JP7518841B2 - 硬化性組成物、ドライフィルム、硬化物、および電子部品 - Google Patents
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Description
また、本発明の他の目的は、該組成物から得られる組成物層を有するドライフィルム、該組成物または該ドライフィルムの組成物層の硬化物、該硬化物を有する電子部品を提供することにある。
また、本発明によれば、該組成物から得られる組成物層を有するドライフィルム、該組成物または該ドライフィルムの組成物層の硬化物、該硬化物を有する電子部品を提供することができる。
本発明の硬化性組成物は、(A)カルボジイミド基とエチレン性不飽和結合を有する化合物と、(B)光ラジカル発生剤と、を含む組成物であり、カルボキシル基および/またはフェノール性水酸基を有する化合物は、組成物中に実質的に含まないことが好ましい。
本発明において、組成物中にカルボキシル基および/またはフェノール性水酸基を有する化合物を実質的に含まないとは、有機溶剤を除く組成物の全有機成分のカルボキシル基および/またはフェノール性水酸基当量が1,000g/eq以上、好ましくは5,000g/eq以上であることを意味する。この範囲内であれば、優れた保存安定性が得られる。
本発明の硬化性組成物は、(A)カルボジイミド基とエチレン性不飽和結合を有する化合物を含む。このカルボジイミド基とエチレン性不飽和結合を有する化合物は、分子構造中にカルボジイミド基(-N=C=N-)と(メタ)アクリル基等のエチレン性不飽和結合を有する官能基を含む化合物であり、具体的には、ジイソシアネートが縮合重合したカルボジイミド基を有する化合物に対し、エチレン性不飽和結合を有する官能基とイソシアネート基と反応する官能基とを併せ持つ化合物や、エチレン性不飽和結合を有する官能基とカルボキシル基またはフェノール性水酸基とを併せ持つ化合物を付加反応させて得ることができる。
なお、本明細書において、(メタ)アクリル基とは、アクリル基、メタクリル基及びそれらの混合物を総称する用語であり、(メタ)アクリレートは、アクリレート、メタクリレート及びそれらの混合物を総称する用語である。
この点で、本発明において、組成物中にカルボキシル基および/またはフェノール性水酸基を有する化合物を実質的に含まない場合には、この化合物(A)中のカルボジイミド基とカルボキシル基やフェノール性水酸基との反応に起因した架橋反応が生起し難くなり、優れた保存安定性を示す。
これらのジイソシアネートは、1種単独でも、2種以上併用してもよく、反応性や硬化物としての耐熱性の観点から芳香族ジイソシアネート、有機溶剤への溶解性や硬化物としての柔軟性や低誘電特性の観点から脂肪族ジイソシアネートや脂環族ジイソシアネートを適宜用いることができる。
特に本発明において、化合物(A)の合成に用いられるカルボジイミド基を有する化合物としては、有機溶剤への溶解性、保存安定性、反応性、硬化物の耐熱性といった特性をバランスよく実現することから、2,4’-ジフェニルメタンジイソシアネートと4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネートを併用して縮合重合させてなる化合物が好ましい。
これらは、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
これらは、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、この化合物(エチレン性不飽和結合を有する官能基とカルボキシル基またはフェノール性水酸基とを併せ持つ化合物)のカルボジイミド基への付加反応に伴い、上記ジイソシアネートの縮合重合体(カルボジイミド基を有する化合物)中のカルボジイミド基の数は減少し、硬化物の耐熱性や誘電特性が悪化する傾向がある。そのため、この付加率は、カルボジイミド基と、カルボキシル基またはフェノール性水酸基の当量比(カルボジイミド基:カルボキシル基またはフェノール性水酸基)で、1:0.5以下であることが好ましく、1:0.3以下であることがより好ましい。
また、このカルボジイミド基とエチレン性不飽和結合を有する化合物は、後述する有機コバルト錯体や有機マンガン錯体等の有機金属錯体又は有機金属塩等の硬化促進剤を配合することで、自己架橋反応(トリアジン環結合の形成)を促進し、低温硬化性を付与することができる。
また、この(A)カルボジイミド基とエチレン性不飽和結合を有する化合物は、組成物としての反応性および硬化物としての耐熱性や誘電特性の観点から、カルボジイミド基当量(g/eq)が100~500であることが好ましく、150~350であることがより好ましい。
