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JP7553151B1 - ボトリオコッセンを有効成分として含有する皮膚美容用組成物 - Google Patents

ボトリオコッセンを有効成分として含有する皮膚美容用組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、皮膚の美容上望ましくない変化を予防又は軽減するための、ボトリオコッセンを有効成分として含有する皮膚美容用組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】ボトリオコッセンが、皮膚の美容上望ましくない変化をもたらすROSの産生及びその下流の作用を抑制することを複数の試験により実証して、ボトリオコッセンが、皮膚の美容上望ましくない変化の予防又は軽減に利用できるという未知の可能性を見出すに至った。
【選択図】図7

Description

本発明は、皮膚の美容上望ましくない変化を予防又は軽減するための、ボトリオコッセンを有効成分として含有する皮膚美容用組成物に関する。
皮膚は、様々な外因性及び内因性因子によるストレスに絶え間無く晒されている。そのようなストレス因子としては、日光暴露(特に日光に含まれるUVB;光老化)、風、熱、乾燥、湿潤、家庭用界面活性剤等化学物質との接触、研磨剤等皮膚に機械的刺激を与える物質との接触、喫煙、アルコール、薬物の副作用、身体的又は心理的ストレス、加齢その他による皮膚の生化学的変化、ホルモン異常、疲労、座そう、栄養不良、疾病、生物時計の不調等が挙げられる。
これらの因子によるストレスは、皮膚の眼に見える外観、臨床的及び物理的性質、及び生理的及び組織的な機能に美容的に望ましくない低下をもたらす。皮膚は疲労し、皮膚組織の生物的及び機械的機能は時間と共に弱まり、皮膚の老化の徴候を生じることとなる。
顕著な美容上望ましくない変化としては細かい線やしわの発生、弾力性の低下、皮膚のたるみ固さの減少、皮膚のやせ、顔の血色の一様性の低下、顔色の悪さ、色素過剰、しみ、老人性黒子、赤斑、粗い表面の肌理、及びまだらな顔色、などがある。艶のない傷んだ毛髪、抜け毛、及び頭皮のアンバランス、もよく見られる症状である。
また、皮膚が老化するとき又は慢性的に穏和な環境のストレスに晒されるときは、上記のような直接的なストレス程顕著でないが測定できる美容上望ましくない変化が起こる。そのような変化として、組織と細胞の活性の一般的な低下、細胞の複製の鈍化、タンパク質合成の減少、タンパク質分解の増加、皮膚の血液循環の減少又は鬱血による血管の拡張、血液の浸潤タンパク質の構造と機能のエラー蓄積、皮膚障壁の望ましくない変化、結合組織との付着、及び皮膚の再構築又は修復能力の低下等が挙げられる。
上記のような、様々なストレスや老化により顕著な又は測定できる皮膚の美容上望ましくない変化が生じる主要なプロセスとして、それら要因が酸化ストレスとして活性酸素種(ROS)の生成を促進し、ROS濃度増大により、炎症性応答、脂質、タンパク、又はDNA損傷及びそれらに伴う細胞の機能低下若しくは細胞死や組織破壊等の傷害が引き起こされることが知られている。皮膚は常に何らかの酸化ストレスに晒されており、その酸化ストレスの強度が許容量を超える場合、又は体内の酸化ストレス処理機構が低下している場合、何らかの美容上望ましくない変化が生じることとなる。
従って、皮膚においてROSの発生を防止し、またこれを除去することが、皮膚の美容上望ましくない変化の予防又は軽減に有効であると考えられる。
生体内でROSを消去する仕組みとして、代表的なROSの消去酵素であるスーパオキシドジスムターゼ(SOD)は、活性酸素種のスーパーオキシドを酸素及び過酸化水素に変換する反応を触媒する。形成された過酸化水素も有害であるが、これは更にカタラーゼ及びグルタチオンペルオキシダーゼ(GPx)によって消去される。
