[go: up one dir, main page]

JP7388187B2 - インクジェットインク及び記録装置 - Google Patents

インクジェットインク及び記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7388187B2
JP7388187B2 JP2019235885A JP2019235885A JP7388187B2 JP 7388187 B2 JP7388187 B2 JP 7388187B2 JP 2019235885 A JP2019235885 A JP 2019235885A JP 2019235885 A JP2019235885 A JP 2019235885A JP 7388187 B2 JP7388187 B2 JP 7388187B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content
inorganic oxide
ink
inkjet
mass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019235885A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021105081A (ja
Inventor
駿介 内薗
学 谷口
聡一 山崎
宏明 粂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2019235885A priority Critical patent/JP7388187B2/ja
Priority to US17/132,451 priority patent/US20210198505A1/en
Priority to CN202011552128.0A priority patent/CN113045932B/zh
Publication of JP2021105081A publication Critical patent/JP2021105081A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7388187B2 publication Critical patent/JP7388187B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/32Inkjet printing inks characterised by colouring agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/38Inkjet printing inks characterised by non-macromolecular additives other than solvents, pigments or dyes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/0023Digital printing methods characterised by the inks used
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/32Inkjet printing inks characterised by colouring agents
    • C09D11/322Pigment inks

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、インクジェットインク及び記録装置に関する。
インクジェット記録方法は、比較的単純な装置で、高精細な画像の記録が可能であり、各方面で急速な発展を遂げている。その中で、画質等について種々の検討がなされている。例えば、特許文献1には、高い印字濃度を達成するために、複数の一次粒子が連結されてなる金属酸化物二次粒子を用いたインクジェット記録用水分散体が開示されている。
特開2008-38090号公報
しかしながら、特許文献1のように金属酸化物二次粒子を含むインクを用いた場合、ノズルのつまりが生じやすく、ヘッドクリーニングをしても目詰まりが回復し難いという課題があった。また、特許文献1のインクは、得られる記録物のカールを十分抑制できたものではなかった。
本発明のインクジェットインクは、無機酸化物コロイドと、ベタイン類と、1-(2-ヒドロキシエチル)-2-ピロリドンと、水と、を含み、ベタイン類の含有量が、質量基準において、無機酸化物コロイドの固形分含有量以上である。
また、本発明の記録装置は、上記インクジェットインクを記録媒体に対して吐出するノズルを有するインクジェットヘッドと、記録媒体を搬送する搬送手段と、を備える。
本実施形態に係る記録装置を示す概略断面図。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、上下左右などの位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
1.インクジェットインク
本実施形態に係るインクジェットインク(以下、単に「インク」ともいう。)は、無機酸化物コロイドと、ベタイン類と、1-(2-ヒドロキシエチル)-2-ピロリドンと、水と、を含み、ベタイン類の含有量が、質量基準において、無機酸化物コロイドの固形分含有量以上である。
無機酸化物コロイドを含むインクを用いた場合には、印字面のぬれ摩擦抵抗を下げつつ、得られる記録物のカールが抑制されるという利点がある。しかしながら、ノズル近傍でインクが乾燥すると、無機酸化物コロイドの分散状態が変化しやすく、無機酸化物コロイドが凝集体として析出し、ノズル詰まりを生じさせる。このような目詰まりは、ノズルに凝集体が硬く固着するため、クリーニングによっても回復させることが困難で、ノズル抜けとなるという問題がある。
このような目詰まり回復性の問題を解決するために、2-ピロリドンのような溶解力の高い溶剤をインクに含有させることが考えられる。しかしながら、2-ピロリドンを使用すると、2-ピロリドンの作用により印字物乾燥時のカールが悪化するという問題がある。そのため、従来技術のインクジェットインクでは、カールの抑制と、インクジェットヘッドの目詰まり回復性との両立が困難であった。
これに対して、本実施形態のインクジェットインクは、1-(2-ヒドロキシエチル)-2-ピロリドンを用いることで、無機酸化物コロイドによるカール抑制作用を維持しつつ、かつ、目詰まり回復性を達成することができる。この理由は特に制限されないが、2-ピロリドンのような溶剤と比べて1-(2-ヒドロキシエチル)-2-ピロリドンの方が記録媒体の水素結合を切る力が弱いため、カールの発生が抑制されるからと考えられる。一方で、1-(2-ヒドロキシエチル)-2-ピロリドンは、無機酸化物コロイドの再分散を促進できることから、目詰まり回復性の向上にも寄与し得ると考えられる。
以下、本実施形態に係るインクジェットインクにおいて、含まれ得る成分、物性及び製造方法について説明する。
1.1.無機酸化物コロイド
無機酸化物コロイドは、SiO2、TiO2、Al23等の微粒子が分散媒に分散した状態を言い、本実施形態においてインクが無機酸化物コロイドを含むとは、インクを構成する溶媒を分散媒として無機酸化物微粒子が分散した状態であることをいう。
