本開示の実施形態は、半導体基板を処理するために使用される基板処理システム(すなわち、基板処理システム)に結合されたリング保管ステーションを画定する。基板処理システムには、装置フロントエンドモジュール(EFEM)、真空搬送モジュール(VTM)、EFEMとVTMとの間に配置された1つまたは複数のロードロックチャンバ、および半導体基板上でプロセス動作を行うために使用される1つまたは複数のプロセスモジュールなどの複数のモジュールが挙げられる。プロセスモジュールおよび1つまたは複数のロードロックチャンバは、VTMを中心に対称的に分布される。異なるプロセスモジュールにおいて実行可能なプロセス動作の一部には、洗浄動作、堆積、エッチング動作、すすぎ動作、乾燥操作などが挙げられる。ウエハ保管ステーションは、EFEMの第1の側に画定されたロードポートに取り付けられ、処理用の基板を提供するために使用される。リング保管ステーションは、EFEMの側面に取り付けられ、プロセスモジュール内で交換するための消耗部品(例えば、エッジリング)を基板処理システムに供給するために使用される。基板処理システム内の専用ロボットは、使用済みの消耗部品をプロセスモジュールから取り出し、リング保管ステーションから取り出した新品の消耗部品と交換するために使用される。消耗部品は、プロセスモジュールまたは基板処理システムの構成要素に対する汚染のあらゆるリスクを回避するように、制御された方法でプロセスモジュール内にて交換される。
従来の基板処理システムの設計では、プロセスモジュール内で、エッジリングなどの消耗部品にアクセスし、交換するために、基板処理システムを開放する必要があった。基板処理システムを開放するには、基板処理システムをオフラインにし、プロセスモジュールにアクセスできるように基板処理システムを大気条件まで清浄化する必要があった。基板処理システムが開放されると、訓練を受けた技術者が手動でプロセスモジュールから消耗部品を取り外し、交換していた。消部耗品を交換した後は、半導体基板を処理できるように基板処理システムを調整する必要があった。半導体基板は貴重な製品のため、基板処理システムを調整するとき、細心の注意が必要であった。調整には、基板処理装置の洗浄、基板処理システムをポンプで排気して真空状態にすること、基板処理システムの調整、およびテストランを使用して基板処理システムの要件を満たすことが必要であった。これらのステップの各々は、かなりの時間と労力を要する。基板処理システムを調整するためのすべてのステップで必要とされる時間に加えて、基板処理システムの調整中に1回または複数回のステップで問題が発生したとき、さらなる遅延が生じる可能性がある。
基板処理システムの調整中に通常発生する問題のいくつかは、交換中の消耗部品のミスアライメント、使用済みの消耗部品を交換する際の新品の消耗部品の損傷、消耗部品の取り出しまたは交換中にプロセスモジュール内の他のハードウェア構成要素の損傷、基板処理システムがポンピング後に真空状態を得られないこと、基板処理システムがプロセス性能を達成していないこと、などを含む可能性がある。各々の問題の深刻度に基づいて、さらなる時間と労力を費やす必要があり、さらに基板処理システムのオンライン化を遅らせる原因となり、製造者の利益率に直接影響を与える場合がある。消耗部品は、プロセスモジュールに供給されるとき、プロセスモジュールにて採用されるリフトピン機構のリフトピンに連携するようにして、リング保管ステーション内でプリアライメントできるように設計されている。消耗部品の設計およびリング保管ステーションの設計により、基板処理システムのロボットおよびプロセスモジュール内で採用されるリフトピン機構が、消耗部品もしくはプロセスモジュールまたは基板処理システムのあらゆる構成要素を損傷することなく、消耗部品を確実に交換できる。消耗部品の裏面には溝が設けられ、リング保管ステーションに消耗部品を搬入するとき、溝がリング保管ステーション内のフィンガ支持体上に設けられたインデックスピンに沿うように使用される。リング保管ステーションのベースプレート構造は、エッジリングの溝へリング保管ステーションのフィンガ支持体構造の回転アライメントを提供するために使用される。
消耗部品の裏面に設けられた溝は、「アンチウォーク」機能を画定し、これらの溝は、リフトピンによって係合されると、消耗部品を所定の位置に維持しやすくなり、これによって消耗部品が「歩行する」または摺動することを防止する。この溝機能を使用する消耗部品のプリアライメントおよびロボットの使用により、制御された環境でエッジリングの交換を適時に実施できるように、エッジリングを正確に調整して、確実に供給できる。制御された環境で消耗部品の交換を適時に行うことにより、基板処理システムの調整に要する時間が短縮され、これによって半導体基板上に画定される半導体構成要素の品質および歩留まりが向上する。
一実施態様では、リング保管ステーションは、基板処理システムの装置フロントエンドモジュール(EFEM)の側面に取り付けられる。EFEMのロボットを基板処理システムの1つまたは複数のロボットと併用して、プロセスモジュールから消耗部品にアクセスし、交換する。他の実施態様では、リング保管ステーションはまた、基板処理システムの異なるモジュールに取り付けるように設計され、消耗部品にアクセスするために基板処理システムを大気条件に開放する必要がなく、消耗部品を交換できる。
例えば、リング保管ステーションは、基板処理システム内で真空搬送モジュール(VTM)に直接取り付けられてもよい。リング保管ステーションの取り付けにより、VTMの対称性が確実に維持できるようになる。半導体基板をプロセスモジュールへ搬入出するために使用されるVTMのロボットを使用して、1つまたは複数のプロセスモジュールに配置された消耗部品を取り出し、交換してもよい。
別の例では、リング保管ステーションは、消耗部品の交換が必要な基板処理システムのプロセスモジュールに直接取り付けられてもよい。このような実施態様では、リング保管ステーションは、プロセスモジュールから消耗部品を取り出し、交換するために使用されるロボットを含んでもよい。
リング保管ステーションを基板処理システムに取り付け、リング保管ステーションを介して消耗部品にアクセスすることにより、基板処理システムの維持に必要な時間と労力を大幅に削減できる。消耗部品の交換には、基板処理システム内で利用可能なロボットと、プロセスモジュール内で利用可能なリフトピン機構を使用することによって、消耗部品、プロセスモジュール、および/または基板処理システムの損傷のリスクが最小限に抑えられる。消耗部品の交換が制御された環境で行われるため、これによって基板処理システムの内部が外部の大気に曝されることなく、汚染のリスクを最小限に抑えられる。プロセスモジュールのリフトピン機構により、プロセスモジュール内でより正確な消耗部品のアライメントが可能となる。その結果、基板処理システムの調整に要する時間は、大幅に短縮される。消耗部品の交換が適時に行われることにより、半導体ウエハに画定される半導体構成要素の品質および歩留まりが向上する。
本発明の実施態様の一般的な理解とともに、具体的な実施態様の詳細を様々な図面を参照して説明する。
図1は、例示的な一実施態様において、リング保管ステーション108が結合可能な半導体基板を処理するために使用されるサンプル基板処理システム100の簡略化された概略図を示す。基板処理システム100は、半導体基板を制御された環境で処理できるように複数のモジュールを含む。例えば、図示の基板処理システム100は、装置フロントエンドモジュール(EFEM)102と、一般的な真空搬送モジュール(VTM)104と、1つまたは複数のプロセスモジュール(例えば、112)と統合するためにVTM104の周囲に画定された1つまたは複数のファセットとを含む。ファセットは、VTM104に対称性を提供するように画定される。EFEM102の第1の側102aには、1つまたは複数のロードポート101a~101cが画定され、その上には、基板保管ステーション(例えば、フロントオープニングユニファイドポッド、すなわちFOUPs)115が受け取られる。EFEM102は、周囲(すなわち、大気)条件下で動作し、これによって処理のために基板保管ステーション115から統合された基板処理システム100に半導体基板を搬入し、処理後に、半導体基板を戻すことが可能である。
VTM104およびプロセスモジュールは、処理中に半導体基板が1つのプロセスモジュールから別のプロセスモジュールに移動する際に、半導体基板表面が大気に曝されるのを最小限に抑えるように、真空下で動作される。VTM104が真空下で動作しており、EFEM102が大気条件で動作しているため、1つまたは複数のロードロックチャンバ110は、EFEM102とVTM104との間で結合され、半導体基板を基板保管ステーション115からEFEM102を通ってVTM104に搬送するための制御されたインターフェースを提供する。図1では、右ロードロックチャンバ110Rおよび左ロードロックチャンバ110Lが、EFEM102とVTM104との間に配置されていることが示されている。
一実施態様では、リング保管ステーション108aは、EFEM102の第2の側102b(すなわち、図1に示すオプション1の位置)に結合され、1つまたは複数のロードロックチャンバ110Aは、EFEM102の第1の側101aに対向する第3の側102cに結合される。リング保管ステーション108aは、エッジリングなどの消耗部品を保持するために、水平方向に積層された複数の区画またはスロットを有する部品バッファを含む。一実施態様では、EFEM102の第2の側に結合されたリング保管ステーション108aは、EFEM102の第2の側に結合されたウエハ保管ステーション115’(図示せず)の上部に配置されてもよい。
図1Aは、リング保管ステーション108aが、EFEM102の第2の側に画定されたウエハ保管ステーション115’の上方のEFEM102に結合されるような、一実施態様を示す。
図1に戻って、一代替実施態様では、リング保管ステーション108bは、1つまたは複数のロードロックチャンバ110が結合される第3の側(すなわち、図1に示すオプション2の位置)に画定されてもよい。本実施態様では、リング保管ステーション108bは、ロードロックチャンバ110(110Lまたは110Rのいずれか)の上方に配置されてもよい。リング保管ステーションがEFEMに結合される側面および位置は、例として提示されており、EFEMの設計がこのような結合を可能にする限り、他の側面および位置も考慮され得ることに留意されたい。
EFEM102は、半導体基板を基板保管ステーション115からロードロックチャンバ110に移動させるためのロボット103を含む。ロボット103は、EFEM102が大気条件に維持されるため、ドライロボットである。基板を移動させるために使用されるEFEM102の同じロボット103を使用して、リング保管ステーション(108aまたは108bのいずれか)からロードロックチャンバ110に消耗部品を移動させてもよい。
一実施態様では、誘導回転を制御するために、リング保管ステーションとVTM104との間の消耗部品の移動は、1つのロードロックチャンバ110を通過するように制限されてもよい。図1に示す例示的な実施形態では、右ロードロックチャンバ110Rを使用して、例えば、プロセスモジュール112に供給するために、リング保管ステーション108(すなわち、基板保管ステーション115’の上方の第2の側に画定されたリング保管ステーション108aまたは左ロードロックチャンバ110Lの上方の第3の側に画定されたリング保管ステーション108bまたはリング保管ステーション108a、108bの両方)とVTM104との間でエッジリング200を移動させる。どのエアロック110(すなわち、右エアロック110Rまたは左エアロック110Lのいずれか)を使用するかの決定は、基板処理システムに使用されるVTM102の設計、エッジリングがプロセスモジュール、エアロック110、およびリング保管ステーションの各々に堆積される角度に依拠してもよい。VTM102の設計は、エアロック(110R、110L)に加えて、VTM102と統合されたプロセスモジュールの数に依拠してもよい。
VTM104内に設けられた別個のロボット105を使用して、ロードロックチャンバ110から半導体基板を取り出し、プロセスモジュール(例えば、112)に半導体基板を搬入出する。いくつかの実施形態では、その位置に起因して、ロードロックチャンバは、「インターフェーシングチャンバ」または「エアロック」とも呼ばれる。エアロック(複数を含む)110は、周囲条件または真空状態に選択的に維持されてもよい。例えば、基板がEFEM102を介して基板保管ステーション115とエアロック110との間で移動しているとき、エアロック110は周囲条件で維持され、ウエハがエアロック110とVTM104との間で移動しているとき、エアロック110は真空状態に維持される。同様のプロセスは、リング保管ステーション108aまたは108bとエアロック110との間で消耗部品を移動しているとき、EFEM102のロボット103が使用され、エアロック110とプロセスモジュール112との間で消耗部品を移送しているとき、VTM104のロボット105が使用されてもよい。