また、この(A)カルボジイミド基とエチレン性不飽和結合を有する化合物は、有機溶剤を除く組成物の全有機成分中に50~99質量%の割合で配合されていることが好ましい。この範囲で配合することにより、優れた誘電特性と耐熱性を有する硬化物を得ることができる。
本発明の硬化性組成物は、(B)光ラジカル発生剤を含む。
光ラジカル発生剤は、光照射(露光)によって、ラジカル種を発生する化合物である。
そして、本発明の硬化性組成物を露光した場合、露光部の(B)光ラジカル発生剤より発生したラジカル種によって、(A)カルボジイミド基とエチレン性不飽和結合を有する化合物のエチレン性不飽和結合がラジカル重合することで、露光部は現像液に溶解しなくなり、未露光部との現像性の差から、塗膜のパターンが形成される。
これらは、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
このような光ラジカル発生剤の配合量は、(A)カルボジイミド基とエチレン性不飽和結合を有する化合物に対して0.1~15質量%であることが好ましい。このような配合量の範囲にあれば、優れた感光性と露光部の現像液耐性が得られる。
本発明の硬化性組成物は、化合物(A)と化合物(B)以外に、優れた誘電特性と耐熱性を損なわない範囲内で、25℃において液状である有機化合物を配合することができる。
25℃において液状である環状(チオ)エーテル基を有する有機化合物としては、具体的には、エポキシ基、エピスルフィド基、オキセタン基を有する化合物が挙げられる。このような環状(チオ)エーテル基は、カルボジイミド基と150℃以上で架橋反応し、イミダゾリジオン環やイミダゾリジンチオン環結合を形成する。イミダゾリジオン環やイミダゾリジンチオン環結合を形成した硬化物は、より一層の優れた誘電特性(低誘電率や低誘電正接)を有し、優れた耐熱性(高いガラス転移温度)を有するものとなる。
この環状(チオ)エーテル基を有する有機化合物は、後述するイミダゾール等の硬化促進剤を配合することで、低温硬化性を付与することができる。
また、環状(チオ)エーテル基を有する有機化合物の分子構造に由来する公知慣用の効果は、本発明においても有効である。具体的には、エピスルフィド基に由来する密着性付与、低温硬化性付与、オキセタン基による保存安定性付与、ジシクロペンタジエン骨格による低誘電特性付与、ビスフェノールS型構造、トリスフェノール型構造、ナフタレン型構造、アントラセン型構造、ビフェニル型構造による難燃性付与、ナフタレン型構造、ビフェニル型構造による低熱膨張性付与、熱伝導性付与、線状脂肪族構造や脂環式構造による溶剤溶解性、柔軟性、保存安定性といった特性付与等が挙げられる。
本発明の硬化性組成物では、化合物(A)以外のエチレン性不飽和結合を有する有機化合物を配合することで、光照射(露光)におけるラジカル重合の架橋点を増加することができる。このような構成によれば、組成物の乾燥塗膜において、露光部では、上述の化合物(A)がラジカル重合することに加えて、化合物(A)以外のエチレン性不飽和結合を有する有機化合物のラジカル重合反応も生起し、露光部の現像液耐性がさらに向上する。
より具体的には、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレートなどのヒドロキシアルキルアクリレート類、エチレングリコール、メトキシテトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコールなどのグリコールのジアクリレート類、N,N-ジメチルアクリルアミド、N-メチロールアクリルアミド、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリルアミドなどのアクリルアミド類、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリレートなどのアミノアルキルアクリレート類、ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリス-ヒドロキシエチルイソシアヌレートなどの多価アルコールまたはこれらのエチレンオキサイド付加物、プロピレンオキサイド付加物、もしくはε-カプロラクトン付加物などの多価アクリレート類、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物もしくはプロピレンオキサイド付加物等の多価アクリレート類、グリセリンジグリシジルエーテル、グリセリントリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、トリグリシジルイソシアヌレートなどのグリシジルエーテルの多価アクリレート類、前記に限らず、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートジオール、水酸基末端ポリブタジエン、ポリエステルポリオールなどのポリオールを直接アクリレート化、もしくは、ジイソシアネートを介してウレタンアクリレート化したアクリレート類及びメラミンアクリレート、及び前記アクリレートに対応する各メタクリレート類が挙げられる。
