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JP7397000B2 - 凍結乾燥変異ジフテリア毒素のジメチルスルホキシド中均一溶液を提供する方法 - Google Patents

凍結乾燥変異ジフテリア毒素のジメチルスルホキシド中均一溶液を提供する方法 Download PDF

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Description

本発明は、肺炎球菌莢膜多糖体:mDT複合体の製造で使用される、凍結乾燥変異ジフテリア毒素(mDT)を無水ジメチルスルホキシド中で再構成する方法に関するものである。
被包性細菌の一例である肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)は、世界的に重大な疾患の重要な原因である。1997年に、疾病対策予防センター(CDC)は、米国において年間で、肺炎球菌性髄膜炎3,000例、肺炎球菌菌血症50,000例、肺炎球菌性中耳炎7,000,000例及び肺炎球菌性肺炎500,000例があると推算している。Centers for Disease Control and Prevention, MMWR Morb Mortal Wkly Rep 1997, 46(RR-8): 1-13を参照のこと。さらに、これらの疾患の合併症は重大であり得るもので、いくつかの研究によって、肺炎球菌性髄膜炎で最大8%の死亡率及び最大25%の神経学的続発症が報告されている。Arditi et al., 1998, Pediatrics 102:1087-97を参照のこと。
長年にわたって認可されてきた多価肺炎球菌多糖体ワクチンは、成人、特には高齢者及び高リスク者で肺炎球菌疾患を予防するのに計り知れない価値のあるものであった。しかしながら、幼児及び小児は、複合化していない肺炎球菌多糖類にはあまり応答しない。細菌多糖類はT細胞非依存性免疫原であり、幼児では引き起こす応答は弱いか全くない。細菌多糖類免疫原のキャリアタンパク質への化学的複合化によって、幼児において、免疫応答をT細胞依存性のものに変換される。ジフテリア毒素(DTx、ジフテリア毒素(DT)の化学的解毒版)及びDTは、それらのアミノ酸配列にT細胞刺激エピトープが存在するために、細菌多糖類免疫原のキャリアタンパク質であると報告されている。
Centers for Disease Control and Prevention, MMWR Morb Mortal Wkly Rep 1997, 46(RR-8): 1-13 Arditi et al., 1998, Pediatrics 102:1087-97
従って、キャリアタンパク質に複合化した細菌莢膜多糖類を含む多糖類-タンパク質複合体ワクチンが開発されており、さらなるワクチンも開発中である。開発された複合体ワクチンの例には、ヘモフィルスインフルエンザB型(Hib)複合体ワクチン(例えば、HIBTITER(登録商標))並びに肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)(例えば、PREVNAR(登録商標)及びPREVNAR13(登録商標))及び髄膜炎菌(Neisseria meningitidis)(例えば、MENJUGATE(登録商標))に対する複合体ワクチンなどがある。
本発明は、均一溶液調製後最長6時間にわたってフーリエ変換赤外分光法又は動的光散乱によって測定されるmDTの検出可能なβシート介在凝集が全くない、変異ジフテリア毒素(mDT)の無水ジメチルスルホキシド(DMSO)中均一溶液の調製方法を提供する。その均一溶液は、複数の肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)多糖類-mDT複合体であって、各複合体が特定の血清型の多糖類を含み、ワクチンで使用される複合体の特定の組み合わせを有する複数の肺炎球菌免疫原性組成物を製造するのに用いることができる複合体の製造において有用である。
本発明は、変異ジフテリア毒素(mDT)の無水DMSO中均一溶液の製造方法であって、(a)mDTの乾燥組成物を提供すること;及び(b)2分以下の期間をかけて前記乾燥組成物に無水DMSOを加えることで前記乾燥組成物を無水DMSO中で再構成し、少なくとも10秒間混和してmDTを含む均一溶液を提供することを含む方法を提供する。
当該方法の特定の実施形態において、mDTの乾燥組成物は、凍結乾燥及びmDTの水溶液からの輻射エネルギー真空(REV)脱水から選択される昇華乾燥プロセスによって調製される。さらなる実施形態において、前記昇華乾燥プロセスは、前記水溶液をケーキ又はリオスフィアビーズの形態で冷凍することを含む。別の実施形態において、昇華乾燥は、金属トレイ、プラスチックトレイ、プラスチック袋、及びクラスIチュービングバイアルからなる群から選択される容器中で行われるバルク乾燥である。
特定の実施形態において、乾燥組成物は、mDTを含む水溶液の昇華乾燥によって乾燥組成物を製造することで調製され、その水溶液はさらにショ糖及び緩衝剤を含み、前記昇華乾燥は、凍結乾燥及び輻射エネルギー真空(REV)脱水から選択される。
特定の実施形態において、緩衝剤は、5.0~7.0のpH範囲でのヒスチジン、コハク酸、MES、MOPS、HEPES、又は酢酸緩衝剤である。特定の実施形態において、緩衝剤は、5.0~7.0のpH範囲でのリン酸又はクエン酸緩衝剤である。
特定の実施形態において、水溶液は、約0.5%(重量/体積)以上のショ糖を含む。特定の実施形態において、水溶液は、約4%~8%(重量/体積)のショ糖を含む。
特定の実施形態において、乾燥組成物は約6%以下の最終含水率を有する。特定の実施形態において、乾燥組成物は約5%以下の最終含水率を有する。特定の実施形態において、乾燥組成物は約4%以下の最終含水率を有する。特定の実施形態において、乾燥組成物は約3%以下の最終含水率を有する。特定の実施形態において、乾燥組成物は約2%以下の最終含水率を有する。
特定の実施形態において、水溶液は、約6~12mg/mLの濃度でmDTを含む。特定の実施形態において、水溶液は、約6、9、10又は12mg/mLの濃度でmDTを含む。
当該方法の特定の実施形態において、段階(b)における再構成の実施は8分以内とする。特定の実施形態において、再構成の実施は6分とする。特定の実施形態において、再構成の実施は4分以内とする。特定の実施形態において、再構成の実施は2分以内とする。特定の実施形態において、再構成の実施は2分とする。特定の実施形態において、再構成の実施は1分以内とする。
特定の実施形態において、代わりに段階(b)における混和の実施は120分以内とする。特定の実施形態において、代わりに混和の実施は90分以内とする。特定の実施形態において、代わりに混和の実施は60分以内とする。特定の実施形態において、代わりに混和の実施は30分以内とする。特定の実施形態において、代わりに混和の実施は10分以内とする。特定の実施形態において、mDTを含む均一溶液を、再構成後6時間以内に、活性化多糖類への複合化に用いる。
本発明はさらに、検出可能なβシート介在凝集が全くない変異ジフテリア毒素(mDT)の無水ジメチルスルホキシド(DMSO)中均一溶液を提供する方法であって、(a)mDTの乾燥組成物を提供すること;及び(b)2分以内の期間をかけて無水DMSOを乾燥組成物に加えて乾燥組成物を無水DMSO中で再構成し、混和して、mDTを含む均一溶液を提供することを含み、当該均一溶液がフーリエ変換赤外分光法又は動的光散乱による測定で検出可能なβシート介在凝集を全く含まない方法を提供する。
さらなる実施形態において、当該均一溶液は、再構成後最大1時間にわたって検出可能なβシート介在凝集を全く含まない。さらなる実施形態において、当該均一溶液は、再構成後最大2時間にわたって検出可能なβシート介在凝集を全く含まない。さらなる実施形態において、当該均一溶液は、再構成後最大3時間にわたって検出可能なβシート介在凝集を全く含まない。さらなる実施形態において、当該均一溶液は、再構成後最大4時間にわたって検出可能なβシート介在凝集を全く含まない。さらなる実施形態において、当該均一溶液は、再構成後最大5時間にわたって検出可能なβシート介在凝集を全く含まない。さらなる実施形態において、当該均一溶液は、再構成後最大6時間にわたって検出可能なβシート介在凝集を全く含まない。
当該方法の特定の実施形態において、mDTの乾燥組成物は、凍結乾燥及びmDTの水溶液からの輻射エネルギー真空(REV)脱水から選択される昇華乾燥によって調製される。さらなる実施形態において、昇華乾燥プロセスは、昇華乾燥プロセスの前に水溶液をケーキ又はリオスフィアビーズの形で冷凍することを含む。別の実施形態において、昇華乾燥は、金属トレイ、プラスチックトレイ、プラスチック袋、及びクラスIチュービングバイアルからなる群から選択される容器中で行われるバルク乾燥を含む。
特定の実施形態において、当該乾燥組成物は約6%以下の最終含水率を有する。特定の実施形態において、当該乾燥組成物は約5%以下の最終含水率を有する。特定の実施形態において、当該乾燥組成物は約4%以下の最終含水率を有する。特定の実施形態において、当該乾燥組成物は約3%以下の最終含水率を有する。特定の実施形態において、当該乾燥組成物は約2%以下の最終含水率を有する。
特定の実施形態において、当該乾燥組成物は、mDTを含む水溶液を昇華乾燥することで乾燥組成物を製造することで調製され、当該水溶液はさらにショ糖及び緩衝剤を含み、昇華乾燥は、凍結乾燥及び輻射エネルギー真空(REV)脱水から選択される。
特定の実施形態において、当該水溶液は、約0.5%(重量/体積)以上のショ糖を含む。特定の実施形態において、当該水溶液は、約4%~8%(重量/体積)のショ糖を含む。
特定の実施形態において、緩衝剤は、5.0~7.0のpH範囲でのヒスチジン、コハク酸、MES、MOPS、HEPES、又は酢酸緩衝剤である。
特定の実施形態において、緩衝剤は、5.0~7.0のpH範囲でのリン酸又はクエン酸緩衝剤である。
特定の実施形態において、当該水溶液は、約6~12mg/mLの濃度でmDTを含む。特定の実施形態において、水溶液は、約6、9、10又は12mg/mLの濃度でmDTを含む。
当該方法の特定の実施形態において、代わりに段階(b)における再構成の実施は8分以内とする。特定の実施形態において、代わりに再構成の実施は6分以内とする。特定の実施形態において、代わりに再構成の実施は4分以内とする。特定の実施形態において、代わりに再構成の実施は2分以内とする。特定の実施形態において、代わりに再構成の実施は約2分とする。特定の実施形態において、代わりに再構成の実施は1分以内とする。
特定の実施形態において、段階(b)における混和の実施は120分以内とする。特定の実施形態において、混和の実施は90分以内とする。特定の実施形態において、混和の実施は60分以内とする。特定の実施形態において、混和の実施は30分以内とする。特定の実施形態において、混和の実施は10分以内とする。特定の実施形態において、mDTを含む均一溶液を、再構成後6時間以内に、活性化多糖類への複合化に用いる。
