JP7406285B1 - ビリルビン誘発性神経機能障害、黄疸を伴う精神疾患、又はビリルビンudp-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異に起因する精神疾患を治療、予防又は管理するための医薬組成物 - Google Patents
ビリルビン誘発性神経機能障害、黄疸を伴う精神疾患、又はビリルビンudp-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異に起因する精神疾患を治療、予防又は管理するための医薬組成物 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】
本発明者らは、対象に5-HT1A/1B受容体アゴニストを投与することにより、該対象のBIND、黄疸を伴う精神疾患、及びUGT1A1遺伝子変異に起因する精神疾患を治療、予防又は管理できることを発見した。したがって、本開示は、5-HT1A/1B受容体アゴニストを含む、BIND、黄疸を伴う精神疾患、及びUGT1A1遺伝子変異に起因する精神疾患を治療、予防又は管理するための医薬組成物を提供する。
【選択図】図1
Description
(態様1)
5-HT1A/1B受容体アゴニストを含む、ビリルビン誘発性神経機能障害、黄疸を伴う精神疾患、又はビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異に起因する精神疾患を治療、予防又は管理するための医薬組成物。
(態様2)
5-HT1A/1B受容体アゴニストを含む、対象のビリルビン誘発性神経機能障害を治療、予防又は管理するための医薬組成物であって、該対象がその生体試料中において、健常者のものと比較して高いビリルビン濃度を有する、又は該対象が黄疸を有する、前記医薬組成物。
(態様3)
5-HT1A/1B受容体アゴニストを含む、対象のビリルビン誘発性神経機能障害を治療、予防又は管理するための医薬組成物であって、該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有する、前記医薬組成物。
(態様4)
5-HT1A/1B受容体アゴニストを含む、対象のビリルビン誘発性神経機能障害を治療、予防又は管理する方法において使用するための医薬組成物であって、
該方法が、
(a)該対象から生体試料を取得する工程;
(b)工程(a)において取得された生体試料中のビリルビン濃度を測定する工程;及び
(c)工程(b)において測定された該ビリルビン濃度が健常者のものと比較して高い場合に、又は工程(b)において測定された該ビリルビン濃度に基づき、該対象が黄疸を有すると判断される場合に、該対象に5-HT1A/1B受容体アゴニストを投与する工程;を含む、前記医薬組成物。
(態様5)
5-HT1A/1B受容体アゴニストを含む、対象のビリルビン誘発性神経機能障害を治療、予防又は管理する方法において使用するための医薬組成物であって、
該方法が、
(a)該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有するか否かを判断する工程;
(b)工程(a)において該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有すると判断される場合に、該対象に5-HT1A/1B受容体アゴニストを投与する工程;を含む、前記医薬組成物。
(態様6)
5-HT1A/1B受容体アゴニストを含む、対象の精神疾患を治療、予防又は管理するための医薬組成物であって、該対象がその生体試料中において、健常者のものと比較して高いビリルビン濃度を有する、又は該対象が黄疸を有する、前記医薬組成物。
(態様7)
5-HT1A/1B受容体アゴニストを含む、対象の精神疾患を治療、予防又は管理するための医薬組成物であって、該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有する、前記医薬組成物。
(態様8)
5-HT1A/1B受容体アゴニストを含む、対象の精神疾患を治療、予防又は管理する方法において使用するための医薬組成物であって、
該方法が、
(a)該対象から生体試料を取得する工程;
(b)工程(a)において取得された生体試料中のビリルビン濃度を測定する工程;及び
(c)工程(b)において測定された該ビリルビン濃度が健常者のものと比較して高い場合に、又は工程(b)において測定された該ビリルビン濃度に基づき、該対象が黄疸を有すると判断される場合に、該対象に5-HT1A/1B受容体アゴニストを投与する工程;を含む、前記医薬組成物。
(態様9)
5-HT1A/1B受容体アゴニストを含む、対象の精神疾患を治療、予防又は管理する方法において使用するための医薬組成物であって、
該方法が、
