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JP7592570B2 - エッチング装置及びエッチング方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、エッチング装置及びエッチング方法に関する。
半導体ウエハに孔や溝を形成する方法として、エッチングが知られている。
エッチング方法としては、例えば、半導体ウエハにマスク層を形成し、レーザスクライビングによってマスク層をパターニングし、パターニングしたマスク層をエッチングマスクとして使用して、半導体ウエハをプラズマエッチングする方法が知られている。また、エッチングとして、MacEtch(Metal-Assisted Chemical Etching)法が知られている。MacEtch法は、例えば、貴金属を触媒として用いて半導体基板をエッチングする方法である。半導体ウエハにアスペクト比の高いトレンチを設けるため、半導体ウエハをMacEtch液に長時間浸漬すると、トレンチ開口部の壁面に細孔状のダメージが発生し、トレンチ倒壊などの問題が発生する。
特開2004-109432号公報
伊藤利道,平木昭夫、多孔質シリコンの陽極化成、表面技術 Vol.46,No.5(1995)
実施形態によれば、触媒を使用したエッチングにおける加工不良を低減することが可能なエッチング装置及びエッチング方法が提供される。
実施形態によれば、半導体基板と、触媒層と、半導体基板材料の酸化物を溶解可能な第1薬液と、酸化剤を含む第2薬液とが用いられるエッチング装置が提供される。半導体基板は、第1主面及び第1主面と反対側に位置する第2主面を有する。触媒層は、半導体基板の第2主面に形成される。
エッチング装置は、第1薬液が収容され、半導体基板の第1主面で覆われる開口部を備える第1容器と、
第2薬液が収容され、触媒層の表面で覆われる開口部を備える第2容器と、
第1容器内と連通する第1流路と、
第2容器内と連通する第2流路と、
第1流路と第2流路の間に介在され、少なくともプロトンを透過可能な陽イオン交換膜と、
半導体基板に電場を印加する電場印加機と
を備える。
また、実施形態によれば、エッチング方法が提供される。
エッチング方法は、半導体基板の第1主面に結晶異方性エッチングで凹部を形成すること、
半導体基板の第1主面と反対側に位置する第2主面に触媒層を形成すること、
半導体基板材料の酸化物を溶解可能な第1薬液が半導体基板の第1主面に接し、酸化剤を含む第2薬液が触媒層に接し、第1薬液と第2薬液が、少なくともプロトンを透過可能な陽イオン交換膜を介してのプロトン相互拡散が可能であり、かつ半導体基板に電場が印加された状態で第1主面をエッチングすることを含む。
実施形態のエッチング装置を概略的に示す図。 実施形態のエッチング装置に使用される被処理基板と触媒層を模式的に示す断面図。 実施形態の方法の一工程を模式的に示す断面図。 実施形態の方法の一工程を模式的に示す断面図。 実施形態の方法の一工程を模式的に示す断面図。 実施形態の方法の一工程を模式的に示す断面図。 実施形態の方法の一工程を模式的に示す断面図。 実施形態の方法の一工程を模式的に示す断面図。 実施形態の方法の一工程を模式的に示す断面図。 実施形態の方法の一工程を模式的に示す断面図。 実施形態の方法の一工程を模式的に示す断面図。 実施形態の方法の一工程を模式的に示す断面図。 実施形態の方法の一工程を模式的に示す断面図。
以下、実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、同様又は類似した機能を発揮する構成要素には全ての図面を通じて同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