無機酸化物コロイドとしては、特に制限されないが、例えば、コロイダルシリカ、酸化チタンコロイド、アルミナコロイドが挙げられる。このなかでも、コロイダルシリカが好ましい。このような無機酸化物コロイドを用いることにより、得られる記録物のカールがより抑制され、それによって記録媒体の高速搬送が可能になる。またコロイダルシリカは、ヒュームドシリカ等の乾式シリカと比較して、沈降が抑制され分散安定性がより向上する傾向にあり、また含有させてもインクジェットインクの粘度が上がりにくいため、吐出安定性にも優れる傾向にある。これに加えて、このような無機酸化物コロイドを用い、ベタイン類と1-(2-ヒドロキシエチル)-2-ピロリドンとを併用することによって目詰まり回復性がより向上する傾向にある。なお、無機酸化物コロイドは、1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
無機酸化物コロイドの粒子は、表面処理がされたものであってもよい。例えば、コロイダルシリカは、アルミナで表面処理されていてもよい。これにより、コロイドの安定分散が可能なpHの範囲が拡大し、分散安定性がより向上する傾向にある。
上記のようなコロイダルシリカとしては、市販品を用いることもでき、例えば、スノーテックス20、スノーテックス30、スノーテックス40、スノーテックスO、スノーテックスN、スノーテックスC(以上、すべて「日産化学工業株式会社」製)が挙げられる。
無機酸化物コロイドの平均粒径は、好ましくは5~100nmであり、より好ましくは5~80nmであり、さらに好ましくは10~70nmである。平均粒径が100nm以下であることにより、沈降が抑制され分散安定性がより向上する傾向にある。また、平均粒径が5nm以上であることにより、印字面の滑摩擦がより向上する傾向にある。
コロイダルシリカの平均粒子径は、動的光散乱法を測定原理とする粒度分布測定装置により測定することができる。このような粒度分布測定装置としては、例えば、周波数解析法としてホモダイン光学系を採用した大塚電子株式会社製の「ゼータ電位・粒径・分子量測定システム ELSZ2000ZS」(商品名)が挙げられる。なお、本明細書では、「平均粒径」とは、特に断りのない限り、個数基準の平均粒子径のことを指すものとする。
無機酸化物コロイドの含有量は、固形分として、インクの総量に対して、好ましくは1.0~15質量%であり、より好ましくは3.0~10質量%であり、さらに好ましくは4.0~8.0質量%である。無機酸化物コロイドの含有量が1.0質量%以上であることにより、得られる記録物のカールがより抑制され、それによって記録媒体の搬送速度をより向上できる。また、無機酸化物コロイドの含有量が15質量%以下であることにより、目詰まり回復性がより向上する傾向にある。
無機酸化物コロイドの固形分含有量は、質量基準において、後述する1-(2-ヒドロキシエチル)-2-ピロリドン(以下、「HE2P」ともいう。)の含有量以上であることが好ましい。具体的には、無機酸化物コロイドの固形分の含有量は、HE2Pの含有量に対して、質量基準で、好ましくは1.0~12倍であり、より好ましくは1.2~10倍であり、さらに好ましくは1.4~7.0倍である。無機酸化物コロイドの含有量が上記範囲内であることにより、得られる記録物のカールがより抑制され、目詰まり回復性がより向上する傾向にある。
後述する有機アミンを含む場合、無機酸化物コロイドの固形分含有量は、質量基準において、有機アミンの含有量以上であることが好ましい。具体的には、無機酸化物コロイドの固形分の含有量は、有機アミンの含有量に対して、質量基準で、好ましくは2.0~20倍であり、より好ましくは3.0~17倍であり、さらに好ましくは4.0~15倍である。無機酸化物コロイドの含有量が上記範囲内であることにより、得られる記録物のカールがより抑制され、目詰まり回復性がより向上する傾向にある。
1.2.ベタイン類
本実施形態におけるベタイン類は、隣接しない正電荷と負電荷を同一分子内に持ち、分子全体としては電荷を持たない化合物をいう。正電荷部位は、第4級アンモニウムカチオンが好ましい。このようなベタイン類としては、特に制限されないが、例えば、トリメチルグリシン、γ-ブチロベタイン、ホマリン、トリゴネリン、カルニチン、ホモセリンベタイン、バリンベタイン、リジンベタイン、オルニチンベタイン、アラニンベタイン、スタキドリン、及びグルタミン酸ベタインなどが挙げられる。このなかでも、トリメチルグリシン、γ-ブチロベタインが好ましく、トリメチルグリシンがより好ましい。このようなベタイン類を用いることにより、目詰まり回復性がより向上する傾向にある。なお、ベタイン類は、1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ベタイン類を構成する炭素数は、好ましくは4~12であり、より好ましくは4~7であり、さらに好ましくは4~6である。ベタイン類の炭素数が上記範囲内であることにより、帯電性異物の混入などの外乱に対する安定性がより向上する傾向にある。
ベタイン類の含有量は、インクの総量に対して、好ましくは1~25質量%であり、より好ましくは3~20質量%であり、さらに好ましくは4~15質量%である。ベタイン類の含有量が上記範囲内であることにより、無機酸化物コロイドが乾燥によって凝集する際に硬い凝集体が形成されることが抑制され、また、無機酸化物コロイドの分散安定性が向上するため、目詰まり回復性がより向上する傾向にある。
ベタイン類の含有量は、質量基準において、無機酸化物コロイドの固形分の含有量以上である。具体的には、ベタイン類の含有量は、無機酸化物コロイドの固形分の含有量に対して、質量基準で、好ましくは1.0~5.0倍であり、より好ましくは1.0~3.0倍であり、さらに好ましくは1.2~2.5倍である。ベタイン類の含有量が上記範囲内であることにより、得られる記録物のカールがより抑制され、目詰まり回復性がより向上する傾向にある。
1.3.1-(2-ヒドロキシエチル)-2-ピロリドン
本実施形態のインクは、1-(2-ヒドロキシエチル)-2-ピロリドンを用いることにより、得られる記録物のカールがより抑制され、目詰まり回復性がより向上する。1-(2-ヒドロキシエチル)-2-ピロリドンの含有量は、インクの総量に対して、好ましくは0.1~8.0質量%であり、より好ましくは0.5~6.0質量%であり、さらに好ましくは0.7~4.0質量%である。HE2Pの含有量が上記範囲内であることにより、得られる記録物のカールがより抑制される傾向にある。
なお、本実施形態のインクは、上記のとおり、2-ピロリドンのような溶剤に代えて、1-(2-ヒドロキシエチル)-2-ピロリドンを用いる。このような観点から、本実施形態のインクにおける2-ピロリドンの含有量は、好ましくは0~0.5質量%以下であり、より好ましくは0~0.3質量%以下であり、さらに好ましくは0~0.1質量%以下であり、特に好ましくは0質量%あるいは検出限界以下である。これにより、得られる記録物のカールがより抑制される傾向にある。
1.4.水
水の含有量は、インクの総量に対して、好ましくは40~80質量%であり、より好ましくは50~80質量%であり、さらに好ましくは55~75質量%である。水の含有量が40質量%以上であることにより、水の一部が蒸発した際でもインクの粘度上昇が抑制され、吐出安定性がより向上する傾向にある。また、水の含有量が80質量%以下であることにより、得られる記録物のカールやコックリングがより抑制される傾向にある。
1.5.有機アミン
