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JP7380215B2 - 容器用包装体及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、容器、例えばプレフィルドシリンジやアンプル、バイアル等の医薬品容器を包装可能な包装体及びその製造方法に関する。
医療分野において、プレフィルドシリンジと呼ばれる、薬剤が予め充填された注射器が用いられるようになってきた。プレフィルドシリンジを用いることにより、従来の注射器のように薬剤を注射器に詰め替える作業が不要になることから、詰め替え時に感染や異物混入のおそれがなく、救急時に迅速な投与が可能になり、医療従事者の労働生産性の向上に寄与する。また、あらかじめ定められた量の薬剤をプレフィルドシリンジに充填することにより、正確な量を投与することができる。このことは薬剤管理が簡便になることにも寄与する。
医薬品には厳重な品質管理が求められており、近年では品質管理が製造プロセスに限らず、流通過程における保管や輸送のプロセスにまで拡大されるようになってきた。流通過程における品質保証を目的とした基本的な指針としてのGDP(Good Distribution Practices)では、温度管理の他、振動衝撃等についても管理することが要求される。したがって、医薬品の包装体に、流通過程における振動衝撃を緩衝することが要求されるようになってきた。
プレフィルドシリンジの包装体に関し、プレフィルドシリンジが包装容器内で移動・振動することなく適度に固定され、しかも包装容器への装填が機械によっても容易に行うことができる包装容器として、ブリスター一体成型の包装容器であって、プレフィルドシリンジの外径に合わせて絞って成形されたロック部を備え、このロック部でプレフィルドシリンジの一部分を固定したプレフィルドシリンジ収納用ブリスター包装容器がある(特許文献1)。
特開2011-006154号公報
引用文献1に記載のプレフィルドシリンジ収納用ブリスター包装容器は、プレフィルドシリンジが包装容器に固定されるので、輸送中にプレフィルドシリンジが包装容器内で過度の振動をすることを防止する。しかしながら、ロック部分は、プレフィルドシリンジの一部分に合わせて絞って成型された部分であり、プレフィルドシリンジの外形との間に隙間があることから、この隙間で微小振動し得ることから、引用文献1の包装容器では、包装容器内でプレフィルドシリンジが振動することを完全に防止することはできなかった。
また、引用文献1のブリスター包装容器は、外部から振動や衝撃がブリスター包装容器に加えられたときには、その振動や衝撃がほとんど減衰されることなくプレフィルドシリンジに伝わってしまう。そのため流通過程における振動や衝撃を緩衝することが十分ではなかった。また、医療従事者の使用時においても、プレフィルドシリンジを収容したブリスター包装容器の取り扱い時に生じることがある振動や衝撃を緩衝することが十分ではなかった。
本発明は、上記の問題を有利に解決するものであり、プレフィルドシリンジやアンプルやバイアルのような、薬剤を収容した医薬品容器に対する振動や衝撃を緩衝することが可能な容器用包装体及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、容器を蓋材にスキンパックで固定し、この固定されたスキンパックに対し、間隔を隔ててブリスターで覆うことにより、スキンパックの密着固定で包装体内で容器が振動、移動することを防止し、また、スキンパックとブリスターとの間の空間が緩衝材となって外部からの振動、衝撃に対して緩衝することが可能なことを見出し、本発明に到った。
上記の知見に基づく本発明の容器用包装体は、液が充填された容器を収容する包装体であって、蓋材と、前記容器を前記蓋材との間に収容し前記容器の外形に従って変形されて前記蓋材に密着固定されるスキンパックフィルムと、膨出部が形成され前記膨出部に前記容器及び前記スキンパックフィルムの変形部分が収容され前記蓋材又は前記蓋材に密着固定された前記スキンパックフィルムに密着固定されるブリスターと、を備え、前記ブリスターの膨出部が、前記スキンパックフィルムの変形部分に対し空間を隔てて形成されていることを特徴とする。
本発明の容器用包装体においては、前記ブリスターが、ソフトブリスターであることが好ましい。また、前記スキンパックフィルム及び前記ブリスターのうちの一方と、蓋材とにバリア層を含む構造とすることができる。さらに、前記蓋材と前記スキンパックフィルムとの易開封性手段を設けた構造とすることができる。本発明の容器用包装体は、医薬品容器を収容する包装体として好適である。
本発明の容器用包装体の製造方法は、蓋材に容器をスキンパックして固定した後、前記容器が固定されたスキンパックの変形部分に対し空間を隔てるように形成されたブリスターを前記蓋材又は前記蓋材に密着固定された前記スキンパックフィルムに密着固定することを特徴とする。
本発明の容器用包装体によれば、プレフィルドシリンジやアンプルやバイアルのような薬剤を収容した容器の振動衝撃を緩衝することができる。
