JP7528062B2 - 偏光子保護用積層体を用いた偏光板 - Google Patents
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Description
1つの実施形態においては、上記第2層の弾性率は50MPa以上であり、かつ、伸び率は2%以上である。1つの実施形態においては、上記第2層の鉛筆硬度は2H以上である。
1つの実施形態においては、上記第1層の厚みは10μm以下である。
1つの実施形態においては、上記第1層の面内位相差Re(550)は0nm~10nmであり、厚み方向の位相差Rth(550)は-20nm~+10nmである。
本発明の別の局面によれば、偏光板が提供される。この偏光板は、偏光子と、該偏光子の一方の側に配置された上記の偏光子保護用積層体と、を有する。該偏光子保護用積層体は、上記第1層が該偏光子側となるよう配置されている。
1つの実施形態においては、上記偏光板は、画像表示装置の視認側に配置され、かつ、上記偏光子保護用積層体の上記第2層が視認側に配置される。
A-1.偏光子保護用積層体の概略
図1は、本発明の1つの実施形態による偏光子保護用積層体の概略断面図である。図示例の偏光子保護用積層体100は、第1層10と第2層20とを有する。第1層10は、ガラス転移温度が95℃以上の熱可塑性アクリル系樹脂の有機溶媒溶液の塗布膜の固化物で構成されている。第2層20は、硬化性樹脂の硬化物で構成されている。本発明の実施形態においては、第2層の厚みは1.0μm以上である。以下、第1層および第2層について具体的に説明する。
第1層は、代表的には偏光子の保護層として機能し得る。第1層は、上記のとおり、熱可塑性アクリル系樹脂(以下、単にアクリル系樹脂と称する)の有機溶媒溶液の塗布膜の固化物で構成されている。以下、第1層の構成成分について具体的に説明し、次いで、第1層の特性を説明する。
アクリル系樹脂は、ガラス転移温度(Tg)が上記のとおり95℃以上である。その結果、第1層のTgが95℃以上となる。アクリル系樹脂のTgが95℃以上であれば、このような樹脂から得られた第1層を含む偏光板は、耐久性に優れたものとなりやすい。アクリル系樹脂のTgは、代表的には100℃以上、好ましくは110℃以上、より好ましくは115℃以上、さらに好ましくは120℃以上、特に好ましくは125℃以上である。一方、アクリル系樹脂のTgは、好ましくは300℃以下、より好ましくは250℃以下、さらに好ましくは200℃以下、特に好ましくは160℃以下である。アクリル系樹脂のTgがこのような範囲であれば、成形性に優れ得る。
第1層は、上記のとおり、ガラス転移温度が95℃以上のアクリル系樹脂の有機溶媒溶液の塗布膜の固化物で構成されている。このような塗布膜の固化物であれば、押出成形フィルムに比べて厚みを格段に薄くすることができる。第1層の厚みは、例えば10μm以下であり、好ましくは7μm以下であり、より好ましくは5μm以下であり、さらに好ましくは3μm以下である。第1層の厚みの下限は、例えば1μmであり得る。また、理論的には明らかではないが、このような塗布膜の固化物は、熱硬化性樹脂または活性エネルギー線硬化性樹脂(例えば、紫外線硬化性樹脂)の硬化物に比べてフィルム成形時の収縮が小さい、および、残存モノマー等が含まれないのでフィルム自体の劣化が抑制され、かつ、残存モノマー等に起因する偏光板(偏光子)に対する悪影響を抑制することができるという利点を有する。さらに、水溶液または水分散体のような水系の塗布膜の固化物に比べて吸湿性および透湿性が小さいので加湿耐久性に優れるという利点を有する。その結果、加熱加湿環境下においても光学特性を維持し得る、耐久性に優れた偏光板を実現することができる。
YI=[(1.28X-1.06Z)/Y]×100
