以下、本発明の実施の形態について説明をするが、本発明の趣旨に反しない限り、本発明は、以下の実施の形態に限定されない。以下で説明するフローチャートを構成する各処理の順序は、処理内容に矛盾や不整合が生じない範囲で順不同であり、また、処理内容に矛盾や不整合が生じない範囲で、フローチャートを構成する各処理の一部を省略することや、フローチャートを構成する各処理に新たな処理を追加することも可能である。
[システムの構成]
図1は、本発明の実施の形態にかかるシステムの構成を示すブロック図である。システム1は、運動者端末2と、サーバ装置3と、管理者端末4とを備える。運動者端末2は、リハビリなどの運動を行う運動者が操作するものである。運動者は、病院などで心身の不調について治療を受けている者でも、病院で治療を受けていないが、心身の不調を抱えている者でもよい。また、管理者端末4は、運動者を管理、又は補助する管理者が操作するものである。管理者は、例えば、理学療法士、整体師、インストラクター、トレーナーなどの、リハビリなどの運動に関して専門的な知識を有する者であってもよい。
運動者端末2、サーバ装置3、及び管理者端末4は、通信ネットワーク5を介して、互いに通信可能に接続されている。システム1では、運動者端末2、サーバ装置3、及び管理者端末4のいずれかが情報処理装置として機能し得る。運動者端末2、サーバ装置3、及び管理者端末4のいずれかが情報処理装置として機能する際に、必要に応じて、運動者端末2、サーバ装置3、及び管理者端末4の間で、情報の送受信を実行する。
なお、運動者端末2の数は、2以上であってもよい。また、管理者端末4の数は、2以上であってもよい。サーバ装置3は、複数のコンピュータ装置に分散して機能するものであってもよい。例えば、サーバ装置3に代えて、ブロックチェーンなどの分散型台帳技術を利用してもよい。
また、システム1は、運動者端末2、サーバ装置3、及び管理者端末4のうち、いずれか1以上を備えていればよい。つまり、システム1は、少なくとも1のコンピュータ装置を備えていればよい。例えば、システム1は、運動者端末2により構成されてもよく、運動者端末2及び管理者端末4により構成されてもよい。その場合、システム1を構成するコンピュータ装置のいずれかが、所定の機能を実行すればよい。
図2は、本発明の実施の形態にかかる運動者端末のハードウェア構成を示すブロック図である。運動者端末2は、制御部11、RAM12、ストレージ部13、入力部14、表示部15及び通信インタフェース16を備え、それぞれバスにより接続されている。
制御部11は、CPUやROMから構成される。制御部11は、ストレージ部13に格納されたプログラムを実行し、運動者端末2の制御を行う。RAM12は、制御部11のワークエリアである。ストレージ部13は、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。つまり、ストレージ部13は、プログラムを記憶した記録媒体として機能する。制御部11は、RAM12から読み出したプログラム及びデータ、並びに、入力部14にて入力されたデータをもとに、演算処理を行う。
表示部15は表示画面を有している。制御部11は、演算処理の結果に応じて、表示画面に画像を表示するためのビデオ信号を出力する。ここで、表示部15の表示画面はタッチセンサを備えるタッチパネルであってもよい。この場合、タッチパネルが入力部14として機能する。
通信インタフェース16は無線又は有線により通信ネットワーク4に接続が可能であり、通信ネットワーク4を介して、他のコンピュータ装置とデータを送受信することが可能である。通信インタフェース16を介して受信したデータは、RAM12にロードされ、制御部11により演算処理が行われる。
また、運動者端末2は、カメラを備えていることが好ましい。運動者端末2としては、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末などが挙げられるが、これに限定されない。また、運動者端末2には、システム1を利用するための専用のアプリケーション(以下、専用アプリともいう)がインストールされていてもよい。
管理者端末4は、運動者端末2と同様のハードウェア構成のものを採用することができる。管理者端末4としては、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末などが挙げられるが、これに限定されない。また、管理者端末4には、システム1を利用するための専用アプリがインストールされていてもよい。
図3は、本発明の実施の形態にかかるサーバ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。サーバ装置3は、制御部21、RAM22、ストレージ部23及び通信インタフェース24を少なくとも備え、それぞれ内部バスにより接続されている。
制御部21は、CPUやROMから構成され、ストレージ部23に格納されたプログラムを実行し、サーバ装置3の制御を行う。また、制御部21は時間を計時する内部タイマを備えている。RAM22は、制御部21のワークエリアである。ストレージ部23は、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。つまり、ストレージ部23は、プログラムを記憶した記録媒体として機能する。制御部21は、プログラム及びデータをRAM22から読み出し、運動者端末2、及び管理者端末4のそれぞれから受信した情報等をもとに、プログラム実行処理を行う。
また、プログラムは、CD-ROMなどの記録媒体に記憶されていてもよい。この場合、記録媒体に記憶されたプログラムが、運動者端末2、サーバ装置3、又は管理者端末4にインストールされて、所定の機能を実行することとしてもよい。
あるいは、プログラムは、システム外部のコンピュータ装置から配信されてもよい。この場合、システム外部のコンピュータ装置から配信されたプログラムが、運動者端末2、サーバ装置3、及び/又は管理者端末4にインストールされて、所定の機能を実行することとしてもよい。
[リハビリプログラムの登録]
以下、管理者の管理、又は補助のもと、運動者がリハビリのための運動を行う例について説明する。管理者は、まず、運動者と面談を行い、該運動者に適したリハビリプログラムの設定、及び登録を行う。管理者と運動者の面談は、対面で行われてもよく、管理者端末4及び運動者端末2を利用して、オンラインで行われてもよい。管理者は、リハビリプログラムとして、運動者がリハビリを行う部位についての可動域の目標角度、リハビリのための運動メニューなどを設定、及び登録することができる。
運動者がリハビリを行う部位は、運動者が不調を抱えている身体の部位であればよく、特に限定されない。運動者がリハビリを行う部位は、例えば、腰部、肩部、首部、肘部、膝部、足首部などであってよい。運動者がリハビリを行う部位は、運動者が設定してもよく、管理者が設定してもよい。
可動域とは、関節が動く範囲のことを指し、角度で表現される。運動者が不調を抱えている身体の部位においては、運動者が不調を抱えていない場合と比べて、可動域が狭くなっていることがある。そのため、リハビリを通して、運動者の可動域が広くなることが好ましい。管理者は、運動者との面談を通して、運動者にとって適切な可動域の目標角度を設定することができる。可動域の目標角度は、運動者の身体上の所定の点をもとに形成し得る所定の角ごとに設定されてもよい。
運動者の身体上の所定の点をもとに形成し得る所定の角とは、運動者の身体上の所定の2点又は3点をもとに形成することが可能な角のことを指す。運動者の身体上の所定の点をもとに形成することが可能であれば、運動者の身体上の所定の直線などをもとに形成されてもよい。
例えば、肘部における所定の角は、手首、肘、肩の3点をもとに形成される角である。肘部の可動域は、手首、肘、肩の3点をもとに形成される角における可動域である。また、肘部の可動域は、手首と肘とを結ぶ直線、及び、肘と肩とを結ぶ直線をもとに形成される角における可動域でもある。そのため、肘部の可動域は、手首、肘、肩の3点をもとに形成し得る角における可動域であるといえる。
また、肘部の可動域は、手首と肘とを結ぶ直線上の1点、及び、肘と肩とを結ぶ直線上の1点をもとに形成される角における可動域であるともいえる。そのため、運動者の身体上の所定の角は、運動者の身体上の所定の2点をもとに形成される所定の2つの直線やベクトルなどにより形成することが可能な角、すなわち、運動者の身体上の所定の2点をもとに形成し得る角であるといえる。
リハビリのための運動メニューは、運動者が抱える不調を解消し得る運動メニューであればよく、特に限定されない。運動メニューは、所定の身体の部位のストレッチを目的とするものや、所定の身体の部位の筋力の向上を目的とするものなどであってもよい。運動メニューの内容には、例えば、運動の種類、運動の回数、運動を実施する際の目標角度などが含まれ得る。運動を実施する際の目標角度は、運動者の身体上の所定の点をもとに形成し得る所定の角ごとに設定されてもよい。
運動者の身体上の所定の点をもとに形成し得る所定の角とは、運動者の身体上の所定の2点又は3点をもとに形成することが可能な角のことを指す。運動者の身体上の所定の点をもとに形成することが可能であれば、運動者の身体上の所定の線などをもとに形成されてもよい。
例えば、肘部における所定の角は、手首、肘、肩の3点をもとに形成される角である。また、肘部における所定の角は、手首と肘とを結ぶ直線、及び、肘と肩とを結ぶ直線をもとに形成される角でもある。そのため、肘部における所定の角は、手首、肘、肩の3点をもとに形成し得る角であるといえる。
また、肘部における所定の角は、手首と肘とを結ぶ直線上の1点、及び、肘と肩とを結ぶ直線上の1点をもとに形成される角であるともいえる。そのため、運動者の身体上の所定の角は、運動者の身体上の所定の2点をもとに形成される所定の2つの直線やベクトルなどにより形成することが可能な角、すなわち、運動者の身体上の所定の2点をもとに形成し得る角であるといえる。