本発明の容器用包装体の一実施形態の模式的な斜視図である。 図1の容器用包装体の断面図である。 本発明の容器用包装体の別の実施形態の模式的な斜視図である。 本発明の容器用包装体の製造方法の一実施形態を説明する模式図である。 スキンパック包装機の要部の模式図である。
以下、本発明の容器用包装体の実施形態を、図面を用いつつ具体的に説明する。
図1に、本発明の容器用包装体の一実施形態の模式的な斜視図を示し、図2に、図1の容器用包装体のII-II線視断面図を示す。図1、図2では、容器用包装体1は、容器の一例としてのプレフィルドシリンジSを包装する包装体の実施形態を示しており、図面上、プレフィルドシリンジSは模式的に単純な円筒形状で表されている。また、容器用包装体1が収容可能な容器はプレフィルドシリンジSに限られず、図3に示すように医薬品容器としてのバイアルVやアンプルの場合であっても容器用包装体1の構造上、プレフィルドシリンジSを収容した場合と同様に、振動、衝撃の緩和の効果を得ることができる。また、医療用容器以外の用途の容器にも本発明の容器用包装体を用いることができる。
図1及び図2において、容器用包装体1は、蓋材2と、スキンパックフィルム3と、ブリスター4とを備えている。図示した本実施形態においては、蓋材2と、スキンパックフィルム3とでスキンパック包装体を構成している。スキンパック包装体は、熱可塑性樹脂からなるスキンパックフィルム3と台材(本発明では蓋材2が対応)とを有し、台材上の所定位置に載置された被包装物、例えば本実施形態ではプレフィルドシリンジSに対し、加熱により軟化させたスキンパックフィルム3を被包装物の外形に沿って密着させると共に、台材とシールした真空包装体である。スキンパックフィルム3は、スキンパックに適合するフィルムとして、熱可塑性を有し、被包装物の外形に追随するように変形して伸展する特性を有しているものである。
図2に示されるように、プレフィルドシリンジSは、蓋材2とスキンパックフィルム3との間に収容されて、真空脱気状態で封止されている。スキンパックとしてスキンパックフィルム3を軟化させてプレフィルドシリンジSに密着させ真空脱気状態で封止されることで、蓋材2とスキンパックフィルム3との間は減圧状態になり、プレフィルドシリンジSはスキンパックフィルム3に密着して固定される。プレフィルドシリンジSの好ましい固定位置は、好ましくは図1の平面図で見て蓋材2の長手方向のほぼ中央、幅方向のほぼ中央である。
ブリスター4は、平面的なフィルムから一方の側に膨出している膨出部を有している。膨出部は、スキンパックにより蓋材2に固定されているプレフィルドシリンジSの外形から空間を隔てることができる大きさを有している。膨出部の形状は特に限定されない。プレフィルドシリンジSが概略的に円筒状であるから、膨出部が概略円筒状又は半円筒状になるように形成にすることができるし、他の形状であってもよい。
ブリスター4は、その周辺部が蓋材2又は当該蓋材2に密着固定されているスキンパックフィルム3に密着固定されることにより固定されている。
ブリスター4は、スキンパックフィルム3がプレフィルドシリンジSの外形に追随して変形している部分(変形部分)との間に空間を隔てている。この空間には、空気又は不活性ガス、例えば窒素ガスが、ほほ常圧で満たされて封止されている。したがって、スキンパックされたプレフィルドシリンジSは、ブリスター4から内部空間を隔てて位置する。
本実施形態の容器用包装体1は、蓋材2に接したプレフィルドシリンジSが、スキンパックフィルム3により固定されていることから、外部から衝撃や振動が容器用包装体1に加わっても、容器用包装体1内で不要に動くことがない。また、プレフィルドシリンジSが、ブリスター4から空間を隔てて位置することから、外部から衝撃や振動が容器用包装体1に加わっても、ブリスター4内の気体が緩衝材となって衝撃や振動を吸収する。したがって、プレフィルドシリンジSの振動や衝撃を緩衝することができる。
容器用包装体1は、容器の包装体であるとともに、容器の緩衝体でもある。つまり包装体と緩衝体とが一体化したものである。これにより包装機能と緩衝機能とを兼ね備えた、一体化された包装体となっている。容器用包装体1は、さらに蓋材2やスキンパックフィルム3やブリスター4の樹脂フィルム中にバリア層や遮光層等になる機能性フィルムを含むことにより、バリア機能等を付加することができる。
以下、各部材についてより具体的に説明する。
蓋材2は、樹脂フィルムからなり、単層であってもよく、二層以上の複層であってもよい。スキンパックフィルム3とヒートシール可能な層を内層側の表層に含むことが好ましい。具体的にPETや延伸ナイロン等の基層を有し、ポリオレフィン系樹脂からなる層を内層側の表層に有する積層フィルムを用いることができる。ポリオレフィン系樹脂からなる内層側の表層が、スキンパックフィルム3やブリスター4に対向する表面となる層であり、かつ、そのポリオレフィン系樹脂を、スキンパックフィルム3やブリスター4の内層側の表面の樹脂フィルムと同種の樹脂にすることで、蓋材2と、スキンパックフィルム3やブリスター4とを、ヒートシールで容易に接合することができる。同種の樹脂とは、例えば蓋材2の外表面の層がポリエチレン樹脂層であるときに、スキンパックフィルム3及びブリスター4の最外層がポリエチレン樹脂層であることをいう。
