JP7511761B2 - 熱交換型換気装置 - Google Patents
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Description
本開示は、熱交換器により室外の空気と室内の空気との間で熱交換を行いながら換気する熱交換型換気装置に関する。
熱交換型換気装置は、宅内および宅外から空気を取り込む際に空気と同時に吸い込まれる埃および塵などの不純物が風路に付着して風量を低下させてしまう。このため、熱交換型換気装置では、風路にフィルタを設置し、ユーザが定期的にフィルタを清掃することで風量を確保することが行われている。また、熱交換型換気装置では、熱交換型換気装置の運転時間をユーザに報知したり、何らかの方法で経年的なフィルタの目詰まりを検知してユーザに目詰まりしたことを報知することで、フィルタの清掃時期をユーザに報知し、ユーザに定期的なフィルタの清掃を促している。
従来、経年的なフィルタの目詰まりを検知する一般的な方法としては、フィルタの清掃時期を居住者に知らせるべく、予め設定した運転時間を記憶しておき、熱交換型換気装置の積算運転時間がこの運転時間に到達した場合に、フィルタの目詰まりを報知する方法がある。ただし、この方法では、熱交換型換気装置の積算運転時間を報知しているにすぎないので、実際にはフィルタが目詰まりしていなくてもフィルタの目詰まりが報知される、フィルタの目詰まりが起こっていても報知されない等、フィルタの目詰まりを的確に報知できないという問題がある。
また、フィルタが目詰まりすると風路の風量および風路の圧力が変化することから、風量センサまたは圧力センサを用いて、フィルタの目詰まりを検知する方法が用いられている。ただし、風量センサおよび圧力センサは、高価であること、センサの使用制限により熱交換型換気装置の構造または熱交換型換気装置の制御が複雑化すること、およびセンサの寿命またはセンサの信頼性の観点から、可能であれば使用しないほうが望ましい。
このため、直流(Direct Current:DC)モータ等の制御回路を有するモータにおいては、モータの制御に用いている電圧、電流および回転数といった制御パラメータによりフィルタの目詰まりの検知を行うことが行われている。
特許文献1には、DCモータの回転数を監視し、DCモータの回転数が予め決められた値以上となるとフィルタの目詰まりを検知し、居住者に換気不足を報知する熱交換型換気装置が開示されている。
しかしながら、熱交換型換気装置では、冬季等において室外空気の気流温度が下がり、室内空気の気流温度が高く且つ高湿であった場合には、熱交換器で温度を交換した後の室内空気が冷却されることで熱交換器に発生する結氷により、一時的な風路の目詰まりが発生する。上記特許文献1の技術では、結氷による一時的な目詰まりを経年的なフィルタの目詰まりと誤検知する可能性があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、結氷による熱交換器の一時的な目詰まりと経年的なフィルタの目詰まりとを区別して検知できる熱交換型換気装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる熱交換型換気装置は、室内空気を室外に排気する排気風路と、室外空気を室内に給気する給気風路と、が独立して内部に形成された筐体と、排気用モータを備えて排気風路に設けられ排気風路を流れる排気流を発生させる排気用送風機と、給気用モータを備えて給気風路に設けられ給気風路を流れる給気流を発生させる給気用送風機と、を備える。熱交換型換気装置は、給気風路と排気風路とに跨って設けられ給気流と排気流との間で熱交換させる熱交換器と、排気風路における熱交換器よりも上流側に配置された排気用フィルタと、室外空気の温度である室外温度を検知する室外温度検知部と、排気用モータの回転数を検知する回転数検知部と、給気用送風機および排気用送風機の動作を制御する制御部と、を備える。制御部は、室外温度が予め決められた温度閾値未満である場合に、現在の排気用モータの回転数を結氷前基準回転数として記憶し、結氷前基準回転数を記憶した後における現在の排気用モータの回転数が結氷前基準回転数より大きい結氷判定回転数以上である場合に、予め決められた動作変更時間だけ給気用送風機の風量を排気用送風機の風量より減らす制御を行い、動作変更時間の経過後の現在の排気用モータの回転数が、結氷判定回転数に対して、予め決められた減少判定設定値以上減少しない場合に、排気用フィルタに目詰まりが発生していることを検知し、動作変更時間の経過後の現在の排気用モータの回転数が、結氷判定回転数に対して、減少判定設定値以上減少する場合に、熱交換器に結氷による目詰まりが発生していることを検知する。
本開示にかかる熱交換型換気装置によれば、結氷による熱交換器の一時的な目詰まりと経年的なフィルタの目詰まりとを区別して検知できる、という効果を奏する。
以下に、実施の形態にかかる熱交換型換気装置を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置1の構成を示す模式図である。図2は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置1の機能構成を示すブロック図である。熱交換型換気装置1は、給気流と排気流との間で熱交換を行いながら換気を行うことが可能な装置である。熱交換型換気装置1は、24時間換気を目的として運転する。したがって、熱交換型換気装置1は、基本的には、運転が開始されるとメンテナンス時以外では運転を停止することはない。
図1は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置1の構成を示す模式図である。図2は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置1の機能構成を示すブロック図である。熱交換型換気装置1は、給気流と排気流との間で熱交換を行いながら換気を行うことが可能な装置である。熱交換型換気装置1は、24時間換気を目的として運転する。したがって、熱交換型換気装置1は、基本的には、運転が開始されるとメンテナンス時以外では運転を停止することはない。
熱交換型換気装置1は、室外から室内への給気と室内から室外への排気とにより室内を換気することで、室内の快適な空気環境を維持する。また、熱交換型換気装置1は、給気流と排気流との間の熱交換により、室内に取り込まれる空気と室内の空気との温度差を小さくして、室内の空気調和の負担を低減させる。熱交換型換気装置1は、例えば天井裏の空間に設置される。
熱交換型換気装置1は、筐体1aと、熱交換器2と、給気用送風機3と、排気用送風機4と、給気用フィルタ5と、排気用フィルタ6と、室内側吹出部7と、室内側吸込部8と、室外側吸込部9と、室外側吹出部10と、室外温度検知部11と、制御装置12と、表示部13と、を備える。
熱交換型換気装置1は、給気流と排気流との間の熱交換を行う熱交換器2が筐体1aに収納されている。筐体1aは、例えば直方体形状の六面体を有し、熱交換型換気装置1の本体部を構成する。筐体1aの内部には、給気流が通る給気風路21と、排気流が通る排気風路22と、給気風路21と排気風路22とを仕切る仕切壁23とが設けられている。図1では、給気風路21が破線の矢印で示されている。図1では、排気風路22が実線の矢印で示されている。図1では、筐体1aから筐体1aにおける1つの面が取り外された状態における熱交換型換気装置1が示されている。
筐体1aのうちの1つの側面1bには、給気吹出口である室内側吹出部7と、排気吸込口である室内側吸込部8と、給気吸込口である室外側吸込部9と、排気吹出口である室外側吹出部10と、が設けられている。給気吸込口である室外側吸込部9には、室外と室外側吸込部9とを連通する不図示の室外側給気ダクトが接続される。給気吹出口である室内側吹出部7には、室内と室内側吹出部7とを連通する不図示の室内側給気ダクトが接続される。排気吸込口である室内側吸込部8には、室内と室内側吸込部8とを連通する不図示の室内側排気ダクトが接続される。排気吹出口である室外側吹出部10には、室外と室外側吹出部10とを連通する不図示の室外側排気ダクトが接続される。
熱交換器2は、給気風路21と排気風路22とに跨って設けられ、給気流と排気流との間の全熱交換を行う。熱交換器2は、排気流が通る一次側風路と、給気流が通る二次側風路とを有する。熱交換器2の内部において、一次側風路と二次側風路とは垂直に交差している。一次側風路と二次側風路とは、平板紙と、波板紙であるコルゲートシートとが交互に積層および接着されて構成された積層体により形成されている。図1では、一次側風路と二次側風路との図示を省略している。積層体は、四角柱形状を呈する。熱交換器2のうち積層方向における両端に位置する端面は、それぞれ正方形を呈する。積層方向は、平板紙およびコルゲートシートが積層されている方向であり、図1における紙面の奥行方向である。
給気風路21は、室外の空気である外気を室内へ給気するための風路であり、給気吸込口である室外側吸込部9と熱交換器2との間に形成された上流側給気風路21aと、熱交換器2と給気吹出口である室内側吹出部7との間に形成された下流側給気風路21bと、熱交換器2内の給気風路21である熱交換器内給気風路21cと、を有している。すなわち、上流側給気風路21aは、給気風路21において熱交換器2よりも上流側の風路であって、室外に連通する上流側の給気風路である。また、下流側給気風路21bは、給気風路21において熱交換器2よりも下流側の風路であって、室内に連通する下流側の給気風路である。
排気風路22は、室内空気である還気を室外へ排気するための風路であり、排気吸込口である室内側吸込部8と熱交換器2との間に形成された上流側排気風路22aと、熱交換器2と排気吹出口である室外側吹出部10との間に形成された下流側排気風路22bと、熱交換器2内の排気風路22である熱交換器内排気風路22cと、を有している。すなわち、上流側排気風路22aは、熱交換器2よりも上流側の風路であって、室内に連通する上流側の排気風路である。また、下流側排気風路22bは、熱交換器2よりも下流側の風路であって、室外に連通する下流側の排気風路である。
熱交換型換気装置1は、室外の空気を取り込み、取り込まれた空気を室内へ送る給気用送風機3と、室内の空気を取り込み、取り込まれた空気を室外へ送る排気用送風機4とを有する。
