JP7581195B2 - 組換えミノムシ絹糸タンパク質の大量生産システム - Google Patents
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Description
(1)N末端側から順にN末端領域、中央領域、及びC末端領域を含むrbFib Hタンパク質を改変した改変型rbFib H(modified-rbFib H:m-rbFib H)タンパク質であって、前記m-rbFib Hタンパク質は、前記rbFib Hタンパク質のN末端領域の全部若しくは一部、又はC末端領域の全部若しくは一部が欠失しており、前記N末端領域は配列番号1で示すアミノ酸配列、配列番号1で示すアミノ酸配列において1又は複数個のアミノ酸が付加、欠失、又は置換したアミノ酸配列、又は配列番号1で示すアミノ酸配列と90%以上のアミノ酸同一性を有するアミノ酸配列からなり、前記中央領域は同一の及び/又は異なるアミノ酸配列からなる中央反復ユニットが3個以上連結してなり、前記C末端領域は配列番号2で示すアミノ酸配列、配列番号2で示すアミノ酸配列において1又は複数個のアミノ酸が付加、欠失、又は置換したアミノ酸配列、又は配列番号2で示すアミノ酸配列と90%以上のアミノ酸同一性を有するアミノ酸配列からなり、ここで前記中央反復ユニットは、グリシンとアラニンからなる2アミノ酸単位を30単位以上含み、そのN末端側に15~25個のアラニンを含むAlaクラスターを含む、全長120個~170個のアミノ酸からなる前記タンパク質。
(2)前記Alaクラスターは配列番号3又は4で示すアミノ酸配列からなる(1)に記載のm-rbFib Hタンパク質。
(3)前記中央反復ユニットは配列番号5~13で示すアミノ酸配列から選択される、(2)に記載のm-rbFib Hタンパク質。
(4)(1)~(3)のいずれかに記載のm-rbFib Hタンパク質をコードするm-rbFib H遺伝子。
(5)配列番号16、18、24、又は26で示すいずれかの塩基配列からなる、(4)に記載のm-rbFib H遺伝子。
(6)(4)又は(5)に記載のm-rbFib H遺伝子を宿主細胞内で発現可能な状態で含むm-rbFib H遺伝子発現ベクター。
(7)(6)に記載のm-rbFib H遺伝子発現ベクターを含む宿主からなる形質転換体又はその後代。
(8)前記宿主が微生物又は昆虫培養細胞である、(7)に記載の形質転換体又はその後代。
(9)m-rbFib Hタンパク質の製造方法であって、(7)又は(8)に記載の形質転換体又はその後代を所定の条件下で培養する培養工程、及び培養工程後の培養液及び/又は形質転換体からm-rbFib Hタンパク質を調製する調製工程を含む前記製造方法。
本明細書は本願の優先権の基礎となる日本国特許出願番号2019-097154号の開示内容を包含する。
1-1.概要
本発明の第1の態様は、改変型組換えミノムシフィブロインH鎖(modified-recombinant bagworm Fib H:本明細書では、しばしば「m-rbFib H」と表記する)タンパク質である。m-rbFib Hタンパク質は、本発明者らが新たにクローニングしたrbFib H遺伝子に、さらなる改変を加えた改変型組換えミノムシフィブロインH鎖遺伝子(m-rbFib H遺伝子)によってコードされたタンパク質である。
本明細書で頻用する以下の用語について、以下の通り定義する。
なお、本明細書において、単に「Fib H」と表記した場合には、原則として由来生物名を特定しない。特定の生物由来のFib Hタンパク質を表す場合には、カイコFib Hタンパク質(silkworm Fib Hタンパク質:sFib Hタンパク質)やミノムシFib Hタンパク質(bagworm Fib Hタンパク質:bFib Hタンパク質)のように、その由来生物名又はそのイニシャルをFib Hの前に付すものとする。
1-3-1.組換えミノムシフィブロインH鎖(rbFib H)タンパク質の構成
本明細書におけるrbFib Hタンパク質は、基本構成成分としてN末端側から順にN末端領域、中央領域、及びC末端領域を含む。さらに、シグナル配列や標識ペプチドを含むこともできる。前記各領域は、それぞれ直接連結されていてもよいし、任意のリンカー配列を介して間接的に連結されていてもよい。以下、それぞれの領域について具体的に説明をする。