蓋材2の積層フィルムは、必要に応じて機能性層を備えることができる。機能性層は、例えば遮光層(UVカット層)や、ガスバリア層(酸素バリア層)、酸素吸収層などがある。遮光層は、アルミ箔やアルミ蒸着膜、紫外線吸収剤を含む層が挙げられる。ガスバリア層は、アルミニウム蒸着層や、アルミニウム酸化物蒸着層、酸化ケイ素蒸着層等の蒸着層、公知のガスバリアコート層、延伸ナイロン層、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)層、などがある。
ガスバリア層の蒸着層は、透明蒸着層であってもよく、不透明蒸着層であってもよい。蒸着層が透明蒸着層であることにより、内容物の視認性を保ちながら、酸素ガス及び水蒸気等のガスの透過を阻止するガスバリア性を付与、又は向上させることができる。なお、蒸着層は2層以上を備えてもよい。蒸着層を2層以上備える場合、それぞれが、同一の組成であってもよいし、異なる組成であってもよい。
透明蒸着層としては、無機元素又は無機酸化物、例えば、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、カリウム(K)、スズ(Sn)、ナトリウム(Na)、ホウ素(B)、チタン(Ti)、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)、ハフニウム(Hf)、バリウム(B)等の無機元素又はその酸化物の蒸着層を使用することができる。
無機酸化物の化学式は、例えば、SiO、AlO等のようにMO(ただし、式中、Mは、無機元素を表し、Xは正数であり、Xの値は、無機元素によってそれぞれ範囲が異なる。)で表される。なお、無機元素がAlの場合、上記の式中のXの値としては、基本的には、X=0.5以上のものを使用することができるが、X=1.0未満になると、着色し、かつ、透明性に劣ることから、X=1.0以上のものを使用することが好ましい。また、X=1.5のものは、Alと酸素とが完全に酸化した状態のものであることから、上限としては、X=1.5までのものを使用することができる。
透明蒸着層の厚みは、使用する無機酸化物の種類等によって異なるが、例えば、50Å以上2000Å以下、好ましくは、100Å以上1000Å以下の範囲内で任意に選択して形成することが望ましい。例えば、酸化アルミニウムあるいは酸化ケイ素の蒸着層の場合には、厚みは50Å以上500Å以下、更に、好ましくは、100Å以上300Å以下が望ましい。
蒸着層は、基材層に例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、およびイオンプレ-ティング法等の物理気相成長法(Physical Vapor Deposition法、PVD法)、あるいは、プラズマ化学気相成長法、熱化学気相成長法、および光化学気相成長法等の化学気相成長法(Chemical Vapor Deposition法、CVD法)等により形成することができる。より具体的には、ローラー式蒸着膜成膜装置を用いて、成膜ローラー上において蒸着層を形成することができる。
ガスバリアコート層は、酸素ガスおよび水蒸気などの透過を抑制する層として機能する塗膜である。ガスバリアコート層は、一般式R M(OR(ただし、式中、R、Rは、炭素数1~8の有機基を表し、Mは、金属原子を表し、nは、0以上の整数を表し、mは、1以上の整数を表し、n+mは、Mの原子価を表す。)で表される少なくとも一種以上の金属アルコキシドと、ポリビニルアルコ-ル系樹脂および/またはエチレン・ビニルアルコ-ル共重合体等の水溶性高分子とを含有し、さらに、ゾルゲル法触媒、酸、水、および、有機溶剤の存在下に、ゾルゲル法によって重縮合して得られる金属アルコキシドの加水分解物または金属アルコキシドの加水分解縮合物を含むガスバリア性組成物からなる。なお、ガスバリアコート層は透明であることが好ましい。ガスバリアコート層は、単独で又は上記蒸着層に重ねて用いることができる。蒸着層にガスバリアコート層を重ねて用いることにより、蒸着膜のクラックの発生を効果的に防止することができる。
上記の一般式R M(ORで表されるアルコキシドとしては、アルコキシドの部分加水分解物、アルコキシドの加水分解の縮合物の少なくとも一種以上を使用することができる。また、上記のアルコキシドの部分加水分解物としては、アルコキシ基のすべてが加水分解されている必要はなく、1個以上が加水分解されているもの、および、その混合物であってもよい。アルコキシドの加水分解の縮合物としては、部分加水分解アルコキシドの2量体以上のもの、具体的には、2~6量体のものが使用される。
上記の一般式R M(ORで表されるアルコキシドにおいて、Mで表される金属原子としては、ケイ素、ジルコニウム、チタン、アルミニウム、その他などを使用することができる。好ましい金属としては、例えば、ケイ素、チタンなどを挙げることができる。また、本発明において、アルコキシドの用い方としては、単独または二種以上の異なる金属原子のアルコキシドを同一溶液中に混合して使うこともできる。