図4は、本発明の実施の形態にかかる目標角度設定処理のフローチャートである。管理者は、管理者端末4において専用アプリを起動し、リハビリプログラムの設定、及び登録を行うための画面(以下、リハビリプログラム登録画面ともいう)を表示する。管理者端末4のリハビリプログラム登録画面において、運動者が所定の運動を実施する際の目標角度の入力が受け付けられる(ステップS1)。入力された目標角度に関する情報は、管理者端末4からサーバ装置3へ送信される(ステップS2)。管理者端末4において、送信された目標角度に関する情報が受信される(ステップS3)。管理者端末4において、受信した目標角度に関する情報が記憶され(ステップS4)、目標角度設定処理は終了する。
図5は、本発明の実施の形態にかかる表示画面の一例を表す図である。目標角度設定処理においては、管理者端末4の表示画面に、図5に示すような実行画面100が表示される。実行画面100は、リハビリプログラム登録画面の一例である。
図5に示すリハビリプログラム登録画面には、運動者の識別番号101、運動者の名前102、リハビリプログラム入力欄103、リハビリプログラム確認欄104、及びリハビリプログラム登録ボタン105が表示されている。
図5においては、運動者の識別番号101として、「001」という番号が表示されている。また、運動者の名前102として、「特許太郎」という名前が表示されている。なお、図5においては、「運動者」は、「患者」と表示されている。運動者の識別番号、及び運動者の名前は、運動者が管理者との面談を行う前に、システム1に登録されていてもよい。例えば、運動者がシステム1の利用を申し込む際に、運動者端末2において、自身の名前、年齢、性別、生年月日、身長、体重、自身の心身の調子についての情報、今までリハビリを実施していた期間、リハビリを実施する環境についての情報、自身の姿勢を示す画像、リハビリを継続できる可能性についての情報などを入力することで、システム1が備えるサーバ装置3に、運動者についての情報が記憶されてもよい。また、システム1において運動者についての情報が記憶される際に、運動者についての情報と関連付けて、運動者の識別番号が記憶されることとしてもよい。
リハビリプログラム入力欄103は、リハビリプログラムの内容を入力するための欄である。図5においては、リハビリプログラム入力欄103には、リハビリプログラムの種類106、可動域の目標角度入力欄107、運動メニュー入力欄108、リハビリプログラムの実施期間入力欄109、及び追加ボタン110(110a、110b、及び110c)が表示されている。
図5においては、リハビリプログラムの種類106として、「腰」という種類が表示されている。リハビリプログラムの種類は、リハビリプログラムを所定の基準で分類した中での種類であればよく、特に限定されない。リハビリプログラムの種類は、例えば、腰、肩、頭などの身体の部位の名称や、腰痛、肩こり、頭痛、糖尿病、睡眠障害などの心身の不調の名称などであってもよい。
図5においては、リハビリプログラムの種類106として、予め特定されたリハビリプログラムの種類が表示されているが、リハビリプログラム入力欄103において、管理者が、リハビリプログラムの種類を入力する態様としてもよい。管理者がリハビリプログラムの種類を入力する場合には、所定の選択肢の中から、運動者に適したリハビリプログラムの種類を選択することが可能であってもよい。また、リハビリプログラムの種類を特定するに際し、管理者は、運動者の心身の調子に関する情報を確認し、管理者端末4において入力してもよい。
リハビリプログラムの種類106として、予め特定されたリハビリプログラムの種類が表示される場合には、システム1により特定されたリハビリプログラムの種類が表示されてもよく、運動者が予め選択したリハビリプログラムの種類が表示されてもよい。例えば、システム1は、予め記憶された、運動者の心身の調子についての情報をもとに、該運動者に適したリハビリプログラムの種類を特定してもよい。あるいは、例えば、運動者がシステム1の利用を申し込む際に、運動者端末2において、自身が希望するリハビリプログラムの種類を選択することとしてもよい。
可動域の目標角度入力欄107は、運動者の身体上の所定の点をもとに形成し得る所定の角における可動域について、運動者の目標とする角度を入力するための欄である。図5においては、可動域の目標角度入力欄107に、可動域の種類107a、可動域の最小目標角度入力欄107b、及び可動域の最大目標角度入力欄107cが表示されている。
図5においては、可動域の種類107aとして、「体幹伸展評価」、「体幹屈曲評価」、「体幹回旋評価」、及び「体幹屈側評価」の4種類が表示されている。可動域の種類は、可動域の評価を行う対象を特定する種類であればよく、特に限定されない。可動域の種類は、可動域の評価を行う身体の部位や、可動域の評価を行うための運動の方向などを特定するものであってもよい。可動域の評価を行う身体の部位としては、例えば、体幹部、肩部、腕部、脚部などが挙げられる。また、可動域の評価を行うための運動の方向としては、例えば、伸展、屈曲、回旋(内旋、外旋)、左右の側屈、外転、内転などが挙げられる。
図5においては、可動域の種類107aとして、予め特定された可動域の種類が表示されているが、可動域の目標角度入力欄107において、管理者が、可動域の種類を入力する態様としてもよい。管理者が可動域の種類を入力する場合には、所定の選択肢の中から、運動者に適した可動域の種類を選択することが可能であってもよい。
可動域の種類107aとして、予め特定された可動域の種類が表示される場合には、システム1により特定された可動域の種類が表示されてもよい。例えば、システム1は、リハビリプログラムの種類をもとに、可動域の種類を特定してもよい。この場合、サーバ装置3において、リハビリプログラムの種類ごとに、リハビリプログラムの種類に対応する可動域の種類が記憶されていてもよい。
可動域の最小目標角度入力欄107bは、可動域の目標角度の中の、最小値を入力するための欄である。また、可動域の最大目標角度入力欄107cは、可動域の目標角度の中の、最大値を入力するための欄である。可動域の最小目標角度入力欄107b、及び可動域の最大目標角度入力欄107cは、数値を打ち込むことにより目標角度の入力を行うことが可能なものであってもよく、プルダウンにより表示された目標角度の中から所定の角度を選択することにより目標角度の入力を行うことが可能なものであってもよい。
可動域の最小目標角度、及び可動域の最大目標角度として、異なる数値を入力した場合には、可動域の目標角度は、最小目標角度と最大目標角度に挟まれた角度の範囲として設定される。一方、可動域の最小目標角度、及び可動域の最大目標角度として、同じ数値を入力した場合には、可動域の目標角度は、最小目標角度又は最大目標角度の1点として設定される。
可動域の目標角度入力欄107においては、可動域の種類ごとに、可動域の最小目標角度、及び可動域の最大目標角度を入力することができる。可動域の種類によって、身体において曲げる部位、及び方向は異なる。そのため、可動域の種類ごとに目標角度を設定するということは、運動者の身体上の所定の点をもとに形成し得る所定の角における可動域について、運動者の目標角度を設定するということを表す。
可動域の最小目標角度入力欄107b、及び可動域の最大目標角度入力欄107cに目標角度が入力された状態で、可動域の目標角度入力欄107の右下に表示された追加ボタン110aが押下されることで、可動域の種類、該可動域の最小目標角度、及び該可動域の最大目標角度が、可動域検査の項目として追加される。
追加された可動域検査の項目は、リハビリプログラム確認欄104に表示される。図5においては、可動域検査の項目として、4つの項目が表示されている。具体的には、「体幹伸展評価」、「体幹屈曲評価」、「体幹回旋評価」、及び「体幹屈側評価」のそれぞれの可動域について、目標角度を20~30度とする、可動域検査の項目が表示されている。
運動メニュー入力欄108は、リハビリのための運動メニューを入力するための欄である。図5においては、運動メニュー入力欄108に、運動の種類入力欄108a、運動の回数入力欄108b、運動を実施する際の最小目標角度入力欄108c、及び運動を実施する際の最大目標角度入力欄108dが表示されている。
運動の種類入力欄108aは、運動者が行う運動の種類を入力するための欄である。運動の種類入力欄108aは、文字を打ち込むことにより運動の種類の入力を行うことが可能なものであってもよく、プルダウンにより表示された運動の種類の中から所定の運動の種類を選択することにより運動の種類の入力を行うことが可能なものであってもよい。
運動の種類は、運動を行う部位や、運動の方向などを特定するものであってもよい。運動を行う身体の部位としては、例えば、体幹部、肩部、腕部、脚部などが挙げられる。また、運動の方向としては、例えば、伸展、屈曲、回旋(内旋、外旋)、左右の側屈、外転、内転などが挙げられる。運動の種類としては、例えば、体側のストレッチ、体幹の回旋運動などが挙げられる。なお、体側のストレッチは、体幹を側屈させる運動である。
運動の回数入力欄108bは、運動の種類入力欄108aに入力された運動を行う回数を入力するための欄である。運動の回数入力欄108bは、数値を打ち込むことにより運動の回数の入力を行うことが可能なものであってもよく、プルダウンにより表示された運動の回数の中から所定の運動の回数を選択することにより運動の回数の入力を行うことが可能なものであってもよい。運動の回数は、例えば、10回であっても、20回であっても、30回であってもよい。