「N末端領域」は、rbFib Hタンパク質を構成するアミノ酸配列において、図1で示すように、次述の中央領域のN末端側に位置するアミノ酸領域をいう。具体的には、配列番号1で示すアミノ酸配列、配列番号1で示すアミノ酸配列において1又は複数個のアミノ酸が付加、欠失、又は置換したアミノ酸配列、又は配列番号1で示すアミノ酸配列と90%以上、91%以上、92%以上、93%以上、94%以上、95%以上、96%以上、97%以上、98%以上、又は99%以上のアミノ酸同一性を有するアミノ酸配列が該当する。また、本明細書において、アミノ酸の置換は、保存的アミノ酸置換であることが好ましい。保存的アミノ酸置換であれば、野生型タンパク質と実質的に同等な構造又は性質を有し得るからである。保存的アミノ酸とは、同じアミノ酸群に分類されるアミノ酸どうしの関係をいう。前記アミノ酸群には、非極性アミノ酸群(グリシン、アラニン、フェニルアラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、プロリン、トリプトファン)、極性アミノ酸群(非極性アミノ酸以外のアミノ酸)、荷電アミノ酸群(酸性アミノ酸(アスパラギン酸、グルタミン酸)及び塩基性アミノ酸群(アルギニン、ヒスチジン、リジン)、非荷電アミノ酸群(荷電アミノ酸以外のアミノ酸)、芳香族アミノ酸群(フェニルアラニン、トリプトファン、チロシン)、分岐鎖アミノ酸群(ロイシン、イソロイシン、バリン)、ならびに脂肪族アミノ酸群(グリシン、アラニン、ロイシン、イソロイシン、バリン)等が知られている。本明細書において「複数個」とは、例えば、2~20個、2~15個、2~10個、2~7個、2~5個、2~4個又は2~3個をいう。「アミノ酸同一性」とは、二つのアミノ酸配列を整列(アラインメント)し、必要に応じていずれかのアミノ酸配列にギャップを導入しながら、両者のアミノ酸一致度が最も高くなるようにしたときの配列番号1のアミノ酸残基数に対する同一アミノ酸残基の割合(%)をいう。アミノ酸同一性は、BLASTやFASTAによるタンパク質の検索システムを用いて算出することができる(Karlin,S.et al., 1993, Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 90: 5873-5877;Altschul,S.F.et al., 1990, J. Mol. Biol., 215: 403-410;Pearson,W.R.et al., 1988, Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 85: 2444-2448)。
「中央領域」は、bFib Hタンパク質の物性を示す領域で、同一の及び/又は異なるアミノ酸配列からなる中央反復ユニットが複数個連結して構成される。中央反復ユニットの個数は3個以上であれば限定はしない。上限は特になく、例えば、中央反復ユニットを、10個、20個、30個、40個、50個、60個、70個、80個、90個、100個、150個、200個、250個、300個、350個、400個、450個、500個、又はそれ以上含んでいてもよい。
「C末端領域」は、rbFib Hタンパク質を構成するアミノ酸配列において、図1で示すように、次述の中央領域のC末端側に位置するアミノ酸領域をいう。具体的には、配列番号2で示すアミノ酸配列、配列番号2で示すアミノ酸配列において1又は複数個のアミノ酸が付加、欠失、又は置換したアミノ酸配列、又は配列番号2で示すアミノ酸配列と90%以上のアミノ酸同一性を有するアミノ酸配列が該当する。
本発明のrbFib Hタンパク質は、必要に応じてシグナルペプチドをN末端領域のN末端側に含むことができる。
本発明のrbFib Hタンパク質は、必要に応じて標識ペプチド含むことができる。「標識ペプチド」とは、目的とするポリペプチド(ここではrbFib Hタンパク質)と共に発現し、目的のポリペプチドの活性を阻害又は抑制することなく、その検出又は抽出する際の指標となるペプチドをいう。通常、標識ペプチドは、融合ポリペプチドの形態でrbFib Hタンパク質と共に発現するように構成されている。標識ペプチドを配置する位置は限定しないが、一般にはrbFib Hタンパク質のN末端側及び/又はC末端側に配置される。標識ペプチドの例として、限定はしないが、ヒスチジン(His)タグ(例えば、(His)6~(His)10)、FLAGタグ、mycタグ、又はHAタグのようなペプチドタグやGFPタンパク質等が挙げられる。