本実施形態のインクジェットインクは、有機アミンをさらに含んでもよい。有機アミンしては、特に制限されないが、例えば、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、トリプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミンが挙げられる。このなかでも、トリエタノールアミン又はトリイソプロパノールアミンが好ましい。これら有機アミンは、無機酸化物コロイドの安定性を向上させる緩衝剤として機能し得る。そのため、このような有機アミンを用いることにより、目詰まり回復性がより向上する傾向にある。
有機アミンの含有量は、インクの総量に対して、好ましくは0.1~5.0質量%であり、より好ましくは0.2~4.0質量%であり、さらに好ましくは0.3~3.0質量%である。有機アミンの含有量が上記範囲内であることにより、無機酸化物コロイドの分散安定性がより向上するため、目詰まり回復性がより向上する傾向にある。
1.6.顔料
本実施形態のインクジェットインクは、色材として顔料を含んでもよい。顔料としては、特に制限されないが、例えば、アゾ顔料(例えば、アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料等を含む)、多環式顔料(例えば、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロン顔料等)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック等の有機顔料;カーボンブラック(例えば、ファーネスブラック、サーマルランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等)、金属酸化物、金属硫化物、金属塩化物等の無機顔料;炭酸カルシウム、タルク等の体質顔料等を用いることができる。
上記顔料は、分散剤により水に分散させて得られる顔料分散液として、あるいは、顔料粒子表面に化学反応を利用して親水性基を導入した自己分散型の表面処理顔料を水に分散させて得られるか、又は、ポリマーで被覆された顔料を水に分散させて得られる顔料分散液として、インクに添加されることが好ましい。
上記顔料分散液を構成する顔料及び分散剤は、それぞれ1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
顔料の含有量は、インクの総量に対して、固形分として、好ましくは1.0~12質量%であり、より好ましくは2.0~10質量%であり、さらに好ましくは3.0~7.5質量%である。
1.7.界面活性剤
本実施形態のインクジェットインクは、界面活性剤を含んでもよい。界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば、アセチレングリコール系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、及びシリコーン系界面活性剤が挙げられる。このなかでも、目詰まり回復性の観点からアセチレングリコール系界面活性剤が好ましい。
アセチレングリコール系界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば、2,4,7,9-テトラメチル-5-デシン-4,7-ジオール及び2,4,7,9-テトラメチル-5-デシン-4,7-ジオールのアルキレンオキサイド付加物、並びに2,4-ジメチル-5-デシン-4-オール及び2,4-ジメチル-5-デシン-4-オールのアルキレンオキサイド付加物から選択される一種以上が好ましい。アセチレングリコール系界面活性剤の市販品としては、特に限定されないが、例えば、オルフィン104シリーズやオルフィンE1010等のEシリーズ(エアープロダクツ社製商品名)、サーフィノール61、104、465(日信化学工業社製商品名)などが挙げられる。アセチレングリコール系界面活性剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
フッ素系界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸塩、パーフルオロアルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物、パーフルオロアルキルベタイン、パーフルオロアルキルアミンオキサイド化合物が挙げられる。フッ素系界面活性剤の市販品としては、特に限定されないが、例えば、S-144、S-145(旭硝子株式会社製);FC-170C、FC-430、フロラード-FC4430(住友スリーエム株式会社製);FSO、FSO-100、FSN、FSN-100、FS-300(Dupont社製);FT-250、251(株式会社ネオス製)などが挙げられる。フッ素系界面活性剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
シリコーン系界面活性剤としては、ポリシロキサン系化合物、ポリエーテル変性オルガノシロキサン等が挙げられる。シリコーン系界面活性剤の市販品としては、特に限定されないが、具体的には、BYK-306、BYK-307、BYK-333、BYK-341、BYK-345、BYK-346、BYK-347、BYK-348、BYK-349(以上商品名、ビックケミー・ジャパン株式会社製)、KF-351A、KF-352A、KF-353、KF-354L、KF-355A、KF-615A、KF-945、KF-640、KF-642、KF-643、KF-6020、X-22-4515、KF-6011、KF-6012、KF-6015、KF-6017(以上商品名、信越化学株式会社製)等が挙げられる。
界面活性剤の含有量は、インクの総質量に対し、好ましくは0.1~5.0質量%であり、より好ましくは0.1~3.0質量%である。界面活性剤の含有量が上記範囲内であることにより、目詰まり回復性がより向上する傾向にある。
1.8.水溶性有機溶剤
本実施形態のインクジェットインクは、上記以外の成分として、水溶性有機溶剤を含んでもよい。水溶性有機溶剤としては、特に制限されないが、例えば、グリセリン、N-メチルピロリドン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキシレングリコールなどが挙げられる。このなかでも、保湿効果という点からグリセリンが好ましい。
水溶性有機溶剤の含有量は、インクの総量に対して、好ましくは0.5~25質量%であり、より好ましくは3.0~20質量%であり、さらに好ましくは5.0~15質量%である。
1.9.インクジェットインクの製造方法
本実施形態のインクジェットインクの製造方法は、特に制限されず、無機酸化物コロイドと、ベタイン類と、1-(2-ヒドロキシエチル)-2-ピロリドンと、水と、必要に応じてその他の成分とを、混合する方法が挙げられる。なお、無機酸化物コロイドは、コロイド溶液の状態で混合してもよいし、顔料を用いる場合には、顔料分散液の状態で混合してもよい。
2.インクジェット方法
本実施形態に係るインクジェット方法は、所定のインクジェットヘッドを用いて、上記インクジェットインクを、吐出して記録媒体に付着させる吐出工程と、記録媒体を搬送する搬送する搬送工程とを有する。なお、吐出工程と搬送工程は同時に行ってもよいし、交互に行ってもよい。
2.1.吐出工程
吐出工程では、インクジェットヘッドからインクを吐出して記録媒体に付着させる。より具体的には、インクジェットヘッド内に設けられた圧力発生手段を駆動させて、インクジェットヘッドの圧力発生室内に充填されたインクをノズルから吐出させる。このような吐出方法をインクジェット法ともいう。