また、上記の一般式R M(ORで表されるアルコキシドにおいて、Rで表される有機基の具体例としては、例えば、メチル基、エチル基、n-プロピル基、i-プロピル基、n-ブチル基、i-ブチル基、sec-ブチル基、t-ブチル基、n-ヘキシル基、n-オクチル基、その他などのアルキル基を挙げることができる。また、上記の一般式R M(ORで表されるアルコキシドにおいて、Rで表される有機基の具体例としては、例えば、メチル基、エチル基、n-プロピル基、i-プロピル基、n-ブチル基、sec-ブチル基、その他などを挙げることができる。なお、同一分子中にこれらのアルキル基は同一であっても、異なってもよい。
上記一般式を満たす金属アルコキシドとしては、例えば、テトラメトキシシラン(Si(OCH)、テトラエトキシシランSi(OC)、テトラプロポキシシラン(Si(OC)、テトラブトキシシラン(Si(OC)などが挙げられる。
上記のガスバリア性組成物を調製する際、例えば、シランカップリング剤などを添加してもよい。上記のシランカップリング剤としては、既知の有機反応性基含有オルガノアルコキシシランを用いることができる。本実施形態においては、特に、エポキシ基を有するオルガノアルコキシシランが好適に用いられ、具体的には、例えば、γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ-グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、β-(3、4-エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等を使用することができる。上記のようなシランカップリング剤は、一種または二種以上を混合して用いてもよい。
水溶性高分子としては、ポリビニルアルコールおよびエチレン-ビニルアルコール共重合体が好ましく、酸素バリア性及び水蒸気バリア性という観点からは、これらを併用することが好ましい。
ガスバリアコート層における水溶性高分子の含有量は、金属アルコキシド100質量部に対して5質量部以上500質量部以下であることが好ましい。ガスバリアコート層における水溶性高分子の含有量を、金属アルコキシド100質量部に対して5質量部以上とすることにより、基材の酸素バリア性及び水蒸気バリア性をより向上することができる。また、ガスバリアコート層における水溶性高分子の含有量を、金属アルコキシド100質量部に対して500質量部以下とすることにより、ガスバリアコート層の製膜性を向上することができる。
ガスバリアコート層の厚さは、0.01μm以上100μm以下であることが好ましく、0.1μm以上50μm以下であることがより好ましい。これにより、リサイクル性を維持しつつ、酸素バリア性および水蒸気バリア性をより向上することができる。ガスバリアコート層の厚さを0.01μm以上とすることにより、基材の酸素バリア性及び水蒸気バリア性を向上することができる。また、無機酸化物から構成される蒸着膜と隣接するように設けた場合に、蒸着膜におけるクラックの発生を防止することができる。
ガスバリアコート層は、上記材料を含む組成物を、グラビアロールコーターなどのロールコート、スプレーコート、スピンコート、ディッピング、刷毛、バーコード、アプリケータなどの従来公知の手段により、塗布し、その組成物をゾルゲル法により重縮合することにより形成させることができる。
ゾルゲル法触媒としては、酸またはアミン系化合物が好適である。アミン系化合物としては、水に実質的に不溶であり、且つ有機溶媒に可溶な第3級アミンが好適であり、例えば、N,N-ジメチルベンジルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、トリペンチルアミンなどが挙げられる。これらの中でも、N,N-ジメチルべンジルアミンが好ましい。
ゾルゲル法触媒は、金属アルコキシド100質量部当り、0.01質量部以上1.0質量部以下の範囲で使用することが好ましく、0.03質量部以上0.3質量部以下の範囲で使用することがより好ましい。
ゾルゲル法触媒の使用量を金属アルコキシド100質量部当り、0.01質量部以上とすることにより、その触媒効果を向上することができる。また、ゾルゲル法触媒の使用量を金属アルコキシド100質量部当り、1.0質量部以下とすることにより、形成されるガスバリアコート層の厚さを均一にすることができる。
上記ガスバリア性組成物は、さらに酸を含んでいてもよい。酸は、ゾル-ゲル法の触媒、主としてアルコキシドやシランカップリング剤などの加水分解のための触媒として用いられる。
酸としては、硫酸、塩酸、硝酸などの鉱酸、ならびに酢酸、酒石酸などの有機酸が用いられる。酸の使用量は、アルコキシドおよびシランカップリング剤のアルコキシド分(例えばシリケート部分)の総モル量に対して、0.001モル以上0.05モル以下であることが好ましい。
酸の使用量をアルコキシドおよびシランカップリング剤のアルコキシド分(例えばシリケート部分)の総モル量に対して、0.001モル以上とすることにより、触媒効果を向上することができる。また、アルコキシドおよびシランカップリング剤のアルコキシド分(例えばシリケート部分)の総モル量に対して、0.05モル以下とすることにより、形成されるガスバリアコート層の厚さを均一にすることができる。