本態様のm-rbFib Hタンパク質は、前記組換えミノムシフィブロインH鎖タンパク質のN末端領域の全部若しくは一部、及び/又はC末端領域の全部若しくは一部が欠失した構成を有する。ここで言う「一部」とは、N末端領域又はC末端領域を構成するアミノ酸配列のうち1個、又は連続する若しくは非連続の2個以上のアミノ酸で、かつ全部未満のアミノ酸をいう。好ましくは、N末端領域又はC末端領域の機能を喪失し得るアミノ酸数が該当する。例えば、連続する若しくは非連続の5個、8個、10個、12個、15個、18個、20個以上のアミノ酸である。
2-1.概要
本発明の第2態様は、m-rbFib H遺伝子である。本態様のm-rbFib H遺伝子は第1態様に記載のm-rbFib Hタンパク質をコードする遺伝子である。
本発明のm-rbFib H遺伝子を大腸菌等の宿主細胞内で発現させることによって、改変前のrbFib H遺伝子の15倍以上も組換えタンパク質を発現させることができる。
2-2-1.組換えミノムシフィブロインH鎖(rbFib H)遺伝子の構成
本明細書におけるrbFib H遺伝子は、本発明者らがオオミノガ終齢幼虫の絹糸腺から調製したcDNAライブラリーより新たにクローニングしたrbFib H遺伝子である。rbFib H遺伝子は、特開2018-074403にその部分配列が開示されているが、今回、本発明者らは、特開2018-074403で未同定だったN末端領域及びC末端領域を含む新たなrbFib H遺伝子のクローニングに成功した。本明細書におけるrbFib H遺伝子は、そのクローニングで得られたrbFib H遺伝子の部分的な塩基配列情報に基づいて、基本構成成分であるN末端領域、中央領域、及びC末端領域をコードする塩基配列を含むように再構成した組換え遺伝子である。
本態様のm-rbFib H遺伝子は、前記m-rbFib Hタンパク質をコードする遺伝子である。本明細書におけるm-rbFib H遺伝子は、第1態様のm-rbFib Hタンパク質をコードする限りその塩基配列は限定しない。m-rbFib H遺伝子の具体的な塩基配列の例として、後述する実施例で構築したbw592ΔN遺伝子の配列番号16で示す塩基配列、bw592ΔC遺伝子の配列番号18で示す塩基配列、bw753ΔN遺伝子の配列番号24で示す塩基配列、又はbw753ΔC遺伝子の配列番号26で示す塩基酸配列が挙げられる。
3-1.概要
本発明の第3の態様は、m-rbFib H遺伝子発現ベクターである。本発明の発現ベクターは、第2態様に記載のm-rbFib H遺伝子を大腸菌等の宿主細胞内において発現可能な状態で含んでいる。
本発明の発現ベクターを宿主に導入することで、その形質転換体は、rbFib H遺伝子発現ベクターの形質転換と比較して15倍以上ものm-rbFib Hタンパク質を生産することができる。
3-2-1.改変型ミノムシFib H遺伝子発現ベクターの構成要素
本発明のm-rbFib H遺伝子発現ベクターは、宿主細胞内でm-rbFib H遺伝子を発現可能なように構成されている。本態様のm-rbFib H遺伝子発現ベクターは、コアベクター、m-rbFib H遺伝子、及びプロモーターを必須の構成成分として含む。また、ターミネーター、エンハンサー、マルチクローニングサイト、選抜マーカー、ポリアデニル化シグナル、リボソーム結合部位、複製開始点等を選択的構成成分として含むことができる。以下、本態様のm-rbFib H遺伝子発現ベクターの各構成成分について具体的に説明をする。
