JP7762075B2 - ステアリング装置 - Google Patents
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Description
本開示の一態様に係るステアリング装置は、前後方向に沿う軸線回りに回転可能にステアリングシャフトが支持されるシャフト支持部と、車体に支持されるとともに、前記シャフト支持部を前後方向に移動可能に支持するハウジングと、前記シャフト支持部及び前記ハウジングの間に配置された荷重吸収機構と、を備え、前記荷重吸収機構は、前記シャフト支持部及び前記ハウジングのうち第1部材に設けられた摺動部と、前記シャフト支持部及び前記ハウジングのうち第2部材に設けられ、二次衝突時において前記第2部材に対する前記第1部材の前後方向への相対移動に伴い前記摺動部を案内するガイド孔、及び前記ガイド孔内に張り出し、前記二次衝突時に前記摺動部によって塑性変形させられる抵抗部を有するガイドプレートと、前後方向から見て前記軸線に交差する径方向で前記ガイドプレート及び前記第1部材に重ね合わされた状態で、前記ガイドプレート及び前記第1部材のうち一方の部材に設けられた低摺動部材と、を備え、前記低摺動部材は、前記一方の部材よりも摩擦係数が小さい材料により形成されるとともに、前記二次衝突時において前記ガイドプレート及び前記第1部材のうち他方の部材に摺動可能に構成されている。
本態様によれば、二次衝突時において、ガイドプレート上を低摺動部材が摺動することで、ガイドプレートとシャフト支持部とが摺動する場合に比べ、第1部材と第2部材との間に発生する摺動抵抗を軽減できる。
本態様によれば、二次衝突時には、第1軽減部によってガイドプレートとの間で発生する摺動抵抗を軽減できる。二次衝突時において、第2軽減部の外側面がスリットの内面上を摺動することで、台座部の外側面がスリットの内側面上を摺動する場合に比べ、ハウジングとの間で発生する摺動抵抗も軽減できる。しかも、第2軽減部の外側面がスリットの内面に接触することで、二次衝突時において、シャフト支持部の軸線回りの回転を抑制することができる。これにより、二次衝突時において、低摺動部材がスリットの内面に引っ掛かるのを抑制し、コラプスストロークをスムーズに行うことができる。
テレスコ動作時には、第2軽減部の外側面がスリットの内面上を摺動する。これにより、台座部の外側面がスリットの内面上を摺動する場合に比べ、テレスコ動作時に発生する異音や摺動抵抗を軽減できる。
本態様によれば、低摺動部材のがたつきや脱落等を抑制し、長期に亘って安定したテレスコ動作やコラプスストロークを実現させることができる。
本態様によれば、摺動部が抵抗部を塑性変形させることによって発生する変形痕(バリ等)が低摺動部材に接触するのを抑制できる。これにより、変形痕によってコラプスストロークが阻害されるのを抑制できる。
本態様によれば、二次衝突時において、シャフト支持部上を低摺動部材が摺動することで、ガイドプレートとシャフト支持部とが摺動する場合に比べ、第1部材と第2部材との間に発生する摺動抵抗を軽減できる。
本態様によれば、二次衝突時において、係合部と被係合部とが接触することで、アクチュエータに対する送り機構の前後方向への移動が規制される。これにより、二次衝突時において、送り機構とともにガイドプレートが前方に移動するのを抑制できる。そのため、抵抗部と摺動部との間に効果的に荷重を発生させることができる。その結果、所望の衝撃吸収性能を確保できる。
本態様によれば、二次衝突時において、摺動部と抵抗部との間に作用する荷重が大きくなると、ガイドプレートが摺動部によって径方向の外側に押し退けられる。すると、ガイドプレートは、摺動部がガイド孔から離脱しようとする。この際、ガイドプレートが規制部材に接触する。これにより、ハウジングに対するガイドプレートの径方向の外側への移動が規制される。その結果、摺動部がガイドプレートから離脱するのを抑制し、荷重吸収機構による吸収エネルギーを、コラプスストローク全域に亘って安定させることができる。
[ステアリング装置1]
図1は、ステアリング装置1の斜視図である。
図1に示すように、ステアリング装置1は、車両に搭載される。ステアリング装置1は、ステアリングホイール2の回転操作に伴って車輪の舵角を調整する。
図2は、図1のII-II線に対応する断面図である。