(a)該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有するか否かを判断する工程;
(b)工程(a)において該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有すると判断される場合に、該対象に5-HT1A/1B受容体アゴニストを投与する工程;を含む、前記医薬組成物。
(態様10)
前記5-HT1A/1B受容体アゴニストが、式(I)の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、立体異性体、互変異性体、又は重水素標識化合物である、態様1~9のいずれか一項記載の医薬組成物:
R2及びR3は、出現ごとに各々独立に、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ヒドロキシアルキル、又はC1-6アミノアルキルであり;
X1及びX2は、各々独立に、酸素、硫黄又は-CRaRbであり;
Ra及びRbは、各々独立に、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ヒドロキシアルキル、又はC1-6アミノアルキルであり;
nは、0~4の整数であり;
mは、0~5の整数である。)。
(態様11)
式(I)の化合物中、X1及びX2が酸素である、態様10記載の医薬組成物。
(態様12)
式(I)の化合物中、R1が水素である、態様10又は11記載の医薬組成物。
(態様13)
式(I)の化合物中、nが0である、態様10~12のいずれか一項記載の医薬組成物。
(態様14)
式(I)の化合物中、mが0である、態様10~13のいずれか一項記載の医薬組成物。
(態様15)
式(I)の化合物中、X1及びX2が酸素であり、R1が水素であり、nが0であり、かつmが0である、又は式(I)の化合物が、エルトプラジンである、態様10~14のいずれか一項記載の医薬組成物。
(態様16)
前記精神疾患が、統合失調症又は注意欠陥多動性障害である、態様1~9のいずれか一項記載の医薬組成物。
(態様17)
ビリルビン誘発性神経機能障害、黄疸を伴う精神疾患、又はビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異に起因する精神疾患を治療、予防又は管理するためのキットであって、5-HT1A/1B受容体アゴニスト、又は態様1~16のいずれか一項記載の医薬組成物を含む、前記キット。
(態様18)
生体試料中のビリルビン濃度を測定するための試薬、及び/又はビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子の変異を測定するための試薬をさらに含む、態様17記載のキット。
(態様19)
その必要がある対象のビリルビン誘発性神経機能障害、黄疸を伴う精神疾患、又はビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異に起因する精神疾患を治療、予防又は管理するための方法であって、該対象に治療的有効量の5-HT1A/1B受容体アゴニストを投与する工程を含む、前記方法。
(態様20)
その必要がある対象のビリルビン誘発性神経機能障害を治療、予防又は管理するための方法であって、該対象がその生体試料中において、健常者のものと比較して高いビリルビン濃度を有する、又は該対象が黄疸を有し、該方法が、該対象に治療的有効量の5-HT1A/1B受容体アゴニストを投与する工程を含む、前記方法。
(態様21)
その必要がある対象のビリルビン誘発性神経機能障害を治療、予防又は管理するための方法であって、該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有し、該方法が、該対象に治療的有効量の5-HT1A/1B受容体アゴニストを投与する工程を含む、前記方法。
(態様22)
その必要がある対象の対象のビリルビン誘発性神経機能障害を治療、予防又は管理するための方法であって、
(a)該対象から生体試料を取得する工程;
(b)工程(a)において取得された生体試料中のビリルビン濃度を測定する工程;及び
(c)工程(b)において測定された該ビリルビン濃度が健常者のものと比較して高い場合に、又は工程(b)において測定された該ビリルビン濃度に基づき、該対象が黄疸を有すると判断される場合に、該対象に治療的有効量の5-HT1A/1B受容体アゴニストを投与する工程;を含む、前記方法。
(態様23)
対象のビリルビン誘発性神経機能障害を治療、予防又は管理するための方法であって、
(a)該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有するか否かを判断する工程;
(b)工程(a)において該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有すると判断される場合に、該対象に治療的有効量の5-HT1A/1B受容体アゴニストを投与する工程;を含む、前記方法。
