JP7615361B2 - 分散電源制御システム - Google Patents
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Description
本開示は、分散電源制御システムに関する。
近年、再生可能エネルギー(以下、「再エネ」とも称する)電源の導入が進んでいる。再エネ電源はインバータを介して電力系統に連系されるため、従来の同期発電機のような慣性を持たない。したがって、再エネが大量に連系し同期発電機が減少した電力系統では、系統慣性が減少し周波数変動の増大が生じる懸念がある。特に、再エネ電源または同期発電機は、周波数の基準値からの偏差(Δf)、または周波数変化率(f変化率、df/dt、RoCoF:Rate of Change of Frequencyとも称する)が大きい場合に、機器保護の観点から運転を停止する機能を有している。したがって、大規模電源脱落または電源線ルート断事故などの擾乱が発生すると、電力の需給バランスが大きく崩れることによって急激に周波数が低下し、さらに再エネ電源または同期発電機が解列することで、大規模停電に波及する危険が高まる。
このため、有効電力の供給能力を有する蓄電池などの分散電源を活用し、擾乱発生時に分散電源から電力系統に有効電力を注入することによって、周波数低下を軽減する技術が開発されている。Δfを用いた制御では、動作の遅さのため制御が間に合わない可能性があるため、f変化率を活用して高速に擾乱を検出し、適切な有効電力制御を行う必要がある。
特許文献1には、複数の電池を制御する電池制御システムにおいて、電力系統のf変化率を測定し、擾乱発生時には、各電池の動作遅延時間に応じて各蓄電池に放電量または充電量を割り当てる技術が開示されている。
特許文献1に記載の電池制御システムは、複数の電池を制御する電池制御システムにおいて系統擾乱を検出し、通信ネットワークを介して蓄電池へ制御指令を行うため、高速な電池制御が行えず、結果として周波数低下の軽減および大規模停電の回避ができない可能性がある。
本開示は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、分散電源制御システムにおいて高速に分散電源の有効電力を制御することを目的とする。
本開示の分散電源制御システムは、分散電源から送配電系統への出力電力を制御する分散電源制御装置と、分散電源制御装置による制御に用いられるパラメータを設定する中央演算装置と、を備える。中央演算装置は、送配電系統に擾乱が発生した際の送配電系統の応動をシミュレーションする応動演算部と、応動演算部のシミュレーション結果から送配電系統における周波数変化率であるf変化率と有効電力の供給力不足量との対応関係を求め、送配電系統におけるf変化率と有効電力の供給力不足量との対応関係に基づき、送配電系統におけるf変化率と分散電源から送配電系統へ出力すべき有効電力との対応関係をf変化率制御パラメータとして算出するf変化率制御パラメータ演算部と、を備える。分散電源制御装置は、自端のf変化率を計測するf変化率計測部と、f変化率制御パラメータにおいて自端のf変化率に対応する有効電力をf変化率制御量とするf変化率制御量演算部と、f変化率制御量に基づき定められた有効電力制御量に基づき、分散電源から送配電系統に出力される有効電力を制御する電力変換器と、を備える。
本開示の分散電源制御システムによれば、分散電源制御装置により高速に分散電源の有効電力を制御することができる。本開示の目的、特徴、態様、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
<A.実施の形態1>
<A-1.構成>
図1は、実施の形態1に係る電力系統の構成を示している。電力系統は、送配電系統1、大規模発電機2-1,2-2,2-3、負荷3-1,3-2,3-3、分散電源制御システム4、分散電源7-1,7-2,7-3,7-4、および計測装置8を備えて構成される。分散電源制御システム4は、中央演算装置5および分散電源制御装置6-1,6-2,6-3,6-4を備えて構成される。
<A-1.構成>
図1は、実施の形態1に係る電力系統の構成を示している。電力系統は、送配電系統1、大規模発電機2-1,2-2,2-3、負荷3-1,3-2,3-3、分散電源制御システム4、分散電源7-1,7-2,7-3,7-4、および計測装置8を備えて構成される。分散電源制御システム4は、中央演算装置5および分散電源制御装置6-1,6-2,6-3,6-4を備えて構成される。
図1には3つの大規模発電機2-1,2-2,2-3が示されているが、大規模発電機の数はこれに限らない。また、このことは、分散電源制御装置6-1,6-2,6-3,6-4、および分散電源7-1,7-2,7-3,7-4についても同様である。図1には1つの計測装置8が示されているが、複数の計測装置8が送配電系統1に設けられていてもよい。以下、大規模発電機2-1,2-2,2-3を区別せず総称する場合に大規模発電機2と称する。また、分散電源制御装置6-1,6-2,6-3,6-4を区別せず総称する場合に分散電源制御装置6と称する。また、分散電源7-1,7-2,7-3,7-4を区別せず総称する場合に分散電源7と称する。
分散電源7は、太陽光発電(Photovoltaic power generation:PV)または風力発電などの再生可能エネルギー、もしくは蓄電池などの電力貯蔵装置を含む電力源である。
分散電源制御装置6-1は、分散電源7-1の発電電力を制御する装置であり、分散電源7-1と送配電系統1との間で電力を融通するためのインバータ回路などの電力変換機を含む。分散電源制御装置6-2,6-3,6-4は、分散電源制御装置6-1が分散電源7-1に対するのと同様に、分散電源7-2,7-3,7-4をそれぞれ制御する装置であり、分散電源7-2,7-3,7-4と送配電系統1との間で電力を融通するためのインバータ回路などの電力変換機を含む。
中央演算装置5、分散電源制御装置6および計測装置8は、通信ネットワークを介して互いに接続されている。通信ネットワークはインターネットであってもよく、専用のネットワークであってもよく、これらの両方を用いたネットワークであってもよい。
計測装置8は、送配電系統1の情報を計測する。中央演算装置5は、計測装置8の計測情報を通信ネットワークを介して受信し、この計測情報を用いて送配電系統1の状況把握と種々の計算を実施する。また、中央演算装置5は、分散電源制御装置6が実施する分散電源7の電力制御に用いられるパラメータを設定し、当該パラメータを通信ネットワークを介して分散電源制御装置6へ送信する。また、中央演算装置5は、通信ネットワークを介して分散電源制御装置6から分散電源7の運転状態を受信する。分散電源7の運転状態には、例えば、設備容量または現在の出力が含まれ、分散電源7が蓄電能力を有するものであれば充電電力量が含まれる。
図2は、実施の形態1における中央演算装置5の構成を示すブロック図である。中央演算装置5は、通信部51、格納部52、情報設定部53、擾乱設定部54、応動演算部55、およびf変化率制御パラメータ演算部56を備えて構成される。
通信部51は、通信ネットワークを介して計測装置8および分散電源制御装置6と通信する。通信部51は、計測装置8で計測された送配電系統1の情報を受信する。ここで、送配電系統1の情報には、大規模発電機2の運転状態、負荷3、電圧潮流状態、および電力潮流状態の少なくとも1つが含まれる。また、通信部51は、f変化率制御パラメータ演算部56で計算された電力制御のパラメータであるf変化率制御パラメータを分散電源制御装置6へ送信する。また、通信部51は、通信ネットワークを介して分散電源制御装置6から分散電源7の運転状態を受信する。
格納部52は、送配電系統1の設備情報、通信部51が受信した送配電系統1の計測情報および分散電源7の運転状態、ならびに、情報設定部53、擾乱設定部54、応動演算部55およびf変化率制御パラメータ演算部56で利用される設定および演算結果などを格納する。
情報設定部53は、通信部51が受信した送配電系統1の計測情報および分散電源7の運転状態と、格納部52に格納された送配電系統1の設備情報とに基づき、送配電系統1の現在状態を設定する。