図1、図2に示すように、ハウジング11は、チルトブラケット21と、ハウジング本体22と、を備えている。
チルトブラケット21は、前後方向から見た正面視において、下方に開口するU字状に形成されている。チルトブラケット21は、左右一対の側部フレーム23a,23bと、各側部フレーム23a,23bに形成された取付ステー24と、各側部フレーム23a,23b同士を架け渡す架け渡し部25と、を備えている。
図1に示すように、側部フレーム23a,23bは、左右方向に向かい合った状態で、前後方向に延びている。
図2に示すように、架け渡し部25は、各側部フレーム23a,23bの上端部同士を一体に架け渡している。架け渡し部25は、側部フレーム23a,23bにおける前後両端部にそれぞれ設けられている。
図3に示すように、保持筒31のうち、スリット36の開口縁には、突出壁(第1突出壁38及び第2突出壁39)が形成されている。第1突出壁38は、スリット36の開口縁のうち、右側開口縁から下方に突出している。第1突出壁38は、スリット36の右側開口縁に沿って前後方向に延びている。
第2突出壁39は、スリット36の開口縁のうち、左側開口縁から下方に突出している。第2突出壁39は、スリット36の左側開口縁に沿って前後方向に延びている。第2突出壁39には、下方に向けて開口する凹部39aが形成されている。
パイプ12は、シャフト軸方向に延びる筒状に形成されている。パイプ12は、保持筒31内に挿入されている。パイプ12は、保持筒31に対してシャフト軸方向に移動可能に構成されている。図2に示すように、パイプ12の後端部には、後側軸受41が嵌合(圧入)されている。
ステアリングシャフト13は、インナシャフト42及びアウタシャフト43を備えている。
インナシャフト42は、シャフト軸方向に延びる筒状に形成されている。インナシャフト42は、パイプ12内に挿入されている。インナシャフト42の後端部は、パイプ12内において後側軸受41に圧入されている。これにより、インナシャフト42は、パイプ12内で軸線O1回りに回転可能に支持されている。インナシャフト42のうち、パイプ12から後方に突出した部分には、ステアリングホイール2が連結される。インナシャフト42は中実でもよい。
図1に示すように、駆動機構14は、チルト機構45と、テレスコ機構46と、を備えている。チルト機構45は、例えばハウジング11の左側に配置されている。テレスコ機構46は、例えばハウジング11の右側に配置されている。ステアリング装置1は、駆動機構14を備えない構成でもよく、駆動機構14のうちチルト機構45及びテレスコ機構46の何れかを備える構成でもよい。
チルトモータユニット51は、側部フレーム23aの前端部に、側部フレーム23aから左右方向の外側に張り出した状態で取り付けられている。
チルトカップリング63は、左右方向に延びる軸線回りに回転可能に側部フレーム23aに支持されている。
チルトシャフト62は、チルトカップリング63とチルト可動部53との間を架け渡している。チルトシャフト62は、チルトモータユニット51の駆動に伴い、チルトワイヤ61と共回りする。チルトシャフト62の外周面には、雄ねじ部が形成されている。
リンク部材70は、上方に開口するU字状に形成されている。リンク部材70は、チルトブラケット21及びハウジング本体22のそれぞれに連結されている。具体的に、リンク部材70は、前端部においてチルトブラケット21(側部フレーム23a,23b)に回動可能に連結されている。リンク部材70は、後端部においてハウジング本体22(保持筒31)に回動可能に連結されている。これにより、リンク部材70は、チルトブラケット21及びハウジング本体22の間で左右方向に沿う軸線回りに回動可能に構成されている。
図4に示すように、テレスコ機構46は、いわゆる送りねじ機構である。テレスコ機構46は、テレスコモータユニット(アクチュエータ)81と、テレスコ連結部82と、テレスコ可動部(送り機構)83と、を備えている。テレスコ機構46は、テレスコモータユニット81の駆動によってハウジング11に対するパイプ12(ステアリングシャフト13)の前後動の規制及び許容を切り替える。