運動を実施する際の最小目標角度入力欄108cは、運動の種類入力欄108aに入力された運動を実施する際の目標角度の中の、最小値を入力するための欄である。また、運動を実施する際の最大目標角度入力欄108dは、運動の種類入力欄108aに入力された運動を実施する際の目標角度の中の、最大値を入力するための欄である。運動を実施する際の最小目標角度入力欄108c、及び運動を実施する際の最大目標角度入力欄108dは、数値を打ち込むことにより目標角度の入力を行うことが可能なものであってもよく、プルダウンにより表示された目標角度の中から所定の角度を選択することにより目標角度の入力を行うことが可能なものであってもよい。
運動を実施する際の最小目標角度、及び運動を実施する際の最大目標角度として、異なる数値を入力した場合には、運動を実施する際の目標角度は、最小目標角度と最大目標角度に挟まれた角度の範囲として設定される。一方、運動を実施する際の最小目標角度、及び運動を実施する際の最大目標角度として、同じ数値を入力した場合には、運動を実施する際の目標角度は、最小目標角度又は最大目標角度の1点として設定される。
運動を実施する際の最小目標角度入力欄108c、及び運動を実施する際の最大目標角度入力欄108dに目標角度が入力されることで、目標角度設定処理のステップS1において、運動者が所定の運動を実施する際の目標角度の入力が受け付けられる。
運動の種類によって、身体において曲げる部位、及び方向は異なる。そのため、ステップS1においては、運動者の身体上の所定の点をもとに形成し得る所定の角について、運動者が所定の運動を実施する際の目標角度が設定されているといえる。
運動者が所定の運動を実施する際の目標角度は、運動者の身体上の所定の点をもとに形成し得る所定の角における可動域に応じて設定されるものであることが好ましい。例えば、管理者は、面談の際に運動者に所定の動作をさせることで運動者の可動域を確認し、現在の可動域よりもやや広い範囲を目標角度としてもよい。この場合、管理者は、目視により運動者の可動域を確認してもよく、後述の角度測定処理により運動者の可動域を確認してもよい。運動者の可動域に応じて目標角度を設定することで、運動者にとって無理のない目標を立てやすくなるため、運動者が運動を続けるモチベーションを維持しやすくなる。
運動の種類入力欄108a、運動の回数入力欄108b、運動を実施する際の最小目標角度入力欄108c、及び運動を実施する際の最大目標角度入力欄108dに所定の事項が入力された状態で、運動メニュー入力欄108の右下に表示された追加ボタン110bが押下されることで、入力された運動の種類、該運動の回数、該運動を実施する際の最小目標角度、及び該運動を実施する際の最大目標角度が、運動メニューの項目として追加される。
追加された運動メニューの項目は、リハビリプログラム確認欄104に表示される。図5においては、運動メニューの項目として、1つの項目が表示されている。具体的には、「体側ストレッチ」という運動について、運動回数を30回、目標角度を15~25度とする、運動メニューの項目が表示されている。
リハビリプログラムの実施期間入力欄109は、リハビリプログラムを実施する期間を入力するための欄である。図5においては、リハビリプログラムの実施期間入力欄109に、リハビリプログラムの開始予定日入力欄109a、リハビリプログラムの終了予定日入力欄109b、及び運動の実施頻度入力欄109cが表示されている。
リハビリプログラムの開始予定日入力欄109aは、リハビリプログラムを開始する予定日を入力するための欄である。リハビリプログラムの開始予定日入力欄109aは、文字を打ち込むことにより開始予定日の入力を行うことが可能なものであってもよく、プルダウンにより表示された年月日の中から所定の年月日を選択することにより開始予定日の入力を行うことが可能なものであってもよい。
リハビリプログラムの終了予定日入力欄109bは、リハビリプログラムを終了する予定日を入力するための欄である。リハビリプログラムの終了予定日入力欄109bは、文字を打ち込むことにより終了予定日の入力を行うことが可能なものであってもよく、プルダウンにより表示された年月日の中から所定の年月日を選択することにより終了予定日の入力を行うことが可能なものであってもよい。
運動の実施頻度入力欄109cは、リハビリプログラムの実施期間中における、リハビリのための運動を実施する頻度を入力するための欄である。運動の実施頻度入力欄109cは、文字を打ち込むことにより実施頻度の入力を行うことが可能なものであってもよく、プルダウンにより表示された実施頻度の中から所定の実施頻度を選択することにより実施頻度の入力を行うことが可能なものであってもよい。運動の実施頻度は、例えば、週に1回であっても、週に3回であっても、週に5回であってもよい。
リハビリプログラムの開始予定日入力欄109a、リハビリプログラムの終了予定日入力欄109b、及び運動の実施頻度入力欄109cに所定の事項が入力された状態で、リハビリプログラムの実施期間入力欄109の右下に表示された追加ボタン110cが押下されることで、入力されたリハビリプログラムの開始予定日及び終了予定日、並びに運動の実施頻度が、リハビリプログラムの実施期間に関する情報として追加される。
追加されたリハビリプログラムの実施期間に関する情報は、リハビリプログラム確認欄104に表示される。図5においては、リハビリプログラムの実施期間に関する情報として、リハビリプログラムの開始予定日が2022年12月1日、リハビリプログラムの終了予定日が2023年3月1日、運動の実施頻度が週に1回であることが表示されている。
図5においては、リハビリプログラム確認欄104に表示された可動域検査の各項目、運動メニューの各項目、及びリハビリプログラムの実施期間に関する各情報の右側に、削除ボタン111が表示されている。なお、図5においては、運動の実施頻度の右側に表示された削除ボタン111以外の削除ボタンについては、符号の記載を省略している。
リハビリプログラム確認欄104に表示された削除ボタンを押下することにより、削除ボタンの左側に表示された項目、又は情報を、リハビリプログラム確認欄104から削除することができる。
リハビリプログラム登録ボタン105は、リハビリプログラム確認欄104に表示されたリハビリプログラムを登録するためのボタンである。リハビリプログラム登録ボタン105が押下されることで、目標角度設定処理のステップS2において、目標角度に関する情報を含む、リハビリプログラムに関する情報が、サーバ装置3へ送信される。目標角度に関する情報には、運動の種類、並びに、運動を実施する際の最小目標角度及び最大目標角度が含まれる。
サーバ装置3へ送信されたリハビリプログラムに関する情報は、目標角度設定処理のステップS2においてサーバ装置3に受信され、サーバ装置3のストレージ部23に記憶される。これにより、リハビリプログラムの設定が完了し、システム1において、運動者のためのリハビリプログラムが登録される。リハビリプログラムが登録されることで、運動者は、登録されたリハビリプログラムに沿って、リハビリのための運動を開始することができる。
このように、システムが、運動者の身体上の所定の点をもとに形成し得る所定の角について、運動者が所定の運動を実施する際の目標角度を設定する目標角度設定手段を備えることで、運動を実施するためのシステムを提供することができる。また、目標角度が設定されることで、運動によるリハビリの効果を得やすくなる。
また、このように、目標角度が、運動者の身体上の所定の点をもとに形成し得る所定の角における可動域に応じて設定されるものであることで、運動者が運動を続けるモチベーションを維持しやすくなる。
なお、上記においては、管理者によりリハビリプログラムが登録される態様について説明したが、リハビリプログラムの登録の少なくとも一部が、運動者により行われてもよい。つまり、可動域の種類、可動域の目標角度、運動の種類、運動の回数、運動を実施する際の目標角度、及び/又はリハビリプログラムの実施期間の入力は、運動者端末2への操作に応じて行われてもよい。また、入力されたリハビリプログラムの内容は、運動者端末2への操作に応じてサーバ装置3へ送信され、サーバ装置3において記憶されてもよい。
あるいは、リハビリプログラムの登録の少なくとも一部が、システム1により行われてもよい。つまり、可動域の種類、可動域の目標角度、運動の種類、運動の回数、運動を実施する際の目標角度、及び/又はリハビリプログラムの実施期間は、システム1により特定されてもよい。この場合、システム1は、運動者の年齢、性別、身長、体重、心身の調子についての情報、今までリハビリを実施していた期間、リハビリを実施する環境についての情報、姿勢を示す画像などをもとに、リハビリプログラムの内容を特定してもよい。なお、運動者の年齢、性別、身長、体重、心身の調子についての情報、今までリハビリを実施していた期間、リハビリを実施する環境についての情報、姿勢を示す画像などは、運動者端末2、及び/又は管理者端末4により入力され、サーバ装置3に記憶されていてもよい。
システム1が、運動者の年齢、性別、身長、体重、心身の調子についての情報、今までリハビリを実施していた期間、リハビリを実施する環境についての情報、姿勢を示す画像などをもとにリハビリプログラムの内容を特定する場合には、予め、システム1において、年齢、性別、身長、体重、心身の調子についての情報、今までリハビリを実施していた期間、リハビリを実施する環境についての情報、姿勢を示す画像などと、それらの条件に適したリハビリプログラムの内容が関連付けて記憶されていてもよい。そして、入力された年齢、性別、身長、体重、心身の調子についての情報、今までリハビリを実施していた期間、リハビリを実施する環境についての情報、姿勢を示す画像などに対応するリハビリプログラムの内容が特定されることとしてもよい。