各種ビタミン、ポリフェノール、カテキン、グルタチオン、アスコルビン酸塩、トコフェロール、ユビキノン、ビリルビン、尿酸などの様々な低分子が、生体内の抗酸化機構と協調して、又は独立して、天然の抗酸化剤として機能し得る。例えばビタミンB2はGPxの補酵素として作用し、ポリフェノールはSOD様活性を有する。カロテノイドも抗酸化剤として機能し、酸化的ストレス及び関連する慢性疾患に対し防御的効果を発揮し得る。例えば非特許文献1は、冠状動脈心疾患、白内障及び癌等種々の慢性疾患とカロテノイドとの間の関係についての報告をまとめている。
従って、そのような抗酸化活性を有する物質を有効成分とする美容製品は、ROSの作用に関連する皮膚の美容上望ましくない変化を予防又は軽減するのに利用され得る。実際に、様々な抗酸化物質を有効成分として用いた皮膚美容用組成物が報告されている(特許文献1、特許文献2、特許文献3)。
良好な抗酸化活性を有する新規化合物や、既存の化合物が有する良好な抗酸化活性の発見は、医薬、食品及び化粧品の分野において需要の高い抗酸化剤の選択肢を広げるものとして、大いに歓迎される。
例えば、特許文献4は、優れた抗酸化作用を示すフラボノイド化合物としてルテオリン6-C-アラビノシドを合成し、当該化合物、その製造方法並びにそれを有効成分とする抗酸化剤を開示している。また、特許文献5は、エピガロカテキン二量体及び三量体がスーパーオキシドアニオンラジカルを消去する活性を有することを開示している。あるいは、特許文献6は、新規な含窒素ヘテロ環化合物又はその塩、それらを含有する酸化ストレス関連疾患の治療薬を開示している。
:再表01/026670 :特開2021-095370 :特表2017-537091 :特開2006-265249 :特開2010-280716 :特開2007-016011 :特開平7-265059 :特表2013-504332 :特開2013-035791 :再表2012/077801
:Canfield, et al., (1992) Proc. Soc. Exp. Biol. Med. 200:260 :Kaya, K., Microbiol. Cult. Coll. 26 (1): 1-10, 2010
本発明は、皮膚の美容上望ましくない変化を予防又は軽減するための、ボトリオコッセンを有効成分として含有する皮膚美容用組成物を提供することを目的とする。
ボトリオコッカス(Botryococcus)属に属する藻類は、光エネルギーを利用して二酸化炭素を固定し、炭化水素を生産する微細藻類である。近年、化石エネルギーの枯渇が懸念されており、ボトリオコッカス属藻類による二酸化炭素固定は有効なエネルギー獲得法であると考えられている。また、化石エネルギーの燃焼などに伴う二酸化炭素量の増加による地球温暖化も問題となっており、二酸化炭素を炭化水素に変換する能力を有するボトリオコッカス属藻類の利用は、光エネルギーの利用のみならず二酸化炭素量の減少という面からも大きな期待がかけられている(特許文献7)。
群体性藻類ボトリオコッカス属の一種であるボトリオコッカス・ブラウニー(Botryococcus braunii (B. braunii))は、産生する炭化水素の構造上の特徴に基づき、Race-A、Race-B、Race-Lに分けられる。このうち、Race-Bは、C2n-10(n=30~37)で表される、分岐型トリテルペノイド炭化水素であるボトリオコッセン(botryococcene)を産生する(非特許文献2)。トリテルペノイド炭化水素は、例えばオクタン(ガソリン、ペトロール)、灯油、及びディーゼルを製造するための石油精製における水素化分解のための原料として使用され得る。ボトリオコッセンは、より高いオクタン価を有するバイオ燃料へと変換される可能性がある(特許文献8)。
一方、ボトリオコッセンの美容用有効成分としての用途も検討されている(特許文献9)。本文献は、本発明の出願人が共同出願人の一人となっている。本文献において、ボトリオコッセンと水素付加改質ボトリオコッセンの組合せ配合が、スクワランよりも効果がすぐれた保湿剤として利用できることが報告されている。ボトリオコッセンの美容用途はバイオ燃料用途より遥かに高い価値を付けることができるので、ボトリオコッカス・ブラウニー培養によるボトリオコッセン産生技術を発達させる強力なインセンティブとなり得る。
