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JP7644905B1 - 加飾シート及び表示システム - Google Patents

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JP7644905B1
JP7644905B1 JP2024044083A JP2024044083A JP7644905B1 JP 7644905 B1 JP7644905 B1 JP 7644905B1 JP 2024044083 A JP2024044083 A JP 2024044083A JP 2024044083 A JP2024044083 A JP 2024044083A JP 7644905 B1 JP7644905 B1 JP 7644905B1
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Abstract

【課題】表示システムにおける画像の視認性を改善する。
【解決手段】加飾シート20は、第1面20a及び第2面20bを有する。加飾シート20は、第1面20aから観察可能な意匠Dを有する意匠層25を含む。加飾シート20のL表色系におけるL値は、前記第1面を入射面とした反射光によるSCI方式での測定において、25.0以上45.0以下である。
【選択図】図1

Description

本開示は、加飾シート、加飾部材及び表示システムに関する。
特許文献1に開示されているように、画像を表示する表示システムが知られている。表示システムは、発光装置と、発光装置に重ねられた加飾シートと、を含む。表示システムは、発光装置から放出された光によって、画像を表示する。表示システムは、加飾シートによって、意匠を表示する。
国際公開第2020/040195号明細書
外光によって照らされた表示システムにおいて、画像の視認性が悪化する。本件発明者等が確認したところ、加飾シートが表現する意匠の種類に応じて、画像の視認性が悪化した。本開示は、表示システムにおける画像の視認性を改善することを目的とする。
本開示の一実施の形態による第1の加飾シートは、
第1面及び第2面を含む加飾シートであって、
前記第1面から観察可能な意匠を有する意匠層を備え、
表色系におけるL値は、前記第1面を入射面とした反射光によるSCI方式での測定において、25.0以上45.0以下である。
本開示の一実施の形態による第2の加飾シートは、
第1面及び第2面を含む加飾シートであって、
前記第1面から観察可能な意匠を有する意匠層を備え、
表色系におけるL値は、前記第1面を入射面とした反射光によるSCE方式での測定において、6.0以上29.5以下である。
本開示によれば、表示システムにおける画像の視認性を改善できる。
図1は、一実施の形態を説明するための図であって、表示システムの分解斜視図である。 図2は、図1の表示システムの断面図である。 図3は、図1の表示システムに含まれるパターンマスクの平面図である。 図4は、図1の表示システムの表示状態における平面図である。 図5は、図1の表示システムに含まれる加飾シートを第1面から観察したときの拡大平面図である。 図6は、図2の表示システムの拡大図である。 図7は、高輝度反射領域の面積を特定するための方法を説明するための図である。 図8は、レンズ装置を説明するための図である。 図9は、高輝度反射領域の測定条件を説明するための図である。 図10は、高輝度表示領域の面積を特定するための方法を説明するための図である。 図11は、高輝度表示領域の一例を示す図である。 図12は、加飾シートの一変形例の断面図である。 図13は、加飾シートの他の変形例の断面図である。 図14は、表示システムの一変形例の斜視図である。
本開示の一実施の形態は、以下の[1]~[11]に関する。
[1] 第1面及び第2面を含む加飾シートであって、
前記第1面から観察可能な意匠を有する意匠層を備え、
表色系におけるL値は、前記第1面を入射面とした反射光によるSCI方式での測定において、25.0以上45.0以下である、加飾シート。
[2] 第1面及び第2面を含む加飾シートであって、
前記第1面から観察可能な意匠を有する意匠層を備え、
表色系におけるL値は、前記第1面を入射面とした反射光によるSCE方式での測定において、6.0以上29.5以下である、加飾シート。
[3] 全光線透過率[%]に対する、前記第1面を入射面とした反射光によってSCI方式で測定されたL表色系におけるL値の比が、1.5以下である、[1]又は[2]の加飾シート。
[4] 全光線透過率[%]に対する、前記第1面を入射面とした反射光によってSCE方式で測定されたL表色系におけるL値の比が、1.0以下である、[1]~[3]のいずれかの加飾シート。
[5] 高輝度反射領域の面積の割合が35%以下である、[1]~[4]のいずれかの加飾シート。
[6] 前記加飾シートは、発光装置及びパターンマスクを含む表示装置に前記第2面から重ねられ、
前記パターンマスクは、前記発光装置から放出された光が通過可能な開口領域を含み、
第1光が前記第1面に照射され且つ第2光が前記第2面に照射された状態における高輝度表示領域の面積は、前記開口領域の面積の0.5倍以上2.5倍以下であり、
前記第1光は、21.75°の入射角で前記第1面に入射した光であり、
前記第2光は、前記表示装置から放出された前記光である、[1]~[5]のいずれかの加飾シート。
[7] 前記第2面を形成し、可視光遮光性を有するパターンマスク層を備え、
前記第2面に開口した凹部を含む、[1]~[6]のいずれかの加飾シート。
[8] 10%以上50%以下の全光線透過率を有する、[1]~[7]のいずれかの加飾シート。
[9] [1]~[8]のいずれかの加飾シートと、
前記加飾シートに重ねられた熱可塑性樹脂部と、を備える、加飾部材。
[10] 発光装置と、
前記発光装置に重ねられた、[1]~[8]のいずれかの加飾シート又は[9]の加飾部材と、を備える、表示システム。
[11] 前記発光装置と前記加飾シートとの間に配置され、光が通過可能な開口領域を有するパターンマスクを備え、
前記加飾シートは、前記第2面から前記発光装置に重ねられ、
第1光が前記第1面に照射され且つ第2光が前記第2面に照射された状態における高輝度表示領域の面積は、前記開口領域の面積の0.5倍以上2.5倍以下であり、
前記第1光は、21.75°の入射角で前記第1面に入射した光であり、
前記第2光は、前記発光装置から放出されて前記開口領域を通過した光である、[10]の表示システム。
以下、図面を参照して一実施の形態を説明する。図面では、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。なお、一部の図に示された構成等が、他の図において省略されていることもある。
形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定するための「直交」、「同一」等の用語、及び角度等の数値は、厳密な意味に限定されない。これらの用語は、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈される。
図面間で共通する方向は、各図面において共通の符号を付した矢印によって示されている。各方向において、矢印の先端側が第1側である。各方向において、第1側とは反対側、すなわち矢印の基端側が第2側である。紙面に直交する方向に紙の表から裏へ向かう矢印は、例えば図2に示すように、円の中にXを設けた記号によって示されている。紙面に直交する方向に紙の裏から表へ向かう矢印は、例えば図3に示すように、円の中に点を設けた記号によって示されている。
あるパラメータに関して複数の上限値の候補及び複数の下限値の候補が挙げられている場合、そのパラメータの数値範囲が、任意の1つの上限値の候補と任意の1つの下限値の候補とを組み合わせることによって構成されてもよい。例えば、「パラメータCは、B1以上でもよく、B2以上でもよく、B3以上でもよい。パラメータBは、B4以下でもよく、B5以下でもよく、B6以下でもよい。」と記載され得る。この例において、パラメータBの数値範囲は、B1以上B4以下でもよく、B1以上B5以下でもよく、B1以上B6以下でもよく、B2以上B4以下でもよく、B2以上B5以下でもよく、B2以上B6以下でもよく、B3以上B4以下でもよく、B3以上B5以下でもよく、B3以上B6以下でもよい。
図1~図6は一実施の形態を説明する図である。図1は、表示システム1の分解斜視図である。図1に示された表示システム1は、発光装置10と、発光装置10に第1方向D1から重なる加飾シート20と、を含んでいる。図示された表示システム1は、第1方向D1において発光装置10と加飾シート20との間に位置するパターンマスク15を含んでいる。発光装置10及びパターンマスク15によって、表示装置16が構成されてもよい。