実施形態のエッチング装置は、例えば、半導体基板のエッチングに使用され得る。半導体は、例えば、シリコン(Si);ゲルマニウム(Ge);ヒ化ガリウム(GaAs)及び窒化ガリウム(GaN)などのIII族元素とV族元素との化合物からなる半導体;並びに炭化シリコン(SiC)から選択される。一例によれば、半導体基板は、シリコンを含んでいる。なお、ここで使用する用語「族」は、短周期型周期表の「族」である。
実施形態のエッチング装置の一例を図1を参照して説明する。
図1に示すエッチング装置は、第1開口部1aを有する第1容器1と、第2開口部2aを有する第2容器2と、第1流路1bと、第2流路2bと、少なくともプロトン(H+)を透過可能な陽イオン交換膜5と、電場印加機とを備える。電場印加機は、第1電極6と、第2電極7と、電源8とを備える。被処理基板3は、エッチング装置によりエッチング加工が施されるものである。触媒層4は、エッチング反応に用いられるものである。本例のエッチングは、MacEtch(Metal-Assisted Chemical Etching)技術に含まれ得る。
第1容器1の第1開口部1aは、第1容器1の底面に対して略平行な位置にある。また、第1容器1の側壁は、第1容器1の底面に対して略垂直方向に伸びている。第1容器1の側壁に第1流路1bが設けられている。第1流路1bは、第1容器1内の空間と連通している。第1容器は、例えば、第1薬液に耐性を有するプラスチックで形成されるか、もしくは接液部を当該プラスチックでライニングされているものであり得る。プラスチックの例として、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン-パーフルオロアルコキシエチレン共重合体(PFA)などのフッ素系樹脂が挙げられる。
第1容器1内には、半導体基板材料の酸化物を溶解可能な第1薬液9が収容される。半導体基板材料の酸化物の例として、上記種類から選択される半導体の酸化物が挙げられる。この酸化物は、例えば、SiOである。第1薬液9の例として、フッ化水素酸とフッ化アンモニウムのうち少なくとも一方を含む水溶液が挙げられる。好ましい第1薬液9の例は、フッ化水素酸を含む水溶液である。
第1薬液9におけるフッ化水素濃度は、0.4mol/L乃至20mol/Lの範囲内にあることが好ましく、0.8mol/L乃至16mol/Lの範囲内にあることがより好ましく、2mol/L乃至10mol/Lの範囲内にあることが更に好ましい。フッ化水素濃度が低すぎると、高いエッチングレートを達成することが難しい。フッ化水素濃度が高すぎると、加工方向(例えば、半導体基板の厚さ方向)のエッチングの制御性が低下する可能性がある。
第2容器2の第2開口部2aは、第2容器2の底面に対して略平行な位置にある。また、第2容器2の側壁は、第2容器2の底面に対して略垂直方向に伸びている。第2容器2の側壁に第2流路2bが設けられている。第2流路2bは、第2容器2内の空間と連通している。第2容器は、例えば、第2薬液に耐性を有するプラスチックで形成されるか、もしくは接液部を当該プラスチックでライニングされているものであり得る。プラスチックの例として、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン-パーフルオロアルコキシエチレン共重合体(PFA)などのフッ素系樹脂、塩化ビニル樹脂が挙げられる。
第2容器2内には、酸化剤を含む第2薬液10が収容される。酸化剤は、例えば、過酸化水素、硝酸、AgNO、KAuCl、HAuCl、KPtCl、HPtCl、Fe(NO、Ni(NO、Mg(NO、Na、K、KMnO及びKCrから選択される少なくとも1種とすることができる。有害な副生成物が発生せず、半導体素子の汚染も生じないことから、酸化剤としては過酸化水素が好ましい。
第2薬液10における過酸化水素などの酸化剤の濃度は、0.2mol/L乃至8mol/Lの範囲内にあることが好ましく、0.5mol/L乃至5mol/Lの範囲内にあることがより好ましく、0.5mol/L乃至4mol/Lの範囲内にあることが更に好ましい。酸化剤の濃度が低すぎると、高いエッチングレートを達成することが難しい。酸化剤の濃度が過剰に高すぎると、過剰なサイドエッチングを生じる可能性がある。