本発明の発明者らは、ボトリオコッセンの更なる美容用途研究を行ったところ、ボトリオコッセンが、皮膚の美容上望ましくない変化をもたらすROSの産生及びその下流の作用を抑制することを複数の試験により実証して、ボトリオコッセンが、皮膚の美容上望ましくない変化の予防又は軽減に利用できるという未知の可能性を見出すに至った。
上記特許文献9は、本発明と同じくボトリオコッセンの美容用途を示しているが、同文献が示す皮膚の保湿機能と、本発明が示すROSに関連する皮膚の美容上望ましくない変化の予防又は軽減とは、何ら関連しない別個の用途である。
従って、本願は、以下の発明を提供する。
1.皮膚の美容上望ましくない変化を予防又は軽減するための、ボトリオコッセンを有効成分として含有する、美容用組成物。
2.前記皮膚の美容上望ましくない変化が、乾燥及び細かい線やしわの発生、弾力性の低下、皮膚のたるみ、水分を失った皮膚、固さの減少、皮膚のやせ、顔の血色の一様性の低下、顔色の悪さ、色素過剰、老人性黒子、赤斑、粗い表面の肌理、まだらな顔色、組織と細胞の活性の一般的な低下、細胞の複製の鈍化、タンパク質合成の減少、タンパク質分解の増加、皮膚の血液循環の減少又は鬱血による血管の拡張、血液の浸潤、水分含有量の減少、タンパク質の構造と機能のエラー蓄積、皮膚障壁の望ましくない変化、結合組織との付着、及び皮膚の再構築又は修復能力の低下の1つ以上である、項目1に記載の美容用組成物。
3.前記皮膚の美容上望ましくない変化が、皮膚のしわ又はしみの形成である、項目1又は2のいずれかに記載の美容用組成物。
4.前記皮膚の美容上望ましくない変化の予防又は軽減が、前記ボトリオコッセンが、皮膚組織中のROSの発生の抑制、ROSにより引き起こされる炎症性サイトカイン産生の抑制、炎症性サイトカインにより引き起こされる色素細胞によるメラノソーム貪食の抑制、又は炎症性サイトカインにより引き起こされる線維芽細胞によるコラーゲン産生低下の抑制若しくはMMP-1産生亢進の抑制、のいずれか1つ以上に作用することにより達成される、項目1~3のいずれか1項に記載の美容用組成物。
5.前記皮膚組織中のROSが、皮膚の日光暴露、風、熱、乾燥、湿潤、化学物質との接触、機械的刺激を与える物質との接触、喫煙、アルコール、薬物の副作用、身体的又は心理的ストレス、加齢による皮膚の生化学的変化、ホルモン異常、疲労、座そう、栄養不良、疾病、生物時計の不調の1つ以上により発生するものである、項目4に記載の美容用組成物。
6.前記皮膚組織中のROSが、皮膚の日光暴露により発生するものである、項目4に記載の美容用組成物。
7.皮膚の美容上望ましくない変化を予防又は軽減する更に1つ以上の有効成分を含有する、項目1~6のいずれか1項に記載の美容用組成物。
8.前記更なる1つ以上の有効成分が抗酸化剤である、項目7に記載の美容用組成物。
9.前記抗酸化剤が、ビタミンA/レチノール、ビタミンC/アスコルビン酸、ビタミンE/α-トコフェロール、コエンザイムQ10、N-アセチルシステイン(NAC)、S-メチルシステイン、グルタチオン、L-システイン、D-システイン、システインパースルフィド、システイントリスルフィド、尿酸、アリシン、アリイン、アリルジスルフィド、塩化シアニジン、シアニジン-3,5-ジグルコシド、アントシアニン、イソフラボン、ケルセチン、カテキン、テアフラビン、セサミン、セサミノール、レスベラトロール、クルクミン、クロロゲン酸、フェルラ酸、3,4-ジヒドロキシけい皮酸、β-カロテン、リコペン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、L-システインメチルエステル塩酸塩(LCM)、L-システインエチルエステル塩酸塩(LCE)、D-システイン塩酸塩一水和物(DCH)、D-システインメチルエステル塩酸塩(DCM)、D-ペニシラミン(DPA)、2-アミノエタンチオール(2-AET)、L-メチオニン、L-メチオニンメチルエステル塩酸塩(LMM)からなる群から選択される、項目8に記載の美容用組成物。
10.皮膚適用用の化粧水、クリーム、乳液、ゲル剤、エアロゾル、パック、洗浄剤、入浴剤、ファンデーション、粉末、口紅、軟膏、パップ剤、ペースト剤、プラスター剤、エッセンスの形態である、項目1~9のいずれか1項に記載の美容用組成物。
