JP7490281B1 - 合成皮革、及び該合成皮革の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】合成皮革1は、基層2と、基層2の表面に積層一体化された表皮層3と、を備え、基層2は重ね組織織物からなり、表皮層3の表面には、加熱処理によって形成された組織感のある凹凸意匠を有し、前記重ね組織織物を構成する2系列の経糸(タテ糸)並びに2系列の緯糸(ヨコ糸)において、次の(1)~(2)の何れかを満たすことを特徴とする。 (1)表皮層3に形成された凸部と接する側の表地の経糸(タテ糸)又は緯糸(ヨコ糸)がもう一方の系列の糸に比べて乾熱収縮率が小さい糸を含む (2)表皮層3に形成された凸部と接する側の表地の経糸(タテ糸)及び緯糸(ヨコ糸)がもう一方の系列の糸に比べて乾熱収縮率が小さい糸を含む
【選択図】図1
Description
前記基層の表面に積層一体化された表皮層と、を備え、
前記基層は重ね組織織物からなり、
前記表皮層の表面には、加熱処理によって形成された前記重ね織物の組織由来の微細凹凸意匠と、高低差の大きい膨らみによる凹凸意匠を有し、
前記重ね組織織物を構成する2系列の経糸(タテ糸)並びに2系列の緯糸(ヨコ糸)にお
いて、次の(1)~(2)の何れかを満たすことを特徴とする合成皮革。
(1)前記表皮層に形成された凸部と接する側の表地の経糸(タテ糸)又は緯糸(ヨコ糸)がもう一方の系列の糸に比べて乾熱収縮率が小さい糸を含む
(2)前記表皮層に形成された凸部と接する側の表地の経糸(タテ糸)及び緯糸(ヨコ糸)がもう一方の系列の糸に比べて乾熱収縮率が小さい糸を含む
前記基層の表面に積層一体化された表皮層と、を備えた合成皮革の製造方法であって、
前記基層は重ね織物からなり、前記基層に接着層を介して表面層を積層する積層工程と、
前記積層工程によって得られた積層体を加熱する加熱工程と、を含み、
加熱処理によって形成された前記重ね織物の組織由来の微細凹凸意匠と、高低差の大きい膨らみによる凹凸意匠を有し、前記重ね組織織物を構成する2系列の経糸(タテ糸)並びに2系列の緯糸(ヨコ糸)において、次の(1)~(2)の何れかを満たすことを特徴とする合成皮革の製造方法。
(1)前記表皮層に形成された凸部と接する側の表地の経糸(タテ糸)又は緯糸(ヨコ糸)がもう一方の系列の糸に比べて乾熱収縮率が小さい糸を含む
(2)前記表皮層に形成された凸部と接する側の表地の経糸(タテ糸)及び緯糸(ヨコ糸)がもう一方の系列の糸に比べて乾熱収縮率が小さい糸を含む
本実施形態に係る合成皮革1は基層2、表皮層3を含み、表皮層3は表面層4及び接着層5を有する(図1)。接着層5は、一面側において基層2と接し、他面側において表面層4と接している。合成皮革1は、たとえば自動車の座席に使用されるものであり、表皮層3の表面には凹凸模様が施されている。なお、図1は合成皮革1の層構造を模式的に示すものであり、図1における各部の厚さの比率は正確ではない。
次に、本実施形態に係る合成皮革1の製造方法について説明する。本実施形態に係る製造方法では、合成皮革1の製造工程が第一段階、第二段階、および第三段階の三段階に分けて実施される。
図3の6のタテ糸(F8、R3)には、乾熱収縮率が3%である84T/36/2ポリエステル染色糸、図3の7のタテ糸(F3、R8)には、乾熱収縮率が38%である84T/36/2ポリエステル原着糸、図3の8のヨコ糸には、乾熱収縮率が3%である167T/48/3 ポリエステル染色糸、図3の9のヨコ糸には、乾熱収縮率が39%である84T/36/3 ポリエステル原着糸を使用し、ジャカード織機で図3に示す2重組織にて製織し生機を作成した後、120℃でプリセット加工を行い基層2を得た。