なかでも柔軟性と反応性に優れることから、トリメチロールプロパン、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物および/またはプロピレンオキサイド付加物が好ましい。
恒温水槽:攪拌機、ヒーター、温度計、自動温度調節器(±0.1℃で温度制御が可能なもの)を備えたもので深さ150mm以上のものを用いる。例えば、ヤマト科学社製の低温恒温水槽(型式BU300)と投入式恒温装置サーモメイト(型式BF500)の組み合わせ、水道水約22リットルを低温恒温水槽に入れ、これに組み付けられたサーモメイトの電源を入れて25℃に設定し、水温を設定温度±0.1℃に調整する。
試験管:試験管としては、図1に示すように、内径30mm、高さ120mmの平底円筒型透明ガラス製のもので、管底から55mmおよび85mmの高さのところにそれぞれ標線11、12が付され、試験管の口をゴム栓13aで密閉した液状判定用試験管10aと、同じサイズで同様に標線が付され、中央に温度計を挿入・支持するための孔があけられたゴム栓13bで試験管の口を密閉し、ゴム栓13bに温度計14を挿入した温度測定用試験管10bを用いる。以下、管底から55mmの高さの標線11を「A線」、管底から85mmの高さの標線12を「B線」という。
温度計14としては、JIS B7410(1982)「石油類試験用ガラス製温度計」に規定する凝固点測定用のもの(SOP-58目盛範囲20~50℃)を用いるが、0~50℃の温度範囲が測定できるものであればよい。
温度20±5℃の大気圧下で24時間以上放置した試料を、図1(a)に示す液状判定用試験管10aと図1(b)に示す温度測定用試験管10bにそれぞれA線まで入れる。2本の試験管10a、10bを低温恒温水槽にB線が水面下になるように直立させて静置する。温度計は、その下端がA線よりも30mm下となるようにする。
試料温度が設定温度±0.1℃に達してから10分間そのままの状態を保持する。10分後、液状判断用試験管10aを低温恒温水槽から取り出し、直ちに水平な試験台の上に水平に倒し、試験管内の液面の先端がA線からB線まで移動した時間をストップウォッチで測定し、記録する。試料は、設定温度において、測定された時聞が90秒以内のものを液状、90秒を超えるものを固体状と判定する。
本発明の硬化性組成物は、さらに光によってカルボキシル基および/またはフェノール性水酸基を生成する化合物、好ましくはナフトキノンジアジド化合物を含有することができる。
このような化合物は、光照射(露光)によって、カルボキシル基および/またはフェノール性水酸基を生成する化合物であり、未露光の状態では、化合物(A)中のカルボジイミド基と架橋反応を生じる官能基を生成しないものである。
その結果、本発明の硬化性組成物からなる乾燥塗膜をパターン露光した場合、露光部の化合物より生成されたカルボキシル基および/またはフェノール性水酸基と、化合物(A)のカルボジイミド基とが常温(約25℃)以上で架橋反応し、現像液耐性をさらに向上することができる。
本発明の硬化性組成物は、さらに硬化促進剤を含有することができる。
硬化促進剤としては、例えば、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン-7、1,5-ジアザビシクロ[4.3.0]ノネン-5、5,6-ジブチルアミノ-1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン-7等のシクロアミジン化合物、ジシアンジアミド、ベンジルジメチルアミン、4-(ジメチルアミノ)-N,N-ジメチルベンジルアミン、4-メトキシ-N,N-ジメチルベンジルアミン、4-メチル-N,N-ジメチルベンジルアミン等のアミン化合物、イミダゾール、2-メチルイミダゾール、2-エチルイミダゾール、2-エチル-4-メチルイミダゾール、2-フェニルイミダゾール、4-フェニルイミダゾール、1-シアノエチル-2-フェニルイミダゾール