図1は、ボトリオコッセン油滴を分泌するボトリオコッカス・ブラウニーの光学顕微鏡画像とボトリオコッセンの構造式を示す。
図2は、ボトリオコッセン処理による細胞毒性評価を示す。
図3は、ボトリオコッセン処理による細胞内ROS消去(図3A)及びH添加による細胞生存率低下のボトリオコッセン処理による緩和(図3B)を示す。
図4は、ボトリオコッセン処理による炎症性サイトカインIL-1α(図4A)及びPGE(図4B)の産生抑制を示す。
図5は、ボトリオコッセン処理による線維芽細胞の蛍光ビーズ貪食抑制を示す。
図6は、ボトリオコッセン処理による表皮細胞のコラーゲン産生低下の抑制(図6A)及びMMP-1産生抑制(図6B)を示す。
図7は、UVBが皮膚の美容上望ましくない変化を引き起こすプロセスの模式図及び図3~6においてボトリオコッセン処理による効果が見られた当該プロセス上の箇所を示す。
ボトリオコッセンは、ボトリオコッカス・ブラウニー(Botryococcus braunii)の一部の株が生産する、C2n-10(n=30~37)で表される、分岐型トリテルペノイド炭化水素の一種である。このボトリオコッセンを生産するボトリオコッカス・ブラウニー・レース-Bは、ボトリオコッセンを高純度で大量に産生し、その90%以上を細胞外に分泌して群体内に蓄積するという性質があるため、ボトリオコッセンの大量生産において有用である(特許文献10)。
ボトリオコッセンは、それ自体ディーゼルオイルとして船舶や農耕作業用車に直接利用できるが、さらに既存の触媒クラッキングにより、軽油、ナフサ、灯油、ガソリンに転換することができる。また、ボトリオコッセンは優れた保湿性を有しているため、化粧品に配合する保湿成分としての用途も見出されている(特許文献9)。このようにボトリオコッセンは産業上の様々な用途における利用が見込まれるところ、本発明において提示する皮膚美容用途は、ボトリオコッセンの更なる有望な用途として、その価値を更に高めるものである。
本発明において、ボトリオコッセンを有効成分として含有する美容用組成物が調製され、斯かる美容用組成物により、皮膚の美容上望ましくない変化を予防又は軽減し得る。
このようなボトリオコッセンによる皮膚の美容上望ましくない変化の予防又は軽減効果は、実施例において後述するように、ボトリオコッセンが、皮膚のROS濃度増大に起因する、炎症性サイトカイン産生、炎症性サイトカインにより引き起こされる色素細胞によるメラノソーム貪食、又は炎症性サイトカインにより引き起こされる線維芽細胞のコラーゲン産生低下若しくはMMP-1産生等、皮膚の美容上望ましくない変化を生じる様々な事象を抑制するという試験結果により、合理的に推定され得る。
皮膚のROS濃度増大は、皮膚における様々なストレス因子の作用を媒介して、様々な皮膚の美容上望ましくない変化をもたらす。そのような間接的又は直接的にROS濃度増大を引き起こすストレス因子として、限定されないが、日光暴露(日光に含まれるUVB;光老化)、風、熱、乾燥、湿潤、家庭用界面活性剤等化学物質との接触、研磨剤等皮膚に機械的刺激を与える物質との接触、喫煙、アルコール、薬物の副作用、身体的又は心理的ストレス、加齢その他による皮膚の生化学的変化、ホルモン異常、疲労、座そう、栄養不良、疾病、生物時計の不調等が挙げられる。
本発明において特に重要視されるストレス因子は、日光暴露である。そのような日光暴露により引き起こされる皮膚の美容上望ましくない変化のことを、一般に光老化と表現する。日光の構成要素である紫外線(UV)、特に中間UV(UVBと呼ばれる、波長290-320nm)が主として光老化を引き起こす。光老化を引き起こすのに必要なUVBの被曝量は現在のところ知られていないが、一過的な紅斑や日焼けを引き起こすレベルでのUVBへの繰り返しの被曝が、通常光老化に結び付く。臨床的には、光老化は肌荒れ、しわの形成、斑の着色、土色化、たるみの形成、毛細管拡張、黒子の形成、紫斑病、皮膚の脆弱化、萎縮、繊維症的色素欠乏部分の発生、前悪性腫瘍及び悪性腫瘍の発症等として同定され得る。光老化は、顔、耳、頭、首、手等の、日光に習慣的に曝される皮膚に起こる。