また、システム1は、運動者の年齢、性別、身長、体重、心身の調子についての情報、今までリハビリを実施していた期間、リハビリを実施する環境についての情報、姿勢を示す画像などを入力データとし、リハビリプログラムの内容を出力データとして機械学習された予測モデル(学習モデル)を用いて、入力された年齢、性別、身長、体重、心身の調子についての情報、今までリハビリを実施していた期間、リハビリを実施する環境についての情報、姿勢を示す画像などに対応するリハビリプログラムの内容を特定してもよい。ここで、他の運動者における情報を、この予測モデルの教師データとしてもよい。例えば、過去にリハビリプログラムを実施して心身の不調が改善した運動者についての、年齢、性別、身長、体重、心身の調子についての情報、今までリハビリを実施していた期間、リハビリを実施する環境についての情報、姿勢を示す画像などを入力データとし、そのときに採用されたリハビリプログラムの内容を出力データとする。このようにすることで、システム1に特定されるリハビリプログラムにより、運動者の心身の不調が改善する可能性が高くなる。
なお、入力データとしての運動者の心身の調子についての情報は、運動者の症状の内容や具体例、運動者の症状や痛みを点数化した数値、運動者の症状についてのアンケートの回答などであってよい。運動者の症状の内容や具体例、及び運動者の症状についてのアンケートの回答は、テキストであっても、数値であってもよい。入力データは、上述の例のうち、いずれか1以上のものであってもよい。また、出力データとしてのリハビリプログラムの内容は、可動域の種類、可動域の目標角度、運動の種類、運動の回数、運動を実施する際の目標角度、リハビリプログラムの実施期間などであってよい。
機械学習のアルゴリズムは、特に限定されるものではなく、公知のものを用いることができ、例えば、線形回帰、重回帰分析、サポートベクタマシン、決定木、ランダムフォレスト、多層ニューラルネットワークを用いた深層学習が挙げられる。
多層ニューラルネットワークは、入力層、出力層、複数の中間層を有している。各層のノードとノードとを結ぶエッジには、重みが設定されている。エッジには、ノードへの各入力に対応する重みが設定されており、ノードへの各入力に対応する重みを乗じて、これらの重みを乗じて得られた値とバイアスを加算する。加算されて得られた値を、活性化関数を用いて非線形変換を行い、活性値を算出する。算出された活性値は、次の層のノードに渡される入力の値となる。中間層の数は、適宜設計することができる。上記教師データにより重みが最適化される。
また、システム1により特定されたリハビリプログラムの内容は、特定された内容にて登録されてもよく、管理者及び/又は運動者により内容を確認され、適宜内容の修正を受けた後に登録されてもよい。つまり、システム1により特定されたリハビリプログラムの内容が管理者端末4及び/又は運動者端末2へ送信され、管理者端末4及び/又は運動者端末2において、修正、及び/又は登録のための操作がなされてもよい。
このように、目標角度設定手段が、運動者端末又は管理者端末への操作に応じて目標角度を設定することで、運動者又は管理者の判断により目標角度を設定することができる。
[リハビリプログラムの実施]
リハビリプログラムが登録された後、運動者端末2において、リハビリプログラムを実施するための画面を表示することが可能となる。図6は、本発明の実施の形態にかかる表示画面の一例を表す図である。リハビリプログラムを実施する際には、運動者端末2の表示画面には、図6に示すような実行画面200が表示される。実行画面200は、専用アプリのホーム画面の一例である。
図6に示すホーム画面には、リハビリプログラムの概要201、管理者の概要202、カレンダー203、リハビリの概要204、開始ボタン205、及び各種アイコン206が表示されている。
リハビリプログラムの概要201は、登録されたリハビリプログラムの内容の少なくとも一部を把握できるものであればよい。図6においては、リハビリプログラムの概要201として、「腰の痛みに対するリハビリ」というリハビリプログラムの概要の名称201a、「頻度:週1回」という運動の実施頻度201b、「期間:3か月」というリハビリプログラムの実施期間201cが表示されている。
管理者の概要202は、運動者を管理する管理者についての情報の少なくとも一部を把握できるものであればよい。図6においては、管理者の概要202として、管理者の顔写真202a、「意匠 花子」という管理者の名前202bが表示されている。なお、図6においては、「管理者」は、「セラピスト」と表示されている。
カレンダー203は、リハビリプログラムのスケジュールの少なくとも一部を把握できるカレンダーであればよい。図6においては、カレンダー203として、「2022年12月」のカレンダーが表示されている。
また、カレンダー203は、リハビリのための運動を実施する予定日、管理者との面談を行う予定日、及び/又は、運動者がリハビリのための運動を実施した日を把握することが可能な態様で表示されてもよい。図6においては、リハビリのための運動を実施する予定日は◇のマークで、管理者との面談を行う予定日は〇のマークで、運動者がリハビリのための運動を実施した日は□のマークで囲まれている。つまり、図6においては、運動者は、毎週月曜日にリハビリのための運動を実施する予定であり、毎週金曜日に管理者との面談を行う予定であること、並びに、12月3日、5日、及び7日にリハビリのための運動を実施したことが把握できる。
なお、カレンダー203としては、運動者が専用アプリのホーム画面を表示した日の属する月のカレンダーが表示されてもよい。また、運動者端末2への操作により、表示されるカレンダーの月を変更することが可能であってもよい。
リハビリの概要204は、運動者が1日に行う予定となっているリハビリの概要を表すものである。図6においては、リハビリの概要204として、リハビリの項目204a、及びリハビリの所要時間204bが表示されている。
リハビリの項目204aは、運動者が1日に行う予定となっているリハビリの項目を表すものである。また、リハビリの所要時間204bは、運動者が1日に行う予定となっているリハビリを実施した場合の、所要時間を表すものである。図6においては、リハビリの項目204aとして、「1:可動域検査、2:リハビリ、3:健康記録、4:記事を読む」と表示されている。また、図6においては、リハビリの所要時間204bとして、「10分」と表示されている。そのため、運動者は、今日は、可動域検査、リハビリのための運動、健康記録、記事を読むという順番でリハビリを実施し、10分程度の時間がかかる、ということを把握できる。リハビリの所要時間は、リハビリの内容に応じて特定されればよい。
リハビリの項目204aは毎日同じでもよく、日によって異なっていてもよい。例えば、可動域検査は、週に1回など、所定の間隔で行われてもよい。また、記事を読む代わりに、所定のアンケートが行われてもよい。なお、記事は、運動者の症状に対応する記事であっても、一般的な健康に関する記事であってもよい。
開始ボタン205は、リハビリの項目204aに表示されたリハビリを開始するためのボタンである。開始ボタン205が押下されることで、運動者端末2の表示画面に、リハビリの項目204aに表示されたリハビリを実施するための画面が表示される。リハビリを実施するための画面については、後述する。
各種アイコン206は、各種の機能を実行するための画面を表示するためのアイコンである。図6においては、各種アイコン206として、ホーム画面アイコン206a、セラピストアイコン206b、コミュニティアイコン206c、履歴アイコン206d、ショップアイコン206e、及びメニューアイコン206fが表示されている。
運動者は、ホーム画面アイコン206aを押下することで、ホーム画面を表示することができる。また、運動者は、セラピストアイコン206bを押下することで、運動者を担当するセラピストとメッセージの送受信をするための画面を表示することができる。さらに、運動者は、コミュニティアイコン206cを押下することで、システム1を利用する運動者、及び/又は管理者と交流するための画面を表示し、コミュニティに参加することができる。
また、運動者は、履歴アイコン206dを押下することで、運動者のリハビリの履歴を確認するための画面を表示することができる。さらに、運動者は、ショップアイコン206eを押下することで、リハビリに関連する商品などを購入するための画面を表示することができる。また、運動者は、メニューアイコン206fを押下することで、専用アプリにおける、通知の設定の変更などを行うための画面を表示することができる。
また、図示しないが、ホーム画面には、可動域検査やリハビリのための運動を行う際に表示される指示を音声で出力するための音声ガイドボタンや、可動域検査やリハビリのための運動を行う際に音楽を出力するための運動BGMボタンなどが表示されていてもよい。
[可動域検査]
リハビリの項目204aとして可動域検査の項目が表示されている場合には、開始ボタン205が押下されることで、可動域検査を行うための画面が表示される。可動域検査において、運動者の身体の所定の部位における可動域が測定される。
可動域検査の内容は、運動者の身体の所定の部位における可動域を測定することが可能な内容であればよく、特に限定されない。可動域検査の内容は、登録されたリハビリプログラムにおいて、目標角度を設定した可動域についての測定が可能な内容であることが好ましい。可動域は、所定の時間、所定の運動を行うことにより測定されてもよい。
以下、運動者の身体上の所定の2点にそれぞれ装着したセンサで取得した情報をもとに、運動者の可動域を測定する態様について説明する。まず、運動者端末2において、センサを装着する身体の部位や、センサを装着するときのセンサの角度などを指示する情報が出力される。センサは、ベルトなどを用いて装着されてもよく、両面テープなどを用いて装着されてもよい。つまり、センサは、身体上の部位の表面に装着される。
センサを装着する身体の部位は、特に限定されず、適宜設計可能である。センサを装着する身体の部位は、測定する可動域の種類などに応じて設定することができる。