コアベクターは、本態様のm-rbFib H遺伝子発現ベクターの骨格部分を構成するベクターである。コアベクターには、様々なベクターを利用することができる。例えば、プラスミド若しくはバクミド(Bacmid)のような自律複製可能なベクター、ウイルスベクター、又は染色体中に相同組換え可能なベクターが挙げられる。通常は、プラスミドで足りる。コアベクターとして、一般には導入する宿主生物の細胞内で複製可能なベクターが選択される。また、コアベクターは、大腸菌等の他の細菌と節足動物間で複製可能なシャトルベクターであってもよい。さらに、pETシステムのような、ライフサイエンスメーカー各社から、コアベクター中に後述するプロモーター、ターミネーター、マルチクローニングサイト、選抜マーカー等が既に挿入されたタンパク質発現用ベクターが市販されており、それらをm-rbFib H遺伝子発現ベクターに利用することもできる。
本発明のm-rbFib H遺伝子発現ベクターに包含されるm-rbFib H遺伝子は、前記第2態様に記載したm-rbFib H遺伝子である。したがって、ここでの説明は省略する。
m-rbFib H遺伝子は、m-rbFib H遺伝子発現ベクターにおいて次述のプロモーター制御下に配置される。
m-rbFib H遺伝子発現ベクターに含まれるプロモーターは、本発明のm-rbFib H遺伝子発現ベクターにおいてm-rbFib H遺伝子の発現を制御する必須構成成分である。プロモーターは、宿主細胞内で転写制御機能を有するプロモーターであれば、特に限定はしない。当該分野で公知のプロモーターを用いればよい。一般的には、例えば、宿主内で目的の遺伝子を、過剰に発現可能な過剰発現型プロモーター、恒常的に発現可能な構成的活性型プロモーター、そして自由に発現制御できる発現誘導型プロモーター等が知られている。いずれのプロモーターを用いてもよく、本発明のm-rbFib H遺伝子発現ベクターの使用用途を勘案して適宜定めればよい。
ターミネーターは、本発明のm-rbFib H遺伝子発現ベクターにおいてm-rbFib H遺伝子の発現時にその転写を終結できる塩基配列で構成される。プロモーターにより転写されたm-rbFib H遺伝子の転写を終結できる配列であれば特に限定はしない。
エンハンサーは、プロモーターを制御する調節因子であり、本発明のm-rbFib H遺伝子発現ベクターにおける選択構成成分である。エンハンサーはm-rbFib H遺伝子発現ベクター内でプロモーターを制御可能な位置に配置すればよい。
マルチクローニングサイトは、クローニング用制限酵素部位を多数包含するクラスター領域で、本発明のm-rbFib H遺伝子発現ベクターにおける選択構成成分である。マルチクローニングサイトを構成する塩基配列や包含する制限酵素部位の種類及び数については特に制限はしない。また、m-rbFib H遺伝子発現ベクターにおけるマルチクローニングサイトの数や配置される位置についても制限はしないが、m-rbFib H遺伝子を発現可能な状態でm-rbFib H遺伝子発現ベクターには、少なくともプロモーターの制御領域範囲内に配置しておくことが好ましい。
選択マーカーは、宿主が本発明のm-rbFib H遺伝子発現ベクターを保持していることを示す確認用マーカーとして機能し得る。選択マーカーには、一般に、酵素、蛍光タンパク質、色素合成タンパク質又は発光タンパク質等をコードする遺伝子が利用される。例えば、薬剤耐性遺伝子(例えば、テトラサイクリン耐性遺伝子、アンピシリン耐性遺伝子、カナマイシン耐性遺伝子、ハイグロマイシン耐性遺伝子、スペクチノマイシン耐性遺伝子、クロラムフェニコール耐性遺伝子又はネオマイシン耐性遺伝子)、栄養素遺伝子(例えば、ロイシン、ウラシル、アデニン、ヒスチジン、リジン又はトリプトファンの生合成遺伝子)、蛍光又は発光レポーター遺伝子(例えば、ルシフェラーゼ、β-ガラクトシダーゼ、β-グルクロニダーゼ(GUS)、又はGFP)、酵素遺伝子(ネオマイシンホスホトランスフェラーゼII(NPT II)、ジヒドロ葉酸還元酵素等)、ブラストサイジンS耐性遺伝子等の酵素遺伝子が挙げられる。一つのm-rbFib H遺伝子発現ベクターに同一の又は異なる複数の選択マーカーを包含することができる。
m-rbFib H遺伝子発現ベクターは、当該分野で公知の遺伝子組換え技術を用いて構築することができる。限定はしないが、得られたm-rbFib H遺伝子の両末端を適当な制限酵素で切断処理した後、精製し、コアベクター中のプロモーター制御下で、かつその制限部位と連結可能な制限部位に挿入する方法が一般的である。
4-1.概要
