JP7593271B2 - 液晶配向剤、液晶配向膜及びその製造方法、並びに液晶素子 - Google Patents
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Description
式(2)中、R4及びR5は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~10の1価の炭化水素基、若しくは炭化水素基の任意の水素原子がハロゲン原子に置き換えられてなる炭素数1~10の1価の基であるか、又は、R4及びR5が互いに結合してR4及びR5が結合する炭素原子と共に構成される環構造を表す。R6は、水素原子又は1価の有機基である。X2は、光照射によりラジカルを発生するラジカル発生機能及び光照射により増感作用を示す光増感機能のうち少なくともいずれかの機能を発現可能な部分構造を有するか、又は重合性炭素-炭素不飽和結合を有する1価の基である。R7は、1価の置換基である。m2は0~4の整数である。n2は0~2の整数である。m2が2以上の場合、複数のR7は互いに同一又は異なる。「*」は結合手であることを表す。
式(3)中、R8は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~10の1価の炭化水素基、若しくは炭化水素基の任意の水素原子がハロゲン原子に置き換えられてなる炭素数1~10の1価の基である。X3は、光照射によりラジカルを発生するラジカル発生機能及び光照射により増感作用を示す光増感機能のうち少なくともいずれかの機能を発現可能な部分構造を有するか、又は重合性炭素-炭素不飽和結合を有する1価の基である。R9は、1価の置換基である。m3は0~4の整数である。m3が2以上の場合、複数のR9は互いに同一又は異なる。「*」は結合手であることを表す。
式(4)中、R10は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~10の1価の炭化水素基、若しくは炭化水素基の任意の水素原子がハロゲン原子に置き換えられてなる炭素数1~10の1価の基である。Z1は、酸素原子又は-NH-である。X4は、光照射によりラジカルを発生するラジカル発生機能及び光照射により増感作用を示す光増感機能のうち少なくともいずれかの機能を発現可能な部分構造を有するか、又は重合性炭素-炭素不飽和結合を有する1価の基である。「*」は結合手であることを表す。)
<3> 上記<2>の液晶配向膜を備える液晶素子。
<4> 上記<1>の液晶配向剤を、導電膜を有する一対の基板における各導電膜上に塗布し、塗膜を形成する工程と、前記塗膜を形成した一対の基板を、液晶層を介して前記塗膜が対向するように配置して液晶セルを構築する工程と、前記導電膜間に電圧を印加した状態で前記液晶セル光照射する工程と、を含む、液晶素子の製造方法。
本開示の液晶配向剤は、以下の重合体[P]を含有する。
重合体[P]:重合体側鎖に、光照射によりラジカルを発生するラジカル発生機能及び光照射により増感作用を示す光増感機能のうち少なくともいずれかの機能を発現可能な部分構造、又は重合性炭素-炭素不飽和結合を有する付加重合体であって、下記式(1)で表される構造単位、下記式(2)で表される構造単位、下記式(3)で表される構造単位、及び下記式(4)で表される構造単位よりなる群から選択される少なくとも1種の構造単位(以下、「第1構造単位」ともいう)を有する重合体。
式(2)中、R4及びR5は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~10の1価の炭化水素基、若しくは炭化水素基の任意の水素原子がハロゲン原子に置き換えられてなる炭素数1~10の1価の基であるか、又は、R4及びR5が互いに結合してR4及びR5が結合する炭素原子と共に構成される環構造を表す。R6は、水素原子又は1価の有機基である。X2は、光照射によりラジカルを発生するラジカル発生機能及び光照射により増感作用を示す光増感機能のうち少なくともいずれかの機能を発現可能な部分構造を有するか、又は重合性炭素-炭素不飽和結合を有する1価の基である。R7は、1価の置換基である。m2は0~4の整数である。n2は0~2の整数である。m2が2以上の場合、複数のR7は互いに同一又は異なる。「*」は結合手であることを表す。
式(3)中、R8は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~10の1価の炭化水素基、若しくは炭化水素基の任意の水素原子がハロゲン原子に置き換えられてなる炭素数1~10の1価の基である。X3は、光照射によりラジカルを発生するラジカル発生機能及び光照射により増感作用を示す光増感機能のうち少なくともいずれかの機能を発現可能な部分構造を有するか、又は重合性炭素-炭素不飽和結合を有する1価の基である。R9は、1価の置換基である。m3は0~4の整数である。m3が2以上の場合、複数のR9は互いに同一又は異なる。「*」は結合手であることを表す。
式(4)中、R10は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~10の1価の炭化水素基、若しくは炭化水素基の任意の水素原子がハロゲン原子に置き換えられてなる炭素数1~10の1価の基である。Z1は、酸素原子又は-NH-である。X4は、光照射によりラジカルを発生するラジカル発生機能及び光照射により増感作用を示す光増感機能のうち少なくともいずれかの機能を発現可能な部分構造を有するか、又は重合性炭素-炭素不飽和結合を有する1価の基である。「*」は結合手であることを表す。)
上記式(1)~式(4)において、X1、X2、X3及びX4が、光照射によりラジカルを発生するラジカル発生機能及び光照射により増感作用を示す光増感機能のうち少なくともいずれかの機能を発現可能な部分構造(以下、「部分構造A」ともいう)を有する基である場合、部分構造Aは、光を吸収してラジカルを発生する光開始剤構造を有する基であることが好ましい。この光開始剤構造としては、公知の光ラジカル発生剤に由来する構造が挙げられる。当該光ラジカル発生剤としては、例えばアルキルフェノン系化合物、ベンゾイン系化合物、ケタール系化合物、アセトフェノン系化合物、ベンゾフェノン系化合物、チオキサントン系化合物、及びアントラキノン系化合物等のラジカル発生基含有化合物が挙げられる。
