JP7367901B1 - 反射型マスクブランク、反射型マスクブランクの製造方法、反射型マスク、反射型マスクの製造方法 - Google Patents
反射型マスクブランク、反射型マスクブランクの製造方法、反射型マスク、反射型マスクの製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
Description
なお、上記反射率が低い膜のパターニングの際に、多層反射膜を保護する目的で、多層反射膜と反射率が低い膜との間に保護膜が設けられることも多い。
本発明者らが、引用文献1に記載の2層タイプの位相シフト膜を有する反射型マスクブランクについて検討したところ、加熱処理の際に、界面での剥離が発生しやすいことを知見した。界面での剥離が発生すると、作製される反射型マスクのパターン精度に影響を及ぼし、ひいては、形成されるレジストパターンに影響を及ぼすため好ましくなかった。
また、本発明は、上記反射型マスクブランクを用いた反射型マスクの製造方法、および、反射型マスクの提供も課題とする。
すなわち、発明者らは、以下の構成により上記課題が解決できることを見出した。
EUV光を反射する多層反射膜と、
保護膜と、
EUV光の位相をシフトさせる位相シフト膜とをこの順に備え、
上記位相シフト膜が、ルテニウム、レニウム、イリジウム、銀、オスミウム、金、パラジウムおよび白金からなる群から選択される第1元素を含む第1層と、タンタルおよびクロムからなる群から選択される第2元素を含む第2層とを有し、
上記第1層が、上記第1元素中の最も含有量の多い元素の含有量が上記第2層側とは反対側から上記第2層側に向かう厚さ方向に増加している領域A1を有し、上記領域A1が、上記第2層に隣接して存在する、反射型マスクブランク。
〔2〕 上記第1層が、上記位相シフト膜中において上記第2層よりも上記保護膜側に配置される場合、上記第1層が、上記第1元素中の最も含有量の多い元素の含有量が上記保護膜側とは反対側から上記保護膜側に向かう厚さ方向に増加している領域B1を有し、上記領域B1が、上記第1層よりも保護膜側に位置し、かつ、上記第1層と接する層に隣接して存在し、
上記第2層が、上記位相シフト膜中において上記第1層よりも上記保護膜側に配置される場合、上記第2層が、上記第2元素中の最も含有量の多い元素の含有量が上記保護膜側とは反対側から上記保護膜側に向かう厚さ方向に増加している領域B2を有し、上記領域B2が、上記第2層よりも保護膜側に位置し、かつ、上記第2層と接する層に隣接して存在する、〔1〕に記載の反射型マスクブランク。
〔3〕 上記位相シフト膜が、タンタルおよびクロムからなる群から選択される第3元素を含む第3層と、上記第1層と、上記第2層とをこの順に有する、〔1〕または〔2〕に記載の反射型マスクブランク。
〔4〕 上記第1層が、上記第1元素中の最も含有量の多い元素の含有量が上記第3層側とは反対側から上記第3層側に向かう厚さ方向に増加している領域C1を有し、上記領域C1が、上記第3層に隣接して存在する、〔3〕に記載の反射型マスクブランク。
〔5〕 上記第3層が、上記位相シフト膜中において上記保護膜側に配置される場合、上記第2層が、上記第2元素中の最も含有量の多い元素の含有量が上記第1層側とは反対側から上記第1層側に向かう厚さ方向に増加している領域D2を有し、上記領域D2が、上記第1層に隣接して存在し、
上記第2層が、上記位相シフト膜中において上記保護膜側に配置される場合、
上記第2層が、上記第2元素中の最も含有量の多い元素の含有量が上記第1層側とは反対側から上記第1層側に向かう厚さ方向に増加している領域D2を有し、上記領域D2が、上記第1層に隣接して存在するか、
上記第2層が、上記第2元素中の最も含有量の多い元素の含有量が上記保護膜側とは反対側から上記保護膜側に向かう厚さ方向に増加している領域E2を有し、上記領域E2が、上記保護膜に隣接して存在する、〔3〕または〔4〕に記載の反射型マスクブランク。
〔6〕 上記第3層が、上記位相シフト膜中において上記保護膜側に配置される場合、上記第3層が、上記第3元素中の最も含有量の多い元素の含有量が上記第1層側とは反対側から上記第1層側に向かう厚さ方向に増加している領域F3を有し、上記領域F3が、上記第1層に隣接して存在するか、
上記第3層が、上記第3元素中の最も含有量の多い元素の含有量が上記保護膜側とは反対側から上記保護膜側に向かう厚さ方向に増加している領域G3を有し、上記領域G3が、上記保護膜に隣接して存在し、
上記第2層が、上記位相シフト膜中において上記保護膜側に配置される場合、上記第3層が、上記第3元素中の最も含有量の多い元素の含有量が上記第1層側とは反対側から上記第1層側に向かう厚さ方向に増加している領域F3を有し、上記領域F3が、上記第1層に隣接して存在する、〔3〕~〔5〕のいずれか1つに記載の反射型マスクブランク。
〔7〕 基板と、
EUV光を反射する多層反射膜と、
保護膜と、
EUV光の位相をシフトさせる位相シフト膜とをこの順に備え、
上記位相シフト膜が、ルテニウム、レニウム、イリジウム、銀、オスミウム、金、パラジウムおよび白金からなる群から選択される第1元素を含む第1層と、タンタルおよびクロムからなる群から選択される第2元素を含む第2層とを有し、
上記第2層が、上記第2元素中の最も含有量の多い元素の含有量が上記第1層側とは反対側から上記第1層側に向かう厚さ方向に増加している領域G2を有し、上記領域G2が、上記第1層に隣接して存在する、反射型マスクブランク。
〔8〕 上記第1層が、上記位相シフト膜中において上記第2層よりも上記保護膜側に配置される場合、上記第1層が、上記第1元素中の最も含有量の多い元素の含有量が上記保護膜側とは反対側から上記保護膜側に向かう厚さ方向に増加している領域H1を有し、上記領域H1が、上記第1層よりも保護膜側に位置し、かつ、上記第1層と接する層に隣接して存在し、
上記第2層が、上記位相シフト膜中において上記第1層よりも上記保護膜側に配置される場合、上記第2層が、上記第2元素中の最も含有量の多い元素の含有量が上記保護膜側とは反対側から上記保護膜側に向かう厚さ方向に増加している領域I2を有し、上記領域I2が、上記第2層よりも保護膜側に位置し、かつ、上記第2層と接する層に隣接して存在する、〔7〕に記載の反射型マスクブランク。
〔9〕 上記位相シフト膜が、タンタルおよびクロムからなる群から選択される第3元素を含む第3層と、上記第1層と、上記第2層とをこの順に有する、〔7〕または〔8〕に記載の反射型マスクブランク。
〔10〕 上記第3層が、上記位相シフト膜中において上記保護膜側に配置される場合、上記第3層が、上記第3元素中の最も含有量の多い元素の含有量が上記第1層側とは反対側から上記第1層側に向かう厚さ方向に増加している領域J3を有し、上記領域J3が、上記第1層に隣接して存在するか、
上記第3層が、上記第3元素中の最も含有量の多い元素の含有量が上記保護膜側とは反対側から上記保護膜側に向かう厚さ方向に増加している領域K3を有し、上記領域K3が、上記保護膜に隣接して存在し、
上記第2層が、上記位相シフト膜中において上記保護膜側に配置される場合、上記第3層が、上記第3元素中の最も含有量の多い元素の含有量が上記第1層側とは反対側から上記第1層側に向かう厚さ方向に増加している領域J3を有し、上記領域J3が、上記第1層に隣接して存在する、〔9〕に記載の反射型マスクブランク。
〔11〕 基板と、
EUV光を反射する多層反射膜と、
保護膜と、
EUV光の位相をシフトさせる位相シフト膜とをこの順に備え、
上記位相シフト膜が、上記保護膜側から、ルテニウム、レニウム、イリジウム、銀、オスミウム、金、パラジウムおよび白金からなる群から選択される第1元素を含む第1層と、タンタルおよびクロムからなる群から選択される第2元素を含む第2層とをこの順に有し、
上記第1層が、上記第1元素中の最も含有量の多い元素の含有量が上記保護膜側とは反対側から上記保護膜側に向かう厚さ方向に増加している領域N1を有し、上記領域N1が、上記保護膜に隣接して存在する、反射型マスクブランク。
〔12〕 基板と、
EUV光を反射する多層反射膜と、
保護膜と、
EUV光の位相をシフトさせる位相シフト膜とをこの順に備え、
上記位相シフト膜が、上記保護膜側から、タンタルおよびクロムからなる群から選択される第2元素を含む第2層と、ルテニウム、レニウム、イリジウム、銀、オスミウム、金、パラジウムおよび白金からなる群から選択される第1元素を含む第1層とをこの順に有し、
上記第2層が、上記第2元素中の最も含有量の多い元素の含有量が上記保護膜側とは反対側から上記保護膜側に向かう厚さ方向に増加している領域O2を有し、上記領域O2が、上記保護膜に隣接して存在する、反射型マスクブランク。
〔13〕 上記第1層および上記第2層の少なくとも一方が、ホウ素、炭素、窒素および酸素からなる群から選択される1種以上の元素を含む、〔1〕~〔12〕のいずれか1つに記載の反射型マスクブランク。
〔14〕 上記第1層の屈折率が、波長13.5nmの電磁波に対して、0.860~0.950であり、上記第1層の消衰係数が、波長13.5nmの電磁波に対して、0.009~0.095である、〔1〕~〔13〕のいずれか1つに記載の反射型マスクブランク。
〔15〕 波長13.5nmの電磁波に対する反射率が、1~30%である、〔1〕~〔14〕のいずれか1つに記載の反射型マスクブランク。
〔16〕 上記位相シフト膜の膜厚が、20~65nmである、〔1〕~〔15〕のいずれか1つに記載の反射型マスクブランク。
〔17〕 〔1〕~〔16〕のいずれか1つに記載の反射型マスクブランクの上記位相シフト膜をパターニングして形成される位相シフト膜パターンを有する、反射型マスク。
〔18〕 〔1〕~〔16〕のいずれか1つに記載の反射型マスクブランクの上記位相シフト膜をパターニングすることを含む、反射型マスクの製造方法。
また、本発明によれば、上記反射型マスクブランクを用いた反射型マスクの製造方法、および、反射型マスクも提供できる。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされる場合があるが、本発明はそのような実施態様に制限されない。
本明細書において、「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
本明細書において、水素、ホウ素、炭素、窒素、酸素、シリコン、チタン、クロム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、タンタル、レニウム、イリジウム、銀、オスミウム、金、パラジウムおよび、白金等の元素は、それぞれ対応する元素記号(H、B、C、N、O、Si、Ti、Cr、Zr、Nb、Mo、Ru、Rh、Pd、Ta、Re、Ir、Ag、Os、Au、Pd、および、Pt等)で表す場合がある。
本発明の反射型マスクブランクの第1実施態様は、基板と、EUV光を反射する多層反射膜と、保護膜と、EUV光の位相をシフトさせる位相シフト膜とをこの順に備え、位相シフト膜が、Ru、Re、Ir、Ag、Os、Au、PdおよびPtからなる群から選択される第1元素を含む第1層と、TaおよびCrからなる群から選択される第2元素を含む第2層とを有し、上記第1層が、上記第1元素中の最も含有量の多い元素の含有量が上記第2層側とは反対側から第2層側に向かう厚さ方向に増加している領域A1を有し、上記領域A1が、上記第2層に隣接して存在する。
第1層について、換言すれば、第1層が、第2層に隣接して存在する領域A1を有し、領域A1では、第1元素中の最も含有量が多い元素の含有量が第2層側とは反対側から第2層側に向かう厚さ方向に増加している。
なお、ここで、元素Mの含有量とは、全原子に対する、元素Mの原子の割合(原子%)をいう。
加熱処理による界面剥離の発生が抑制される機序について、本発明者らは、以下のように推測している。
加熱処理を実施した際、反射型マスクブランクを構成する膜および層の間で、応力が発生し得る。
本発明者らが、2層タイプの位相シフト膜を備える反射型マスクブランクについて検討したところ、界面剥離は、位相シフト膜の第1層と第2層との界面で発生する場合があった。
反射型マスクブランクの第1実施態様は、図1に示すように、領域A1は、第2層18に隣接して存在する。ここで、領域A1は、上記第1元素中の最も含有量の多い元素の含有量が増加しているため、組成が変化しており、第1層16aおよび第2層18との密着性を向上し得る。その結果として、界面剥離が抑制されると考えられる。
なお、以下、本発明の反射型マスクブランクに対して加熱処理を行っても界面剥離の発生が抑制されることを、単に「界面剥離が抑制できる」ともいう。