、1-(2-シアノエチル)-2-エチル-4-メチルイミダゾール、1-ベンジル-2-フェニルイミダゾール等のイミダゾール化合物及びその誘導体、トリブチルホスフィン、メチルジフェニルホスフィン、トリフェニルホスフィン、トリス(4-メチルフェニル)ホスフィン、ジフェニルホスフィン、フェニルホスフィン等の有機ホスフィン化合物、コバルト(II)アセチルアセトナート、コバルト(III)アセチルアセトナート等の有機コバルト錯体、銅(II)アセチルアセトナート等の有機銅錯体、亜鉛(II)アセチルアセトナート等の有機亜鉛錯体、鉄(III)アセチルアセトナート等の有機鉄錯体、ニッケル(II)アセチルアセトナート等の有機ニッケル錯体、マンガン(II)アセチルアセトナート等の有機マンガン錯体等の有機金属錯体又は有機金属塩が挙げられる。
これらは1種を単独で用いても2種以上組み合わせて用いてもよい。
このような硬化促進剤は、上述の(A)カルボジイミド基とエチレン性不飽和結合を有する化合物や環状(チオ)エーテル基を有する化合物と併用する場合には、その配合量を、(A)カルボジイミド基とエチレン性不飽和結合を有する化合物の量、または(A)カルボジイミド基とエチレン性不飽和結合を有する化合物と環状(チオ)エーテル基を有する化合物の合計量に対して0.01~10質量%とすることが好ましい。
本発明の硬化性組成物は、さらに有機溶剤を含有することができる。
有機溶剤は、組成物の主成分である(A)カルボジイミド基とエチレン性不飽和結合を有する化合物に対して溶解性に優れるもの(良溶媒)を選択することが好ましい。このような良溶媒である有機溶剤としては、例えば、テトラヒドロフラン、1,3-ジオキサン、ジオキソラン等の脂環式エーテル、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の芳香族炭化水素、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼン、パークレン、トリクロロエタン、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素、シクロヘキサノン、石油ナフサ等が挙げられる。なかでも、低価格や低毒性の観点から、シクロヘキサノンと石油ナフサが好ましい。石油ナフサは、沸点範囲が80~180℃の重質ナフサが好ましく、市販品としては、三協化学製のソルベント#100、ソルベント#150、ソルベントナフサ、出光昭和シェル製のイプゾール#100、イプゾール#150、イプゾールTP、JXTGエネルギー製のT-SOL100、T-SOL150、カクタスソルベントP-100、カクタスソルベントP-150、カクタスソルベントP-180、カクタスファインSF-01、カクタスファインSF-02、安藤パラケミー製のNDソルベント150が挙げられる。
そして、有機溶剤の含有量は特に限定されず、硬化性組成物の用途に応じて適宜調整可能である。
本発明の硬化性組成物は、さらに無機充填材を含有することができる。
無機充填材としては公知慣用のものを用いることができ、例えば、硫酸バリウム、チタン酸バリウム、無定形シリカ、結晶性シリカ、溶融シリカ、球状シリカ、タルク、クレー、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、窒化ケイ素、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、銀粉末、銅粉粉末、はんだ粉末等が挙げられる。これらは、単独でもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、無機充填材の平均粒子径は、50nm~20μmの範囲で適宜選択することができ、露光時の光透過性、ひいてはパターン解像性が向上することから、平均粒子径は50nm~2μmであることが好ましく、充填性や組成物の流動性が向上することから、平均粒子径は1μm~20μmであることが好ましい。
なお、本発明における平均粒子径とは、レーザー回折法により測定されたD50の値である。レーザー回折法による測定装置としては、日機装社製のMicrotrac MT3300EXIIが挙げられる。
そのなかでも、ビニルシラン類、エポキシシラン類、メタクリルシラン類、アクリルシラン類、フェニルトリメトキシシラン類は、組成物における無機充填材の分散性の向上と保存安定性に優れることから好ましい。また、特に、ビニルシラン類、メタクリルシラン類、アクリルシラン類は、ラジカル重合性が増大し、露光部の現像液耐性を向上することができるためより好ましい。