(態様24)
その必要がある対象の精神疾患を治療、予防又は管理するための方法であって、該対象がその生体試料中において、健常者のものと比較して高いビリルビン濃度を有する、又は該対象が黄疸を有し、該方法が、該対象に治療的有効量の5-HT1A/1B受容体アゴニストを投与する工程を含む、前記方法。
(態様25)
その必要がある対象の精神疾患を治療、予防又は管理するための方法であって、該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有し、該方法が、該対象に治療的有効量の5-HT1A/1B受容体アゴニストを投与する工程を含む、前記方法。
(態様26)
その必要がある対象の精神疾患を治療、予防又は管理するための方法であって、
(a)該対象から生体試料を取得する工程;
(b)工程(a)において取得された生体試料中のビリルビン濃度を測定する工程;及び
(c)工程(b)において測定された該ビリルビン濃度が健常者のものと比較して高い場合に、又は工程(b)において測定された該ビリルビン濃度に基づき、該対象が黄疸を有すると判断される場合に、該対象に治療的有効量の5-HT1A/1B受容体アゴニストを投与する工程;を含む、前記方法。
(態様27)
その必要がある対象の精神疾患を治療、予防又は管理するための方法であって、
(a)該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有するか否かを判断する工程;
(b)工程(a)において該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有すると判断される場合に、該対象に治療的有効量の5-HT1A/1B受容体アゴニストを投与する工程;を含む、前記方法。
(態様28)
前記5-HT1A/1B受容体アゴニストが、式(I)の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、立体異性体、互変異性体、又は重水素標識化合物である、態様19~27のいずれか一項記載の方法:
R2及びR3は、出現ごとに各々独立に、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ヒドロキシアルキル、又はC1-6アミノアルキルであり;
X1及びX2は、各々独立に、酸素、硫黄又は-CRaRbであり;
Ra及びRbは、各々独立に、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ヒドロキシアルキル、又はC1-6アミノアルキルであり;
nは、0~4の整数であり;
mは、0~5の整数である。)。
(態様29)
式(I)の化合物中、X1及びX2が酸素である、態様28記載の方法。
(態様30)
式(I)の化合物中、R1が水素である、態様28又は29記載の方法。
(態様31)
式(I)の化合物中、nが0である、態様28~30のいずれか一項記載の方法。
(態様32)
式(I)の化合物中、mが0である、態様28~31のいずれか一項記載の方法。
(態様33)
式(I)の化合物中、X1及びX2が酸素であり、R1が水素であり、nが0であり、かつmが0である、又は式(I)の化合物が、エルトプラジンである、態様28~32のいずれか一項記載の方法。
(態様34)
前記精神疾患が、統合失調症又は注意欠陥多動性障害である、態様19~33のいずれか一項記載の方法。
(態様35)
その必要がある対象のビリルビン誘発性神経機能障害、黄疸を伴う精神疾患、又はビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異に起因する精神疾患を治療、予防又は管理するためのキットであって、治療的有効量の5-HT1A/1B受容体アゴニスト、又は態様1~16のいずれか一項記載の医薬組成物、及びビリルビン誘発性神経機能障害、黄疸を伴う精神疾患、又はビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異に起因する精神疾患を治療、予防又は管理するための指示書を含む、前記キット。
(態様36)
前記対象の生体試料中のビリルビン濃度を測定するための試薬、及び/又はビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子の変異を測定するための試薬をさらに含む、態様35記載のキット。
(態様37)
ビリルビン誘発性神経機能障害、黄疸を伴う精神疾患、又はビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異に起因する精神疾患の治療、予防又は管理における使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニスト。