本発明はさらに、変異ジフテリア毒素(mDT)に共有結合的に連結された肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)多糖類を含む組成物の製造方法であって、(a)1以上の肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)血清型からの活性化肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)多糖類を含む第1の乾燥組成物及びmDTを含む第2の乾燥組成物を提供する段階;(b)前記第1の乾燥組成物及び前記第2の乾燥組成物を別個にジメチルスルホキシド(DMSO)中で再構成し、混和して、前記1以上の活性化多糖類を含む第1の均一溶液及び前記mDTを含む第2の均一溶液を提供する段階;(c)前記第1の均一溶液と前記第2の均一溶液を合わせて、混合物を製造する段階;及び(d)前記混合物に還元剤を加えて、1以上の肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)血清型の1以上の多糖類に複合化したmDTを含む複合体溶液を製造する段階を含み、前記第1の乾燥組成物を無水DMSO中で再構成し、前記第2の乾燥組成物に前記無水DMSOを2分以下の期間をかけて加え、混和することで前記第2の乾燥組成物を無水DMSO中で再構成して、前記mDTを含む前記均一溶液を提供することを特徴とする、又は改善点が、前記第1の乾燥組成物を無水DMSO中で再構成し、前記第2の乾燥組成物に前記無水DMSOを2分以下の期間をかけて加え、混和することで前記第2の乾燥組成物を無水DMSO中で再構成して、前記mDTを含む前記均一溶液を提供することである方法を提供する。
当該方法の特定の実施形態において、前記第1及び第2の乾燥組成物は、凍結乾燥及び輻射エネルギー真空(REV)脱水から選択される昇華乾燥プロセスによって調製される。さらなる実施形態において、前記昇華乾燥プロセスは、当該昇華乾燥プロセスの前に前記第1及び第2の水溶液をケーキ又はリオスフィアビーズの形態で冷凍することを含む。別の実施形態において、前記昇華乾燥プロセスは、金属トレイ、プラスチックトレイ、プラスチック袋、及びクラスIチュービングバイアルからなる群から選択される容器中で行われるバルク乾燥を含む。
特定の実施形態において、前記第1及び第2の乾燥組成物のそれぞれは、約6%以下の最終含水率を有する。特定の実施形態において、前記第1及び第2の乾燥組成物のそれぞれは、約5%以下の最終含水率を有する。特定の実施形態において、前記第1及び第2の乾燥組成物のそれぞれは、約4%以下の最終含水率を有する。特定の実施形態において、前記第1及び第2の乾燥組成物のそれぞれは、約3%以下の最終含水率を有する。特定の実施形態において、前記第1及び第2の乾燥組成物のそれぞれは、約2%以下の最終含水率を有する。
特定の実施形態において、前記第1及び第2の乾燥組成物は、1、2若しくはそれより多い肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)血清型からの活性化肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)多糖類を含む第1の水溶液及び前記mDTを含む第2の水溶液の昇華乾燥によって前記第1及び第2の乾燥組成物を製造することで調製され、前記第1及び第2の水溶液は約0.5%(重量/体積)以上のショ糖及び緩衝剤をさらに含み、前記昇華乾燥は凍結乾燥又は輻射エネルギー真空(REV)無水から選択される。
特定の実施形態において、前記緩衝剤は、5.0~7.0のpH範囲でのヒスチジン、コハク酸、MES、MOPS、HEPES、又は酢酸緩衝剤である。
特定の実施形態において、前記緩衝剤は、5.0~7.0のpH範囲でのリン酸又はクエン酸緩衝剤である。
特定の実施形態において、前記第1及び第2の水溶液は、約0.5%(重量/体積)以上のショ糖を含む。特定の実施形態において、前記第1の水溶液は約4%~6%(重量/体積)のショ糖を含み、前記第2の水溶液は約4%~8%(重量/体積)のショ糖を含む。
特定の実施形態において、前記第1の水溶液は約6~9mg/mLの濃度で前記多糖類を含み、前記第2の水溶液は約6~12mg/mLの濃度で前記mDTを含む。特定の実施形態において、前記第1の水溶液は約6若しくは9mg/mLの濃度で前記多糖類を含み、前記第2の水溶液は約6、9、10若しくは12mg/mLの濃度で前記mDTを含む。
当該方法の特定の実施形態において、代わりに段階(b)における再構成の実施は、8分以内とする。特定の実施形態において、代わりに再構成の実施は、6分以内とする。特定の実施形態において、代わりに再構成の実施は、4分以内とする。特定の実施形態において、代わりに再構成の実施は、2分以内とする。特定の実施形態において、代わりに再構成の実施は、約2分とする。特定の実施形態において、代わりに再構成の実施は、1分以内とする。
特定の実施形態において、段階(b)における混和の実施は120分以内とする。特定の実施形態において、混和の実施は90分以内とする。特定の実施形態において、混和の実施は60分以内とする。特定の実施形態において、混和の実施は30分以内とする。特定の実施形態において、混和の実施は10分以内とする。
特定の実施形態において、各複合体溶液は、重量基準で多糖類:mDTの比約0.6:約1.3でmDTに複合化した多糖類を含む。特定の実施形態において、各複合体溶液は、重量基準で多糖類:mDTの比約0.9:約1.5で前記mDTに複合化した多糖類を含む。特定の実施形態において、各複合体溶液は、重量基準で多糖類:mDTの比約0.6:約1.5で前記mDTに複合化した多糖類を含む。
特定の実施形態において、前記複合体溶液は、溶液中、多糖類合計の約15%未満である遊離多糖類濃度を含む。特定の実施形態において、前記複合体溶液は、溶液中、多糖類合計の約10%未満である遊離多糖類濃度を含む。
特定の実施形態において、前記複合体は、5(モル/モル)より大きいmDTリジン損失値を有する。
特定の実施形態において、各複合体溶液は、重量基準で多糖類:mDTの比約0.6:約1.3で前記mDTに複合化した多糖類を含み、溶液中、多糖類合計の約15%未満である遊離多糖類濃度を含み、前記複合体は、5(モル/モル)より大きいmDTリジン損失値を有する。
特定の実施形態において、前記1以上の肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)血清型は、肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、6E、6G、6H、7F、7A、7B、7C、8、9A、9L、9N、9V、10F、10A、10B、10C、11F、11A、11B、11C、11D、11E、12F、12A、12B、13、14、15F、15A、15B、15C、16F、16A、17F、17A,18F、18A、18B、18C、19F、19A、19B、19C、20A、20B、21、22F、22A、23F、23A、23B、24F、24A、24B、25F、25A、27、28F、28A、29、31、32F、32A、33F、33A、33B、33C、33D、33E,34、35F、35A、35B、35C、36、37、38、39、40、41F、41A、42、43、44、45、46、47F、47A、48、CWPS1、CWPS2、及びCWPS3からなる群から選択される。
特定の実施形態において、前記1以上の肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)多糖類を、酸化剤と反応させることによって活性化して、段階(a)での活性化多糖類を提供する。
本明細書における実施形態のいずれか一つにおいて、前記変異ジフテリア毒素はCRM197である。特定の実施形態において、前記複合体溶液は無菌濾過される。
無水DMSO中での急速(2分)再構成と低速(8分)再構成を行ったCRM197のFTIRスペクトラムを示す図である。 無水DMSO中での中間速度再構成(4分)を行い、次に保持時間を増やした(30分;60分;120分;180分;240分;300分)CRM197のFTIRスペクトラムを示す図である。 異なる濃度(10mg/mL;30mg/mL;50mg/mL)で、無水DMSO中での急速再構成(2分)を行ったCRM197のFTIRスペクトラムを示す図である。 10mg/mL(図4A)及び30mg/mL(図4B)で、無水DMSO中での急速再構成(2分)を行ったCRM197の動的光散乱(DLS)プロファイルを示す図である。各サンプルについて、3回の測定値を集めた(3トレース)。 10mg/mL(図4A)及び30mg/mL(図4B)で、無水DMSO中での急速再構成(2分)を行ったCRM197の動的光散乱(DLS)プロファイルを示す図である。各サンプルについて、3回の測定値を集めた(3トレース)。 異なるレベルの水を含むDMSO(無水DMSO;99%DMSO/水;97%DMSO/水;95%DMSO/水)中での急速再構成(2分)を行ったCRM197のFTIRスペクトラムを示す図である。 無水DMSO中での急速再構成(2分)と低速再構成(8分)を行った強力乾燥凍結乾燥CRM197のFTIRスペクトラムを示す図である。 多糖類6B複合化前にCRM197が急速(2分)又は低速(8分)で再構成されているCRM197:多糖類血清型6B(CRM197-6B)複合体のFTIRスペクトラムを示す図である。水系条件下で多糖類6Bに複合化したCRM197も示している。 変異ジフテリア毒素(mDT)多糖類(Ps)複合体製造についての一般的計画を示す図である。 大きさを増加させた多糖類を用いる反応から得られた複合体の大きさを示す図である。このグラフは、無水DMSOをゆっくり加えることで、無水DMSOの急速添加より、同じ大きさの多糖類からかなり大きい複合体が得られることを示している。
I.定義
本明細書で使用される場合、「多糖類」(Ps)という用語は、免疫学分野及び細菌ワクチン分野で一般的に使用される抗原性サッカリド要素(又は抗原性単位)、例えば「サッカリド」、「オリゴ糖」、「多糖類」、「リポサッカリド」、「リポオリゴ糖(LOS)」、「リポ多糖類(LPS)」、「グリコシレート」、「複合糖質」など(これらに限定されるものではない)を含むものである。文脈に応じて、Psは単数でも複数であっても良い。
本明細書で使用される場合、本発明の免疫原性組成物で使用する場合の「含む」という用語は、補助剤及び賦形剤などのいずれか他の成分の包含を指す(抗原混合物についての「からなる」という言語の制限を受ける)。多価多糖類-タンパク質複合体混合物で使用する場合の「からなる」という用語は、特定のS.ニューモニエ(S.pneumoniae)多糖類タンパク質複合体を有し、異なる血清型からの他のS.ニューモニエ(S.pneumoniae)多糖類タンパク質複合体を全く持たない混合物を指す。
本明細書で定義される場合、「沈殿」、「沈殿する」、「微粒子形成」、「白濁」、及び「凝集」という用語は、互換的に使用することができ、多糖類-タンパク質複合体の凝集を生じる物理的相互作用又は化学反応を指すものである。凝集(例えば、タンパク質凝集)のプロセスは、多くの物理化学的応力、例えば熱、圧力、pH、攪拌、剪断力、凍結-解凍、脱水、重金属、フェノール系化合物、シリコンオイル、変性剤などによって誘発することができる。
本明細書で使用される場合、「再構成すること」又は「再構成」という用語は、液体を乾燥物に加えて、その乾燥物を溶かして、その材料が溶けた溶液を提供することを指す。しかしながら、その再構成によって提供される溶液は、それに溶解した材料の濃度勾配又は層を有することができる。従って、再構成後、その溶液を物理的に攪拌して、再構成材料の均一溶液を提供する。
本明細書で使用される場合、「混和」という用語は、振盪、攪拌、揺動、回転などによって溶液を物理的に攪拌することを指すのに用いられる。
本明細書で使用される場合、「均一溶液」という用語は、全ての成分が十分に混和されていることで、その溶液中の成分間で濃度勾配も層もない溶液を指す。