なお、このようなカップリング剤等により表面処理により有機官能基が付加された無機充填材は、本明細書中において非有機成分として扱う。
具体的には、硫酸バリウムに由来する耐熱性、耐薬品性付与、シリカに由来する低熱膨張性付与や低誘電正接化、水酸化アルミニウムや水酸化マグネシウムに由来する難燃性付与、アルミナ、窒化ケイ素、窒化ホウ素、窒化アルミニウムに由来する熱伝導性付与、炭酸カルシウムに由来する硬化物表面の粗面化、銀粉末、銅粉粉末、はんだ粉末に由来する導電性付与等が挙げられる。
本発明にかかる硬化性組成物は、本発明の効果を阻害しない範囲で、上述した成分以外のその他の成分、例えば、公知慣用の添加物を配合することができる。その他の公知慣用の添加物としては、特に限定されないが、例えば、樹脂及びエラストマー、着色剤、難燃剤、分散剤、消泡剤・レベリング剤、揺変剤などが挙げられる。
樹脂及びエラストマーとしては、25℃で液状ではないエポキシ樹脂、ベンゾオキサジン樹脂、イミド樹脂、アミド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アクリレート樹脂、ジアリルフタレート樹脂、シリコーン樹脂、ノルボルネン系樹脂、イソシアネート樹脂、ウレタン樹脂、ベンゾシクロブテン樹脂、ポリアゾメチン樹脂、ブロック共重合体、天然ゴム、ジエン系ゴム、非ジエン系ゴム、熱可塑性エラストマー等が挙げられる。
着色剤としては、着色顔料や染料等としてカラーインデックス(C.I.;ザ ソサイエティ オブ ダイヤーズ アンド カラリスツ(The Society of Dyers and Colourists)発行)番号が付されているものを挙げることができる。例えば、赤色着色剤としては、モノアゾ系、ジスアゾ系、アゾレーキ系、ベンズイミダゾロン系、ペリレン系、ジケトピロロピロール系、縮合アゾ系、アントラキノン系、キナクリドン系などがある。青色着色剤としては、フタロシアニン系、アントラキノン系などがあり、顔料系はピグメント(Pigment)に分類されている化合物を使用することができる。これら以外にも、金属置換もしくは無置換のフタロシアニン化合物も使用することができる。緑色着色剤としては、同様にフタロシアニン系、アントラキノン系、ペリレン系がある。これら以外にも、金属置換もしくは無置換のフタロシアニン化合物も使用することができる。黄色着色剤としては、モノアゾ系、ジスアゾ系、縮合アゾ系、ベンズイミダゾロン系、イソインドリノン系、アントラキノン系等がある。白色着色剤としては、ルチル型またはアナターゼ型酸化チタンなどが挙げられる。黒色着色剤としては、カーボンブラック系、黒鉛系、酸化鉄系、チタンブラック、酸化鉄、アンスラキノン系、酸化コバルト系、酸化銅系、マンガン系、酸化アンチモン系、酸化ニッケル系、ペリレン系、アニリン系、硫化モリブデン、硫化ビスマスなどがある。その他、色調を調整する目的で紫、オレンジ、茶色などの着色剤を加えてもよい。
分散剤としては、ポリカルボン酸系、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合系、ポリエチレングリコール、ポリカルボン酸部分アルキルエステル系、ポリエーテル系、ポリアルキレンポリアミン系等の高分子型分散剤、アルキルスルホン酸系、四級アンモニウム系、高級アルコールアルキレンオキサイド系、多価アルコールエステル系、アルキルポリアミン系等の低分子型分散剤等が挙げられ、組成物中の各成分の分散性が向上し、さらに硬化物の機械特性を向上することができる。
消泡剤・レベリング剤としては、シリコーン、変性シリコーン、鉱物油、植物油、脂肪族アルコール、脂肪酸、金属石鹸、脂肪酸アミド、ポリオキシアルキレングリコール、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル等の化合物等が使用でき、塗膜表面の平滑性が向上し、塗膜中のボイドの発生を抑制することができる。
揺変剤としては、微粒子シリカ、シリカゲル、不定形無機粒子、ポリアミド系添加剤、変性ウレア系添加剤、ワックス系添加剤、有機ベントナイト等が使用でき、塗膜の成膜性が向上し、ダレを抑制することができる。
難燃剤としては、赤燐、燐酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、ホウ酸亜鉛、錫酸亜鉛、モリブデン化合物系、臭素化合物系、塩素化合物系、燐酸エステル、含燐ポリオール、含燐アミン、メラミンシアヌレート、メラミン化合物、トリアジン化合物、グアニジン化合物、シリコンポリマー等が使用でき、硬化物の自己消火性、耐熱性を高いレベルでバランスよく達成できる。
