JP7755675B2 - プロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents
プロセスカートリッジ及び電子写真装置Info
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Description
上記弊害の中に、電子写真装置に搭載される現像ローラから電子写真感光体(以下、単に「感光体」とも呼称する)へ供給されるトナーの量が繰り返し使用によって不安定化する問題がある。一方では、現像ローラ上にコートされたトナー量が過剰な場合、感光体へのトナー供給が過剰となって、本来トナーが供給されないはずの非画像部が現像される地カブリが発生する。他方では、現像ローラ上にコートされたトナー量が不足する場合、現像ローラ上にコートされたトナーのベタ画像への追従性が低下して、本来よりも感光体へのトナーの供給量が低下して反転画像となる現像ゴーストが発生する。
特許文献1には、現像ローラ(現像剤担持体)とトナー供給ローラ(トナー回収供給部材)とが互いに摺擦する部分におけるそれぞれの部材の回転方向が、互いに逆方向である構成(以下、「カウンタ構成」と呼称する)が記載されている。特許文献1では、上記カウンタ構成の下で、トナー供給ローラによる現像ローラ上の残留トナーの回収率と、トナーの質量当たりの帯電量の値とを適切な範囲に設定することで、上記地カブリ及び現像ゴーストを抑制している。
特許文献2には、現像ローラの周速度VD(絶対値)に対するトナー供給ローラの周速度VS(絶対値)の比率VS/VD(以下、「R」と呼称する)が0.8以上1.5以下である構成が記載されている。特許文献2では、カウンタ構成の下で、一方ではRを0.8以上とすることで、現像ローラ上のコート量を確保して現像ゴーストの発生を抑制している。また、他方ではRを1.5以下とすることで、トナーへのストレスを軽減させて小粒径トナーを用いた場合のトナーの劣化を抑制している。
特許文献1~2に記載の技術では、いずれも、繰り返し使用時の現像ローラから感光体へ供給されるトナー量の現像ローラ一周あたりの平均値を安定化させることができる。
R=VRS/VD (E1)
(式(E1)中、VRSは、該トナー供給ローラの周速度[m/s]の絶対値を表し、VDは、該現像ローラの周速度[m/s]の絶対値を表す。)
該電子写真感光体が、ポリカーボネート樹脂を含有する表面層を有し、該ポリカーボネート樹脂が、下記式(A1)で表される構造単位及び下記式(A4)で表される構造単位を有し、該表面層における、下記式(A1)で表される構造単位の含有量、及び、下記式(A4)で表される構造単位の含有量の合計に対する、下記式(A4)で表される構造単位の含有量の割合が、30mol%以上70mol%以下である、ことを特徴とする。
本発明は、電子写真装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジであって、該プロセスカートリッジが、電子写真感光体、該電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を現像する現像ローラ、及び、該現像ローラに接触して配置され、該現像ローラへトナーを供給するトナー供給ローラを有し、該現像ローラ及び該トナー供給ローラが、動作時における該現像ローラの表面の移動方向と該トナー供給ローラの表面の移動方向とが、該現像ローラと該トナー供給ローラとの接触位置において、互いに逆向きであり、かつ、下記式(E1)で示されるRが、1.2≦R≦1.5を満たして回転する、ように構成されており、
R=VRS/VD (E1)
(式(E1)中、VRSは、該トナー供給ローラの周速度[m/s]の絶対値を表し、VDは、該現像ローラの周速度[m/s]の絶対値を表す。)
該電子写真感光体が、ポリカーボネート樹脂を含有する表面層を有し、該ポリカーボネート樹脂が、下記式(A1)で表される構造単位及び下記式(A4)で表される構造単位を有し、該表面層における、下記式(A1)で表される構造単位の含有量、及び、下記式(A4)で表される構造単位の含有量の合計に対する、下記式(A4)で表される構造単位の含有量の割合が、30mol%以上70mol%以下である、ことを特徴とするプロセスカートリッジ、に関する。
特に、現像ローラとトナー供給ローラとをカウンタ構成とし、かつ、Rを1より大きな値とした場合、現像ローラとトナー供給ローラとの接触部でのトナーを介在させながらの摺擦は、突発的な不安定化を起こしやすい。例えばトナーの繰り返し使用による劣化や外部異物、外部環境などの不確定要素によって、現像ローラ及びトナー供給ローラの摩擦力が突発的に変動し、スティックスリップが起こる。その結果、現像ローラ上のコート量が局所的に増減し、それがスジ状のムラ画像となって表れるバンディングが発生する。そのため、従来技術では、繰り返し使用時において、地カブリ及び現像ゴーストを抑制した上で、さらにバンディングの発生を抑制することが課題であった。
そこで本発明者らは、現像ローラ及びトナー供給ローラの構成と感光体表面材料との組合せについて検討を行い、最適化した。その結果、上記課題を解決するためには、現像ローラ及びトナー供給ローラの構成と感光体表面材料とをそれぞれ以下のように設計して組み合わせればよいことを見出した。
本発明において、現像ローラ、及び、トナー供給ローラは、動作時における該現像ローラの表面の移動方向と該トナー供給ローラの表面の移動方向とが、該現像ローラと該トナー供給ローラとの接触位置において、互いに逆向きであるように構成されている。また、現像ローラ、及び、トナー供給ローラはさらに、下記式(E1)で示されるRが、1.2≦R≦1.5を満たして回転するように構成されている。
R=VRS/VD (E1)
(式(E1)中、VRSは、該トナー供給ローラの周速度[m/s]の絶対値を表し、VDは該現像ローラの周速度[m/s]の絶対値を表す。)
本発明において、感光体は、下記式(A1)で表される構造単位を有するポリカーボネート樹脂を含有する表面層を有する。
以下、式(A1)で表される構造単位を有するポリカーボネート樹脂を含有する表面層を、本発明に用いられる感光体が有する必要がある理由について述べる。
繰り返し使用において、一般的に感光体表面のポリカーボネート樹脂は、クリーニングブレード、帯電ローラ、現像ローラ、紙、あるいは転写ベルトといった感光体に対して接触する部材などとの摺擦によって徐々に削れて行く。ある程度繰り返し使用が進むと、削れたポリカーボネート樹脂は、粉(以下、「削れ粉」と呼称する)となって、現像ローラ表面やトナー供給ローラ表面に存在するようになる。本発明のように、カウンタ構成かつRが1より大きい構成における現像ローラとトナー供給ローラとの接触部において、突発的に摩擦力が増大する瞬間には、接触部に介在して存在する削れ粉に対して強いストレスがかかる。式(A1)で表される構造単位を有するポリカーボネート樹脂からなる削れ粉は、式(A1)中のビフェニル同士がスタックした構造を有する。そのため、強いストレスがかかった瞬間にスタックの劈開が起こり、ストレスを逃がすことで突発的な摩擦力の増大を抑制することができる。そしてこの劈開は、本発明のように現像ローラ及びトナー供給ローラがカウンタ構成であり、かつ、Rが1より大きな値である場合には、削れ粉にかかるストレスが強いため、より発生しやすい。
しかし式(A1)で表される構造単位中のビフェニル構造は、パラ位に電気陰性度の大きい酸素が存在するため、ビフェニルのπ電子の共役が強くなり、ねじれ角は0°に近い値を取ると推察される(参考文献:斎藤一弥、分子結晶の格子振動と分子内振動、Netsu Sokutei 13(4)、1986、PP.200-207)。また、式(A1)で表される構造単位中のビフェニル構造は、オルト位に置換基が存在しないため、立体障害によるねじれ角の増大も発生せず、そのこともねじれ角を0°に近い値にしていると推察される(参考文献:泉水伸幸・長谷川匡俊・進藤洋一・横田力男、新規非対称ビフェニル型ポリイミドの構造と物性、ポリイミド最近の進捗、1997)。
以下、本発明に用いられる感光体の構成について詳細に説明する。
本発明に用いられる感光体は、式(A1)で表される構造単位を有するポリカーボネート樹脂を含有する表面層を有する。
本発明に用いられる感光体を製造する方法としては、後述する各層の塗布液を調製し、所望の層の順番に塗布して、乾燥させる方法が挙げられる。このとき、塗布液の塗布方法としては、浸漬塗布、スプレー塗布、インクジェット塗布、ロール塗布、ダイ塗布、ブレード塗布、カーテン塗布、ワイヤーバー塗布、リング塗布などが挙げられる。これらの中でも、効率性及び生産性の観点から、浸漬塗布が好ましい。