代替実施態様では、左エアロック110Lを使用して、リング保管ステーション108とVTM104との間でエッジリング200を移動させてもよい。本代替実施態様において、リング保管ステーション108は、それ自体または基板保管ステーション115’の上部のいずれかのEFEM102の第2の側に、もしくは右エアロック110R(すなわち、エッジリングを移動させる際に使用されるエアロック110の反対側にあるエアロック110)の上方のEFEM102の第3の側に画定されてもよい。異なる一実施態様では、リング保管ステーション108bは、例えば、左エアロック110Lの上方のEFEM102の第3の側に配置されてもよく、EFEM102のロボット103を使用して、エッジリング200をリング保管ステーションから移動させ、リング保管ステーション108bの下方に配置された左エアロック110Lに堆積してもよい。あるいは、リング保管ステーション108bは、右エアロック110Rの上方に配置されてもよく、EFEM102のロボット103を使用して、エッジリング200をリング保管ステーション108bからリング保管ステーション108bの下方の右エアロック110Rに移動させてもよい。消耗部品を移動させるために選択されるエアロック(すなわち、右エアロックまたは左エアロックのいずれか)110は、VTMの設計と、VTM104のロボットによって消耗部品をエアロックに堆積している角度と、EFEM102のロボットによって消耗部品をリング保管ステーションに堆積する角度とに依拠してもよい。VTM104の設計は、プロセスモジュールを統合するためにVTM104に画定されるファセットの数に依拠してもよい。図1に示す実施態様では、VTM104は、4つのプロセスモジュールを受け取るために使用される4つのファセットと、エアロック110を受け取るために使用される第5および第6のファセットとを備える6つのファセットを含むように設計されている。基板処理システムに使用可能なVTM104の他の設計は、エアロックを結合するための2つのファセットに加えて、プロセスモジュールと接続するための5つ、または6つ以上、または4つ未満のファセットを含んでもよい。リング保管ステーションは、プロセスモジュールにて使用されるエッジリングなどの消耗部品を受け取り、保管するように構成される。
プロセスモジュールにおいて、エッジリングは、基板がプロセスモジュール内で受け取られるとき、基板の外縁に隣接して配置される。エッジリングは、エッジリングの上面が基板の上面と同一平面上になるように、プロセスモジュール内に配置されることから、「トップリング」とも呼ばれる。
VTM104のファセットは、プロセスモジュール112~120およびエアロック110がVTM104の周囲に対称的に配置されるように画定される。いくつかの実施形態では、VTM104の周囲に対称的に分布されたプロセスモジュール112~120を使用して、別のプロセス動作を行う。プロセスモジュール112~120を使用して実行可能なプロセス動作の一部には、エッチング動作、すすぎ、洗浄、乾燥動作、プラズマ動作、堆積動作、メッキ動作などが挙げられる。一例として、プロセスモジュール112を使用して、堆積動作を行ってもよく、プロセスモジュール114を使用して、洗浄動作を行ってもよく、プロセスモジュール116を使用して、第2の堆積動作を行ってもよく、プロセスモジュール118を使用して、エッチング動作または取り外し動作などを行ってもよい。制御された環境を有するVTM104により、汚染のリスクがなく半導体基板をプロセスモジュール112~120に搬入出可能であり、かつVTM104内のロボットは、VTM104と統合した様々なプロセスモジュール112~120への半導体基板の搬入出を補助する。
また、消耗部品の交換は、基板の表面が周囲の雰囲気に曝されるのを最小限に抑える、統合された基板処理システム内の制御された環境において行われる。この制御された処理環境により、基板処理を開始するために、消耗部品の交換後に基板処理システムを調整するために必要な時間が最小限に抑えられるとともに、消耗部品の交換中に処理環境が、確実に汚染されないようにする。
リング保管ステーションがEFEMの第2の側またはエアロックが画定される第3の側に結合されるとき、リング保管ステーションとEFEM102との間を結合するための絶縁バルブまたはシャッターを設けてもよい。絶縁バルブ/シャッターを使用して、リング保管ステーションを分離する。リング保管ステーションの分離は、リング保管ステーションへの消耗部品の載置の間に有効な場合がある。追加の絶縁バルブ(複数を含む)またはゲート216を設けて、プロセスモジュールとVTM104との間を結合してもよい。絶縁バルブ、シャッター(複数を含む)、およびゲート(複数を含む)(もしあれば)の動作を連動することにより、プロセスモジュールおよびリング保管ステーションへの制御されたアクセスを提供する。
リング保管ステーションは、エッジリングなどの消耗部品を交換するという必要な動作を完了するために、基板処理システムのEFEM102に一時的に取り付けられるように設計された、取り外し可能なモジュラ―ユニットである。プロセスモジュールで消耗部品を交換後、リング保管ステーションは、取り外されてもよい。取り外されたリング保管ステーションは、同じプロセスモジュール112または異なるプロセスモジュール114~120において消耗部品を交換する必要があるまで、退避され、保管される。あるいは、リング保管ステーションは、EFEMの側面に恒久的に取り付けられてもよく、リング保管ステーションとEFEMとを分離するシャッターまたは絶縁バルブを作動させて、リング保管ステーションを基板処理システムの残りの部分から分離してもよい。
リング保管ステーションは、消耗部品を受け取り、保持するための複数の区画を備える部品バッファを含む。プロセスモジュールから取り出された使用済みの消耗部品と、プロセスモジュールに供給される予定の新品の消耗部品とを保管するために、リング保管ステーション内に別個の一組の区画が画定されてもよい。一実施形態では、リング保管ステーションの開口部およびモジュール(例えば、EFEM、エアロック、またはプロセスモジュール)の1つまたは各々で画定された絶縁バルブ、シャッターのサイズは、リング保管ステーションとプロセスモジュールとの間で消耗部品が移動できるように設計されている。
プロセスモジュールでは、消耗部品が半導体基板に近接しており、半導体基板の処理中に使用される厳しいプロセス条件に継続的に曝されるため、消耗部品を注意深く監視し、適時交換する必要がある。プロセスモジュールにて使用される消耗部品は、交換可能な構成要素である。交換可能な構成要素であることに加えて、ウエハエッジでプラズマを調整するために、リフトピンで上下させて消耗部品(すなわち、エッジリング)の高さを調整できる。
例えば、エッチングプロセスモジュールでは、エッジリングは、半導体基板のプロセス領域を拡張するために、チャックアセンブリ上に取り付けられた半導体基板に隣接して配置さる。エッチング動作中、エッジリングは、半導体基板の表面上にフィーチャを形成するために使用されるプラズマからのイオン衝撃に曝される。例えば、エッチング動作中、プラズマからのイオンは、プロセスモジュールに受け取られた、半導体基板の上方に画定されるプロセス領域に形成されたプラズマシースに対して垂直な角度で半導体基板の表面に衝突する。プラズマに曝され続けた結果、時間の経過とともに、エッジリングの上面が磨耗する。エッジリングの層がイオン衝撃によって磨耗すると、半導体基板の端部が露出することにより、プラズマシースが半導体基板の端部の輪郭に沿って転がる。その結果、半導体基板表面に衝突するイオンが、プラズマシースの輪郭に沿って移動し、これによって半導体基板表面の端部に向かってチルト機構が形成される。これらのチルト機構は、半導体基板上に形成される半導体構成要素全体の歩留まりに影響を与える。
歩留まりを向上させ、端部除外領域を低減させ、かつ下層のあらゆる構成要素の機能性を損なうことを回避するために、エッジリングは、基板が処理のために受け取られるとき、エッジリングの上面が基板の上面と同一平面上になるように、エッジリングを上に移動させることによって、調整される。エッジリングの調整量は、エッジリングの厚さと、エッジリングの上面の磨耗量に基づく。エッジリングの高さの調整量が閾値を超えたとき、エッジリングは、交換されてもよい。プロセスモジュール118内のリフトピン機構(図示せず)は、エッジリングを取り出し、交換できるように、プロセスモジュール内の消耗部品へのアクセスを提供する。
プロセスモジュールから使用済みのエッジリングを取り外した後、EFEM102のロボット103を使用して、リング保管ステーションからエアロック110に新品のエッジリングを移送し、VTM104の専用ロボット105を使用して、エアロック110からプロセスモジュールに新品のエッジリングを移送する。本明細書では、リング保管ステーションがEFEM102上の特定の側面(複数を含む)および/または場所に結合されていることを参照していくつかの実施態様が説明されているが、教示は、リング保管ステーションがEFEM102の異なる側面および/または場所に結合されている他の実施態様に拡張可能である。さらに、使用済みのエッジリングを保管するために使用されるリング保管ステーション108aまたは108bは、新品のエッジリングを保管するために使用されるリング保管ステーションとは異なっていてもよい。
異なるモジュール間およびEFEMとリング保管ステーションとの間に配置された異なる絶縁バルブおよび/またはゲート、シャッター(複数を含む)の動作を調整することによって、リング保管ステーションおよびプロセスモジュールへのアクセスが、選択的に可能となる。例えば、一実施態様では、EFEMとリング保管ステーションとの間およびVTM104とプロセスモジュール112~120のうちの1つまたは複数との間に配置された絶縁バルブおよび/またはゲート、EFEM102およびVTM104のロボット、ならびに1つまたは複数のプロセスモジュールのリフトピン機構は、すべてコントローラ122に動作可能に接続されてもよい。コントローラ122は、コンピュータの一部であってもよく、もしくは入力部を設けて、消耗部品の取り出しおよび交換中に、絶縁バルブおよび/またはゲート、エアロック、EFEMおよびVTMのロボット103、105それぞれのうちの特定のもの、およびプロセスモジュールのリフトピン機構の動作を調整するために使用可能なコンピュータ124に通信可能に接続されてもよい。
リング保管ステーションとEFEM102との間に画定された絶縁バルブまたはシャッターを使用して、基板処理システム内で基板の処理に影響を与えずに、消耗部品をリング保管ステーション上に載置できるように、リング保管ステーションを分離してもよい。同様に、基板処理システム100のVTM104と消耗部品を交換する必要があるプロセスモジュール(例えば、112)との間に画定された第2の絶縁バルブを使用して、プロセスモジュール112を基板処理システム100の残りの部分から分離し、プロセスモジュール内で消耗部品の交換が基板処理システム100の他のプロセスモジュールの動作に影響を与えることなく容易に実施できるようにする。第2の絶縁バルブを設けることにより、基板処理システム100全体ではなく、特定のプロセスモジュール(112)のみをオフラインにすることが可能となり、基板処理システム100内の残りのプロセスモジュール(114~120)では、半導体基板の継続的な処理が可能とされ得る。さらに、消耗部品(複数を含む)の交換用に特定のプロセスモジュール(例えば、112)のみをオフラインにするため、プロセスモジュール(112)および基板処理システム100を完全に動作可能な状態に復旧するのにかかる時間は、かなり短くなる。その結果、基板処理システム100の調整および適格な動作にかかる時間は、はるかに短くなる。
いくつかの実施態様では、エッジリングなどの消耗部品を2つ以上のプロセスモジュールにて交換する必要があるとき、基板処理システム100内でロボットおよび対応する絶縁バルブの動作を調整して、消耗部品を異なるプロセスモジュールにて順次交換できるようにしてもよい。このような実施形態では、リング保管ステーションとプロセスモジュール(複数を含む)が選択的に分離されるため、複数のモジュールにおいて消耗部品を交換するのにかかる時間がはるかに短くでき、それによって残りのモジュールによる基板処理動作が継続可能となる。
