JP7689785B1 - カーボンナノチューブの集合体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数のカーボンナノチューブ(CNT)を含む、CNTの集合体であり、前記集合体を構成する110本以上のCNTを透過型電子顕微鏡で観察した際に、最も多く観察される層数をn(nは整数)とした場合、前記観察をした全てのCNTの合計100%に対し、層数がn-1~n+1であるCNTの合計割合が20~38%であり、層数がn-2~n+2であるCNTの合計割合が35~80%であり、層数がnであるCNTの外径の平均値をX(nm)とした場合、層数がn-1であるCNTの外径の平均値がX-2.8(nm)~X+0.5(nm)であり、層数がn+1であるCNTの外径の平均値がX-0.5(nm)~X+2.8(nm)であり、前記観察をした全てのCNTの外径の平均値がX-1.5(nm)~X+1.5(nm)である、カーボンナノチューブの集合体。
【選択図】なし
Description
本開示のカーボンナノチューブ(CNT)の集合体は、複数のCNTを含む。集合体を構成する110本以上のCNTを透過型電子顕微鏡(TEM)で観察した際に、最も多く観察される層数をn(nは整数)とした場合、該観察をした全てのCNTの合計100%に対し、層数がn-1~n+1であるCNTの合計割合が20~38%であり、層数がn-2~n+2であるCNTの合計割合が35~80%である。また、層数がnであるCNTの外径の平均値をX(nm)とした場合、層数がn-1であるCNTの外径の平均値がX-2.8(nm)~X+0.5(nm)であり、層数がn+1であるCNTの外径の平均値がX-0.5(nm)~X+2.8(nm)であり、該観察をした全てのCNTの外径の平均値がX-1.5(nm)~X+1.5(nm)である。
CNTは、例えば、熱化学気相成長法(熱CVD)法、プラズマCVD法、レーザーアブレーション法、アーク放電法、または燃焼法などの方法を用いて製造できる。
CNTフォレストから得られる集合体は、例えばパウダー状のCNTの集合体である。なお、パウダー状のCNTの集合体を、単にパウダー状のCNTとも記す。
CNTの集合体が基板上に設けられたCNTフォレストである場合には、CNTの集合体から110本以上のCNTを選択することは、CNTフォレストから110本以上のCNTを採取することを指す。
TEMを用いた観察方法の詳細は、実施例欄に記載する。
110本以上のCNTをTEM観察した際に、最も多く観察される層数が2つ以上ある場合は、最も多く観察される層数のうち、観察された全ての層数の中央値に最も近い層数をnとする。中央値とは、CNTの層数の分布におけるメジアンを指し、具体的には、CNTの層数の累積分布における累積値が50%となる値(層数)を指す。
nが2である場合には、層数がn-1~n+1であるCNTの合計割合とは、層数が1~3であるCNTの合計割合を意味し、層数がn-2~n+2であるCNTの合計割合とは、層数が1~4であるCNTの合計割合を意味する。
層数がn-1~n+1であるCNTの合計割合は、好ましくは22~36%、より好ましくは24~35%、さらに好ましくは26~34%である。
層数がn-2~n+2であるCNTの合計割合は、好ましくは40~76%、より好ましくは45~73%、さらに好ましくは50~70%である。
層数がn-1~n+1およびn-2~n+2であるCNTの合計割合が上記範囲にあると、CNTの集合体、特に基板上に設けられたCNTフォレストはスピナビリティ(紡糸性)に優れるとともに、CNTの集合体は分散性にも優れる。言い換えると、本開示のCNTの集合体は、スピナビリティと、分散性とのバランスに優れる。
層数がnであるCNTの割合が上記範囲にあると、CNTの集合体、特に基板上に設けられたCNTフォレストはスピナビリティに優れるとともに、CNTの集合体は分散性にも優れる。言い換えると、本開示のCNTの集合体は、スピナビリティと、分散性とのバランスに優れる。
層数がnであるCNTの外径の平均値とは、層数がnであるCNTについての外径の算術平均を指す。層数がn-1であるCNTの外径の平均値、層数がn+1であるCNTの外径の平均値、TEM観察をした全てのCNTの外径の平均値についても同様である。