本明細書で使用される場合、「リオスフィア」は、凍結乾燥材料の離散粒子であり、例えば、ビーズ若しくは球形その他の形状を取る。リオスフィアは、リオ粒子スフィアオン(lyoparticle sphereon)、又はリオビーズ(lyobead)とも称することができる。一部の実施形態において、リオスフィア直径は約2~約12mm、好ましくは2~8mm、例えば2.5~6mm又は2.5~5mmである。一部の実施形態において、リオスフィアの体積は約20~550μL、好ましくは20~100μL、例えば20~50μLである。リオスフィアがほとんど球形ではない実施形態では、リオスフィアの大きさは、長い方の寸法の短い方の寸法に対する比である、それのアスペクト比に関して記述することができる。リオスフィアのアスペクト比は、0.5~2.5、好ましくは0.75~2、例えば1~1.5であることができる。
本明細書で使用される場合、「免疫原性組成物」は、1以上のmDT、例えば、CRM197に複合化した1以上の抗原を含む多価組成物であることができる。本発明のある種の実施形態において、抗原は、被包性細菌からのサッカリドである。そのような組成物において、サッカリドは、ある種類の細菌の表面に似る長鎖の糖分子からなる。被包性細菌には、肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)、ネイッセリア・メニンギチデス(Neisseria meningitides)及びヘモフィルスインフルエンザB型などがあるが、これらに限定されるものではない。その抗原は、同一生物からものであることができるか、異なる生物からのものであることができる。本発明の好ましい実施形態において、抗原は、肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)莢膜多糖類である。
本明細書で使用される場合、「輻射エネルギー真空(REV)脱水」という用語は、マイクロ波真空乾燥(MVD)も指す。
II.プロセス
本発明は、抗肺炎球菌ワクチンとして使用可能な多価肺炎球菌多糖類-タンパク質複合体を製造する方法又はプロセスであって、変異ジフテリア毒素(mDT)を2分以内の急速な期間で無水ジメチルスルホキシド(DMSO)中で再構成して均一溶液を提供し、その均一溶液を、検出可能なβシート介在凝集が全くない、遊離多糖類のレベルが低い(例えば、15%未満の遊離多糖類)複合体組成物を形成する条件下で無水DMSO中で再構成した活性化多糖類の均一溶液と合わせる方法を提供する。
本発明者らは、mDTの再構成時に、DMSOなどの有機溶媒を乾燥mDTに加える時間の長さ及び次に、再構成したmDTを複合化に先立って保存若しくは維持する時間の長さがmDTの二次構造に影響を与えることで、所望の分子量を有する複合体の収量及びmDTのそれに複合化した多糖類に対する比率に影響することを発見した。本発明は、本明細書において、ジフテリア毒素の無毒性変異体(即ち毒素)であるCRM197によって例示される。図1~7に示したように、急速添加条件下で、例えば8分未満又は約2分以内で無水DMSOを乾燥mDTに添加する場合に乾燥mDTを無水DMSO中で再構成するのに要する時間によって、mDTが完全に変性しており、フーリエ変換赤外分光法(FTIR)又は動的光散乱(DLS)によって測定される検出可能なβシート形成が全くない再構成mDT溶液が提供される。DMSO中に存在する検出可能な水を有すること、及び/又は12mg/mLより大きいmDTの最終濃度でmDTを有することで、βシート介在凝集が生じることも発見された。従って、本発明の好ましい実施形態において、無水DMSOは、8分未満、好ましくは5分未満、より好ましくは2分未満の期間をかけて乾燥mDTに添加され;mDTは10mg/mL未満又は12mg/mL以下の濃度に、特定の実施形態では約6mg/mLに維持される。
特定の実施形態において、乾燥mDT及び多糖類の完全溶解を確保するため、mDTを含む第1の均一溶液及び活性化多糖類を含む第2の均一溶液を120分以内の間混和することができる。特定の実施形態において、混和は90分以内とすることができる。特定の実施形態において、混和は60分以内とすることができる。特定の実施形態において、混和は30分以内とすることができる。特定の実施形態において、混和は10分以内とすることができる。特定の実施形態において、mDTを含む第2の均一溶液を約6時間以内にわたりDMSO溶液中としてから、多糖類を含む第1の均一溶液との組み合わせに供した。本発明者らは、6時間超にわたりmDTをDMSO中に維持することでmDTの検出可能なβシート介在凝集が生じることを発見した。従って、特定の実施形態において、mDTは6時間以内にわたってDMSO中に維持する。
図8は、mDTを本明細書に記載の方法によって製造する、mDT多糖類複合体製造についての一般的計画を示す図である。
概して、各血清型についての精製肺炎球菌莢膜多糖体(Ps)粉末を別個に水に溶かして溶液を得て、血清型19AからのPsを含む溶液を除いてそれを0.45ミクロン濾過する。血清型19Aを除く、本明細書に開示の血清型のいずれかからのPsを含む全ての溶液を均質化して、Psの分子量を低下させる。血清型18Cは、90℃以上での酸加水分解によってサイズ低下する。血清型19Aは、相対的に最初のサイズが小さいためにサイズ低下しない。均質化圧力及びホモジナイザー通過数を血清型特有所期値に制御して、血清型特有分子量を達成する。多糖類をそれぞれ0.22ミクロン濾過し、次に濃縮し、開口チャネルを有する10kD限外濾過膜(5型)を用いて限外濾過段階1で水に対してダイアフィルトレーションして、ダイアフィルトレーション液1を製造する。
次に、ダイアフィルトレーション液1を血清型特有温度(4~22℃)に調節し、緩衝剤、例えば酢酸ナトリウムでpH(4~5)に調節して、活性化段階時に多糖類のサイズ低下を最小とすることができる。多糖類活性化を、過ヨード酸酸化によって行う。血清型4の場合、活性化の前に、溶液を約50℃及びpH4でインキュベートして、多糖類を部分的に脱ケタール化する。メタ過ヨウ素酸ナトリウム溶液を加えることで、多糖類活性化を開始する。加えるメタ過ヨウ素酸ナトリウムの量は血清型特有であり、多糖類反復単位1モル当たりメタ過ヨウ素酸ナトリウム約0.1~0.5モルの範囲である。メタ過ヨウ素酸ナトリウムの血清型特有負荷量を選択して、所期レベルの多糖類活性化を達成する(多糖類反復単位1モル当たりのアルデヒドモル数)。
限外濾過段階2では、全ての血清型溶液について、血清型5及び7Fを含む血液を除き、活性化多糖類を、ダイアフィルトレーションし、次に開口チャネルを有する10kD限外濾過膜(5型)を用いるタンジェント流限外濾過によって濃縮して、ダイアフィルトレーション液2を製造することができる。ダイアフィルトレーション終了後、ダイアフィルトレーション液2を濃縮して、所期の15g Ps/Lとすることができる。血清型5及び7Fを含む溶液を、緩衝剤、例えば10mM酢酸ナトリウムに対してダイアフィルトレーションすることができる。好ましくは、全ての血清型溶液についての限外濾過は2~8℃で行う。
次に、ダイアフィルトレーション液2を、ショ糖を加えた水で希釈して、最終濃度約4~12mg/mL多糖類及び0.5%~6%(重量/体積)ショ糖を有する溶液を作り、昇華乾燥プロセスを行って、好ましくは6%以下の最終含水量を有する乾燥多糖類を製造する。特定の実施形態において、組成物は約5%以下の最終含水率を有する。特定の実施形態において、組成物は約4%以下の最終含水率を有する。特定の実施形態において、組成物は約3%以下の最終含水率を有する。特定の実施形態において、組成物は約2%以下の最終含水率有する。凍結乾燥前に溶液に加えるショ糖の量は血清型特有であり、凍結乾燥前で3.0~5.0%(重量/体積)の範囲であることができる。特定の実施形態において、2以上の多糖類を一緒に乾燥させて、乾燥多糖類混合物を製造することができる。
精製mDTを含む溶液を、5kDaタンジェント流限外濾過膜を用いて、2mMリン酸、pH7.0緩衝剤に対してダイアフィルトレーションし、次に、0.22ミクロンフィルターで濾過する。濾過した溶液をショ糖を含む水で希釈して最終濃度約6~12mg/mL mDT及び4~10%(重量/体積)ショ糖とし、昇華乾燥プロセスを行って、好ましくは6%以下の最終含水率を有する乾燥mDTを製造する。特定の実施形態において、組成物は約5%以下の最終含水率を有する。特定の実施形態において、組成物は約4%以下の最終含水率を有する。特定の実施形態において、組成物は約3%以下の最終含水率を有する。特定の実施形態において、組成物は約2%以下の最終含水率を有する。
多糖類及びmDT溶液の昇華乾燥プロセスには、凍結乾燥又は輻射エネルギー真空(REV)脱水などがあり得る。
乾燥多糖類又は乾燥多糖類混合物及び乾燥mDTを別個に、無水ジメチルスルホキシド(DMSO)中で再構成又は再溶解して、それぞれの均一溶液を得る。特定の実施形態において、mDTを約10~20mg/mL又は約10mg/mLの濃度で再構成する。本発明者らは、モデルとしてCRM197を用いて、DMSO中の1%(体積比)以上の水分によりβシート形成を生じることを発見した(図5参照)。従って、本発明は、DMSOの含水率が1%(体積比)未満である、又はDMSOが検出可能な水分を含まない、例えば、無水DMSO又は100%(体積比)DMSOである実施形態を提供する。8分未満、好ましくは6分未満若しくは4分未満、又は最も好ましくは2分以内、又は1分以内の期間をかけてDMSOを乾燥mDTに加えることで、乾燥mDTを再構成する。
本発明者らは、CRM197をモデルとして用いて、DMSOを乾燥mDTに加える添加時間が短いほど、フーリエ変換赤外分光法(FTIR)及び動的光散乱(DLS)分析に基づく不可逆的βシート介在凝集の形成が少ないことも発見した。図1に示したように、2分間の無水DMSO添加時間では、βシート介在凝集の検出可能な形成は生じない。従って、特定の実施形態において、本発明は、1%未満の水分を含むDMSO又は検出可能な水分を含まないDMSO、例えば無水若しくは100%(体積比)DMSO中でのmDTの再構成を提供し、その場合に、前記DMSOの乾燥mDTへの添加を2分又は2分未満の期間をかけて行って、20mg/mL以下又は約10mg/mL以下の濃度の再構成mDTを提供する。特定の実施形態において、再構成後、混合物を最長30分間混和して、mDTの均一溶液を得ることができる。しかしながら、特定の実施形態において、混和は、120分以内、90分以内、60分以内、30分以内、又は10分以内の期間をかけて行うことができる。特定の実施形態において、500mMリン酸ナトリウム、pH7.2緩衝剤を、mDTを含む均一溶液に加えて、最終濃度1.0mMリン酸ナトリウムとする。
mDTの均一溶液及び多糖類若しくは2以上の異なる多糖類の均一溶液を合わせて、mDT及び多糖類若しくは2以上の異なる多糖類の両方を含む複合化溶液が得られる。DMSO中での再構成又は再溶解後に、多糖類及びmDT均一溶液を合わせて、血清型特有最終多糖類濃度及び多糖類/mDT比とする。概して、mDT及び多糖類を、最終複合化多糖類/mDT比が約0.6~1.3(重量基準)となるような量で合わせる。
複合化反応を行うためには、水素化シアノホウ素ナトリウムの水溶液を調製し、1.0meqの水素化シアノホウ素ナトリウム(水素化シアノホウ素ナトリウム1.0mol/多糖類反復単位1mol)を複合化溶液に加える。水素化シアノホウ素ナトリウム溶液のモル濃度は、複合化時の溶液の約0.5%合計含水率の所期量に基づくものである。その複合化溶液を、血清型に特定の温度で血清型に特定の期間にわたって反応させて、mDT:多糖類複合体中間体を製造する。
次に、水素化ホウ素ナトリウムの水溶液を調製し、2.0meqの水素化ホウ素ナトリウム(多糖類反復単位に対して)を複合化溶液に加える。水素化ホウ素ナトリウム溶液のモル濃度は、水素化ホウ素化合物添加後の約1.0%合計含水率の所期量に基づくものである。その複合化溶液を、環境温度で3時間にわたって反応させて(反応時間が2時間である、血清型7Fなどのある種の血清型を除く)、mDT:多糖類複合体を製造する。