第2層は、代表的にはハードコート層として機能し得る。第2層を設けることにより、第1層の優れた特性(非常に薄いにもかかわらず、耐久性に優れた偏光板を実現し得ること)を維持しつつ、第1層のひびおよび/または割れを抑制することができる。第2層は、上記のとおり、硬化性樹脂の硬化物で構成される。理論的には明らかではないが、硬化物の3次元架橋構造がひびおよび/または割れを抑制すると推定される。硬化性樹脂は、活性エネルギー線硬化性樹脂であってもよく、熱硬化性樹脂であってもよい。好ましくは活性エネルギー線硬化性樹脂である。活性エネルギー線硬化性樹脂は、反応の制御が容易であり、操作性に優れるという利点がある。
上記A項に記載の偏光子保護用積層体は、偏光子保護フィルムとして偏光板に適用され得る。したがって、本発明の実施形態は、このような偏光板も包含する。図2は、本発明の1つの実施形態による偏光板の概略断面図である。図示例の偏光板200は、偏光子120と、偏光子120の一方の側に配置された偏光子保護用積層体100と、を有する。偏光子保護用積層体100は、上記A項に記載の本発明の実施形態による偏光子保護用積層体である。偏光子保護用積層体100は、第1層10が偏光子120側となるよう配置されている、偏光板200は、画像表示装置に適用される場合、代表的には表示セルの視認側に配置される。この場合、代表的には、偏光子保護用積層体100の第2層20が視認側に配置される。
偏光度(P)(%)={(Tp-Tc)/(Tp+Tc)}1/2×100
なお、上記Ts、TpおよびTcは、JIS Z 8701の2度視野(C光源)により測定し、視感度補正を行ったY値である。また、TsおよびPは、実質的には偏光子の特性である。ΔTsおよびΔPは、それぞれ下記式により求められる。
ΔTs(%)=Ts48-Ts0
ΔP(%)=P48-P0
ここで、Ts0は放置前(初期)の単体透過率であり、Ts48は放置後の単体透過率であり、P0は放置前(初期)の偏光度であり、P48は放置後の偏光度である。ΔTsは、好ましくは3.0%以下であり、より好ましくは2.7%以下であり、さらに好ましくは2.4%以下である。ΔPは、好ましくは-0.05%~0%であり、より好ましくは-0.03%~0%であり、さらに好ましくは-0.01%~0%である。
偏光子としては、任意の適切な偏光子が採用され得る。偏光子は、代表的には、二層以上の積層体を用いて作製され得る。偏光子の製造方法については、偏光板の製造方法としてB-2項で後述する。
B-2-1.偏光子の製造方法
上記B-1項に記載の偏光子の製造方法は、長尺状の熱可塑性樹脂基材の片側に、ハロゲン化物とポリビニルアルコール系樹脂(PVA系樹脂)とを含むポリビニルアルコール系樹脂層(PVA系樹脂層)を形成して積層体とすること、および、積層体に、空中補助延伸処理と、染色処理と、水中延伸処理と、長手方向に搬送しながら加熱することにより幅方向に2%以上収縮させる乾燥収縮処理と、をこの順に施すことを含む。PVA系樹脂層におけるハロゲン化物の含有量は、好ましくは、PVA系樹脂100重量部に対して5重量部~20重量部である。乾燥収縮処理は、加熱ロールを用いて処理することが好ましく、加熱ロールの温度は、好ましくは、60℃~120℃である。このような製造方法によれば、上記のような偏光子を得ることができる。特に、ハロゲン化物を含むPVA系樹脂層を含む積層体を作製し、上記積層体の延伸を空中補助延伸及び水中延伸を含む多段階延伸とし、延伸後の積層体を加熱ロールで加熱することにより、優れた光学特性(代表的には、単体透過率および偏光度)を有するとともに、光学特性のバラつきが抑制された偏光子を得ることができる。具体的には、乾燥収縮処理工程において加熱ロールを用いることにより、積層体を搬送しながら、積層体全体に亘って均一に収縮することができる。これにより、得られる偏光子の光学特性を高めることができるだけでなく、光学特性に優れる偏光子を安定して生産することができ、偏光子の光学特性(特に、単体透過率)のバラつきを抑制することができる。以下、ハロゲン化物および乾燥収縮処理について説明する。これら以外の製造方法の詳細については、例えば特開2012-73580号公報に記載されている。当該公報は、その全体の記載が本明細書に参考として援用される。