*1-R38-Z2-* …(r-1)
(式(r-1)中、R38は2価の有機基である。Z2は、-O-、*2-COO-、*2-OCO-、*2-NH-CO-、*2-CO-NH-又は*2-NH-COO-である。「*2」はR38との結合手であることを表す。「*1」はZ1との結合手であることを表す。「*」は結合手であることを表す。)
*-R37-D1 …(a-3)
(式(a-3)中、D1は、(メタ)アクリロイル基、ビニル基、ビニルフェニル基又はビニルエーテル基である。R37は、単結合又は2価の有機基である。)
上記式(3)中のR8及び式(4)中のR10は、水素原子、フッ素原子、炭素数1~3のアルキル基、又は炭素数1~3のフルオロアルキル基が好ましい。
重合体[P]は、第1構造単位と共に、下記(a)及び(b):
(a)芳香族環及び脂肪族環のうち少なくともいずれかを合計2個以上有する非感光性の1価の基(以下、「非感光性基B」ともいう)、
(b)炭素数5以上のアルキル基、アルコキシ基、フルオロアルキル基又はフルオロアルコキシ基を有する非感光性の1価の基(ただし、(a)に該当する基を除く。以下、「非感光性基C」ともいう)、
のうち少なくともいずれかを有する構造単位(以下、「第2構造単位」ともいう)を更に含むことが好ましい。重合体[P]が第2構造単位を更に含むことにより、塗布不良等によって液晶配向膜の膜厚が薄くなった場合にも所望のプレチルト角をより安定して示し、信頼性の高い液晶素子を得ることができる点で好適である。
A1-B1-L1-B2-L2-* …(8)
(式(8)中、A1は、水素原子、フッ素原子、炭素数1~20のアルキル基、炭素数1~20のアルコキシ基、炭素数1~20のフルオロアルキル基、又は炭素数1~20のフルオロアルコキシ基である。B1は、下記式(1-1)~式(1-8)のうちいずれかで表される2価の基である。L1は、単結合であるか、又は下記式(2-1)~式(2-6)のうちいずれかで表される2価の基である。B2は、単結合又は2価の芳香族環基である。L2は、下記式(3-1)~式(3-9)のうちいずれかで表される2価の基である。「*」は結合手であることを表す。)
式(6)中、R14及びR15は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~10の1価の炭化水素基、若しくは炭化水素基の任意の水素原子がハロゲン原子に置き換えられてなる炭素数1~10の1価の基であるか、又は、R14及びR15が互いに結合してR14及びR15が結合する炭素原子と共に構成される環構造を表す。R16は、水素原子又は1価の有機基である。Y2は、芳香族環及び脂肪族環のうち少なくともいずれかを合計2個以上有する非感光性の1価の基である。R17は、1価の置換基である。m5は0~4の整数である。n4は0~2の整数である。m5が2以上の場合、複数のR17は互いに同一又は異なる。「*」は結合手であることを表す。
式(7)中、R18は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~10の1価の炭化水素基、若しくは炭化水素基の任意の水素原子がハロゲン原子に置き換えられてなる炭素数1~10の1価の基である。Y3は、芳香族環及び脂肪族環のうち少なくともいずれかを合計2個以上有する非感光性の1価の基である。R19は、1価の置換基である。m6は0~4の整数である。m6が2以上の場合、複数のR19は互いに同一又は異なる。「*」は結合手であることを表す。)
上記式(6)中のR14、R15、R16、R17、n4、m5はそれぞれ、上記式(2)中のR4、R5、R6、R7、n2、m2の説明が適用される。
上記式(7)中のR18、R19、m6はそれぞれ、上記式(3)中のR8、R9、m3の説明が適用される。
重合体[P]は更に、環状エーテル基及び環状カーボネート基よりなる群から選択される少なくとも1種を有する構造単位(以下、「第3構造単位」ともいう)を有していることが好ましい。重合体[P]が第3構造単位を有する場合、第3構造単位中の環状エーテル基又は環状カーボネート基が、液晶配向剤に含まれる成分が有するカルボキシ基や水酸基、アミノ基等と反応することにより液晶配向膜のプレチルト角安定性及び耐熱性を向上できる点で好適である。環状エーテル基は、環員数3~7であることが好ましく、反応性が高い点でオキセタニル基及びオキシラニル基のうち少なくとも一方がより好ましい。なお、本明細書において、オキセタニル基及びオキシラニル基を包含して「エポキシ基」ともいう。
環状カーボネート基を有する化合物として、(2-オキソ-1,3-ジオキソラン-4-イル)メチル(メタ)アクリレート、2-((2-オキソ-1,3-ジオキソラン-4-イル)メトキシ)エチル(メタ)アクリレート等を;それぞれ挙げることができる。なお、重合体[P]の合成に際し、第3単量体としては、これらの1種を単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
重合体[P]は、化合物間で結合を形成可能な官能基であって、オキセタニル基及びオキシラニル基とは異なる官能基(以下、「反応性官能基」ともいう)を有する構造単位(以下、「第4構造単位」ともいう)を更に含むことが好ましい。第4構造単位が有する反応性官能基としては、加熱によりオキセタニル基及びオキシラニル基のうち少なくとも一方と反応する官能基(以下、「官能基D」ともいう)が挙げられる。重合体[P]が官能基Dを有する場合、液晶配向性(特に、薄膜でのプレチルト角安定性)の改善効果を十分に得ることができる点で好適である。
(1)R41、R42及びR43は、それぞれ独立して、炭素数1~10のアルキル基又は炭素数3~20の1価の脂環式炭化水素基である。
(2)R41及びR42は、互いに合わせられR41及びR42が結合する炭素原子とともに構成される炭素数4~20の脂環式炭化水素構造又は環状エーテル構造を表す。R43は、炭素数1~10のアルキル基、炭素数2~10のアルケニル基又は炭素数6~20のアリール基である。
