部48は、二次補正後検出角度θmに基づいて各系統のインバータ701、702に指令する駆動信号を演算する。
詳しくは、一次誤差除去部43は、回転角センサ30の位置精度に起因する誤差を除去し、一次補正後検出角度θpを算出する。回転角センサ温度推定部44は、二系統のdq軸電流Id1、Iq1、Id2、Iq2に基づく電力積算値に基づいて回転角センサ30の温度推定値TempS_estを推定する。二次誤差除去部45は、二系統のq軸電流Iq1、Iq2による合計の磁束に基づいて、巻線801、802への通電による漏れ磁束に起因する誤差を除去するように角度誤差補正量θ#を算出する。角度補正演算部46は、一次補正後検出角度θpから角度誤差補正量θ#を差し引いて二次補正後検出角度θmを算出する。
モータ駆動制御部48は、二次補正後検出角度θmから算出される各系統の回転角度θm1、θm2を用いて各系統の駆動制御演算を行う。例えば、第1系統の回転角度θm1は、θm1=θm、第2系統の回転角度θm2は、θm2=θm+30[deg]と算出される。
図14の構成では一つのマイコン40による簡易な制御構成が実現される。また、系統間通信が無いため、系統間通信異常時の処置が不要となる。なお、図13、図14のみで使用される符号及び記号については、特許請求の範囲における参照符号、参照記号としての記載を省略する。
(b)一系統につき回転角センサのホール素子の数は二つに限らず、三つ以上設けられてもよい。また、センサマグネットは、複数系統に共通に一つに限らず、例えば系統別に複数設けられてもよい。
(c)回転角センサ温度推定部44により回転角センサ温度を推定する構成に代えて、例えば基板上のホールICの近傍に設置された温度センサにより、回転角センサ温度が検出されてもよい。ホールICの近くにインバータスイッチング素子用の温度センサが設けられている場合、その検出値が回転角センサ温度として流用されてもよい。
(d)「多相ブラシレス式のモータ」の相の数は3相に限らず、4相以上であってもよい。また、ロータの磁極対の数やステータのスロット数は適宜設定されてよい。磁極対の数nに対し(n±1)次成分のノイズが回転角センサの検出角度に重畳される。
(e)モータは、三組以上の多相巻線を有し、モータ駆動装置は、モータの三組以上の多相巻線に通電する三系統以上のインバータ、及び、三系統以上のマイコンを備えてもよい。例えば三系統の場合、第1系統のマイコンの二次誤差除去部は、自系統の角度誤差補正量θ#1に、通信で取得した第2系統及び第3系統の角度誤差補正量をθ#2、θ#3を合算して合計角度誤差補正量θ#sumを算出する。
(f)本発明の回転角検出装置は、EPSの操舵アシストモータに限らず、車両に搭載される他の用途のモータや車両以外の各種モータの駆動装置においてモータの回転角度を検出するものであってもよい。使用環境温度の変化が大きく、且つ、検出角度を用いたフィードバック制御により発生するトルクリップルの影響が問題となるモータの駆動装置では、本発明の効果が特に有効に発揮される。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
「車両の電動パワーステアリング装置において操舵アシストモータの回転角度を検出する請求項1または2に記載の回転角検出装置。」の発明は、記載要件が許容される場合、「車両の電動パワーステアリング装置において操舵アシストモータの回転角度を検出する請求項1~6のいずれか一項に記載の回転角検出装置。」として特定されてもよい。
本開示に記載の演算器及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の演算器及びその手法は、一つ以上の専用ハードウェア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の演算器及びその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリと一つ以上のハードウェア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
10・・・ECU(モータ駆動装置)、
301、302・・・回転角センサ、
331-334・・・ホール素子、 37・・・センサマグネット、
401、402・・・マイコン(演算器)、
43・・・一次誤差除去部、 44・・・回転角センサ温度推定部、
45・・・二次誤差除去部、 46・・・角度補正演算部、
701、702・・・インバータ(電力変換器)、
80・・・モータ、 801、802・・・巻線、 87・・・シャフト。

Claims (6)

  1. 多相ブラシレス式のモータ(80)の回転角度をフィードバックして巻線(801、802)への通電を制御するモータ駆動装置(10)において前記モータの回転角度を検出する回転角検出装置であって、