擾乱設定部54は、情報設定部53で設定された送配電系統1の現在状態に対して、起こりうる系統擾乱を少なくとも1つ設定する。系統擾乱には、電源脱落、負荷脱落、または電源線ルート断が含まれる。ここで、電源脱落とは、大規模発電機2のいずれか1つまたは複数が脱落することを意味する。また、負荷脱落とは、負荷3のいずれか1つまたは複数が脱落することを意味する。また、電源線ルート断とは、複数の大規模発電機2が連系され、連系された大規模発電機2から電力が送られている送電線である電源線の切り離しを意味する。
応動演算部55は、擾乱設定部54で設定された系統擾乱が起こった場合の送配電系統1の応動をシミュレーションし、その結果を集計する。送配電系統1の応動には、系統擾乱が発生した場合の、送配電系統1の1つまたは複数の地点における系統周波数、慣性中心周波数、および電圧・潮流状態、大規模発電機2の出力、ならびに負荷3の電力の変動などが含まれる。
f変化率制御パラメータ演算部56は、応動演算部55でシミュレーションされた送配電系統1の応動から、系統擾乱発生時における、送配電系統1の周波数の時間変化率であるf変化率と有効電力の供給不足量ΔPmissmatchとの関係を求める。また、f変化率制御パラメータ演算部56は、f変化率と有効電力の供給不足量ΔPmissmatchとの関係に基づき、送配電系統1において計測されたf変化率に対して分散電源7が送配電系統1に出力すべき有効電力PDER_dfdtを設備ごとに計算し、f変化率と分散電源7が出力すべき有効電力PDER_dfdtとの関係式を設定する。ここで設定されたf変化率と分散電源7が出力すべき有効電力PDER_dfdtとの関係式が、分散電源制御装置6で実施されるf変化率制御のパラメータ(以下、「f変化率制御パラメータ」と称する)である。f変化率制御の詳細については後述する。
図3は、実施の形態1における分散電源制御装置6の一例を示すブロック図である。分散電源制御装置6は、電力変換器601、通信部602、運転状態計測部603、f変化率計測部604、f変化率制御量演算部605、およびf変化率制御パラメータ格納部606を備えて構成される。
電力変換器601は、分散電源7と送配電系統1との間で電力を融通するための電力制御を行う機器である。PVまたは蓄電池などの直流電源からの直流電力を交流電力へ変換するコンバータ、可変速風力発電機を系統連系するためのBTB(Back-to-Back)コンバータ、または二重給電誘導発電機に含まれるサイクロコンバータなどが電力変換器601に該当する。
通信部602は、通信ネットワークを介して中央演算装置5と通信する。通信部602は、中央演算装置5からf変化率制御パラメータを受信する。また、通信部602は、後述する運転状態計測部603で計測される分散電源7と電力変換器601の運転状態を中央演算装置5へ送信する。
運転状態計測部603は、分散電源7と電力変換器601の運転状態を計測する。ここで、運転状態には、例えば、設備容量または現在の出力が含まれる。また、分散電源7が蓄電能力を有するものであれば、充電電力量が分散電源7の運転状態に含まれる。
f変化率計測部604は、分散電源制御装置6の設置地点である自端の電圧および電流の計測値から、ローカルの周波数の変化率、すなわちf変化率を計算する。
f変化率制御量演算部605は、f変化率計測部604で計測されたf変化率と、f変化率制御パラメータ格納部606に格納されているf変化率制御パラメータとに基づき、分散電源7が出力すべき有効電力PDER_dfdtを計算し、計算した有効電力PDER_dfdtをf変化率制御量として電力変換器601へ送信する。
f変化率制御パラメータ格納部606は、通信部602が中央演算装置5から受信したf変化率制御パラメータを格納する。
<A-2.動作>
図4は、送配電系統1に系統擾乱が発生した場合の系統周波数の時間変化の一例を示している。図4において破線は分散電源制御装置6による制御なしの場合を示し、実線は分散電源制御装置6による制御ありの場合を示している。
図4は、送配電系統1に系統擾乱が発生した場合の系統周波数の時間変化の一例を示している。図4において破線は分散電源制御装置6による制御なしの場合を示し、実線は分散電源制御装置6による制御ありの場合を示している。
図5は、送配電系統1に系統擾乱が発生した場合に分散電源制御装置6で実施されるf変化率制御による、分散電源7における有効電力出力の時間変化の一例を示している。図4および図5の横軸は時間を示す。図4の縦軸は系統周波数を示し、図5の縦軸は有効電力出力を示す。
図4および図5の例では、時刻T0において大規模発電機2の一部が脱落したものとする。分散電源制御装置6は、擾乱発生時の急峻な周波数変化を計測し、有効電力出力をPDER_dfdtまで急峻に増加させる。また、分散電源制御装置6は、有効電力出力を一定時間Toutの間だけPDER_dfdtで継続して出力した後、一定時間Tdecreaseをかけて減少させる。有効電力出力PDER_dfdt、出力継続時間Tout、出力減少時間Tdecreaseがf変化率制御のパラメータ(以下、「f変化率制御パラメータ」と称する)である。有効電力出力PDER_dfdtをf変化率に応じて変化させることで、系統擾乱の大きさに応じた適切な有効電力出力を行うことができる。有効電力出力PDER_dfdtとf変化率との関係の詳細については後述する。
一般に、周波数の基準値からの偏差(Δf)をフィードバックするような分散電源制御は、安定ではあるが擾乱の検出が遅く、f変化率をフィードバックするような分散電源制御は、擾乱を高速に検出できるが制御が不安定になりやすいという特性がある。本実施の形態の分散電源制御システム4では、分散電源制御装置6が、図4および図5に示したように、f変化率に応じて一定値PDER_dfdtの有効電力を出力するような分散電源制御を実施することで、擾乱を高速に検出し、かつ安定な制御を実施することができるため、周波数安定性向上に貢献する。
図6は、中央演算装置5の応動演算部55がシミュレーションした、系統擾乱発生時の系統応動の一例を示した概略図である。図6の横軸は時間を示し、縦軸は系統周波数を示している。図6の例では、大規模発電機2の一部が脱落し、供給力にΔPmissmatchの不足が発生したため、系統周波数が急激に低下する様子が示されている。格納部52は、このシミュレーション結果から、供給不足量ΔPmissmatchとそれに対して計算されたf変化率を格納する。ここで、f変化率とは、一定時間の間に生じた系統周波数の変化である。f変化率を規定する「一定時間」は任意であり、例えば100msである。応動演算部55は想定される複数ケースの系統擾乱に対して図6に示されるようなシミュレーションを行う。そして、格納部52は、各ケースの系統擾乱における供給不足量ΔPmissmatchとそれに対して計算されたf変化率とを格納する。
図7は、格納部52に格納された複数ケースの系統擾乱における供給不足量ΔPmissmatchとf変化率との関係を示している。供給不足量ΔPmissmatchとf変化率との関係は、大規模発電機2の運転状態、送配電系統1の電圧・電力潮流状態、もしくは系統擾乱の規模または発生位置などに応じて複雑に変化するため、単純な比例関係にはならない。しかし、ΔPmissmatchが正、すなわち供給力不足の場合にf変化率が負、すなわち系統周波数が低下し、ΔPmissmatchが負、すなわち供給力過剰の場合にf変化率が正、すなわち系統周波数が上昇とするという傾向は存在する。
f変化率制御パラメータ演算部56は、図7に示す供給不足量ΔPmissmatchとf変化率との関係図から、両者の関係を近似し、近似関係式として表現する。近似関係式は、計算機で計算可能なものであればいずれの形であってもよい。近似関係式は、例えば、図7の点線で示すような不感帯と線形特性を持つような近似関係式Aであってもよい。また、近似関係式は、図7の破線で示すような階段関数で表される近似関係式Bであってもよい。また、近似関係式は、多項式で表現されるような関係式であってもよい。近似関係式の作成方法は任意であるが、例えば最小二乗法のような手法が用いられてもよい。
図8は、f変化率制御パラメータの一例を示している。f変化率制御パラメータは、分散電源7から送配電系統1に出力すべき有効電力PDER_dfdtとf変化率との対応関係である。図8の横軸は変化率を示し、縦軸は分散電源7から送配電系統1に出力すべき有効電力PDER_dfdtを示している。分散電源7から送配電系統1に出力すべき有効電力PDER_dfdtは、f変化率の関数として定義される。分散電源7から送配電系統1に出力すべき有効電力PDER_dfdtとf変化率との対応関係は、供給不足量ΔPmissmatchとf変化率との関係と同様であることが望ましい。