「*」は結合手であることを表す。)
スチレン系化合物として、例えば3-ビニル安息香酸、4-ビニル安息香酸、4-アミノスチレン、4-(N-tert-ブトキシカルボニル)スチレン等を;
(メタ)アクリル系化合物として、例えば(メタ)アクリル酸、α-エチルアクリル酸、マレイン酸、フマル酸、ビニル安息香酸、クロトン酸、シトラコン酸、メサコン酸、イタコン酸、3-マレイミド安息香酸、3-マレイミドプロピオン酸、(メタ)アクリル酸2-アミノエチル、下記式(m4-1)~式(m4-12)
のそれぞれで表される保護カルボニル基含有化合物等を;
ビニル系化合物として、例えばビシクロ[2.2.1]ヘプト-5-エン-2-カルボン酸等を;挙げることができる。なお、重合体[P]の合成に際し、第4単量体としては1種を単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
重合体[P]は、第1構造単位~第4構造単位とは異なる構造単位(以下、「その他の構造単位」ともいう)を更に有していてもよい。その他の構造単位を与える単量体(以下、「その他の単量体」ともいう)としては、例えば、(メタ)アクリル酸アルキル、(メタ)アクリル酸シクロアルキル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸2-ヒドロキシエチル等の(メタ)アクリル系化合物;スチレン、メチルスチレン、ジビニルベンゼン等の芳香族ビニル化合物;1,3-ブタジエン、2-メチル-1,3-ブタジエン等の共役ジエン化合物;N-メチルマレイミド、N-シクロヘキシルマレイミド、N-フェニルマレイミド等のマレイミド系化合物;等が挙げられる。その他の単量体としては、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
重合体[P]は、付加重合により得られる重合体であり、その合成方法の詳細は特に限定されない。重合体[P]は、例えば重合開始剤の存在下、有機溶媒中で単量体を重合(付加重合)することにより得ることができる。重合開始剤としては、ラジカル重合開始剤を好ましく用いることができ、その具体例としては、例えば2,2’-アゾビス(イソブチロニトリル)、2,2’-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)、2,2’-アゾビス(4-メトキシ-2,4-ジメチルバレロニトリル)等のアゾ化合物が挙げられる。重合開始剤の使用割合は、反応に使用する全モノマー100質量部に対して、0.01~30質量部とすることが好ましい。使用する有機溶媒としては、例えばアルコール、エーテル、ケトン、アミド、エステル、炭化水素化合物等が挙げられる。
本開示の液晶配向剤は、重合体[P]以外の成分(以下、「その他の成分」ともいう)を更に含有していてもよい。
本開示の液晶配向剤は、当該液晶配向剤を用いて形成される液晶配向膜の液晶配向性及び電気特性を更に改善する目的で、その他の成分として、重合体[P]とは異なる重合体、すなわち、第1構造単位を含まない重合体(以下、「重合体[Q]」ともいう)を更に含有していてもよい。
ドデカノキシジアミノベンゼン、ペンタデカノキシジアミノベンゼン、ヘキサデカノキシジアミノベンゼン、オクタデカノキシジアミノベンゼン、コレスタニルオキシジアミノベンゼン、ジアミノ安息香酸コレスタニル、ジアミノ安息香酸コレステリル、ジアミノ安息香酸ラノスタニル、3,6-ビス(4-アミノベンゾイルオキシ)コレスタン、3,6-ビス(4-アミノフェノキシ)コレスタン、1,1-ビス(4-((アミノフェニル)メチル)フェニル)-4-ブチルシクロヘキサン、2,5-ジアミノ-N,N-ジアリルアニリン、p-フェニレンジアミン、4,4’-ジアミノジフェニルメタン、4,4’-ジアミノジフェニルアミン、4-アミノフェニル-4’-アミノベンゾエート、4,4’-ジアミノアゾベンゼン、3,5-ジアミノ安息香酸、1,5-ビス(4-アミノフェノキシ)ペンタン、ビス[2-(4-アミノフェニル)エチル]ヘキサン二酸、ビス(4-アミノフェニル)アミン、N,N-ビス(4-アミノフェニル)メチルアミン、N,N’-ビス(4-アミノフェニル)-ベンジジン、2,2’-ジメチル-4,4’-ジアミノビフェニル、2,2’-ビス(トリフルオロメチル)-4,4’-ジアミノビフェニル、4,4’-ジアミノジフェニルエーテル、2,2-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、4,4’-(フェニレンジイソプロピリデン)ビスアニリン、1,4-ビス(4-アミノフェノキシ)ベンゼン、4-(4-アミノフェノキシカルボニル)-1-(4-アミノフェニル)ピペリジン、4,4’-[4,4’-プロパン-1,3-ジイルビス(ピペリジン-1,4-ジイル)]ジアニリン、下記式(5-0)~式(5-10)のそれぞれで表される化合物等の芳香族ジアミン;
1,3-ビス(3-アミノプロピル)-テトラメチルジシロキサン等のジアミノオルガノシロキサン、等を挙げることができるほか、特開2010-97188号公報に記載のジアミンを用いることができる。また、ジアミンとしては、上記式(m2-1)~式(m2-16)のうちいずれかの1価の基がジアミノベンゼンに結合したジアミンを使用することもできる。なお、ジアミンは、1種を単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
液晶配向剤は、通常、重合体[P]及び必要に応じて使用されるその他の成分が、好ましくは、適当な溶媒中に分散又は溶解してなる液状の組成物として調製される。
<1> 重合体[P]として、第1構造単位、第2構造単位及び第3構造単位を含み、必要に応じて更にその他の構造単位を含む重合体を含有し、かつ、重合体[Q]として、ポリアミック酸、ポリアミック酸エステル又はポリイミドを含む態様。
<2> 重合体[P]として、第1構造単位、第2構造単位、第3構造単位及び第4構造単位を含み、必要に応じて更にその他の構造単位を含む重合体を含有し、かつ、重合体[Q]として、ポリアミック酸、ポリアミック酸エステル又はポリイミドを含む態様。