表示システム1は、図4に示すように、画像IM及び意匠Dを表示可能である。表示システム1は、発光装置10から放出された光によって、画像IMを表示する。図示された表示システム1では、表示装置16は、発光装置10が光を放出している点灯状態において、画像IMを表示する。また、表示システム1は、加飾シート20によって、意匠Dを表示する。図示された表示システム1は、画像IM及び意匠Dを表示する表示面1aを有している。
図4に示された表示システム1は、画像IM及び意匠Dを表示可能な第1領域A1と、第1領域A1以外の第2領域A2と、を有している。第1領域A1では、発光装置10が点灯状態であるときに、画像IMが表示される。第1領域A1では、発光装置10が光の放出を停止している消灯状態であるときに、意匠Dが表示される。第2領域A2では、発光装置10の状態に関わらず、意匠Dが表示される。
表示システム1は、種々の用途に適用できる。表示システム1は、移動体に適用されてもよい。移動体は、移動可能な装置あるいは機器である。移動体は、自動車等の乗物を含んでもよい。移動体は、ドローン等の無人機械でもよい。
発光装置10は、点灯状態と、消灯状態と、をとり得る。発光装置10の状態は、外部の制御装置(図示せず)によって制御されてもよい。発光装置10は、冷陰極管、発光ダイオード(LED)等の発光体を含んでもよい。発光装置10は、面状に光を放出する面光源装置を含んでもよい。
図1に示された発光装置10は、点灯状態において、面光源装置として、第1方向D1に直交する平面に光を放出可能である。言い換えると、図示された発光装置10は、第1方向D1に直交する平面上に広がる発光面11を有している。発光面11は、第1方向D1に直交する第2方向D2に長手方向を有している。発光面11は、第1方向D1及び第2方向D2の両方向に直交する第3方向D3に幅方向を有している。
図1に示す表示システム1において、パターンマスク15は、面光源装置の発光面11上に配置されている。パターンマスク15は、発光装置10から放出された光を整形する。図3は、パターンマスク15の一例を示している。パターンマスク15は、第1方向D1に厚さ方向を有し、第2方向D2に長手方向を有し、第3方向D3に幅方向を有している。パターンマスク15の厚さは、1.0μm以上でもよく、3.0μm以上でもよい。パターンマスク15の厚さは、10μm以下でもよく、5.0μm以下でもよい。図示されたパターンマスク15は、透過領域151と、遮光領域152と、を有している。
パターンマスク15は、透過領域151において、発光面11から放出された発光装置10の光を透過可能である。透過領域151は、表示システム1が表示すべき画像と同一の形状を有している。図3に示された透過領域151は、アルファベットの「E」、「C」、あるいは「O」の形状を有している。図示された透過領域151は、「E」「C」「O」の3つの文字によって、文字列を形成している。すなわち、図示された表示システム1では、画像として、文字列「ECO」を表示することが意図されている。図示された例に限られず、透過領域151は、表示したい画像に応じて、図形、マーク、ピクトグラム等の形状を有してもよい。
パターンマスク15は、遮光領域152において、可視光遮光性を有している。図2に示された表示装置16では、発光面11から放出された発光装置10の光は、遮光領域152において吸収され得る。パターンマスク15は、遮光領域152において、バインダー樹脂と、バインダー樹脂中に分散した光吸収粒子と、を含んでもよい。光吸収粒子は、カーボンブラック、チタンブラック等の黒色顔料を含んでもよい。パターンマスク15は、遮光領域152において、光吸収粒子に代えて、光干渉系顔料を含んでもよい。光干渉系顔料は、一例として、アルミ顔料でもよい。遮光領域152は、印刷によって形成されてもよい。
「可視光遮光性」とは、可視光透過率が1%以下であることを意味し、好ましくは0.2%以下である。可視光透過率は、JIS K 7361-1:1997に準拠したヘイズメータを用いて測定波長380nm以上780nm以下の範囲内で1nm毎に測定したときの、各波長における全光線透過率の平均値として特定される。可視光透過率の測定時における入射角は、特に透過方向が定められていない場合、0°とする。入射角は、入射面への法線方向に対して入射光の進行方向がなす角度であり、90°未満の値となる。
全光線透過率の測定には、D65光源を使用する。全光線透過率の測定に先立ち、光源を15分間点灯させる。全光線透過率の測定において、D65光源から放出された光の測定対象への入射角は0°とする。全光線透過率を測定する際の試験環境は、温度23℃±2℃、相対湿度50%±5%とする。全光線透過率の測定対象は、試験開始前に、試験環境に16時間配置する。全光線透過率を測定する際のその他の測定条件は、JIS K 7361-1:1997に従う。なお、「全光線透過率」は、単位%の百分率の値とする。
図3に示されたパターンマスク15は、開口領域15Xを有している。開口領域15Xは、透過領域151と同一の形状を有している。すなわち、発光装置10から放出された光は、開口領域15Xを透過可能である。開口領域15Xは、遮光領域152を除去することによって形成されてもよい。遮光領域152は、レーザーエッチング等の種々の方法によって除去されてもよい。遮光領域152が印刷によって形成されるとき、遮光領域152を形成する組成物が、開口領域15Xを形成する部分に印刷されなくてもよい。すなわち、パターンマスク15は、パターン印刷によって形成されてもよい。発光装置10から放出された光は、パターンマスク15の開口領域15X以外の領域において遮蔽され得る。これにより、図4に示すように、点灯状態の発光装置10を含む表示システム1は、開口領域15Xと同一の形状を有する画像を表示し得る。
図1及び図2に示す表示システム1において、加飾シート20は、第1方向D1における第1側から表示装置16に重なっている。図示された表示システム1では、第1方向D1は、発光装置10及び加飾シート20、あるいは表示装置16及び加飾シート20の積層方向である。図示された加飾シート20は、第1方向D1に厚さ方向を有している。加飾シート20は、第1方向D1に直交する方向に広がっている。加飾シート20は、第2方向D2に長手方向を有し、第3方向D3に幅方向を有している。
図2及び図4に示された加飾シート20は、加飾シート20の厚さ方向に互いに対面する第1面20a及び第2面20bを有している。図示された表示システム1は、加飾シート20の第1面20aから観察され得る。図示された第1面20aは、表示システム1の表示面1aを形成し得る。図示された加飾シート20は、第2面20bから表示装置16に重ねられている。図示された加飾シート20は、第2面20bから発光装置10に重ねられている。
加飾シート20は、意匠Dを表示する。意匠Dは、第1面20aから観察可能である。加飾シート20が意匠Dを表示することによって、表示システム1を積層方向から観察したときに、発光装置10あるいは表示装置16が隠蔽され得る。図示された表示システム1を第1方向D1における第1側から観察したときに、発光装置10及びパターンマスク15は、加飾シート20によって隠蔽され得る。
加飾シート20は、発光装置10から放出された光を透過可能である。図2に示された加飾シート20は、第2面20bから入射した光を透過可能である。加飾シート20は、発光装置10から放出された光を透過可能な程度の全光線透過率を有している。図1及び図2に示された加飾シート20は、発光装置10から放出され、パターンマスク15によって整形された光を透過可能である。加飾シート20を透過した光は、図4に示すように、図示された表示システム1を第1方向D1における第1側から観察したときに観察可能となり得る。
発光装置10、あるいは表示装置16を安定的に隠蔽する観点から、加飾シート20の厚さに下限値が設定されてもよい。加飾シート20は、12μm以上の厚さを有してもよく、50μm以上の厚さを有してもよい。発光装置10から放出された光を安定して表示する観点から、加飾シート20の厚さに上限値が設定されてもよい。加飾シート20は、1000μm以下の厚さを有してもよく、500μm以下の厚さを有してもよい。
発光装置10、あるいは表示装置16を安定的に隠蔽する観点から、加飾シート20の全光線透過率に上限値が設定されてもよい。加飾シート20の全光線透過率は、50%以下でもよく、30%以下でもよい。発光装置10から放出された光を安定して表示する観点から、加飾シート20の全光線透過率に下限値が設定されてもよい。加飾シート20の全光線透過率は、10%以上でもよく、20%以上でもよい。加飾シート20の全光線透過率は、上述した方法によって測定される。