f変化率制御パラメータ演算部56は、供給不足量ΔPmissmatchおよびf変化率の近似関係式に基づき、分散電源制御装置6ごとにf変化率制御パラメータを決定する。f変化率制御パラメータにおいて、分散電源7から送配電系統1に出力すべき有効電力PDER_dfdtは、例えば以下の方法によって決定される。1つ目は、供給不足量ΔPmissmatchを全分散電源制御装置6で等量配分する方法である。2つ目は、供給不足量ΔPmissmatchを分散電源制御装置6の定格容量比率に応じて配分する方法である。3つ目は、供給不足量ΔPmissmatchを分散電源制御装置6の有効電力出力の空き容量の比率に応じて配分する方法である。
すなわち、f変化率をdfdt、供給不足量ΔPmissmatchとf変化率の関係式をΔPmismatch(dfdt)、分散電源制御装置6-iのf変化率制御のパラメータをPDER_dfdt(i)(dfdt)、分散電源制御装置6の総数をN、分散電源制御装置6-iの定格容量をSrate(i)、分散電源制御装置6-iの有効電力出力空き容量をPreserve(i)とすると、f変化率制御パラメータにおいて分散電源7から送配電系統1に出力すべき有効電力PDER_dfdtは、以下の式(1)、(2)、(3)のいずれかで定義されてもよい。
中央演算装置5は、以上のようにしてf変化率制御パラメータを決定し、通信部51から各分散電源制御装置6へ送信する。なお、出力継続時間Toutおよび出力減少時間Tdecreaseもf変化率制御パラメータに含まれるが、これら2つのパラメータは系統擾乱の大きさに応じて変化させなくてもよい。すなわち、出力継続時間Toutおよび出力減少時間Tdecreaseは、分散電源制御装置6で検出されたf変化率によらず一定の値であってもよい。例えば、系統擾乱の発生から大規模発電機2がその周波数制御特性に基づきガバナフリー運転によって出力を十分に上昇させるまでの間、分散電源制御装置6が分散電源7から有効電力を送配電系統1に供給すればよいと考え、出力継続時間Toutおよび出力減少時間Tdecreaseはともに数十秒程度であってもよい。
分散電源制御装置6では、通信部602が中央演算装置5からf変化率制御パラメータを受信し、f変化率制御パラメータ格納部606に格納する。送配電系統1に擾乱が発生すると、分散電源制御装置6はf変化率計測部604で計測したf変化率から擾乱を検出する。そして、f変化率制御量演算部605は、f変化率制御パラメータ格納部606に格納されたf変化率制御パラメータにおいて、f変化率計測部604で計測されたf変化率に対応する、分散電源7から出力すべき有効電力PDER_dfdtをf変化率制御量PDER_dfdtとして演算する。電力変換器601は、分散電源7から送配電系統1へ出力される有効電力を、出力継続時間Toutだけf変化率制御量PDER_dfdtとし、その後、出力減少時間Tdecreaseかけて0まで減らす制御を行う。
図9は、中央演算装置5によるf変化率制御のパラメータの決定処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS101において、通信部51が、計測装置8で計測された送配電系統1の計測情報を通信ネットワークを介して受信する。
次に、ステップS102において、擾乱設定部54が、送配電系統1で生じると想定される系統擾乱を設定する。
その後、ステップS103において、応動演算部55が、擾乱設定部54で設定された系統擾乱が発生した際の送配電系統1の応動をシミュレーションする。
次に、ステップS104において、中央演算装置5は、全ての系統擾乱について送配電系統1の応動をシミュレーションしたか否かを判定する。ステップS104において未処理の系統擾乱があれば、ステップS105において応動演算部55が未処理の想定擾乱を選択し、中央演算装置5の処理はステップS103に戻る。
ステップS104において全ての系統擾乱について送配電系統1の応動がシミュレーション済みであれば、中央演算装置5の処理はステップS106に進む。ステップS106において、f変化率制御パラメータ演算部56が、系統擾乱のシミュレーション結果から、系統擾乱で生ずる供給不足量ΔPmissmatchとf変化率との関係式を設定する。
その後、ステップS107において、f変化率制御パラメータ演算部56は、ステップS106で設定した関係式に基づき、f変化率制御パラメータを設定する。ここで、f変化率制御パラメータは、分散電源7から送配電系統1へ出力すべき有効電力出力PDER_dfdtとf変化率との対応関係、出力継続時間Tout、および出力減少時間Tdecreaseを含む。
最後に、ステップS108において、通信部51が、通信ネットワークを介して分散電源制御装置6へf変化率制御パラメータを送信する。
大規模発電機2の運転状態、負荷3の大きさ、または電圧・潮流状態といった送配電系統1の状態により、電力系統の想定事故および中央演算装置5が決定するf変化率制御パラメータは変化する。従って、中央演算装置5は、図9に示されるフローチャートの処理を一定周期で繰り返し実施してもよい。その実施周期は任意であるが、例えば大規模発電機2の起動停止計画が30分程度おきに決められることに鑑み、30分程度であってもよい。これにより、中央演算装置5が決定するf変化率制御パラメータに送配電系統1の現在の状態を反映することができる。
<A-3.効果>
実施の形態1の分散電源制御システム4は、分散電源7から送配電系統1への出力電力を制御する分散電源制御装置6と、分散電源制御装置6による制御に用いられるパラメータを設定する中央演算装置5と、を備える。中央演算装置5は、送配電系統1に擾乱が発生した際の送配電系統1の応動をシミュレーションする応動演算部55と、応動演算部55のシミュレーション結果から送配電系統1における周波数変化率であるf変化率と有効電力の供給力不足量との対応関係を求め、送配電系統1におけるf変化率と有効電力の供給力不足量との対応関係に基づき、送配電系統1におけるf変化率と分散電源7から送配電系統1へ出力すべき有効電力との対応関係をf変化率制御パラメータとして算出するf変化率制御パラメータ演算部56と、を備える。分散電源制御装置6は、自端のf変化率を計測するf変化率計測部604と、f変化率制御パラメータにおいて自端のf変化率に対応する有効電力をf変化率制御量とするf変化率制御量演算部605と、f変化率制御量に基づき定められた有効電力制御量に基づき、分散電源から送配電系統に出力される有効電力を制御する電力変換器601と、を備える。実施の形態1において、有効電力制御量はf変化率制御量である。以上の構成により、分散電源制御装置6は、f変化率に基づき擾乱を高速に検出し、分散電源7の有効電力を安定的に制御することができる。従って、分散電源制御システム4によれば、高速な通信ネットワークを用いることなく、送配電系統1の周波数安定性を向上させ、大規模停電を抑制することができる。
実施の形態1の分散電源制御システム4は、分散電源7から送配電系統1への出力電力を制御する分散電源制御装置6と、分散電源制御装置6による制御に用いられるパラメータを設定する中央演算装置5と、を備える。中央演算装置5は、送配電系統1に擾乱が発生した際の送配電系統1の応動をシミュレーションする応動演算部55と、応動演算部55のシミュレーション結果から送配電系統1における周波数変化率であるf変化率と有効電力の供給力不足量との対応関係を求め、送配電系統1におけるf変化率と有効電力の供給力不足量との対応関係に基づき、送配電系統1におけるf変化率と分散電源7から送配電系統1へ出力すべき有効電力との対応関係をf変化率制御パラメータとして算出するf変化率制御パラメータ演算部56と、を備える。分散電源制御装置6は、自端のf変化率を計測するf変化率計測部604と、f変化率制御パラメータにおいて自端のf変化率に対応する有効電力をf変化率制御量とするf変化率制御量演算部605と、f変化率制御量に基づき定められた有効電力制御量に基づき、分散電源から送配電系統に出力される有効電力を制御する電力変換器601と、を備える。実施の形態1において、有効電力制御量はf変化率制御量である。以上の構成により、分散電源制御装置6は、f変化率に基づき擾乱を高速に検出し、分散電源7の有効電力を安定的に制御することができる。従って、分散電源制御システム4によれば、高速な通信ネットワークを用いることなく、送配電系統1の周波数安定性を向上させ、大規模停電を抑制することができる。
