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JP7691241B2 - 電力供給システムにおける蓄電池の充放電制御方法 - Google Patents

電力供給システムにおける蓄電池の充放電制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、蓄電池を備えた非常用電源機能を有する電力供給システムにおける蓄電池の充放電制御方法に関し、特に駅舎や病院等の不特定多数の人々が利用する施設における電気設備へ電力を供給するシステムにおける蓄電池の充放電制御に利用して有効な技術に関するものである。
一般に、鉄道会社の駅舎における電源設備は、図4に示すように、変電所もしくは電力会社の電力網から供給される交流電力を常用回線(高圧1号)11Aと予備回線(高圧2号)11Bの2回線で受電し、電圧変換して照明装置21やコンセント22、券売機23、改札機24、エスカレータなどの昇降機25、エアコン等の一般動力26などの負荷となる電気設備へ電力を供給している。また、駅舎には、誘導灯27Aやスプリンクラーなどの消火設備(非常時用負荷)27Bなどが設置されている。
一方、消防法に規定される消防負荷がある駅舎では、消防法の規定により火災時に非常用負荷に対して電力を供給する非常用電源機能を備えることが義務付けられている。また、一定規模以上の駅舎においても、社内規定により非常用電源機能を備えることとしている。そのため、従来、一定規模以上の駅舎には、非常用電源としてエンジンを動力とする発電機(EG)17が設置されており、停電発生時には発電機17からの電力を誘導灯27Aや消火設備27Bなどの非常時用負荷の他、券売機23や改札機24などの重要負荷へ供給するように電力供給システムが構成されていた。
また、駅舎の電力供給システムにおいては、常用回線11Aの電力供給が停止した場合、予備回線11Bに切り替えるとともに、停電時には発電機17からの電力に切り替える必要がある。そのため、図4に示すように、負荷側に切替器SW1A,SW1B~SW5A,SW5Bが設けられているが、駅舎における上記負荷のうち照明装置21やコンセント22等は緊急性を要しないため、切替器SW1A,SW1B;SW3A,SW3B;SW5A,SW5Bには安価な電磁式の電源切替器が使用されていた。
これに対し、券売機や改札機等は、停電が発生した際に直ちに回線を切り替えて電力供給を続ける必要があるため、従来は、電源切替器SW2A,SW2B;SW4A,SW4Bとして、瞬時(SW2A,SW2Bは3ms; SW4A, SW4Bは10ms)に切替えを行える静止型切替器が用いられていた。
特許第6664680号公報 国際公開WO2018/179562公報
しかしながら、静止型切替器は負荷ごとに設ける必要があるため、設備点数が多くなり保守点検に多くの労力と時間を要していた。また、非常用発電機についても年1回、駅の全停電を伴う実負荷試験を実施する必要があり、保守点検に労力を要するとともに、非常用発電機は軽油や重油等を使用しており、二酸化炭素を排出するため、環境に与える影響が大きいという課題がある。そこで、本発明者らは、非常用発電機の代わりに蓄電池と太陽光発電設備を使用することについて検討をした。
なお、従来、電力会社の電力網から交流電力を受電するとともに蓄電装置と再生エネルギー発電装置を備え、一般負荷および重要負荷へ電力を供給する電力供給システムにおいて、負荷の消費電力を予測し、蓄電装置における目標充電量を算出して、蓄電装置の充電動作と放電動作を制御するようにした電力制御装置および電力制御方法に関する発明として、例えば特許文献1に記載されている発明がある。
また、蓄電池の充電率を、蓄電池の充放電電流および蓄電池の端子間電圧に基づいて推定する蓄電池状態推定装置に関する発明も提案されている(例えば、特許文献2)。
しかし、特許文献1や特許文献2には、停電発生時に非常時用負荷に対する電力の供給を保証することや、電力平準化を達成するための技術については何ら開示していない。