以下、支持体及び各層について説明する。
本発明において、感光体は、支持体を有する。本発明において、支持体は導電性を有する導電性支持体であることが好ましい。また、支持体の形状としては、円筒状、ベルト状、シート状などが挙げられる。中でも、円筒状支持体であることが好ましい。また、支持体の表面に、陽極酸化などの電気化学的な処理や、ブラスト処理、切削処理などを施してもよい。
支持体の材質としては、金属、樹脂、ガラスなどが好ましい。
金属としては、アルミニウム、鉄、ニッケル、銅、金、ステンレスや、これらの合金などが挙げられる。中でも、アルミニウムを用いたアルミニウム製支持体であることが好ましい。
また、樹脂やガラスには、導電性材料を混合又は被覆するなどの処理によって、導電性を付与してもよい。
本発明に用いられる感光体は、支持体の上に、導電層が設けられていてもよい。導電層を設けることで、支持体表面の傷や凹凸を隠蔽することや、支持体表面における光の反射を制御することができる
導電層は、導電性粒子と、樹脂と、を含有することが好ましい。
導電性粒子の材質としては、金属酸化物、金属、カーボンブラックなどが挙げられる。
金属酸化物としては、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化スズ、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化アンチモン、酸化ビスマスなどが挙げられる。金属としては、アルミニウム、ニッケル、鉄、ニクロム、銅、亜鉛、銀などが挙げられる。
これらの中でも、導電性粒子として、金属酸化物を用いることが好ましく、特に、酸化チタン、酸化スズ、酸化亜鉛を用いることがより好ましい。
導電性粒子として金属酸化物を用いる場合、金属酸化物の表面をシランカップリング剤などで処理したり、金属酸化物にリンやアルミニウムなど元素やその酸化物をドーピングしたりしてもよい。ドープする元素やその酸化物としては、リン、アルミニウム、ニオブ、タンタルなどが挙げられる。
また、導電性粒子として金属酸化物を用いる場合、その体積平均粒子径が、1nm以上500nm以下であることが好ましく、3nm以上400nm以下であることがより好ましい。
樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂などが挙げられる。
また、導電層は、シリコーンオイル、樹脂粒子、酸化チタンなどの隠蔽剤などをさらに含有してもよい。
導電層の膜厚は、1μm以上50μm以下であることが好ましく、3μm以上40μm以下であることが特に好ましい。
導電層は、上述の各材料及び溶剤を含有する導電層用塗布液を調製し、この塗膜を形成し、乾燥させることで形成することができる。塗布液に用いる溶剤としては、アルコール系溶剤、スルホキシド系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤などが挙げられる。導電層用塗布液中で導電性粒子を分散させるための分散方法としては、ペイントシェーカー、サンドミル、ボールミル、液衝突型高速分散機を用いた方法が挙げられる。
本発明に用いられる感光体において、支持体又は導電層の上に、下引き層を設けてもよい。下引き層を設けることで、層間の接着機能が高まり、電荷注入阻止機能を付与することができる。
下引き層は、樹脂を含有することが好ましい。また、重合性官能基を有するモノマーを含有する組成物を重合することで硬化膜として下引き層を形成してもよい。
樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノール樹脂、ポリビニルフェノール樹脂、アルキッド樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリエチレンオキシド樹脂、ポリプロピレンオキシド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミド酸樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、セルロース樹脂などが挙げられる。
重合性官能基を有するモノマーが有する重合性官能基としては、イソシアネート基、ブロックイソシアネート基、メチロール基、アルキル化メチロール基、エポキシ基、金属アルコキシド基、ヒドロキシル基、アミノ基、カルボキシル基、チオール基、カルボン酸無水物基、炭素-炭素二重結合基などが挙げられる。
電子輸送物質としては、キノン化合物、イミド化合物、ベンズイミダゾール化合物、シクロペンタジエニリデン化合物、フルオレノン化合物、キサントン化合物、ベンゾフェノン化合物、シアノビニル化合物、ハロゲン化アリール化合物、シロール化合物、含ホウ素化合物などが挙げられる。電子輸送物質として、重合性官能基を有する電子輸送物質を用い、上述の重合性官能基を有するモノマーと共重合させることで、硬化膜として下引き層を形成してもよい。
金属酸化物としては、酸化インジウムスズ、酸化スズ、酸化インジウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、二酸化ケイ素などが挙げられる。金属としては、金、銀、アルミなどが挙げられる。
また、下引き層は、添加剤をさらに含有してもよい。
下引き層の膜厚は、0.1μm以上50μm以下であることが好ましく、0.2μm以上40μm以下であることがより好ましく、0.3μm以上30μm以下であることが特に好ましい。
下引き層は、上述の各材料及び溶剤を含有する下引き層用塗布液を調製し、この塗膜を形成し、乾燥及び/又は硬化させることで形成することができる。塗布液に用いる溶剤としては、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤などが挙げられる。
本発明に用いられる感光体の感光層は、主に、(1)積層型感光層と、(2)単層型感光層とに分類される。(1)積層型感光層は、電荷発生物質を含有する電荷発生層と、電荷輸送物質を含有する電荷輸送層と、を有する。(2)単層型感光層は、電荷発生物質と電荷輸送物質を共に含有する感光層を有する。
積層型感光層は、電荷発生層と、電荷輸送層と、を有する。
電荷発生層は、電荷発生物質と、樹脂と、を含有することが好ましい。
電荷発生物質としては、アゾ顔料、ペリレン顔料、多環キノン顔料、インジゴ顔料、フタロシアニン顔料などが挙げられる。これらの中でも、アゾ顔料、フタロシアニン顔料が好ましい。フタロシアニン顔料の中でも、オキシチタニウムフタロシアニン顔料、クロロガリウムフタロシアニン顔料、ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料が好ましい。
電荷発生層中の電荷発生物質の含有量は、電荷発生層の全質量に対して、40質量%以上85質量%以下であることが好ましく、60質量%以上80質量%以下であることがより好ましい。
樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、セルロース樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などが挙げられる。これらの中でも、ポリビニルブチラール樹脂がより好ましい。
また、電荷発生層は、酸化防止剤、紫外線吸収剤などの添加剤をさらに含有してもよい。具体的には、ヒンダードフェノール化合物、ヒンダードアミン化合物、硫黄化合物、リン化合物、ベンゾフェノン化合物、などが挙げられる。
電荷発生層の膜厚は、0.1μm以上1μm以下であることが好ましく、0.15μm以上0.4μm以下であることがより好ましい。
電荷発生層は、上述の各材料及び溶剤を含有する電荷発生層用塗布液を調製し、この塗膜を形成し、乾燥させることで形成することができる。塗布液に用いる溶剤としては、アルコール系溶剤、スルホキシド系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤などが挙げられる。
電荷輸送層は、電荷輸送物質と、樹脂と、を含有することが好ましい。
電荷輸送物質としては、例えば、多環芳香族化合物、複素環化合物、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物、エナミン化合物、ベンジジン化合物、トリアリールアミン化合物や、これらの物質から誘導される基を有する樹脂などが挙げられる。これらの中でも、トリアリールアミン化合物、ベンジジン化合物が好ましい。
樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂などが挙げられる。これらの中でも、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂が好ましい。ポリエステル樹脂としては、特にポリアリレート樹脂が好ましい。
電荷輸送物質と樹脂との含有量比(質量比)は、4:10~20:10が好ましく、5:10~12:10がより好ましい。
電荷輸送層の膜厚は、5μm以上50μm以下であることが好ましく、8μm以上40μm以下であることがより好ましく、10μm以上30μm以下であることが特に好ましい。
電荷輸送層は、上述の各材料及び溶剤を含有する電荷輸送層用塗布液を調製し、この塗膜を形成し、乾燥させることで形成することができる。塗布液に用いる溶剤としては、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤が挙げられる。これらの溶剤の中でも、エーテル系溶剤又は芳香族炭化水素系溶剤が好ましい。
単層型感光層は、電荷発生物質、電荷輸送物質、樹脂及び溶剤を含有する感光層用塗布液を調製し、この塗膜を形成し、乾燥させることで形成することができる。電荷発生物質、電荷輸送物質、樹脂としては、上記「(1)積層型感光層」における材料の例示と同様である。
本発明に用いられる感光体において、感光層の上に、保護層を設けてもよい。保護層を設けることで、耐久性を向上させることができる。
保護層は、長寿命対応で耐久性を付与する目的で設ける意味では、例えば樹脂を含有する高強度の層であればよく、必ずしも導電性粒子や電荷輸送物質を含ませて電荷輸送性能を高める必要は無い。しかし、感光体の基礎電気特性を高める観点からは、導電性粒子及び/又は電荷輸送物質と、樹脂とを含有させて、耐久性と基礎電気特性とを両立させることが好ましい。
導電性粒子としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化インジウムなどの金属酸化物の粒子が挙げられる。
電荷輸送物質としては、多環芳香族化合物、複素環化合物、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物、エナミン化合物、ベンジジン化合物、トリアリールアミン化合物や、これらの物質から誘導される基を有する樹脂などが挙げられる。これらの中でも、トリアリールアミン化合物、ベンジジン化合物が好ましい。
樹脂としては、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂などが挙げられる。中でも、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂が好ましい。
保護層は、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、レベリング剤、滑り性付与剤、耐摩耗性向上剤、などの添加剤を含有してもよい。具体的には、ヒンダードフェノール化合物、ヒンダードアミン化合物、硫黄化合物、リン化合物、ベンゾフェノン化合物、シロキサン変性樹脂、シリコーンオイル、フッ素樹脂粒子、ポリスチレン樹脂粒子、ポリエチレン樹脂粒子、シリカ粒子、アルミナ粒子、窒化ホウ素粒子などが挙げられる。
保護層の膜厚は、0.5μm以上10μm以下であることが好ましく、1μm以上7μm以下であることが好ましい。
保護層は、上述の各材料及び溶剤を含有する保護層用塗布液を調製し、この塗膜を形成し、乾燥及び/又は硬化させることで形成することができる。塗布液に用いる溶剤としては、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、スルホキシド系溶剤、エステル系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤が挙げられる。
本発明に用いられる感光体において、表面層は、下記式(A1)で表される構造単位を有するポリカーボネート樹脂を含有する。
ここで言う表面層は、電子写真プロセス中に感光体がトナーや各種部材と接触する部分である。保護層、電荷輸送層、及び単層型感光層が表面層でありうるが、コストと電子写真プロセスにおける基礎電気特性とを両立させる観点から、表面層は電荷輸送層であることが好ましい。
本発明に用いられる感光体の表面層が、式(A2)で表される構造単位、及び、式(A4)で表される構造単位を含有していることは、以下のようにして同定することができる。
表面層からの高分子成分の回収、並びに回収した高分子成分を用いた熱分解ガスクロマトグラフ質量分析(熱分解GCMS)及び1H-核磁気共鳴分析の具体的な手法の例を以下に説明する。
表面層からの高分子成分の回収は、表面層中の樹脂の再沈により次の手順で行う。
1.感光体を切断する
感光体の端部から母線方向10cmの位置で糸鋸を用いて感光体を切断する。
2.切り出した10cmの感光体の内面を洗浄する
クロロホルムを浸み込ませたシルボン紙を使って感光体の内面を拭き取る。
3.表面層を溶出させる
切口側の感光体端部3cm分をクロロホルムに浸漬する。
具体的には、100mLビーカーにクロロホルム約60ccを入れ、常温で5分浸漬する。
4.濃縮する(濃厚液化)
ロータリーエバポレーターを用いて2mLまで濃縮する。
5.再沈する
メタノール/アセトン混合液(体積比1:1)50mLを用意し、攪拌しながら上記濃厚液を全量滴下する。
6.濾過する
桐山ロート(SU-40、(有)桐山製作所製)に濾紙(No.5C-40、(有)桐山製作所製)をセットし、吸引濾過を行う。
7.乾燥する
濾紙上の残渣をスパチュラで回収して真空乾燥する(70℃、1時間)。
具体的な熱分解GCMSによるポリカーボネート樹脂の構造単位の同定条件を以下に示す。
装置構成:熱分解装置+ガスクロマトグラフィー(GC)装置+質量分析(MS)装置
熱分解装置:日本分析工業(株)社製 JPS-700
GC装置:サーモフィッシャーサイエンティフィック(株)社製 FOCUS-GC
MS装置:サーモフィッシャーサイエンティフィック(株)社製 ISQ
サンプル量:0.1mg(TMAH(多摩化学工業(株)製)含有)
熱分解温度:590℃(日本分析工業(株)社製 パイロホイル F590使用)
カラム:「HP5-MS」(アジレントテクノロジー(株)社製 19091S-433、長さ30m、内径0.25mm、膜厚0.25μm)
GC注入口条件:Inlet Temp:250℃、Split Flow:50mL/min
GC昇温条件:40℃(5min)→10℃/min(300℃)→300℃(20min)
MS条件:Ion Source Temp:200℃、MS Transfer Line Temp:250℃
具体的な1H-核磁気共鳴分析によるポリカーボネート樹脂の構造単位の同定条件を以下に示す。
・測定試料調製
サンプル20mgを基準物質テトラメチルシラン入りの重クロロホルム1gに溶解し、全量を、1H-核磁気共鳴分析用チューブへ移す。重クロロホルムとしては、例えば重クロロホルム(シグマアルドリッチジャパン(株)製、クロロホルム-d、型番612200)を用いることができる。また、1H-核磁気共鳴分析用チューブとしては、NMRチューブ(Norell社製、ST500-7、型番S3010)を用いることができる。
・NMRスペクトル測定
装置:ブルカー社製、AVANCE500
条件:プロトンNMR、ICON-NMRによる自動測定
積算回数:32回
基準ピーク:テトラメチルシランのメチル基ピークを0ppmとする。
[現像ローラ]
本発明に用いられる現像ローラとしては、電子写真プロセスにおいて、感光体の表面に形成された静電潜像を現像するために通常用いられる現像ローラを、いずれも特段の制限なく用いることができる。現像ローラとしては、導電性の基体及び弾性層を有するものを用いることができる。具体的には例えば、現像ローラは、金属製の芯金の周囲に、弾性層としての所定の体積抵抗率を有する導電性弾性ゴム層が設けられて構成された、弾性体ローラであってもよい。
導電性の基体としては、円柱状又は中空円筒状の導電性の軸芯体を用いることができる。導電性の軸芯体は、以下の導電性の材料で構成さていてもよい。すなわち、該導電性の材料としては、アルミニウム、銅合金、ステンレス鋼の如き金属又は合金;クロム又はニッケルで鍍金処理を施した鉄;導電性を有する合成樹脂などが挙げられる。導電性の基体の表面には、その外周に設けられる弾性層等との接着性を向上させる目的で、適宜、公知の接着剤を塗布してもよい。