吐出工程において用いるインクジェットヘッドとしては、ライン方式により記録を行うラインヘッドと、シリアル方式により記録を行うシリアルヘッドが挙げられる。
ラインヘッドを用いたライン方式では、例えば、記録媒体の記録幅以上の幅を有するインクジェットヘッドを記録装置に固定する。そして、記録媒体を副走査方向(記録媒体の搬送方向)に沿って移動させ、この移動に連動してインクジェットヘッドのノズルからインク滴を吐出させることにより、記録媒体上に画像を記録する。
シリアルヘッドを用いたシリアル方式では、例えば、記録媒体の幅方向に移動可能なキャリッジにインクジェットヘッドを搭載する。そして、キャリッジを主走査方向(記録媒体の幅方向)に沿って移動させ、この移動に連動してインクジェットヘッドのノズルからインク滴を吐出させることにより、記録媒体上に画像を記録する。
2.2.搬送工程
搬送工程では、記録装置内で所定の方向に記録媒体を搬送する。より具体的には、記録装置内に設けられた搬送ローラーや搬送ベルトを用いて、記録装置の給紙部から排紙部へと記録媒体を搬送する。その搬送過程において、インクジェットヘッドから吐出されたインクが記録媒体に付着し、記録物が形成される。搬送は、連続的に行ってもよいし断続的に行ってもよい。
2.3.記録媒体
本実施形態で用いる記録媒体としては、特に制限されないが、例えば、吸収性又は非吸収性の記録媒体が挙げられる。このなかでも、吸収性記録媒体はカールなどの問題が生じやすいため、無機酸化物コロイドを用いつつも目詰まり回復性に優れる本発明が有効である。
吸収性記録媒体としては、特に限定されないが、例えば、インクの浸透性が高い電子写真用紙などの普通紙、インクジェット用紙(シリカ粒子やアルミナ粒子から構成されたインク吸収層、あるいは、ポリビニルアルコール(PVA)やポリビニルピロリドン(PVP)等の親水性ポリマーから構成されたインク吸収層を備えたインクジェット専用紙)から、インクの浸透性が比較的低い一般のオフセット印刷に用いられるアート紙、コート紙、キャスト紙等が挙げられる。
非吸収性記録媒体としては、特に限定されないが、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリウレタン等のプラスチック類のフィルムやプレート;鉄、銀、銅、アルミニウム等の金属類のプレート;又はそれら各種金属を蒸着により製造した金属プレートやプラスチック製のフィルム、ステンレスや真鋳等の合金のプレート;紙製の基材にポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリウレタン等のプラスチック類のフィルムを接着(コーティング)した記録媒体等が挙げられる。
3.記録装置
本実施形態の記録装置は、インクジェットインクを記録媒体に対して吐出するノズルを有するインクジェットヘッドと、記録媒体を搬送する搬送手段と、を備える。インクジェットヘッドは、インクが供給される圧力室と、インクを吐出するノズルと、を備える。また、搬送手段は、記録装置内に設けられた搬送ローラーや搬送ベルトから構成される。
以下、本実施形態に係る記録装置について、図1を参照して説明する。なお、図1において示すX-Y-Z座標系はX方向が記録媒体の長さ方向、Y方向が記録装置内の搬送経路における記録媒体の幅方向、Z方向が装置高さ方向を示している。
記録装置10は一例として、高速及び高密度の印刷が可能なライン型インクジェットプリンターである。記録装置10は、用紙等の記録媒体Pを収納する給送部12と、搬送部14と、ベルト搬送部16と、記録部18と、「排出部」としてのFd(フェイスダウン)排出部20と、「載置部」としてのFd(フェイスダウン)載置部22と、「反転搬送機構」としての反転経路部24と、Fu(フェイスアップ)排出部26と、Fu(フェイスアップ)載置部28とを備えている。
給送部12は、記録装置10において装置下部に配置されている。給送部12は、記録媒体Pを収納する給送トレイ30と、該給送トレイ30に収納された記録媒体Pを搬送経路11に送り出す給送ローラー32とを備えている。
給送トレイ30に収納された記録媒体Pは、給送ローラー32により搬送経路11に沿って搬送部14に給送される。搬送部14は、搬送駆動ローラー34と搬送従動ローラー36とを備えている。搬送駆動ローラー34は、図示しない駆動源により回転駆動される。搬送部14において、記録媒体Pは、搬送駆動ローラー34と搬送従動ローラー36との間に狭持(ニップ)されて搬送経路11の下流側に位置するベルト搬送部16へと搬送される。
ベルト搬送部16は、搬送経路11において上流側に位置する第1ローラー38と、下流側に位置する第2ローラー40と、第1ローラー38及び第2ローラー40に回転移動可能に取り付けられた無端ベルト42と、第1ローラー38と第2ローラー40との間において無端ベルト42の上側区間42aを支持する支持体44とを備える。
無端ベルト42は、図示しない駆動源により駆動された第1ローラー38または第2ローラー40により上側区間42aにおいて+X方向から-X方向に移動するように駆動される。このため、搬送部14から搬送された記録媒体Pは、ベルト搬送部16においてさらに搬送経路11の下流側に搬送される。
記録部18は、ライン型のインクジェットヘッド48と、該インクジェットヘッド48を保持するヘッドホルダー46とを備えている。尚、該記録部18は、Y軸方向に往復移動するキャリッジにインクジェットヘッドが設けられたシリアル型のものであってもよい。インクジェットヘッド48は、支持体44に支持された無端ベルト42の上側区間42aと対向するように配置されている。インクジェットヘッド48は、無端ベルト42の上側区間42aにおいて記録媒体Pが搬送される際、記録媒体Pに向けてインクを吐出し、記録を実行する。記録媒体Pは、記録が行われつつベルト搬送部16により搬送経路11の下流側に搬送される。
なお、「ライン型のインクジェットヘッド」とは、記録媒体Pの搬送方向と交差する方向に形成されたノズルの領域が、記録媒体Pの交差方向全体をカバー可能なように設けられ、ヘッド又は記録媒体Pの一方を固定し他方を移動させて画像を形成する記録装置に用いられるヘッドである。なお、ラインヘッドの交差する方向のノズルの領域は、記録装置が対応している全ての記録媒体Pの交差方向全体をカバー可能でなくてもよい。
また、ベルト搬送部16の搬送経路11の下流側には、第1分岐部50が設けられている。第1分岐部50は、記録媒体PをFd排出部20またはFu排出部26へ搬送する搬送経路11と、記録媒体Pの記録面を反転させて再度記録媒体Pを記録部18に搬送する反転経路部24の反転経路52とに切り替え可能に構成されている。尚、第1分岐部50により反転経路52に切り替えられて搬送される記録媒体Pは、反転経路52における搬送過程において記録面が反転され、最初の記録面と反対側の面がインクジェットヘッド48と対向するように記録部18に再度搬送される。
搬送経路11に沿って第1分岐部50の下流側には、さらに第2分岐部54が設けられている。第2分岐部54は、記録媒体PをFd排出部20へ向けて搬送し、または記録媒体PをFu排出部26へ向けて搬送するように記録媒体Pの搬送方向を切り替え可能に構成されている。
第2分岐部54においてFd排出部20へ向けて搬送される記録媒体Pは、Fd排出部20から排出され、Fd載置部22に載置される。このとき、記録媒体Pの記録面は、Fd載置部22に対向するように載置される。また、第2分岐部54においてFu排出部26へ向けて搬送される記録媒体Pは、Fu排出部26から排出され、Fu載置部28に載置される。このとき、記録媒体Pの記録面は、Fu載置部28と反対側に向くように載置される。