ハロゲン化物とPVA系樹脂とを含むPVA系樹脂層は、ハロゲン化物とPVA系樹脂とを含む塗布液を熱可塑性樹脂基材上に塗布し、塗布膜を乾燥することにより形成され得る。塗布液は、代表的には、上記ハロゲン化物および上記PVA系樹脂を溶媒に溶解させた溶液である。溶媒としては、例えば、水、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N-メチルピロリドン、各種グリコール類、トリメチロールプロパン等の多価アルコール類、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン等のアミン類が挙げられる。これらは単独で、または、二種以上組み合わせて用いることができる。これらの中でも、好ましくは、水である。溶液のPVA系樹脂濃度は、溶媒100重量部に対して、好ましくは3重量部~20重量部である。このような樹脂濃度であれば、熱可塑性樹脂基材に密着した均一な塗布膜を形成することができる。
乾燥収縮処理は、ゾーン全体を加熱して行うゾーン加熱により行ってもよいし、搬送ロールを加熱する(いわゆる加熱ロールを用いる)ことにより行う(加熱ロール乾燥方式)こともできる。好ましくは、その両方を用いる。加熱ロールを用いて乾燥させることにより、効率的に積層体の加熱カールを抑制して、外観に優れた偏光子を製造することができる。具体的には、加熱ロールに積層体を沿わせた状態で乾燥することにより、上記熱可塑性樹脂基材の結晶化を効率的に促進させて結晶化度を増加させることができ、比較的低い乾燥温度であっても、熱可塑性樹脂基材の結晶化度を良好に増加させることができる。その結果、熱可塑性樹脂基材は、その剛性が増加して、乾燥によるPVA系樹脂層の収縮に耐え得る状態となり、カールが抑制される。また、加熱ロールを用いることにより、積層体を平らな状態に維持しながら乾燥できるので、カールだけでなくシワの発生も抑制することができる。この時、積層体は、乾燥収縮処理により幅方向に収縮させることにより、光学特性を向上させることができる。PVAおよびPVA/ヨウ素錯体の配向性を効果的に高めることができるからである。乾燥収縮処理による積層体の幅方向の収縮率は、好ましくは2%~10%であり、より好ましくは2%~8%であり、特に好ましくは4%~6%である。加熱ロールを用いることにより、積層体を搬送しながら連続的に幅方向に収縮させることができ、高い生産性を実現することができる。
上記B-2-1項で得られた積層体表面に、アクリル系樹脂の有機溶媒溶液を塗布して塗布膜を形成し、当該塗布膜を固化させることにより偏光子保護用積層体の第1層が形成される。
実施例および比較例で用いた偏光子保護用積層体の第1層を構成するフィルムについて、加熱TMA分析装置(日立ハイテクサイエンス社製、製品名「TMA-7100C」)を用いて測定した。測定条件は以下のとおりであった:荷重2g;窒素雰囲気(200ml/分);25℃から150℃まで昇温し、150℃で5分間保持した後、25℃まで降温し、再度150℃まで昇温し、150℃で5分間保持;昇温速度2℃/分。
(2)弾性率および伸び率
実施例および比較例で用いた偏光子保護用積層体の第2層を構成するフィルムについて、JIS K 7161およびJIS K 7113に準拠して測定した。
(3)ひび
実施例および比較例で得られた偏光板から、偏光子の吸収軸方向に直交する方向および吸収軸方向をそれぞれ対向する二辺とする試験片(50mm×50mm)を切り出した。偏光子保護用積層体または保護層が外側となるようにして粘着剤で試験片をガラス板に貼り合わせ試験サンプルとし、当該試験サンプルを85℃および85%RHのオーブン内で48時間放置して加熱加湿し、加湿後の偏光板における偏光子保護用積層体または保護層の状態を目視または顕微鏡により調べ、以下の基準で評価した。
〇:ひびは認められなかった
△:一部にひびが認められた
×:ひびが顕著であり、割れも認められた
(4)単体透過率および偏光度