本発明の皮膚美容用組成物によって予防又は軽減されるべき美容上望ましくない変化として、限定されないが細かい線やしわの発生、弾力性の低下、皮膚のたるみ固さの減少、皮膚のやせ、顔の血色の一様性の低下、顔色の悪さ、色素過剰、老人性黒子、赤斑、粗い表面の肌理、及びまだらな顔色等が挙げられる。また、顕著ではないが測定できる美容上望ましくない変化として、組織と細胞の活性の一般的な低下、細胞の複製の鈍化、タンパク質合成の減少、タンパク質分解の増加、皮膚の血液循環の減少又は鬱血による血管の拡張、血液の浸潤タンパク質の構造と機能のエラー蓄積、皮膚障壁の望ましくない変化、結合組織との付着、及び皮膚の再構築又は修復能力の低下等も、本発明の皮膚美容用組成物による予防又は改善が見込まれる。
本発明の皮膚美容用組成物において特に予防又は軽減すべき美容上望ましくない変化は、皮膚のしわ又はしみの形成である。皮膚のROS濃度増大は、主に炎症性サイトカインIL-1α及びPGEの産生を亢進し、それらの作用により、皮膚の表皮細胞のメラノソーム貪食が促進されて皮膚のしみが生じ、また真皮の線維芽細胞のコラーゲン産生が抑制され、若しくはMMP-1産生が促進されて、皮膚のしわが生じる。本願実施例において、本発明の皮膚美容用組成物が、ROS濃度増大からこれらのしみ又はしわの形成に至る経路の各所において抑制的効果を示すことが実証されている(図7)。
本発明の皮膚美容用組成物は、美容上望ましくない変化を予防又は軽減すべき皮膚に適用されることを意図する任意の適切な剤形で調製され得る。従って、限定されないが、剤形として、化粧水、クリーム、乳液、ゲル剤、エアロゾル、パック、洗浄剤、入浴剤、ファンデーション、粉末、口紅、軟膏、パップ剤、ペースト剤、プラスター剤、エッセンス等が挙げられる。本発明の皮膚美容用組成物をいかなる剤形で調製するかを決定すること、また所望の剤形を構成するのに適切な成分組成を設計することは、当業者にとって通常の製剤条件の最適化又は条件検討の範疇である。
所望の効果を達成するのに十分な本発明の皮膚美容用組成物へのボトリオコッセンの配合量は、組成物の剤形、用法、用量、所望の美容上の効果、対象とする美容上望ましくない変化の種類又は程度等の要素を考慮して、また当業者が美容分野で通常行われる予備試験を経て、適切に決定することができる。なお、本願実施例におけるボトリオコッセン濃度はインビトロ培養細胞に対し適用された濃度であって、本発明の皮膚美容用組成物へのボトリオコッセンの配合量の範囲を規定するものではない。
本発明の皮膚美容用組成物は、ボトリオコッセンに加えて1つ以上の追加の有効成分を配合し得る。斯かる追加の有効成分は、本発明の皮膚美容用組成物による美容上望ましくない変化を予防又は軽減する効果を補助し、又は相加的若しくは相乗的に強化するものであり得る。例えば、本発明の皮膚美容用組成物は、1つ以上の追加の有効成分として抗酸化剤を配合し得る。
本発明の皮膚美容用組成物に追加で配合される抗酸化剤として、限定されないが、ビタミンA/レチノール、ビタミンC/アスコルビン酸、ビタミンE/α-トコフェロール、コエンザイムQ10、N-アセチルシステイン(NAC)、S-メチルシステイン、グルタチオン、L-システイン、D-システイン、システインパースルフィド、システイントリスルフィド、尿酸、アリシン、アリイン、アリルジスルフィド、塩化シアニジン、シアニジン-3,5-ジグルコシド、アントシアニン、イソフラボン、ケルセチン、カテキン、テアフラビン、セサミン、セサミノール、レスベラトロール、クルクミン、クロロゲン酸、フェルラ酸、3,4-ジヒドロキシけい皮酸、β-カロテン、リコペン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、L-システインメチルエステル塩酸塩(LCM)、L-システインエチルエステル塩酸塩(LCE)、D-システイン塩酸塩一水和物(DCH)、D-システインメチルエステル塩酸塩(DCM)、D-ペニシラミン(DPA)、2-アミノエタンチオール(2-AET)、L-メチオニン、L-メチオニンメチルエステル塩酸塩(LMM)が挙げられる。
以下実施例において、皮膚の美容上望ましくない変化をもたらす様々な分子生物学的事象のインビトロモデルにおける、本発明の皮膚美容用組成物に配合されるボトリオコッセンの効果を示す。