インクジェット法を用いる記録装置では、液体であるインクを記録媒体に付着させることから、記録媒体、特に普通紙、インクジェット用紙等の吸収性の記録媒体においてはカールなどの問題が生じたり、インク乾燥前に記録物が排出され重なるため記録物を正確にスタックできないという問題が生じたりする。特に記録媒体を0.5m/s以上で高速搬送すると、この課題が顕著になる傾向にある。また、インクジェット印字面のぬれ摩擦抵抗が大きいベタ画像になると、記録物が滑らずにつっかえてしまったり、ほぼ記録物が揃っても、きれいに揃えることが困難になり、ステープラー(ホッチキス止め)がずれてしまうといった課題が発生する。また、印字面が下を向いて排紙されるフェイスダウン排紙においては、インクの乾燥がし難いため、よりスタック性が困難になるといった課題が発生する。その上、吸収性の記録媒体においては、印字すると、印字面が膨張するため、印字直後に印字面が凸となる排紙カール(一次カール)が発生するという課題もある。さらに、乾燥が進行すると、印字面が収縮するため、十数秒から数分で印字面が凹となる永久カール(二次カール)が発生するという課題がある。
これに対して、本実施形態では、無機酸化物コロイドを含む上記インクジェットインクを用いることにより、印字面のぬれ摩擦抵抗を下げつつ、カールを抑制できることから、スタック性を向上させることができる。特に、0.5m/s以上の高速で記録媒体Pを搬送させつつ、インクジェット記録を行う場合に、スタック性の向上効果が顕著となる。
なお、上記では、ライン型のインクジェットヘッドを用いる場合の例について説明したが、本実施形態に係る記録装置は、シリアル型のインクジェットヘッドを用いるプリンタ(シリアルプリンタ)であってもよい。シリアルプリンタでは、記録媒体を搬送方向に搬送させつつ、インクジェットヘッドを当該搬送方向と交差する方向に移動させることにより、印刷が行われる。シリアルプリンタであっても、印刷中におけるヘッドと記録媒体の相対速度が0.5m/s以上と高速であれば、スタック性の課題が生じ得るため、上述したインクを用いることによりスタック性の向上効果が得られる。
以下、本発明を実施例及び比較例を用いてより具体的に説明する。本発明は、以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
1.インクの調製
表1に記載の組成となるように、混合物用タンクに各成分を入れ、混合攪拌し、さらに5μmのメンブランフィルターでろ過することにより各例のインクジェットインクを得た。なお、表中の各例に示す各成分の数値は特段記載のない限り質量%を表す。また、表中において、無機酸化物コロイド及び顔料分散液の数値は、固形分の質量%を表す。
表1中で使用した略号や製品成分は以下のとおりである。
〔顔料分散液〕
顔料 Aqua-Black(東海カーボン社製)
〔無機酸化物コロイド〕
コロイダルシリカ(日産化学工業製、ST-CM、粒子径20nm、固形分30%)
コロイダルシリカ(日産化学工業製、ST-30L、粒子径45nm、固形分30%)
酸化チタンコロイド(テイカ社製、商品名MT-100WP、粒子径20nm)
〔界面活性剤〕
オルフィンE1010(エアープロダクツ社製商品名、アセチレングリコール系界面活性剤)
サーフィノール104(日信化学工業社製商品名、アセチレングリコール系界面活性剤)
〔含窒素化合物〕
1-(2-ヒドロキシエチル)-2-ピロリドン(HE2P)
2-ピロリドン
〔ベタイン類〕
トリメチルグリシン(無水ベタイン、東京化成工業社製)
γ-ブチロベタイン
〔有機アミン〕
トリエタノールアミン
2.評価方法
2.1.カールの評価
EPSON製PX-S840(シリアルインクジェットプリンタ)のインクカートリッジにインクを充填し、記録媒体(A4サイズのXerox P紙、富士ゼロックス社製コピー用紙、坪量64g/m2、紙厚88μm)に対して、温度25℃、湿度50%の環境下において、印刷Duty:100%でベタパターンを印刷した。そして、印刷後フェイスアップで1週間放置した際の、用紙端の床面からの浮き上がり量を測定した。評価基準は以下のとおりである。
〔評価基準〕
A:浮き上がり量10mm未満
B:浮き上がり量10~20mm
C:浮き上がり量20mm以上
2.2.目詰まり回復性の評価
EPSON製PX-S840(シリアルインクジェットプリンタ)のインクカートリッジにインクを充填し、全ノズルよりインクが吐出できることを確認した。その後、インクジェットヘッドがプリンタに備えられたキャップの位置からずれており、ヘッドにキャップがされていない状態で、40℃ 湿度20%の環境下で7日間放置した。
放置後、インクジェットヘッドのクリーニングとして、ノズル内のインクの吸引動作を1回行うごとに、インクが吐出できないノズルの本数をカウントし、すべてのノズルが回復するまでクリーニング動作を繰り返した。そして、すべてのノズルが回復した時のクリーニング回数に基づいて、下記評価基準により目詰まり回復性を評価した。その結果を、表1に示す。
〔評価基準〕
A:クリーニング回数3未満
B:クリーニング回数3以上6回未満
C:クリーニング回数6以上
3.評価結果
表1に、各例で用いたインクの組成、並びに評価結果を示した。表1から、無機酸化物コロイドと、ベタイン類と、1-(2-ヒドロキシエチル)-2-ピロリドンと、を含み、ベタイン類の含有量が、質量基準において、無機酸化物コロイドの固形分含有量以上であるインクを用いた場合には、得られる記録物のカールがより抑制され、無機酸化物コロイドを含むインクであっても目詰まり回復性に優れることが分かった。
詳しくは、各実施例と比較例1とを比較すると、2-ピロリドンに代えてHE2Pを使用することにより、得られる記録物のカールが抑制されることが分かる。また、各実施例と比較例2とを比較すると、ベタイン類を用いることにより、得られる記録物のカールが抑制され、目詰まり回復性もより向上することが分かる。さらに、各実施例と比較例3とを比較すると、HE2Pを使用することにより、目詰まり回復性がより向上することが分かる。また、各実施例と比較例4とを比較すると、ベタイン類の含有量を無機酸化物コロイドの固形分含有量以上とすることにより、目詰まり回復性がより向上することが分かる。さらに、各実施例と比較例5とを比較すると、無機酸化物コロイドを用いることにより、得られる記録物のカールが抑制されることが分かる。
また、EPSON製LX-10000F (ラインインクジェットプリンタ)のインクカートリッジに各実施例のインクを充填し、記録媒体(A4サイズのXerox P紙、富士ゼロックス社製コピー用紙、坪量64g/m2、紙厚88μm)に対して、温度25℃、湿度50%の環境下において、印刷Duty:100%でベタパターンを20枚連続印刷し、フェイスダウンで排紙したところ、用紙が良好にスタックできた。
10記録装置、11搬送経路、12給送部、14搬送部、16ベルト搬送部、18記録部、20Fd排出部、22Fd載置部、24反転経路部、26Fu排出部、28Fu載置部、30給送トレイ、32給送ローラー、34搬送駆動ローラー、36搬送従動ローラー、38第1ローラー、40第2ローラー、42無端ベルト、42a無端ベルトの上側区間、44支持体、46ヘッドホルダー、48インクジェットヘッド、50第1分岐部、52反転経路、54第2分岐部、56排出ローラー対、64排出駆動ローラー、68駆動軸、76載置面、78凸状部、80第1付勢部材、82第2付勢部材、84、86支持軸、P記録媒体