TEM観察をした全てのCNTの内径の平均値とは、TEM観察をした全てのCNTについての内径の算術平均を指す。
CNTの平均長さとは、走査電子顕微鏡(SEM)を用いて観察をした全てのCNTについての長さの算術平均を指す。CNTの平均長さは、具体的には、SEMを用いてCNTの画像を10枚得る。10枚の画像1枚につき長さの測定点を10点任意に選択して測定し、合計100点の長さを測定し、次いで、100点の長さの測定値を算術平均することにより、CNTの平均長さを求めることができる。
本開示のCNTの集合体は、例えば、基板上に設けられたCNTフォレスト、またはCNTフォレストから得られる集合体である。CNTフォレストは、例えば、後述する方法により製造することができる。CNTフォレストから得られる集合体(例えばパウダー状のCNTの集合体)は、例えば、CNTフォレストから、スクレーパーなどを用いてCNTを基板から削ぎ落とすことで得られる。
触媒としては、例えば、金属が挙げられ、具体的には、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、モリブデン(Mo)、金(Au)、およびこれらからなる群から選ばれる少なくとも1種の金属を含む合金が挙げられる。合金としては、例えば、鉄合金、ニッケル合金、およびコバルト合金が挙げられる。触媒は、金属酸化物および金属化合物などの、金属の前駆体であってもよい。金属酸化物としては、例えば、鉄酸化物、ニッケル酸化物、およびコバルト酸化物が挙げられる。金属化合物としては、例えば、塩化鉄が挙げられる。前駆体を使用する場合は、前駆体を加熱することなどにより、CVD法を行う前に金属に変換する必要がある。
触媒の種類を変更することにより、CNTの層数、外径および内径を変化させることができる。
バッファ層に使用される材料の種類を変更することにより、CNTの外径および内径を変化させることができる。例えば一製造条件においては、バッファ層に使用される材料がアルミナ(Al2O3)である場合には、CNTの外径および内径は小さくなる傾向にあり、上記材料がシリカ(SiO2)である場合には、CNTの外径および内径は大きくなる傾向にある。
CVD法における反応室内の圧力は、CNTの成長速度および炭素純度の観点から、好ましくは常圧である。CVD法を実施する際の他の条件に応じて、反応室内の圧力を常圧から減圧または加圧してもよい。一製造条件においては反応室内の圧力が高いほど、CNTの集合体を構成するCNTの層数の分布は狭くなる傾向にある。
本開示のCNTの集合体の製造においては、反応室内の圧力は、好ましくは450~800torr、より好ましくは480~750torr、さらに好ましくは510~700torr、特に好ましくは540~650torrである。
本開示のCNTの集合体は、例えば、靴、釣竿、ゴルフシャフトおよびテニスラケットなどのスポーツ・レジャー用途;二次電池、放熱材、電極シート、電磁波シールド、電磁波吸収シート、静電防止シート、電池部品、電子部品、ならびにノート型パソコン、タブレットおよびスマートフォンの筐体などの電気・電子機器用途;建築材料などの建築用途;自動車、バイク、自転車、鉄道、ドローン、ロケット、航空機、および船舶などの輸送機械用途;水力発電機および風力発電機などのエネルギー用途;衣類およびバッグなどのファッション用途に使用できる。
多価アルコールエーテル系溶媒としては、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、およびプロピレングリコールモノエチルエーテルが挙げられる。
アミド系溶媒としては、例えば、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、N-エチル-2-ピロリドン(NEP)、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N,N-ジエチルアセトアミドおよびN-メチルカプロラクタムが挙げられる。
スルホキシド系溶媒としては、例えば、ジメチルスルホキシドが挙げられる。
スルホン系溶媒としては、例えば、ヘキサメチルホスホロトリアミドおよびスルホランが挙げられる。
低級ケトン系溶媒としては、例えば、アセトン、およびメチルエチルケトンが挙げられる。
[1]
複数のカーボンナノチューブ(CNT)を含む、CNTの集合体であり、