続いて、離型紙上に、ポリウレタン樹脂配合液を乾燥重量で72g/m2になるように塗布、80℃にて乾燥することで離型紙上に表面層4を作成し、その表面層4の上に更にポリウレタン樹脂接着剤配合液を乾燥重量で123g/m2になるように塗布し、90℃で乾燥することで接着層5を作成することにより、表面層4と接着層5が積層一体化された表皮層3を作成した直後に、前記の基層2の表面を離形紙上の接着層5の面に重ね圧着し24時間熟成を行った後に離型紙を剥離することで、基層2と表皮層3が積層一体化された合成皮革が得られた。その後、前記の合成皮革にプリセットより高い温度の130℃にて熱処理を行うことで、基層2の熱収縮が生じることにより表皮層3に凹凸意匠が発現された418g/m2の合成皮革を得た。評価結果は、膨らみ感を表現する高低差「4~5級」、織物の緻密な組織を表現する組織感「4級」で、総合評価 (組織感凹凸意匠)は「4~5級」であった。
図4の6のタテ糸(F8、R3)には、乾熱収縮率が30%である84T/36/2 ポリエステル加工糸、図4の7のタテ糸(F3、R8)には、乾熱収縮率が38%である84T/36/2 ポリエステル原着糸、図4の8のヨコ糸には、乾熱収縮率が39%である84T/36/3 ポリエステル原着糸、図4の9のヨコ糸には、乾熱収縮率が39%である84T/36/3 ポリエステル原着糸を使用し、ジャカード織機で図4に示すように図3とは異なり、図4の7のタテ糸が図4の8のヨコ糸に絡む接結(図4の11)がある2重組織にて製織し生機を作成した後、120℃でプリセット加工を行い基層2を得た。続いて、実施例1と同様の加工を行い、412g/m2の合成皮革を得た。評価結果は、膨らみ感を表現する高低差「4~5級」、織物の緻密な組織を表現する組織感「4級」で、総合評価 (組織感凹凸意匠)は「4~5級」であった。
実施例1と同様の糸素材の組合せに、更に図5の10のヨコ糸にはアンコ糸として乾熱収縮率が31%である84T/36/3 ポリエステル加工糸を追加し、ジャカード織機で図5に示す3重組織にて製織し生機を作成した後、120℃でプリセット加工を行い基層2を得た。続いて、実施例1と同様の加工を行い、472g/m2の合成皮革を得た。評価結果は、膨らみ感を表現する高低差「5級」、織物の緻密な組織を表現する組織感「5級」で、総合評価 (組織感凹凸意匠)は「5級」であった。
図6の6のタテ糸(F8、R3)には、乾熱収縮率が30%である84T/36/2 ポリエステル加工糸、図6の7のタテ糸(F3、R8)には、乾熱収縮率が38%である84T/36/2 ポリエステル原着糸、図6の8のヨコ糸には、乾熱収縮率が30%である167T/48/3 ポリエステル加工糸、図6の9のヨコ糸には、乾熱収縮率が39%である84T/36/3 ポリエステル原着糸を使用し、更に図6の10のヨコ糸にはアンコ糸として乾熱収縮率が31%である84T/36/3 ポリエステル加工糸を追加し、ジャカード織機で図6に示す3重組織にて製織し生機を作成した後、120℃でプリセット加工を行い基層2を得た。続いて、実施例1と同様の加工を行い、図16のような490g/m2の合成皮革を得た。評価結果は、膨らみ感を表現する高低差「5級」、織物の緻密な組織を表現する組織感「5級」で、総合評価 (組織感凹凸意匠)は「5級」であった。
実施例4と同様の糸素材の組合せで、ジャカード織機で図7に示すように図6とは異なり、図7の7のタテ糸が図7の8のヨコ糸に絡む接結(図7の11)がある3重組織にて製織し生機を作成した後、120℃でプリセット加工を行い基層2を得た。続いて、実施例1と同様の加工を行い、482g/m2の合成皮革を得た。評価結果は、膨らみ感を表現する高低差「5級」、織物の緻密な組織を表現する組織感「4級」で、総合評価 (組織感凹凸意匠)は「5級」であった。