給気用送風機3は、下流側給気風路21bに配置され、室外側吸込部9から室内側吹出部7に向かう給気流の流れを生成する。給気用送風機3は、給気用送風機ケーシング30内に給気用ファン31と、給気用ファン31を回転させるための給気用DCモータ32であるDCブラシレスモータと、を備える。給気用送風機3は、給気用DCモータ32によって給気用ファン31を回転させることによって給気流を発生させる。給気用送風機3は、後述する制御部123によって給気用DCモータ32の運転、停止および回転速度が制御されることで、制御部123によって運転動作が制御される。
給気用DCモータ32は、DCモータの特徴である制御回路として、制御部123の制御に従って給気用DCモータ32の駆動の制御と負荷調整とを行う給気用モータ制御回路320を有する。給気用モータ制御回路320は、給気用DCモータ32に出力する電圧、給気用DCモータ32に流れるモータ電流、および給気用DCモータ32の回転数などの制御パラメータを制御することで給気用DCモータ32のモータパワーを調整することができる。制御部123は、これらの制御パラメータを取得することで、給気用DCモータ32の運転状態を把握することが可能である。本実施の形態1では、DCモータのこの特徴を利用し、制御部123が給気用DCモータ32の制御パラメータを常時監視することで、風路の圧力を検知する圧力センサまたは風路に流れる風量を検知する風量センサを使用せずに排気用フィルタ6の目詰まり状態を検知する。
給気用モータ制御回路320は、制御部123から出力指示を受け取ると、給気用DCモータ32の運転を行う。また、給気用送風機3に加わる風路の圧力変化などの負荷が変動すると給気用DCモータ32に加わる負荷も変化し、回転数、電圧、モータ電流が変化する。給気用モータ制御回路320は、給気用回転数検知部321と、給気用電圧検知部322と、給気用電流検知部323と、給気用通信部324と、を備える。給気用回転数検知部321は、給気用DCモータ32の回転数を検知する。給気用電圧検知部322は、給気用DCモータ32に供給される電圧を検知する。給気用電流検知部323は、給気用DCモータ32に流れるモータ電流の電流値であるモータ電流値を検知する。給気用通信部324は、制御装置12と通信を行う。給気用回転数検知部321と給気用電圧検知部322と給気用電流検知部323とは、給気用通信部324を介して検知結果を制御部123へ送信する。
排気用送風機4は、下流側排気風路22bに配置され、室内側吸込部8から室外側吹出部10に向かう排気流の流れを生成する。排気用送風機4は、排気用送風機ケーシング40内に排気用ファン41と、排気用ファン41を回転させるための排気用DCモータ42であるDCブラシレスモータと、を備える。排気用送風機4は、排気用DCモータ42によって排気用ファン41を回転させることによって排気流を発生させる。排気用送風機4は、後述する制御部123によって排気用DCモータ42の運転、停止および回転速度が制御されることで、制御部123によって運転動作が制御される。
排気用DCモータ42は、DCモータの特徴である制御回路として、制御部123の制御に従って排気用DCモータ42の駆動の制御と負荷調整とを行う排気用モータ制御回路420を有する。排気用モータ制御回路420は、排気用DCモータ42に出力する電圧、排気用DCモータ42に流れるモータ電流、および排気用DCモータ42の回転数などの制御パラメータを制御することで排気用DCモータ42のモータパワーを調整することができる。制御部123は、これらの制御パラメータを取得することで、排気用DCモータ42の運転状態を把握することが可能である。
排気用モータ制御回路420は、制御部123から出力指示を受け取ると、排気用DCモータ42の運転を行う。また、排気用送風機4に加わる風路の圧力変化などの負荷が変動すると排気用DCモータ42に加わる負荷も変化し、回転数、電圧、モータ電流が変化する。排気用モータ制御回路420は、排気用回転数検知部421と、排気用電圧検知部422と、排気用電流検知部423と、排気用通信部424と、を備える。
排気用回転数検知部421は、排気用DCモータ42の回転数を検知する。排気用電圧検知部422は、排気用DCモータ42に供給される電圧を検知する。排気用電流検知部423は、排気用DCモータ42に流れるモータ電流の電流値であるモータ電流値を検知する。排気用通信部424は、制御装置12と通信を行う。排気用回転数検知部421と排気用電圧検知部422と排気用電流検知部423とは、排気用通信部424を介して検知結果を制御部123へ送信する。
給気用フィルタ5は、外気に含まれる塵埃の目詰まりによる熱交換器2の性能低下を防止するために、熱交換器2に吸い込まれる外気の塵埃を取り除いて外気を清浄化するエアフィルタである。給気用フィルタ5は、取り外し自在に給気風路21の上流側給気風路21aに設置されている。すなわち、給気用フィルタ5は、給気風路21における熱交換器2よりも上流側の位置に設置されている。
熱交換型換気装置1に取り込まれた外気は、給気用フィルタ5を通過し、含まれる浮遊粒子の一部が除去されて室内に給気される。給気用フィルタ5は、通常の除塵フィルタから、通常の除塵フィルタよりも微小粒子状物質および花粉をより高い捕集率で捕集できる高性能除塵フィルタに交換することが可能である。
排気用フィルタ6は、還気に含まれる塵埃の目詰まりによる熱交換器2の性能低下を防止するために、熱交換器2に吸い込まれる還気の塵埃を取り除くエアフィルタである。排気用フィルタ6は、取り外し自在に排気風路22の上流側排気風路22aに設置されている。すなわち、排気用フィルタ6は、排気風路22における熱交換器2よりも上流側の位置に設置されている。熱交換型換気装置1に取り込まれた還気は、排気用フィルタ6を通過し、含まれる浮遊粒子の一部が除去されて屋外に排気される。
室外温度検知部11は、屋外から室外側吸込部9を介して熱交換型換気装置1に吸い込まれる屋外空気の気流の温度である室外温度、すなわち外気の温度を検知する検知部である。すなわち、室外温度検知部11は、外気の温度を検知する外気温度検知部と換言できる。室外温度検知部11は、給気風路21における上流側給気風路21aに設けられている。室外温度検知部11は、検知した屋外の空気の温度を制御部123に送信する。
表示部13は、給気用フィルタ5または排気用フィルタ6に目詰まりが発生した旨の目詰まり警告および熱交換器2において結氷が発生する可能性がある旨の結氷発生警告といった各種の警告を表示してユーザに報知する。表示部13は、例えば発光ダイオードを点灯させることにより、各種の警告を報知することができる。各警告の詳細については、後述する。
制御装置12は、筐体1aの内部に設けられ、熱交換型換気装置1の全体を制御する。制御装置12は、記憶部121と、通信部122と、制御部123と、を備える。
記憶部121は、熱交換型換気装置1の制御に用いられる各種の情報を記憶する。
通信部122は、給気用送風機3、排気用送風機4および熱交換型換気装置1の外部の機器と通信を行う。
制御部123は、給気用送風機3および排気用送風機4を含む熱交換型換気装置1の全体を制御する。また、制御部123は、結氷による一時的な熱交換器2の目詰まりが発生しているか、あるいは排気用フィルタ6に経年的な目詰まりが発生しているかを判定する判定部としての機能を有する。
制御部123は、予め決められた条件で熱交換型換気装置1の換気運転を制御する。予め決められた条件は、送風機が備えるDCモータに供給する電圧を一定とする指令電圧一定制御、且つ予め決められた換気量での換気運転であり、給気用送風機3と排気用送風機4との風量は予め決められた同じ風量とされる。
制御部123は、熱交換型換気装置1の設置時における初期設定の完了後、あるいは熱交換型換気装置1の使用開始後における排気用フィルタ6のフィルタメンテナンス完了後の試運転時もしくは初回運転時に、フィルタ目詰まり前基準回転数N0として排気用送風機4の回転数を取得する。
フィルタ目詰まり前基準回転数N0は、排気用フィルタ6の経年的な目詰まりが発生したか否かを、制御部123が排気用DCモータ42の回転数Nに基づいて判定するために用いられる基準となる回転数である。また、フィルタ目詰まり前基準回転数N0は、排気用フィルタ6の使用初期において予め決められた風量を出力する排気用DCモータ42の回転数である。排気用フィルタ6の使用初期は、熱交換型換気装置1の設置時における初期設定の完了後、あるいは熱交換型換気装置1の使用開始後における排気用フィルタ6のフィルタメンテナンス完了後において排気用フィルタ6の使用が開始された時期である。排気用フィルタ6の使用初期においては、排気用フィルタ6の目詰まりおよび熱交換器2における結氷による一時的な目詰まりは発生していない。なお、フィルタ目詰まり前基準回転数N0を基準回転数N0と記載する場合がある。
また、制御部123は、室外温度検知部11から室外温度、すなわち外気の温度を取得し、室外温度を予め決められた温度閾値と比較して、現在の室外温度Tの状態において、熱交換器2で結氷が発生する可能性があるか否かを判定する。温度閾値は、熱交換器2において結氷が発生する可能性があるか否かを制御部123が判定するための基準となる閾値である。
制御部123は、現在の室外温度Tが温度閾値以上である場合に、現在の室外温度Tおよび熱交換器2が、熱交換器2において結氷が発生する可能性がない状態であると判定する。また、制御部123は、現在の室外温度Tが温度閾値未満である場合に、現在の室外温度Tおよび熱交換器2が、熱交換器2において結氷が発生する可能性がある状態であると判定する。
制御部123は、現在の室外温度Tが温度閾値以上である場合に、すなわち現在の室外温度Tの状態において熱交換器2で結氷が発生する可能性がない場合に、現在の排気用DCモータ42の回転数Nがフィルタ目詰まり前基準回転数N0から予め決められた設定値A以上増加したか否かを判定することにより、排気用フィルタ6の経年的な目詰まりが発生したか否かを判定する。制御部123は、フィルタ目詰まり前基準回転数N0に設定値Aを加算した回転数をフィルタ目詰まり判定回転数N1として記憶する。
設定値Aは、排気用フィルタ6の経年的な目詰まりが発生したか否かを、制御部123がフィルタ目詰まり前基準回転数N0に基づいて判定するために用いられる設定値である。すなわち、設定値Aは、フィルタ目詰まり前基準回転数N0からの現在の排気用DCモータ42の回転数Nの増加状態を判定するために用いられる増加判定設定値である。設定値Aは、実験とシミュレーションにより予め決められて制御部123に記憶されている。フィルタ目詰まり判定回転数N1は、排気用フィルタ6の経年的な目詰まりが発生したか否かを、制御部123が判定するために用いられる基準値である。