前記集合体を構成する110本以上のCNTを透過型電子顕微鏡で観察した際に、
最も多く観察される層数をn(nは整数)とした場合、前記観察をした全てのCNTの合計100%に対し、
層数がn-1~n+1であるCNTの合計割合が20~38%であり、
層数がn-2~n+2であるCNTの合計割合が35~80%であり、
層数がnであるCNTの外径の平均値をX(nm)とした場合、
層数がn-1であるCNTの外径の平均値がX-2.8(nm)~X+0.5(nm)であり、
層数がn+1であるCNTの外径の平均値がX-0.5(nm)~X+2.8(nm)であり、
前記観察をした全てのCNTの外径の平均値がX-1.5(nm)~X+1.5(nm)である、
カーボンナノチューブの集合体。
前記観察をした全てのCNTの内径の平均値が1.0~6.0nmである、[1]に記載のカーボンナノチューブの集合体。
前記nが3以上である、[1]または[2]に記載のカーボンナノチューブの集合体。
前記CNTの集合体が、基板上に設けられたCNTフォレストである、[1]~[3]のいずれかに記載のカーボンナノチューブの集合体。
前記CNTの集合体が、CNTフォレストから得られる集合体である、[1]~[3]のいずれかに記載のカーボンナノチューブの集合体。
まず、以下の(1)~(6)の手順により、触媒から垂直配向CNTを成長させ、ウェハに対して垂直に配向された垂直配向CNTフォレストを作製した。
(1)直径が2インチ、厚さが0.1mmであるチタン製金属箔基板上に、リアクティブスパッタリング法でシリコン(Si)をターゲットとして、アルゴン200sccmと酸素50sccmを導入してシリコンと反応させながら、厚さ40nmのシリカ(SiO2)のバッファ層を成膜した。
(2)シリカのバッファ層の上に、スパッタリング法で厚さ5nmの鉄の触媒層を均一に成膜し、触媒基板を得た。
(3)触媒基板をCVD装置内の加熱ゾーンの中央に配置し、真空引きを行った後、炉内温度が730℃になるまで炉内(反応室内)を昇温し、触媒粒子(鉄粒子)を活性化させた。CVD装置として、石英反応管の体積が2.0×10-3m3、加熱ゾーンが石英反応管の60%である装置を使用した。
(4)窒素ガスを1497sccm導入し、炉内の圧力を600torrに保ちながら、炉内をキャリアガス(窒素ガス)雰囲気とした。
(5)炉内温度が729℃で安定した後、窒素ガス導入量を変えずにさらに、アセチレンガス(C2H2)を20sccm、水素ガスを100sccm導入し、CNTを10分間成長させた。
(6)その後、炉を冷却し、触媒基板およびCNTフォレスト(基板上にCNTが林立したもの)を取り出した。
また、得られたパウダー状のCNTから114本のCNTを任意に選択し、後述するTEM観察を行った。観察結果を表1に示す。
層数が9~11であるCNTの合計割合は32.5%であり、層数が8~12であるCNTの合計割合は64.0%であった。
TEM観察を行った114本のCNTの外径の平均値は10.3nmであり、内径の平均値は4.9nmであった。
SEM観察によるCNTフォレストを構成するCNTの1本当たりの長さは、平均250μmであった。
まず、以下の(1)~(6)の手順により、触媒から垂直配向CNTを成長させ、ウェハに対して垂直に配向された垂直配向CNTフォレストを作製した。
(1)直径が2インチ、厚さが0.1mmであるチタン製金属箔基板上に、リアクティブスパッタリング法でアルミニウム(Al)をターゲットとして、アルゴン98sccmと酸素21sccmを導入してアルミニウムと反応させながら、厚さ40nmのアルミナ(Al2O3)のバッファ層を成膜した。
(2)アルミナのバッファ層の上に、スパッタリング法で厚さ5nmの鉄の触媒層を均一に成膜し、触媒基板を得た。
(3)触媒基板をCVD装置内の加熱ゾーンの中央に配置し、真空引きを行った後、炉内温度が730℃になるまで炉内(反応室内)を昇温し、触媒粒子(鉄粒子)を活性化させた。CVD装置として、石英反応管の体積が2.0×10-3m3、加熱ゾーンが石英反応管の60%である装置を使用した。
(4)窒素ガスを1498sccm導入し、炉内の圧力を749torrに保ちながら、炉内をキャリアガス(窒素ガス)雰囲気とした。