図8の6のタテ糸(F8、R3)には、乾熱収縮率が3%である84T/36/2 ポリエステル染色糸、図8の7のタテ糸(F3、R8)には、乾熱収縮率が30%である84T/36/2 ポリエステル加工糸、図8の8のヨコ糸には、乾熱収縮率が3%である167T/48/3 ポリエステル染色糸、図8の9のヨコ糸には、乾熱収縮率が31%である84T/36/3 ポリエステル加工糸を使用し、更に図8の10のヨコ糸にはアンコ糸として、乾熱収縮率が31%である84T/36/3 ポリエステル加工糸を追加し、ジャカード織機で図8に示すように実施例5と同様の接結がある3重組織にて製織し生機を作成した後、120℃でプリセット加工を行い基層2を得た。続いて、実施例1と同様の加工を行い、465g/m2の合成皮革を得た。評価結果は、膨らみ感を表現する高低差「5級」、織物の緻密な組織を表現する組織感「4級」で、総合評価 (組織感凹凸意匠)は「5級」であった。
実施例4と同様の糸素材の組合せで、ジャカード織機で図9に示すように図9の7のタテ糸が図9の8のヨコ糸に絡む接結(図9の11)がある3重組織にて製織し生機を作成した後、120℃でプリセット加工を行い基層2を得た。続いて、実施例1と同様の加工を行い、475g/m2の合成皮革を得た。評価結果は、膨らみ感を表現する高低差「4級」、織物の緻密な組織を表現する組織感「4級」で、総合評価 (組織感凹凸意匠)は「4級」であった。
実施例4と同じ基層2を使用し、離型紙上に、ポリ塩化ビニル樹脂配合液を熱処理後重量で170g/m2になるように塗布、180℃にて熱処理することで離型紙上に表面層4を作成し、その表面層4の上に更にポリウレタン樹脂接着剤配合液を乾燥重量で123g/m2になるように塗布し、90℃で乾燥することで接着層5を作成することにより表面層4と接着層5が積層一体化された表皮層3を作成した直後に、前記の基層2の表面を離形紙上の接着層5の面に重ね圧着し24時間熟成を行った後に離型紙を剥離することで、基層2と表皮層3が積層一体化された合成皮革が得られた。その後、前記の合成皮革にプリセットより高い温度の130℃にて熱処理を行うことで、基層2の熱収縮が生じることにより表皮層3に凹凸意匠が発現された588g/m2の合成皮革を得た。評価結果は、膨らみ感を表現する高低差「4級」、織物の緻密な組織を表現する組織感「4級」で、総合評価 (組織感凹凸意匠)は「4級」であった。
図10の6のタテ糸には、乾熱収縮率が30%である84T/36/2 ポリエステル加工糸、図10の8のヨコ糸には、乾熱収縮率が30%である167T/48/3 ポリエステル加工糸を使用し、ジャカード織機で図10に示す1重組織にて製織し生機を作成した後、120℃でプリセット加工を行い基層2を得た。続いて、実施例1と同様の加工を行い、421g/m2の合成皮革を得た。評価結果は、膨らみ感を表現する高低差「1~2級」、織物の緻密な組織を表現する組織感「3級」で、総合評価 (組織感凹凸意匠)は「2級」であった。
図11の6のタテ糸(F8、R3)には、乾熱収縮率が38%である84T/36/2 ポリエステル原着糸、図11の7のタテ糸(F3、R8)には、乾熱収縮率が30%である84T/36/2 ポリエステル加工糸、図11の8のヨコ糸には、乾熱収縮率が39%である84T/36/3 ポリエステル原着糸、図11の9のヨコ糸には、乾熱収縮率が30%である167T/48/3 ポリエステル加工糸を使用し、ジャカード織機で図11に示す2重組織にて製織し生機を作成した後、120℃でプリセット加工を行い基層2を得た。続いて、実施例1と同様の加工を行い、図17のような410g/m2の合成皮革を得た。評価結果は、膨らみ感を表現する高低差「1級」、織物の緻密な組織を表現する組織感「3級」で、総合評価 (組織感凹凸意匠)は「2級」であった。