    基板に実装された二つ以上のホール素子(331-334)、及び、前記モータの回転軸であるシャフト(87)に固定された一つ以上のセンサマグネット(37)を含む回転角センサ(301、302)と、
    前記回転角センサの検出角度(θo1、θo2)に含まれる、前記回転角センサの位置精度に起因する誤差を除去し、一次補正後検出角度(θp1、θp2)を算出する一次誤差除去部(43)と、
    前記巻線への通電による漏れ磁束に起因する誤差を除去するように角度誤差補正量(θ#1、θ#2)を算出する二次誤差除去部(45)と、
    前記巻線への通電前における前記回転角センサの初期温度検出値(Temp_0)、及び、前記巻線に供給された電力積算値に応じて前記回転角センサの温度推定値(TempS_est1、TempS_est2)を算出し、前記二次誤差除去部に通知する回転角センサ温度推定部(44)と、
    前記一次補正後検出角度と前記角度誤差補正量とに基づき二次補正後検出角度(θm1、θm2)を算出する角度補正演算部(46)と、
    を備え、
    前記二次誤差除去部は、前記回転角センサの温度、及び、前記巻線に通電される電流の振幅及び位相に相関する量に応じて前記角度誤差補正量を算出する回転角検出装置。
  2. 前記モータは複数組の多相巻線を有し、
    前記モータ駆動装置は、前記モータの複数組の多相巻線に通電する複数系統の電力変換器(701、702)、及び、各系統の前記電力変換器に指令する駆動信号を互いに独立して演算する複数系統の演算器(401、402)を備え、前記演算器は、前記一次誤差除去部、前記二次誤差除去部及び前記角度補正演算部を含み、
    各系統の前記二次誤差除去部は、自系統の前記巻線に通電される電流の振幅及び位相に相関する量に応じて、系統毎に前記角度誤差補正量を算出する請求項に記載の回転角検出装置。
  3. 複数系統の前記演算器は、自系統の前記角度誤差補正量を互いに通信して共有し、
    各系統の前記二次誤差除去部は、全ての系統の前記角度誤差補正量を合算して合計角度誤差補正量(θ#sum)を算出する請求項に記載の回転角検出装置。
  4. 複数組の多相巻線を有する多相ブラシレス式のモータ(80)の回転角度をフィードバックして巻線(801、802)への通電を制御するモータ駆動装置(10)において前記モータの回転角度を検出する回転角検出装置であって、
    基板に実装された二つ以上のホール素子(331-334)、及び、前記モータの回転軸であるシャフト(87)に固定された一つ以上のセンサマグネット(37)を含む回転角センサ(301、302)と、
    前記回転角センサの検出角度(θo1、θo2)に含まれる、前記回転角センサの位置精度に起因する誤差を除去し、一次補正後検出角度(θp1、θp2)を算出する一次誤差除去部(43)と、
    前記巻線への通電による漏れ磁束に起因する誤差を除去するように、前記回転角センサの温度、及び、前記巻線に通電される電流の振幅及び位相に相関する量に応じて角度誤差補正量(θ#1、θ#2)を算出する二次誤差除去部(45)と、
    前記一次補正後検出角度と前記角度誤差補正量とに基づき二次補正後検出角度(θm1、θm2)を算出する角度補正演算部(46)と、
    を備え、
    前記モータ駆動装置は、前記モータの複数組の多相巻線に通電する複数系統の電力変換器(701、702)、及び、各系統の前記電力変換器に指令する駆動信号を互いに独立して演算する複数系統の演算器(401、402)を備え、前記演算器は、前記一次誤差除去部、前記二次誤差除去部及び前記角度補正演算部を含み、
    各系統の前記二次誤差除去部は、自系統の前記巻線に通電される電流の振幅及び位相に相関する量に応じて、系統毎に前記角度誤差補正量を算出し、
    複数系統の前記演算器は、自系統の前記角度誤差補正量を互いに通信して共有し、
    各系統の前記二次誤差除去部は、全ての系統の前記角度誤差補正量を合算して合計角度誤差補正量(θ#sum)を算出する回転角検出装置。
  5. 複数系統の前記演算器間での通信異常が発生したとき、
    各系統の前記演算器は、共有不能な他系統の前記角度誤差補正量を自系統の前記角度誤差補正量で代替する請求項3または4に記載の回転角検出装置。
  6. 車両の電動パワーステアリング装置において操舵アシストモータの回転角度を検出する請求項1~4のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
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