<3> 重合体[P]として、第1構造単位、第2構造単位及び第4構造単位を含み、必要に応じて更にその他の構造単位を含む重合体を含有し、かつ、重合体[Q]として、ポリアミック酸、ポリアミック酸エステル又はポリイミドを含む態様。
<4> 重合体[P]として、第1構造単位及び第4構造単位を含み、必要に応じて更にその他の構造単位を含む重合体を含有し、かつ、重合体[Q1]として、ポリアミック酸、ポリアミック酸エステル又はポリイミドを含む態様。
<5> 重合体[P]として、第1構造単位、第3構造単位及び第4構造単位を含み、必要に応じて更にその他の構造単位を含む重合体を含有し、かつ、重合体[Q1]として、ポリアミック酸、ポリアミック酸エステル又はポリイミドを含む態様。
<6> 重合体[P]として、第1構造単位及び第3構造単位を含み、必要に応じて更にその他の構造単位を含む重合体を含有し、かつ、重合体[Q1]として、ポリアミック酸、ポリアミック酸エステル又はポリイミドを含む態様。
本開示の液晶配向膜は、上記のように調製された液晶配向剤により形成される。また、本開示の液晶素子は、上記で説明した液晶配向剤を用いて形成された液晶配向膜を備える。液晶素子における液晶の動作モードは特に限定されず、例えばTN(Twisted Nematic)型、STN(Super Twisted Nematic)型、VA(Vertical Alignment)型(VA-MVA型、VA-PVA型等を含む)、IPS(In-Plane Switching)型、FFS(Fringe Field Switching)型、OCB(Optically Compensated Bend)型、PSA型(Polymer Sustained Alignment)等といった種々のモードに適用することができる。液晶素子は、例えば以下の工程1~工程3を含む方法により製造することができる。工程1は、所望の動作モードによって使用基板が異なる。工程2及び工程3は各動作モード共通である。
先ず、基板上に液晶配向剤を塗布し、好ましくは塗布面を加熱することにより基板上に塗膜を形成する。基板としては、例えばフロートガラス、ソーダガラスなどのガラス;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエーテルスルホン、ポリカーボネート、ポリ(脂環式オレフィン)等のプラスチックからなる透明基板を用いることができる。基板面に設けられる透明導電膜としては、酸化スズ(SnO2)からなるNESA膜(米国PPG社登録商標)、酸化インジウム-酸化スズ(In2O3-SnO2)からなるITO膜等を用いることができる。TN型、STN型又はVA型の液晶素子を製造する場合には、パターニングされた透明導電膜が設けられている基板2枚を用いる。一方、IPS型又はFFS型の液晶素子を製造する場合には、櫛歯型にパターニングされた透明導電膜又は金属膜からなる電極が設けられている基板と、電極が設けられていない対向基板とを用いる。金属膜としては、例えばクロムなどの金属からなる膜を使用することができる。基板への液晶配向剤の塗布は、電極形成面上に、好ましくはオフセット印刷法、スピンコート法、ロールコーター法又はインクジェット印刷法により行う。
TN型、STN型、IPS型又はFFS型の液晶素子を製造する場合、上記工程1で形成した塗膜に液晶配向能を付与する処理(配向処理)を実施する。これにより、液晶分子の配向能が塗膜に付与されて液晶配向膜となる。配向処理としては、基板上に形成した塗膜の表面をコットン等で擦るラビング処理、又は塗膜に光照射を行って液晶配向能を付与する光配向処理を用いることが好ましい。垂直配向型の液晶素子を製造する場合には、上記工程1で形成した塗膜をそのまま液晶配向膜として使用してもよく、液晶配向能を更に高めるために塗膜に対し配向処理を施してもよい。
上記のようにして液晶配向膜が形成された基板を2枚準備し、対向配置した2枚の基板間に液晶を配置することにより液晶セルを製造する。液晶セルを製造するには、例えば、(1)液晶配向膜が対向するように間隙(スペーサー)を介して2枚の基板を対向配置し、2枚の基板の周辺部をシール剤を用いて貼り合わせ、基板表面及びシール剤により区画されたセルギャップ内に液晶を注入充填した後、注入孔を封止する方法、(2)液晶配向膜を形成した一方の基板上の所定の場所にシール剤を塗布し、更に液晶配向膜面上の所定の数箇所に液晶を滴下した後、液晶配向膜が対向するように他方の基板を貼り合わせるとともに液晶を基板の全面に押し広げる方法(ODF方式)等が挙げられる。製造した液晶セルに対しては更に、用いた液晶が等方相をとる温度まで加熱した後、室温まで徐冷する処理を行うことにより、液晶充填時の流動配向を除去することが好ましい。
以下の例において、重合体の溶液粘度、重量平均分子量(Mw)及びイミド化率は以下の方法により測定した。
[重合体の溶液粘度]
重合体の溶液粘度は、E型粘度計を用いて25℃において測定した。
[重合体の重量平均分子量(Mw)]
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により、下記条件でMwを測定した。
装置:昭和電工(株)の「GPC-101」
GPCカラム:(株)島津ジーエルシー製の「GPC-KF-801」、「GPC-KF-802」、「GPC-KF-803」及び「GPC-KF-804」を結合
移動相:テトラヒドロフラン(THF)
カラム温度:40℃
流速:1.0mL/分
試料濃度:1.0質量%
試料注入量:100μL
検出器:示差屈折計
標準物質:単分散ポリスチレン
ポリイミドの溶液を純水に投入し、得られた沈殿を室温で十分に減圧乾燥した後、重水素化ジメチルスルホキシドに溶解し、テトラメチルシランを基準物質として室温で1H-NMR測定を行った。得られた1H-NMRスペクトルから、下記数式(1)によりイミド化率[%]を求めた。
イミド化率[%]=(1-(β1/(β2×α)))×100 …(1)
(数式(1)中、β1は化学シフト10ppm付近に現れるNH基のプロトン由来のピーク面積であり、β2はその他のプロトン由来のピーク面積であり、αは重合体の前駆体(ポリアミック酸)におけるNH基のプロトン1個に対するその他のプロトンの個数割合である。)