図5及び図6に示された加飾シート20は、意匠Dを形成する加飾部21と、意匠Dを形成しない非加飾部22と、を含んでいる。図示された加飾シートには、複数の非加飾部22が設けられている。なお、図1等に示された表示システム1では、第1方向D1と非平行な方向において、各非加飾部22の寸法は、表示面1aの寸法を大きく下回っている。これにより、表示システム1は、加飾部21によって形成された意匠Dが、表示面1a全体に表示されているように観察される。
加飾シート20は、非加飾部22において、加飾部21と識別され得る程度に、可視光を透過させてもよい。加飾シート20は、非加飾部22において透明でもよい。加飾シート20は、非加飾部22において透明でなくてもよい。図示された加飾シート20は、非加飾部22において、表示装置16から放出された光を透過可能である。
加飾シート20あるいは加飾シート20の構成要素が「透明」であるとき、加飾シート20あるいは当該構成要素の可視光透過率は、50%以上である。加飾シート20あるいは加飾シート20の或る構成要素が「透明」であるとき、加飾シート20あるいは当該構成要素の可視光透過率は、80%以上でもよく、90%以上でもよい。加飾シート20あるいは加飾シート20の構成要素の可視光透過率は、上述した方法によって測定される。
図6に示す加飾シート20では、非加飾部22は、第2方向D2及び第3方向D3に規則的に二次元配列されている。図示された非加飾部22は、第2方向D2及び第3方向D3において格子配列にて配置されている。図示された非加飾部22は、第1方向D1からの観察において円形形状を有している。非加飾部22の形状は、円形形状に限られない。非加飾部22は、多角形形状を有してもよい。図示された例とは異なり、規則的に配列された非加飾部22が、互いに接続してもよい。非加飾部22は、二次元配列されなくてもよい。非加飾部22は、線状に延びる加飾部21の間に配置されてもよい。
図6に示す加飾シート20は、非加飾部22において、第2面20bから第1面20aに向けて、基材層23と、接合層26と、表面層27と、をこの順で含んでいる。加飾シート20は、加飾部21において、第2面20bから第1面20aに向けて、基材層23と、遮光層24と、意匠層25と、接合層26と、表面層27と、をこの順で含んでいる。遮光層24及び意匠層25は、非加飾部22において除去されてもよい。
図6に示された加飾シート20の各層は、第1方向D1に重なっている。図示された加飾シート20において、第1方向D1は、加飾シート20の各層の積層方向となっている。
図6に示された加飾シート20では、基材層23は、第1方向D1における最も第2側に位置している。基材層23は、加飾シート20の第2面20bを形成している。基材層23は、加飾シート20の基材層23以外の層を支持する。基材層23は、着色されてもよい。基材層23は、透明でもよい。
加飾シート20の他の構成要素を安定して支持する観点から、基材層23の厚さに下限値が設定されてもよい。基材層23の厚さは、12μm以上でもよく、50μm以上でもよい。加飾シート20の厚さを抑制し、発光装置10から放出された光を安定して表示する観点から、基材層23の厚さは、1000μm以下でもよく、500μm以下でもよい。
図6に示された基材層23は、第2方向D2及び第3方向D3に広がるシートである。基材層23は、表示装置16から放出された光を透過可能である。基材層23は、樹脂製のシートでもよい。基材層23は、材料として、熱可塑性樹脂を含んでもよい。基材層23に含まれる熱可塑性樹脂は、アクリル、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート、ABS(アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)の一以上を含んでもよい。
図6に示された加飾シート20では、遮光層24は、加飾部21に位置している。遮光層24は、非加飾部22に位置していない。遮光層24は、第1方向D1において基材層23と意匠層25との間に位置している。遮光層24は、第1方向D1に厚さ方向を有している。
遮光層24は、可視光遮光性を有している。遮光層24は、可視光遮光性を有することによって、第2面20bから加飾シート20に入射した光を吸収し得る。遮光層24は、発光装置10から放出された光を吸収し得る。遮光層24は、バインダー樹脂と、バインダー樹脂中に分散した光吸収粒子と、を含んでもよい。光吸収粒子は、カーボンブラック、チタンブラック等の黒色顔料を含んでもよい。遮光層24は、光吸収粒子に代えて、光干渉系顔料を含んでもよい。光干渉系顔料は、一例として、アルミ顔料でもよい。
十分な可視光遮光性を確保する観点から、遮光層24の厚さに下限値が設定されてもよい。遮光層24の厚さは、1μm以上でもよく、5μm以上でもよい。加飾シート20の厚さを抑制し、発光装置10から放出された光を安定して表示する観点から、遮光層24の厚さに上限値が設定されてもよい。遮光層24の厚さは、20μm以下でもよく、10μm以下でもよい。
図6に示された加飾シート20では、意匠層25は、加飾部21に位置している。意匠層25は、非加飾部22に位置していない。意匠層25は、第1方向D1において遮光層24と接合層26との間に位置している。
意匠層25は、意匠Dを有している。意匠Dは、模様を含んでもよい。模様は、木目調や大理石調の絵柄を含んでもよい。模様は、パターンによって形成された幾何学模様を含んでもよい。意匠Dは、図形、デザイン、色彩、絵、写真、キャラクター、マーク、ピクトグラム、文字や数字などの絵柄の一以上を含んでもよい。
意匠層25は、バインダー樹脂と、バインダー樹脂内に分散した色材と、を含んでもよい。色材は、染料でもよく、顔料でもよく、染料と顔料との組み合わせでもよい。
意匠層25は、印刷によって形成されてもよい。意匠層25は、転写によって形成されてもよい。意匠Dを安定して表示する観点から、意匠層25の厚さに下限値が設定されてもよい。加飾シート20の厚さを抑制し、発光装置10から放出された光を安定して表示する観点から、意匠層25の厚さに上限値が設定されてもよい。意匠層25の厚さは、1μm以上30μm以下でもよい。
図6に示すように、加飾シート20は、凹凸面30を有してもよい。図示された凹凸面30は、第2方向D2に並んだ複数の凸部31を含んでいる。図示された凸部31は、加飾部21に位置している。図示された凸部31は、遮光層24及び意匠層25によって形成されている。遮光層24及び意匠層25は、基材層23よりも第1方向D1における第1側に突出することによって、凸部31を形成している。
図6に示された加飾シート20の非加飾部22では、接合層26は、第1方向D1において基材層23と表面層27との間に位置している。図示された加飾シート20の加飾部21では、接合層26は、第1方向D1において意匠層25と表面層27との間に位置している。接合層26は、加飾シート20の異なる層間における密着性を向上する。
接合層26は、シートでもよい。図6に示された接合層26は、第1面26aと、第1面26aとは反対の第2面26bと、を有するシートである。図示された接合層26は、第1面26aにおいて、表面層27と接触している。図示された接合層26は、第2面26bにおいて、遮光層24、意匠層25及び基材層23の一以上に接触している。
図6に示された接合層26は、加飾シート20の凹凸面30に第1方向D1から重なっている。図示された接合層26は、第2面26bから、凹凸面30に接触している。接合層26は、凹凸面30の高低差を低減してもよい。言い換えると、接合層26は、凹凸面30の高低差を埋めてもよい。図示された接合層26では、凹凸面30に接触する面とは反対の第1面26aにおける高低差は、第2面26bにおける高低差よりも減少している。
図6に示された接合層26は、表示装置16から放出された光を透過可能である。表示装置16からの光によって鮮明な画像を表示する観点から、接合層26は、透明でもよい。接合層26の可視光透過率は、80%以上でもよく、90%以上でもよく、95%以上でもよく、99%以上でもよい。接合層26の可視光透過率は、上述の方法によって測定される。
図6に示された加飾シート20において、表面層27は、加飾シート20の第1面20aを形成している。すなわち、表面層27は、表示システム1の外表面を形成している。表面層27は、シートでもよい。表面層27は、材料として、熱可塑性樹脂を含んでもよい。表面層27に含まれる熱可塑性樹脂は、アクリル、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート、ABS(アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDF)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリイミド(PI)の一以上を含んでもよい。表面層27を構成するシートは、基材層23を構成するシートとして使用されてもよい。基材層23を構成するシートは、表面層27を構成するシートとして使用されてもよい。表面層27は、透明でもよい。