Claims (11)

  1. 無機酸化物コロイドと、ベタイン類と、1-(2-ヒドロキシエチル)-2-ピロリドンと、水と、を含み、
    前記ベタイン類の含有量が、質量基準において、前記無機酸化物コロイドの固形分含有量以上であり、
    前記無機酸化物コロイドが、コロイダルシリカを含み、
    前記無機酸化物コロイドの含有量が、固形分として、インクの総量に対して、3.0~10質量%であり、
    前記ベタイン類を構成する炭素数が、4~12であり、
    前記ベタイン類の含有量が、インクの総量に対して、3~20質量%であり、
    前記1-(2-ヒドロキシエチル)-2-ピロリドンの含有量が、インクの総量に対して、0.5~6.0質量%である、
    インクジェットインク。
  2. 前記無機酸化物コロイドの平均粒子径が、10~70nmである、
    請求項1に記載のインクジェットインク。
  3. 有機アミンを含む、
    請求項1又は2に記載のインクジェットインク。
  4. 前記有機アミンが、トリエタノールアミン又はトリイソプロパノールアミンを含む、
    請求項に記載のインクジェットインク。
  5. 前記有機アミンの含有量が、インクの総量に対して、0.1~5.0質量%である、
    請求項又はに記載のインクジェットインク。
  6. 前記無機酸化物コロイドの固形分含有量が、質量基準において、前記有機アミンの含有量以上である、
    請求項のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
  7. 前記無機酸化物コロイドの固形分含有量が、質量基準において、前記1-(2-ヒドロキシエチル)-2-ピロリドンの含有量以上である、
    請求項1~のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
  8. 前記ベタイン類が、トリメチルグリシンを含む、
    請求項1~のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
  9. 前記水の含有量が、インクの総量に対して、50~80質量%である、
    請求項1~のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
  10. 請求項1~のいずれか一項に記載のインクジェットインクを記録媒体に対して吐出するノズルを有するインクジェットヘッドと、
    前記記録媒体を搬送する搬送手段と、を備える、
    記録装置。
  11. 前記インクジェットヘッドが、ラインヘッドである、
    請求項10に記載の記録装置。
JP2019235885A 2019-12-26 2019-12-26 インクジェットインク及び記録装置 Active JP7388187B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019235885A JP7388187B2 (ja) 2019-12-26 2019-12-26 インクジェットインク及び記録装置
US17/132,451 US20210198505A1 (en) 2019-12-26 2020-12-23 Ink Jet Ink And Recording Apparatus
CN202011552128.0A CN113045932B (zh) 2019-12-26 2020-12-24 喷墨墨水及记录装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019235885A JP7388187B2 (ja) 2019-12-26 2019-12-26 インクジェットインク及び記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021105081A JP2021105081A (ja) 2021-07-26
JP7388187B2 true JP7388187B2 (ja) 2023-11-29