<B.実施の形態2>
<B-1.構成>
実施の形態2の電力系統は、図1に示される実施の形態1の電力系統において、中央演算装置5に代えて中央演算装置5A、分散電源制御装置6-1,6-2,6-3,6-4に代えて分散電源制御装置6A-1,6A-2,6A-3,6A-4を備えたものである。以下、分散電源制御装置6A-1,6A-2,6A-3,6A-4を区別せず総称する場合に分散電源制御装置6Aと称する。
<B-1.構成>
実施の形態2の電力系統は、図1に示される実施の形態1の電力系統において、中央演算装置5に代えて中央演算装置5A、分散電源制御装置6-1,6-2,6-3,6-4に代えて分散電源制御装置6A-1,6A-2,6A-3,6A-4を備えたものである。以下、分散電源制御装置6A-1,6A-2,6A-3,6A-4を区別せず総称する場合に分散電源制御装置6Aと称する。
図10は、実施の形態2における中央演算装置5Aの構成を示すブロック図である。中央演算装置5Aは、実施の形態1の中央演算装置5の構成に加えてΔf制御パラメータ演算部57を備える。
Δf制御パラメータ演算部57は、通信部51が受信した大規模発電機2の運転状態、負荷3の大きさなどの情報と、応動演算部55が計算した系統擾乱発生時の送配電系統1の応動とから、系統周波数の基準値からの偏差Δfに対して分散電源7が出力すべき有効電力PDER_Δfを設備ごとに設定する。Δfと分散電源7の有効電力PDER_Δfとの関係が、分散電源制御装置6Aで実施されるΔf制御のパラメータ(以下、「Δ制御パラメータ」と称する)となる。Δf制御の詳細については後述する。
図11は、実施の形態2における分散電源制御装置6Aの構成を示すブロック図である。分散電源制御装置6Aは、実施の形態1の分散電源制御装置6の構成に加えて、Δf計測部607、Δf制御量演算部608、Δf制御パラメータ格納部609、および協調部610を備える。
Δf計測部607は、分散電源制御装置6Aが設置されている地点、すなわち自端の電圧および電流の計測情報に基づきΔfを計算する。
Δf制御量演算部608は、Δf制御パラメータ格納部609に格納されたΔf制御パラメータにおいてΔf計測部607で計測されたΔfに対応する有効電力PDER_Δfを、Δf制御量PDER_Δfとし、Δf制御量PDER_Δfを協調部610へ送信する。
Δf制御パラメータ格納部609は、通信部602から受信したΔf制御パラメータを格納する。
協調部610は、f変化率制御量演算部605で計算されたf変化率制御量とΔf制御量演算部608で計算されたf変化率制御量との協調を取って有効電力制御量を算出し、電力変換器601へ送信する。電力変換器601は、協調部610で算出された有効電力制御量に分散電源7の有効電力出力を制御する。
<B-2.動作>
分散電源制御装置6Aにおいて行われるΔf制御について説明する。Δf制御とは、分散電源制御装置6Aの自端におけるΔfに応じて分散電源7が出力する有効電力を制御することである。図12は、Δf制御の一例を示している。図12の横軸はΔf、縦軸は有効電力出力PDER_Δfを示している。分散電源制御装置6Aは、Δfが正、すなわち供給力過剰の場合に有効電力PDER_Δfを減少させ、Δfが負、すなわち供給力不足の場合に有効電力PDER_Δfを増加させる。分散電源制御装置6Aが小さなΔfに対して過剰に有効電力PDER_Δfを変動しないようにするため、Δfに対する不感帯が設けられ、不感帯内でPDER_Δfが0であってもよい。Δfの変化に対するPDER_Δfの変化は線形であってもよい。Δfの変化に対するPDER_Δfの変化は任意であるが、例えば、大規模発電機2のガバナフリー運転の速度調停率または負荷3の周波数特性などから、過制御および不足制御とならず、ハンチングが生じないように定められることが望ましい。
分散電源制御装置6Aにおいて行われるΔf制御について説明する。Δf制御とは、分散電源制御装置6Aの自端におけるΔfに応じて分散電源7が出力する有効電力を制御することである。図12は、Δf制御の一例を示している。図12の横軸はΔf、縦軸は有効電力出力PDER_Δfを示している。分散電源制御装置6Aは、Δfが正、すなわち供給力過剰の場合に有効電力PDER_Δfを減少させ、Δfが負、すなわち供給力不足の場合に有効電力PDER_Δfを増加させる。分散電源制御装置6Aが小さなΔfに対して過剰に有効電力PDER_Δfを変動しないようにするため、Δfに対する不感帯が設けられ、不感帯内でPDER_Δfが0であってもよい。Δfの変化に対するPDER_Δfの変化は線形であってもよい。Δfの変化に対するPDER_Δfの変化は任意であるが、例えば、大規模発電機2のガバナフリー運転の速度調停率または負荷3の周波数特性などから、過制御および不足制御とならず、ハンチングが生じないように定められることが望ましい。
図13は、分散電源制御装置6Aの協調部610によるf変化率制御およびΔf制御の協調のイメージ図である。協調部610は、f変化率制御量PDER_dfdtとΔf制御量PDER_Δfとが同符号の場合、絶対値が大きい方を分散電源7の有効電力制御量として出力する。また、協調部610は、f変化率制御量PDER_dfdtとΔf制御量PDER_Δfとが異符号の場合、両者の和を分散電源7の有効電力制御量として出力する。あるいは、協調部610は、f変化率制御量PDER_dfdtおよびΔf制御量PDER_Δfの符号に関わらず、両者の和を分散電源7の有効電力制御量として出力してもよい。
一般に、Δfをフィードバックする分散電源制御は、安定ではあるが擾乱の検出が遅いという特性がある。ここで、図4に示されるf変化率制御では、実施の形態1で述べたような事前演算によりf変化率制御量が定められるため、計測誤差、想定にない擾乱の発生、またはシミュレーションモデルと実際の系統との応動の違いなどにより、f変化率制御量が過剰または不足する場合が考えられる。そこで、実施の形態2では、f変化率制御とΔf制御とを組み合わせることにより、f変化率制御で高速な制御を実施する一方、Δf制御で制御量の補正を行うことができる。その結果、f変化率の増大を防ぎ、Δfを適切に制御することができ、周波数安定性向上に貢献する。
図14は、中央演算装置5Aによるf変化率制御およびΔf制御のパラメータの決定処理を示すフローチャートである。図14のフローは、実施の形態1の中央演算装置5によるf変化率制御のパラメータの決定処理を示す図9のフローにおいて、ステップS107とステップS108の間にステップS121を加えたものである。ステップS107において、f変化率制御パラメータ演算部56はf変化率制御のパラメータを設定する。その後、ステップS121においてΔf制御パラメータ演算部57は、Δf制御のパラメータを設定する。次に、ステップS108において通信部51は、通信ネットワークを介して分散電源制御装置6Aへf変化率制御およびΔf制御のパラメータを送信する。
<B-3.効果>
実施の形態2の分散電源制御システム4において、中央演算装置5Aは、送配電系統1における周波数の基準周波数に対する偏差であるΔfと分散電源7から送配電系統1へ出力すべき有効電力との対応関係をΔf制御パラメータとして算出するΔf制御パラメータ演算部57を備える。分散電源制御装置6Aは、f変化率制御パラメータにおいて、自端のf変化率に対応する有効電力の供給不足量をΔf制御量として算出するΔf制御量演算部608を備える。有効電力制御量は、f変化率制御量とΔf制御量とに基づき定められる。以上の構成により、分散電源制御装置6Aは、f変化率制御により分散電源制御を高速に行いつつ、Δf制御により制御量の補正を行うことができる。その結果、送配電系統1の周波数安定性が向上し、大規模停電の回避に寄与する。