下記の例で使用した化合物の略称を以下に示す。なお、以下では便宜上、「式(X)で表される化合物」(Xは符号)を単に「化合物(X)」と示すことがある。
次いで、化合物(M-02-1)26.1gをジクロロメタン200mlに溶解させ、ピリジン10mLを更に加え、0℃に氷冷した。そこに塩化トシル17.2gを溶かしたジクロロメタン100mLを滴下し、室温で一晩反応させた。反応後、水200mLで3回分液し、有機層を溶媒留去した。得られた固体をカラムクロマトグラフィーで精製することで、化合物(M-02-2)を17.2g得た。
化合物(M-02-2)13.3gと4-ヒドロキシフェニルマレイミド5.68g、トリエチルアミン3.33gをテトラヒドロフラン200mLに溶解させ、還流下で4時間反応させた。反応後、酢酸エチル200mLを加え、1規定塩酸200mLで2回、水200mLで3回分液した。有機層を減圧下で溶媒留去した。得られた固体をTHF 150mLに溶かし、そこにエタノール60mLと水50mLを加えた。ロータリーエバポレーターにてゆっくり良溶媒を留去し、析出した固体をろ取乾燥することで、化合物(M-02)を8.58g得た。
合成例1-3において、4-(4-ペンチルシクロヘキシル)安息香酸の代わりに4’-ペンチル-[1,1’-ビ(シクロヘキサン)]-4-カルボン酸を用い、4-ヒドロキシフェニルマレイミドの代わりに4-(2-ヒドロキシエチル)フェニルマレイミドを用いた以外は合成例1-3と同様の方法により、化合物(M-04)を9.25g得た。
合成例1-2において、4-ヒドロキシフェニルマレイミドの代わりに4-ヒドロキシスチレンを用いた以外は合成例1-2と同様の方法により、化合物(M-05)を12.1g得た。
合成例1-1において、4-(4-ペンチルシクロヘキシル)フェノールの代わりに、β-コレスタノールを用いた以外は合成例1-1と同様の方法により、化合物(M-06)を8.08g得た。
合成例1-2において、4-(4-ペンチルシクロヘキシル)フェノールの代わりに4-(4’-ペンチル-[1,1’-ビシクロヘキサン]-4-イル)フェノールを用い、4-ヒドロキシフェニルマレイミドの代わりに4-ヒドロキシ-3-メチルフェニルマレイミドを用いた以外は合成例1-2と同様の方法により、化合物(M-07)を5.82g得た。
合成例1-1において、4-(4-ペンチルシクロヘキシル)フェノールの代わりに、4-(4’-ペンチル-[1,1’-ビシクロヘキサン]-4-イル)フェノールを用いた以外は合成例1-1と同様の方法により、化合物(M-08)を7.11g得た。
合成例1-1において、4-(4-ペンチルシクロヘキシル)フェノールの代わりに、4-(2-(4’-ペンチル-[1,1’-ビシクロヘキサン]-4-イル)エチル)フェノールを用いた以外は合成例1-1と同様の方法により、化合物(M-10)を7.56g得た。なお、4-(2-(4’-ペンチル-[1,1’-ビシクロヘキサン]-4-イル)エチル)フェノールは、特開2013-228672号公報に記載の方法に従って合成した。
合成例1-3において、4-(4-ペンチルシクロヘキシル)安息香酸の代わりに4-(4’-(4,4,4-トリフルオロブチル)-[1,1’-ビシクロヘキサン]-4-イル)安息香酸を用い、4-ヒドロキシフェニルマレイミドの代わりに4-ヒドロキシ-3-メチルフェニルマレイミドを用いた以外は合成例1-3と同様の方法により、化合物(M-11)を6.49g得た。
次いで、撹拌子を入れた500mL三つ口フラスコに、化合物(M-12-1)12.0g、5%パラジウムカーボン1.94g、テトラヒドロフラン60mL、エタノール60mLを加えた後、80℃まで加熱した。そこに、ヒドラジン1水和物9.11gを滴下した後、加熱還流を6時間行った。室温まで冷却した後、ろ過した溶液を水600mLで再沈殿した。得られた固体をろ過、水洗浄した後、真空乾燥することで化合物(M-12-2)を9.8g得た。
撹拌子を入れた500mL三つ口フラスコに取り、テトラヒドロフランを100mL加えて氷浴した。そこに、無水マレイン酸2.15gとテトラヒドロフラン50mLからなる溶液を滴下し、室温で3時間撹拌した。その後、析出してきた固体を濾過により回収した。得られた固体を真空乾燥することで化合物(M-12)を9.5g得た。
撹拌子を入れた300mLナスフラスコに、マレイン酸モノメチル3.00g、塩化チオニル15g、及びN,N-ジメチルホルムアミド0.01gを加え,60℃で2時間撹拌した。その後、過剰の塩化チオニルをダイヤフラムポンプで除去し、テトラヒドロフランを30g加え、溶液Aとした。新たに、撹拌子を入れた500mL三口フラスコに化合物(M-13-2)を8.84g、テトラヒドロフラン100g、及びトリエチルアミン4.7gを加え、氷浴した。そこに溶液Aを滴下し、室温で8時間撹拌した。反応液を水750mLで再沈殿し、得られた白色固体を真空乾燥することで化合物(M-13)を9.8g得た。
合成例1-1において、4-(4-ペンチルシクロヘキシル)フェノールの代わりに、4-ペンチルシクロヘキサノールを用いた以外は合成例1-1と同様の方法により、化合物(M-17)を4.58g得た。
化合物(M-14~M-16、M-18、M-19)を下記文献に記載の方法に従ってそれぞれ合成した。
化合物(M-14):特開2006-178149号公報
化合物(M-15):特開2004-2373号公報
化合物(M-16):特開2004-99446号公報
化合物(M-18):特開2008-191337号公報
化合物(M-19):国際公開第2006/001096号
合成例1-1において、4-(4-ペンチルシクロヘキシル)フェノールと炭酸カリウムの代わりに、それぞれ、2-ヒドロキシ-4’-(2-ヒドロキシエトキシ)-2-メチルプロピオフェノンと水素化ナトリウムを用いた以外は合成例1-1と同様の方法により、化合物(E-2)を4.76g得た。
合成例1-2において、化合物(M-02-1)の代わりに、2-ヒドロキシ-4’-(2-ヒドロキシエトキシ)-2-メチルプロピオフェノンを用いた以外は合成例1-2と同様の方法により、化合物(E-3)を4.68g得た。