本発明の反射型マスクブランクの第1実施態様が有する基板は、熱膨張係数が小さいことが好ましい。基板の熱膨張係数が小さい方が、EUV光による露光時の熱により、位相シフト膜パターンに歪みが生じることを抑制できる。
基板の熱膨張係数は、20℃において、0±1.0×10-7/℃が好ましく、0±0.3×10-7/℃がより好ましい。
熱膨張係数が小さい材料としては、SiO2-TiO2系ガラス等が挙げられるが、これに限定されず、β石英固溶体を析出した結晶化ガラス、石英ガラス、金属シリコン、および、金属等の基板も使用できる。
SiO2-TiO2系ガラスは、SiO2を90~95質量%、TiO2を5~10質量%含む石英ガラスを用いることが好ましい。TiO2の含有量が5~10質量%であると、室温付近での線膨張係数が略ゼロであり、室温付近での寸法変化がほとんど生じない。なお、SiO2-TiO2系ガラスは、SiO2およびTiO2以外の微量成分を含んでもよい。
第1主面は、反射型マスクブランクを用いて得られる反射型マスクのパターン転写精度および位置精度を高められる点で、所定の平坦度となるように表面加工されることが好ましい。基板は、第1主面の所定の領域(例えば、132mm×132mmの領域)において、平坦度は、100nm以下が好ましく、50nm以下がより好ましく、30nm以下がさらに好ましい。平坦度は、フジノン社製平坦度測定器によって測定できる。
基板の大きさおよび厚さ等は、マスクの設計値等により適宜決定される。例えば、外形は6インチ(152mm)角、および、厚さは0.25インチ(6.3mm)等が挙げられる。
さらに、基板は、基板上に形成される膜(多層反射膜、位相シフト膜等)の膜応力による変形を防止する点で、高い剛性を有することが好ましい。例えば、基板のヤング率は、65GPa以上が好ましい。
本発明の反射型マスクブランクの第1実施態様が有する多層反射膜は、EUVマスクブランクの反射膜として所望の特性を有する限り特に限定されない。多層反射膜は、EUV光に対して高い反射率を有することが好ましく、具体的には、EUV光が入射角6°で多層反射膜の表面に入射した際、波長13.5nm付近のEUV光の反射率の最大値は、60%以上が好ましく、65%以上がより好ましい。また、多層反射膜の上に、保護膜が積層されている場合でも、同様に、波長13.5nm付近のEUV光の反射率の最大値は、60%以上が好ましく、65%以上がより好ましい。
多層反射膜は、高屈折率層と低屈折率層とを基板側からこの順に積層した積層構造を1周期として複数周期積層してもよいし、低屈折率層と高屈折率層とをこの順に積層した積層構造を1周期として複数周期積層してもよい。
高屈折率層としては、Siを含む層を用いることができる。Siを含む材料としては、Si単体の他に、Siに、B、C、N、およびOからなる群から選択される1種以上を含むSi化合物を用いることができる。Siを含む高屈折率層を用いることによって、EUV光の反射率に優れた反射型マスクが得られる。
低屈折率層としては、Mo、Ru、Rh、およびPtからなる群から選択される金属、またはこれらの合金を含む層を用いることができる。
上記高屈折率層には、Siが広く使用され、低屈折率層にはMoが広く使用される。すなわち、Mo/Si多層反射膜が最も一般的である。但し、多層反射膜はこれに限定されず、Ru/Si多層反射膜、Mo/Be多層反射膜、Mo化合物/Si化合物多層反射膜、Si/Mo/Ru多層反射膜、Si/Mo/Ru/Mo多層反射膜、Si/Ru/Mo/Ru多層反射膜も使用できる。
本発明の反射型マスクブランクの第1実施態様が有する保護膜は、エッチングプロセス(通常はドライエッチングプロセス)により位相シフト膜にパターン形成する際に、多層反射膜がエッチングプロセスによるダメージを受けないよう、多層反射膜を保護する目的で設けられる。
上記目的を達成できる材料としては、Ru、および、Rhからなる群から選択される少なくとも1つの元素を含む材料が挙げられる。すなわち、保護膜は、Ru、および、Rhからなる群から選択される少なくとも1つの元素を含むことが好ましい。
より具体的には、上記材料として、Ru金属単体、Ruと、Si、Ti、Nb、Rh、および、Zrからなる群から選択される1種以上の金属とを含むRu合金、ならびに、Rh金属単体、Rhと、Si、Ti、Nb、Ta、および、Zrからなる群から選択される1種以上の金属とを含むRh合金、上記Rh合金と窒素とを含むRh含有窒化物、および、上記Rh合金と窒素と酸素とを含むRh含有酸窒化物等のRh系材料が挙げられる。
また、上記目的を達成できる材料として、Alおよびこれらの金属と窒素とを含む窒化物、ならびに、Al2O3等も例示される。
なかでも、上記目的を達成できる材料としては、Ru金属単体、Ru合金、Rh金属単体、または、Rh合金が好ましい。Ru合金としては、Ru-Si合金が好ましく、Rh合金としては、Rh-Si合金が好ましい。
保護膜の材料が、Ru金属単体、Ru合金、Rh金属単体、または、Rh合金であって、保護膜の膜厚が上記好ましい膜厚であることも好ましい。
本発明の反射型マスクブランクの第1実施態様が有する位相シフト膜は、Ru、Re、Ir、Ag、Os、Au、PdおよびPtからなる群から選択される第1元素を含む第1層と、TaおよびCrからなる群から選択される第2元素を含む第2層とを有する。
また、位相シフト膜は、後段で説明する態様のように、TaおよびCrからなる群から選択される第3元素を含む第3層を有していてもよい。
以下、位相シフト膜を構成する各層について詳述する。
上記第1元素中の最も含有量の多い元素(以下、単に「第1特定元素」ともいう。)とは、第1層中に含まれる第1元素の中で最も含有量(原子%)の多い元素である。第1特定元素は、後述する測定方法にて第1層に含まれる元素およびその含有量を求めることにより決定される。
領域A1にて上記第1特定元素の含有量が第2層側とは反対側から第2層側に向かう厚さ方向に増加しているとは、第1特定元素の含有量が第2層側とは反対側から第2層側に向かう厚さ方向に連続的に増加していてもよく、第2層側とは反対側から第2層側に向かう厚さ方向に段階的に増加していてもよい。また、連続的な増加と段階的な増加とが組み合わさった態様であってもよい。
また、領域A1にて上記第1特定元素の含有量が第2層側とは反対側から第2層側に向かう厚さ方向に増加しているとは、領域A1にて第1層全体からみた全体的な傾向として上記第1特定元素が増加していればよい。第1層全体からみた全体的な傾向として上記第1特定元素が増加している具体的な例としては、領域A1にて第1特定元素の含有量が第2層側とは反対側から第2層側に向かう厚さ方向に連続的に増加する領域と、第1特定元素の含有量が略一定の領域とを有する態様、および、領域A1にて第1特定元素の含有量が第2層側とは反対側から第2層側に向かう厚さ方向に段階的に増加する領域と、第1特定元素の含有量が略一定の領域とを有する態様が挙げられる。
測定方法としては、本発明の反射型マスクブランクの断面試料を、ミクロトーム法および収束イオンビーム法等の方法で作製し、その断面試料を分析する方法が挙げられる。断面試料の分析方法としては、走査型透過電子顕微鏡-エネルギー分散型X線分光(STEM-EDS)法、および、走査型透過電子顕微鏡-電子エネルギー損失分光(STEM-EELS)法が挙げられる。
また、上記測定は、表面分析方法を用いてもよい。表面分析方法としては、例えば、二次イオン質量分析(SIMS)法、X線光電子分光(XPS)法、および、低エネルギーイオン散乱(LEIS)法が挙げられる。上記表面分析は、イオンスパッタ等で測定表面を厚み方向に切削しながら行うことで、厚さ方向の元素の含有量を分析できる。
また、上記測定方法は、その他の分光法を用いてもよい。その他の分光法としては、X線反射率(XRR)法、および、ラザフォード後方散乱(RBS)法が挙げられる。上記その他の分光法は、上記断面試料の分析方法、または、表面分析方法と組み合わせて行うことが好ましい。
なお、上記測定は、上述した方法を組み合わせて行ってもよい。
第1層の膜厚は、XRR法で求められる。
領域A1は、通常、第1層の厚み方向の一部に配置され、第1層の全厚みに対する領域A1の厚みの割合は1~30%が好ましく、3~15%がより好ましい。
領域A1の膜厚は、0.1~10nmが好ましく、0.5~5nmがより好ましい。
領域A1の膜厚は、上記測定方法によって元素の含有量の測定を行い、その測定結果に基づいて定める。
第2層に最も近い部分の第1特定元素の含有量から第1層に最も近い部分の第1特定元素の含有量を差し引いた差は5~50at%が好ましく、10~50at%がより好ましい。
第1層の消衰係数kは、波長13.5nmの電磁波(EUV光)に対して、0.009~0.095が好ましく、0.015~0.060がより好ましい。
第1層の屈折率nおよび消衰係数kは、波長13.5nmの電磁波(EUV光)を用いて反射率の入射角依存性を測定し、得られたプロファイルにおいて、屈折率nおよび消衰係数kをパラメータとしてフィッティングを行って求められる。
なお、上記入射角依存性を測定するサンプルは、基板上に、反射型マスクブランクの製造条件と同様にして第1層を形成したものを用いる。また、反射型マスクブランクを上記測定のサンプルとして用いることもできる。
第2層が第2元素としてTaを含む場合、第2層は、Ta以外の他の元素を含んでいてもよい。他の元素としては、B、C、NおよびOからなる群から選択される1種以上の元素が挙げられる。第2層がTaを含む場合、第2層を構成する材料としては、Ta金属単体、ホウ化タンタル、ホウ窒化タンタル、ホウ酸化タンタル、炭化タンタル、炭窒化タンタル、酸化炭化窒化タンタル、窒化タンタル、酸化タンタル、および、酸窒化タンタルが挙げられる。
第2層が第2元素としてCrを含む場合、第2層は、Cr以外の他の元素を含んでいてもよく、他の元素としては、B、C、NおよびOからなる群から選択される1種以上の元素が挙げられる。第2層がCrを含む場合、第2層を構成する材料としては、Cr金属単体、ホウ化クロム、ホウ窒化クロム、ホウ酸化クロム、炭化クロム、炭窒化クロム、酸化炭化窒化クロム、酸炭化クロム、窒化クロム、酸化クロム、および、酸窒化クロムが挙げられる。
第2層の膜厚は、XRR法で求められる。
上記領域A1を形成するための製膜条件としては、例えば、第1層の形成を窒素ガスおよび酸素ガスを含むガスを供給してスパッタリングで行う場合、窒素ガスおよび酸素ガスの少なくとも一方の供給量を、第1層通常領域の形成時よりも減少した条件が挙げられる。また、上記条件としては、例えば、第1層を形成するスパッタリングターゲットとして合金ターゲットを用いる場合、最も含有量の多い元素の含有量が第1層通常領域の形成時よりも増加した合金ターゲットを用いる条件が挙げられる。
上記のような条件で製膜を行うと、上記条件で製膜した層上に、第1層通常領域を形成する条件で製膜する際、上記層の界面で混合が起こり、第1特定元素が連続的に増加している領域A1を形成し得る。なお、上記界面の混合の度合いは、非製膜物に対して供給される、第1層を形成するための原子を含む粒子の運動エネルギーを調整して制御できる。上記粒子の運動エネルギーは、製膜条件を調整すると調整できる。また、上記界面の混合の度合いは、製膜時の温度等の製膜条件によっても調整できる。
第1実施態様の反射型マスクブランクの製造方法としては、例えば、保護膜を形成した後、第1層の形成中、第1層の形成の終了前に、上記条件で領域A1を形成し、次いで、第2層を形成する方法が挙げられる。
また、位相シフト膜によって生じる位相差は、波長13.5nmの電磁波において、150~250°が好ましく、180~220°がより好ましい。上記位相シフト膜によって生じる位相差とは、位相シフト膜の保護膜側とは反対側の表面におけるEUV光の反射光と、多層反射膜からの反射光との位相差をいう。
本発明の反射型マスクブランクの第1実施態様は、基板の上記第1主面とは反対側の面(第2主面)に、裏面導電膜を有していてもよい。裏面導電膜を備えることにより、反射型マスクブランクは、静電チャックによる取り扱いが可能となる。
裏面導電膜は、シート抵抗値が低いことが好ましい。裏面導電膜のシート抵抗値は、例えば、200Ω/□以下が好ましく、100Ω/□以下がより好ましい。
裏面導電膜の構成材料としては、公知の文献に記載されているものから広く選択できる。例えば、日本国特表2003-501823号公報に記載の高誘電率のコーティング、具体的には、Si、Mo、Cr、CrON、または、TaSiからなるコーティングを適用できる。また、裏面導電膜の構成材料は、Crと、B、N、O、およびCからなる群から選択される1種以上とを含むCr化合物、または、Taと、B、N、O、およびCからなる群から選択される1種以上とを含むTa化合物であってもよい。