(態様38)
対象のビリルビン誘発性神経機能障害の治療、予防又は管理における使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニストであって、該対象がその生体試料中において、健常者のものと比較して高いビリルビン濃度を有する、又は該対象が黄疸を有する、前記使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニスト。
(態様39)
対象のビリルビン誘発性神経機能障害の治療、予防又は管理における使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニストであって、該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有する、前記使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニスト。
(態様40)
対象のビリルビン誘発性神経機能障害を治療、予防又は管理する方法における使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニストであって、
該方法が、
(a)該対象から生体試料を取得する工程;
(b)工程(a)において取得された生体試料中のビリルビン濃度を測定する工程;及び
(c)工程(b)において測定された該ビリルビン濃度が健常者のものと比較して高い場合に、又は工程(b)において測定された該ビリルビン濃度に基づき、該対象が黄疸を有すると判断される場合に、該対象に5-HT1A/1B受容体アゴニストを投与する工程;を含む、前記使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニスト。
(態様41)
対象のビリルビン誘発性神経機能障害を治療、予防又は管理する方法における使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニストであって、
該方法が、
(a)該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有するか否かを判断する工程;
(b)工程(a)において該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有すると判断される場合に、該対象に5-HT1A/1B受容体アゴニストを投与する工程;を含む、前記使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニスト。
(態様42)
対象の精神疾患の治療、予防又は管理における使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニストであって、該対象がその生体試料中において、健常者のものと比較して高いビリルビン濃度を有する、又は該対象が黄疸を有する、前記使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニスト。
(態様43)
対象の精神疾患の治療、予防又は管理における使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニストであって、該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有する、前記使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニスト。
(態様44)
対象の精神疾患を治療、予防又は管理する方法における使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニストであって、
該方法が、
(a)該対象から生体試料を取得する工程;
(b)工程(a)において取得された生体試料中のビリルビン濃度を測定する工程;及び
(c)工程(b)において測定された該ビリルビン濃度が健常者のものと比較して高い場合に、又は工程(b)において測定された該ビリルビン濃度に基づき、該対象が黄疸を有すると判断される場合に、該対象に5-HT1A/1B受容体アゴニストを投与する工程;を含む、前記使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニスト。
(態様45)
対象の精神疾患を治療、予防又は管理する方法における使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニストであって、
該方法が、
(a)該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有するか否かを判断する工程;