一実施態様では、リング保管ステーションの部品バッファにおける区画は、新品のエッジリングと使用済みのエッジリングを一緒に保管するために使用される。あるいは、第2の実施態様では、リング保管ステーションの部品バッファは、使用済みのエッジリングを保持するように構成される第1の保持領域と、新品のエッジリングを保持するための第2の保持領域とを備える2つの異なる保持領域を含んでもよい。この実施態様では、新品のエッジリングを保管する領域は、セパレータプレートを使用する使用済みのエッジリングを保管する領域から分離されてもよい。基板処理システムのプロセスモジュールにてエッジリングを交換する必要があるとき、リング保管ステーションがどのように構成されるかに基づいて、適切なリング保管ステーションがEFEMに結合されてもよい。
さらに、リング保管ステーションは、EFEM102のロボット103がエッジリング200をエアロック110に移動させる前に、エッジリングをプリアライメントするために使用される。エッジリングのプリアライメントは、エッジリング200がプロセスモジュールに供給されるとき、エッジリングのアライメントが、プロセスモジュール112と共に採用されるリフトピン機構のリフトピンの「捕捉範囲」内で行われるようにする。エッジリング200のプリアライメントを補助するために、エッジリング200は、裏面に画定された溝を含んでもよい。
図2A~2Dは、いくつかの実施態様において、交換が必要な基板処理システムのプロセスモジュールにて使用されるエッジリング200の異なる実施形態のジオメトリを示す。図2A~2Dに示すエッジリングは、調整可能であり、かつ交換可能なエッジリングである。図2Aは、エッジリング200の第1の実施形態の底面の上面図を示す。図2Aに示すエッジリング200の第1の実施形態は、底部内面204a、底部外面204b、および底部内面204aと底部外面204bとの間に画定されたチャネル206を含む。一組の3つの溝210は、溝が互いに等距離に配置され(例えば、120度で配置され)、かつチャネル206に隣接して配置されるように、底部外面204bに画定される。各溝210の開口端は、チャネル206内へ開口し、溝の先端は、エッジリングの円周の近位に画定される。
図2Bは、エッジリング200の上に形成された溝210の異なる構成要素を示すエッジリング200の第1の実施形態の底面の一部の拡大図を示す。底部外面204b上に画定された溝210は、チャネル206内へ開口している。溝210は、リフトピンが係合されると、プロセスモジュールのリフトピンがエッジリングに接触するピン接触位置212を画定する。また、溝210の設計は、例えば、半球状、円筒状(例えば、2Aに示すように、紙面に向かって伸びる方向、または3方向に向かって伸びる方向など)の異なる形状を含んでもよい。
図2Cは、エッジリング200の第1の実施形態の底面上に形成された溝の拡大図を示す。この実施形態の溝210は、ピン接触位置212を画定する先端部で接触する傾斜した側壁210a、210bを有することが示され、半径方向外壁204cは、底部外面204bに隣接して画定される。一実施態様では、側壁210a、210bは、各々約30度~約60度の角度で傾斜している。代替実施態様では、側壁210a、210bは、各々約45度の角度で傾斜している。側壁210a,210bの傾斜角は、一例として提示されており、制限的であると見なされるべきではない。側壁210a,210bが接触するピン接触位置212を画定する先端部は、本実施態様では鋭利であることが示されている。一実施態様では、溝の深さは、約0.075インチ(約0.1905センチメートル)~約0.1インチ(約0.254センチメートル)の間である。別の実施態様では、溝の深さは、約0.09インチ(約0.2286センチメートル)である。一実施態様では、開口端における溝の幅は、約0.15インチ(約0.381センチメートル)~約0.20インチ(約0.508センチメートル)の間である。一代替実施態様では、溝210の幅は、約0.180インチ(約0.4572センチメートル)である。溝は、リフトピンによって係合されるとき、エッジリングが滑り出る、もしくは「歩く」ことを防ぐため、アンチウォーキング機能を画定する。繰り返すが、本明細書に示した寸法は、単に一例を示すためのものであり、アンチウォーク機能が提供される限り、このような寸法および関連する形状は、調整可能である。
図2Dは、一実施態様において、基板処理システムの1つまたは複数のプロセスモジュールにて使用されるエッジリング200の第2の実施態様の底面の一部の拡大図を示す。この実施態様では、側壁が接触し、リフトピンが溝に接触する溝の先端部(すなわち、ピン接触位置212)は、丸みを帯びている。図2Dの図では、溝に対して垂直の側壁210a,210bを示すが、溝210の側壁210a,210bは、リフトピンが溝の底部まで摺動し、ピン接触位置212(図示せず)で静止できるように傾斜している。第1の実施形態と同様に、エッジリングの第2の実施形態における溝210は、底部外面204b上に形成され、チャネル206に隣接し、チャネル206内へ開口している。エッジリングの異なる構成要素のジオメトリは、単なる一例として与えられており、限定するものと見なされるべきではない。また、エッジリングの様々な構成要素の他の範囲および寸法も想定可能である。エッジリングの様々な実施態様は、底面上に画定されたピン接触位置を画定しており、このピン接触位置は、プリアライメントされたエッジリングをプロセスモジュールに供給する前に、プロセスモジュールにて使用されるリフトピン機構のリフトピンと連携するようにして、リング保管ステーション内でエッジリングをプリアライメントするために使用される。
図3A~3Iは、一実施態様において、基板処理システムに消耗部品を供給するために使用されるリング保管ステーションの一例の様々な構成要素を示す。様々な構成要素は、エッジリングを受け取り、プリアライメントし、保管する際に使用され、エッジリングがプロセスモジュールに供給されるとき、エッジリングがリフトピンに正しく連携するようにする。リング保管ステーション108の異なる実施形態は、リング保管ステーションがEFEM102のどの側に結合されるかに基づいて使用される。
図3Aは、一実施態様において、EFEM102の第2の側に結合されるリング保管ステーション108aの第1の実施形態を示す。第1の実施形態では、リング保管ステーション108aは、前側、背面側、互いに平行な第1の側面および第2の側面を備えるベースプレート構造を含む。第1の側面は、前側の第1の端部と背面側との間に延び、第2の側面は、前側の第2の端部と背面側との間に延びている。ベースプレート構造は、リング保管ステーション108aの土台を形成する。トッププレートは、ベースプレート構造に対向して画定される。リング保管ステーション108aは、前側に画定された第1の開口部または窓151を含む。第1のシャッターは、前側に画定され、使用済みのエッジリングを預けるか、もしくは新品のエッジリングを取り出すために、第1の開口部151を通ってリング保管ステーションへのアクセスを提供する。前側は、開口部151がEFEM102のロボットに、リング保管ステーション108aの内部に保管されたエッジリングへのアクセスを提供するように、EFEM102の第2の側に結合されるように構成される。EFEMに結合された前側151は、EFEMポートとも呼ばれる。第2の窓152は、ベースプレート構造の背面側に沿って形成された背面側壁上に画定され、背面側壁は、ベースプレート構造からトッププレートまで垂直に延びている。第2のシャッターは、背面側壁上に画定され、リング保管ステーション108aへのエッジリングの搬入または搬出中に、リング保管ステーションへのアクセスを提供する。第1の側壁は、ベースプレート構造の第1の側面に沿って画定され、かつベースプレート構造からトッププレートまで垂直に延びている。第2の側壁は、ベースプレート構造の第2の側面上に画定され、ベースプレート構造からトッププレートまで垂直に延びている。
複数のフィンガ支持体構造160a~160dは、ベースプレート構造1134上に画定される。各フィンガ支持体構造は、支持柱と、水平方向に、対応する支持柱の内側の長さに沿って画定された複数のフィンガ支持体とを含む。各フィンガ支持柱の各フィンガ支持体は、支持柱に取り付けられた第1の端部と、リング支持体ステーション108aの内側領域に向かって延びる第2の端部とを含む。図3Aに示す実施態様では、複数のフィンガ支持体構造は、第1の対の第1のフィンガ支持体構造160aが前側に近接し、第1の対の第2のフィンガ支持体構造160bがベースプレート構造の背面側に近接するように、ベースプレート構造の第1の側面に沿って画定された第1の対のフィンガ支持体構造160a、160bを含む。同様に、第2の対のフィンガ支持体構造160c、160dは、第2の対の第3のフィンガ支持体構造160cがベースプレート構造の背面側に近接しており、第2の対の第4のフィンガ支持体構造160dがベースプレート構造の前側に近接しているように、ベースプレート構造の第2の側面に沿って画定される。支持柱160a~160dは、互いに平行である。第1および第2の対のフィンガ支持体構造における支持体フィンガのサイズは、等しい。
第1および第4のフィンガ支持体構造160a、160d上の各支持体フィンガは、上面に画定され、かつ第2の端部に近接しているインデックスピン(図示せず)を含む。一実施態様では、インデックスピンは、画定された先端部を備える隆起したピンである。インデックスピンは、エッジリング200がリング保管ステーションに受け取られるとき、エッジリング200の裏面に画定された対応する溝と係合するために使用される。エッジリングの溝が、第1および第4のフィンガ支持体構造160a、160d上に画定された対応するフィンガ上のインデックスピンに正しく沿う場合、エッジリングは、対応するインデックスピンがエッジリングに係合するように、フィンガ支持体の上面の位置に下ろされる。リング保管ステーションに受け取られたエッジリングがインデックスピンに適切に連携しないとき、エッジリングの溝が対応するフィンガ支持体上の対応するインデックスピンに適切に沿うように、エッジリングが回転されるか、もしくはベースプレート構造の一部が水平軸に沿って回転される。ベースプレート構造の回転量は、テストランを用いる較正によって決定される。インデックスピンの高さは、エッジリングがリング保管ステーションに移動し、それぞれ、支持体フィンガ上に支持されるのに十分な隙間を設けるように画定される。
一実施態様では、支持柱は、アルミニウム材料で作られる。他の実施態様では、支持柱は、陽極酸化アルミニウムまたは他の耐食材で作られる。いくつかの実施態様では、支持体フィンガは、アルミニウムまたは他の軽量材料で作られる。第2および第3の支持柱上に画定された支持体フィンガは、支持体パッド(図示せず)を含んでもよく、エッジリングを受け取ったとき、エッジリングに対して信頼性の高い接触面を提供する。いくつかの実施態様では、支持体パッドは、エッジリングに傷のつかない支持体面を提供するように、炭素を充填したポリエーテルエーテルケトン(PEEK)材料で作られてもよい。支持柱、支持体フィンガ、および支持体パッドに使用される材料は、例として提供されており、制限的であると見なされるべきではない。フィンガ支持体構造の異なる構成要素の機能性を維持する限り、他の材料を使用してもよい。
リング保管ステーションはまた、キャリアプレート1104を受け取るためのハウジングを含む。一実施態様では、ハウジングは、ベースプレート構造の上面に画定された一組のキャリア支持体1137を含み、ハウジング内にて受け取られたキャリアプレート1104を支持するように構成される。キャリア支持体1137は、キャリアプレート1104の形状に応じてベースプレート構造上に位置決めされ、キャリアプレートがキャリア支持体で受け取られたとき、キャリアプレートを所定の位置に保持するように設計されている。例えば、キャリアプレート1104が三角形の形状であるとき、キャリア支持体1137は、キャリアプレート1104の三角形の輪郭に沿って位置決めされる。いくつかの実施態様では、キャリア支持体は、炭素を充填したPEEK材料で作られる。他の実施形態では、キャリア支持体1137は、キャリアプレート1104への支持を提供し、腐食および他の摩耗を防止するように選択された他の材料で作られてもよい。あるいは、キャリア支持体1137は、金属製、かつエポキシ、テフロン(登録商標)など、耐食性材料でコーティングされてもよい。キャリア支持体は、キャリアプレートがベースプレート構造から分離されるように、ベースプレート構造上に画定される。キャリア支持体の高さは、フィンガ支持体構造の支持柱の長さに沿ってフィンガ支持体が画定される高さから決定される。キャリアプレート1104は、エッジリングがリング保管ステーション108aに搬入出されるとき、エッジリングを支持するために使用される。トッププレートは、複数のフィンガ支持体構造体を囲むように構成される。