被処理基板3は、第1容器1と第2容器2の間に配置されている。被処理基板3の第1主面S1が、第1容器1の第1開口部1aを規定する端部に隣接している。端部と被処理基板3の第1主面S1との間には、Oリングなどのパッキンが介在されていても良い。被処理基板3の第1主面S1は、第1容器1の第1開口部1aを覆い、これにより被処理基板3の第1主面S1が第1薬液9と接している。
被処理基板3は、図2に例示されている通り、半導体基板3aと、マスク層3bとを含む。半導体基板3aは、例えば、半導体ウエハである。半導体ウエハには、不純物がドープされていてもよく、トランジスタやダイオードなどの半導体素子が形成されていてもよい。また、半導体ウエハの主面は、半導体の何れの結晶面に対して平行であってもよい。本例では、第1主面が(100)面であるシリコンウエハを用いる。
半導体基板3aのxy面に沿った第1主面にマスク層3bが設けられている。マスク層3bは、y軸方向に延びた開口を有する。開口は、x軸方向に一定の間隔で設けられていても良い。マスク層3bは、例えば、窒化ケイ素化合物などの無機材料から形成され得る。マスク層3bが開口している部分では、半導体基板3aのxy面に沿った第1主面が露出している。この露出した第1主面に、例えばV字形状の横断面を有する溝部3cが設けられている。V字形状の横断面を有する溝部3cは、z軸方向に深さを有し、また、y軸方向に延びている。V字形状の横断面は、溝部3cをx軸方向に切断した際に得られる断面である。V字形状の横断面を有する溝部3cは、底部面積が第1主面における開口面積よりも小さいテーパ形状を有する凹部の一例である。溝部3cの第1主面における開口面積は、例えば、溝部3cの第1主面における幅と長さから得られる。また、溝部3cの底部面積は、例えば、溝部3cの底面の幅と長さから得られる。V字形状の横断面を有する溝部3cは、底部面積がゼロの例である。溝部を垂直方向に加工するには、底面の幅が狭い方が良く、底部面積がゼロの場合が最も望ましい。
図2に例示されている通り、触媒層4は、半導体基板3aのxy面に沿った第2主面に形成されている。第2主面は、第1主面とは反対側もしくは裏側に位置している。触媒層4のxy面に沿った表面S2が、第2容器2の第2開口部2aを規定する端部に隣接している。端部と触媒層4の表面S2との間には、Oリングなどのパッキンが介在されていても良い。触媒層4のxy面に沿った表面S2は、第2容器2の第2開口部2aを覆い、これにより表面S2が第2薬液10と接している。
以上の説明の通り、第1容器1の第1開口部1aと第2容器2の第2開口部2aとの間に半導体基板3aを含む被処理基板3及び触媒層4が配置されている。半導体基板3a内部に液体は浸透しないため、被処理基板3及び触媒層4が隔壁として機能し、第1容器1内の第1薬液9と第2容器2の第2薬液10は、被処理基板3及び触媒層4を介して互いに接したり、混合することはない。
触媒層4は、例えば、貴金属を含む。貴金属は例えば、Au、Ag、Pt、Pd、Ru及びRhからなる群より選ばれる1以上の金属である。
触媒層4は、貴金属膜でも、貴金属粒子であっても良い。貴金属膜または貴金属粒子は、第2薬液10の反応を促進し、半導体基板3aに正孔(h+)を注入するための触媒として働く。
触媒層4は、不連続部を有していてもよい。
触媒層4の厚さは、0.01μm乃至0.3μmの範囲内にあることが好ましく、0.05μm乃至0.2μmの範囲内にあることがより好ましい。触媒層4の厚さは、触媒層4が貴金属膜の場合はその膜の厚さである。触媒層4が貴金属粒子の場合は、その厚さ方向に対して平行な断面を走査電子顕微鏡にて観察した画像における、触媒層4のxy面に沿った一表面からxy面に沿った他の表面までの距離である。
貴金属粒子の粒径は、0.001μm乃至1μmの範囲内にあることが好ましく、0.01μm乃至0.5μmの範囲内にあることがより好ましい。