図12の6タテ糸(F8、R3)には、乾熱収縮率が38%である84T/36/2 ポリエステル原着糸、図12の7(F3、R8)のタテ糸には、乾熱収縮率が38%である84T/36/2 ポリエステル原着糸、図12の8のヨコ糸には、乾熱収縮率が39%である84T/36/3 ポリエステル原着糸、図12の9のヨコ糸には、乾熱収縮率が37%である167T/48/3 ポリエステル原着糸を使用し、更にヨコ糸に図12の10のアンコ糸として乾熱収縮率が39%である84T/36/3 ポリエステル原着糸を追加し、ジャカード織機で図12に示す3重組織にて製織し生機を作成した後、120℃でプリセット加工を行い基層2を得た。続いて、実施例1と同様の加工を行い、図17のような471g/m2の合成皮革を得た。評価結果は、膨らみ感を表現する高低差「3~4級」、織物の緻密な組織を表現する組織感「2級」で、総合評価 (組織感凹凸意匠)は「2級」であった。
図13の6(F8、R3)のタテ糸には、乾熱収縮率が30%である84T/36/2 ポリエステル加工糸、図13の7(F3、R8)のタテ糸には、乾熱収縮率が30%である84T/36/2 ポリエステル加工糸、図13の8のヨコ糸には、乾熱収縮率が31%である84T/36/3 ポリエステル加工糸、図13の9のヨコ糸には、乾熱収縮率が30%である167T/48/3 ポリエステル加工糸を使用し、更に図13の10のヨコ糸にはアンコ糸として熱収縮率が31%である84T/36/2 ポリエステル加工糸を追加し、ジャカード織機で図13に示す3重組織にて製織し生機を作成した後、120℃でプリセット加工を行い基層2を得た。続いて、実施例1と同様の加工を行い、477g/m2の合成皮革を得た。評価結果は、膨らみ感を表現する高低差「2級」、織物の緻密な組織を表現する組織感「2~3級」で、総合評価 (組織感凹凸意匠)は「2~3級」であった。
図14の6のタテ糸(F8、R3)には、乾熱収縮率が38%である84T/36/2 ポリエステル原着糸、図14の7のタテ糸(F3、R8)には、乾熱収縮率が30%である84T/36/2 ポリエステル加工糸、図14の8のヨコ糸には、乾熱収縮率が39%である84T/36/3 ポリエステル原着糸、図14の9のヨコ糸には、乾熱収縮率が30%である167T/48/3 ポリエステル加工糸を使用し、更に図14の10のヨコ糸にはアンコ糸として乾熱収縮率が39%である84T/36/3 ポリエステル原着糸を追加し、ジャカード織機で図14に示す3重組織にて製織し生機を作成した後、120℃でプリセット加工を行い基層2を得た。続いて、実施例1と同様の加工を行い、479g/m2の合成皮革を得た。評価結果は、膨らみ感を表現する高低差「1級」、織物の緻密な組織を表現する組織感「2~3級」で、総合評価 (組織感凹凸意匠)は「2級」であった。
膨らみ感(高低差)については、VR-5000(株式会社キーエンス製)を用いて測定し、膨らみ感(高低差)の判定基準に基づいて判定した。
また、組織感については、試料を平らな台の上に置き、試験官が試料の上方斜め45度、離間距離30cmの位置から目視で観察し、組織感についての判定基準に基づいてそれぞれ判定した。なお、評価が例えば4級と5級の間の場合は、4~5級と表す。
(膨らみ感(高低差)判定基準)
5級 :高低差310μm以上
4~5級:高低差270μm以上310μm未満
4級 :高低差230μm以上270μm未満
3~4級:高低差190μm以上230μm未満
3級 :高低差150μm以上190μm未満
2~3級:高低差110μm以上150μm未満
2級 :高低差70μm以上110μm未満
1~2級:高低差30μm以上70μm未満
1級 :高低差30μm未満
(組織感判定基準)
5級:基層の織物の組織由来の凹凸感が顕著に感じられる
4級:基層の織物の組織由来の凹凸感が十分に感じられる
3級:基層の織物の組織由来の凹凸感が感じられる