実施の形態2の分散電源制御システム4において、中央演算装置5Aは、送配電系統1における周波数の基準周波数に対する偏差であるΔfと分散電源7から送配電系統1へ出力すべき有効電力との対応関係をΔf制御パラメータとして算出するΔf制御パラメータ演算部57を備える。分散電源制御装置6Aは、f変化率制御パラメータにおいて、自端のf変化率に対応する有効電力の供給不足量をΔf制御量として算出するΔf制御量演算部608を備える。有効電力制御量は、f変化率制御量とΔf制御量とに基づき定められる。以上の構成により、分散電源制御装置6Aは、f変化率制御により分散電源制御を高速に行いつつ、Δf制御により制御量の補正を行うことができる。その結果、送配電系統1の周波数安定性が向上し、大規模停電の回避に寄与する。
<C.実施の形態3>
<C-1.構成>
実施の形態3の電力系統は、図1に示される実施の形態1の電力系統において、中央演算装置5に代えて中央演算装置5B、分散電源制御装置6-1,6-2,6-3,6-4に代えて分散電源制御装置6B-1,6B-2,6B-3,6B-4を備えたものである。以下、分散電源制御装置6B-1,6B-2,6B-3,6B-4を区別せず総称する場合に分散電源制御装置6Bと称する。
<C-1.構成>
実施の形態3の電力系統は、図1に示される実施の形態1の電力系統において、中央演算装置5に代えて中央演算装置5B、分散電源制御装置6-1,6-2,6-3,6-4に代えて分散電源制御装置6B-1,6B-2,6B-3,6B-4を備えたものである。以下、分散電源制御装置6B-1,6B-2,6B-3,6B-4を区別せず総称する場合に分散電源制御装置6Bと称する。
図15は、実施の形態3における中央演算装置5Bの構成の一例を示すブロック図である。中央演算装置5Bは、実施の形態1の中央演算装置5の構成に加えて補正制御量演算部58を備える。
送配電系統1において系統擾乱が発生すると、通信部51は計測装置8から系統擾乱に関する情報、すなわち系統擾乱情報を受信する。補正制御量演算部58は、通信部51が受信した系統擾乱情報に基づき、供給不足量ΔPmissmatchを計算する。その後、補正制御量演算部58は分散電源制御装置6Bごとの補正制御量PDER_CORを計算する。補正制御量演算部58が計算した補正制御量PDER_CORは通信部51により分散電源制御装置6Bへ出力される。
補正制御量PDER_CORの決定方法は、実施の形態1で説明したf変化率制御のパラメータPDER_dfdtの決定方法と同様である。すなわち、(1)供給不足量ΔPmissmatchを全分散電源制御装置6Bで等量配分する方法、(2)供給不足量ΔPmissmatchを分散電源制御装置6Bの定格容量比率に応じて配分する方法、(3)供給不足量ΔPmissmatchを分散電源制御装置6Bの有効電力出力の空き容量の比率に応じて配分する方法などが挙げられる。
図16は、実施の形態3における分散電源制御装置6Bの一例を示すブロック図である。分散電源制御装置6Bは、実施の形態1の分散電源制御装置6の構成に加えて、協調部610および補正制御量設定部611を備える。分散電源制御装置6Bの協調部610は実施の形態2の分散電源制御装置6Aの協調部610と同様である。
補正制御量設定部611は、通信部602が中央演算装置5Bから受信した補正制御の制御量ΔPDER_CORを格納し、補正制御の制御量ΔPDER_CORを協調部610へ送信する。
協調部610は、f変化率制御量演算部605で計算されたf変化率制御の制御量ΔPDER_dfdtと、補正制御量設定部611から受信した補正制御の制御量ΔPDER_CORとを協調して、分散電源7が出力すべき有効電力の目標値である有効電力指令値を算出し、有効電力指令値を電力変換器601へ送信する。
補正制御の制御量ΔPDER_CORは、一定時間にわたって一定値を継続し、その後減少する。ΔPDER_CORが一定値を継続する時間は任意であるが、例えば、送配電系統1の周波数制御機能である、大規模発電機2のガバナフリー運転または負荷周波数制御(LFC:Load Fequency Control)により、大規模発電機2の出力が十分に上昇するまでの間、分散電源制御装置6Bが出力すれば良いと考え、出力継続時間は数分程度であっても良い。
<C-2.動作>
図17は、分散電源制御装置6Bの協調部610によるf変化率制御および補正制御の協調のイメージ図である。協調部610は、f変化率制御の制御量ΔPDER_dfdtと補正制御の制御量ΔPDER_CORとが同符号の場合、絶対値が大きい方を分散電源7への有効電力指令値とする。また、協調部610は、f変化率制御の制御量ΔPDER_dfdtと補正制御の制御量ΔPDER_CORとが異符号の場合、両者の和を分散電源7への有効電力指令値とする。あるいは、協調部610は、f変化率制御の制御量ΔPDER_dfdtおよび補正制御の制御量ΔPDER_CORの符号に関わらず、両者の和を分散電源7の分散電源7への有効電力指令値としてもよい。
図17は、分散電源制御装置6Bの協調部610によるf変化率制御および補正制御の協調のイメージ図である。協調部610は、f変化率制御の制御量ΔPDER_dfdtと補正制御の制御量ΔPDER_CORとが同符号の場合、絶対値が大きい方を分散電源7への有効電力指令値とする。また、協調部610は、f変化率制御の制御量ΔPDER_dfdtと補正制御の制御量ΔPDER_CORとが異符号の場合、両者の和を分散電源7への有効電力指令値とする。あるいは、協調部610は、f変化率制御の制御量ΔPDER_dfdtおよび補正制御の制御量ΔPDER_CORの符号に関わらず、両者の和を分散電源7の分散電源7への有効電力指令値としてもよい。
一般に、中央演算装置5Bで系統擾乱を検出し、分散電源制御装置6Bの制御量を決定し、通信ネットワークを介して制御量を中央演算装置5Bから分散電源制御装置6Bへ送信する場合、高速な制御を行うためには非常に高価で高速な通信ネットワークを利用する必要がある。f変化率制御では、実施の形態1で述べたような事前演算によりf変化率制御量が定められるため、計測誤差、想定にない擾乱の発生、またはシミュレーションモデルと実際の系統との応動の違いなどにより、f変化率制御量が過剰または不足する場合が考えられる。そこで、実施の形態3では、f変化率制御と比較的遅い通信ネットワークを用いても実現可能な補正制御とを組み合わせることにより、f変化率制御により高速な制御を実施する一方、補正制御により制御量の補正を行うことができる。その結果、周波数安定性向上に貢献する。
図18は、中央演算装置5Bによる補正制御のパラメータの決定処理を示すフローチャートである。
ステップS201において、送配電系統1に系統擾乱が発生すると、通信部51は通信ネットワークを介して、計測装置8で計測された送配電系統1の計測情報を受信する。
次に、ステップS202において、補正制御量演算部58が送配電系統1で生じた供給不足量ΔPmissmatchを算出する。
その後、ステップS203において、補正制御量演算部58bが供給不足量ΔPmissmatchに基づき、分散電源制御装置6Bごとの補正制御量PDER_CORを決定する。
最後に、ステップS204において、通信部51が通信ネットワークを介して分散電源制御装置6Bへ補正制御量PDER_CORを送信する。
<C-3.効果>
実施の形態3の分散電源制御システム4において、中央演算装置5Bは、擾乱発生時に送配電系統1に生じた有効電力の供給不足量ΔPmissmatchを算出し、送配電系統1に生じた有効電力の供給不足量に基づき、分散電源7が送配電系統1へ出力すべき有効電力を補正制御量として算出する補正制御量演算部58を備える。有効電力制御量は、f変化率制御量と補正制御量とに基づき定められる。以上の構成により、実施の形態3の分散電源制御システム4において、分散電源制御装置6Bは、自端でf変化率を高速に検出して有効電力制御を実施するf変化率制御を行いつつ、f変化率制御量を補正制御量によって補正することができる。これにより、送配電系統1の周波数安定性が向上し、大規模停電の回避に寄与する。
実施の形態3の分散電源制御システム4において、中央演算装置5Bは、擾乱発生時に送配電系統1に生じた有効電力の供給不足量ΔPmissmatchを算出し、送配電系統1に生じた有効電力の供給不足量に基づき、分散電源7が送配電系統1へ出力すべき有効電力を補正制御量として算出する補正制御量演算部58を備える。有効電力制御量は、f変化率制御量と補正制御量とに基づき定められる。以上の構成により、実施の形態3の分散電源制御システム4において、分散電源制御装置6Bは、自端でf変化率を高速に検出して有効電力制御を実施するf変化率制御を行いつつ、f変化率制御量を補正制御量によって補正することができる。これにより、送配電系統1の周波数安定性が向上し、大規模停電の回避に寄与する。