なお、ここで、「粒径」は、以下の方法により得られる値である。先ず、触媒層4の主面を走査電子顕微鏡で撮影する。倍率は、10000倍乃至100000倍の範囲内とする。次に、画像の中から、貴金属粒子の各々について面積を求める。次いで、各貴金属粒子が球形であると仮定し、先の面積から貴金属粒子の直径を求める。この直径を、貴金属粒子の「粒径」とする。
触媒層4は、例えば、電解めっき、還元めっき、又は置換めっきによって形成することができる。触媒層4は、貴金属粒子を含む分散液の塗布、又は、蒸着及びスパッタリング法などの気相堆積法を用いて形成してもよい。
少なくともプロトンを透過可能な陽イオン交換膜5は、一方の面である第1面が流路1bの出口と接し、第1面と反対側に位置する第2面が流路2bの出口と接する。よって、流路1bの出口と流路2bの出口との間に陽イオン交換膜5が介在されている。第1薬液9と第2薬液10は、少なくともプロトンを透過可能な陽イオン交換膜5を介してのプロトン相互移動が可能である。これにより、第1薬液9と第2薬液10の電荷的中性が保たれ得る。なお、プロトンは、水和していても良い。また、プロトン以外の陽イオンの相互移動が可能であっても良い。一方、第1薬液9と第2薬液10それぞれに含まれる陰イオンは、陽イオン交換膜5を透過できない。陰イオンの例として、フッ化物イオン(F-)が挙げられる。
少なくともプロトンを透過可能な陽イオン交換膜5の例として、パーフルオロスルホン酸ポリマー含有膜が挙げられる。パーフルオロスルホン酸ポリマー含有膜は、第1薬液9の成分(例えばフッ酸)及び第2薬液10の酸化剤に対して優れた耐性を有する。パーフルオロスルホン酸ポリマー含有膜の一例として、市販のナフィオン膜が挙げられる。
電場印加機について説明する。第1電極6と第2電極7は、これらの間に第1容器1、被処理基板3、触媒層4及び第2容器2が位置するように設けられている。電源8は直流電源である。電源8のマイナス極に第1電極6が電気的に接続されている。電源8のプラス極に第2電極7が電気的に接続されている。第1電極6と第2電極7の間に形成された電場に、第1容器1、被処理基板3、触媒層4及び第2容器2が置かれている。これにより、半導体基板3aに電場が印加される。
図示することを省略するが、エッチング装置は、新たな第1,第2薬液を補充する機構、使用済みの第1,第2薬液を排出する機構を備えていても良い。
以上説明したエッチング装置を実施形態の方法に適用した例として、図3-13を参照して説明する。各図において、半導体基板3aの厚さ方向をz軸方向とし、半導体基板3aの厚さ方向と垂直な方向に沿った面(主面)をxy面としている。また、図1及び図2を参照して説明した部材には、同符号を付して説明を省略する。
(マスク層3bの形成)
結晶異方性エッチングの前に、マスク層3bを形成する工程を行うことができる。マスク層3bは、例えば以下の工程を含む方法によって準備される。この方法を図3から図7を参照して説明する。
図3に例示する通り、半導体基板3aのxy面に沿った第1主面にマスク層3bを形成する。
次いで、図4に例示する通り、半導体基板3a上のマスク層3b上にレジスト層11を形成する。レジスト層は、例えばフォトレジストから形成され得る。
次いで、図5に例示する通り、レジスト層11を所望のパターン形状に加工して開口11aを形成する。パターン形成は、例えば、フォトリソグラフィによって行われる。
次いで、図6に例示する通り、マスク層3bを所望のパターン形状に例えばエッチングなどで加工することにより、マスク層3bに開口12を設ける。
次いで、レジスト層を除去して、図7に例示する通り、半導体基板3aのxy面に沿った第1主面上に、開口12を有するマスク層3bを設ける。
(結晶異方性エッチング)
図8に示す通り、マスク層3bの開口12から露出している部分に結晶異方性エッチングにより凹部を形成する。第1主面が例えばシリコンウエハの(100)面であるので、V字状横断面を有する溝部3cが形成される。