本発明のドライフィルムは、基材(例えば支持(キャリア)フィルム)上に、本発明の硬化性組成物を塗布後、乾燥して得られる組成物層を有するものである。そして、この組成物層を、目的とする別の基材に接するように熱圧着(ラミネート)して使用される。
支持フィルムとしては、例えば2~150μmの厚さのポリエチレンテレフタレート等のポリエステルフィルム等の熱可塑性フィルムが用いられる。また、パターン解像性を向上させるため、光透過性に優れる支持フィルムや、組成物層と接する面を粗面化した支持フィルムを用いて、組成物層の表面に支持フィルムの粗面形状を転写する技術を用いることができる。
保護フィルムとしては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等を使用することができるが、組成物層との接着力が、支持フィルムよりも小さいものが良い。
本発明の硬化物は、上述した本発明の硬化性組成物またはドライフィルムの組成物層を硬化させたものである。
本発明の硬化性組成物または組成物層を形成したドライフィルムを用いてパターン形成した硬化物を得る方法としては、例えば、以下の工程を経る方法が挙げられる。
ここで、この塗膜形成工程において、基材上に硬化性組成物を塗布する方法としては、従来からの塗布方法、例えば、スピンコーター、バーコーター、ブレードコーター、カーテンコーター、スクリーン印刷機等で塗布する方法、スプレーコーターで噴霧塗布する方法、さらにはインクジェット法等を用いることができる。塗膜を乾燥する方法としては、オーブンまたはホットプレートによる加熱乾燥等の方法が用いられる。具体的には、110℃以下で1~30分の条件、好ましくは90℃以下で1~30分の条件とする。
この工程に用いる基材としては、180℃以上の硬化温度に耐性を有する基材であれば特に制限はなく、シリコンウエハ等の半導体基材、ガラス繊維に硬化性樹脂を含侵して硬化した基材、ポリイミドフィルム上に予め銅等の回路が形成されたプリント配線板やフレキシブルプリント配線板等の配線基板、金属基板等に広く適用できる。
ここで、活性エネルギー線としては、化合物(B)を活性化させることができる波長のものを用いる。具体的には、活性エネルギー線の照射に用いられる露光機の光源として、高圧水銀灯ランプやメタルハライドランプ等を搭載し、350~450nmの範囲で紫外線を照射する装置であればよく、直接描画(ダイレクトイメージング露光)装置も用いることができる。また、露光量は、膜厚等によって異なるが、一般には10~1000mJ/cm2の範囲内で行う。
この現像工程では、現像液の温度は20~40℃、現像時間は180秒以内で行う。
なお、この現像工程では、必要に応じて得られたパターン膜をリンス液により洗浄する。リンス液としては、蒸留水、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等を単独または組み合わせて用いることができる。
ここで、この硬化工程における加熱条件は、180~250℃で30~90分であるが、組成物中に環状(チオ)エーテル基を有する化合物を含有する場合には、前記加熱条件の前に150~170℃で30~90分の加熱を加えても良い。
還流管および撹拌機付き反応容器にジイソシアネートとして、2,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート54質量部、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート46質量部との混合物(東ソー製、モノメリックMDI;ミリオネートNM)、イソシアネート基と反応する官能基を1つ有する有機化合物として、2-イソシアナトエチルアクリレート11.8質量部(昭和電工製、カレンズAOI)、カルボジイミド化触媒として、3-メチル-1-フェニル-2-ホスホレン-1-オキシド0.6質量部を入れ、窒素気流下100℃で2時間撹拌し、赤外吸収(IR)スペクトル測定による波長2270cm-1前後のイソシアネート基による吸収ピークがほぼ消失したことを確認して、カルボジイミド基とエチレン性不飽和結合を有する化合物(A1)を得た。得られたカルボジイミド基とエチレン性不飽和結合を有する化合物(A1)の重量平均分子量は2,200、カルボジイミド基当量は210g/eqであった。
上記(A1)の合成において、2-イソシアナトエチルアクリレートを、1,1-(ビスアクリロイルオキシメチル)エチルイソシアネート19.9質量部(昭和電工製、カレンズBEI)に変更した以外は(A1)の合成と同様にして、カルボジイミド基とエチレン性不飽和結合を有する化合物(A2)を得た。(A2)の重量平均分子量は2,400、カルボジイミド基当量は225g/eqであった。