テレスコモータユニット81は、前側延出部32に左右方向の外側に張り出した状態で取り付けられている。したがって、テレスコモータユニット81は、チルト機構45の駆動力によってハウジング本体22と一体で軸線O2回りに回動可能に構成されている。但し、テレスコモータユニット81は、ワイヤ等を介してチルトブラケット21に支持されていてもよい。
図3、図4に示すように、荷重吸収機構15は、テレスコ可動部83とパイプ12との間を接続している。荷重吸収機構15は、テレスコ動作時等(パイプ12に作用する前後方向の荷重が所定値未満の場合)、テレスコ機構46の駆動力をパイプ12に伝達して、テレスコ可動部83とともにパイプ12をハウジング11に対して前後方向に移動させる。一方、荷重吸収機構15は、二次衝突時等(パイプ12に作用する荷重が所定値以上の場合)、テレスコ機構46とは独立してパイプ12をハウジング11に対して前方に移動させる。具体的に、荷重吸収機構15は、EA(Energy Absorbing)ブロック(シャフト支持部)101と、EAボルト102と、EAプレート(ガイドプレート)103と、EAカバー104と、EAガイド105と、を備えている。
図5、図6に示すように、EAブロック101は、例えばSS400等の炭素鋼により一体に形成されている。EAブロック101は、パイプ12の前部において、下向きに固定されている。具体的に、EAブロック101は、嵌め込み部110と、台座部111と、を備えている。
嵌め込み部110は、パイプ12に設けられた貫通孔109(図6参照)に嵌め込まれている。嵌め込み部110のうち、シャフト径方向の内側を向く面は、パイプ12の内周面に倣って延びる湾曲面に形成されている。
小径部113aは、EAブロック101において、嵌め込み部110及び台座部111に跨って形成されている。小径部113aの内周面には、雌ねじ部が形成されている。
大径部113bは、小径部113aに対して内径が拡大している。大径部113bは、小径部113aに対してシャフト径方向の外側に連なっている。大径部113bは、台座部111の下面上で開口している。大径部113bと小径部113aとの間を接続する孔段差面113cは、シャフト径方向に交差(例えば、直交)する平坦面に形成されている。
ボルト段差面106cは、小径軸部106bの基端縁からEAボルト102の径方向(ボルト径方向)の外側に環状に張り出している。小径軸部106bが小径部113aに締結された状態において、ボルト段差面106cは、孔段差面113cに近接又は当接している。EAボルト102は、ボルト段差面106cが孔段差面113cに当接することで、EAブロック101に対する上下方向の位置決めがなされている。
メインプレート130は、前後方向から見た正面視でクランク状に形成されている。メインプレート130は、EAボルト102よりも硬度が低い材料(例えば、SPHC等)により形成されている。具体的に、メインプレート130は、取付片132と、動作片134と、支持片135と、を備えている。
動作片134は、取付片132の下端縁から左右方向の内側に延びている。動作片134は、パイプ12の下方に配置されている。具体的に、動作片134の後端部は、EAボルト102と平面視で重なり合っている。動作片134には、長孔(第1長孔140及び第2長孔141)が形成されている。
ここで、図7に示すように、上述した各長孔(ガイド孔)140,141は、動作片134を上下方向に貫通するとともに、前後方向に延びている。各長孔140,141は、平面視において左右対称に形成されている。動作片134のうち、各長孔140,141間に位置する部分は、前後方向に沿って延びる延在部150を構成している。延在部150は、前側括れ部151と、後側括れ部152と、幅広部153と、を備えている。
前側括れ部151は、延在部150の前端部に位置している。前側括れ部151は、幅広部153に対して左右方向の内側に窪んでいる。
後側括れ部152は、延在部150の後端部に位置している。後側括れ部152は、幅広部153に対して左右方向の内側に窪んでいる。各括れ部151,152における左右方向の幅は、各EAボルト102(大径軸部106d)間の距離L1以下に設定されている。なお、前側括れ部151は、必須の構成ではない。
規制プレート161は、摺動プレート162よりも剛性の高い材料(例えば、金属材料)により形成されている。規制プレート161は、上下方向を厚さ方向として、前後方向に延びている。規制プレート161は、重なり片161aと、取付片161bと、を備えている。