本発明の第4の態様は、m-rbFib H遺伝子発現ベクターの導入によって形質転換した形質転換体又はその後代である。本発明の形質転換体又はその後代は、細胞内に第3態様のm-rbFib H遺伝子発現ベクターを包含することを特徴とする。
本発明の形質転換体は、第3態様のm-rbFib H遺伝子発現ベクターを細胞内に包含している。つまり、第3態様のm-rbFib H遺伝子発現ベクターの導入によって形質転換された宿主が本態様の形質転換体となる。したがって、本態様の形質転換体は、宿主及び第3態様のm-rbFib H遺伝子発現ベクターで構成されている。
(1)宿主
本発明の形質転換体を構成する宿主は、m-rbFib H遺伝子発現ベクターに包含されたm-rbFib H遺伝子を発現できる微生物又は細胞であれば、特に制限はされない。宿主が微生物であれば、例えば、大腸菌(Escherichia coli)、枯草菌(Bacillus subtilis)のような原核細胞生物や、出芽酵母(Saccharomyces cerevisiae)又は分裂酵母(Schizosaccharomyces pombe)のような真菌が挙げられる。また、宿主が真核細胞であれば、昆虫細胞(例えば、Sf9、Sf21、SF+、High-Five、BmN4)等の培養細胞が挙げられる。
本発明の形質転換体又はその後代に包含されるm-rbFib H遺伝子発現ベクターは、第3態様に記載のm-rbFib H遺伝子発現ベクターである。m-rbFib H遺伝子発現ベクターは、宿主ゲノム内に組み込まれていても構わない。
本明細書で「後代」とは、子孫個体をいう。子孫個体は、分裂個体等により発生する無性生殖個体、及び有性生殖により発生する有性生殖個体のいずれも含む。
本発明の形質転換体の作製は、宿主へのm-rbFib H遺伝子発現ベクターの導入によって行われる。m-rbFib H遺伝子発現ベクターの導入方法は、導入する宿主に応じた公知の導入方法を用いればよい。細菌や酵母に該ベクターを導入する方法であれば、例えば、ヒートショック法、カルシウムイオン法、エレクトロポレーション法、スフェロプラスト法、酢酸リチウム法等が挙げられる。これらの技術は、いずれも当該分野で公知であり、様々な文献に記載されている。例えば、Green & Sambrook, Molecular Cloning: A Laboratory Manual, 4th Ed., (2012),Cold Spring Harbor Laboratory Pressに記載の方法を参照にすればよい。また、細胞に該ベクターを導入する方法であれば、例えば、リポフェクチン法(PNAS,1989,86: 6077;PNAS, 1987,84: 7413)、エレクトロポレーション法、リン酸カルシウム法(Virology, 1973, 52: 456-467)、リポソーム法、DEAE-Dextran法等が好適に用いられる。
5-1.概要
本発明の第5の態様は、m-rbFib Hタンパク質の製造方法である。本製造方法で得られるm-rbFib Hタンパク質がミノムシ絹糸産業上の目的のタンパク質である。本態様の製造方法によれば、m-rbFib Hタンパク質を大腸菌等の形質転換体細胞内で大量に生産することができる。
本態様の製造方法は、培養工程及び調製工程を必須の工程として含む。以下、各工程について説明をする。
(1)培養工程
「培養工程」は、第4態様の形質転換体又はその後代を所定の条件下で培養する工程をいう。所定の条件とは、形質転換体の宿主の至適培養条件をいう。例えば、宿主が大腸菌であれば、LB培地等の公知培地に植菌後、37℃で通気処理を行いながら6時間~12時間培養する条件をいう。この培養条件は、宿主の種類に応じて公知の方法で適宜至適培養方法を適用すればよい。
「調製工程」は、培養工程後の培養液及び/又は形質転換体からm-rbFib Hタンパク質を調製する調製工程である。m-rbFib H遺伝子ベクターに含まれるm-rbFib H遺伝子がシグナルDNAを含む場合、発現したm-rbFib Hタンパク質は、細胞外に分泌されることから、生合成されたm-rbFib Hタンパク質の多くは、培養液中に存在する。一方、m-rbFib H遺伝子がシグナルDNAを含まない場合、生合成されたm-rbFib Hタンパク質は、宿主細胞内に蓄積される。本工程では、培養液又は形質転換体細胞内に存在するm-rbFib Hタンパク質を回収する工程である。