裏面導電膜の厚さは、10~1000nmが好ましく、10~400nmがより好ましい。
また、裏面導電膜は、反射型マスクブランクの第2主面側の応力調整の機能を備えていてもよい。すなわち、裏面導電膜は、第1主面側に形成された各種膜からの応力とバランスをとって、反射型マスクブランクを平坦にするように調整できる。
裏面導電膜は、公知の成膜方法、例えば、マグネトロンスパッタリング法、イオンビームスパッタリング法といったスパッタリング法、CVD法、真空蒸着法、電解メッキ法を用いて形成できる。
本発明の反射型マスクブランクは、その他の膜を有していてもよい。その他の膜としては、エッチングマスク膜が挙げられる。エッチングマスク膜は、位相シフト膜の保護膜側とは反対側に配置されることが好ましい。
エッチングマスク膜は、酸素ガス、酸素ガスとハロゲン系ガス(塩素系ガス、フッ素系ガス)との混合ガスをエッチングガスとするドライエッチングに対しエッチング耐性を示すことが好ましい。
エッチングマスク膜は、上記エッチングガスとするドライエッチングを実施した際に、位相シフト膜に対するエッチング選択比が1/10以下であることが好ましい。なお、エッチング選択比は下記式により求められる。
(エッチング選択比)=(エッチングマスク膜のエッチング速度)/(位相シフト膜のエッチング速度)
エッチングマスク膜を構成する材料としては、例えば、Nb金属単体、酸化ニオブ、および、酸窒化ニオブ等のNb系材料、ならびに、Mo金属単体、酸化モリブデン、および、酸窒化モリブデン等のMo系材料が挙げられる。Nb系材料またはMo系材料からなるエッチングマスク膜は、塩素系ガスを用いたドライエッチングによってもエッチングできる。エッチングマスク膜を構成する材料は、Si単体、酸化ケイ素、および、窒化ケイ素等のSi系材料であってもよい。Si系材料からなるエッチングマスク膜は、フッ素系ガスを用いたドライエッチングによってもエッチングできる。なお、Si系材料をエッチングマスク膜として用いる場合は、上記レジストの洗浄液として、フッ酸を含む洗浄液を用いることが好ましい。
スパッタリング法によって、酸化ニオブ(例えば、Nb2O5)膜を形成する場合、He、Ar、Ne、Kr、Xeのうち少なくともひとつを含む不活性ガスと酸素を混合したガス雰囲気中で、Nbターゲットを用いた反応性スパッタリング法を実施すればよい。
領域A2を有する態様においては、第1層16aと、第2層18との界面における界面剥離をより抑制できる。
なお、領域A2の形成方法は、後段で説明する反射型マスクブランク10eの領域D2の形成方法に準じた方法が挙げられる。
以下、反射型マスクブランクの第1実施態様の変形例について説明する。
なお、以下で説明する態様においても、「増加している」の定義および態様は、上記領域A1と同様である。
図2に示す、反射型マスクブランク10bは、基板11と、多層反射膜12と、保護膜13と、位相シフト膜14bとをこの順に備える。位相シフト膜14bは、保護膜13側から、上記第1元素を含む第1層16bと、上記第2元素を含む第2層18とをこの順に備える。また、第1層16bは、上記第1元素中の最も含有量の多い元素(第1特定元素)の含有量が、第2層18側とは反対側から第2層18側に向かう厚さ方向に増加している領域A1を有し、領域A1は、第2層18に隣接して存在する。また、第1層16bは、第1元素中の最も含有量の多い元素の含有量が保護膜13側とは反対側から保護膜13側に向かう厚さ方向に増加している領域B1を有し、領域B1は、保護膜13に隣接して存在する。なお、第1層16bの領域A1および領域B1以外の領域は、第1層通常領域16xであり、第1層通常領域16xにおいて、上記第1元素中の最も含有量が多い元素の含有量は、領域A1およびB1と比較して少ない。
図1に示す反射型マスクブランク10aと図2に示す反射型マスクブランク10bとを比較すると、図2に示す反射型マスクブランク10b中の第1層16bが領域B1を有する点以外は、同じ構成であるため、同じ構成の説明は省略し、後段では、主に、領域B1についてのみ説明する。
なお、図2に示す反射型マスクブランク10bでは、領域B1の存在により、第1層16bと、保護膜13との界面における界面剥離も抑制できる。
保護膜に最も近い部分の第1特定元素の含有量から第1層に最も近い部分の第1特定元素の含有量を差し引いた差は、5~50at%が好ましく、10~50at%がより好ましい。
領域B1にて上記第1特定元素の含有量が保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に増加しているとは、第1特定元素の含有量が保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に連続的に増加していてもよく、保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に段階的に増加していてもよい。また、連続的な増加と段階的な増加とが組み合わさった態様であってもよい。
また、領域B1にて上記第1特定元素の含有量が保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に増加しているとは、領域B1にて第1層全体からみた全体的な傾向として上記第1特定元素が増加していればよい。第1層全体からみた全体的な傾向として上記第1特定元素が増加している具体的な例としては、領域B1にて第1特定元素の含有量が保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に連続的に増加する領域と、第1特定元素の含有量が略一定の領域とを有する態様、および、領域B1にて第1特定元素の含有量が保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に段階的に増加する領域と、第1特定元素の含有量が略一定の領域とを有する態様が挙げられる。
上記領域B1に含まれる元素(特に、第1特定元素)の含有量の測定は、上述した方法により実施できる。
領域B1の膜厚は、0.1~10nmが好ましく、0.5~5nmがより好ましい。
図3に示す、反射型マスクブランク10cは、基板11と、多層反射膜12と、保護膜13と、位相シフト膜14cとをこの順に備える。位相シフト膜14cは、保護膜13側から、TaおよびCrからなる群から選択される第3元素を含む第3層19と、上記第1元素を含む第1層16aと、上記第2元素を含む第2層18とをこの順に備える。また、第1層16aは、上記第1元素中の最も含有量の多い元素(第1特定元素)の含有量が、第2層18側とは反対側から第2層18側に向かう厚さ方向に増加している領域A1を有し、領域A1は、第2層18に隣接して存在する。なお、第1層16aの領域A1以外の領域は、第1層通常領域16xであり、第1層通常領域16xにおいて、上記第1元素中の最も含有量が多い元素の含有量は、領域A1と比較して少ない。
図1に示す反射型マスクブランク10aと図3に示す反射型マスクブランク10cとを比較すると、図3に示す反射型マスクブランク10cが第3層19を有する点以外は、同じ構成であるため、同じ構成の説明は省略し、後段では、主に、第3層19についてのみ説明する。
なお、図3に示す反射型マスクブランク10cでは、第3層19は、後段で説明する反射型マスクの作製の際に、エッチングストッパとして機能し得る。
第3層が第3元素としてTaを含む場合、第3層は、Ta以外の他の元素を含んでいてもよく、他の元素としては、B、C、NおよびOからなる群から選択される1種以上の元素が挙げられる。第3層がTaを含む場合、第3層を構成する材料としては、Ta金属単体、ホウ化タンタル、ホウ窒化タンタル、ホウ酸化タンタル、炭化タンタル、炭窒化タンタル、酸化炭化窒化タンタル、窒化タンタル、酸化タンタル、および、酸窒化タンタルが挙げられる。
第3層が第3元素としてCrを含む場合、第3層は、Cr以外の他の元素を含んでいてもよく、他の元素としては、B、C、NおよびOからなる群から選択される1種以上の元素が挙げられる。第3層がCrを含む場合、第3層を構成する材料としては、Cr金属単体、ホウ化クロム、ホウ窒化クロム、ホウ酸化クロム、炭化クロム、炭窒化クロム、酸化炭化窒化クロム、酸炭化クロム、窒化クロム、酸化クロム、および、酸窒化クロムが挙げられる。
第3層の膜厚は、XRR法で求められる。
第3層は、上述した第2層と同様の方法により形成できる。
図4に示す、反射型マスクブランク10dは、基板11と、多層反射膜12と、保護膜13と、位相シフト膜14dとをこの順に備える。位相シフト膜14dは、保護膜13側から、上記第3元素を含む第3層19と、上記第1元素を含む第1層16cと、上記第2元素を含む第2層18とをこの順に備える。また、第1層16cは、上記第1元素中の最も含有量の多い元素(第1特定元素)の含有量が、第2層18側とは反対側から第2層18側に向かう厚さ方向に増加している領域A1を有し、領域A1は、第2層18に隣接して存在する。また、第1層16cは、第1元素中の最も含有量の多い元素の含有量が第3層19側とは反対側から第3層19側に向かう厚さ方向に増加している領域C1を有し、領域C1は、第3層19に隣接して存在する。なお、第1層16cの領域A1および領域C1以外の領域は、第1層通常領域16xであり、第1層通常領域16xにおいて、上記第1元素中の最も含有量が多い元素の含有量は、領域A1および領域C1と比較して少ない。
図3に示す反射型マスクブランク10cと図4に示す反射型マスクブランク10dとを比較すると、図4に示す反射型マスクブランク10d中の第1層16cが領域C1を有する点以外は、同じ構成であるため、同じ構成の説明は省略し、後段では、主に、領域C1についてのみ説明する。
なお、図4に示す反射型マスクブランク10dでは、領域C1の存在により、第1層16cと、第3層19との界面における界面剥離も抑制できる。
第3層に最も近い部分の第1特定元素の含有量から第1層に最も近い部分の第1特定元素の含有量を差し引いた差は、5~50at%が好ましく、10~50at%がより好ましい。
領域C1にて上記第1特定元素の含有量が第3層側とは反対側から第3層側に向かう厚さ方向に増加しているとは、第1特定元素の含有量が第3層側とは反対側から第3層側に向かう厚さ方向に連続的に増加していてもよく、第3層側とは反対側から第3層側に向かう厚さ方向に段階的に増加していてもよい。また、連続的な増加と段階的な増加とが組み合わさった態様であってもよい。
また、領域C1にて上記第1特定元素の含有量が第3層側とは反対側から第3層側に向かう厚さ方向に増加しているとは、第1層全体からみた全体的な傾向として上記第1特定元素が増加していればよい。第1層全体からみた全体的な傾向として上記第1特定元素が増加している具体的な例としては、領域C1にて第1特定元素の含有量が第3層側とは反対側から第3層側に向かう厚さ方向に連続的に増加する領域と、第1特定元素の含有量が略一定の領域とを有する態様、および、領域C1にて第1特定元素の含有量が第3層側とは反対側から第3層側に向かう厚さ方向に段階的に増加する領域と、第1特定元素の含有量が略一定の領域とを有する態様が挙げられる。
上記領域C1に含まれる元素(特に、第1特定元素)の含有量の測定は、上述した方法により実施できる。
領域C1の膜厚は、0.1~10nmが好ましく、0.5~5nmがより好ましい。
図5に示す、反射型マスクブランク10eは、基板11と、多層反射膜12と、保護膜13と、位相シフト膜14eとをこの順に備える。位相シフト膜14eは、保護膜13側から、上記第3元素を含む第3層19と、上記第1元素を含む第1層16aと、上記第2元素を含む第2層18aとをこの順に備える。また、第1層16aは、上記第1元素中の最も含有量の多い元素(第1特定元素)の含有量が、第2層18a側とは反対側から第2層18a側に向かう厚さ方向に増加している領域A1を有し、領域A1は、第2層18aに隣接して存在する。また、第2層18aは、第2元素中の最も含有量の多い元素(以下、単に「第2特定元素」ともいう。)の含有量が第1層16a側とは反対側から第1層16a側に向かう厚さ方向に増加している領域D2を有し、領域D2は、第1層16aに隣接して存在する。なお、第1層16aの領域A1以外の領域は、第1層通常領域16xであり、第1層通常領域16xにおいて、上記第1元素中の最も含有量が多い元素の含有量は、領域A1と比較して少ない。また、第2層18aの領域D2以外の領域は、第2層通常領域18xであり、第2層通常領域18xにおいて、上記第2元素中の最も含有量が多い元素の含有量は、領域D2と比較して少ない。