また、上記ガスバリア性組成物は、アルコキシドの合計モル量1モルに対して、好ましくは0.1モル以上100モル以下、より好ましくは0.8モル以上2モル以下の割合の水を含んでなることが好ましい。
水の含有量をアルコキシドの合計モル量1モルに対して、0.1モル以上とすることにより、基材の酸素バリア性及び水蒸気バリア性を向上することができる。また、水の含有量をアルコキシドの合計モル量1モルに対して、100モル以下とすることにより、加水分解反応を速やかに行うことができる。
また、上記ガスバリア性組成物は、有機溶剤を含んでいてもよい。有機溶剤としては、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n-プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n-ブタノールなどを用いることができる。
以下、ガスバリアコート層の形成方法の一実施形態について以下に説明する。
まず、金属アルコキシド、水溶性高分子、ゾルゲル法触媒、水、有機溶媒および必要に応じてシランカップリング剤などを混合し、組成物を調製する。該組成物中では次第に重縮合反応が進行する。
次いで、ポリオレフィン系樹脂層上に、上記従来公知の方法により、該組成物を塗布、乾燥する。この乾燥により、アルコキシドおよび水溶性高分子(組成物が、シランカップリング剤を含む場合は、シランカップリング剤も)の重縮合反応がさらに進行し、複合ポリマーの層が形成される。
最後に、該組成物を20~250℃、好ましくは50~220℃の温度で、1秒~10分間加熱することにより、ガスバリアコート層を形成することができる。
容器用包装体1は、収容されたプレフィルドシリンジSを目で確認できることが求められていることから、蓋材2又はブリスター4のうち、少なくとも一方は、少なくとも部分的に透明な部分があることが望まれる。したがって、蓋材2にUVカット層としてUVカットインキやUVカットフィルムを含む層を選択し、ガスバリア層として透明なアルミニウム酸化物蒸着層、酸化ケイ素蒸着層や、透明な延伸ナイロン層、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)層などを選択し、組み合わせて用いることで、蓋材2を通して容器用包装体1内のプレフィルドシリンジSを目で確認できるようにしながら、蓋材2にUVカット性やガスバリア性を付加することができる。
蓋材2の酸素吸収層は、樹脂層又は接着層に酸素吸収剤を含む層を含むものである。酸素吸収剤は、無機系酸素吸収剤及び有機系酸素吸収剤のいずれでもよい。無機系酸素吸収剤は、粒状の金属等を主成分とする従来から使用されている酸素吸収剤を用いることができ、還元性を有する金属粉、例えば還元性鉄、還元性亜鉛、還元性錫粉:金属低位酸化物、例えば、酸化第一鉄、四三酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛:還元性金属化合物、例えば、炭化鉄、硅素鉄、鉄カルボニル、水酸化第一鉄等の一種または二種以上を組み合わせたものを主成分としたものが挙げられる。また、有機系酸素吸収剤は、OH基酸化型のものとしてアスコルビン酸、カテコール、グリセリン等を、二重結合酸化型のものとして共役二重結合ポリマ、シクロヘキサン含有ポリマ、不飽和脂肪酸等を、その他のものとしてMXDナイロン等を用いることができる。これらの酸素吸収剤は、必要に応じてアルカリ金属、アルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、亜硫酸塩、チオ硫酸塩、第三燐酸塩、活性アルミナ、活性白土のような助剤と組み合わせて使用することができる。
また、蓋材2は、アルミニウム蒸着層のように不透明な層を有する場合には、目視用に不透明な層を部分的に有しない領域を備えるようにして、この領域を蓋材2の確認窓とすることができる。
蓋材2の積層フィルムは、例えばPET層-接着層-延伸ナイロン層-接着層-ポリエチレン層の積層フィルム、PET層-接着層-ポリエチレン層の積層フィルム、延伸ナイロン層-接着層-ポリエチレン層の積層フィルム、PET層-バリア層-接着層-延伸ナイロン層-接着層-ポリエチレン層の積層フィルム、PET層-バリア層-接着層-ポリエチレン層の積層フィルム、延伸ナイロン層-バリア層-接着層-ポリエチレン層の積層フィルム等がある。これらの積層フィルムの最外層のポリエチレン層は、スキンパックフィルム3やブリスター4の最外層がポリエチレンフィルムである場合の当該ポリエチレンフィルムと接合されるように用いられる。
蓋材2は、必要に応じて易開封性を有するフィルム又は易開封性の付与する加工を施したフィルムを用いることができる。
スキンパックフィルム3は、加熱により軟化し、被包装物の外形に沿って伸展して当該被包装物と密着する樹脂フィルムとして、単層であってもよく、二層以上の複層であってもよい。軟質塩化ビニル、アイオノマー、ポリエチレン、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-ビニルアルコール共重合体等からなる樹脂フィルムを例示することができ、これらの複数の樹脂を重ねた積層フィルムであってもよい。複層が積層された積層フィルムの場合、内層側の表層は、蓋材2及びブリスター4との接着性を考慮してポリエチレンであることが好ましい。