表面層27の厚さに下限値が設定されてもよい。表面層27の厚さは、8μm以上でもよく、25μm以上でもよい。表面層27の厚さに上限値が設定されてもよい。表面層27の厚さは、3000μm以下でもよく、500μm以下でもよい。
図6に示された加飾シート20の製造方法の一例を説明する。
基材層23をなすシートを準備する。このシートの一方の面上に、遮光層24を設ける。遮光層24を設けるにあたって、上述したバインダー樹脂及び光吸収粒子を含む樹脂組成物が、シートの一方の面上に塗布されてもよい。塗布された樹脂組成物を乾燥させることによって、遮光層24が形成されてもよい。
次に、遮光層24上に意匠層25を設ける。意匠層25は、上述のバインダー樹脂及び色材を含む樹脂組成物を遮光層24上に印刷することによって、印刷層として形成されてもよい。意匠層25は、転写層として、遮光層24上に転写されてもよい。
基材層23、遮光層24及び意匠層25を含む積層体において、非加飾部22を形成する。非加飾部22を形成する部分において、遮光層24及び意匠層25が除去されてもよい。遮光層24及び意匠層25は、レーザーエッチング及びサンドブラスト等の種々の方法によって除去されてもよい。遮光層24及び意匠層25が部分的に除去されることによって、凹凸面30が形成される。
基材層23、遮光層24及び意匠層25を含む積層体に接合層26を重ねる。接合層26は、積層体の凹凸面30に重ねられる。基材層23、遮光層24、意匠層25及び接合層26を含む積層体は、オートクレーブに投入されてもよい。オートクレーブ内にて積層体が加圧された結果として、凹凸面30は、接合層26によって埋められてもよい。
接合層26に表面層27を重ねる。表面層27が接合層26に接合されてもよい。以上のようにして、図6に示された加飾シート20が作製される。
図示された表示システム1の動作について説明する。
発光装置10は、点灯状態において、発光面11から光を放出する。発光面11から放出された光は、パターンマスク15に向かう。発光装置10から放出され、透過領域151に到達した光は、パターンマスク15を透過する。発光装置10から放出され、遮光領域152に到達した光は、パターンマスク15において吸収される。パターンマスク15は、このようにして、発光装置10から放出された光を整形する。パターンマスク15を透過した光は、加飾シート20に向かう。
パターンマスク15を透過した光は、第2面20bから加飾シート20に入射する。図6に示した加飾シート20において、非加飾部22に到達した光は、加飾シート20を透過する。具体的には、非加飾部22に到達した光は、第2面20bから、基材層23、接合層26及び表面層27を経て、第1面20aに到達し、第1面20aすなわち表示システム1の表示面1aから放出される。図6に示した加飾シート20において、加飾部21に到達した光は、遮光層24によって吸収される。
表示面1aから放出された光によって、表示システム1の第1領域A1における輝度は、増加する。第1領域A1における輝度は、表示面1aから放出された光によって、第2領域A2における輝度よりも大きくなる。第1領域A1における輝度が、第2領域A2における輝度よりも大きくなることによって、第1領域A1では、画像IMを観察可能となる。図示された表示システム1では、第1領域A1において、画像IMとして、文字列「ECO」が観察可能となる。
発光装置10は、消灯状態において、発光面11からの光の放出を停止する。消灯状態の発光装置10を含む表示システム1では、第1領域A1及び第2領域A2のいずれの領域においても、意匠Dを表示する。意匠Dによって、表示装置16を隠蔽できる。意匠Dによって、周囲環境との調和や統一性を確保しながら、表示システム1を設置できる。
ところで、発光装置と、発光装置に重ねられた加飾シートと、を含む表示システムには、設置環境に応じて、外光が照射され得る。表示システムにおいて、外光は、画像及び意匠を表示する表示面に照射され得る。表示面において、外光は、画像を表示する第1領域、及び第1領域以外の第2領域の両方に照射され得る。表示面に照射された外光は、第1領域及び第2領域に関わらず、加飾シートによって構成された表示面において反射し得る。表示面に照射された外光は、第1領域及び第2領域に関わらず、加飾シートと発光装置との界面において反射し、表示面から再び放出され得る。したがって、外光によって、表示システムの表示面における輝度が、第1領域及び第2領域に関わらず、増加する。結果として、第1領域における輝度、及び第2領域における輝度が共に増加することによって、外光に照らされた表示システムにおいて、第1領域と第2領域との間におけるコントラストが低下し、画像の視認性が悪化し得る。
加飾シートの意匠は、表示システムにおける画像の視認性に影響を及ぼし得る。本件発明者等は、加飾シートのL表色系におけるL値が所定のしきい値を下回ったときに、表示面における輝度の増加が抑制されることを発見した。そこで、本件発明者等は、表示システムにおける画像の視認性を改善する観点から、加飾シートのL値に上限値を設定することを見出した。加飾シートのL値は、加飾シートが観察される面を入射面とする反射光によって測定される。「加飾シートが観察される面を入射面とする反射光」は、加飾シートが観察される面から加飾シートの内部に進入し、且つ加飾シートの内部にて反射し、且つ当該面から放出された光を含む。
図1~図6に示された加飾シート20では、L表色系におけるL値の上限値が、設定されている。図示された加飾シート20のL値は、第1面20aを入射面とする反射光によって測定される。「第1面20aを入射面とした反射光」は、第1面20aから加飾シート20の内部に進入し、且つ加飾シート20の内部にて反射し、且つ第1面20aから放出された光を含む。図示された加飾シート20の内部に進入した光は、意匠層25と接合層26との間の界面において反射してもよい。意匠層25と接合層26との間の界面において反射した光が、「第1面20aを入射面とした反射光」として、第1面20aから放出されてもよい。
加飾シート20のL表色系におけるL値は、SCI方式によって測定されてもよい。SCI方式での測定において、加飾シート20のL値は、45.0以下でもよく、43.0以下でもよく、40.0以下でもよく、39.0以下でもよく、35.0以下でもよく、34.0以下でもよく、30.0以下でもよく、29.0以下でもよく、28.0以下でもよく、27.0以下でもよい。図示された加飾シート20のL値について、下限値は、特に限定されない。SCI方式での測定において、加飾シート20のL値は、25.0以上でもよい。なお、「SCI方式」は、加飾シート20からの鏡面反射となる反射光の成分を測定対象に含む測定方式である。
加飾シート20のL表色系におけるL値は、SCE方式によって測定されてもよい。SCE方式での測定において、L値は、29.5以下でもよく、27.0以下でもよく、21.0以下でもよく、18.0以下でもよく、11.0以下でもよく、10.0以下でもよく、6.5以下でもよい。図示された加飾シート20のL値について、下限値は、特に限定されない。SCE方式での測定において、L値は、5.0以上でもよい。なお、「SCE方式」は、加飾シート20からの鏡面反射となる反射光の成分を測定対象から除外した測定方式である。
加飾シート20のL値の測定には、JIS Z 8722:2009に準拠した分光測色計(コニカミノルタ株式会社製 CM-700d)が使用される。加飾シート20のL値の測定において、分光測色計の測定波長範囲は、400nm~700nmとし、測定波長間隔は10nmとする。分光測色計の測定モードは、正反射光処理モードの「I+E(SCI+SCE)」とする。分光測色計において、加飾シート20のL値の測定時の表色系は、L表色系とする。分光測色計において、加飾シート20のL値の測定時の色差式は、delta Eabとする。加飾シート20のL値の測定において、分光測色計の視野角は、10°とする。加飾シート20のL値の測定において、分光測色計の観察光源は、D65光源とする。加飾シート20のL値の測定において、分光測色計の測定径は、mmとする。加飾シート20のL値の測定において、分光測色計の照明径は、11mmとする。