Family

ID=76508231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019235885A Active JP7388187B2 (ja) 2019-12-26 2019-12-26 インクジェットインク及び記録装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20210198505A1 (ja)
JP (1) JP7388187B2 (ja)
CN (1) CN113045932B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20230167320A1 (en) * 2021-11-26 2023-06-01 Seiko Epson Corporation Ink Jet Ink Composition And Recording Method

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002103783A (ja) 2000-09-28 2002-04-09 Ricoh Co Ltd インクジェット記録用インクセット及び記録方法
JP2003105235A (ja) 2001-09-28 2003-04-09 Hiroshi Takimoto 記録液及び記録方法
JP2006321876A (ja) 2005-05-18 2006-11-30 Konica Minolta Holdings Inc 水性インク、水性インクの製造方法、インクジェットプリンタ及びインクジェット記録方法
JP2011162620A (ja) 2010-02-08 2011-08-25 Seiko Epson Corp インクセット、インクジェット記録方法、及び記録物
JP2013184998A (ja) 2012-03-06 2013-09-19 Seiko Epson Corp インクジェット記録用水系インク
JP2013203960A (ja) 2012-03-29 2013-10-07 Seiko Epson Corp 昇華転写用インク、染色物の製造方法、および染色物
JP2014240491A (ja) 2009-06-16 2014-12-25 バンドー化学株式会社 導電性インク及びこれを用いた導電性被膜付基材の製造方法
JP2015025076A (ja) 2013-07-26 2015-02-05 富士フイルム株式会社 インクジェット用インク組成物、インクセット、及び画像形成方法
WO2018021352A1 (ja) 2016-07-29 2018-02-01 東亞合成株式会社 硬化型組成物
JP2019536825A (ja) 2016-10-25 2019-12-19 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.Hewlett‐Packard Development Company, L.P. 酸化セシウムタングステンナノ粒子および両性イオン性安定剤を含有する分散物および噴射可能な組成物