図3に示す反射型マスクブランク10cと図5に示す反射型マスクブランク10eとを比較すると、図5に示す反射型マスクブランク10e中の第2層18aが領域D2を有する点以外は、同じ構成であるため、同じ構成の説明は省略し、後段では、主に、領域D2についてのみ説明する。
なお、図5に示す反射型マスクブランク10eでは、領域D2の存在により、第1層16aと、第2層18aとの界面における界面剥離をより抑制できる。
上記第2特定元素とは、第2層中に含まれる第2元素の中で最も含有量(原子%)の多い元素である。第2特定元素は、上述した測定方法にて第2層に含まれる元素およびその含有量を求めることにより決定される。
領域D2にて上記第2特定元素の含有量が第1層側とは反対側から第1層側に向かう厚さ方向に増加しているとは、第2特定元素の含有量が第1層側とは反対側から第1層側に向かう厚さ方向に連続的に増加していてもよく、第1層側とは反対側から第1層側に向かう厚さ方向に段階的に増加していてもよい。また、連続的な増加と段階的な増加とが組み合わさった態様であってもよい。
また、領域D2にて上記第2特定元素の含有量が第1層側とは反対側から第1層側に向かう厚さ方向に増加しているとは、第2層全体からみた全体的な傾向として上記第2特定元素が増加していればよい。第2層全体からみた全体的な傾向として上記第2特定元素が増加している具体的な例としては、領域D2にて第2特定元素の含有量が第1層側とは反対側から第1層側に向かう厚さ方向に連続的に増加する領域と、第2特定元素の含有量が略一定の領域とを有する態様、および、領域D2にて第2特定元素の含有量が第1層側とは反対側から第1層側に向かう厚さ方向に段階的に増加する領域と、第2特定元素の含有量が略一定の領域とを有する態様が挙げられる。
上記領域D2に含まれる元素(特に、第2特定元素)の含有量の測定は、上述した方法により実施できる。
領域D2の膜厚は、0.1~10nmが好ましく、0.5~5nmがより好ましい。
上記条件としては、例えば、第2層の形成を窒素ガスおよび酸素ガスを含むガスを供給してスパッタリングで行う場合、窒素ガスおよび酸素ガスの少なくとも一方の供給量を、第2層通常領域の形成時よりも減少した条件が挙げられる。また、上記条件としては、例えば、第2層を形成するスパッタリングターゲットとして合金ターゲットを用いる場合、最も含有量の多い元素の含有量が第2層通常領域の形成時よりも増加した合金ターゲットを用いる条件が挙げられる。
上記のような条件で製膜を行うと、上記条件で製膜した層上に、第2層通常領域を形成する条件で製膜する際、上記層の界面で混合が起こり、第2特定元素が連続的に増加している領域D2を形成し得る。なお、上記界面の混合の度合いは、非製膜物に対して供給される、第2層を形成するための原子を含む粒子の運動エネルギーを調整して制御できる。上記粒子の運動エネルギーは、製膜条件を調整すると調整できる。また、上記界面の混合の度合いは、製膜時の温度等の製膜条件によっても調整できる。
上記第1実施態様の一変形例の反射型マスクブランクの製造方法としては、例えば、保護膜を形成した後、第3層を形成し、第1層の形成中、第1層の形成の終了前に上記条件で領域A1を形成し、次いで、第2層の形成開始時に上記条件で領域D2を形成し、その後、第2層を形成する方法が挙げられる。
第1層16aに最も近い部分の第2特定元素の含有量から第2層に最も近い部分の第2特定元素の含有量を差し引いた差は、10~80at%が好ましく、20~70at%がより好ましい。
図6に示す、反射型マスクブランク10fは、基板11と、多層反射膜12と、保護膜13と、位相シフト膜14fとをこの順に備える。位相シフト膜14fは、保護膜13側から、上記第3元素を含む第3層19aと、上記第1元素を含む第1層16aと、上記第2元素を含む第2層18とをこの順に備える。また、第1層16aは、上記第1元素中の最も含有量の多い元素(第1特定元素)の含有量が、第2層18側とは反対側から第2層18側に向かう厚さ方向に増加している領域A1を有し、領域A1は、第2層18に隣接して存在する。また、第3層19aは、上記第3元素中の最も含有量の多い元素(以下、単に「第3特定元素」ともいう。)の含有量が第1層16a側とは反対側から第1層16a側に向かう厚さ方向に増加している領域F3を有し、上記領域F3は、第1層16aに隣接して存在する。また、第3層19aは、上記第3元素中の最も含有量の多い元素の含有量が、保護膜13側とは反対側から保護膜13側に向かう厚さ方向に増加している領域G3を有し、上記領域G3は、保護膜13に隣接して存在する。第3層19aの領域F3および領域G3以外の領域は、第3層通常領域19xであり、第3層通常領域19xにおいて、上記第3元素中の最も含有量が多い元素の含有量は、領域F3および領域G3と比較して少ない。
図3に示す反射型マスクブランク10cと図6に示す反射型マスクブランク10fとを比較すると、図6に示す反射型マスクブランク10f中の第3層19aが領域F3および領域G3を有する点以外は、同じ構成であるため、同じ構成の説明は省略し、後段では、主に、領域F3および領域G3についてのみ説明する。
なお、図6に示す反射型マスクブランク10fでは、領域F3および領域G3の存在により、第1層16aと第3層19aとの界面における界面剥離、および、第3層19aと保護膜13との界面における界面剥離も抑制できる。
上記第3特定元素とは、第3層中に含まれる第3元素の中で最も含有量(原子%)の多い元素である。第3特定元素は、上述した測定方法にて第3層に含まれる元素およびその含有量を求めることにより決定される。
領域F3にて上記第3特定元素の含有量が第1層側とは反対側から第1層側に向かう厚さ方向に増加しているとは、第3特定元素の含有量が第1層側とは反対側から第1層側に向かう厚さ方向に連続的に増加していてもよく、第1層側とは反対側から第1層側に向かう厚さ方向に段階的に増加していてもよい。また、連続的な増加と段階的な増加とが組み合わさった態様であってもよい。
また、領域F3にて上記第3特定元素の含有量が第1層側とは反対側から第1層側に向かう厚さ方向に増加しているとは、第3層全体からみた全体的な傾向として上記第3特定元素が増加していればよい。第3層全体からみた全体的な傾向として上記第3特定元素が増加している具体的な例としては、領域F3にて第3特定元素の含有量が第1層側とは反対側から第1層側に向かう厚さ方向に連続的に増加する領域と、第3特定元素の含有量が略一定の領域とを有する態様、および、領域F3にて第3特定元素の含有量が第1層側とは反対側から第1層側に向かう厚さ方向に段階的に増加する領域と、第3特定元素の含有量が略一定の領域とを有する態様が挙げられる。
上記領域F3に含まれる元素(特に、第3特定元素)の含有量の測定は、上述した方法により実施できる。
領域F3の膜厚は、0.1~10nmが好ましく、0.5~10nmがより好ましい。
上記条件としては、例えば、第3層の形成を窒素ガスおよび酸素ガスを含むガスを供給してスパッタリングで行う場合、窒素ガスおよび酸素ガスの少なくとも一方の供給量を、第3層通常領域の形成時よりも減少した条件が挙げられる。また、上記条件としては、例えば、第3層を形成するスパッタリングターゲットとして合金ターゲットを用いる場合、最も含有量の多い元素の含有量が第3層通常領域の形成時よりも増加した合金ターゲットを用いる条件が挙げられる。
上記のような条件で製膜を行うと、上記条件で製膜した層上に、第3層通常領域を形成する条件で製膜する際、上記層の界面で混合が起こり、第3特定元素が連続的に増加している領域F3を形成し得る。なお、上記界面の混合の度合いは、非製膜物に対して供給される、第3層を形成するための原子を含む粒子の運動エネルギーを調整して制御できる。上記粒子の運動エネルギーは、製膜条件を調整すると調整できる。また、上記界面の混合の度合いは、製膜時の温度等の製膜条件によっても調整できる。
第1層に最も近い部分の第3特定元素の含有量から第3層に最も近い部分の第3特定元素の含有量を差し引いた差は、10~80at%が好ましく、20~70at%がより好ましい。
領域G3にて上記第3特定元素の含有量が保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に増加しているとは、第3特定元素の含有量が保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に連続的に増加していてもよく、保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に段階的に増加していてもよい。また、連続的な増加と段階的な増加とが組み合わさった態様であってもよい。
また、領域G3にて上記第3特定元素の含有量が保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に増加しているとは、第3層全体からみた全体的な傾向として上記第3特定元素が増加していればよい。第3層全体からみた全体的な傾向として上記第3特定元素が増加している具体的な例としては、領域G3にて第3特定元素の含有量が保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に連続的に増加する領域と、第3特定元素の含有量が略一定の領域とを有する態様、および、領域G3にて第3特定元素の含有量が保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に段階的に増加する領域と、第3特定元素の含有量が略一定の領域とを有する態様が挙げられる。
上記領域G3に含まれる元素(特に、第3特定元素)の含有量の測定は、上述した方法により実施できる。
領域G3の膜厚は、0.1~10nmが好ましく、0.5~10nmがより好ましい。
上記第1実施態様の一変形例の反射型マスクブランクの製造方法としては、例えば、保護膜を形成した後、第3層の形成開始時に、上記条件で領域G3を形成し、第3層の形成中、第3層の形成終了時に上記条件で領域F3を形成し、次いで、第1層の形成を開始し、第1層の形成中、第1層の形成の終了前に上記条件で領域A1を形成し、その後、領域第2層を形成する方法が挙げられる。
保護膜に最も近い部分の第3特定元素の含有量から第3層に最も近い部分の第3特定元素の含有量を差し引いた差は、10~80at%が好ましく、20~70at%がより好ましい。
本発明の反射型マスクブランクの第2実施態様は、基板と、EUV光を反射する多層反射膜と、保護膜と、EUV光の位相をシフトさせる位相シフト膜とをこの順に備え、位相シフト膜が、Ru、Re、Ir、Ag、Os、Au、PdおよびPtからなる群から選択される第1元素を含む第1層と、TaおよびCrからなる群から選択される第2元素を含む第2層とを有し、上記第1層が、上記第1元素中の最も含有量の多い元素の含有量が上記第2層側とは反対側から第2層側に向かう厚さ方向に増加している領域A1を有し、上記領域A1が、上記第2層に隣接して存在する。
第1層について、換言すれば、第1層が、第2層に隣接して存在する領域A1を有し、領域A1では、第1元素中の最も含有量が多い元素の含有量が第2層側とは反対側から第2層側に向かう厚さ方向に増加している。
加熱処理による界面剥離の発生が抑制される機序については、第1実施態様における機序と同様であると考えられる。
つまり、反射型マスクブランクの第2実施態様が備える基板、多層反射膜、および、保護膜、位相シフト膜、ならびに、反射型マスクブランクの第2実施態様が備えていてもよい裏面導電膜およびその他の膜については、第1実施態様と同様であるため、説明を省略する。
なお、第2実施態様の反射型マスクブランクの製造方法としては、例えば、保護膜および第2層を形成した後、第1層の形成開始時に、第1実施態様の上記条件で領域A1を形成し、その後、第1層を形成する方法が挙げられる。
領域A2を有する態様においては、第1層16aと、第2層18との界面における界面剥離をより抑制できる。
以下、反射型マスクブランクの第2実施態様の変形例について説明する。
なお、以下で説明する態様においても、「増加している」の定義および態様は、上記領域A1等と同様である。