2級:基層の織物の組織由来の凹凸感がわずかに感じられる
1級:基層の織物の組織由来の凹凸感が全く感じられない
(総合評価(組織感凹凸意匠)基準)
5級:膨らみ感(高低差)が顕著に感じられ、かつ基層の織物の組織由来の凹凸感が十分に感じられる
4級:膨らみ感(高低差)が十分に感じられ、かつ基層の織物の組織由来の凹凸感が十分に感じられる
3級:膨らみ感(高低差)が感じられ、かつ基層の織物の組織由来の凹凸感が感じられる
2級:膨らみ感(高低差)か、基層の織物の組織由来の凹凸感のいずれかが感じられる
1級:膨らみ感(高低差)と基層の織物の組織由来の凹凸感が共に感じられない
2・・・基層
3・・・表皮層
4・・・表面層
5・・・接着層
6・・・図3~15において、各基層のタテ糸
7・・・図3~9、図11~15において、各基層のもう一方のタテ糸
8・・・図3~15において、各基層のヨコ糸
9・・・図3~9、図11~15において、各基層のもう一方のヨコ糸
10・・・図5、図6、図7、図8、図9、図12、図13、図14において、各基層のアンコ糸
11・・・図4、図7、図8、図9において、各基層の接結部分
H・・・凹凸模様の凸部(高低差150μm以上がある凸の部分(3級以上))
L・・・凹凸模様の凹部(高低差150μm以上がある凹の部分(3級以上))
Claims (6)
- 基層と、
前記基層の表面に積層一体化された表皮層と、を備え、
前記基層は重ね組織織物からなり、
前記表皮層の表面には、加熱処理によって形成された前記重ね織物の組織由来の微細凹凸意匠と、高低差の大きい膨らみによる凹凸意匠を有し、
前記重ね組織織物を構成する2系列の経糸(タテ糸)並びに2系列の緯糸(ヨコ糸)にお
いて、次の(1)~(2)の何れかを満たすことを特徴とする合成皮革。
(1)前記表皮層に形成された凸部と接する側の表地の経糸(タテ糸)又は緯糸(ヨコ糸)がもう一方の系列の糸に比べて乾熱収縮率が小さい糸を含む
(2)前記表皮層に形成された凸部と接する側の表地の経糸(タテ糸)及び緯糸(ヨコ糸)がもう一方の系列の糸に比べて乾熱収縮率が小さい糸を含む - 前記重ね組織織物の表地と裏地の間にアンコ糸を有する請求項1に記載の合成皮革。
- 前記表皮層が、ポリウレタン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂からなる群より選ばれる1種又は2種の樹脂を含有する請求項1又は2に記載の合成皮革。
- 基層と、前記基層の表面に積層一体化された表皮層と、を備えた合成皮革の製造方法であって、
前記基層は重ね織物からなり、前記基層に接着層を介して表面層を積層する積層工程と、
前記積層工程によって得られた積層体を加熱する加熱工程と、を含み、
加熱処理によって形成された前記重ね織物の組織由来の微細凹凸意匠と、高低差の大きい膨らみによる凹凸意匠有し、前記重ね組織織物を構成する2系列の経糸(タテ糸)並びに2系列の緯糸(ヨコ糸)において、次の(1)~(2)の何れかを満たすことを特徴とする合成皮革の製造方法。
(1)前記表皮層に形成された凸部と接する側の表地の経糸(タテ糸)又は緯糸(ヨコ糸)がもう一方の系列の糸に比べて乾熱収縮率が小さい糸を含む
(2)前記表皮層に形成された凸部と接する側の表地の経糸(タテ糸)及び緯糸(ヨコ糸)がもう一方の系列の糸に比べて乾熱収縮率が小さい糸を含む - 前記積層工程の前に、前記基層をプリセットするプリセット工程をさらに含む請求項4に記載の合成皮革の製造方法。
- 前記基層は合成繊維を含んでなり、
前記プリセット工程では、温度110℃~160℃の範囲であり、
前記加熱工程では、前記プリセット工程の温度より高い温度範囲で処理する請求項5に記載の合成皮革の製造方法。
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