結晶異方性エッチングは、例えば、TMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)、KOHなどを含むエッチング液による湿式エッチングを挙げることができる。
(触媒層4の形成)
例えば図9に示す通り、半導体基板のxy面に沿い、かつ第1主面の裏側もしくは反対側に位置する第2主面上に触媒層4を形成する。
(エッチング)
エッチングは、例えば、実施形態のエッチング装置を用いて行われる。実施形態のエッチング装置によるエッチング加工を、図10から図13を参照して説明する。図10から図13に示す例は、第1薬液9としてフッ化水素酸水溶液、第2薬液10として過酸化水素(H)水溶液、触媒層4としてAu層を使用した例である。
まず、エッチング装置の上記所定位置に被処理基板3と触媒層4をセットすると共に、第1容器1に第1薬液9を収容し、また、第2容器2に第2薬液10を収容する。これにより、半導体基板3aの第1主面に第1薬液9が接し、かつ触媒層4の表面に第2薬液10が接する。
電源8をオンにし、第1電極6と第2電極7との間に直流電場を形成し、半導体基板3aに直流電場を印加する。
図10に例示されている通り、触媒層4の表面に第2薬液10が接液しているため、酸化剤である過酸化水素の還元反応が生じ、これに伴って正孔が生じる。溝部3cは、V字形状の横断面を有するため、底部が先細った形状をしている。そのため、正孔は半導体基板3aの溝部3cの底部に集中する。その結果、半導体基板3aの溝部3cの底部において、半導体の酸化反応が生じ、例えばSi酸化物が生成する。
図11に例示されている通り、半導体基板3aの溝部3c内に第1薬液9が接液しているため、Si酸化物の第1薬液9への溶解反応が生じる、例えばSi酸化物が水溶性のヘキサフルオロケイ酸(HSiF)となって溶解する。その結果、図12に例示されている通り、凹部の底部からZ軸方向に平行な下方にエッチング加工が進行するため、トレンチ13が形成される。
その後、図13に例示されている通り、マスク層3bと触媒層4を半導体基板3aから除去する。
以上の説明の通り、半導体基板3aのトレンチが形成されるべき面側に、半導体基板材料の酸化物を溶解する成分が配置され、かつ半導体基板3aのこの面とは反対側に位置する面側に触媒層と酸化剤が配置されている。このような分離状態でエッチングすることにより、トレンチ壁面などの目的外の箇所が細孔状にエッチング加工されるのを抑制しつつ、半導体基板3aの溝部3cの底部からz軸方向に沿った下方にトレンチ13を形成することができる。従って、実施形態のエッチング方法によれば、アスペクト比の高いトレンチを加工する場合でも壁面に細孔状のダメージが発生するのを抑制することができる。また、触媒層4の形成において、粒子状の析出が必須ではなく、膜状の析出でも同様の加工が可能なため、触媒層形成の難易度を下げることができる。
なお、前述した図1では、半導体基板3aのxy面に沿った第1主面にV字状横断面を有する溝部3cを形成したが、溝などの凹部の形状はこれに限られるものではない。底部面積(ゼロを含む)が半導体基板3aの第1主面における開口面積よりも小さいテーパ形状を有する凹部であれば良い。凹部の他の例として、逆角錐形状の凹部などを挙げることができる。
実施形態の方法は、例えば、半導体基板にトレンチなどの凹部または貫通孔を形成するパターン形成方法に適用できる。また、実施形態の方法によれば、半導体基板に形成した凹部または貫通孔に、めっきにより導電層を形成するか、あるいは化学気相堆積(CVD)により誘電膜を形成したり、半導体基板の上方に配線層を形成する等の工程を経ることにより、半導体装置を製造することができる。
実施形態の装置及び方法を、第1主面が(100)面である厚さが625μmのシリコンウエハからなる半導体基板に適用した例を以下に説明する。
まず、半導体基板のxy面に沿った第1主面に、窒化ケイ素化合物からなるマスク層3bを図3~図7を参照して説明した方法によって形成する。