図8に示す、反射型マスクブランク10hは、基板11と、多層反射膜12と、保護膜13と、位相シフト膜14hとをこの順に備える。位相シフト膜14hは、保護膜13側から、上記第2元素を含む第2層18bと、上記第1元素を含む第1層16aとをこの順に備える。また、第1層16aは、上記第1元素中の最も含有量の多い元素(第1特定元素)の含有量が、第2層18b側とは反対側から第2層18b側に向かう厚さ方向に増加している領域A1を有し、領域A1は、第2層18bに隣接して存在する。また、第2層18bは、第2元素中の最も含有量の多い元素(第2特定元素)の含有量が保護膜13側とは反対側から保護膜13側に向かう厚さ方向に増加している領域B2を有し、領域B2は、保護膜13に隣接して存在する。なお、第1層16aの領域A1以外の領域は、第1層通常領域16xであり、第1層通常領域16xにおいて、上記第1元素中の最も含有量が多い元素の含有量は、領域A1と比較して少ない。第2層18bの領域B2以外の領域は、第2層通常領域18xであり、第2層通常領域18xにおいて、上記第2元素中の最も含有量が多い元素の含有量は、領域B2と比較して少ない。
図7に示す反射型マスクブランク10gと図8に示す反射型マスクブランク10hとを比較すると、図7に示す反射型マスクブランク10g中の第2層18bが領域B2を有する点以外は、同じ構成であるため、同じ構成の説明は省略し、後段では、主に、領域B2についてのみ説明する。
なお、図8に示す反射型マスクブランク10hでは、領域B2の存在により、第2層18bと、保護膜13との界面における界面剥離も抑制できる。
領域B2にて上記第2特定元素の含有量が保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に増加しているとは、第2特定元素の含有量が保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に連続的に増加していてもよく、保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に段階的に増加していてもよい。また、連続的な増加と段階的な増加とが組み合わさった態様であってもよい。
また、領域B2にて上記第2特定元素の含有量が保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に増加しているとは、第2層全体からみた全体的な傾向として上記第2特定元素が増加していればよい。第2層全体からみた全体的な傾向として上記第2特定元素が増加している具体的な例としては、領域B2にて第2特定元素の含有量が保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に連続的に増加する領域と、第2特定元素の含有量が略一定の領域とを有する態様、および、領域B2にて第2特定元素の含有量が保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に段階的に増加する領域と、第2特定元素の含有量が略一定の領域とを有する態様が挙げられる。
上記領域B2に含まれる元素(特に、第2特定元素)の含有量の測定は、上述した方法により実施できる。
領域B2の膜厚は、0.1~10nmが好ましく、0.5~10nmがより好ましい。
保護膜に最も近い部分の第2特定元素の含有量から第2層に最も近い部分の第2特定元素の含有量を差し引いた差は、10~80at%が好ましく、20~70at%がより好ましい。
図9に示す、反射型マスクブランク10iは、基板11と、多層反射膜12と、保護膜13と、位相シフト膜14iとをこの順に備える。位相シフト膜14iは、保護膜13側から、第2層18と、第1層16aと、TaおよびCrからなる群から選択される第3元素を含む第3層19とをこの順に備える。また、第1層16aは、上記第1元素中の最も含有量の多い元素(第1特定元素)の含有量が、第2層18側とは反対側から第2層18側に向かう厚さ方向に増加している領域A1を有し、領域A1は、第2層18に隣接して存在する。なお、第1層16aの領域A1以外の領域は、第1層通常領域16xであり、第1層通常領域16xにおいて、上記第1元素中の最も含有量が多い元素の含有量は、領域A1と比較して少ない。
図3に示す反射型マスクブランク10cと図9に示す反射型マスクブランク10iとを比較すると、図9に示す反射型マスクブランク10iは、位相シフト膜14i中の各層の積層順が逆である以外は、同じ構成であるため、同じ構成の説明は省略する。
なお、図9に示す反射型マスクブランク10iでは、第3層19は、深紫外線の反射防止膜として機能し得る。
第3層の膜厚は、XRR法で求められる。
第3層は、上述した第2層と同様の方法により形成できる。
図10に示す、反射型マスクブランク10jは、基板11と、多層反射膜12と、保護膜13と、位相シフト膜14jとをこの順に備える。位相シフト膜14jは、保護膜13側から、上記第2元素を含む第2層18と、上記第1元素を含む第1層16cと、上記第3元素を含む第3層19とをこの順に備える。また、第1層16cは、上記第1元素中の最も含有量の多い元素(第1特定元素)の含有量が、第2層18側とは反対側から第2層18側に向かう厚さ方向に増加している領域A1を有し、領域A1は、第2層18に隣接して存在する。また、第1層16cは、第1元素中の最も含有量の多い元素の含有量が第3層19側とは反対側から第3層19側に向かう厚さ方向に増加している領域C1を有し、領域C1は、第3層19に隣接して存在する。なお、第1層16cの領域A1および領域C1以外の領域は、第1層通常領域16xであり、第1層通常領域16xにおいて、上記第1元素中の最も含有量が多い元素の含有量は、領域A1および領域C1と比較して少ない。
図4に示す反射型マスクブランク10dと図10に示す反射型マスクブランク10jとを比較すると、図10に示す反射型マスクブランク10j中の位相シフト膜14j中の各層の積層順が逆である以外は、同じ構成であるため、同じ構成の説明は省略する。
なお、図10に示す反射型マスクブランク10jでは、領域C1の存在により、第1層16cと、第3層19との界面における界面剥離も抑制できる。
第3層19の好ましい態様は、図9に示す反射型マスクブランク10iの第3層19の態様と同様であるため、説明を省略する。
図11に示す、反射型マスクブランク10kは、基板11と、多層反射膜12と、保護膜13と、位相シフト膜14kとをこの順に備える。位相シフト膜14kは、保護膜13側から、上記第2元素を含む第2層18cと、上記第1元素を含む第1層16aと、上記第3元素を含む第3層19とをこの順に備える。また、第1層16aは、上記第1元素中の最も含有量の多い元素(第1特定元素)の含有量が、第2層18c側とは反対側から第2層18c側に向かう厚さ方向に増加している領域A1を有し、領域A1は、第2層18cに隣接して存在する。また、第2層18cは、上記第2元素中の最も含有量の多い元素(第2特定元素)の含有量が第1層16a側とは反対側から第1層16a側に向かう厚さ方向に増加している領域D2を有し、上記領域D2は、第1層16aに隣接して存在する。また、第2層18cは、上記第2元素中の最も含有量の多い元素の含有量が、保護膜13側とは反対側から保護膜13側に向かう厚さ方向に増加している領域E2を有し、上記領域E2は、保護膜13に隣接して存在する。第2層18cの領域D2および領域E2以外の領域は、第2層通常領域18xであり、第2層通常領域18xにおいて、上記第2元素中の最も含有量が多い元素の含有量は、領域D2および領域E2と比較して少ない。
図9に示す反射型マスクブランク10iと図11に示す反射型マスクブランク10kとを比較すると、図11に示す反射型マスクブランク10k中の第2層18cが領域D2および領域E2を有する点以外は、同じ構成であるため、同じ構成の説明は省略する。
なお、図11に示す反射型マスクブランク10kでは、領域E2の存在により、第2層18cと保護膜13との界面における界面剥離も抑制でき、領域D2の存在により、第1層16aと第2層18cとの界面における界面剥離がより抑制できる。
領域D2の好ましい態様は、図5に示す反射型マスクブランク10eの領域D2の態様と同様である。また、領域E2の好ましい態様は、図8に示す反射型マスクブランク10hの領域B2の態様と同様である。
図12に示す、反射型マスクブランク10lは、基板11と、多層反射膜12と、保護膜13と、位相シフト膜14lとをこの順に備える。位相シフト膜14lは、保護膜13側から、上記第2元素を含む第2層18と、上記第1元素を含む第1層16aと、上記第3元素を含む第3層19bとをこの順に備える。また、第1層16aは、上記第1元素中の最も含有量の多い元素(第1特定元素)の含有量が、第2層18側とは反対側から第2層18側に向かう厚さ方向に増加している領域A1を有し、領域A1は、第2層18に隣接して存在する。また、第3層19bは、第3元素中の最も含有量の多い元素(第3特定元素)の含有量が第1層16a側とは反対側から第1層16a側に向かう厚さ方向に増加している領域F3を有し、領域F3は、第1層16aに隣接して存在する。なお、第1層16aの領域A1以外の領域は、第1層通常領域16xであり、第1層通常領域16xにおいて、上記第1元素中の最も含有量が多い元素の含有量は、領域A1と比較して少ない。また、第3層19bの領域F3以外の領域は、第3層通常領域19xであり、第3層通常領域19xにおいて、上記第3元素中の最も含有量が多い元素の含有量は、領域F3と比較して少ない。
図9に示す反射型マスクブランク10iと図12に示す反射型マスクブランク10lとを比較すると、図12に示す反射型マスクブランク10l中の第3層19bが領域F3を有する点以外は、同じ構成であるため、同じ構成の説明は省略する。
なお、図12に示す反射型マスクブランク10lでは、領域F3の存在により、第1層16aと、第3層19bとの界面における界面剥離も抑制できる。
領域F3の好ましい態様は、図6に示す反射型マスクブランク10fの領域F3の態様と同様である。
保護膜に最も近い部分の第2特定元素の含有量から第2層に最も近い部分の第3特定元素の含有量を差し引いた差は、10~80at%が好ましく、20~70at%がより好ましい。
本発明の反射型マスクブランクの第3実施態様は、基板と、EUV光を反射する多層反射膜と、保護膜と、EUV光の位相をシフトさせる位相シフト膜とをこの順に備え、位相シフト膜が、Ru、Re、Ir、Ag、Os、Au、PdおよびPtからなる群から選択される第1元素を含む第1層と、TaおよびCrからなる群から選択される第2元素を含む第2層とを有し、上記第2層が、上記第2元素中の最も含有量の多い元素の含有量が上記第1層側とは反対側から第1層側に向かう厚さ方向に増加している領域G2を有し、上記領域G2が、上記第1層に隣接して存在する。
第2層について、換言すれば、第2層が、第1層に隣接して存在する領域G2を有し、領域G2では、第2元素中の最も含有量が多い元素の含有量が第1層側とは反対側から第1層側に向かう厚さ方向に増加している。
なお、領域G2で、第2元素中の最も含有量が多い元素の含有量が第1層側とは反対側から第1層側に向かう厚さ方向に増加しているとは、上記領域D2の定義と同様である。
加熱処理による界面剥離の発生が抑制される機序については、第1実施態様における機序と同様であると考えられる。
つまり、反射型マスクブランクの第3実施態様が備える基板、多層反射膜、および、保護膜、ならびに、反射型マスクブランクの第3実施態様が備えていてもよい裏面導電膜およびその他の膜については、第1実施態様と同様であるため、説明を省略する。
第1層に最も近い部分の第1特定元素の含有量から第2層に最も近い部分の第1特定元素の含有量を差し引いた差は、10~80at%が好ましく、20~70at%がより好ましい。
本発明の反射型マスクブランクの第3実施態様が有する位相シフト膜は、Ru、Re、Ir、Ag、Os、Au、PdおよびPtからなる群から選択される第1元素を含む第1層と、TaおよびCrからなる群から選択される第2元素を含む第2層とを有する。
また、位相シフト膜は、後段で説明する態様のように、TaおよびCrからなる群から選択される第3元素を含む第3層を有していてもよい。
以下、位相シフト膜を構成する各層について詳述する。
第1層が第1元素としてPtを含む場合、第1層は、Pt以外の他の元素を含んでいてもよく、他の元素としては、B、C、N、OおよびRuからなる群から選択される1種以上の元素が挙げられる。第1層がPtを含む場合、第1層を構成する材料としては、Pt金属単体、ホウ化白金、窒化白金、酸化白金、酸窒化白金、Pt-Ru合金、PtとRuとの複合窒化物、および、PtとRuとの複合酸窒化物が挙げられる。
領域G2の膜厚は、上記測定方法によって元素の含有量の測定を行い、その測定結果に基づいて定める。
上記「増加している」の定義および好ましい態様は、上述した通りである。
領域G2の膜厚は、上記測定方法によって元素の含有量の測定を行い、その測定結果に基づいて定める。
第2層の膜厚は、XRR法で求められる。