図3Bは、一実施態様において、エアロック110の上方の第3の側のEFEM102に結合するために使用されるリング保管ステーション108bの第2の実施形態の簡単なブロック図を示す。本実施態様では、フィンガ支持体構造と側壁は、第1の実施形態とは異なるように配置される。第2の実施形態では、背面側壁は、例えば、ベースプレート構造1134の背面側に沿って画定され、第2の窓152を画定するための側壁は、リング保管ステーションが結合されているEFEM102のエアロック側に応じて、ベースプレート構造の第1の側面または第2の側面に沿って配置されてもよい。図3Bに示す例では、リング保管ステーション108bは、左エアロック110Lの上方のEFEM102に結合される。その結果、第2の窓152を画定するための側壁は、第2の側面に沿って配置される。一代替例では、リング保管ステーションが右エアロック110Rの上に結合されるとき、第2の窓152を画定するための側壁は、第1の側面に沿って配置されてもよい。第2の窓152は、エッジリングがリング保管ステーション108bに搬入/搬出されるサービス窓である。
フィンガ支持体構造は、リング保管ステーション108b内に画定される。図3Bに示すリング保管ステーションの設計では、第1のフィンガ支持体構造160aは、第1の側面に沿って配置された第1の側壁上に画定される。第1の対のフィンガ支持体構造160b、160cは、ベースプレート構造の背面側に沿って配置された背面側壁上に画定される。背面側壁上に画定された第1の対のフィンガ支持体構造160b,160cを使用して、エッジリングがリング保管ステーションに移動可能な範囲を画定してもよい。その結果、第1の対のフィンガ支持体構造160b,160c上の支持体フィンガの各々は、エッジリングが第1の対のフィンガ支持体構造に反して移動するとき、エッジリングの表面への損傷を防止するためのバンパーを含んでもよい。サービス窓152が第2の側面に沿って画定されるので、第2のフィンガ支持体構造160dは、第2の側面とベースプレート構造の前側との交点に画定される。フィンガ支持体構造の各々は、互いに平行に配向される。図3Bに示す実施態様では、第1~第3のフィンガ支持体構造160a~160cは、それぞれ、側壁に直交するように画定される一方、第2のフィンガ支持体構造160dは、90度未満の角度で画定される。第2のフィンガ支持体構造160dは、移動可能な構造であり、かつその位置およびリング保管ステーション内で配置される角度は、キャリアプレートおよびエッジリング200がリング保管ステーション108bに出入りする動きを妨げないように調整可能である。例えば、第2のフィンガ支持体構造の第1の端部における支持柱の位置は、第2のフィンガ支持体構造の支持柱がEFEMポートを介して、リング保管ステーション108bに出入りするエッジリングの移動を妨げないことを確実にするように調整可能である。また、第2のフィンガ支持体構造の第2の端部の位置は、エッジリングがリング保管ステーションから搬入/搬出されるとき、あらゆる妨害を防止するように調整可能である。
図3Cは、図3Bに示すリング保管ステーション108bの第2の実施形態の俯瞰透視図であり、リング保管ステーションは、左エアロック110Lの上方のEFEM102の第3の側に結合されていることを示す。俯瞰図は、前側に沿って画定されたEFEMポート151、第1の側面に画定された第1のフィンガ支持体構造、背面側に沿って画定された、第1の対のフィンガ支持体構造160b、160c、およびベースプレート構造の第2の側面に沿って画定されたサービス窓152を示す。
図3Dは、リング保管ステーション108bの第2の実施形態の代替透視図を示す。リング保管ステーションの第2の実施形態のベースプレート構造1134は、ベースプレート構造1134の土台(すなわち、底面)を形成するベースプレート1134aと、ベースプレート構造1134の上面を形成する回転プレート1134bとを含む。支持体パッドは、回転プレート1134bを受け取るためにベースプレート1134aの上面に設けられ、支持体パッドの数および位置は、回転プレート1134bに対して運動学的な支持を提供するように画定される。回転プレート1134bの外形は、ベースプレート1134aの外形と一致する。センターピボットピン162は、ベースプレート1134aの中心から回転プレート1134bの中心を通って延びている。センターピボットピン162は、水平面に沿って回転プレート1134bを回転させるために使用される。一組のロードパスアジャスタ1140は、ベースプレート構造の第2の側面と前側との交点に画定された第2のフィンガ支持体構造160dの支持柱に近接して回転プレート1134b上に画定される。ロードパスアジャスタ1140は、第2のフィンガ支持体構造160dに取り付けられ、リング保管ステーション108b内で第2のフィンガ支持体構造160dの支持柱の位置を調整するために使用される。この位置調整により、第2のフィンガ支持体構造が、EFEMポート151を介してリング保管ステーション108bに出入りするエッジリングの移動を妨げないことを確実にする。
さらに、インデックスピン161は、第1および第2のフィンガ支持体構造160a,160dの支持体フィンガの各々に配置され、エッジリングの裏面に画定された対応する溝と係合するために使用される。フィンガ支持体構造の設定は、プロセスモジュールから取り出されたエッジリングの角回転を較正し、その較正を、リング保管ステーションからエッジリングを受け取り、取り外すために使用することによって決定される。エッジリングがリング保管ステーション108(108aまたは108bのいずれか)に最初に搬入されるとき、ピンの溝が、第1および第4のフィンガ支持体構造160a、160d上に画定されたそれぞれのフィンガ支持体上のインデックスピンに確実に沿うように、注意が払われる。アライメントに対する追加の調整は、プロセスモジュールで実行されてもよい。
図3Eは、一実施態様において、エッジリングの溝の第1の実施形態と係合したインデックスピンを備える第4のフィンガ支持体構造の支持体フィンガの一部の拡大側面図を示す。エッジリングのインデックスピンへの位置アライメントは、エッジリングのリング保管ステーションへの最初の搬入中に行われてもよい。溝の第1の実施形態は、エッジリング200の底面に画定されたV字型の溝であり、エッジリングは、支持体フィンガ163上に画定されたインデックスピン161と連携し、ピン接触位置212で溝と係合する。リング保管ステーション内のフィンガ支持体構造の位置設定に基づいて、アライメントにより、インデックスピン161が溝の傾斜した側壁の一部に接触し、ピン接触位置212への摺動が可能である。一実施態様では、エッジリングの搬入は、手動で行われる。本実施態様では、エッジリングを搬入する人は、インデックスピン161をガイドとして使用してもよい。一代替実施態様では、エッジリングは、自動化方式でリング保管ステーションに搬入され、ロボットがインデックスピンをガイドとして使用してエッジリングを搬入するように訓練されてもよい。
図3F~3Iは、いくつかの例示的な実施態様において、エッジリングをリング保管ステーション108bに容易に搬入出できるように、両端で調整可能なリング保管ステーションの第2の実施形態に使用される第2のフィンガ支持体構造の拡大図を示す。図3Fに示すように、ロードパスアジャスタ1140は、支持柱164に近接して回転プレート1134b上に画定され、回転プレート1134b上に配置された第2のフィンガ支持体構造160dに接続されている。ロードパスアジャスタ1140は、1つまたは複数の開チャネルが画定されたアジャスタプレートを含む。図3Fに示す例示的なロードパスアジャスタ1140では、2つの開チャネル1140a,1140bが、互いに平行に画定される。第2のフィンガ支持体構造の支持柱の位置を調整するとき、回転プレート1134bをベースプレート1134a上の第1の位置または第2の位置に固定するために、1本または複数のアンカーピン1140cが、開チャネル1140a、1140bの一方または両方内で使用される。図3Fに示す例では、1つのアンカーピン1140cが、第2のフィンガ支持体構造160dをベースプレート1134a上の第1の位置に固定するために、開チャネル1140aに使用される。
ロードパスアジャスタ1140に加えて、1つまたは複数のピボットポイントが、回転プレート1134b上に画定される。いくつかの実施態様では、ピボットポイント1145a、1145bは、回転プレート1134bを通ってベースプレート1134a内に延びるように画定される。ピボットポイント1145a、1145bは、第2のフィンガ支持体構造160dの第2の端部の近位に画定され、第2のフィンガ支持体構造160dの第2の端部を移動させるために使用される。対応するピボットアンカーポイントは、第2のフィンガ支持体構造160dの底部支持体フィンガに画定され、底部支持体フィンガから対応するピボットポイント1145a、1145bを通って延びるピボットピン1145cを使用して、第2のフィンガ支持体構造160dの第2の端部を第1のピボットポイント1145aまたは1145bのうちの1つに固定してもよい。第1および第2のピボットポイント1145a、1145bの位置は、VTM104の設計に対応するように、回転プレート1134b上に画定される。例えば、VTM104の第1の実施形態(プロセスモジュールと結合するための4つまたは6つのファセットのいずれかを備える)の場合、第1のピボットポイント1145aを使用して、第2のフィンガ支持体構造160dの第2の端部を固定してもよく、VTM104の第2の実施形態(プロセスモジュールと結合するための5つのファセットを備える)の場合、第2のピボットポイントを使用して、第2のフィンガ支持体構造160dの第2の端部をベースプレート構造1134に固定してもよい。第1および第2のピボットポイントは、第2のフィンガ支持体構造が、エッジリング経路に入らないように画定される。リング保管ステーション108bの第2の実施形態に係る第2のフィンガ支持体構造160dにおける支持体フィンガ163の長さは、残りのフィンガ支持体構造160a~160cにおける支持体フィンガの長さよりも長い。
図3Hは、一実施態様において、ロードパスアジャスタを使用してベースプレートに固定されたフィンガ支持体構造160dの上面図を示す。図示されるように、フィンガ支持体構造160dは、2本のアンカーピン1140cと、各チャネル1140a、1140b用に1本のアンカーピンとを使用して固定される。図3Iは、フィンガ支持体構造160dの支持柱の拡大図を示す。支持柱164は、PEMナット1147などのナットがリング保管ステーション108b内で画定される位置で、その上に画定されたフィンガカットアウト1146を含む。この切り欠きは、支持柱164がロードパスアジャスタ1140を使用して移動するとき、支持柱164がPEMナット1147の妨げになるのを防ぐために設けられる。
図4Aは、リング保管ステーション108bのEFEMポート151を通して見たリング保管ステーション108bの第2の実施形態内部の図を示す。リング保管ステーション108b内部の図は、第1の側面の側壁上に配置された第1のフィンガ支持体構造160aと、リング保管ステーション108bの背面側壁上に画定された第1の対のフィンガ支持体構造160b、160cと、第2の側面とリング支持体構造108bの前側の角に画定された第2のフィンガ支持体構造160dとを示す。フィンガ支持体構造の各々は、対応する支持柱164と、支持柱164に取り付けられた複数の支持フィンガ163とを含む。図はまた、ベースプレート構造上に配置された複数のキャリアプレート支持体1137と、フィンガ支持体構造160dに関連する支持柱164上のフィンガカットアウト1146とを示す。
図4Bは、リング保管ステーション108bのサービス窓152を通して見たリング保管ステーション108bの第2の実施形態内部の図を示す。前の図と同様に、サービス窓152を通した図は、左側の第2のフィンガ支持体構造160dと、サービス窓152に面した第1の側面の側壁上の第1のフィンガ支持体構造160aと、右側の第1の対のフィンガ支持体構造160b、160cとを示す。また、ベースプレート構造上に配置されたキャリアプレート支持体1137を示す。図4Aおよび図4Bに示す図は、エアロックがEFEM102に取り付けられる側面に取り付けられたリング保管ステーション108bの第2の実施形態に関する。対応するEFEMポート151およびサービス窓152を通して見たリング保管ステーション108aの第1の実施形態内部の図は、サービス窓およびフィンガ支持体構造の位置が異なるため、異なる。