複合化反応を反応停止するため、複合化溶液を、希釈段階で、特定の血清型からの多糖類を含む複合体の場合に、複合化溶液を150mM塩化ナトリウム溶液(0.025%(重量/体積)ポリソルベート20を含有する150mM塩化ナトリウム)にゆっくり加えることで20%(体積比)以下のDMSOに希釈することで、反応停止複合体溶液を製造する。特定の実施形態において、希釈段階中は、温度を15℃以下に維持する。約1時間後、1.5Mリン酸カリウム、pH6.0溶液をその溶液に加えて最終濃度25mMリン酸カリウムとすることができる。全体的な多糖類及びmDT消費、複合体多糖類/mDT比、及び複合体分子量によって、複合化成績を評価することができる。
限外濾過段階3において、反応停止複合体溶液を濃縮して約2.5g/Lとし、30kDaタンジェント流限外濾過膜を用いて、2~8℃で最大約10ダイアボリュームの150mM塩化ナトリウム又は25mMリン酸カリウム/150mM塩化ナトリウムに対してダイアフィルトレーションして、ダイアフィルトレーション液3を製造することができる。限外濾過段階3からのダイアフィルトレーション液3中の多糖類濃度は、高速サイズ排除クロマトグラフィー(HPSEC)紫外線多角度光散乱屈折率(UV-MALS-RI)によって求めることができる。血清型19Fなどの一部の血清型からの多糖類を含む複合体の場合、ダイアフィルトレーション液3を0.22ミクロンフィルターで濾過して濾液を製造することができ、それを次に22℃で約120時間にわたってインキュベートする。
限外濾過段階4において、限外濾過段階3からのダイアフィルトレーション液3又は濾液を濃縮して多糖類濃度約2.5g/Lとし、300kDaタンジェント流限外濾過膜を用いて2~8℃で20ダイアボリュームの10mML-ヒスチジンの150mM塩化ナトリウム、pH7.0中溶液に対してダイアフィルトレーションして、ダイアフィルトレーション液4を製造することができる。ある種の血清型、例えば血清型7Fからの多糖類を含む複合体の場合、その複合体を、100kDaタンジェント流限外濾過膜に対してダイアフィルトレーションすることができ;例えば、血清型6A、6B、及び18C多糖類を含む複合体を、約3.5g/Lに濃縮し、300kDaタンジェント流限外濾過膜を用いて2~8℃で150mM塩化ナトリウム及び0.03%(重量/体積)ポリソルベート20、pH7.0を含む緩衝剤に対してダイアフィルトレーションして、ダイアフィルトレーション液4を製造することができる。血清型7F、19A、19F及び23F多糖類を含む複合体を、濃縮して約2.0g/Lとし、300kDa再生セルロースタンジェント流限外濾過膜を用いて2~8℃で150mM塩化ナトリウム及び0.015%(重量/体積)ポリソルベート20、pH7.0を含む緩衝剤に対してダイアフィルトレーションして、ダイアフィルトレーション液4を製造することができる。ダイアフィルトレーション液2中の多糖類濃度は、HPSEC UV-MALS-RIによって求めることができる。緩衝剤は、10~50mMアセテート、リン酸、トリス、HEPES又はアミノ酸緩衝剤、例えばヒスチジンであることができる。特定の実施形態において、緩衝剤は10mM L-ヒスチジンである。
限外濾過段階4からのダイアフィルトレーション液4を22ミクロンフィルターで濾過して、第2の濾液を製造することができる。第2の濾液の多糖類濃度は、HPSEC ETV-MALS-RIによって求めることができる。第2の濾液の多糖類濃度が1.0g/Lより大きい場合、第2の濾液を、追加の10mML-ヒスチジン/150mM塩化ナトリウム、pH7.0で希釈して多糖類濃度1.0g/Lとすることができる。これによって、一価バルク複合体中間体(MBC)又は一価薬剤物質が得られる。そのMBCを少量ずつディスペンスし、-60℃~-80℃で冷凍することができる。
血清型6A、6B、及び18C多糖類を含む複合体についての限外濾過段階4からのダイアフィルトレーション液4を、二重膜0.5/0.2ミクロンフィルターで濾過して、第2の濾液を製造することができる。第2の濾液の多糖類濃度は、HPSEC ETV-MALS-RIによって求めることができる。第2の濾液の多糖類濃度が1.0g/Lより大きい場合、その第2の濾液を、追加の10mML-ヒスチジン/150mM塩化ナトリウム、0.03%(重量/体積)ポリソルベート20、pH7.0で希釈して多糖類濃度1.0g/Lとすることができる。これによって、MBC又は一価薬剤物質が得られる。そのMBCを少量ずつディスペンスし、-60℃~-80℃で冷凍することができる。
血清型7F、19A、19F、及び23F多糖類を含む複合体についてのダイアフィルトレーション液4を0.22ミクロンフィルターで濾過して、第2の濾液を製造することができる。第2の濾液の多糖類濃度は、HPSEC UV-MALS-RIによって求めることができる。第2の濾液の多糖類濃度が1.0g/Lより大きい場合、第2の濾液を、追加の10mML-ヒスチジン/150mM塩化ナトリウム、0.015%(重量/体積)ポリソルベート20、pH7.0で希釈して、多糖類濃度1.0g/Lとすることができる。これによって、MBC又は一価薬剤物質が得られる。そのMBCを少量ずつディスペンスし、-60℃~-80℃で冷凍することができる。
III.多糖類
肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)からの莢膜多糖類は、当業者に公知の標準的な技術によって製造することができる。例えば、多糖類を細菌から単離することができ、公知の方法によって(例えば欧州特許番号EP497524及びEP497525を参照);及び特定の実施形態では、モホジナイザーを用いて行われる顕微溶液化又は化学的加水分解によって、ある程度までサイズ調整しても良い。1実施形態において、S.ニューモニエ(S.pneumoniae)株を大豆系培地で増殖させる。次に、個々の多糖類を、遠心、沈殿及び限外濾過などの標準的な段階によって精製する。例えば、米国特許出願公開第2008/0286838号及び米国特許第5,847,112号を参照する。多糖類をサイズ調整して、粘度を下げたり、及び/又はその後の複合化生成物の濾過性を高めることができる。本発明において、莢膜多糖類は、血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、7B、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、15C、16F、17F、18C、19A、19F、20、21、22A、22F、23A、23B、23F、24F、27、28A、31、33F、34、35A、35B、35F、及び38の1以上から調製される。
IV.変異ジフテリア毒素
本発明の特定の実施形態において、CRM197をmDTとして用いる。CRM197はジフテリア毒素(DT)の無毒性変異体(即ち、毒素)である。1実施形態において、それは、カザミノ酸類及び酵母抽出物系培地で増殖させたジフテリア菌(Corynebacterium diphtheria)株C7(β197)の培養液から単離する。別の実施形態において、CRM197は米国特許第5,614,382号に記載の方法に従って組換え的に製造される。代表的には、CRM197は、限外濾過、硫酸アンモニウム沈殿及びイオン交換クロマトグラフィーの組み合わせによって精製される。一部の実施形態において、CRM197は、PFENEX EXPRESSION TECHNOLOGY(Pfenex Inc., San Diego, CA)を用いて蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)で製造される。
CRM176、CRM228、CRM45(Uchida et al., 1973, J Biol Chem 218:3838-3844);CRM、CRM45、CRM102、CRM103及びCRM107並びにGenetically Engineered Toxins, Ed: Frankel, Maecel Dekker Inc, 1992でNicholls及びYouleによって記載された他の変異体;欠失又はGlu-148のAsp、Gln若しくはSerへの及び/又はAla158のGlyへの突然変異及び米国特許第4,709,017号又は米国特許第4,950,740号に開示の他の突然変異;少なくとも1以上の残基Lys516、Lys526、Phe530及び/又はLys534の突然変異及び米国特許第5,917,017号又は米国特許第6,455,673号に開示の他の突然変異;又は米国特許第5,843,711号に開示の断片などの他のmDTを用いることができる。
V.昇華乾燥
特定の肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)血清型の多糖類を含む水系組成物及びmDTを含む組成物は、昇華プロセスを用いて別個に乾燥させて、6%以下の最終含水率を有する乾燥mDTを含む組成物及び約6%以下の最終含水率を有する特定の肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)血清型の乾燥多糖類を含む組成物を得ることができる。乾燥組成物は、例えば、連続モード又は半連続モードでの、凍結乾燥又は進行波様式での輻射エネルギー真空(REV)脱水(マイクロ波真空乾燥)、スプレー凍結乾燥、真空乾燥、RF乾燥などの昇華プロセスによって調製することができる。例えば、Encyclopedia of Agriculture, Food, and Biological Engineering. Marcel Dekker, Inc又はXu & Sunada, Chem Pharm Bull (Tokyo) 55(11): 1545-50 (2007)を参照する。凍結乾燥製剤成分は、凍結乾燥材料、例えばリオスフィアのケーキ又は粒子、例えばペレット、ビーズ又は球の形態であることができる。例えば、A. S. Mujumdar (2007). Handbook of Industrial Drying. CRC Pressを参照する。
リオスフィアは、例えば、液滴が完全なままであるような形で固体平坦表面上に液滴(例えば、約20、50、100又は250μL)の形で1以上の多糖類血清型を含む水溶液の少量サンプルを負荷することで作ることができる。本発明の1実施形態において、表面は、例えば約-180℃~約-196℃又は約-180℃~約-273℃の温度のプレート、例えば金属プレートである。例えば、本発明の1実施形態において、水溶液は、分注チップによって表面上に負荷する。本発明の1実施形態において、水溶液は、約3mL/分~約75mL/分、約5mL/分~約75mL/分;約3mL/分~約60mL/分、約20mL/分~約75mL/分;及び約20mL/分~約60mL/分の分注速度で分注する。本発明の1実施形態において、分注される水溶液は250μLであり、分注速度は約5mL/分~約75mL/分であるか、小分けサンプルが100μLであり、分注速度は約3mL/分~約60mL/分である。本発明の1実施形態において、分注チップと水溶液を分注する表面の間の隙間は約0.1cm以上である(例えば、約0.5cm又は0.1cm~1cm又は0.1cm~0.75cm)。表面上に乗ると、水溶液は凍結され、凍結乾燥によって昇華乾燥される。リオスフィアの製造方法は、当業界では公知である。例えば、US5656597;WO 2013066769;WO 2014093206;WO 2015057540;WO 2015057541又はWO 2015057548を参照する。