領域G2は、通常、第2層の厚み方向の一部に配置され、第2層の全厚みに対する領域G2の厚みの割合は1~50%が好ましく、3~30%がより好ましい。
領域G2の膜厚は、0.1~10nmが好ましく、0.5~10nmがより好ましい。
上記条件は、第1実施態様で説明した条件が挙げられる。
第3実施態様の反射型マスクブランクの製造方法としては、保護膜および第1層を形成した後、第2層の形成開始時に、上記条件で領域G2を形成し、第2層を形成する方法が挙げられる。
以下、反射型マスクブランクの第3実施態様の変形例について説明する。
なお、以下で説明する態様においても、「増加している」の定義および態様は、上記領域A1等と同様である。
図14に示す、反射型マスクブランク10nは、基板11と、多層反射膜12と、保護膜13と、位相シフト膜14nとをこの順に備える。位相シフト膜14nは、保護膜13側から、上記第1元素を含む第1層16dと、上記第2元素を含む第2層18dとをこの順に備える。また、第2層18dは、上記第2元素中の最も含有量の多い元素(第2特定元素)の含有量が、第1層16d側とは反対側から第1層16d側に向かう厚さ方向に増加している領域G2を有し、領域G2は、第1層16dに隣接して存在する。また、第1層16dは、第1元素中の最も含有量の多い元素の含有量が保護膜13側とは反対側から保護膜13側に向かう厚さ方向に増加している領域H1を有し、領域H1は、保護膜13に隣接して存在する。なお、第2層18dの領域G2以外の領域は、第2層通常領域18xであり、第2層通常領域18xにおいて、上記第2元素中の最も含有量が多い元素の含有量は、領域G2と比較して少ない。第1層16dの領域H1以外の領域は、第1層通常領域16xであり、第1層通常領域16xにおいて、上記第1元素中の最も含有量が多い元素の含有量は、領域H1と比較して少ない。
図13に示す反射型マスクブランク10mと図14に示す反射型マスクブランク10nとを比較すると、図14に示す反射型マスクブランク10n中の第1層16dが領域H1を有する点以外は、同じ構成であるため、同じ構成の説明は省略する。
なお、図14に示す反射型マスクブランク10nでは、領域H1の存在により、第1層16dと、保護膜13との界面における界面剥離も抑制できる。
第1層16dの領域H1の好ましい態様は、図2に示す反射型マスクブランク10bの第1層16bの領域B1の態様と同様であるため、説明を省略する。
保護層に最も近い部分の第1特定元素の含有量から第1層に最も近い部分の第1特定元素の含有量を差し引いた差は、5~50at%が好ましく、10~50at%がより好ましい。
図15に示す、反射型マスクブランク10oは、基板11と、多層反射膜12と、保護膜13と、位相シフト膜14oとをこの順に備える。位相シフト膜14oは、保護膜13側から、TaおよびCrからなる群から選択される第3元素を含む第3層19と、上記第1元素を含む第1層16と、上記第2元素を含む第2層18dとをこの順に備える。また、第2層18dは、上記第2元素中の最も含有量の多い元素(第2特定元素)の含有量が、第1層16側とは反対側から第1層16側に向かう厚さ方向に増加している領域G2を有し、領域G2は、第1層16に隣接して存在する。なお、第2層18dの領域G2以外の領域は、第2層通常領域18xであり、第2層通常領域18xにおいて、上記第2元素中の最も含有量が多い元素の含有量は、領域G2と比較して少ない。
図13に示す反射型マスクブランク10mと図15に示す反射型マスクブランク10oとを比較すると、図15に示す反射型マスクブランク10oが第3層19を有する点以外は、同じ構成であるため、同じ構成の説明は省略する。
なお、図15に示す反射型マスクブランク10oでは、第3層19は、後段で説明する反射型マスクの作製の際に、エッチングストッパとして機能し得る。
第3層19の好ましい態様は、図3に示す反射型マスクブランク10cの第3層19と同様であるため、説明を省略する。
図16に示す、反射型マスクブランク10pは、基板11と、多層反射膜12と、保護膜13と、位相シフト膜14pとをこの順に備える。位相シフト膜14pは、保護膜13側から、上記第3元素を含む第3層19cと、上記第1元素を含む第1層16と、上記第2元素を含む第2層18dとをこの順に備える。また、第2層18dは、上記第2元素中の最も含有量の多い元素(第2特定元素)の含有量が、第1層16側とは反対側から第1層16側に向かう厚さ方向に増加している領域G2を有し、領域G2は、第1層16に隣接して存在する。また、第3層19cは、上記第3元素中の最も含有量の多い元素(第3特定元素)の含有量が第1層16側とは反対側から第1層16側に向かう厚さ方向に増加している領域J3を有し、上記領域J3は、第1層16に隣接して存在する。また、第3層19cは、上記第3元素中の最も含有量の多い元素の含有量が、保護膜13側とは反対側から保護膜13側に向かう厚さ方向に増加している領域K3を有し、上記領域K3は、保護膜13に隣接して存在する。第3層19cの領域J3および領域K3以外の領域は、第3層通常領域19xであり、第3層通常領域19xにおいて、上記第3元素中の最も含有量が多い元素の含有量は、領域J3および領域K3と比較して少ない。
図15に示す反射型マスクブランク10oと図16に示す反射型マスクブランク10pとを比較すると、図16に示す反射型マスクブランク10p中の第3層19cが領域J3および領域K3を有する点以外は、同じ構成であるため、同じ構成の説明は省略する。
なお、図16に示す反射型マスクブランク10pでは、領域J3および領域K3の存在により、第1層16と第3層19cとの界面における界面剥離、および、第3層19cと保護膜13との界面における界面剥離も抑制できる。
なお、領域J3および領域K3の好ましい態様は、図6に示す反射型マスクブランク10fの第3層19aの領域F3およびG3とそれぞれ同様であるため、説明を省略する。
第1層に最も近い部分の第3特定元素の含有量から第3層に最も近い部分の第3特定元素の含有量を差し引いた差は、10~80at%が好ましく、20~70at%がより好ましい。
保護膜に最も近い部分の第3特定元素の含有量から第3層に最も近い部分の第3特定元素の含有量を差し引いた差は、10~80at%が好ましく、20~70at%がより好ましい。
第1層16は、領域L1およびM1の両方を有する態様であってもよい。
領域L1を有する態様においては、第2層18dと、第1層16との界面における界面剥離がより抑制できる。また、領域M1を有する態様においては、第1層16と、第3層19cとの界面における界面剥離も抑制できる。
本発明の反射型マスクブランクの第4実施態様は、基板と、EUV光を反射する多層反射膜と、保護膜と、EUV光の位相をシフトさせる位相シフト膜とをこの順に備え、位相シフト膜が、Ru、Re、Ir、Ag、Os、Au、PdおよびPtからなる群から選択される第1元素を含む第1層と、TaおよびCrからなる群から選択される第2元素を含む第2層とを有し、上記第2層が、上記第2元素中の最も含有量の多い元素の含有量が上記第1層側とは反対側から第1層側に向かう厚さ方向に増加している領域G2を有し、上記領域G2が、上記第1層に隣接して存在する。
第2層について、換言すれば、第2層が、第1層に隣接して存在する領域G2を有し、領域G2では、第2元素中の最も含有量が多い元素の含有量が第1層側とは反対側から第1層側に向かう厚さ方向に増加している。
つまり、反射型マスクブランクの第4実施態様が備える基板、多層反射膜、および、保護膜、位相シフト膜、ならびに、反射型マスクブランクの第4実施態様が備えていてもよい裏面導電膜およびその他の膜については、第3実施態様と同様であるため、説明を省略する。
なお、第4実施態様の反射型マスクブランクの製造方法としては、例えば、保護膜を形成した後、第2層の形成中、第2層の形成の終了前に、上記条件で領域G2を形成し、次いで、第1層を形成する方法が挙げられる。
以下、反射型マスクブランクの第4実施態様の変形例について説明する。
なお、以下で説明する態様においても、「増加している」の定義および態様は、上記領域A1等と同様である。
図18に示す、反射型マスクブランク10rは、基板11と、多層反射膜12と、保護膜13と、位相シフト膜14rとをこの順に備える。位相シフト膜14rは、保護膜13側から、上記第2元素を含む第2層18eと、上記第1元素を含む第1層16とをこの順に備える。また、第2層18eは、上記第2元素中の最も含有量の多い元素(第2特定元素)の含有量が、第1層16側とは反対側から第1層16側に向かう厚さ方向に増加している領域G2を有し、領域G2は、第1層16に隣接して存在する。また、第2層18eは、第2元素中の最も含有量の多い元素の含有量が保護膜13側とは反対側から保護膜13側に向かう厚さ方向に増加している領域I2を有し、領域I2は、保護膜13に隣接して存在する。なお、第2層18eの領域G2およびI2以外の領域は、第2層通常領域18xであり、第2層通常領域18xにおいて、上記第2元素中の最も含有量が多い元素の含有量は、領域G2および領域I2と比較して少ない。
図18に示す反射型マスクブランク10rと図17に示す反射型マスクブランク10qとを比較すると、図18に示す反射型マスクブランク10r中の第2層18eが領域I2を有する点以外は、同じ構成であるため、同じ構成の説明は省略する。
なお、図18に示す反射型マスクブランク10rでは、領域I2の存在により、第2層18eと、保護膜13との界面における界面剥離も抑制できる。
第2層18eの領域I2の好ましい態様は、図8に示す反射型マスクブランク10hの第2層18bの領域B2の態様と同様であるため、説明を省略する。
図19に示す、反射型マスクブランク10sは、基板11と、多層反射膜12と、保護膜13と、位相シフト膜14sとをこの順に備える。位相シフト膜14sは、保護膜13側から、第2層18dと、第1層16と、TaおよびCrからなる群から選択される第3元素を含む第3層19とをこの順に備える。また、第2層18dは、上記第2元素中の最も含有量の多い元素の含有量が、第1層16側とは反対側から第1層16側に向かう厚さ方向に増加している領域G2を有し、領域G2は、上記第1層16に隣接して存在する。なお、第2層18dの領域G2以外の領域は、第2層通常領域18xであり、第2層通常領域18xにおいて、上記第2元素中の最も含有量が多い元素の含有量は、領域G2と比較して少ない。
図15に示す反射型マスクブランク10oと図19に示す反射型マスクブランク10sとを比較すると、図19に示す反射型マスクブランク10sは、位相シフト膜14s中の各層の積層順が逆である以外は、同じ構成であるため、同じ構成の説明は省略する。
なお、図19に示す反射型マスクブランク10sでは、第3層19は、深紫外線の反射防止膜として機能し得る。
第3層19の好ましい態様は、図9に示す反射型マスクブランク10iの第3層19の態様と同様であるため、説明を省略する。
図20に示す、反射型マスクブランク10tは、基板11と、多層反射膜12と、保護膜13と、位相シフト膜14tとをこの順に備える。位相シフト膜14tは、保護膜13側から、上記第2元素を含む第2層18dと、上記第1元素を含む第1層16と、上記第3元素を含む第3層19dとをこの順に備える。また、第2層18dは、上記第2元素中の最も含有量の多い元素の含有量が、第1層16側とは反対側から第1層16側に向かう厚さ方向に増加している領域G2を有し、領域G2は、上記第1層16に隣接して存在する。また、第3層19dは、第3元素中の最も含有量の多い元素(第3特定元素)の含有量が第1層16側とは反対側から第1層16側に向かう厚さ方向に増加している領域J3を有し、領域J3は、第1層16に隣接して存在する。なお、第2層18dの領域G2以外の領域は、第2層通常領域18xであり、第2層通常領域18xにおいて、上記第2元素中の最も含有量が多い元素の含有量は、領域G2と比較して少ない。また、第3層19dの領域J3以外の領域は、第3層通常領域19xであり、第3層通常領域19xにおいて、上記第3元素中の最も含有量が多い元素の含有量は、領域J3と比較して少ない。
図19に示す反射型マスクブランク10sと図20に示す反射型マスクブランク10tとを比較すると、図20に示す反射型マスクブランク10t中の第3層19dが領域J3を有する点以外は、同じ構成であるため、同じ構成の説明は省略する。
なお、図20に示す反射型マスクブランク10tでは、領域J3の存在により、第1層16と、第3層19dとの界面における界面剥離も抑制できる。
領域J3の好ましい態様は、図16に示す反射型マスクブランク10pの領域J3の態様と同様である。