細胞培養
正常ヒト表皮角化細胞(NHEKs)は、10%ウシ胎児血清、1%抗生物質、1%ヒト表皮角化細胞増殖サプリメントを添加したHuMedia-KG2(KG2)培地中、37℃、5%COインキュベーター内で培養した。
正常ヒト皮膚線維芽細胞(NHDFs)は、10%ウシ胎児血清、1%抗生物質、1%ヒト表皮ケラチノサイト増殖サプリメントを添加したDMEMで、37℃、5%COインキュベーター内で培養した。
ボトリオコッセン処理による細胞傷害性測定
NHEKs細胞を、KG2培地中2.5×10cells/wellの密度で96ウェルプレート上に播種し、24時間インキュベートした。上清を吸引し、0、12.5、25、50、100、200、400μMボトリオコッセンを添加したHuMedia-KB2(KB2)培地に交換し、24時間インキュベートした。培養後、細胞をPBSで洗浄し、0.003%ニュートラルレッドを含むKB2培地に交換して2時間培養した。細胞内のニュートラルレッドを30%MeOH中の1M HClで抽出した。550nmの吸光度をマイクロプレートリーダーで測定した。
本試験の結果を図2に示す。ボトリオコッセン濃度0~200μMでは細胞生存率に変化は無かったが、400μMで顕著な低下が見られた。この結果を踏まえ、以降の試験においてボトリオコッセン処理濃度は最大で200μMとした。
実施例1.ボトリオコッセンの細胞内活性酸素種除去効果
NHEKs細胞を、KG2培地中2.5×10cells/wellの密度で96ウェルプレート上に播種し、24時間インキュベートした。上清を除去し、0、25、50、100、200μMボトリオコッセンを添加したKB2培地に交換し、24時間インキュベートした。培養後、細胞をPBSで洗浄し、200μM Hを含むHBSSバッファーに交換して1時間培養した。上清を除去し、20μM DCFH-DA含有HBSSバッファーで30分間培養した。蛍光強度をマイクロプレートリーダーで測定した(Emission=485nm,Extation=530nm)。その後、0.5%Triton(登録商標)X-100を含む50μLのPBSで細胞を溶解し、タンパク質量を定量し、単位タンパク質あたりの蛍光強度を規格化した。
上記試験の結果を図3Aに示す。200μM H処理により細胞内ROS濃度が増大する。H処理により増大した細胞内ROS濃度及びH未処理の細胞内ROS濃度のいずれも、ボトリオコッセンの添加により、濃度依存的なROS濃度低下が見られた。
実施例2.H添加による細胞傷害に対するボトリオコッセンの効果
NHEKs細胞を、KG2培地中2.5×10cells/wellの密度で96ウェルプレート上に播種し、24時間インキュベートした。上清を吸引し、0、25、50、100、200μMボトリオコッセンを添加したKB2培地に交換し、24時間インキュベートした。培養後、細胞をPBSおよび300μM Hを含むHBSSで1時間洗浄し、その後細胞をKB2培地で24時間インキュベートした。インキュベート後、細胞をPBSで洗浄し、0.003%ニュートラルレッドを含むKB2培地に交換し、2時間培養した。培養後、細胞をPBSで洗浄した。細胞内のニュートラルレッドを30%MeOH中1M HClで抽出した。550nmの吸光度をマイクロプレートリーダーで測定した。
上記試験の結果を図3Bに示す。300μM H処理により細胞生存率が低下するのは細胞内ROS濃度増大によるものと推定される。H処理による細胞生存率の低下はボトリオコッセンの添加により濃度依存的に回復した。
実施例3.UVB照射によるIL-1α及びPGE産生促進に対するボトリオコッセンの効果
NHEKs細胞を、KG2培地中2.5×10cells/wellの密度で96ウェルプレート上に播種し、24時間インキュベートした。上清を吸引し、0、25、50、100および200μMボトリオコッセンを含むKB2培地に置き換えて24時間培養し、その後PBSで細胞を洗浄しHBSSと交換した。その後、細胞にUVB(280~320nm、20mJ/cm)を照射し、新鮮なKB2培地で24時間培養した。培養上清中のIL-1αおよびPGE発現量は、ELISA測定キットを用いて測定した。その後、0.5%Triton(登録商標)X-100を含む50μLのPBSで細胞を溶解し、タンパク質量を定量し、単位タンパク質あたりのIL-1αおよびPGE2産生量を算出した。