加飾シート20のL値は、黒色の筒(コニカミノルタ株式会社製 CM-700dに付属するゼロ校正ボックス)の外周面に第2面20bから貼り付けられた状態の加飾シート20を用いて測定される。加飾シート20のL値は、この状態の加飾シート20の第1面20aに対して、測定位置における外周面の法線方向から上述の分光測色計を垂直に押し当てることによって、測定される。加飾シート20のL値は、第1面20a上の異なる5箇所での測定結果の平均値として特定される。
加飾シート20のL値は、意匠層25に含まれる色材を調整することによって、調整されてもよい。加飾シート20のL値は、意匠層25の意匠Dを調整することによって、調整されてもよい。一例として、意匠Dが模様を含む場合、加飾シート20のL値に応じて、意匠Dに含まれる模様が選択されてもよい。
また、第1面20aを入射面とした反射光によって測定されたL値に代えて、全光線透過率に対するL値の比に上限値が設定されてもよい。加飾シート20において、全光線透過率に対する、SCI方式で測定されたL値の比に上限値が設定されてもよい。加飾シート20において、全光線透過率に対する、SCE方式で測定されたL値の比に上限値が設定されてもよい。
加飾シート20において、全光線透過率に対する、第1面20aを入射面とした反射光によってSCI方式で測定されたL値の比は、1.5以下でもよく、1.3以下でもよく、1.1以下でもよく、0.9以下でもよい。加飾シート20において、全光線透過率に対する、第1面20aを入射面とした反射光によってSCI方式で測定されたL値の比は、0.5以上でもよく、0.6以上でもよく、0.7以上でもよく、0.8以上でもよい。
加飾シート20において、全光線透過率に対する、第1面20aを入射面とした反射光によってSCE方式で測定されたL値の比は、1.0以下でもよく、0.9以下でもよく、0.8以下でもよく、0.6以下でもよく、0.4以下でもよい。加飾シート20において、全光線透過率に対する、第1面20aを入射面とした反射光によってSCE方式で測定されたL値の比は、0.1以上でもよく、0.2以上でもよく、0.3以上でもよく、0.4以上でもよい。
表示システム1が表示する画像IMの視認性を改善する観点から、加飾シート20において、高輝度反射領域HLの面積の割合に上限値が設定されてもよい。高輝度反射領域HLの割合は、35%以下でもよく、31%以下でもよく、29%以下でもよく、24%以下でもよく、15%以下でもよく、5%以下でもよい。高輝度反射領域HLの割合は、1%以上でもよく、1.4%以上でもよい。
加飾シート20における「高輝度反射領域HLの面積の割合」は、以下に説明するように、加飾シート20の第1面20aを屋内にて撮像したグレースケール画像を用いて特定される。
撮像装置を有する光学顕微鏡が準備される。撮像装置は、カメラ装置と、カメラ装置に取り付けられたレンズ装置と、を含む。レンズ装置として、キーエンス株式会社製のVH-Z20Rが使用される。カメラ装置として、このレンズ装置を用いて撮像画像を生成可能なカメラ装置が使用される。
レンズ装置として、図7及び図8に示すように、光学顕微鏡のステージに対面する対物レンズ91と、対物レンズ91の周囲を取り囲む周状の照明部92と、含むレンズ装置90が使用される。照明部92は、片射照明によってステージを照明可能である。図8に示すように、片射照明時の照明部92において、全周の1/4の周長を有する部分が点灯し、且つ全長の3/4の周長を有する部分が消灯する。図8に示された周状の照明部92において、全周の1/4の周長を有する第1部分92aが点灯し、第2部分92b、第3部分92c及び第4部分92dが、消灯している。第2部分92bの周長、第3部分92cの周長及び第4部分92dの周長を合わせた周長は、全周の3/4にあたる周長を有している。
加飾シート20の撮像に先立ち、加飾シート20の撮像環境における輝度を測定する。光学顕微鏡のステージに、標準白色板を配置する。標準白色板は、重心を含む重心部分において、レンズ装置の対物レンズと対面するように、光学顕微鏡のステージ上に配置される。ステージ上に配置された標準白色板は、照明部によって照らされる。照明部は、上述の片射照明によって標準白色板に光を照射する。照明部から標準白色板に照射される光の入射角は、21.75°とする。この状態の標準白色板の輝度が、輝度計(コニカミノルタ株式会社製 CS-100A)によって測定される。輝度計は、レンズを含む。輝度計の測定角は、45°とする。なお、「輝度計の測定角」は、標準白色板の対物レンズ91を向く面における法線方向と、標準白色板の重心と輝度計のレンズの光軸とを結ぶ線分と、の間の角度である。標準白色板の重心と輝度計との間の距離は、30cmとする。
加飾シート20の撮像に先立ち、撮像環境における輝度が安定している、すなわち、上述の方法による輝度の測定値が、1分間に亘って10000cd/m~30000cd/mの範囲に位置していることを確認する。
次に、撮像装置を用いて、第1面20aを撮像する。撮像装置は、第1面20aの一部分を撮影する。撮像される第1面20aの一部分は、長手方向において6.1mmの長さを有し、幅方向において4.6mmの長さを有する。図7に示すように、光学顕微鏡のステージ100上に加飾シート20が配置される。第1面20aを撮像するとき、対物レンズ91の倍率は、50倍とする。図7に示すように、加飾シート20は、対物レンズ91と第1面20aにおいて対面するように、光学顕微鏡のステージ100上に配置される。対物レンズ91と第1面20aとの間の距離は、29.0mmとする。ステージ100上に配置された加飾シート20は、照明部92によって照らされる。照明部92の直径は、27.5mmとする。照明部92は、上述した片射照明によって加飾シート20に光を照射する。照明部92から加飾シート20に照射される光の入射角θは、21.75°とする。この状態において、撮像装置は、第1面20aのグレースケール画像を取得する。
第1面20aのグレースケール画像は、256階調を有する。第1面20aのグレースケール画像は、複数の画素を含む。第1面20aのグレースケール画像では、長手方向において、1600個の画素が並ぶ。第1面20aのグレースケール画像では、幅方向において、1200個の画素が並ぶ。第1面20aのグレースケール画像において、1つの画素は、3.8μmの面積を有する。
256階調を有する第1面20aのグレースケール画像において、各画素は、0から255までの間のいずれかの画素値を有する。各画素は、画素値に応じて、黒、グレー及び白のいずれかの色を有する。各画素は、第1面20aの当該画素に対応する部分の輝度に応じて、0から255までの間のいずれかの画素値を有する。第1面20aのグレースケール画像における或る画素の画素値が大きいほど、当該画素は、明るい色を有する。したがって、第1面20aの或る部分の輝度が大きいほど、当該部分に対応する画素の画素値は、大きくなる。第1面20aのグレースケール画像において、第1面20aの最も輝度が大きな部分に対応する画素の画素値が、最大値すなわち255となる。
第1面20aのグレースケール画像において、高輝度反射領域HLを特定する。グレースケール画像の高輝度反射領域HLは、当該グレースケール画像における、129から255までのいずれかの画素値を有する画素を含む領域である。したがって、「高輝度反射領域HLの割合」は、第1面20aのグレースケール画像における全ての画素に占める、129から255までのいずれかの画素値を有する画素の割合である。
図9は、加飾シート20の高輝度反射領域HLの一例を示す画像である。図9は、第1面20aのグレースケール画像を二値化した画像である。図9における白色の部分は、高輝度反射領域HLを示している。すなわち、図9における白色の部分に相当する画素は、129から255までのいずれかの画素値を有している。図11における黒色の部分に相当する画素は、0から128までのいずれかの画素値を有している。
また、画像の視認性を改善する観点から、図1~図6に示された表示システム1において、以下に説明する高輝度表示領域HIに関する上限値が設定されてもよい。図示された表示システム1において、高輝度表示領域HIの面積は、開口領域15Xの面積の4.0倍以下でもよく、2.5倍以下でもよく、1.1倍以下でもよい。高輝度表示領域HIの面積は、開口領域15Xの面積の0.5倍以上でもよく、0.9倍以上でもよい。
表示システム1において、高輝度表示領域HIの面積は、図10に示すように、表示装置16に第2面20bから重ねられた加飾シート20に対して、第1光L1及び第2光L2を照射した状態で特定される。第1光L1は、表示システム1に照射される外光を模した光である。図10に示すように、第1光L1は、21.75°の入射角で加飾シート20の第1面20aに入射した光である。第2光L2は、表示装置16から放出された光である。高輝度表示領域HIの面積の特定には、第1光L1及び第2光L2を照射した状態において、加飾シート20の第1面20aを撮像したグレースケール画像が用いられる。