<D.実施の形態4>
<D-1.構成>
電力系統の系統周波数は有効電力の需給バランスが崩れることによって変動する。そのため、有効電力を制御することにより系統周波数を制御することが一般的である。
<D-1.構成>
電力系統の系統周波数は有効電力の需給バランスが崩れることによって変動する。そのため、有効電力を制御することにより系統周波数を制御することが一般的である。
一方、電力系統の負荷3は電圧特性を有する。すなわち、負荷3は電圧が高くなれば消費電力が増加し、電圧が低くなれば消費電力が減少する。この特性を利用し、分散電源7の無効電力を制御することによって、負荷3の電圧を上昇または低下させ、負荷3の消費電力を変化させ、周波数安定性の向上に寄与することが可能である。この方法によれば、分散電源7が有効電力制御能力の低いもの、例えば、電力貯蔵装置を有さないPV、風力発電、充電電力量または充電空き容量がない蓄電池システム等であっても、無効電力制御を実施することで、周波数安定性向上に寄与することが可能である。
実施の形態4の電力系統は、図1に示される実施の形態1の電力系統において、中央演算装置5に代えて中央演算装置5Cを備え、分散電源制御装置6-1,6-2,6-3,6-4に代えて分散電源制御装置6C-1,6C-2,6C-3,6C-4を備えたものである。以下、分散電源制御装置6C-1,6C-2,6C-3,6C-4を区別せず総称する場合に分散電源制御装置6Cと称する。
図19は、実施の形態4における中央演算装置5Cの構成の一例を示すブロック図である。中央演算装置5Cは、実施の形態1の中央演算装置5の構成に加えてf変化率無効電力制御パラメータ演算部59を備える。
f変化率無効電力制御パラメータ演算部59は、f変化率制御パラメータ演算部56で計算された、系統擾乱発生時における有効電力の供給不足量ΔPmissmatchとf変化率との関係に基づき、送配電系統1において計測されたf変化率に対して、分散電源制御装置6Cが送配電系統1に出力すべき無効電力ΔQDER_dfdtを設備ごとに計算する。そして、f変化率無効電力制御パラメータ演算部59は、f変化率と無効電力ΔQDER_dfdtとの関係式を設定し、これを分散電源制御装置6Cで実施されるf変化率無効電力制御のパラメータとする。f変化率無効電力制御の詳細については後述する。
図20は、実施の形態4における分散電源制御装置6Cの一例を示すブロック図である。分散電源制御装置6Cは、実施の形態1の分散電源制御装置6の構成に加えて、f変化率無効電力制御量演算部612およびf変化率無効電力制御パラメータ格納部613を備える。
f変化率無効電力制御量演算部612は、f変化率計測部604で計測されたf変化率と、f変化率無効電力制御パラメータ格納部613に格納されているf変化率無効電力制御パラメータとに基づき、分散電源制御装置6Cが送配電系統1に出力すべき無効電力ΔQDER_dfdtを計算し、その値をf変化率無効電力制御量として電力変換器601へ送信する。電力変換器601は分散電源71の出力電力を変換し、その無効電力をf変化率無効電力制御量ΔQDER_dfdtに制御する。
f変化率無効電力制御パラメータ格納部613は、通信部602が中央演算装置5Cから受信したf変化率無効電力制御パラメータを格納する。
<D-2.動作>
図21は、送配電系統1に系統擾乱が発生した場合の系統周波数の時間変化の一例を示している。図21において破線は分散電源制御装置6による制御なしの場合を示し、実線は分散電源制御装置6による制御ありの場合を示している。
図21は、送配電系統1に系統擾乱が発生した場合の系統周波数の時間変化の一例を示している。図21において破線は分散電源制御装置6による制御なしの場合を示し、実線は分散電源制御装置6による制御ありの場合を示している。
図22は、送配電系統1に系統擾乱が発生した場合に分散電源制御装置6で実施されるf変化率無効電力制御による、分散電源7における無効電力出力の時間変化の一例を示している。図21および図22の横軸は時間を示す。図21の縦軸は系統周波数を示し、図22の縦軸は無効電力出力を示す。
図21および図22の例では、時刻T0において大規模発電機2の一部が脱落したものとする。分散電源制御装置6Cは、擾乱発生時の急峻な周波数変化を計測し、無効電力出力をQDER_dfdtまで急峻に減少させる。また、分散電源制御装置6Cは、無効電力出力を一定時間Toutの間だけQDER_dfdtで継続して出力した後、一定時間Tdecreaseをかけて減少させる。無効電力出力QDER_dfdt、出力継続時間Tout、出力減少時間Tdecreaseがf変化率無効電力制御のパラメータ(以下、「f変化率無効電力制御パラメータ」と称する)である。無効電力出力QDER_dfdtをf変化率に応じて変化させることで、系統擾乱の大きさに応じた適切な無効電力出力を行うことができる。無効効電力出力QDER_dfdtとf変化率との関係の詳細については後述する。
図23は、f変化率無効電力制御パラメータの一例を示している。図23の横軸はf変化率を示し、縦軸は分散電源7から送配電系統1に出力すべき無効電力QDER_dfdtを示している。分散電源7から送配電系統1に出力すべき無効電力QDER_dfdtはf変化率の関数として定義される。分散電源7から送配電系統1に出力すべき無効電力QDER_dfdtとf変化率との関係は、供給不足量ΔPmissmatchとf変化率との関係と同様であることが望ましい。f変化率無効電力制御パラメータ演算部59は、供給不足量ΔPmissmatchおよびf変化率の近似関係式に基づき、分散電源制御装置6Cごとにf変化率無効電力制御のパラメータQDER_dfdtを決定する。
パラメータQDER_dfdtを決定するにあたり、分散電源7の無効電力の変化に応じて負荷3の有効電力がどの程度変化するかを表す負荷電力変化感度を算出する必要がある。f変化率無効電力制御パラメータ演算部59は、以下に示す手法のいずれかを用いて、無効電力制御に対する負荷電力変化感度を算出する。
1つ目は、シミュレーションベースの方法である。すなわち、分散電源制御装置6Cごとに無効電力出力を一定量変化させるシミュレーションを行い、その際の負荷3の有効電力の変化を計算する。
2つ目は、電圧感度行列を用いた方法である。電力系統のあるノードに流入する有効電力および無効電力は、ノード電圧および系統のアドミタンスによって表され、この方程式は電力潮流方程式と呼ばれている。各ノードの電力潮流方程式を、各ノードの電圧の大きさおよび位相角でそれぞれ偏微分することで作成される行列(Jacobian行列)の逆行列は、ノードの有効電力および無効電力の変化に対する、ノードの電圧変化の感度を示しており、電圧感度行列と呼ばれる。この電圧感度行列を用いることで、分散電源制御装置6Cごとに、無効電力出力が変化した際の、負荷電圧の変化および負荷有効電力の変化を計算することができる。
f変化率無効電力制御パラメータ演算部59は、分散電源制御装置6Cの担う有効電力制御量を定めた後、上記の無効電力出力と負荷3の有効電力変化との関係に基づき、f変化率無効電力制御のパラメータQDER_dfdtを決定する。分散電源制御装置6Cの担う有効電力制御量の決定方法には、例えば、(1)供給不足量ΔPmissmatchを全分散電源制御装置6Cで等量配分する方法、(2)供給不足量ΔPmissmatchを分散電源制御装置6Cの定格容量比率に応じて配分する方法、(3)供給不足量ΔPmissmatchを分散電源制御装置6Cの有効電力出力の空き容量の比率に応じて配分する方法などがある。
中央演算装置5Cは、以上のようにしてf変化率制御パラメータPDER_dfdtおよびf変化率無効電力制御パラメータQDER_dfdtを定め、通信部51から各分散電源制御装置6へ送信する。なお、出力継続時間Toutおよび出力減少時間Tdecreaseもf変化率制御およびf変化率無効電力制御のパラメータであるが、この2つのパラメータは必ずしも系統擾乱の大きさに応じて変化させる必要はない。すなわち、出力継続時間Toutおよび出力減少時間Tdecreaseは、検出されたf変化率に応じて変化させず、一定の値であってもよい。