現在の排気用DCモータ42の回転数Nがフィルタ目詰まり前基準回転数N0から設定値A以上増加した場合には、制御部123は、排気用フィルタ6の経年的な目詰まりが発生したと判定する。また、現在の排気用DCモータ42の回転数Nがフィルタ目詰まり前基準回転数N0から設定値A以上増加していない場合には、制御部123は、排気用フィルタ6の経年的な目詰まりが発生していないと判定する。制御部123は、現在の排気用DCモータ42の回転数Nを継続的に取得し、排気用フィルタ6の経年的な目詰まりの有無を判定する。
制御部123は、排気用フィルタ6の経年的な目詰まりが発生したと判定した場合、排気用フィルタ6に経年的な目詰まりが発生した旨をユーザに報知する。
制御部123は、現在の室外温度Tが温度閾値未満である場合に、すなわち現在の室外温度Tの状態において熱交換器2で結氷が発生する可能性がある場合に、現在の排気用DCモータ42の回転数Nを取得し、取得した現在の排気用DCモータ42の回転数Nを、結氷前基準回転数Ni0として記憶する。また、制御部123は、結氷前基準回転数Ni0に予め決められた設定値Bを加算した回転数を、結氷判定回転数Ni1として記憶する。
結氷前基準回転数Ni0は、熱交換器2において結氷が発生する可能性があるか否か、熱交換器2において結氷が発生したか否か、および排気用フィルタ6の経年的な目詰まりが発生したか否かを、制御部123が排気用DCモータ42の回転数Nに基づいて判定するために用いられる、基準となる回転数である。なお、結氷前基準回転数Ni0を回転数Ni0と記載する場合がある。
結氷判定回転数Ni1は、熱交換器2において結氷が発生する可能性があるか否か、熱交換器2において結氷が発生したか否か、および排気用フィルタ6の経年的な目詰まりが発生したか否かを、制御部123が排気用DCモータ42の回転数Nに基づいて判定するために用いられる回転数である。結氷判定回転数Ni1は、結氷前基準回転数Ni0よりも大きい値である。なお、結氷判定回転数Ni1を回転数Ni1と記載する場合がある。
設定値Bは、結氷前基準回転数Ni0に基づいて結氷判定回転数Ni1を算出するために用いられる加算値である。設定値Bは、実験およびシミュレーションにより予め決められて制御部123に記憶されている。
制御部123は、現在の排気用DCモータ42の回転数Nと、結氷判定回転数Ni1とを比較し、現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷判定回転数Ni1以上となった場合に、現在の室外温度Tおよび熱交換器2が、結氷の発生の可能性がある状態であると判定する。
制御部123は、現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷判定回転数Ni1以上となった場合、予め決められた動作変更時間だけ給気用送風機3の風量を排気用送風機4の風量より減らす結氷状態改善制御を行い、室内空気よりも低温である外気の熱交換器2への流入量を低減させる。これにより、排気用送風機4によって熱交換器2に搬送されて室内から排気される室内空気の気流が有する熱によって、熱交換器2の結氷を溶かすことができる。
制御部123は、結氷状態改善制御の後に、給気用送風機3の状態を通常の運転状態に戻し、排気用送風機4の回転数の変化量に基づいて、結氷による一時的な熱交換器2の目詰まりが発生しているか、あるいは排気用フィルタ6に経年的な目詰まりが発生しているかを判定する。制御部123は、給気用送風機3の状態を通常の運転状態に戻して通常の換気運転を行った際の排気用送風機4の回転数Nが、予め決められた設定値以上減少して結氷前基準回転数Ni0に近づいている場合は、結氷による一時的な熱交換器2の目詰まりが発生していると判定する。制御部123は、給気用送風機3の状態を通常の運転状態に戻して通常の換気運転を行った際の排気用送風機4の回転数Nが、予め決められた設定値以上減少しなかった場合は、排気用フィルタ6に経年的な目詰まりが発生していると判定する。
制御部123は、排気用フィルタ6の経年的な目詰まりが発生したと判定した場合、排気用フィルタ6に経年的な目詰まりが発生した旨をユーザに報知する。
制御部123は、結氷による一時的な熱交換器2の目詰まりが発生していると判定した場合に、排気用送風機4の回転数Nが結氷前基準回転数Ni0に戻っている場合には、熱交換器2において結氷が発生する可能性がある状態である旨をユーザに報知する。
制御部123は、結氷による一時的な熱交換器2の目詰まりが発生していると判定した場合に、排気用送風機4の回転数Nが結氷前基準回転数Ni0に戻っていない場合には、排気用送風機4の回転数Nが結氷前基準回転数Ni0に戻るまで、あるいは現在の室外温度Tが予め決められた温度閾値より大きくなるまで、結氷状態改善制御を繰り返して熱交換器2の結氷状態の緩和および改善を図る。
制御部123は、結氷状態改善制御を予め決められた回数繰り返した場合、結氷による一時的な熱交換器2の目詰まりが発生している旨をユーザに報知する。
制御部123は、現在の室外温度Tが温度閾値未満である場合に、すなわち現在の室外温度Tの状態において熱交換器2で結氷が発生する可能性がある場合に、結氷前基準回転数Ni0と結氷判定回転数Ni1とを、熱交換器2で結氷が発生する可能性がない状態となるまで記憶し、熱交換器2で結氷が発生する可能性がない状態となったときにこれらの情報のリセットを行う。
図3は、実施の形態1における送風機に対して指令電圧一定制御を行っているときの送風機の風量と静圧との関係を示す特性図である。図4は、実施の形態1における送風機に対して指令電圧一定制御を行っているときの送風機における回転数とトルクとの関係を示す特性図である。図4に示すように、実施の形態1における送風機は、送風機が備えるDCモータに供給する電圧を一定とする指令電圧一定制御時にはDCモータの駆動に必要なトルクが小さくなるほど回転数が大きくなる関係を有している。実施の形態1における送風機は、給気用送風機3および排気用送風機4である。実施の形態1におけるDCモータは、給気用DCモータ32および排気用DCモータ42である。
制御部123は、給気用送風機3の回転数を給気用回転数検知部321から取得でき、排気用送風機4の回転数を排気用回転数検知部421から取得できる。また、制御部123は、室外温度検知部11から室外温度、すなわち外気の温度を取得できる。制御部123は、給気用送風機3の回転数に基づいて給気用フィルタ5の経年的な目詰まりを検知する。また、制御部123は、室外温度と排気用送風機4の回転数とに基づいて排気用フィルタ6の経年的な目詰まり、熱交換器2における結氷の発生および熱交換器2における結氷による目詰まりを検知する。
図3において、特性曲線111は風量と静圧との関係を表す。熱交換型換気装置1は特性曲線111に示す換気性能を有している。初期圧損曲線112は、熱交換型換気装置1に接続されるダクト配管、屋外フード、防火ダンパー等を設置したときの初期における風量と静圧との関係を表す。すなわち、初期圧損は、フィルタの使用初期における圧損である。目詰まり圧損は、フィルタまたは熱交換器2に目詰まりが発生したときの圧損である。実施の形態1におけるフィルタは、給気用フィルタ5または排気用フィルタ6である。特性曲線111と初期圧損曲線112との交点114の風量が、フィルタの使用初期における熱交換型換気装置1による換気風量となる。この換気風量における送風機の回転数が、図4における回転数131に対応する。
フィルタの使用初期は、熱交換型換気装置1の設置時における初期設定の完了後、あるいは熱交換型換気装置1の使用開始後におけるフィルタのフィルタメンテナンス完了後においてフィルタの使用が開始された時期である。フィルタの使用初期においては、フィルタの目詰まりおよび熱交換器2における結氷による一時的な目詰まりは発生していない。
熱交換型換気装置1が換気運転を続けると、給気用フィルタ5と排気用フィルタ6とが、空気と同時に吸い込まれる埃および塵などの不純物の付着により目詰まりを起こす。給気用フィルタ5と排気用フィルタ6とが目詰まりを起こすと、初期圧損曲線112は、図3における矢印方向に立ち上がる。目詰まり圧損曲線113は、フィルタの目詰まりが発生して、空気を通りにくくなった状態になったときの風量と静圧との関係を表す。
この場合、特性曲線111と目詰まり圧損曲線113との交点115の風量が、熱交換型換気装置1による換気風量となる。この換気風量における送風機の回転数が、図4における回転数132に対応する。交点115では、交点114と比較すると風量が低下し、送風機が回転運転していても換気がされ難い状態となる。また、送風機の回転数も回転数131の位置から回転数132の位置に上昇する。
そして、フィルタの目詰まりは、熱交換型換気装置1の換気機能を低下させる。すなわち、フィルタの目詰まりが発生すると、フィルタの目詰まりが風路抵抗となって圧損が増加した状態となり、送風機の風量および換気風量が低減し、換気機能を低下させる。
制御部123は、フィルタの目詰まりが風路抵抗となって圧損が増加した状態になると、送風機に供給する電圧を一定とする指令電圧一定制御において、予め決められた換気風量を維持するために、排気用DCモータ42の回転数と排気用DCモータ42のモータ電流値との関係に従って排気用DCモータ42の回転数を上げるように排気用DCモータ42の電流値を上昇させる制御を行う。
また、熱交換型換気装置1は、換気運転中に外気温度が低下していくと、熱交換器2内の排気風路22である熱交換器内排気風路22cに結露が生じる。すなわち、排気風路22を流れる室内空気が熱交換器2で室外空気と熱交換することで露点以下に温度低下すると結露が生じる。そして、結露により発生した水分は、熱交換後の排気温度が結氷温度を下回ると、凍結して結氷となり、熱交換器2の目詰まりを引き起こし、換気機能を低下させる。すなわち、結氷による熱交換器2の目詰まりが発生すると、結氷が風路抵抗となって圧損が増加した状態となり、換気機能を低下させる。
制御部123は、結氷が風路抵抗となって圧損が増加した状態になった場合も、送風機に供給する電圧を一定とする指令電圧一定制御において、予め決められた換気風量を維持するために、排気用DCモータ42の回転数と排気用DCモータ42のモータ電流値との関係に従って排気用DCモータ42の回転数を上げるように排気用DCモータ42の電流値を上昇させる制御を行う。結氷は、室外温度が上昇すると解ける。すなわち、結氷による熱交換器2の目詰まりは、一時的な目詰まりである。
また、熱交換型換気装置1は、結氷による熱交換器2の一時的な目詰まりが発生したときも、上記のフィルタに目詰まりが発生したときと同様に図3および図4に示すような特性を示す。