本発明の1実施形態において、水溶液は、輻射エネルギー真空(REV)脱水(マイクロ波真空乾燥)によって凍結乾燥される。REV脱水は、減圧下に行われる乾燥方法であり、水の沸点及び雰囲気の酸素含有率が比較的低い。例えば、本発明の1実施形態において、水溶液の小分け量を、それが接触した時に単一の液滴として液滴を維持し、凍結ペレットとして表面上で凍結するような形で、表面温度が約-90℃以下である固体表面上に単一液滴として乗せ;大気圧以下の圧力下で凍結ペレットにマイクロ波照射を行って、球などの乾燥ペレットを製造する。別の例では、当該水溶液をトレイ上で提供し、大気圧以下の圧力下でマイクロ波照射して、乾燥ケーキを製造する。例えば、米国特許第4,389,794号;同4,664,924号;同4,809,596号;同4,882,851号を参照する。
VI.多糖類-タンパク質複合化
精製多糖類を化学的に活性化して、mDTと反応することができる官能基を導入する。活性化すると、各莢膜多糖類を別個にmDTに複合化して、本発明の方法に従って複合糖質を形成する。
1実施形態において、多糖類の化学的活性化は、米国特許第4,365,170号;同4,673,574号;及び同4,902,506号に記載の手段によって達成することができる。即ち、肺炎球菌多糖類を、酸化剤、例えば過ヨウ素酸系酸化剤、例えば過ヨウ素酸ナトリウム、過ヨウ素酸カリウム又は過ヨウ素酸と反応させて、隣接ヒドロキシル基のランダム酸化的開裂を生じて、反応性アルデヒド基を生じる。酸化された多糖類のmDT上の一級アミン基(主として、リジン残基)への直接アミノカップリングを、還元的アミノ化によって行うことができる。例えば、複合化は、水溶液中で、又はジメチルスルホキシド(DMSO)などの有機溶媒中で行うことができる。例えば、US2015/0231270A1、ER0471177B1、US2011/0195086A1を参照する。複合化反応が終わると、水素化ホウ素ナトリウムなどの強い還元剤を加えることで、未反応アルデヒドをキャッピングする。
1実施形態において、多糖類の化学的活性化及びその後のmDTへの複合化を、米国特許第4,365,170号、同4,673,574号及び同4,902,506号に記載の手段によって行う。即ち、多糖類を過ヨウ素酸ナトリウム、過ヨウ素酸カリウム又は過ヨウ素酸などの過ヨウ素酸系酸化剤と反応させて、隣接ヒドロキシル基のランダムな酸化的開裂を生じさせて、反応性アルデヒド基を発生させる。次に、酸化された多糖類のmDT上の一級アミン基(主としてリジン残基)への直接アミノカップリングを、還元的アミノ化によって行うことができる。例えば、活性化多糖類及びmDTの混合物を、ニッケルの存在下に水素化シアノホウ素ナトリウムなどの還元剤と反応させることによって複合化を行う。その複合化反応は、水溶液又はジメチルスルホキシド(DMSO)などの有機溶媒中で行うことができる。例えば、US2015/0231270A1、EP0471177B1、US2011/0195086A1を参照する。複合化反応が終了したら、水素化ホウ素ナトリウムなどの強い還元剤を加えることで、未反応のアルデヒドを還元しても良い。
1実施形態において、製剤に先だって、各肺炎球菌莢膜多糖体を個別にS.ニューモニエ(S.pneumoniae)から精製し、活性化して反応性アルデヒドを形成し、次に、ニッケルの存在下に水素化シアノホウ素ナトリウムによる還元的アミノ化を用いてmDTに共有結合的に複合化させる。ニッケルは、還元的アミノ化に使用される水素化シアノホウ素ナトリウム還元剤からの残留する妨害性のシアン化物と錯体を形成する。従って、複合化反応効率を高くするために本明細書の方法においてニッケルを用い、遊離シアン化物の除去を助けることができる。
遷移金属は、シアン化物と安定な錯体を形成することが知られており、水素化シアノホウ素ナトリウムによるタンパク質アミノ基及びホルムアルデヒドの還元的メチル化を改善することが知られている。Gidley et al., Biochem J 1982, 203 : 331-334; Jentoft et al. Anal Biochem. 1980, 106: 186-190を参照する。しかしながら、本願人は驚くべきことに、残留する妨害性のシアン化物を錯形成することにより、ニッケル添加が複合化時のタンパク質の消費を増加させ、より大きい免疫原性がより高い可能性がある複合体を形成させることを見出した。
市販の水素化シアノホウ素ナトリウム試薬ロット中の遊離シアン化物レベルは変動するために、複合化成績に一貫性がなくなって、分子量及び多糖類/タンパク質の比などの複合体の属性が変動し得る。複合化反応にニッケルを加えることで、遊離シアン化物のレベルが低下し、それによってロット間の複合体の一貫性の程度が改善される。
別の実施形態において、当該複合化方法は、1-シアノ-4-ジメチルアミノピリジニウム・テトラフルオロボレート(CDAP)による多糖類の活性化によるシアン酸エステルの形成を用いることができる。活性化されたサッカリドを、mDT上のアミノ基に直接カップリングさせることができる。
別の実施形態において、シアン酸エステルを、いくつかの利用可能な形態のいずれかと反応させることで、反応性のホモ二官能性又はヘテロ二官能性基を活性化多糖類に導入することができる。例えば、シスタミン又はシステアミンを用いてチオール化多糖類を製造することができ、それを、マレイミド活性化mDT(例えば、GMBSを使用)又はハロアセチル化mDT(例えば、ヨードアセトイミド[例えばエチルヨードアセトイミドHCl]又はN-スクシニミジルブロモアセテート又はSIAB、又はSIA、又はSBAPを使用)との反応後に得られるチオエーテル連結を介してmDTにカップリングさせることができると考えられる。そのような複合体は、国際特許出願公開番号WO 93/15760、WO 95/08348及びWO 96/29094;及びChu et al., 1983, Infect. Immunity 40:245-256に記載されている。
他の好適な複合化方法は、カルボジイミド類、ヒドラジド類、活性エステル類、ノルボラン(norborane)、p-ニトロ安息香酸、N-ヒドロキシコハク酸イミド、S-HS、EDC、TSTUを用いるものである。多くのものが、国際特許出願公開番号WO 98/42721に記載されている。複合化には、カルボニル連結基が関与していることができ、それはサッカリドの遊離ヒドロキシル基のCDIとの反応(Bethell et al., 1979, J. Biol. Chem. 254:2572-4; Hearn et al., 1981, J. Chromatogr. 218:509-18参照)と、次にmDTとの反応によるカーバメート連結の形成によって形成することができる。この化学は、炭水化物のアノマー末端の還元による一級ヒドロキシル基の形成と、次に前記一級ヒドロキシルのCDIとの反応によるカーバメート中間体の形成及びその後のmDTアミノ基へのカップリングからなる。その反応では、サッカリド上の他の一級ヒドロキシル基の任意の保護/脱保護が必要となる可能性がある。
以下の例は、本発明についての理解をさらに深めるためのものである。
実施例1
S.ニューモニエ(S.pneumoniae)莢膜多糖類6A、6B、7F、18C、19A、19F、及び23Fの製造
肺炎球菌の培養方法は、当業界で公知である。例えば、Chase, 1967, Methods of Immunology and Immunochemistry 1 :52を参照する。肺炎球菌莢膜多糖体の製造方法も当業界では公知である。例えば、欧州特許番号EP0497524を参照する。肺炎球菌サブタイプの単離物が、American Type Culture Collection(Manassas, VA)から入手可能である。細菌は、血液-寒天でアルファ溶血性である被包性、非運動性、グラム陽性、槍形双球菌と確認される。サブタイプは、特異的血清を用いる膨張反応に基づいて識別することができる。例えば、米国特許第5,847,112号を参照する。
存在するS.ニューモコッカス(S.pneumococcus)血清型のそれぞれを代表する細胞バンクは、冷凍バイアルでMerck Culture Collection(Rahway, NJ)から得られる。解凍種子培養物を、S.ニューモニエ(S.pneumoniae)に適した前滅菌増殖培地が入った種子発酵槽に移す。その培養物を、温度及びpH制御しながら種子発酵槽で増殖させる。種子発酵槽の全体積を、前滅菌増殖培地の入った製造発酵槽に移す。その製造発酵は、当プロセスの最終細胞増殖段階である。温度、pH、及び攪拌速度を制御する。
発酵プロセスは、不活化剤を加えることで終了させる。不活性化後、溶液を不活性化槽に移し、その溶液を制御された温度及び攪拌下に保持する。遠心及び濾過の組み合わせを用いて細胞残屑を除去する。溶液を限外濾過し、ダイアフィルトレーションする。次に、その溶液について、溶媒に基づく分別を行って、不純物を除去し、多糖類を回収する。
実施例2
多糖類のサイズ低下及び活性化を次のように行う。
精製肺炎球菌莢膜多糖体(Ps)粉末約6gを、室温で注射用水(WFI)に溶かした所望の濃度である約4g/Lとする。次に、その溶液を0.45ミクロン濾過して、バイオバーデンを減らす。濾過したPs溶液のPs濃度を、HPSEC UV-MALS-RIによって求める。
血清型18C及び19Aを除く本明細書で開示の全ての血清型について、Psを含む溶液を希釈して約2.5g/Lとし、GEA-Niro Soavi Panda 2Kホモジナイザーを用いて均質化して、Psの分子量を低下させる。ホモジナイザー圧及びホモジナイザー通過回数を、血清型特有値に制御する(表1)。均質化中、ホモジナイザー出口での熱交換器への冷水の供給を用いて温度を制御する。
Figure 0007397000000001
均質化に代えて、酸加水分解を用いて、血清型18C Psの分子量を低下させる。濾過した血清型18C Ps溶液の温度を、ロットAについては約96℃、ロットBについては約90℃に上昇させる。次に、溶液を氷酢酸(17.4M)で調節して0.2Mの最終濃度とし、ロットAについては約180分間、ロットBについては約160分間保持する。1.5Mリン酸カリウム、pH7.0を0.46Mの最終濃度まで加えて、溶液pHを上昇させることで酸加水分解を停止し、次に、溶液を冷却して室温とする。
血清型19Aを含む溶液は0.45ミクロン濾過もサイズ低下も行わない。その初期サイズが相対的に小さいため、サイズ低下は必要ない。溶解後、血清型19Aを、次の段落に記載のように0.22ミクロン濾過する。
次に、各溶液を、0.22ミクロンフィルターを用いて濾過して、バイオバーデンを減らしてから、限外濾過1段階を行う。濾過したPsを、10kDa NMWCOタンジェント流限外濾過膜を用いて約10g/Lに濃縮し、次に環境温度で6ダイアボリュームのWFIに対してダイアフィルトレーションして、限外濾過1プロセス中間体(UF1-FR)を得る。血清型18Cでは、10kDa NMWCO膜に代えて5kDa NMWCO膜を用いて、酸加水分解によって生じる低分子量Psを保持することでPs回収を向上させる。UF1-FRのPs濃度を、HPSEC UV-MALS-RIによって求める。WFIをUF1-FRに加えてPs活性化の前に約10g/LのPs濃度を達成する。
次に、2M酢酸ナトリウム緩衝剤を加えて、活性化反応段階のpHを制御する。Ps活性化反応時の酢酸ナトリウム濃度及びpH、及び温度を、各血清型に特有の値に制御する(表2)。
PnPs反復単位(RU)1モル当たりの過ヨウ素酸のモル数に基づいて溶液に100mMメタ過ヨウ素酸ナトリウム溶液を加えることで、過ヨウ素酸活性化を開始する。
活性化の際、血清型特有反応時間をかけて隣接ジオールを酸化して反応性アルデヒドとする。この反応によって、活性化生成物(AP)プロセス中間体を生じる。入れたメタ過ヨウ素酸ナトリウムの量及び反応時間を、各血清型に固有の値に制御する(表2)。
Figure 0007397000000002