(5)炉内温度が730℃で安定した後、窒素ガス導入量を変えずにさらに、アセチレンガス(C2H2)を21sccm、水素ガスを99sccm導入し、CNTを10分間成長させた。
(6)その後、炉を冷却し、触媒基板およびCNTフォレスト(基板上にCNTが林立したもの)を取り出した。
また、得られたパウダー状のCNTから161本のCNTを任意に選択し、後述するTEM観察を行った。観察結果を表2に示す。
層数が5~7であるCNTの合計割合は47.8%であり、層数が4~8であるCNTの合計割合は80.1%であった。
TEM観察を行った161本のCNTの外径の平均値は7.5nmであり、内径の平均値は4.1nmであった。
SEM観察によるCNTフォレストを構成するCNTの1本当たりの長さは、平均250μmであった。
まず、以下の(1)~(6)の手順により、触媒から垂直配向CNTを成長させ、ウェハに対して垂直に配向された垂直配向CNTフォレストを作製した。
(1)直径が2インチ、厚さが0.1mmであるチタン製金属箔基板上に、リアクティブスパッタリング法でシリコン(Si)をターゲットとして、アルゴン201sccmと酸素49sccmを導入してシリコンと反応させながら、厚さ40nmのシリカ(SiO2)のバッファ層を成膜した。
(2)シリカのバッファ層の上に、スパッタリング法で厚さ5nmの鉄の触媒層を均一に成膜し、触媒基板を得た。
(3)触媒基板をCVD装置内の加熱ゾーンの中央に配置し、真空引きを行った後、炉内温度が730℃になるまで炉内(反応室内)を昇温し、触媒粒子(鉄粒子)を活性化させた。CVD装置として、石英反応管の体積が2.0×10-3m3、加熱ゾーンが石英反応管の60%である装置を使用した。
(4)窒素ガスを1502sccm導入し、炉内の圧力を751torrに保ちながら、炉内をキャリアガス(窒素ガス)雰囲気とした。
(5)炉内温度が730℃で安定した後、窒素ガス導入量を変えずにさらに、アセチレンガス(C2H2)を20sccm、水素ガスを98sccm導入し、CNTを10分間成長させた。
(6)その後、炉を冷却し、触媒基板およびCNTフォレスト(基板上にCNTが林立したもの)を取り出した。
また、得られたパウダー状のCNTから166本のCNTを任意に選択し、後述するTEM観察を行った。観察結果を表3に示す。
層数が5~7であるCNTの合計割合は42.2%であり、層数が4~8であるCNTの合計割合は65.1%であった。
層数が6であるCNTの外径の平均値は9.3nmであり、層数が5であるCNTの外径の平均値は8.3nmであり、層数が7であるCNTの外径の平均値は10.7nmであった。
TEM観察を行った166本のCNTの外径の平均値は11.5nmであり、内径の平均値は5.4nmであった。
SEM観察によるCNTフォレストを構成するCNTの1本当たりの長さは、平均246μmであった。
まず、以下の(1)~(5)の手順により、触媒から垂直配向CNTを成長させ、ウェハに対して垂直に配向された垂直配向CNTフォレストを作製した。
(1)直径が2インチ、厚さが0.725mmであるシリコンウェハ上に、スパッタリング法で鉄(Fe)をターゲットとして、厚さ3nmの鉄の触媒層を均一に成膜し、触媒基板を製造した。
(2)触媒基板をCVD装置内の加熱ゾーンの中央に配置し、真空引きを行った後、炉内温度が730℃になるまで炉内(反応室内)を昇温し、触媒粒子(鉄粒子)を活性化させた。CVD装置として、石英反応管の体積が2.0×10-3m3、加熱ゾーンが石英反応管の60%である装置を使用した。
(3)窒素ガスを1502sccm導入し、炉内の圧力を751torrに保ちながら、炉内をキャリアガス(窒素ガス)雰囲気とした。
(4)炉内温度が732℃で安定した後、窒素ガス導入量を変えずにさらに、アセチレンガス(C2H2)を20sccm、水素ガスを279sccm導入し、CNTを10分間成長させた。
(5)その後、炉を冷却し、触媒基板およびCNTフォレスト(基板上にCNTが林立したもの)を取り出した。
また、得られたパウダー状のCNTから115本のCNTを任意に選択し、後述するTEM観察を行った。観察結果を表4に示す。
層数が5~7であるCNTの合計割合は83.5%であり、層数が4~8であるCNTの合計割合は95.7%であった。
TEM観察を行った115本のCNTの外径の平均値は9.2nmであり、内径の平均値は3.9nmであった。