上記試験の結果を図4に示す。UVB照射により、炎症性サイトカインIL-1α及びPGEの濃度が顕著に増大し、これは、UVB照射が細胞に酸化的ストレスを与え炎症性サイトカインの産生を誘導するというUVB照射に対する皮膚の炎症応答を再現するものである。UVB照射によるIL-1α及びPGEのいずれの産生誘導も、100μMまではボトリオコッセンの添加により濃度依存的に抑制された。ボトリオコッセン濃度200μMの条件では、IL-1α及びPGEのいずれの産生誘導も抑制されなかった。UVB非照射条件下におけるIL-1α及びPGEの産生量も、IL-1αについては100μMまで、PGEについては50μMまで、ボトリオコッセン濃度依存的な抑制が認められた。
実施例4.UVB照射による蛍光ビーズ貪食促進に対するボトリオコッセンの効果
NHEKs細胞を、KG2培地中2.5×10cells/wellの密度で96ウェルプレート上に播種し、24時間インキュベートした。上清を吸引し、0、25、50、100および200μMボトリオコッセンを含むKB2培地に置き換えて24時間培養し、その後PBSで細胞を洗浄しHBSSに置換した。その後、細胞にUVB(280~320nm、20mJ/cm)を照射し、新鮮なKB2培地で24時間培養した。培地をFluoSpheres(商標)を含むKB2培地に差し替えて4時間置いた後、50μL PBS0.5%Triton(登録商標)X-100で細胞を溶解し、細胞溶解物の蛍光発光をマイクロプレートリーダーで測定した。細胞溶解物の蛍光発光は、蛍光リーダーで励起/発光波長535nm/590nmで検出した。その後、0.5%Triton(登録商標)X-100を含む50μLのPBSで細胞を溶解し、タンパク質量を定量し、単位タンパク質あたりの蛍光強度を規格化した。
上記試験の結果を図5に示す。NHEKs細胞によるFluoSpheres(商標)の貪食は、UVB照射刺激(ROS及び炎症性サイトカインを経て)を受けた色素細胞がメラノソームを貪食して細胞内に蓄積することにより皮膚のしみが形成される系をインビトロで再現するものである。UVB照射による蛍光ビーズ貪食は、100μMまではボトリオコッセンの添加により濃度依存的に抑制された。ボトリオコッセン濃度200μMの条件では、50μM及び100μMよりも蛍光ビーズ貪食抑制効果は小さかった。
実施例5.UVB照射によるI型コラーゲン産生抑制およびMMP-1産生促進に対するボトリオコッセンの効果
NHEKs細胞を、KG2培地中2.5×10cells/wellの密度で96ウェルプレート上に播種し、24時間インキュベートした。上清を吸引し、0、25、50、100および200μMボトリオコッセンを含むKB2培地に置き換えて24時間培養し、その後PBSで細胞を洗浄しHBSSに置換した。その後、細胞にUVB(280~320nm、20mJ/cm)を照射し、新鮮なKB2培地で24時間培養した。培養後、上清(K-CM)を回収した。NHDFs細胞を、DMEM培地中2.0×10cells/wellの密度で96ウェルプレート上に播種し、24時間インキュベートした。培養後、K-CMを添加して更に24時間培養した。上清をELIZAによるI型コラーゲンおよびMMP-1産生の解析に供した。その後、0.5%Triton(登録商標)X-100を含む50μLのPBSで細胞を溶解し、BCA Protein Assay Kit(Thermo Fisher Scientific製)にてタンパク質量を定量し、単位タンパク質あたりのI型コラーゲンおよびMMP-1産生を算出した。