Ps活性化後、溶液を、2~8℃で10kDa NMWCOタンジェント流限外濾過膜を用いて、6ダイアボリュームの10mMリン酸カリウム、pH6.4、次に追加の6ダイアボリュームのWFIに対してダイアフィルトレーションする。血清型18Cでは、10kDa NMWCO膜に代えて5kDa NMWCO膜を用いて、酸加水分解によって生じる低分子量Psを保持することでPs回収を向上させる。次に、溶液を濃縮して、限外濾過2プロセス中間体(UF2-FR)を得る。UF2-FRのPs濃度を、HPSEC UV-MALS-RIによって求める。UF2-FRサンプルをチオセミカルバジドで誘導体化し、次にチオセミカルバゾンをUV検出を行うHPSECによって検出することで、活性化の程度を測定する。
実施例3
CRM197の製造を次のように行うことができる。
前記の方法(国際特許出願公開番号WO2012/173876を参照する)に従って蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)での発現によって得られた冷凍の精製CRM197を、5kDa NMWCOタンジェント流限外濾過膜を用いて10ダイアボリュームの2mMリン酸、pH7.2緩衝剤に対してダイアフィルトレーションし、0.22ミクロン濾過する。特定の実施形態において、5mMリン酸カリウム、pH6.4(血清型18Cに複合化させたい場合は、5mMリン酸ナトリウム、pH7.0を用いる。)。ダイアフィルトレーションした溶液を、ショ糖含有水で希釈して1.0~5.3%(重量/体積)の最終濃度とし、凍結乾燥して、6%以下の最終含水率を有する乾燥CRM197を製造する。下記の表3は、特定の血清型多糖類に対する複合化のためのCRM197についての代表的ショ糖濃度を提供する。
実施例4
多糖類(Ps)及びCRM197(Pr)の凍結乾燥は以下の通りである。
凍結乾燥に先だって、CRM197及びPs溶液を下記に記載のように希釈する。
一部の実施形態において、WFI、5mMリン酸ナトリウム、pH6.4(血清型18Cの場合はpH7.0)、及び調製したばかりの30%(重量/体積)ショ糖のWFI中溶液を用いて、CRM197溶液を希釈して、6.0mg/mLのタンパク質濃度とする。WFI及び調製したばかりの30重量/体積%ショ糖のWFI中溶液を用いて、EIF2-FR Ps溶液を希釈して、6.0mg/mLのPs濃度とする。
一部の実施形態において、WFI、2mMリン酸ナトリウム、pH7.2、及び調製したばかりの50%(重量/体積)ショ糖のWFI中溶液を用いて、CRM197溶液を希釈して、6.0mg/mLのタンパク質濃度とする。WFI及び調製したばかりの50%(重量/体積)ショ糖のWFI中溶液を用いて、EIF2-FR Ps溶液を希釈して、6.0mg/mLのPs濃度とする。
血清型特有のショ糖及びリン酸濃度を用いる(例えば表3を参照する)。希釈したCRM197及びEIF2-FR溶液を、Virtis Genesis Freeze Dryerを用いて凍結乾燥する。
Figure 0007397000000003
実施例5
本実施例は、DMSO中でのCRM197の再構成時間がフーリエ変換赤外線分光法(FTIR)によって測定される二次構造に影響することを示すものである。
6mg/mL、5%(重量/体積)ショ糖、1.25mMリン酸ナトリウム、pH7.2で凍結乾燥された凍結乾燥CRM197を、低速(8分)又は急速再構成(2分)を用いて、DMSO(Sigma-Aldrichからの無水DMSO、27655-100mL)中で再構成して10mg/mLの最終濃度とし、次に混和して均一溶液を製造する。再構成は、時間点に達するまで30秒ごとに適切な容量のDMSOを加えることで行う。50mm CaFウィンドウでの伝送モードを用い、制御温度(25℃)で、BioTools PROTA-3Sによって、FTIRスペクトラムを得る。50回の走査を4cm-1の分解能で取得し、平均を求め、緩衝剤を減算し、水蒸気補正をすることができる。
急速添加(2分)によるDMSO中で再構成した凍結乾燥CRM197は、1660cm-1の予想遊離カルボニルアミドIピークを示し、それは、DMSO中でのCRM197の完全な変性を示すものである(図1)。CRM197を低速添加時間(8分)でDMSO中で再構成する場合、アミドI領域中に第2のピーク(1626cm-1)が存在する。この第2のピークは、分子内βシート形成に帰因される。
実施例6
本実施例は、CRM197を中間再構成時間(4分)で再構成し、最長300分間保持することで、保持時間が増えるに連れて分子内βシートの割合が増えることを示すものである。
6mg/mL、5%(重量/体積)ショ糖、1.25mMリン酸ナトリウム、pH7.2で凍結乾燥された凍結乾燥CRM197を、4分間の期間をかけてDMSO(Sigma-Aldrichからの無水DMSO、27655-100mL)中で再構成して10mg/mLの最終濃度とする。再構成は、時間点に達するまで30秒ごとに適切な容量のDMSOを加えることで行う。初期時点で取得を行った後(T0)、サンプルをFTIR中で保持し、さらなる時点での取得を行う(30、60、120,180、240、300分)。50mm CaFウィンドウでの伝送モードを用い、制御温度(25℃)で、BioTools PROTA-3Sによって、FTIRスペクトラムを得る。50回の走査を4cm-1の分解能で取得し、平均を求め、緩衝剤を減算し、水蒸気補正をすることができる。
中間時間(4分)でDMSO中にてCRM197を再構成することで、分子間βシートアミドIピークの存在によって示されるタンパク質凝集が生じる(図2)。保持時間を最大300分まで増やすことで、それに比例して、分子間βシートの量が増加し、遊離カルボニルアミドIピークの量が低下する(図2)。
実施例7
本実施例は、分子間βシートの形成が濃度依存性であることを示すものである。
6mg/mL、5%(重量/体積)ショ糖、1.25mMリン酸ナトリウム、pH7.2で凍結乾燥された凍結乾燥CRM197を、2分間の期間をかけてDMSO(Sigma-Aldrichからの無水DMSO、27655-100mL)中で再構成して10、30、又は50mg/mLの最終濃度とする。再構成は、時間点に達するまで30秒ごとに適切な容量のDMSOを加えることで行う。
50mm CaFウィンドウでの伝送モードを用い、制御温度(25℃)で、BioTools PROTA-3Sによって、FTIRスペクトラムを得る。50回の走査を4cm-1の分解能で取得し、平均を求め、緩衝剤を減算し、水蒸気補正をすることができる。粘度1.996cPを用いる、制御温度(25℃)で、準備された濃度で、Malvern Zetasizer ZSを用いて、動的光散乱(DLS)測定値を得る。
CRM197を10mg/mLで急速再構成する場合(図3、2分)、分子間βシート形成の証拠は全くなく、当初の所見を裏付けるものである(図1)。より高い濃度(30mg/mL、50mg/mL)では、急速再構成時間(2分)であっても分子間βシートが形成される。これは、低速再構成時に存在するCRM197濃度が高いと、分子間βシートが形成されるという仮説を裏付けるものである。タンパク質凝集と一致して、相対的に低い濃度(図4A)と比較して相対的に高い濃度(図4B)で再構成したCRM197中の相対的に大きい粒子の割合増加を示すDLSデータも、この濃度仮説を裏付けるものである。
実施例8
CRM197の再構成に用いられるDMSO中の水濃度が高くなると、分子間βシートの形成が増加する。
6mg/mL、5%(重量/体積)ショ糖、1.25mMリン酸ナトリウム、pH7.2で凍結乾燥された凍結乾燥CRM197を、95%、97%、99%(体積比)のDMSO/水中又は無水DMSO中、2分間の期間をかけてDMSO(無水DMSOは、Sigma-Aldrichからのものであることができる。27655-100mL)中で再構成して、10mg/mLの最終濃度とする。無水DMSOは、Sigma-Aldrich D2438-50mLであっても良い。再構成は、時間点に達するまで30秒ごとに適切な容量のDMSOを加えることで行う。50mm CaFウィンドウでの伝送モードを用い、制御温度(25℃)で、BioTools PROTA-3Sによって、FTIRスペクトラムを得る。50回の走査を4cm-1の分解能で取得し、平均を求め、緩衝剤を減算し、水蒸気補正をすることができる。
CRM197を無水DMSO中、10mg/mLで再構成する場合(図5)、分子間βシート形成の証拠は全くなく、当初の所見を裏付けるものである(図1、図3)。非常に少量の水(99%DMSO/水)は、分子間βシートの小さいショルダーを示し、水が増えると(97%、95%DMSO/水)その量が増える。これは、再構成における水の量が増えると分子間βシート形成量が増えるという仮説を裏付けるものである。
実施例9
凍結乾燥CRM197中の水分レベルが低下しても、低速再構成に対する感受性は下がらない。
ケーキ中に存在する水分を減らすようにしてCRM197を凍結乾燥する(乾燥サイクルを延長し、充填体積を減らす)(1.25mMリン酸、pH7.2含有1%(重量/体積)ショ糖中、約6mg/mL)。凍結乾燥CMR197を、DMSO(例えば、Sigma-Aldrichからの無水DMSO、D2438-50mL)中、2分若しくは8分の期間をかけて再構成して、10mg/mLの最終濃度とする。再構成は、時間点に達するまで30秒ごとに適切な容量のDMSOを加えることで行う。50mm CaFウィンドウでの伝送モードを用い、制御温度(25℃)で、BioTools PROTA-3Sによって、FTIRスペクトラムを得る。50回の走査を4cm-1の分解能で取得し、平均を求め、緩衝剤を減算し、水蒸気補正をすることができる。
CRM197のDMSO再構成における水が増えることで、分子間βシート形成の割合が増える(図5)。含水率を減らすように凍結乾燥したCRM197を、二つの異なる速度、急速(2分)及び低速(8分)で、無水DMSO中で再構成する。凍結乾燥CRM197の含水量低下は、再構成時間にわたる分子間βシート形成に対するCRM197の感受性を低下させるものではない(図6)。
実施例11
凍結乾燥Ps及びCRM197(Pr)を、等体積の無水DMSOを用いて環境温度で再溶解して、Ps及びPr均一溶液を調製する。CRM197を、2分という急速度で再溶解させる。一部の実施形態において、500mMリン酸ナトリウム、pH7.2緩衝剤を、DMSO再溶解タンパク質溶液に加えて、1.0mMリン酸ナトリウムの最終濃度とする。DMSO中での再溶解後、Ps溶液及びCRM197溶液を、血清型特有最終Ps濃度及びPs:CRM197比とするように上記のように合わせる(表4)。
水素化シアノホウ素ナトリウムのWFI中溶液を調製し、1.0meqの水素化シアノホウ素ナトリウム(水素化シアノホウ素ナトリウム1.0mol/Ps反復単位1モル)を溶液に加える。水素化シアノホウ素ナトリウム溶液のモル濃度(表5)は、目標とする複合化時の溶液の約0.5%合計含水率に基づくものである。その溶液を血清型特有の温度で血清型に特有の期間にわたって反応させて(表5)、複合化生成物中間体(CP)を得る。
水素化ホウ素ナトリウムのWFI中溶液を調製し、2.0meqの水素化ホウ素ナトリウム(Ps反復単位に対して)を溶液に加える。水素化ホウ素ナトリウム溶液のモル濃度(表5)は、ホウ水素化物添加後の溶液中の約1.0%合計含水率の所期値に基づくものである。その溶液を環境温度で2~3時間にわたって反応させて、複合体生成物クエンチされた中間体(CPQ)を得る。
Figure 0007397000000004
次に、複合化溶液を150mM塩化ナトリウム(一部の実施形態での複合体については、0.025重量/体積%ポリソルベート20含有150mM塩化ナトリウム)にゆっくり加えることで、その溶液を20%以下(体積比)無水DMSOまで希釈する。その希釈段階中、溶液温度は15℃より低く維持する。約1時間後、1.5Mリン酸カリウム、pH6.0を、溶液に加えて、25mMリン酸カリウムの最終濃度とする。全体的なPs及びCRM197消費、複合体Ps/CRM197比、及び複合体分子量によって、複合化成績を評価する。