図5は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置1における排気用フィルタ6の経年的な目詰まりと排気用フィルタ6の結氷による目詰まりとの検知動作例を示す第1のフローチャートである。図6は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置1における排気用フィルタ6の経年的な目詰まりと排気用フィルタ6の結氷による目詰まりとの検知動作例を示す第2のフローチャートである。
制御部123は、給気用送風機3に搭載された給気用DCモータ32から回転数を取得し、排気用送風機4に搭載された排気用DCモータ42から回転数を取得し、室外温度検知部11から室外温度、すなわち外気の気流温度を取得する。制御部123は、取得した給気用DCモータ32の回転数、排気用DCモータ42の回転数、および室外温度に基づいて、フィルタ目詰まりおよび結氷目詰まりのいずれかの検知を実行する。熱交換型換気装置1において、給気用送風機3に搭載された給気用DCモータ32と、排気用送風機4に搭載された排気用DCモータ42とは、指令電圧一定制御で制御される。
以下、熱交換型換気装置1における排気用フィルタ6の経年的な目詰まりと排気用フィルタ6の結氷による目詰まりとの検知動作について説明する。以下に示す検知動作は、熱交換型換気装置1の設置時における初期設定の完了後、あるいは熱交換型換気装置1の使用開始後における排気用フィルタ6のフィルタメンテナンス完了後において開始される。
ステップS110において、フィルタ目詰まり前基準回転数N0が、取得される。具体的に、制御部123が、熱交換型換気装置1の設置時における初期設定の完了後、あるいは熱交換型換気装置1の使用開始後における排気用フィルタ6のフィルタメンテナンス完了後の試運転時もしくは初回運転時に、フィルタ目詰まり前基準回転数N0として排気用送風機4の回転数を取得する。制御部123は、取得したフィルタ目詰まり前基準回転数N0を記憶する。なお、フィルタ目詰まり前基準回転数N0は、記憶部121に記憶されてもよい。
ステップS120において、室外温度検知部11で検知される現在の室外温度Tが温度閾値である第1温度閾値T0以上であるか否かが判定される。具体的に、制御部123が、現在の室外温度Tを室外温度検知部11から取得する。そして、制御部123が、取得した室外温度Tと、第1温度閾値T0とを比較することにより、現在の室外温度Tの状態において、熱交換器2で結氷が発生する可能性があるか否かを判定する。なお、室外温度Tを温度Tと記載する場合がある。
第1温度閾値T0は、熱交換器2において結氷が発生する可能性があるか否かを制御部123が判定するための基準となる閾値であり、予め決められて制御部123に記憶されている。第1温度閾値T0は、熱交換器2において結氷が発生する可能性がある状態となるか否かを判定するための基準となる閾値といえる。第1温度閾値T0は、例えば1℃である。
制御部123は、現在の室外温度Tが第1温度閾値T0以上である場合に、現在の室外温度Tおよび熱交換器2が、熱交換器2において結氷が発生する可能性がない状態であると判定する。また、制御部123は、現在の室外温度Tが第1温度閾値T0未満である場合に、現在の室外温度Tおよび熱交換器2が、熱交換器2において結氷が発生する可能性がある状態であると判定する。
現在の室外温度Tが第1温度閾値T0以上であると判定された場合、すなわち熱交換器2において結氷が発生する可能性がないと判定された場合は、ステップS120においてYesとなり、ステップS130に進む。現在の室外温度Tが第1温度閾値T0未満であると判定された場合、すなわち熱交換器2において結氷が発生する可能性があると判定された場合は、ステップS120においてNoとなり、ステップS160に進む。
ステップS130では、排気用送風機4の排気用DCモータ42の回転数Nの監視が行われる。具体的に、制御部123が、排気用送風機4の排気用モータ制御回路420の排気用回転数検知部421から、現在の排気用DCモータ42の回転数Nを取得する。制御部123は、予め決められた周期で排気用DCモータ42の回転数Nを取得して、排気用DCモータ42の回転数を監視する。
ステップS140において、現在の排気用DCモータ42の回転数Nがフィルタ目詰まり前基準回転数N0から予め決められた設定値A以上増加したか否かが判定される。具体的に、制御部123が、ステップS130で取得された現在の排気用DCモータ42の回転数Nと、ステップS110で取得されたフィルタ目詰まり前基準回転数N0とを比較し、現在の排気用DCモータ42の回転数Nがフィルタ目詰まり前基準回転数N0から設定値A以上増加したか否かを判定する。すなわち、制御部123は、ステップS130で取得された現在の排気用DCモータ42の回転数Nがフィルタ目詰まり判定回転数N1以上であるか否かを判定する。
ここで、熱交換器2において結氷が発生する可能性がないと判定された場合において、現在の排気用DCモータ42の回転数Nがフィルタ目詰まり前基準回転数N0から設定値A以上増加した場合には、制御部123は、排気用フィルタ6の経年的な目詰まりが発生したと判定する。また、熱交換器2において結氷が発生する可能性がないと判定された場合において、現在の排気用DCモータ42の回転数Nがフィルタ目詰まり前基準回転数N0から設定値A以上増加していない場合には、制御部123は、排気用フィルタ6の経年的な目詰まりが発生していないと判定する。
図4に示すように、排気用フィルタ6は目詰まりの発生による圧力損失の増加に起因して、回転数Nが増加する。そして、結氷の発生の可能性がない状態においてフィルタ目詰まり前基準回転数N0から予め決められた設定値A以上、回転数Nが増加する場合には、排気用フィルタ6の経年的な目詰まりが発生したと判定することができる。
現在の排気用DCモータ42の回転数Nがフィルタ目詰まり前基準回転数N0から設定値A以上増加したと判定された場合は、ステップS140においてYesとなり、ステップS150に進む。現在の排気用DCモータ42の回転数Nがフィルタ目詰まり前基準回転数N0から設定値A以上増加していないと判定された場合は、ステップS140においてNoとなり、ステップS130に戻る。
ステップS150では、排気用フィルタ6の目詰まりの警告が報知される。具体的に、制御部123が、排気用フィルタ6に経年的な目詰まりが発生した旨の目詰まり警告を表示部13に表示させる制御を行う。目詰まり警告が表示部13に表示されることにより、ユーザは、排気用フィルタ6の清掃が必要であることを認識することができる。その後、ステップS120に戻る。
ステップS160では、結氷前基準回転数Ni0と結氷判定回転数Ni1とが取得済みであるか否かが判定される。具体的に、制御部123が、結氷前基準回転数Ni0と結氷判定回転数Ni1とが制御部123に記憶されているか否かを判定することにより、結氷前基準回転数Ni0と結氷判定回転数Ni1とが取得済みであるか否かを判定する。
制御部123は、結氷前基準回転数Ni0と結氷判定回転数Ni1とが制御部123に記憶されている場合に、結氷前基準回転数Ni0と結氷判定回転数Ni1とが取得済みであると判定する。制御部123は、結氷前基準回転数Ni0と結氷判定回転数Ni1とが制御部123に記憶されていない場合に、結氷前基準回転数Ni0と結氷判定回転数Ni1とが取得済みでないと判定する。
結氷前基準回転数Ni0と結氷判定回転数Ni1とが取得済みでないと判定された場合は、ステップS160においてNoとなり、ステップS170に進む。結氷前基準回転数Ni0と結氷判定回転数Ni1とが取得済みであると判定された場合は、ステップS160においてYesとなり、ステップS180に進む。
ステップS170では、結氷前基準回転数Ni0と結氷判定回転数Ni1とが取得される。具体的に、制御部123が、排気用送風機4の排気用モータ制御回路420の排気用回転数検知部421から、現在の排気用DCモータ42の回転数Nを取得する。
制御部123は、取得した現在の排気用DCモータ42の回転数Nを、結氷前基準回転数Ni0として記憶する。これにより、制御部123は、結氷前基準回転数Ni0を取得することができる。また、制御部123は、結氷前基準回転数Ni0に予め決められた設定値Bを加算した回転数を算出する。制御部123は、結氷前基準回転数Ni0に基づいて算出した回転数を、結氷判定回転数Ni1として記憶する。これにより、制御部123は、結氷判定回転数Ni1を取得することができる。その後、ステップS180に進む。
このように、制御部123は、現在の室外温度Tが第1温度閾値T0未満である場合、すなわち現在の室外温度Tが第1温度閾値T0を下回った際に、現在の排気用DCモータ42の回転数Nを結氷前基準回転数Ni0として記憶する。
ステップS180では、現在の室外温度Tが温度閾値である第2温度閾値T1以下であるか否かが判定される。具体的に、制御部123が、ステップS120で取得された室外温度Tと、第2温度閾値T1とを比較することにより、現在の室外温度Tの状態において、熱交換器2で結氷が発生する可能性があるか否かを判定する。
第2温度閾値T1は、熱交換器2において結氷が発生する可能性があるか否かを制御部123が判定するための基準となる閾値であり、予め決められて制御部123に記憶されている。第2温度閾値T1は、後述するステップS190からステップS280が繰り返される場合に、熱交換器2において結氷が発生する可能性がない状態になったか否かを判定するための基準となる閾値といえる。第2温度閾値T1は、例えば3℃である。ステップS180を行うことにより、熱交換器2において結氷が発生する可能性があるかを判定することができる。
制御部123は、現在の室外温度Tが第2温度閾値T1以下である場合に、熱交換器2において結氷が発生する可能性がある状態であると判定する。また、制御部123は、現在の室外温度Tが第2温度閾値T1より大である場合に、熱交換器2において結氷が発生する可能性がない状態であると判定する。
なお、ステップS120→ステップS160→ステップS170→ステップS180のフローおよびステップS120→ステップS160→ステップS180のフローでは、ステップS120でNoのフローにおいて、熱交換器2において結氷が発生する可能性があると判定されている。一方、ステップS260あるいはステップS290→ステップS180のフローでは、後述するステップS190において排気用送風機4の排気用DCモータ42の回転数Nの監視を継続するか否かを判定するために、熱交換器2において結氷が発生する可能性があるか否かをステップS180において判定する必要がある。