実施例および比較例で得られた偏光板について、紫外可視分光光度計(日本分光社製、製品名「V7100」)を用いて、単体透過率(Ts)、平行透過率(Tp)および直交透過率(Tc)を測定し、偏光度(P)を次式により求めた。
偏光度(P)(%)={(Tp-Tc)/(Tp+Tc)}1/2×100
なお、上記Ts、TpおよびTcは、JIS Z 8701の2度視野(C光源)により測定し、視感度補正を行ったY値である。また、TsおよびPは、実質的には偏光子の特性である。
次に、偏光板を85℃および85%RHのオーブン内で48時間放置して加熱加湿し(加熱試験)、加熱試験前の単体透過率Ts0および加熱試験後の単体透過率Ts48から、下記式を用いて単体透過率変化量ΔTsを求めた。
ΔTs(%)=Ts48-Ts0
同様に、加熱試験前の偏光度P0および加熱試験後の偏光度P48から、下記式を用いて偏光度変化量ΔPを求めた。
ΔP(%)=P48-P0
なお、加熱試験は、上記のひびの場合と同様にして試験サンプルを作製して行った。
1.偏光子/樹脂基材の積層体の作製
樹脂基材として、長尺状で、吸水率0.75%、Tg約75℃である、非晶質のイソフタル共重合ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み:100μm)を用いた。樹脂基材の片面に、コロナ処理を施した。
ポリビニルアルコール(重合度4200、ケン化度99.2モル%)およびアセトアセチル変性PVA(日本合成化学工業社製、商品名「ゴーセファイマーZ410」)を9:1で混合したPVA系樹脂100重量部に、ヨウ化カリウム13重量部を添加し、PVA水溶液(塗布液)を調製した。
樹脂基材のコロナ処理面に、上記PVA水溶液を塗布して60℃で乾燥することにより、厚み13μmのPVA系樹脂層を形成し、積層体を作製した。
得られた積層体を、130℃のオーブン内で周速の異なるロール間で縦方向(長手方向)に2.4倍に自由端一軸延伸した(空中補助延伸処理)。
次いで、積層体を、液温40℃の不溶化浴(水100重量部に対して、ホウ酸を4重量部配合して得られたホウ酸水溶液)に30秒間浸漬させた(不溶化処理)。
次いで、液温30℃の染色浴(水100重量部に対して、ヨウ素とヨウ化カリウムを1:7の重量比で配合して得られたヨウ素水溶液)に、最終的に得られる偏光子の単体透過率(Ts)が41.5%±0.1%となるように濃度を調整しながら60秒間浸漬させた(染色処理)。
次いで、液温40℃の架橋浴(水100重量部に対して、ヨウ化カリウムを3重量部配合し、ホウ酸を5重量部配合して得られたホウ酸水溶液)に30秒間浸漬させた(架橋処理)。
その後、積層体を、液温62℃のホウ酸水溶液(ホウ酸濃度4.0重量%、ヨウ化カリウム5.0重量%)に浸漬させながら、周速の異なるロール間で縦方向(長手方向)に総延伸倍率が5.5倍となるように一軸延伸を行った(水中延伸処理)。
その後、積層体を液温20℃の洗浄浴(水100重量部に対して、ヨウ化カリウムを4重量部配合して得られた水溶液)に浸漬させた(洗浄処理)。
その後、90℃に保たれたオーブン中で乾燥しながら、表面温度が75℃に保たれたSUS製の加熱ロールに約2秒接触させた(乾燥収縮処理)。乾燥収縮処理による積層体の幅方向の収縮率は5.2%であった。
このようにして、樹脂基材上に厚み5μmの偏光子を形成し、偏光子/樹脂基材の積層体を作製した。
上記で得られた偏光子の表面に、別の保護層を構成するフィルムとしてシクロオレフィン系フィルム(日本ゼオン社製、ZT-12、厚み23μm)を、紫外線硬化型接着剤を介して貼り合せた。具体的には、硬化型接着剤の総厚みが1.0μmになるように塗工し、ロール機を使用して貼り合わせた。その後、UV光線をフィルム側から照射して接着剤を硬化させた。次いで、樹脂基材を剥離して別の保護層(ZT-12)/偏光子の構成を有する偏光板を得た。