撮像装置を有する光学顕微鏡が準備される。撮像装置は、カメラ装置と、カメラ装置に取り付けられたレンズ装置と、を含む。レンズ装置として、上述のキーエンス株式会社製のVH-Z20Rが使用される。カメラ装置として、このレンズ装置を用いて撮像画像を生成可能なカメラ装置が使用される。レンズ装置は、上述の対物レンズ91及び照明部92を含む。照明部92は、加飾シート20の第1面20aに第1光L1を照射する。
加飾シート20の撮像に先立ち、第1光L1が照射された撮像環境における輝度を測定する。光学顕微鏡のステージに、標準白色板を配置する。標準白色板は、重心を含む重心部分において、レンズ装置の対物レンズ91と対面するように、光学顕微鏡のステージ上に配置される。ステージ上に配置された標準白色板は、レンズ装置の照明部92によって照らされる。照明部92は、上述の片射照明によって標準白色板の重心部分に光を照射する。照明部92から標準白色板に照射される光の入射角は、21.75°とする。この状態の標準白色板の重心部分における輝度が、輝度計(コニカミノルタ株式会社製 CS-100A)によって測定される。輝度計は、レンズを含む。輝度計の測定角は、45°とする。標準白色板の重心部分と輝度計との間の距離は、30cmとする。
加飾シート20の撮像に先立ち、撮像環境における輝度が安定している、すなわち、上述の方法による輝度の測定値が、1分間に亘って10000cd/m~30000cd/mの範囲に位置していることを確認する。
撮像装置を用いて、第1面20aを撮像する。撮像装置は、第1面20aの一部分を撮影する。撮像される第1面20aの一部分は、長手方向において15.24mmの長さを有し、幅方向において11.40mmの長さを有する。第1面20aを撮像するとき、対物レンズ91の倍率は、20倍とする。図10に示すように、加飾シート20の第1面20aがレンズ装置の対物レンズ91と対面するように、表示システム1が、光学顕微鏡のステージ上に配置される。図示された表示システム1は、発光装置10、パターンマスク15及び加飾シート20を含む。表示システム1において、発光装置10は、発光面11から第2面20bに向けて光を放出可能である。発光面11から加飾シート20に向けて放出される光は、パターンマスク15によって成形される。パターンマスク15によって成形され、第2面20bに向けて放出される光が、第2光L2として表示装置16から使用される。
表示システム1において、図10に示すように、加飾シート20に入射する第2光L2の光量を調整するために、パターンマスク15と加飾シート20との間に調光フィルタFが配置されてもよい。調光フィルタFとして、富士フイルム株式会社製のNDフィルタが使用される。第2光L2の光量の調整に際して、表示システム1の第1領域A1に向けて輝度計が向けられる。輝度計の測定角は、45°とする。第1領域A1と輝度計との間の距離は、30cmとする。
加飾シート20の撮像に先立ち、第2光L2の光量が調整される。図10に示された状態において、第2光L2の光量として、表示システム1の第1領域A1における輝度が調整される。表示システム1の第1領域A1における輝度は、上述した調光フィルタFによって調整される。第1光L2の光量は、レンズ装置の照明部92から第1光L1が照射されない状態において調整される。上述した標準白色板の重心部分において測定された第1光L1の輝度と、表示システム1の第1領域A1において測定された輝度と、の比が45000:1000となるように、第2光L2の光量が調整される。
第1光L1の輝度及び第2光L2の輝度の間の上述の比(45000:1000)は、昼間の外光が差し込む室内において表示システム1が画像IMを表示する状態を模している。したがって、上述の比の関係にある第1光L1及び第2光L2を加飾シート20に照射することによって、昼間の外光が差し込む室内において画像IMを表示する表示システム1を再現できる。
第1光L1及び第2光L2が加飾シート20に照射された状態において、加飾シート20の第1面20aを撮像する。第1面20aの撮像によって、第1光L1が加飾シート20の第1面20aに照射され且つ第2光L2が加飾シート20の第2面20bに照射された状態における、第1面20aのグレースケール画像を取得する。第1面20aのグレースケール画像は、256階調を有する。第1面20aのグレースケール画像は、複数の画素を含む。第1面20aのグレースケール画像では、長手方向において、1600個の画素が並ぶ。第1面20aのグレースケール画像では、幅方向において、1200個の画素が並ぶ。第1面20aのグレースケール画像において、1つの画素は、9.5μmの面積を有する。
256階調を有する第1面20aのグレースケール画像において、各画素は、0から255までの間のいずれかの画素値を有する。各画素は、画素値に応じて、黒、グレー及び白のいずれかの色を有する。各画素は、第1面20aの当該画素に対応する部分の輝度に応じて、0から255までの間のいずれかの画素値を有する。第1面20aのグレースケール画像における或る画素の画素値が大きいほど、当該画素は、明るい色を有する。したがって、第1面20aの或る部分の輝度が大きいほど、当該部分に対応する画素の画素値は、大きくなる。第1面20aのグレースケール画像において、第1面20aの最も輝度が大きな部分に対応する画素の画素値が、最大値すなわち255となる。
第1面20aのグレースケール画像において、高輝度表示領域HIを特定する。グレースケール画像の高輝度表示領域HIは、当該グレースケール画像における、129から255までのいずれかの画素値を有する画素を含む領域である。
図11は、加飾シート20の高輝度表示領域HIの一例を示す画像である。図11は、第1面20aのグレースケール画像を二値化した画像である。図11における白色の部分は、高輝度表示領域HIを示している。すなわち、図11における白色の部分に相当する画素は、129から255までのいずれかの画素値を有している。図11における黒色の部分に相当する画素は、0から128までのいずれかの画素値を有している。
図1~図6に示された表示システム1では、パターンマスク15の開口領域15Xの面積に対する高輝度表示領域HIの面積の比率に関して、上述したように下限値が設定されている。図示された表示システム1では、第1光L1及び第2光L2を加飾シート20に照射したときに、高輝度表示領域HIの拡大が抑制されている。言い換えると、図示された表示システム1では、昼間の外光が差し込む室内において画像IMを表示する状態が再現されたときに、高輝度表示領域HIの拡大が抑制されている。したがって、昼間の外光が表示システム1に差し込む状態においても、表示システム1は、画像IMを鮮明に表示できる。
以上に説明してきた一実施の形態において、加飾シート20は、第1面20a及び第2面20bを有する。加飾シート20は、第1面20aから観察可能な意匠Dを有する意匠層25を含む。加飾シート20のL表色系におけるL値は、前記第1面を入射面とした反射光によるSCI方式での測定において、25.0以上45.0以下である。
また、以上に説明してきた一実施の形態において、加飾シート20は、第1面20a及び第2面20bを有する。加飾シート20は、第1面20aから観察可能な意匠Dを有する意匠層25を含む。加飾シート20のL表色系におけるL値は、前記第1面を入射面とした反射光によるSCE方式での測定において、6.0以上29.5以下である。
本実施の形態によれば、加飾シート20において、第1面20aを入射面とする反射光による輝度の増加を抑制できる。したがって、本実施の形態による加飾シート20を含む表示システム1では、画像IMの視認性を改善できる。
具体例を参照しながら一実施の形態を説明してきたが、上述の具体例が一実施の形態を限定しない。上述した一実施の形態は、その他の様々な具体例で実施でき、その要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、追加等を行うことができる。
以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した具体例と同様に構成され得る部分について、上述の具体例における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用い、重複する説明を省略する。
上述した加飾シート20は、可視光遮光性を有する遮光層24を含んでいた。上述した加飾シート20において、加飾部21には、遮光層24及び意匠層25が配置されていた。これに限られず、図12に示すように、加飾シート20において、遮光層24が省略されてもよい。図12に示すように、加飾部21には、意匠層25が配置され、遮光層24が配置されなくてもよい。
上述した加飾シート20は、意匠Dを形成しない非加飾部22を含んでいた。これに限られず、加飾シート20は、図12に示すように、非加飾部22を含まなくてもよい。