現在の室外温度Tが第2温度閾値T1以下であると判定された場合、すなわち熱交換器2において結氷が発生する可能性があると判定された場合は、ステップS180においてYesとなり、ステップS190に進む。現在の室外温度Tが第2温度閾値T1より大であると判定された場合、すなわち熱交換器2において結氷が発生する可能性がないと判定された場合は、ステップS180においてNoとなり、ステップS300に進む。
ステップS190では、排気用送風機4の排気用DCモータ42の回転数Nの監視が行われる。具体的に、制御部123が、排気用送風機4の排気用モータ制御回路420の排気用回転数検知部421から、現在の排気用DCモータ42の回転数Nを取得する。制御部123は、予め決められた周期で排気用DCモータ42の回転数Nを取得して、排気用DCモータ42の回転数を監視する。
ステップS200において、現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷判定回転数Ni1以上であるか否かが判定される。具体的に、制御部123が、ステップS190で取得された現在の排気用DCモータ42の回転数Nと、制御部123に記憶された結氷判定回転数Ni1とを比較し、現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷判定回転数Ni1以上であるか否かが判定される。すなわち、制御部123は、現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷前基準回転数Ni0から設定値B以上増加したか否かを判定する。
ここで、現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷判定回転数Ni1以上である場合には、制御部123は、排気用フィルタ6の経年的な目詰まり、あるいは結氷が発生していると判定する。すなわち、現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷判定回転数Ni1以上である場合には、制御部123は、現在の室外温度Tおよび熱交換器2が、結氷の発生の可能性がある状態であると判定する。また、現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷判定回転数Ni1未満である場合は、制御部123は、現在の室外温度Tおよび熱交換器2が、結氷の発生の可能性がない状態であると判定する。
図4に示すように、排気用フィルタ6は目詰まりの発生による圧力損失の増加に起因して、回転数Nが増加する。そして、結氷の発生の可能性がある状態において現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷判定回転数Ni1以上である場合には、現在の室外温度Tおよび熱交換器2が、結氷の発生の可能性がある状態であると判定する。
現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷判定回転数Ni1以上であると判定された場合は、ステップS200においてYesとなり、ステップS210に進む。現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷判定回転数Ni1未満であると判定された場合は、ステップS200においてNoとなり、ステップS190に戻る。
ステップS210では、予め決められた動作変更時間Cの間、給気用送風機3の出力低減、あるいは給気用送風機3の停止を行って、結氷を溶かして結氷状態を改善するための結氷状態改善制御が行われる。具体的に、制御部123が、動作変更時間Cの間だけ給気用送風機3の出力を低減させる制御、あるいは動作変更時間Cの間だけ給気用送風機3を停止させる制御を行う。給気用送風機3の出力低減は、給気用送風機3に供給する電圧の低減、すなわち給気用DCモータ32に供給する電圧の低減である。動作変更時間Cの間だけ給気用送風機3の出力を低減させる制御、あるいは動作変更時間Cの間だけ給気用送風機3を停止させる制御は、動作変更時間Cだけ給気用送風機3の風量を排気用送風機4の風量より減らす制御である。
動作変更時間Cは、熱交換器2の結氷を改善するために制御部123が給気用送風機3の動作を変更する制御を行う時間である。動作変更時間Cは、実験およびシミュレーションにより予め決められた初期値が制御部123に記憶されている。動作変更時間Cは、例えば5分である。なお、予め決められた動作変更時間Cとは、一連の結氷状態改善制御内で設定された動作変更時間Cを意味する。結氷を溶かして結氷状態を改善するための制御そのものは、ステップS210で行われる制御である。一方で、後述するように動作変更時間Cを延長あるいは短縮して設定する処理も含めた、結氷を溶かして結氷状態を改善するための制御は、広義の意味で、一連の結氷状態改善制御と考えることができる。すなちわ、予め決められた動作変更時間Cは、ステップS210が実施される前に予め決められて設定された、動作変更時間Cの初期値、延長された動作変更時間C、および短縮された動作変更時間Cを含む。
給気用送風機3の出力を低減させることにより、室内空気よりも低温である外気の熱交換器2への流入量を低減させ、排気用送風機4によって熱交換器2に搬送されて室内から排気される室内空気の気流が有する熱によって、熱交換器2の結氷を溶かすことができる。これにより、熱交換型換気装置1は、熱交換器2の結氷状態を改善することができる。また、給気用送風機3を停止させることにより、室内空気よりも低温である外気の熱交換器2への流入を停止させ、排気用送風機4によって熱交換器2に搬送されて室内から排気される室内空気の気流が有する熱によって、熱交換器2の結氷を溶かすことができる。これにより、熱交換型換気装置1は、熱交換器2の結氷状態を改善することができる。
動作変更時間Cの経過後、ステップS220において、給気用送風機3の状態を通常状態に戻す。具体的に、制御部123が、ステップS210において出力を低減させた給気用送風機3の状態、あるいは停止させた給気用送風機3の状態を、ステップS210以前の、通常の動作状態に戻す。
ステップS230において、現在の排気用DCモータ42の回転数Nが、結氷判定回転数Ni1に対して、予め決められた設定値D以上、減少したか否かを判定する。具体的に、制御部123が、ステップS220において給気用送風機3を通常の動作状態に戻した後に、排気用送風機4の排気用モータ制御回路420の排気用回転数検知部421から、現在の排気用DCモータ42の回転数Nを取得する。そして、制御部123が、取得した現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷判定回転数Ni1に対して設定値D以上、減少したか否かを判定する。
設定値Dは、現在の室外温度Tが第1温度閾値T0未満であり熱交換器2において結氷が発生する可能性があると判定された場合に、熱交換器2において結氷が発生したか、あるいは排気用フィルタ6の経年的な目詰まりが発生したかを、制御部123が結氷判定回転数Ni1に基づいて判定するために用いられる設定値である。すなわち、設定値Dは、結氷判定回転数Ni1に対する現在の排気用DCモータ42の回転数Nの減少状態を判定するために用いられる減少判定設定値である。設定値Dは、設定値Bよりも小さい値である。また、制御部123は、結氷前基準回転数Ni0に対して予め決められた比率を乗じて設定値Dを算出することができる。予め決められた比率は、実験とシミュレーションにより予め決められて制御部123に記憶されている。
ここで、現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷判定回転数Ni1に対して設定値D以上、減少した場合には、すなわち、現在の排気用DCモータ42の回転数Nの結氷判定回転数Ni1からの減少量が設定値D以上である場合には、制御部123は、熱交換器2において結氷が発生しており、結氷による一時的な熱交換器2の目詰まりが発生していると判定する。また、現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷判定回転数Ni1に対して設定値D以上、減少していない場合には、すなわち、現在の排気用DCモータ42の回転数Nの結氷判定回転数Ni1からの減少量が設定値D未満である場合には、制御部123は、排気用フィルタ6に経年的な目詰まりが発生していると判定する。
フィルタの使用初期における熱交換型換気装置1は同一の送風機によって小風量から大風量まで風量を変化させることができるため、換気風量によっては、結氷前基準回転数Ni0は、相対的に高い場合と、相対的に低い場合とがあり、一定値とはならない。このため、結氷前基準回転数Ni0が相対的に高い場合と、結氷前基準回転数Ni0が相対的に低い場合とでは、結氷による影響度合いが変化する。設定値Dが予め決められた一定の値である場合には、結氷前基準回転数Ni0が相対的に高い場合、および結氷前基準回転数Ni0が相対的に低い場合において、熱交換器2において結氷が発生したか、あるいは排気用フィルタ6の経年的な目詰まりが発生したかを、制御部123が的確に判定できない可能性がある。
これに対して、結氷前基準回転数Ni0に対して予め決められた比率を乗じて設定値Dを算出することにより、上記のような設定値Dが一定の値に設定されている場合に発生する誤検知を回避することができる。すなわち、結氷前基準回転数Ni0が相対的に高い場合には、熱交換器2において結氷が発生したか、あるいは排気用フィルタ6の経年的な目詰まりが発生したかを結氷前基準回転数Ni0が相対的に高い場合に判定するために適した、相対的に大きい値の設定値Dを設定することができる。また、結氷前基準回転数Ni0が相対的に低い場合には、熱交換器2において結氷が発生したか、あるいは排気用フィルタ6の経年的な目詰まりが発生したかを結氷前基準回転数Ni0が相対的に低い場合に判定するために適した、相対的に小さい値の設定値Dを設定することができる。
現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷判定回転数Ni1に対して設定値D以上、減少したと判定された場合には、ステップS230においてYesとなり、ステップS240に進む。現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷判定回転数Ni1に対して設定値D以上、減少していないと判定された場合には、ステップS230においてNoとなり、ステップS150に進む。