図5Aは、一実施態様において、エアロックにて受け取られたエッジリングの位置を示す。リング保管ステーションにおいてエッジリングに対するプリアライメント角度を決定するための較正は、プロセスモジュールからテストエッジリング200を取り出してリング保管ステーションに移動させ、エッジリングがリング保管ステーションに堆積されている角度を測定する1回または複数回のテストランを実行することによって開始する。プリアライメント角度が決定されると、エッジリングの較正されたプリアライメント角度により、エッジリングの対応する溝がリフトピンの捕捉範囲内であるように、リング保管ステーションが設定可能である。テスト回収の一環として、リフトピン機構は、プロセスモジュール内で作動し、リフトピンがリフトピンハウジングから延びて、エッジリングの裏面に接触する。エッジリングがプロセスモジュール内で適切に配置されると、リフトピンは、エッジリングの底面に画定された溝(例えば、V字型の溝)と連携する。したがって、リフトピンは、溝の先端部に画定されたエッジリングのピン接触位置212に接触し、エッジリングを設置位置から交換位置へと上昇させる。これを受けて、VTM104のロボット105のアーム上に配置されたエンドエフェクタは、プロセスモジュール内に延ばされ、エッジリングを支持し、そのときにリフトピンがハウジング内に格納される。その後、エンドエフェクタは、プロセスモジュールから退避され、プロセスモジュールから取り出されたエッジリングは、このような搬送用に使用されるエアロックに搬送され、その中に画定されたフィンガアセンブリ上に保管される。図5Aに示す実施態様では、右エアロック110Rを使用して、VTMのロボット105のエンドエフェクタによってプロセスモジュールから取り出されたエッジリング200を堆積している。代替実施態様では、左エアロック110Lを使用して、エッジリングを移動させる場合、同様のプロセスを踏むことができる。代替実施態様では、リング保管ステーションは、右エアロック110Rの上方に位置決めされるか、またはEFEM102の第2の側に配置されるかのいずれかであってもよい。エッジリングをエアロックに堆積後、エンドエフェクタは、VTM104内に格納される。
ロボット105のエンドエフェクタは、VTM104と結合するプロセスモジュールのファセットに直交してプロセスモジュール内に延びている。したがって、VTMの異なるファセットに配置された各プロセスモジュールについて、VTM104の対応するファセットと結合するプロセスモジュールのファセットに対して、エンドエフェクタが出入りする角度は、常に90度である。同様に、VTM104のロボット105がエアロック110R内に延びる角度も、VTM104の対応するファセットと結合するエアロック110Rのファセットに対して直交している。VTMのファセットは、VTM104に対称性を提供するように画定される。したがって、VTM104のファセットの角度は、ファセットの各々が等角および等辺であるように画定されるので、VTMに画定されるファセットの数に基づいて異なる。基板処理システムに使用されるVTM104の設計(例えば、VTMにおけるファセットの数)に基づいて、取り出されたエッジリング200がエアロック110R内に堆積される角度は、VTMと結合するエアロックのファセットがEFEMと結合するエアロック110Rのファセットに対して配置される角度に依拠する。
VTMロボットのエンドエフェクタがエアロック110Rから引き出された後、EFEM102のロボット103を使用して、リング保管ステーション108からキャリアプレートを取り出し、キャリアプレートを使用して、エアロック110Rからエッジリングを取り出す。VTMのロボットと同様に、ATMのロボットは、EFEM102のファセットと結合するエアロックのファセットに直交してエアロックに入り、エアロックから出る。取り出されたエッジリング200は、リング保管ステーションに移動する。ロボット103は、EFEM102の対応するファセットと結合するリング保管ステーションのファセットに直交してリング保管ステーション108に入り、リング保管ステーションの部品バッファ内の区画の支持体フィンガの上にエッジリングを位置決めする。アライメントの手動評価は、テストラン中に行われてもよく、対応するフィンガ支持体構造上(例えば、リング保管ステーションがEFEMの第2の側に結合されるとき、リング保管ステーションの第1の実施形態における第1および第4の支持体フィンガ構造、または、リング保管ステーションが左エアロック110Lの上のEFEMの第3の側に結合されるとき、リング保管ステーションの第2の実施形態における第1および第2の支持体フィンガ構造であって、この例では、右エアロック110Rを使用して、エッジリングを移動させている。)に設けられた支持体フィンガ上のインデックスピンと係合するために、エッジリングの位置に何らかの調整が必要か否かを決定する。
図5Aは、エアロック(右および左エアロック110R、110L)と結合するための2つのファセットに加えて、プロセスモジュールと結合するための4つまたは6つのファセットが画定されるVTMの第1の実施形態を示す。VTM104の第1の実施形態におけるVTMファセットとのエアロックインターフェースとEFEMファセットとのエアロックインターフェースとの間の角度は、図5Aにおいてφ度として示され、この角度は、エッジリングをエアロック内に供給するロボット105のエンドエフェクタの移動の方向とエッジリングをエアロックから取り外すロボット103のエンドエフェクタの移動の方向の角度と同じになり、エッジリングは、キャリアプレートを使用して移動する。いくつかの実施態様では、エッジリングがエアロック内に確実に受け取られるように、ロボットがエアロック内でエッジリングを回転させてもよい。
図5Bは、基板処理システム内で採用されるVTM104の第2の実施形態を示す。VTM104の第2の実施形態は、エアロック(右および左エアロック110R,110L)と結合するための2つのファセットに加えて、異なるプロセスモジュールと結合するための5つのファセットを含んでもよい。この第2の実施形態では、VTMファセットとのエアロックインターフェースとEFEMファセットとのエアロックインターフェースとの間の角度は、図5Bにおいてα度として示され、この角度は、エッジリングをエアロック内に供給するロボット105の移動の方向とキャリアプレートと共にエッジリングをエアロックから取り外すEFEMのロボット103の移動の方向との間の角度と同じになる。さらに、VTMの第2の実施形態の角度α度は、VTMの第1および第2の実施形態のファセットが画定される角度の違いにより、VTMの第1の実施形態の角度であるφ度とは異なる(すなわち、α度は、φ度に等しくない)。
エッジリングがエアロックに供給される角度がVTMの設計(例えば、ファセットの数)に依拠するので、エッジリングがプロセスモジュールからリング保管ステーションに移動するとき、エッジリングの溝の位置は変化し、この変化は、エッジリングがエアロックに供給される角度と、エッジリングがエアロックから取り外される角度とに起因する可能性がある。これらの角度の変化は、プリアライメント中にリング保管ステーションを構成するときに考慮される。リング保管ステーションは、異なるVTM設計に対応するために、異なるピボットポイント、ピボットピン、およびロードパスアジャスタを使用して構成されてもよい。さらに、リング保管ステーションのベースプレート構造を使用して、フィンガ支持体構造の一部の支持体フィンガ上に画定されたインデックスピンがエッジリングのV溝と連携するか、もしくは少なくとも捕捉範囲内であり得るように、フィンガ支持体構造に追加の回転調整を提供可能である。捕捉範囲は、エッジリングがプロセスモジュールに受け取られるとき、エッジリングのV溝がリフトピンに対してオフセット可能な量として画定される。いくつかの実施態様では、リング保管ステーション内でエッジリングをプリアライメントするためのリング保管ステーションの設定により、エッジリングをリフトピンから約±0.75度~約±0.90度の間の捕捉範囲内でプロセスモジュールに供給する結果となった。代替実施形態では、リング保管ステーションのプリアライメント構成により、リフトピンから約±0.82度の捕捉範囲内でエッジリングをプロセスモジュールに供給する結果となった。
正確な供給は、テストランで行われた正確な較正に起因する可能性がある。エッジリングが基板処理システムのロボットによって移動しているとき、エッジリングがプロセスモジュールから取り出される角度と、リング保管ステーションに供給される角度とは、非常に一貫している。追加のテストランを行うことにより、プロセスモジュールから取り外され、リング保管ステーションに供給されるエッジリングの角度の一貫性を確認する。これらの追加のテストランは、基板処理システムの同じプロセスモジュールとリング保管ステーションの間、または他のプロセスモジュールとリング保管ステーションの間で行うことができる。リング保管ステーションにおけるフィンガ支持体構造の構成は、追加のテストランの結果に基づいて微調整され得る。テストラン後にリング保管ステーションにて行われた調整は、VTMの特定の設計に特有である。その結果、これらの調整を設定し、使用することにより、エッジリングがプロセスモジュールに供給されるとき、溝がリフトピンと適切に連携するか、もしくは捕捉範囲内であるように、リング保管ステーションにエッジリングを搬入可能である。
図5Aおよび図5Bは、エアロック110R内のエッジリングの溝の位置を、エッジリングがエアロック110Rに導入された角度に応じて示す。図示されるように、エッジリングは、エッジリングの底面側に画定された3つの溝(溝1~3)を含み、溝は、互いに等距離に配置されている。図5Aのエアロック110Rにおける溝の位置は、図5Bの位置と若干異なる場合があり、この違いは、エッジリングがエアロック110Rに導入される角度に起因する可能性がある。
図5Cは、キャリアプレート1104がエッジリング200と共に受け取られるリング保管ステーションの上面図を示す。溝1~3の位置は、フィンガ支持体構造160aおよび160dの支持体フィンガ上に画定されたインデックスピンに対して示される。実施されるテスト回収実行では、エッジリングの溝がフィンガ支持体構造の支持体フィンガ上のインデックスピンから僅かにずれていたと判断される場合がある。追加のテストランは、基板処理システムの同一または異なるプロセスモジュールを使用して行われ、その都度、インデックスピンに対する溝1~3の位置が記録される。これらのテストランの目的は、インデックスピンに対する溝のオフセット範囲を決定することであり、このオフセット範囲は、プロセスモジュール(複数を含む)のリフトピンに対するエッジリングの溝の位置に関するためである。オフセット範囲を使用して、エッジリングの溝がインデックスピンと連携するか、もしくは捕捉範囲内に入ることができるように、回転プレート1134bを回転させて調整してもよい。
VTMの第1の実施形態が使用されている実施態様では、リング保管ステーションの構成は、図3Fに示すように、第1のピボットポイント1145aでフィンガ支持体構造160dの第2の端部を固定するためにピボットピン1145cを使用して固定することを含む。同様に、VTMの第2の実施形態が使用されている実施態様では、図3Gに示すように、フィンガ支持体構造160dの第2の端部は、ピボットピン1145cを使用して第2のピボットポイント1145bで固定される。さらに、フィンガ支持体構造160dの支持柱は、エッジリングがリング保管ステーションに搬入および搬出されるとき、支持柱がエッジリングの妨げにならないように、支持ピン(複数を含む)1140cを使用して第1の端部に固定される。基板処理システムに使用されるVTMの実施形態に基づいてフィンガ支持体構造160dが両端で固定されると、エッジリングの溝が支持体フィンガ上に画定されたインデックスピンに沿わないとき、回転プレート1134bは、水平面における中央ピボットポイントに沿って回転して調整可能である。