SEM観察によるCNTフォレストを構成するCNTの1本当たりの長さは、平均247μmであった。
実施例および比較例で製造したパウダー状のCNTについて、以下の(1)~(3)の方法により、TEM観察、ならびにCNTの層数、外径、および内径の測定を行った。
(1)得られたパウダー状のCNTをエタノールに分散させ、マイクログリッドに滴下した。
(2)乾燥させたサンプルをFE-TEM(日本電子(株)製、JEM-2100F)を用いて観察し、TEM画像を得た。この際に、所定の本数のCNTを任意に選択した。
(3)各TEM画像について、ImageJを用いてCNTの層数、外径、および内径を測定した。CNTの外径および内径については、TEM画像に写るCNTにおいてそれぞれ3か所ずつ測定し、その平均値とした。TEM画像に写るCNTの外径または内径が目視で分かる程度にCNTの途中で変化している場合には、外径または内径が細い箇所、太い箇所、中程度の箇所の3か所を測定箇所として選択した。
100枚以上のCNTフォレストからCNTウェブを引き出したことがある3名の評価者が、実施例および比較例と同一の条件により製造したCNTフォレストの端部からCNTウェブを引き出すことにより、スピナビリティを以下の基準に沿って評価した。
各評価者はそれぞれ5枚のCNTフォレストについて上記操作を行い、その平均値を各評価者の評価とした。
3名の評価者の評価の平均値を、CNTの集合体のスピナビリティとした。
4:CNTウェブを、CNTフォレストの端部から他方の端部まで2回で引き出すことができる。
3:CNTウェブを、CNTフォレストの端部から他方の端部まで3回で引き出すことができる。
2:CNTウェブを、CNTフォレストの端部から他方の端部まで4~6回で引き出すことができる。
1:CNTウェブを、CNTフォレストの端部から他方の端部まで7回以上で引き出すことができる、または、端部から他方の端部まで引き出すことができない。
実施例および比較例で得られたCNTフォレストにおいて、CNTをスクレーパーを用いてウェハから削ぎ落し、パウダー状のCNTの集合体を得た。
CNTの分散液を100回以上作製したことがある3名の評価者が、以下の操作を行った後、以下の基準で評価した。
目視により観察を行い、分散性を以下の基準で評価した。
なお、各評価者が、各パウダー状のCNTの集合体について、3回ずつ評価を行い、その平均値を各評価者の評価とした。
3名の評価者の評価の平均値をCNTの集合体の分散性の評価とした。
4:超音波照射後2分以内に均一に分散した。
3:超音波照射後2分以内に、わずかな塊が観察されるが実用上問題ない程度に分散した。
2:超音波照射後2分の時点で塊が観察され、実用上問題ない程度に分散させるためには3分以内の追加の分散が必要であった。
1:超音波照射後2分の時点で塊が観察され、実用上問題ない程度に分散させるためには3分を超える追加の分散が必要であった。
Claims (4)
- 複数のカーボンナノチューブ(CNT)を含む、CNTの集合体であり、
前記集合体を構成する110本以上のCNTを透過型電子顕微鏡で観察した際に、
最も多く観察される層数をn(nは3~15の整数)とした場合、前記観察をした全てのCNTの合計100%に対し、
層数がn-1~n+1であるCNTの合計割合が22~36%であり、
層数がn-2~n+2であるCNTの合計割合が50~70%であり、
層数がnであるCNTの外径の平均値をX(nm)とした場合、
層数がn-1であるCNTの外径の平均値がX-2.8(nm)~X+0.5(nm)であり、
層数がn+1であるCNTの外径の平均値がX-0.5(nm)~X+2.8(nm)であり、
前記観察をした全てのCNTの外径の平均値がX-1.5(nm)~X+1.5(nm)である、
カーボンナノチューブの集合体。 - 前記観察をした全てのCNTの内径の平均値が1.0~6.0nmである、請求項1に記載のカーボンナノチューブの集合体。
- 前記集合体を構成するCNTの平均長さが10~1000μmである、請求項1に記載のカーボンナノチューブの集合体。
- 前記CNTの集合体が、基板上に設けられたCNTフォレストである、請求項1に記載のカーボンナノチューブの集合体。
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