次いで、半導体基板3aの第1主面に、結晶異方性エッチングで凹部を形成する。エッチング液には、25wt%のKOHを使用する。形成された凹部は、x軸方向に沿って切断した横断面がV字形状を有する溝部3cであり、溝部3cのz軸方向に沿った深さは1.4μmである。溝部3cのx軸方向に沿った幅は2μmである。
また、半導体基板3aの第2主面にAu触媒層4をスパッタリングによって形成する。その後、半導体基板3aとAu触媒層4とを図1に示すエッチング装置に設置する。
第1薬液9として、20moL/Lの濃度のフッ化水素酸水溶液を用意し、第1容器1内に充填する。また、第2薬液10として、0.5moL/Lの濃度の過酸化水素水溶液を用意し、第2容器2内に充填する。
少なくともプロトンを透過可能な陽イオン交換膜5として、パーフルオロスルホン酸ポリマー含有膜(市販のナフィオン膜)を用意する。
電場印加機の電源8をオンにし、第1電極6と第2電極7の間に電位差が1~3Vの直流電場を印加する。なお、第1電極6から半導体主面までの距離を55mmである。距離55mmのうち50mmに第1薬液9が存在する。また、第2電極7から触媒層主面までの距離を55mmである。距離55mmのうち50mmに第2薬液10が存在する。
このようにしてエッチング加工により、半導体基板3aの溝部3cの底部からz軸方向に沿って下方に延びたトレンチ13を形成する。
上述の少なくとも一つの実施形態によれば、加工不良を低減することが可能なエッチング装置及びエッチング方法を提供することができる。
実施形態の発明を以下に付記する。
実施形態によれば、第1主面及び前記第1主面と反対側に位置する第2主面を有する半導体基板と、前記半導体基板の前記第2主面に形成される触媒層と、半導体基板材料の酸化物を溶解可能な第1薬液と、酸化剤を含む第2薬液とが用いられるエッチング装置であって、
前記第1薬液が収容され、前記半導体基板の前記第1主面で覆われる開口部を備える第1容器と、
前記第2薬液が収容され、前記触媒層の表面で覆われる開口部を備える第2容器と、
前記第1容器内と連通する第1流路と、
前記第2容器内と連通する第2流路と、
前記第1流路と前記第2流路の間に介在され、少なくともプロトンを透過可能な陽イオン交換膜と、
前記半導体基板に電場を印加するための電場印加機と
を備える、エッチング装置が提供される。
実施形態によれば、半導体基板の第1主面に結晶異方性エッチングで凹部を形成すること、
前記半導体基板の前記第1主面と反対側に位置する第2主面に触媒層を形成すること、
半導体基板材料の酸化物を溶解可能な第1薬液が前記半導体基板の前記第1主面に接し、酸化剤を含む第2薬液が前記触媒層に接し、前記第1薬液と前記第2薬液が、少なくともプロトンを透過可能な陽イオン交換膜を介してのプロトン相互拡散が可能であり、かつ前記半導体基板に電場が印加された状態で前記第1主面をエッチングすることを含む、エッチング方法が提供される。
また、実施形態によれば、半導体基板の第1主面に結晶異方性エッチングで凹部を形成すること、
前記半導体基板の前記第1主面と反対側に位置する第2主面に触媒層を形成すること、
半導体基板材料の酸化物を溶解可能な第1薬液が前記半導体基板の前記第1主面に接し、酸化剤を含む第2薬液が前記触媒層に接し、前記第1薬液と前記第2薬液が、少なくともプロトンを透過可能な陽イオン交換膜を介してのプロトン相互拡散が可能であり、かつ前記半導体基板に電場が印加された状態で前記第1主面をエッチングしてトレンチを形成すること、
前記トレンチの壁面に接して導電体を形成することにより配線パターンを形成することを含む、パターン形成方法が提供される。
また、実施形態によれば、半導体基板の第1主面に結晶異方性エッチングで凹部を形成すること、
前記半導体基板の前記第1主面と反対側に位置する第2主面に触媒層を形成すること、