弾性層は、通常ゴム材料の成形体により形成されていることが好ましい。ゴム材料としては、例えば、エチレン-プロピレン-ジエン共重合ゴム(EPDM)、アクリロニトリル-ブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、スチレン-ブタジエンゴム(SBR)、フッ素ゴム、シリコーンゴム、エピクロロヒドリンゴム、NBRの水素化物、ウレタンゴムなどが挙げられる。これらは単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
弾性層は、1つの層であってもよいし、複数の層からなるものであってもよい。弾性層が複数の層からなるものであるとき、該複数の層は、上記で述べたゴム材料のうち互いに同一の材料から形成された複数の層を含んでいてもよいし、互いに異なる材料からなる複数の層を含んでいてもよい。
現像ローラと感光体との間の動摩擦係数変化を抑制する観点から、現像ローラの外表面について温度23℃において測定されるMD-1硬度は、例えば20°以上55°以下であってもよい。
電子導電性物質としては、例えば、導電性カーボン、例えば、ケッチェンブラックEC、アセチレンブラックの如きカーボンブラック;SAF(Super Abrasion Furnace)、ISAF(Intermediate SAF)、HAF(High Abrasion Furnace)、FEF(Fast Extruding Furnace)、GPF(General Purpose Furnace)、SRF(Semi-Reinforcing Furnace)、FT(Fine Thermal)、MT(Medium Thermal)の如きゴム用カーボン;酸化処理を施したカラー(インク)用カーボン;銅、銀、ゲルマニウムの如き金属及びその金属酸化物などが挙げられる。これらの中でも、少量で導電性を制御しやすいことから、導電性カーボンが好ましい。
イオン導電性物質としては、例えば、過塩素酸ナトリウム、過塩素酸リチウム、過塩素酸カルシウム、塩化リチウムの如き無機イオン導電性物質;変性脂肪族ジメチルアンモニウエトサルフェート、ステアリルアンモニウムアセテートの如き有機イオン導電性物などが挙げられる。
これらの導電性付与剤は、弾性層に求められる導電性に合わせて適宜必要量が配合される。
[トナー供給ローラ]
本発明において、トナー供給ローラとしては、導電性の軸体及び該軸体上の樹脂層を有するものを用いることができる。
軸体は、トナー供給ローラの支持部材、及び電極として機能する。軸体は、アルミニウム、銅合金、ステンレス鋼の如き金属又は合金;クロム又はニッケルで鍍金処理を施した鉄;導電性を有する合成樹脂の如き導電性の材質で構成される。軸体は、中実円柱状又は中空円筒状である。
樹脂層は、強度の観点から、後述する架橋ウレタン樹脂を含むことが好ましい。
また、樹脂層は、トナー供給ローラとして現像ローラ表面に均一にトナー粒子を供給するために、トナー粒子を層内に貯留できる空隙を有する発泡層であることが好ましい。空隙の例としては、多数の貫通、非貫通の穴が挙げられる。また空隙の別の例としては、互いに連結した泡(連泡)状態の多孔質でもよい。架橋ウレタン樹脂を含む発泡層は、空隙の大きい連泡状態であることが好ましい。このような空隙を有する発泡層の表面の平均セル径、セル数、通気量、層全体の密度等の物性値が、発砲層の機能に重要である。発泡層の物性値は特に限定されるものではないが、例えば、次のような数値範囲の中にある値を有することが好ましい。
表面の平均セル径:100μm以上500μm以下
セル数:50個/inch以上300個/inch以下
通気量:0.5L/min以上3.0L/min以下
密度:0.05g/cm3以上0.20g/cm3以下
架橋ウレタン樹脂は、ポリオールと、イソシアネート基を有する化合物と、の反応物である。架橋ウレタン樹脂を合成するために用いられるポリオールとしては、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、アクリルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリカプロラクトンポリオールなどが挙げられる。中でもポリエーテルポリオールは、架橋ウレタン樹脂の柔軟性を向上させる観点から好ましい。
イソシアネート化合物としては、特に限定されるものではないが、エチレンジイソシアネート、1,6-ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)の如き脂肪族ポリイソシアネート;イソホロンジイソシアネート(IPDI)、シクロヘキサン-1,3-ジイソシアネート、シクロヘキサン-1,4-ジイソシアネートの如き脂環式ポリイソシアネート;2,4-トリレンジイソシアネート、2,6-トリレンジイソシアネート(TDI)、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ポリメリックジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネートの如き芳香族イソシアネート;及びこれらの共重合物やイソシアヌレート体、TMPアダクト体、ビウレット体、そのブロック体を用いることができる。これらの中でも、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネートの如き芳香族イソシアネートが好ましい。ポリオール成分とイソシアネート化合物とは、ポリオール成分中の水酸基1.0に対して、イソシアネート化合物中のイソシアネート基の比率(モル比)が1.0以上2.0以下の範囲となるように混合させることが好ましい。混合比が上記範囲内であれば、未反応成分の残存を抑制することが可能である。
架橋ウレタン樹脂を合成するための材料は、架橋剤を含むことが好ましい。架橋剤としては、3官能以上のイソシアネート及び3官能以上のポリオールなどが挙げられ、これらを用いることで架橋構造を形成することができる。また、これらとは別に、ウレタン樹脂に好適な公知の架橋剤を使用してもよい。ウレタン樹脂に好適な公知の架橋剤としては、例えば、エチレンジアミン等のアミン系架橋剤、カルボジイミド等のイミド系架橋剤などが挙げられる。
樹脂層は、必要に応じて、本発明の効果を妨げない範囲で、導電性充填剤を含有してもよい。導電性充填剤としては、カーボンブラック;アルミニウム、銅の如き導電性金属を用いることができる。これらの中でも、カーボンブラックは、比較的容易に入手でき、導電付与性と補強性が高いため、特に好ましく用いられる。樹脂層には、必要に応じて触媒、発泡剤、整泡剤、その他助剤を用いることができる。
触媒としては特に制限は無く、従来公知の各種触媒の中から、適宜選択して使用することができる。例えば、アミン系触媒(トリエチレンジアミン、ビス(ジメチルアミノエチル)エーテル、N,N,N’,N’-テトラメチルヘキサンジアミン、1,8-ジアザビシクロ(5.4.0)ウンデセン-7、1,5-ジアザビシクロ(4.3.0)ノネン-5、1,2-ジメチルイミダゾール、N-エチルモルホリン、N-メチルモルホリン等)、有機金属系触媒(オクチル酸錫、オレイン酸錫、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジアセテート、テトラ-i-プロポキシチタン、テトラ-n-ブトキシチタン、テトラキス(2-エチルヘキシルオキシ)チタン等)、前記アミン系触媒及び有機金属系触媒の初期活性を低下させた酸塩触媒(カルボン酸塩や蟻酸塩、オクチル酸塩、ホウ酸塩等)が用いられる。触媒は一種用いてもよく、二種以上を組み合せて用いてもよい。
発泡剤としては特に制限は無く、従来公知の各種発泡剤の中から、適宜選択して使用することができる。特に、水は、ポリイソシアネートと反応して炭酸ガスを発生することから、発泡剤として好適に使用される。また、その他の発泡剤と水とを併用しても、本発明の主旨を損なうものではない。
整泡剤としては特に制限は無く、従来公知の各種整泡剤の中から、適宜選択して使用することができる。その他助剤として、必要に応じて、本発明の効果を妨げない範囲で、架橋助剤、難燃剤、着色剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等を用いてもよい。
本発明に係るプロセスカートリッジは、電子写真装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジであって、これまで述べてきた電子写真感光体、現像ローラ、及び、トナー供給ローラを有する、ことを特徴とする。ここで、該現像ローラは、感光体の表面に形成された静電潜像を現像するように構成され、該トナー供給ローラは、該現像ローラに接触して配置され、該現像ローラへトナーを供給するように構成されている。