次いで、中間体(E-4-1)2.42gをジメチルホルムアミド20mLに溶解させ、0℃で撹拌した。その後、水素化ナトリウム(60%、流動パラフィン分散品)0.60gを加え、0℃で30分間撹拌した。その後、4-(クロロメチル)スチレン1.53gを加え、更に0℃で3時間反応させた。HPLCにて原料の消失を確認後、反応液を水150mLに滴下し、酢酸エチルにて分液精製を行った。分離した有機層を減圧下で溶媒留去し、乾燥することで化合物(E-4)を3.40g得た。
合成例1-1において、4-(4-ペンチルシクロヘキシル)フェノールの代わりに、4’-ヒドロキシアセトフェノンを用いた以外は合成例1-1と同様の方法により、化合物(E-5)を4.50g得た。
1.重合体[P]の合成
[合成例2-1]
窒素下、100mL二口フラスコに、重合モノマーとして、化合物(M-01)10モル部、化合物(E-2)10モル部、化合物(A-5)30モル部、化合物(A-6)10モル部、化合物(B-3)20モル部、及び化合物(B-6)20モル部、ラジカル重合開始剤として2,2’-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)2モル部、並びに溶媒としてテトラヒドロフラン50mlを加え、70℃で6時間重合した。メタノールに再沈殿した後、沈殿物を濾過し、室温で8時間真空乾燥することによりスチレン-マレイミド系共重合体(これを重合体(P-1)とする)を得た。GPCによるポリスチレン換算で測定される重量平均分子量Mwは92700、分子量分布Mw/Mnは4.78であった。
重合に使用するモノマーの種類及び量を表1に記載のとおり変更した点以外は合成例2-1と同様に重合を行い、重合体(P-2)~(P-10)、(P-12)、(P-16)~(P-19)、(P-20)~(P-26)をそれぞれ得た。
重合に使用するモノマーの種類及び量を表1に記載のとおり変更した点以外は合成例2-1と同様に重合を行い、重合体(P-11-1)を含有する溶液を得た。次いで、この重合体溶液に、下記式(MO-1)で表される化合物を重合体中のメタクリル酸2-ヒドロキシエチルに対して1モル添加し、50℃で6時間反応することで重合体(P-11)を含有する溶液を得た。メタノールに再沈殿した後、沈殿物を濾過し、室温で8時間真空乾燥することにより重合体(P-11)を得た。
重合に使用するモノマーの種類及び量を表1に記載のとおり変更した点以外は合成例2-1と同様に重合を行い、重合体(P-14)、(P-15)、(P-27)をそれぞれ得た。
[合成例2-25]
ジアミンとして化合物(DA-1)30モル部、化合物(DA-8)50モル部、及び化合物(DA-9)20モル部をN-メチル-2-ピロリドン(NMP)に溶解し、テトラカルボン酸二無水物として2,3,5-トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物100モル部加え、40℃で24時間反応させることにより、ポリアミック酸を20質量%含有する溶液を得た。次いで、得られたポリアミック酸溶液にNMPを追加し、ピリジン及び無水酢酸を、ポリアミック酸が有する酸二無水物由来のカルボキシル基に対して1.80モル当量ずつ添加して、80℃で4時間脱水閉環反応を行った。脱水閉環反応後、系内の溶媒を新たなNMPで溶媒置換し、更に濃縮することにより、イミド化率70%のポリイミド(これを重合体(PI-1)とする)を20質量%含有する溶液を得た。この溶液を少量分取し、NMPを加えて濃度10質量%の溶液として測定した溶液粘度は46.4mPa・sであった。
重合に使用するテトラカルボン酸二無水物及びジアミンの種類及び量を表2に記載のとおり変更した点以外は合成例2-18と同様に重合を行い、ポリイミドである重合体(PI-2)、(PI-3)、(PI-5)~(PI-12)を含有する溶液をそれぞれ得た。なお、重合は、重合体濃度10質量%のNMP溶液の粘度が40~60mPa・sとなるように、ジアミンとテトラカルボン酸二無水物とのモル比(ジアミン/テトラカルボン酸二無水物)を0.95~1.00に合わせて実施した。表2中、酸無水物の数値は、合成に使用したテトラカルボン酸二無水物の全量100モル部に対する各化合物の割合(モル部)を表す。ジアミンの数値は、合成に使用したジアミンの全量100モル部に対する各化合物の割合(モル部)を表す。
ジアミンとして化合物(DA-1)30モル部、化合物(DA-3)50モル部、及び化合物(DA-8)20モル部をN-メチル-2-ピロリドン(NMP)に溶解し、テトラカルボン酸二無水物として2,3,5-トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物100モル部を加え40℃で24時間反応させることにより、ポリアミック酸(これを重合体(PI-4)とする)を20質量%含有する溶液を得た。
[実施例1:PSA型液晶表示素子]
(1)液晶配向剤(AL-1)の調製
合成例2-25で得た重合体(PI-1)100質量部を含む溶液に、合成例2-1で得た重合体(P-1)10質量部、並びに溶剤としてNMP及びブチルセロソルブ(BC)を加え、溶剤組成がNMP/BC=50/50(質量比)、固形分濃度が4.0質量%の溶液とした。この溶液を孔径0.2μmのフィルターで濾過することにより液晶配向剤(AL-1)を調製した。
ネマチック液晶(メルク社製、MLC-6608)10gに対し、下記式(L1-1)で表される液晶性化合物を5質量%、及び下記式(L2-1)で表される光重合性化合物を0.3質量%添加して混合し、液晶組成物LC1を得た。
上記で調製した液晶配向剤(AL-1)を、スリット状にパターニングされたITO電極からなる導電膜をそれぞれ有するガラス基板2枚の各電極面上に、液晶配向膜印刷機(日本写真印刷(株)製)を用いて塗布し、80℃のホットプレート上で2分間加熱(プレベーク)して溶媒を除去した後、230℃のホットプレート上で30分間加熱(ポストベーク)して、平均膜厚100nmの塗膜を形成した。これら塗膜につき、超純水中で1分間超音波洗浄を行った後、100℃クリーンオーブン中で10分間乾燥することにより、液晶配向膜を有する基板を一対(2枚)得た。なお、使用した電極のパターンは、PSAモードにおける電極パターンと同種のパターンである。