上記(A1)の合成において、2-イソシアナトエチルアクリレートを、2-(2-メタクリロイルオキシエトキシ)エチルイソシアネート23質量部(昭和電工製、カレンズMOI-EG)に変更した以外は(A1)の合成と同様にして、カルボジイミド基とエチレン性不飽和結合を有する化合物(A3)を得た。(A3)の重量平均分子量は2,300、カルボジイミド基当量は220g/eqであった。
上記(A1)の合成において、2-イソシアナトエチルアクリレートを、フェニルイソシアネート13.9質量部に変更した以外は(A1)の合成と同様にして、カルボジイミド基とエチレン性不飽和結合を有さない化合物(a)を得た。(a)の重量平均分子量は2,100、カルボジイミド基当量は230g/eqであった。
PMA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)50質量部、アクリルシラン系カップリング剤(信越シリコーン製KBM-5103(3-アクリロキシプロピルトリメトキシシラン))3質量部を混合した溶液に、球状シリカ(アドマテックス製、SO-E2、平均粒子径0.5μm)100質量部を加え、撹拌し均一分散させた後、加熱乾燥して表面処理球状シリカを得た。
上記シリカの表面処理において、球状シリカを球状アルミナ(アドマテックス製、A-509、平均粒子径10μm)100量部、カップリング剤をエポキシシラン系カップリング剤(信越シリコーン製KBM-403(3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン))3質量部に変更した以外はシリカの表面処理と同様にして表面処理球状アルミナを得た。
下記の表1に示す配合に従い、各成分を配合し、攪拌機にて撹拌し、必要に応じて3本ロールミルで混練して実施例1~13、比較例1および2の硬化性組成物を調製した。なお、表中の配合量は、質量部を示す。
ここで、表1において、実施例4および5で得られる硬化性組成物は、配合成分中の化合物(A1)および化合物(a)が調製段階でアクリル酸と反応し、化合物(A1)および化合物(a)の分子構造の側鎖にエチレン性不飽和結合を付加導入した状態になっている。特に、実施例5では、組成物調製段階で化合物(a)とアクリル酸とが反応して(A)カルボジイミド基とエチレン性不飽和結合を有する化合物となるので、これら成分を含めて化合物(A)成分としている。
*2:BASF製、オキシム系ラジカル発生剤
*3:IGM Resins製、モノアシルフォスフィンオキサイド系ラジカル発生剤
*4:新日鉄住金化学社製、ビスフェノールA型2官能エポキシ樹脂とビスフェノールF型2官能エポキシ樹脂の混合品、エポキシ当量:165g/eq
*5:新中村化学製、EO変性ビスフェノールAジメタクリレート
*6:東京化成工業製、コバルト(II)アセチルアセトナート
*7:四国化成製、1-ベンジル-2-フェニルイミダゾール
*8:JXTGエネルギー製、重質芳香族系石油ソルベントナフサ
*9:三協化学製、シクロヘキサノン
*10:アドマテックス製、球状シリカ、平均粒子径0.5μm、アクリルシラン表面処理
*11:アドマテックス製、球状シリカ、平均粒子径50nm
*12:アドマテックス製、球状アルミナ、平均粒子径10μm、エポキシシラン表面処理
*13:三宝化学研究所社製、ナフトキノンジアジド化合物、ナフトキノンジアジド付加率93%、生成されるカルボキシル基当量約383g/eq、
得られた各実施例および各比較例の硬化性組成物を遮光容器に入れ、25℃に温度調整された恒温器に24時間保管した。保管した各組成物を取り出し、ゲル化の有無を確認し、保存安定性を以下の評価基準にて評価した。その結果を表1に示す。
○:ゲル化しない
×:ゲル化した
得られた各実施例および各比較例の硬化性組成物を、PETフィルム(東レ製、ルミラーT60、厚み25μm)上に、アプリケータにて乾燥後の膜厚が25μmになるように塗布し、オーブンにて80℃で30分間乾燥させて、各組成物層を備えるドライフィルムを作製した。次いで、塗膜形成工程として、作製した各ドライフィルムを銅板上にPETフィルムが外側になるように設置し、真空ラミネーター(ニッコーマテリアルズ製CVP-300)を用いて加圧力:0.4MPa、110℃、1分、真空度:3hPaの条件で加熱ラミネートし、PETフィルムを剥離して、塗膜を作製した。次いで、露光工程として、得られた塗膜に対し、100μmのラインパターンを有するフォトマスクを密着させ、紫外線露光装置((株)オーク製作所製、型式HMW-680GW)を用いて露光(露光量1J/cm2)した。次いで、現像工程として、露光を終えた塗膜を、石油ナフサ(カクタスファインSF-01)90質量%とシクロヘキサノン10質量%を混合した現像液に、20℃で60秒間浸漬し、揺動させながら現像して、パターン形成した塗膜(パターン膜)を備える銅板(試験片)を作製した。