枠部171は、EAブロック101(台座部111)の周囲を取り囲む矩形枠状に形成されている。枠部171は、台座部111に対して左右方向の両側に位置する側桟部171aと、台座部111の前方において側桟部171aの前端部同士を接続する前桟部171bと、台座部111の後方において側桟部171aの後端部同士を接続する後桟部171cと、を備えている。枠部171の角部(各桟部171a~171cの境界部分)は、丸みを帯びている。
枠部171のうち、側桟部171aの後部から後桟部171cに至る部分には、逃げ部171dが形成されている。逃げ部171dは、側桟部171aの後部から後桟部171cに至る部分の上下方向の高さが前桟部171bに対して低く形成された部分である。具体的に、逃げ部171dは、側桟部171aの後部から後桟部171cの下端縁が、後方に向かうに従い上方に延びる傾斜面に形成されて構成されている。したがって、後桟部171cの下端縁は、枠部171の下端縁のうち、最も上方に位置している。図示の例において、後桟部171cの下端縁は、EAブロック101の下面と面一、若しくはEAブロック101の下面よりも上方に位置している。なお、逃げ部171dは、前桟部171bよりも上方に位置していれば、傾斜面に限らず、段差状等に形成されていてもよい。また、逃げ部171dは、必須の構成ではない。
次に、上述したステアリング装置1の作用を説明する。以下の説明では、チルト動作、テレスコ動作及び二次衝突時のコラプスストロークについて主に説明する。
図1に示すように、チルト動作は、チルトモータユニット51の駆動力がリンク部材70を介してハウジング本体22に伝達されることで、ハウジング本体22が軸線O2回りに回動する。具体的に、ステアリングホイール2を上向きに調整する場合には、チルトモータユニット51が駆動することで、チルトワイヤ61及びチルトシャフト62が例えば第1方向(チルトナット71の緩み方向)に回転する。チルトシャフト62が第1方向に回転すると、チルトナット71がチルトシャフト62に対して後方に移動する。チルトナット71が後方に移動することで、ハウジング本体22がチルトブラケット21に対して軸線O2回りの上方に向けて回動する。その結果、ステアリングホイール2が、ハウジング本体22やパイプ12、ステアリングシャフト13等とともに軸線O2回りの上方に回動する。
テレスコ動作は、テレスコモータユニットの駆動力がEAプレート103及びEAブロック101を介してパイプ12に伝達されることで、パイプ12及びインナシャフト42がハウジング11及びアウタシャフト43に対して前後動する。具体的に、ステアリングホイール2を後方に移動させる場合には、テレスコモータユニット81の駆動により、テレスコ連結部82を例えば第1方向(テレスコ可動部83の緩み方向)に回転させる。テレスコ連結部82が第1方向に回転すると、テレスコ可動部83及びEAプレート103がテレスコ連結部82に対して後方に移動する。EAプレート103の駆動力は、EAボルト102に伝達される。この際、各EAボルト102が後側括れ部152に嵌まり込んだ状態で、EAプレート103に対するEAボルト102の相対移動が規制されている。
そのため、EAボルト102の駆動力がEAブロック101を介してパイプ12に伝達される。その結果、パイプ12がインナシャフト42とともに後方に移動することで、ステアリングホイール2が後方に移動する。
次に、二次衝突時の動作について説明する。
図6、図7に示すように、二次衝突時(衝突荷重が所定値以上の場合)には、パイプ12やEAブロック101、EAボルト102、インナシャフト42とともに、ステアリングホイール2がハウジング本体22及びアウタシャフト43に対して前方に移動する。
図7、図8に示すように、二次衝突時には、ステアリングホイール2を介してパイプ12に前方への衝突荷重が作用する。この際、衝突荷重は、EAブロック101及びEAボルト102を介してEAプレート103に作用する。しかし、本実施形態では、テレスコ可動部83の雌ねじ部83aとテレスコ連結部82の雄ねじ部82aとが前後方向で係合しているため、ハウジング11に対するEAプレート103の前方移動が規制されている。したがって、ステアリングシャフト13、パイプ12、EAブロック101及びEAボルト102は、EAプレート103及びハウジング11に対して前方に移動しようとする。