本発明は上記のような課題を解決することに向けてなされたもので、蓄電池により停電発生時に非常時用負荷に対する電力の供給を保証することができる非常用電源機能を有する電力供給システムにおける蓄電池の充放電制御方法を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、蓄電池による非常用電源機能を備えた電力供給システムにおいて電力平準化を達成することができる蓄電池の充放電制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、
発電所または変電所から交流電力の供給を受けて負荷となる電気設備に応じてそれぞれ変換する1または2以上の変圧器と、
電力供給対象の施設に設けられている複数種類の電気設備と前記変圧器との間に設けられた複数個の切替器と、
前記交流電力によって充放電可能な蓄電池を備えた蓄電装置と、
前記蓄電池の状態を検出する電池状態検出手段と、
前記複数個の切替器および前記蓄電装置の充放電動作を制御するシステム制御装置と、を備え、前記複数種類の電気設備には前記交流電力の供給遮断中に動作される非常用負荷が含まれている電力供給システムにおける蓄電池の充放電制御方法において、
前記システム制御装置は、
前記電池状態検出手段により検出された電池状態に基づいて現時点での前記蓄電池の充電率を把握する手段と、前記充電率が所定の最低充電率SOCmin以下に低下した場合に前記蓄電池の充電指令を出力する手段と、を備え、
前記所定の最低充電率SOCminを、前記非常用負荷の非常時消費電力が必要容量以上維持され続けるように定期的に補正するように構成したものである。
上記のような方法によれば、非常時用負荷を稼働させることができる分の電池容量を取り置きしておいた上で、最低充電率を算出して蓄電池の充電制御を行うため、定期的な実負荷試験の実施が必要な発電機を設けることなく、蓄電池により停電発生時に非常時用負荷に対する電力の供給を保証することができる。また、非常用電源が蓄電池であれば停電発生時に瞬時に蓄電池から電力を供給することができるので、電源切替器として静止型切替器を使用する必要がなくなる。そのため、切替器を保守点検に要する労力を低減することができる。
さらに、常用負荷による電力需要のピーク時以外の時に蓄電池を充電し、電力需要のピーク時に蓄電池から常用負荷へ電力を供給することで、発電所や変電所から受電する電力の平準化を達成することができる。
なお、駅舎へ電力を供給する駅舎電力供給システムにおいては、発電所または変電所から交流電力の供給を受ける2系統の受電用回線(常用回線および予備回線)を備え、前記変圧器は2系統の受電用回線のそれぞれに対応して2組設けるようにする。
また、前記システム制御装置は、
前記非常用負荷を予め設定された所定時間稼働させた場合に消費される非常時電力分に相当する非常用容量ECと、前記蓄電池の定格容量RCと、前記蓄電池の容量維持率SOHと、システム上残す必要がある電力容量の割合NCとに基づいて、次式
SOCmin=EC/(RC×SOH×(1-NC))
を用いて前記最低充電率SOCminを算出し、制御に用いる前記最低充電率SOCminを定期的に補正するようにする。
これにより、蓄電池の経年変化を考慮した正確な最低充電率を算出することができる。
さらに、望ましくは、前記蓄電装置は、交流を直流に変換可能であるとともに直流を交流に変換可能な双方向変換回路と、前記双方向変換回路の切替え制御および前記蓄電池の充放電制御を行う蓄電制御回路とを備え、
前記システム制御装置は、前記蓄電制御回路と、前記蓄電制御回路へ指令を送信する機能を備えた主制御装置と、から構成され、
前記蓄電制御回路は、前記式を用いて前記蓄電池の充電開始充電率を算出して、前記蓄電池の充電率が前記充電開始充電率以下に低下した場合に前記蓄電池の充電を開始させるように構成され、
前記主制御装置は、前記式を用いて前記蓄電池の最低充電率を算出して前記蓄電池の充電率が前記最低充電率以下に低下した場合に前記蓄電制御回路へ前記蓄電池の充電を開始させる指令を送信するように構成され、
前記蓄電制御回路が算出する前記蓄電池の充電開始充電率は、前記主制御装置が算出する前記蓄電池の最低充電率よりも、所定のマージン分だけ低くなるように設定されるようにする。
上記のような方法によれば、2つの制御装置の役割を分担することができるため、主制御装置(EMS)により電力の平準化制御を効率よく行える。また、蓄電制御回路(充放電制御回路)が算出する充電開始充電率と主制御装置が算出する最低充電率にマージンが設けられるため、上位の主制御装置が意図しないタイミングで畜電制御回路が強制的に蓄電池を充電するのを回避することができる。