(目的)
特開2018-074403で同定されたミノムシFib H遺伝子の塩基情報を用いて、新たにミノムシFib H遺伝子をクローニングした後、rbFib H遺伝子を構築する。
(方法)
オオミノガの終齢幼虫から絹糸腺を摘出し、RNeasy Mini Kit(QIAGEN社)を用いて総RNAを抽出した。続いて、総RNAを鋳型に、ランダムヘキサマーをプライマーとして、SuperScript III First-Strand Synthesis SuperMix(Invitrogen社)を用いて、オオミノガのcDNAライブラリーを作製した。
bFib H遺伝子の5'末端側のcDNAクローニングのため、配列番号30及び31からなるPCRプライマーペアをデザインした。そのプライマーペアとPrimeSTAR GXL DNA Polymerase(タカラバイオ社)を用いて使用説明書記載の標準プロトコル(98℃、2分→[98℃、10秒→68℃、2分]×30サイクル→68℃、2分→4℃)でPCRを行った。増幅産物をアガロースゲル電気泳動で分離した後、約1,600bpのバンドを切出し、Wizard(登録商標) SV Gel and PCR Clean-Up System(Promega社)を用いて、DNA断片を抽出及び精製した。得られたDNA断片をMighty Cloning Reagent Set (Blunt End)(タカラバイオ社)を用いてpUC118ベクターのHincII部位に挿入し、bFib H遺伝子の5'末端領域を含むプラスミドベクター「pUC118-bw-N」を調製した。続いて、挿入断片の塩基配列を決定した。その結果、配列番号32で示す1,608bpからなるbFib H遺伝子の5'末端領域の塩基配列情報が明らかになった。この5'末端領域は、bFib Hタンパク質のN末端側から順にシグナル配列、N末端領域、及び中央反復領域の一部をコードする。
bFib H遺伝子の3'末端側のcDNAクローニングのため、配列番号37及び38からなるPCRプライマーペアをデザインした。そのプライマーペアとPrimeSTAR GXL DNA Polymerase(タカラバイオ社)を用いて使用説明書記載の標準プロトコル(98℃、2分→[98℃、10秒→68℃、2分]×30サイクル→68℃、2分→4℃)でPCRを行った。増幅産物をアガロースゲル電気泳動で分離した後、約1,200bpのバンドを切出し、Wizard(登録商標) SV Gel and PCR Clean-Up System(Promega社)を用いて、DNA断片を抽出及び精製した。得られたDNA断片をMighty Cloning Reagent Set (Blunt End)(タカラバイオ社)を用いてpUC118ベクターのHincII部位に挿入し、bFib H遺伝子の3'末端領域を含むプラスミドベクター「pUC118-bw-C」を調製した。続いて、挿入断片の塩基配列を決定した。その結果、配列番号39で示す1,179bpからなるbFib H遺伝子の3'末端領域の塩基配列情報が明らかになった。この3'末端領域は、bFib Hタンパク質のN末端側から順に中央反復領域の一部、及びC末端領域をコードする。
(i)rbFib H遺伝子を構築するために、(1)で調製したpUC118-bw-N-SをNheI/HindIIIによって処理した。切断産物をアガロースゲル電気泳動で分離した後、pUC118-bw-N-S由来の585bpのバンドをゲルから切出し、Wizard(登録商標) SV Gel and PCR Clean-Up System(Promega社)を用いて、DNA断片を抽出及び精製した。得られたpUC118-bw-N-S由来のDNA断片を「bw-N-S(N/H)」とした。次に、(2)で調製したpUC118-bw-CをNheI/HindIIIによって切断処理した。得られた開環状プラスミドベクターを「pUC118-bw-C(N/H)」とし、このpUC118-bw-C(N/H)を前記bw-N-S(N/H)と連結反応させて、「pUC118-bw592」クローニングベクターを得た。
(目的)