第1層16は、領域L1およびM1の両方を有する態様であってもよい。
領域L1を有する態様においては、第2層18dと、第1層16との界面における界面剥離がより抑制できる。また、領域M1を有する態様においては、第1層16と、第3層19との界面における界面剥離も抑制できる。
本発明の反射型マスクブランクの第5実施態様は、基板と、EUV光を反射する多層反射膜と、保護膜と、EUV光の位相をシフトさせる位相シフト膜とをこの順に備え、位相シフト膜が、保護膜側から、Ru、Re、Ir、Ag、Os、Au、PdおよびPtからなる群から選択される第1元素を含む第1層と、TaおよびCrからなる群から選択される第2元素を含む第2層とをこの順に有し、上記第1層が、上記第1元素中の最も含有量の多い元素の含有量が保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に増加している領域N1を有し、上記領域N1が、上記保護膜に隣接して存在する。
第1層について、換言すれば、第1層が、保護膜に隣接して存在する領域N1を有し、領域N1では、第1元素中の最も含有量が多い元素の含有量が保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に増加している。
なお、領域N1で、第1元素中の最も含有量が多い元素の含有量が保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に増加しているとは、上記領域B1の定義と同様である。
保護膜に最も近い部分の第1特定元素の含有量から第1層に最も近い部分の第1特定元素の含有量を差し引いた差は、5~50at%が好ましく、10~50at%がより好ましい。
本発明者らが、2層タイプの位相シフト膜を備える反射型マスクブランクについて検討したところ、界面剥離は、位相シフト膜の第1層と、保護膜との界面で発生する場合があった。
加熱処理による界面剥離の発生が抑制される機序については、第1実施態様における機序と同様であると考えられる。
つまり、反射型マスクブランクの第5実施態様が備える基板、多層反射膜、および、保護膜、ならびに、反射型マスクブランクの第5実施態様が備えていてもよい裏面導電膜およびその他の膜については、第1実施態様と同様であるため、説明を省略する。
本発明の反射型マスクブランクの第5実施態様が有する位相シフト膜は、Ru、Re、Ir、Ag、Os、Au、PdおよびPtからなる群から選択される第1元素を含む第1層と、TaおよびCrからなる群から選択される第2元素を含む第2層とを有する。
以下、位相シフト膜を構成する各層について詳述する。
上記「増加している」の定義および好ましい態様は、上述した通りである。
領域N1は、通常、第1層の厚み方向の一部に配置され、第1層の全厚みに対する領域N1の厚みの割合は1~30%が好ましく、3~15%がより好ましい。
また、領域N1の膜厚は、0.1~10nmが好ましく、0.5~5nmがより好ましい。
領域N1の膜厚は、上記測定方法によって元素の含有量の測定を行い、その測定結果に基づいて定める。
上記条件は、第1実施態様で説明した条件が挙げられる。
第5実施態様の反射型マスクブランクは、保護膜の形成後、第1層の形成開始時に、上記条件で領域N1を形成してから第1層を形成し、次いで第2層を形成して製造できる。
本発明の反射型マスクブランクの第6実施態様は、基板と、EUV光を反射する多層反射膜と、保護膜と、EUV光の位相をシフトさせる位相シフト膜とをこの順に備え、位相シフト膜が、保護膜側から、TaおよびCrからなる群から選択される第2元素を含む第2層と、Ru、Re、Ir、Ag、Os、Au、PdおよびPtからなる群から選択される第1元素を含む第1層とをこの順に有し、上記第2層が、上記第2元素中の最も含有量の多い元素の含有量が保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に増加している領域O2を有し、上記領域O2が、上記保護膜に隣接して存在する。
第2層について、換言すれば、第2層が、保護膜に隣接して存在する領域O2を有し、領域O2では、第2元素中の最も含有量が多い元素の含有量が保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に増加している。
なお、領域O2で、第2元素中の最も含有量が多い元素の含有量が保護膜側とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に増加しているとは、上記領域B2の定義と同様である。
保護膜に最も近い部分の第1特定元素の含有量から第2層に最も近い部分の第1特定元素の含有量を差し引いた差は、10~80at%が好ましく、20~70at%がより好ましい。
加熱処理による界面剥離の発生が抑制される機序については、第5実施態様における機序と同様であると考えられる。
つまり、反射型マスクブランクの第6実施態様が備える基板、多層反射膜、および、保護膜、ならびに、反射型マスクブランクの第6実施態様が備えていてもよい裏面導電膜およびその他の膜については、第2実施態様と同様であるため、説明を省略する。
本発明の反射型マスクブランクの第6実施態様が有する位相シフト膜は、Ru、Re、Ir、Ag、Os、Au、PdおよびPtからなる群から選択される第1元素を含む第1層と、TaおよびCrからなる群から選択される第2元素を含む第2層とを有する。
以下、位相シフト膜を構成する各層について詳述する。
上記「増加している」の定義および好ましい態様は、上述した通りである。
領域O2は、通常、第1層の厚み方向の一部に配置され、第1層の全厚みに対する領域O2の厚みの割合は1~50%が好ましく、3~30%がより好ましい。
また、領域O2の膜厚は、0.1~15nmが好ましく、0.5~10nmがより好ましい。
領域O2の膜厚は、上記測定方法によって元素の含有量の測定を行い、その測定結果に基づいて定める。
上記条件は、第1実施態様で説明した条件が挙げられる。
第6実施態様の反射型マスクブランクは、保護膜の形成後、第2層の形成開始時に、上記条件で領域O2を形成してから第2層を形成し、次いで第1層を形成して製造できる。
以下、反射型マスクブランクの第6実施態様の変形例について説明する。
なお、以下で説明する態様においても、「増加している」の定義および態様は、上記領域A1等と同様である。
第3層の好ましい態様は、上述した第2層の好ましい態様と同様である。
また、上記態様において、第3層が、第3層が含む第3元素中の最も含有量の多い元素の含有量が、第1層16側とは反対側から第1層16側に向かう厚さ方向に増加している領域P3を有していてもよい。なお、上記領域P3は、第1層16に隣接して存在する。
領域P3を有する態様においては、第1層16と、第3層との界面における界面剥離も抑制できる。
反射型マスクは、本発明の反射型マスクブランク(第1実施態様、第2実施態様、第3実施態様、第4実施態様、第5実施態様、または、第6実施態様)が有する位相シフト膜をパターニングして得られる。反射型マスクの製造方法の一例を、図23を参照しながら説明する。なお、以下、図1で説明した第1実施態様の反射型マスクブランク10aを用いて反射型マスクを製造する方法について説明するが、上記他の態様であっても、同様に反射型マスクを製造できる。
その後、図23の(a)のレジストパターン20をマスクとして、位相シフト膜14aをエッチングしてパターニングし、レジストパターン20を除去して、図3の(b)に示す位相シフト膜パターン14ptを有する積層体を得る。
次いで、図23の(c)に示すように、図23の(b)の積層体上に露光領域の枠に対応するレジストパターン21を形成し、図23の(c)のレジストパターン21をマスクとしてドライエッチングを行う。ドライエッチングは、基板11に到達するまで実施する。ドライエッチング後、レジストパターン21を除去し、図3の(d)に示す反射型マスクを得る。
レジストパターン20または21の除去は、公知の方法で行えばよく、洗浄液による除去が挙げられる。洗浄液としては、硫酸-過酸化水素水溶液(SPM)、硫酸、アンモニア水、アンモニア-過酸化水素水溶液(APM)、OHラジカル洗浄水、および、オゾン水等が挙げられる。
以下の実施例に示す材料、使用量、および、割合等は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更できる。したがって、本発明の範囲は以下に示す実施例により限定的に解釈されるべきではない。
なお、後述する例1、例2及び例8は比較例であり、例3~7は実施例である。
以下の手順で、例1に用いた界面剥離試験用のサンプルを作製した。
SiO2-TiO2系のガラス基板(外形が152mm角、厚さが約6.3mm)を使用した。なお、ガラス基板の熱膨張係数は0.02×10-7/℃以下である。ガラス基板を研磨して、一方の表面の表面粗さを二乗平均平方根粗さRqで0.15nm以下、平坦度を100nm以下の平滑な表面となるように加工した。
ガラス基板の裏面(加工した面とは反対側の面)上には、マグネトロンスパッタリング法を用いて、厚さが約100nmのCr層を成膜し、静電チャック用の裏面導電膜を形成した。Cr層のシート抵抗値は約100Ω/□であった。
ガラス基板の裏面に導電層を成膜した後、イオンビームスパッタリング法によってMo層(2.3nm)とSi層(4.5nm)とを交互に製膜し、多層反射膜(272nm)を形成した。Mo層およびSi層の層数はそれぞれ40層とし、Si層が最表面となるように製膜した。Mo層およびSi層の製膜条件は、以下のとおりとした。なお、各層の膜厚は、X線反射率(XRR)法により、膜の材料と膜厚とをパラメータとしてフィッティングを行って求めた。
なお、以下、上記手順で多層反射膜を形成したガラス基板を、「多層反射膜付き基板」ともいう。
・ターゲット:Moターゲット
・スパッタリングガス:Arガス(ガス分圧:0.02Pa)
・加速電圧:700V
・成膜速度:0.064nm/秒
(Si層の成膜条件(イオンビームスパッタリング法))
・ターゲット:Siターゲット(Bドープ)
・スパッタリングガス:Arガス(ガス分圧:0.02Pa)
・加速電圧:700V
・成膜速度:0.077nm/秒
・ターゲット:Ruターゲット
・スパッタリングガス:Arガス(ガス分圧:0.2Pa)
・印加電圧:400V
・成膜速度:0.11nm/秒
(酸窒化タンタル層の製膜条件(反応性スパッタリング法))
・ターゲット:Taターゲット
・スパッタリングガス:Arガス、O2ガスおよびN2ガスの混合ガス(Ar:O2:N2=5:1:1、混合ガス分圧0.2Pa)
・印加電圧:500V
・成膜速度:0.01nm/秒
(RuとTaとの複合窒化物層の製膜条件(反応性スパッタリング法))
・ターゲット:Ru-Ta合金ターゲット
・スパッタリングガス:ArガスおよびN2ガスの混合ガス(Ar:N2=5:1、混合ガス分圧0.2Pa)
・印加電圧:500V
・成膜速度:0.07nm/秒
まず、多層反射膜付き基板に対し、例1に用いたサンプルと同様の方法で、Ruからなる保護膜、および、酸窒化タンタルからなる層(第2層)を形成した。その後、Ruからなる保護膜の製膜条件でRu層を形成し、次いで、例1に用いたサンプルと同様の条件でRuとTaとの複合窒化物からなる層(第1層)を形成し、例3に用いたサンプルを得た。なお、RuとTaとの複合窒化物からなる層中、Ruの含有量が最も多く、第1層は、Ruの含有量が第2層とは反対側から第2層側に向かう厚さ方向に増加している領域A1を有し、領域A1は、第2層に隣接して存在する。
まず、多層反射膜付き基板に対し、例1に用いたサンプルと同様の方法で、Ruからなる保護膜、および、酸窒化タンタルからなる層を形成し、その後、Ruからなる保護膜の製膜条件において、ターゲットをTaとしてTa層を形成した(第2層)。次いで、例1に用いたサンプルと同様の条件でRuとTaとの複合窒化物からなる層(第1層)を形成し、例4に用いたサンプルを得た。なお、酸窒化タンタルからなる層中、Taの含有量が最も多く、第2層は、Taの含有量が第1層とは反対側から第1層側に向かう厚さ方向に増加している領域G2を有し、領域G2は、第1層に隣接して存在する。
まず、多層反射膜付き基板に対し、例1に用いたサンプルと同様の方法で、Rhからなる保護膜、および、RuとTaとの複合窒化物からなる層(第1層)を形成した。その後、酸窒化タンタルからなる層の製膜条件において、スパッタリングガスをArガスおよびN2ガスの混合ガス(Ar:N2=5:1)として窒化タンタル層を形成し、次いで、例1に用いたサンプルと同様の方法で、酸窒化タンタルからなる層(第2層)を形成し、例5に用いたサンプルを得た。なお、酸窒化タンタルからなる層中、Taの含有量が最も多く、第2層は、Taの含有量が第1層とは反対側から第1層側に向かう厚さ方向に増加している領域G2を有し、領域G2は、第1層に隣接して存在する。