(b)工程(a)において該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有すると判断される場合に、該対象に5-HT1A/1B受容体アゴニストを投与する工程;を含む、前記使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニスト。
(態様46)
前記5-HT1A/1B受容体アゴニストが、式(I)の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、立体異性体、互変異性体、又は重水素標識化合物である、態様37~45のいずれか一項記載の使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニスト:
R2及びR3は、出現ごとに各々独立に、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ヒドロキシアルキル、又はC1-6アミノアルキルであり;
X1及びX2は、各々独立に、酸素、硫黄又は-CRaRbであり;
Ra及びRbは、各々独立に、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ヒドロキシアルキル、又はC1-6アミノアルキルであり;
nは、0~4の整数であり;
mは、0~5の整数である。)。
(態様47)
式(I)の化合物中、X1及びX2が酸素である、態様46記載の使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニスト。
(態様48)
式(I)の化合物中、R1が水素である、態様46又は47記載の使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニスト。
(態様49)
式(I)の化合物中、nが0である、態様46~48のいずれか一項記載の使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニスト。
(態様50)
式(I)の化合物中、mが0である、態様46~49のいずれか一項記載の使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニスト。
(態様51)
式(I)の化合物中、X1及びX2が酸素であり、R1が水素であり、nが0であり、かつmが0である、又は式(I)の化合物が、エルトプラジンである、態様46~49のいずれか一項記載の使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニスト。
(態様52)
前記精神疾患が、統合失調症又は注意欠陥多動性障害である、態様37~51のいずれか一項記載の使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニスト。
(態様53)
対象のビリルビン誘発性神経機能障害、黄疸を伴う精神疾患、又はビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異に起因する精神疾患を治療、予防又は管理するためのキットであって、5-HT1A/1B受容体アゴニスト、又は治療的有効量の態様37~52のいずれか一項記載の使用のための5-HT1A/1B受容体アゴニスト、及びビリルビン誘発性神経機能障害、黄疸を伴う精神疾患、又はビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異に起因する精神疾患を治療、予防又は管理するための指示書を含む、前記キット。
(態様54)
前記対象の生体試料中のビリルビン濃度を測定するための試薬、及び/又はビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子の変異を測定するための試薬をさらに含む、態様53記載のキット。
本明細書で使用される用語「精神疾患」は、本開示の技術分野において用いられている最も広い意味を有する。精神疾患は、一般に、平均や価値の基準から偏った精神状態のために、著しい苦痛や機能障害をもたらし得る多様な症状群を包括する上位概念である。用語「精神疾患」の例を挙げると、制限されないが、DMS-IV精神疾患の診断・統計マニュアル分類では、せん妄、認知症、健忘障害、他の認知障害、一般身体疾患による精神障害、物質関連障害、統合失調症および他の精神病性障害、気分障害、不安障害、身体表現性障害、虚偽性障害、解離性障害、性障害及び性同一性障害、摂食障害、睡眠障害、他のどこにも分類されない衝動制御の障害、適応障害、パーソナリティ障害がある。その他にも、注意欠陥多動性障害(ADHD)、自閉症、アルツハイマー病、認知異常、うつ病、双極性障害(躁うつ病)、脳神経発達障害、妊娠中の感染症による神経障害に起因する認知機能障害、免疫障害に起因する精神障害、てんかん、脳器質性精神障害、中毒性精神障害、知的障害(精神遅滞)、精神病質、神経症、梅毒性精神障害、老年期精神障害、脳血管性精神障害、頭部外傷による精神障害、非定形内因性精神病、内分泌性精神障害及び外因反応型、及び退行期精神障害がある。