次いで、上記一対の基板のうち一方の基板の液晶配向膜を有する面の外縁に、直径5.5μmの酸化アルミニウム球入りエポキシ樹脂接着剤を塗布した後、液晶配向膜面が相対するように重ね合わせて圧着し、接着剤を硬化した。次いで、液晶注入口より一対の基板間に、上記で調製した液晶組成物LC1を充填した後、アクリル系光硬化接着剤で液晶注入口を封止することにより、液晶セルを製造した。その後、液晶セルの導電膜間に周波数60Hzの交流10Vを印加し、液晶が駆動している状態で、光源にメタルハライドランプを使用した紫外線照射装置を用いて、100,000J/m2の照射量にて紫外線を照射した。なお、この照射量は、波長365nm基準で計測される光量計を用いて測定した値である。その後、基板の外側両面に、偏光板を、その偏光方向が互いに直交し、かつ、液晶配向膜の紫外線の光軸の基板面への射影方向と45°の角度をなすように貼り合わせることにより、PSA型液晶表示素子を製造した。
上記(3)で製造したPSA型液晶表示素子につき、5Vの電圧をON・OFF(印加・解除)したときの明暗の変化における異常ドメインの有無を光学顕微鏡により観察し、液晶配向性を評価した。評価は、異常ドメイン及びムラがない場合を「優良(◎)」、異常ドメインがなく一部にムラがある場合を「良好(○)」、一部に異常ドメインがある場合を「可(△)」、全体的に異常ドメインがある場合を「不良(×)」とした。その結果、この例では、液晶配向性は「優良(◎)」の評価であった。
上記(3)において塗膜の平均膜厚を100nmから30nmに変更した点以外は上記(3)と同様にしてPSA型液晶表示素子を作製した。この作製したPSA型液晶表示素子につき、5Vの電圧をON・OFF(印加・解除)したときの明暗の変化における異常ドメインの有無を光学顕微鏡により観察し、上記(4)と同様の4段階評価により液晶配向性を評価した。その結果、この例では、薄膜とした場合の液晶配向性は「優良(◎)」の評価であった。
上記で製造したPSA型液晶表示素子につき、5Vの電圧を60マイクロ秒の印加時間、167ミリ秒のスパンで印加した後、印加解除から167ミリ秒後の電圧保持率を測定した。測定装置には(株)東陽テクニカ製VHR-1を使用した。このとき、電圧保持率が98%以上の場合に「良好(○)」、95%以上98%未満の場合に「可(△)」、95%未満の場合に「不良(×)」とした。その結果、この例では、電気特性は「良好(○)」の評価であった。
基板の外側両面に偏光板を貼り合わせなかった点以外は上記(3)と同様の操作を行い、PSA型液晶セルを製造した。このPSA型液晶セルにつき、上記(6)と同様の操作を行い、電圧保持率を測定した。また、得られた液晶セルを100℃の恒温槽に21日間(約500時間)保管した後、電圧保持率を再度測定した。100℃の恒温槽での保管による電圧保持率の低下値(液晶セル製造後の電圧保持率(%)-恒温槽保管後の電圧保持率(%))が20%未満の場合に「良好(○)」、20%以上40%未満の場合に「可(△)」、40%以上の場合に「不良(×)」とした。その結果、この例では「良好(○)」の評価であった。
配合組成を表3及び表4に示すとおり変更した点以外は実施例1と同じ溶剤組成及び固形分濃度で液晶配向剤(AL-2)~(AL-40)を調製した。また、それぞれの液晶配向剤を用いて、実施例1と同様にしてPSA型液晶表示素子を製造するとともに、各種評価を行った。評価結果を表3及び表4に示す。
Claims (12)
- 重合体側鎖に、光照射によりラジカルを発生するラジカル発生機能及び光照射により増感作用を示す光増感機能のうち少なくともいずれかの機能を発現可能な部分構造、又は重合性炭素-炭素不飽和結合を有する付加重合体である重合体[P]を含有し、
前記重合体[P]は、下記式(1)で表される構造単位、下記式(2)で表される構造単位、下記式(3)で表される構造単位、及び下記式(4)で表される構造単位よりなる群から選択される少なくとも1種と、下記式(5)で表される構造単位、下記式(6)で表される構造単位、及び下記式(7)で表される構造単位よりなる群から選択される少なくとも1種とを有する、液晶配向剤。
(式(1)中、R1及びR2は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~10の1価の炭化水素基、若しくは炭化水素基の任意の水素原子がハロゲン原子に置き換えられてなる炭素数1~10の1価の基であるか、又は、R1及びR2が互いに結合してR1及びR2が結合する炭素原子と共に構成される環構造を表す。X1は、光照射によりラジカルを発生するラジカル発生機能及び光照射により増感作用を示す光増感機能のうち少なくともいずれかの機能を発現可能な部分構造を有するか、又は重合性炭素-炭素不飽和結合を有する1価の基である。R3は、1価の置換基である。m1は0~4の整数である。n1は0~2の整数である。m1が2以上の場合、複数のR3は互いに同一又は異なる。「*」は結合手であることを表す。
式(2)中、R4及びR5は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~10の1価の炭化水素基、若しくは炭化水素基の任意の水素原子がハロゲン原子に置き換えられてなる炭素数1~10の1価の基であるか、又は、R4及びR5が互いに結合してR4及びR5が結合する炭素原子と共に構成される環構造を表す。R6は、水素原子又は1価の有機基である。X2は、光照射によりラジカルを発生するラジカル発生機能及び光照射により増感作用を示す光増感機能のうち少なくともいずれかの機能を発現可能な部分構造を有するか、又は重合性炭素-炭素不飽和結合を有する1価の基である。R7は、1価の置換基である。m2は0~4の整数である。n2は0~2の整数である。m2が2以上の場合、複数のR7は互いに同一又は異なる。「*」は結合手であることを表す。