上記試験の結果を図6に示す。この試験は、UVB照射刺激を受けた表皮細胞が炎症性サイトカインを産生し、炎症性サイトカインにより線維芽細胞のコラーゲン産生が抑制され、又はMMP-1産生が促進されることにより皮膚のしわが形成される系をインビトロで再現するものである。UVB照射したNHEKs細胞の培養上清は、強力なコラーゲン産生抑制作用、及びMMP-1産生促進作用を有しており、これはUVB照射したNHEKs細胞が培地中に放出した炎症性サイトカインによるものと推察される。コラーゲン産生低下及びMMP-1産生促進は、100μMまではボトリオコッセンの添加により濃度依存的に抑制された。ボトリオコッセン濃度200μMの条件では、50μM及び100μMよりも抑制効果は小さかった。

Claims (10)

  1. 皮膚の美容上望ましくない変化を予防又は軽減するための、ボトリオコッセンを有効成分として含有する、美容用組成物。
  2. 前記皮膚の美容上望ましくない変化が細かい線やしわの発生、弾力性の低下、皮膚のたるみ固さの減少、皮膚のやせ、顔の血色の一様性の低下、顔色の悪さ、色素過剰、老人性黒子、赤斑、粗い表面の肌理、まだらな顔色、組織と細胞の活性の一般的な低下、細胞の複製の鈍化、タンパク質合成の減少、タンパク質分解の増加、皮膚の血液循環の減少又は鬱血による血管の拡張、血液の浸潤タンパク質の構造と機能のエラー蓄積、皮膚障壁の望ましくない変化、結合組織との付着、及び皮膚の再構築又は修復能力の低下の1つ以上である、請求項1に記載の美容用組成物。
  3. 前記皮膚の美容上望ましくない変化が、皮膚のしわ又はしみの形成である、請求項1に記載の美容用組成物。
  4. 前記皮膚の美容上望ましくない変化の予防又は軽減が、前記ボトリオコッセンが、皮膚組織中の活性酸素種(ROS)の発生の抑制、ROSにより引き起こされる炎症性サイトカイン産生の抑制、炎症性サイトカインにより引き起こされる色素細胞によるメラノソーム貪食の抑制、又は炎症性サイトカインにより引き起こされる線維芽細胞によるコラーゲン産生低下の抑制若しくはMMP-1産生亢進の抑制、のいずれか1つ以上に作用することにより達成される、請求項1に記載の美容用組成物。
  5. 前記皮膚組織中のROSが、皮膚の日光暴露、風、熱、乾燥、湿潤、化学物質との接触、機械的刺激を与える物質との接触、喫煙、アルコール、薬物の副作用、身体的又は心理的ストレス、加齢による皮膚の生化学的変化、ホルモン異常、疲労、座そう、栄養不良、疾病、生物時計の不調の1つ以上により発生するものである、請求項4に記載の美容用組成物。
  6. 前記皮膚組織中のROSが、皮膚の日光暴露により発生するものである、請求項4に記載の美容用組成物。
  7. 皮膚の美容上望ましくない変化を予防又は軽減する更に1つ以上の有効成分を含有する、請求項1に記載の美容用組成物。
  8. 前記更なる1つ以上の有効成分が抗酸化剤である、請求項7に記載の美容用組成物。
  9. 前記抗酸化剤が、ビタミンA/レチノール、ビタミンC/アスコルビン酸、ビタミンE/α-トコフェロール、コエンザイムQ10、N-アセチルシステイン(NAC)、S-メチルシステイン、グルタチオン、L-システイン、D-システイン、システインパースルフィド、システイントリスルフィド、尿酸、アリシン、アリイン、アリルジスルフィド、塩化シアニジン、シアニジン-3,5-ジグルコシド、アントシアニン、イソフラボン、ケルセチン、カテキン、テアフラビン、セサミン、セサミノール、レスベラトロール、クルクミン、クロロゲン酸、フェルラ酸、3,4-ジヒドロキシけい皮酸、β-カロテン、リコペン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、L-システインメチルエステル塩酸塩(LCM)、L-システインエチルエステル塩酸塩(LCE)、D-システイン塩酸塩一水和物(DCH)、D-システインメチルエステル塩酸塩(DCM)、D-ペニシラミン(DPA)、2-アミノエタンチオール(2-AET)、L-メチオニン、L-メチオニンメチルエステル塩酸塩(LMM)からなる群から選択される、請求項8に記載の美容用組成物。
  10. 皮膚適用用の化粧水、クリーム、乳液、ゲル剤、エアロゾル、パック、洗浄剤、入浴剤、ファンデーション、粉末、口紅、軟膏、パップ剤、ペースト剤、プラスター剤、エッセンスの形態である、請求項1に記載の美容用組成物。
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