実施例1でクローニングしたrbFib H遺伝子を発現可能な状態で包含する遺伝子発現ベクターを構築する。また、その遺伝子発現ベクターを宿主である大腸菌に導入し、rbFib H遺伝子を発現可能な大腸菌形質転換体を調製する。
(1)rbFib H遺伝子発現ベクターの構築
実施例1の(3)で調製したbw592遺伝子及びbw753遺伝子を大腸菌で発現させるために、pUC118-bw592及びpUC118-bw753の各クローニングベクターをNcoI/XhoIで処理して、bw592及びbw753のDNA断片を得た。続いて、発現ベクターpET-22b(+)(Novagen社)を同様にNcoI/XhoIで処理した後、同部位にbw592及びbw753をそれぞれ挿入した。得られた発現ベクターをそれぞれ「pET-22b-bw592」及び「pET-22b-bw753」とした。
(2)rbFib H遺伝子を発現する大腸菌形質転換の調製
(1)で構築した各rbFib H遺伝子発現ベクターを精製後、大腸菌BL21(DE3)株、BLR(DE3)株、及びRosetta2(DE3)株(いずれもNovagen社)の細胞内に常法を用いて導入してrbFib H遺伝子を発現可能な大腸菌形質転換体(rbFib H発現大腸菌株)を調製した。
(目的)
実施例1でクローニングしたrbFib H遺伝子に様々な変異を加えた改変型rbFib H遺伝子(m-rbFib H遺伝子)を構築する。また、その遺伝子発現ベクターを宿主である大腸菌に導入し、m-rbFib H遺伝子を発現可能な大腸菌形質転換体を調製する。
(方法)
(1)m-rbFib HΔC遺伝子発現ベクターの構築
rbFib H遺伝子であるbw592遺伝子及びbw753遺伝子のそれぞれについて、絹糸の物性に関連性の高い中央反復領域を維持しながらC末端領域をコードする塩基配列を欠失させたrbFib H遺伝子のΔC末端欠失型改変体(「m-rbFib HΔC遺伝子」と表記する)をPCR法により作製した。
rbFib H遺伝子であるbw592遺伝子及びbw753遺伝子のそれぞれについて、絹糸の物性に関連性の高い中央反復領域を維持しながらN末端領域をコードする塩基配列を欠失させたrbFib H遺伝子のΔN末端欠失型改変体(「m-rbFib HΔN遺伝子」と表記する)をPCR法により作製した。
rbFib H遺伝子であるbw592遺伝子及びbw753遺伝子のそれぞれについて、絹糸の物性に関連性の高い中央反復領域のみを維持しながらN末端領域とC末端領域をそれぞれコードする塩基配列を欠失させたrbFib H遺伝子の両末端欠失型改変体(「m-rbFib HΔN/C遺伝子」と表記する)をPCR法により作製した。
(1)~(3)で構築した各m-rbFib H遺伝子発現ベクターを精製後、大腸菌BL21(DE3)株(Novagen社)の細胞内に常法を用いて導入してm-rbFib H遺伝子を発現可能な大腸菌形質転換体(m-rbFib H発現大腸菌株)を調製した。bw592遺伝子、bw592ΔN遺伝子、bw592ΔC遺伝子、bw592ΔN/C遺伝子、bw753遺伝子、bw753ΔN遺伝子、bw753ΔC遺伝子、及びbw753ΔN/C遺伝子を導入した形質転換体をそれぞれbw592株、bw592ΔN株、bw592ΔC株、bw592ΔN/C株、bw753株、bw753ΔN株、bw753ΔC株、及びbw753ΔN/C株と表記する。
(目的)
実施例2及び3で調製した各種rbFib H発現大腸菌株又はm-rbFib H発現大腸菌株でrbFib Hタンパク質又はm-rbFib Hタンパク質を発現させ、その発現量を検証する。
(方法)
実施例2及び3で調製した各種rbFib H発現大腸菌株(bw592株、bw753株)又はm-rbFib H発現大腸菌株(bw592ΔN株、bw592ΔC株、bw592ΔN/C株、bw753ΔN株、bw753ΔC株、及びbw753ΔN/C株)をそれぞれLB培地(Thermo Fisher Scientific社)に植菌し、37℃で培養後、WPA CO8000 Cell Dense Meter(Biowave社)を用いて濁度を測定した。濁度が0.4~0.6に達した時点で、IPTGを終濃度1mMになるように添加し、さらに25℃で4時間培養した。培養後、遠心にて集菌し、可溶化用緩衝液(Lysonase(Merck社)及びPMSF(Sigma-Aldrich社)を添加したBugBuster reagent(Merck社))に懸濁し、室温に10分間放置した後、4℃で20,000×Gで15分間遠心して、上清を回収した。上清を10%又は12%のSDS-ポリアクリルアミドゲルで電気泳動した後、分離されたペプチドをトランスブロットTurbo転写システム(Bio-Rad社)を用いて1.3A、25V、7分間の印加条件でPVDF膜に転写した。