この構成によれば、二次衝突時において、動作片134の上面上を摺動面176が摺動することで、EAブロック(一方の部材)101とEAプレート(他方の部材)103とが摺動する場合に比べ、EAプレート103との間に発生する摺動抵抗を軽減できる。これにより、所望の箇所(例えば、抵抗部155と大径軸部106dとの間)で所望の摺動抵抗を発生させることができる。その結果、二次衝突時における荷重変動を安定させることができ、所望の衝撃吸収性能を確保し易い。
この構成によれば、二次衝突時には、上述したように摺動面176によってEAプレート103との間で発生する摺動抵抗を軽減できる。二次衝突時において、側方張出部172の外側面がスリット36の内面上を摺動することで、EAブロック101の外側面がスリット36の内面上を摺動する場合に比べ、ハウジング本体22との間で発生する摺動抵抗も軽減できる。しかも、側方張出部172の外側面がスリット36の内面に接触することで、二次衝突時において、パイプ12の軸線O1回りの回転を抑制することができる。
これにより、二次衝突時において、EAガイド105がスリット36の内面に引っ掛かるのを抑制し、コラプスストロークをスムーズに行うことができる。
一方、テレスコ動作時においても、側方張出部172の外側面がスリット36の内面上を摺動する。これにより、EAブロック101の外側面がスリット36の内面上を摺動する場合に比べ、テレスコ動作時に発生する異音や摺動抵抗を軽減できる。
特に、本実施形態では、摺動面176及び側方張出部172がEAガイド105に一体に形成されているため、構成の簡素化や低コスト化を図ることができる。
この構成によれば、EAガイド105のがたつきや脱落等を抑制し、長期に亘って安定したテレスコ動作やコラプスストロークを実現させることができる。
この構成によれば、大径軸部106dが延在部150をしごくことによって発生する変形痕(バリ等)がEAガイド105に接触するのを抑制できる。これにより、変形痕によってコラプスストロークが阻害されるのを抑制できる。
この構成によれば、二次衝突時において、テレスコ連結部82の雄ねじ部82aと、テレスコ可動部83の雌ねじ部83aと、が接触することで、テレスコ連結部82に対するテレスコ可動部83の前方への移動が規制される。これにより、二次衝突時において、テレスコ連結部82とともにEAプレート103が前方に移動するのを抑制できる。そのため、延在部150と大径軸部106dとの間に効果的に荷重を発生させることができる。
その結果、所望の衝撃吸収性能を確保できる。
この構成によれば、二次衝突時において、大径軸部106dと延在部150との間に作用する荷重が大きくなると、EAプレート103が各大径軸部106dによって下方に押し退けられる。すると、EAプレート103は、大径軸部106dが長孔140,141から離脱しようとする。この際、動作片134が摺動プレート162を介してEAカバー104に接触する。これにより、ハウジング本体22(大径軸部106d)に対するEAプレート103の下方への移動が規制される。その結果、大径軸部106dがEAプレート103から離脱するのを抑制し、荷重吸収機構15による吸収エネルギーを、コラプスストローク全域に亘って安定させることができる。
しかも、本実施形態では、EAボルト102の頭部102bがEAプレート103に平面視で重なり合っている。そのため、二次衝突時において、EAボルト102に対するEAプレート103の下方への移動を頭部102bによっても規制できる。
第2実施形態では、下側張出部173(図5参照)に替えて、EAプレート103に低摺動部材200が設けられている点で、第1実施形態と相違している。図9は、第2実施形態に係るステアリング装置1において、図7に対応する底面図である。図10は、第2実施形態に係るステアリング装置1において、図6に対応する断面図である。図11は、図10のXI-XI線に対応する断面図である。
図9~図11に示すステアリング装置1において、低摺動部材200は、上下方向から見てパイプ12、EAブロック101及びEAプレート103に重ね合わされた状態で、EAプレート103の上面に取り付けられている。具体的に、低摺動部材200は、対向部200aと、取付部200bと、を備えている。