ハードコート層用紫外線硬化性ウレタンアクリレート樹脂として「ユニディック 17-806」の代わりに「ユニディック ELS-888」(DIC社製)を用いて第2層を形成したこと以外は実施例1と同様にして、偏光子保護用積層体(第2層/第1層)/偏光子/別の保護層(ZT-12)の構成を有する偏光板を得た。第2層の厚みは3μmであり、弾性率は3000MPaであり、伸び率は40%であった。
得られた偏光板を上記(3)および(4)の評価に供した。結果を表1に示す。
ハードコート層用紫外線硬化性ウレタンアクリレート樹脂として「ユニディック 17-806」の代わりに「ユニディック V-4221」(DIC社製)を用いて第2層を形成したこと以外は実施例1と同様にして、偏光子保護用積層体(第2層/第1層)/偏光子/別の保護層(ZT-12)の構成を有する偏光板を得た。第2層の厚みは3μmであり、弾性率は60MPaであり、伸び率は200%であった。
アクリル系樹脂として「B728」の代わりにメチルアクリレート/ブチルアクリレート(モル比80/20)の共重合体を用いて第1層を形成したこと以外は実施例1と同様にして、偏光子保護用積層体(第2層/第1層)/偏光子/別の保護層(ZT-12)の構成を有する偏光板を得た。第1層の厚みは2μmであり、Tgは95℃であった。
得られた偏光板を上記(3)および(4)の評価に供した。結果を表1に示す。
ハードコート層用紫外線硬化性ウレタンアクリレート樹脂として「ユニディック 17-806」の代わりに「ユニディック ELS-888」(DIC社製)を用いて第2層を形成したこと以外は実施例4と同様にして、偏光子保護用積層体(第2層/第1層)/偏光子/別の保護層(ZT-12)の構成を有する偏光板を得た。第2層の厚みは3μmであり、弾性率は3000MPaであり、伸び率は40%であった。
得られた偏光板を上記(3)および(4)の評価に供した。結果を表1に示す。
ハードコート層用紫外線硬化性ウレタンアクリレート樹脂として「ユニディック 17-806」の代わりに「ユニディック V-4221」(DIC社製)を用いて第2層を形成したこと以外は実施例4と同様にして、偏光子保護用積層体(第2層/第1層)/偏光子/別の保護層(ZT-12)の構成を有する偏光板を得た。第2層の厚みは3μmであり、弾性率は60MPaであり、伸び率は200%であった。
得られた偏光板を上記(3)および(4)の評価に供した。結果を表1に示す。
アクリル系樹脂として「B728」の代わりに「B734」(楠本化成社製)を用いて第1層を形成したこと以外は実施例1と同様にして、偏光子保護用積層体(第2層/第1層)/偏光子/別の保護層(ZT-12)の構成を有する偏光板を得た。第1層の厚みは2μmであり、Tgは71℃であった。
得られた偏光板を上記(3)および(4)の評価に供した。結果を表1に示す。
ハードコート層用紫外線硬化性ウレタンアクリレート樹脂として「ユニディック 17-806」の代わりに「ユニディック ELS-888」(DIC社製)を用いて第2層を形成したこと以外は比較例1と同様にして、偏光子保護用積層体(第2層/第1層)/偏光子/別の保護層(ZT-12)の構成を有する偏光板を得た。第2層の厚みは3μmであり、弾性率は3000MPaであり、伸び率は40%であった。
得られた偏光板を上記(3)および(4)の評価に供した。結果を表1に示す。
ハードコート層用紫外線硬化性ウレタンアクリレート樹脂として「ユニディック 17-806」の代わりに「ユニディック V-4221」(DIC社製)を用いて第2層を形成したこと以外は比較例1と同様にして、偏光子保護用積層体(第2層/第1層)/偏光子/別の保護層(ZT-12)の構成を有する偏光板を得た。第2層の厚みは3μmであり、弾性率は60MPaであり、伸び率は200%であった。
得られた偏光板を上記(3)および(4)の評価に供した。結果を表1に示す。
アクリル系樹脂として「B728」の代わりに「B722」(楠本化成社製)を用いて第1層を形成したこと以外は実施例1と同様にして、偏光子保護用積層体(第2層/第1層)/偏光子/別の保護層(ZT-12)の構成を有する偏光板を得た。第1層の厚みは2μmであり、Tgは39℃であった。