スキンパックフィルム3は、必要に応じて機能性フィルムを備えることができる。例えばガスバリア層としてエチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)を含むことができる。また、酸素吸収層として樹脂層に酸素吸収剤を含むことができる。酸素吸収剤は、蓋材2の積層フィルムに用いられる酸素吸収剤のいずれも用いることができる。蓋材2に用いられる酸素吸収剤は既に説明したので、ここでは重複する説明を省略する。
スキンパックフィルム3は、スキンパックによりプレフィルドシリンジSのような容器を真空脱気状態かつフィルムに密着した状態で確実に蓋材2に固定することができる。これにより容器が容器用包装体1内で移動、振動することを防止することができる。また、容器が真空脱気状態でスキンパックフィルム3と密着し蓋材2に固定されるので、蓋材2とスキンパックフィルム3との間の残存空気を極力排除することができ、特に蓋材2及びスキンパックフィルム3にガスバリア層や酸素吸収層を含む場合は、酸素量を低減し、酸素の影響を抑制することができる。さらにスキンパックフィルム3は透明なフィルムを用いることができ、容器内の液を容易に確認することができる。さらに、スキンパックフィルム3は、蓋材2及びブリスター4とヒートシールで接合することができる。
スキンパックフィルム3は、必要に応じて易開封性を有するフィルム又は易開封性の付与する加工を施したフィルムを用いることができる。
スキンパックフィルム3の積層フィルムは、例えばポリエチレン層-接着層-アイオノマー層-エチレン・酢酸ビニル共重合体層の積層フィルム、ポリエチレン層-エチレン・酢酸ビニル共重合体層-ポリエチレン層の積層フィルムがある。
ガスバリア層を備えるスキンパックフィルム3の積層フィルムとして、例えばポリエチレン層-エチレン・酢酸ビニル共重合体層-接着層-エチレン・ビニルアルコール共重合体層-接着層-エチレン・酢酸ビニル共重合体層-ポリエチレン層の積層フィルム、ポリエチレン層-接着層-アイオノマー層-接着層-エチレン・ビニルアルコール共重合体層-接着層-ポリエチレン層の積層フィルム、ポリエチレン層-接着層-アイオノマー層-接着層-エチレン・ビニルアルコール共重合体層-接着層-エチレン・酢酸ビニル共重合体層の積層フィルムがある。
ブリスター4は、透明なプラスチック成形品で、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)等の樹脂シートを真空成形して作成される。単層であってもよく、二層以上の複層であってもよい。なかでもスキンパックフィルム3の内層側の表層のポリエチレン層とヒートシールするためには、ブリスター4はポリエチレンからなることが好ましい。
ブリスター4は、バリア層その他の機能を付加する目的で、複層が積層された積層フィルムにすることができる。機能性層としては、ガスバリア層として例えば、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)を含むことができる。また、UVカット層として紫外線吸収剤を含む樹脂層を含むことができる。さらに、酸素吸収層として、樹脂中に酸素吸収剤を含む層を含むことができる。酸素吸収剤は、蓋材2の積層フィルムに用いられる酸素吸収剤のいずれも用いることができる。蓋材2に用いられる酸素吸収剤は既に説明したので、ここでは重複する説明を省略する。
上記のガスバリア層を含む積層フィルムとして、ポリエチレン層-接着層-エチレン・ビニルアルコール共重合体-接着層-ポリエチレン層の積層フィルムがある。例示した積層フィルムにおいて内層側の表層がポリエチレン層であるのは、スキンパックフィルム3の内層側の表層のポリエチレン層とヒートシールするためである。
ブリスター4は、ソフトブリスターであることが好ましい。ソフトブリスターは軟質の材料からなるブリスターをいい、PETのような硬質な材料を単層で又は厚い層として含まない意味である。ソフトブリスターであることにより、ブリスター4は緩衝効果を有し、容器用包装体1の緩衝効果を向上させることができる。ポリオレフィン系樹脂又はポリエチレン層を含む積層体であるブリスター4は、ソフトブリスターであり、緩衝効果の点でも好ましい。
容器用包装体1は、ガスバリア層を備える構造又はガスバリア層を備えない構造のいずれも包含する。ガスバリア層を備える場合は、蓋材2とスキンパックフィルム3に、それぞれガスバリア層を備える構造、又は、蓋材2とブリスター4に、それぞれガスバリア層を備える構造が好ましい。もっとも、蓋材2とスキンパックフィルム3とブリスター4とのいずれにもガスバリア層を備える構造を排除するものではない。
また、蓋材2とブリスター4に、それぞれガスバリア層を備える構造の場合は、スキンパックフィルム3とブリスター4との空間の空気中の酸素による影響を抑制するために、スキンパックフィルム3とブリスター4との空間に脱酸素剤を設けたり、蓋材2又はスキンパックフィルム3に酸素吸収能を有する層を設けたり、蓋材2とスキンパックフィルム3との間の隙間に脱酸素剤を設けたりすることができる。