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3703187B2 (ja) * 1995-12-06 2005-10-05 恵和株式会社 インクジェットプリンター用インク
JPH11256083A (ja) * 1998-03-10 1999-09-21 Kao Corp 水系インク
JP2009028990A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Ricoh Co Ltd 充填液、並びに充填液用カートリッジ、画像記録方法及び画像記録装置
US8092874B2 (en) * 2009-02-27 2012-01-10 Eastman Kodak Company Inkjet media system with improved image quality
JP5523884B2 (ja) * 2010-03-18 2014-06-18 富士フイルム株式会社 インク組成物、インクセットおよびインクジェット画像形成方法
JP2011213059A (ja) * 2010-04-01 2011-10-27 Seiko Epson Corp インクジェット記録方法
JP5958878B2 (ja) * 2012-01-30 2016-08-02 株式会社リコー インクジェット用インク組成物、インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、インクカートリッジ、及びインク記録物
JP2015067802A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 富士フイルム株式会社 インクジェット記録用インク、インクセット、画像形成方法及びメンテナンス方法
CN110637065B (zh) * 2017-06-09 2022-08-09 惠普发展公司,有限责任合伙企业 喷墨印刷系统
JP7501043B2 (ja) * 2020-03-30 2024-06-18 セイコーエプソン株式会社 インクジェットインク組成物及び記録方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002103783A (ja) 2000-09-28 2002-04-09 Ricoh Co Ltd インクジェット記録用インクセット及び記録方法
JP2003105235A (ja) 2001-09-28 2003-04-09 Hiroshi Takimoto 記録液及び記録方法
JP2006321876A (ja) 2005-05-18 2006-11-30 Konica Minolta Holdings Inc 水性インク、水性インクの製造方法、インクジェットプリンタ及びインクジェット記録方法
JP2014240491A (ja) 2009-06-16 2014-12-25 バンドー化学株式会社 導電性インク及びこれを用いた導電性被膜付基材の製造方法
JP2011162620A (ja) 2010-02-08 2011-08-25 Seiko Epson Corp インクセット、インクジェット記録方法、及び記録物
JP2013184998A (ja) 2012-03-06 2013-09-19 Seiko Epson Corp インクジェット記録用水系インク
JP2013203960A (ja) 2012-03-29 2013-10-07 Seiko Epson Corp 昇華転写用インク、染色物の製造方法、および染色物
JP2015025076A (ja) 2013-07-26 2015-02-05 富士フイルム株式会社 インクジェット用インク組成物、インクセット、及び画像形成方法
WO2018021352A1 (ja) 2016-07-29 2018-02-01 東亞合成株式会社 硬化型組成物
JP2019536825A (ja) 2016-10-25 2019-12-19 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.Hewlett‐Packard Development Company, L.P. 酸化セシウムタングステンナノ粒子および両性イオン性安定剤を含有する分散物および噴射可能な組成物

Also Published As

Publication number Publication date
CN113045932B (zh) 2022-12-23
US20210198505A1 (en) 2021-07-01
CN113045932A (zh) 2021-06-29
JP2021105081A (ja) 2021-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7283240B2 (ja) インクジェット記録用インク組成物、及びインクジェット記録方法
CN110684399B (zh) 喷墨记录用油墨、喷墨记录装置及喷墨记录方法
JP7395120B2 (ja) インクジェットインク及び記録装置
JP7531779B2 (ja) インクジェットインク及び記録装置
JP7388187B2 (ja) インクジェットインク及び記録装置
JP7415552B2 (ja) インクジェットインク及び記録装置
JP2021105082A (ja) インクジェットインク及び記録装置
JP2020055267A (ja) インクジェット記録方法及び記録装置
JP7275895B2 (ja) インクジェットインク組成物
JP7451874B2 (ja) 記録方法、及び記録装置
JP6319559B2 (ja) インクジェット記録装置及び記録方法
JP7804902B2 (ja) インクジェットインク組成物及び記録方法
JP7773693B2 (ja) インクセット及び記録装置
JP7585611B2 (ja) メンテナンス方法及びインクジェット記録装置。
CN116179017B (zh) 喷墨油墨组合物及记录方法
JP2021105079A (ja) インクジェットインク及び記録装置
CN116814117B (zh) 喷墨油墨组合物、油墨组和记录方法
JP2025149505A (ja) インクジェットインク組成物及び記録方法
JP2025149504A (ja) インクジェットインク組成物及び記録方法
JP7690761B2 (ja) インクジェットインク組成物及び記録方法
JP2025135129A (ja) インクジェットインク組成物
JP2025141149A (ja) インクジェットインク組成物
JP2025135128A (ja) インクジェットインク組成物
JP2023079272A (ja) インクジェットインク組成物、及び記録方法
JP2021138885A (ja) 処理液及び記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20200826

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210914

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20211102

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230808

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231017

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231030

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7388187

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150