また、本発明に係る電子写真装置は、上記のプロセスカートリッジを有する、ことを特徴とする。
プロセスカートリッジ70は、感光体ユニット26と、現像ユニット4と、を有する。感光体ユニット26は、感光体ドラム1、帯電ローラ2、及びクリーニング部材6を備えている。そして、現像ユニット4は、現像ローラ25及びトナー供給ローラ34を備えている。
感光体ドラム1の周囲には、前述した帯電ローラ2及びクリーニング部材6が配置されている。クリーニング部材6は、ゴムブレードで形成された弾性部材7及びクリーニング支持部材8から構成されている。弾性部材7の先端部は、感光体ドラム1の回転方向に対してカウンタ方向に当接させて配設してある。そしてクリーニング部材6によって感光体ドラム1表面から除去されたトナーは、除去トナー室27に落下する。
感光体ドラム1は、感光体ユニット26に対して駆動源である本体駆動モータ(不図示)の駆動力を伝達することにより、画像形成動作に応じて回転駆動される。
帯電ローラ2は、帯電ローラ軸受を介し、感光体ユニット26に回転可能に取り付けられており、帯電ローラ加圧部材により感光体ドラム1に向かって加圧されて感光体ドラム1に当接することで、感光体ドラム1の回転に従動して回転する。
現像ローラが有する弾性層は、例えば基層及び表層からなっていてもよい。このとき、基層にはシリコーンゴムを用い、表層にはウレタンゴムを用い、表層のウレタンゴム中にはウレタンビーズの粒子を分散させ、所望の粗さを設定してもよい。現像ローラ25と感光体ドラム1とは、対向部(接触部)において互いの表面が同方向に移動するようにそれぞれ回転する。現像ローラ25に印加された所定のDCバイアスに対して、摩擦帯電によりマイナスに帯電したトナーが、感光体ドラム1に接触する現像部において、その電位差から、明部電位部にのみ転移して静電潜像を顕像化する。
R=VRS/VD (E1)
(式(E1)中、VRSは、該トナー供給ローラ34の周速度[m/s]の絶対値を表し、VDは、該現像ローラ25の周速度[m/s]の絶対値を表す。)
この動作により、現像ローラ25上の残トナーを回収しつつ、現像ローラ25へのトナー供給を行う。その際、トナー供給ローラ34と現像ローラ25との電位差を調整することにより、現像ローラ25上の残トナーの回収量と現像ローラ25へのトナー供給量とを調整することができる。
トナー供給ローラ34の現像ローラ25への侵入量、すなわち、トナー供給ローラ34が現像ローラ25により凹状とされるその凹み量ΔEは、例えば1.0mmに設定することができる。
ここで、トナー供給ローラ34の抵抗の測定方法を説明する。トナー供給ローラ34を、直径30mmのアルミスリーブに対し、後述する侵入量が1.5mmとなるように、当接させる。このアルミスリーブを回転させることにより、トナー供給ローラを30rpmでアルミスリーブに対して従動回転させる。
ここで、セル径とは、任意断面の発泡セルの平均径をいい、まず任意断面の拡大画像から最大である発泡セルの面積を測定し、この面積から真円相当径を換算し最大セル径を得る。そしてこの最大セル径の1/2以下である発泡セルをノイズとして削除した後、残りの個々のセル面積から同様に換算した個々のセル径の平均値のことを指す。
トナー供給ローラ34から現像ローラ25の表面に供給されたトナーは、現像ブレード35と現像ローラ25との摺察により摩擦帯電され、電荷を付与されると同時に層厚規制される。その後、感光体ドラム1と現像ローラ25との当接部(現像部)へ搬送され、明部電位部へのみ転移する。現像ローラ25の表面に残っている残トナーは、再び現像容器内に戻り、トナー供給ローラ34によって現像ローラ25の表面から回収され、トナー供給ローラ34内部に蓄えられる。
カップリング(駆動力受け部)101に入力された駆動力は、中間体102を通して駆動力伝達部材103に伝達されて、トナー供給ローラ134を回転駆動させる。ここで、中間体102及び駆動力伝達部材103の組み合わせが、上記で述べた第一駆動力伝達部に対応する。トナー供給ローラ134に伝達された回転駆動力は、ギア(第三駆動力伝達部)104a、ギア(第四駆動力伝達部)104b、及びギア(第五駆動力伝達部)104cへこの順で伝達され、現像ローラ125を回転駆動する。ここで、ギア104a、ギア104b、及びギア104cの組み合わせからなる構成が、上記で述べた第二駆動力伝達部に対応する。すなわち、ギア104aは、トナー供給ローラ134の軸体105の端部に設けられ、トナー供給ローラ134の駆動により生じる駆動力をギア104bに伝達する。続いて、ギア104bは、ギア104aから受けた駆動力により駆動されることでギア104cに駆動力を伝達する。そして、ギア104cは、現像ローラ125の軸芯体106の端部に設けられ、ギア104bからの駆動力を受けて現像ローラ125を駆動する。これにより、トナー供給ローラ134の駆動により生じる駆動力が、現像ローラ125へ伝達される。図2に示す例では、ギア104a、ギア104b、及びギア104cの間のかみ合いの部分に遊びがあるため、現像ローラ125と感光体ドラムとの間で生じた突発的な摩擦力変動を吸収することができる。そして、外部からカップリング101、中間体102及び駆動力伝達部材103を通じてトナー供給ローラ134へ伝達される駆動力は、当該摩擦力変動の影響を受けないため、トナー供給ローラ134は、安定して駆動される。これにより、現像ローラ125へのトナー供給ローラ134からのトナー供給量の変動を抑制することができる。
λ=ωRS/ωD (E2)
(式(E2)中、ωRSは、トナー供給ローラ134の回転角速度[rad/s]を表し、ωDは、現像ローラ125の回転角速度[rad/s]を表す。)
カップリング201に入力された駆動力は、中間体202を通してギア204aに伝達され、ギア204b及びギア204cへこの順で伝達されて、現像ローラ225を回転駆動する。その回転駆動力はギア204d、ギア204e、及びギア204fへこの順で伝達され、トナー供給ローラ234を回転駆動する。
本発明において、繰り返し使用時の地カブリ、現像ゴースト、及びバンディングをバランスよく抑制する観点から、上記Rは、1.2≦R≦1.3を満たすことが好ましい。
本発明に係るプロセスカートリッジは、レーザビームプリンタ、LEDプリンタ、及び複写機などに用いることができる。
実施例及び比較例で製造した電子写真感光体の各層の膜厚は、電荷発生層を除き、渦電流式膜厚計(Fischerscope(登録商標)、フィッシャーインスツルメント製)を用いる方法、又は、単位面積当たりの質量から比重換算する方法で求めた。電荷発生層の膜厚は、次のように求めた。すなわち、感光体の表面に分光濃度計(商品名:X-Rite504/508、X-Rite製)を押し当ててマクベス濃度値を測定した。マクベス濃度値と断面SEM画像観察による膜厚測定値とから予め取得した校正曲線を用いて、測定されたマクベス濃度値から膜厚を算出した。
ルチル型酸化チタン粒子(商品名:MT-600B、平均一次粒径:50nm、テイカ製)100部をトルエン500部と攪拌混合し、ビニルトリメトキシシラン(商品名:KBM-1003、信越化学製)5.0部を添加し、8時間攪拌した。その後、トルエンを減圧蒸留にて留去し、120℃で3時間乾燥させることによって、ビニルトリメトキシシランで表面処理済みのルチル型酸化チタン粒子を得た。
続いて、以下の材料を用意した。
・上記で得たビニルトリメトキシシランで表面処理済みのルチル型酸化チタン粒子:18部
・N-メトキシメチル化ナイロン(商品名:トレジンEF-30T、ナガセケムテックス製):4.5部
・共重合ナイロン樹脂(商品名:アミラン(登録商標)CM8000、東レ製):1.5部
これらを、メタノール90部及び1-ブタノール60部の混合溶剤に加えて分散液を調製した。この分散液を、直径1.0mmのガラスビーズを用いて縦型サンドミルにて5時間分散処理することにより、下引き層用塗布液を調製した。
[合成例]
α-クロロナフタレン100g中、o-フタロジニトリル5.0g及び四塩化チタン2.0gを200℃にて3時間加熱攪拌した後、50℃まで冷却し、析出した結晶を濾別してジクロロチタニウムフタロシアニンのペーストを得た。次に、これを100℃に加熱したN,N-ジメチルホルムアミド100mLで攪拌洗浄し、次いで60℃のメタノール100mLで2回洗浄を繰り返し濾別した。さらに、得られたペーストを脱イオン水100mL中80℃で1時間攪拌し、濾別して青色のチタニルフタロシアニン顔料を4.3g得た。