ステップS240では、排気用DCモータ42の回転数Nが結氷前基準回転数Ni0に復帰したか否かが判定される。具体的に、制御部123が、排気用送風機4の排気用モータ制御回路420の排気用回転数検知部421から、現在の排気用DCモータ42の回転数Nを取得する。そして、制御部123が、取得した現在の排気用DCモータ42の回転数Nと、結氷前基準回転数Ni0とを比較することにより、排気用DCモータ42の回転数Nが結氷前基準回転数Ni0に復帰したか否かを判定する。ステップS240が行われることにより、熱交換器2の結氷状態からの回復状態を判定できる。
ここで、現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷前基準回転数Ni0と同等である場合には、制御部123は、熱交換器2が結氷状態から通常状態に回復できていると判定する。現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷前基準回転数Ni0より大である場合、すなわち現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷前基準回転数Ni0に戻らない場合には、制御部123は、熱交換器2が結氷状態から回復できていないと判定する。すなわち、排気用DCモータ42の回転数Nが結氷前基準回転数Ni0に復帰したか否かを判定することにより、熱交換器2における結氷の復帰状態を判定することができる。
排気用DCモータ42の回転数Nが結氷前基準回転数Ni0に復帰したと判定された場合は、ステップS240においてYesとなり、ステップS250に進む。排気用DCモータ42の回転数Nが結氷前基準回転数Ni0に復帰していないと判定された場合は、ステップS240においてNoとなり、ステップS270に進む。
ステップS250では、結氷状態改善制御が過剰に行われている可能性があると判断し、動作変更時間Cの短縮が行われる。具体的に、制御部123が、現在の動作変更時間Cから予め決められた設定値Gを減算して、次回の結氷状態改善制御に用いる動作変更時間Cとして記憶する。制御部123は、今回の結氷状態改善制御に用いられた動作変更時間Cがすでに延長あるいは短縮された動作変更時間Cである場合は、延長あるいは短縮された動作変更時間Cに対してさらに設定値Gを減算して、次回の結氷状態改善制御に用いる動作変更時間Cとして記憶する。その後、ステップS260に進む。
設定値Gは、動作変更時間Cを短縮設定するために現在の動作変更時間Cから減算される短縮時間である。設定値Gは、実験とシミュレーションにより予め決められて制御部123に記憶されている。
ステップS260では、結氷発生の警告が報知される。具体的に、制御部123が、結氷発生警告を表示部13に表示させる制御を行う。結氷発生警告は、現在の室外温度Tおよび熱交換器2が、熱交換器2において結氷が発生する可能性がある状態であることを示す警告である。すなわち、結氷発生警告は、ステップS180において温度条件の変化がない限り、すなわち現在の室外温度Tが第2温度閾値T1より大となる変化がない限り、熱交換器2において結氷が発生する可能性があるため、結氷状態改善制御が繰り返し行われる可能性がある状態であることを示す警告である。結氷発生警告は、熱交換器2に発生する結氷の結氷状態のレベルが、結氷状態改善制御によって熱交換器2の結氷を溶かすことができるレベルの、軽度の結氷状態レベルであることを示している。結氷発生警告が表示部13に表示されることにより、ユーザは、現在の室外温度Tおよび熱交換器2が、熱交換器2における結氷の発生により熱交換型換気装置1の換気量が一時的に低下する可能性がある状態であることを認識できる。その後、ステップS180に戻る。
ステップS270では、現在の動作変更時間Cが設定値E以下であるか否かにより、熱交換器2における結氷状態の改善の可否が判定される。具体的に、制御部123が、現在の動作変更時間Cが設定値E以下であるかを判定する。
設定値Eは、現在の動作変更時間Cに基づいて制御部123が熱交換器2における結氷状態の改善の可否を判定するための基準値であり、動作変更時間Cの初期値よりも大きい値の時間閾値である。設定値Eは、実験とシミュレーションにより予め決められて制御部123に記憶されている。
制御部123は、現在の動作変更時間Cが設定値E以下である場合は、さらに結氷状態改善制御を行うことにより熱交換器2における結氷状態の改善が可能であると判定する。制御部123は、現在の動作変更時間Cが設定値Eより大である場合は、熱交換器2における結氷による目詰まりが発生し、さらに結氷状態改善制御を行っても熱交換器2における結氷状態の改善が不可能であると判定する。
現在の動作変更時間Cが設定値E以下であると判定された場合には、ステップS270においてYesとなり、ステップS280に進む。現在の動作変更時間Cが設定値Eより大であると判定された場合には、ステップS270においてNoとなり、ステップS290に進む。
ステップS280では、動作変更時間Cの延長が行われる。具体的に、制御部123が、現在の動作変更時間Cに予め決められた設定値Fを加算して、次回の結氷状態改善制御に用いる動作変更時間Cとして記憶する。制御部123は、今回の結氷状態改善制御に用いられた動作変更時間Cがすでに延長あるいは短縮された動作変更時間Cである場合は、延長あるいは短縮された動作変更時間Cに対してさらに設定値Fを加算して、次回の結氷状態改善制御に用いる動作変更時間Cとして記憶する。その後、ステップS260に進む。
ステップS280→ステップS260→ステップS180へ進むフローでは、ステップS180において温度条件が改善されない限り、すなわち現在の室外温度Tが第2温度閾値T1より大となる変化がない限り結氷が繰り返し発生するため、熱交換器2に結氷が発生する可能性がある状態であることを報知するとともに、ステップS200でNo→ステップS190のフローを繰り返して結氷の発生の確認を継続的に行う。また、ステップS200でYes→ステップS210のフローを繰り返して、結氷状態改善制御を継続的に行う。
設定値Fは、動作変更時間Cを延長設定するために現在の動作変更時間Cに加算される延長時間である。設定値Fは、実験とシミュレーションにより予め決められて制御部123に記憶されている。
すなわち、動作変更時間Cの経過後の現在の排気用DCモータ42の回転数の減少量に対応して動作変更時間Cが延長あるいは短縮して設定される。そして、動作変更時間Cを延長あるいは短縮して設定した後に、現在の室外温度Tが第2温度閾値T1以下であり、且つ現在の排気用DCモータ42の回転数が結氷判定回転数Ni1以上である場合に、延長あるいは短縮した動作変更時間Cだけ給気用送風機3の風量を排気用送風機4の風量より減らす制御が、繰り返して行われる。
ステップS290では、結氷目詰まりの警告が報知される。具体的に、制御部123が、結氷目詰まり警告を表示部13に表示させる制御を行う。結氷目詰まり警告が表示部13に表示されることにより、ユーザは、結氷による一時的な熱交換器2の目詰まりが発生していることを認識できる。その後、ステップS180に戻る。
結氷目詰まり警告は、熱交換器2において結氷による一時的な熱交換器2の目詰まりが発生し、結氷状態改善制御を行っても結氷状態が回復しない旨を示す警告である。結氷目詰まり警告は、熱交換器2に発生する結氷の結氷状態のレベルが、結氷状態改善制御によって熱交換器2の結氷を溶かすことができず、結氷状態改善制御を行っても結氷状態が回復しないレベルの、重度の結氷状態レベルであることを示している。
動作変更時間Cの初期値に対して複数回において設定値Fを加算あるいは設定値Gを減算すると、重度の結氷状態レベルであった場合に延長あるいは短縮された動作変更時間Cが上述した設定値Eより大となる。したがって、現在の動作変更時間Cが設定値Eより大であると判定される。これにより、重度の結氷状態レベルが継続し、結氷状態改善制御を繰り返した場合に、ステップS290では、結氷目詰まりの警告が報知される。
ステップS300では、結氷発生の警告が解除される。具体的に、制御部123が、表示部13における結氷発生警告の表示を終了させる制御を行う。また、結氷前基準回転数Ni0と、結氷判定回転数Ni1と、延長あるいは短縮された動作変更時間と、がクリアされる。具体的に、制御部123が、記憶している結氷前基準回転数Ni0と結氷判定回転数Ni1と延長あるいは短縮された動作変更時間とを制御部123から削除する。その後、ステップS120に戻る。
図7は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置1における結氷状態改善制御の一例を説明する図である。図7においては、給気用DCモータ32の状態、排気用DCモータ42の回転数Nおよび熱交換器2の結氷状態を縦軸に示している。給気用DCモータ32の状態は、運転状態あるいは停止状態である。熱交換器2の結氷状態は、結氷がない通常状態、結氷状態、および通常状態と結氷状態との間の状態である半結氷状態がある。図7における横軸は、時間を示している。
図7に示すように、熱交換型換気装置1の運転中において、時刻T1に、熱交換器2における結氷の発生が、始まる。そして、現在の排気用DCモータ42の回転数Nは、時刻T1から増加していく。
時刻T2では、熱交換器2の結氷状態は、通常状態と結氷状態との間の状態である半結氷状態となっている。
時刻T3に、現在の排気用DCモータ42の回転数Nが、結氷判定回転数Ni1に増加する。この時点で、熱交換器2は、結氷状態となっている。時刻T3に、給気用送風機3が停止されることで、結氷を溶かして結氷状態を改善するための結氷状態改善制御が、行われる。時刻T3は、図5における、ステップS200においてYes、およびステップS210に対応する。
時刻T4に、給気用送風機3の状態が、通常状態に戻される。この時点で、現在の排気用DCモータ42の回転数Nは、結氷前基準回転数Ni0に戻っている。また、この時点で、熱交換器2は、結氷がない通常の状態に戻っている。時刻T4は、図6における、ステップS240においてYesに対応する。
時刻T5に、熱交換器2における結氷の発生が、始まる。そして、現在の排気用DCモータ42の回転数Nは、時刻T5から増加していく。
時刻T6に、現在の排気用DCモータ42の回転数Nが、結氷判定回転数Ni1に増加する。この時点で、熱交換器2は、結氷状態となっている。そして、時刻T6に、給気用送風機3が停止されることで、結氷状態改善制御が、行われる。時刻T6は、図5における、ステップS200においてYes、およびステップS210に対応する。