式(3)中、R8は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~10の1価の炭化水素基、若しくは炭化水素基の任意の水素原子がハロゲン原子に置き換えられてなる炭素数1~10の1価の基である。X3は、光照射によりラジカルを発生するラジカル発生機能及び光照射により増感作用を示す光増感機能のうち少なくともいずれかの機能を発現可能な部分構造を有するか、又は重合性炭素-炭素不飽和結合を有する1価の基である。R9は、1価の置換基である。m3は0~4の整数である。m3が2以上の場合、複数のR9は互いに同一又は異なる。「*」は結合手であることを表す。
式(4)中、R10は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~10の1価の炭化水素基、若しくは炭化水素基の任意の水素原子がハロゲン原子に置き換えられてなる炭素数1~10の1価の基である。Z1は、酸素原子又は-NH-である。X4は、光照射によりラジカルを発生するラジカル発生機能及び光照射により増感作用を示す光増感機能のうち少なくともいずれかの機能を発現可能な部分構造を有するか、又は重合性炭素-炭素不飽和結合を有する1価の基である。「*」は結合手であることを表す。)
(式(5)中、R 11 及びR 12 は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~10の1価の炭化水素基、若しくは炭化水素基の任意の水素原子がハロゲン原子に置き換えられてなる炭素数1~10の1価の基であるか、又は、R 11 及びR 12 が互いに結合してR 11 及びR 12 が結合する炭素原子と共に構成される環構造を表す。Y 1 は、芳香族環及び脂肪族環のうち少なくともいずれかを合計2個以上有する非感光性の1価の基である。R 13 は、1価の置換基である。m4は0~4の整数である。n3は0~2の整数である。m4が2以上の場合、複数のR 13 は互いに同一又は異なる。「*」は結合手であることを表す。
式(6)中、R 14 及びR 15 は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~10の1価の炭化水素基、若しくは炭化水素基の任意の水素原子がハロゲン原子に置き換えられてなる炭素数1~10の1価の基であるか、又は、R 14 及びR 15 が互いに結合してR 14 及びR 15 が結合する炭素原子と共に構成される環構造を表す。R 16 は、水素原子又は1価の有機基である。Y 2 は、芳香族環及び脂肪族環のうち少なくともいずれかを合計2個以上有する非感光性の1価の基である。R 17 は、1価の置換基である。m5は0~4の整数である。n4は0~2の整数である。m5が2以上の場合、複数のR 17 は互いに同一又は異なる。「*」は結合手であることを表す。
式(7)中、R 18 は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~10の1価の炭化水素基、若しくは炭化水素基の任意の水素原子がハロゲン原子に置き換えられてなる炭素数1~10の1価の基である。Y 3 は、芳香族環及び脂肪族環のうち少なくともいずれかを合計2個以上有する非感光性の1価の基である。R 19 は、1価の置換基である。m6は0~4の整数である。m6が2以上の場合、複数のR 19 は互いに同一又は異なる。「*」は結合手であることを表す。) - 前記重合体[P]又は前記重合体[P]とは異なる重合体として、下記(b):
(b)炭素数5以上のアルキル基、アルコキシ基、フルオロアルキル基又はフルオロアルコキシ基を有する非感光性の1価の基(ただし、芳香族環及び脂肪族環のうち少なくともいずれかを合計2個以上有する非感光性の1価の基を除く)
を有する重合体を含む、請求項1に記載の液晶配向剤。 - 前記Y 1 、Y 2 及びY 3 は、下記式(8)で表される基である、請求項1又は2に記載の液晶配向剤。
A1-B1-L1-B2-L2-* …(8)
(式(8)中、A1は、水素原子、フッ素原子、炭素数1~20のアルキル基、炭素数1~20のアルコキシ基、炭素数1~20のフルオロアルキル基、又は炭素数1~20のフルオロアルコキシ基である。B1は、下記式(1-1)~式(1-8)のうちいずれかで表される2価の基である。L1は、単結合であるか、又は下記式(2-1)~式(2-6)のうちいずれかで表される2価の基である。B2は、単結合又は2価の芳香族環基である。L2は、下記式(3-1)~式(3-9)のうちいずれかで表される2価の基である。「*」は結合手であることを表す。)
- 前記重合体[P]とは異なる重合体[Q]を更に含有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の液晶配向剤。
- 前記重合体[P]とは異なる重合体[Q]を更に含有し、
前記重合体[Q]は、芳香族環及び脂肪族環のうち少なくともいずれかを合計2個以上有する非感光性の1価の基及び前記(b)非感光性の1価の基のうち少なくともいずれかを有する、請求項2又は3に記載の液晶配向剤。 - 前記重合体[Q]は、ポリアミック酸、ポリアミック酸エステル及びポリイミドよりなる群から選択される少なくとも1種である、請求項4又は5に記載の液晶配向剤。
- 前記X1、X2、X3及びX4は、光を吸収してラジカルを発生する光開始剤構造を有する基である、請求項1~6のいずれか一項に記載の液晶配向剤。
- 前記重合体[P]は、環状エーテル基及び環状カーボネート基よりなる群から選択される少なくとも1種を有する、請求項1~7のいずれか一項に記載の液晶配向剤。
- 前記重合体[P]は、カルボキシ基、保護されたカルボキシ基、アミノ基、及び保護されたアミノ基よりなる群から選択される少なくとも1種を有する、請求項1~8のいずれか一項に記載の液晶配向剤。
- 請求項1~9のいずれか一項に記載の液晶配向剤を用いて形成された液晶配向膜。
- 請求項10に記載の液晶配向膜を備える液晶素子。
- 請求項1~9のいずれか一項に記載の液晶配向剤を、導電膜を有する一対の基板における各導電膜上に塗布し、塗膜を形成する工程と、
前記塗膜を形成した一対の基板を、液晶層を介して前記塗膜が対向するように配置して液晶セルを構築する工程と、
前記導電膜間に電圧を印加した状態で前記液晶セル光照射する工程と、
を含む、液晶素子の製造方法。
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