複合化溶液を濃縮して約2.5g/Lとし、30kD NMWCOタンジェント流限外濾過膜を用いて2~8℃で、150mM塩化ナトリウム中150mM塩化ナトリウム又は25mMリン酸カリウム10ダイアボリュームに対してダイアフィルトレーションする。これによって、限外濾過3プロセス中間体(UF3-FR)が得られる。UF3-FRのPs濃度は、ITPSEC UV-MALS-RIによって求められる。
一部の実施形態における19Fについては、UF3-FRを0.22ミクロン濾過し、次に22℃で約120時間インキュベートする。
次に、UF3-FR溶液を、限外濾過4段階で処理する。一部の実施形態における限外濾過4段階中、溶液を濃縮して約2.5g/LのPs濃度とし、300kDa NMWCO Biomas PESタンジェント流限外濾過膜を用いて、2~8℃で150mM塩化ナトリウム、pH7.0中の10mM L-ヒスチジン20ダイアボリュームに対してダイアフィルトレーションする。血清型7Fには、限外濾過4段階に100kDa NMWCO膜を用いる。血清型6A、6B、及び18Cについては、UF3-FR溶液を濃縮して約3.5g/Lとし、300kDa NMWCO Ultracel再生セルロースタンジェント流限外濾過膜を用いて、2~8℃で150mM塩化ナトリウム、0.03重量/体積%PS-20、pH7.0中の10mM L-ヒスチジンに対してダイアフィルトレーションする。これによって限外濾過4プロセス中間体(UF4-FR)を得る。UF4-FRのPs濃度は、HPSEC UV-MALS-RIによって求める。
UF4-FRをPVDFフィルターで0.22ミクロン濾過する。濾液のPs濃度は、HPSEC UV-MALS-RIによって求める。濾液のPs濃度が1.0g/Lより大きい場合、濾液を追加の150mM塩化ナトリウム、pH7.0中10mM L-ヒスチジンで希釈して、1.0g/LのPs濃度とする。これによって、一価バルク複合体中間体(MBC)を得る。MBCを少量ずつ分注し、-60℃~-80℃で冷凍する。
血清型6A、6B、及び18CにおけるUF4-FRを二重膜PESフィルターによって0.5/0.2ミクロン濾過する。濾液のPs濃度を、HPSEC UV-MALS-RIによって求める。濾液のPs濃度が1.0g/Lより大きい場合、濾液を、追加の150mM塩化ナトリウム、0.03重量/体積%PS-20、pH7.0中の10mM L-ヒスチジンで希釈して1.0g/LのPs濃度とする。これによって、一価バルク複合体中間体(MBC)を得る。MBCを少量ずつ分注し、-60℃~-80℃で冷凍する。
血清型7F、19A、19F、及び23FにおけるUF4-FRをPVDFフィルターで0.22ミクロン濾過する。濾液のPs濃度を、HPSEC UV-MALS-RIによって求める。濾液のPs濃度が1.0g/Lより大きい場合、濾液を、追加の150mM塩化ナトリウム、0.015重量/体積%PS-20、pH7.0中の10mM L-ヒスチジンで希釈して1.0g/LのPs濃度とする。これによって、一価バルク複合体中間体(MBC)を得る。MBCを少量ずつ分注し、-60℃~-80℃で冷凍する。
実施例12
CRM197を無水DMSO中でゆっくり(8分)再構成し、次に6B多糖類に複合化する場合、複合化後に分子間βシートが存在する。
CRM197を急速(2分)又は低速(8分)でDMSO中で再構成し、次に、前述のように6B多糖類に複合化し、前述のように精製し、及び(10mMヒスチジン、150mM NaCl pH7)中約1mg/mLの濃度にダイアフィルトレーションする。次に、サンプルをAmicon Ultra 11K MWCOフィルターによって濃縮して、FTIR測定できるようにする。50mm CaFウィンドウでの伝送モードを用い、制御温度(25℃)で、BioTools PROTA-3Sによって、FTIRスペクトラムを得る。50回の走査を4cm-1の分解能で取得し、平均を求め、緩衝剤を減算し、水蒸気補正をすることができる。次に、Omicソフトウェア(ThermoFisher)を用いてデータを解析する。
DMSO中でゆっくり再構成されたCRM197で作られたCRM197-6B複合体(図7)は、分子間βシート形成の証拠を示しており、再構成後であってもCRM197凝集が存在することを示している。急速再構成したCRM197で作られたCRM197-6B複合体(図7)は予想される遊離C=Oアミドを示し、見かけのβシート形成を全く示さない。
実施例13
本実施例は、無水DMSO中での還元的アミノ化を用いる、血清型1、2、3、4、5、6A、6B、6C、6D、7B、7C、7F、8、9N、9V、10A、11A、12F、14、15A、15B、15C、16F、17F、18C、19A、19F、20、21、22A、22F、23A、23B、23F、24F、27、28A、31、33F、34、35A、35B、35F、又は38からのPsのCRM197(Pr)への複合化方法を示すものである。共通のプロセスフローを用いて、異なる血清型多糖類を、精製CRM197に個々に複合化する。
前述の方法に従って製造した乾燥CRM197を、2分間かけて乾燥CRM197に無水DMSOを急速添加することで無水DMSO中で再構成し、Psをそれぞれ別個に無水DMSO中で再構成して、Pr及びPs均一溶液を得る。Ps及びPrをそれぞれ、合計複合化反応体積の半量で再構成する。従って、DMSO再構成後のPs濃度は、表4から計算される2.2~7.6g/Lの複合化範囲時2倍Ps濃度である。DMSO再構成後のPr濃度は、1.5~5.7g/Lの2倍(複合化時Ps濃度/Ps:Pr比)範囲である。次に、Pr均一溶液及びPs均一溶液を合わせる。次に、水素化シアノホウ素ナトリウム(多糖類反復単位1モル当たり1モル)を混合物に加え、血清型特有の期間(1~48時間)にわたって複合化を進行させて、目標の複合体サイズとする。
水素化ホウ素ナトリウムによる還元
複合化反応後に水素化ホウ素ナトリウム(多糖類反復単位1モル当たり2モル)を加え、溶液を22℃で1時間インキュベートする。その溶液を、約4℃で150mM塩化ナトリウム、0.025%(重量/体積)ポリソルベート20で希釈する。次に、リン酸カリウム緩衝剤を加えてpHを中和する。溶液を濃縮し、10kDa NMWCOタンジェント流限外濾過膜を用いて150mM塩化ナトリウムに対して約4℃でダイアフィルトレーションする。
最終濾過及び生成物保存
次に、各溶液を濃縮し、300kDa NMWCOタンジェント流限外濾過膜を用いて4℃で150mM塩化ナトリウム、pH7.0中10mMヒスチジンに対してダイアフィルトレーションする。残った溶液を0.22ミクロン濾過する。
血清型19Fを約5日間インキュベートし、300kDa NMWCOタンジェント流限外濾過膜を用いて約4℃で150mM塩化ナトリウム、pH7.0中10mMヒスチジンに対してダイアフィルトレーションし、0.22ミクロン濾過する。血清型18Cを、300kDa MWCOタンジェント流限外濾過膜を用いて約4℃で150mM塩化ナトリウム、pH7.0中の10mMヒスチジンに対してダイアフィルトレーションし、0.22ミクロン濾過する。
溶液を、追加の150mM塩化ナトリウム、pH7.0中10mMヒスチジンで希釈し、少量ずつ分注し、≦-60℃で冷凍する。
実施例14
本実施例は、異なる界面活性剤及び安定剤を含む15価肺炎球菌複合体ワクチンの製剤を示す。
上記の方法に従って製造された肺炎球菌多糖類-タンパク質複合体を、血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F、22F、23F及び33Fを有する15価肺炎球菌複合体ワクチン(PCV15)の製剤に用いる。
前記の方法による無水DMSO中での還元的アミノ化によって得られた肺炎球菌多糖類-CRM197複合体を用いて、製剤を調製する。個々の血清型の所期の最終濃度を得るのに必要なバルク複合体の必要な体積を、溶液体積及びバルク多糖類濃度に基づいて計算する。15の複合体を、塩化ナトリウム、L-ヒスチジン、ポリソルベート(PS)-20含有pH5.8緩衝剤、PS-80、又はポロキサマー(P)188から選択される賦形剤と組み合わせる。
無菌製剤バルクを、プロピレングリコール(PG)及びポリエチレングリコール400(PEG400)を含む若しくは含まないバルクリン酸アルミニウムアジュバント(APA)とそれとの組み合わせ時及びその後にゆっくり混和する。複合体及びAPAの二つの濃度を、各種製剤で調べる。一つは、8μg/mL血清型6B多糖類、他の全ての血清型について4μg/mL多糖類、及び250μg/mLAPAを含むものであった。他方は、16μg/mL血清型6B多糖類、他の全ての血清型について8μg/mL多糖類、及び500μg/mLAPAを含むものであった。製剤されたワクチンは、2~8℃で保存する。
APAはヒドロキシリン酸アルミニウムの水系懸濁液である。APAは、塩化アルミニウム及びリン酸ナトリウムを1:1体積比を組み合わせてヒドロキシリン酸アルミニウムを沈殿させることによって製造する。その組み合わせプロセス後、高剪断ミキサーによって取得物をサイズ低下させて、単分散粒径分布を達成する。次に、生成物を生理食塩水に対してダイアフィルトレーションし、蒸気滅菌する。
実施例15
本実施例では、上記の方法に従って製造した6B多糖類(Ps)及びCRM197(Pr)を、REVによって個別に凍結乾燥して、乾燥ケーキを形成する。その乾燥ケーキを、本明細書に記載の方法に従って、無水DMSO中で再構成し、複合化する。
所期のPs:Pr比(重量比)は0.9~1.5であり、複合体の所期の分子量(MW)は1500~3500kDである。所期の遊離Psは15%以下であり、遊離リジン損失は5モル/モルである。結果を表5に示してある。本発明に従って製造したREV乾燥物は、所期の範囲内の複合体MW、所期の範囲内のPs:Pr比、所期の範囲内の遊離Ps、及び所期の範囲内の遊離リジンを有する。
Figure 0007397000000005
表5中の複合体MW、複合体Mn、複合体Ps:Prについてのアッセイ
複合体の分子量及び濃度分析を、HPSEC/UV/MALS/RIアッセイを用いて行う。複合体サンプルを注入し、高速サイズ排除クロマトグラフィー(HPSEC)によって分離する。検出は、順次に紫外線(UV)検出器、多角度光散乱(MALS)検出器及び屈折率(RI)検出器で行う。タンパク質濃度を、減衰係数を用いてUV280から計算する。mL/gで報告される溶出濃度における変化に伴う溶液の屈折率における変化であるdn/dc因子を用いて、多糖類濃度をRIシグナル(タンパク質及び多糖類の両方による寄与)から求める。サンプルの平均分子量を、測定濃度及びサンプルピーク全体にわたる光散乱データを用いて、Astraソフトウェア(Wyatt Technology Corporation, Santa Barbara, CA)によって計算する。
表5中のリジン喪失についてのアッセイ
多糖類とmDTの間の共有結合数の尺度としての複合化タンパク質におけるリジン消費の測定は、下記の通りである。
Waters AccQ-Tagアミノ酸分析(AAA)を用いて、複合体サンプルにおける複合化の程度を測定する。Eldexワークステーションでの気相酸加水分解を用いてサンプルを加水分解して、mDTsを分解してそれらの成分アミノ酸とする。遊離アミノ酸を、6-アミノキノリル-N-ヒドロキシスクシミジルカーバメート(AQC)を用いて誘導体化する。次に、誘導体化サンプルを、C18 カラムでのUV検出を行うUPLCを用いて分析する。リジン以外の代表的なアミノ酸を用いて、平均タンパク質濃度を得る。複合化時のリジン消費(即ち、リジン損失)を、複合体におけるリジンの平均測定量と出発タンパク質におけるリジンの予想量の間の差によって求める。
表5中の遊離Psについてのアッセイ