また、f変化率制御とf変化率無効電力制御とにおいて、出力継続時間Toutおよび出力減少時間Tdecreaseは異なる値に設定されてもよい。一般に無効電力制御によって系統の電圧が大きく変動することは、系統の電圧管理の観点から望ましくはない。しかし、短時間の電圧変動であれば、他の電圧制御機器への影響も少ないため許容されると考えられる。このような観点から、例えば、f変化率無効電力制御における出力継続時間Toutは数秒程度とし、出力減少時間Tdecreaseは十分小さな値としてもよい。
分散電源制御装置6Cは、前述したように中央演算装置5Cで定められたf変化率制御パラメータおよびf変化率無効電力制御パラメータを通信部602で受信し、それぞれf変化率制御パラメータ格納部606およびf変化率無効電力制御パラメータ格納部613に格納する。系統擾乱が発生すると、分散電源制御装置6Cはf変化率計測部604にて急峻な周波数変化を検出する。そして、分散電源制御装置6Cは、f変化率制御パラメータ格納部606に格納されたf変化率制御パラメータに基づき、f変化率制御量演算部605において分散電源7の有効電力出力PDER_dfdtを計算する。また、分散電源制御装置6Cは、f変化率無効電力制御パラメータ格納部613に格納されたf変化率無効電力制御パラメータに基づき、f変化率無効電力制御量演算部612において分散電源7の無効電力出力QDER_dfdtを計算する。そして、電力変換器601は、有効電力出力または無効電力出力を出力継続時間ToutだけPDER_dfdtで継続し、その後、出力減少時間Tdecreaseかけて0に減らす制御を行う。なお、分散電源制御装置6Cは、分散電源7に有効電力制御能力がある場合に、有効電力出力の制御を優先し、分散電源7cに有効電力制御能力がない場合に、無効電力出力の制御を優先してもよい。
図24は、中央演算装置5Cによるf変化率制御パラメータおよびf変化率無効電力制御パラメータの決定処理を示すフローチャートである。図24のフローチャートは、図9に示した実施の形態1の中央演算装置5によるf変化率制御のパラメータの決定処理を示すフローチャートにおいて、ステップS106とステップS107の間にステップS131を追加し、ステップS107とステップS108の間にステップS132を追加したものである。
ステップS106において、f変化率制御パラメータ演算部56が、系統擾乱のシミュレーション結果から、擾乱で発生した供給不足量ΔPmissmatchとそれに対して計算されたf変化率との関係式を設定する。その後、ステップS131において、f変化率無効電力制御パラメータ演算部59が上述した方法で、分散電源制御装置6Cが無効電力制御を実施した際の負荷3の有効電力の変化量を計算する。
その後、ステップS107において、f変化率制御パラメータ演算部56は、ステップS106で設定した関係式に基づき、f変化率制御パラメータである有効電力出力PDER_dfdt、出力継続時間Tout、および出力減少時間Tdecreaseを設定する。
次に、ステップS132において、f変化率無効電力制御パラメータ演算部59は、上述の方法を用いて、f変化率無効電力制御パラメータを設定する。f変化率無効電力制御パラメータは、分散電源7から送配電系統1に出力すべき無効電力と送配電系統1におけるf変化率との対応関係、出力継続時間Tout、および出力減少時間Tdecreaseを含む。
送配電系統1の状態、例えば、大規模発電機2の運転状態、負荷3の大きさ、電圧・潮流状態などにより、電力系統の想定事故ならびに決定されるf変化率制御パラメータおよびf変化率無効電力制御パラメータは変化する。従って、中央演算装置5Cは、図24のフローチャートの処理を一定周期で繰り返し実施してもよい。実施周期は任意であるが、例えば大規模発電機2の起動停止計画が30分程度おきに決められることに鑑み、30分程度であってもよい。これにより、f変化率制御パラメータおよびf変化率無効電力制御パラメータに送配電系統1の現在状態を反映することができる。
<D-3.効果>
実施の形態4の分散電源制御システム4において、中央演算装置5Cは、送配電系統1におけるf変化率と有効電力の供給力不足量との対応関係に基づき、送配電系統1におけるf変化率と分散電源7から送配電系統1へ出力すべき無効電力との対応関係をf変化率無効電力制御パラメータとして算出するf変化率無効電力制御パラメータ演算部59を備える。分散電源制御装置6Cは、f変化率無効電力制御パラメータにおいて自端のf変化率に対応する無効電力をf変化率無効電力制御量とするf変化率無効電力制御量演算部612を備える。電力変換器601は、f変化率無効電力制御量に基づき、分散電源7から送配電系統に出力される有効電力を制御する。以上の構成により、実施の形態4の分散電源制御システム4では、分散電源制御装置6Cが分散電源7の無効電力を制御するため、有効電力の制御能力のない分散電源7であっても、送配電系統1の周波数安定性の向上に寄与することができる。
実施の形態4の分散電源制御システム4において、中央演算装置5Cは、送配電系統1におけるf変化率と有効電力の供給力不足量との対応関係に基づき、送配電系統1におけるf変化率と分散電源7から送配電系統1へ出力すべき無効電力との対応関係をf変化率無効電力制御パラメータとして算出するf変化率無効電力制御パラメータ演算部59を備える。分散電源制御装置6Cは、f変化率無効電力制御パラメータにおいて自端のf変化率に対応する無効電力をf変化率無効電力制御量とするf変化率無効電力制御量演算部612を備える。電力変換器601は、f変化率無効電力制御量に基づき、分散電源7から送配電系統に出力される有効電力を制御する。以上の構成により、実施の形態4の分散電源制御システム4では、分散電源制御装置6Cが分散電源7の無効電力を制御するため、有効電力の制御能力のない分散電源7であっても、送配電系統1の周波数安定性の向上に寄与することができる。
<E.ハードウェア構成>
上述した中央演算装置5,5A,5B,5Cおよび分散電源制御装置6,6A,6B,6Cは、図25に示す処理回路81により実現される。すなわち、処理回路81は、中央演算装置5,5A,5B,5Cおよび分散電源制御装置6,6A,6B,6Cの各構成要素を備える。処理回路81には、専用のハードウェアが適用されても良いし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサが適用されても良い。プロセッサは、例えば中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)等である。
上述した中央演算装置5,5A,5B,5Cおよび分散電源制御装置6,6A,6B,6Cは、図25に示す処理回路81により実現される。すなわち、処理回路81は、中央演算装置5,5A,5B,5Cおよび分散電源制御装置6,6A,6B,6Cの各構成要素を備える。処理回路81には、専用のハードウェアが適用されても良いし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサが適用されても良い。プロセッサは、例えば中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)等である。
処理回路81が専用のハードウェアである場合、処理回路81は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。~部等の各部の機能それぞれは、複数の処理回路81で実現されてもよいし、各部の機能をまとめて一つの処理回路で実現されてもよい。
処理回路81がプロセッサである場合、中央演算装置5,5A,5B,5Cおよび分散電源制御装置6,6A,6B,6Cの各構成要素の機能は、ソフトウェア等(ソフトウェア、ファームウェアまたはソフトウェアとファームウェア)との組み合わせにより実現される。ソフトウェア等はプログラムとして記述され、メモリに格納される。図26に示すように、処理回路81に適用されるプロセッサ82は、メモリ83に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。中央演算装置5,5A,5B,5Cの通信部51および分散電源制御装置6,6A,6B,6Cの通信部602は、通信I/F84により実現する。すなわち、中央演算装置5,5A,5B,5Cおよび分散電源制御装置6,6A,6B,6Cは、処理回路81により実行されるときに、中央演算装置5,5A,5B,5Cおよび分散電源制御装置6,6A,6B,6Cの各処理が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ83を備える。換言すれば、このプログラムは、中央演算装置5,5A,5B,5Cおよび分散電源制御装置6,6A,6B,6Cの各処理をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ83は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disk)及びそのドライブ装置等、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