また、望ましくは、前記電力供給システムには、太陽光発電装置が含まれており、
前記主制御装置は、前記太陽光発電装置から電力の供給がある場合に、受電用回線より受電する電力量を減らす制御を実行するようにする。
かかる方法によれば、非常用電源としての蓄電池の他に太陽光発電装置を備えるため、太陽光発電装置により得られた電力により施設内の負荷を駆動することができるため、発電所や変電所から受電する電力量を減少させ、低コスト化を達成することができる。
さらに、望ましくは、前記電力供給システムは、前記複数種類の電気設備へ供給されるトータルの電力を検出する消費電力検出手段と、前記太陽光発電装置が発電する電力を検出する発電電力検出手段と、を備えており、
前記蓄電制御装置は、前記発電電力検出手段により検出された電力量が前記消費電力検出手段により検出された電力量を上回る場合に、前記蓄電装置の充電制御を実行するようにする。
かかる方法によれば、太陽光発電装置の電力に余剰電力がある場合には蓄電池を充電することができるため、太陽光発電装置により得られた電力を無駄なく使用することができ、環境負荷を低減するとともに、電力の平準化に寄与することができる。
また、望ましくは、前記システム上残す必要がある電力容量の割合は、前記蓄電池の終止電圧に相当する容量の割合であるようにする。
このようにすることにより、過放電によって蓄電池の性能が急速に劣化するのを防止することができる。
本発明の蓄電池の充放電制御方法によれば、蓄電池による非常用電源機能を備えた電力供給システムにおいて、停電発生時に非常時用負荷に対する電力の供給を保証することができる。また、電力平準化を達成することができるという効果がある。
本発明の蓄電池の充放電制御方法を適用して好適な電力供給システム例としての駅舎電力供給システムの一実施形態を示すシステム構成図である。 (A)は蓄電池が新品の時の電池容量を、(B)は蓄電池が経年した場合の電池容量を示す説明図である。 充放電制御回路による蓄電池の充電開始充電率SOCcsとEMSにより算出される蓄電池の最低充電率SOCminとの関係を示す説明図である。 非常用発電機を備えた従来の駅舎電力供給システムの構成例を示すシステム構成図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明を適用して好適なシステム例としての駅舎電力供給システムの一実施形態を示すシステム構成図である。
図1に示すように、本実施形態の駅舎電力供給システムには、電力会社の電力網から供給される高圧の交流電力を受電するための常用回線(高圧1号)11Aと予備回線(高圧2号)11Bと、各回線の高圧交流電力を断路器DSa,DSbおよび遮断器CBa,CBbを介して受け低圧の第1交流電力系の負荷に適した電力に変換する第1変圧器12A,12Bおよび低圧の第2交流電力系の負荷に適した電力に変換したり3相交流を単相交流に変換したりする第2変圧器13A,13Bと、蓄電池とその充放電制御を実行する制御系とからなる蓄電装置14と、太陽光発電装置15と、省エネルギー化に向けてシステム全体を制御するEMS(エネルギー・マネージメント・システム)16が設けられている。
また、駅舎電力供給システムには、変圧器12Aまたは13Aで変換された電力を選択的に照明装置21やコンセント22等に供給する切替器SW1A,SW1B、エアコン等の一般動力26に供給する電力を切り替える切替器SW3A,SW3Bが設けられている。
一方、誘導灯27Aや消火設備(スプリンクラーの動力)27Bなどの非常時用負荷の他、券売機23、改札機24、エスカレータのような瞬時電源切替えが求められる昇降機25などの重要負荷へは、蓄電装置14を介して電力が供給されるように構成されている。本実施例においては、これらの負荷のうち券売機23、改札機24、誘導灯27Aへは、スコットトランスSTを介して蓄電装置14から電力が供給される。なお、エスカレータ以外の昇降機(エレベータ)は一般動力26と同等に扱っても良い。
非常用発電機を備えた従来の電力供給システム(図4)では、切替器SW1A,SW1BとSW3A,SW3Bには電磁式切替器が使用され、切替器SW2A,SW2BとSW4A,SW4Bには静止型切替器が使用されていたが、非常用発電機の代わりに蓄電装置14を備えた本実施形態の駅舎電力供給システム(図1)においては、静止型切替器を不要とすることができる。