本明細書で使用される用語「アミノアルキル」は、アミノを有するアルキルを意味する。「アミノアルキル」の例を挙げると、制限されないが、アミノメチル及びアミノエチルがある。
本明細書で使用される用語「ヒドロキシ」は、-OHを意味する。
本明細書で使用される用語「アミノ」は、-NH2を意味する。
本明細書で使用される用語「互変異性体」は、本開示の技術分野において用いられている最も広い意味を有する。互変異性体は、ケト-エノール互変異性を包含する。
本明細書で使用される用語「重水素標識化合物」は、化合物構造中の少なくとも1つの水素原子が重水素である化合物を意味する。
本開示により治療、予防又は管理される疾患は、BIND、黄疸を伴う精神疾患、又はUGT1A1遺伝子変異に起因する精神疾患である。一実施態様において、本開示により治療、予防又は管理される疾患は、BIND、黄疸を伴う精神疾患、及びUGT1A1遺伝子変異に起因する精神疾患からなる群から選択される1つ以上(例えば、1つ、2つ又は3つ)の疾患である。一実施態様において、本開示により治療、予防又は管理される疾患は、BINDである。一実施態様において、本開示により治療、予防又は管理される疾患は、黄疸を伴う精神疾患である。一実施態様において、本開示により治療、予防又は管理される疾患は、UGT1A1遺伝子変異に起因する精神疾患である。
「UGT1A1遺伝子変異に起因する精神疾患」は、UGT1A1遺伝子変異が原因となって生じる精神疾患を意味する。
いくつかの具体的な実施態様において、該生体試料は、血液又は尿である。
5-HT1A/1B受容体アゴニストは、本明細書中に記載された疾患を、治療、予防又は管理するために使用することができる。5-HT1A/1B受容体アゴニストは、本明細書中に記載された疾患を、治療、予防又は管理するための医薬品の製造において使用することができる。5-HT1A/1B受容体アゴニストは、本明細書中に記載された対象を、治療、予防又は管理するために使用することができる。5-HT1A/1B受容体アゴニストは、本明細書中に記載された対象を、治療、予防又は管理するための医薬品の製造において使用することができる。
5-HT1A/1B受容体アゴニストは、本明細書中に記載された治療、予防又は管理方法において使用することができる。
R2及びR3は、出現ごとに各々独立に、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ヒドロキシアルキル、又はC1-6アミノアルキルであり;
X1及びX2は、各々独立に、酸素、硫黄又は-CRaRbであり;
Ra及びRbは、各々独立に、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ヒドロキシアルキル、又はC1-6アミノアルキルであり
nは、0~4の整数であり;
mは、0~5の整数である。)。
本開示は、5-HT1A/1B受容体アゴニストを含む、医薬組成物を提供する。一実施態様において、本開示の医薬組成物は、治療的有効量の5-HT1A/1B受容体アゴニストを含む。本開示の医薬組成物は、医薬として許容し得る担体又は賦形剤をさらに含むことができる。本開示の医薬組成物の投与量、投与方法、投与経路、投与回数、投与間隔、投与順序、及び投与時期などは、特に限定されず、対象の状態に基づき、医師等によって判断することができる。
本開示の医薬組成物は、本明細書中に記載された治療、予防又は管理方法において使用することができる。
本開示は、5-HT1A/1B受容体アゴニスト又は本開示の医薬組成物を投与する工程を含む、疾患又は状態を治療、予防又は管理する方法を提供する。いくつかの実施態様において、本開示の方法は、対象に、治療的有効量の5-HT1A/1B受容体アゴニストを投与する工程を含む。
(a)該対象から生体試料を取得する工程;
(b)工程(a)において取得された生体試料中のビリルビン濃度を測定する工程;及び
(c)工程(b)において測定された該ビリルビン濃度が健常者のものと比較して高い場合に、又は工程(b)において測定された該ビリルビン濃度に基づき、該対象が黄疸を有すると判断される場合に、該対象に、治療的有効量の5-HT1A/1B受容体アゴニスト又は治療的有効量の本開示の医薬組成物を投与する工程;を含む。該精神疾患は、黄疸を伴う精神疾患、及び/又はUGT1A1遺伝子変異に起因する精神疾患を含み得る。
(a)該対象がUGT1A1遺伝子変異を有するか否かを判断する工程;
(b)工程(a)において該対象がUGT1A1遺伝子変異を有すると判断される場合に、該対象に、治療的有効量の5-HT1A/1B受容体アゴニスト又は治療的有効量の本開示の医薬組成物を投与する工程;を含む。該精神疾患は、黄疸を伴う精神疾患、及び/又はUGT1A1遺伝子変異に起因する精神疾患を含み得る。