一実施形態では、上述したピンを使用して、リングステーションにおいてプリアライメント角度を提供してもよい。例として、1本または複数のアライメントピン161(すなわち、ピン161を備えるフィンガ)を使用して、アライメントおよびリング回転を制御してもよい。1本または2本のピンと共に、ポケット機能167を使用して、ピンの周囲の回転および半径方向に整列したV溝に沿ったピンの摺動を防止してもよい。一実施形態では、ポケット機能167は、一種の成形エッジストップを形成する。したがって、ポケット機能167を使用して、図5Cにより詳細に示すように、ピン161とともに、リング水平位置および回転制御を完成させる。別の実施形態では、ロボットおよび手動/人間による搬送用の隙間が適切である場合、3本のピン構成が使用可能である。3本のピン161の構成では、完全な動的アライメントは、ピン161それ自体によって提供されるであろう。
リング支持体ポイントを形成する代替方法は、説明した複数の支持体フィンガの設計ではなく、単一のプレートを使用することである。リングステーションにおける各スロットは、ロボットリング搬送用の隙間でリングの周囲を包む一般的な「C」形状に切断されたプレートから作られ得る。ピンは、必要に応じてプレートに形成されたポケット機能でプレートに取り付け可能である。現在の実施形態は、異なるフィンガサブアセンブリ上のリング/スロットのためのピン機能を有する。プリアライメント角度を各スロットに対して独立して調整する必要がある場合、2本または3本のピンを単一のプレート上に取り付けることにより、その独立した調整が容易になるであろう。各プレートは、独立して調整可能であり、共通の回転ベースプレートは、取り外し可能である。
図6A~6Cは、一実施態様において、VTMの第1の実施形態を採用する基板処理システムを通じて、エッジリング用のインデックスピンに対する溝のアライメントを調整するために回転プレートを回転させる必要がある場合の範囲を示す。オフセットの量に基づいて、回転プレートは、+または-θ度移動する必要があってもよい。例えば、図6Aに示すように、回転プレートは、+θ度移動する必要があってもよい。いくつかの実施態様では、θ度の値は、約1度~約5度の間であってもよい。代替実施態様では、回転プレートは、約2度回転して調整されてもよい。あるいは、図6Bに示すように、溝は、インデックスピンが、溝210に画定されたピン接触位置212の代わりに、溝の傾斜側壁に接触できるような量(すなわち、捕捉範囲内)だけ、インデックスピンからオフセットされてもよい。このような場合、エッジリングがプロセスモジュール内でリフトピンと同様の方法で連携する可能性があるので、回転プレートをさらに調整する必要はない。図6Cは、インデックスピンに沿うために回転プレートを-θ度(すなわち、図6Aに示す方向と反対方向)に移動する必要がある場合の一例を示す。図6Aに関して述べたように、θ度の値は、いくつかの実施態様において、約1度~約5度の間であってもよい。回転プレートは、ベースプレートの上面に分布された複数のレストポイント上で受け取られる。一実施態様では、一組の3つのレストポイントは、回転プレートを受け取るためにベースプレート上に画定され、運動学的支持を提供し、回転プレートが中心ピボットポイントの周囲を回転可能にするように分布される。
図6D~6Fは、一代替実施態様において、リング保管ステーション内のフィンガ支持体構造の支持体フィンガ上のインデックスピンをプロセスモジュールから取り出されたエッジリングの溝と適切に連携させるために回転プレート1134bに行われ得る同様の調整を示す。本代替実施態様に使用されるVTMにおけるファセットの数は、図6A~6Cで使用されるVTMのファセットの数とは異なる。したがって、図6Dに示すように、回転プレートは、正の方向(すなわち、反時計回りの方向)に約θ度で調整されてもよく、θ度は、約1度~約5度の間であってもよく、もしくは図6Eに示すように調整がなされる必要はなく、もしくは図6Fに示すように、負の方向(例えば、時計回りの方向)に約θ度で調整されてもよい。ロボットがエッジリングをプロセスモジュールからリング保管ステーションに確実に移動させるので、回転プレートに行われる必要がある調整は、最小限であってもよいことに留意されたい。
回転プレートの調整が画定されると、エッジリングをリング保管ステーションに搬入中、調整が維持される。前述したように、エッジリングは、手動でリング保管ステーションに搬入されてもよく、このような手動の搬入は、溝をインデックスピンに連携させることによって行われる。最初の搬入中、このエッジリングのプリアライメントにより、エッジリングをプロセスモジュールに正しく配置できる。エッジリングのプリアライメントは、エッジリングをプロセスモジュールに供給するために、VTM104内に移動するのに使用されている特定のサイドエアロックを考慮して行われることに留意されたい。また、エッジリングのプリアライメントは、使用されているエアロックの種類を考慮して行われてもよいことに留意されたい。使用可能なエアロックの種類のいくつかには、サイドバイサイドエアロック、スタックエアロック、もしくはEFEMからVTMへの通過時または戻り時にリングの回転アライメントに影響を与える他のエアロックの種類が挙げられる。エッジリングをプリアライメントするとき、基板処理システムに使用される特定の種類およびサイドエアロックが考慮されることにより、エッジリングがプロセスモジュールに供給される角度が確実に一定になるようにする。
図5Dは、VTMのロボットのエンドエフェクタを使用して、エッジリングの溝1~3がリフトピン機構のリフトピン1~3と連携するように、エッジリングをプロセスモジュール内に配置するような一実施態様を示す。
本明細書で説明した様々な実施形態では、基板を移送するために使用されたATM102およびVTM104のロボットを、エッジリングなどの消耗部品をプロセスモジュールに搬入出するためにも使用することによって、消耗部品は、高速かつ効率的な方法で交換可能である。様々な実施形態に記載のリング保管ステーションの設計により、基板処理システムの動的アライナーを通過し、代わりにリング保管ステーションの構成要素を使用して、エッジリングの回転アライメントを行い、エッジリングがプロセスモジュールに供給されるとき、エッジリングのV字型の溝とプロセスモジュールにて使用されるリフトピンの上部との間で接触が生じるようにすることが可能である。リング保管ステーションにて行われたプリアライメントにより、EFEMとVTMのロボットは、リフトピンがエッジリングに係合するか、もしくはV溝の寸法によって画定された捕捉範囲内に入るように十分な精度でエッジリングを供給可能であり、リフトピンは、エッジリングに係合するとき、V溝の側壁に接触し、V溝のピン接触位置に摺動することが可能である。リフトピンがエッジリングをエンドエフェクタから離すと、X、Y座標位置および/または回転アライメントに対する微調整がリフトピンによって修正される。エッジリングを受け取る静電チャックまたは台座周辺のエッジリングの最終的なアライメントは、リフトピンによって制御される。
様々な実施態様/実施形態において述べられたリング保管ステーションは、フロントオープニングユニファイドポッド(FOUP)などの基板保管ステーションと構造において類似しているが、交換を必要とするエッジリングおよび/またはプロセスモジュールにて使用される他の消耗部品に対して特異的に設計されている。プロセスモジュールに供給するためのエッジリングの回転アライメントは、リング角度をリング保管ステーションにおけるフィデューシャル(例えば、インデックスピン)にプリアライメントすることによって制御され、インデックスピンを使用して、V溝に連携させる。エッジリングのプリアライメントに加えて、エッジリングが基板処理システムを通過する経路は、角度変化を制限するように、一方の側のエアロック(例えば、図5A、5Bに示した実施形態では、右エアロック)に制限される。エッジリングが異なるエアロック(すなわち、右エアロック対左エアロック)を通過できるようになると、右側のエアロックが左側のエアロックに対して配置される角度に起因して、角度変化が生じ得る。供給角度における変動を回避し、エッジリングの角度を一定に保つために、エッジリングの経路は、一方の側のエアロックに限定される。エッジリングを移動させるためにどちらの側面のエアロックを使用するかの決定は、どちらの側面が回転角度の優位性を提供するかに基づいて行われてもよい。
リング保管ステーションにて行われるプリアライメント調整は、数例挙げると、ハードウェアアセンブリ許容誤差、エッジリングの供給および取り出し中のEFEMおよびVTMロボットの反復性、リング保管ステーションへの配置または取り外し中の座標の較正、エッジリングを中央に配置するための動的アライメント補正、ハンドオフ中のレベリングおよびその他の要因により発生する軽微な変動、リング角度のプリアライメント許容誤差などのシステムの公差を考慮する。リング保管ステーションとプロセスモジュールとの間のエッジリングの回転に影響を与える公差は、プロセスモジュールからエッジリングを取り出し、リング保管ステーションに供給するという複数のテストランを実行することによって決定される。テストランの結果に基づいて、リング保管ステーションにおけるインデックスピンを較正することによって、公差は対処される。インデックスピンの較正は、回転プレートを中央ピボットピンの周囲で回転させることによって行われ、回転プレートに取り付けられたフィンガ支持体構造が水平軸の周囲で回転し、かつ回転プレートが約±1度~約±5度の間で旋回するようにする。いくつかの実施態様では、最初のテストランを使用して、エッジリングの最初のアライメント角度を特定してもよく、追加のテストランを使用して、角度公差(すなわち、同じプロセスモジュールからの各テストラン後の変動またはプロセスモジュール間の変動)を特定してもよい。それにより、平均オフセット角度を決定し、その平均オフセット角度を使用して、最初のアライメント角度を微調整可能である。
いくつかの実施態様では、エッジリングを保管するために使用されるリング保管ステーションの各スロットは、個別に較正可能であり、スロット内のエッジリングは、特定のプロセスモジュールに割り当てるために使用されてもよい。代替実施態様では、インデックスピンの較正は、すべてのスロットに共通であり、任意のスロットからのエッジリングは、基板処理システム内で任意のプロセスモジュールに供給され得る。
リング保管ステーションの一方の側に画定されたサービス窓は、エッジリングを搬入出するために使用される。サービス窓用に画定されたシャッターまたはドアは、リング保管ステーションへのアクセスを提供する。リング保管ステーションとEFEMとの間に画定されたシャッターまたはドアにより、リング保管ステーションを基板プロセスシステムの残りの部分から分離可能である。これらのシャッターの動作は、リング保管ステーションへのエッジリングの搬入および基板処理システムにおいて基板の処理を継続できるように、協調して行われる。
エッジリングが手動でリング保管ステーションに搬入される場合、エッジリングのインデックスピンへのアライメントの何らかのエラーは、マッピングセンサを使用して検出可能である。また例えば、リング保管ステーション内でエッジリングの有無を検出するために使用されるEFEM102のロボット103のエンドエフェクタ上に配置されたマッピングセンサを使用して、エッジリングを搬入中に、エッジリングがインデックスピンと連携していないとき、発生し得るリングの傾斜を検出可能である。また、同じマッピングセンサを使用して、プロセスモジュールから供給されたエッジリングの何らかの不整列を検出することも可能である。いくつかの実施態様では、リングにおける傾斜が、上方または下方のスロットまたは区画内のエッジリングの搬送に必要な隙間を侵さない場合、プロセスモジュールから戻された使用済みのエッジリングの傾きを使用して、コンピュータのソフトウェアを介して事前警告してもよい。いくつかの実施態様では、この事前警告は、システムが基板の処理を継続できるように、致命的ではないエラーとして識別されてもよい。いくつかの実施態様では、マッピングセンサは、特定のスロット内のエッジリングの有無およびスロット内のエッジリングが特定のスロット/区画に正しく位置決めされているか、もしくは不整列であるかを検出するために、レーザ技術を使用してもよい。一構成では、EFEMロボットマッピングセンサを使用して、スロットまたはバッファスロットにリングが正しく配置されていない、例えば、水平面に配置されていないときに、検出してもよい。例を挙げると、このエラー検出能力は、ピンのアンチウォーク溝への係合と、マッピングセンサの高さ測定能力との組み合わせである。