以上、中央演算装置5,5A,5B,5Cおよび分散電源制御装置6,6A,6B,6Cの各機能が、ハードウェア及びソフトウェア等のいずれか一方で実現される構成について説明した。しかしこれに限ったものではなく、中央演算装置5,5A,5B,5Cおよび分散電源制御装置6,6A,6B,6Cの機能の一部を専用のハードウェアで実現し、別の一部をソフトウェア等で実現する構成であってもよい。
以上のように、処理回路81は、ハードウェア、ソフトウェア等、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。なお、格納部52、f変化率制御パラメータ格納部606、Δf制御パラメータ格納部609、f変化率無効電力制御パラメータ格納部613は、メモリ83から構成される。
なお、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。上記の説明は、すべての態様において、例示である。例示されていない無数の変形例が想定され得るものと解される。
1 送配電系統、2 大規模発電機、3 負荷、4 分散電源制御システム、5,5A,5B,5C 中央演算装置、6,6A,6B,6C 分散電源制御装置、7 分散電源、8 計測装置、51 通信部、52 格納部、53 情報設定部、54 擾乱設定部、55 応動演算部、56 f変化率制御パラメータ演算部、57 Δf制御パラメータ演算部、58 補正制御量演算部、58b 補正制御量演算部、59 f変化率無効電力制御パラメータ演算部、81 処理回路、82 プロセッサ、83 メモリ、84 通信I/F、601 電力変換器、602 通信部、603 運転状態計測部、604 f変化率計測部、605 f変化率制御量演算部、606 f変化率制御パラメータ格納部、607 Δf計測部、608 Δf制御量演算部、609 Δf制御パラメータ格納部、610 協調部、611 補正制御量設定部、612 f変化率無効電力制御量演算部、613 f変化率無効電力制御パラメータ格納部。
Claims (12)
- 分散電源から送配電系統への出力電力を制御する分散電源制御装置と、
前記分散電源制御装置による制御に用いられるパラメータを設定する中央演算装置と、を備え、
前記中央演算装置は、
前記送配電系統に擾乱が発生した際の前記送配電系統の応動をシミュレーションする応動演算部と、
前記応動演算部のシミュレーション結果から前記送配電系統における周波数変化率であるf変化率と有効電力の供給力不足量との対応関係を求め、前記送配電系統におけるf変化率と有効電力の供給力不足量との対応関係に基づき、前記送配電系統におけるf変化率と前記分散電源から前記送配電系統へ出力すべき有効電力との対応関係をf変化率制御パラメータとして算出するf変化率制御パラメータ演算部と、を備え、
前記分散電源制御装置は、
自端のf変化率を計測するf変化率計測部と、
前記f変化率制御パラメータにおいて前記自端のf変化率に対応する有効電力をf変化率制御量とするf変化率制御量演算部と、
前記f変化率制御量に基づき定められた有効電力制御量に基づき、前記分散電源から前記送配電系統に出力される有効電力を制御する電力変換器と、を備える、
分散電源制御システム。 - 前記応動演算部は、複数ケースの擾乱について前記送配電系統の応動をシミュレーションし、
前記f変化率制御量演算部は、前記送配電系統におけるf変化率と有効電力の供給力不足量との対応関係を近似関係式で表す、
請求項1に記載の分散電源制御システム。 - 前記電力変換器は、前記送配電系統の擾乱発生時に、前記分散電源から前記送配電系統に出力される有効電力を、一定時間前記有効電力制御量とし、その後、一定時間をかけて減少させる、
請求項1または請求項2に記載の分散電源制御システム。 - 前記中央演算装置は、
前記送配電系統における周波数の基準周波数に対する偏差であるΔfと前記分散電源から前記送配電系統へ出力すべき有効電力との対応関係をΔf制御パラメータとして算出するΔf制御パラメータ演算部を備え、
前記分散電源制御装置は、
前記f変化率制御パラメータにおいて、前記自端のf変化率に対応する有効電力の供給不足量をΔf制御量として算出するΔf制御量演算部を備え、
前記有効電力制御量は、前記f変化率制御量と前記Δf制御量とに基づき定められる、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の分散電源制御システム。 - 前記有効電力制御量は、前記f変化率制御量と前記Δf制御量とが同符号である場合に、前記f変化率制御量と前記Δf制御量とのうち絶対値が大きい方であり、前記f変化率制御量と前記Δf制御量とが異符号である場合に、前記f変化率制御量と前記Δf制御量との和である、
請求項4に記載の分散電源制御システム。 - 前記中央演算装置は、
擾乱発生時に前記送配電系統に生じた有効電力の供給不足量を算出し、前記送配電系統に生じた有効電力の供給不足量に基づき、前記分散電源が前記送配電系統へ出力すべき有効電力を補正制御量として算出する補正制御量演算部を備え、
前記有効電力制御量は、前記f変化率制御量と前記補正制御量とに基づき定められる、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の分散電源制御システム。 - 前記有効電力制御量は、前記f変化率制御量と前記補正制御量とが同符号である場合に、前記f変化率制御量と前記補正制御量とのうち絶対値が大きい方であり、前記f変化率制御量と前記補正制御量とが異符号である場合に、前記f変化率制御量と前記補正制御量との和である、
請求項6に記載の分散電源制御システム。 - 前記中央演算装置は、
前記送配電系統におけるf変化率と有効電力の供給力不足量との対応関係に基づき、前記送配電系統におけるf変化率と前記分散電源から前記送配電系統へ出力すべき無効電力との対応関係をf変化率無効電力制御パラメータとして算出するf変化率無効電力制御パラメータ演算部を備え、
前記分散電源制御装置は、
前記f変化率無効電力制御パラメータにおいて前記自端のf変化率に対応する無効電力をf変化率無効電力制御量とするf変化率無効電力制御量演算部を備え、
前記電力変換器は、前記f変化率無効電力制御量に基づき、前記分散電源から前記送配電系統に出力される有効電力を制御する、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の分散電源制御システム。 - 前記f変化率無効電力制御パラメータ演算部は、前記送配電系統におけるf変化率と有効電力の供給力不足量との対応関係と、前記分散電源の無効電力の変化に応じて前記送配電系統の負荷有効電力がどの程度変化するかを表す負荷電力変化感度とに基づき、前記f変化率無効電力制御パラメータを算出する、
請求項8に記載の分散電源制御システム。 - 前記f変化率無効電力制御パラメータ演算部は、前記分散電源の無効電力出力を変化させたときの前記負荷有効電力の変化をシミュレーションすることにより前記負荷電力変化感度を算出する、
請求項9に記載の分散電源制御システム。 - 前記f変化率無効電力制御パラメータ演算部は、電力潮流方程式のJacobian行列の逆行列を用いて前記負荷電力変化感度を算出する、
請求項9に記載の分散電源制御システム。 - 前記電力変換器は、前記送配電系統の擾乱発生時に、前記分散電源から前記送配電系統に出力される無効電力を、一定時間前記f変化率無効電力制御量とし、その後、一定時間をかけて減少させる、
請求項8から請求項11のいずれか1項に記載の分散電源制御システム。
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