遊離多糖類(CRM197と複合化していない多糖類)を、最初に遊離タンパク質及び複合体をデオキシコール酸(DOC)及び塩酸で沈殿させることによって測定される。次に、沈殿を濾去し、HPSEC/UV/MALS/RIによって、遊離多糖類濃度について濾液を分析する。遊離多糖類を、HPSEC/UV/MALS/RIによって測定される総多糖類のパーセントとして計算する。
表5中の遊離Prについてのアッセイ
複合体サンプル中の遊離多糖類、多糖類-CRM197複合体、及び遊離CRM197を、ミセル運動電位クロマトグラフィー(MEKC)モードのキャピラリー電気泳動によって分離する。即ち、サンプルを、25mMホウ酸、100mM SDS、pH9.3を含む緩衝剤を流すMEKCで混和し、前コンディショニングしたベア溶融20シリカキャピラリーで分離する。分離を200nmでモニタリングし、遊離CRM197を、CRM197標準曲線を用いて定量する。遊離タンパク質結果を、HPSEC/UV/MALS/RI手順によって求めた総タンパク質含有率パーセントとして報告する。
実施例16
本実施例では、23F多糖類(Ps)及びCRM197(Pr)サンプルを調製し、本発明に従って別個に(又は個別に)凍結乾燥するか、合わせて凍結乾燥する。次に、凍結乾燥サンプルを、本明細書で既述の方法に従って、無水DMSO中で再構成し、複合化する。
所期のPs:Pr比(体積比)は0.9~1.5であり、複合体の所期の分子量(MW)は1500~3500kDである。結果を表6に示してあり、その表では、Ps及びPrは平均すると、2.4の比を有していたサンプルB2を除く別個に凍結乾燥したサンプルについて予想所期値であったことが示されている。
Figure 0007397000000006
実施例17
本実施例は、6A多糖類(Ps)を用いる複合体サイズに対する凍結乾燥CRM197(Pr)への無水DMSO添加時間の影響を示している。前述のように、無水DMSOを急速(2分)及び低速(8分)で凍結乾燥Prに加え、混和し、次に、無水DMSO中で再構成した活性化Psに複合化させる。
図9は、サイズを大きくしながらの多糖類を用いる複合化反応から得られる複合体のサイズを示している。通常の関係は、複合化反応に使用される多糖類(UF2サイズ)が大きいほど、それから得られる複合体が大きいというものである。各多糖類サイズについて、凍結乾燥後のPrへの低速及び高速無水DMSO添加速度を比較した。そのグラフは、無水DMSOの緩徐な添加により、無水DMSOの急速な添加よりも、同サイズの多糖類からさらに大きい複合体となることを示している。
実施例5
本実施例は、多糖類(Ps)及びCRM197(Pr;CRM)リオスフィアを製造するための凍結乾燥機条件の開発を示す。
血清型6A及び23FからのCRM及び活性化多糖類の個別溶液を、実施例3及び4に記載の方法に従って調製し、本実施例の表で示したPs、CRM、及びショ糖濃度を有するものである。
改良型Biomek FXピペットロボット(Cryomek)を用いて、Cryomekの平坦な冷凍表面に溶液50μLずつを分注する。シャベル機構を用いて、破壊を起こすことなく小型低温容器にビーズを分配しても良い。各異なる溶液についてのサイクルが完了した後、ビーズを中間保存容器に移し入れ、凍結乾燥機での又はマイクロ波真空乾燥による昇華乾燥まで-70℃で維持する。凍結乾燥機乾燥のため、ビーズを、乾燥トレイに単一層で分配する。キャビネット圧、棚温度及びサイクル時間を設定する。ビーズの乾燥後、リオスフィアを2~8℃で保存する。(具体的なパラメータについては、実施例5を参照する。)。
表7.1に示したように、予備乾燥サイクル(Lyo1)には18時間を要した。カールフィッシャー滴定によって求めたリオスフィアの残留含水率を表7.2に示した。
Figure 0007397000000007
Figure 0007397000000008
結果は、リオスフィア中の高い含水率を示している。さらに、リオスフィアは非常に脆く、吸湿性である。表8.2に示したように、多糖類、タンパク質、及びショ糖濃度を増やすことで、固体含有率を増やした。表8.1に示したように、二次乾燥サイクルを加え、一次乾燥時間を増やすことで、乾燥サイクルに修正を加えた(Lyo2)。
Figure 0007397000000009
Figure 0007397000000010
Lyo2からの残留含水率は、改善された乾燥サイクルの故に、Lyo1からのものより有意に低かった。二次乾燥は、全ての氷が昇華した後であっても生成物中にまだ存在する結合水分の除去を改善するものである。二次乾燥には、一次乾燥(15℃)より高い温度(30℃)が必要であった。
この時点で、凍結乾燥機合計乾燥サイクル時間は45時間であった。圧力及び温度などのいくつかのパラメータを変えて、さらに大きく乾燥サイクル時間を短縮した(方法:Lyo3)。表9.1及び9.2。
Figure 0007397000000011
Figure 0007397000000012
実施例6
本実施例は、多糖類(Ps)及びCRM197(Pr;CRM)リオスフィアを製造するための輻射エネルギー真空(REV)脱水(マイクロ波真空乾燥(MVD))条件の開発を示すものである。
血清型6A及び23FからのCRM及び活性化多糖類の溶液を、実施例3及び4に記載の方法に従って調製し、表10.1及び10.2で示したPs、CRM、及びショ糖濃度を有するものであった。
改良型Biomek FXピペットロボット(Cryomek)を用いて、Cryomekの平坦な冷凍表面に溶液50μLずつを分注する。シャベル機構を用いて、破壊を起こすことなく小型低温容器にビーズを分配しても良い。各異なる溶液についてのサイクルが完了した後、ビーズを中間保存容器に移し入れ、凍結乾燥機での又はマイクロ波真空乾燥による昇華乾燥まで-70℃で維持する。マイクロ波乾燥のため、ビーズを、乾燥トレイに単一層で分配した。パワー、圧力及びサイクル時間を設定した。ビーズの乾燥後、リオスフィアを2~8℃で保存した。(具体的なパラメータについては、実施例6を参照する。)。
二つの異なるMVDサイクルの試験を行って、ビーズを乾燥させた。両方のサイクルに関して、圧力は50~60mTorrの範囲に維持した。温度は、印加したパワーの大きさに依存しており、25~30℃の範囲に留まった。
Figure 0007397000000013
Figure 0007397000000014
MVD1サイクルは4時間30分を要したが、それは、残留含水率を2%以下に低下させるには十分ではなかった。MVD2サイクルは、それより高いパワーで長い時間を要したことから、有意に低い残留含水率を提供した。
本明細書においては、例示の実施形態を参照して本発明について説明しているが、本発明はそれに限定されるものではないことは理解すべきである。当業界における通常の技術を有し、本明細書における記述にアクセスする者は、本発明の範囲内の追加の改変及び実施形態を認識するであろう。従って、本発明は、本明細書に添付の特許請求の範囲によってのみ限定されるものである。

Claims (20)

  1. 変異ジフテリア毒素(mDT)の無水ジメチルスルホキシド(DMSO)中均一溶液の製造方法であって、
    (a)mDTの乾燥組成物を提供すること;及び
    (b)2分以下の期間をかけて前記乾燥組成物に無水DMSOを加えることで前記乾燥組成物を無水DMSO中で10mg/mL以下の最終濃度に再構成し、少なくとも10秒間混和して前記mDTを含む均一溶液を提供すること
    を含む方法。
  2. 前記乾燥組成物を前記mDTを含む水溶液の昇華乾燥によって調製し、
    前記昇華乾燥が、凍結乾燥及び輻射エネルギー真空(REV)脱水から選択される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記昇華乾燥が、前記水溶液をケーキ又はリオスフィアビーズの形態で凍結することを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記昇華乾燥プロセスが、金属トレイ、プラスチックトレイ、プラスチック袋、及びクラスIチュービングバイアルからなる群から選択される容器中で行われるバルク乾燥を含む、請求項2に記載の方法。
  5. 前記乾燥組成物を、mDTを含む水溶液の昇華乾燥によって前記乾燥組成物を製造することで調製し、
    前記水溶液が約0.5%(重量/体積)以上のショ糖及び緩衝剤をさらに含み、
    前記昇華乾燥が凍結乾燥及び輻射エネルギー真空(REV)脱水から選択される、請求項1に記載の方法。
  6. 前記緩衝剤が、5.0~7.0のpH範囲のヒスチジン、コハク酸、MES、MOPS、HEPES、又は酢酸緩衝剤である、請求項5に記載の方法。
  7. 前記緩衝剤が5.0~7.0のpH範囲のリン酸又はクエン酸緩衝剤である、請求項5に記載の方法。
  8. 前記乾燥組成物が6%未満の含水率を有する、請求項1~7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 段階(b)での前記混和を120分以内で行う、請求項1~8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記mDTを含む前記均一溶液を、再構成後6時間以内に活性化多糖類に複合化させる、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 検出可能なβシート介在凝集が全くない変異ジフテリア毒素(mDT)の無水ジメチルスルホキシド(DMSO)中均一溶液を提供する方法であって、
    (a)mDTの乾燥組成物を提供すること;及び
    (b)2分以内の期間をかけて無水DMSOを乾燥組成物に加えて当該乾燥組成物を前記無水DMSO中で10mg/mL以下の最終濃度に再構成し、混和して、前記mDTを含む均一溶液を提供すること
    を含み、
    当該均一溶液がフーリエ変換赤外分光法又は動的光散乱による測定で検出可能な凝集を全く含まない方法。
  12. 前記乾燥組成物を、凍結乾燥及び輻射エネルギー真空(REV)脱水から選択される昇華乾燥プロセスによって調製する、請求項11に記載の方法。
  13. 前記昇華乾燥が、前記昇華乾燥プロセスの前に、前記mDTの水溶液をケーキ又はリオスフィアビーズの形態で凍結することを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記昇華乾燥プロセスが、金属トレイ、プラスチックトレイ、プラスチック袋、及びクラスIチュービングバイアルからなる群から選択される容器中で行われるバルク乾燥である、請求項12に記載の方法。
  15. 前記乾燥組成物を、mDTを含む水溶液の昇華乾燥によって前記乾燥組成物を製造することで調製し、
    前記水溶液が約0.5%(重量/体積)以上のショ糖及び緩衝剤をさらに含み、
    前記昇華乾燥が凍結乾燥及び輻射エネルギー真空(REV)脱水から選択される、請求項11に記載の方法。
  16. 前記緩衝剤が、5.0~7.0のpH範囲のヒスチジン、コハク酸、MES、MOPS、HEPES、又は酢酸緩衝剤である、請求項15に記載の方法。
  17. 前記緩衝剤が5.0~7.0のpH範囲のリン酸又はクエン酸緩衝剤である、請求項15に記載の方法。
  18. 前記乾燥組成物が6%未満の含水率を有する、請求項11~17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 段階(b)での前記混和を120分以内行う、請求項11~18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 前記mDTを含む前記均一溶液を、再構成後6時間以内に活性化多糖類に複合化させる、請求項11~19のいずれか1項に記載の方法。
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