いくつかの実施態様では、EFEMおよびVTMのロボットによって使用されるエンドエフェクタ機構は、基板だけでなくエッジリングも支持できるように設計されている。いくつかの実施態様では、EFEMにおけるロボットのエンドエフェクタは、キャリアプレートおよびキャリアプレート上で受け取られるエッジリングを支持するように構成され、一方で、VTMロボットのエンドエフェクタは、基板およびエッジリングなどの消耗部品の両方を収容するように拡張されている。エアロック内のフィンガアセンブリは、消耗部品ならびに基板を支持するように設計されている。いくつかの実施態様では、VTMロボットのエンドエフェクタ機構およびエアロックのフィンガアセンブリは、相互汚染を回避するために、基板およびエッジリングに相互に排他的な接触点を提供する複数の接触パッドを含む。基板およびエッジリング用の接触パッド(消耗部品接触パッド、基板接触パッド)は、予期される基板または消耗部品の位置エラーの範囲内で排他的な分離を達成するために、異なる高さまたは半径方向の距離で接触点を提供するように設計されてもよい。有効荷重の増加に対応し、偏差を低減するために、EFEMにおけるロボットのエンドエフェクタ機構は、再設計されたエンドエフェクタ機構を使用するロボット上の総有効荷重を低減しつつ、偏差または厚さの増加を制限するために、セラミックなどのより高い剛性材料で作られてもよい。
一代替実施形態では、本明細書に記載のリング回転アライメント機能は、ウエハFOUPのような取り外し可能なボックスまたは「フロントオープニングリングポッド(FORP)」に統合可能である。FORPは、標準的なFOUPsで行われるような、ウエハではなく、エッジリングを保持するように改変されている。したがって、1つまたは複数の回転アライメント機能をFORPsに統合することにより、エッジリング(すなわち、消耗部品)をFORPsからツールに効率的に搬入出し、所望のアライメントを得るのに役立つ可能性がある。いくつかの事例では、FORPがツールに搬入される場所(すなわち、ロード位置)に応じて、ロボットがFORPにアクセスする角度を考慮してアライメントの角度を修正する必要があってもよい。一実施形態では、FORPは、標準または改変されたロードポートを介してツールと結合可能である。ロードポートは、EFEMと結合可能である。いくつかの事例では、FORPsは、直接またはインターフェースを介してのいずれかで、プロセスツール自体と結合されてもよい。
本明細書に記載の様々な実施形態は、真空シールを破壊することなく基板処理システム内で消耗部品を交換する効率的な費用対効果の高い方法を提供し、それにより基板処理システムのダウンタイムを短縮することが可能である。基板処理システムのダウンタイムの短縮により、ウエハのスループットの向上に繋がるであろう。
図7は、上述の基板処理システムを制御するための制御モジュール(「コントローラ」とも呼ばれる)220を示す。一実施形態では、コントローラ220は、プロセッサ、メモリ、および1つまたは複数のインターフェースなど、いくつかの例示的な構成要素を含んでもよい。コントローラ220を採用して、感知された値に部分的に基づいて基板処理システム100のデバイスを制御してもよい。例えば、コントローラ220は、感知された値および他の制御パラメータに基づいて、バルブ602(図5A、5B、5Cの絶縁バルブ216、216’を含む)、フィルタヒータ604、ポンプ606(ポンプ233を含む)、および他のデバイス608のうちの1つまたは複数を制御するだけでよい。コントローラ220は、例えば、圧力マノメータ610、流量計612、温度センサ614、および/または他のセンサ616から感知された値のみ受け取る。また、コントローラ220を採用して、前駆体の供給および膜の堆積中にプロセス条件を制御してもよい。コントローラ220は典型的に、1つまたは複数のメモリデバイスおよび1つまたは複数のプロセッサを含むことになる。
コントローラ220は、前駆体供給システムおよび堆積装置の動きを制御してもよい。コントローラ220は、プロセスのタイミング、供給システムの温度、フィルタ全体にわたる圧力差、バルブ位置、ロボットおよびエンドエフェクタ、ガスの混合物、チャンバ圧力、チャンバの温度、ウエハの温度、RF電力レベル、ウエハのチャックまたは台座の位置、ならびに特定のプロセスの他のパラメータを制御するための命令セットを含むコンピュータプログラムを実行する。また、コントローラ220は、圧力差を監視し、気相前駆体の供給を1つまたは複数の経路から1つまたは複数の他の経路に自動的に切り替えてもよい。コントローラ220に関連するメモリデバイスに格納された他のコンピュータプログラムは、いくつかの実施形態に採用されてもよい。
典型的には、コントローラ220に関連するユーザインタフェースが存在する。ユーザインターフェースには、ディスプレイ618(例えば、装置および/またはプロセス条件を表示するディスプレイスクリーンかつ/もしくはグラフィカルソフトウェア)、およびポインティングデバイス、キーボード、タッチスクリーン、マイクロフォンなどのユーザ入力デバイス620を含んでもよい。
プロセスシーケンスにおける前駆体の供給、堆積および他のプロセスを制御するためのコンピュータプログラムは、任意の従来のコンピュータ可読プログラミング言語、例えば、アセンブリ言語、C、C++、パスカル、フォートランなどで記述可能である。収集されたオブジェクトコードまたはスクリプトは、プログラムにて特定されたタスクを実行するためにプロセッサによって実行される。
制御モジュール(すなわち、コントローラ)のパラメータは、例えば、フィルタの圧力差、プロセスガス組成および流量、温度、圧力、RF電力レベルおよび低周波RF周波数などのプラズマ条件、冷却ガスの圧力、およびチャンバの壁の温度などのプロセス条件に関する。
システムソフトウェアは、多くの異なる方法で設計または構成されてもよい。例えば、様々なチャンバ構成要素サブルーチンまたは制御対象物を記述して、本発明の堆積プロセスを実行するために必要なチャンバまたはプロセスモジュール構成要素の動作を制御してもよい。この目的のためのプログラムまたはプログラムのセクションの例としては、基板位置決めコード、プロセスガス制御コード、圧力制御コード、ヒータ制御コード、プラズマ制御コード、リフト機構制御コード、ロボット位置コード、エンドエフェクタ位置コード、およびバルブ位置制御コードが挙げられる。
基板位置決めプログラムは、基板を台座またはチャックに載置するために使用されるチャンバ構成要素を制御するためのプログラムコードを含んでもよく、基板とガス入口および/またはターゲットなどのチャンバの他の部品との間における空間を制御するためのプログラムコードを含んでもよい。プロセスガス制御プログラムには、ガス組成および流量を制御するためのコードならびに任意にチャンバ内の圧力を安定させるために堆積前にチャンバ内にガスを流すためのコードを含んでもよい。フィルタ監視プログラムは、測定された偏差(複数を含む)を所定の値(複数を含む)と比較するコードおよび/または経路を切り替えるためのコードを含む。圧力制御プログラムは、例えば、チャンバの排気システムにおけるスロットルバルブを調節することによって、チャンバ内の圧力を制御するためのコードを含んでもよい。ヒータ制御プログラムは、前駆体供給システム、基板および/またはシステムの他の部分の構成要素を加熱するための加熱ユニットへの電流を制御するためのコードを含んでもよい。あるいは、ヒータ制御プログラムは、ヘリウムなどの熱搬送ガスのウエハチャックへの供給を制御してもよい。バルブ位置制御コードは、例えば、プロセスモジュールまたはクラスタツールへのアクセスを提供する絶縁バルブを制御することによって、プロセスモジュールまたは基板処理システムへのアクセスを制御するためのコードを含んでもよい。リフト機構制御コードは、例えば、アクチュエータがリフトピンを移動させるようにアクチュエータ駆動部を作動させるコードを含んでもよい。ロボット位置コードは、例えば、横軸、縦軸、または半径方向の軸に沿ってロボットが移動するように操作することを含む、ロボットの位置を操作するためのコードを含んでもよい。エンドエフェクタ位置コードは、例えば、横軸、縦軸、または半径方向の軸に沿ってロボットが伸び、縮み、または移動するように操作することを含む、エンドエフェクタの位置を操作するためのコードを含んでもよい。
堆積中に監視される可能性があるセンサの例には、マスフロー制御モジュール、圧力マノメータ610などの圧力センサ、および供給システム、台座またはチャックに位置する熱電対(例えば、温度センサ614)が挙げられるが、これらに限定されない。適切にプログラムされたフィードバックおよび制御アルゴリズムは、所望のプロセス条件を維持するために、これらのセンサからのデータとともに使用されてもよい。前記は、単一またはマルチチャンバの半導体処理ツールにおける本発明の実施形態の実施態様を説明している。
一実施態様では、消耗部品を基板処理システムに供給するためのリング保管ステーションを開示する。リング保管ステーションは、リング保管ステーションの基部に画定されたベースプレート構造を含む。エンドエフェクタアクセス開口部は、ベースプレート構造の前側に沿って画定される。第1の側壁は、ベースプレート構造の第1の側面に沿って配置される。背面側壁は、ベースプレート構造の背面側に沿って配置される。サービス窓開口部は、ベースプレート構造の第2の側面に画定される。複数のフィンガ支持体構造は、ベースプレート構造上に取り付けられる。各フィンガ支持体構造は、支持柱と、その上に画定された支持体フィンガとを含み、支持体フィンガの第1の端部が支持柱に取り付けられ、第2の端部がリング保管ステーションの中心に向かって延びている。複数のフィンガ支持体構造は、ベースプレート構造の第1の側面に配置された第1のフィンガ支持体構造を含み、第1の対のフィンガ支持体構造は、背面側に沿って配置され、第2のフィンガ支持体構造は、第2の側面と前側との交点に配置される。第1および第2のフィンガ支持体構造における支持体フィンガは、第2の端部の近位に画定されたインデックスピンを含む。インデックスピンは、リング保管ステーション内で受け取られた消耗部品と連携するために使用される。
いくつかの実施態様では、ベースプレート構造は、ベースプレート構造の底面を画定するベースプレートと、ベースプレート構造の上側を画定するためにベースプレートの上面に配置された回転プレートとを含む。中心ピボットピンは、ベースプレートの中心から回転プレートの中心を通って延びており、回転プレートは、位置較正の間、水平軸に沿って中心ピボットピンの周囲を回転するように構成される。
いくつかの実施態様では、複数のフィンガ支持体構造は、回転プレート上に画定される。
いくつかの実施態様では、第2のフィンガ支持体構造は、調整可能なフィンガ支持体構造である。ロードパスアジャスタは、調整可能なフィンガ支持体構造の支持柱に近位の回転プレート上に画定され、調整可能なフィンガ支持体構造の支持柱の位置を調整するように構成される。
いくつかの実施態様では、ロードパスアジャスタは、1つまたは複数の開チャネルを有するアジャスタプレートと、消耗部品が妨げられずにリング保管ステーションに出入り可能な位置で1つまたは複数の開チャネルを使用する調整可能なフィンガ支持体構造の支持柱をベースプレートに固定する1つまたは複数のアジャスタピンとを含む。
さらにまた、いくつかの実施形態では、消耗部品は、リング保管ステーションとプロセスモジュールとの間において消耗部品を搬送中に位置検出を補助するために、材料内部または材料に1つまたは複数のレーザ彫刻マーカを有してもよい。
本明細書に記載の様々な実施形態により、基板処理システムを大気条件に開放することなく、消耗部品を迅速かつ効率的な方法で交換可能である。その結果、消耗部品を交換する時間、ならびに消耗部品の交換中にチャンバを汚染するあらゆるリスクが大幅に減少し、それにより基板処理システムがより速くオンラインになり得る。さらに、プロセスモジュール、消耗部品、およびプロセスモジュールにおける他のハードウェア構成要素への不慮による損傷のリスクが大幅に低減される。
実施形態の上述の説明は、例示と説明の目的で提供された。実施形態の上述の説明は、網羅的もしくは本発明を限定することを意図するものではない。特定の実施形態の個々の要素または特徴は概して、その特定の実施形態に限定されないが、適用可能な場合には、置き換え可能であり、具体的に示されていないかもしくは説明されていない場合であっても、選択された実施形態に使用可能である。また、特定の実施形態の個々の要素または特徴は、様々な方法で変化させてもよい。このような変形は、本発明からの逸脱と見なされるべきではなく、このような修正は、すべて本発明の範囲内に含まれることが意図される。