しかも、抵抗部155とEAブロック101の下面との間には、上下方向に隙間を有している。これにより、抵抗部155を塑性変形させることによって発生する変形痕(バリ等)が低摺動部材200やEAブロック101に接触するのを抑制できる。その結果、変形痕によってコラプスストロークが阻害されるのを抑制できる。
すなわち、板状のEAプレート(一方の部材)103に対して低摺動部材200を設けることで、EAブロック(他方の部材)101とEAプレート103との間の摺動抵抗を軽減できる。そのため、構成の簡素化や低コスト化を図ることができる。
第2実施形態では、延在部150の下面に低摺動部材200が設けられた構成について説明したが、この構成に限られない。低摺動部材200は、EAプレート103とEAブロック101(又はパイプ12)との間で、EAプレート103に摺動可能に設けられていればよい。
例えば、上述した実施形態では、軸線O1が前後方向に交差している構成について説明していたが、この構成のみに限られない。軸線O1は、車両の前後方向に一致していてもよい。
上述した実施形態では、モータユニット51,81によってテレスコ動作及びチルト動作が可能な、いわゆる電動式のステアリング装置1について説明したが、この構成に限られない。本開示に係るステアリング装置1は、パイプとハウジングとの間の締付荷重によって、パイプ12の前後方向の移動及び規制を切り替える手動式のステアリング装置1に採用してもよい。
上述した実施形態では、EAボルト102がEAブロック(シャフト支持部)101を介してパイプ(シャフト支持部)12に固定された構成について説明したが、この構成に限られない。EAボルト102は、パイプ(シャフト支持部)12に直接固定されていてもよい(EAブロック101を有さない構成であってもよい。)。
上述した実施形態では、シャフト支持部を構成するパイプ12の内側(挿入孔)に、ステアリングシャフト13が回転可能に挿入された構成について説明について説明したが、この構成に限られない。シャフト支持部は、ステアリングシャフト13を回転可能に支持する構成であれば、筒状に限られない。例えば、シャフト支持部は、ステアリングシャフト13が挿入される挿入孔を有し、ステアリングシャフト13を回転可能に支持する構成であればよい。この場合、シャフト支持部は、挿入孔を有する直方体形状等であってもよい。
上述した実施形態では、EAブロック101に固定されたEAボルト102によって延在部150を塑性変形させる構成について説明したが、この構成に限られない。延在部150を変形させる摺動部は、EAブロック101と一体に形成されていてもよい。
摺動部がハウジング11側(第2部材)に設けられ、ガイドプレートがパイプ12側(第1部材)に設けられてもよい。
上述した実施形態では、大径軸部106dの断面形状が円形状に形成された場合について説明したが、この構成に限られない。大径軸部106dの断面形状は、長円形状や多角形状等であってもよい。
11:ハウジング(第1部材、第2部材)
12:パイプ(シャフト支持部、第2部材、第1部材)
13:ステアリングシャフト
15:荷重吸収機構
36:スリット
46:テレスコ機構
81:テレスコモータユニット(アクチュエータ)
82a:雄ねじ部(係合部)
83a:雌ねじ部(被係合部)
83:テレスコ可動部(送り機構)
101:EAブロック(シャフト支持部、一方の部材、他方の部材)
102b:頭部(規制部材)
103:EAプレート(ガイドプレート、他方の部材、一方の部材)
104:EAカバー(規制部材)
105:EAガイド(低摺動部材)
106d:大径軸部(摺動部)
111:台座部
140,141:長孔(ガイド孔)
155:抵抗部
171d:逃げ部
172:側方張出部(第2軽減部)
173:下側張出部(第1軽減部)
200:低摺動部材
O1:軸線
Claims (6)
- 前後方向に沿う軸線回りに回転可能にステアリングシャフトが支持されるシャフト支持部と、
車体に支持されるとともに、前記シャフト支持部を前後方向に移動可能に支持するハウジングと、
前記シャフト支持部及び前記ハウジングの間に配置された荷重吸収機構と、を備え、
前記荷重吸収機構は、