次に、容器用包装体1の製造方法について図4を用いて説明する。
容器用包装体1は、スキンパック包装機20を含む包装機を用いて製造することができる。まず、容器例えばプレフィルドシリンジSを蓋材2とスキンパックフィルム3とを、図5に示すスキンパック包装機20を用いてスキンパック包装をする。スキンパック包装機20は、一例としては、真空室21及び吸引台24を有している。なお、図4においてスキンパック包装機20は要部のみを図示している。スキンパック包装機20を用いて、プレフィルドシリンジSを蓋材2上の所定位置に被包装物であるプレフィルドシリンジSを載置したものを、スキンパック包装機20の真空室21内に収容して吸引台24上に載置すると共に、スキンパックフィルム3を当該真空室に送給し、当該真空室21の上方向及び吸引台24の下方向から真空引きしてスキンパックフィルム3を真空室21内の上面の熱板に吸着させた状態で加熱して軟化させた後、このスキンパックフィルム3と真空室21内の上面の熱板との間に空気を入れることで当該スキンパックフィルム3をプレフィルドシリンジSに被覆させ、プレフィルドシリンジSの外形に追随させて変形、延伸させ、プレフィルドシリンジSに密着ししつ蓋材2と密着固定して密封してスキンパック包装体を得る。
図5に、スキンパック包装機20の模式図を示す。図5のスキンパック包装機20は、吸引排気可能な真空室21と、真空室21内に設けられ、スキンパックフィルム3を保持する保持部22と、スキンパックフィルム3を加熱する加熱装置23と、蓋材2を載置する吸引台24とを備えている。吸引台24の上面には吸引孔25が複数形成され、下部には排気口26が形成され、図示しない吸引装置と接続されて真空室21内の空気を排気して減圧可能になっている。加熱装置23は、スキンパックフィルム3を吸着加熱する熱板の他、赤外線照射装置や温風発生装置等であってもよい。
図4において、スキンパック包装機20の真空室21から取り出したスキンパック包装体に対し、包装機のライン上でブリスター4を被せ、当該ブリスター4の端部と、蓋材2又はスキンパックフィルム3とをヒートシールして容器用包装体1を得る。なお、製造工程は、上記の工程に限定されるものではなく、幾多の変形が可能である。
以下、本発明を、実施例を用いてより詳細に説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。
実施例の容器用包装体を作製して、落下衝撃試験により評価した。
(実施例1)
蓋材2が(PETフィルム12μm/接着層/延伸ナイロンフィルム15μm/接着層/低密度ポリエチレンフィルム40μm)の積層フィルム(厚さ70μm)とし、スキンパックフィルム3が(アイオノマー/エチレン-酢酸ビニル共重合体)の積層フィルム(厚さ100μm)とし、ブリスター4の樹脂フィルムをポリエチレンの積層フィルム(厚さ200μm)とし、図1及び図2を用いて説明した形態となるように蓋材2の中央にプレフィルドシリンジSを配置してスキンパックフィルム3でスキンパック包装した後、ブリスター4を被せてヒートシールすることにより、プレフィルドシリンジSを収容した実施例1の容器用包装体を得た。
プレフィルドシリンジSにはプラスチック製(COP)1mL用プレフィルドシリンジを使用し、水1mLを充填して、シリンジ本体の先端をブチルゴム製キャップで封止し、シリンジ本体の後端からブチルゴム製ガスケットを挿入した。
包装体のサイズは短辺30mm、長辺130mm、高さ20mmであった。
落下衝撃試験は、容器用包装体に収容されたプレフィルドシリンジSに、歪ゲージを円周方向と鉛直方向の2方向との二方向に接着剤で貼り付け、30cmの高さから床面に落下させる試験を、プレフィルドシリンジSの軸方向がほぼ鉛直方向になる向きでの落下と、プレフィルドシリンジSの軸方向がほぼ水平方向になる向きでの落下との二種類で行って、プレフィルドシリンジSに生じる微小な歪を、取り付けられた歪ゲージにより検出し、ひずみ測定装置により測定し、解析することにより包装体の緩衝効果の有無を測定した。このときの歪ゲージは共和電業製、KFEMタイプ(箔超大ひずみゲージ)を用い、測定装置は共和電業製、EDX-10シリーズ、EDX-14Aひずみ測定ユニットを用いた。
その結果、微小歪の最大値と最小値との差は、垂直方向試験で(鉛直歪が36με、円周歪が21με)、水平方向試験で蓋材2を下にして落下させた時(鉛直歪が68με、円周歪が28με)、ブリスター4を下にして落下させた時(鉛直歪が31με、円周歪が26με)でありであり、実施例1の容器用包装体は、十分な緩衝効果が得られた。
(実施例2)
実施例2として、蓋材2を(透明アルミナ蒸着PETフィルム12μm/接着層/延伸ナイロンフィルム15μm/接着層/低密度ポリエチレンフィルム40μm)の積層フィルム(厚さ70μm)とし、スキンパックフィルム3が(アイオノマー/エチレン-酢酸ビニル共重合体)の積層フィルム(厚さ100μm)とし、ブリスター4は(ポリエチレン/エチレン-ビニルアルコール共重合体/ポリエチレン)の積層シート(厚さ200μm)とした以外は実施例1と同ようにして実施例2の容器用包装体を得た。