本開示は、5-HT1A/1B受容体アゴニスト又は本開示の医薬組成物を含む、キットを提供する。いくつかの実施態様において、該キットは、治療的有効量の5-HT1A/1B受容体アゴニスト又は治療的有効量の本開示の医薬組成物を含む。
以下に実施例を記載する。下記実施例は、本発明に関する理解を深めるために記載しているものであり、本発明を限定することを意図するものではない。
(コンパニオン診断薬による確認)
コンパニオン診断薬として総ビリルビン、間接ビリルビン、直接ビリルビン濃度測定試薬又はUGT1A1の遺伝子変異の測定試薬などがある。そこで、一般的なビリルビン検査で用いられる酵素法を用いて、BINDモデルラットであるGunnラット(9~10週齢)の血漿成分を調べた。更にGunnラットのUGT1A1の遺伝子変異について検討した。比較対照として正常ラットであるWistarラット(9~10週齢)を同様に調べた。
(オープンフィールドテスト)
5-HT1A/1B受容体アゴニストの一つであるエルトプラジン(E1357 TCI社製)を任意の溶媒で溶解した。9~10週齢の黄疸モデルラット(Gunnラット)の皮下に、0.3mg/kgのエルトプラジンを投与した。また、コントロール群として、9~10週齢のGunnラット及びWistarラットに溶媒を皮下に投与した。更に比較群として5-HT1A受容体アゴニストの一つである8OH-DPAT(O415005 富士フィルム和光純薬)を任意の溶媒で溶解し、1mg/kgでGunnラットの皮下に投与した。それぞれのラットをホームケージに60分間入れた後に、Scanet MV-40(メルクエスト)を用いて、60分間オープンフィールドテストを行い、各ラットについて自発活動量及び立ち上がり回数を等間隔で配置されたセンターを遮った回数(カウント)で測定した。毛づくろい回数については目視でカウントした。結果を表2~4及び図1~3に示す。
(オープンフィールドテスト)
5-HT1A/1B受容体アゴニストの一つであるエルトプラジン(E1357 TCI社製)を任意の溶媒で溶解した。9~10週齢の黄疸モデルラット(Gunnラット)の皮下に、0.3mg/kgのエルトプラジンを投与した。また、コントロール群として、9~10週齢のGunnラット及びWistarラットに溶媒のみを皮下に投与した。比較群として5-HT1B受容体アゴニストの一つであるCGS12066A(シグマーアルドリッチ)を任意の溶媒で溶解し、1mg/kgで皮下に投与した。それぞれのラットをホームケージに入れ、60分間入れた後に、Scanet MV-40(メルクエスト)を用いて、60分間オープンフィールドテストを行い、各ラットについて自発活動量及び立ち上がり回数を等間隔で配置されたセンターを遮った回数(カウント)で測定した。毛づくろい回数については目視でカウントした。結果を表5~7及び図4~6に示す。
(ソーシャル・インターラクション・テスト)
5-HT1A/1B受容体アゴニストの一つであるエルトプラジン(E1357 TCI社製)を生理食塩水で溶解し、9~10週齢のGunnラット皮下に溶媒のみ、0.3mg/kgのエルトプラジン、又は1mg/kgのエルトプラジンを投与した。コントロールとして溶媒のみを正常ラットであるWistarラットに投与した。投与して1時間後、それぞれの同種のラット2頭(同じ薬剤、同じ投与量、遺伝子タイプも同じ)を1つのケージに入れ、10分間、上部からビデオ撮影した。撮影されたビデオデータを目視で解析し、相手への追跡行動回数、攻撃行動、相手への匂いかぎ・毛づくろい時間を測定した。
(PPIテスト)
5-HT1A/1B受容体アゴニストの一つであるエルトプラジン(E1357 TCI社製)を生理食塩水で溶解し、9~10週齢のGunnラット皮下に溶媒のみ, 0.3mg/kgのエルトプラジン, 1mg/kgのエルトプラジンを投与した。コントロールとして溶媒のみを正常ラットであるWistarラットに投与した。投与して1時間後、驚愕反応前パルス抑制(PPI)テストを行った。PPIテストはSR-LAB驚愕反応測定装置(サンディエゴ・インスティテュート社製 アメリカ)で測定した。測定を行ったラットは測定用のチャンバーに入れ、刺激開始前に5分間65dBのバックグラウンドホワイトノイズで馴化した。120dBの聴覚刺激に対する驚愕反応は、チャンバーの下部に取り付けた圧電計により測定した。試験セッションは、無刺激(ホワイトノイズのみ)、20msの120dBパルス刺激、120dBパルスの前に20msの70dBまたは80dBパルスを100msあけて入れた刺激を、無作為に合計50回試行した。各試行の間隔は20-60秒(平均40秒)で行った。パーセンテージPPIは次のように計算した。100 -[(プレパルス-パルス刺激試行の驚愕反応-無刺激試行)/(パルス単独試行-無刺激試行) × 100].