合成例で得られたチタニルフタロシアニン顔料0.5部、テトラヒドロフラン10部、直径0.9mmのガラスビーズ15部を冷却水温度18℃下で48時間、サンドミル(K-800、五十嵐機械製造(現アイメックス)製、ディスク径70mm、ディスク枚数5枚)を用いてミリング処理した。この際、ディスクが1分間に500回転する条件で行った。こうして処理した液をフィルタ(品番:N-NO.125T、孔径:133μm、NBCメッシュテック製)で濾過してガラスビーズを取り除いた。この液にテトラヒドロフランを30部添加した後、濾過し、濾過器上の濾取物をメタノールと水で十分に洗浄した。そして、洗浄された濾取物を真空乾燥させて、チタニルフタロシアニン顔料を0.45部得た。得られた顔料はCuKα線を用いたX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角度2θの27.2°±0.3°に強いピークを有した。
以下の材料を用意した。
・ミリング例で得られたチタニルフタロシアニン顔料:12部
・ポリビニルブチラール(商品名:エスレックBX-1、積水化学工業製):10部
・シクロヘキサノン158部
・直径0.9mmのガラスビーズ:402部
これらを冷却水温度18℃下で4時間、サンドミル(K-800、五十嵐機械製造(現アイメックス)製、ディスク径70mm、ディスク枚数5枚)を用いて分散処理した。この際、ディスクが1分間に1,800回転する条件で行った。ガラスビーズ除去後、この分散液にシクロヘキサノン369部及び酢酸エチル527部を加えることによって、電荷発生層用塗布液を調製した。
ポリカーボネート樹脂の製造に用いたモノマーを、CTBモノマー1~5に分類して以下に説明する。CTBモノマー1及び2は、式(A1)で示される構造単位及び式(A4)で示される構造単位のいずれにも該当しない構造単位となるモノマーである。また、CTBモノマー3及び4は、式(A1)で示される構造単位となるモノマーである。また、CTBモノマー5は、式(A4)で示される構造単位となるモノマーである。
[ポリカーボネート樹脂P1の製造例]
以下のCTBモノマーを用意した。
・CTBモノマー1として、下記式(B1)で表される化合物:677g(2.52mol)
・CTBモノマー3として、下記式(B2)で表される化合物:180g(0.84mol)
・CTBモノマー5として、下記式(B3)で表される化合物:180g(0.84mol)
CTBモノマー2及び4としては何も用いなかった。
上記の各モノマーと、トリエチルベンジルアンモニウムクロライド0.4g及びハイドロサルファイト5.0gとを、9.0w/w%の水酸化ナトリウム(NaOH)水溶液5.4Lに溶解した。これにメチレンクロライド2.4Lを加えて撹拌しつつ、15℃に保ちながら、引き続き、ホスゲン540gを30分間で吹き込んだ。ホスゲンの吹き込み終了後、p-t-ブチルフェノール21gを加え、激しく撹拌して、反応液を乳化させた。乳化後、11mlのトリエチルアミンを加え、温度20~25℃にて約1時間撹拌し、重合させた。
重合終了後、反応液を水相と有機相に分離し、有機相をリン酸で中和した。洗浄水の導電率が10μS/cm以下になるまで有機相の水洗を繰り返した。得られた有機相を、62℃に保った温水に滴下し、溶媒を蒸発除去して白色粉末状沈殿物を得た。得られた沈殿物を濾過し、温度120℃、24時間乾燥して、目的のポリカーボネート樹脂P1を得た。
ポリカーボネート樹脂P1の製造例において、用いるCTBモノマーを表1に示す化合物に変更し、表1に示すモル比率で用いた以外は、ポリカーボネート樹脂P1と同様にして、ポリカーボネート樹脂P2~P47を製造した。ただし、表1中のB4~B10は、下記式(B4)~(B10)で表される化合物にそれぞれ対応する。
電荷輸送層用塗布液の調製に用いた樹脂について、1種類の樹脂を用いた場合は樹脂1とし、2種類の樹脂を用いた場合は樹脂1及び樹脂2として以下に説明する。
電荷輸送物質としてCTM10の7部及び樹脂1としてポリカーボネート樹脂P1の10部を、トルエン55部及びテトラヒドロフラン45部の混合溶剤に溶解させることにより電荷輸送層用塗布液1を調製した。
電荷輸送層用塗布液1の調製において、用いる電荷輸送物質及び樹脂の種類を表2及び表3に示す化合物に変更し、電荷輸送物質と樹脂(樹脂1と樹脂2の合計)の質量比率であるD/B比を表2及び表3に示すように変えた。また、樹脂1に含まれる各種共重合ユニットの全割合100mol%に対する樹脂2に含まれる共重合ユニットの割合M[mol%]を表2及び表3に示すように変えた。それ以外は、電荷輸送層用塗布液1と同様にして、電荷輸送層用塗布液2~60を調製した。ただし、表3中の「PAR」は下記式(B11)で表される構造単位と下記式(B12)で表される構造単位とを1.2:0.9のモル比率で有するポリアリレート樹脂である。
(感光体製造例1)
押し出し工程及び引き抜き工程を含む製造方法により、長さ257mm、直径24mmのアルミニウムシリンダー(JIS-A3003、アルミニウム合金)を支持体として得た。
この支持体上に下引き層用塗布液を浸漬塗布して塗膜を形成し、塗膜を100℃で10分間加熱乾燥させることにより、膜厚が4.0μmの下引き層を形成した。
次に、電荷発生層用塗布液を上記の下引き層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、塗膜を100℃で10分間加熱乾燥させることにより、膜厚が0.22μmの電荷発生層を形成した。
次に、電荷輸送層用塗布液1を上記の電荷発生層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、塗膜を温度120℃で60分間加熱乾燥することにより、膜厚が23μmの電荷輸送層を形成した。
各層の塗膜の加熱処理は、各温度に設定されたオーブンを用いて行った。以上のようにして、円筒状(ドラム状)の感光体1を製造した。
感光体製造例1において、用いる電荷輸送層用塗布液の種類を電荷輸送層用塗布液2~60に変更した以外は、感光体製造例1と同様にして感光体2~60を作製した。
(基体の用意)
外径6mm、長さ270mmのステンレス鋼(SUS304)製の軸芯体を準備し、軸芯体の周面に導電性加硫接着剤(商品名:メタロックU-20、東洋化学研究所社製)を塗布し、焼付けて基体となる軸芯体を用意した。
表4に示す弾性層用の材料を、6リットル加圧ニーダー(商品名:TD6-15MDX、トーシン社製)を用いて、充填率70体積%、ブレード回転数30rpmで16分間混合して混合物Aを得た。
その後、軸芯体を電気炉にて温度160℃で40分間加熱し、混合物Bの層を加硫して、加硫部材を形成した。続いて、加硫部材の表面をプランジカットの研削方式の研磨機にて研磨して、芯金の外周に厚み3.0mmの第一弾性層が形成されたローラを得た。
第二弾性層の材料として、表6中の、粗さ形成粒子以外の材料を撹拌混合した。その後、固形分濃度30質量%になるようにメチルエチルケトン(キシダ化学株式会社製)に溶解し、混合した後、サンドミルにて均一に分散した。この混合液にメチルエチルケトンを加え固形分濃度25質量%に調整したものに表6の粗さ形成粒子の欄に示す材料を加え、ボールミルで攪拌分散して、第二弾性層用塗布液を得た。前記第一弾性層が形成されたローラを、この塗布液中に浸漬して塗工することにより第二弾性層の膜厚が約15μmとなるように塗布した。その後、温度135℃にて60分間加熱して、塗膜を乾燥、硬化して第二弾性層を形成した。これにより、現像ローラ1を得た。
現像ローラ1を、温度23℃、相対湿度53%の環境下に24時間放置した。次にマイクロゴム硬度計(商品名:MD-1capa、高分子計器社製)にて、直径0.16mm押針を用い、現像ローラの中央部、両端部から内側20mmの位置で、周方向90°刻みに12点を測定し、これらの測定値の平均値をMD-1硬度とした。現像ローラ1のMD-1硬度は50°を示した。
ステンレス鋼(SUS304)製の直径5mmの芯金にプライマー(商品名:DY39-012、東レ・ダウコーニング社製)を塗布、焼付けしたものを軸体として用意した。
また、以下の材料(A)~(F)を配合し、該配合物を混合して得られるウレタンゴム組成物を、メカニカルフロス法により発泡させてポリウレタン発泡体を作製した。
このポリウレタン発泡体を19mm角、長さ220mmの直方体形状として切り出し、19mm角面の中心に長手方向に沿ってΦ5mmの軸体挿入孔を設けた。
前記軸体を該軸体挿入孔に圧入し、加熱溶着により軸体とポリウレタン発泡体を接着した。
その後、ポリウレタン発泡体の外周をトラバース式の加工機により研磨加工して外径13mmの導電性ロールを作製した。
(A):カーボンブラック(ケッチェンブラック600JD):5.0質量部