そのため、静止型切替器を用いた場合には、電気設備ごとに静止型切替器を設ける必要があったため、切替器の数が多くなり保守点検に多くの労力を要していたが、本実施形態のシステムにおいては静止型切替器を不要とすることができるため、保守点検に要する労力を低減することができる。
また、本実施形態の駅舎電力供給システムにおいては、蓄電装置14は、停電発生時に非常用発電機に代って電気設備に電力を供給することができるとともに、非常用電力供給という用途の他に、電力平準化用途にも使用することができるように設計されている。
蓄電装置14は、特に限定されるものではないが、リチウムイオン電池や鉛蓄電池のような二次電池からなる蓄電池41と、太陽光発電装置15から供給される電圧を変換するMPPT(発電出力の最大電力点に自動追従する機能)付きのDC/DCコンバータ42、交流電流を直流電流に変換するAC/DCコンバータや直流電流を交流電流に変換するインバータなどを有する双方向電圧変換回路43と、EMS16からの指令を受けて双方向電圧変換回路43を制御する充放電制御回路44などを備える。
また、蓄電装置14の充放電制御回路44とEMS16との間はLANケーブル等によりデータ転送可能に接続されており、蓄電装置14にはLANケーブルが接続される通信用インターフェース(I/F)45が設けられている。
双方向電圧変換回路43や、蓄電池の充放電制御回路44を備えた電力制御装置に関しては、前述の特許文献1等に記載されており、本発明においても特許文献1の電力制御装置と同様な構成を有する装置を蓄電装置14として使用することができるので、蓄電装置14の詳しい説明は省略する。
さらに、本実施形態の駅舎電力供給システムにおいては、自駅舎で消費している電力もしくは電流を測定する電力計もしくは電流計および太陽光発電装置15が出力している発電電力をもしくは電流を測定する電力計もしくは電流計がセンサとして設けられており、これらのセンサにより計測された電力値もしくは電流値はEMS16に入力されるように構成されている。
そして、EMS16は、駅舎内の全負荷による消費電力と太陽光発電装置15による発電電力を監視して、発電電力が負荷の消費電力を上回る場合には、蓄電装置14の充放電制御回路44に対して蓄電池41の充電を実行する指令(コマンド)を送信したり、走行列車の本数の多い朝夕の通勤時間帯には蓄電池41の放電を実行するコマンドを送信したりする機能を備える。つまり、EMS16は蓄電装置14の充放電制御回路44の上位の制御装置として機能する。
本実施形態の駅舎電力供給システムにおいては、EMS16が上記のような制御を行うことで、太陽光エネルギーを有効活用して環境負荷を低減するとともに、電力会社から受電するピーク電力量を減らして電力を平準化することができ、それによって、電力会社に支払う料金を減らして低コスト化を実現することができる。
次に、本実施形態の駅舎電力供給システムを構成する蓄電装置14の充放電制御回路44による充放電制御の特徴とシステムの制御方法について説明する。
本実施形態における充放電制御の特徴は、停電(瞬時停電を含む)が発生した際に確実に蓄電池から非常用負荷へ電力を供給できるようにするため非常用容量を一定量取り置きし、余剰分で電力平準化用途の充放電を行う点(特徴1)と、蓄電池は経年変化により初期の容量維持率(SOH)が低下するのでEMS(エネルギー・マネジメント・システム)により非常用容量を最低充電率(最低SOC)にて管理する際に、SOHも加味したSOCで管理する点(特徴2)にある。
先ず、上記特徴1の非常用容量の取り置きについて、図2を用いて説明する。
図2において、(A)は蓄電池が新品の時の電池容量を示し、(B)は蓄電池が経年した場合の電池容量を示すもので、RCは定格容量、SOCは充電率、SOCmin1およびSOCmin2はそれぞれの最低充電率である。なお、(B)の経年した畜電池の満充電容量FCは、定格容量RC×容量維持率SOHで表わされる。