半導体基板材料の酸化物を溶解可能な第1薬液が前記半導体基板の前記第1主面に接し、酸化剤を含む第2薬液が前記触媒層に接し、前記第1薬液と前記第2薬液が、少なくともプロトンを透過可能な陽イオン交換膜を介してのプロトン相互拡散が可能であり、かつ前記半導体基板に電場が印加された状態で前記第1主面をエッチングすること、
前記半導体基板の上方に配線層を形成することを含む、半導体装置の製造方法が提供される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…第1容器、1a…第1開口部、1b…第1流路、2…第2容器、2a…第2開口部、2b…第2流路、3…被処理基板、3a…半導体基板、3b…マスク層、3c…溝、4…触媒層、5…陽イオン交換膜、6…第1電極、7…第2電極、8…電源、9…第1薬液、10…第2薬液、11…レジスト層、11a…開口、12…開口、13…トレンチ、S1…第1主面、S2…表面。

Claims (8)

  1. 第1主面及び前記第1主面と反対側に位置する第2主面を有する半導体基板と、前記半導体基板の前記第2主面に形成される触媒層と、半導体基板材料の酸化物を溶解可能な第1薬液と、酸化剤を含む第2薬液とが用いられるエッチング装置であって、
    前記第1薬液が収容され、前記半導体基板の前記第1主面で覆われる開口部を備える第1容器と、
    前記第2薬液が収容され、前記触媒層の表面で覆われる開口部を備える第2容器と、
    前記第1容器内と連通する第1流路と、
    前記第2容器内と連通する第2流路と、
    前記第1流路と前記第2流路の間に介在され、少なくともプロトンを透過可能な陽イオン交換膜と、
    前記半導体基板に電場を印加する電場印加機と
    を備える、エッチング装置。
  2. 前記第1容器の前記開口部が前記半導体基板の前記第1主面で覆われることで前記第1薬液が前記第1主面と接し、
    前記第2容器の前記開口部が前記触媒層の前記表面で覆われることで前記第2薬液が前記表面と接し、
    前記半導体基板及び前記触媒層が、前記第1薬液と前記第2薬液を隔てる隔壁を兼ねている、請求項1に記載のエッチング装置。
  3. 前記電場印加機は、第1電極と、第2電極と、マイナス極が前記第1電極に電気的に接続され、かつプラス極が前記第2電極に電気的に接続される直流電源とを備え、
    前記電場印加機は、前記第1電極と前記第2電極との間に、前記第1容器、前記半導体基板、前記触媒層、前記第2容器が配置された状態で前記直流電源により前記第1電極と前記第2電極との間に電場を形成することで前記半導体基板に電場を印加する、請求項2に記載のエッチング装置。
  4. 前記少なくともプロトンを透過可能な陽イオン交換膜は、パーフルオロスルホン酸ポリマーを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のエッチング装置。
  5. 半導体基板の第1主面に結晶異方性エッチングで凹部を形成すること、
    前記半導体基板の前記第1主面と反対側に位置する第2主面に触媒層を形成すること、
    半導体基板材料の酸化物を溶解可能な第1薬液が前記半導体基板の前記第1主面に接し、酸化剤を含む第2薬液が前記触媒層に接し、前記第1薬液と前記第2薬液が、少なくともプロトンを透過可能な陽イオン交換膜を介してのプロトン相互拡散が可能であり、かつ前記半導体基板に電場が印加された状態で前記第1主面をエッチングすることを含む、エッチング方法。
  6. 前記第1主面に形成された前記凹部は、底部面積が前記第1主面における開口面積よりも小さいテーパ形状を有する、請求項5に記載のエッチング方法。
  7. 前記第1主面に形成された前記凹部は、前記半導体基板の厚さ方向に沿って切断した断面がV字形状である、請求項5に記載のエッチング方法。
  8. 前記少なくともプロトンを透過可能な陽イオン交換膜は、パーフルオロスルホン酸ポリマーを含む、請求項5~7のいずれか1項に記載のエッチング方法。

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