(B):ポリオールA(数平均分子量2000のポリエチレンプロピレンエーテルトリオール、商品名:アクトコールEP-550N、三井化学社製):100.0質量部
(C):ポリイソシアネート混和物(NCO%=45、MDI=20%含有、商品名:コスモネートTM20、三井化学社製):24.4質量部
(D):シリコーン整泡剤(商品名:SRX274C、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製):1.0質量部
(E):三級アミン触媒A(ビス(2-ジメチルアミノエチル)エーテルとジプロピレングリコールの混合物、商品名:TOYOCAT-ET、東ソー社製):0.3質量部
(F):アミン触媒B(商品名:TOYOCAT-L33、東ソー社製):0.2質量部
<評価に用いたプロセスカートリッジ>
上記感光体1~60と、現像ローラ1及びトナー供給ローラ1とを、図1に概略図を示すプロセスカートリッジに取り付けた。
上記感光体を取り付けるプロセスカートリッジとしては、以下の15種類を用意した。
まず、図2に示すようにカップリング101、中間体102、駆動力伝達部材103、及びギア104a~104cを配置した。これにより、外部から入力した駆動力が、カップリング101、中間体102、及び駆動力伝達部材103を介してトナー供給ローラ134の軸体105の端部に入力されるように構成した(以下、「RS入力構成」と呼称する)。また、現像ローラ125の表面の移動方向と、トナー供給ローラ134の表面の移動方向とが、現像ローラ125とトナー供給ローラ134とが接触する位置において、互いに逆向きになるように構成した(カウンタ構成)。その上で、現像ローラ125の周速度VDとトナー供給ローラ134の周速度VRSとの比で決まるRを目的の値とするために、図2に示す各ギア104a~104cのギア比と現像ローラ125の半径rDとトナー供給ローラ134の半径rRSとを適宜設定した。具体的には、Rが、1.15、1.20、1.25、1.30、1.40、1.50、及び1.60の7種類の値となるように、図2に示す各ギア104a~104cのギア比と現像ローラ125の半径rDとトナー供給ローラ134の半径rRSとを設定した。このようにして7種類のプロセスカートリッジを用意した。
温度23℃、相対湿度50%の環境下で、帯電電位を-550V、露光電位を-100Vに設定し、感光体の回転方向に対して垂直な方向に幅1ドット、間隔2ドットの横線を描くハーフトーン画像を連続的に1万枚通紙(印字)した。上記通紙(印字)の前後で、ベタ白画像(非露光画像)と、図4に示すような画像と、感光体の回転方向と垂直方向に幅1ドット、間隔2ドットの横線を描くハーフトーン画像とを、それぞれ10枚ずつ印字した。図4に示す画像は、ベタ部301とベタ白部302とが隣り合って紙先端にあり、それに続いて1ドット桂馬パターンのハーフトーン部304がある画像である。この際、用いる電子写真装置としては、ヒューレットパッカード社製のレーザビームプリンタを改造して用いた。なお、本実施例の評価に用いることができる電子写真装置としては、具体的には、商品名:Color Laser Jet Enterprise M653dnや、商品名:Color Laser Jet Enterprise M553dnや、商品名:Color Laser Jet CP4525dnなどの改造機が挙げられる。
上記通紙(印字)の前後での3種類の画像を目視観察することにより、それぞれ以下の基準で各画像ランクを判定した。
印字された、ベタ白画像(非露光画像)の白色度と、印字に用いた紙の白色度とを、かぶり測定機(商品名:REFLECTMETER MODEL TC-6DS、東京電色社製)を用いて測定し、その差分からカブリ濃度[%]を算出した。この際、フィルタとしてアンバーライトフィルタを用いた。
カブリ濃度[%]の値に対して以下のようにランク付けを行った。ただし、10枚の画像から得られたカブリ濃度[%]の値のうち最も大きい値に対してランク付けを行った。
A:0.5%未満
B:0.5%以上1.5%未満
C:1.5%以上3.0%未満
D:3.0%以上
印字された、図4に示すようなベタ部301とベタ白部302とが隣り合って紙先端にあり、それに続いて1ドット桂馬パターンのハーフトーン部304がある画像について、分光濃度計(商品名:X-Rite504/508、X-Rite製)を用いて画像濃度を測定した。画像濃度の測定は、ベタ部301と、ベタ部301から現像ローラの周長だけ離れた、ベタ301に起因する現像ゴーストが出現し得る部分であるゴースト部303とについて行った。そして、ベタ部301で得られた測定値とゴースト部303で得られた測定値との差分からゴースト濃度を算出した。
ゴースト濃度の値に対して以下のようにランク付けを行った。ただし、10枚の画像から得られたゴースト濃度の値のうち最も大きい値に対してランク付けを行った。
A:0.020未満
B:0.020以上0.030未満
C:0.030以上0.040未満
D:0.040以上
印字された、感光体の回転方向に対して垂直な方向に幅1ドット、間隔2ドットの横線を描くハーフトーン画像を目視観察した。
上記ハーフトーン画像上に現れる、感光体ドラム軸方向に画像域の両端まで延びるスジ状のムラについて目視観察で把握された結果に対して以下のようにランク付けを行った。ただし、10枚の画像のうちスジ状のムラが最も甚だしく観察された画像に対してランク付けを行った。
A:スジ状のムラが認められない
B:スジ状のムラが軽微に認められる
C:スジ状のムラが1本乃至2本認められる
D:スジ状のムラが3本以上認められる
上記1万枚通紙(印字)及び通紙(印字)後のバンディング評価を、温度31.5℃、相対湿度80%の環境下で行ったこと以外は、上記(バンディング)の評価と同様にして行い、ランク付けも同様にして行った。
カウンタ構成、RS入力構成、かつR=1.25となるように構成されたプロセスカートリッジに、感光体1を取り付け、上記評価を行った。この際、用いた現像ローラの回転角速度ωDとトナー供給ローラの回転角速度ωRSとが、下記式(E2)で示されるλがλ=1.12となるように各種ギア比を構成した。
λ=ωRS/ωD (E2)
また、この際用いた現像ローラの半径rDはrD=12.00[mm]であり、トナー供給ローラの半径rRSはrRS=13.35[mm]であった。これらの値を用いると、λ×rRS/rD=1.25となり、1.2≦λ×rRS/rD≦1.5の条件を満たす。
得られた結果を表7に示す。
実施例1において、用いる感光体と、用いるプロセスカートリッジの構成とを表7~9に示すように変えた以外は実施例1と同様にして、実施例2~64及び比較例1~19の評価を行った。その結果を表7~9に示す。
なお、表7~9中、P/mol%は、感光体1の表面層における、式(A1)で表される構造単位の含有量、及び、式(A4)で表される構造単位の含有量の合計に対する、式(A4)で表される構造単位の含有量の割合(mol%)を示す。また、Q/質量%は、感光体1の表面層における、表面層の全質量に対する、式(A1)で表される構造単位を有するポリカーボネート樹脂の含有質量を示す。
(構成1)
電子写真装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジであって、
該プロセスカートリッジが、
電子写真感光体、
該電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を現像する現像ローラ、及び、
該現像ローラに接触して配置され、該現像ローラへトナーを供給するトナー供給ローラ
を有し、
該現像ローラ及び該トナー供給ローラが、
動作時における該現像ローラの表面の移動方向と該トナー供給ローラの表面の移動方向とが、該現像ローラと該トナー供給ローラとの接触位置において、互いに逆向きであり、かつ、
下記式(E1)で示されるRが、1.2≦R≦1.5を満たして回転する、
ように構成されており、
R=VRS/VD (E1)
(式(E1)中、VRSは、該トナー供給ローラの周速度[m/s]の絶対値を表し、VDは、該現像ローラの周速度[m/s]の絶対値を表す。)
該電子写真感光体が、下記式(A1)で表される構造単位を有するポリカーボネート樹脂を含有する表面層を有する、
ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
(構成2)
前記ポリカーボネート樹脂が、下記式(A2)で表される構造単位、及び、下記式(A3)で表される構造単位からなる群より選択される少なくとも1種類の構造単位を有する、構成1に記載のプロセスカートリッジ。
前記ポリカーボネート樹脂が、下記式(A4)で表される構造単位をさらに有する、構成1又は2に記載のプロセスカートリッジ。