得られた偏光板を上記(3)および(4)の評価に供した。結果を表1に示す。
ハードコート層用紫外線硬化性ウレタンアクリレート樹脂として「ユニディック 17-806」の代わりに「ユニディック ELS-888」(DIC社製)を用いて第2層を形成したこと以外は比較例4と同様にして、偏光子保護用積層体(第2層/第1層)/偏光子/別の保護層(ZT-12)の構成を有する偏光板を得た。第2層の厚みは3μmであり、弾性率は3000MPaであり、伸び率は40%であった。
得られた偏光板を上記(3)および(4)の評価に供した。結果を表1に示す。
ハードコート層用紫外線硬化性ウレタンアクリレート樹脂として「ユニディック 17-806」の代わりに「ユニディック V-4221」(DIC社製)を用いて第2層を形成したこと以外は比較例4と同様にして、偏光子保護用積層体(第2層/第1層)/偏光子/別の保護層(ZT-12)の構成を有する偏光板を得た。第2層の厚みは3μmであり、弾性率は60MPaであり、伸び率は200%であった。
得られた偏光板を上記(3)および(4)の評価に供した。結果を表1に示す。
第2層を形成しなかったこと(すなわち、第1層のみで保護層を構成したこと)以外は実施例1と同様にして偏光板を作製した。得られた偏光板を実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
第2層を形成しなかったこと(すなわち、第1層のみで保護層を構成したこと)以外は実施例4と同様にして偏光板を作製した。得られた偏光板を実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
第2層を形成しなかったこと(すなわち、第1層のみで保護層を構成したこと)以外は比較例1と同様にして偏光板を作製した。得られた偏光板を実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
第2層を形成しなかったこと(すなわち、第1層のみで保護層を構成したこと)以外は比較例4と同様にして偏光板を作製した。得られた偏光板を実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
表1から明らかなように、本発明の実施例の偏光子保護用積層体は加熱加湿環境下においてもひびが抑制されている。このような偏光子保護用積層体を用いることにより、非常に薄いにもかかわらず、加熱加湿環境下においても光学特性の低下が抑制され、耐久性に優れた偏光板を実現できる。
20 第2層
100 偏光子保護用積層体
120 偏光子
200 偏光板
Claims (4)
- 偏光子と、該偏光子の一方の側に配置された偏光子保護用積層体と、を有し、
該偏光子保護用積層体が、
有機溶媒に溶解可能な熱可塑性アクリル系樹脂であって、ガラス転移温度が95℃以上の熱可塑性アクリル系樹脂から構成された第1層と、
硬化性樹脂の硬化物で構成された第2層と、を有し、
該第2層の厚みが1.0μm以上であり、
該第1層の厚みが7μm以下であり、
該第2層が該第1層の表面上に形成され、
該偏光子保護用積層体が、該第1層が該偏光子側となるよう配置されており、該偏光子に直接形成され、
該熱可塑性アクリル系樹脂の重量平均分子量が、10000以上であり、
該第2層の弾性率が50MPa以上であり、かつ、伸び率が2%以上である、
偏光板。 - 前記第2層の鉛筆硬度が2H以上である、請求項1に記載の偏光板。
- 前記第1層の面内位相差Re(550)が0nm~10nmであり、厚み方向の位相差Rth(550)が-20nm~+10nmである、請求項1または2に記載の偏光板。
- 画像表示装置の視認側に配置され、かつ、前記偏光子保護用積層体の前記第2層が視認側に配置される、請求項1から3のいずれかに記載の偏光板。
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