Claims (12)
- エルトプラジン、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、もしくは重水素標識化合物を含む、ビリルビン誘発性神経機能障害、黄疸を伴う精神疾患、又はビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異に起因する精神疾患を治療、予防又は管理するための医薬組成物。
- エルトプラジン、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、もしくは重水素標識化合物を含む、対象のビリルビン誘発性神経機能障害を治療、予防又は管理するための医薬組成物であって、該対象がその生体試料中において、健常者のものと比較して高いビリルビン濃度を有する、又は該対象が黄疸を有する、前記医薬組成物。
- エルトプラジン、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、もしくは重水素標識化合物を含む、対象のビリルビン誘発性神経機能障害を治療、予防又は管理するための医薬組成物であって、該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有する、前記医薬組成物。
- エルトプラジン、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、もしくは重水素標識化合物を含む、対象のビリルビン誘発性神経機能障害を治療、予防又は管理する方法において使用するための医薬組成物であって、
該方法が、
(a)該対象から生体試料を取得する工程;
(b)工程(a)において取得された生体試料中のビリルビン濃度を測定する工程;及び
(c)工程(b)において測定された該ビリルビン濃度が健常者のものと比較して高い場合に、又は工程(b)において測定された該ビリルビン濃度に基づき、該対象が黄疸を有すると判断される場合に、該対象にエルトプラジン、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、もしくは重水素標識化合物を投与する工程;を含む、前記医薬組成物。 - エルトプラジン、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、もしくは重水素標識化合物を含む、対象のビリルビン誘発性神経機能障害を治療、予防又は管理する方法において使用するための医薬組成物であって、
該方法が、
(a)該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有するか否かを判断する工程;
(b)工程(a)において該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有すると判断される場合に、該対象にエルトプラジン、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、もしくは重水素標識化合物を投与する工程;を含む、前記医薬組成物。 - エルトプラジン、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、もしくは重水素標識化合物を含む、対象の精神疾患を治療、予防又は管理するための医薬組成物であって、該対象がその生体試料中において、健常者のものと比較して高いビリルビン濃度を有する、又は該対象が黄疸を有する、前記医薬組成物。
- エルトプラジン、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、もしくは重水素標識化合物を含む、対象の精神疾患を治療、予防又は管理するための医薬組成物であって、該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有する、前記医薬組成物。
- エルトプラジン、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、もしくは重水素標識化合物を含む、対象の精神疾患を治療、予防又は管理する方法において使用するための医薬組成物であって、
該方法が、
(a)該対象から生体試料を取得する工程;
(b)工程(a)において取得された生体試料中のビリルビン濃度を測定する工程;及び
(c)工程(b)において測定された該ビリルビン濃度が健常者のものと比較して高い場合に、又は工程(b)において測定された該ビリルビン濃度に基づき、該対象が黄疸を有すると判断される場合に、該対象にエルトプラジン、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、もしくは重水素標識化合物を投与する工程;を含む、前記医薬組成物。 - エルトプラジン、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、もしくは重水素標識化合物を含む、対象の精神疾患を治療、予防又は管理する方法において使用するための医薬組成物であって、
該方法が、
(a)該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有するか否かを判断する工程;
(b)工程(a)において該対象がビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異を有すると判断される場合に、該対象にエルトプラジン、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、もしくは重水素標識化合物を投与する工程;を含む、前記医薬組成物。 - 前記精神疾患が、統合失調症又は注意欠陥多動性障害である、請求項1、6、7、8及び9のいずれか一項記載の医薬組成物。
- ビリルビン誘発性神経機能障害、黄疸を伴う精神疾患、又はビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子変異に起因する精神疾患を治療、予防又は管理するためのキットであって、エルトプラジン、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、もしくは重水素標識化合物を含む、前記キット。
- 生体試料中のビリルビン濃度を測定するための試薬、及び/又はビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子の変異を測定するための試薬をさらに含む、請求項11記載のキット。
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