得られたパターン膜について、ラインの残存状態を目視にて、現像後の膜厚をマイクロメータにて測定し、下記の評価基準にてパターン形成性を評価した。その結果を表1に示す。
◎:ラインの欠損がなく、乾燥前の膜厚と現像後の膜厚の差が2μm未満
〇:部分的にラインが欠損、または乾燥前の膜厚と現像後の膜厚の差が2μm以上
×:パターン形成が不可能
各実施例の組成物を、18μm厚の銅箔の光沢面にアプリケータにて乾燥後の塗膜厚が約25μmになるように塗布し、オーブンにて80℃で30分間乾燥した。次いで、露光工程として、得られた乾燥塗膜に対し、紫外線露光装置((株)オーク製作所製、型式HMW-680GW)を用いて全面露光(露光量1J/cm2)した。次いで、現像工程として、露光工程を終えた塗膜を、石油ナフサ(カクタスファインSF-01)90質量%とシクロヘキサノン10質量%を混合した現像液に、20℃で60秒間浸漬し、揺動させながら現像した。次いで、硬化工程として、250℃に昇温して60分間加熱処理し、銅箔に硬化膜を備える試験片を作製した。
なお、比較例1および2については、パターン形成が不可能であったため、上記現像工程を除いて試験片を作製した。
(誘電率の評価基準)
◎:3.3未満
○:3.3以上3.5未満
×:3.5以上
(誘電正接の評価基準)
◎:0.015未満
○:0.015以上0.02未満
×:0.02以上
上記誘電率及び誘電正接の評価にて用いた硬化膜サンプルを、3mm幅×20mm長にカットし、ガラス転移温度の測定用試験片とした。この試験片について、測定装置として日立ハイテクサイエンス社製の「TMA/SS120」を用い、昇温速度:5℃/分として測定温度範囲:30~350℃の条件で測定し、以下の評価基準にて耐熱性を評価した。その結果を表1に示す。
◎:ガラス転移温度が260℃以上
〇:ガラス転移温度が200℃以上260℃未満
×:ガラス転移温度が200℃未満
10b 温度測定用試験管
11 標線(A線)
12 標線(B線)
13a,13b ゴム栓
14 温度計
Claims (9)
- (A)カルボジイミド基とエチレン性不飽和結合を有する化合物と、
(B)光ラジカル発生剤と、
ビニルシラン類、メタクリルシラン類およびアクリルシラン類から選ばれる1種以上のカップリング剤により表面処理された無機充填材と、
を含むことを特徴とするフォトリソグラフィ用硬化性組成物。 - 組成物中にカルボキシル基および/またはフェノール性水酸基を有する化合物を実質的に含まないことを特徴とする請求項1に記載のフォトリソグラフィ用硬化性組成物。
- 前記(A)カルボジイミド基とエチレン性不飽和結合を有する化合物は、有機溶剤を除く組成物の有機成分中に50~99質量%の割合で配合されていることを特徴とする請求項1または2に記載のフォトリソグラフィ用硬化性組成物。
- 基材上に、請求項1~3のいずれか一項に記載のフォトリソグラフィ用硬化性組成物を塗布、乾燥してなる組成物層を備えるドライフィルム。
- 請求項1~3のいずれか一項に記載のフォトリソグラフィ用硬化性組成物、または、請求項4に記載のドライフィルムの組成物層を硬化してなる硬化物。
- 請求項5に記載の硬化物を備える電子部品。
- (A)カルボジイミド基とエチレン性不飽和結合を有する化合物と、
(B)光ラジカル発生剤と、
ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物の(メタ)アクリレートおよび/またはビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物の(メタ)アクリレートと、
を含むことを特徴とするフォトリソグラフィ用硬化性組成物。 - 組成物中にカルボキシル基および/またはフェノール性水酸基を有する化合物を実質的に含まないことを特徴とする請求項7に記載のフォトリソグラフィ用硬化性組成物。
- 前記(A)カルボジイミド基とエチレン性不飽和結合を有する化合物は、有機溶剤を除く組成物の有機成分中に50~99質量%の割合で配合されていることを特徴とする請求項7または8に記載のフォトリソグラフィ用硬化性組成物。
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