上述した表示システム1では、発光装置10から放出された光は、パターンマスク15によって整形されていた。パターンマスク15によって整形された光が、画像IMを形成していた。これに限られず、発光装置10から放出された光は、加飾シート20によって整形されてもよい。加飾シート20によって整形された光が、画像IMを形成してもよい。
図12に示された加飾シート20の第2面20bは、パターンマスク層28によって形成されている。パターンマスク層28は、加飾シート20の第2面20bに入射した光を整形する。図示されたパターンマスク層28は、可視光遮光性を有している。パターンマスク層28は、上述した遮光層24と同様に、バインダー樹脂と、バインダー樹脂中に分散した光吸収粒子と、を含んでもよい。光吸収粒子は、カーボンブラック、チタンブラック等の黒色顔料を含んでもよい。パターンマスク層28は、光吸収粒子に代えて、光干渉系顔料を含んでもよい。光干渉系顔料は、一例として、アルミ顔料でもよい。
図12に示された加飾シート20は、第2面20bに開口する凹部20rを含んでいる。とりわけ、図示された凹部20rは、パターンマスク層28を貫通している。図示された凹部20rは、意匠層25を貫通していない。また、上述したように、図12に示された加飾シート20は、遮光層24を含まない。これにより、図示された加飾シート20は、凹部20rにおいて、凹部20r以外の部分と識別され得る程度に、可視光を透過する。
図12に示された加飾シート20を発光装置10に重ねることによって、表示システム1が構成されてもよい。このような表示システム1において、加飾シート20は、凹部20rにおいて、発光装置10から放出された光を透過する。表示システム1において、加飾シート20の凹部20rと重なる領域が、画像IM及び意匠Dを表示可能な第1領域A1となる。表示システム1において、加飾シート20の凹部20r以外の部分と重なる領域が、第2領域A2となる。
なお、図12には、遮光層24を含まず且つパターンマスク層28を含む加飾シート20が示されているが、加飾シート20は、図13に示すように、遮光層24及びパターンマスク層28をいずれも含んでもよい。言い換えると、パターンマスク層28を含む加飾シート20においても、加飾部21に遮光層24が配置されてもよい。このような加飾シート20において、凹部20rには、加飾部21が重なってもよいし、非加飾部22が重なってもよい。このような加飾シート20では、非加飾部22と凹部20rとが重なる重複部分が、重複部分以外の部分と識別され得る程度に、可視光を透過する。
上述した加飾シート20は、接合層26を含んでいた。加飾シート20は、接合層26を含まなくてもよい。接合層26が省略された加飾シート20では、表面層27が、遮光層24、意匠層25及び基材層23に接触してもよい。
表示システム1は、図14に示すように、発光装置10と、発光装置10に重ねられた加飾部材40と、を含んでもよい。図示された加飾部材40は、加飾シート20と、加飾シート20に接合した熱可塑性樹脂部41と、を含んでいる。加飾シート20は、第1面20aにおいて、加飾部材40の外表面を形成している。
図14に示す加飾部材40において、熱可塑性樹脂部41は、発光装置10と加飾シート20との間に位置する部分を含んでいる。熱可塑性樹脂部41は、発光装置10から放出された光を透過可能である。熱可塑性樹脂部41は、射出樹脂を加飾シート20に溶着することによって作製されてもよい。熱可塑性樹脂部41は、射出成形装置に形成されたキャビティに射出された射出樹脂を固化することによって、作製されてもよい。
加飾部材40は、図14に示すように、三次元形状を有してもよい。図示された加飾部材40は、第2方向D2における両端部において、第1方向D1に曲がっている。加飾部材40の曲がった部分は、第3方向D3に延びている。
加飾部材40は、発光装置10に対して移動可能でもよい。図14に示された加飾部材40は、発光装置10に対して第1方向D1に移動可能である。発光装置10に対する加飾部材40の移動は、外部の制御装置(図示せず)によって検出されてもよい。すなわち、加飾部材40は、ボタンとして機能してもよい。
本開示の一実施の形態を、実施例によってさらに詳細に説明する。本開示は、以下の実施例によって限定されない。
実施例1~15及び比較例1~3に係る加飾シートを作製した。各加飾シートは、上述した方法によって作製された。作製された加飾シートは、第1面と、第1面とは反対の第2面と、を有していた。作製された加飾シートは、意匠を形成する加飾部と、意匠を形成しない非加飾部と、を有していた。作製された加飾シートは、非加飾部において、第2面から第1面に向けて、基材層と、接合層と、表面層と、をこの順で含んでいた。作製された加飾シートは、加飾部において、第2面から第1面に向けて、基材層と、遮光層と、意匠層と、接合層と、表面層と、をこの順で含んでいた。
<実施例1>
基材層として、125μmの厚さを有するフィルム(株式会社カネカ製「SD015NAH」)を使用した。基材層の一方の面上に、樹脂組成物を塗布することによって、塗膜を形成した。樹脂組成物は、遮光層のバインダー樹脂を構成する樹脂(アクリル樹脂及び塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体)と、光吸収粒子(カーボンブラック)と、溶媒(メチルエチルケトン(MEK)、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸ノルマルプロピル、メチルイソブチルケトン(MIBK)及び酢酸イソブチル)と、を含んでいた。樹脂組成物を乾燥させることによって、遮光層を得た。遮光層は、4.0μmの厚さを有していた。遮光層上にインキを印刷した。インキは、色材(無機顔料及び光輝性顔料)を含んでいた。インキを乾燥させることによって、意匠層を得た。意匠層は、意匠として、第1幾何学模様を有していた。意匠層の厚さは、4.0μmであった。非加飾部となる部分において、意匠層及び遮光層をレーザーエッチングによって除去した。非加飾部は、二次元配列されていた。非加飾部の各々は、60μmの径を有する円形形状を有していた。
意匠層及び遮光層が除去された部分において、基材層が露出した。基材層、意匠層及び遮光層に接合層を重ねた。接合層は、50μmの厚さを有するアクリル系粘着剤(日東電工株式会社製「CS9862UAS」)であった。接合層に表面層を重ねた。表面層として、125μmの厚さを有するアクリル樹脂製のフィルム(株式会社カネカ製「SD015NAH」)を使用した。以上のようにして、実施例1に係る加飾シートを得た。
<実施例2>
実施例2に係る加飾シートは、意匠層の意匠を除いて、実施例1に係る加飾シートと同一の構成であった。実施例2に係る加飾シートでは、意匠層は、意匠として、第2幾何学模様を有していた。
<実施例3>
実施例3に係る加飾シートは、意匠層の意匠を除いて、実施例1に係る加飾シートと同一の構成であった。実施例3に係る加飾シートでは、意匠層は、意匠として、第3幾何学模様を有していた。
<実施例4>
実施例4に係る加飾シートは、意匠層の意匠を除いて、実施例1に係る加飾シートと同一の構成であった。実施例4に係る加飾シートでは、意匠層は、意匠として、第4幾何学模様を有していた。
<実施例5>
実施例5に係る加飾シートは、意匠層の意匠を除いて、実施例1に係る加飾シートと同一の構成であった。実施例5に係る加飾シートでは、意匠層は、意匠として、第5幾何学模様を有していた。
<実施例6>
実施例6に係る加飾シートは、意匠層の意匠を除いて、実施例1に係る加飾シートと同一の構成であった。実施例6に係る加飾シートでは、意匠層は、意匠として、第6幾何学模様を有していた。
<実施例7>
実施例7に係る加飾シートは、意匠層の意匠を除いて、実施例1に係る加飾シートと同一の構成であった。実施例7に係る加飾シートでは、意匠層は、意匠として、第7幾何学模様を有していた。
<実施例8>
実施例8に係る加飾シートは、意匠層の意匠を除いて、実施例1に係る加飾シートと同一の構成であった。実施例8に係る加飾シートでは、意匠層は、意匠として、第9幾何学模様を有していた。
<実施例9>
実施例9に係る加飾シートは、レーザーエッチングによって形成される非加飾部の径を除いて、実施例8に係る加飾シートと同一の構成であった。実施例9に係る加飾シートにおいて、非加飾部は、54μmの径を有していた。
<実施例10>
実施例10に係る加飾シートは、レーザーエッチングによって形成される非加飾部の径を除いて、実施例8に係る加飾シートと同一の構成であった。実施例10に係る加飾シートにおいて、非加飾部は、93μmの径を有していた。
<比較例1>