センサを装着する身体上の2点は、例えば、胸部の1点と腰部の1点であっても、肩部の1点と前腕部若しくは手部の1点であっても、大腿部の1点と下腿部の1点であっても、上腕部の1点と前腕部の1点であっても、腰部の1点と大腿部の1点であっても、胸部の1点と上腕部、前腕部若しくは手部の1点であっても、腰部の1点と上腕部、前腕部若しくは手部の1点であっても、頭部の1点と胸部若しくは背中部の1点であっても、下腿部の1点と足部の1点であっても、腰部の1点と背中部の1点であっても、上腕部の1点と背中部の1点であってもよい。なお、手部は、手首から手の指先までを含むものとし、足部は、足首から足の指先までを含むものとする。
肩部の1点と前腕部若しくは手部の1点、大腿部の1点と下腿部の1点、上腕部の1点と前腕部の1点、又は下腿部の1点と足部の1点にセンサを装着する場合には、身体の左右において、同じ側にある部位にセンサを装着してもよい。例えば、右大腿部の1点に1つのセンサを装着した場合、もう1つのセンサは、右下腿部の1点に装着することが好ましい。
センサは、運動者の身体上の所定の角における角度を測定することが可能なセンサであればよい。例えば、センサは、加速度センサ、地磁気センサ(磁気センサ、又は方位センサともいう)、角速度センサ(ジャイロセンサともいう)などであってよい。加速度センサは3軸方向の加速度を測定し、地磁気センサは3軸方向の地磁気を測定するものであり、角速度センサは3軸周りの角速度を測定するものである。センサとしては、これらのうちのいずれか1以上を採用することができる。
センサは、電池などを備えていてもよい。また、センサは、運動者端末2、及び/又はサーバ装置3と、通信により接続することが可能であってもよい。センサは、運動者端末2からの指示により、情報の取得を開始してもよい。例えば、運動者端末2において、開始ボタン205が押下されたときに、運動者端末2からセンサへ、情報の取得の開始指示が送信されることとしてもよい。
センサによる情報の取得は、例えば、1/240秒ごとに行われてもよく、1/120秒ごとに行われてもよく、1/60秒ごとに行われてもよい。
運動者端末2において、センサの装着が完了した旨の入力がされると、運動者端末2の表示画面に、図7に示すような、可動域検査画面が表示される。図7は、本発明の実施の形態にかかる表示画面の一例を表す図である。可動域検査の運動を実施するときには、運動者端末2の表示画面に、図7に示すような実行画面300が表示される。
図7に示す可動域検査画面には、運動の見本を示す画像301、運動についての指示302、運動のイメージ図303、運動者の可動域304、運動の残り時間305、及び、中断ボタン306が表示されている。
運動の見本を示す画像301は、運動者が行う可動域検査における、運動の見本を示す画像である。運動の見本を示す画像は、動画であっても、静止画であってもよい。また、運動の見本を示す画像は、現実世界を撮像した画像であっても、イラスト、アニメーション、コンピューターグラフィックスなどの画像であってもよい。図7においては、運動の見本を示す画像301として、上体を右に倒す運動を実施する人を示した画像が表示されている。
運動についての指示302は、運動者が行う可動域検査における、運動についての指示である。運動についての指示302は、運動の見本を示す画像301の内容と対応するものであってよい。図7においては、運動についての指示302として、「背筋を伸ばしたまま、上体を右に倒してくたさい」という指示が表示されている。
運動者は、運動の見本を示す画像301に沿って、可動域検査における運動を実施する。運動者が運動を実施している間、センサにより測定された情報が運動者端末2へ送信され、運動者端末2において、運動者の身体上の所定の点をもとに形成し得る所定の角における角度が測定される。図8は、本発明の実施の形態にかかる角度測定処理のフローチャートである。
センサにより測定された情報が運動者端末2へ送信されることで、運動者端末2において、センサにより測定された情報が取得される(ステップS11)。次に、運動者端末2において、運動者の身体上の所定の点をもとに形成し得る所定の角における角度が測定され(ステップS12)、角度測定処理は終了する。
ステップS11において、運動者端末2は、センサから情報を受信することにより、センサにより測定された情報を取得する。センサからの情報の送信は、例えば、1/240秒ごとに行われてもよく、1/120秒ごとに行われてもよく、1/60秒ごとに行われてもよい。センサにより情報を取得し、運動者端末2へ情報を送信するタイミングは、2つのセンサにおいて同期されていることが好ましい。
運動者端末2は、センサにより測定された3軸方向の加速度、3軸方向の地磁気、及び/又は3軸周りの角速度をもとに、クォータニオンやオイラー角を算出する。
クォータニオンは、3つの回転軸(ベクトル)と1つの回転角(スカラー)との4パラメータにより3次元空間の回転姿勢を表現するものである。クォータニオンの算出方法は、特に限定されず、公知の方法から任意の方法を採用することができる。例えば、角速度の値から数値積分などによりクォータニオンが算出されてもよい。あるいは、角速度及び加速度からクォータニオンが算出されてもよく、角速度、加速度及び地磁気からクォータニオンが算出されてもよい。
オイラー角は、ロール角、ピッチ角、及びヨー角の3成分パラメータにより3次元空間の回転姿勢を表現するものである。ロール角は、X軸まわりの角速度に基づいて算出され、ピッチ角は、Y軸まわりの角速度に基づいて算出され、ヨー角は、Z軸まわりの角速度に基づいて算出される。
ステップS12において、運動者端末2は、算出されたクォータニオンやオイラー角をもとに、運動者の身体上の所定の点をもとに形成し得る所定の角における角度を測定する。例えば、センサを上腕部に1つ、前腕部に1つ装着した場合、それぞれのセンサにおけるX軸方向のベクトルのなす角を算出することにより、肘部の角度を測定してもよい。
ステップS12において測定された角度に基づいて、可動域検査画面において、運動者が実施している運動を表す運動のイメージ図303の表示がなされてもよい。運動のイメージ図303により、運動者は、運動の状況を把握することができる。
図7においては、運動のイメージ図303として、可動域を示す領域303a、可動域の目標角度を示す領域303b、及び運動者の動きを示すアイコン303cが表示されている。
可動域を示す領域303aは、運動者が運動を実施することにより変化する身体部位上の角における可動域に対応する領域である。可動域を示す領域303aの代わりに、運動の方向を示す領域など、可動域よりも広い領域が表示されてもよい。
可動域の目標角度を示す領域303bは、登録されたリハビリプログラムにおける、運動者の可動域の目標角度を示す領域である。可動域を示す領域303a、及び可動域の目標角度を示す領域303bが重ねて表示されることで、運動者は、本来のあるべき可動域と、現状の可動域との違いを認識することができる。
運動者の動きを示すアイコン303cは、ステップS12において測定された角度に基づいて表された、運動者の動きを示すアイコンである。
図7においては、運動者の動きを示すアイコン303cは、両端に中黒の丸印と白抜きの丸印を有する線分で表されている。運動者の動きを示すアイコン303cにおいて、中黒の丸印と白抜きの丸印は、身体上のセンサを装着した部位に相当し、線分は、センサを装着した部位を結ぶ身体に相当することとしてもよい。また、中黒の丸印は、運動において動きの小さな部位に相当し、白抜きの丸印は、前記動きの小さな部位に比べて、運動において動きの大きい部位に相当することとしてもよい。
図7においては、運動者が実施する運動は、上体を右に倒す運動である。ここでは、センサは、運動者の胸部に1つ、腰部に1つ、装着されていることとする。運動者が実施する運動は、上体を、直立の状態から、右下の方向へ向かって倒すものである。そのため、可動域を示す領域303aとして、中心角が90度の、右上に向かって広がる扇形の領域が表示されている。また、運動者の動きを示すアイコン303cの中黒の丸印は、運動者の腰部に相当し、該扇形の中心角に表示されている。さらに、運動者の動きを示すアイコン303cの白抜きの丸印は、運動者の胸部に相当し、上体を右に向かって倒したときの角度に応じて、該扇形の弧の上を移動するように表示される。図7においては、運動者の動きを示すアイコン303cの白抜きの丸印が、該扇形の半径に相当する縦方向の線分303dを0度として、10度程度、右に移動した状態の表示がなされている。
また、図7において、扇形の一部が、可動域の目標角度を示す領域303bとして、可動域を示す領域303aとは異なる色で表示されている。図5において、「体幹屈側評価」の項目についての可動域の目標角度は20~30度であったため、図7においては、縦方向の線分303dを0度として、20~30度の範囲が、可動域の目標角度を示す領域303bとして表示されている。
なお、可動域の目標角度が、範囲ではなく点で設定されている場合には、可動域の目標角度を示す領域303bは、点として表示されてもよく、線として表示されてもよく、点や線に数値を付して表示されてもよい。
運動のイメージ図303は、運動の種類によって、異なる態様で表示されてもよい。例えば、上体を左右にひねる運動の場合には、可動域を示す領域303aとして円が表示され、運動者の動きを示すアイコン303cとして、該円の中心に中黒の丸印が表示され、該円の周の上に白抜きの丸印が表示されてもよい。
このように、運動のイメージ図303が表示されることで、運動者が、自身が行うべき動きや、実際の自身の動きを把握することが容易となる。また、運動者が、現在の動きが目標に達しているか否か、どの程度目標に近づいているかなどを把握しながら運動することが可能となる。