本実施形態においては、駅舎ごとに、停電発生中に稼働させる必要のある非常用負荷のトータルの消費電流から、非常用負荷を所定時間(例えば 時間)稼働させた場合に消費される電力(非常時電力)を予め算出しておく。そして、その電力を当該駅舎に設けられている畜電池のみから供給することを想定して、非常時電力分を図2(A),(B)の電池容量から非常用容量ECとして確保する。また、過放電による蓄電池の急速な劣化を防止するための終止電圧に相当する容量などシステム上残す必要がある電力容量の割合(例えば7%)を不使用容量NCとして確保する。その上で、定格容量RCまたは満充電容量FC(定格容量RC×SOH)から上記非常用容量ECおよび不使用容量NCを除いた容量分を、EMS16が管理する充放電容量として使用するものである。
つまり、EMS16は、蓄電池の充放電量もしくは電池電圧等の電池状態に基づいて常に蓄電池の現時点での充電率を算出するとともに、次式
SOCmin=EC/(RC×SOH×(1-NC))
により、最低充電率SOCminを、例えば1カ月に一度のように定期的に算出して、現時点の充電率SOCが最低充電率SOCminに低下したなら、蓄電装置14の充放電制御回路44へ充電開始コマンドを送信して、充放電制御回路44が双方向電圧変換回路43を制御して蓄電池を充電させる制御を行う。因みに、充電率算出用の上記式を文字で記載すると、
最低充電率=非常用容量÷(定格容量×容量維持率×(1-不使用容量割合))となる。
なお、算出時点(以下、現時点と称する)での充電率SOCは、蓄電池の電圧から電池残量を計算し、充電率=残量/満充電容量なる式より算出することができる。また、現時点の容量維持率SOHは蓄電装置14の充放電制御回路44から取得することができ、満充電容量は前述したように現時点の容量維持率SOHと定格容量とから求めることができる。
上述したように、本実施形態においては、EMS16が上記の計算式により自動的に最低充電率SOCminを算出して補正するため、従来のように、手動で最低充電率を入力して補正する必要がないという利点がある。
また、従来は、上記手動入力の手間をなくすため、一定経年後を加味した最低充電率の値を初期から設定することも行われており、それにより蓄電池の残量が非常用容量を割り込むことは回避できるが、蓄電池の余剰分を充分に有効活用することができない。これに対し、本実施形態によれば、蓄電池の余剰分を最大限有効に活用することができるようになるという利点がある。
ところで、上記実施形態においては、EMS16が上記計算式により蓄電池の最低充電率SOCminおよび現時点の充電率SOCを算出して、現時点の充電率SOCが最低充電率SOCmin以下に低下したなら、蓄電装置14の充放電制御回路44へ充電開始コマンドを送信して、充放電制御回路44が蓄電池を充電させると説明したが、このような制御と並行して蓄電装置14の充放電制御回路44が前記計算式により蓄電池の最低充電率SOCminおよび現時点の充電率SOCを算出して、現時点の充電率SOCが最低充電率SOCmin以下に低下したなら、強制的に蓄電池を充電させる制御を実行するようにシステムを構成することも可能である。
ただし、上記のようにした場合には、上位の制御装置であるEMS16が意図しないタイミングで充放電制御回路44が強制的に蓄電池を充電する可能性がある。
そこで、充放電制御回路44が前記計算式により算出して決定する蓄電池の充電開始充電率SOCcsは、図3に示すように、EMS16が前記計算式により算出する蓄電池の最低充電率SOCminよりも、所定のマージンM(例えば1%)だけ低くなるように設定すると良い。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記実施形態では、蓄電装置14が蓄電池41の充放電制御回路44を備えるように構成されているが、充放電制御回路44の機能をEMS16が併せ持つように構成しても良い。
さらに、前記実施形態では、本発明を、蓄電装置14と共に太陽光発電装置15を備えた駅舎電力給電システムに適用した場合について説明したが、本発明は太陽光発電装置が設けられていない駅舎電力供給システムに適用することも可能である。
また、前記実施形態では、本発明を、駅舎電力給電システムに適用した場合について説明したが、本発明は駅舎に限定されるものでなく、病院や災害時の避難所、駐車場などの非常用発電装置を備えた施設における電力供給システムに適用することができる。
11A 常用回線
11B 予備回線
12A,12B 第1変圧器
13A,13B 第2変圧器
14 蓄電装置
15 太陽光発電装置
16 EMS(エネルギー・マネージメント・システム)
17 発電機
21 照明装置
22 コンセント
