JP7743019B2 - プログラム、情報処理方法、情報処理装置、及び、情報処理システム - Google Patents
プログラム、情報処理方法、情報処理装置、及び、情報処理システムInfo
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Description
以下実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は延線工事システムの構成例を示す説明図である。図1は延線工事の模様を簡略化して示している。延線工事システムは、情報処理装置1、送戻装置2、延線機3、ドラム4及びロープ5を含む。情報処理装置1(制御装置)はノートPC(Personal Computer)、タブレットコンピュータ、パネルコンピュータ等で構成する。送戻装置2は延線機3までのロープ5の長さを調整するために、ロープ5を送り出し、又は、ロープ5を引き戻す動作を行う装置である。ドラム4は巻線ドラムである。ドラム4は円筒状の胴部と円板状の2つの鍔板から構成される周知のものである。鍔板の直径は胴部の直径よりも大きい。鍔板はその中心が胴部軸線を通るように、当該軸線方向の胴部両端に固定される。ドラム4にはロープ5が巻き回されている。ロープ5は架空線を架線又は延線する際に、電線に先駆けて、張るものである。架空線は、コンクリート柱・鉄塔などによって空中に張り渡した電線をいう。電線は、電力用電線、通信用電線、光ファイバケーブルを含む。ロープ5はナイロンロープのように細いものからワイヤロープ(鋼索)ように太いものまで含む。ドラム4は送戻装置2の動作に合わせて、ロープ5の繰り出し又は巻き取り動作を自動に行うことが望ましい。
延線機3の位置は、ロータリエンコーダ33、及び、ジャイロセンサ35の計測結果により取得するとしたが、それに限られない。GNSS(Global Navigation Satellite System:全球測位衛星システム)を利用してもよい。延線機3にGNSS用の受信機(衛星測位システム用受信機)を設置する。受信機は衛星から送信された電波を受信する。延線機3は受信機から自らの位置を取得する。位置精度を向上させるためにDGPS(Differential Global Positioning System)を用いてもよい。DGPSは、従来の衛星データ以外に、基準基地局からのデータを用いて現在位置を補正する技術である。通常のGPSでは誤差が数100mであるところ、DGPSでは誤差5m程度までにすることが可能である。
上述の実施の形態1においては、2つの電柱8の設置高さは同じとしたが、以下に、設置高さが異なる場合について説明する。図7は延線工事の模様を簡略化して示す説明図である。2つの電柱8の設置高さが異なる場合においては、ロープ5が超えてはならない境界を示す仮想線VLは傾きを持つ直線となる。そのため、ロープ5の最下点が仮想線VLに触れなければ、ロープ5の全体が仮想線VLに触れないとは限らない。そこで、以下のような処理を行う。仮想線VLを示す関数式(1)を立てる。式(1)は予め立てておく。延線機3が走行を開始したら、情報処理装置1の制御部11は、延線機3の位置から、ロープ5のたるみを示す曲線の関数式(2)を求める。制御部11は、式(1)と式(2)とからなる連立方程式の実数解の数を求める。実数解が2つの場合、ロープ5はたるみ過ぎであるから、制御部11は送戻装置2にロープ5を引き戻すように指令する。実数解が1つの場合、又は、解が2つの虚数である場合、制御部11は送戻装置2にロープを送り出すように指令する。
図8は延線工事の模様を簡略化して示す説明図である。図8に示す例では、第1の電力線61と第2の電力線62との間に、ロープ5を張ろうというものである。この場合においては、ロープ5の最下点が通るべき軌跡の曲線を示す関数式を求めておく。延線機3が走行を開始したら、情報処理装置1の制御部11は、延線機3の位置から、ロープ5のたるみの最下点を求める。制御部11は最下点のx座標を関数式に入れ、y座標を算出する。最下点のy座標が算出したy座標より大きい場合、制御部11は送戻装置2にロープ5を送り出すように指令する。最下点のy座標が算出したy座標と等しい場合、又は、算出したy座標より小さい場合、制御部11は送戻装置2にロープ5を引き戻すように指令する。
図9はドローンを用いた延線工事の模様を簡略化して示す説明図である。図9に示す例では延線機3に代わりドローンDにてロープの配線を行う。この場合、ドローンDの位置はGNSSを用いて行う。ドローンDの位置から、ロープ5の最下点を求めて、送戻装置2を制御する点は、実施の形態1と同様であるから、説明を省略する。ドローンDは搬送機の一例である。
本実施の形態は、風況によるロープ荷重の増加を考慮して、ロープ5のたるみを調整する形態に関する。図10は、延線工事の模様を簡略化して示す説明図である。図1に示した構成と同じ構成には同じ符号を付し、説明を省略する。本実施の形態では、風圧計9と当該風圧計を設置した高所作業車10が加わっている。風圧計9は高所作業車10のかごに固定される。かごを延線機3と同じ高さまで上昇させ、風圧計9により風圧を計測する。これにより、ロープ5に掛かる風圧を推定可能である。
本実施の形態はロープ5のたるみを学習モデルにより推定する形態に関する。図12は推定モデルの例を示す説明図である。推定モデル151は、延線機3の位置情報及びロープ長と、ロープ5のたるみとの関係を、ディープラーニングを行うことで、位置情報及びロープ長を入力とし、ロープ5のたるみを出力とする推定モデル151を生成する。推定モデル151は例えばCNN(Convolution Neural Network)であり、位置情報及びロープ長の入力を受け付ける入力層と、ロープ5のたるみを出力する出力層と、入力と出力との関係性を定義する中間層とを有する。