運動者の可動域304は、ステップS12において測定された角度に基づいて特定された、運動者の可動域である。運動者の可動域は、可動域検査の間に測定された角度のうち、最大の角度であってもよい。図7においては、運動者の可動域304として、「10度」という角度が表示されている。
運動の残り時間305は、可動域検査における運動を行う所定の時間のうちの、残りの時間を表すものである。図7においては、運動の残り時間305として、「8秒」という時間が表示されている。また、図7においては、「8秒」という文字の周囲に丸印が表示され、該丸印の表示態様により、残りの時間を把握することが可能となっている。具体的には、残りの時間が減少するにつれて、該丸印において色が付されている部分が減少するように表示態様が変化する。
中断ボタン306は、可動域検査を中断するためのボタンである。運動者は、中断ボタン306を押下することで、可動域検査を中断することができる。
可動域検査により測定された可動域に関する情報は、サーバ装置3へ送信されてもよい。また、可動域検査により測定された可動域に関する情報は、運動者端末2、及び/又はサーバ装置3に記憶されてもよい。可動域検査により測定された可動域に関する情報は、専用アプリのホーム画面における、履歴アイコン206dを押下することで、運動者のリハビリの履歴として確認することが可能である。リハビリを通して可動域が広くなっていくことを確認することで、運動者は、リハビリを続けるモチベーションを維持することが容易となる。また、管理者は、管理者端末4を操作することにより、可動域検査により測定された可動域に関する情報を閲覧することが可能であってもよい。
可動域検査により測定された可動域に関する情報には、可動域検査を実施した日時、実施した運動の種類、測定された可動域などが含まれていてもよい。
[リハビリのための運動の実施]
可動域検査が終了すると、運動者端末2には、リハビリのための運動を実施するための画面(以下、リハビリ実施画面ともいう)が表示される。リハビリのための運動は、リハビリプログラムに登録された運動メニューに含まれるものである。以下、図5に示したように、「体側ストレッチ」という運動を、目標角度を15~25度として、30回実施する例について説明する。
図9は、本発明の実施の形態にかかる表示画面の一例を表す図である。リハビリのための運動を実施するときには、運動者端末2の表示画面に、図9に示すような実行画面400が表示される。
図9に示すリハビリ実施画面には、運動の見本を示す画像401、運動についての指示402、運動のイメージ図403、目標角度の維持時間404、運動の実施回数405、及び、中断ボタン406が表示されている。
運動の見本を示す画像401は、運動者が行うリハビリのための運動の見本を示す画像である。運動の見本を示す画像は、動画であっても、静止画であってもよい。また、運動の見本を示す画像は、現実世界を撮像した画像であっても、イラスト、アニメーション、コンピューターグラフィックスなどの画像であってもよい。図9においては、運動の見本を示す画像401として、上体を右に倒す運動を実施する人を示した画像が表示されている。
運動についての指示402は、運動者が行うリハビリのための運動についての指示である。運動についての指示402は、運動の見本を示す画像401の内容と対応するものであってよい。図9においては、運動についての指示402として、「背筋を伸ばしたまま、上体を右に倒してくたさい」という指示が表示されている。
運動者は、運動の見本を示す画像401に沿って、リハビリのための運動を実施する。運動者が運動を実施している間、センサにより測定された情報が運動者端末2へ送信され、運動者端末2において、運動者が実施した運動の回数が計数される。図10は、本発明の実施の形態にかかる運動回数計数処理のフローチャートである。
まず、運動者端末2において、上述の角度測定処理が行われる(ステップS21)。次に、運動者端末2において、測定された角度が、目標角度の範囲内であるか否かが判定される(ステップS22)。測定された角度が目標角度の範囲内であると判定された場合(ステップS22にてYes)、運動者端末2は、測定された角度が目標角度の範囲内にある時間の計時を開始する(ステップS23)。次に、運動者端末2において、所定の時間、測定された角度が目標角度の範囲内を維持しているかを判定する(ステップS24)。所定の時間、測定された角度が目標角度の範囲内を維持していると判定された場合(ステップS24にてYes)、運動者端末2は、運動を実施した回数を「1」加算して計数し(ステップS25)、運動回数計数処理が終了する。
上述のように、ステップS21の角度測定処理においては、運動者の身体上の所定の2点にそれぞれ装着したセンサで取得した情報をもとに、運動者の身体上の所定の角における角度が測定される。リハビリ実施画面においては、測定された角度に基づいて、運動者が実施している運動を表す運動のイメージ図403の表示がなされてもよい。運動のイメージ図403により、運動者は、運動の状況を把握することができる。
図9においては、運動のイメージ図403として、可動域を示す領域403a、運動を実施する際の目標角度を示す領域403b、及び運動者の動きを示すアイコン403cが表示されている。
可動域を示す領域403aは、運動者が運動を実施することにより変化する身体部位上の角における可動域に対応する領域である。可動域を示す領域403aの代わりに、運動の方向を示す領域など、可動域よりも広い領域が表示されてもよい。
運動を実施する際の目標角度を示す領域403bは、登録されたリハビリプログラムにおける、その運動を実施する際の目標角度を示す領域である。可動域を示す領域403a、及び運動を実施する際の目標角度を示す領域403bが重ねて表示されることで、運動者は、本来のあるべき可動域と、現状の目標角度との違いを認識することができる。
運動者の動きを示すアイコン403cは、ステップS21において測定された角度に基づいて表された、運動者の動きを示すアイコンである。運動者の動きを示すアイコン403cについては、上述の、可動域検査画面における運動のイメージ図303の運動者の動きを示すアイコン303cについての説明を、必要な範囲で採用できる。
図9においては、運動者が実施する運動は、上体を右に倒す運動である。ここでは、センサは、運動者の胸部に1つ、腰部に1つ、装着されていることとする。運動者が実施する運動は、上体を、直立の状態から、右下の方向へ向かって倒すものである。そのため、可動域を示す領域403aとして、中心角が90度の、右上に向かって広がる扇形の領域が表示されている。また、運動者の動きを示すアイコン403cの中黒の丸印は、運動者の腰部に相当し、該扇形の中心角に表示されている。さらに、運動者の動きを示すアイコン403cの白抜きの丸印は、運動者の胸部に相当し、上体を右に向かって倒したときの角度に応じて、該扇形の弧の上を移動するように表示される。図9においては、運動者の動きを示すアイコン403cの白抜きの丸印が、該扇形の半径に相当する縦方向の線分403dを0度として、20度程度、右に移動した状態の表示がなされている。
また、図9において、扇形の一部が、運動を実施する際の目標角度を示す領域403bとして、可動域を示す領域403aとは異なる色で表示されている。図5において、「体側ストレッチ」という運動を実施する際の目標角度は15~25度であったため、図9においては、縦方向の線分403dを0度として、15~25度の範囲が、可動域の目標角度を示す領域403bとして表示されている。
なお、運動を実施する際の目標角度が、範囲ではなく点で設定されている場合には、運動を実施する際の目標角度を示す領域403bは、点として表示されてもよく、線として表示されてもよく、点や線に数値を付して表示されてもよい。
運動のイメージ図403は、運動の種類によって、異なる態様で表示されてもよい。例えば、上体を左右にひねる運動の場合には、可動域を示す領域403aとして円が表示され、運動者の動きを示すアイコン403cとして、該円の中心に中黒の丸印が表示され、該円の周の上に白抜きの丸印が表示されてもよい。
このように、運動のイメージ図403が表示されることで、運動者が、自身が行うべき動きや、実際の自身の動きを把握することが容易となる。また、運動者が、現在の動きが目標に達しているか否か、どの程度目標に近づいているかなどを把握しながら運動することが可能となる。
図9においては、運動者の動きを示すアイコン403cが、運動を実施する際の目標角度を示す領域403bに収まるように表示されている。そのため、運動者は、現在の動きで、目標角度を維持できていることが把握できる。
また、図示しないが、リハビリ実施画面において、ステップS21において測定された角度が、数値として表示されてもよい。ステップS21において測定された角度が、数値として表示されることによっても、運動者は、現在の動きが目標に達しているか否か、どの程度目標に近づいているかなどを把握しながら運動することが可能となる。
ステップS22においては、測定した角度が、運動者が所定の運動を実施する際の目標角度の範囲内であるか否かが判定される。
運動者が所定の運動を実施する際の目標角度は、目標角度設定処理においてサーバ装置3に記憶された目標角度のことであってよい。ここでは、「体側ストレッチ」という運動を実施する際の目標角度は、15~25度である。そのため、ステップS21において測定された20度という角度は、目標角度の範囲内であると判定される。そして、ステップS23において、測定された角度が目標角度の範囲内にある時間の計時が開始される。
計時した時間が、所定の時間に到達した場合には、ステップS25において、運動を実施した回数として計数する。所定の時間は、特に限定されず、適宜設計可能である。所定の時間は、例えば、10秒でも、30秒でも、60秒でもよい。所定の時間は、実施する運動の種類によって予め定められていてもよく、前述のリハビリプログラムの登録時に、運動メニューとして管理者により設定されてもよい。