前述の実施形態は、理解を明確にする目的で、ある程度詳細に説明してきたが、添付の特許請求の範囲内で特定の変更および修正が実施可能であることは明らかであろう。したがって、本実施形態は、例示的なものであって制限的なものではないと見なされるべきであり、本実施形態は、本明細書にて与えられた詳細に限定されるものではなく、その範囲内でおよび特許請求の等価物の範囲内で修正されてもよい。例えば、本開示は以下の形態としても実現できる。
[形態1]
基板処理システムに使用される消耗部品を供給するためのリング保管ステーションであって、
ハウジングであって、
ベースプレートと、
前記ベースプレートの上に配置された回転プレートと、
前記ハウジングの第1の側に配置されたエンドエフェクタアクセス開口部と、
前記ハウジングの第2の側に配置されたサービス窓開口部と、
対応する支持柱上に配置された支持体フィンガを含む一組のフィンガ支持体構造であ
って、前記ハウジング内で前記回転プレートに接続されている、一組のフィンガ支持体構
造と
を含む、ハウジング
を備える、リング保管ステーション。
[形態2]
形態1に記載のリング保管ステーションであって、
前記フィンガ支持体構造のうちの少なくとも2つは、インデックスピンを備えるフィンガ支持体であって、前記インデックスピンが、前記リング保管ステーションに配置されるとき、前記消耗部品を半径方向に整列させるように構成される、リング保管ステーション。
[形態3]
形態1に記載のリング保管ステーションであって、
前記回転プレートは、前記ベースプレートの中心に配置され、かつ前記回転プレートの中心を通って延びているセンターピボットピンの周囲を水平面に沿って回転するように構成される、リング保管ステーション。
[形態4]
形態1に記載のリング保管ステーションであって、
前記サービス窓開口部を含む前記第2の側は、前記エンドエフェクタアクセス開口部を含む前記第1の側に隣接して配置される、リング保管ステーション。
[形態5]
形態4に記載のリング保管ステーションであって、
前記フィンガ支持体構造のうちの1つは、調整可能なフィンガ支持体構造であり、前記調整可能なフィンガ支持体構造が、前記第1の側と前記第2の側との交点に画定される、リング保管ステーション。
[形態6]
形態5に記載のリング保管ステーションであって、
前記回転プレートは、前記回転プレートの上に画定されたロードパスアジャスタを含み、前記ロードパスアジャスタが、前記調整可能なフィンガ支持体構造の前記支持柱に近接して画定され、かつ前記調整可能なフィンガ支持体構造の前記支持柱の位置を調整するように構成される、リング保管ステーション。
[形態7]
形態6に記載のリング保管ステーションであって、
前記ロードパスアジャスタは、1つまたは複数の開チャネルと、前記消耗部品が妨げられずに前記リング保管ステーションに出入り可能な位置で前記調整可能なフィンガ支持体構造の前記支持柱を固定しているとき、前記1つまたは複数の開チャネルを介して前記回転プレートを前記ベースプレートに係合するための1つまたは複数のアジャスタピンとを有するアジャスタプレートを含む、リング保管ステーション。
[形態8]
形態5に記載のリング保管ステーションであって、
前記回転プレートは、前記調整可能なフィンガ支持体構造の第2の端部に近接して画定された第1のピボットポイントおよび第2のピボットポイントを含み、前記第1のピボットポイントおよび前記第2のピボットポイントが、第1の位置または第2の位置で前記調整可能なフィンガ支持体構造の前記第2の端部を固定するために使用され、
前記調整可能なフィンガ支持体構造の前記第1の位置または前記第2の位置への固定は、前記基板処理システム内のモジュールの設計に基づく、リング保管ステーション。
[形態9]
形態1に記載のリング保管ステーションであって、
前記サービス窓開口部を含む前記第2の側は、前記エンドエフェクタアクセス開口部を含む前記第1の側に対向して配置される、リング保管ステーション。
[形態10]
形態9に記載のリング保管ステーションであって、
前記一組のフィンガ支持体構造は、
前記リング保管ステーションの第1の側面に配置された第1の対のフィンガ支持体構造であって、前記第1の対の第1のフィンガ支持体構造が前記第1の側に近接して配置され、前記第1の対の第2のフィンガ支持体構造が前記第2の側に近接して配置されるようにする、第1の対のフィンガ支持体構造と、
前記リング保管ステーションの第2の側面に配置された第2の対のフィンガ支持体構造であって、前記第2の対の第3のフィンガ支持体構造が前記第1の側に近接して配置され、前記第2の対の第4のフィンガ支持体構造が前記第2の側に近接して配置されるようにする、第2の対のフィンガ支持体構造と
を含む、リング保管ステーション。
[形態11]
形態1に記載のリング保管ステーションであって、
前記エンドエフェクタアクセス開口部および前記サービス窓開口部は、前記リング保管ステーションまたは前記基板処理システムを分離するために、協調して動作可能なシャッターを含む、リング保管ステーション。
[形態12]
形態1に記載のリング保管ステーションであって、
前記回転プレートは、前記回転プレートの上に画定されたキャリアプレートハウジングを含み、前記キャリアプレートハウジングが、前記消耗部品を前記リング保管ステーションへ搬入出させるために使用されるキャリアプレートを保管するように構成される、リング保管ステーション。
[形態13]
形態1に記載のリング保管ステーションであって、
前記消耗部品は、前記基板処理システム内のプロセスモジュールにて使用されるエッジリングである、リング保管ステーション。
[形態14]
基板処理システムに消耗部品を供給するためのリング保管ステーションであって、
ベースプレートと、
前記リング保管ステーションの第1の側に配置された第1の開口部と、
前記リング保管ステーションの第2の側に配置された第2の開口部と、
前記ベースプレート上に画定された一組のフィンガ支持体構造であって、前記フィンガ支持体構造の各々が、支持柱と、前記支持柱から前記リング保管ステーションの中心に向かって延びている支持体フィンガとを含み、前記フィンガ支持体構造のうち少なくとも2つは、インデックスピンを備える支持体フィンガを有しており、前記インデックスピンが、消耗部品が前記リング保管ステーションに配置されるとき、前記消耗部品を半径方向に整列させるように構成される、一組のフィンガ支持体構造と
を備える、リング保管ステーション。
[形態15]
形態14に記載のリング保管ステーションであって、
前記ベースプレート上に画定されたキャリアプレートハウジングであって、前記キャリアプレートハウジングが、前記消耗部品を前記リング保管ステーションへ搬入出させる際に使用されるキャリアプレートを収容するように構成される、キャリアプレートハウジングをさらに備える、リング保管ステーション。
[形態16]
形態14に記載のリング保管ステーションであって、
サービス窓開口部を含む前記第2の側は、エンドエフェクタアクセス開口部を含む前記第1の側に隣接して配置される、リング保管ステーション。
[形態17]
形態16に記載のリング保管ステーションであって、
前記フィンガ支持体構造のうちの1つは、調整可能なフィンガ支持体構造であり、前記調整可能なフィンガ支持体構造が、前記第1の側と前記第2の側との交点に画定される、リング保管ステーション。
[形態18]
形態17に記載のリング保管ステーションであって、
前記ベースプレートは、前記ベースプレートの上に画定されたロードパスアジャスタを含み、前記ロードパスアジャスタが、前記調整可能なフィンガ支持体構造の前記支持柱に近接して画定され、かつ前記調整可能なフィンガ支持体構造の前記支持柱の位置を調整するように構成される、リング保管ステーション。
[形態19]
形態18に記載のリング保管ステーションであって、
前記ロードパスアジャスタは、1つまたは複数の開チャネルと、前記消耗部品が妨げられずに前記リング保管ステーションに出入り可能な位置で前記調整可能なフィンガ支持体構造の前記支持柱を固定しているとき、前記1つまたは複数の開チャネルを介して回転プレートを前記ベースプレートに係合するための1つまたは複数のアジャスタピンとを有するアジャスタプレートを含む、リング保管ステーション。
[形態20]
形態17に記載のリング保管ステーションであって、
前記ベースプレートは、前記調整可能なフィンガ支持体構造の第2の端部に近接して画定された第1のピボットポイントおよび第2のピボットポイントを含み、前記第1のピボットポイントおよび前記第2のピボットポイントが、第1の位置または第2の位置で前記調整可能なフィンガ支持体構造の前記第2の端部を固定するために使用され、
前記調整可能なフィンガ支持体構造の前記第1の位置または前記第2の位置への固定は、前記基板処理システム内のモジュールの設計に基づく、リング保管ステーション。
[形態21]
形態14に記載のリング保管ステーションであって、
前記サービス窓開口部を含む前記第2の側は、前記エンドエフェクタアクセス開口部を含む前記第1の側に対向して配置される、リング保管ステーション。
[形態22]
形態21に記載のリング保管ステーションであって、
前記一組のフィンガ支持体構造は、
前記リング保管ステーションの第1の側面に配置された第1の対のフィンガ支持体構造であって、前記第1の対の第1のフィンガ支持体構造が前記第1の側に近接して配置され、前記第1の対の第2のフィンガ支持体構造が前記第2の側に近接して配置されるようにする、第1の対のフィンガ支持体構造と、
前記リング保管ステーションの第2の側面に配置された第2の対のフィンガ支持体構造であって、前記第2の対の第3のフィンガ支持体構造が前記第1の側に近接して配置され、前記第2の対の第4のフィンガ支持体構造が前記第2の側に近接して配置されるようにする、第2の対のフィンガ支持体構造と
を含む、リング保管ステーション。
[形態23]
形態14に記載のリング保管ステーションであって、
前記消耗部品は、前記消耗部品の底面に均一に画定された3つの溝を含み、前記溝が、前記少なくとも2つの前記フィンガ支持体構造上の前記インデックスピンに連携する際に使用される、リング保管ステーション。
[形態24]
基板処理システムで使用される消耗部品を供給するためのリング保管ステーションであって、
ハウジングであって、
ベースプレートと、
前記ハウジングの第1の側に配置されたエンドエフェクタアクセス開口部と、
前記ハウジングの第2の側に配置されたサービス窓開口部と、
対応する支持柱上に配置された支持体フィンガを含む一組のフィンガ支持体構造であ
って、前記ハウジング内で前記ベースプレートに接続されており、
前記フィンガ支持体構造のうち少なくとも1つは、調整可能なフィンガ支持体構造で
ある、一組のフィンガ支持体構造と
を含む、ハウジング
を備える、リング保管ステーション。
[形態25]
形態24に記載のリング保管ステーションであって、
前記サービス窓開口部を含む前記第2の側は、前記エンドエフェクタアクセス開口部を含む前記第1の側に隣接して配置される、リング保管ステーション。
[形態26]
形態24に記載のリング保管ステーションであって、
前記ベースプレートは、前記ベースプレートの上に画定されたロードパスアジャスタを有し、前記ロードパスアジャスタが、前記調整可能なフィンガ支持体構造の前記支持柱に近接して画定され、かつ前記調整可能なフィンガ支持体構造の前記支持柱の位置を調整するように構成される、リング保管ステーション。
[形態27]
形態24に記載のリング保管ステーションであって、
前記ベースプレートは、前記調整可能なフィンガ支持体構造の第2の端部に近接して画定された第1のピボットポイントおよび第2のピボットポイントを含み、前記第2の端部は、前記支持柱が画定される端部に対向しており、前記第1のピボットポイントおよび前記第2のピボットポイントは、第1の位置または第2の位置で前記調整可能なフィンガ支持体構造の前記第2の端部を固定するために使用され、
前記調整可能なフィンガ支持体構造の前記第1の位置または前記第2の位置への固定は、前記基板処理システム内のモジュールの設計に基づく、リング保管ステーション。
[形態28]
形態24に記載のリング保管ステーションであって、
少なくとも前記一組のフィンガ支持体構造は、インデックスピンを備えるフィンガ支持体を有し、前記インデックスピンが、前記消耗部品が前記リング保管ステーションに配置されるとき、前記消耗部品を半径方向に整列させるように構成される、リング保管ステーション。
[形態29]
形態24に記載のリング保管ステーションであって、
前記リング保管ステーションは、装置フロントエンドモジュール(EFEM)に結合され、かつ前記EFEMは、マッピングセンサを備えるロボットエンドエフェクタを有し、前記マッピングセンサが、基板が前記一組のフィンガ支持体構造に関連するスロットに正しく配置されていないときに、検出するために使用される、リング保管ステーション。