結果を図2に示す。この図から、改変を加えていないrbFib Hタンパク質を発現するbw592株では目的のrbFib Hタンパク質は発現したものの、その量は多くはなかった(レーン1)。Fib Hタンパク質の基本構成成分を含むrbFib Hタンパク質を大腸菌で発現させた場合、何らかの制御機構により発現抑制作用が働くようである。この未知の制御機構は、微生物発現系等でrbFib Hタンパク質を大量生産するという本発明の目的において、極めて不都合である。
本明細書で引用した全ての刊行物、特許及び特許出願は、そのまま引用により本明細書に組み入れられるものとする。
Claims (9)
- N末端側から順にN末端領域、中央領域、及びC末端領域を含む組換えミノムシフィブロインH鎖タンパク質を改変した発現増強改変型組換えミノムシフィブロインH鎖タンパク質であって、
前記発現増強改変型組換えミノムシフィブロインH鎖タンパク質は、前記組換えミノムシフィブロインH鎖タンパク質の
N末端領域の全部若しくは前記組換えミノムシフィブロインH鎖タンパク質の発現抑制機能を喪失させる20個以上のアミノ酸、又は
C末端領域の全部若しくは前記組換えミノムシフィブロインH鎖タンパク質の発現抑制機能を喪失させる5個以上のアミノ酸が欠失しており、
前記N末端領域は
配列番号1で示すアミノ酸配列、又は
配列番号1で示すアミノ酸配列と90%以上のアミノ酸同一性を有し、かつ前記組換えミノムシフィブロインH鎖タンパク質の発現抑制機能を有するアミノ酸配列
からなり、
前記中央領域はミノムシフィブロインH鎖タンパク質の物性を示す領域で、同一の及び/又は異なるアミノ酸配列からなる中央反復ユニットが3個以上連結してなり、
前記C末端領域は
配列番号2で示すアミノ酸配列、
又は
配列番号2で示すアミノ酸配列と90%以上のアミノ酸同一性を有し、かつ前記組換えミノムシフィブロインH鎖タンパク質の発現抑制機能を有するアミノ酸配列
からなり、ここで
前記中央反復ユニットは、グリシンとアラニンからなる2アミノ酸単位を30単位以上含み、そのN末端側に15~25個のアラニンを含むアラニンクラスターを含む、全長120個~170個のアミノ酸からなる
前記タンパク質。 - 前記アラニンクラスターは配列番号3又は4で示すアミノ酸配列からなる、請求項1に記載の発現増強改変型組換えミノムシフィブロインH鎖タンパク質。
- 前記中央反復ユニットは配列番号5~13で示すアミノ酸配列から選択される、請求項2に記載の発現増強改変型組換えミノムシフィブロインH鎖タンパク質。
- 請求項1~3のいずれか一項に記載の発現増強改変型組換えミノムシフィブロインH鎖タンパク質をコードする発現増強改変型組換えミノムシフィブロインH鎖遺伝子。
- 配列番号16、18、24、又は26で示すいずれかの塩基配列からなる、請求項4に記載の発現増強改変型組換えミノムシフィブロインH鎖遺伝子。
- 請求項4又は5に記載の発現増強改変型組換えミノムシフィブロインH鎖遺伝子を宿主細胞内で発現可能な状態で含む発現増強改変型組換えミノムシフィブロインH鎖遺伝子発現ベクター。
- 請求項6に記載の発現増強改変型組換えミノムシフィブロインH鎖遺伝子発現ベクターを含む宿主からなる形質転換体又は前記発現ベクターを含むその後代。
- 前記宿主が微生物又は昆虫培養細胞である、請求項7に記載の形質転換体又はその後代。
- 発現増強改変型組換えミノムシフィブロインH鎖タンパク質の製造方法であって、請求項7又は8に記載の形質転換体又はその後代を所定の条件下で培養する培養工程、及び
培養工程後の培養液及び/又は形質転換体から発現増強改変型組換えミノムシフィブロインH鎖タンパク質を調製する調製工程
を含む前記製造方法。
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