前記ポリカーボネート樹脂が、下記式(A4)で表される構造単位をさらに有し、
該高分子成分について、重クロロホルム中での1H-核磁気共鳴分析に供することで得られる1H-核磁気共鳴スペクトルが、2.35±0.02ppm及び2.40±0.02ppmにピークを有する、構成2に記載のプロセスカートリッジ。
(構成5)
前記表面層における、式(A1)で表される構造単位の含有量、及び、式(A4)で表される構造単位の含有量の合計に対する、式(A4)で表される構造単位の含有量の割合が、30mol%以上70mol%以下である、構成3又は4に記載のプロセスカートリッジ。
(構成6)
前記表面層における、前記表面層の全質量に対する、式(A1)で表される構造単位を有するポリカーボネート樹脂の含有割合が、5質量%以上20質量%以下である、構成1~5のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
(構成7)
前記トナー供給ローラを駆動するための駆動力を受ける駆動力受け部と、
該駆動力受け部で受けた駆動力を前記トナー供給ローラへ伝達するための第一駆動力伝達部と、
前記トナー供給ローラの駆動により生じる駆動力を前記現像ローラへ伝達するための第二駆動力伝達部と、
を有する、構成1~6のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
(構成8)
前記第二駆動力伝達部は、第三駆動力伝達部、第四駆動力伝達部、及び第五駆動力伝達部を含み、
前記第三駆動力伝達部は、前記トナー供給ローラの軸体の端部に設けられ、前記トナー供給ローラの駆動により生じる駆動力を前記第四駆動力伝達部に伝達し、
前記第四駆動力伝達部は、前記第三駆動力伝達部から受けた駆動力により駆動されることで前記第五駆動力伝達部に駆動力を伝達し、
前記第五駆動力伝達部は、前記現像ローラの軸芯体の端部に設けられ、前記第四駆動力伝達部からの駆動力を受けて前記現像ローラを駆動する、
構成7に記載のプロセスカートリッジ。
(構成9)
前記現像ローラの半径をrD[mm]とし、前記トナー供給ローラの半径をrRS[mm]とした場合に、前記トナー供給ローラ、前記第二駆動力伝達部、及び前記現像ローラが、下記式(E2)で示されるλが1.2≦λ×rRS/rD≦1.5を満たすように駆動連結されている、構成7又は8に記載のプロセスカートリッジ。
λ=ωRS/ωD 式(E2)
(式(E2)中、ωRSは、前記トナー供給ローラの回転角速度[rad/s]を表し、ωDは、前記現像ローラの回転角速度[rad/s]を表す。)
(構成10)
前記Rが、1.2≦R≦1.3を満たす、構成1~9のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
(構成11)
構成1~10のいずれかに記載のプロセスカートリッジを有する、ことを特徴とする電子写真装置。
2 帯電ローラ
4 現像ユニット
6 クリーニング部材
7 ゴムブレード
8 クリーニング支持部材
25 現像ローラ
26 感光体ユニット
31 現像枠体
34 トナー供給ローラ
35 現像ブレード
70 プロセスカートリッジ
101 カップリング(駆動力受け部)
102 中間体
103 駆動力伝達部材
104a ギア(第三駆動力伝達部)
104b ギア(第四駆動力伝達部)
104c ギア(第五駆動力伝達部)
105 軸体
106 軸芯体
125 現像ローラ
134 トナー供給ローラ
225 現像ローラ
234 トナー供給ローラ
301:ベタ
302:ベタ白
303:ゴースト部
304:ハーフトーン画像(1ドット桂馬パターン)
Claims (9)
- 電子写真装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジであって、
該プロセスカートリッジが、
電子写真感光体、
該電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を現像する現像ローラ、及び、
該現像ローラに接触して配置され、該現像ローラへトナーを供給するトナー供給ローラ
を有し、
該現像ローラ及び該トナー供給ローラが、
動作時における該現像ローラの表面の移動方向と該トナー供給ローラの表面の移動方向とが、該現像ローラと該トナー供給ローラとの接触位置において、互いに逆向きであり、かつ、
下記式(E1)で示されるRが、1.2≦R≦1.5を満たして回転する、
ように構成されており、
R=VRS/VD (E1)
(式(E1)中、VRSは、該トナー供給ローラの周速度[m/s]の絶対値を表し、VDは、該現像ローラの周速度[m/s]の絶対値を表す。)
該電子写真感光体が、ポリカーボネート樹脂を含有する表面層を有し、
該ポリカーボネート樹脂が、下記式(A1)で表される構造単位及び下記式(A4)で表される構造単位を有し、
該表面層における、下記式(A1)で表される構造単位の含有量、及び、下記式(A4)で表される構造単位の含有量の合計に対する、下記式(A4)で表される構造単位の含有量の割合が、30mol%以上70mol%以下である、
ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
(式(A1)中、R11~R14は、それぞれ独立して、水素原子、又は、メチル基を示す。)
- 前記ポリカーボネート樹脂が、下記式(A2)で表される構造単位、及び、下記式(A3)で表される構造単位からなる群より選択される少なくとも1種類の構造単位を有する、請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
- 前記表面層から回収した高分子成分を、水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)の共存下での熱分解ガスクロマトグラフ質量分析に供することで得られるトータルイオンクロマトグラム(TIC)が、m/z=242及びm/z=227の成分を含むマススペクトルを有し、
該高分子成分について、重クロロホルム中での1H-核磁気共鳴分析に供することで得られる1H-核磁気共鳴スペクトルが、2.35±0.02ppm及び2.40±0.02ppmにピークを有する、
請求項2に記載のプロセスカートリッジ。 - 前記表面層における、前記表面層の全質量に対する、前記式(A1)で表される構造単位を有するポリカーボネート樹脂の含有割合が、5質量%以上20質量%以下である、請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
- 前記プロセスカートリッジが、
前記トナー供給ローラを駆動するための駆動力を受ける駆動力受け部と、
該駆動力受け部で受けた駆動力を前記トナー供給ローラへ伝達するための第一駆動力伝達部と、
前記トナー供給ローラの駆動により生じる駆動力を前記現像ローラへ伝達するための第二駆動力伝達部と、
をさらに有する、請求項1に記載のプロセスカートリッジ。 - 前記第二駆動力伝達部は、第三駆動力伝達部、第四駆動力伝達部、及び第五駆動力伝達部を含み、
前記第三駆動力伝達部は、前記トナー供給ローラの軸体の端部に設けられ、前記トナー供給ローラの駆動により生じる駆動力を前記第四駆動力伝達部に伝達し、
前記第四駆動力伝達部は、前記第三駆動力伝達部から受けた駆動力により駆動されることで前記第五駆動力伝達部に駆動力を伝達し、
前記第五駆動力伝達部は、前記現像ローラの軸芯体の端部に設けられ、前記第四駆動力伝達部からの駆動力を受けて前記現像ローラを駆動する、
請求項5に記載のプロセスカートリッジ。 - 前記現像ローラの半径をrD[mm]とし、前記トナー供給ローラの半径をrRS[mm]とした場合に、前記トナー供給ローラ、前記第二駆動力伝達部、及び前記現像ローラが、下記式(E2)で示されるλが1.2≦λ×rRS/rD≦1.5を満たすように駆動連結されている、請求項5に記載のプロセスカートリッジ。
λ=ωRS/ωD 式(E2)
(式(E2)中、ωRSは、前記トナー供給ローラの回転角速度[rad/s]を表し、ωDは、前記現像ローラの回転角速度[rad/s]を表す。) - 前記Rが、1.2≦R≦1.3を満たす、請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
- 請求項1~8のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジを有する、ことを特徴とする電子写真装置。
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