比較例1に係る加飾シートは、意匠層の意匠を除いて、実施例1に係る加飾シートと同一の構成であった。比較例1に係る加飾シートでは、意匠層は、意匠として、第10幾何学模様を有していた。
<比較例2>
比較例2に係る加飾シートは、レーザーエッチングによって形成される非加飾部の径を除いて、比較例1に係る加飾シートと同一の構成であった。比較例2に係る加飾シートでは、非加飾部は、64μmの径を有していた。
<比較例3>
比較例3に係る加飾シートは、レーザーエッチングによって形成される非加飾部の径を除いて、比較例1に係る加飾シートと同一の構成であった。比較例3に係る加飾シートでは、非加飾部は、54μmの径を有していた。
実施例1~実施例6に係る加飾シートの測定結果、算出結果及び評価結果は、表1に示される。実施例7~実施例12に係る加飾シートの測定結果、算出結果及び評価結果は、表2に示される。実施例13~15に係る加飾シート、及び比較例1~3に係る加飾シートの測定結果、算出結果及び評価結果は、表3に示される。
<全光線透過率>
各実施例及び各比較例について、全光線透過率を測定した。全光線透過率の測定には、JIS K 7361-1:1997に準拠した、村上色彩技術研究所製のヘイズメータ(HM-150N)を使用した。測定結果を以下の表1~表3の「全光線透過率[%]」の欄に示す。
<SCI方式によるL値>
各実施例及び各比較例について、第1面を入射面とした反射光によって、L表色系におけるL値をSCI方式にて測定した。L値は、JIS Z 8722:2009に準拠した分光測色計(コニカミノルタ株式会社製 CM-700d)を用いて上述した方法によって測定された。測定結果を以下の表1~表3の「SCI L値」の欄に示す。
<SCE方式によるL値>
各実施例及び各比較例について、第1面を入射面とした反射光によって、L表色系におけるL値をSCE方式にて測定した。L値は、JIS Z 8722:2009に準拠した分光測色計(コニカミノルタ株式会社製 CM-700d)を用いて上述した方法によって測定された。測定結果を以下の表1~表3の「SCE L値」の欄に示す。
<全光線透過率に対するSCI方式でのL値の比>
各実施例及び各比較例について、測定された全光線透過率に対する、SCI方式で測定された上述のL値の比を算出した。算出結果を以下の表1~表3の「SCI/透過率」の欄に示す。
<全光線透過率に対するSCE方式でのL値の比>
各実施例及び各比較例について、測定された全光線透過率に対する、SCE方式で測定された上述のL値の比を算出した。算出結果を以下の表1~表3の「SCE/透過率」の欄に示す。
<高輝度反射領域>
各実施例及び各比較例について、上述した方法によって、高輝度反射領域の割合を算出した。算出結果を以下の表1~表3の「高輝度反射領域」の欄に示す。
<高輝度表示領域>
市販の面光源装置と、パターンマスクと、を準備した。パターンマスクは、開口領域を有していた。開口領域は、「ECO」の文字列を表示していた。開口領域において、「E」の文字に相当する開口領域の面積は、2600000μmであった。開口領域において、「C」の文字に相当する開口領域の面積は、3000000μmであった。「O」の文字に相当する開口領域の面積は、4100000μmであった。面光源装置の発光面にパターンマスクを重ねることによって、表示装置を形成した。
光学顕微鏡(キーエンス株式会社製「VHX-2000」)を準備した。光学顕微鏡は、撮像装置を含んでいた。撮像装置は、レンズ装置(キーエンス株式会社製 VH-Z20R)を含んでいた。レンズ装置は、対物レンズと、上述の片射照明が可能な照明部を含んでいた。光学顕微鏡のステージ上に、標準白色板を配置した。標準白色板として、コニカミノルタ株式会社製の分光測色計「CM-700d」の白色校正キャップに付属の白色の板を使用した。標準白色板は、重心部分において対物レンズと対面するように、ステージ上に配置された。対物レンズと標準白色板との間の距離は、300mmであった。ステージ上に配置された標準白色板に対して、レンズ装置の照明部から、上述の片射照明によって光が照射された。照明部から標準白色板に照射される光の入射角は、21.75°であった。この状態の標準白色板の重心部分に輝度計(コニカミノルタ株式会社製 CS-100A)を向け、輝度を測定した。測定された輝度が、1分間に亘って10000cd/m~30000cd/mの範囲に位置していることを確認した。輝度計の測定角は、45°であった。標準白色板の重心と輝度計との間の距離は、30cmであった。
各実施例及び各比較例に係る加飾シートを、表示装置に重ねた。各実施例及び各比較例に係る加飾シートを含む表示システムを形成した。表示システムを、光学顕微鏡のステージ上に配置した。ステージ上において、表示システムは、パターンマスクの「ECO」の文字列を撮像装置によって撮像可能となる位置に、配置された。対物レンズと表示面との間の距離は、30mmであった。
表示システムにおいて、表示装置上に調光フィルタ(富士フイルム株式会社製「NDフィルタ」)を重ねた。面光源装置を点灯状態とした。表示システムの第1領域に上述の輝度計を向け、輝度を測定した。輝度計の測定角は、45°であった。表示システムの第1領域と輝度計との間の距離は、30cmであった。表示システムの第1領域において測定された輝度と、標準白色板の重心部分において測定された輝度と、の比が、45000:1000となるように、表示装置からの光量を調光フィルタによって調整した。
各実施例及び各比較例を含む表示システムにおいて、レンズ装置の照明部を点灯し、片射照明によって、表示システムの表示面を照らした。照明部から、第1光が加飾シートの第1面に照射された。面光源装置を点灯状態とした。面光源装置から、第2光が加飾シートの第2面に照射された。この状態において開口領域を撮像し、表示面のグレースケール画像を得た。得られたグレースケール画像から、上述の方法によって、高輝度表示領域の面積を算出した。算出された高輝度表示領域の面積が、上述した開口領域の面積の何倍であるかを算出した。算出結果を表1~表3の「高輝度表示領域」の欄に示す。
<評価>
レンズ装置の照明部を点灯し、片射照明によって、表示システムの表示面を照らした。この状態において、撮像装置を用いて、各実施例及び各比較例に係る加飾シートを含む表示システムについて、表示面のグレースケール画像を得た。得られたグレースケール画像を10人の観察者によって観察し、画像の視認性を下記の評価基準に基づいて評価した。評価結果を表1~表3の「評価」の欄に示す。
<評価基準>
AA:「ECO」の文字列を観察できた観察者が、8人以上であった。
A:「ECO」の文字列を観察できた観察者が、6人以上7人以下であった。
B:「ECO」の文字列を観察できた観察者が5人であった。
C:「ECO」の文字列を観察できた観察者が4人以下であった。
Figure 0007644905000002
Figure 0007644905000003
Figure 0007644905000004
1:表示システム、1a:表示面、10:発光装置、11:発光面、15:パターンマスク、15X:開口領域、16:表示装置、20:加飾シート、20a:第1面、20b:第2面、20r:凹部、25:意匠層、28:パターンマスク層、40:加飾部材、D:意匠、IM:画像、L1:第1光、L2:第2光

Claims (7)

  1. 第1面及び第2面を含む加飾シートであって、
    前記第1面から観察可能な意匠を有する意匠層を備え、
    表色系におけるL値は、前記第1面を入射面とした反射光によるSCI方式での測定において、25.0以上45.0以下である、加飾シート。
  2. 第1面及び第2面を含む加飾シートであって、
    前記第1面から観察可能な意匠を有する意匠層を備え、
    表色系におけるL値は、前記第1面を入射面とした反射光によるSCE方式での測定において、6.0以上29.5以下である、加飾シート。
  3. 全光線透過率[%]に対する、前記第1面を入射面とした反射光によってSCI方式で測定されたL表色系におけるL値の比が、0.5以上1.5以下である、請求項1又は2に記載の加飾シート。
  4. 全光線透過率[%]に対する、前記第1面を入射面とした反射光によってSCE方式で測定されたL表色系におけるL値の比が、0.1以上1.0以下である、請求項1又は2に記載の加飾シート。
  5. 前記第2面を形成し、可視光遮光性を有するパターンマスク層を備え、
    前記第2面に開口した凹部を含む、請求項1又は2に記載の加飾シート。
  6. 10%以上50%以下の全光線透過率を有する、請求項1又は2に記載の加飾シート。
  7. 発光装置と、
    前記発光装置に重ねられた請求項1又は2に記載の加飾シートと、を備える、表示システム。
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