まず、多層反射膜付き基板に対し、例2に用いたサンプルと同様の方法で、Rhからなる保護膜を形成した。その後、Ruからなる保護膜の製膜条件でRu層を形成した。次いで、例1に用いたサンプルと同様の方法で、RuとTaとの複合窒化物からなる層(第1層)、および、酸窒化タンタルからなる層(第2層)を形成し、例6に用いたサンプルを得た。なお、RuとTaとの複合窒化物からなる層中、Ruの含有量が最も多く、第1層は、Ruの含有量が保護膜とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に増加している領域N1を有し、領域N1は、保護膜に隣接して存在する。
まず、多層反射膜付き基板に対し、例1に用いたサンプルと同様の方法で、Ruからなる保護膜を形成した。その後、酸窒化タンタルからなる層の製膜条件において、スパッタリングガスをArガスおよびN2ガスの混合ガス(Ar:N2=5:1)として窒化タンタル層を形成した。次いで、例1に用いたサンプルと同様の方法で、酸窒化タンタルからなる層(第2層)、および、RuとTaとの複合窒化物からなる層(第1層)を形成し、例7に用いたサンプルを得た。なお、酸窒化タンタルからなる層中、Taの含有量が最も多く、第2層は、Taの含有量が保護膜とは反対側から保護膜側に向かう厚さ方向に増加している領域O2を有し、領域O2は、保護膜に隣接して存在する。
なお、各サンプルの構成は、後段に示す表にも掲載する。
まず、多層反射膜付き基板に対し、例1に用いたサンプルと同様の方法で、Ruからなる保護膜、および、酸窒化タンタルからなる層(第2層)を形成した。次に例1に用いたサンプルと同様の条件でRuとTaとの複合窒化物からなる層(RuTaN)を形成し、その後Ruからなる保護膜の製膜条件でRu層を形成した。
上記手順で作製した各サンプルを2.5cm角に切り出し、界面剥離の試験に供する試験片とした。
各試験片を、240℃に加熱したホットプレートの上に設置し、5分間加熱した。加熱後の試験片は、走査型電子顕微鏡(日立ハイテク社製SU-70)で位相シフト膜側の表面を観察し、界面剥離の有無を確認した。なお、界面剥離は、ブリスター(部分的な剥離による膜膨れ)から進展して発生するといえるため、ブリスターの面積に基づいて評価を行った。評価基準は、以下に示す通りである。評価結果を後段の表に示す。
・A:加熱後の試験片のSEM観察像(観察倍率 100000倍)の観察視野面積に対するブリスターの面積の比が1%未満
・B:加熱後の試験片のSEM観察像(観察倍率 100000倍)の観察視野面積に対するブリスターの面積の比が1%以上20%未満
・C:加熱後の試験片のSEM観察像(観察倍率 100000倍)の観察視野面積に対するブリスターの面積の比が20%以上
上述した方法にしたがって、第1層のみを製膜した上記ガラス基板をサンプルとして用い、波長13.5nmの電磁波に対する第1層の屈折率nおよび消衰係数kを求めた。
上述した方法にしたがって、各サンプルにおける位相シフト膜の反射率を測定した。
各サンプルの構成および評価結果を表に示す。
表1中の「TaON」および「RuTaN」の表記は、それぞれ、酸窒化タンタル、および、RuとTaとの複合窒化物を表す。
表1中、例3の「位相シフト膜」欄の「上層」欄の表記は、上層が、「RuTaN」と「領域A1」との両方を含むことを表す。例4~7の「上層」および「下層」欄における表記も同様である。
11 基板
12 多層反射膜
13 保護膜
14a~14v 位相シフト膜
14pt 位相シフト膜パターン
16,16a~16e 第1層
16x 第1層通常領域
18,18a~18f 第2層
18x 第2層通常領域
19 第3層
20,21 レジストパターン
Claims (18)
- 基板と、
EUV光を反射する多層反射膜と、
保護膜と、
EUV光の位相をシフトさせる位相シフト膜とをこの順に備え、
前記位相シフト膜が、ルテニウム、レニウム、イリジウム、銀、オスミウム、金、パラジウムおよび白金からなる群から選択される第1元素を含む第1層と、タンタルおよびクロムからなる群から選択される第2元素を含む第2層とを有し、
前記第1層が、前記第1元素中の最も含有量の多い元素の含有量が前記第2層側とは反対側から前記第2層側に向かう厚さ方向に増加している領域A1を有し、前記領域A1が、前記第2層に隣接して存在する、反射型マスクブランク。 - 前記第1層が、前記位相シフト膜中において前記第2層よりも前記保護膜側に配置される場合、前記第1層が、前記第1元素中の最も含有量の多い元素の含有量が前記保護膜側とは反対側から前記保護膜側に向かう厚さ方向に増加している領域B1を有し、前記領域B1が、前記第1層よりも保護膜側に位置し、かつ、前記第1層と接する層に隣接して存在し、
前記第2層が、前記位相シフト膜中において前記第1層よりも前記保護膜側に配置される場合、前記第2層が、前記第2元素中の最も含有量の多い元素の含有量が前記保護膜側とは反対側から前記保護膜側に向かう厚さ方向に増加している領域B2を有し、前記領域B2が、前記第2層よりも保護膜側に位置し、かつ、前記第2層と接する層に隣接して存在する、請求項1に記載の反射型マスクブランク。 - 前記位相シフト膜が、タンタルおよびクロムからなる群から選択される第3元素を含む第3層と、前記第1層と、前記第2層とをこの順に有する、請求項1に記載の反射型マスクブランク。
- 前記第1層が、前記第1元素中の最も含有量の多い元素の含有量が前記第3層側とは反対側から前記第3層側に向かう厚さ方向に増加している領域C1を有し、前記領域C1が、前記第3層に隣接して存在する、請求項3に記載の反射型マスクブランク。
- 前記第3層が、前記位相シフト膜中において前記保護膜側に配置される場合、前記第2層が、前記第2元素中の最も含有量の多い元素の含有量が前記第1層側とは反対側から前記第1層側に向かう厚さ方向に増加している領域D2を有し、前記領域D2が、前記第1層に隣接して存在し、
前記第2層が、前記位相シフト膜中において前記保護膜側に配置される場合、
前記第2層が、前記第2元素中の最も含有量の多い元素の含有量が前記第1層側とは反対側から前記第1層側に向かう厚さ方向に増加している領域D2を有し、前記領域D2が、前記第1層に隣接して存在するか、
前記第2層が、前記第2元素中の最も含有量の多い元素の含有量が前記保護膜側とは反対側から前記保護膜側に向かう厚さ方向に増加している領域E2を有し、前記領域E2が、前記保護膜に隣接して存在する、請求項3に記載の反射型マスクブランク。 - 前記第3層が、前記位相シフト膜中において前記保護膜側に配置される場合、前記第3層が、前記第3元素中の最も含有量の多い元素の含有量が前記第1層側とは反対側から前記第1層側に向かう厚さ方向に増加している領域F3を有し、前記領域F3が、前記第1層に隣接して存在するか、
前記第3層が、前記第3元素中の最も含有量の多い元素の含有量が前記保護膜側とは反対側から前記保護膜側に向かう厚さ方向に増加している領域G3を有し、前記領域G3が、前記保護膜に隣接して存在し、
前記第2層が、前記位相シフト膜中において前記保護膜側に配置される場合、前記第3層が、前記第3元素中の最も含有量の多い元素の含有量が前記第1層側とは反対側から前記第1層側に向かう厚さ方向に増加している領域F3を有し、前記領域F3が、前記第1層に隣接して存在する、請求項3に記載の反射型マスクブランク。 - 基板と、
EUV光を反射する多層反射膜と、
保護膜と、
EUV光の位相をシフトさせる位相シフト膜とをこの順に備え、
前記位相シフト膜が、ルテニウム、レニウム、イリジウム、銀、オスミウム、金、パラジウムおよび白金からなる群から選択される第1元素を含む第1層と、タンタルおよびクロムからなる群から選択される第2元素を含む第2層とを有し、
前記第2層が、前記第2元素中の最も含有量の多い元素の含有量が前記第1層側とは反対側から前記第1層側に向かう厚さ方向に増加している領域G2を有し、前記領域G2が、前記第1層に隣接して存在する、反射型マスクブランク。 - 前記第1層が、前記位相シフト膜中において前記第2層よりも前記保護膜側に配置される場合、前記第1層が、前記第1元素中の最も含有量の多い元素の含有量が前記保護膜側とは反対側から前記保護膜側に向かう厚さ方向に増加している領域H1を有し、前記領域H1が、前記第1層よりも保護膜側に位置し、かつ、前記第1層と接する層に隣接して存在し、
前記第2層が、前記位相シフト膜中において前記第1層よりも前記保護膜側に配置される場合、前記第2層が、前記第2元素中の最も含有量の多い元素の含有量が前記保護膜側とは反対側から前記保護膜側に向かう厚さ方向に増加している領域I2を有し、前記領域I2が、前記第2層よりも保護膜側に位置し、かつ、前記第2層と接する層に隣接して存在する、請求項7に記載の反射型マスクブランク。 - 前記位相シフト膜が、タンタルおよびクロムからなる群から選択される第3元素を含む第3層と、前記第1層と、前記第2層とをこの順に有する、請求項7に記載の反射型マスクブランク。
- 前記第3層が、前記位相シフト膜中において前記保護膜側に配置される場合、前記第3層が、前記第3元素中の最も含有量の多い元素の含有量が前記第1層側とは反対側から前記第1層側に向かう厚さ方向に増加している領域J3を有し、前記領域J3が、前記第1層に隣接して存在するか、
前記第3層が、前記第3元素中の最も含有量の多い元素の含有量が前記保護膜側とは反対側から前記保護膜側に向かう厚さ方向に増加している領域K3を有し、前記領域K3が、前記保護膜に隣接して存在し、
前記第2層が、前記位相シフト膜中において前記保護膜側に配置される場合、前記第3層が、前記第3元素中の最も含有量の多い元素の含有量が前記第1層側とは反対側から前記第1層側に向かう厚さ方向に増加している領域J3を有し、前記領域J3が、前記第1層に隣接して存在する、請求項9に記載の反射型マスクブランク。 - 基板と、
EUV光を反射する多層反射膜と、
保護膜と、
EUV光の位相をシフトさせる位相シフト膜とをこの順に備え、
前記位相シフト膜が、前記保護膜側から、ルテニウム、レニウム、イリジウム、銀、オスミウム、金、パラジウムおよび白金からなる群から選択される第1元素を含む第1層と、タンタルおよびクロムからなる群から選択される第2元素を含む第2層とをこの順に有し、
前記第1層が、前記第1元素中の最も含有量の多い元素の含有量が前記保護膜側とは反対側から前記保護膜側に向かう厚さ方向に増加している領域N1を有し、前記領域N1が、前記保護膜に隣接して存在する、反射型マスクブランク。 - 基板と、
EUV光を反射する多層反射膜と、
保護膜と、
EUV光の位相をシフトさせる位相シフト膜とをこの順に備え、
前記位相シフト膜が、前記保護膜側から、タンタルおよびクロムからなる群から選択される第2元素を含む第2層と、ルテニウム、レニウム、イリジウム、銀、オスミウム、金、パラジウムおよび白金からなる群から選択される第1元素を含む第1層とをこの順に有し、
前記第2層が、前記第2元素中の最も含有量の多い元素の含有量が前記保護膜側とは反対側から前記保護膜側に向かう厚さ方向に増加している領域O2を有し、前記領域O2が、前記保護膜に隣接して存在する、反射型マスクブランク。 - 前記第1層および前記第2層の少なくとも一方が、ホウ素、炭素、窒素および酸素からなる群から選択される1種以上の元素を含む、請求項1~12のいずれか1項に記載の反射型マスクブランク。
- 前記第1層の屈折率が、波長13.5nmの電磁波に対して、0.860~0.950であり、前記第1層の消衰係数が、波長13.5nmの電磁波に対して、0.009~0.095である、請求項1~12のいずれか1項に記載の反射型マスクブランク。
- 波長13.5nmの電磁波に対する反射率が、1~30%である、請求項1~12のいずれか1項に記載の反射型マスクブランク。
- 前記位相シフト膜の膜厚が、20~65nmである、請求項1~12のいずれか1項に記載の反射型マスクブランク。
- 請求項1~12のいずれか1項に記載の反射型マスクブランクの前記位相シフト膜をパターニングして形成される位相シフト膜パターンを有する、反射型マスク。
- 請求項1~12のいずれか1項に記載の反射型マスクブランクの前記位相シフト膜をパターニングすることを含む、反射型マスクの製造方法。
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