前記シャフト支持部及び前記ハウジングのうち第1部材に設けられた摺動部と、
前記シャフト支持部及び前記ハウジングのうち第2部材に設けられ、二次衝突時において前記第2部材に対する前記第1部材の前後方向への相対移動に伴い前記摺動部を案内するガイド孔及び前記ガイド孔内に張り出し、前記二次衝突時に前記摺動部によって塑性変形させられる抵抗部を有するガイドプレートと、
前後方向から見て前記軸線に交差する径方向で前記ガイドプレート及び前記第1部材に重ね合わされた状態で、前記ガイドプレート及び前記第1部材のうち一方の部材に設けられた低摺動部材と、を備え、
前記低摺動部材は、前記一方の部材よりも摩擦係数が小さい材料により形成されるとともに、前記二次衝突時において前記ガイドプレート及び前記第1部材のうち他方の部材に摺動可能に構成され、
前記低摺動部材は、前記第1部材に設けられるとともに、前記ガイドプレートに摺動可能に構成され、
前記第1部材が前記シャフト支持部であり、
前記第2部材が前記ハウジングであり、
前記シャフト支持部は、
前記ステアリングシャフトを回転可能に支持するパイプと、
前記パイプから前記径方向の外側に突出する台座部と、を備え、
前記摺動部は、前記径方向の外側に突出した状態で前記台座部に固定され、
前記ハウジングには、前記台座部が収容されるとともに、前記二次衝突時に前記台座部が前方に移動可能なスリットが形成され、
前記低摺動部材は、
前記径方向において前記ガイドプレート及び前記台座部間に配置された第1軽減部と、
前記台座部の周囲に配置され、前記スリットの内面と向かい合う第2軽減部と、を備えているステアリング装置。 - 前記低摺動部材は、前記径方向から見て枠状に形成され、
前記低摺動部材の内側に前記台座部が嵌め込まれている請求項1に記載のステアリング装置。 - 前記低摺動部材のうち、前記摺動部に対して後方に位置する部分には、前記第1軽減部に対して前記径方向に内側に位置する逃げ部が形成されている請求項1又は請求項2に記載のステアリング装置。
- 前後方向に沿う軸線回りに回転可能にステアリングシャフトが支持されるシャフト支持部と、
車体に支持されるとともに、前記シャフト支持部を前後方向に移動可能に支持するハウジングと、
前記シャフト支持部及び前記ハウジングの間に配置された荷重吸収機構と、を備え、
前記荷重吸収機構は、
前記シャフト支持部及び前記ハウジングのうち第1部材に設けられた摺動部と、
前記シャフト支持部及び前記ハウジングのうち第2部材に設けられ、二次衝突時において前記第2部材に対する前記第1部材の前後方向への相対移動に伴い前記摺動部を案内するガイド孔及び前記ガイド孔内に張り出し、前記二次衝突時に前記摺動部によって塑性変形させられる抵抗部を有するガイドプレートと、
前後方向から見て前記軸線に交差する径方向で前記ガイドプレート及び前記第1部材に重ね合わされた状態で、前記ガイドプレート及び前記第1部材のうち一方の部材に設けられた低摺動部材と、を備え、
前記低摺動部材は、前記一方の部材よりも摩擦係数が小さい材料により形成されるとともに、前記二次衝突時において前記ガイドプレート及び前記第1部材のうち他方の部材に摺動可能に構成され、
前記低摺動部材は、前記ガイドプレートに設けられるとともに、前記第1部材に摺動可能に構成されているステアリング装置。 - 前記荷重吸収機構と前記ハウジングとの間に設けられ、前記ハウジングに対して前記荷重吸収機構及び前記シャフト支持部を前後方向に移動させるテレスコ機構を備え、
前記テレスコ機構は、
前記ハウジングに連結されたアクチュエータと、
前記アクチュエータに連結された係合部及び前記荷重吸収機構に連結されて前記係合部に前後方向で係合する被係合部を有し、前記係合部及び前記被係合部を介して前記アクチュエータの駆動力を前記シャフト支持部に伝達させる送り機構と、を備えている請求項1から請求項4の何れか1項に記載のステアリング装置。 - 前記摺動部のうち、前記径方向で前記第1部材と反対側に位置する部分には、前記ガイドプレートに前記径方向で重なり合い、前記摺動部に対する前記ガイドプレートの前記径方向への移動を規制する規制部材が設けられている請求項1から請求項5の何れか1項に記載のステアリング装置。
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