時刻T7に、給気用送風機3の状態が、通常状態に戻される。時刻T7における現在の排気用DCモータ42の回転数Nである回転数N7は、結氷判定回転数Ni1未満となっているが、結氷前基準回転数Ni0より大であり、結氷前基準回転数Ni0には戻っていない。また、この時点で、熱交換器2は、結氷がない通常の状態には戻っていない。そして、熱交換器2は、結氷がない通常の状態には戻っていないため、短時間で熱交換器2における結氷が発生し、時刻T7の時点から、熱交換器2における結氷の発生が、始まる。
時刻T7は、図5における、ステップS220、およびステップS230においてYesに対応する。より詳細には、時刻T7は、図5および図6における、ステップS220→ステップS230においてYes→ステップS240においてNo→ステップS270においてYes→ステップS280→ステップS260→ステップS180に対応する。すなわち、制御部123は、通常の運転の制御に移行する。また、制御部123は、ステップS280において、動作変更時間Cの延長を行う。
時刻T8に、現在の排気用DCモータ42の回転数Nが、結氷判定回転数Ni1に増加する。この時点で、熱交換器2は、結氷状態となっている。そして、給気用送風機3が停止されることで、結氷状態改善制御が、行われる。ここでは、延長された動作変更時間Cの間だけ、結氷状態改善制御が、行われる。時刻T8は、図5における、ステップS200においてYesおよびステップS210に対応する。
時刻T9に、給気用送風機3の状態が、通常状態に戻される。この時点で、現在の排気用DCモータ42の回転数Nは、結氷前基準回転数Ni0に戻っている。また、この時点で、熱交換器2は、結氷がない通常の状態に戻っている。時刻T9は、図5および図6における、ステップS220、ステップS230においてYes、およびステップS240においてYesに対応する。
上記のように熱交換型換気装置1において現在の排気用DCモータ42の回転数Nを判定するにあたっては、給気用DCモータ32と排気用DCモータ42との双方の運転時でないと、通常の運転時と環境が異なることから、現在の排気用DCモータ42の回転数Nを正しく判定ができない。このため、熱交換型換気装置1においては、給気用DCモータ32の停止中には、現在の排気用DCモータ42の回転数Nの判定を行わない。また、熱交換型換気装置1は、ステップS210の結氷状態改善制御における給気用DCモータ32の停止中に実際の現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷前基準回転数Ni0となった場合でも、停止している給気用DCモータ32の運転を直ぐに再開することはできない。
このため、動作変更時間Cの経過後にステップS220において給気用送風機3の状態を通常状態に戻した後に、給気用DCモータ32の運転時に現在の排気用DCモータ42の回転数Nを検知する。そして、熱交換型換気装置1では、検知された現在の排気用DCモータ42の回転数Nの結氷判定回転数Ni1からの減少量が設定値D以上であったとしても、上記の時刻T7の状態のように、必ずしも熱交換器2の結氷が完全に解消されている状態となっていない場合がある。
そこで、ステップS220において給気用送風機3の状態を通常状態に戻した後に検知された現在の排気用DCモータ42の回転数Nの結氷判定回転数Ni1からの減少量が設定値D以上であったとしても、現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷前基準回転数Ni0より大である場合には、制御部123は、熱交換器2の結氷が完全に解消されている状態となっていないと判定する。現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷前基準回転数Ni0より大である場合は、現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷前基準回転数Ni0に復帰していない場合である。また、制御部123は、熱交換器2の結氷の改善が不足していると判定し、次回のステップS210の結氷状態改善制御に用いられる動作変更時間Cを延長する。
また、ステップS220において給気用送風機3の状態を通常状態に戻した後に検知された現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷前基準回転数Ni0と同等である場合には、制御部123は、熱交換器2の結氷の改善が適切に行われて熱交換器2が結氷状態から通常状態に回復できていると判定する。また、制御部123は、結氷状態改善制御が過剰に行われている可能性があると判定し、次回のステップS210の結氷状態改善制御に用いられる動作変更時間Cを短縮する。
すなわち、図7とは異なり、動作変更時間Cが長すぎる場合には、給気用送風機3を必要以上に停止させることになる。このため、ステップS220において給気用送風機3の状態を通常状態に戻した後に検知された現在の排気用DCモータ42の回転数Nが結氷前基準回転数Ni0と同等である場合には、制御部123は、次回のステップS210の結氷状態改善制御に用いられる動作変更時間Cを短縮する。
熱交換型換気装置1においては、制御部123が上記のような制御を繰り返し行うことにより、熱交換器2の結氷の改善に適切な結氷状態改善制御を行うことができる。
制御装置12の制御部123、給気用モータ制御回路320および排気用モータ制御回路420のそれぞれは、例えば、図8に示したハードウェア構成の処理回路として実現される。図8は、実施の形態1における処理回路のハードウェア構成の一例を示す図である。制御装置12の制御部123、給気用モータ制御回路320および排気用モータ制御回路420のそれぞれが図8に示す処理回路により実現される場合、制御装置12の制御部123、給気用モータ制御回路320および排気用モータ制御回路420のそれぞれは、プロセッサ201がメモリ202に記憶されたプログラムを実行することにより、実現される。また、複数のプロセッサおよび複数のメモリが連携して上記機能を実現してもよい。また、制御装置12の制御部123、給気用モータ制御回路320および排気用モータ制御回路420のそれぞれの機能のうちの一部を電子回路として実装し、他の部分をプロセッサ201およびメモリ202を用いて実現するようにしてもよい。
上述した本実施の形態1にかかる熱交換型換気装置1は、現在の室外温度Tが第1温度閾値T0以上であるか否かによって、現在の室外温度Tの状態において熱交換器2で結氷が発生する可能性があるか否かの一次判定を実施する。また、熱交換型換気装置1は、一次判定において熱交換器2で結氷が発生する可能性があると判定された場合に、熱交換器2において結氷が発生したか否か、あるいは排気用フィルタ6の経年的な目詰まりが発生したか否かを排気用DCモータ42の回転数Nに基づいて判定する二次判定を実施する。
このように熱交換型換気装置1は、2つの判定パラメータを用いて熱交換型換気装置1における目詰まりの原因を特定するため、熱交換型換気装置1に発生している目詰まりが、結氷による一時的な熱交換器2の目詰まりであるか、あるいは排気用フィルタ6の経年的な目詰まりであるかを、精度良く判定することができる。これにより、結氷による一時的な熱交換器2の目詰まりに起因した、排気用フィルタ6の経年的な目詰まりの誤検知を無くすことができ、排気用フィルタ6の経年的な目詰まりの報知を精度良く行うことができる。
また、熱交換型換気装置1においては、ステップS200において現在の室外温度Tおよび熱交換器2が結氷の発生の可能性がある状態であると判定された場合に、ステップS210において、結氷を溶かして結氷状態を改善するための結氷状態改善制御が実施される。さらに、ステップS230において、結氷による一時的な熱交換器2の目詰まりが発生しているか、あるいは排気用フィルタ6に経年的な目詰まりが発生しているかが判定される。このため、熱交換型換気装置1は、熱交換型換気装置1に発生している目詰まりが、結氷による一時的な熱交換器2の目詰まりであるか、あるいは排気用フィルタ6の経年的な目詰まりであるかを、精度良く判定することができる。これにより、熱交換型換気装置1は、結氷による一時的な熱交換器2の目詰まりに起因した、排気用フィルタ6の経年的な目詰まりの誤検知を無くすことができ、排気用フィルタ6の経年的な目詰まりの報知を精度良く行うことができる。
このように、熱交換型換気装置1は、圧力センサまたは流量センサを使用せずに、熱交換型換気装置1に発生している目詰まりが、結氷による一時的な熱交換器2の目詰まりであるか、あるいは排気用フィルタ6の経年的な目詰まりであるかを精度良く判定することができ、適正なタイミングで排気用フィルタ6の清掃を促す報知をユーザに対して行うことができ、風量低下を抑えることができる。
また、二次判定においては、結氷を溶かして結氷状態を改善するための結氷状態改善制御が結氷状態に対応して実施されて熱交換器2における結氷状態の改善が行われるため、結氷による一時的な熱交換器2の目詰まりが発生している場合に、不必要な風量低下を抑えることができ、熱交換型換気装置1の換気量の低下を抑えることができる。また、熱交換型換気装置1は、結氷の状態に対応して動作変更時間Cを変更することにより、不必要な解氷待ち時間を減らすことができ、不要な換気風量の低下を抑えることができる。
また、熱交換型換気装置1は、結氷による一時的な熱交換器2の目詰まりであるか、あるいは排気用フィルタ6の経年的な目詰まりであるかを判定する際に用いる各種の基準値および設定値を、熱交換型換気装置1の設置環境に対応して任意の適正な値に設定することができる。これにより、熱交換型換気装置1は、熱交換型換気装置1の設置環境に対応して適正なタイミングで排気用フィルタ6の清掃を促す報知をユーザに対して行うことができ、また、熱交換器2における結氷発生時の環境に対応して結氷による換気風量の低下を抑えることができる。
なお、本実施の形態1では熱交換型換気装置1の目詰まりを判定するために排気用DCモータ42の回転数Nを用いた判定を行っているが、排気用DCモータ42の回転数Nを、公知の技術となっている排気用DCモータ42のモータ電流値、または排気用DCモータ42の指令電圧値を用いた判定に置き換えることも可能である。