図9においては、目標角度を維持すべき所定の時間は、30秒であり、20秒間、目標角度を維持していることとする。目標角度の維持時間404は、測定された角度が目標角度を維持している時間を表すものである。図9においては、目標角度の維持時間404として、「20秒」という時間が表示されている。また、図9においては、「20秒」という文字の周囲に丸印が表示され、該丸印の表示態様により、目標角度を維持すべき所定の時間、及び測定された角度が目標角度を維持している時間を把握することが可能となっている。具体的には、測定された角度が目標角度を維持している時間が増加するにつれて、該丸印において色が付されている部分が増加するように表示態様が変化する。
また、図9においては、実施すべき運動の回数は30回であり、22回、運動を実施していることとする。運動の実施回数405は、計数された運動の実施回数を表すものである。図9においては、運動の実施回数405として、「22/30」という回数が表示されている。これにより、運動者は、実施すべき運動の回数は30回であり、現時点で、22回、運動を実施していることが把握できる。
運動のイメージ図403が表示されることにより、運動者は、運動を実施する際に、どの程度身体を曲げればよいのか、伸ばせばいいのか、又は回転させればいいのかを把握することが容易となる。また、目標角度の維持時間404、及び運動の実施回数405が表示されることにより、運動者は、あと何秒動きを維持すればよいのか、あと何回運動を実施すればよいのかを把握することが容易となる。
なお、ステップS24において、所定の時間、測定された角度が目標角度の範囲内を維持していないと判定された場合(ステップS24にてNo)、運動者端末2は、計時を中断する(ステップS26)。そして、運動者端末2において、再度、ステップS21において測定された角度が目標角度の範囲内であるか否かが判定される(ステップS22)。つまり、一度、測定された角度が目標角度の範囲外となった場合、例えば、運動の姿勢が一度崩れてしまった場合でも、その後、範囲内となった場合は、累積して計時がされる。
そして、測定された角度が目標角度の範囲内であると判定された場合には、(ステップS22にてYes)、再度、運動者端末2は、測定された角度が目標角度の範囲内にある時間の計時を開始する(ステップS23)。
一方、測定された角度が目標角度の範囲内であると判定されなかった場合には、(ステップS22にてNo)、再度、運動者端末2において、ステップS21において測定された角度が目標角度の範囲内であるか否かが判定される(ステップS22)。
なお、ステップS24において、所定の時間、測定された角度が目標角度の範囲内を維持していないと判定された場合、例えば、運動の姿勢が一度崩れてしまった場合には、計時が終了し、再度、測定された角度が目標角度の範囲内にある時間の計時を、ゼロから開始してもよい。つまり、時間の計時は、測定された角度が目標角度の範囲内となっている連続した時間のみを計時してもよい。その場合、ステップS26において計時の中断が行われる代わりに、運動回数計数処理が終了してもよい。
センサによる情報の取得、及び運動者端末2への情報の送信は、リアルタイムで行われている。図10においては、ステップS22において、測定された角度が目標角度の範囲内であると判定されなかった場合には、再度、ステップS22に戻る態様について記載したが、ステップS23において計時を開始する前に、ステップS22において、測定された角度が目標角度の範囲内であると判定されなかった場合には、ステップS23~ステップS25は行われず、運動回数計数処理が終了してもよい。
また、測定された角度が目標角度の範囲内にある時間の計時を行っている間に、ステップS22において測定された角度が目標角度の範囲内であると判定された場合には、ステップS23における計時の開始は行われなくてよい。そして、測定された角度が目標角度の範囲内にある時間の計時が続けられてもよい。
中断ボタン406は、リハビリのための運動を中断するためのボタンである。運動者は、中断ボタン406を押下することで、リハビリのための運動を中断することができる。
運動者が実施した、リハビリのための運動に関する情報は、サーバ装置3へ送信されてもよい。また、運動者が実施した、リハビリのための運動に関する情報は、運動者端末2、及び/又はサーバ装置3に記憶されてもよい。運動者が実施した、リハビリのための運動に関する情報は、専用アプリのホーム画面における、履歴アイコン206dを押下することで、運動者のリハビリの履歴として確認することが可能であってもよい。リハビリのための運動を実施した履歴を確認することで、運動者は、リハビリを続けるモチベーションを維持することが容易となる。また、管理者は、管理者端末4を操作することにより、運動者が実施した、リハビリのための運動に関する情報を閲覧することが可能であってもよい。
運動者が実施した、リハビリのための運動に関する情報には、リハビリのための運動を実施した日時、実施した運動の種類、リハビリのための運動を実施している間に測定された角度、目標角度を維持した時間、実施した運動の回数などが含まれていてもよい。
なお、運動の種類によって、センサを装着すべき部位は異なるため、運動者が実施する運動の種類に応じて、適宜、センサを装着する部位を変更する指示が出力されてもよい。
上述のように、センサを装着する身体上の2点は、例えば、胸部の1点と腰部の1点であっても、肩部の1点と前腕部若しくは手部の1点であっても、大腿部の1点と下腿部の1点であっても、上腕部の1点と前腕部の1点であっても、腰部の1点と大腿部の1点であっても、胸部の1点と上腕部、前腕部若しくは手部の1点であっても、腰部の1点と上腕部、前腕部若しくは手部の1点であっても、頭部の1点と胸部若しくは背中部の1点であっても、下腿部の1点と足部の1点であっても、腰部の1点と背中部の1点であっても、上腕部の1点と背中部の1点であってもよい。
上記においては、運動者の身体上の所定の2点にそれぞれ装着したセンサで取得した情報をもとに、運動者の身体上の所定の角における角度を測定する態様について説明したが、センサを3つ以上装着し、運動者の身体上の所定の3点以上にそれぞれ装着したセンサで取得した情報をもとに、運動者の身体上の所定の角における角度を測定してもよい。
また、センサの種類は、磁気センサ、機械式センサなどであってもよい。
あるいは、運動者の身体上の所定の角における角度の測定は、センサを用いずに行われてもよい。例えば、運動者の動きをカメラにより撮影した動画を解析することで、運動者の身体上の所定の角における角度を測定してもよい。あるいは、例えば、反射マーカーとカメラにより運動者の動きを捕捉することにより、運動者の身体上の所定の角における角度を測定してもよい。
また、上記においては、運動者の身体上の所定の角における角度を測定し、所定の時間、測定された角度が目標角度の範囲内を維持している場合に、運動を実施した回数として計数する態様について説明したが、角度を測定せず、運動者が所定の動きを行った場合に、運動を実施した回数として計数してもよい。例えば、左大腿部に1つ、右大腿部に1つ、センサを装着し、いずれかの大腿部を上下させる動きを行ったと判定された場合に、腿上げという運動を実施した回数として計数してもよい。
運動者の身体上の所定の角における角度を測定しない場合には、センサを装着する身体上の2点は、例えば、左大腿部の1点と右大腿部の1点であっても、左下腿部の1点と右下腿部の1点であっても、左足部の1点と右足部の1点であっても、左上腕部の1点と右上腕部の1点であっても、左前腕部の1点と右前腕部の1点であっても、左手部の1点と右手部の1点であってもよい。この場合、センサは、身体の正中線を挟んで、左右対称に装着されてもよい。
このように、システムが、運動者の身体上の所定の2点にそれぞれ装着したセンサで取得した情報をもとに、運動者の身体上の所定の角における角度を測定する角度測定手段と、測定した角度が、運動者が所定の運動を実施する際の目標角度の範囲内であるか否かを判定する角度判定手段とを備えることで、センサを用いて運動を実施するためのシステムを提供することができる。
また、このように、センサを装着する前記所定の2点が、胸部の1点と腰部の1点である、肩部の1点と前腕部若しくは手部の1点である、大腿部の1点と下腿部の1点である、上腕部の1点と前腕部の1点である、腰部の1点と大腿部の1点である、胸部の1点と上腕部、前腕部若しくは手部の1点である、腰部の1点と上腕部、前腕部若しくは手部の1点である、頭部の1点と胸部若しくは背中部の1点である、下腿部の1点と足部の1点である、腰部の1点と背中部の1点である、又は、上腕部の1点と背中部の1点であることで、運動者の身体上の所定の角における角度を測定することが容易となる。
また、このように、システムが、運動者の身体上の所定の点をもとに形成し得る所定の角における角度を測定する角度測定手段と、測定した角度が、目標角度の範囲内であるか否かを判定する角度判定手段とを備えることで、運動者が適切に運動を実施できているかを判定することができる。運動者が適切に運動を実施することで、リハビリの効果を得やすくなる。
また、このように、システムが、測定した所定の角度が、目標角度の範囲内にある時間を計時する計時手段を備えることで、運動者が適切な動きを維持している時間を計時することができる。
また、このように、システムが、計時した時間が、所定の時間に到達した回数を計数する回数計数手段を備えることで、運動者が適切に実施した運動の回数を計数することができる。
リハビリのための運動が終了したら、運動者端末2の表示画面に、運動後の心身の調子に関する質問が表示されてもよい。運動後の心身の調子に関する質問には、例えば、運動後の症状についての質問や、運動前の症状と比較して症状が改善したか否かについての質問などが含まれていてもよい。運動後の心身の調子に関する質問への回答は、サーバ装置3へ送信され、健康記録として記憶されてもよい。管理者は、管理者端末4を操作することにより、健康記録を閲覧することが可能であってもよい。