23 券売機
24 改札機
25 昇降機(エスカレータ、エレベータ)
26 一般動力(エアコン等)
27A 誘導灯(非常時用負荷)
27B 消火設備(非常時用負荷)
SW 切替器
41 蓄電池
42 MPPTコンバータ
43 双方向電圧変換回路
44 充放電制御回路
45 通信用インターフェース

Claims (5)

  1. 発電所または変電所から交流電力の供給を受けて負荷となる電気設備に応じてそれぞれ変換する1または2以上の変圧器と、
    電力供給対象の施設に設けられている複数種類の電気設備と前記変圧器との間に設けられた複数個の切替器と、
    前記交流電力によって充放電可能な蓄電池を備えた蓄電装置と、
    前記蓄電池の状態を検出する電池状態検出手段と、
    前記複数個の切替器および前記蓄電装置の充放電動作を制御するシステム制御装置と、を備え、前記複数種類の電気設備には前記交流電力の供給遮断中に動作される非常用負荷が含まれている電力供給システムにおける蓄電池の充放電制御方法であって、
    前記蓄電装置および前記システム制御装置は、
    前記電池状態検出手段により検出された電池状態に基づいて現時点での前記蓄電池の充電率を算出する充電率算出手段を備えており
    前記蓄電装置は、交流を直流に変換可能であるとともに直流を交流に変換可能な双方向変換回路と、前記双方向変換回路の切替え制御および前記蓄電池の充放電制御を行う蓄電制御回路と、を備え、
    前記システム制御装置は、前記蓄電制御回路と、前記蓄電制御回路へ指令を送信する機能を備えた主制御装置と、から構成され、
    前記蓄電制御回路は、所定の式を用いて前記蓄電池の充電開始充電率を算出して、前記蓄電池の充電率が前記充電開始充電率以下に低下した場合に前記蓄電池の充電を開始させるように構成され、
    前記主制御装置は、所定の式を用いて前記蓄電池の最低充電率SOCminを算出して前記蓄電池の充電率が前記最低充電率SOCmin以下に低下した場合に前記蓄電制御回路へ前記蓄電池の充電を開始させる指令を送信するように構成され、
    前記蓄電制御回路が算出する前記蓄電池の充電開始充電率は、前記主制御装置が算出する前記蓄電池の最低充電率SOCminよりも、所定のマージン分だけ低くなるように設定されていることを特徴とする電力供給システムにおける蓄電池の充放電制御方法。
  2. 前記主制御装置は、
    前記非常用負荷を予め設定された所定時間稼働させた場合に消費される非常時電力分に相当する非常用容量ECと、前記蓄電池の定格容量をRCと、前記蓄電池の容量維持率SOHと、システム上残す必要がある電力容量の割合NCとを用いて、次式
    SOCmin=EC/(RC×SOH×(1-NC))
    を用いて前記最低充電率SOCminを算出し、前記最低充電率SOCminを、前記非常用負荷の非常時消費電力が必要容量以上維持され続けるように定期的に補正することを特徴とする請求項1に記載の電力供給システムにおける蓄電池の充放電制御方法。
  3. 前記電力供給システムには、太陽光発電装置が含まれており、
    前記主制御装置は、前記太陽光発電装置から電力の供給がある場合に、受電用回線より受電する電力量を減らす制御を実行することを特徴とする請求項に記載の電力供給システムにおける蓄電池の充放電制御方法。
  4. 前記電力供給システムは、
    前記複数種類の電気設備へ供給されるトータルの電力を検出する消費電力検出手段と、
    前記太陽光発電装置が発電する電力を検出する発電電力検出手段と、を備えており、
    前記蓄電制御回路は、前記発電電力検出手段により検出された電力量が前記消費電力検出手段により検出された電力量を上回る場合に、前記蓄電装置の充電制御を実行することを特徴とする請求項に記載の電力供給システムにおける蓄電池の充放電制御方法。
  5. 前記システム上残す必要がある電力容量の割合は、前記蓄電池の終止電圧に相当する容量の割合であることを特徴とする請求項2~のいずれかに記載の電力供給システムにおける蓄電池の充放電制御方法。
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Citations (4)

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