上述したように、本実施の形態1にかかる熱交換型換気装置1によれば、結氷による熱交換器2の一時的な目詰まりと経年的なフィルタの目詰まりとを区別して精度良く検知できる、という効果を奏する。また、結氷による熱交換器2の一時的な目詰まりが発生している場合には、結氷状態に対応して結氷状態の改善を行うことで、換気量の低下を抑えることができる、という効果を奏する。
なお、実施の形態1では、給気用送風機3および排気用送風機4に用いられるモータにDCモータが使用される例について示したが、給気用送風機3および排気用送風機4に用いられるモータはDCモータに限定されない。すなわち、給気用送風機3および排気用送風機4には、交流(Alternating Current:AC)モータが用いられてもよい。給気用送風機3および排気用送風機4にACモータが用いられる場合も、上記と同様の制御が行われることにより、上述した効果が得られる。
図9は、実施の形態1にかかる他の熱交換型換気装置1Xの機能構成を示すブロック図である。図9においては、図2に示した構成と同様の構成については図2と同じ符号を付すことで、詳細な説明は省略する。他の熱交換型換気装置1Xは、基本的に実施の形態1にかかる熱交換型換気装置1と同様の構成および効果を有するが、給気用送風機3および排気用送風機4にACモータが用いられていることが、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置1と異なる。
他の熱交換型換気装置1Xは、筐体1aと、熱交換器2と、給気用送風機3Xと、排気用送風機4Xと、給気用フィルタ5と、排気用フィルタ6と、室内側吹出部7と、室内側吸込部8と、室外側吸込部9と、室外側吹出部10と、室外温度検知部11と、制御装置12Xと、表示部13と、を備える。
給気用送風機3Xは、下流側給気風路21bに配置され、室外側吸込部9から室内側吹出部7に向かう給気流の流れを生成する。給気用送風機3Xは、給気用送風機ケーシング30内に給気用ファン31と、給気用ファン31を回転させるための給気用ACモータ33と、給気用通信部34と、給気用回転数検知部35と、を備える。給気用送風機3Xは、給気用ACモータ33によって給気用ファン31を回転させることによって給気流を発生させる。給気用送風機3Xは、後述する制御部123Xによって給気用ACモータ33の運転、停止および回転速度が制御されることで、制御部123Xによって運転動作が制御される。
給気用通信部34は、制御装置12Xと通信を行う。給気用回転数検知部35は、給気用ACモータ33の回転数を検知する。
排気用送風機4Xは、下流側排気風路22bに配置され、室内側吸込部8から室外側吹出部10に向かう排気流の流れを生成する。排気用送風機4Xは、排気用送風機ケーシング40内に排気用ファン41と、排気用ファン41を回転させるための排気用ACモータ43と、排気用通信部44と、排気用回転数検知部45と、を備える。排気用送風機4Xは、排気用ACモータ43によって排気用ファン41を回転させることによって排気流を発生させる。排気用送風機4Xは、後述する制御部123Xによって排気用ACモータ43の運転、停止および回転速度が制御されることで、制御部123Xによって運転動作が制御される。
排気用通信部44は、制御装置12Xと通信を行う。排気用回転数検知部45は、排気用ACモータ43の回転数を検知する。
制御装置12Xは、筐体1aの内部に設けられ、熱交換型換気装置1Xの全体を制御する。制御装置12Xは、記憶部121と、通信部122と、制御部123Xと、を備える。
制御部123Xは、給気用送風機3Xおよび排気用送風機4Xを含む熱交換型換気装置1Xの全体を制御する。制御部123Xは、給気用DCモータ32に流れるモータ電流の電流値および排気用DCモータ42に流れるモータ電流の電流値の代わりに、給気用ACモータ33に流れるモータ電流の電流値および排気用ACモータ43に流れるモータ電流の電流値を用いること以外は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置1の制御部123と同様の制御を行う。
他の熱交換型換気装置1Xは、上記のような構成を備えることにより、給気用ACモータ33に流れるモータ電流の電流値および排気用ACモータ43に流れるモータ電流の電流値を用いて、図5および図6に示した制御と同様の制御を行うことができ、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置1と同様の効果を得ることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 熱交換型換気装置、1a 筐体、1b 側面、1X 他の熱交換型換気装置、2 熱交換器、3,3X 給気用送風機、4,4X 排気用送風機、5 給気用フィルタ、6 排気用フィルタ、7 室内側吹出部、8 室内側吸込部、9 室外側吸込部、10 室外側吹出部、11 室外温度検知部、12,12X 制御装置、13 表示部、21 給気風路、21a 上流側給気風路、21b 下流側給気風路、21c 熱交換器内給気風路、22 排気風路、22a 上流側排気風路、22b 下流側排気風路、22c 熱交換器内排気風路、23 仕切壁、30 給気用送風機ケーシング、31 給気用ファン、32 給気用DCモータ、33 給気用ACモータ、34 給気用通信部、35 給気用回転数検知部、40 排気用送風機ケーシング、41 排気用ファン、42 排気用DCモータ、43 排気用ACモータ、44 排気用通信部、45 排気用回転数検知部、111 特性曲線、112 初期圧損曲線、113 目詰まり圧損曲線、114,115 交点、121 記憶部、122 通信部、123,123X 制御部、131,132 回転数、320 給気用モータ制御回路、321 給気用回転数検知部、322 給気用電圧検知部、323 給気用電流検知部、324 給気用通信部、420 排気用モータ制御回路、421 排気用回転数検知部、422 排気用電圧検知部、423 排気用電流検知部、424 排気用通信部、A,B,D,E,F,G 設定値、C 動作変更時間、N 回転数、N0 フィルタ目詰まり前基準回転数、N1 フィルタ目詰まり判定回転数、Ni0 結氷前基準回転数、Ni1 結氷判定回転数、T 室外温度、T0 第1温度閾値、T1 第2温度閾値。
Claims (9)
- 室内空気を室外に排気する排気風路と、室外空気を室内に給気する給気風路と、が独立して内部に形成された筐体と、
排気用モータを備えて前記排気風路に設けられ前記排気風路を流れる排気流を発生させる排気用送風機と、
給気用モータを備えて前記給気風路に設けられ前記給気風路を流れる給気流を発生させる給気用送風機と、
前記給気風路と前記排気風路とに跨って設けられ前記給気流と前記排気流との間で熱交換させる熱交換器と、
前記排気風路における前記熱交換器よりも上流側に配置された排気用フィルタと、
前記室外空気の温度である室外温度を検知する室外温度検知部と、
前記排気用モータの回転数を検知する回転数検知部と、
前記給気用送風機および前記排気用送風機の動作を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記室外温度が予め決められた温度閾値未満である場合に、現在の前記排気用モータの回転数を結氷前基準回転数として記憶し、
前記結氷前基準回転数を記憶した後における現在の前記排気用モータの回転数が前記結氷前基準回転数より大きい結氷判定回転数以上である場合に、予め決められた動作変更時間だけ前記給気用送風機の風量を前記排気用送風機の風量より減らす制御を行い、
前記動作変更時間の経過後の現在の前記排気用モータの回転数が、前記結氷判定回転数に対して、予め決められた減少判定設定値以上減少しない場合に、前記排気用フィルタに目詰まりが発生していることを検知し、
前記動作変更時間の経過後の現在の前記排気用モータの回転数が、前記結氷判定回転数に対して、前記減少判定設定値以上減少する場合に、前記熱交換器に結氷による目詰まりが発生していることを検知すること、
を特徴とする熱交換型換気装置。 - 前記制御部は、
前記排気用フィルタの使用初期において予め決められた風量を出力する前記排気用モータの回転数であるフィルタ目詰まり前基準回転数を記憶し、
前記室外温度が前記温度閾値以上である場合に、現在の前記排気用モータの回転数が前記フィルタ目詰まり前基準回転数から予め決められた増加判定設定値以上増加した場合に、前記排気用フィルタに目詰まりが発生していることを検知すること、
を特徴とする請求項1に記載の熱交換型換気装置。 - 前記制御部は、前記結氷前基準回転数を記憶した後における現在の前記排気用モータの回転数が前記結氷判定回転数以上である場合に、前記動作変更時間だけ前記給気用送風機の風量を低減する制御を行うこと、
を特徴とする請求項1または2に記載の熱交換型換気装置。 - 前記制御部は、前記結氷前基準回転数を記憶した後における現在の前記排気用モータの回転数が前記結氷判定回転数以上である場合に、前記動作変更時間だけ前記給気用送風機を停止する制御を行うこと、
を特徴とする請求項1または2に記載の熱交換型換気装置。 - 前記制御部は、前記結氷前基準回転数に対して予め決められた比率を乗じて前記減少判定設定値を算出すること、
を特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の熱交換型換気装置。 - 前記制御部は、
前記熱交換器に結氷による目詰まりが発生していることを検知した後に、前記動作変更時間の経過後の現在の前記排気用モータの回転数の減少量に対応して前記動作変更時間を延長あるいは短縮して設定し、前記動作変更時間を延長あるいは短縮して設定した後に現在の前記排気用モータの回転数が前記結氷判定回転数以上である場合に、延長あるいは短縮した前記動作変更時間だけ前記給気用送風機の風量を前記排気用送風機の風量より減らす制御を、繰り返すこと、
を特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の熱交換型換気装置。 - 前記制御部は、延長して設定した前記動作変更時間が予め決められた時間閾値より大となった場合に、前記熱交換器に結氷による目詰まりが発生していることを検知すること、
を特徴とする請求項6に記載の熱交換型換気装置。 - 前記制御部は、前記熱交換器に結氷による目詰まりが発生していることを報知すること、
を特徴とする請求項7に記載の熱交換型換気装置。 - 前記制御部は、前記排気用フィルタに目詰まりが発生していることを報知すること、
を特徴とする請求項1または2に記載の熱交換型換気装置。
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