健康記録が終了したら、運動者端末2の表示画面に、運動者の症状に対応する記事や、一般的な健康に関する記事などが表示される。記事を読むことによって、運動者は、リハビリを続けて症状を改善するモチベーションを維持することが容易となる。
専用アプリのホーム画面に表示されたリハビリの項目204aの少なくとも一部が終了した場合、運動者に、ポイントが付与されてもよい。付与されたポイントは、運動者の識別番号などと関連付けて、システム1に記憶される。ポイントは、コミュニティにおいて、理学療法士、整体師などのリハビリの専門家へ質問をする際に利用されてもよく、リハビリに関連する商品などを購入する際に利用されてもよい。
リハビリプログラムを実施している間、管理者と運動者は、定期的に面談を行い、運動者の症状の改善又は悪化の状況を共有することが好ましい。管理者は、可動域検査の結果、運動者が実施した、リハビリのための運動に関する情報、健康記録などを参考に、適宜、リハビリプログラムの内容を変更してもよい。リハビリプログラムの内容を変更する際には、リハビリプログラムの登録についての記載を、必要な範囲で採用できる。
また、リハビリプログラムの内容の変更の少なくとも一部が、システム1により行われてもよい。つまり、変更する可動域の種類、可動域の目標角度、運動の種類、運動の回数、運動を実施する際の目標角度、及び/又はリハビリプログラムの実施期間は、システム1により特定されてもよい。この場合、システム1は、運動者の年齢、性別、身長、体重、心身の調子についての情報、今までリハビリを実施していた期間、リハビリを実施する環境についての情報、姿勢を示す画像、可動域検査に関する情報、運動者が実施した、リハビリのための運動に関する情報、及び/又は健康記録をもとに、変更するリハビリプログラムの内容を特定してもよい。
システム1により変更するリハビリプログラムの内容が特定される態様については、上述の、システム1によりリハビリプログラムの内容を特定する際の記載を、必要な範囲で採用できる。
また、システム1により特定された、変更するリハビリプログラムの内容は、特定された内容にて登録されてもよく、管理者及び/又は運動者により内容を確認され、適宜内容の修正を受けた後に登録されてもよい。つまり、システム1により特定された、変更するリハビリプログラムの内容が管理者端末4及び/又は運動者端末2へ送信され、管理者端末4及び/又は運動者端末2において、修正、及び/又は登録のための操作がなされてもよい。
リハビリプログラムの内容が変更される場合には、運動者が所定の運動を実施する際の目標角度は、可動域検査に関する情報をもとに設定されることが好ましい。運動者の可動域に応じて目標角度を設定することで、運動者にとって無理のない目標を立てやすくなるため、運動者が運動を続けるモチベーションを維持しやすくなる。
また、可動域検査やリハビリのための運動の実施をする際に、管理者が立ち会い、運動者の動きを実際に確認することもできる。その場合にも、システム1を利用して、上述の角度測定処理、運動回数計数処理などを行うことが好ましい。
[施術位置の表示]
また、システム1は、所定の施術の対象として推奨される点又は領域を特定した画像を表示することができる。所定の施術の対象として推奨される点又は領域は、ツボ(経穴)であってもよい。以下、所定の施術の対象として推奨される点又は領域が、ツボである場合について説明する。運動者は、システム1によりツボの位置を確認し、ツボの上に鍼や灸のシールなどを貼付することができる。あるいは、運動者は、鍼灸効果を有するマッサージペンなどによりツボを刺激してもよい。
図11は、本発明の実施の形態にかかる施術位置表示処理のフローチャートである。まず、運動者端末2において、所定の施術を行う部位を選択する入力が受け付けられる(ステップS31)。次に、運動者端末2において、選択された部位における施術位置が表示され(ステップS32)、施術位置表示処理は終了する。
図12は、本発明の実施の形態にかかる表示画面の一例を表す図である。施術位置表示処理においては、運動者端末2の表示画面に、図12に示すような実行画面500(500a、及び500b)が表示される。実行画面500aは、施術部位選択画面の一例であり、実行画面500bは、施術位置表示画面の一例である。
図12(A)に示す施術部位選択画面には、選択可能部位表示画像501、及び、選択肢502が表示されている。
選択可能部位表示画像501は、運動者が選択可能な身体部位を表示する画像である。図12(A)においては、前上腕部、後頭部、後首部~後上腕部、背中部、腰部の5つの部位が選択可能であり、それぞれの部位に対応する番号が表示されている。運動者が選択可能な身体部位は、特に限定されず、身体部位のいずれかを選択可能であればよい。また、運動者が選択可能な身体部位として、運動者の症状に適した部位が表示されることとしてもよい。
ステップS31においては、運動者が、施術を行う部位に対応する番号を、選択肢502の中から選択することで、施術を行う部位を選択する入力が受け付けられる。ここでは、施術を行う部位として、後首部~後上腕部が選択されたこととする。運動者端末2において、施術を行う部位を選択する入力が受け付けられると、ステップS32において、運動者端末2の表示画面に、施術部位表示画面が表示される。
図12(B)に示す施術位置表示画面には、施術位置確認画像503、施術位置特定画像504、もどるボタン505、及び貼り付け記録ボタン506が表示されている。
施術位置確認画像503は、選択された身体部位の少なくとも一部に関する画像であり、かつ、現実世界を撮像した画像である。画像は、動画であっても、静止画であってもよい。図12(B)においては、人が、推奨される施術位置の近傍を指でなぞる動画が表示されているものとする。運動者は、施術位置確認画像503を見ながら、動画と同じように推奨される施術位置の近傍を指でなぞることで、実際に痛みを感じる位置を確認することができる。
施術位置特定画像504は、選択された身体部位の少なくとも一部に関する画像であり、かつ、選択された身体部位において、所定の施術の対象として推奨される点又は領域が特定された画像である。画像は、動画であっても、静止画であってもよい。施術位置特定画像504は、筋、及び/又は骨を描いたイラスト、アニメーション、コンピューターグラフィックスなどの画像の上に、施術の対象として推奨される点又は領域が描かれた画像であることが好ましい。筋、及び/又は骨を描いた画像の上に、施術の対象として推奨される点又は領域が描かれることで、ツボの位置を把握することが容易となる。図12(B)においては、後首部の筋肉の上に、推奨される施術位置507として丸印が表示されている。
施術位置確認画像503と施術位置特定画像504は、選択された身体部位の中の、同じ部分を示す画像であってもよく、異なる部分を示す画像であってもよい。施術位置確認画像503と施術位置特定画像504とによって、推奨される施術位置が把握可能であればよい。
運動者は、施術位置特定画像504に示された推奨される施術位置507に鍼や灸のシールなどを貼付してもよいし、実際に痛みを感じる位置に鍼や灸のシールなどを貼付してもよい。
施術位置表示画面において、施術位置確認画像503と施術位置特定画像504とを並べて表示することで、運動者が実際に施術を行うべき点又は領域を把握することが容易となる。「施術位置確認画像503と施術位置特定画像504とを並べて表示する」とは、施術位置確認画像503と施術位置特定画像504とが対比可能な態様で表示することを指し、施術位置確認画像503と施術位置特定画像504とが接していなくともよい。例えば、施術位置確認画像503と施術位置特定画像504とが、所定の間隔をあけて並んでいてもよい。また、施術位置確認画像503及び施術位置特定画像504は、左右に並べて表示されてもよく、上下に並べて表示されてもよい。画像により示されている所定の点又は所定の部位が、上下又は左右において、対比可能な態様で表示されていればよい。施術位置確認画像503と施術位置特定画像504とにおいて、画像の大きさ、角度、及び/又は画像により示されている所定の点又は所定の部位の位置が対応することが好ましい。
施術位置確認画像503、及び施術位置特定画像504は、選択された部位によって、異なる画像であってもよい。また、一の選択部位に対して、複数の施術位置確認画像503、及び複数の施術位置特定画像504が表示されてもよい。その場合、複数の施術位置確認画像503、及び複数の施術位置特定画像504のうち、対応する施術位置確認画像503と施術位置特定画像504との組み合わせが、順次表示される態様としてもよい。
運動者は、施術位置表示画面において、もどるボタン505を押下することで、施術部位選択画面を表示することが可能であってもよい。
また、運動者が鍼や灸のシールなどを貼付した場合には、貼り付け記録ボタン506を押下することで、実際に鍼や灸のシールなどを貼付した位置を、貼り付け記録として記録することできる。貼り付け記録は、実際に貼付した鍼や灸のシールなどの位置が把握できるような写真を撮影することにより行われてもよく、実際に貼付した鍼や灸のシールなどの位置を、身体の画像中から選択することにより行われてもよい。貼り付け記録は、運動者端末2、及び/又はサーバ装置3において記憶されてもよい。
このように、システムが、身体部位のいずれかを選択する部位選択手段と、選択された身体部位の少なくとも一部に関する第1画像と、選択された身体部位の少なくとも一部に関する第2画像とを表示する画像表示手段とを備え、第1画像が、現実世界を撮像した画像であり、第2画像が、選択された身体部位において、所定の施術の対象として推奨される点又は領域が特定された画像であることで、施術を行うべき位置を把握することが容易となる。