得られた実施例3の容器用包装体に、実施例1と同様の衝撃落下試験を行ったところ、微小歪の最大値と最小値との差は、垂直方向試験で鉛直歪が37με、円周歪が23με、水平方向試験で蓋材2を下にして落下させた時(鉛直歪が66με、円周歪が28με)、ブリスター4を下にして落下させた時(鉛直歪が33με、円周歪が27με)でありであり、実施例2の容器用包装体は、十分な緩衝効果が得られた。
(実施例3)
実施例3として、蓋材2を透明アルミナ蒸着PETフィルム12μm/UVカットインキ層/接着層/延伸ナイロンフィルム15μm/接着層/低密度ポリエチレンフィルム30μm)の積層フィルム(厚さ約60μm)とし、スキンパックフィルム3が(アイオノマー/エチレン-酢酸ビニル共重合体)の積層フィルム(厚さ100μm)とし、ブリスター4は(ポリエチレン/エチレンービニルアルコール共重合体/ポリエチレン)の積層シート(厚さ200μm)とした以外は実施例1と同ようにして実施例2の容器用包装体を得た。
得られた実施例3の容器用包装体に、実施例1と同様の衝撃落下試験を行ったところ、微小歪の最大値と最小値との差は、垂直方向試験で鉛直歪が34με、円周歪が21με、水平方向試験で蓋材2を下にして落下させた時(鉛直歪が68με、円周歪が27με)、ブリスター4を下にして落下させた時(鉛直歪が36με、円周歪が30με)でありであり、実施例3の容器用包装体は、十分な緩衝効果が得られた。
比較例1として、包装体に収容しないプレフィルドシリンジSを作成した。プレフィルドシリンジSは実施例と同様に水を充填しキャップとガスケットを用いて封止したものを用いて、実施例と同様に落下衝撃試験を行ったところ、微小歪の最大値と最小値との差は、垂直方向試験で(鉛直歪が67με、円周歪が35με)、水平方向試験で(鉛直歪が150με、円周歪が52με)であった。
比較例2として、実施例1の蓋材2及びブリスター4の樹脂フィルムを用いスキンパックフィルム3を排除した一重パウチを作成し、同様に水を充填したプレフィルドシリンジSを封入シールして、実施例1及び比較例1と同様に落下衝撃試験を行ったところ、微小歪の最大値と最小値との差は、垂直方向試験で(鉛直歪が61με、円周歪が34με)、水平方向試験で(鉛直歪が116με、円周歪が30με)であった。
以上、実施の形態および実施例を用いて本発明の容器用包装体を具体的に説明したが、本発明の容器用包装体は、これらの実施形態および実施例の記載に限定されることなく本発明の趣旨を逸脱しない範囲で幾多の変形が可能である。
1 容器用包装体
2 蓋材
3 スキンパックフィルム
4 ブリスター

Claims (7)

  1. 液が充填された容器を収容する包装体であって、
    蓋材と、前記容器を前記蓋材との間に収容し前記容器の外形に従って変形されて前記蓋材に密着固定されるスキンパックフィルムと、膨出部が形成され前記膨出部に前記容器及び前記スキンパックフィルムの変形部分が収容され前記蓋材又は前記蓋材に密着固定された前記スキンパックフィルムに密着固定されるブリスターと、を備え、
    前記ブリスターの膨出部が、前記スキンパックフィルムの変形部分に対し空間を隔てて形成されていて、
    前記スキンパックフィルム及び前記ブリスターのうちの少なくとも一方と、前記蓋材とがバリア層を含む積層フィルムからなることを特徴とする容器用包装体。
  2. 前記ブリスターが、ソフトブリスターである請求項1記載の容器用包装体。
  3. 少なくとも前記ブリスター及び前記蓋材が前記バリア層を含む積層フィルムからなり、
    前記スキンパックフィルムと前記ブリスターとの空間に脱酸素剤を備える請求項1又は2記載の容器用包装体。
  4. 少なくとも前記ブリスター及び前記蓋材が前記バリア層を含む積層フィルムからなり、
    前記蓋材又は前記スキンパックフィルムに酸素吸収能を有する層を備える請求項1又は2記載の容器用包装体。
  5. 少なくとも前記ブリスター及び前記蓋材が前記バリア層を含む積層フィルムからなり、
    前記蓋材と前記スキンパックフィルムとの間の隙間に脱酸素剤を備える請求項1又は2記載の容器用包装体。
  6. 前記蓋材と前記スキンパックフィルムとの易開封性手段を設けた請求項1~のいずれか一項に記載の容器用包装体。
  7. 蓋材と、容器を前記蓋材との間に収容し前記容器の外形に従って変形されて前記蓋材に密着固定されるスキンパックフィルムと、膨出部が形成され前記膨出部に前記容器及び前記スキンパックフィルムの変形部分が収容され前記蓋材又は前記蓋材に密着固定された前記スキンパックフィルムに密着固定されるブリスターと、を備え、前記スキンパックフィルム及び前記ブリスターのうちの少なくとも一方と、前記蓋材とがバリア層を含む積層フィルムからなる容器用包装体の製造方法であって、
    前記蓋材に前記容器をスキンパックして固定した後、前記容器が固定されたスキンパックの変形部分に対し空間を隔てるように形成された前記ブリスターを前記蓋材又は前記蓋材に密着固定された前記スキンパックフィルムに密着固定することを特徴とする容器用包装体の製造方法。
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