図13は推定モデルの他例を示す説明図である。推定モデル152は延線機3の位置情報、ロープ長、風向・風速及び電柱の高低差を入力とし、ロープ5のたるみを出力とするニューラルネットワークである。推定モデル152を生成する際の訓練データは、位置情報、ロープ長、風向・風速及び電柱の高低差と、ロープ5のたるみの正解値とを対応付けたデータである。また、運用時においては、位置情報、ロープ長、風向・風速及び電柱の高低差を推定モデル152へ入力し、推定モデル152の出力として、ロープ5のたるみを取得する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11 制御部
11a 位置座標取得部
11b ロープ長取得部
11c 算出部
11d 差分算出部
11e 命令生成部
12 主記憶部
13 補助記憶部
131 目標値DB
132 調整係数DB
14 通信部
151 推定モデル
152 推定モデル
B バス
1P 制御プログラム
1a 半導体メモリ
2 送戻装置
21 制御部
22 主記憶部
23 補助記憶部
24 通信部
25 機構部
251 ロープ送戻機構
2511 ローラ
2512 ロータリエンコーダ
2P 制御プログラム
3 延線機
31 駆動輪
32 受動輪
33 ロータリエンコーダ
34 バネ
35 ジャイロセンサ
D ドローン
4 ドラム
5 ロープ
6 既設電線
7 通信線
8 電柱
9 風圧計
10 高所作業車
Claims (10)
- 架空線を架線するために利用されるロープを搬送する搬送機の位置情報及び送り出した前記ロープのロープ長を取得し、
取得した位置情報及びロープ長に基づき搬送時における前記ロープのたわみを算出する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。 - 算出した前記たわみと、目標とする目標たわみ量との差分に基づき、前記ロープの送り出し引き戻しを行う送戻装置に対する制御命令を出力する
請求項1に記載のプログラム。 - 前記目標たわみ量の設定を受け付ける
請求項2に記載のプログラム。 - 前記差分が正の場合、前記ロープの送り出す旨の前記制御命令を出力し、
前記差分が負の場合、前記ロープの送り出し及び引き戻しを停止する旨の前記制御命令を出力する
請求項2又は請求項3に記載のプログラム。 - 取得した前記位置情報及び前記ロープ長に基づき、カテナリ数を算出し、
算出した該カテナリ数及び前記位置情報に基づき、前記たわみを算出する
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のプログラム。 - 前記ロープ長はロータリエンコーダの計測結果に基づいて取得する
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のプログラム。 - 前記搬送機は、架設済み電力線に沿って移動する延線機であり、該延線機の前記位置情報は、前記延線機に取り付けられた衛星測位システム用受信機、又は、前記延線機に取り付けられたロータリエンコーダ及びジャイロセンサによる計測結果に基づいて取得する
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のプログラム。 - コンピュータが、
架空線を架線するために利用されるロープを搬送する搬送機の位置情報及び送り出した前記ロープのロープ長を取得し、
取得した位置情報及びロープ長に基づき搬送時における前記ロープのたわみを算出する
処理を実行する情報処理方法。 - 架空線を架線するために利用されるロープを搬送する搬送機の位置情報及び送り出した前記ロープのロープ長を取得する取得部と、
取得した位置情報及びロープ長に基づき搬送時における前記ロープのたわみを算出する算出部と
を備える情報処理装置。 - 架空線を架線するために利用されるロープを搬送する搬送機と、
前記ロープの送り出し引き戻しを行う送戻装置と、
前記搬送機の位置情報及び送り出した前記ロープのロープ長を取得し、
取得した位置情報及びロープ長に基づき搬送時における前記ロープのたわみを算出し、
算出した前記たわみと、目標とする目標たわみ量との差分に基づき、前記送戻装置へ制御命令を出力する制御装置と
を備える情報処理システム。
Priority Applications (1)
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| JP2022048908A JP7743019B2 (ja) | 2022-03-24 | 2022-03-24 | プログラム、情報処理方法、情報処理装置、及び、情報処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2022048908A JP7743019B2 (ja) | 2022-03-24 | 2022-03-24 | プログラム、情報処理方法、情報処理装置、及び、情報処理システム |
Publications (2)
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|---|---|
| JP2023142168A JP2023142168A (ja) | 2023-10-05 |
| JP7743019B2 true JP7743019B2 (ja) | 2025-09-24 |
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ID=88206587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2022048908A Active JP7743019B2 (ja) | 2022-03-24 | 2022-03-24 | プログラム、情報処理方法、情報処理装置、及び、情報処理システム |
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Patent Citations (4)
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